JP2016071163A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さや幅の異なる用紙を、適宜な負荷で転写ニップへ案内できるガイドを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、像担持体11との間に転写ニップ19を形成し、転写ニップ19において該像担持体11から用紙にトナー像を転写する転写部材14と、転写ニップ19に向かう用紙の搬送経路20に沿って用紙を案内するガイド部材40と、を備える。ガイド部材40は、弾性を有する薄肉材料で形成されたガイド板42と、用紙の搬送方向と交差する用紙幅方向に沿って配置されて、ガイド板42を像担持体11から離間する方向に変位可能に支持する複数の弾性部材43と、を有する。ガイド板42は、用紙の幅及び厚さに応じて部分的に弾性変形する。【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンター、複合機等の画像形成装置においては、像担持体上に形成されたトナー像は、転写装置で用紙に転写される。転写装置では、像担持体と転写部材との間に形成された転写ニップにガイドに沿って用紙を案内し、転写部材に転写バイアスを印加することで、トナー像を用紙に転写している。
用紙は、プレ転写によるトナー散り、異常放電による画像不良を抑制するために、転写バイアスが印加される前にできるだけ像担持体に密着するように、ガイドによって案内されている。しかし、ハガキ等の厚さが厚い用紙が、普通紙に合わせて固定されたガイドで案内されると、用紙の厚さやコシの強さによってガイドから用紙にかかる負荷が大きくなり、搬送速度が遅くなって、倍率が変化したり中抜け等の画像不良が発生したりしてしまう。
このような固定ガイドによる画像不良の発生を防止するために、ガイドを変位可能に構成した画像形成装置が開示されている。例えば、特許文献1には、一端が像担持体の方向に弾性的に付勢されるように回動可能に設けられた剛性ガイドを備えた画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、像担持体側の端部が撓むように支持されたガイドを備え、薄紙の場合は端部が撓まずに像担持体に密着し、厚紙の場合は端部が撓むように構成された画像形成装置が開示されている。また、特許文献3には、可撓性のガイドの下面に、ガイドよりも像担持体の方向に突出する緩衝部材を備えた画像形成装置が開示されている。さらに、特許文献4には、像担持体の方向に揺動可能な可撓性のガイドを有し、像担持体と反対側の方向へのガイドの揺動を突出部位によって規制するように構成した画像形成装置が開示されている。
特開平06−130825号公報 特開2005−128482号公報 特開2008−26810号公報 特開2012−203227号公報
しかしながら特許文献1に記載されている画像形成装置では、厚さや幅、剛性が異なる用紙に対する付勢力の調整が困難であり、普通紙における像担持体との密着性を高めると、ハガキでは搬送負荷が大きくなり、中抜け等の画像不良を抑制することはできない。このような画像不良を抑制するためには、高価な低摩擦部材を貼付することが必要になり、コストが上昇する。また、特許文献2に記載されている画像形成装置では、用紙の後端がガイドから離れる際の振動によって、横筋や文字ブレ等が発生しやすく、特許文献3に記載されている画像形成装置では、緩衝部材と用紙との摩擦が生じ、用紙の裏面が汚れたり緩衝部材の摩耗が発生したりする虞がある。さらに、特許文献4に記載されている画像形成装置では、用紙の後端がガイドから離れる高さが用紙の剛性によって変わり、用紙の後端で画像不良が発生しやすい。
そこで本発明は上記事情を考慮し、厚さや幅の異なる用紙を、適宜な負荷で転写ニップへ案内できるガイドを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、像担持体との間に転写ニップを形成し、該転写ニップにおいて前記該像担持体から用紙にトナー像を転写する転写部材と、前記転写ニップに向かう前記用紙の搬送経路に沿って前記用紙を案内するガイド部材と、を備えた画像形成装置であって、前記ガイド部材は、弾性を有する薄肉材料で形成されたガイド板と、前記用紙の搬送方向と交差する用紙幅方向に沿って配置されて、前記ガイド板を前記像担持体から離間する方向に変位可能に支持する複数の弾性部材と、を有することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、ガイド板が部分的に小さな荷重で支持されるので、用紙の幅及び厚さに応じてガイド板が部分的に弾性変形するようになる。したがって、厚さの薄い普通紙においては、ガイド板はほとんど変位せず、プレ転写を抑制してトナー散りや異常放電による画像不良を防止できる。一方、ハガキ等の厚紙においては、厚紙の幅に応じてガイド板が像担持体から離れる方向に変位することで、ガイド板から用紙に搬送負荷がかからないので、中抜けや倍率変化等の画像不良を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記弾性部材は、前記幅方向の両端部以外の部分の少なくとも一か所に配置されて、前記ガイド板を支持することを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、弾性部材間の距離が短くなり、ガイド板の荷重が分散して支持され、用紙の幅に細かく合わせてガイド板を変位させることができるので、ハガキ等の幅が狭く厚さの厚い用紙に対しても画像不良を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド板は、前記搬送方向に沿って前記像担持体の方向に延びる本体部と、該本体部の前記搬送方向の下流側端部から前記像担持体から離れる方向に傾斜する傾斜部と、を有し、前記本体部と前記傾斜部とが交差する稜線部が、前記像担持体に最も近接するように、前記弾性部材に支持されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、用紙後端がガイド板から離れる際に発生する振動を抑制することができ、横筋やトナー散り、文字ブレ等の画像不良を防止することができる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド板は、前記本体部と前記傾斜部が交差する稜線部が前記像担持体に最も近接すると共に前記傾斜部が前記像担持体から離れる方向に傾斜する姿勢を保ったまま変位するように、前記弾性部材に支持されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、ハガキ等の厚紙によってガイド板が像担持体から離間する方向に変位した場合も、用紙後端がガイド板から離れる際に発生する振動を抑制することができ、横筋やトナー散り、文字ブレ等の画像不良を防止することができる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド部材は、前記像担持体から離間する方向への前記ガイド板の変位量を規制する変位量規制部材を有することを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、ガイド板が必要な量を越えて変位し、転写ローラーへ誤って接触するような事態を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記変位量規制部材は、特定の小サイズの厚紙の通紙領域における前記ガイド板の最大変位量が、他の通紙領域における前記ガイド板の最大変位量よりも大きくなるように形成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、ガイド板から小サイズの厚紙(ハガキ等)にかかる負荷が軽減されるので、小サイズの厚紙を使用した際の倍率の変化や中抜け等の画像不良を防止できる。
本発明の画像形成装置において、前記ガイド部材は、前記ガイド板の捲れを規制する捲れ規制部を有することを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、転写ニップの付近で生じた紙詰まりを容易に処理することができる。
本発明によれば、厚さや幅の異なる用紙を、適宜な負荷で転写ニップへ案内できるので、普通紙においては、プレ転写やトナー散り、異常放電による画像不良が抑制され、ハガキ等の厚紙においては、倍率の変化や中抜け等の画像不良を抑制できる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、レジストローラー対と転写ニップ間の構成を示す正面図である。 図3(A)は本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、ガイド部材を示す正面図であり、図3(B)は図3(A)のA−A断面図である。 図4(A)及び図4(B)は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、用紙の搬送動作を示す正面図であり、図4(A)は普通紙の搬送動作、図4(B)はハガキの搬送動作を示す。 図5(A)及び図5(B)は、それぞれ図4(A)のA−A断面図、図4(B)のB−B断面図である。 図6(A)及び図6(B)は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、用紙の後端がガイド板を離れる様子を示す正面図であり、図6(A)は普通紙の場合、図6(B)はハガキの場合を示す。 図7(A)及び図7(B)は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、ガイド部の変形例を示す図であり、図7(A)は正面図、図7(B)は図7(A)のA−A断面図である。 図8(A)及び図8(B)は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、ガイド部の他の例を示す図であり、図7(A)は正面図、図7(B)は右から見た側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いてプリンター1(画像形成装置)の全体の主な構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。以下、図1における紙面手前側を、カラープリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きは、プリンター1の正面から見た方向を基準として説明する。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えている。プリンター本体2の下部には、給紙カセット3が設けられており、給紙カセットの左上には給紙カセットから用紙Pを給紙する給紙部4と、レジストローラー対5と、が設けられている。また、プリンター本体2の上部には排紙トレイ6が設けられている。プリンター本体2の内部には、上方にトナーを収容したトナーコンテナ7と、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置8と、が配置されている。露光装置8の下方には、画像形成部10が設けられている。
画像形成部10には、像担持体である感光体ドラム11が回転可能に設けられている。感光体ドラム11の周囲には、帯電装置12と、現像装置13と、転写ローラー14と、除電装置15と、クリーニング装置16とが、感光体ドラム11の回転方向に沿って順に配置されている。さらに、画像形成部10の右方には定着装置17が設けられており、定着装置17の上方には、排紙トレイ6に面した用紙排出部18が設けられている。
また、プリンター本体2の内部には、給紙部4から、レジストローラー対5と、感光体ドラム11と転写ローラー14との間に形成される転写ニップ19と、定着装置17と、を通って用紙排出部18へ向かう用紙の搬送経路20が設けられている。搬送経路20は、定着装置17の下流側で反転経路21に分岐している。反転経路21は、給紙部4の下流側で搬送経路20に合流している。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作を説明する。プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力されると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が帯電された後、露光装置8からのレーザー光(図1の点線P参照)により感光体ドラム11に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置13により対応する色のトナー像に現像される。
一方、給紙部4によって給紙カセット3又は手差しトレイ(図示省略)から取り出された用紙は、レジストローラー対5によって上記した画像形成動作とタイミングを合わせられた後、搬送経路に沿って転写ニップ19へ搬送される。そして、転写ニップ19において、トナーの極性と逆の極性の転写バイアスが転写ローラー14に印加されて、感光体ドラム11上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、除電装置15により感光体ドラム11から分離され、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着装置17に進入し、この定着装置17において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、用紙排出部18から排紙トレイ6上に排出される。感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニング装置16で除去される。
次に、図2及び図3(A)、図3(B)を参照して、レジストローラー対5と転写ニップ19との間の構成について説明する。図2はレジストローラー対と転写ニップ間の構成を示す正面図であり、図3(A)はガイド部材を示す正面図、図3(B)は図3(A)のA−A断面図である。
図2に示されるように、レジストローラー対5と転写ニップ19との間には、搬送経路20を形成する転写前上ガイド板31と転写前下ガイド板32とが上下方向に対向して設けられている。転写前上ガイド板31は、転写前下ガイド板32よりも転写ニップ19の方向に延在しており、やや上に凸に円弧状に湾曲している。転写前下ガイド板32は、レジストローラー対5から転写ニップ19へ向かって上方に傾斜している。
転写前上ガイド板31の搬送方向下流側端部(右端部)の下方において、転写前下ガイド板32の右端部と転写ローラー14との間には、用紙の搬送方向と直交する用紙幅方向に延びるように、ガイド部材40が設けられている。ガイド部材40は、プリンター1の最大通紙幅(例えばA4横サイズ)よりもやや長い長さであり、用紙の搬送方向と直交する用紙幅方向に延びるように設けられた支持部材41と、用紙の裏面が接触するガイド板42と、ガイド板42を支持する複数の弾性部材43と、を有する。
支持部材41は、図3(A)に示されるように、上面が開口したチャンネル状の形状であり、対向する左壁41a及び右壁41b(変位量規制部材)と、底壁41cと、を有する。左壁41aの高さは、転写前下ガイド板32の右端部の高さよりも低く形成されている。左壁41aの上端寄りの位置には、用紙幅方向に沿って所定の間隔を開けて、左右方向に貫通し、所定の高さを有する貫通孔41dが複数個(例えば5個)形成されている。右壁41bは、左壁41aよりも高さが低く形成されている。
ガイド板42は、プリンター1の最大幅用紙の通紙領域の幅(例えばA4横サイズ)よりもやや長い長さであり、水平に延びる本体部42aと、本体部42aの右縁からやや下方に傾斜した傾斜部42bと、を有する。本体部42aの左縁には、支持部材41の左壁41aに形成された貫通孔41dに対応する位置に、左方向に延びる係止部42cが形成されている。ガイド板42は、用紙幅方向において部分的に弾性変形可能な薄肉材料で形成されている。このような材料としては、例えば、厚さが0.1mmのSUS(ステンレス鋼)や、樹脂を使用することができる。
弾性部材43は、複数個(例えば5個)の圧縮コイルばねで形成されており、図3(B)に示されるように、支持部材41の底壁41c上に、用紙幅方向における両端と、両端間の3か所と、の計5か所に等間隔に配置されている。
弾性部材43は、ガイド板42の各係止部42cが、支持部材41の各貫通孔41dの上部寄りの位置に挿入された状態で、ガイド板42を支持している。なお、ガイド板42は、例えば、係止部42cの先端を折り曲げることによって支持部材41の貫通孔41dに抜け止めされている。ガイド板42は、本体部42aが、支持部材41の左壁41aから支持部材41の開口の上方を右壁41bよりもやや右側まで水平に延在し、傾斜部42bが、本体部42aの右縁から転写ニップ19に向かって下方に傾斜するように支持されている。本体部42aと支持部材41の右壁41bとの間には、隙間が空いている。また、ガイド板42は、本体部42aが支持部材41の右壁41bに当接するまで、貫通孔41d内を下方向に移動かつ揺動可能である。
また、図2に示されるように、ガイド板42は、本体部42aと傾斜部42bとが交差する稜線部42dが感光体ドラム11に最も接近し、傾斜部42bは右端に向かうに従って感光体ドラム11から離れる姿勢で支持されている。さらに、ガイド板42が支持部材41の右壁部41bに当接するまで変位した状態でも、稜線部42dが感光体ドラム11に最も接近し、傾斜部42bは右端に向かうにしたがって感光体ドラム11から離れる姿勢が保たれる。
上記構成を有するガイド部材40における、レジストローラー対5から転写ニップ19への用紙の搬送動作について、図4(A)及び図4(B)、図5(A)及び図5(B)、図6(A)及び図6(B)を参照して説明する。図4(A)は普通紙の搬送動作を示す正面図、図4(B)はハガキの搬送動作を示す正面図、図5(A)は普通紙が搬送される場合のガイド板の状態を示す図4(A)のA−A断面図、図5(B)はハガキが搬送される場合のガイド板の状態を示す図4(B)のB−B断面図である。図6(A)は普通紙の後端がガイド板を離れる様子を示す正面図、図6(B)はハガキの後端がガイド板を離れる様子を示す正面図である。
図4(A)に示されるように、A4サイズの普通紙P1が搬送される場合、普通紙P1は転写前下ガイド板32からガイド板42の上方を通り、ガイド板42の稜線部42dに当たって、感光体ドラム11の表面に当たり、そのまま転写ニップ19へ搬送される。普通紙P1は軽量であり厚さも薄いので、図5(B)に示されるように、ガイド板42はほとんど変位しない。また、用紙P1の後端がガイド板42から離れる際は、図6(A)に示されるように、用紙P1の後端はガイド板42の傾斜部42bに沿って(二点鎖線参照)感光体ドラム11から徐々に離れるように案内される。
一方、ハガキP2が搬送された場合も、図4(B)に示されるように、転写前下ガイド板32からガイド板42の上方を通り、ガイド板42の稜線部42dに当たって転写ニップ19へ搬送されるが、ハガキP2は剛性が高く厚さが厚いので、稜線部42dがハガキP2で下方に押される。すると、図5(B)にも示されるように、ハガキP2の通紙領域に配置された弾性部材43Cが他の領域の弾性部材43よりも圧縮されて、ガイド板42が下方に撓む。この際、ハガキP2の厚さによっては、ガイド板42は支持部材41の右壁41bに当接するまで下方に撓む。そして、ハガキP2の後端がガイド板42から離れる際、ガイド板42は弾性部材43によって上方に付勢されるが、図6(B)に示されるように、後端はガイド板42の傾斜部42bに沿って(二点鎖線参照)、感光体ドラム11から徐々に離れるように案内される。そして、ハガキP2の後端がガイド板42の稜線部42dを通過した後、ガイド板42は通常位置、あるいはほぼ通常位置に復帰する。
上記説明したように本実施形態に係るプリンター1においては、用紙幅方向に弾性変形可能なガイド板42の荷重を複数の弾性部材43によって分散して支持しているので、搬送される用紙の厚さや剛性に応じて、ガイド板42が幅方向において部分的に感光体ドラム11から離れる方向に変位する。
つまり、厚さが薄く剛性の低い普通紙の場合は、ガイド板42はほとんど変位せずに感光体ドラム11の表面に沿って転写ニップ19へ搬送されるので、転写前のプレ放電によるトナー散りや転写ハゲ、白点等の画像不良を抑制できる。一方、厚さが厚く剛性が高いハガキ等の特定の小サイズの厚紙の場合は、ガイド板42の通紙領域が下方に変位し、用紙に過剰な負荷をかけずに転写ニップ19を通過させることができるので、搬送負荷による倍率の変化や中抜けを防止できる。なお、特定の小サイズの厚紙とは、グリーティングカードや小サイズの封筒等を含み、ハガキに限定されない。
なお、ガイド板42を弾性変形不能な剛性の材料で形成した場合、特定の小サイズの厚紙でガイド板42が適正に傾斜するように支持すると、フルサイズの厚紙においては、ガイド板42の傾斜角度が大きくなり、転写ニップ19へ適切な状態で搬送できなくなる。
また、本実施形態では、複数個の弾性部材43でガイド板42を支持したので、ガイド板42の荷重がより分散して支持され、用紙の幅に細かく合わせてガイド板42を変位させることができ、ハガキ等の幅が狭く厚さの厚い用紙に対しても画像不良を防止できる。なお、弾性部材43を、ガイド板42の両端以外の部分の少なくとも一か所に配置することにより、ガイド板42を用紙の幅に合わせて変位させることができる。
さらに、本実施形態では、用紙の後端がガイド板42から離れる際に、後端は、ガイド板42の稜線部42dから傾斜部42に沿って、感光体ドラム11から離れる方向に案内される。したがって、用紙がガイド板42から離れる際に発生する振動を抑制することができ、横筋やトナー散り、文字ブレ等の発生を防止できる。
さらに、本実施形態では、ガイド板42の下方への変位は、支持部材41の右壁41bによって規制されるので、ガイド板42が必要な量を越えて変位し、転写ローラー14へ誤って接触するような事態を防止できる。さらに、ハガキ等の厚紙が通紙される際に、ガイド板42が逃げ過ぎて(必要な量を越えて変位し過ぎて)トナー散りが発生するような事態を抑制できるので、厚紙における転写性を確保できる。
また、本実施形態においては、図7に示されるように、支持部材41の右壁41bにおいて、ハガキ等の特定の小サイズの厚紙の通紙領域W1(以降、便宜上ハガキ通紙領域W1とする)に対応する位置に、上端から所定の深さを有する切り欠き部41eを形成しても良い。このような切り欠き部41eを形成することにより、ハガキ通紙領域W1ではガイド板42の変位量が大きくなる。
ハガキ等の、長さが短く幅が狭い厚手の用紙のように、転写ローラー14のみの搬送力で用紙を搬送する区間がある場合に、この区間においてガイド部材から用紙にかかる負荷によって搬送速度が低下しやすい。このため、ハガキの通紙領域W1でガイド板42の変位可能な量を大きくすることにより、ガイド板42から用紙にかかる負荷が低減されるので、搬送速度の低下を防ぎ、倍率変化や中抜け等の画像不良を防止できる。
なお、支持部材41において、ハガキ通紙領域W1に対応する位置には右壁41bを設けないようにしてもよい。この場合も、ハガキの通紙領域W1でガイド板42の変位可能な量を大きくして、倍率変化や中抜け等の画像不良を防止できる。
次に、図8を参照して、本発明の他の例に係るガイド部について説明する。図8(A)はガイド部の正面図、図8(B)がガイド部を右から見た図である。ガイド部40は、支持部材41と、ガイド板42と、ガイド板42を支持する複数の弾性部材43と、を有する。
支持部材41には、右壁41bの右側面に、右方向にほぼ水平に突出する板片状の係止部41fが、用紙幅方向に延びるように形成されている。なお、係止部41fは用紙幅方向に沿って部分的に形成されていてもよい。
ガイド板42は、水平に延びる本体部42aと、本体部42aの右縁からやや下方に傾斜した傾斜部42bと、傾斜部42bの右縁から左下方向に傾斜した係止片42eと、を有する。係止片42eは、図8(B)に示されるように、傾斜部42bの右縁に沿って、中央寄りの3箇所に形成されている。ガイド板42は、各係止片42eの先端が、支持部材41の係止部41fの下方に位置するように、弾性部材43支持されている。
このガイド部40においては、ガイド板42が上方に捲れ上がろうとすると、係止片42eが支持部材41の係止部41fに係止されて、ガイド板42の捲れ上がりを防止する。したがって、例えば、転写ニップ19の付近で生じた紙詰まりを処理する際に、ガイド板42が用紙に引っ掛かって捲れ上がることを防止でき、紙詰まりを容易に処理することができる。
さらに、本発明の実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用した場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
11 感光体ドラム(像担持体)
14 転写ローラー(転写部材)
19 転写ニップ
40 ガイド部材
41b 右壁(変位量規制部材)
41f 係止部(捲れ規制部)
42 ガイド板
42a 本体部
42b 傾斜部
42d 稜線部
42e 係止片(捲れ規制部)
43 弾性部材

Claims (7)

  1. 像担持体との間に転写ニップを形成し、該転写ニップにおいて前記該像担持体から用紙にトナー像を転写する転写部材と、
    前記転写ニップに向かう前記用紙の搬送経路に沿って前記用紙を案内するガイド部材と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記ガイド部材は、
    弾性を有する薄肉材料で形成されたガイド板と、
    前記用紙の搬送方向と交差する用紙幅方向に沿って配置されて、前記ガイド板を前記像担持体から離間する方向に変位可能に支持する複数の弾性部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記弾性部材は、前記幅方向の両端部以外の部分の少なくとも一か所に配置されて、前記ガイド板を支持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド板は、前記搬送方向に沿って前記像担持体の方向に延びる本体部と、該本体部の前記搬送方向の下流側端部から前記像担持体から離れる方向に傾斜する傾斜部と、を有し、前記本体部と前記傾斜部とが交差する稜線部が、前記像担持体に最も近接するように、前記弾性部材に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド板は、前記稜線部が前記像担持体に最も近接すると共に前記傾斜部が前記像担持体から離れる方向に傾斜する姿勢を保ったまま変位するように、前記弾性部材に支持されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイド部材は、前記像担持体から離間する方向への前記ガイド板の変位量を規制する変位量規制部材を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記変位量規制部材は、特定の小サイズの厚紙の通紙領域における前記ガイド板の最大変位量が、他の通紙領域における前記ガイド板の最大変位量よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ガイド部材は、前記ガイド板の捲れを規制する捲れ規制部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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