JPH0968457A - 組合せ計量方法及び組合せ秤 - Google Patents

組合せ計量方法及び組合せ秤

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JPH0968457A
JPH0968457A JP7291922A JP29192295A JPH0968457A JP H0968457 A JPH0968457 A JP H0968457A JP 7291922 A JP7291922 A JP 7291922A JP 29192295 A JP29192295 A JP 29192295A JP H0968457 A JPH0968457 A JP H0968457A
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勝三 川西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付着性、又は粘着性を有する物品の組合せ計
量の計量精度を向上させると共に、計量ホッパの運転効
率の向上を図ること。 【解決手段】 物品が充填される複数のカップ20と、
カップ20とこのカップ20に充填されている物品21
の合計重量を計量する計量コンベア15と、計量済み物
品が充填された状態で複数のカップ20を溜めておく滞
留コンベア16と、カップ20と物品21の合計重量に
基づいて物品21の重量を演算し、これら物品21の各
重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量
値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選
択する組合せ演算手段と、この組合せ演算手段により選
択された組を構成する物品が充填されているカップ21
を排出装置18の所定の排出位置に搬送する搬送コンベ
ア17、・・・と、所定の排出位置に搬送された各々の
カップ20から物品を排出させる排出装置18と、を具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カット野菜、漬
物、筋子等のように付着性、又は粘着性を有する被計量
物品を精度良く計量することができる組合せ計量方法及
び組合せ秤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組合せ秤は、図14の一部省略断
面図に示すように、円錐形状の分散テーブル1を備えて
おり、この分散テーブル1上に被計量物品2が供給され
ると、分散テーブル1の遠心力等により物品2を外周側
に移動させて分散させることができる。そして、分散テ
ーブル1の外周縁から送り出された物品2は、この分散
テーブル1の外周縁に沿って設けられている複数台の直
進フィーダ3に供給されて、これら直進フィーダ3によ
って漸次外側方向に搬送される。これら直進フィーダ3
の先端部から排出された物品2は、直進フィーダ3の先
端部下方に設けられている供給ホッパ4に投入され、供
給ホッパ4に投入された物品は各供給ホッパ4の下方位
置に設けられている計量ホッパ5に供給される。そし
て、計量ホッパ5に供給された物品2は、計量ホッパ5
を支持する重量検出器6により重量が計量され、重量が
計量された物品2は計量ホッパ5の内側のゲート7が開
放して、その下方に設けられているメモリーホッパ8に
供給される。計量ホッパ5が空になると、上記と同様に
して計量ホッパ5に物品が供給されてその物品の重量が
計量される。これら各計量ホッパ5に収容されている計
量済み物品の各計量値及び各メモリーホッパ8に収容さ
れている計量済み物品の各計量値は、組合せ演算されて
所定重量に等しいか若しくはそれに最も近い重量の組合
せが選択され、この選択された計量値と対応する物品が
計量ホッパ5、メモリーホッパ8から排出される。そし
て、これら排出された物品2は、分割シュート9及び集
合シュート10を通って集合ホッパ11に供給され、こ
の集合ホッパ11から包装機12に供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来の組
合せ秤では、計量精度にもよるが、一般に、計量ホッパ
5が少なくとも10〜14台必要とされている。その結
果、例えば、これら10〜14台の計量ホッパ5を10
〜14台の直進フィーダ3の先端部に沿って円周上に配
置すると、この円の直径D(図14参照)は比較的大き
な寸法となる。また、組合せに選択された物品を包装機
12に供給する為にはこれら選択された物品を包装機1
2上の1箇所に集合させる必要があるので、1台の集合
ホッパ11に供給している。従って、従来の組合せ秤で
は、図14に示すように、直径Dが比較的長くなるの
で、計量ホッパ5から集合ホッパ11までの経路13の
長さRも比較的長くなる。
【0004】しかし、この経路13の長さRが比較的長
くなると、物品が付着性、又は粘着性を有する場合、こ
の経路13を形成する分割シュート9及び集合シュート
10の内壁面に物品が付着する量が多くなり、これによ
って組合せ計量の計量精度の低下を招くという問題が起
こっている。
【0005】そして、図14に示す組合せ秤では、メモ
リーホッパ8を設けたことにより組合せに参加すること
ができる計量済み物品の個数を多くすることができ、こ
れにより、組合せ計量の計量精度を向上させることがで
きるようにしている。しかし、計量ホッパ5内の計量済
み物品2をメモリーホッパ8に供給する必要があるの
で、物品が付着性、又は粘着性を有する場合、物品が計
量ホッパ5やメモリーホッパ8内に付着する量が多くな
り、これによって組合せ計量の計量精度が低下するとい
う問題がある。従って、粘着性等を有する物品では、所
定の計量精度を維持する為にはメモリーホッパ8を設け
ることができない場合が起こる。
【0006】そこで、メモリーホッパ8を設けずに所定
の計量精度を維持させるには、計量ホッパ5の台数を増
加させることが考えられるが、計量ホッパ5の台数を増
加させると、図14に示す直径Dが大きくなって経路1
3の長さRが長くなるという問題が起こるので、計量ホ
ッパ5の台数を増加させることにも或る一定の限界があ
る。更に、計量ホッパ5の台数を増加させると装置の費
用が増加するし、装置の嵩も大きくなるという問題があ
る。
【0007】また、図14に示す組合せ秤では、或る計
量ホッパ5内に収容されている物品、又はその計量ホッ
パ5の下方に設けられているメモリーホッパ8内に収容
されている物品が組合せに選択された場合に、その計量
ホッパ5内の物品が排出されて空になるからこの空にな
った計量ホッパ5に新たに物品を供給してその物品の重
量を計量することができる。従って、計量ホッパ5内に
収容されている物品、又はその計量ホッパ5の下方に設
けられているメモリーホッパ8内に収容されている物品
が組合せに選択されず排出されない間は、その計量ホッ
パ5による計量が停止した状態である。そして、このよ
うに計量が停止している計量ホッパ5は、組合せ秤が運
転中において常時複数台存在しているので、計量ホッパ
5全体の運転効率が低いという問題がある。
【0008】更に、図14に示す組合せ秤では、組合せ
に選択された物品が計量ホッパ5又はメモリーホッパ8
から排出されて、分割シュート9及び集合シュート10
の内壁面を伝って包装機12に供給されるので、付着性
又は粘着性を有する物品では、この経路13を移動する
時間が長く掛かり、これによって、計量された物品が包
装機12によって包装されるまでの時間が長く掛かると
いう問題がある。
【0009】本発明は、付着性、又は粘着性を有する物
品の組合せ計量の計量精度を向上させると共に、計量器
の運転効率の向上を図り、更に計量速度の向上を図るこ
とができる組合せ計量方法及び組合せ秤を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の組合せ計量
方法は、各物品保持手段に物品を投入する段階と、上記
物品保持手段と当該物品保持手段に投入されている物品
の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投入された
状態で当該物品の重量、を計量手段により計量する段階
と、この計量手段により計量された物品が投入された状
態でこれら複数の上記物品保持手段を溜めておく段階
と、組合せ演算手段が上記計量手段により計量して得ら
れた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合
計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物
品を選択する段階と、この組合せ演算手段により選択さ
れた組を構成する物品が投入されている上記物品保持手
段を所定の排出位置に搬送する段階と、上記所定の排出
位置に搬送された各々の上記物品保持手段から物品を排
出させる段階と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0011】第2の発明の組合せ秤は、物品が投入され
る複数の物品保持手段と、上記物品保持手段と当該物品
保持手段に投入されている物品の合計重量、又は物品が
上記物品保持手段に投入された状態で当該物品の重量、
を計量する計量手段と、この計量手段により計量された
物品が投入された状態で複数の上記物品保持手段を溜め
ておく滞留手段と、上記計量手段により計量して得られ
た各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計
重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品
を選択する組合せ演算手段と、この組合せ演算手段によ
り選択された組を構成する物品が投入されている上記物
品保持手段を所定の排出位置に搬送する搬送手段と、上
記所定の排出位置に搬送された各々の上記物品保持手段
から物品を排出させる排出手段と、を具備することを特
徴とするものである。
【0012】第3の発明の組合せ秤は、第2の発明の組
合せ秤において、上記計量手段を2以上の所定数設け、
上記組合せ演算手段が、上記計量手段の上記所定数と同
一の数の物品で構成される組を選択し、この組を構成す
る物品が投入されている上記所定数の上記物品保持手段
が上記滞留手段から排出されるたびに上記計量手段によ
り計量された物品が投入されている上記所定数の上記物
品保持手段を上記滞留手段に供給する構成としたことを
特徴とするものである。
【0013】第4の発明の組合せ計量方法は、各物品保
持手段に物品を投入する段階と、上記物品保持手段と当
該物品保持手段に投入されている物品の合計重量、又は
物品が上記物品保持手段に投入された状態で当該物品の
重量、を計量手段により計量する段階と、組合せ演算手
段が上記計量手段により計量して得られた各重量値を種
々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定
めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する段階
と、この組合せ演算手段により選択された組を構成する
物品を排出する排出位置に当該物品が投入されている上
記物品保持手段を搬送する段階と、を具備することを特
徴とするものである。
【0014】第5の発明の組合せ秤は、物品が投入され
る複数の物品保持手段と、上記物品保持手段と当該物品
保持手段に投入されている物品の合計重量、又は物品が
上記物品保持手段に投入された状態で当該物品の重量、
を計量する計量手段と、上記計量手段により計量して得
られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち
合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する
物品を選択する組合せ演算手段と、この組合せ演算手段
により選択された組を構成する物品を排出する排出位置
に当該物品が投入されている上記物品保持手段を搬送す
る搬送手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0015】第6の発明の組合せ秤は、物品が投入され
る複数の物品保持手段と、上記物品保持手段と当該物品
保持手段に投入されている物品の合計重量、又は物品が
上記物品保持手段に投入された状態で当該物品の重量、
を計量する計量手段と、この計量手段により計量された
物品が投入されている複数の上記物品保持手段を1列に
して互いに隣合うものどうしを接触させた状態で溜めて
おく滞留手段と、上記計量手段により計量して得られた
各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重
量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を
選択する組合せ演算手段と、この組合せ演算手段により
選択された組を構成する物品が投入されている上記物品
保持手段を上記滞留手段から取り出す取り出し手段と、
この取り出し手段により取り出された上記物品保持手段
を物品が排出される排出位置に搬送する搬送手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0016】第1乃至第3の各発明によると、被計量物
品が物品保持手段に投入されると、物品がその物品保持
手段に投入された状態で、物品保持手段とこの物品保持
手段に投入されている物品の合計重量、又は物品が物品
保持手段に投入された状態でその物品の重量を計量す
る。つまり、その物品の実質的な重量を計量する。そし
て、組合せ演算によって選択された物品をその物品保持
手段に投入された状態で所定の排出位置に搬送してその
排出位置でそれら選択された物品を各々の物品保持手段
から排出することができる。また、計量手段により計量
された物品が投入されている多数の物品保持手段を溜め
ておくことができるので、これら滞留する多数の物品保
持手段に投入されている物品を組合せに参加させること
ができるし、計量手段による物品重量の計量を順次連続
して行わせることができる。
【0017】第3の発明によると、予め定めた所定数の
物品保持手段に投入されている物品で構成される組が、
組合せ演算手段による組合せに選択されて滞留手段から
排出され、この排出のたびに計量手段により計量された
物品が投入されている上記所定数の物品保持手段を滞留
手段に順次供給することができる。
【0018】第4乃至第6の各発明によると、被計量物
品が物品保持手段に投入されると、物品がその物品保持
手段に投入された状態で、物品保持手段とこの物品保持
手段に投入されている物品の合計重量、又は物品が物品
保持手段に投入された状態でその物品の重量を計量す
る。そして、組合せ演算によって選択された物品をその
物品保持手段に投入された状態でそれら物品を排出する
排出位置に搬送することができる。なお、第6の発明に
おいて、計量手段により計量された物品が投入されてい
る多数の物品保持手段を滞留手段により溜めておくこと
ができるのは、第1乃至第3の各発明と同等である。
【0019】第6の発明によると、滞留手段には、計量
済み物品が投入されている複数の物品保持手段を1列に
して互いに隣合うものどうしを接触させた状態で溜めて
おくことができる。そして、取り出し手段によって、こ
の滞留手段に溜められている複数の物品保持手段のうち
組合せに選択された物品が投入されている物品保持手段
をこの滞留手段から取り出すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を各図を参
照して説明する。この組合せ秤は、図1の平面図に示す
ように、互いに連結する充填コンベア14、計量コンベ
ア(計量手段)15、滞留コンベア(滞留手段)16、
搬送コンベア17、排出装置18、及び移送コンベア1
9を備えている。そして、これら充填コンベア14等
は、多数個のカップ(物品保持手段)20を図1の時計
方向に搬送することができる構成である。この組合せ秤
によると、これらカップ20を搬送中に、被計量物品2
1を各カップ20に充填してこれら各物品21の重量を
計量し、これら計量済み物品21の内から組合せに選択
された各物品21を、対応する各カップ20から排出す
ることにより合計重量が所定重量範囲内の物品の組合せ
計量を行う。なお、空になったカップ20には、新たに
物品21を充填して上記計量を繰り返して行う。そし
て、各カップ20は、同一重量となるように形成してあ
る。
【0021】充填コンベア14は、ベルトコンベアであ
り、この充填コンベア14により搬送中の各カップ20
が図1に示す所定の充填位置に順次移動すると、その充
填位置で停止してこの各カップに略所定重量の物品21
が充填される。そして、物品の充填された各カップ20
を後段の計量コンベア15に順次搬送する。従って、図
には示さないが、この充填コンベア14には、所定の充
填間隔を隔ててカップ20が供給されている。物品の充
填は、充填機により行ってもよいし、手作業により行う
こともできる。この充填コンベア14は、後段の計量コ
ンベア15による先の物品の重量計量の終了後に充填済
み物品を収容するカップ20を計量コンベアに搬送する
ように動作する。計量コンベア15は、ロードセル等の
重量検出器を有するベルトコンベアであり、物品の充填
されたカップ20を搬送中にこのカップ20とこのカッ
プ20に充填されている物品の合計重量を計量する。た
だし、カップ20の重量は既知であるので、演算制御部
(図示せず)は、この合計重量値からカップ20の重量
値を減算して物品の重量を演算して得ることができる。
そして、計量済み物品の充填されているカップ20は、
後段の滞留コンベア16上のカップ20の数が14個未
満となったときに滞留コンベア16に搬送される。
【0022】滞留コンベア16は、搬送面を比較的滑ら
かに形成したベルトコンベアであり、図1に示すよう
に、計量コンベア15から順次供給される計量済み物品
を収容するカップ20を取り入れて、14個のカップ2
0が互いに所定の間隔を隔てて1列に並んだ状態で溜め
ておくことができるものである。そして、これら14個
の各カップ20は、図1及び図5に示すように、14個
の第1〜第14の各ストッパ22(22−1〜22−1
4)により係止されて夫々所定位置に停止している。な
お、これら計量して得られた各物品の重量値は、夫々の
所定位置に停止している各物品と対応させて記憶部(図
示せず)に記憶している。記憶部は、演算制御部と接続
している。
【0023】ストッパ22は、図1に示すように、カッ
プ20がストッパ22からずれないようにするためにカ
ップ20と接する面を内側に湾曲させた形状である。そ
して、図1の右端の第1のストッパ22−1は、滞留コ
ンベア16のフレーム(図示せず)に固定して取り付け
てある。ただし、それ以外の13個の第2〜第14のス
トッパ22−2〜22−14は、図5に示すように、滞
留コンベア16の上方に配置した13本のエアーシリン
ダ23−2〜23−14の各ピストンロッド24の下端
部に取り付けられており、各エアーシリンダに駆動され
て下端位置(カップ係止位置)と上端位置(カップ非係
止位置)とに移動可能な構成である。図5に4個のスト
ッパ22−1〜22−4が現れているが、左の2個のス
トッパ22−3、22−4が上端位置(カップ非係止位
置)にある状態であり、右から2番目のストッパ22−
2が下端位置(カップ係止位置)にある状態である。右
端のストッパ22−1は、フレームに固定されており、
カップ20を常時停止させることができる。
【0024】また、図1に示すように、滞留コンベア1
6の搬送方向に向かって左側方には、所定の間隔を隔て
て第1〜第14のカップ検出器25−1〜25−14を
設けてある。これら各カップ検出器25−1〜25−1
4は、各カップ20がストッパ22−1〜22−14に
より係止されて図1に示す各所定位置に停止したことを
確認するためのものであり、カップ20を検出したとき
に検出信号を出力する。更に、図1に示すように、これ
ら各カップ検出器25−1〜25−14の夫々の後方に
第1〜第14のプッシャー26−1〜26−14を設け
てある。各プッシャー26−1〜26−14は、エアー
シリンダを備えており、各ピストンロッドの先端にはパ
ッド27−1〜27−14を設けてある。各パッド27
−1〜27−14は、パッドがカップ20を滞留コンベ
ア16から押し出す際に、カップ20がパッドからずれ
ないようにするためにカップ20と接する面を内側に湾
曲させた形状である。これら各パッド27−1〜27−
14は、各エアーシリンダに駆動されてカップ20を搬
送コンベア17上に押し出す押し出し位置(プッシャー
の伸長状態)と待機位置(プッシャーの短縮状態)とに
移動可能な構成である。図2にパッドの押し出し位置
(プッシャーの伸長状態)と待機位置(プッシャーの短
縮状態)の各状態を示す。
【0025】次に、滞留コンベア16上に計量済み物品
を収容するカップ20を溜めていく手順を説明する。
今、滞留コンベア16上にカップ20が載っていない状
態とする。図1に示す滞留コンベア16の右端に設けて
ある第1のストッパ22−1は固定されているので、こ
の第1のストッパ22−1は、常時カップ20を係止す
ることができる状態にある。ただし、他の13個の第2
〜第14のストッパ22−2〜22−14は、各エアー
シリンダ23−2〜23−14に駆動されて上端位置
(カップ非係止位置)にある状態としている。この状態
で計量コンベア15から計量済み物品を収容するカップ
20が順次搬送されてくると、各カップ20は、これら
第2〜第14のストッパ22−2〜22−14の下方を
通り、図5に示すように、まず、先頭のカップ20が第
1のストッパ22−1と当接してその位置で停止する。
この時、この第1のストッパ22−1と対応して設けて
ある第1のカップ検出器25−1がカップ20を検出
し、この検出信号が演算制御部に入力する。この検出信
号が入力すると、演算制御部が、図5に示すように、第
2のストッパ22−3が上端位置から下端位置(カップ
係止位置)に移動するようにエアーシリンダ23−2を
伸長駆動する。そして、2番目のカップ20が搬送され
てくると、第2のストッパ22−2と当接してその位置
で停止する。この時、上記と同様に、この第2のストッ
パ22−2と対応して設けてある第2のカップ検出器2
5−2がカップ20を検出し、演算制御部が、図5に示
す第3のストッパ22−3が下端位置(カップ係止位
置)に移動するようにエアーシリンダ23−3を伸長駆
動する。このようにして、順次3〜14番目のカップ2
0が搬送されてくる度に、上記と同様にして第4〜第1
4のストッパ22−4〜22−14を下端位置(カップ
係止位置)に移動させることにより、合計14個のカッ
プ20を滞留コンベア16上の夫々の所定位置に停止さ
せることができる。
【0026】次に、組合せ演算手段が、これら計量済み
物品の各重量を種々に組合わせて組合せ演算する手順、
及び組合せに選択された物品を滞留コンベア16から取
り出して搬送コンベア17上に移動させて排出装置18
内に搬送する手順を説明する。組合せ演算手段は、図に
は示さないが、中央演算処理装置(CPU)により構成
されている演算制御部(図示せず)と、この演算制御部
と接続する記憶部(図示せず)に記憶されている所定の
プログラムと、により構成されており、所定の組合せ演
算を行う手段である。即ち、計量コンベア15により計
量して得られた被計量物品21の各重量値を種々に組合
わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定
重量範囲内であって、予め設定した目標重量と等しいか
若しくはそれに最も近い組を構成する物品を選択する手
段である。
【0027】なお、組合せ演算手段による組合せ演算
は、作業者が設定表示部(図示せず)を操作して予め設
定してある組合せ演算開始メモリ数がKとなったときに
開始する。この組合せ演算開始メモリ数とは、組合せ演
算手段が組合せ演算を開始するための条件であり、この
条件は、滞留コンベア16上に停止しているカップ20
の数(記憶部に記憶されている計量済み物品の重量値の
数)が例えばK=10個以上となることとしている。つ
まり、記憶部に記憶されている重量値の数が10個未満
では組合せ演算を行っても合計重量が所定重量範囲内と
なる組合せを選択する可能性が低いので組合せ演算を行
わず、従って重量値の数が10個以上となり、組合せの
選択の可能性の高くなったときに組合せ演算を行うこと
としている。
【0028】カップを所定の排出位置に搬送する搬送手
段は、図1に示す第1〜第14のプッシャー26−1〜
26−14と、搬送コンベア17と、図6に示す排出装
置18に設けてある送り込みコンベア28と、傾斜コン
ベア29と、からなっている。
【0029】今、組合せ演算手段により物品(重量値)
の所定の組合せとして例えば図2に示すように第2番目
の物品と第11番目の物品と第13番目の物品とが選択
されたとすると、同図に示すように、第2、第11、及
び第13のプッシャー26−2、26−11、26−1
3が伸長駆動してこれら第2、第11、及び第13番目
の各物品を収容する各カップ20を滞留コンベア16上
から押し出してこの滞留コンベア16と隣接して設けて
ある搬送コンベア17(ベルトコンベア)上に移動させ
る。そして、図3に示すように、これら第2、第11、
及び第13のプッシャー26−2、26−11、26−
13が短縮駆動して元の短縮状態に戻り、搬送コンベア
17上に移動した第2、第11、及び第13番目の各カ
ップ20は、この搬送コンベア17により搬送されて排
出装置18に供給される。この排出装置18に供給され
た第2、第11、及び第13番目の各カップ20は、物
品が取り出され、これら取り出された物品を包装機30
が包装する。一方、第2、第11、及び第13のプッシ
ャー26−2、26−11、26−13が短縮状態とな
ると、図4に示すように、第3〜第14のストッパ22
−3〜22−14が上昇して上端位置(カップ非係止位
置)に移動する。これにより、選択されなかった第3〜
第10、第12、及び第14番目の各物品を収容する各
カップ20が滞留コンベア16により搬送されて前進す
る。また、計量コンベア15から計量済み物品を収容す
る3個のカップ20が順次滞留コンベア16に供給され
る。これら3個のカップ20及び滞留コンベア16上の
11個のカップ20、即ち、計量済み物品を収容する1
4個のカップ20は、上述のようにして、図1に示す所
定の各停止位置にストッパ22−1〜22−14により
係止されて停止する。この際、各停止位置に停止する物
品の各重量値は、夫々の停止位置の物品と対応させて記
憶部に記憶される。
【0030】次に、排出装置18の説明をする。排出装
置18は、送り込みコンベア28と傾斜コンベア29と
送り出しコンベア31とを備えている。これら送り込み
コンベア28、送り出しコンベア31は、ベルトコンベ
アである。傾斜コンベア29は、図7に示すように、搬
送面に多数のカップ保持部32を設けてなるチェーンコ
ンベアである。送り込みコンベア28は、搬送コンベア
17と接続しており、組合せに選択された物品を収容す
るカップ20を受け入れてこれらカップ20を図6に示
す押し出し装置33に送り込む。押し出し装置33は、
所定タイミングでエアーシリンダ34を駆動してカップ
20を傾斜コンベア29の入口に1個ずつ供給する装置
であり、この入口に供給されたカップ20は、1個ずつ
カップ保持部32に投入されていく。これらカップ保持
部32に投入されたカップ20は、図7に示すように、
先端部で反転してカップ保持部32から外れて位置決め
筒部35内に落下して所定の排出位置36で停止する。
この排出位置36では、カップ20が反転していること
とカップ20の落下による衝撃とにより内側に収容され
ている物品21がカップ20から脱落し、カップ受板3
7に設けた投入口38を通って包装機30に投入され
る。そして、空になったカップ20は、エアーシリンダ
39の伸長駆動により位置決め筒部35に伴ってシュー
ト40の入口上方(図7の二点鎖線で示す位置)に搬送
される。空のカップ20がこのシュート40の入口上方
に移動すると、カップ20は、カップ受板37に設けた
排出口41を通ってシュート40の入口に入り、シュー
ト40の途中に設けたカップ反転装置(図示せず)によ
り反転されて(口を上側に向けた状態)送り出しコンベ
ア31に送り出される。そして、送り出しコンベア31
は、空のカップ20を、この送り出しコンベア31と接
続する移送コンベア19に搬送し、移送コンベア19
は、これら空のカップ20を充填コンベア14に所定の
タイミングで1個ずつ搬送する。このようにして、組合
せに選択された物品は、包装機30に投入される。
【0031】なお、組合せに選択された各々の組を構成
する物品を収容するカップ20は、順に図7に示す排出
位置36に搬送されて、カップ20内の物品21は包装
機30に順に投入されるが、包装機30は、一つの組を
構成する物品の数が幾つであるかを記憶手段から読み込
んで1つの組を構成する物品を1つのパックに包装する
ことができる。そして、各組の物品の合計重量もそのパ
ックに印字するようにしている。
【0032】次に、図13を参照して、計量された物品
の重量を記憶する手順を説明する。まず、物品の充填さ
れたカップ20が計量コンベア15を通過すると計量が
完了し(S100)、この計量済み物品の重量値を記憶
部に記憶する(S102、104)。例えば第1、2、
・・・・、N番目に計量して得られた重量値を第1、
2、・・・・、N番目のメモリに記憶する。そして、記
憶した重量値の数がK、例えば10個以上であるか否か
を判定して(S106)、10個未満であると判定した
ときは、組合せ演算を行わなず、10個以上であると判
定したときは、組合せ演算を行う(S108)。そし
て、組合せ演算により組合せに選択されたs個の重量値
(Ml 、Mm 、・・・・Mn )の物品を収容するカップ
20を搬送コンベア17に押し出す(S110)。
【0033】ただし、選択されずに滞留コンベア16上
に残った物品は、順次前進して物品の順番が変わるの
で、メモリに記憶されている重量値の順番も変更する必
要がある。その為に、Mn+1 、Mn+2 、・・・・、M
n+(i-n) 番目のメモリに記憶されている重量値をMn
n+1 、・・・・、Mn+(i-n)-1 番目のメモリに夫々移
し替える(S112)。そして、Mm+1 、Mm+2 、・・
・・、Mm+(i-m) 番目のメモリに記憶されている重量値
をMm 、Mm+1 、・・・・、Mm+(i-m)-1 番目のメモリ
に夫々移し替える(S114)。また、Ml+1
l+2 、・・・・、Ml+(i-l) 番目のメモリに記憶され
ている重量値をMl 、Ml+1 、・・・・、Ml+(i-l)-1
番目のメモリに夫々移し替える(S116)。なお、1
≦l <m<・・・・<n≦iとし、iは、記憶済みのメ
モリの番号のうち最大番号の数値である。
【0034】そして、メモリに記憶されている元の重量
値の個数iからsを減算して現在記憶されている重量値
の個数iを演算する。このようにして、順次物品を新た
に計量して得られた重量値を記憶することができ、そし
て、選択されずに滞留コンベア16上に残っている物品
の順番の変更に応じて各メモリに記憶されている重量値
の順番を順次変更することができる。これによって、滞
留コンベア16上に停止する物品の各重量値を各物品と
対応して記憶することができる。
【0035】上記実施形態の組合せ秤によると、図1に
示すように、充填コンベア14上で被計量物品がカップ
20内に充填されてから組合せ演算によって選択され
て、図7に示すように包装機30に投入されるまでの
間、物品を同一のカップ20によって保持する構成であ
る。従って、付着性、又は粘着性を有する物品が、図1
4に示す従来の組合せ秤のように、分割シュート9や集
合シュート10の内側に付着することがなく、その結
果、付着性、又は粘着性を有するカット野菜、漬物、又
は筋子等の物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を
従来よりも向上させることができる。
【0036】そして、計量済み物品が投入されているカ
ップ20を滞留コンベア16上に多数溜めておくことが
でき、そして、これら滞留する多数のカップ20に投入
されている多数の物品を組合せに参加させることができ
る構成であるので、これによっても組合せ計量の計量精
度を向上させることができる。また、組合せに参加する
ことができる物品の数を増加させる場合は、滞留コンベ
ア16及び搬送コンベア17の長さを長くして、ストッ
パ、プッシャー、カップ検出器の数を増加することによ
り可能であり、図14に示す組合せ秤のように、1つの
物品の重量値を増加させるために、1組の直進フィー
ダ、計量ホッパ、メモリホッパを増加させる必要がな
く、経済的である。
【0037】しかも、カップ20に充填されている物品
を別のホッパ等に移替えずに多数の計量済み物品を溜め
ておくことができる構成であるので、物品を別のホッパ
等に移替えることが原因して起こる付着による重量変動
が存在せず、これによっても、粘着性等を有する物品の
組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上さ
せることができる。そして、多数の計量済み物品を収容
するカップ20を滞留コンベア16上に溜めておくこと
ができる構成であるので、計量コンベア15による計量
を連続して順次行うことができ、これによって、計量コ
ンベア15の運転効率を従来よりも向上させることがで
きる。
【0038】第2実施形態を図8乃至図11を参照して
説明する。第2実施形態の組合せ秤は、第1実施形態の
滞留コンベア16を、図8に示すローラコンベア42と
し、ストッパ22−2〜22−14をローラコンベア4
2の下方に配置した構成である。これ以外は、第1実施
形態と同等であり、それらの説明を省略する。ただし、
図8では、カップ検出器を描いていないが、第1実施形
態と同等のカップ検出器25−1〜25−14を設けて
ある。第2実施形態によると、ストッパ22−2〜22
−14を滞留コンベア16の下方に配置したことによ
り、カップ20内に充填されている物品の目視検査をし
易くすることができる。図9は、ローラコンベア42上
に計量済み物品の充填されているカップ20がストッパ
により係止されている状態を示す拡大正面図である。図
10は、ローラコンベア42を正面から見た図である。
なお、図9及び図10の43は、ローラーコンベアを回
転駆動する駆動装置である。駆動装置は、ローラ駆動ベ
ルト44、プーリ、45、46、動力伝達ベルト47、
モータ48等からなっている。図11(a)、(b)、
(c)は、ストッパ22の例を示す平面図である。スト
ッパ22の形状は、カップ20の形状、大きさに応じて
形成すると良い。
【0039】この実施形態の組合せ秤は、第1実施形態
の組合せ秤と同様に、ローラコンベア42上の所定位置
に14個のカップ20を夫々停止させておくことができ
る。そして、選択されたカップ20がローラコンベア4
2から押し出されると、第1実施形態と同様に、計量済
み物品が収容されている新たなカップ20を順次取り込
むと共に、ローラコンベア42上に残っているカップ2
0を順に前につめさせて最大14個のカップ20を停止
させておくことができる。
【0040】次に、第3実施形態を図12を参照して説
明する。第3実施形態の組合せ秤は、第1実施形態の滞
留コンベア16を、図12に示すベルトコンベア49と
し、ストッパ22−1〜22−14を省略した構成であ
る。このようにストッパを省略した構成としたことによ
り、組合せ秤の構造を簡単にすることができるし、装置
の嵩も小さくすることができる。これ以外は、第1実施
形態と同等であり、それらの説明を省略する。ただし、
図12には、プッシャー、及びカップ検出器を描いてな
いが、第1実施形態と同等のプッシャー26−1〜26
−14、及びカップ検出器25−1〜25−14を設け
てある。第3実施形態のベルトコンベア49は、図12
に示すように、14台の分割ベルトコンベア50−1〜
50−14からなっており、各分割ベルトコンベア50
−1〜50−14上には夫々1個のカップ20を保持で
きる寸法に形成してある。各分割ベルトコンベアは、3
本のカップ保持ローラ51と駆動ローラ52とこれら4
本のローラに掛けられたベルト53を備えている。そし
て、これら14台の分割ベルトコンベア50−1〜50
−14に設けられている14本の各駆動ローラ52、・
・・・は、ブレーキ付き電磁クラッチ54、ベベルギヤ
55、56を介してモータ57の回転軸と連結する駆動
軸58と連結している。
【0041】この組合せ秤によると、このベルトコンベ
ア49上にカップ20が存在していない状態では、14
台全ての分割ベルトコンベア50−1〜50−14が駆
動している。そして、先頭のカップ20がこのベルトコ
ンベア49に搬送されてくると、このカップ20をこれ
ら14台の分割ベルトコンベアにより、図12の右方向
59に搬送する。そして、カップ20が右端の第1の分
割ベルトコンベア50−1上の所定位置に到達すると、
そのカップ20をカップ検出器25−1が検出して第1
の分割ベルトコンベア50−1に設けられている電磁ク
ラッチ54を切ると共に、その駆動ローラ52にブレー
キをかけてこの第1の分割ベルトコンベア50−1を停
止させる。これによって、カップ20をこの第1の分割
ベルトコンベア上に停止させることができる。このよう
にして、順次第2〜第14の分割ベルトコンベア50−
2〜50−14上の所定位置にカップ20を停止させる
ことができる。そして、これら14台の分割ベルトコン
ベア上のカップ20のうちいずれかのカップ20に充填
されている物品が組合せに選択されて、それらの物品が
収容されているカップ20が搬送コンベア17上に押し
出されると、第1実施形態と同様にして、計量済み物品
が収容されている新たなカップ20を順次取り込むと共
に、分割ベルトコンベア上に残っているカップ20を順
に前につめさせて最大14個のカップ20を停止させて
おくことができる。
【0042】次に、第4実施形態を説明する。この実施
形態の組合せ秤は、図1に示す充填コンベア14を直列
に4台設け、その後段に物品の充填されたカップ20が
送られてきてその重量を計量できるように計量コンベア
15を並列(又は直列)に4台設け、そして、これら4
台の計量コンベア15により計量された物品が充填され
ているカップ20を順次滞留させることができるよう
に、計量コンベア15の後段に滞留コンベア16を接続
し、滞留コンベア16上に滞留させることができる最大
のカップ20の数を例えば10個としてある。そして、
滞留コンベア16上に計量済み物品の充填されている1
0個のカップ20が各ストッパ22−1〜22−10に
よって係止されて滞留する状態となった時に、組合せ演
算手段が組合せ演算を行い、そして、その組合せにより
選択される組を構成する物品(重量値)の個数を計量コ
ンベア15の台数と同一の数の4個(所定数)とした構
成である。これ以外は、第1実施形態と同等であり、そ
れらの説明を省略する。
【0043】上記構成の組合せ秤によると、所定数の4
個のカップ20に充填されている物品で構成される組
が、組合せ演算手段による組合せに選択されて滞留コン
ベア16から排出され、この4個のカップ20が排出さ
れるたびに4台の計量コンベア15により計量された物
品が投入されている所定数である4個のカップ20を滞
留コンベア16に順次供給することができる。従って、
組合せによる選択が順次続いて行われている状態におい
て、4台の計量コンベア15を連続して稼働させること
ができる。これによって、4台全部の計量コンベア15
の能力を100%で常時発揮させることができる。
【0044】そして、滞留コンベア16上に滞留させる
ことができる最大個数の10個のカップ20(計量済み
物品の充填されているカップ20)がこの滞留コンベア
16上に送り込まれてきて係止された状態となった時に
組合せ演算を行うので、組合せに参加する物品の個数を
常に10個とすることができ、組合せ精度の安定化を図
ることができる。
【0045】なお、第4実施形態において、4台の計量
コンベア15を並列(又は直列)に設け、組合せにより
選択される組を構成する物品の個数を計量コンベア15
の台数と同一の数の4個(所定数)とした構成とした
が、計量コンベア15を4台以外の複数台(所定数)を
並列(又は直列)に設け、組合せにより選択される組を
構成する物品(重量値)の個数を計量コンベア15の台
数と同一の数の複数個(所定数)とした構成とすること
ができる。
【0046】次に、第5実施形態を図15乃至図17を
参照して説明する。この実施形態の組合せ秤は、図15
の平面図に示すように、作業者が空のカップ20に物品
21を投入するための投入ステージ61と、4台の計量
器62(62−1、62−2、62−3、62−4)
と、滞留コンベア63と、搬送コンベア64と、排出装
置65と、移送コンベア66と、を備えている。
【0047】投入ステージ61は、図15に示すよう
に、カップ20を進行方向に3個並べて1列としたもの
を4列保持することができる固定台67を備えており、
この固定台67にはカップ20が隣の列又は投入ステー
ジ61の外側にはみ出ないように5本のガイド68を設
けてある。この投入ステージ61の入口には、移送コン
ベア66の終端部69が接続している。この終端部69
に空のカップ20が4個溜まり、かつ、この組合せ秤に
設けられている中央演算処理装置(CPU)(図示せ
ず)から所定の供給信号が出力されると、この終端部6
9の近傍位置に設けてあるエアーシリンダで構成した空
カップ用プッシャー70が伸長動作し、この空カップ用
プッシャー70の先端に設けたパッド71が終端部69
上の4個の空カップ20を投入ステージ61上の入口に
送り出すことができる。このようにして投入ステージ6
1上に送り出された4個のカップ20は、夫々の前方の
カップ20を前方に押し進め、これによって、投入ステ
ージ61上の最前列の4個のカップ20を夫々と対応す
る4台の各計量器62−1、62−2、62−3、62
−4上に移動させることができ、更に、4台の計量器6
2−1、62−2、62−3、62−4上の4個のカッ
プ20を滞留コンベア63上に移動させることができ
る。しかる後に、空カップ用プッシャー70が短縮動作
して移送コンベア66上の後続の4個のカップ20を終
端部69に溜めておくことができる。なお、この終端部
69の入口にはストッパ72を設けてある。このストッ
パ72は、エアーシリンダであり、移送コンベア66の
終端部69に4個のカップ20が溜まった時に閉動作
(図15に示す伸長状態となる。)して、後続のカップ
20がこの終端部69に進入してこないように止めてお
くことができ、終端部69のカップ20が投入ステージ
61に押し出されて空カップ用プッシャー70が短縮動
作した時に開動作(短縮状態となる。)してカップ20
を終端部69側に通す役目を果たす。
【0048】4台の各計量器62は、ロードセル等の重
量検出器を有しており、各ロードセルに設けられている
載台上にカップ20が送られてくると、そのカップ20
及びカップ20に投入されている物品の合計重量を計量
することができる。そして、第1実施形態と同様にし
て、この組合せ秤に設けられている演算制御部がこの合
計重量値から既知であるカップ20(各カップ20は同
一の重量である)の重量値を減算して物品の重量を演算
して得ることができる。そして、計量済み物品の投入さ
れているカップ20は、後段の滞留コンベア63上のカ
ップ20の数が8個以下になった時に滞留コンベア63
に搬送される。これは、滞留コンベア63は、12個の
カップ20を滞留させることができる長さであり、計量
済みの4個のカップ20を受け入れるためには、滞留コ
ンベア63上のカップ20の数が8個(=12−4)以
下であることが必要だからである。勿論、計量器62を
4台設けたが、4台以外の台数としてもよい。その際、
投入ステージ61のカップ20を整列する列数は、計量
器62の台数に合わせる。
【0049】滞留コンベア63は、図15に示すよう
に、基端部が4台の計量器62の側方に位置する直線コ
ンベアであり、各計量器62から排出されたカップ20
を同図の左方向に搬送することができる。そして、左側
先端部にはストッパ73を設けてあり、このストッパ7
3によりカップ20が係止される。この滞留コンベア6
3は、図17の断面図に示すように、環状の2つのプラ
スチックチェーン(トップチェーン)74、74を備え
ており、各プラスチックチェーン74、74の夫々の両
端がスプロケット(図17には一方の端部に設けられて
いるスプロケット75を示す。)75、75に掛けられ
ている。このスプロケット75は、モータ(図示せず)
の回転軸と連結しており、モータが回転することにより
2つのプラスチックチェーンが所定方向に駆動される。
図には示さないが、プラスチックチェーン74、74の
カップ20と接触する搬送面82は、摩擦抵抗の小さい
プラスチック板によって形成してある。
【0050】図17に示す76は、滞留コンベア63の
本体である。この本体76は、架台77に固定されてお
り、この本体76の上面に断面形状がコ字状の案内枠7
8を設けてある。この案内枠78の上面83は、図17
に示すように、プラスチックチェーン74の搬送面82
よりも下側に位置しており、この案内枠78の両側面に
は、プラスチックチェーン74を保持する保持枠79、
80を設けてある。この2つの保持枠79、80のう
ち、図17に示す案内枠78の左側面に設けてある保持
枠79の上側屈曲部の上面81は、プラスチックチェー
ン74の搬送面82よりも約3mm上側に位置するよう
に形成してある。この保持枠79の上面81とプラスチ
ックチェーン74の搬送面82との約3mmの段差Hに
より、図17に示す滞留コンベア63上のカップ20が
搬送コンベア64側にはみ出ないように規制することが
できる。従って、この段差Hは、カップ20の大きさ、
重量、カップ20の底の円周縁のアールの大きさに応じ
て決定する必要がある。そして、図17に示す滞留コン
ベア63の右側には第1〜第10のプッシャー84−1
〜84−10を設けてあり、各プッシャーのピストンロ
ッドの先端に設けたパッド85−1〜85−10によっ
て、滞留コンベア63上のカップ20が同図の右側には
み出ないように規制することができる。つまり、滞留コ
ンベア63は、常時回転駆動しており、滞留コンベア6
3上の各カップ20はストッパ73側に搬送されて先頭
のカップ20がストッパ73に当接すると後続のカップ
20は順次互いに接触した状態で1列に並び、各カップ
20はその位置で停止することとなる。ただし、滞留コ
ンベア63は、常時搬送駆動されているので、この滞留
コンベア63上に1列に並んでいるカップ20は進行方
向に向かって左側又は右側にはみ出ようとするが、上記
段差H及びパッド85−1〜85−10によってカップ
20が滞留コンベア63の外側にはみ出ないように規制
することができる。
【0051】第1〜第10の各プッシャー84−1〜8
4−10は、図15に示すように、エアーシリンダから
成っており、各プッシャーは、カップ20の直径と同一
の長さの間隔をおいて夫々配置してある。即ち、図15
に示すように、12個のカップ20が滞留コンベア63
上で1列に並んだ状態で先頭から10個までの各カップ
20と対応して第1〜第10の各プッシャー84−1〜
84−10を設けてある。各プッシャー84−1〜84
−10に設けてあるパッド85−1〜85−10は、平
面形状がL字状である。パッド85の形状をL字状とし
たのは、図16に示すように、第2、第5、第8、及び
第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、8
4−10が伸長動作した状態で、各プッシャー84−
2、84−5、84−8、84−10により取り出した
各カップ20の後続のカップ20を対応するパッドの係
止板86により係止するためである。これにより、伸長
状態の各プッシャー84−2、84−5、84−8、8
4−10が短縮状態になるとき、各パッド85−2、8
5−5、85−8、85−10が後続のカップ20をそ
の係止位置で停止させた状態でスムースに後退して図1
5に示す短縮状態に戻ることができる。
【0052】次に、組合せ演算手段が、これら計量済み
物品21の各重量を種々に組合わせて組合せ演算する手
順、及び組合せに選択された物品21を滞留コンベア6
3から取り出して搬送コンベア64上に移動させて排出
装置65内に搬送する手順を説明する。組合せ演算手段
は、第1実施形態と同等のものであり、図には示さない
が、中央演算処理装置(CPU)により構成されている
演算制御部(図示せず)と、この演算制御部と接続する
記憶部(図示せず)に記憶されている所定のプログラム
と、により構成されており、所定の組合せ演算を行う手
段である。即ち、各計量器62により計量して得られた
被計量物品21の各重量値を種々に組合わせてそれら組
合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内であ
って、予め定めた条件を満足する組、例えば目標重量に
等しいか若しくは最も近い組を構成する物品を選択する
手段である。
【0053】なお、組合せ演算手段による組合せ演算
は、作業者が設定表示部87を操作して予め設定してあ
る組合せ演算開始メモリ数がKとなったときに開始す
る。この組合せ演算開始メモリ数とは、組合せ演算手段
が組合せ演算を開始するための条件であり、この条件
は、滞留コンベア63上に停止しているカップ20の数
(記憶部に記憶されている計量済み物品の重量値の数)
が例えばK=9個以上となることとしている。つまり、
記憶部に記憶されている重量値の数が9個未満では組合
せ演算を行っても合計重量が所定重量範囲内となる組合
せを選択する可能性が低いので組合せ演算を行わず、従
って重量値の数が9個以上となり、組合せの選択の可能
性の高くなったときに組合せ演算を行うこととしてい
る。ただし、この組合せ演算開始メモリ数Kは、組合せ
計量の計量精度や計量速度等に応じて作業者が設定す
る。そして、滞留コンベア63上に停止しているカップ
20の個数が9個未満となったときには、滞留コンベア
63上のカップ20の個数が9個以上となるまで計量器
62から計量済み物品を収容するカップ20が4個ずつ
搬送されてくる。そして、滞留コンベア63上のカップ
20の個数が9個以上となったときは、計量器62から
の搬送が自動的に停止する。
【0054】組合せに選択されたカップ20を滞留コン
ベア63から取り出して搬送コンベア64に移動させる
取り出し手段は、第1〜第10のプッシャー84−1〜
84−10である。そして、第1〜第10のプッシャー
84−1〜84−10により取り出されたカップ20を
所定の排出位置88に搬送する搬送手段は、図15に示
す搬送コンベア64と、排出装置65と、からなってい
る。
【0055】今、組合せ演算手段により物品(重量値)
の所定の組合せとして例えば図16に示すように第2番
目の物品21と第5番目の物品21と第8番目の物品2
1と第10番目の物品21が選択されたとすると、同図
に示すように、第2、第5、第8、及び第10のプッシ
ャー84−2、84−5、84−8、84−10が伸長
駆動してこれら第2、第5、第8、及び第10番目の各
物品21を収容する各カップ20を滞留コンベア63上
から押し出してこの滞留コンベア63と隣接して設けて
ある搬送コンベア64上に移動させる。そして、図15
に示すように、これら第2、第5、第8、及び第10の
プッシャー84−2、84−5、84−8、84−10
が短縮駆動して元の短縮状態に戻り、搬送コンベア64
上に移動した第2、第5、第8、及び第10番目の4個
のカップ20は、この搬送コンベア64により搬送され
て排出装置65に搬送される。この排出装置65に搬送
された第2、第5、第8、及び第10番目の各カップ2
0は、物品21が取り出され、これら取り出された物品
21を包装機89が包装する。一方、第2、第5、第
8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84
−8、84−10が短縮状態となると、選択されなかっ
た第1、第3、第4、第6、第7、及び第9番目の各物
品21を収容する6個の各カップ20、及び後続の2個
のカップ20が滞留コンベア63により搬送されて前進
する。また、4台の計量器62から計量済み物品を収容
する4個のカップ20が順次滞留コンベア63に供給さ
れる。これら4個のカップ20及び滞留コンベア63上
の8個のカップ20、即ち、計量済み物品を収容する合
計12個のカップ20は、搬送されて上述のようにして
先頭のカップ20がストッパ73により係止され、この
先頭のカップ20及び後続のカップ20が1列に互いに
接触した押せ押せの状態で停止する。この際、各停止位
置に停止する物品の各重量値は、詳細には説明しないが
第1実施形態と同様にして、夫々の停止位置の物品と対
応させて記憶部に記憶される(図13参照)。
【0056】搬送コンベア64は、図17に示すよう
に、滞留コンベア63と同等のプラスチックチェーンコ
ンベアである。この搬送コンベア64の左側面にはガイ
ド90を設けてあり、このガイド90は、滞留コンベア
63から搬送コンベア64に押し出されたカップ20が
搬送コンベア64から落下しないようにするためのもの
である。搬送コンベア64の後端部は、排出装置65と
接続している。
【0057】次に、排出装置65の説明をする。排出装
置65は、傾斜コンベア91と送り出しコンベア92と
を備えている。送り出しコンベア92は、滞留コンベア
63と同等のプラスチックチェーンコンベアである。傾
斜コンベア91は、図には示さないが、搬送面に4列に
配置された多数のカップ保持部を設けてなるチェーンコ
ンベアである。この傾斜コンベア91が、搬送コンベア
64と接続しており、組合せに選択された物品を収容す
るカップ20を1個ずつ各カップ保持部に受け入れる。
これらカップ保持部に受け入れたカップ20は、図15
に示すように、横1列に4個並んだ状態で順次上方に向
かって搬送され、上昇端で反転してカップ保持部から外
れて位置決め筒部内に落下して所定の排出位置88で停
止する。この排出位置88では、カップ20が反転して
いることとカップ20の落下による衝撃とにより内側に
収容されている物品21がカップ20から排出され、カ
ップ受板93の下部に設けたじょうご状部(図示せず)
及び投入口94を通って包装機30に投入される。そし
て、空になった4個のカップ20は、エアーシリンダ
(図示せず)によって図15の矢印95の方向に搬送さ
れる。4個の空のカップ20は、カップ受板93に設け
た排出口(図示せず)を通って送り出しコンベア92上
に搬送され、この送り出しコンベア92によって搬送さ
れ、そして、カップ反転装置96により反転されて、カ
ップ20の口を上側に向けた状態で移送コンベア66に
送り出される。そして、移送コンベア66は、空のカッ
プ20をこの移送コンベア66の終端部69に移送し、
この終端部69に空のカップ20が4個溜まり、上述し
たように、中央演算処理装置から所定の供給信号が出力
されると、空カップ用プッシャー70が伸長動作し、こ
の空カップ用プッシャー70の先端に設けたパッド71
が終端部69上の4個の空カップ20を投入ステージ6
1上の入口部に送り出すことができる。このようにし
て、カップ20は循環して物品の組合せ計量を順次連続
して行うことができる。
【0058】なお、組合せに選択された各々の組を構成
する物品21を収容するカップ20は、順に図15に示
す排出位置88に搬送されて、カップ20内の物品21
は包装機89に順に投入されるが、包装機89は、一つ
の組を構成する物品の数が幾つであるかを記憶手段から
読み込んで1つの組を構成する物品を1つのパックに包
装することができる。そして、各組の物品の合計重量も
そのパックに印字するようにしている。つまり、包装機
89は、組合せに選択された物品の数が1、2、3、
4、5、・・である各場合に応じて組合せに選択された
その数の当該物品を1つのパックに包装するように構成
されている。
【0059】また、計量された物品の重量を記憶する手
順は、図13に示す通り、即ち、第1実施形態と同等で
あるので詳細な説明を省略する。
【0060】上記実施形態の組合せ秤によると、図15
に示すように、滞留コンベア63には、計量済み物品2
1が投入されている複数のカップ20を1列にして互い
に隣合うものどうしを接触させた状態(押せ押せ状態)
で溜めておくことができるので、第1実施形態のように
これら各カップ20を夫々別個に滞留コンベア63上に
停止させておくためのストッパ22(22−1〜22−
14)を必要としない。即ち、先頭のカップ20を停止
させるストッパ73を設けることにより後続のカップ2
0を停止させることができる。これによって、組合せ秤
の嵩をその分だけ小さくすることができるし、装置の費
用を低減することができる。
【0061】ただし、第1乃至第3実施形態では、滞留
コンベア16上に14個のカップ20を停止させる構成
としたが、これ以外の例えば8〜20個のカップ20を
停止させる構成としてもよい。計量済み物品21を収容
するカップ20の最低の個数を8個としたのは、許容重
量範囲にもよるが、組合せに参加する重量値の数が8つ
未満であれば組合せ合計重量値がその許容重量範囲内に
入る確率が低くなり、需要者の要望を満たすことができ
ないからであり、計量済み物品21を収容するカップ2
0の最高の個数を20個としたのは、計量精度を過剰に
上げる必要性が少ないからである。
【0062】そして、第4実施形態では、滞留コンベア
16上に10個のカップ20を停止させる構成とした
が、これ以外の例えば8〜20個のカップ20を停止さ
せる構成としてもよい。
【0063】また、第5実施形態では滞留コンベア63
上に12個のカップ20を停止させる構成としたが、1
0〜22個(組合せに参加できるのは8〜20個)のカ
ップ20を停止させる構成としてもよい。そして、滞留
コンベア63にプッシャー84を10本設けた構成とし
たが、これ以外の例えば8〜20本のプッシャー84を
設けた構成としてもよい。
【0064】第1乃至第5実施形態において、空カップ
20の重量が未知の場合、又は空カップ20の重量のば
らつきが大きい場合は、充填コンベア14又は投入ステ
ージ61の手前に別個の計量コンベア又は計量器を設け
てこの計量コンベア又は計量器により空カップ20の重
量を予め計量し、後段の計量コンベア15又は計量器6
2により計量して得られたカップ20と物品21の合計
重量から対応するカップ20の重量を減算して物品21
の重量を求める構成としてもよい。
【0065】また、夫々の空カップ20の重量が均一で
ある場合は、カップ20と物品の合計重量を種々に組合
わせて組合せ演算を行ってもよい。この場合、目標重量
値は、物品の重量にカップ20の重量を加えた重量値と
する。
【0066】そして、第1乃至第3実施形態において、
充填コンベア14(充填機又は充填作業者を含む)及び
計量コンベア15を夫々複数台ずつ設けて計量能力を増
大し、これによって組合せ計量の高速化を図ることもで
きる。そして、組合せに選択される物品の個数が例えば
3〜4個とすると、例えば合計4台の計量コンベア15
を設けることにより、3〜4個の物品が選択されて排出
されたときに必要な個数の計量済み物品を滞留コンベア
16に速やかに供給することができる。これによって、
組合せ計量の高速化を図ることができる。
【0067】更に、第1乃至第3実施形態において、計
量コンベア15と滞留コンベア16の間に待機用コンベ
アを設け、計量済み物品を収容する複数のカップ20を
この待機用コンベア上で待機させる構成とすることがで
きる。このように待機用コンベアを設けることにより、
滞留コンベア16から物品を収容しているカップ20が
押し出された時に速やかに待機用コンベア上の計量済み
物品が収容されているカップ20を滞留コンベア16に
搬送することができ、その結果、滞留コンベア16上の
組合せに参加可能な物品を収容するカップ20の個数が
組合せ演算開始メモリ数K個となるまでの計量待ちの時
間を解消することができる。
【0068】第5実施形態では、滞留コンベア63が上
記待機用コンベア兼ねており、図15に示す12個のカ
ップ20のうち後から2個のカップ20が待機用のカッ
プ20である。第5実施形態では、待機用のカップ20
を2個としたが、2個以外の1個又は3個以上の複数個
とすることができる。
【0069】
【発明の効果】第1乃至第6の各発明によると、被計量
物品が物品保持手段内に投入されてから組合せ演算によ
って選択されて所定の排出位置に搬送されるまでの間、
物品を同一の物品保持手段によって保持する構成であ
る。従って、図14に示す従来の組合せ秤では、付着
性、又は粘着性を有する物品を計量する場合、分割シュ
ート9や集合シュート10の内側に物品が付着すること
があるが、本発明によると、組合せ秤に分割シュート9
や集合シュート10を設ける必要がないので、このよう
な付着を完全に解消することができ、その結果、付着
性、又は粘着性を有する物品の組合せ計量の計量精度及
び計量速度を従来よりも向上させることができるという
効果がある。
【0070】そして、第1乃至第3、及び第6の各発明
によると、計量済み物品を保持する物品保持手段の数を
多くすることにより、計量済み物品が投入されている物
品保持手段を多数溜めておくことができ(第2、第3、
及び第6の各発明では滞留手段に溜めることができ
る。)、そして、これら滞留する多数の物品保持手段に
投入されている多数の物品を組合せに参加させることが
できる構成であるので、これによっても組合せ計量の計
量精度を向上させることができるという効果がある。
【0071】しかも、第1乃至第3、及び第6の各発明
によると、物品保持手段に投入されている物品を別のホ
ッパ等に移替えずに多数の計量済み物品を溜めておくこ
とができる構成(第2、第3、及び第6の各発明では滞
留手段に溜める構成である。)であるので、物品を別の
ホッパ等に移替えることが原因して起こる付着による重
量変動が存在しない。これによっても、粘着性等を有す
る物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来より
も向上させることができるという効果がある。
【0072】更に、第1乃至第3、及び第6の各発明に
よると、各計量済み物品を物品保持手段により保持する
構成であるから、この計量済み物品を保持する物品保持
手段の数を多くすることにより、多数の計量済み物品を
溜めておくことができるので(第2、第3、及び第6の
各発明では滞留手段に溜めることができるので)、計量
手段による計量を連続して順次行うことができ、これに
よって、計量手段の運転効率(組合せ秤が稼働している
時間に対する計量手段が計量を行っている時間の割
合。)を従来よりも向上させることができるという効果
がある。
【0073】第3の発明によると、予め定めた所定数の
物品保持手段に投入されている物品で構成される組が、
組合せ演算手段による組合せに選択されて滞留手段から
排出され、この排出のたびに計量手段により計量された
物品が投入されている上記所定数の物品保持手段を滞留
手段に順次供給することができる構成としたから、組合
せによる選択が順次続いて行われている状態において、
上記所定数の計量手段を連続して稼働させることができ
る。即ち、所定数全部の計量手段の能力を常時発揮させ
ることができるという効果がある。
【0074】第6の発明によると、滞留手段には、計量
済み物品が投入されている複数の物品保持手段を1列に
して互いに隣合うものどうしを接触させた状態で溜めて
おくことができるので、これら各物品保持手段を夫々別
個に滞留手段上に停止させておくための装置を必要とし
ない。即ち、先頭の物品保持手段を停止させるストッパ
を設けることにより後続の物品保持手段を停止させるこ
とができる。これによって、装置の嵩をその分だけ小さ
くすることができるし、装置の費用を低減することがで
きるという効果がある。そして、取り出し手段によっ
て、この滞留手段に溜められている複数の物品保持手段
のうち組合せに選択された物品が投入されている物品保
持手段をこの滞留手段から取り出すことができるので、
合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の物品の組を順
次排出位置に搬送することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る組合せ秤を示す
平面図である。
【図2】同実施形態の組合せ秤のプッシャーが選択され
た物品を収容するカップを押し出す状態を示す平面図で
ある。
【図3】同実施形態の組合せ秤のプッシャーが短縮状態
に戻った状態を示す平面図である。
【図4】同実施形態の組合せ秤において選択された物品
が搬送される状態を示す平面図である。
【図5】同実施形態の滞留コンベア上にカップが係止さ
れていく状態を示す拡大正面図である。
【図6】同実施形態の組合せ秤と接続する排出装置の平
面図である。
【図7】同実施形態の組合せ秤と接続する排出装置の部
分拡大断面図である。
【図8】同発明の第2実施形態の組合せ秤を示す平面図
である。
【図9】同第2実施形態の組合せ秤に設けられているロ
ーラコンベアの拡大正面図である。
【図10】同第2実施形態の組合せ秤に設けられている
ローラコンベアの拡大側面図である。
【図11】(a)、(b)、(c)はストッパの各種例
を示す拡大平面図である。
【図12】同発明の第3実施形態の組合せ秤に設けられ
ているベルトコンベアの拡大正面図である。
【図13】同発明の第1実施形態に係る組合せ秤の動作
手順を示すフローチャートである。
【図14】従来の組合せ秤を示す部分省略断面図であ
る。
【図15】この発明の第5実施形態に係る組合せ秤を示
す平面図である。
【図16】同5実施形態の組合せ秤のプッシャーが選択
された物品を収容するカップを押し出す状態を示す部分
省略平面図である。
【図17】同5実施形態の組合せ秤の滞留コンベア及び
搬送コンベアの拡大縦断面図である。
【符号の説明】
14 充填コンベア 15 計量コンベア 16 滞留コンベア 17 搬送コンベア 18 排出装置 19 移送コンベア 20 カップ 21 物品 22−1〜22−14 ストッパ 25−1〜25−14 カップ検出器 26−1〜26−14 プッシャー 63 滞留コンベア 84 プッシャー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各物品保持手段に物品を投入する段階
    と、上記物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量手段により計量
    する段階と、この計量手段により計量された物品が投入
    された状態でこれら複数の上記物品保持手段を溜めてお
    く段階と、組合せ演算手段が上記計量手段により計量し
    て得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せの
    うち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成
    する物品を選択する段階と、この組合せ演算手段により
    選択された組を構成する物品が投入されている上記物品
    保持手段を所定の排出位置に搬送する段階と、上記所定
    の排出位置に搬送された各々の上記物品保持手段から物
    品を排出させる段階と、を具備することを特徴とする組
    合せ計量方法。
  2. 【請求項2】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、上記物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、この計量手段により計量された物品が投入された状
    態で複数の上記物品保持手段を溜めておく滞留手段と、
    上記計量手段により計量して得られた各重量値を種々に
    組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた
    所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合せ演
    算手段と、この組合せ演算手段により選択された組を構
    成する物品が投入されている上記物品保持手段を所定の
    排出位置に搬送する搬送手段と、上記所定の排出位置に
    搬送された各々の上記物品保持手段から物品を排出させ
    る排出手段と、を具備することを特徴とする組合せ秤。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の組合せ秤において、上
    記計量手段を2以上の所定数設け、上記組合せ演算手段
    が、上記計量手段の上記所定数と同一の数の物品で構成
    される組を選択し、この組を構成する物品が投入されて
    いる上記所定数の上記物品保持手段が上記滞留手段から
    排出されるたびに上記計量手段により計量された物品が
    投入されている上記所定数の上記物品保持手段を上記滞
    留手段に供給する構成としたことを特徴とする組合せ
    秤。
  4. 【請求項4】 各物品保持手段に物品を投入する段階
    と、上記物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量手段により計量
    する段階と、組合せ演算手段が上記計量手段により計量
    して得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せ
    のうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構
    成する物品を選択する段階と、この組合せ演算手段によ
    り選択された組を構成する物品を排出する排出位置に当
    該物品が投入されている上記物品保持手段を搬送する段
    階と、を具備することを特徴とする組合せ計量方法。
  5. 【請求項5】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、上記物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、上記計量手段により計量して得られた各重量値を種
    々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定
    めた所定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合
    せ演算手段と、この組合せ演算手段により選択された組
    を構成する物品を排出する排出位置に当該物品が投入さ
    れている上記物品保持手段を搬送する搬送手段と、を具
    備することを特徴とする組合せ秤。
  6. 【請求項6】 物品が投入される複数の物品保持手段
    と、上記物品保持手段と当該物品保持手段に投入されて
    いる物品の合計重量、又は物品が上記物品保持手段に投
    入された状態で当該物品の重量、を計量する計量手段
    と、この計量手段により計量された物品が投入されてい
    る複数の上記物品保持手段を1列にして互いに隣合うも
    のどうしを接触させた状態で溜めておく滞留手段と、上
    記計量手段により計量して得られた各重量値を種々に組
    合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所
    定重量範囲内の組を構成する物品を選択する組合せ演算
    手段と、この組合せ演算手段により選択された組を構成
    する物品が投入されている上記物品保持手段を上記滞留
    手段から取り出す取り出し手段と、この取り出し手段に
    より取り出された上記物品保持手段を物品が排出される
    排出位置に搬送する搬送手段と、を具備することを特徴
    とする組合せ秤。
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