JP3617870B2 - 組合せ秤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にカット野菜、漬物、筋子等のように付着性、又は粘着性を有する被計量物品を物品保持手段に投入した状態で計量及び搬送する組合せ秤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の組合せ秤は、図14の一部省略断面図に示すように、円錐形状の分散テーブル1を備えており、この分散テーブル1上に被計量物品2が供給されると、分散テーブル1の遠心力等により物品2を外周側に移動させて分散させることができる。そして、分散テーブル1の外周縁から送り出された物品2は、この分散テーブル1の外周縁に沿って設けられている複数台の直進フィーダ3に供給されて、これら直進フィーダ3によって漸次外側方向に搬送される。これら直進フィーダ3の先端部から排出された物品2は、直進フィーダ3の先端部下方に設けられている供給ホッパ4に投入され、供給ホッパ4に投入された物品は各供給ホッパ4の下方位置に設けられている計量ホッパ5に供給される。そして、計量ホッパ5に供給された物品2は、計量ホッパ5を支持する重量検出器6により重量が計量され、重量が計量された物品2は計量ホッパ5の内側のゲート7が開放して、その下方に設けられているメモリーホッパ8に供給される。計量ホッパ5が空になると、上記と同様にして計量ホッパ5に物品が供給されてその物品の重量が計量される。これら各計量ホッパ5に収容されている計量済み物品の各計量値及び各メモリーホッパ8に収容されている計量済み物品の各計量値は、組合せ演算されて所定重量に等しいか若しくはそれに最も近い重量の組合せが選択され、この選択された計量値と対応する物品が計量ホッパ5、メモリーホッパ8から排出される。そして、これら排出された物品2は、分割シュート9及び集合シュート10を通って集合ホッパ11に供給され、この集合ホッパ11から包装機12に供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図14に示す従来の組合せ秤では、計量精度にもよるが、一般に、計量ホッパ5が少なくとも10〜14台必要とされている。その結果、例えば、これら10〜14台の計量ホッパ5を10〜14台の直進フィーダ3の先端部に沿って円周上に配置すると、この円の直径D(図14参照)は比較的大きな寸法となる。また、組合せに選択された物品を包装機12に供給する為にはこれら選択された物品を包装機12上の1箇所に集合させる必要があるので、1台の集合ホッパ11に供給している。従って、従来の組合せ秤では、図14に示すように、直径Dが比較的長くなるので、計量ホッパ5から集合ホッパ11までの経路13の長さRも比較的長くなる。
【0004】
しかし、この経路13の長さRが比較的長くなると、物品が付着性、又は粘着性を有する場合、この経路13を形成する分割シュート9及び集合シュート10の内壁面に物品が付着する量が多くなり、これによって組合せ計量の計量精度の低下を招くという問題が起こっている。
【0005】
そして、図14に示す組合せ秤では、メモリーホッパ8を設けたことにより組合せに参加することができる計量済み物品の個数を多くすることができ、これにより、組合せ計量の計量精度を向上させることができるようにしている。しかし、計量ホッパ5内の計量済み物品2をメモリーホッパ8に供給する必要があるので、物品が付着性、又は粘着性を有する場合、物品が計量ホッパ5やメモリーホッパ8内に付着する量が多くなり、これによって組合せ計量の計量精度が低下するという問題がある。従って、粘着性等を有する物品では、所定の計量精度を維持する為にはメモリーホッパ8を設けることができない場合が起こる。
【0006】
そこで、メモリーホッパ8を設けずに所定の計量精度を維持させるには、計量ホッパ5の台数を増加させることが考えられるが、計量ホッパ5の台数を増加させると、図14に示す直径Dが大きくなって経路13の長さRが長くなるという問題が起こるので、計量ホッパ5の台数を増加させることにも或る一定の限界がある。更に、計量ホッパ5の台数を増加させると装置の費用が増加するし、装置の嵩も大きくなるという問題がある。
【0007】
また、図14に示す組合せ秤では、或る計量ホッパ5内に収容されている物品、又はその計量ホッパ5の下方に設けられているメモリーホッパ8内に収容されている物品が組合せに選択された場合に、その計量ホッパ5内の物品が排出されて空になるからこの空になった計量ホッパ5に新たに物品を供給してその物品の重量を計量することができる。従って、計量ホッパ5内に収容されている物品、又はその計量ホッパ5の下方に設けられているメモリーホッパ8内に収容されている物品が組合せに選択されず排出されない間は、その計量ホッパ5による計量が停止した状態であり、新たな物品の計量を行うことができない。そして、このように計量が停止している計量ホッパ5は、組合せ秤が運転中において常時複数台存在しているので、複数台設けられている計量ホッパ5全体の運転効率が低いという問題がある。
【0008】
更に、図14に示す組合せ秤では、組合せに選択された物品が計量ホッパ5又はメモリーホッパ8から排出されて、分割シュート9及び集合シュート10の内壁面を伝って包装機12に供給されるので、付着性又は粘着性を有する物品では、この経路13を移動する時間が長く掛かり、これによって、計量された物品が包装機12によって包装されるまでの時間が長く掛かるという問題がある。
【0009】
本発明は、付着性、又は粘着性を有する物品の組合せ計量の計量精度を向上させると共に、計量ホッパの運転効率の向上を図り、更に計量速度の向上を図ることができる組合せ秤であって、機長の比較的短いコンパクトな組合せ秤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、投入計量ステージ上に搬送されてくる空の物品保持手段に物品を投入して当該物品保持手段と当該物品保持手段に投入されている物品の合計重量、又は上記物品保持手段に物品が投入された状態で投入されている物品の重量、を上記投入計量ステージで計量し、この投入計量ステージで計量された物品を収容する上記物品保持手段を滞留搬送ステージに搬送し、上記投入計量ステージで計量して得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手段が選択し、この選択した物品を収容する上記物品保持手段を上記滞留搬送ステージから反転排出ステージに搬送し、この反転排出ステージで上記組合せに選択された組を構成する物品を上記物品保持手段から排出し、空になったこれら物品保持手段をリターンステージを通して上記投入計量ステージに搬送することを順次繰り返して行う組合せ秤において、
上記組合せ秤の平面輪郭形状を略矩形に形成し、この矩形の第1の辺に沿って上記投入計量ステージを設け、第1の辺と隣接する第2の辺に沿って上記滞留搬送ステージを設け、第1の辺と対向する第3の辺に沿って上記反転排出ステージを設け、第2の辺と対向する第4の辺に沿ってリターンステージを設けた構成とし、
上記反転排出ステージは、上記滞留搬送ステージからの上記選択した物品を収容する上記物品保持手段を斜め上方に向かって搬送し、上昇端で反転させて所定の排出位置に落下させる傾斜コンベヤを有し、
上記リターンステージは、上記排出位置から上記物品保持手段を送り出す送り出しコンベヤと、この送り出された上記物品保持手段を反転させる反転装置と、この反転装置で反転させた上記物品保持手段を上記投入計量ステージに移送する移送コンベヤとを、有するものである。
【0014】
本発明によると、物品保持手段が投入計量ステージ上に移動した時にこれら物品保持手段内に物品が投入され、物品保持手段に物品が投入された状態で、物品保持手段とこの物品保持手段に投入されている物品の合計重量、又は物品の重量を計量する。つまり、その物品の実質的な重量を計量する。そして、投入計量ステージで計量された物品を収容する物品保持手段を滞留搬送ステージに搬送する。そして、計量して得られたこれら各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手段が選択し、この選択された物品をその物品保持手段に投入された状態で滞留搬送ステージから反転排出ステージに搬送する。次に、この反転排出ステージで当該組合せに選択された組を構成する物品を物品保持手段から排出し、空になったこれら物品保持手段をリターンステージを通して投入計量ステージに搬送する。上記動作を繰り返し行うことにより組合せ計量を順次行う。
【0015】
また、投入計量ステージで計量された計量済み物品を収容する物品保持手段は、この投入計量ステージから順次排出されて、滞留搬送ステージに搬送され、投入計量ステージには、被計量物品を収容する物品保持手段が順次搬送される。これにより、投入計量ステージは、被計量物品を収容する物品保持手段の重量を順次中断することなく計量することができる。
【0016】
そして、この組合せ秤の平面輪郭形状が略矩形となるように第1乃至第4の4つの各辺に沿ってこの順番に投入計量ステージ、滞留搬送ステージ、反転排出ステージ、及びリターンステージを設けてあるので、組合せ秤の平面形状の縦又は横方向の機長を比較的短くすることができる。即ち、投入計量ステージ及び反転排出ステージにおける物品保持手段の搬送方向の夫々の長さを互いに略等しくすることができること、そして滞留搬送ステージ及びリターンステージおける物品保持手段の搬送方向の夫々の長さを互いに略等しくすることができることにより、組合せ秤の平面輪郭形状が略矩形となるようにすることができる。つまり、投入計量ステージと反転排出ステージは、両者のステージにおける処理内容が物品を物品保持手段に投入することと排出することの逆の処理であることから両ステージの長さを必要最低限に抑えて略等しくすることができるからであり、また、滞留搬送ステージとリターンステージは、両者のステージにおける処理内容が物品を収容する物品保持手段、若しくは空の物品保持手段を後段のステージに搬送することであり、両者とも物品保持手段を搬送することで処理が同等であり、従って、両ステージの長さを必要最低限に抑えて略等しくすることができるからである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を各図を参照して説明する。この実施形態の組合せ秤は、図1の平面図に示すように、作業者が底を有する短円筒形の空のカップ20に物品21を投入するための投入ステージ61と、4台の計量器62(62−1、62−2、62−3、62−4)と、滞留コンベア63と、搬送コンベア64と、排出装置65と、移送コンベア66と、を備えている。そして、これら投入ステージ61、4台の計量器62(62−1、62−2、62−3、62−4)、・・・・等は、多数個のカップ(物品保持手段)20を図1に各矢印で示すようにこの組合せ秤上を時計方向に搬送することができる構成である。この組合せ秤によると、これらカップ20が投入ステージ61上を通過する際に、例えばカット野菜、漬物、筋子等のように付着性、又は粘着性を有する被計量物品21を各カップ20に作業者が手で投入(充填)してこれら各物品21の重量を計量器62が計量し、これら計量済み物品21の内から合計重量が所定重量範囲内の物品21の組合せを選択し、組合せに選択された各物品21を収容するカップ20を排出装置65に搬送する。そして、この排出装置65が組合せに選択された各物品21を収容するカップ20を所定の排出位置88に搬送し、この排出位置88で各カップ20を反転させて各カップ20から物品を排出することにより合計重量が所定重量範囲内の物品の組合せ計量を行う。そして、空になったカップ20は、送り出しコンベア92により送り出されてカップ反転装置96を通り、このカップ反転装置96により反転して開口部を上側に向けた状態となって移送コンベア66上に移動する。次に、空のカップ20は、この移送コンベア66に搬送されて投入ステージ61上に移動し、作業者は、上記と同様にして各空のカップ20に新たに物品21を投入して上記計量を繰り返して行う。なお、各カップ20は、同一重量となるように形成してある。
【0023】
投入ステージ61は、図1に示すように、カップ20を進行方向に3個並べて1列としたものを4列保持することができる固定台(簀の子状の受け台)67を備えている。この固定台67は、図6(a)に示すように、平面形状が略矩形であり、断面が円形の10本の棒状体22を有している。これら10本の棒状体22は、カップ20の進行方向97に対して直角をなす方向に向けて互いに所定の間隔を隔てて設けてある。そして、各棒状体22は、図6及び図7に示すように、5本のガイド24と4本の桟23によって連結してある。ガイド24は、カップ20が隣の列、又は投入ステージ61の外側にはみ出ないようにするものであり、進行方向97に平行し、互いにカップ20の直径よりも少し広い間隔を隔てて設けてある。そして、固定台67を組合せ秤の本体76に取り付けた状態で、5本の各ガイド24の一方の端部が計量器62に設けられている物品載台25の上方に突出している。この各ガイド24の突出している部分、即ち、突出部26は、各カップ20が物品載台25上で隣合うカップ20と接触しないようにする為のものであり、これによって、カップ20どうしの接触による計量誤差を防止することができる。各桟23は、図7に示すように、上縁が各棒状体22の上縁よりも下方に位置するように配置してあり、各桟23がカップ20の移動の障害とならないようにしている。このように、固定台67が投入ステージ61を形成し、この固定台67を形成する10本の棒状体22、5本のガイド24、及び4本の桟23によって区画形成された多数の貫通孔27が請求項4に記載の貫通孔である(図6(a)参照)。この多数の貫通孔27は、カップ20に投入されずにこぼれ落ちた物品21を通過させてこの固定台67の下方に設けた受け皿28上に落下させる機能を果たす。図3は、投入ステージ61等の拡大平面図、図4は投入ステージ61等の拡大側面図、図5は投入ステージ61をカップ20の進行方向に向かって見た拡大断面図である。そして、図5に示すように、固定台67は、組合せ秤の本体76にボルト29によって締結して固定してある。
【0024】
上記受け皿28は、図9に示すように、平面形状が固定台67と略同じ大きさの矩形の底板30と、この底板30の4つの各辺に沿って設けた4つの側板31と、1つの側板31に設けた把手32と、この把手32の両側に位置する2つの側板31の上縁に設けた耳部33と、から成っている。この受け皿28は、固定台67に着脱自在に取り付けることができ、受け皿28を固定台67に取り付けるときは、受け皿28を水平にしてこの受け皿28の左右の耳部33を図6(b)に示す固定台67の左右の両端の下縁に設けた左右のレール34上に係合させ、耳部33をレール34に沿って差し込めばよい。図3乃至図5に、受け皿28を固定台67に取り付けた状態を示してあり、この取り付けた状態で固定台67に設けた多数の貫通孔27を通って落下してきた物品21を受け皿28で受け止めることができる。
【0025】
投入ステージ61の入口には、図1、図3及び図4に示すように、移送コンベア66の終端部69が接続している。この終端部69に空のカップ20が4個溜まり、かつ、この組合せ秤に設けられている中央演算処理装置(CPU)(図示せず)から所定の供給信号が出力されると、この終端部69の近傍位置に設けてあるエアーシリンダで構成した空カップ用プッシャー70が伸長動作し、この空カップ用プッシャー70の先端に設けたパッド71が終端部69上の4個の空カップ20を投入ステージ61上の入口に送り出すことができる。このようにして投入ステージ61上に送り出された4個のカップ20は、夫々の前方のカップ20を前方に押し進め、これによって、投入ステージ61上の最前列の4個のカップ20を夫々と対応する4台の各計量器62−1、62−2、62−3、62−4上に移動させることができ、更に、4台の計量器62−1、62−2、62−3、62−4上の4個のカップ20を滞留コンベア63上に移動させることができる。しかる後に、空カップ用プッシャー70が短縮動作して移送コンベア66上の後続の4個のカップ20を終端部69に溜めておくことができる。なお、この終端部69の入口にはストッパ72を設けてある。このストッパ72は、エアーシリンダであり、移送コンベア66の終端部69に4個のカップ20が溜まった時に閉動作(図1に示す伸長状態となる。)して、後続のカップ20がこの終端部69に進入してこないように止めておくことができ、終端部69のカップ20が投入ステージ61に押し出されて空カップ用プッシャー70が短縮動作した時に開動作(図3に示す短縮状態となる。)してカップ20を終端部69に通す役目を果たす。
【0026】
なお、上記固定台67、空カップ用プッシャー70、移送コンベア66の終端部69、及びストッパ72等が、整列搬送手段を構成している。
【0027】
また、図3に示す35は、投入テーブルである。投入テーブル35は、12個の同じ大きさの円形の物品投入口36を有しており、作業者がこれら各物品投入口36に物品21を投入することにより固定台67上で停止する12個の各カップ20に物品21を投入することができる。この投入テーブル35は、透明のプラスチック板であり、図5に示すように、組合せ秤の本体76上に取り外し自在に載置してあり、例えばこの投入テーブル35に設けた位置決め用の4つの小孔(図8参照)37が本体76に突設した位置決め用の4つのピン(図5参照)38に係合させることにより投入テーブル35を位置決め固定することができる。そして、図3及び図5に示すように、投入テーブル35が本体76上に載置された状態で、空カップ用プッシャー70(整列搬送手段)により固定台67上を移動と停止を繰り返して搬送される合計12個のカップ20の停止する各位置の上方に12個の物品投入口36が位置するように投入テーブル35の位置を決めてある。なお、各物品投入口36は、カップ20の上側開口部よりも少し小さい大きさである。そして、投入テーブル35を透明としたことにより、作業者が物品21をカップ20に手投入する際に、カップ20が停止していることを確認して物品21を投入することができる。ただし、投入テーブル35を透明としたが、透明とせずに遮光性の材料で形成してもよい。この場合、各物品投入口36よりカップ20の移動が停止したことを目で確認して物品21を投入することができる。そして、固定台67上に整列するカップ20の個数を4×3=12個以外の例えば8個(4×2)、16個(4×4)、・・・とした場合は、投入テーブル35の物品投入口36の個数を8個(4×2)、16個(4×4)、・・・設けたものとする。そして、物品投入口36の位置は、カップ20の停止位置と対応する位置とする。
【0028】
図1に示す118は、被計量物品21を溜めておくための溜容器である。この溜容器118は、例えばステンレス製であり、空カップ用プッシャー70及び移送コンベア66の終端部69の上方位置にこの組合せ秤の本体76に着脱可能に設けてある。そして、この溜容器118は、平面形状が矩形の底板119の3つの各辺に側板120を設けてあるが、投入ステージ61に向かう側の辺、即ち、取り出し口118aには側板を設けておらず、これによって、作業者が溜容器118上の物品21を手で持って投入ステージ61上の各カップ20内に物品21を投入し易くしている。
【0029】
上記構成の組合せ秤の整列搬送手段によると、図3に示すように、投入ステージ61に搬送されてくる空のカップ20を固定台67上で搬送方向97に沿って4列に整列させ、これら整列する4列のカップ20を同期させて移動と停止を繰り返して順次前方に搬送することができる。このように、カップ20を固定台67上で4列に整列させているので、単位時間当たりのカップ20の搬送個数を同一とした場合、カップ20の搬送速度は、1列で搬送する場合と比較して1/4に減速することができる。つまり、各カップ20の移動速度を比較的低速度にすることができ、しかも、各列のカップ20を上記搬送方向97に同期して搬送しているので、物品をカップ20に手で投入するタイミングがとり易く、従って、手で簡単に投入することができる。その結果、投入労力の軽減を図ることができる。そして、図には示さないが、例えば投入フィーダを使用して物品を各カップ20に自動的に投入する場合でも物品の投入重量及び投入タイミングの調整を比較的簡単に行うことができ、その結果、投入フィーダの費用の低減を図ることができる。
【0030】
次に、上記整列搬送手段により搬送される各カップ20に物品21を投入する手順を説明する。各カップ20は、投入ステージ61の固定台67上を移動と停止を繰り返して搬送されるので、作業者が透明の投入テーブル35を通して各カップ20が停止していることを確認した上で物品21を各物品投入口36に投入する。そして、この投入テーブル35は組合せ秤の本体76に固定して設けてあるので、物品投入口36の位置は移動せず、従って、作業者はこれら移動しない各物品投入口36に物品を投入することにより物品を各カップ20に投入することができる。これにより、物品投入作業を簡単にしかも確実に行えるようにすることができる。また、投入テーブル35を設けてあるので、作業者の手から物品21がこぼれ落ちた場合でも、物品が投入テーブル35上に落下し、固定台67上に落下することを防止することができる。そして、もし、カップ20が移動中であり、各物品投入口36の下方位置にカップ20が停止していない状態で物品21がこの物品投入口36内に落ちた時は、物品は固定台67に設けられている各貫通孔27を通って受け皿28上に落下する。これにより、固定台67上に物品21が溜まらないようにすることができ、従って、固定台67と接触するカップ20の底面に物品21が付着しないようにすることができる。つまり、カップ20の底面に付着した物品21は計量精度の誤差となるが、この計量誤差を解消することができ、これによって計量精度の向上を図ることができる。そして、カップ20の底面に付着した物品は、滞留コンベア63等の搬送面と接触して衛生面で問題となる場合があるが、このようなカップ20の底面に付着した物品がカップ20内に収容されている物品21に紛れ込んで包装されることを防止することができる。そして、カップ20に投入されずにこぼれ落ちた物品を受け皿28で受けることができるので、これらこぼれ落ちた物品によって組合せ秤及び床面を汚すことを防止することができる。
【0031】
次に、組合せ秤の平面輪郭形状について説明する。この組合せ秤は、図1の平面図に示すように、平面輪郭形状を略矩形に形成してあり、この矩形の第1の辺(図1の図面を横にして見た状態で組合せ秤の右側縁)に沿って投入ステージ61と計量器62(請求項1の投入計量ステージ114)を設け、第2の辺(図1の図面を横にして見た状態で組合せ秤の下側縁)に沿って滞留コンベア63と搬送コンベア64(請求項1の滞留搬送ステージ115)を設け、第3の辺(図1の図面を横にして見た状態で組合せ秤の左側縁)に沿って排出装置65(請求項1の反転排出ステージ116)を設け、第4の辺(図1の図面を横にして見た状態で組合せ秤の上側縁)に沿って送り出しコンベア92とカップ反転装置96と移送コンベア66(請求項1のリターンステージ117)を設けた構成としている。
【0032】
上記構成の組合せ秤によると、組合せ秤の図1における縦又は横方向の機長を比較的短くすることができる。即ち、投入計量ステージ114及び反転排出ステージ116におけるカップ20の搬送方向の夫々の長さを互いに略等しくすることができること、そして滞留搬送ステージ115及びリターンステージ117おけるカップ20の搬送方向の夫々の長さを互いに略等しくすることができることにより、組合せ秤の平面輪郭形状を略矩形となるようにすることができる。つまり、投入計量ステージ114と反転排出ステージ116は、両者のステージにおける処理内容が物品21をカップ20に投入することと排出することの逆の処理であることから両ステージの長さを必要最低限に抑えて略等しくすることができるからであり、また、滞留搬送ステージ115とリターンステージ117は、両者のステージにおける処理内容が物品21を収容するカップ20、若しくは空のカップ20を後段のステージに搬送することであり、両者ともカップ20を搬送することで処理が同等であり、従って、両ステージの長さを必要最低限に抑えて略等しくすることができるからである。その結果、組合せ秤の設置スペースを比較的狭くすることができる。
【0033】
次に、上記組合せ秤に設けてある計量器62、滞留コンベア63、はみ出し防止手段、プッシャー84、組合せ演算手段、搬送コンベア64、排出装置65等について詳細に説明する。
【0034】
図1に示す4台の各計量器62は、ロードセル等の重量検出器を有しており、各ロードセルに設けられている載台25上に、投入ステージ61から物品21の投入されたカップ20が送られてくると、そのカップ20及びカップ20に投入されている物品21の合計重量を計量することができる。そして、この組合せ秤に設けられている演算制御部(図示せず)がこの合計重量値から既知であるカップ20(各カップ20は同一の重量である)の重量値を減算して物品21の重量を演算して得ることができる。そして、計量済み物品の投入されている4個のカップ20は、後段の滞留コンベア63上のカップ20の数が8個以下になった時に滞留コンベア63に搬送される。これは、滞留コンベア63は、12個のカップ20を滞留させることができる長さであり、計量済みの4個のカップ20を受け入れるためには、滞留コンベア63上のカップ20の数が8個(=12−4)以下であることが必要だからである。勿論、計量器62を4台設けたが、4台以外の台数Aとしてもよい。その際、投入ステージ61のカップ20を整列する列数は、計量器62の台数Aに合わせる。そして、この場合は、計量済み物品の投入されているカップ20は、後段の滞留コンベア63上のカップ20の数が(12−A)個以下になった時に滞留コンベア63に搬送される。
【0035】
滞留コンベア63は、図1に示すように、基端部が4台の計量器62の側方に配置されている直線コンベアであり、各計量器62から排出されたカップ20を受け取って同図の左方向に搬送することができる。そして、左側先端部にはストッパ73を設けてあり、このストッパ73によりカップ20を係止することができる。この滞留コンベア63は、図10の断面図に示すように、環状の2つのプラスチックチェーン(トップチェーン)74、74を備えており、各プラスチックチェーン74、74の夫々の両端がスプロケット(図10には先端部に設けられているスプロケット75、75を示す。)75、75に掛けられている。このスプロケット75は、モータ(図示せず)の回転軸と連結しており、モータが回転することにより2つのプラスチックチェーン74、74が所定方向に駆動される。図には示さないが、プラスチックチェーン74、74のカップ20と接触する搬送面82は、摩擦抵抗の小さいプラスチック板によって形成してある。
【0036】
図10に示す76は、組合せ秤の本体である。この本体76は、架台77(図1参照)に固定されており、この本体76の上面に断面形状がコ字状の案内枠78を設けてある。この案内枠78の上面83は、図10に示すように、プラスチックチェーン74の搬送面82よりも下側に位置しており、この案内枠78の両側面には、プラスチックチェーン74を保持する保持枠79、80を設けてある。この2つの保持枠79、80のうち、図10に示す案内枠78の左側面に設けてある保持枠79の上側屈曲部98の上面81は、プラスチックチェーン74の搬送面82よりも約3mm上側に位置するように形成してある。
【0037】
この保持枠79の上面81は、プラスチックチェーン74の搬送面82よりも約3mm高く形成してあり、この段差H(=約3mm)により、図10に示す滞留コンベア63上のカップ20が搬送コンベア64側にはみ出ないように規制することができる。従って、この段差Hは、カップ20の大きさ、重量、カップ20の底の円周縁のアール(R)の大きさ、更に、カップ20に投入される物品21の重量に応じて決定する必要がある。図11は、この段差部を示す拡大断面図である。即ち、同図に示すRは約3mm、αは約45°である。ただし、保持枠79の上面81のプラスチックチェーン74側の縁部99にα≒45°の傾斜面を施したが、これ以外の角度αの傾斜面を施してもよいし、この縁部99をアールに形成してもよい。また、カップ20の底の円周縁のアールをR≒3mmとしたが、これ以外の大きさのアールを施してもよい。要は、図11に示す段差H、R、縁部99の大きさや形状は、図1に示すように、カップ20が滞留コンベア63上で1列に整列している時には、カップ20が搬送コンベア64側にはみ出ないように規制することができ、プッシャー84が伸長動作した時には、カップ20が起立状態でこの保持枠79の上面81(はみ出し防止手段)を乗り越えて搬送コンベア64上に移動することができるものであれば良い。
【0038】
そして、図10に示す滞留コンベア63の右側には第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10を設けてあり、各プッシャーのピストンロッドの先端に設けたパッド85−1〜85−10によって、滞留コンベア63上のカップ20がプッシャー84側にはみ出ないように規制することができる。つまり、滞留コンベア63は、モータにより常時回転駆動しており、滞留コンベア63上の各カップ20はストッパ73側に搬送されて先頭のカップ20がストッパ73に当接すると後続のカップ20は順次互いに接触した押せ押せの状態で1列に並び、各カップ20はその位置で停止することとなる。ただし、滞留コンベア63は、常時搬送駆動されているので、この滞留コンベア63上に1列に並んでいるカップ20は進行方向に向かって左側又は右側にはみ出ようとするが、上記段差H及びパッド85−1〜85−10によってカップ20が滞留コンベア63の外側にはみ出ないように規制することができる。なお、図1に示すように、第10のプッシャー84−10の後方にもガイド112を設けてあり、カップ20のはみ出しを防止している。
【0039】
第1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10は、滞留コンベア63上の所望のカップ20を搬送コンベア64側に取り出すための手段である。これら第1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10は、図1に示すように、エアーシリンダから成っており、各プッシャーは、カップ20の直径と同一の長さの間隔をおいて夫々配置してある。即ち、図1に示すように、12個のカップ20が滞留コンベア63上で1列に並んだ状態で先頭から10個までの各カップ20と対応して第1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10を設けてある。各プッシャー84−1〜84−10に設けてあるパッド85−1〜85−10は、平面形状がL字状である。パッド85の形状をL字状としたのは、図2に示すように、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が伸長動作した状態で、各プッシャー84−2、84−5、84−8、84−10により取り出した各カップ20の後続のカップ20を対応するパッドの係止板86により係止するためである。これにより、伸長状態の各プッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が短縮状態になるとき、各パッド85−2、85−5、85−8、85−10が後続のカップ20をそれら各係止位置で停止させた状態でスムースに後退して図1に示す短縮状態に戻ることができる。プッシャー84が伸長状態にあるときが取り出し状態であり、短縮状態にあるときが非取り出し状態である。
【0040】
次に、組合せ演算手段が、これら計量済み物品21の各重量を種々に組合わせて組合せ演算する手順、及び組合せに選択された物品21を滞留コンベア63から取り出して搬送コンベア64上に移動させて排出装置65内に搬送する手順を説明する。
組合せ演算手段は、図には示さないが、中央演算処理装置(CPU)により構成されている演算制御部(図示せず)と、この演算制御部と接続する記憶部(図示せず)に記憶されている所定のプログラムと、により構成されており、所定の組合せ演算を行う手段である。即ち、各計量器62により計量して得られた被計量物品21の各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内であって、予め定めた条件を満足する組、例えば目標重量値に等しいか若しくは最も近い組を構成する物品を選択する手段である。
【0041】
なお、組合せ演算手段による組合せ演算は、作業者が設定表示部87を操作して予め設定してある組合せ演算開始メモリ数がKとなったときに開始する。この組合せ演算開始メモリ数とは、組合せ演算手段が組合せ演算を開始するための条件であり、この条件は、滞留コンベア63上に停止しているカップ20の数(記憶部に記憶されている計量済み物品の重量値の数)が例えばK=9個以上となることとしている。つまり、記憶部に記憶されている重量値の数が9個未満では組合せ演算を行っても合計重量が所定重量範囲内となる組合せを選択する可能性が低いので組合せ演算を行わず、従って重量値の数が9個以上となり、組合せの選択の可能性の高くなったときに組合せ演算を行うこととしている。ただし、この組合せ演算開始メモリ数Kは、組合せ計量の計量精度や計量速度等に応じて作業者が設定表示部87を操作して任意の組合せ演算開始メモリ数を設定することができる。そして、滞留コンベア63上に停止しているカップ20の個数が9個未満となったときには、滞留コンベア63上のカップ20の個数が9個以上となるまで計量器62から計量済み物品を収容するカップ20が4個ずつ搬送されてくる。そして、滞留コンベア63上のカップ20の個数が9個以上となったときは、計量器62からの搬送が自動的に停止する。
【0042】
また、組合せに選択されたカップ20を滞留コンベア63から取り出して搬送コンベア64に移動させる取り出し手段は、第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10である。従って、これら第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10により取り出すことができるのは、図1に示す滞留コンベア63上に滞留する12個のカップ20のうち、先頭から10個のカップ20のうちのいずれかのカップ20であるので、組合せに参加させる重量値もこれら10個のカップ20に投入されている物品21の重量値としている。よって、先頭から11番目と12番目のカップ20及びこれよりも後続のカップ20に収容されている物品21の重量値は組合せに参加させていない。
【0043】
そして、図1に示す第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10により取り出されたカップ20を所定の排出位置88に搬送する搬送手段は、同図に示す搬送コンベア64と、排出装置65と、からなっている。
【0044】
今、組合せ演算手段により物品(重量値)の所定の組合せとして例えば図2に示すように第2番目の物品21と第5番目の物品21と第8番目の物品21と第10番目の物品21が選択されたとすると、同図に示すように、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が伸長駆動してこれら第2、第5、第8、及び第10番目の各物品21を収容する各カップ20を滞留コンベア63上から押し出して、はみ出し防止手段である保持枠79の上面81を乗り越えさせ、この滞留コンベア63と隣接して設けてある搬送コンベア64上に移動させる。そして、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が伸長駆動した状態では、図2に示すように、各プッシャーに設けてあるパッド85−2、85−5、85−8、85−10の夫々の各係止板86が、取り出した2、5、8、10番目の各カップ20の夫々の後続のカップ20を係止することができる。これにより、伸長状態の第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が短縮駆動したときに、各パッド85−2、85−5、85−8、85−10が後続の各カップ20を引っ掛けることなく、スムースに図1に示す元の位置に戻ることができる。
【0045】
そして、搬送コンベア64上に移動した第2、第5、第8、及び第10番目の4個のカップ20は、この搬送コンベア64により搬送されて排出装置65に搬送される。この排出装置65に搬送された第2、第5、第8、及び第10番目の各カップ20は、物品21が取り出され、これら取り出された物品21を包装機89が包装する。一方、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が短縮状態となると、選択されなかった第1、第3、第4、第6、第7、及び第9番目の各物品21を収容する6個の各カップ20、及び後続の2個のカップ20が滞留コンベア63により搬送されて前進する。また、4台の計量器62から計量済み物品を収容する4個のカップ20が順次滞留コンベア63に供給される。これら4個のカップ20及び滞留コンベア63上の8個のカップ20、即ち、計量済み物品を収容する合計12個のカップ20は、搬送されて上述のようにして先頭のカップ20がストッパ73により係止され、この先頭のカップ20及び後続のカップ20が1列に互いに接触した押せ押せの状態で滞留コンベア63上で停止する。しかる後に、次の組合せ演算が行われる。
【0046】
ただし、組合せ演算で選択された物品(重量値)21の個数が4個の場合は、滞留コンベア63上には8個のカップ20しか残らないので、組合せ演算開始メモリ数K=9個よりも少なく、従って、4台の計量器62から次の計量済み物品が投入されているカップ20が滞留コンベア63に排出されるまでは次の組合せ演算を行わないようにしている。これを実現するために、計量済み物品が収容されているカップ20が計量器62から滞留コンベア63に排出された時から所定時間経過後(この所定時間は、タイマによって計時している。)に組合せ演算を行う。なお、上記所定時間内に組合せに参加させる各物品の重量値を記憶部に記憶する。しかし、例えば、滞留コンベア63上に12個のカップが滞留していたとして、組合せ演算で選択された物品(重量値)21の個数が3個以下の場合は、滞留コンベア63上には9個のカップ20が残っているので、組合せ演算開始メモリ数K=9個以上の条件を満たし、従って、計量器62から次の計量済み物品が投入されているカップ20が滞留コンベア63に供給されない。その結果、計量器62から次のカップ20が滞留コンベア63に供給される前に組合せ演算を行うことができる。このように、次の計量済み物品21が収容されているカップ20の到着を待つ必要がないのは、図1に示す滞留コンベア63上の先頭から11番目と12番目の2個のカップ20を待機させてあり、この2個のカップ20に収容されている物品の重量値を次の組合せ演算に参加させることができるからである。そして、2個のカップ20を待機させておく理由は、上記のように、組合せに選択された物品を収容する3個以下のカップ20が滞留コンベア63から排出されたときに、次の計量済み物品を収容するカップ20が滞留コンベア63に送られて来るのを待たずに次の組合せ演算を行うことができ、従って、時間当たりの組合せ演算の回数を多くすることができるという利益があるからである。なお、この待機させているカップ20の個数は、多いほど次の計量済み物品が収容されているカップ20の到着を待たずに組合せ演算を行うことができる余裕を長くとることができるが、この待機カップ20の個数を多くすると組合せ秤の機長が長くなるので、機長を勘案して適切な待機カップ20の個数を決定することが必要である。
【0047】
搬送コンベア64は、図10に示すように、滞留コンベア63と同等のプラスチックチェーンコンベアである。この搬送コンベア64の左側面にはガイド90を設けてあり、このガイド90は、滞留コンベア63から搬送コンベア64に押し出されたカップ20が搬送コンベア64から落下しないようにするためのものである。そして、搬送コンベア64の搬送面は滞留コンベア63の搬送面82と略同一の高さに配置してあり、従って、搬送コンベア64の搬送面は、保持枠79の上側屈曲部98の上面81よりも約3mm(=H)低くなっている。搬送コンベア64の後端部は、排出装置65と接続している。また、図1に示すように、搬送コンベア64の排出装置65の入口部には、ストッパ72と同等のストッパシリンダ113を設けてある。このストッパシリンダ113は、伸長状態と短縮状態とに所定のタイミングで切り替わることにより、組合せに選択されたカップ20を各組ごとに順次排出装置65に送り込むことができる。そして、ストッパシリンダ113が伸長状態となって選択されたカップ20を搬送コンベア64上で停止させた状態では、これらカップ20が保持枠79の上側屈曲部98とガイド90とによって搬送コンベア64上からはみ出ないように両側から規制されており、従って、これらカップ20は搬送コンベア64上で整列して停止することができる。
【0048】
次に、排出装置65の説明をする。排出装置65は、図1及び図12に示すように、傾斜コンベア91と送り出しコンベア92とを備えている。送り出しコンベア92は、滞留コンベア63と同等のプラスチックチェーンコンベアである。傾斜コンベア91は、搬送面に4列に配置された多数のカップ保持部14を設けてなるチェーンコンベアである。この傾斜コンベア91が、搬送コンベア64と接続しており、組合せに選択された物品を収容するカップ20を1個ずつ4個の各カップ保持部14に受け入れる。これらカップ保持部14に受け入れたカップ20は、横1列に4個並んだ状態で順次斜め上方に向かって搬送され、上昇端で反転して4個の各カップ保持部14から外れて位置決め筒部15内に落下して所定の排出位置88で停止する。この排出位置88では、カップ20が反転していることとカップ20の落下による衝撃とにより内側に収容されている物品21がカップ20から排出され、カップ受板93の下部に設けたじょうご状部16及び投入口94を通って包装機89に投入される。そして、空になった4個のカップ20は、エアーシリンダ17に駆動される位置決め筒部15よって送り出しコンベア92側(図1の矢印95の方向)に搬送される。4個の空のカップ20は、カップ受板93に設けた排出口(図示せず)及びシュート18を通って送り出しコンベア92上に搬送され、この送り出しコンベア92によって搬送され、そして、カップ反転装置96により180°反転されて、カップ20の口を上側に向けた状態で移送コンベア66に送り出される。そして、移送コンベア66は、空のカップ20をこの移送コンベア66の終端部69に移送し、この終端部69に空のカップ20が4個溜まり、上述したように、中央演算処理装置から所定の供給信号が出力されると、空カップ用プッシャー70が伸長動作し、この空カップ用プッシャー70の先端に設けたパッド71が終端部69上の4個の空カップ20を投入ステージ61上の入口部に送り出すことができる。このようにして、カップ20は循環して物品の組合せ計量を順次連続して行うことができる。
【0049】
なお、組合せに選択された各々の組を構成する物品21を収容するカップ20は、順に図1に示す排出位置88に搬送されて、カップ20内の物品21は包装機89に順に投入されるが、包装機89は、一つの組を構成する物品の数が幾つであるかを記憶手段から読み込んで1つの組を構成する物品を1つのパックに包装することができる。つまり、包装機89は、組合せに選択された物品の数が1、2、3、4、5、・・である各場合に応じて組合せに選択されたその数の当該物品を1つのパックに包装するように構成されている。
【0050】
次に、図13を参照して、計量された物品の重量を記憶する手順を説明する。まず、物品の投入されたカップ20が計量器62によって計量が完了し(S100)、この計量済み物品の重量値を記憶部に記憶する(S102、104)。例えば第1、2、・・・・、N番目に計量して得られた重量値を第1、2、・・・・、N番目のメモリに記憶する。そして、記憶した重量値の数がK、例えば9個以上であるか否かを判定して(S106)、9個未満であると判定したときは、組合せ演算を行わなず、9個以上であると判定したときは、組合せ演算を行う(S108)。そして、組合せ演算により組合せに選択されたs個の重量値(M、M、・・・・、M)の物品を収容するカップ20を搬送コンベア64に押し出す(S110)。
【0051】
ただし、選択されずに滞留コンベア63上に残った物品は、順次前進して物品の順番が変わるので、メモリに記憶されている重量値の順番も変更する必要がある。その為に、Mn+1 、Mn+2 、・・・・、Mn+(i−n) 番目のメモリに記憶されている重量値をM、Mn+1 、・・・・、Mn+(i−n)−1 番目のメモリに夫々移し替える(S112)。そして、Mm+1 、Mm+2 、・・・・、Mm+(i−m) 番目のメモリに記憶されている重量値をM、Mm+1 、・・・・、Mm+(i−m)−1 番目のメモリに夫々移し替える(S114)。また、Ml+1 、Ml+2 、・・・・、Ml+(i−l) 番目のメモリに記憶されている重量値をM、Ml+1 、・・・・、Ml+(i−l)−1 番目のメモリに夫々移し替える(S116)。なお、1≦l <m<・・・・<n≦iとし、iは、記憶済みのメモリの番号のうち最大番号の数値である。
【0052】
そして、メモリに記憶されている元の重量値の個数iからsを減算して現在記憶されている重量値の個数iを演算する(S118)。このようにして、順次物品を新たに計量して得られた重量値を記憶することができ、そして、選択されずに滞留コンベア63上に残っている物品の順番の変更に応じて各メモリに記憶されている重量値の順番を順次変更することができる。これによって、滞留コンベア63上に停止する物品の各重量値を各物品と対応して記憶することができる。
【0053】
上記実施形態の組合せ秤によると、図1に示すように、投入ステージ61上で被計量物品がカップ20内に投入されてから組合せ演算によって選択されて、包装機89に投入されるまでの間、物品を同一のカップ20によって保持する構成である。従って、付着性、又は粘着性を有する物品が、図14に示す従来の組合せ秤のように、分割シュート9や集合シュート10の内側に付着することがなく、その結果、付着性、又は粘着性を有するカット野菜、漬物、又は筋子等の物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上させることができる。
【0054】
そして、計量済み物品が投入されているカップ20を滞留コンベア63上に多数溜めておくことができ、そして、これら滞留する多数のカップ20に投入されている多数の物品を組合せに参加させることができる構成であるので、これによっても組合せ計量の計量精度を向上させることができる。また、組合せに参加することができる物品の数を増加させる場合は、滞留コンベア63及び搬送コンベア64の長さを長くして、プッシャー84の数を増加することにより可能であり、図14に示す組合せ秤のように、1つの物品の重量値を増加させるために、1組の直進フィーダ3、計量ホッパ5、メモリホッパ8を増加させる必要がなく、経済的である。
【0055】
しかも、カップ20に投入されている物品を別のホッパ等に移替えずに多数の計量済み物品を溜めておくことができる構成であるので、物品を別のホッパ等に移替えることが原因して起こる付着による重量変動が存在せず、これによっても、粘着性等を有する物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上させることができる。そして、多数の計量済み物品を収容するカップ20を滞留コンベア63上に溜めておくことができる構成であるので、計量器62による計量を連続して順次行うことができ、これによって、計量器62の運転効率を従来よりも向上させることができる。
【0056】
ただし、上記実施形態において、空カップ20の重量が未知の場合、又は空カップ20の重量のばらつきが大きい場合は、投入ステージ61の手前に別個の計量器を設けてこの計量器により空カップ20の重量を予め計量し、後段の計量器62により計量して得られたカップ20と物品21の合計重量から対応するカップ20の重量を減算して物品21の重量を求める構成としてもよい。
【0057】
また、夫々の空カップ20の重量が均一である場合は、カップ20と物品の合計重量を種々に組合わせて組合せ演算を行ってもよい。この場合、目標重量値は、物品の重量にカップ20の重量を加えた重量値とする。
【0058】
そして、カップ20の形状を底を有する短円筒形としたが、これ以外の形状、例えば底を有する多角筒としてもよい。
【0059】
更に、上記各実施形態の滞留コンベア63、及び搬送コンベア64の各々を、環状の2つのプラスチックチェーンを有する構成としたが、これ以外に例えば環状の1つのプラスチックチェーンを有する構成としてもよい。要は、滞留コンベア63、及び搬送コンベア64の各コンベアは、カップ20を所定方向に搬送することができ、しかも、このコンベアの搬送面が移動している際(駆動中)に、先頭のカップ20が係止されて停止したときに後続のカップ20をこのコンベアの搬送面上で押せ押せの状態で停止させることができる構成のものであればよい。
【0060】
【発明の効果】
本発明によると、投入計量ステージで被計量物品が物品保持手段内に投入されてから組合せ演算によって選択されて反転排出ステージに搬送されて排出されるまでの間、物品を同一の物品保持手段によって保持する構成である。従って、図14に示す従来の組合せ秤では、付着性、又は粘着性を有する物品を計量する場合、分割シュート9や集合シュート10の内側に物品が付着することがあるが、本発明によると、組合せ秤に分割シュート9や集合シュート10を設ける必要がないので、このような付着を完全に解消することができ、その結果、付着性、又は粘着性を有する物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上させることができるという効果がある。
【0061】
しかも、物品保持手段に投入されている物品を別のホッパ等に移し替えずに当該物品保持手段を反転排出ステージに搬送して当該物品を排出する構成であるので、物品を別のホッパ等に移替えることが原因して起こる付着による重量変動が存在しない。これによっても、粘着性等を有する物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上させることができるという効果がある。
【0062】
そして、投入計量ステージで計量された計量済み物品を収容する物品保持手段は、この投入計量ステージから順次排出されて、組合せに選択された後に反転排出ステージに搬送され、投入計量ステージには、新たな被計量物品を収容する物品保持手段が順次搬送される構成である。これにより、投入計量ステージは、被計量物品を収容する物品保持手段の重量を順次中断することなく連続して計量することができ、その結果、投入計量ステージの運転効率(組合せ秤が稼働している時間に対する投入計量ステージで計量を行っている時間の割合。)を従来よりも向上させることができるという効果がある。
【0063】
また、組合せ秤の平面輪郭形状が略矩形となるように第1乃至第4の4つの各辺に沿ってこの順番で投入計量ステージ、滞留搬送ステージ、反転排出ステージ、及びリターンステージを設けてあるので、各ステージの物品保持手段の搬送方向と平行する方向の長さを必要最低限に抑えることができ、これにより、組合せ秤を上面から見たときの縦又は横方向の機長を比較的短くすることができる。従って、組合せ秤の設置スペースを比較的狭くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る組合せ秤を示す平面図である。
【図2】同実施形態の組合せ秤のプッシャーが選択された物品を収容するカップを押し出す状態を示す平面図である。
【図3】同実施形態の投入計量ステージの拡大平面図である。
【図4】図3に示す投入計量ステージの側面図である。
【図5】同実施形態の投入計量ステージを図4のA−A方向から見た断面図である。
【図6】(a)は同実施形態の固定台を示す拡大平面図、(b)は同固定台の正面図である。
【図7】図6に示す固定台の側面図である。
【図8】(a)は同実施形態の投入テーブルの拡大平面図、(b)は同投入テーブルの拡大正面図、(c)は同投入テーブルの拡大側面図である。
【図9】(a)は同実施形態の受け皿の拡大平面図、(b)は同受け皿の拡大正面図、(c)は同受け皿の拡大側面図である。
【図10】同実施形態の組合せ秤の滞留コンベア及び搬送コンベアの拡大縦断面図である。
【図11】同実施形態の滞留コンベアに設けられているはみ出し防止手段(保持枠の上側屈曲部)の拡大縦断面図である。
【図12】同実施形態の排出装置の拡大側面図である。
【図13】同実施形態に係る組合せ秤の動作手順を示すフローチャートである。
【図14】従来の組合せ秤を示す部分省略断面図である。
【符号の説明】
20 カップ
21 物品
28 受け皿
35 投入テーブル
36 物品投入口
61 投入ステージ
62−1〜62−4 計量器
63 滞留コンベア
64 搬送コンベア
65 排出装置
66 移送コンベア
67 固定台
70 空カップ用プッシャー
84−1〜84−10 プッシャー
85−1〜85−10 パッド
114 投入計量ステージ
115 滞留搬送ステージ
116 反転排出ステージ
117 リターンステージ

Claims (1)

  1. 投入計量ステージ上に搬送されてくる空の物品保持手段に物品を投入して当該物品保持手段と当該物品保持手段に投入されている物品の合計重量、又は上記物品保持手段に物品が投入された状態で投入されている物品の重量、を上記投入計量ステージで計量し、この投入計量ステージで計量された物品を収容する上記物品保持手段を滞留搬送ステージに搬送し、上記投入計量ステージで計量して得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手段が選択し、この選択した物品を収容する上記物品保持手段を上記滞留搬送ステージから反転排出ステージに搬送し、この反転排出ステージで上記組合せに選択された組を構成する物品を上記物品保持手段から排出し、空になったこれら物品保持手段をリターンステージを通して上記投入計量ステージに搬送することを順次繰り返して行う組合せ秤において、
    上記組合せ秤の平面輪郭形状を略矩形に形成し、この矩形の第1の辺に沿って上記投入計量ステージを設け、第1の辺と隣接する第2の辺に沿って上記滞留搬送ステージを設け、第1の辺と対向する第3の辺に沿って上記反転排出ステージを設け、第2の辺と対向する第4の辺に沿ってリターンステージを設けた構成とし、
    上記反転排出ステージは、上記滞留搬送ステージからの上記選択した物品を収容する上記物品保持手段を斜め上方に向かって搬送し、上昇端で反転させて所定の排出位置に落下させる傾斜コンベヤを有し、
    上記リターンステージは、上記排出位置から上記物品保持手段を送り出す送り出しコンベヤと、この送り出された上記物品保持手段を反転させる反転装置と、この反転装置で反転させた上記物品保持手段を上記投入計量ステージに移送する移送コンベヤとを、有する組合せ秤。
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