JP3725676B2 - 組合せ秤の物品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にカット野菜、漬物、筋子等のように付着性、又は粘着性を有する被計量物品を保持手段に投入した状態で計量及び搬送する組合せ秤において、保持手段に被計量物を供給する物品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記組合せ秤の一例を図2を参照して説明する。この組合せ秤は、被計量物(以下、「物品」という。)21が投入されていない空のカップ20を投入ステージ61に順次搬送し、この投入ステージ61上でこれらカップ20に物品21を投入し、このカップ20とその投入されている物品21の合計重量を4台の各第1の計量器62(62−1〜62−4)により夫々計量し、そして、このカップ20と物品21の合計重量からカップ20の重量を減算して物品21の重量を演算する。そして、これら計量済み物品21を収容している多数のカップ20を滞留コンベア63上で滞留させて、上記演算により得られた各物品21の重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品21を組合せ演算手段が選択し、この組合せ演算手段により選択された組を構成する物品21を排出する排出位置88に物品21が投入されているカップ20を搬送し、物品21が排出された空のカップ20を投入ステージ61に搬送することを順次繰り返して行うものである。
なお、排出位置88で排出された物品2は、合計重量が所定重量範囲内となっており、包装機88に供給されて包装される。
【0003】
そして、投入ステージ61上の空のカップ20に物品21を供給する従来の物品供給装置は、図12に示すものがある。この物品供給装置は、投入フィーダ121、4つのタイミングホッパ134、及び4つのじょうご122を備えている。この物品供給装置によると、投入フィーダ121は、所定のタイミングで所定時間だけ駆動して物品(被計量物)21を4つの各タイミングホッパ134に投入し、4つの各タイミングホッパ134は、その下方に空のカップ20が搬送されてきた時に、第1及び第2ゲート135、136を開いてこれらタイミングホッパ134内に投入されている物品21を対応する4つの各じょうご122を介して4つの空の各カップ20に供給することができる。
【0004】
なお、投入フィーダ121が4つタイミングホッパ134に投入する物品21の合計投入重量は、物品21の組合せ合計重量の許容重量範囲として設定されている上記所定重量範囲内の重量である組合せ目標重量となるように調整されている。これにより、図2に示すように、投入ステージ61上で物品21が供給されて計量の終わったカップ20は、4つずつ滞留コンベア63上に順次搬送されるが、平均して略4つのカップ20に収容されている物品21が組合せに選択されることとなり、これら選択された物品21が収容されている4つのカップ20が滞留コンベア63上から順次搬送コンベア64上に排出させることができるので、カップ20が滞留コンベア63上に滞ることなくスムースに循環移動させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図12に示す従来の物品供給装置では、投入フィーダ121の振動部128が所定のタイミングで所定時間だけ駆動することにより、樋状部127内の物品21を4つの各タイミングホッパ134に投入しているので、4つのタイミングホッパ134に投入された物品21の合計投入重量は、樋状部127内に載置されている物品21の量や載置位置の変化、及び物品21の絡み具合の変化等によって変動し、合計投入重量が所定重量範囲から大きく外れることがある。このように、4つのタイミングホッパ134に投入された物品21の合計投入重量が所定重量範囲から大きく外れると、組合せ秤の計量処理能力の低下、及び組合せ計量精度の低下をきたすという問題がある。
【0006】
つまり、4つのタイミングホッパ134に投入された物品21の合計投入重量が所定重量範囲よりもかなり軽くなると、1つの組合せとして選択されて滞留コンベア63上から排出されるカップ20の個数が5つ以上となることがあり、滞留コンベア63上に順次供給されるカップ20の個数(4つ)よりも多くなり、これによって、滞留コンベア63上に滞留し、組合せに参加可能な物品21を収容するカップ20の個数が減少することとなる。このように、組合せに参加可能な物品21を収容するカップ20の個数が減少すると、組合せ計量精度が低下するという問題が起こる。更に、合計重量が所定重量範囲内の組合せが成立しない場合も多くなり、その場合は計量済み物品21を収容する次のカップ20が滞留コンベア63上に搬送されるまで組合せ演算が行われず、これにより組合せ秤の計量処理能力が低下するという問題も起こる。
【0007】
そして、4つのタイミングホッパ134に投入された物品21の合計投入重量が所定重量範囲よりもかなり重くなると、1つの組合せとして選択される物品21を収容するカップ20の個数が3つ以下となることがある。つまり、滞留コンベア63上に滞留する約12個のカップ20に収容されている物品21の各重量を組合わせて例えば3つの重量を選択するときの組合せ数123 は、4つの重量を選択するときの組合せ数124 よりも小さいので、その分だけ組合せ計量精度の低下をきたすという問題があり、組合せ計量精度が低下すると、組合せが不成立の場合も起こり、上記と同様に、組合せ秤の計量処理能力が低下するという問題も起こる。
【0008】
本発明は、付着性、又は粘着性を有する物品を組合せ計量する組合せ秤の組合せ計量精度を向上させると共に、計量処理能力の向上を図り、更に、カップ(保持手段)への物品の供給の自動化に寄与することができる組合せ秤の物品供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、空の保持手段を投入ステージに順次搬送し、この投入ステージ上で予め定められた複数個数の保持手段に物品を投入し、当該保持手段と当該保持手段に投入されている物品の合計重量、又は上記保持手段に物品が投入された状態で投入されている物品の重量、を上記予め定められた複数個数の第1の計量手段によりそれぞれ計量し、第1の計量手段により計量された上記予め定められた複数個数の保持手段が順次滞留コンベヤで滞留させられ、滞留させられている上記保持手段に対して上記各第1の計量手段により得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手段が選択し、この組合せ演算手段により選択された組を構成する物品を排出する排出位置に当該物品が投入されている上記保持手段を搬送し、物品が排出された空の保持手段を上記投入ステージに搬送することを順次繰り返して行う組合せ秤において、
上記投入ステージ上の空の上記予め定められた複数個数の上記保持手段に物品を供給する上記予め定められた複数個数の計量ホッパと、上記各計量ホッパ内に投入されている物品の合計重量を計量し合計計量信号を生成する第2の計量手段と、上記合計計量信号に基づいて上記計量ホッパに収容されている物品の合計重量が上記予め定めた許容重量範囲内となるように予め定めた時間内で物品を上記各計量ホッパに投入する投入フィーダと、を具備することを特徴とするものである。
【0010】
第2の発明は、第1の発明に係る組合せ秤の物品供給装置において、上記計量ホッパは、回動自在に設けられ、当該各計量ホッパは、その回動の円周方向に沿って物品を収容可能な3つ以下の個数の収容部を備え、上記収容部は上記回動の中心から外側に向かって開口し、上記収容部の開口部が上記投入フィーダから送り出される物品を受け入れる受け入れ位置とこの受け入れた物品を上記保持手段に供給する供給位置を通過し、上記各計量ホッパに設けられている3つ以下の個数の収容部のうちの1つの収容部に収容されている物品の合計重量が第2の計量手段に掛かるように形成され、この計量ホッパを駆動手段により回転駆動する構成としたことを特徴とするものである。
【0011】
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る組合せ秤の物品供給装置において上記計量ホッパに投入された物品の合計重量が予め定めた許容重量範囲未満であるか否かを判定する重量判定手段と、この重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲未満であると判定したときに、空の上記保持手段への上記計量ホッパ内の物品の供給を中止すると共に、物品の供給が中止された当該保持手段の搬送を中止して、上記投入フィーダによる上記計量ホッパへの物品の投入を続行し、上記重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲内であると判定したときに、上記計量ホッパ内の物品を空の当該保持手段に供給する投入量制御手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
第4の発明は、第3の発明に係る組合せ秤の物品供給装置において、上記重量判定手段が上記計量ホッパに投入された物品の合計重量が上記許容重量範囲未満であると判定した時から上記許容重量範囲内であると判定するまでの間であり、かつ、上記許容重量範囲未満であると判定した時から所定時間経過後に警報信号を生成する警報手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
第5の発明は、第1又は第2の発明に係る組合せ秤の物品供給装置において、上記計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲未満であって下限重量以上又は許容重量範囲を越えて上限重量以下であるか否かを判定する重量判定手段と、この重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲未満であって上記下限重量以上又は許容重量範囲を越えて上限重量以下であると判定したときに、今回の合計重量及び次回以降の予め定めた回数だけ上記投入フィーダが上記計量ホッパに投入した物品の各合計重量の平均値が上記許容重量範囲内となるように、上記投入フィーダが上記計量ホッパに物品を投入する上記許容重量範囲を、上記元の許容重量範囲よりも重い側又は軽い側に変更した新たな許容重量範囲を設定し、上記次回以降の予め定めた回数だけ上記投入フィーダが上記計量ホッパに上記新たな許容重量範囲内の物品を投入するように制御する投入量制御手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明に係る物品供給装置が適用される組合せ秤によると、保持手段が投入ステージ上に移動したと時にこれら保持手段内に物品が投入され、保持手段に物品が投入された状態で、第1の計量手段が、保持手段とこの保持手段に投入されている物品の合計重量、又は物品の重量を計量する。つまり、その物品の実質的な重量を計量する。そして、計量して得られたこれら各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手段が選択し、この組合せ演算手段により選択された物品をその保持手段に収容された状態で所定の排出位置に搬送して排出し、そして空の保持手段を投入ステージに搬送する。上記動作を繰り返し行うことにより組合せ計量を順次行うことができる。
【0015】
そして、第1の発明に係る組合せ秤の物品供給装置によると、投入フィーダは、1又は2以上の計量ホッパに収容される物品の合計重量が予め定めた許容重量範囲内となるように予め定めた時間内で物品をこれら計量ホッパに投入する。これにより、合計重量が許容重量範囲内となるように物品をこれら計量ホッパに投入することができる。そして、許容重量範囲を適切な重量範囲に設定することにより、1つの組合せとして選択される物品の個数を、比較的高い組合せ計量精度が得られる物品の個数に一致又は近づけることができる。
【0016】
第2の発明によると、計量ホッパは、その回動の円周方向に沿って設けられている1又は2以上の各収容部のうちの1つが受け入れ位置に順次回転移動した状態で投入フィーダから送り出されてくる物品を順次受け入れることができ、そして、物品を収容する収容部が供給位置に回転移動した状態でその収容されている物品を保持手段に順次供給することができる。
【0017】
第3の発明によると、投入フィーダが1又は2以上の各計量ホッパに物品を投入し、第2の計量手段が計量ホッパに投入されている物品の合計重量を計量すると、重量判定手段がこの合計重量が予め定めた許容重量範囲未満であるか否かを判定する。そして、投入フィーダが予め定めた所定時間内で合計重量が許容重量範囲内となるように物品を計量ホッパに投入することができず、重量判定手段が合計重量が許容重量範囲未満であると判定したときは、計量ホッパ内の物品を空の1又は2以上の保持手段へ供給することを中止すると共に、その物品の供給が中止された保持手段の搬送を中止して、投入フィーダによる計量ホッパへの物品の投入を続行する。そして、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲内であると重量判定手段が判定したときに、計量ホッパ内の物品を空の保持手段に供給することができる。
【0018】
第4の発明によると、重量判定手段が、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲未満であると判定したした時から許容重量範囲内であると判定するまでの間は、投入フィーダは計量ホッパに物品を投入するように作動している。しかし、この間は、保持手段の搬送が中止されて停止した状態となっており、保持手段が停止している状態が長く続くと組合せ秤の計量処理能力が低下する。そこで、重量判定手段が、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲未満であると判定したした時から所定時間が経過した時に、警報手段が警報信号を生成してオペレータに警報することとしている。
【0019】
第5の発明によると、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲外となったときは、その計量ホッパに投入された軽量又は過量の物品が保持手段に供給されることとなり、組合せ秤の組合せ計量精度が低下したり、組合せ秤の計量処理能力が低下することがあるので、例えば計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲未満であるときは、投入フィーダが次回以降に計量ホッパに投入する物品の投入重量を重くして、計量ホッパに投入される物品の合計重量の平均値が許容重量範囲内となるようにすることができる。逆に、例えば計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲を越えているときは、投入フィーダが次回以降に計量ホッパに投入する物品の投入重量を軽くして、計量ホッパに投入される物品の合計重量の平均値が許容重量範囲内となるようにすることができる。
ただし、計量ホッパに投入された物品の合計重量が下限値未満であったり、上限値を越えている場合は、例えば投入フィーダ上の物品(被計量物)の不足又は過量等の異常が考えられるので、上記処理を行わないこととしている。そして、新たに設定した許容重量範囲内の物品の計量ホッパに対する投入回数は、予め定めた回数とし、これ以降は、元の許容重量範囲内の物品を計量ホッパに投入するすることとしている。また、合計重量の平均値とは、投入フィーダが計量ホッパに今回投入した許容重量範囲外の軽量又は過量の物品の合計重量と次回以降の予め定めた回数だけ投入したときの各合計重量の平均値である。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る組合せ秤の物品供給装置(以下、「物品供給装置」という。)を組合せ秤に適用した第1実施形態を各図を参照して説明する。この実施形態の組合せ秤は、図2の平面図に示すように、物品供給装置1が円筒形の空のカップ20に物品21を投入するための投入ステージ61と、4台の計量器62(62−1、62−2、62−3、62−4)と、滞留コンベア63と、搬送コンベア64と、排出装置65と、移送コンベア66と、を備えている。そして、これら投入ステージ61、4台の計量器62(62−1、62−2、62−3、62−4)、・・・・等は、多数個のカップ(保持手段)20を図2に各矢印で示すようにこの組合せ秤上で時計方向に搬送することができる構成である。この組合せ秤によると、これらカップ20を搬送中に、例えばカット野菜、漬物、筋子等のように付着性、又は粘着性を有する被計量物品21を各カップ20に物品供給装置1が投入(充填)してこれら各物品21の重量を第1の計量器62が計量し、これら計量済み物品21の内から組合せに選択された各物品21を収容するカップ20を所定の排出位置88に搬送し、各カップ20から物品を排出することにより合計重量が所定重量範囲内の物品の組合せ計量を行う。なお、空になったカップ20には、物品供給装置1が新たに物品21を投入して上記計量を繰り返して行う。なお、各カップ20は、同一重量となるように形成してある。
【0021】
投入ステージ61は、図2に示すように、カップ20を進行方向に3個並べて1列としたものを4列保持することができる固定台(簀の子状の受け台)67を備えている。この固定台67には、カップ20が隣の列又は投入ステージ61の外側にはみ出ないように5本のガイド68を進行方向97に平行し、互いに間隔を隔てて設けてある。この投入ステージ61の入口には、移送コンベア66の終端部69が接続している。この終端部69に空のカップ20が4個溜まり、かつ、この組合せ秤に設けられている中央演算処理装置(CPU)(図示せず)から所定の供給信号が出力されると、この終端部69の近傍位置に設けてあるエアーシリンダで構成した空カップ用プッシャー70が伸長動作し、この空カップ用プッシャー70の先端に設けたパッド71が終端部69上の4個の空カップ20を投入ステージ61上の入口に送り出すことができる。このようにして投入ステージ61上に送り出された4個のカップ20は、夫々の前方のカップ20を前方に押し進め、これによって、投入ステージ61上の最前列の4個のカップ20を夫々と対応する4台の各第1の計量器62−1、62−2、62−3、62−4上に移動させることができ、更に、4台の第1の計量器62−1、62−2、62−3、62−4上の4個のカップ20を滞留コンベア63上に移動させることができる。しかる後に、空カップ用プッシャー70が短縮動作して移送コンベア66上の後続の4個のカップ20を終端部69に溜めておくことができる。なお、この終端部69の入口にはストッパ72を設けてある。このストッパ72は、エアーシリンダであり、移送コンベア66の終端部69に4個のカップ20が溜まった時に閉動作(図2に示す伸長状態となる。)して、後続のカップ20がこの終端部69に進入してこないように止めておくことができ、終端部69のカップ20が投入ステージ61に押し出されて空カップ用プッシャー70が短縮動作した時に開動作(短縮状態となる。)してカップ20を終端部69に通す役目を果たす。
【0022】
なお、上記投入ステージ61、空カップ用プッシャー70、移送コンベア66の終端部69、及びストッパ72が、整列搬送手段を構成している。
【0023】
上記構成の整列搬送手段によると、投入ステージ61に搬送されてくる空のカップ20を投入ステージ61上で搬送方向97に沿って4列に整列させ、これら整列する4列のカップ20を同期させて間欠的に搬送することができる。このように、カップ20を投入ステージ61上で4列に整列させているので、単位時間当たりのカップ20の搬送個数を同一とした場合、カップ20の搬送速度は、1列で搬送する場合と比較して1/4に減速することができる。つまり、各カップ20の移動速度を比較的低速度にすることができ、しかも、各列のカップ20を上記搬送方向97に同期して搬送しているので、物品供給装置1が物品21をカップ20に投入するタイミングがとり易く、従って、物品21を確実に投入することができる。
【0024】
次に、本発明の特徴とする物品供給装置1を説明する。物品供給装置1は、図1及び図2に示すように、4つのじょうご122、4つの計量ホッパ(従来のタイミングホッパと同等のもの。)134、第2の計量器2、投入フィーダ121、重量判定手段、投入量制御手段、及び警報手段を備えている。
この物品供給装置1によると、投入フィーダ121が、投入ステージ61上に4列に整列した空の各カップ20に計量ホッパ134、及びじょうご122を介して物品21を順次投入することができる。
【0025】
じょうご122は、図8に示すように4つ設けてあり、これら4つのじょうご122は、連結板123によって連結されている。各じょうご122は、上側開口縁を正方形に、下側開口縁をカップ20の上側開口部よりも少し小さい円形に形成してある。そして、これら4つのじょうご122は、互いに隣合うものどうしが上側開口縁の各辺を接する状態で横1列に配置してある。この4つのじょうご122を組合せ秤に取り付けるときは、図1乃至図4に示すように、投入ステージ61の両側に設けられている取付枠124の上面に載置すればよい。その際、両方の取付枠124の上面に突設されているピン125を連結板123に設けてある小孔126に通し、これにより、連結板123とこれに設けられている4つのじょうご122が所定の取付け位置からずれないように止めておくことができる。なお、4つのじょうご122を取付枠124に取り付けた状態では、これら4つの各じょうご122の下側開口部と投入ステージ61の入口に停止して整列する4個のカップ20の上側開口部とを上側から見て、この2つの中心を一致させている。これによって、4つの各計量ホッパ134から対応する4つの各じょうご122に投入された物品21は、各じょうご122の下方位置に停止する4個の各カップ20にこぼれないように確実に投入される。
【0026】
計量ホッパ134は、図9に示すように4つ設けてあり、これら4つの各計量ホッパ134は、平面形状が四角形の筒状に形成してある。そして、これら4つの計量ホッパ134は、互いに隣合うものどうしが各側面を接する状態で横1列に配置してある。これら4つの計量ホッパ134の下側開口部134aには、第1と第2ゲート135、136を設けてあり、この第1と第2ゲート135、136を開閉駆動することにより4つの計量ホッパ134の全ての下側開口部134aを一斉に開閉することができる。この第1と第2ゲート135、136を開閉するゲート開閉機構137は、図9(a)の右端の計量ホッパ134の右側面に設けてある。ただし、ゲートを開閉駆動するエアーシリンダ等の駆動装置は図には示していない。この4つの計量ホッパ134は、図1に示すように、支持アーム138を介して台車130に固定して取り付けてある。各計量ホッパ134が取り付けられている台車130を図1に示すように組合せ秤本体に位置合わせ(取り付け)した状態では、これら4つの各計量ホッパ134の下側開口部134aと取付枠124に取り付けられている4つの各じょうご122の上側開口部とを上側から見てこの2つの中心を一致させている。これによって、4つの各計量ホッパ134に投入された物品21は、各計量ホッパ134の下方に位置する4つの各じょうご122に投入され、これら各じょうご122を通して対応する4個の各カップ20にこぼれないように投入される。なお、各計量ホッパ134の下側開口部134aは、じょうご122の上側開口部よりも少し小さめに形成してある。
【0027】
計量ホッパ134の第1と第2ゲート135、136は、図には示さないが所定の開閉駆動回路から所定のタイミングで開閉信号が供給された時に開閉する。ただし、この開閉駆動回路は、CPUから入力する制御信号に基づいて上記開閉信号を第1と第2ゲート135、136の開閉駆動部に供給するのである。第1と第2ゲート135、136の開閉タイミングは、4つのじょうご122の下方位置にカップ20が移動してきて停止したときに物品21を4つの各じょうご122を介して4つの各カップ20内に投入することができるタイミングである。つまり、空カップ用プッシャー70が短縮状態となっている時に物品21をじょうご122を介してカップ20に投入するように開閉駆動部をCPUが駆動制御している。
【0028】
このように、計量ホッパ134を設けたことにより、所定重量の物品21を各列の所定のカップ20に確実に投入することができる。つまり、計量ホッパ134を使用しない場合は、カップ20が停止している間に投入フィーダ121を駆動して物品21をカップ20に投入する必要があるので、各タイミングごとにカップ20に投入する物品21の重量ばらつきが大きくなるという問題があるが、計量ホッパ134を設けたことにより、投入ステージ61上のカップ20が移動中にでも投入フィーダ121による計量ホッパ134への物品21の投入を行うことができるので、投入時間を比較的長くとることができ、その結果、計量ホッパ134に投入する物品21の重量ばらつきを小さくすることができる。そして、計量ホッパ134からカップ20への物品21の投入時間は比較的短くて済むので、所定のタイミングに短時間で物品21を確実にカップ20に投入することができるからである。
【0029】
第2の計量器2は、ロードセル等の重量検出器からなっており、4つの計量ホッパ134を荷重受けアーム3を介して支持し、これら4つの計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量を計量してこの合計重量を表す合計計量信号をCPU(図示せず)に出力するものである。この第2の計量器2は、支持アーム138を介して台車130に取り付けてある。
【0030】
投入フィーダ121は、図1乃至図4に示すように、樋状部127と振動部128とを備えている。
樋状部127は、底板127aと側板127bを有している。この樋状部127の投入ステージ61側が物品搬出側であり、この物品搬出側には側板127bを設けておらず、その反対側が物品供給側であり、この物品供給側には側板127bを設けてある。この物品供給部127cに作業者が物品を供給する。そして、物品搬出部127dには、図1乃至図4に示すように、搬送方向97に対して直角方向の断面形状が略逆三角形の4つの溝129を設けてある。これら4つの各溝129が設けられているピッチは、図3に示すように、投入ステージ61上に4列に整列する各列のカップ20どうしのピッチと等しくしてある。
【0031】
振動部128は、図1に示すように、樋状部127を支持しており、樋状部127上の物品21を物品供給側から物品搬出側に向かって搬送するように振動する。そして、この振動部128は、図には示さないがCPUと接続する所定の振動発生回路から所定のタイミングで駆動信号が供給された時に振動を開始して、樋状部127から物品21を4つの各計量ホッパ134に投入させることができ、そして、これら4つの各計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が予め設定されている投入目標重量となった時に振動を停止して各計量ホッパ134への物品21の投入を停止させることができる。即ち、4つの各計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量は、第2の計量器2により計量され、この合計計量信号は、CPUにより読み取られ、合計計量信号が投入目標重量から落差量を差し引いた重量WT1以上となったときに、CPUが振動部128の振動を停止させる信号を振動発生回路に出力する。
【0032】
ただし、空カップ用プッシャー70が投入ステージ61上のカップ20を4個ずつ押し出して順次搬送する1サイクルの時間が経過したときは、上記合計重量が重量WT1未満の場合でも振動部128の振動が停止して物品21の投入が停止する。そして、振動部128の振動のタイミングは、4つの計量ホッパ134の第1及び第2ゲート135、136が閉じているときである。
そして、4つの計量ホッパ134に投入する物品21の合計重量の投入目標重量は、組合せ演算手段による組合せ合計重量の許容重量範囲として設定されている所定重量範囲の中心重量又はそれに近い重量としてある。これにより、計量ホッパ134の個数(4個)と略同じ個数のカップ20に収容されている物品21が1つの組として組合せ演算手段により選択されるようにすることができる。これにより、選択される組を構成する物品21を収容するカップ21の個数を略4個に揃えることができるので、選択された組を構成する物品21を収容するカップ21の個数の増減が原因して起こる組合せ計量精度の低下や組合せ秤の計量処理能力の低下を防止することができる。
【0033】
このように、4つの計量ホッパ134に投入する物品21の合計重量の投入目標重量を、所定重量範囲の中心重量等に設定すると、計量ホッパ134の個数が1つの組合せとして選択される物品21を収容するカップ20の個数となるので、計量ホッパ134の個数NK は、比較的高い組合せ計量精度が得られる物品の組合せ個数NR に一致又は近づける必要がある。従って、計量ホッパ134の個数NK が、その組合せ個数NR に一致しない場合は、計量ホッパ134の1個当たりに投入される物品21の平均重量と組合せ個数がNR のときの1つのカップ20に収容されている物品21の平均重量とが略等しくなるように、これらNK 個の計量ホッパ134に投入される物品21の合計重量の投入目標重量を設定するとよい。
【0034】
なお、投入フィーダ121は、図1に示すように台車130上に設置されている。この台車130は、組合せ秤本体132に位置合わせした状態で、投入フィーダ121と計量ホッパ134を使用して物品21を各じょうご122を介して投入ステージ61上の各列の所定のカップ20に投入することができる構成である。
【0035】
次に、重量判定手段、投入量制御手段、及び警報手段を説明する。これら各手段は、図には示さないが、CPU(中央演算処理装置)と、CPUと接続する記憶部と、この記憶部に記憶されているプログラムにより構成されており、CPUがそのプログラムに従って下記処理を行う手段である。
【0036】
重量判定手段は、4つの計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が予め設定されている許容重量範囲未満であるか否かを判定する手段である。許容重量範囲は、例えば計量ホッパ134に投入される物品21の投入目標重量の±30%の重量範囲としてこの物品供給装置1に設定されている。この重量判定手段が合計重量が許容重量範囲未満であると判定したときは、投入量制御手段による制御が行われ、合計重量が許容重量範囲内であると判定したときは、投入量制御手段による制御が行われずに、各計量ホッパ134に投入された物品は順次各カップ20に供給される。この重量判定手段が、計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲未満であるか否かを判定するタイミングは、投入の1サイクルごとに、計量ホッパ134への物品21が投入が終了した後であって第1及び第2ゲート135、136が開く前である。
【0037】
投入量制御手段は、計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲未満であると重量判定手段が判定したときに、4つの計量ホッパ134内の物品21を投入ステージ61上の4つの空のカップ20に供給することを中止すると共に、物品21の供給が中止された空の各カップ20の搬送(搬送方向97)を中止して(空カップ用プッシャー70を短縮状態のままにして)、投入フィーダ121による計量ホッパ134への物品21の投入を続行させ、そして、重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲内であると判定したときに、投入フィーダ121による投入を停止して、計量ホッパ134内の物品21を当該4つの空のカップ20に供給する手段である。しかる後に、空カップ用プッシャー70は、伸長動作してこれら物品21が供給された4つのカップ20を前方に押し出して搬送し、次回以降の投入サイクルは、投入量制御手段による制御が行われずに、各計量ホッパ134に投入された物品は順次各カップ20に供給される。
【0038】
警報手段は、計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲未満であると重量判定手段が判定した時から許容重量範囲内であると判定するまでの間であって、許容重量範囲未満であると判定した時から予め設定されている所定時間経過後に警報信号を生成する手段である。この警報信号によってCPUと接続する警報灯を点灯させて作業者にこの異常を通報することができる。勿論、警報灯を点灯させると共に、警報音を鳴らすこととしてもよい。
【0039】
上記のように構成された組合せ秤の物品供給装置1は、組合せ秤の設定表示部87に設けられている起動スイッチ(図示せず)がONされた時に起動する。物品供給装置1が起動すると、投入フィーダ121は、4つの計量ホッパ134が収容する物品の合計重量が予め設定されている投入目標重量となるように物品21の投入を1サイクルごとに行う。即ち、4つの計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量を計量する第2の計量器2の計量信号が、投入目標重量から所定の落差量を差し引いた重量を表す計量信号を生成した時に物品の投入を停止する。ただし、投入フィーダ121による計量ホッパ134への物品21の投入は、空カップ用プッシャー70がカップ21を前方に押し出して搬送する1サイクルの時間内に行われ、この1サイクルの時間が経過したときは、上記合計重量が投入目標重量未満の場合でも振動部128の振動が停止して物品21の投入が停止する。これにより、合計重量が許容重量範囲内となるように物品21をこれら計量ホッパ134に投入することができる。そして、この投入目標重量を組合せ目標重量又はそれに近い重量に設定してあり、これにより、この4つの計量ホッパ134により物品21が供給されるカップ20の個数(4個)と同じ個数のカップ20に収容されている物品21が組合せに選択されるようにすることができる。つまり、組合せに選択される物品21を収容するカップ20の個数を4個にすることができる。ところで、組合せに参加する物品21を収容するカップ20は図2に示す滞留コンベア63上で滞留しているが、滞留コンベア63上で滞留しており組合せに参加する物品21を収容するカップ20の平均個数は約8個であるので、この8個の中から4個の組を取り出す組合せ数 84 が最も大きいので、比較的高い組合せ計量精度を得るようにすることができる。そして、このように比較的高い組合せ計量精度を得ることができるので、組合せに選択されるものが存在しないことにより組合せ秤が停止する確率を低くすることができ、従って、組合せ秤の計量処理能力の向上を図ることができる。
【0040】
そして、重量判定手段は、各投入サイクルごとに、投入フィーダ121による計量ホッパ134への物品21の投入が終了した後であって第1及び第2のゲート135、136が開く前に、4つの計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲未満であるか否かを判定する。そして、投入フィーダ121が投入の1サイクルの時間内で合計重量が許容重量範囲内となるように物品21を計量ホッパ134に投入することができなかったと判定したきは、計量ホッパ134内の物品21を4つの空のカップ20へ供給することを中止すると共に、その物品21の供給が中止されたカップ20の搬送を中止して、投入フィーダ121による計量ホッパ134への物品21の投入を続行し、計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲内であると重量判定手段が判定したときに、計量ホッパ134内の物品21を空のカップ20に供給する。従って、投入フィーダ121は、例えば投入フィーダ121上の物品21の載置量が少ないことにより、物品21の送り出し量が少なくなった場合でも、4つの計量ホッパ134に合計重量が許容重量範囲内の物品21が投入するまで物品21を投入し続けるので、許容重量範囲内の物品21を計量ホッパ134に確実に投入することができ、計量ホッパ134から物品21が供給されるカップ20に常に適量の重量の物品21を供給することができる。
【0041】
ただし、投入量制御手段の指令により投入フィーダ121が物品21を計量ホッパ134に投入し続けるように作動する時間が予め設定されている所定時間を経過すると、警報灯を自動的に点灯させて作業者にこの異常を警報する。このように、警報灯を点灯させて異常を作業者に知らせることにより、組合せ秤の停止時間を短くすることができ、組合せ秤の稼働率の向上を図ることができる。
そして、投入量制御手段は、重量判定手段が計量ホッパ134に投入された物品の合計重量が許容重量範囲内であると判定したときに、投入を停止したが、重量判定手段が計量ホッパ134に投入された物品の合計重量が投入目標重量以上と判定したときに、投入を停止させてもよい。
【0042】
次に、本発明に係る物品供給装置を組合せ秤に適用した第2実施形態を説明する。第1実施形態と第2実施形態の組合せ秤が相違するところは、重量判定手段と投入量制御手段と警報手段である。これ以外は第1実施形態と同等であるので詳細な説明を省略する。そして、これら各手段は、図には示さないが、CPUと、CPUと接続する記憶部と、この記憶部に記憶されているプログラムにより構成されており、CPUがそのプログラムに従って下記処理を行う手段である。
【0043】
重量判定手段は、投入フィーダ121から計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が、予め設定されている許容重量範囲(第1実施形態の許容重量範囲と同じ。)未満であって予め設定されている下限重量(例えば投入目標重量の40%)以上であるか否かの判定と、合計重量が許容重量範囲を越えて予め設定されている上限重量(例えば投入目標重量の150%)以下であるか否かの判定を行う手段である。
投入量制御手段は、重量判定手段が計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲未満であって下限重量以上であると判定したときに、今回の許容重量範囲未満の合計重量及び次回以降の予め設定された所定回数(=3回)だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134に投入した物品21の各合計重量の平均値が許容重量範囲内となるように、投入フィーダ121が計量ホッパ134に物品を投入する投入目標重量とその許容重量範囲を、元の投入目標重量とその元の許容重量範囲よりも重い側にそれぞれ変更した新たな投入目標重量と新たな許容重量範囲を設定し、次回以降の上記所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134にこの新たな投入目標重量の物品を投入して、投入された物品が新たな許容重量範囲内となるように制御する機能を備えている。更に、この投入量制御手段は、重量判定手段が計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲を越えて上限重量以下であると判定したときに、今回の許容重量範囲を越える合計重量及び次回以降の予め設定された所定回数(=3回)だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134に投入した物品21の各合計重量の平均値が許容重量範囲内となるように、投入フィーダ121が計量ホッパ134に物品を投入する投入目標重量と許容重量範囲を、元の投入目標重量と元の許容重量範囲よりも軽い側にそれぞれ変更した新たな投入目標重量と新たな許容重量範囲を設定し、次回以降の上記所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134にこの新たな投入目標重量の物品21を投入して、投入された物品が新たな許容重量範囲内となるように制御する機能を備えている。
【0044】
警報手段は、重量判定手段が計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が下限重量未満又は上限重量を越えていると判定したときに、警報信号を生成する手段である。この警報信号によって組合せ秤を停止させると共に、CPUと接続する警報灯を点灯させて作業者にこの異常を通報することができる。
【0045】
上記のように構成された組合せ秤の物品供給装置は、第1実施形態と同様に、投入目標重量の物品21を4つの各計量ホッパ134に所定の投入サイクルのタイミングで投入して、合計重量が許容重量範囲内となるように物品21を計量ホッパ134に順次投入することができる。
【0046】
そして、重量判定手段は、各投入サイクルごとに、投入フィーダ121による計量ホッパ134への物品21の投入が終了した後であって第1及び第2のゲート135、136が開く前に、4つの計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が、許容重量範囲未満であって下限重量以上であるか否かの判定と、合計重量が許容重量範囲を越えて上限重量以下であるか否かの判定を行う。そして、投入フィーダ121が投入の1サイクルの時間内で合計重量が許容重量範囲内となるように物品21を計量ホッパ134に投入することができず、合計重量が許容重量範囲未満であって下限重量以上であると重量判定手段が判定したきは、今回の許容重量範囲未満の合計重量及び次回以降の所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134に投入した物品21の各合計重量の平均値が許容重量範囲内となるように、投入フィーダ121が計量ホッパ134に物品21を投入する投入目標重量と許容重量範囲を、元の投入目標重量とその元の許容重量範囲よりも重い側に変更した新たな投入目標重量と新たな許容重量範囲を設定し、次回以降の所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134にこの新たな投入目標重量の物品21を投入して、投入された物品が新たな許容重量範囲内となるように制御する。
【0047】
また、重量判定手段が、計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲を越えて上限重量以下であると判定したときは、今回の許容重量範囲を越える合計重量及び次回以降の所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134に投入した物品21の各合計重量の平均値が許容重量範囲内となるように、投入フィーダ121が計量ホッパ134に物品を投入する投入目標重量と許容重量範囲を、元の投入目標重量と元の許容重量範囲よりも軽い側に変更した新たな投入目標重量と新たな許容重量範囲を設定し、次回以降の所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134にこの新たな投入目標重量の物品21を投入して、投入された物品が新たな許容重量範囲内となるように制御する。
これにより、第1実施形態のように、計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲内となるまでカップ20の搬送を停止させておく必要がないので、組合せ秤の処理能力の低下を防止することができる。そして、投入フィーダ121が計量ホッパ134に投入した物品21の各合計重量の平均値が許容重量範囲内となるので、例えばカップ20に供給された許容重量範囲を越える重量の物品21とカップ20に供給された重量が比較的軽い新たな許容重量範囲内の物品21とが組み合わせに選択されて、比較的高い組合せ計量精度を得ることができる。
【0048】
ただし、重量判定手段が計量ホッパ134に投入された物品21の合計重量が下限重量未満又は上限重量を越えていると判定したときは、警報手段が警報信号を生成し、この警報信号によって組合せ秤を停止させると共に、CPUと接続する警報灯を自動的に点灯させて作業者にこの異常を通報する。
また、新たな投入目標重量と新たな許容重量範囲を設定し、次回以降の所定回数の3回だけ投入フィーダ121が計量ホッパ134にこの新たな投入目標重量の物品21を投入して、投入された物品が新たな許容重量範囲内となるように制御する構成としたが、上記所定回数を3回以外の例えば2回、4回、又は5回に設定してもよい。
【0049】
次に、第1及び第2実施形態の物品供給装置1に設けられている4つの計量ホッパ134の他の実施形態を図5及び図6を参照して説明する。この実施形態の計量ホッパ4(4−1〜4─4)は、ロータリー式の計量ホッパであり、ロータリーホッパ5と、このロータリーホッパ5を中心軸6を介して回動自在に支持する支持部7と、ロータリーホッパ5を回動駆動する回動駆動部8と、を備えている。
ロータリーホッパ5は、図5に示すように、直径が約200mmの5枚の円板9を、それぞれの中心を一致させて、第1実施形態の4つの各計量ホッパ134のピッチと同一の間隔を隔てて配置してあり、そして、これら互いに隣合う円板9どうしの間に形成されている4つの各空間には、3枚の仕切り板10によって第1乃至第3の収容部11(11−1〜11−3)を形成してある。この互いに隣合う2枚の円板9、9とこの2枚の円板9、9の間に設けられている3枚の仕切り板10によって第1乃至第3の3つの収容部11−1〜11−3を有する各計量ホッパ4−1〜4─4を形成してある。従って、このロータリー式の計量ホッパは、4つの第1乃至第4の計量ホッパ4−1〜4─4が横1列に配置されており、この4つの各計量ホッパ4−1〜4─4は、3つの第1乃至第3の収容部11−1〜11−3を備えている。
【0050】
なお、各計量ホッパ4−1〜4─4に夫々設けられている3枚の各仕切り板10は、図5に示すように、円板9の半径方向に沿い、円板9の円周方向に沿って120°おきに設けてある。そして、互いに隣合う計量ホッパの夫々の第1と第1の収容部11−1と11−1、第2と第2の収容部11−2と11−2、及び第3と第3の収容部11−3と11−3は、互いに隣接し合っている。
【0051】
支持部7は、ロータリーホッパ5をその両端に突設されている中心軸6を介して回動自在に支持している。第2の計量器2は、この支持部7と荷重受けアーム3を介してロータリーホッパ5と回動駆動部8を支持し、4つの第1の収容部11−1、4つの第2の収容部11−2、又は4つの第3の収容部11−3に収容されている物品21の合計重量を計量することができる。
【0052】
回動駆動部8は、例えばパルスモータであり、回動駆動回路(図示せず)より送られてくる信号によって回動と停止を行い、ロータリーホッパ5を図5に示す回転方向12に間欠的に120°ずつ回転させるものである。つまり、投入フィーダ121より送り出されてくる物品21を4つの第1の収容部11−1に投入するときは、図6に示すように、第1の収容部11−1の開口部が上方に向かう位置でロータリーホッパ5を停止させる。そして、第1の収容部11−1に投入された物品21をじょうご13を介して下方の4つの空のカップ20に供給するときは、ロータリーホッパ5を回転方向12に更に120°だけ回転させる。この時、4つの第2の収容部11−2は、その開口部が上方に向かう位置で停止しているので、投入フィーダ121より送り出されてくる物品21を4つの第2の収容部11−2で受け入れることができる。この動作を順次繰り返すことにより、第1乃至第3の各収容部11−1〜11−3に受け入れた物品21を順次所定のタイミングで空のカップ20に供給することができる。
【0053】
なお、投入フィーダ121により第1乃至第3の収容部11−1〜11−3に順次投入された物品21は、第1、第2、又は第3の収容部11により保持された状態でその物品21の合計重量が第2の計量器2により計量される。これにより、第1及び第2実施形態と同様に、4つの空のカップ20に供給される物品21の合計重量は、第2の計量器2により計量される。
そして、第1実施形態の物品供給装置1にこのロータリー式の計量ホッパ4を適用する場合において、投入量制御手段が、計量ホッパ4の4つの収容部11に投入された物品21の合計重量が許容重量範囲未満であると重量判定手段が判定したときに、4つの収容部11内の物品21を投入ステージ61上の4つの空のカップ20に供給することを中止するが、この供給の中止は、ロータリーホッパ5の回転を停止させることにより行う。そして、重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲内であると判定したときに、ロータリーホッパ5を120°回転させて4つの収容部内の物品21を当該4つの空のカップ20に供給する。
また、図6に示すように、じょうご13は、ロータリーホッパ5の回転によって収容部11に収容されている物品21が遠心力によって飛散しないように、図6に示すロータリーホッパ5の左側下部を覆う形状に形成してある。これ以外の部分は、第1実施形態のものと同等である。
【0054】
上記構成のロータリー式の計量ホッパ4によると、4つの計量ホッパ4−1〜4─4を回転させて、この回転によって収容部11−1〜11−3の開口方向を物品21を受け入れ可能な上側に向けたり、物品21を排出可能な下側に向ける構成としたので、計量ホッパ4の回転により、付着性、又は粘着性を有する物品21でも、収容部11内の物品21を遠心力と重力により残らずカップ20に供給することができる。これにより、第2の計量器2により合計重量が計量された物品21をカップ20に確実に供給することができ、その結果、組合せ計量精度の低下や組合せ秤の計量処理能力の低下を防止することができる。そして、収容部11内の物品21の保持及び排出するための第1及び第2のゲート135、136が不要であるので、構造が簡単であり、ゲート135、136を開閉する際の騒音もない。
【0055】
ただし、第2実施形態の回動駆動部8をパルスモータとしたが、パルスモータ以外の回動駆動部、例えばエアーシリンダとラチェットギヤを組合わせた回動駆動部を使用してロータリーホッパ5を120°ずつ回転させる構成としてもよい。
そして、ロータリーホッパ5の第1乃至第4の各計量ホッパ4に収容部11を3つずつ設けた構成としたが、収容部11を2つずつ又は1つずつ設けた構成としてもよい。
【0056】
また、第1及び第2実施形態において、4つのじょうご122、13を投入ステージ61に設けた構成としたが、これら4つのじょうご122、13を省略し、計量ホッパ134、4内の物品21をその下方に停止する対応する4つの各空のカップ20に供給する構成としてもよい。
更に、第1及び第2実施形態において、4つの計量ホッパ134、4を設けたが、4つ以外の個数の計量ホッパ134、4を設けた構成としてもよい。計量ホッパ134、4の個数を4個以外のN個数とした場合は、このN個の計量ホッパに投入された物品21の重量の平均値が、上記実施形態において4つの各計量ホッパに投入された物品21の重量の平均値と略一致するように、このN個の計量ホッパに投入する物品の合計重量の目標重量及び許容重量範囲を設定する必要がある。これにより、1つの組合せとして選択される物品の個数を、比較的高い組合せ計量精度が得られる物品の個数(=4個)に一致又は近づけることができる。勿論、計量ホッパの個数を4個以外の個数とする場合は、投入ステージ上に搬送されて移動するカップ20の列数を計量ホッパの個数と等しくして、各計量ホッパに収容されている物品21を受け入れることができるようにする必要がある。
【0057】
次に、上記第1及び第2実施形態の組合せ秤に設けてある第1の計量器62、滞留コンベア63、はみ出し防止手段、プッシャー84、組合せ演算手段、搬送コンベア64、排出装置65等について詳細に説明する。
【0058】
図2に示す4台の各第1の計量器62は、ロードセル等の重量検出器を有しており、各ロードセルに設けられている載台上に、投入ステージ61から物品21の投入されたカップ20が送られてくると、そのカップ20及びカップ20に投入されている物品21の合計重量を計量することができる。そして、この組合せ秤に設けられている演算制御部がこの合計重量値から既知であるカップ20(各カップ20は同一の重量である)の重量値を減算して物品21の重量を演算して得ることができる。そして、計量済み物品の投入されている4個のカップ20は、後段の滞留コンベア63上のカップ20の数が8個以下になった時に滞留コンベア63に搬送される。
【0059】
滞留コンベア63は、図2に示すように、直線コンベアであり、各第1の計量器62から排出されたカップ20を受け取って同図の左方向に搬送することができる。そして、左側先端部にはストッパ73を設けてあり、このストッパ73によりカップ20を係止することができる。この滞留コンベア63は、図10の断面図に示すように、環状の2つのプラスチックチェーン(トップチェーン)74、74を備えており、各プラスチックチェーン74、74の夫々の両端がスプロケット(図10には先端部に設けられているスプロケット75、75を示す。)75、75に掛けられている。このスプロケット75は、モータ(図示せず)の回転軸と連結しており、モータが回転することにより2つのプラスチックチェーン74、74が所定方向に駆動される。
【0060】
図10に示す76は、滞留コンベア63の本体である。この本体76は、図2に示す架台77に固定されており、本体76の上面に案内枠78を設けてある。この案内枠78の上面83は、図10に示すように、プラスチックチェーン74の搬送面82よりも下側に位置しており、この案内枠78の両側面には、プラスチックチェーン74を保持する保持枠79、80を設けてある。この2つの保持枠79、80のうち、図10に示す案内枠78の左側面に設けてある保持枠79の上側屈曲部98の上面81は、プラスチックチェーン74の搬送面82よりも約3mm上側に位置するように形成してある。
【0061】
この保持枠79の上面81は、プラスチックチェーン74の搬送面82よりも約3mm高く形成してあり、この段差H(=約3mm)により、図2に示す滞留コンベア63上のカップ20が搬送コンベア64側にはみ出ないように規制することができる。
【0062】
そして、図10に示す滞留コンベア63の右側には第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10を設けてあり、各プッシャーのピストンロッドの先端に設けたパッド85−1〜85−10によって、滞留コンベア63上のカップ20がプッシャー84側にはみ出ないように規制することができる。つまり、滞留コンベア63は、モータにより常時回転駆動しており、滞留コンベア63上の各カップ20はストッパ73側に搬送されて先頭のカップ20がストッパ73に当接すると後続のカップ20は順次互いに接触した押せ押せの状態で1列に並び、各カップ20はその位置で停止することとなる。ただし、滞留コンベア63は、常時搬送駆動されているので、この滞留コンベア63上に1列に並んでいるカップ20は進行方向に向かって左側又は右側にはみ出ようとするが、上記段差H及びパッド85−1〜85−10によってカップ20が滞留コンベア63の外側にはみ出ないように規制することができる。なお、図2に示すように、第10のプッシャー84−10の後段にもガイド112を設けてある。
【0063】
第1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10は、滞留コンベア63上の所望のカップ20を搬送コンベア64側に取り出すための手段である。これら第1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10は、図2に示すように、エアーシリンダから成っており、各プッシャーは、カップ20の直径と同一の長さの間隔をおいて夫々配置してある。即ち、12個のカップ20が滞留コンベア63上で1列に並んだ状態で先頭から10個までの各カップ20と対応して第1〜第10の各プッシャー84−1〜84−10を設けてある。
【0064】
次に、組合せ演算手段が、これら計量済み物品21の各重量を種々に組合わせて組合せ演算する手順、及び組合せに選択された物品21を滞留コンベア63から取り出して搬送コンベア64上に移動させて排出装置65内に搬送する手順を説明する。
組合せ演算手段は、中央演算処理装置(CPU)により構成されている演算制御部(図示せず)と、この演算制御部と接続する記憶部(図示せず)に記憶されている所定のプログラムと、により構成されており、所定の組合せ演算を行う手段である。即ち、各第1の計量器62により計量して得られた被計量物品21の各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内であって、予め定めた条件を満足する組、例えば目標重量に等しいか若しくは最も近い組を構成する物品を選択する手段である。
【0065】
なお、組合せ演算手段による組合せ演算は、作業者が設定表示部87を操作して予め設定してある組合せ演算開始メモリ数がKとなったときに開始する。この組合せ演算開始メモリ数とは、組合せ演算手段が組合せ演算を開始するための条件であり、この条件は、滞留コンベア63上に停止しているカップ20の数(記憶部に記憶されている計量済み物品の重量値の数)が例えばK=9個以上となることとしている。つまり、記憶部に記憶されている重量値の数が9個未満では組合せ演算を行っても合計重量が所定重量範囲内となる組合せを選択する可能性が低いので組合せ演算を行わず、従って重量値の数が9個以上となり、組合せの選択の可能性の高くなったときに組合せ演算を行うこととしている。ただし、滞留コンベア63上のカップ20の個数が9個以上となったときは、第1の計量器62からの搬送が自動的に停止する。
【0066】
また、組合せに選択されたカップ20を滞留コンベア63から取り出して搬送コンベア64に移動させる取り出し手段は、第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10である。従って、これら第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10により取り出すことができるのは、図2に示す滞留コンベア63上に滞留する12個のカップ20のうち、先頭から10個のカップ20のうちのいずれかのカップ20であるので、組合せに参加させる重量値もこれら10個のカップ20に投入されている物品21の重量値としている。
【0067】
そして、図2に示す第1〜第10のプッシャー84−1〜84−10により取り出されたカップ20を所定の排出位置88に搬送する搬送手段は、同図に示す搬送コンベア64と、排出装置65と、からなっている。
【0068】
今、組合せ演算手段により物品(重量値)の所定の組合せとして例えば図7に示すように第2番目の物品21と第5番目の物品21と第8番目の物品21と第10番目の物品21が選択されたとすると、同図に示すように、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が伸長駆動してこれら第2、第5、第8、及び第10番目の各物品21を収容する各カップ20を滞留コンベア63上から押し出して、はみ出し防止手段である保持枠79の上面81を乗り越えさせ、この滞留コンベア63と隣接して設けてある搬送コンベア64上に移動させる。そして、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が伸長駆動した状態では、図7に示すように、各プッシャーに設けてあるパッド85−2、85−5、85−8、85−10の夫々の各係止板86が、取り出した2、5、8、10番目の各カップ20の夫々の後続のカップ20を係止することができる。これにより、伸長状態の第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が短縮駆動したときに、各パッド85−2、85−5、85−8、85−10が後続の各カップ20を引っ掛けることなく、スムースに図2に示す元の位置に戻ることができる。
【0069】
そして、搬送コンベア64上に移動した第2、第5、第8、及び第10番目の4個のカップ20は、この搬送コンベア64により搬送されて排出装置65に搬送される。この排出装置65に搬送された第2、第5、第8、及び第10番目の各カップ20は、物品21が取り出され、これら取り出された物品21を包装機89が包装する。一方、第2、第5、第8、及び第10のプッシャー84−2、84−5、84−8、84−10が短縮状態となると、選択されなかった第1、第3、第4、第6、第7、及び第9番目の各物品21を収容する6個の各カップ20、及び後続の2個のカップ20が滞留コンベア63により搬送されて前進する。また、4台の第1の計量器62から計量済み物品を収容する4個のカップ20が順次滞留コンベア63に供給される。これら4個のカップ20及び滞留コンベア63上の8個のカップ20、即ち、計量済み物品を収容する合計12個のカップ20は、搬送されて上述のようにして先頭のカップ20がストッパ73により係止され、この先頭のカップ20及び後続のカップ20が1列に互いに接触した押せ押せの状態で滞留コンベア63上で停止する。しかる後に、次の組合せ演算が行われる。
【0070】
ただし、組合せ演算で選択された物品(重量値)21の個数が4個の場合は、滞留コンベア63上には8個のカップ20しか残らないので、組合せ演算開始メモリ数K=9個よりも少なく、従って、4台の第1の計量器62から次の計量済み物品が投入されているカップ20が滞留コンベア63に排出されるまでは次の組合せ演算を行わないようにしている。
【0071】
搬送コンベア64は、図10に示すように、滞留コンベア63と同等のプラスチックチェーンコンベアである。この搬送コンベア64の左側面には、滞留コンベア63から搬送コンベア64に押し出されたカップ20が搬送コンベア64から落下しないようにガイド90を設けてある。そして、搬送コンベア64の搬送面は滞留コンベア63の搬送面82と略同一の高さに配置してあり、従って、搬送コンベア64の搬送面は、保持枠79の上側屈曲部98の上面81よりも約3mm(=H)低くなっている。搬送コンベア64の後端部は、排出装置65と接続している。また、図2に示すように、搬送コンベア64の排出装置65の入口部には、ストッパ72と同等のストッパシリンダ113を設けてある。このストッパシリンダ113は、伸長状態と短縮状態とに所定のタイミングで切り替わることにより、組合せに選択されたカップ20を各組ごとに順次排出装置65に送り込むことができる。そして、ストッパシリンダ113が伸長状態となって選択されたカップ20を搬送コンベア64上で停止させた状態では、これらカップ20が保持枠79の上側屈曲部98とガイド90とによって搬送コンベア64上からはみ出ないように両側から規制されており、従って、これらカップ20は搬送コンベア64上で整列して停止することができる。
【0072】
次に、排出装置65の説明をする。排出装置65は、傾斜コンベア91と送り出しコンベア92とを備えている。送り出しコンベア92は、滞留コンベア63と同等のプラスチックチェーンコンベアである。傾斜コンベア91は、図には示さないが、搬送面に4列に配置された多数のカップ保持部を設けてなるチェーンコンベアである。この傾斜コンベア91が、搬送コンベア64と接続しており、組合せに選択された物品を収容するカップ20を1個ずつ4個の各カップ保持部に受け入れる。これらカップ保持部に受け入れたカップ20は、図2に示すように、横1列に4個並んだ状態で順次斜め上方に向かって搬送され、上昇端で反転してカップ保持部から外れて位置決め筒部内に落下して所定の排出位置88で停止する。この排出位置88では、カップ20が反転していることとカップ20の落下による衝撃とにより内側に収容されている物品21がカップ20から排出され、カップ受板93の下部に設けたじょうご状部(図示せず)及び投入口94を通って包装機89に投入される。そして、空になった4個のカップ20は、エアーシリンダ(図示せず)によって図2の矢印95の方向に搬送される。4個の空のカップ20は、カップ受板93に設けた排出口(図示せず)を通って送り出しコンベア92上に搬送され、この送り出しコンベア92によって搬送され、そして、カップ反転装置96により180°反転されて、カップ20の口を上側に向けた状態で移送コンベア66に送り出される。そして、移送コンベア66は、空のカップ20をこの移送コンベア66の終端部69に移送し、この終端部69に空のカップ20が4個溜まり、上述したように、中央演算処理装置から所定の供給信号が出力されると、空カップ用プッシャー70が伸長動作し、この空カップ用プッシャー70の先端に設けたパッド71が終端部69上の4個の空カップ20を投入ステージ61上の入口部に送り出すことができる。このようにして、カップ20は循環して物品の組合せ計量を順次連続して行うことができる。
【0073】
なお、組合せに選択された各々の組を構成する物品21を収容するカップ20は、順に図2に示す排出位置88に搬送されて、カップ20内の物品21は包装機89に順に投入されるが、包装機89は、一つの組を構成する物品の数が幾つであるかを記憶手段から読み込んで1つの組を構成する物品を1つのパックに包装することができる。つまり、包装機89は、組合せに選択された物品の数が1、2、3、4、5、・・である各場合に応じて組合せに選択されたその数の当該物品を1つのパックに包装するように構成されている。
【0074】
次に、図11を参照して、計量された物品の重量を記憶する手順を説明する。まず、物品の投入されたカップ20が第1の計量器62によって計量が完了し(S100)、この計量済み物品の重量値を記憶部に記憶する(S102、104)。例えば第1、2、・・・・、N番目に計量して得られた重量値を第1、2、・・・・、N番目のメモリに記憶する。そして、記憶した重量値の数がK、例えば9個以上であるか否かを判定して(S106)、9個未満であると判定したときは、組合せ演算を行わなず、9個以上であると判定したときは、組合せ演算を行う(S108)。そして、組合せ演算により組合せに選択されたs個の重量値(Ml 、Mm 、・・・・、Mn )の物品を収容するカップ20を搬送コンベア64に押し出す(S110)。
【0075】
ただし、選択されずに滞留コンベア63上に残った物品は、順次前進して物品の順番が変わるので、メモリに記憶されている重量値の順番も変更する必要がある。その為に、Mn+1 、Mn+2 、・・・・、Mn+(i-n) 番目のメモリに記憶されている重量値をMn 、Mn+1 、・・・・、Mn+(i-n)-1 番目のメモリに夫々移し替える(S112)。そして、Mm+1 、Mm+2 、・・・・、Mm+(i-m) 番目のメモリに記憶されている重量値をMm 、Mm+1 、・・・・、Mm+(i-m)-1 番目のメモリに夫々移し替える(S114)。また、Ml+1 、Ml+2 、・・・・、Ml+(i-l) 番目のメモリに記憶されている重量値をMl 、Ml+1 、・・・・、Ml+(i-l)-1 番目のメモリに夫々移し替える(S116)。なお、1≦l <m<・・・・<n≦iとし、iは、記憶済みのメモリの番号のうち最大番号の数値である。
【0076】
そして、メモリに記憶されている元の重量値の個数iからsを減算して現在記憶されている重量値の個数iを演算する(S118)。このようにして、順次物品を新たに計量して得られた重量値を記憶することができ、そして、選択されずに滞留コンベア63上に残っている物品の順番の変更に応じて各メモリに記憶されている重量値の順番を順次変更することができる。これによって、滞留コンベア63上に停止する物品の各重量値を各物品と対応して記憶することができる。
【0077】
上記各実施形態の組合せ秤によると、図2に示すように、投入ステージ61上で被計量物品がカップ20内に投入されてから組合せ演算によって選択されて、包装機89に投入されるまでの間、物品を同一のカップ20によって保持する構成である。従って、付着性、又は粘着性を有するカット野菜、漬物、又は筋子等の物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度の向上を図ることができる。
【0078】
そして、計量済み物品が投入されているカップ20を滞留コンベア63上に多数溜めておくことができ、そして、これら滞留する多数のカップ20に投入されている多数の物品を組合せに参加させることができる構成であるので、これによっても組合せ計量の計量精度を向上させることができる。
【0079】
しかも、カップ20に投入されている物品を別のホッパ等に移替えずに多数の計量済み物品を溜めておくことができる構成であるので、物品を別のホッパ等に移替えることが原因して起こる付着による重量変動が存在せず、これによっても、粘着性等を有する物品の組合せ計量の計量精度及び計量速度を従来よりも向上させることができる。そして、多数の計量済み物品を収容するカップ20を滞留コンベア63上に溜めておくことができる構成であるので、第1の計量器62による計量を連続して順次行うことができ、これによって、第1の計量器62の運転効率の向上を図ることができる。
【0080】
ただし、上記各実施形態では、滞留コンベア16上に12個のカップ20を停止させる構成としたが、これ以外の個数のカップ20を停止させる構成としてもよい。そして、組合せに参加させる重量値の個数(カップ20の個数)を10個としたが、これ以外の個数としてもよい。
【0081】
そして、上記各実施形態において、空カップ20の重量が未知の場合、又は空カップ20の重量のばらつきが大きい場合は、投入ステージ61の手前に別個の計量器を設けてこの計量器により空カップ20の重量を予め計量し、後段の第1の計量器62により計量して得られたカップ20と物品21の合計重量から対応するカップ20の重量を減算して物品21の重量を求める構成としてもよい。
【0082】
また、夫々の空カップ20の重量が均一である場合は、カップ20と物品の合計重量を種々に組合わせて組合せ演算を行ってもよい。この場合、組合せ合計重量の目標重量値は、物品の重量にカップ20の重量を加えた重量値とする。
【0083】
更に、第1の計量器62の台数を4台としたが、4台以外の台数としてもよい。そして、投入ステージ61は、第1の計量器62の台数に応じた列数でカップ20を整列させて順次各第1の計量器62にカップ20を供給する構成とする必要がある。
【0084】
そして、カップ20の形状を底を有する短円筒形としたが、これ以外の形状、例えば底を有する多角筒としてもよい。
【0085】
また、上記各実施形態の滞留コンベア63、及び搬送コンベア64の各々を、環状の2つのプラスチックチェーンを有する構成としたが、これ以外に例えば環状の1つのプラスチックチェーンを有する構成としてもよい。要は、滞留コンベア63、及び搬送コンベア64の各コンベアは、カップ20を所定方向に搬送することができ、しかも、このコンベアの搬送面が移動している際(駆動中)に、先頭のカップ20が係止されて停止したときに後続のカップ20をこのコンベアの搬送面上で押せ押せの状態で停止させることができる構成のものであればよい。
【0086】
【発明の効果】
本発明に係る組合せ秤の物品供給装置によると、合計重量が予め定めた許容重量範囲内となるように物品を予め定めた複数個数の計量ホッパに投入することができる構成であるので、計量ホッパに投入される物品の許容重量範囲の中心重量を、組合せ演算手段により選択される物品の組合せ合計重量の上記所定重量範囲の中心重量又はそれに近い重量として設定することにより、この計量ホッパの個数と略同じ個数の保持手段に収容されている物品が1つの組として選択されるようにすることができる。これにより、選択される組を構成する物品の個数を略一定に揃えることができるので、従来のように、選択された組を構成する物品の個数の増減が原因して起こる組合せ計量精度の低下や組合せ秤の計量処理能力の低下を防止することができる。従って、付着性、又は粘着性を有し取扱が困難な物品を組合せ計量する組合せ秤に対してこの発明の物品供給装置を適用することにより、従来よりも組合せ計量精度を向上させると共に、計量処理能力の向上を図ることができ、更に、各保持手段への物品の供給の自動化に寄与することができる。
【0087】
ただし、上記の場合は、計量ホッパの個数が1つの組合せとして選択される物品の個数となるので、計量ホッパの個数は、比較的高い組合せ計量精度が得られる物品の組合せ個数に一致又は近づける必要がある。
そして、計量ホッパの個数が比較的少ない場合は、1つの組合せとして選択される物品の個数を、比較的高い組合せ計量精度が得られる物品の個数に一致又は近づけるために、計量ホッパに投入される物品の許容重量範囲の中心重量を、組合せ演算の上記所定重量範囲の中心重量よりも軽い重量に設定することにより上記と同等の効果が得られる。
【0088】
第2の発明によると、計量ホッパを回転させて、この回転によって収容部の開口方向を物品を受け入れ可能な上側に向けたり、物品を排出可能な下側に向けることができる構成としたので、まず、計量ホッパの回転により、付着性、又は粘着性を有する物品でも、収容部内の物品を遠心力と重力により残らず保持手段に供給することができる。これにより、第2の計量手段により合計重量が計量された物品を全て保持手段に確実に供給することができ、その結果、組合せ計量精度の低下や組合せ秤の計量処理能力の低下を防止することができる。そして、収容部内の物品の保持及び排出をするためのゲートが不要であるので、構造が簡単であり、ゲートを開閉する際の騒音もない。
【0089】
第3の発明は、投入フィーダが予め定めた所定時間内で合計重量が許容重量範囲内となるように物品を計量ホッパに投入することができなかったときは、計量ホッパ内の物品を空の1又は2以上の保持手段へ供給することを中止すると共に、その物品の供給が中止された保持手段の搬送を中止して、投入フィーダによる計量ホッパへの物品の投入を続行し、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲内であると重量判定手段が判定したときに、計量ホッパ内の物品を空の保持手段に供給する構成である。従って、合計重量が許容重量範囲内の物品を計量ホッパに確実に投入することができ、計量ホッパから物品が供給される保持手段に対して、平均重量が適量の物品を常に供給することができる。これによって、第1の発明よりも組合せ秤の組合せ計量精度、及び計量処理能力の向上を図ることができ、各保持手段への物品の供給の自動化に寄与することができる。
【0090】
第4の発明によると、重量判定手段が、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲未満であると判定した時から合計重量が許容重量範囲内となるまでに所定時間が経過した時に、警報手段が警報信号を生成してオペレータに通報する構成であるので、保持手段の搬送が中止されて停止している時間が長く続くことによる組合せ秤の計量処理能力の低下を防止することができる。
【0091】
第5の発明によると、計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲外であるときは、計量ホッパに投入された物品の不足重量分、又は過量分を次回以降の計量ホッパへの投入量の変更により解消し、計量ホッパに投入された物品の合計重量の平均値が許容重量範囲内となるようにする構成であるので、合計重量が許容重量範囲外となる異常が起こった場合に、組合せ秤を停止させることなく、組合せ秤の運転を続けながら直ちにその異常を解消することができる。これにより、組合せ秤の停止による計量処理能力の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る組合せ秤の物品供給装置を適用した組合せ秤の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】同第1実施形態に係る同物品供給装置を適用した組合せ秤を示す平面図である。
【図3】同第1実施形態の同物品供給装置を示す拡大平面図である。
【図4】同第1実施形態の同物品供給装置を示す正面図である。
【図5】同発明に係る組合せ秤の物品供給装置を構成する計量ホッパの他の実施形態を示す拡大斜視図である。
【図6】図5に示すロータリー式計量ホッパを適用した物品供給装置及び組合せ秤を示す側面図である。
【図7】同発明の第1実施形態の組合せ秤のプッシャーが選択された物品を収容するカップを押し出す状態を示す平面図である。
【図8】(a)は同第1実施形態のじょうごを示す平面図、(b)は図8(a)のじょうごの正面図、(c)は図8(a)のじょうごの側面図である。
【図9】(a)は同第1実施形態の計量ホッパを示す平面図、(b)は図9(a)の計量ホッパの正面図、(c)は図9(a)の計量ホッパの側面図である。
【図10】同第1実施形態の組合せ秤の滞留コンベア及び搬送コンベアの拡大縦断面図である。
【図11】同第1実施形態に係る組合せ秤の動作手順を示すフローチャートである。
【図12】従来の組合せ秤の物品供給装置を適用した組合せ秤の側面図である。
【符号の説明】
1 物品供給装置
2 第2の計量器
4 計量ホッパ
5 ロータリーホッパ
8 回動駆動部
11 収容部
20 カップ
21 物品
61 投入ステージ
62−1〜62−4 第1の計量器
63 滞留コンベア
64 搬送コンベア
65 排出装置
66 移送コンベア
70 空カップ用プッシャー
84−1〜84−10 プッシャー
121 投入フィーダ
122 じょうご
130 台車
134 計量ホッパ
135 第1ゲート
136 第2ゲート

Claims (5)

  1. 空の保持手段を投入ステージに順次搬送し、この投入ステージ上で予め定められた複数個数の保持手段に物品を投入し、当該保持手段と当該保持手段に投入されている物品の合計重量、又は上記保持手段に物品が投入された状態で投入されている物品の重量、を上記予め定められた複数個数の第1の計量手段によりそれぞれ計量し、第1の計量手段により計量された上記予め定められた複数個数の保持手段が順次滞留コンベヤで滞留させられ、滞留させられている上記保持手段に対して上記各第1の計量手段により得られた各重量値を種々に組合わせてそれら組合せのうち合計重量値が予め定めた所定重量範囲内の組を構成する物品を組合せ演算手段が選択し、この組合せ演算手段により選択された組を構成する物品を排出する排出位置に当該物品が投入されている上記保持手段を搬送し、物品が排出された空の保持手段を上記投入ステージに搬送することを順次繰り返して行う組合せ秤において、
    上記投入ステージ上の空の上記予め定められた複数個数の上記保持手段に物品を供給する上記予め定められた複数個数の計量ホッパと、上記各計量ホッパ内に投入されている物品の合計重量を計量し合計計量信号を生成する第2の計量手段と、上記合計計量信号に基づいて上記計量ホッパに収容されている物品の合計重量が上記予め定めた許容重量範囲内となるように予め定めた時間内で物品を上記各計量ホッパに投入する投入フィーダと、を具備することを特徴とする組合せ秤の物品供給装置。
  2. 請求項1に記載の組合せ秤の物品供給装置において、上記計量ホッパは、回動自在に設けられ、当該各計量ホッパは、その回動の円周方向に沿って物品を収容可能な3つ以下の個数の収容部を備え、上記収容部は上記回動の中心から外側に向かって開口し、上記収容部の開口部が上記投入フィーダから送り出される物品を受け入れる受け入れ位置とこの受け入れた物品を上記保持手段に供給する供給位置を通過し、上記各計量ホッパに設けられている3つ以下の個数の収容部のうちの1つの収容部に収容されている物品の合計重量が第2の計量手段に掛かるように形成され、この計量ホッパを駆動手段により回転駆動する構成としたことを特徴とする組合せ秤の物品供給装置。
  3. 請求項1、又は2に記載の組合せ秤の物品供給装置において、上記計量ホッパに投入された物品の合計重量が予め定めた許容重量範囲未満であるか否かを判定する重量判定手段と、この重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲未満であると判定したときに、空の上記保持手段への上記計量ホッパ内の物品の供給を中止すると共に、物品の供給が中止された当該保持手段の搬送を中止して、上記投入フィーダによる上記計量ホッパへの物品の投入を続行し、上記重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲内であると判定したときに、上記計量ホッパ内の物品を空の当該保持手段に供給する投入量制御手段と、を設けたことを特徴とする組合せ秤の物品供給装置。
  4. 請求項3に記載の組合せ秤の物品供給装置において、上記重量判定手段が上記計量ホッパに投入された物品の合計重量が上記許容重量範囲未満であると判定した時から上記許容重量範囲内であると判定するまでの間であり、かつ、上記許容重量範囲未満であると判定した時から所定時間経過後に警報信号を生成する警報手段を設けたことを特徴とする組合せ秤の物品供給装置。
  5. 請求項1、又は2に記載の組合せ秤の物品供給装置において、上記計量ホッパに投入された物品の合計重量が許容重量範囲未満であって下限重量以上又は許容重量範囲を越えて上限重量以下であるか否かを判定する重量判定手段と、この重量判定手段が上記合計重量が許容重量範囲未満であって上記下限重量以上又は許容重量範囲を越えて上限重量以下であると判定したときに、今回の合計重量及び次回以降の予め定めた回数だけ上記投入フィーダが上記計量ホッパに投入した物品の各合計重量の平均値が上記許容重量範囲内となるように、上記投入フィーダが上記計量ホッパに物品を投入する上記許容重量範囲を、上記元の許容重量範囲よりも重い側又は軽い側に変更した新たな許容重量範囲を設定し、上記次回以降の予め定めた回数だけ上記投入フィーダが上記計量ホッパに上記新たな許容重量範囲内の物品を投入するように制御する投入量制御手段と、を設けたことを特徴とする組合せ秤の物品供給装置。
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