JPH0964731A - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPH0964731A
JPH0964731A JP7220021A JP22002195A JPH0964731A JP H0964731 A JPH0964731 A JP H0964731A JP 7220021 A JP7220021 A JP 7220021A JP 22002195 A JP22002195 A JP 22002195A JP H0964731 A JPH0964731 A JP H0964731A
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reference clock
phase
clock
circuit
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JP7220021A
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Masayuki Iioka
正行 飯岡
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相同期回路において基準クロックの断によ
る誤動作を防止する。 【解決手段】 断検出回路15は、基準クロックIbが
低レベル(以下、“L”という)の期間に、該基準クロ
ックIbよりも高い周波数の検出用クロックS15gの
パルス数をカウントし、そのカウント数が基準クロック
Ibの“L”の定常時の期間よりも長い期間に対応して
設定されたカウント数に達したとき、位相比較器11を
リセット状態に固定して進み情報S11u及び遅れ情報
S11dが出力されないようにし、その後基準クロック
Ibのレベルが遷移したとき位相比較器11のリセット
状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば短距離BO
CU(Basic rate access Office Channel Unit)等にお
ける多位相サンプリング回路用の位相同期回路(以下、
PLL回路という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のPLL回路の一例を示す
構成ブロック図である。このPLL回路は基準クロック
Ibを入力する入力端子INを有し、該入力端子INが
位相比較器1の基準クロック入力端子RINに接続され
ている。位相比較器1の進み情報S1uの出力端子Uo
ut及び遅れ情報S1dの出力端子Doutは、ローパ
スフィルタ(以下、LPFという)2の進み情報入力端
子及び遅れ情報入力端子にそれぞれ接続されている。L
PF2の出力端子は、電圧制御発振器(Voltage Contro
led Oscillator、以下、VCOという)3の入力端子に
接続されている。VCO3の出力端子は、出力端子OU
Tに接続されると共に、分周器4の入力端子に接続され
ている。分周器4は、VCO3の出力信号S3の周波数
を1/N(N;整数)にする回路である。分周器4の出
力端子は、位相比較器1の帰還クロック入力端子VIN
に接続されている。
【0003】図3は、図2中の位相比較器1の一構成例
を示す回路図である。この位相比較器1は基準クロック
Ibを入力する入力端子RINを有し、該基準クロック
入力端子RINが遅延フリップフロップ(以下、D−F
Fという)1aのクロック入力端子CKに接続され、帰
還クロックIfを入力する入力端子VINがD−FF1
bのクロック入力端子CKに接続されている。D−FF
1aのデータ入力端子D及びセット入力端子PRNは電
源電位Vccに接続され、同様にD−FF1bのデータ
入力端子D及びセット入力端子PRNが電源電位Vcc
に接続されている。D−FF1aの正相出力端子Qは、
2入力NAND回路1cの第1の入力端子に接続されて
いる。D−FF1aの逆相出力端子Q/は、セット/リ
セット型フリップフロップ(以下、SR−FFという)
を構成する2入力NOR回路1dの第1の入力端子に接
続されている。D−FF1bの正相出力端子Qは、2入
力NAND回路1eの第1の入力端子に接続されてい
る。D−FF1bの逆相出力端子Q/は、SR−FFを
構成する2入力NOR回路1fの第1の入力端子に接続
されている。
【0004】NAND回路1cの出力端子は3入力AN
D回路1gの第1の入力端子に接続され、NAND回路
1eの出力端子はAND回路1gの第2の入力端子に接
続されている。リセット入力端子DRSTは、AND回
路1gの第3の入力端子に接続されている。AND回路
1gの出力端子は、D−FF1a,1bの各リセット入
力端子CLRNに接続されている。NOR回路1dの出
力端子は、NOR回路1fの第2の入力端子及びNAN
D回路1eの第2の入力端子に接続されると共に、進み
情報出力端子UOUTに接続されている。NOR回路1
fの出力端子は、NOR回路1dの第2の入力端子及び
NAND回路1cの第2の入力端子に接続されると共
に、インバータ1hを介して遅れ情報出力端子DOUT
に接続されている。
【0005】次に、図2の動作を説明する。位相比較器
1は、基準クロックIbの位相と分周器4の出力信号で
ある帰還クロックIfの位相とを比較し、帰還クロック
Ifの位相が基準クロックIbの位相よりも遅れている
場合に進み情報S1uを出力し、帰還クロックIfの位
相が基準クロックIbの位相よりも進んでいる場合に遅
れ情報S1dを出力する。LPF2は、進み情報S1u
又は遅れ情報S1dを入力し、それらを直流電圧レベル
に変換して出力信号S2を出力する。VCO3は、LP
F2の出力信号S2に基づいた周波数の出力信号S3を
出力する。出力信号S3は分周器4で分周されて帰還ク
ロックIfとなり、VCO3は、基準クロックIbに同
期した信号を発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
PLL回路では、次のような課題があった。図4は、図
2のPLL回路において、基準クロックIbが欠落した
場合の動作を説明するためのタイムチャートであり、縦
軸に論理レベル、及び横軸に時間がとられている。この
図を参照しつつ、図2の動作を説明する。時間t1及び
時間t2において、図2のPLL回路では、基準クロッ
クIbに帰還クロックIfが同期している正常動作が行
われている。時間t3において、基準クロックIbが欠
落し、VCO3の発振周波数が大きく下がる。時間t4
以降において、VCO3の発振周波数は徐々に基準クロ
ックIbに追従するように元に戻るが、基準クロックI
bの欠落分はそのままなので、該欠落以降の基準クロッ
クIbに対して帰還クロックIfの同期が取れていない
という問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、帰還クロックの位相と基準クロック
の位相とを比較し、その比較結果に基づき進み情報又は
遅れ情報を生成する位相比較回路と、前記進み情報又は
前記遅れ情報を入力して該進み情報又は該遅れ情報に対
応した直流電圧を出力するLPFと、前記LPFの出力
電圧に応じた周波数の前記帰還クロックを出力するVC
Oとを、備えた位相同期回路において、次のような回路
を設けている。即ち、前記基準クロックに断が発生した
とき、該断を検出して前記位相比較回路からの前記進み
情報及び前記遅れ情報を遮断しかつ前記電圧制御発振器
を前記ローパスフィルタの出力電圧に基づき該リセット
状態の直前の状態で発振させ、該基準クロックが正常に
なったとき、前記位相比較回路からの前記進み情報及び
前記遅れ情報を前記LPFへ出力する断検出回路を設け
ている。
【0008】第2の発明では、帰還クロックの位相が基
準クロックの位相よりも遅れている場合、該基準クロッ
クのエッジに基づきセットし、かつ該帰還クロックのエ
ッジに基づきリセットすることにより進み情報を生成
し、前記帰還クロックの位相が前記基準クロックの位相
よりも進んでいる場合、該帰還クロックのエッジに基づ
きセットし、かつ該基準クロックのエッジに基づきリセ
ットすることにより遅れ情報を生成するSR−FFを有
する位相比較回路と、第1の発明のLPFと、第1の発
明のVCOと、前記VCOの出力信号を分周して前記帰
還クロックを生成する分周器とを、備えた位相同期回路
において、次のような回路を設けている。即ち、前記基
準クロックが第1の論理レベルの期間に該基準クロック
よりも高い周波数の検出クロックのパルスをカウント
し、そのカウント数が該基準クロックの第1の論理レベ
ルの所定の期間よりも長い期間に対応して設定されたカ
ウント数に達したとき、前記SR−FFをリセット状態
に固定しかつ前記VCOを前記LPFの出力電圧に基づ
き該リセット状態の直前の状態で発振させ、その後前記
基準クロックが前記第1の論理レベルに対して相補的な
第2の論理レベルに遷移したとき前記リセット状態を解
除する断検出回路を設けている。
【0009】第3の発明では、第2の発明の位相比較回
路と、第2の発明のLPFと、第2の発明のVCOと、
第2の発明の分周器とを、備えた位相同期回路におい
て、次のような回路を設けている。即ち、前記基準クロ
ックが第1の論理レベルの期間に前記VCOの出力信号
のパルスをカウントし、そのカウント数が該基準クロッ
クの第1の論理レベルの所定の期間よりも長い期間に対
応して設定されたカウント数に達したとき、前記SR−
FFをリセット状態に固定しかつ前記VCOを前記LP
Fの出力電圧に基づき該リセット状態の直前の状態で発
振させ、その後前記基準クロックが前記第1の論理レベ
ルに対して相補的な第2の論理レベルに遷移したとき前
記リセット状態を解除する断検出回路を設けている。
【0010】第1の発明によれば、以上のようにPLL
回路を構成したので、定常時において、帰還クロックの
位相と基準クロックの位相とが位相比較回路で比較さ
れ、その比較結果に基づき進み情報又は遅れ情報が生成
される。前記進み情報又は前記遅れ情報はLPFに入力
されて該進み情報又は該遅れ情報に対応した直流電圧が
出力される。前記LPFの出力電圧に応じた周波数の出
力信号がVCOから出力されて前記帰還クロックとな
る。次に、前記基準クロックに断が発生したとき、断検
出回路は該断を検出して前記位相比較回路からの前記進
み情報及び前記遅れ情報を遮断する。このとき、VCO
はLPFの出力電圧に基づき前記遮断状態の直前の状態
で発振している。その後、前記基準クロックが正常にな
ったとき、前記位相比較回路からの前記進み情報及び前
記遅れ情報が前記LPFへ出力され、定常時と同様に動
作する。第2の発明によれば、定常時において、位相比
較回路中のSR−FFは、帰還クロックの位相が基準ク
ロックの位相よりも遅れている場合、該基準クロックの
エッジに基づきセットし、かつ該帰還クロックのエッジ
に基づきリセットすることにより進み情報を生成し、前
記帰還クロックの位相が前記基準クロックの位相よりも
進んでいる場合、該帰還クロックのエッジに基づきセッ
トし、かつ該基準クロックのエッジに基づきリセットす
ることにより遅れ情報を生成する。
【0011】次に、基準クロックに断が発生した場合、
断検出回路は前記基準クロックが第1の論理レベルの期
間に検出クロックのパルスをカウントし、そのカウント
数が該基準クロックの第1の論理レベルの定常時の期間
よりも長い期間に対応して設定されたカウント数に達し
たとき、前記SR−FFをリセット状態に固定し、進み
情報及び遅れ情報が出力されないようにする。このと
き、VCOはLPFの出力電圧に基づき前記リセット状
態の直前の状態で発振している。そして、基準クロック
のレベルが第1の論理レベルから第2の論理レベルへ遷
移したとき、断検出回路は前記リセット状態を解除す
る。その後、前記SR−FFは定常時と同様の動作を行
い、進み情報又は遅れ情報を出力する。LPFは進み情
報又は遅れ情報を入力し、それらを直流電圧レベルに変
換してVCOへ出力する。VCOは、LPFの出力電圧
に基づいた周波数の出力信号を出力する。VCOの出力
信号は分周器で分周されて前記帰還クロックになる。そ
のため、このPLL回路では、基準クロックに断が発生
しても、基準クロックに対して帰還クロックの同期が取
れていないという問題が発生しない。第3の発明によれ
ば、定常時において、位相比較回路中のSR−FFは、
帰還クロックの位相が基準クロックの位相よりも遅れて
いる場合、該基準クロックのエッジに基づきセットし、
かつ該帰還クロックのエッジに基づきリセットすること
により進み情報を生成し、前記帰還クロックの位相が前
記基準クロックの位相よりも進んでいる場合、該帰還ク
ロックのエッジに基づきセットし、かつ該基準クロック
のエッジに基づきリセットすることにより遅れ情報を生
成する。
【0012】次に、基準クロックに断が発生した場合、
断検出回路は、前記基準クロックが第1の論理レベルの
期間に前記VCOの出力信号のパルスをカウントし、そ
のカウント数が該基準クロックの第1の論理レベルの定
常時の期間よりも長い期間に対応して設定されたカウン
ト数に達したとき、前記SR−FFをリセット状態に固
定し、進み情報及び遅れ情報が出力されないようにす
る。このとき、VCOはLPFの出力電圧に基づき前記
リセット状態の直前の状態で発振している。そして、基
準クロックのレベルが第1の論理レベルから第2の論理
レベルへ遷移したとき、断検出回路は前記リセット状態
を解除する。その後、前記SR−FFは、定常時と同様
の動作を行い、進み情報又は遅れ情報を出力する。LP
Fは進み情報又は遅れ情報を入力し、それらを直流電圧
レベルに変換してVCOへ出力する。VCOは、LPF
の出力電圧に基づいた周波数の出力信号を出力する。V
COの出力信号は分周器で分周されて前記帰還クロック
になる。そのため、このPLL回路では、第2の発明と
同様に、基準クロックに断が発生しても、基準クロック
に対して帰還クロックの同期が取れていないという問題
が発生しない。更に、この第3の発明では、第2の発明
の検出クロックとしてVCOの出力信号を用いるので、
小規模の回路で断検出回路が実現する。従って、前記課
題を解決できるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すPLL回路の構
成ブロック図である。このPLL回路は基準クロックI
bを入力する入力端子INを有し、該入力端子INが位
相比較器11の基準クロック入力端子RINに接続され
ている。位相比較器11は、図3と同様の構成である。
位相比較器11の進み情報S11uの出力端子Uout
及び遅れ情報S11dの出力端子Doutは、LPF1
2の進み情報入力端子及び遅れ情報入力端子にそれぞれ
接続されている。LPF12の出力端子は、VCO13
の入力端子に接続されている。VCO13の出力端子
は、出力端子OUTに接続されると共に、分周器14の
入力端子に接続されている。分周器4の出力端子は、位
相比較器11の帰還クロック入力端子VINに接続され
ている。更に、入力端子INは、断検出回路15の入力
端子に接続されている。断検出回路15は、基準クロッ
クIbに断が発生したとき、この断を検出して位相比較
器11の動作を止める機能を有している。断検出回路1
5の出力端子は位相比較器11のリセット入力端子DR
STに接続されている。
【0014】図5は、図1中の断検出回路15の一構成
例を示す回路図である。図1中の入力端子INは、D−
FF15−1〜15−n(n;整数)の各リセット端子
Rに共通に接続されている。基準クロックIbよりも高
い周波数の検出クロックS15gを発生する検出用クロ
ック発生器15genの出力端子は、D−FF15−1
〜15−nの各クロック入力端子CKに共通に接続され
ている。D−FF15−1のデータ入力端子Dは、電源
電位Vccに接続されている。D−FF15−1の出力
端子Qは、D−FF15−2のデータ入力端子Dに接続
されている。D−FF15−2の出力端子Qは、D−F
F15−3のデータ入力端子Dに接続されている。同様
にして、D−FF15−(n−1)の出力端子Qは、D
−FF15−nのデータ入力端子Dに接続されている。
D−FF15−nの出力端子Qは、位相比較器11のリ
セット入力端子DRSTに接続されている。この断検出
回路15は、位相比較器11が欠落を生じた基準クロッ
クIbと帰還クロックIfとを位相比較する前に断検出
するように、検出クロックS15gの周波数とD−FF
の段数nを決定して構成する。本実施形態ではn=4と
する。
【0015】図6は、図1の動作を説明するためのタイ
ムチャートであり、縦軸に論理レベル、及び横軸に時間
がとられている。この図を参照しつつ、図1の動作を説
明する。時間t1において、基準クロックIbが正常に
入力しているので、4断目のD−FF15−4の出力信
号S15が“H”になる前に該基準クロックIbが
“H”になり、D−FF15−1〜15−4がリセット
されるので、D−FF15−4の出力信号S15は
“L”のままである。時間t2において、基準クロック
Ibに欠落が生じると、D−FF15−1〜15−4が
リセットされないので、D−FF15−4の出力信号S
15が“H”になる。時間t3において、基準クロック
Ibが正常になると、該基準クロックIbが“H”にな
るので、D−FF15−1〜15−4がリセットされ、
D−FF15−4の出力信号S15が“L”になる。こ
のPLL回路では、基準クロックIbに欠落が生じて
も、位相比較器11が基準クロックIbの立ち下がりと
分周器14の出力信号S14の立ち下がりとの位相差を
検出する前に断検出回路15から“H”の断検出信号S
15を受取るので、進み情報S11u及び遅れ情報S1
1dが出力されない。そのため、LPF12は、基準ク
ロックIbが欠落する直前の状態のまま保持され、LP
F12の出力電圧S12が固定される。更に、VCO1
3も基準クロックIbが欠落する直前の状態と同じ周波
数で発振する。従って、VCO13の出力信号S13及
び分周器14の出力信号S14は、基準クロックIbの
欠落の影響を受けずに安定して出力される。
【0016】以上のように、この第1の実施形態では、
PLL回路に基準クロックIbの欠落を検出する断検出
回路15を設け、該基準クロックIbに欠落が生じて
も、位相比較器11をリセット状態にしてVCO13を
発振させるようにしたので、欠落のない基準クロックI
bに同期した出力信号S13が安定して得られる。又、
基準クロックIbが連続的に欠落(本実施形態では
“L”に固定された信号になる)した場合でも、LPF
12内のキャパシタの電圧降下が殆どないと仮定する
と、数10ms〜数sの間、VCO13を発振させるこ
とができ、安定した周波数の信号が得られる。
【0017】第2の実施形態 図7は、本発明の第2の実施形態を示すPLL回路の構
成ブロック図であり、図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。このPLL回路では、VCO
13の出力端子が分周器14の入力端子に接続されると
共に、断検出回路15Aの検出クロック入力端子に接続
されている。他は図1と同様の構成である。図8は、図
7中の断検出回路15Aの回路図である。この断検出回
路15Aでは、図5に示す断検出回路15中の検出用ク
ロック発生器15genの代わりにVCO13の出力端
子がD−FF15−1〜15−nの各クロック入力端子
CKに共通に接続されている。他は図5と同様の構成で
ある。次に、図7の動作を説明する。
【0018】図7のPLL回路において、VCO13の
出力信号S13が図6中の検出クロックS15gと同一
の信号であるとすれば、図1のPLL回路と同一の動作
を行う。以上のように、この第2の実施形態では、VC
O13の出力信号S13を検出用クロックとして用いる
ようにしたので、第1の実施形態における検出用クロッ
ク発生器15genが不要となり、第1の実施形態より
も回路規模を小さくすることができる。更に、出力信号
S13は欠落が生じていないときの基準クロックIbに
同期した信号なので、確実に断検出が行われる。尚、本
発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能で
ある。その変形例としては、例えば次のようなものがあ
る。
【0019】(a) 断検出回路15中のD−FFの段
数を4段とし、検出用クロックS15gの周波数を基準
クロックIbの4倍としたが、検出用クロックS15g
の周波数や基準クロックIbのデューティ比等に応じて
任意に設定することができる。 (b) 断検出回路15は、検出用クロックS15gを
積分する積分回路、及び該積分回路による積分値と基準
値とを比較する比較器で構成してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、PLL回路に、基準クロックに断が発生した
とき、該断を検出して位相比較回路からの進み情報及び
遅れ情報を遮断する断検出回路を設け、このとき、VC
OがLPFの出力電圧に基づき該遮断状態の直前の状態
で発振するようにしたので、基準クロックに断が発生し
ても安定した周波数の信号を得ることができる。第2の
発明によれば、PLL回路に基準クロックの断を検出ク
ロックを用いて検出する断検出回路を設け、該基準クロ
ックに断が生じても、位相比較器をリセット状態にして
VCOを発振させるようにしたので、断のない基準クロ
ックに同期した出力信号が安定して得られる。更に、基
準クロックが連続的に欠落した場合でも、LPF内のキ
ャパシタの電圧降下が殆どないと仮定すると、数10m
s〜数sの間、VCOを発振させることができ、安定し
た周波数の信号を得ることができる。第3の発明によれ
ば、第2の発明の検出クロックとしてVCOの出力信号
を用いるようにしたので、第2の発明における断検出回
路よりも回路規模を小さくできる。更に、VCOの出力
信号は欠落が生じていないときの基準クロックに同期し
た信号なので、確実に断検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すPLL回路の構
成ブロック図である。
【図2】従来のPLL回路の一例を示す構成ブロック図
である。
【図3】図2中の位相比較器の一構成例を示す回路図で
ある。
【図4】図2の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図5】図1中の断検出回路の一構成例を示す回路図で
ある。
【図6】図1の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すPLL回路の構
成ブロック図である。
【図8】図7中の断検出回路の回路図である。
【符号の説明】
11 位相比較回路 12 ローパスフィル
タ 13 電圧制御発振器 14 分周器 15,15A 断検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帰還クロックの位相と基準クロックの位
    相とを比較し、その比較結果に基づき進み情報又は遅れ
    情報を生成する位相比較回路と、 前記進み情報又は前記遅れ情報を入力して該進み情報又
    は該遅れ情報に対応した直流電圧を出力するローパスフ
    ィルタと、 前記ローパスフィルタの出力電圧に応じた周波数の前記
    帰還クロックを出力する電圧制御発振器とを、 備えた位相同期回路において、 前記基準クロックに断が発生したとき、該断を検出して
    前記位相比較回路からの前記進み情報及び前記遅れ情報
    を遮断しかつ前記電圧制御発振器を前記ローパスフィル
    タの出力電圧に基づき該リセット状態の直前の状態で発
    振させ、該基準クロックが正常になったとき、前記位相
    比較回路からの前記進み情報及び前記遅れ情報を前記ロ
    ーパスフィルタへ出力する断検出回路を、 設けたことを特徴とする位相同期回路。
  2. 【請求項2】 帰還クロックの位相が基準クロックの位
    相よりも遅れている場合、該基準クロックのエッジに基
    づきセットし、かつ該帰還クロックのエッジに基づきリ
    セットすることにより進み情報を生成し、前記帰還クロ
    ックの位相が前記基準クロックの位相よりも進んでいる
    場合、該帰還クロックのエッジに基づきセットし、かつ
    該基準クロックのエッジに基づきリセットすることによ
    り遅れ情報を生成するセット/リセット型フリップフロ
    ップを有する位相比較回路と、 請求項1記載のローパスフィルタと、 請求項1記載の電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器の出力信号を分周して前記帰還クロ
    ックを生成する分周器とを、 備えた位相同期回路において、 前記基準クロックが第1の論理レベルの期間に該基準ク
    ロックよりも高い周波数の検出クロックのパルスをカウ
    ントし、そのカウント数が該基準クロックの第1の論理
    レベルの所定の期間よりも長い期間に対応して設定され
    たカウント数に達したとき、前記セット/リセット型フ
    リップフロップをリセット状態に固定しかつ前記電圧制
    御発振器を前記ローパスフィルタの出力電圧に基づき該
    リセット状態の直前の状態で発振させ、その後前記基準
    クロックが前記第1の論理レベルに対して相補的な第2
    の論理レベルに遷移したとき前記リセット状態を解除す
    る断検出回路を、 設けたことを特徴とする位相同期回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位相比較回路と、請求項
    2記載のローパスフィルタと、請求項2記載の電圧制御
    発振器と、請求項2記載の分周器とを、備えた位相同期
    回路において、 前記基準クロックが第1の論理レベルの期間に前記電圧
    制御発振器の出力信号のパルスをカウントし、そのカウ
    ント数が該基準クロックの第1の論理レベルの所定の期
    間よりも長い期間に対応して設定されたカウント数に達
    したとき、前記セット/リセット型フリップフロップを
    リセット状態に固定しかつ前記電圧制御発振器を前記ロ
    ーパスフィルタの出力電圧に基づき該リセット状態の直
    前の状態で発振させ、その後前記基準クロックが前記第
    1の論理レベルに対して相補的な第2の論理レベルに遷
    移したとき前記リセット状態を解除する断検出回路を、
    設けたことを特徴とする位相同期回路。
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