JPH0964609A - 薄膜積層電極及びその製造方法 - Google Patents
薄膜積層電極及びその製造方法Info
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- JPH0964609A JPH0964609A JP7239125A JP23912595A JPH0964609A JP H0964609 A JPH0964609 A JP H0964609A JP 7239125 A JP7239125 A JP 7239125A JP 23912595 A JP23912595 A JP 23912595A JP H0964609 A JPH0964609 A JP H0964609A
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- H01P7/082—Microstripline resonators
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- H01P3/18—Waveguides; Transmission lines of the waveguide type built-up from several layers to increase operating surface, i.e. alternately conductive and dielectric layers
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘電体基板と導体薄膜、あるいは導体薄膜と
誘電体薄膜の密着強度が大きく、信頼性の高い薄膜積層
電極及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 誘電体基板1とその上に形成される導体
薄膜3の界面、及び導体薄膜3と誘電体薄膜4の界面の
うちの一つ以上に密着強度の大きい接着層5を介在させ
る。また、接着層5の構成材料として、Ti、Cr、N
i、及びそれらの少なくとも1種を含む合金の少なくと
も1種を用いる。また、接着層5の厚みが20nm以上と
する。さらに、導体薄膜3、接着層5及び誘電体薄膜4
を、途中で真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜
する。
誘電体薄膜の密着強度が大きく、信頼性の高い薄膜積層
電極及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 誘電体基板1とその上に形成される導体
薄膜3の界面、及び導体薄膜3と誘電体薄膜4の界面の
うちの一つ以上に密着強度の大きい接着層5を介在させ
る。また、接着層5の構成材料として、Ti、Cr、N
i、及びそれらの少なくとも1種を含む合金の少なくと
も1種を用いる。また、接着層5の厚みが20nm以上と
する。さらに、導体薄膜3、接着層5及び誘電体薄膜4
を、途中で真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、薄膜電極に関
し、詳しくは、高周波伝送線路、高周波共振器、高周波
フィルタなどに用いられる薄膜積層電極及びその製造方
法に関する。
し、詳しくは、高周波伝送線路、高周波共振器、高周波
フィルタなどに用いられる薄膜積層電極及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】導体薄
膜と誘電体薄膜を積層してなる薄膜積層電極として、特
願平5−212630号に開示されている高周波電磁界
結合型薄膜積層電極(以下、単に「薄膜積層電極」とも
いう)がある。そして、この薄膜積層電極においては、
導体薄膜として、導電率の高いCuやAgなどの単一の
材料が用いられている。
膜と誘電体薄膜を積層してなる薄膜積層電極として、特
願平5−212630号に開示されている高周波電磁界
結合型薄膜積層電極(以下、単に「薄膜積層電極」とも
いう)がある。そして、この薄膜積層電極においては、
導体薄膜として、導電率の高いCuやAgなどの単一の
材料が用いられている。
【0003】しかし、導体薄膜として用いられているC
uやAgは、誘電体薄膜や誘電体基板を構成する酸化物
との密着強度が小さいため、 薄膜積層電極の製造中に膜剥離を引き起こす場合があ
る 薄膜積層電極の製造後における環境変化の繰り返しに
よって応力が蓄積され、膜剥離を引き起こす場合がある 使用時の熱分布、使用時と不使用時の温度差などによ
り応力が蓄積され、膜剥離を引き起こす場合がある などの問題点がある。
uやAgは、誘電体薄膜や誘電体基板を構成する酸化物
との密着強度が小さいため、 薄膜積層電極の製造中に膜剥離を引き起こす場合があ
る 薄膜積層電極の製造後における環境変化の繰り返しに
よって応力が蓄積され、膜剥離を引き起こす場合がある 使用時の熱分布、使用時と不使用時の温度差などによ
り応力が蓄積され、膜剥離を引き起こす場合がある などの問題点がある。
【0004】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、誘電体基板と導体薄膜、あるいは導体薄膜と誘電
体薄膜の密着強度が大きく、信頼性の高い薄膜積層電極
及びその製造方法を提供することを目的とする。
あり、誘電体基板と導体薄膜、あるいは導体薄膜と誘電
体薄膜の密着強度が大きく、信頼性の高い薄膜積層電極
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者等は、上記問題点
を解決するため、導体薄膜と誘電体基板、及び導体薄膜
と誘電体薄膜の密着強度を向上させる方法に関して、種
々の実験、検討を行い、導体薄膜と誘電体基板あるいは
導体薄膜と誘電体薄膜との界面にTi層などの接着層を
介在させた場合に密着強度が向上することを知り、さら
に実験、検討を重ねて本願発明を完成した。
を解決するため、導体薄膜と誘電体基板、及び導体薄膜
と誘電体薄膜の密着強度を向上させる方法に関して、種
々の実験、検討を行い、導体薄膜と誘電体基板あるいは
導体薄膜と誘電体薄膜との界面にTi層などの接着層を
介在させた場合に密着強度が向上することを知り、さら
に実験、検討を重ねて本願発明を完成した。
【0006】すなわち、本願発明の薄膜積層電極は、誘
電体基板上に、導体薄膜、誘電体薄膜を交互に積層して
なる薄膜積層電極であって、誘電体基板とその上に形成
される導体薄膜の界面、及び導体薄膜と誘電体薄膜の界
面のうちの一つ以上に密着強度の大きい接着層を介在さ
せたことを特徴としている。
電体基板上に、導体薄膜、誘電体薄膜を交互に積層して
なる薄膜積層電極であって、誘電体基板とその上に形成
される導体薄膜の界面、及び導体薄膜と誘電体薄膜の界
面のうちの一つ以上に密着強度の大きい接着層を介在さ
せたことを特徴としている。
【0007】なお、本願発明の薄膜積層電極において、
密着強度の大きい接着層とは、前記誘電体基板とその上
に形成される導体薄膜の界面、及び導体薄膜と誘電体薄
膜の界面に介在させることにより、導体薄膜と誘電体基
板、又は導体薄膜と誘電体薄膜とを直接接合する場合よ
りも大きな接合強度(密着強度)が得られるような層
(薄膜)を意味する。
密着強度の大きい接着層とは、前記誘電体基板とその上
に形成される導体薄膜の界面、及び導体薄膜と誘電体薄
膜の界面に介在させることにより、導体薄膜と誘電体基
板、又は導体薄膜と誘電体薄膜とを直接接合する場合よ
りも大きな接合強度(密着強度)が得られるような層
(薄膜)を意味する。
【0008】また、本願発明の薄膜積層電極は、前記接
着層の構成材料として、Ti、Cr、Ni、及びそれら
の少なくとも1種を含む合金からなる群より選ばれる少
なくとも1種を用いたことを特徴としている。
着層の構成材料として、Ti、Cr、Ni、及びそれら
の少なくとも1種を含む合金からなる群より選ばれる少
なくとも1種を用いたことを特徴としている。
【0009】また、前記接着層の厚みが20nm以上であ
ることを特徴としている。
ることを特徴としている。
【0010】また、本願発明の薄膜積層電極の製造方法
は、前記導体薄膜、前記接着層及び前記誘電体薄膜を、
途中で真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜する
ことを特徴としている。
は、前記導体薄膜、前記接着層及び前記誘電体薄膜を、
途中で真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜する
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】例えば、ガラス基板(誘電体基板)上に、導体
薄膜として膜厚1μmのCu薄膜を形成する際に、ガラ
ス基板とCu薄膜の界面に、接着層としてTi薄膜を介
在させた場合の、Ti薄膜の膜厚と密着強度の関係を図
5に示す。図5より、Ti薄膜の膜厚が20nm未満の場
合には、密着強度が不十分であるばかりでなく、膜厚の
わずかな変化により密着強度が大幅に変動するが、20
nm以上になると密着強度が十分に大きくなるとともに、
安定性が向上することがわかる。
薄膜として膜厚1μmのCu薄膜を形成する際に、ガラ
ス基板とCu薄膜の界面に、接着層としてTi薄膜を介
在させた場合の、Ti薄膜の膜厚と密着強度の関係を図
5に示す。図5より、Ti薄膜の膜厚が20nm未満の場
合には、密着強度が不十分であるばかりでなく、膜厚の
わずかな変化により密着強度が大幅に変動するが、20
nm以上になると密着強度が十分に大きくなるとともに、
安定性が向上することがわかる。
【0012】なお、誘電体基板(ガラス基板)上に、導
体薄膜(Cu薄膜)と誘電体薄膜(ガラス薄膜)を交互
に積層することにより形成した薄膜積層電極に粘着テー
プを貼り付けて引き剥がした場合、誘電体基板(ガラス
基板)と導体薄膜(Cu薄膜)の界面及び、導体薄膜
(Cu薄膜)と誘電体薄膜(ガラス薄膜)の界面に、膜
厚20nm未満のTi薄膜を介在させた場合には、積層膜
に剥離が認められたが、膜厚が20nm以上のTi薄膜を
介在させた場合には、積層膜に剥離は認められなかっ
た。
体薄膜(Cu薄膜)と誘電体薄膜(ガラス薄膜)を交互
に積層することにより形成した薄膜積層電極に粘着テー
プを貼り付けて引き剥がした場合、誘電体基板(ガラス
基板)と導体薄膜(Cu薄膜)の界面及び、導体薄膜
(Cu薄膜)と誘電体薄膜(ガラス薄膜)の界面に、膜
厚20nm未満のTi薄膜を介在させた場合には、積層膜
に剥離が認められたが、膜厚が20nm以上のTi薄膜を
介在させた場合には、積層膜に剥離は認められなかっ
た。
【0013】また、ガラス基板上に、スパッタリング法
により種々の膜厚のTi薄膜を成膜し、その抵抗率を測
定した。その結果を図6に示す。図6により、Ti薄膜
の膜厚が20μm未満になると、抵抗率が急激に増大し
ており、設計膜厚からのわずかなずれによって薄膜積層
電極の特性が大きく変動するため好ましくないことがわ
かる。一方、Ti薄膜の膜厚が20μm以上になると、
抵抗率が低く、かつ安定性が増大するため、設計膜厚か
らのわずかなずれによって特性が大きく変動するような
ことがなく、高周波電磁界結合型薄膜積層電極などに適
用するのに好適であることがわかる。
により種々の膜厚のTi薄膜を成膜し、その抵抗率を測
定した。その結果を図6に示す。図6により、Ti薄膜
の膜厚が20μm未満になると、抵抗率が急激に増大し
ており、設計膜厚からのわずかなずれによって薄膜積層
電極の特性が大きく変動するため好ましくないことがわ
かる。一方、Ti薄膜の膜厚が20μm以上になると、
抵抗率が低く、かつ安定性が増大するため、設計膜厚か
らのわずかなずれによって特性が大きく変動するような
ことがなく、高周波電磁界結合型薄膜積層電極などに適
用するのに好適であることがわかる。
【0014】なお、本願発明においては、接着層を構成
する好ましい材料として、上記Ti以外にも、Cr、N
i、及びそれらの少なくとも1種を含む合金などを用い
ることが可能である。それらの材料においても、膜厚と
密着強度及び抵抗率の関係について、上記のTiの場合
と同様の傾向がある。
する好ましい材料として、上記Ti以外にも、Cr、N
i、及びそれらの少なくとも1種を含む合金などを用い
ることが可能である。それらの材料においても、膜厚と
密着強度及び抵抗率の関係について、上記のTiの場合
と同様の傾向がある。
【0015】なお、Ti、Cr、Niなどは、いずれも
酸素と化合して抵抗率が大きくなりやすいので、真空中
で連続的に成膜することが望ましい。すなわち、接着
層、接着層と接する導体薄膜及び誘電体薄膜を、途中で
真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜することに
より、抵抗率の低い良好な薄膜積層電極を形成すること
が可能になる。
酸素と化合して抵抗率が大きくなりやすいので、真空中
で連続的に成膜することが望ましい。すなわち、接着
層、接着層と接する導体薄膜及び誘電体薄膜を、途中で
真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜することに
より、抵抗率の低い良好な薄膜積層電極を形成すること
が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態として以下
の実施例を示し、本願発明の特徴とするところをさらに
詳しく説明する。
の実施例を示し、本願発明の特徴とするところをさらに
詳しく説明する。
【0017】[実施例1]図1は、誘電体基板に、本願
発明の一実施例にかかる薄膜積層電極(高周波電磁界結
合型薄膜積層電極)を配設してなる円形TMモード共振
器を示す斜視図である。
発明の一実施例にかかる薄膜積層電極(高周波電磁界結
合型薄膜積層電極)を配設してなる円形TMモード共振
器を示す斜視図である。
【0018】この円形TMモード共振器は、誘電体基板
1として略円形のR面サファイア基板を用い、その両主
面に薄膜積層電極2を配設することにより形成されてい
る。
1として略円形のR面サファイア基板を用い、その両主
面に薄膜積層電極2を配設することにより形成されてい
る。
【0019】そして、上記の薄膜積層電極2は、Cuか
らなる導体薄膜3とSiO2からなる誘電体薄膜4を交
互に積層することにより形成されており、図2(d)に示
すように、導体薄膜3の両面側、すなわち、誘電体基板
1と導体薄膜3の界面、及び導体薄膜3と誘電体薄膜4
の界面には、Ti又はCrからなる接着層5が配設され
ている。
らなる導体薄膜3とSiO2からなる誘電体薄膜4を交
互に積層することにより形成されており、図2(d)に示
すように、導体薄膜3の両面側、すなわち、誘電体基板
1と導体薄膜3の界面、及び導体薄膜3と誘電体薄膜4
の界面には、Ti又はCrからなる接着層5が配設され
ている。
【0020】次に、上記円形TMモード共振器の製造方
法について説明する。 図2(a)に示すように、誘電体基板1に所定のパター
ンを有するメタルマスク6を装着し、真空吸引してスパ
ッタリング装置(図示せず)の成膜室内を真空にする。 それから、Ti又はCrをターゲットとしてスパッタ
リングを行い、誘電体基板1上に接着層(Ti薄膜又は
Cr薄膜)5(図2(b))を形成する。 次いで、Cuをターゲットとしてスパッタリングを行
い、図2(b)に示すように、誘電体基板1上に形成され
た接着層5上に1層目の導体薄膜(Cu薄膜)3を成膜
する。 それから、Ti又はCrをターゲットとしてスパッタ
リングを行い、導体薄膜3上に接着層5(図2(c))を
形成する。 次いで、SiO2をターゲットとしてスパッタリング
を行い、図2(c)に示すように、導体薄膜3上に形成さ
れた接着層5上に誘電体薄膜(SiO2薄膜)4を形成
する。 それから、Ti又はCrをターゲットとしてスパッタ
リングを行い、図2(d)に示すように、誘電体薄膜4上
に接着層5を形成する。 その後、上記〜の操作を繰り返して、図2(e)に
示すように、5層の導体薄膜3を有する薄膜積層電極2
を形成する。 それから、成膜室を大気開放した後、上記〜の操
作を繰り返して、図2(f)に示すように、誘電体基板1
の裏面にも薄膜積層電極2を形成することにより、図1
に示すような円形TMモード共振器を得る。
法について説明する。 図2(a)に示すように、誘電体基板1に所定のパター
ンを有するメタルマスク6を装着し、真空吸引してスパ
ッタリング装置(図示せず)の成膜室内を真空にする。 それから、Ti又はCrをターゲットとしてスパッタ
リングを行い、誘電体基板1上に接着層(Ti薄膜又は
Cr薄膜)5(図2(b))を形成する。 次いで、Cuをターゲットとしてスパッタリングを行
い、図2(b)に示すように、誘電体基板1上に形成され
た接着層5上に1層目の導体薄膜(Cu薄膜)3を成膜
する。 それから、Ti又はCrをターゲットとしてスパッタ
リングを行い、導体薄膜3上に接着層5(図2(c))を
形成する。 次いで、SiO2をターゲットとしてスパッタリング
を行い、図2(c)に示すように、導体薄膜3上に形成さ
れた接着層5上に誘電体薄膜(SiO2薄膜)4を形成
する。 それから、Ti又はCrをターゲットとしてスパッタ
リングを行い、図2(d)に示すように、誘電体薄膜4上
に接着層5を形成する。 その後、上記〜の操作を繰り返して、図2(e)に
示すように、5層の導体薄膜3を有する薄膜積層電極2
を形成する。 それから、成膜室を大気開放した後、上記〜の操
作を繰り返して、図2(f)に示すように、誘電体基板1
の裏面にも薄膜積層電極2を形成することにより、図1
に示すような円形TMモード共振器を得る。
【0021】なお、上記の実施例の接着層、導体薄膜、
及び誘電体薄膜の成膜工程におけるスパッタリング条件
を表1に示す。
及び誘電体薄膜の成膜工程におけるスパッタリング条件
を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】また、比較例として、上記の方法と同様に
して、接着層を設けない円形TMモード共振器を製造し
た。
して、接着層を設けない円形TMモード共振器を製造し
た。
【0024】表2に、上記実施例及び比較例の円形TM
モード共振器(共振周波数3.0GHz)の、導体薄膜
の膜厚、誘電体薄膜の膜厚、接着層の有無、接着層の種
類、接着層の膜厚、及び誘電体基板の厚みを示す。
モード共振器(共振周波数3.0GHz)の、導体薄膜
の膜厚、誘電体薄膜の膜厚、接着層の有無、接着層の種
類、接着層の膜厚、及び誘電体基板の厚みを示す。
【0025】
【表2】
【0026】また、上記実施例及び比較例の円形TMモ
ード共振器の薄膜積層電極の密着強度を調べるために、
薄膜積層電極2に粘着テープを貼り付けて引き剥がす剥
離試験を行った。その結果を表2に併せて示す。表2に
示すように、接着層を配設していない比較例の円形TM
モード共振器の薄膜積層電極には剥離が認められたが、
実施例の円形TMモード共振器の薄膜積層電極には剥離
がまったく認められなかった。
ード共振器の薄膜積層電極の密着強度を調べるために、
薄膜積層電極2に粘着テープを貼り付けて引き剥がす剥
離試験を行った。その結果を表2に併せて示す。表2に
示すように、接着層を配設していない比較例の円形TM
モード共振器の薄膜積層電極には剥離が認められたが、
実施例の円形TMモード共振器の薄膜積層電極には剥離
がまったく認められなかった。
【0027】[実施例2]図3は、誘電体基板に、本願
発明の他の実施例にかかる薄膜積層電極(高周波電磁界
結合型薄膜積層電極)を配設してなるマイクロストリッ
プライン共振器を示す斜視図である。
発明の他の実施例にかかる薄膜積層電極(高周波電磁界
結合型薄膜積層電極)を配設してなるマイクロストリッ
プライン共振器を示す斜視図である。
【0028】このマイクロストリップライン共振器は、
誘電体基板21として平面形状が長方形のR面サファイ
ア基板を用い、その表面に薄膜積層電極22を配設する
とともに、裏面にアース電極27を配設することにより
形成されている。
誘電体基板21として平面形状が長方形のR面サファイ
ア基板を用い、その表面に薄膜積層電極22を配設する
とともに、裏面にアース電極27を配設することにより
形成されている。
【0029】そして、上記の薄膜積層電極22は、誘電
体基板21上に、Cuからなる導体薄膜23とSiO2
からなる誘電体薄膜24を交互に積層することにより形
成されており、図4(c)に示すように、導体薄膜23の
両面側、すなわち、誘電体基板21と導体薄膜23の界
面、及び導体薄膜23と誘電体薄膜24の界面には、T
iからなる接着層25が配設されている。
体基板21上に、Cuからなる導体薄膜23とSiO2
からなる誘電体薄膜24を交互に積層することにより形
成されており、図4(c)に示すように、導体薄膜23の
両面側、すなわち、誘電体基板21と導体薄膜23の界
面、及び導体薄膜23と誘電体薄膜24の界面には、T
iからなる接着層25が配設されている。
【0030】次に、上記マイクロストリップライン共振
器の製造方法について説明する。 誘電体基板21をスパッタリング装置(図示せず)の
成膜室内に入れて所定の真空度になるまで真空吸引し、
Tiをターゲットとしてスパッタリングを行い、誘電体
基板21上に接着層(Ti薄膜)25(図4(a))を形
成した後、Cuをターゲットとしてスパッタリングを行
い、図4(a)に示すように、誘電体基板21上に形成さ
れた接着層25上に1層目の導体薄膜(Cu薄膜)23
を成膜する。 次いで、Tiをターゲットとしてスパッタリングを行
い、導体薄膜23上に接着層25(図4(b))を形成す
る。 それから、SiO2をターゲットとしてスパッタリン
グを行い、図4(b)に示すように、導体薄膜23上に形
成された接着層25上に誘電体薄膜(SiO2薄膜)2
4を形成する。 次いで、Tiをターゲットとしてスパッタリングを行
い、誘電体薄膜24上に接着層25(図4(c))を形成
した後、図4(c)に示すように、誘電体薄膜24上に形
成された接着層25上に導体薄膜23を形成する。 その後、上記〜の操作を繰り返して、図4(d)に
示すように、5層の導体薄膜23を有する薄膜積層電極
22aを形成した後、フォトレジスト26をパターニン
グしてエッチングを行い、図4(e)に示すような薄膜積
層電極22を形成する。 その後、図4(f)に示すように、誘電体基板21の裏
面にアース電極27を形成することにより、図3に示す
ようなマイクロストリップライン共振器を得る。
器の製造方法について説明する。 誘電体基板21をスパッタリング装置(図示せず)の
成膜室内に入れて所定の真空度になるまで真空吸引し、
Tiをターゲットとしてスパッタリングを行い、誘電体
基板21上に接着層(Ti薄膜)25(図4(a))を形
成した後、Cuをターゲットとしてスパッタリングを行
い、図4(a)に示すように、誘電体基板21上に形成さ
れた接着層25上に1層目の導体薄膜(Cu薄膜)23
を成膜する。 次いで、Tiをターゲットとしてスパッタリングを行
い、導体薄膜23上に接着層25(図4(b))を形成す
る。 それから、SiO2をターゲットとしてスパッタリン
グを行い、図4(b)に示すように、導体薄膜23上に形
成された接着層25上に誘電体薄膜(SiO2薄膜)2
4を形成する。 次いで、Tiをターゲットとしてスパッタリングを行
い、誘電体薄膜24上に接着層25(図4(c))を形成
した後、図4(c)に示すように、誘電体薄膜24上に形
成された接着層25上に導体薄膜23を形成する。 その後、上記〜の操作を繰り返して、図4(d)に
示すように、5層の導体薄膜23を有する薄膜積層電極
22aを形成した後、フォトレジスト26をパターニン
グしてエッチングを行い、図4(e)に示すような薄膜積
層電極22を形成する。 その後、図4(f)に示すように、誘電体基板21の裏
面にアース電極27を形成することにより、図3に示す
ようなマイクロストリップライン共振器を得る。
【0031】なお、この実施例2の薄膜積層電極の製造
方法におけるスパッタリング条件は上記実施例1の場合
と同一である。
方法におけるスパッタリング条件は上記実施例1の場合
と同一である。
【0032】また、比較例として、上記の方法と同様に
して、接着層を設けないマイクロストリップライン共振
器を製造した。
して、接着層を設けないマイクロストリップライン共振
器を製造した。
【0033】表3に、上記実施例及び比較例のマイクロ
ストリップライン共振器(共振周波数2.0GHz)
の、導体薄膜の膜厚、誘電体薄膜の膜厚、接着層の有
無、接着層の種類、接着層の膜厚、及び誘電体基板の厚
みを示す。
ストリップライン共振器(共振周波数2.0GHz)
の、導体薄膜の膜厚、誘電体薄膜の膜厚、接着層の有
無、接着層の種類、接着層の膜厚、及び誘電体基板の厚
みを示す。
【0034】
【表3】
【0035】また、上記実施例及び比較例のマイクロス
トリップライン共振器の薄膜積層電極の密着強度を調べ
るために、薄膜積層電極22に粘着テープを貼り付けて
引き剥がす剥離試験を行った。その結果を表3に併せて
示す。表3に示すように、接着層を配設していない比較
例のマイクロストリップライン共振器の薄膜積層電極に
は剥離が認められたが、実施例のマイクロストリップラ
イン共振器の薄膜積層電極には剥離がまったく認められ
なかった。
トリップライン共振器の薄膜積層電極の密着強度を調べ
るために、薄膜積層電極22に粘着テープを貼り付けて
引き剥がす剥離試験を行った。その結果を表3に併せて
示す。表3に示すように、接着層を配設していない比較
例のマイクロストリップライン共振器の薄膜積層電極に
は剥離が認められたが、実施例のマイクロストリップラ
イン共振器の薄膜積層電極には剥離がまったく認められ
なかった。
【0036】なお、上記実施例1及び2では、本願発明
を、円形TMモード共振器及びマイクロストリップライ
ン共振器の薄膜積層電極に適用した場合について説明し
たが、本願発明の薄膜積層電極及びその製造方法は、共
振器に限らず、その他の電子部品の薄膜積層電極及びそ
の製造方法に広く適用することが可能である。
を、円形TMモード共振器及びマイクロストリップライ
ン共振器の薄膜積層電極に適用した場合について説明し
たが、本願発明の薄膜積層電極及びその製造方法は、共
振器に限らず、その他の電子部品の薄膜積層電極及びそ
の製造方法に広く適用することが可能である。
【0037】また、上記実施例1及び2では、接着層と
して、Ti又はCrを用いた場合について説明したが、
接着層の構成材料はこれに限られるものではなく、N
i、あるいはTi、Cr、Niの少なくとも1種を含む
合金など、種々の材料を用いることが可能である。
して、Ti又はCrを用いた場合について説明したが、
接着層の構成材料はこれに限られるものではなく、N
i、あるいはTi、Cr、Niの少なくとも1種を含む
合金など、種々の材料を用いることが可能である。
【0038】また、上記実施例では、スパッタリング法
により、導体薄膜、接着層及び誘電体薄膜を形成した場
合について説明したが、導体薄膜、接着層及び誘電体薄
膜はスパッタリング法に限らず、真空蒸着法、CVD
法、レーザーアブレーション法、イオンプレーティング
法などの種々の薄膜形成方法を用いて成膜することが可
能である。
により、導体薄膜、接着層及び誘電体薄膜を形成した場
合について説明したが、導体薄膜、接着層及び誘電体薄
膜はスパッタリング法に限らず、真空蒸着法、CVD
法、レーザーアブレーション法、イオンプレーティング
法などの種々の薄膜形成方法を用いて成膜することが可
能である。
【0039】また、上記実施例では、誘電体基板とその
上に形成される導体薄膜の界面、及び導体薄膜と誘電体
薄膜の界面のすべてに接着層を介在させた場合を例にと
って説明したが、場合によっては必ずしもすべての界面
に接着層を介在させる必要はなく、必要に応じて接着層
を介在させる界面を決定することが可能である。
上に形成される導体薄膜の界面、及び導体薄膜と誘電体
薄膜の界面のすべてに接着層を介在させた場合を例にと
って説明したが、場合によっては必ずしもすべての界面
に接着層を介在させる必要はなく、必要に応じて接着層
を介在させる界面を決定することが可能である。
【0040】また、上記実施例1及び2では、5層の導
体薄膜を誘電体薄膜と交互に積層した場合について説明
したが、積層数はこれに限られるものではなく、それ以
下あるいはそれ以上の積層数とすることも可能である。
体薄膜を誘電体薄膜と交互に積層した場合について説明
したが、積層数はこれに限られるものではなく、それ以
下あるいはそれ以上の積層数とすることも可能である。
【0041】本願発明はさらにその他の点においても上
記実施例に限定されるものではなく、誘電体基板を構成
する誘電体材料や、導体薄膜を構成する導電材料の種
類、接着層の厚みなどに関し、発明の要旨の範囲内にお
いて、種々の応用、変形を加えることが可能である。
記実施例に限定されるものではなく、誘電体基板を構成
する誘電体材料や、導体薄膜を構成する導電材料の種
類、接着層の厚みなどに関し、発明の要旨の範囲内にお
いて、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本願発明の薄膜積層電極
は、誘電体基板とその上に形成される導体薄膜の界面、
及び導体薄膜と誘電体薄膜の界面のうちの一つ以上に密
着強度の大きい接着層を介在させるようにしているの
で、薄膜積層電極を構成する薄膜間の密着強度を増大さ
せて、信頼性を向上させることが可能になる。
は、誘電体基板とその上に形成される導体薄膜の界面、
及び導体薄膜と誘電体薄膜の界面のうちの一つ以上に密
着強度の大きい接着層を介在させるようにしているの
で、薄膜積層電極を構成する薄膜間の密着強度を増大さ
せて、信頼性を向上させることが可能になる。
【0043】なお、本願発明の薄膜積層電極は、TMモ
ード共振器やマイクロストリップライン共振器において
用いられる、高周波電磁界結合型薄膜積層電極などに適
用した場合に、確実に信頼性の高い薄膜積層電極を得る
ことができて特に有意義である。
ード共振器やマイクロストリップライン共振器において
用いられる、高周波電磁界結合型薄膜積層電極などに適
用した場合に、確実に信頼性の高い薄膜積層電極を得る
ことができて特に有意義である。
【0044】また、本願発明の薄膜積層電極において
は、接着層の構成材料として、Ti、Cr、Ni、及び
それらの少なくとも1種を含む合金からなる群より選ば
れる少なくとも1種を用いることにより、確実に密着強
度を向上させることが可能になり、本願発明をより実効
あらしめることができる。
は、接着層の構成材料として、Ti、Cr、Ni、及び
それらの少なくとも1種を含む合金からなる群より選ば
れる少なくとも1種を用いることにより、確実に密着強
度を向上させることが可能になり、本願発明をより実効
あらしめることができる。
【0045】さらに、接着層の厚みを20nm以上とする
ことにより、大きくかつ安定な密着強度を確保すること
が可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることが
できる。
ことにより、大きくかつ安定な密着強度を確保すること
が可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることが
できる。
【0046】また、導体薄膜、接着層及び誘電体薄膜
を、途中で真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜
することにより、導体薄膜や接着層の酸化を防止して、
抵抗率の低い薄膜積層電極を確実に製造することが可能
になる。
を、途中で真空を破ることなく、連続的に真空下で成膜
することにより、導体薄膜や接着層の酸化を防止して、
抵抗率の低い薄膜積層電極を確実に製造することが可能
になる。
【図1】本願発明の一実施例にかかる薄膜積層電極を備
えた円形TMモード共振器を示す斜視図である。
えた円形TMモード共振器を示す斜視図である。
【図2】本願発明の一実施例にかかる薄膜積層電極を備
えた円形TMモード共振器の製造方法を示す図である。
えた円形TMモード共振器の製造方法を示す図である。
【図3】本願発明の他の実施例にかかる薄膜積層電極を
備えたマイクロストリップライン共振器を示す斜視図で
ある。
備えたマイクロストリップライン共振器を示す斜視図で
ある。
【図4】本願発明の他の実施例にかかる薄膜積層電極を
備えたマイクロストリップライン共振器の製造方法を示
す図である。
備えたマイクロストリップライン共振器の製造方法を示
す図である。
【図5】接着層であるTi薄膜の膜厚と密着強度の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図6】接着層であるTi薄膜の膜厚と抵抗率の関係を
示す図である。
示す図である。
1 誘電体基板 2 薄膜積層電極 3 導体薄膜 4 誘電体薄膜 5 接着層 6 メタルマスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 7/08 H01P 7/08 11/00 11/00 G // C23C 14/34 C23C 14/34 C (72)発明者 片山 祐三 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 誘電体基板上に、導体薄膜、誘電体薄膜
を交互に積層してなる薄膜積層電極であって、 誘電体基板とその上に形成される導体薄膜の界面、及び
導体薄膜と誘電体薄膜の界面のうちの一つ以上に密着強
度の大きい接着層を介在させたことを特徴とする薄膜積
層電極。 - 【請求項2】 前記接着層の構成材料として、Ti、C
r、Ni、及びそれらの少なくとも1種を含む合金から
なる群より選ばれる少なくとも1種を用いたことを特徴
とする請求項1記載の薄膜積層電極。 - 【請求項3】 前記接着層の厚みが20nm以上であるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の薄膜積層電極。 - 【請求項4】 前記導体薄膜、前記接着層及び前記誘電
体薄膜を、途中で真空を破ることなく、連続的に真空下
で成膜することを特徴とする請求項1、2又は3記載の
薄膜積層電極の製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239125A JPH0964609A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 薄膜積層電極及びその製造方法 |
TW085110183A TW301810B (ja) | 1995-08-23 | 1996-08-21 | |
US08/701,384 US5770988A (en) | 1995-08-23 | 1996-08-22 | Thin-film multilayered electrode and method of fabricating same |
DE69629882T DE69629882T2 (de) | 1995-08-23 | 1996-08-23 | Dünnfilm-Mehrschichtelektrode und deren Herstellungsverfahren |
KR1019960035132A KR100217462B1 (ko) | 1995-08-23 | 1996-08-23 | 박막 다층 전극 |
EP96113571A EP0759642B1 (en) | 1995-08-23 | 1996-08-23 | Thin-film multilayered electrode and method of fabricating same |
CA002184022A CA2184022C (en) | 1995-08-23 | 1996-08-23 | Thin-film multilayered electrodes and method of fabricating same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239125A JPH0964609A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 薄膜積層電極及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0964609A true JPH0964609A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17040164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7239125A Pending JPH0964609A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 薄膜積層電極及びその製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5770988A (ja) |
EP (1) | EP0759642B1 (ja) |
JP (1) | JPH0964609A (ja) |
KR (1) | KR100217462B1 (ja) |
CA (1) | CA2184022C (ja) |
DE (1) | DE69629882T2 (ja) |
TW (1) | TW301810B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001133641A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-18 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 光導波路素子 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3087651B2 (ja) * | 1996-06-03 | 2000-09-11 | 株式会社村田製作所 | 薄膜多層電極、高周波伝送線路、高周波共振器及び高周波フィルタ |
KR20000070563A (ko) * | 1997-01-28 | 2000-11-25 | 무라타 야스타카 | 유전체 공진기, 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 유전체 공진기의 제조 방법 |
JPH11177310A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-07-02 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波伝送線路、誘電体共振器、フィルタ、デュプレクサおよび通信機 |
EP0917237B1 (en) * | 1997-10-21 | 2005-09-14 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Thin-film multilayered electrode, high-frequency transmission line, high-frequency resonator, and high-frequency filter |
US6238812B1 (en) | 1998-04-06 | 2001-05-29 | Paul M. Brown | Isotopic semiconductor batteries |
US6118204A (en) * | 1999-02-01 | 2000-09-12 | Brown; Paul M. | Layered metal foil semiconductor power device |
GB0012437D0 (en) * | 2000-05-24 | 2000-07-12 | Univ Cranfield | Improvements to filters |
US7026886B2 (en) * | 2003-10-09 | 2006-04-11 | National Chiao Tung University | Miniaturized microwave integrated circuit using complementary conducting surfaces |
US20080272857A1 (en) * | 2007-05-03 | 2008-11-06 | Honeywell International Inc. | Tunable millimeter-wave mems phase-shifter |
JP2009181623A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Fujitsu Ltd | 磁気ヘッドおよび磁気ヘッドの製造方法 |
US9728304B2 (en) | 2009-07-16 | 2017-08-08 | Pct International, Inc. | Shielding tape with multiple foil layers |
CN103259070B (zh) * | 2013-04-12 | 2016-08-03 | 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 | 一种降低损耗的传输线 |
CN103259069B (zh) * | 2013-04-12 | 2015-06-24 | 上海安费诺永亿通讯电子有限公司 | 一种改进损耗的传输线 |
US11626228B2 (en) * | 2016-12-22 | 2023-04-11 | Rogers Corporation | Multi-layer magneto-dielectric material |
CN106992120A (zh) * | 2017-04-10 | 2017-07-28 | 华南理工大学 | 一种显示用电子器件高导电联耦合电极及其制备方法 |
CN108963402B (zh) * | 2018-08-16 | 2023-09-26 | 北京华镁钛科技有限公司 | 一种用于制作射频微波器件及天线的传输结构及制作方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2769148A (en) * | 1951-03-07 | 1956-10-30 | Bell Telephone Labor Inc | Electrical conductors |
US2879183A (en) * | 1955-12-15 | 1959-03-24 | Bell Telephone Labor Inc | Insulating coatings and a method for their production |
US4157518A (en) * | 1977-07-27 | 1979-06-05 | Belden Corporation | Leaky coaxial cable having shield layer with uniform gap |
US5355105A (en) * | 1993-04-12 | 1994-10-11 | Angelucci Sr Thomas L | Multi-layer flexible printed circuit and method of making same |
DE69428801T2 (de) * | 1993-08-27 | 2002-06-27 | Murata Manufacturing Co | Dünnfilm mehrschichtelektrode zur kopplung von hochfrequenten elektromagnetischen feldern |
-
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- 1995-08-23 JP JP7239125A patent/JPH0964609A/ja active Pending
-
1996
- 1996-08-21 TW TW085110183A patent/TW301810B/zh active
- 1996-08-22 US US08/701,384 patent/US5770988A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-23 CA CA002184022A patent/CA2184022C/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-23 DE DE69629882T patent/DE69629882T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-23 KR KR1019960035132A patent/KR100217462B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-08-23 EP EP96113571A patent/EP0759642B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001133641A (ja) * | 1999-11-05 | 2001-05-18 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 光導波路素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2184022C (en) | 1999-11-02 |
TW301810B (ja) | 1997-04-01 |
DE69629882T2 (de) | 2004-07-29 |
US5770988A (en) | 1998-06-23 |
KR100217462B1 (ko) | 1999-09-01 |
DE69629882D1 (de) | 2003-10-16 |
EP0759642A1 (en) | 1997-02-26 |
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CA2184022A1 (en) | 1997-02-24 |
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