JPH0964310A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0964310A
JPH0964310A JP7234776A JP23477695A JPH0964310A JP H0964310 A JPH0964310 A JP H0964310A JP 7234776 A JP7234776 A JP 7234776A JP 23477695 A JP23477695 A JP 23477695A JP H0964310 A JPH0964310 A JP H0964310A
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JP
Japan
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circuit
power supply
ground potential
supply wiring
well region
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JP7234776A
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Tsugio Takahashi
継雄 高橋
Yukie Suzuki
幸英 鈴木
Koji Arai
公司 荒井
Hirotoshi Bun
裕俊 文
Kenichi Shigenami
賢一 重並
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Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/45Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/45138Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
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    • H01L2924/11Device type
    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1306Field-effect transistor [FET]
    • H01L2924/13091Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構成により電源ノイズ対策を図り、高
速化とデータ保持時間の改善を図ったダイナミック型R
AM。 【解決手段】 メモリセルが形成されるP型ウェル領域
をN型ウェル領域内に形成して分離を行って基板バック
バイアス電圧を供給し、他のNチャンネル型MOSFE
Tが形成されるP型ウェル領域はP型半導体基板と同電
位にし、このP型半導体基板の最外周に設けられて全体
を囲むようにガードリングを形成してワードドライバに
回路の接地電位を供給する電源線とを一体的に形成し
て、そのボンディングパッドと上記半導体基板の表面に
設けられてなるLOCリードのうち回路の接地電位に対
応されたリードをボンディングワイヤーにより接続し、
内部回路に回路の接地電位を供給する電源配線や出力回
路に回路の接地電位を供給する電源配線には、それぞれ
上記回路の接地電位に対応されたリードにボンディング
ワイヤーで接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
に関し、例えばメモリセルが形成されるウェル領域が基
板と分離されて独立した基板バックバイアス電圧が与え
られるようにされた三重ウェル構造のダイナミック型R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)に利用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック型RAMのような半導体集
積回路装置の電源ノイズ対策として、出力回路のように
ノイズが発生が大きな回路の電源線を電源ノイズの影響
が大きな入力回路等と分離し、それぞれ別々にボンディ
ングワイヤーにより接続することが行われている。この
ようなノイズ対策を行ったダイナミック型RAMの例と
して、特開平3−214669号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電源ノイ
ズ対策には限界があり、完全なノイズ対策には成り得な
い。つまり、ボンディングワイヤーを通してノイズが伝
えられてしまうからである。そこで、本願発明者にあっ
ては、半導体集積回路装置に形成される大きな基板容量
を利用することを考えた。つまり、上記の出力回路のよ
うにノイズの発生が大きな回路の電源線を電源ノイズの
影響を大きく受ける入力回路等と分離するとともに、電
源ノイズの影響を大きく受ける回路の接地線には、基板
容量を接続して他回路からのノイズを吸収してしまうよ
うにすることを考えた。
【0004】この発明の目的は、簡単な構成により電源
ノイズ対策を図った半導体集積回路装置を提供すること
にある。この発明の他の目的は、簡単な構成により高速
化とデータ保持時間の改善を図ったダイナミック型RA
Mを提供することにある。この発明の前記ならびにその
ほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付
図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、チップ最外周を囲むように
半導体基板と同じ導電型の拡散層からなるガードリング
を形成して該ガードリングに供給されるべき回路の接地
電位を供給する第1の電源配線を接続し、この第1の電
源配線に設けられたボンディングパッドと上記半導体基
板表面に電気的に絶縁されて貼り付けられてなる電源供
給用リードのうち回路の接地電位に対応されたリードに
第1のボンディングワイヤーにより接続し、上記ボンデ
ィングパッドから延長されて外部入力端子から供給され
た入力信号を受ける入力回路に回路の接地電位を供給す
る第2の電源配線を設けるとともに、上記入力回路を通
した入力信号を受ける内部回路や外部端子から送出され
る出力信号を形成する出力回路の電源線には、それぞれ
のボンディングパッドと上記回路の接地電位に対応され
たリードとをボンディングワイヤーにより接続する。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、上記半導体基板の寄生
容量が入力回路の接地電位に接続されるため、他の回路
からボンディングワイヤーを介して伝えられるノイズを
吸収させることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち他の代表的なものの概要を簡単に説明すれ
ば、下記の通りである。すなわち、メモリセルが形成さ
れるP型ウェル領域をN型ウェル領域内に形成して分離
を行うような多重ウェル構成をとり、該P型ウェル領域
に基板バックバイアス電圧を供給し、他のNチャンネル
型MOSFETが形成されるP型ウェル領域はP型半導
体基板と同電位にし、このP型半導体基板の最外周に設
けられて全体を囲むようにガードリングを形成し、かか
るガードリングに回路の接地電位を供給する電源線とメ
モリセルが接続されるワード線のワードドライバに回路
の接地電位を供給する電源線とを一体的に形成して、そ
のボンディングパッドと上記半導体基板の表面に設けら
れてなるLOC(Lead OnChip )リードのうち回路
の接地電位に対応されたリードをボンディングワイヤー
により接続し、内部回路に回路の接地電位を供給する電
源配線や出力回路に回路の接地電位を供給する電源配線
には、それぞれ上記回路の接地電位に対応されたリード
にボンディングワイヤーで接続する。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、多重ウェル構造により
周辺回路の動作速度が速くでき、かつ半導体基板の寄生
容量を回路の接地電位に対応したものとして上記ワード
ドライバの接地電位に接続して、他回路からのノイズの
吸収することにより非選択のワード線を安定的に回路の
接地電位に固定できるため、アドレス選択用MOSFE
Tのゲート電圧にノイズが伝えられることにより発生す
るリーク電流を防止することができる結果データ保持時
間を長くすることができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明に係るダイナミック型R
AMの一実施例の概略ブロック図が示されている。同図
の各回路ブロックは、公知の半導体集積回路の製造技術
により単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形
成され、本願発明に関係する主要な回路ブロック及びそ
の電源線は、実際の半導体基板上の幾何学的な配置に合
わせて描かれている。
【0010】メモリアレイMARY0〜MARY7は、
それぞれがワード線と相補データ線との交点にダイナミ
ック型メモリセルがマトリッス状に配置されて構成され
る。約64Mビットのような大記憶容量のものでは、上
記8個のメモリアレイMARY0〜MARY7におい
て、1つのワード線に接続されるメモリセル、相補デー
タ線のうちの一方に接続されるメモリセルの数の制約か
ら、実質的にはワード線や相補データ線が分割されて構
成される。
【0011】メモリアレイMARY0〜MARY7は、
メモリアレイMARY0〜3とMARY4〜7のように
2組に分けられる。その中央部分にデータ出力回路DO
0〜DOnと入力回路IB0〜IBnが配置される。上
記2組に分けられた4個のメモリアレイMARY0〜3
は、MARY0,1とMARY3,4のように分けられ
る。メモリアレイMARY0と1の間に、メモリアレイ
MARY0と1のワードドライバWD0,WD1及びそ
れに選択信号を伝えるXデコーダXD0,XD1が対称
的に配置される。このことは、他方の組のメモリアレイ
MARY2,3及び残りの4つのメモリアレイMARY
4,5とMARY6,7のそれぞれにおいても同様であ
る。
【0012】半導体基板PSUBの最外周にはガードリ
ングが設けられる。ガードリング構成それ自体は公知で
あるので、その詳細は図示しないけれども、このガード
リングは、半導体基板PSUBと同じP型拡散層を主体
して構成される。かかるガードリング用のP型拡散層
は、回路の接地電位が供給されるアルミニュウム配線層
からなるような第1電源配線に接続される。これによっ
て、半導体基板PSUBは、第1電源配線層及びガード
リング用P型拡散層を介して回路の接地電位が供給され
る。半導体基板の表面に形成されたLOCOS酸化膜の
ような回路素子相互間に設けられる絶縁層は、半導体基
板の最外周において、ガードリング用のP型拡散層に接
続されたアルミニュウムのような金属からなる第1電源
配線によってその側面及び上面が覆われることとなる。
したがって、半導体基板PSUBは、それに不所望に流
れてしまうリーク電流やその内部に生じる小数キャリア
にかかわらずにその電位が安定される。また、LOCO
S酸化膜のような絶縁膜は、上記の第1電源配線によっ
てその端部及び上面が覆われることによって、半導体基
板外から不所望に侵入してくるイオン性の汚染物質のよ
うな汚染物質、及びその電荷から保護されることとな
る。
【0013】この実施例においては、少なくともメモリ
アレイMARYを構成するメモリセルが形成されるP型
ウェル領域は、N型ウェル領域内に形成されることによ
り上記半導体基板PSUBと電気的に分離されている。
このようにメモリセルが形成されるP型ウェル領域を半
導体基板PSUBと分離するという三重(多重)ウェル
構造とすることにより、メモリセルが形成されるP型ウ
ェル領域にはデータ保持特性を良くするために、格言す
れば、アドレス選択用MOSFETのしきい値電圧を高
くするために−1Vのような基板バックバイアス電圧が
供給される。これに対して、上記入力バッファIB0〜
IBnや、データ出力回路DO0〜DOnを含む周辺回
路を構成するNチャンネル型MOSFETが形成される
P型ウェル領域には、半導体基板PSUBと同じ0Vの
ような回路の接地電位が与えられる。この結果、周辺回
路を構成するNチャンネル型MOSFETのバックゲー
トには負のバイアス電圧が印加されないから、そのコン
ダクタンスを大きくできるために動作速度を速くでき
る。
【0014】上記のような三重ウェル構造では、半導体
基板PSUBには回路の接地電位が与えられる。つま
り、回路の接地電位からみると大きな寄生容量が付加さ
れることを意味する。本願発明者においては、このこと
に着目して、ガードリングに回路の接地電位を供給する
電源配線をそのままメモリアレイのワードドライバの電
源配線と一体的に接続させる。上記ワードドライバは、
ワード線の選択/非選択レベルにする。ワード線の電圧
レベルは上記ダイナミック型メモリセルのアドレス選択
用MOSFETのゲートに伝えられるから、それにノイ
ズがのるとアドレス選択用MOSFETに流れるリーク
電流を多くするように作用して、情報記憶キャパシタの
蓄積電荷のリークを速くしてしまう。
【0015】上記のようにワードドライバの回路接地線
に大きな基板容量を付加することにより、例えノイズが
洩れ込んでも上記基板容量により吸収でき、上記ワード
線の非選択レベルを安定的に回路の接地電位に固定する
ことができる。このように基板容量を付加した接地線
は、洩れ込んだノイズを吸収して安定した回路の接地電
位であることから、ワードドライバと同様にノイズの影
響を大きく受ける入力回路IB0〜IBnに回路の接地
電位を与える接地線もボンディングパッドPVS5を介
して共通に接続させる。なお、上記半導体チップの上部
には、ガードリングに接地電位を与えるボンディングパ
ッドPVS1が設けられ、上記ボンディングパッドPV
S5とともにチップの上下からボンディングワイヤーに
より回路の接地電位が与えられるようにされる。
【0016】この実施例の半導体集積回路装置は、上記
半導体チップの中央部分の表面を縦方向に貫通するよう
電源電圧供給用のLOCリードと回路の接地電位供給用
のLOCリードとが設けられる。これらはLOC(リー
ド・オン・チップ)構造で構成され、半導体チップの表
面に絶縁用のフィルム等を介して接着剤を用いて接着さ
れる。
【0017】メモリアレイMARY0〜3及びMARY
4〜7には、ボンディングパッドPVS3から延びる細
い点線で示された接地線により回路の接地電位が与えら
れる。同様に、出力回路DO0〜DOnには、ボンディ
ングパッドPVS2から延びる太い点線で示された接地
線により回路の接地電位が与えられる。そして、同図に
例示的に示されているXデコーダXD0〜XD7のよう
な周辺回路には、ボンディングパッドPVS4から延び
る太い点線で示された接地線により回路の接地電位が与
えられる。
【0018】図示しないが、上記各ボンディングパッド
PVS1〜PVS5のそれぞれは、上記半導体チップの
中央部分を縦方向に延びるように接着された回路の接地
電位用のLOCリードとそれぞれがボンディングワイヤ
ーにより接続される。この場合、LOCリード側のボン
ディング箇所は、対応したボンディングパッドと隣接し
た位置において行われる。
【0019】図2には、この発明に係るダイナミック型
RAMの他の一実施例の概略ブロック図が示されてい
る。この実施例では、ガードリングに接地電位を与える
接地線は各メモリアレイMARY0〜7のワードトライ
バWD0〜WD7の接地線と一体的に接続される。そし
て、入力回路IB0〜IBnに回路の接地電位を与える
接地線とは分離され、それぞれがボンディングパッドP
VS1とPVS5を介して回路の接地電位用のLOCリ
ードとそれぞれがボンディングワイヤーにより接続され
る。他の構成は、前記図1の実施例と同様である。上記
ガードリングに対して効率よく回路の接地電位を供給す
るために、半導体チップの下側にもボンディングパッド
を設けて、上記LOCリードの上下端でそれぞれボンデ
ィングワイヤーにより接続させる構成としてもよい。
【0020】図3には、この発明に係るダイナミック型
RAMの更に他の一実施例の概略ブロック図が示されて
いる。この実施例では、ガードリングに接地電位を与え
る接地線は入力回路IB0〜IBnの接地線と一体的に
接続される。そして、各メモリアレイMARY0〜MA
RY7のワードドライバWD0〜WD7には、ボンディ
ングパッドPVS6から延びる細い点線で示された接地
線により回路の接地電位が与えられる。他の構成は、前
記図1の実施例と同様である。上記ガードリングに対し
て効率よく回路の接地電位を供給するために、半導体チ
ップの上側と下側のボンディングパッドPVS1とPV
S5と上記LOCリードの上下端とでそれぞれボンディ
ングワイヤーにより接続させられる。
【0021】図3の実施例は、前記のような三重ウェル
構造のダイナミック型RAM以外にも利用できる。つま
り、P型半導体基板に回路を構成し、ダイナミック型R
AMのように負のバックバイアス電圧の供給が必要ない
ものでは、上記P型半導体基板に回路の接地電位を供給
することなり、それには大きな寄生容量が付加される。
このような寄生容量(基板容量)は、入力回路の接地電
位を安定化させるために利用することができる。つま
り、ダイナミック型メモリセルのように、情報保持特性
の改善のために基板バックバイアス電圧の供給が必要な
もの以外は、上記のような三重ウェル構造を採らなくと
も半導体基板には回路の接地電位が供給される。このよ
うな半導体集積回路装置において、上記入力回路のレベ
ルマージン確保のために、上記基板容量を利用するもの
である。この場合、基板容量を入力回路の接地線のみ接
続させるようにするため、他の内部回路や出力回路とは
上記のように接地線とボンディングパッドとを別々に設
け、それぞれにおいて上記LOCリードとボンディング
ワイヤーにより接続させるようにすればよい。
【0022】図4には、この発明に係るLOC構造のダ
イナミック型RAMの一実施例の内部透視図が示されて
いる。同図において、31は、モールド樹脂であり、3
2は外部端子(リードフレーム)、33はチップであ
る。チップ33は絶縁用のフィルム34を介してリード
の下側と接着剤を用いて結合されている。内部におい
て、各リードの先端は金ワイヤ35によりチップ33の
ボンディングパッド38に接続される。36はバスバー
リードであり、前記のような電圧VCCや回路の接電位
VSSを供給するリードに用いられる。37は吊りリー
ドであり、39はインディックスである。
【0023】上記リードフレーム32とチップ33の表
面とは、フィルム34を介在させてその表面と裏面とに
接着剤Aと接着剤Bにより接続させる。リードフレーム
の端子は、金ワイヤ35によってチップ33のホンディ
ングパッド38と接続される。上記リードフレーム32
は、接着剤によってチップ33の表面に形成された絶縁
体に接続させる構成としてもよい。あるいは、上記リー
ドフレーム32は、モールド樹脂によってボンディング
用の接続を行うリード表面を除く個所を覆うようにして
おき、接着剤によりチップ33の表面に接続されるもの
としてもよい。このようなリードフレームを用いた場合
には、リードフレームを半導体チップの配線の一部とす
るようにその表面に配置することができる。これによ
り、前記のようにボンディングパッドをチップの中央部
に配置しても何等問題なく、リードへの接続が可能なる
ものである。
【0024】図5には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおける接地電位供給経路を説明するための概略
構成図が示されている。チップの長手方向の中央部分に
電気的絶縁をもって接着されたバスバーVSBの両端は
外部端子としての接地端子VSS1とVSS2とされ
る。バスバーVSBの上端部では、それに隣接して設け
られたボンディングパッドPVS1とボンディングワイ
ヤーBWにより接続される。このボンディングパッドP
VS1を介して接地線によりガードリング及びワードド
ライバWD0〜WD7と接続される。バスバーVSBの
下端部では、それに隣接して設けられたボンディングパ
ッドPVS5とボンディングワイヤーBWにより接続さ
れる。このボンディングパッドPVS1を介して接地線
によりガードリング及びワードドライバWD0〜WD7
及び入力回路と接続される。
【0025】バスバーVSBの内部では、出力回路の接
地線に接続されるボンディングパッドPVS2、特に制
限されないが、センスアンプSA0〜SAnの接地線に
接続されるボンディングパッドPVS3、及び周辺回路
(PERIPHERAL) の接地線に接続されるボンディングパッ
ドPSV4のそれぞれとボンディングワイヤーBWによ
り接続される。
【0026】この構成では、バスバーVSB自体の分布
抵抗値が小さいこと、及び半導体集積回路装置が実装基
板に搭載されたときは、かかるバスバーVSBには電源
装置の回路接地電位に接続され、電源の低インピーダン
スの接地電位が与えられる。この結果、バスバーVSB
に与えられる回路の接地電位は安定している。したがっ
て、出力回路DO0〜DOnやセンスアンプSA0〜S
Anの動作によって比較的大きなノイズが回路の接地電
位に発生し、それが上記ボンディングパッドPVS2,
PVS3とボンディングワイヤーBWを介して上記バス
バーVSBに洩れ込むが大半が電源側に吸収されてしま
う。そして、上記低抵抗値を持つバスバーVSBと、ボ
ンディングワイヤーBWを介して大幅に低減されたノイ
ズ成分がボンディングパッドPVS1,PVS5を介し
て伝えられたとしても、上記大きな基板容量で吸収され
てしまう。その結果、ワードドライバWD0〜WD7、
入力回路IB0〜IB7の回路の接地線の電位は、安定
的に回路の接地電位に固定させることができる。
【0027】図6には、この発明が適用されるダイナミ
ック型RAMの一実施例の概略ブロック図が示されてい
る。メモリブロックMB0〜MB3は、前記のような8
個のメモリアレイMARY0〜MARY7が2個ずつに
より構成される。メモリブロックMB0は、メモリアレ
イMARY0と1により構成される。つまり、同図のメ
モリアレイMATLとMATRは、前記メモリアレイM
ARY0と1に対応される。上記メモリアレイMATL
とMATRの間に、XデコーダXDが配置される。この
XデコーダXDには、前記XデコーダXD0,XD1と
それによりワード線の選択信号を形成するワードドライ
バWD0,WD1も含まれる。
【0028】メモリアレイMATLとMATRの相補デ
ータ線は、YデコーダYDLとYDRにより選択され
る。他のメモリブロックMB1〜MB3も上記同様な構
成にされる。アドレス端子A0〜Aiからロウアドレス
ストローブ信号/RASに同期して入力されたアドレス
信号は、XアドレスバッファXBに取り込まれる。続い
て、アドレス端子A0〜Aiからロウアドレスストロー
ブ信号/CASに同期して入力されたアドレス信号は、
YアドレスバッファYBに取り込まれる。
【0029】上記XアドレスバッファXBに取り込まれ
たアドレス信号X0〜Xiは、上記XデコーダXDに供
給される。上記YアドレスバッファYBに取り込まれた
アドレス信号Y0〜Yiは、上記YデコーダYDLとY
DRに供給される。上記XデコーダXDとYデコーダY
DLとYDRによりメモリブロックMB0〜MB3のメ
モリセルの選択動作が行われ、読み出し動作のときには
メインアンプMALとMARにより増幅され、入出力回
路IOを通して外部端子IO0〜IO7から出力され
る。なお、メモリアレイMATLとMATRには、セン
スアンプやプリチャージ回路が組み込まれている。
【0030】タイミング発生回路TGは、ロウアドレス
ストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信
号/CAS、ライトイネーブル信号/WE及び出力イネ
ーブル信号/OEを受けて、動作モードの判定とその動
作モードに必要なタイミング信号を発生させる。
【0031】電源回路YGは、特に制限されないが、
3.3Vのような電源電圧VCCを受けて、+4Vのよ
うな昇圧電圧VPP(又はVCH)、+2.2Vのよう
な内部動作電圧VCL、+1.1Vのようなハーフプリ
チャージ電圧HVC、及び−1Vの基板バックバイアス
電圧VBBを発生させる。上記昇圧電圧VPPは、ワー
ド線の選択用電圧とされる。つまり、この昇圧電圧VP
Pは、ワードドライバの動作電圧とされる。上記VCL
は、アレイ用の内部降圧電圧であり、センスアンプの動
作電圧等として用いられる。上記HVCは、相補データ
線等のハーフプリチャージ電圧として用いられる。この
HVCは、相補データ線の他にも、情報記憶キャパシタ
の一方の電極であるプレートに供給されるバイアス電圧
等にも利用される。VBBは、上記メモリアレイ(ダイ
ナミック型メモリセル)が形成されるP型ウェル領域P
WELLに対して負のバックバイアス電圧を供給し、ア
ドレス選択用MOSFETのしきい値電圧を大きくして
情報保持特性の改善を図るものである。
【0032】図7には、この発明に係るダイナミック型
RAMの一実施例の要部回路図が示されている。同図に
は、メモリアレイARRY0とワードドライバWD、セ
ンスアンプSAの回路が代表として例示的に示されてい
る。同図において、MOSFETのゲートに○を付した
ものは、Pチャンネル型MOSFETを表している。メ
モリアレイARRAY0は、代表として例示的に示され
た2対の相補ビット線(データ線)B0,B0B、B
n,BnBと、4本のワード線WL0,WL1とWLn
−1,WLnとの交点にアドレス選択用MOSFETと
情報記憶用キャパシタからなるダイナミック型メモリセ
ルがマトリックス配置されて構成される。上記情報記憶
用キャパシタの共通化されたプレート電極には、バイア
ス電圧として上記HVCが印加されている。
【0033】メモリアレイARRAY0において、ワー
ド線は奇数と偶数に分けられ、偶数ワード線WL0〜W
Lnには、その一方の端(同図の下側)にワードドライ
バWDが設けられ、奇数ワード線WL1〜WLn−1に
は、その他方の端(同図の上側)に図示しないけれども
同様なワードドライバが設けられる。このようにワード
線の配列に対して、奇数と偶数とに分けてワードドライ
バを分けて配置することにより、ワードドライバ側から
見たワード線のピッチを広くでき、ワードドライバのワ
ード線とのピッチとを合わせ込むようにすることができ
る。
【0034】ワードドライバWDは、動作電圧が昇圧電
圧VPPとされ、回路の接地電位VSSはガードリング
に接続されることにより安定化が図られている。ワード
線WL0の駆動信号は、Pチャンネル型MOSFETと
Nチャンネル型MOSFETからなるCMOSインバー
タ回路により駆動される。このCMOSインバータ回路
の出力信号は、上記CMOSインバータ回路の入力端子
と動作電圧VPPとの間に設けられた帰還用のPチャン
ネル型MOSFETのゲートに供給される。また、上記
CMOSインバータ回路の入力端子側には、プリチャー
ジ信号WPHにより制御されるPチャンネル型のプリチ
ャージMOSFETが設けられる。
【0035】上記プリチャージ信号WPHがロウレベル
のときに、上記プリチャージMOSFETがオン状態に
なり、上記CMOSインバータ回路の入力ノードを動作
電圧VPPにプリチャージする。これにより、上記CM
OSインバータ回路のNチャンネル型MOSFETがオ
ン状態になり、ワード線WL0等を回路の接地電位VS
Sに固定する。このとき、かかる接地電位VSSはガー
ドリングを介して基板容量が設けられ、出力回路やセン
スアンプの接地線に発生されたノイズが洩れ込むのを防
止することができる。つまり、上記メモリセルのアドレ
ス選択用MOSFETのゲートにはノイズが伝えられ、
それがウィークリィに動作してリーク電流を増加させる
ことがない。この結果、情報記憶キャパシタに保持され
た電荷が上記リーク電流により失われることがなくな
り、データ保持特性を大幅に改善させることができる。
【0036】XデコーダXDECにより選択されるべき
ワード線WL0に対応したデコード信号/φ0が、ハイ
レベルからロウレベルに引き抜かれる。これにより、上
記CMOSインバータ回路の入力信号がロウレベルにな
り、Nチャンネル型MOSFETがオフ状態になり、P
チャンネル型MOSFETがオン状態になるのでワード
線WL0が動作電圧VPPに対応したハイレベルにされ
る。このとき、非選択の他のワード線は、上記CMOS
インバータ回路の入力には、非選択ワード線のロウレベ
ルにより帰還用のPチャンネル型MOSFETがオン状
態になり、上記ハイレベルのプリチャージレベルを維持
している。
【0037】一対の相補ビット線B0,B0Bは、同図
に示すように平行に配置され、ビット線の容量バランス
等をとるために必要に応じて適宜に交差させられる。か
かる相補ビット線B0,B0Bは、選択信号SHRRに
よりスイッチ制御されるシェアードスイッチMOSFE
Tによりセンスアンプの単位回路の入出力ノードと接続
される。センスアンプの単位回路は、ゲートとドレイン
とが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネル型
MOSFET及びPチャンネル型MOSFETから構成
される。Nチャンネル型MOSFETソースは、共通ソ
ース線SDNに接続される。Pチャンネル型MOSFE
Tソースは、共通ソース線SDPに接続される。上記共
通ソース線SDNとSDPには、それぞれNチャンネル
型MOSFETとPチャンネル型MOSFETのパワー
スイッチMOSFETが設けられて、センスアンプの活
性化信号により上記パワースイッチMOSFETがオン
状態になり、センスアンプの動作に必要な電圧供給を行
うようにされる。
【0038】図示しない上記センスアンプを活性化させ
るパワースイッチMOSFETは、それぞれ2つの並列
形態に接続されたMOSFETからなり、安定的なセン
ス動作を行わせるために、センスアンプが増幅動作を開
始した時点では比較的小さな電流しか供給できないよう
な第1のパワースイッチMOSFETをオン状態にし、
センスアンプの増幅動作によって相補ビット線との電位
差がある程度大きくなった時点で大きな電流を流すよう
な第2のパワースイッチMOSFETをオン状態にする
等して増幅動作を段階的に行うようにされる。
【0039】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるMOSFETと、相
補ビット線にハーフプリチャージ電圧HVCを供給する
スイッチMOSFETからなるプリチャージ回路が設け
られる。これらのMOSFETのゲートは、共通にプリ
チャージ信号BLEQBが供給される。図示しないけれ
ども、上記単位回路の入出力ノードには、カラム選択信
号YSによりスイッチ制御されるカラムスイッチが設け
られて共通入出力線に接続される。そして、センスアン
プの単位回路の入出力ノードは、制御信号SHRLによ
りスイッチ制御されるシェアードスイッチMOSFET
を介して図示しない左側のメモリアレイの相補ビット線
にも接続される。
【0040】図8には、この発明に係るダイナミック型
RAMを説明するための概略素子配置図が示されてい
る。つまり、同図においては、ダイナミック型RAMを
構成するメモリアレイArray、センスアンプSA、周辺
回路Peri 及びガードリングを形成するウェル領域が例
示的に示されている。
【0041】メモリセルはP型ウェル領域PWに形成さ
れ、そこには基板バックバイアス電圧VBBが印加され
る。このウェル領域PWをP型基板から分離させるため
に、上記メモリセルが形成されるP型ウェル領域PW
は、その下層に深いN型のウェル領域DWが形成され
る。後述するように上記P型ウェル領域PWは、上記N
型ウェル領域DWと、その周辺を囲むように形成された
N型ウェル領域とで上記P型基板から分離される。かか
るN型ウェル領域DWには、昇圧電圧VPPが印加され
る。上記P型ウェル領域PWにメモリセルのみが形成さ
れる場合には、かかるP型ウェル領域には電源電圧VC
Cあるいは相補データ線に伝えられる最も高い電圧がV
CLならこのVCLが印加される。
【0042】センスアンプのPチャンネル型MOSFE
Tが形成されるN型ウェル領域NWには、電源電圧VC
Cが印加される。センスアンプのNチャンネル型MOS
FETが形成されるP型ウェル領域PWには、回路の接
地電位VSSが印加される。また、周辺回路Peri のP
チャンネル型MOSFETは、N型ウェル領域NWに形
成され、このN型ウェル領域NWには電源電圧VCCが
印加される。Nチャンネル型MOSFETは、上記N型
ウェル領域NWに囲まれて形成されたP型ウェル領域P
Wに形成される。このP型ウェル領域PWには回路の接
地電位VSSが印加される。そして、入出力回路IOに
おいても、上記同様にPチャンネル型MOSFETは、
N型ウェル領域NWに形成され、このN型ウェル領域N
Wには電源電圧VCCが印加される。Nチャンネル型M
OSFETは、上記N型ウェル領域NWに囲まれて形成
されたP型ウェル領域PWに形成される。このP型ウェ
ル領域PWには回路の接地電位VSSが印加される。
【0043】図9には、図8に示された概略素子配置図
に対応された素子構造断面図が示されている。半導体チ
ップの最外周部には、P型ウェル領域PWが形成され、
その中にはPチャンネル型MOSFETのソース,ドレ
インと同じ拡散層により形成されたオーミックコンタク
ト用P型領域が形成され、かかるP型領域に前記接地線
が設けられてボンディングバップPVS1等から回路の
接地電位が与えられる。メモリセルMCを構成するアド
レス選択用MOSFETは、その周囲がN型ウェル領域
NWにより囲まれ、その下層に深い層のN型ウェル領域
DWが形成されて、半導体基板P−Subから電気的に
分離されて、負の基板バックバイアス電圧VBBが印加
される。上記分離用のN型ウェルNWとDWには、特に
制限されないが、昇圧電圧VPPが印加される。上記分
離されたP型ウェル領域にメモリセルMCのみしか形成
されない場合には、アドレス選択用MOSFETのソー
ス,ドレインに供給される最も高い電圧がVCLならか
かるVCLあるいは電源電圧VCCが印加される。
【0044】センスアンプSAを構成するPチャンネル
型MOSFET(P−SA)は、N型ウェル領域NWに
形成される。センスアンプの動作電圧が上記VCLのよ
うに比較的低いときには、かかるN型ウェル領域NWに
は、電源電圧VCCではなく上記VCLを供給する構成
としてもよい。センスアンプを構成するNチャンネル型
MOSFET(N−SA)は、P型ウェル領域PWに形
成される。このP型ウェル領域PWには、基板P−Su
bから回路の接地電位VSSが与えられる。
【0045】以下同様にして、周辺回路Peri や周辺回
路IOを構成する各Pチャンネル型MOSFETは、N
型ウェル領域NWに形成され、かかるN型ウェル領域に
は電源電圧VCCが印加される。周辺回路Peri や周辺
回路IOを構成する各Nチャンネル型MOSFETは、
P型ウェル領域PWに形成され、かかるN型ウェル領域
には回路の接地電位VSSが印加される。この場合に、
接地線は、前記のようなガードリング等の接地線とは分
離され、それぞれが独立したボンディングパッドPVS
4、PVS2から接地電位が与えられる。
【0046】同図において、メモリセルが形成されるP
型ウェル領域PWを基板P−Subから分離するために
設けられたN型ウェル領域と、センスアンプのPチャン
ネル型MOSFETが形成されるN型ウェル領域NWの
間にダミーのP型ウェル領域PWが設けられるようにさ
れているが、これは本質的なものではなく、省略するこ
とができる。周辺回路Peri のNチャンネル型MOSF
ETが形成されるP型ウェル領域PWと、入出力回路I
Oを構成するPチャンネル型MOSFETが形成される
N型ウェル領域との間に設けられ、電源電圧VCCが印
加されるN型ウェル領域とP型ウェル領域とは、上記周
辺回路Peri と入出力回路IOとを良好な分離を行うも
のであり、それぞれが形成されるエリアの間隔が大きい
なら省略することができる。
【0047】図10には、図8に示された概略素子配置
図の変形例を説明するための素子構造断面図が示されて
いる。この実施例では、メモリセルが形成されるP型ウ
ェル領域及びセンスアンプのPチャンネル型MOSFE
T(P−SA)が形成されるN型ウェル領域下まで深い
N型ウェル領域DWが形成される。この構成により、上
記Pチャンネル型MOSFET(P−SA)が形成され
るN型ウェル領域を利用して上記メモリセルMCが形成
されるP型ウェル領域を分離するよう周囲に設けられる
N型ウェル領域として共通化するようにして高集積化を
図るようにするものである。
【0048】図11には、図8に示された概略素子配置
図の他の変形例を説明するための素子構造断面図が示さ
れている。この実施例では、図10と同様にメモリセル
が形成されるP型ウェル領域及びセンスアンプのPチャ
ンネル型MOSFET(P−SA)が形成されるN型ウ
ェル領域下まで深いN型ウェル領域DWが形成されこと
の他、入出力回路IOを構成するNチャンネル型MOS
FETが形成されるP型ウェル領域PWの下層にも上記
深いN型ウェル領域DWを設けるようにするものであ
る。この構成により、かかるNチャンネル型MOSFE
Tが形成されるP型ウェル領域PWには基板バックバイ
アス電圧VBB2を印加することができる。この基板バ
ックバイアス電圧VBB2の供給により、入出力回路I
Oにおける例えば、入力回路の入力MOSFETのしき
い値電圧を比較的大きくして入力ロジックスレッショル
ド電圧の調整に利用することができる。
【0049】図12には、この発明に係るダイナミック
型RAMの一実施例のレイアウト図が示されている。同
図においては、この発明に係るダイナミック型RAMの
理解を助けるために、主要な各回路ブロックが例示的に
示されている。同図において、MWDは上記メインワー
ドドライバ、SWDはサブワードドライバ、SAはセン
スアンプ、Column Decは、カラムデコーダである。そ
して、2つのメモリアレイの間に配置されたACTRL
は、アレイ制御回路であり、アドレスデコーダや、動作
に必要なタイミング信号を供給する。そして、チップの
最外周部には、太い点線で示したようにガードリングが
設けられる。
【0050】この実施例のダイナミック型RAMは、特
に制限されないが、約64M(メガ)ビットの記憶容量
を持つようにされる。メモリアレイは、前記図1と同様
に全体として8個に分けられる。半導体チップの長手方
向に対して左右に4個ずつのメモリアレイが分けられ
て、中央部分に同図では省略されているが、アドレス入
力回路、データ入出力回路等の入出力インターフェイス
回路が設けられる。
【0051】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に4個ずつに分けられたメモリアレイは、2個
ずつ組となって配置される。このように2個ずつ組とな
って配置された2つのメモリアレイは、その中央部分に
メインワードドライバが配置される。このメインワード
ドライバは、それを中心にして上下に振り分けられた2
個のメモリアレイに対応して設けられる。メインワード
ドライバは、上記1つのメモリアレイを貫通するように
延長されるメインワード線の選択信号を形成する。1つ
のメモリアレイは、上記メインワード線方向に2Kビッ
ト、それと直交する図示しない相補ビット線(又はデー
タ線)方向に4Kビットの記憶容量を構成するダイナミ
ック型メモリセルが接続される。このようなメモリアレ
イが全体で8個設けられるから、全体では8×2K×4
K=64Mビットのような大記憶容量を持つようにされ
る。
【0052】上記1つのメモリアレイは、メインワード
線方向に対して8個に分割される。かかる分割されたメ
モリブロック毎にサブワードドライバが設けられる。サ
ブワードドライバは、メインワード線に対して1/8の
長さに分割され、それと平行に延長されるサブワード線
の選択信号を形成する。この実施例では、メインワード
線の数を減らすために、言い換えるならば、メインワー
ド線の配線ピッチを緩やかにするために、特に制限され
ないが、1つのメインワード線に対して、相補ビット線
方向に4本からなるサブワード線を配置させる。このよ
うにメインワード線方向には8本に分割され、及び相補
ビット線方向に対して4本ずつが割り当てられたサブワ
ード線の中から1本のサブワード線を選択するために、
サブワード選択線ドライバが配置される。このサブワー
ド選択線ドライバは、上記サブワードドライバの配列方
向に延長される4本のサブワード選択線の中から1つを
選択する選択信号を形成する。
【0053】これにより、上記1つのメモリアレイに着
目すると、1つのメインワード線に割り当てられる8個
のメモリブロックのうち選択すべきメモリセルが含まれ
る1つのメモリブロックに対応したサブワードドライバ
において、1本のサブワード選択線が選択される結果、
1本のメインワード線に属する8×4=32本のサブワ
ード線の中から1つのサブワード線が選択される。上記
のようにメインワード線方向に2K(2048)のメモ
リセルが設けられるので、1つのサブワード線には、2
048/8=256個のメモリセルが接続されることと
なる。なお、特に制限されないが、リフレッシュ動作
(例えばセルフリフレッシュモード)においては、1本
のメインワード線に対応する8本のサブワード線が選択
状態とされる。
【0054】上記のように1つのメモリアレイは、相補
ビット線方向に対して4Kビットの記憶容量を持つ。し
かしながら、1つの相補ビット線に対して4Kものメモ
リセルを接続すると、相補ビット線の寄生容量が増大
し、微細な情報記憶用キャパシタとの容量比により読み
出される信号レベルが得られなくなってしまうために、
相補ビット線方向に対しても8分割される。つまり、太
い黒線で示されたセンスアンプSAにより 相補ビット
線が8分割に分割される。特に制限されないが、センス
アンプSAは、シェアードセンス方式により構成され、
メモリアレイの両端に配置されるセンスアンプを除い
て、センスアンプを中心にして左右に相補ビット線が設
けられ、左右いずれかの相補ビット線に選択的に接続さ
れる。
【0055】図13には、上記メモリアレイのメインワ
ード線とサブワード線との関係を説明するための要部ブ
ロック図が示されている。同図においては、代表として
2本のメインワード線MWL0とMWL1が示されてい
る。これらのメインワード線MWL0は、メインワード
ドライバMWD0により選択される。同様なメインワー
ドドライバによりメインワード線MWL1も選択され
る。
【0056】上記1つのメインワード線MWL0には、
それの延長方向に対して8組のサブワード線が設けられ
る。同図には、そのうちの2組のサブワード線が代表と
して例示的に示されている。サブワード線は、偶数0〜
6と奇数1〜7の合計8本のサブワード線が1つのメモ
リブロックに交互に配置される。メインワードドライバ
に隣接する偶数0〜6と、メインワード線の遠端側(ワ
ードドライバの反対側)に配置される奇数1〜7を除い
て、メモリブロック間に配置されるサブワードドライバ
は、それを中心にした左右のメモリブロックのサブワー
ド線の選択信号を形成する。
【0057】これにより、前記のようにメモリブロック
としては、8ブロックに分けられるが、上記のように実
質的にサブワードドライバにより2つのメモリブロック
に対応したサブワード線が同時に選択されるので、実質
的には4ブロックに分けられることとなる。上記のよう
にサブワード線を偶数0〜6と奇数1〜7に分け、それ
ぞれメモリブロックの両側にサブワードドライバを配置
する構成では、メモリセルの配置に合わせて高密度に配
置されるサブワード線SWLの実質的なピッチがサブワ
ードドライバの中で2倍に緩和でき、サブワードドライ
バとサブワード線とを効率よくレイアウトすることがで
きる。
【0058】上記サブワードドライバは、4本のサブワ
ード線0〜6(1〜7)に対して共通に選択信号を供給
する。また、インバータ回路を介した反転信号を供給す
る。上記4つのサブワード線の中から1つのサブワード
線を選択するためのサブワード選択線FXが設けられ
る。サブワード選択線は、FX0〜FX7の8本から構
成され、そのうちの偶数FX0〜FX6が上記偶数列の
サブワードドライバ0〜6に供給され、そのうち奇数F
X1〜FX7が上記奇数列のサブワードドライバ1〜7
に供給される。特に制限されないが、サブワード選択線
FX0〜FX7は、アレイの周辺部では第2層目の金属
配線層M2により形成され、同じく第2層目の金属配線
層M2により構成されるメインワード線MWL0〜MW
Lnの交差する部分では、第3層目の金属配線層M3に
より構成される。
【0059】図14には、上記メモリアレイのメインワ
ード線とセンスアンプとの関係を説明するための要部ブ
ロック図が示されている。同図においては、代表として
1本のメインワード線MWLが示されている。このメイ
ンワード線MWLは、メインワードドライバMWDによ
り選択される。上記メインワードドライバに隣接して、
上記偶数サブワード線に対応したサブワードドライバS
WDが設けられる。
【0060】同図では、省略されてるが上記メインワー
ド線MWLと平行に配置されるサブワード線と直交する
ように相補ビット線(Pair Bit Line)が設けられる。こ
の実施例では、特に制限されないが、相補ビット線も偶
数列と奇数列に分けられ、それぞれに対応してメモリブ
ロック(メモリアレイ)を中心にして左右にセンスアン
プSAが振り分けられる。センスアンプSAは、前記の
ようにシェアードセンス方式とされるが、端部のセンス
アンプSAでは、実質的に片方にした相補ビット線が設
けられないが、後述するようなシェアードスイッチMO
SFETを介して相補ビット線と接続される。
【0061】上記のようにメモリブロックの両側にセン
スアンプSAを分散して配置する構成では、奇数列と偶
数列に相補ビット線が振り分けられるために、センスア
ンプ列のピッチを緩やかにすることができる。逆にいう
ならば、高密度に相補ビット線を配置しつつ、センスア
ンプSAを形成する素子エリアを確保することができる
ものとなる。上記センスアンプSAの配列に沿って入出
力線が配置される。この入出力線は、カラムスイッチを
介して上記相補ビット線に接続される。カラムスイッチ
は、スイッチMOSFETから構成される。このスイッ
チMOSFETのゲートは、カラムデコーダCOLUMN DEC
ORDER の選択信号が伝えられるカラム選択線YSに接続
される。
【0062】この実施例において、前記ガードリングに
接地電位を供給する接地線は、上記のような3層の金属
配線層を介して接地電位が与えられる。つまり、最上層
の第3層目の金属配線層がボンディングパッドを構成
し、そこから延びて上記ガードリングを構成する半導体
領域に到達するまで、第2層目金属配線層、第1層目金
属配線層が介在される。このとき、配線層間を接続する
スルーホールは、スリット状にされる。つまり、上記ガ
ードリングの延長方向にスリット状のスルーホーが形成
されてそこに金属配線材料が埋め込まれる構成とされ
る。このような金属層は、半導体チップの外側から侵入
する水分を阻止するダムの役割を果たすようにすること
ができる。このようにガードリングは、半導体基板に対
してバイアス電圧を与えることの他にも重要な役割を果
たすものである。そして、本願発明では、これられに加
えて大きな基板容量が付加されることを利用して、それ
を内部の接地電位の安定化に活用するようにするもので
ある。
【0063】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) チップ最外周を囲むように半導体基板と同じ導
電型の拡散層からなるガードリングを形成して半導体基
板に供給されるべき回路の接地電位を供給する第1の電
源配線を接続し、この第1の電源線に設けられたボンデ
ィングパッドと上記半導体基板表面に電気的に絶縁され
て貼り付けられてなる電源供給用リードのうち回路の接
地電位に対応されたリードに第1のボンディングワイヤ
ーにより接続し、上記ボンディングパッドから延長され
て外部入力端子から供給された入力信号を受ける入力回
路に回路の接地電位を供給する第2の電源配線を設ける
とともに、上記入力回路を通した入力信号を受ける内部
回路や外部端子から送出される出力信号を形成する出力
回路の電源線には、それぞれのボンディングパッドと上
記回路の接地電位に対応されたリードとをボンディング
ワイヤーにより接続することにより、上記半導体基板の
寄生容量を用いて他の回路からボンディングワイヤーを
介して伝えられるノイズを吸収させることができ、動作
マージンの拡大を図ることができるという効果が得られ
る。
【0064】(2) メモリセルが形成されるP型ウェ
ル領域をN型ウェル領域内に形成して分離を行って基板
バックバイアス電圧を供給し、他のNチャンネル型MO
SFETが形成されるP型ウェル領域はP型半導体基板
と同電位にし、このP型半導体基板の最外周に設けられ
て全体を囲むようにガードリングを形成し、かかるガー
ドリングに回路の接地電位を供給する電源線とメモリセ
ルが接続されるワード線のワードドライバに回路の接地
電位を供給する電源線とを一体的に形成して、そのボン
ディングパッドと上記半導体基板の表面に設けられてな
るLOCリードのうち回路の接地電位に対応されたリー
ドをボンディングワイヤーにより接続し、内部回路に回
路の接地電位を供給する電源配線や出力回路に回路の接
地電位を供給する電源配線には、それぞれ上記回路の接
地電位に対応されたリードにボンディングワイヤーで接
続することにより、他回路からのノイズの吸収すること
により非選択のワード線を安定的に回路の接地電位に固
定できるため、アドレス選択用MOSFETのゲート電
圧にノイズが伝えられることにより発生するリーク電流
を防止することができる結果データ保持時間を長くする
ことができるという効果が得られる。
【0065】(3) 上記(2)において第1の電源配
線と第2の電源配線とを共通のボンディングパッドに接
続することにより、入力回路のレベルマージンも拡大す
ることができるという効果が得られる。
【0066】(4) 上記第1の電源配線は、多層の金
属配線層からなり、第1層目と拡散層との間及び各層の
金属配線相互の接続は上記ガードリングに沿って形成さ
れるスリット状のコンタクト部により接続させることに
より、かかる金属配線層により上記の回路の接地電位の
供給の他にも水分の侵入を防止する役割を持たせること
ができるという効果が得られる。
【0067】(5) 上記メモリセルが形成されたP型
ウェル領域には、負のバックバイアス電圧が与えられ、
他のNチャンネル型MOSFETが形成されるP型ウェ
ル領域はP型半導体基板と同じ電位にすることにより、
データ保持時間を確保するとともに動作の高速化を図る
ことができるとともに、基板容量をノイズ吸収に利用で
きるという効果が得られる。
【0068】(6) 上記ワードドライバは、メインワ
ード線の選択信号を形成するものであり、かかるメイン
ワード線の延長方向に対して分割された長さとされ、複
数からなるダイナミック型メモリセルが接続されてなる
サブワード線と、上記メインワード線と直交するように
延長され、1つのサブワード線を選択する選択信号が伝
えられる複数からなるサブワード選択線とが設けられ、
上記メインワード線の選択信号と上記サブワード選択信
号線の選択信号とを受ける論理回路により上記サブワー
ド線の選択動作を行うようにすることにより、大記憶容
量化を図ることができるという効果が得られる。
【0069】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、メモ
リアレイの構成やワードドライバのレイアウト構成は種
々の実施形態を採ることができるものである。この発明
は、ダイナミック型RAMの他にも各種半導体集積回路
装置に広く利用できるものである。
【0070】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、チップ最外周を囲むように
半導体基板と同じ導電型の拡散層からなるガードリング
を形成して半導体基板に供給されるべき回路の接地電位
を供給する第1の電源配線を接続し、この第1の電源線
に設けられたボンディングパッドと上記半導体基板表面
に電気的に絶縁されて貼り付けられてなる電源供給用リ
ードのうち回路の接地電位に対応されたリードに第1の
ボンディングワイヤーにより接続し、上記ボンディング
パッドから延長されて外部入力端子から供給された入力
信号を受ける入力回路に回路の接地電位を供給する第2
の電源配線を設けるとともに、上記入力回路を通した入
力信号を受ける内部回路や外部端子から送出される出力
信号を形成する出力回路の電源線には、それぞれのボン
ディングパッドと上記回路の接地電位に対応されたリー
ドとをボンディングワイヤーにより接続することによ
り、上記半導体基板の寄生容量を用いて他の回路からボ
ンディングワイヤーを介して伝えられるノイズを吸収さ
せることができ、動作マージンの拡大を図ることができ
る。
【0071】メモリセルが形成されるP型ウェル領域を
N型ウェル領域内に形成して分離を行って基板バックバ
イアス電圧を供給し、他のNチャンネル型MOSFET
が形成されるP型ウェル領域はP型半導体基板と同電位
にし、このP型半導体基板の最外周に設けられて全体を
囲むようにガードリングを形成し、かかるガードリング
に回路の接地電位を供給する電源線とメモリセルが接続
されるワード線のワードドライバに回路の接地電位を供
給する電源線とを一体的に形成して、そのボンディング
パッドと上記半導体基板の表面に設けられてなるLOC
リードのうち回路の接地電位に対応されたリードをボン
ディングワイヤーにより接続し、内部回路に回路の接地
電位を供給する電源配線や出力回路に回路の接地電位を
供給する電源配線には、それぞれ上記回路の接地電位に
対応されたリードにボンディングワイヤーで接続するこ
とにより、他回路からのノイズの吸収することにより非
選択のワード線を安定的に回路の接地電位に固定できる
ため、アドレス選択用MOSFETのゲート電圧にノイ
ズが伝えられることにより発生するリーク電流を防止す
ることができる結果データ保持時間を長くすることがで
きる。
【0072】上記において第1の電源配線と第2の電源
配線とを共通のボンディングパッドに接続することによ
り、入力回路のレベルマージンも拡大することができ
る。
【0073】上記第1の電源配線は、多層の金属配線層
からなり、第1層目と拡散層との間及び各層の金属配線
相互の接続は上記ガードリングに沿って形成されるスリ
ット状のコンタクト部により接続させることにより、か
かる金属配線層により上記の回路の接地電位の供給の他
にも水分の侵入を防止する役割を持たせることができ
る。
【0074】上記メモリセルが形成されたP型ウェル領
域には、負のバックバイアス電圧が与えられ、他のNチ
ャンネル型MOSFETが形成されるP型ウェル領域は
P型半導体基板と同じ電位にすることにより、データ保
持時間を確保するとともに動作の高速化を図ることがで
きるとともに、基板容量をノイズ吸収に利用できる。
【0075】上記ワードドライバは、メインワード線の
選択信号を形成するものであり、かかるメインワード線
の延長方向に対して分割された長さとされ、複数からな
るダイナミック型メモリセルが接続されてなるサブワー
ド線と、上記メインワード線と直交するように延長さ
れ、1つのサブワード線を選択する選択信号が伝えられ
る複数からなるサブワード選択線とが設けられ、上記メ
インワード線の選択信号と上記サブワード選択信号線の
選択信号とを受ける論理回路により上記サブワード線の
選択動作を行うようにすることにより大記憶容量化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す概略ブロック図である。
【図2】この発明に係るダイナミック型RAMの他の一
実施例を示す概略ブロック図である。
【図3】この発明に係るダイナミック型RAMの更に他
の一実施例を示す概略ブロック図である。
【図4】この発明に係るLOC構造のダイナミック型R
AMの一実施例を示す内部透視図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
接地電位供給経路を説明するための概略構成図である。
【図6】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示す概略ブロック図である。
【図7】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す要部回路図である。
【図8】この発明に係るダイナミック型RAMを説明す
るための概略素子配置図である。
【図9】図8に示された概略素子配置図に対応された素
子構造断面図である。
【図10】図8に示された概略素子配置図の変形例を説
明するための素子構造断面図である。
【図11】図8に示された概略素子配置図の他の変形例
を説明するための素子構造断面図である。
【図12】この発明に係るダイナミック型RAMの一実
施例を示すレイアウト図である。
【図13】図12のメモリアレイのメインワード線とサ
ブワード線との関係を説明するための要部ブロック図で
ある。
【図14】図12のメモリアレイのメインワード線とセ
ンスアンプとの関係を説明するための要部ブロック図で
ある。
【符号の説明】
MARY0〜MARY7…メモリアレイ、WD0〜WD
7…ワードドライバ、XD0〜XD7…Xデコーダ、D
O0〜DO7…出力バッファ、IB0〜IB7…入力バ
ッファ、PVS1〜PVS6…ボンディングパッド、V
SB…バスバー、IO…入出力回路、TG…タイミング
発生回路、XB…Xアドレスバッファ、YB…Yアドレ
スバッファ、YG…内部電圧発生回路、MATL,MA
TR…メモリアレイ、MAL,MAR…メインアンプ、
MB0〜MB3…メモリブロック、YDL,YDR…Y
デコーダ、SA…センスアンプ、SWD…サブワードド
ラバ、MWD…メインワードドライバ、ACTRL…制
御回路、31…モールド樹脂、32…外部端子(リード
フレーム)、33…チップ、34…絶縁用のフィルム、
35…金ワイヤ35、36…バスバーリード、37…吊
りリード、38…ボンディングパッド。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幸英 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 荒井 公司 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 文 裕俊 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 重並 賢一 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ最外周を囲むように形成され、半
    導体基板と同じ導電型の拡散層からなるガードリング
    と、かかるガードリングを介して半導体基板に供給され
    るべき回路の接地電位を供給する第1の電源配線と、上
    記半導体基板表面に電気的に絶縁されて貼り付けられて
    なる電源供給用リードと、上記第1の電源配線に設けら
    れたボンディングパッドと上記電源供給用リードのうち
    回路の接地電位に対応されたリードとを接続する第1の
    ボンディングワイヤーと、上記ボンディングパッドから
    延長され、外部入力端子から供給された入力信号を受け
    る入力回路に回路の接地電位を供給する第2の電源配線
    と、上記入力回路を通した入力信号を受ける内部回路
    と、上記内部回路に回路の接地電位を供給する第3の電
    源配線と、かかる第3の電源配線に設けられたボンディ
    ングパッドと上記回路の接地電位に対応されたリードと
    を接続する第2のボンディングワイヤーと、上記内部回
    路からの信号を受けて外部端子から送出される出力信号
    を形成する出力回路と、上記出力回路に回路の接地電位
    を供給する第4の電源配線と、かかる第4の電源配線に
    設けられたボンディングパッドと上記回路の接地電位に
    対応されたリードとを接続する第4のボンディングワイ
    ヤーとを備えてなることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくともメモリセルが形成されたP型
    ウェル領域を上記P型半導体基板から電気的に分離する
    ように形成されたN型ウェル領域及び上記メモリセルを
    構成するアドレス選択用MOSFETのゲートに伝えら
    れる選択信号を形成するワードドライバを含むダイナミ
    ック型RAMを構成する各回路ブロックが形成されてな
    るP型半導体基板と、このP型半導体基板の最外周に設
    けられて全体を囲むように形成され、上記P型半導体基
    板と同じ導電型の拡散層からなるガードリングと、かか
    るガードリング及び上記ワードドライバに供給されるべ
    き回路の接地電位を供給する第1の電源配線と、上記半
    導体基板の表面に設けられてなるLOCリードと、上記
    ガードリングと接続されるべき第1の電源配線に設けら
    れたボンディングパッドと上記LOCリードのうち回路
    の接地電位に対応されたリードとを接続する第1のボン
    ディングワイヤーと、外部端子から供給される入力信号
    を受ける入力回路と、かかる入力回路を通した入力信号
    を受ける内部回路と、上記入力回路に回路の接地電位を
    供給する第2の電源配線と、かかる第2の電源配線に設
    けられたボンディングパッドと回路の接地電位に対応さ
    れたリードとを接続する第3のボンディングワイヤー
    と、上記内部回路に回路の接地電位を供給する第3の電
    源配線と、かかる第3の電源配線に設けられたボンディ
    ングパッドと回路の接地電位に対応されたリードとを接
    続する第3のボンディングワイヤーと、上記内部回路か
    らの信号を受けて外部端子から送出される出力信号を形
    成する出力回路と、かかる出力回路に回路の接地電位を
    供給する第4の電源配線と、かかる第4の電源配線に設
    けられたボンディングパッドと回路の接地電位に対応さ
    れたリードとを接続する第4のボンディングワイヤーと
    を備えてなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の電源配線と第2の電源配線と
    は共通のボンディングパッドに接続されるものであるこ
    とを特徴とする請求項2の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の電源配線は、多層の金属配線
    層からなり、第1層目と拡散層との間及び各層の金属配
    線相互の接続は上記ガードリングに沿って形成されるス
    リット状のコンタクト部により接続されることを特徴と
    する請求項1、請求項2又は請求項3の半導体集積回路
    装置。
  5. 【請求項5】 上記メモリセルが形成されたP型ウェル
    領域には、負のバックバイアス電圧が与えられ、他のN
    チャンネル型MOSFETが形成されるP型ウェル領域
    はP型半導体基板と同じ電位にされることを特徴とする
    請求項2、請求項3又は請求項4の半導体集積回路装
    置。
  6. 【請求項6】 上記ワードドライバは、メインワード線
    の選択信号を形成するものであり、かかるメインワード
    線の延長方向に対して分割された長さとされ、複数から
    なるダイナミック型メモリセルが接続されてなるサブワ
    ード線と、上記メインワード線と直交するように延長さ
    れ、1つのサブワード線を選択する選択信号が伝えられ
    る複数からなるサブワード選択線とが設けられ、上記メ
    インワード線の選択信号と上記サブワード選択信号線の
    選択信号とを受ける論理回路により上記サブワード線の
    選択動作が行われることを特徴とする請求項2、請求項
    3、請求項4又は請求項5の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 上記サブワード線の選択動作を行う論理
    回路を構成するNチャンネル型MOSFETは、上記メ
    モリセルが形成されたP型ウェル領域内に形成されるも
    のであり、かかるP型ウェル領域を分離するために設け
    られたN型半導体領域には、ワード線の選択レベルに対
    応した昇圧電圧がバイアス電圧として供給されるもので
    あることを特徴とする請求項6の半導体集積回路装置。
JP7234776A 1995-08-21 1995-08-21 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH0964310A (ja)

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