JPH0962344A - 作業機械の制御装置 - Google Patents

作業機械の制御装置

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JPH0962344A
JPH0962344A JP21874095A JP21874095A JPH0962344A JP H0962344 A JPH0962344 A JP H0962344A JP 21874095 A JP21874095 A JP 21874095A JP 21874095 A JP21874095 A JP 21874095A JP H0962344 A JPH0962344 A JP H0962344A
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JP21874095A
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Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Shigeki Hayashi
繁樹 林
Hiroaki Ema
浩明 江間
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ等の手動式の操作手段が故障して
も、検査モード等の特定の制御状態が不要に起動されな
いようにする。 【解決手段】 2つの異なる操作状態に切換自在に構成
された手動式の操作手段3と、制御情報表示用の表示手
段1と、操作手段3からの入力情報に基づいて複数の制
御状態のうちの1つの制御状態に切り換え、且つ、その
各制御状態の内容を表示するように表示手段1を作動さ
せる制御手段100とが設けられ、制御手段100は、
操作手段3が2つの操作状態のうちの1つの操作状態の
ときに駆動電源がオンし、且つその駆動電源がオンの状
態で操作手段3が他の1つの操作状態に変化するに伴っ
て、各制御状態のうちの特定の制御状態を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動式の操作手段
と、制御情報表示用の表示手段と、前記操作手段からの
入力情報に基づいて複数の制御状態のうちの1つの制御
状態に切り換え、且つ、その各制御状態の内容を表示す
るように前記表示手段を作動させる制御手段とが設けら
れた作業機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンバインのような農機や建機等
の作業機械の制御装置では、通常制御状態以外の特定の
制御状態、例えば、機械各部(具体的には、センサやア
クチュエータ等)が正常に動作するかどうかを検査する
検査モードを起動させるためには、駆動電源がオンした
ときの、押しボタンスイッチ等の手動式の操作手段の操
作状態によって選択して起動させるようにしていた。つ
まり、上記押しボタンスイッチがオフ状態(ローレベル
状態)でエンジン始動用のメインキーを回して駆動電源
がオンすると通常制御状態が起動するが、上記押しボタ
ンスイッチを押したオン状態(ハイレベル状態)でエン
ジン始動用のメインキーを回して駆動電源がオンすると
検査モードが起動するようにしていた。尚、通常制御状
態では、液晶表示部等の表示手段に機械各部の運転状態
等が表示され、又、検査モードでは、表示手段に表示さ
れた個別の検査内容を見ながら機械各部の動作をチェッ
クすることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、例えばスイッチが電源にショートしてオン
状態のままになる所謂オン故障の場合には、機械の運転
を開始すると常に検査モードが起動され、通常の制御状
態が起動できないという不都合が発生する。本発明は、
かかる実情に鑑みて為されたものであって、その目的
は、スイッチ等の手動式の操作手段が故障しても、検査
モード等の特定の制御状態が不要に起動されないように
して、上記従来技術の不都合を解消させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の構成によれば、前記操作手段が、2つの
異なる操作状態に切換自在に構成され、前記制御手段
は、前記操作手段が前記2つの操作状態のうちの1つの
操作状態のときに駆動電源がオンし、且つその駆動電源
がオンの状態で前記操作手段が他の1つの操作状態に変
化するに伴って、前記各制御状態のうちの特定の制御状
態を起動する。
【0005】従って、手動式の操作手段が2つの異なる
操作状態のうちの1つの操作状態に操作されているとき
に駆動電源がオンし、且つその駆動電源がオンの状態で
操作手段が他の1つの操作状態に操作されるに伴って、
つまり、手動式の操作手段が2つの異なる操作状態の間
で正常に変化するときに限って、複数の制御状態のうち
の特定の制御状態が起動するので、従来のように、上記
2つの操作状態が例えばオン状態(ハイレベル状態)と
オフ状態(ローレベル状態)とに設定され、その2つの
操作状態のうちの1つの操作状態(例えばオン状態)の
ときに駆動電源がオンすると、直ちに特定の制御状態が
起動するものでは、操作手段がその1つの操作状態(オ
ン状態)のままであるオン故障が生じた場合には、常に
その特定の制御状態が起動する不都合が生じるのに対し
て、そのような不都合もなく、特定の制御状態を必要に
応じて的確に起動させることができる。
【0006】又、請求項2の構成によれば、請求項1の
構成において、前記特定の制御状態が検査モードに設定
され、前記制御手段は、前記検査モードにおいて、前記
操作手段が前記2つの操作状態の間で切換操作される毎
に、機械各部についての検査夫々を実行する各個別モー
ドに順次切り換え、且つ、その各個別モードの内容を前
記表示手段に表示する。
【0007】従って、特定の制御状態として検査モード
が起動され、その検査モードにおいて、操作手段を2つ
の操作状態の間で切換操作すると、機械各部についての
検査夫々を実行する各個別モードに順次切り換えられ、
同時に各個別モードの内容が表示手段に表示されるの
で、電源オン時において必要な場合にのみ検査モードを
起動できるとともに、機械各部についての検査内容を表
示を見て確認しながら良好に行うことができ、もって、
請求項1の構成の好適な手段が得られる。
【0008】又、請求項3の構成によれば、請求項1又
は2の構成において、前記制御手段は、前記操作手段が
前記2つの操作状態のうちのいずれか1つの操作状態の
ときに駆動電源がオンするに伴って通常制御状態を起動
する。
【0009】従って、通常制御状態を起動させるための
1つの操作状態を、例えば操作手段を作業者が操作しな
いときの状態(例えば前記オン状態とオフ状態の2つの
操作状態のうちのオフ状態)に設定することにより、駆
動電源をオンするだけで自動的に通常の制御状態を起動
させることができ、もって、操作性の面において優れ
た、請求項1又は2の構成の好適な手段が得られる。
【0010】又、請求項4の構成によれば、請求項3の
構成において、前記制御手段は、前記通常制御状態にお
いて、前記操作手段が前記2つの操作状態の間で切換操
作される毎に、前記表示手段に前記機械各部の制御状態
を順次表示する。
【0011】従って、通常制御状態において、例えば1
つの制御(車速制御等)に対応する表示がなされている
ときに、それ以外の機械各部の制御状態を知る必要があ
る場合には、操作手段を切換操作して、随時機械各部の
制御状態を順次表示させて確認することができ、もっ
て、使い易く且つ柔軟性に優れた、請求項3の構成の好
適な手段が得られる。
【0012】又、請求項5の構成によれば、請求項1、
2、3又は4の構成において、前記制御手段は、前記通
常制御状態において前記機械各部のいずれかの異常を検
出するに伴って異常制御モードを起動し且つ前記表示手
段を通常表示から前記機械各部の異常状態を表示する異
常表示に切り換え、その異常制御モードにおいて前記操
作手段が前記2つの操作状態の間で切換操作されるに伴
って前記表示手段の表示を通常表示に戻す。
【0013】従って、通常制御状態において機械各部の
いずれかの異常が検出されて異常制御モードが起動さ
れ、表示手段が通常表示から異常状態を表示する異常表
示に切り換えられた状態で、操作手段を切換操作すると
表示手段の表示が通常表示に戻るので、例えば作業者等
が異常表示に従って機械各部の故障箇所等の異常状態を
確認した後に、その不要になった異常表示を通常表示に
容易に戻すことができ、もって、請求項1、2、3又は
4の構成の好適な手段が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を作業機械としての
コンバインに適用した場合の実施の形態について、図面
に基づいて説明する。コンバインは、図1に示すよう
に、左右一対のクローラ走行装置11を備える機体Vの
前部に刈取部12が設けられ、その刈取部12の後方
に、操縦部13、刈り取られた穀稈を脱穀・選別する脱
穀部14、脱穀部14から供給される穀粒を貯溜するグ
レンタンク15等が搭載されている。
【0015】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、圃場の穀稈を引き起こす引き起こし装置17、引
き起こした穀稈の株元を切断する刈り刃18、及び、刈
り取られた穀稈を脱穀部14まで搬送する搬送装置19
を備えている。又、刈取部12の地面からの高さを検出
する超音波センサS1と、穀稈が触れるとオン作動して
刈取り作業中であることを検出する株元センサS2とが
設けられている。超音波センサS1による地面からの高
さ情報は、穀稈を刈り取るときの刈高制御に用いられ、
株元センサS2からの刈取り作業中の検出情報は、例え
ば車速制御等を起動する条件の一つとして用いられる。
【0016】又、刈取り条数に合わせて複数の分草具1
6が、刈取部12の先端部に並設されているが、それら
の複数の分草具16が植立穀稈の条間に適切に位置して
いるか否かを検出するための方向センサS3(図示せ
ず)が設けられている。方向センサS3の検出情報は、
機体Vの方向制御に用いられる。具体的には、基端部を
分草具16にて前後方向に揺動自在に支持されて左右に
突き出た一対のセンサバーが共に植立穀稈に触れなけれ
ばそのまま直進し、左右何れかのセンサバーが植立穀稈
に触れれば、その触れたバーの反対側に操向すべく左右
のクローラ走行装置11の駆動を制御する。
【0017】左右のクローラ走行装置11は、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されている。こ
れによって、地面の傾きにかかわらず機体Vを水平に維
持したり、設定角度に維持するローリング制御を可能に
している。このために、機体Vの水平に対する傾きを検
出する傾きセンサS4が設けられている。
【0018】脱穀部14は、図2に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。扱室Aで脱穀された処理物のう
ち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網2
7から選別装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網2
7の後端部より選別装置Bに落下する。
【0019】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、処理物移送方向
に並置された複数個の帯板状部材が水平軸芯周りに同時
に角度を変えることにより、隣接する帯板状部材の間隔
(以下、チャフ開度という)が変更されるように構成さ
れている。チャフ開度を検出するポテンショメータ利用
のチャフ開度センサS8(図4参照)が設けられてい
る。
【0020】トウミ23は、揺動選別板24上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は、ファンケー
スカバー23aの開度を変えることによって行われる。
つまり、上記開度を大きくするほどその開口部から逃げ
る風量が増加し、揺動選別板24上の処理物に及ぼす風
力(以下、トウミ風力という)が小さくなる。トウミ風
力を検出するポテンショメータ利用のトウミ風力センサ
S9(図4参照)が設けられている。
【0021】選別装置Bについては、処理物の量、種
類、湿気等の条件に応じて上記のようにチャフ開度及び
トウミ風力を調節する制御(選別制御)が行われる。
尚、グレンシーブ30から漏下する穀粒は揺動選別板2
4の下方に設けられた一番口25から回収されてグレン
タンク15に貯溜され、チャフシーブ29の後端やグレ
ンシーブ30の後端から落下する穀粒と藁屑との混合物
は二番口26から回収されて揺動選別板24に還元され
る。
【0022】次に、動力伝達系を図3に示す。機体Vに
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ31を介
して脱穀部14に伝達されると共に、走行クラッチ32
及び無段変速装置33を介してクローラ走行装置11の
ミッション部34に伝達される。ミッション部34に伝
達された出力の一部は、刈取クラッチ35を介して刈取
部12に伝達される。尚、脱穀クラッチ31の入切状態
を検出する脱穀スイッチS7が設けられている。
【0023】車速を増減するための無段変速装置33
は、シフトレバーによって手動操作されると共に電動モ
ータによって自動操作される。つまり、エンジン回転数
は、エンジン負荷が増加するほど低下するので、エンジ
ン回転数が最適なときは定速走行を行うが、負荷が大き
くなりエンジン回転数が低下すると、車速を下げて刈取
り量即ち脱穀処理量を減少させて負荷を小さくし、逆に
負荷が小さくなってエンジン回転数が最適回転数より高
くなれば、車速を上げて刈取り量即ち脱穀処理量を増加
させるように、無段変速装置33を変速操作して走行速
度を増減する車速制御が行われる。エンジン回転数は、
エンジンEのフライホイールリングギアに磁界を作用さ
せて、単位時間当りの歯数に対応する周波数の正弦波を
得る電磁ピックアップからなる回転数センサS5によっ
て検出される。但し、予め設定された最高車速より速く
なることはない。車速は、ミッション部に設けられた車
速センサS6によって検出される。
【0024】図4に示すように、前記センサ類S1〜S
9の検出情報が、マイクロコンピュータを利用して構成
した主制御部Hに入力されている。一方、主制御部Hか
らは、刈高制御用、方向制御用及びローリング制御用の
各アクチュエータ(油圧制御の電磁弁等)M1〜M3
や、車速制御用、チャフ開度調節用及びトウミ風力調節
用の各電動モータM4〜M6に対する駆動信号が出力さ
れている。そして、主制御部Hは、各センサの検出情報
や予め設定した制御情報等に基づいて、各アクチュエー
タM1〜M3や電動モータM4〜M6等を駆動して、前
述の各制御(刈高制御、方向制御、ローリング制御、選
別制御、車速制御その他)を実行するように構成されて
いる。
【0025】前記主制御部Hに対して各制御の起動・停
止等の指令情報を入力したり、各種の制御情報を表示す
るための表示パネルユニットCが、液晶ディスプレイモ
ジュールとメンブレンキーボードを組み合わせた一体型
のパネルとして、操縦部13のオペレータが見やすく操
作しやすい位置に設けられている。
【0026】表示パネルユニットCの前面には、図5に
示すように、制御情報表示用の表示手段としての表示画
面1と、情報入力用のキー入力部2,3,4とが設けら
れている。表示画面1は、ドットマトリックス式の液晶
グラフィックディスプレイで構成され、この画面上に、
燃料残量、アワーメータ(稼働時間)、エンジン回転
数、負荷状態等の各種の制御情報が表示される。キー入
力部2,3,4は、押しボタン式のスイッチで構成さ
れ、起動・停止スイッチ2、切換スイッチ3及び記憶ス
イッチ4からなる。
【0027】表示パネルユニットCには、表示画面1及
びキー入力部2,3,4の作動を制御する表示制御部6
と、前記主制御部Hとが内蔵されている。表示制御部6
は、主制御部Hとの間でシリアル通信によりデータの授
受を行い、キー入力データを主制御部Hに送信する一
方、主制御部Hから表示データを受信する。主制御部H
は、キー入力データに基づいて、各制御の起動・停止等
を行う。
【0028】起動・停止スイッチ2は、前述の各制御に
対する起動及び停止を指示するように、図5に示すよう
に各制御に対応する複数のスイッチを有し、各スイッチ
は起動及び停止に兼用されている。つまり、作動中の制
御に対応するスイッチが押されると、その制御を停止さ
せ、停止中の制御に対応するスイッチが押されるとその
制御を起動させる。そして、各制御の状態(起動又は停
止)は主制御部Hのメモリ7に記憶され、図示しない
が、各制御の状態であることが表示画面1の下部に表示
される。
【0029】切換スイッチ3は、通常制御モードや検査
モード等の制御状態を切り換えるための手動式の操作手
段に相当して、2つの異なる操作状態、具体的には、ス
イッチを押して電源電圧に接続したオン状態と、スイッ
チを押さずにアースに接続したオフ状態とに切換自在に
構成されている。そして、図4に示すように、前記切換
スイッチ3からの入力情報に基づいて複数の制御状態の
うちの1つの制御状態に切り換え、且つ、その各制御状
態の内容を表示するように前記表示画面1を作動させる
制御手段100が、前記主制御部Hを利用して構成され
ている。
【0030】前記制御手段100は、図6(イ)に示す
ように、切換スイッチ3が前記2つの操作状態のうちの
1つの操作状態(オン状態)のときに、図示しないメイ
ンキーがオン操作されて駆動電源がオンし(つまり、機
械各部に電源が供給され)、且つその駆動電源がオンの
状態で切換スイッチ3が他の1つの操作状態(オフ状
態)に変化するに伴って、前記各制御状態のうちの特定
の制御状態つまり検査モードを起動するように構成さ
れ、さらに、その検査モードにおいて、切換スイッチ3
が前記2つの操作状態の間で切換操作される(つまり、
スイッチを押さない状態と押した状態とを繰り返す)毎
に、前述した刈取部12、脱穀部14、エンジンE、機
体V、走行装置11等の機械各部についての検査夫々を
実行する各個別モードに順次切り換え、且つ、その各個
別モードの内容を前記表示画面1に表示するように構成
されている。尚、機械各部の検査は、具体的には、前記
各センサ類S1〜S9についての入力チェックや、前記
各アクチュエータ及び電動モータM1〜M6についての
出力チェックの外に、微調整モードや機種設定モード等
の操作も行う。
【0031】各個別モードについて追加説明する。入力
チェックでは、例えば刈取部12に設けた方向センサS
3を揺動させると、表示画面1に「方向センサ作動」と
表示されるので、方向センサS3が検出作動しているこ
とが確認できる。出力チェックでは、例えば刈取部12
が昇降されるとともに、表示画面1に「刈取部昇降」と
表示されて、刈高制御用アクチュエータM1の作動が確
認できることになる。又、微調整モードでは、図示しな
いチャフ設定ボリュームを操作してチャフ開度を変化さ
せて、チャフ開度センサS8を構成するポテンショメー
タの最大及び最小のエンド位置を読み込む操作を行う。
機種設定モードでは、機種名が順次表示されるので、制
御対象となる機種名が表示された状態で記憶スイッチ4
を操作して、その機種名を記憶させる操作を行う。
【0032】図6(ロ)に示すように、前記制御手段1
00は、前記切換スイッチ3が前記2つの操作状態のう
ちのいずれか1つの操作状態つまりオフ状態のときに駆
動電源がオンするに伴って通常制御状態を起動するよう
に構成されている。そして、通常制御状態が起動する
と、予め決まった順序で制御状態の表示が行われるが、
この通常制御状態で、切換スイッチ3が前記2つの操作
状態の間で切換操作される毎に、前記表示画面1に前記
機械各部(具体的には、各センサ類S1〜S9や各アク
チュエータ及び電動モータM1〜M6等)の制御状態
を、図7に例示するように、順次表示するように構成さ
れている。図7の(イ)はアワーメータ(稼働時間)表
示を示し、(ロ)はエンジン回転数のバーグラフ表示を
示し、(ハ)は1から4までの数字で表した負荷レベル
(数字が大きいほど負荷が大きい)表示を示し、又、各
表示の左側には、燃料残量がバーグラフ表示されてい
る。
【0033】又、前記制御手段100は、図6(ロ)に
示すように、前記通常制御状態において前記機械各部の
いずれかの異常を検出するに伴って異常制御モードを起
動し且つ前記表示画面1を通常表示から前記機械各部の
異常状態を表示する異常表示である警報表示に切り換
え、その異常制御モードにおいて前記切換スイッチ3が
前記2つの操作状態の間で切換操作されるに伴って前記
表示画面1の表示を通常表示に戻すように構成されてい
る。警報表示では、故障箇所等が示される。尚、上記警
報表示と共にブザーによる警報音の発生やランプによる
点滅表示をさせるようにしてもよく、その場合は、切換
スイッチ3を操作することにより警報音や点滅表示をを
停止させる。
【0034】上記通常表示について補足すると、通常制
御状態の起動後は、機種表示を2秒間行ってから前記ア
ワーメータを表示して待機する。エンジンが始動する
と、エンジン回転数を表示し、さらに、実際の作業状態
(刈取状態)になるに伴ってエンジン負荷を表示する。
【0035】[別実施形態]手動式の操作手段(切換ス
イッチ3)は、押しボタン式のスイッチに限らず、他の
スライド式等のスイッチでもよい。又、その2つの異な
る操作状態も、ハイレベル状態とローレベル状態とに限
らず、種々の電圧状態に設定できる。さらに、電圧状態
ではなく、例えば所定周波数の交流電圧で異なる操作状
態を発生させる操作手段でもよい。
【0036】表示手段は、液晶ドットマトリックス式の
表示画面1に限らず、他の表示手段(CRT式等)でも
よい。
【0037】特定の制御状態は、検査モードに限らず、
これ以外の例えば自己診断モード等でもよい。
【0038】電源オンに伴って通常制御状態を起動する
ための操作手段の操作状態は、上記実施例のように、2
つの異なる操作状態をオン状態とオフ状態とに設定した
ときのオフ状態にするのではなく、オン状態にしてもよ
い。この場合は、操作手段がオフ状態で電源をオンし、
且つその電源オン状態で操作手段をオフ状態に操作する
に伴って、特定の制御状態が起動するように構成する。
【0039】作業機械は、例示したコンバインに限ら
ず、他の農作業用の機械でもよく、又、農作業用以外の
建設機械等でもよい。
【0040】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバインの脱穀部の側面透視図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】操作手段及び表示手段を備えた表示パネルの正
面図
【図6】制御作動を示すタイムチャート
【図7】制御状態の表示を示す表示画面の図
【符号の説明】
3 操作手段 1 表示手段 100 制御手段 S1〜S9 機械各部 M1〜M6 機械各部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動式の操作手段(3)と、制御情報表
    示用の表示手段(1)と、前記操作手段(3)からの入
    力情報に基づいて複数の制御状態のうちの1つの制御状
    態に切り換え、且つ、その各制御状態の内容を表示する
    ように前記表示手段(1)を作動させる制御手段(10
    0)とが設けられた作業機械の制御装置であって、 前記操作手段(3)が、2つの異なる操作状態に切換自
    在に構成され、 前記制御手段(100)は、前記操作手段(3)が前記
    2つの操作状態のうちの1つの操作状態のときに駆動電
    源がオンし、且つその駆動電源がオンの状態で前記操作
    手段(3)が他の1つの操作状態に変化するに伴って、
    前記各制御状態のうちの特定の制御状態を起動するよう
    に構成されている作業機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記特定の制御状態が検査モードに設定
    され、 前記制御手段(100)は、前記検査モードにおいて、
    前記操作手段(3)が前記2つの操作状態の間で切換操
    作される毎に、機械各部(S1〜S9,M1〜M6)に
    ついての検査夫々を実行する各個別モードに順次切り換
    え、且つ、その各個別モードの内容を前記表示手段
    (1)に表示するように構成されている請求項1記載の
    作業機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(100)は、前記操作手
    段(3)が前記2つの操作状態のうちのいずれか1つの
    操作状態のときに駆動電源がオンするに伴って通常制御
    状態を起動するように構成されている請求項1又は2記
    載の作業機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(100)は、前記通常制
    御状態において、前記操作手段(3)が前記2つの操作
    状態の間で切換操作される毎に、前記表示手段(1)に
    前記機械各部(S1〜S9,M1〜M6)の制御状態を
    順次表示するように構成されている請求項3記載の作業
    機械の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段(100)は、前記通常制
    御状態において前記機械各部(S1〜S9,M1〜M
    6)のいずれかの異常を検出するに伴って異常制御モー
    ドを起動し且つ前記表示手段(1)を通常表示から前記
    機械各部(S1〜S9,M1〜M6)の異常状態を表示
    する異常表示に切り換え、その異常制御モードにおいて
    前記操作手段(3)が前記2つの操作状態の間で切換操
    作されるに伴って前記表示手段(1)の表示を通常表示
    に戻すように構成されている請求項1、2、3又は4記
    載の作業機械の制御装置。
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