JP3310572B2 - コンバインの表示式操作案内装置 - Google Patents

コンバインの表示式操作案内装置

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JP3310572B2
JP3310572B2 JP05269797A JP5269797A JP3310572B2 JP 3310572 B2 JP3310572 B2 JP 3310572B2 JP 05269797 A JP05269797 A JP 05269797A JP 5269797 A JP5269797 A JP 5269797A JP 3310572 B2 JP3310572 B2 JP 3310572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者が読み取り
可能にメッセージを表示する表示部と、作業装置を適正
運転状態に保つために操作すべき操作情報をメッセージ
として前記表示部に表示させる管理部とが設けられたコ
ンバインの表示式操作案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるコンバインの表示式操作案内装置
において、従来は、コンバインに装備されている作業装
置を適正運転状態に保つために操作すべき操作情報がメ
ッセージとして表示部に表示されるようになっていて、
運転者が表示部に表示された前記メッセージを読み取っ
て、そのメッセージにしたがって操作するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転者が前
記メッセージに基づく操作をし忘れたり、その操作が行
われたものの、その操作では作業装置を適正運転状態に
保つことができないような場合があるが、そのような場
合は、作業装置の運転状態が不適正な状態になる。しか
しながら、従来では、単に前記メッセージが表示部に表
示されるだけであるので、上述のように、作業装置の運
転状態が不適正な状態になった場合、作業装置の運転状
態を適正な状態にするために、次に適切な操作を行うこ
とができない虞があり、改善が望まれていた。本発明
は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的
は、コンバインに装備されている作業装置を適正運転状
態に保つために行われるべき運転者の実操作に伴って、
作業装置の運転状態が不適正になったときに、運転者が
作業装置の運転状態を適正な状態にするための次期操作
を適切に行うことができるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、作業装置を適正運転状態に保つために初期
に行うべき初期操作情報が第1メッセージとして表示部
に表示され、その後に、その第1メッセージに基づいて
運転者によって行われる実操作の検出情報及び作業装置
の運転情報に基づいて、運転者が次に行うべき次期操作
情報が第2メッセージとして、第1メッセージに代えて
表示部に表示される。つまり、運転者が第1メッセージ
に基づく操作をし忘れたり、その操作が不適正であった
り、あるいは、その操作が行われたもののその操作では
作業装置を適正運転状態に保つことができなかった場
合、それらのことが、実操作の検出情報や作業装置の運
転情報に反映され、それら実操作の検出情報や作業装置
の運転情報に基づいて、作業装置の運転状態を適正な状
態にするために次に行うべき次期操作情報が第2メッセ
ージとして表示部に表示されるので、その第2メッセー
ジに基づいて、運転者は、次期操作を適切に行うことが
できる。従って、コンバインに装備されている作業装置
を適正運転状態に保つために行われるべき運転者の実操
作に伴って、作業装置の運転状態が不適正になったとき
に、運転者が作業装置の運転状態を適正な状態にするた
めの次期操作を適切に行うことができるようになった。
【0005】請求項2に記載の特徴構成によれば、走行
用変速装置が人為操作自在に設けられ、作業装置とし
て、選別装置が備えられ、その選別装置に備えられた揺
動選別板の漏下開度を調節するための開度情報を設定す
る開度情報設定手段が、人為操作自在に設けられ、その
開度情報設定手段による設定情報が、運転者によって行
われる実操作の操作情報として用いられ、作業装置の運
転情報として揺動選別板上の選別処理物の量が、処理物
量検出手段により検出される。
【0006】そして、開度情報設定手段による設定開度
情報が前記漏下開度を最大に設定すべき最大開度情報で
はなく、且つ、処理物量検出手段の検出処理物量が設定
上限量以上のときは、選別装置の運転状態を適正状態に
保つために、前記検出処理物量が設定上限量以下になる
ように漏下開度が大きくなるように調節する必要がある
ので、前記第1メッセージとして、前記漏下開度を大に
変更調節するための開度情報を設定すべきメッセージを
表示させる。前記第1メッセージに基づいて、開度情報
設定手段が操作されて、最大開度情報に設定されたにも
かかわらず、例えば、選別装置への選別処理物の供給量
が過大であり、前記検出処理物量が設定上限量以上にな
っていれば選別装置の運転状態が不適正になる場合があ
る。そこで、そのような場合は、選別装置の運転状態を
適正状態にするために、コンバインの走行速度を減速し
て、選別装置に対する選別処理物の供給量を減少させる
必要があるので、開度情報設定手段による設定開度情報
が前記最大開度情報であり、且つ、処理物量検出手段の
検出処理物量が前記設定上限量以上のときは、前記第2
メッセージとして、走行用変速装置を減速操作すべきメ
ッセージを表示させる。従って、選別装置の運転状態を
適正状態にするために漏下開度が最大になるように運転
者によって実操作されたにも関わらず、選別装置の運転
状態が不適正なときは、走行速度を減速すべきメッセー
ジが表示されるので、そのメッセージに基づいて、選別
装置の運転状態を適正な状態にするための次期操作を適
切に行うことができる。
【0007】請求項3に記載の特徴構成によれば、作業
装置としての動力装置が、人為操作式の回転数調節手段
によって回転数が変更調節自在に構成され、運転者によ
って行われる実操作の操作情報として、動力装置の回転
数が回転数検出手段により検出され、作業装置の運転情
報として、動力装置に作業用の負荷がかかっている負荷
状態か、負荷がかかっていない無負荷状態かが、負荷状
態検出手段により検出される。
【0008】動力装置の運転状態を適正に保つために、
無負荷状態において、動力装置の回転数を予め設定され
た目標回転数に調節する必要がある。そこで、回転数検
出手段及び負荷状態検出手段の検出情報に基づいて、無
負荷状態のときは、前記第1メッセージとして、回転数
検出手段にて検出された検出回転数を示す情報と、前記
目標回転数を示す情報とを表示させる。そして、運転者
は、第1メッセージに基づいて、前記検出回転数が前記
目標回転数になるように、回転数調節手段を操作するこ
とができる。運転者が前記第1メッセージに基づく操作
をし忘れたり、その操作が不適正であったりすると、負
荷状態のときの動力装置の回転数が予め設定された作業
用適正回転数未満となって、動力装置の運転状態が不適
正になる。そこで、回転数検出手段及び負荷状態検出手
段の検出情報に基づいて、前記負荷状態で、且つ、前記
検出回転数が前記作業用適正回転数未満のときは、前記
第2メッセージとして、動力装置の回転数を増大させる
ように回転数調節手段を操作すべきメッセージを表示さ
せる。従って、運転者は、前記第2メッセージに基づい
て、負荷状態での動力装置の運転状態を適正な状態にす
るための次期操作を適切に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を作業機械としての
農作業用のコンバインに適用した場合の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。コンバインは、図1に
示すように、左右一対のクローラ走行装置11を備える
機体Vの前部に刈取部12が設けられ、その刈取部12
の後方に、操縦部13、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀
部14、脱穀部14から供給される穀粒を貯溜するグレ
ンタンク15等が搭載されている。
【0010】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、穀稈の引き起こし装置17、引き起こした穀稈の
株元を切断する刈り刃18、及び、刈取穀稈を先端側で
受け取って脱穀部14まで搬送する搬送装置19を備え
ている。又、刈取部12の地面からの高さを検出する超
音波センサS1と、穀稈が触れるとオン作動して刈取り
作業中であることを検出する株元センサS2とが設けら
れている。超音波センサS1による地面からの高さ情報
は、穀稈を刈り取るときの刈高制御に用いられ、株元セ
ンサS2の検出情報は制御起動条件の一つとして用いら
れる。
【0011】又、脱穀部14における扱深さを適正状態
に維持するために、搬送装置19にて搬送される搬送穀
稈の穂先位置を検出するために、稈長方向に所定間隔を
隔てた一対の穂先センサS3(図8参照)が設けられて
いる。そして、この一対の穂先センサS3の間に穀稈の
穂先が位置するように、その穂先センサS3の検出情報
に基づいて、搬送装置19の搬送先端側を後端側に対し
て稈長方向に揺動させて扱深さを調節している。
【0012】左右のクローラ走行装置11は、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されている。こ
れによって、地面の傾きにかかわらず機体Vを水平に維
持したり、設定角度に維持するローリング制御を可能に
している。このために、機体Vの水平に対する傾きを検
出するローリングセンサS4が設けられている。
【0013】脱穀部14は、図2に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。扱室Aで脱穀された処理物のう
ち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網2
7から選別装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網2
7の後端部より選別装置Bに落下する。
【0014】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、図5に示すよう
に、複数の帯板状部材29aが所定間隔毎に前後方向に
並設されたものである。各帯板状部材29aは左右軸芯
周りに回動自在に左右の側板に枢着され、下端部がリン
ク29bにて枢支連結されている。従って、リンク29
bを前後方向に移動操作すると、各帯板状部材29aが
同時に回動し、各帯板状部材29aの隣接間隔tが変化
する。この間隔tが揺動選別板24における漏下開度
(チャフ開度)に相当する。
【0015】チャフ開度の調節は、チャフ開度調節用モ
ータM6の回転方向を正逆方向に変更操作することによ
って行われる。そのチャフ開度調節用モータM6の正逆
操作はギア式の連係機構36、揺動アーム37、ワイヤ
38によってリンク29bの前後移動に変換されて、上
記の如くチャフ開度が変更される。尚、揺動アーム37
の回動角度からチャフ開度を検出するためのポテンショ
メータ利用のチャフ開度センサS8(図8参照)が設け
られている。
【0016】トウミ23は、揺動選別板24上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は、ファンケー
スカバー23aの開度を大きくするほどその開口部から
逃げる風量が増加して、揺動選別板24上の選別処理物
に及ぼす風力(トウミ風力という)が小さくなる。トウ
ミ風力を検出するポテンショメータ利用のトウミ風力セ
ンサS9(図8参照)が設けられている。尚、上記藁屑
はファン等によって機外に排出されるが、その排出詰ま
り状態を検出する排わらセンサS11(図8参照)が設
けられている。
【0017】又、図2及び図6に示すように、チャフシ
ーブ29上の選別処理物(穀粒等)の層厚を検出するた
めに、層厚センサS10が、チャフシーブ29の上方に
設けられている。層厚センサS10は、横軸芯周りに揺
動自在に垂下された板状部材T1,T2と、その板状部
材T1,T2の後方(処理物の搬送方向)への回動角度
を抵抗値に変換するポテンショメータPMからなる。選
別処理物の層厚が小さいときは板状部材T1が選別処理
物に接当して後方へ回動し、層厚が大きくなると板状部
材T2が選別処理物に接当して後方へ回動するように構
成されている。
【0018】上記構成により、選別処理物の量が多くな
ってその層厚が大きくなるほど板状部材T1,T2の回
動角度が大きくなるので、ポテンショメータPMの抵抗
値(に対応する電圧値)から選別処理物の層厚即ち選別
処理物の量を検出することができ、この層厚センサS1
0にて、揺動選別板24上の選別処理物の量を検出する
処理物量検出手段が構成される。
【0019】尚、グレンシーブ30から漏下する穀粒は
揺動選別板24の下方に設けられた一番口25から回収
されてグレンタンク15に貯溜され、チャフシーブ29
の後端やグレンシーブ30の後端から落下する穀粒と藁
屑との混合物は二番口26から回収されて揺動選別板2
4に還元される。
【0020】次に、動力伝達系を図3に示す。機体Vに
搭載された動力装置としてのディーゼル式のエンジンE
の出力は、脱穀クラッチ31を介して脱穀部14に伝達
されると共に、走行クラッチ32及び無段変速装置33
を介してクローラ走行装置11のミッション部34に伝
達される。ミッション部34に伝達された出力の一部
は、刈取クラッチ35を介して刈取部12に伝達され
る。S7は、脱穀クラッチ31の入切状態を検出する脱
穀スイッチであり、S5は、エンジンEのフライホイー
ルリングギアに磁界を作用させて、単位時間当りの歯数
に対応する周波数の正弦波を得る電磁ピックアップから
なるエンジンEの回転数検出用の回転数センサ(回転数
検出手段に相当する)であり、S6は、ミッション部3
4に設けた車速検出用の車速センサである。又、ミッシ
ョン部34には、ステアリング状態を前進状態、後進状
態、及び中立状態に切り換えるための切換機構が設けら
れ、そのステアリングの中立状態を検出する中立スイッ
チS12と、後進状態を検出する後進スイッチS13と
が設けられている(図8参照)。
【0021】図7に示すように、前記エンジンEは、ガ
バナ41の調速レバー42を揺動させることによって出
力が変更される。調速レバー42は、図示しないバネ等
によって図の始動用位置に向けて復帰付勢されるととも
に、レリーズワイヤ43によって連動連結された手動調
節レバー44によって人為的に操作され、この手動調節
レバー44は、摩擦保持機構45によって現在の操作位
置で保持できるようになっている。そして、調速レバー
42を手動調節レバー44にて所望の位置に操作させる
ことによって、ガバナ41が設定出力状態に調節され
る。つまり、この手動調節レバー44が、エンジンEの
回転数を変更調節する人為操作式の回転数調節手段に対
応する。通常は、手動調節レバー44を始動用位置に操
作してエンジンEを始動させた後、無負荷状態でエンジ
ン回転数がセット用回転数Ns状態となる位置まで出力
増加側に操作する。
【0022】車速を増減するための無段変速装置33
(走行用変速装置に相当する)は、シフトレバー(図示
せず)によって手動操作されると共に車速制御用電動モ
ータM5(図8参照)によって自動操作される。
【0023】図4に示すように、各制御の起動・停止等
の指令情報を入力したり、コンバインの運転において作
業者に知らせるべき報知情報等の各種情報を表示するた
めの表示パネルユニットUが、液晶ディスプレイモジュ
ールとメンブレンキーボードを組み合わせた一体型のパ
ネルとして、操縦部13のオペレータが見やすく操作し
やすい位置に設けられている。表示パネルユニットUの
前面には、表示画面1と、情報入力用のキー入力部2,
3,4とが設けられている。表示画面1は、ドットマト
リックス式の液晶グラフィックディスプレイで構成さ
れ、この画面上に、少なくとも、アワーメータ(稼働時
間)、エンジン回転数、負荷状態等のコンバインの稼働
情報を含む各種の報知情報が表示される。キー入力部
2,3,4は、押しボタン式のスイッチで構成され、各
制御の起動・停止スイッチ2、切換スイッチ3及び記憶
スイッチ4からなる。
【0024】次に、コンバインの制御構成を図8に示
す。メータ用コントローラ7と制御ユニット8とが、夫
々マイクロコンピュータを利用して構成されるととも
に、RS485インターフェース形式で相互に通信自在
に接続されている。前記センサ類のうちの株元センサS
2、穂先センサS3、回転数センサS5、脱穀スイッチ
S7、排わらセンサS11、中立スイッチS12、後進
スイッチS13及び、燃料の残量を検出する燃料センサ
S15の各検出情報がメータ用コントローラ7に入力さ
れ、超音波センサS1、ローリングセンサS4、車速セ
ンサS6、チャフ開度センサS8、トウミ風力センサS
9及び層厚センサS10の各検出情報が、制御ユニット
8に入力されている。そして、上記各センサの情報は、
メータ用コントローラ7によって集中して管理され、前
述の報知情報として表示画面1に表示される。
【0025】又、刈り取り対象作物の濡れ具合等の条件
に応じて、揺動選別板24のチャフ開度を調節するため
の目標開度を微調整するチャフ調節ボリュームVRが設
けられ、このチャフ調節ボリュームVRの設定情報が制
御ユニット8に入力されている。又、自動車速制御を実
行するか否かを設定するための車速オートスイッチS1
4が設けられ、この車速オートスイッチS14の設定情
報も制御ユニット8に入力されている。尚、車速オート
スイッチS14は、図4に示すように、各制御に対応さ
せて起動・停止スイッチ2に備えられた複数個のスイッ
チの内の1個にて構成されている。
【0026】一方、メータ用コントローラ7からは、扱
深さ調節用のアクチュエータ(揺動用モータ)M1、A
ES(自動エンジン停止)用のアクチュエータ(リレー
等)M2、警報用ランプ39、及び、警報用ブザー40
に対する駆動信号が出力され、制御ユニット8からは、
刈高制御用及びローリング制御用の各アクチュエータM
3〜M4、車速制御用、チャフ開度調節用及びトウミ風
力調節用の各電動モータM5〜M7に対する駆動信号が
出力されている。尚、上記AES用アクチュエータM2
は、運転状態の異常等が検出されるに伴って(例えば、
前記排わらセンサS11がオンしたときに)作動してエ
ンジンへの燃料供給をカットし、エンジンを自動停止さ
せる。そして、メータ用コントローラ7及び制御ユニッ
ト8は、各センサの検出情報や予め設定した制御情報等
に基づいて、各アクチュエータM1〜M4や電動モータ
M5〜M7等を駆動して、前述の各制御(扱深さ制御、
AES制御、刈高制御、ローリング制御、選別制御、車
速制御その他)を実行する。
【0027】次に、制御ユニット8による選別制御及び
車速制御について説明を加える。株元センサS2と脱穀
スイッチS7とがオン状態で、且つ、中立スイッチS1
2と後進スイッチS13とがオフ状態であって、車速が
0.05m/sec以上である作業条件が成立している
ことで、選別制御実行のための起動条件が成立し、前記
作業条件の成立に加えて、車速オートスイッチS14が
オン状態であることで、車速制御実行のための起動条件
が成立する。
【0028】選別制御実行のための起動条件が成立する
と、制御ユニット8は、層厚センサS10の検出情報に
基づいて、揺動選別板24のチャフ開度が、揺動選別板
24上の選別処理物の量が多くなるほど大に設定される
目標開度になるように、チャフ開度調節用モータM6を
作動し、並びに、トウミ風力が、揺動選別板24上の選
別処理物の量が多くなるほど大に設定される目標風力に
なるように、トウミ風力調節用モータM7を作動する。
尚、制御ユニット8は、この選別制御を行うのに、記憶
されている関係テーブルに基づいて、層厚センサS10
の検出値に対応する目標開度及び目標風力を設定し、各
目標値とチャフ開度センサS8又はトウミ風力センサS
9の検出値との偏差をゼロにするように制御する。
【0029】次に、前記目標開度の設定の仕方について
説明する。先ず、図9(a)に基づいて、チャフ調節ボ
リュームVRによる基準目標値(T)が設定される。こ
の基準目標値(T)は、予め設定された標準目標値
(2.5V)にチャフ調節ボリュームVRによる補正値
(±1V)を加えたものである。次に、図9(b)に基
づいて、エンジン負荷による第1補正値(L)を求め
る。エンジン回転数は、エンジン負荷が増加するほど低
下するので、負荷は、回転数センサS5の検出値から求
められ、ここでは、前記セット用回転数Nsに対するエ
ンジン回転数の低下量を負荷としている。次に、図9
(c)に基づいて、層厚センサS10にて検出される検
出処理物量による第2補正値(C)を求める。結局、基
準目標値(T)に第1及び第2補正値を加えたもの(T
+L+C)が目標開度になる。つまり、目標開度は電圧
値で設定される。
【0030】前記目標風力の設定の仕方は、詳述は省略
するが、前記目標開度と同様に、トウミ調節ボリューム
(図示せず)による基準目標値(T)に、エンジン負荷
による第1補正値(L、図示せず)と、層厚センサS1
0にて検出される検出処理物量による第2補正値(C、
図示せず)を加えたもの(T+L+C)が目標風力にな
る。
【0031】尚、詳述はしないが、基準目標値(T)、
第1補正値(L)及び第2補正値(C)は、稲、麦、大
豆等の刈り取り対象作物の種類に応じて設定されて記憶
されている。又、図示はしないが、刈り取り対象作物の
種類を選択して切り換える作物切換スイッチが設けら
れ、その作物切換スイッチにて設定された作物に対応す
る基準目標値(T)、第1補正値(L)及び第2補正値
(C)に基づいて、前記目標開度や前記目標風力が設定
される。
【0032】車速制御実行のための起動条件が成立する
と、制御ユニット8は、回転数センサS5の検出値から
求められた前記負荷が目標負荷範囲になるか否かを調
べ、前記負荷が前記目標負荷範囲よりも大きい場合に
は、前記無段変速装置33を所定量減速操作し、前記負
荷が前記目標負荷範囲よりも小さい場合には、前記無段
変速装置33を所定量増速操作し、前記負荷が前記目標
負荷範囲のときには、変速操作を行わない。但し、前記
車速制御において、車速センサS6の検出情報に基づい
て、車速が、予め設定された上限車速を越えないように
制御される。
【0033】表示パネルユニットUにおける表示画面1
の表示作動の制御及びキー入力部2,3,4の作動状態
の検出は、メータ用コントローラ7にて行われる。起動
・停止スイッチ2は、前述の各制御に対する起動及び停
止を指示するために、図4に示すように各制御に対応す
る複数のスイッチを有し、各スイッチは起動及び停止に
兼用されている。つまり、作動中の制御に対応するスイ
ッチを押すと、その制御が停止され、停止中の制御に対
応するスイッチを押すとその制御が起動される。切換ス
イッチ3は、制御状態を手動切り換えするために、2つ
の異なる操作状態、具体的には、スイッチを押してアー
スに接続したオン状態と、スイッチを押さないオープン
状態とに切換自在に構成されている。
【0034】前記メータ用コントローラ7はメモリ7A
を備えている。そして、このメモリ7Aには、搭載され
たエンジンEに応じて、無負荷状態において設定すべき
セット用回転数Nsの情報として、例えば、中心値26
00rpmと、これの上下設定許容範囲の各値が予め記
憶されている。
【0035】表示画面1が、運転者が読み取り可能にメ
ッセージを表示する表示部に相当し、前記メータ用コン
トローラ7を利用して、作業装置Dを適正運転状態に保
つために操作すべき操作情報をメッセージとして表示画
面1に表示させる管理部100が構成されている。そし
て、その管理部100が、作業装置Dを適正運転状態に
保つために初期に行うべき初期操作情報を第1メッセー
ジとして表示画面1に表示させた後において、その第1
メッセージに基づいて運転者によって行われる実操作の
検出情報及び作業装置Dの運転情報に基づいて、運転者
が次に行うべき次期操作情報を第2メッセージとして、
前記第1メッセージに代えて記表示画面1に表示させる
ように構成されている。
【0036】選別装置Bが作業装置Dに相当し、その選
別装置Bは、上述のように、それに備えられた揺動選別
板24のチャフ開度がチャフ開度調節用モータM6によ
り調節自在に構成されている。チャフ調節ボリュームV
Rにて、揺動選別板24のチャフ開度を調節するための
開度情報を設定する開度情報設定手段が構成され、その
開度情報設定手段が人為操作自在に設けられている。つ
まり、運転者は、刈り取り対象作物の濡れ具合等の条件
に応じて、チャフ調節ボリュームVRを調節することに
なる。従って、このチャフ調節ボリュームVRの設定開
度情報が、運転者によって行われる実操作の操作情報に
相当する。そして、チャフ調節ボリュームVRが最大に
調節されることが、開度情報がチャフ開度を最大に設定
すべき最大開度情報に設定されることに相当する。前記
処理物量検出手段に相当する層厚センサS10により、
作業装置Dの運転情報として、揺動選別板24上の選別
処理物の量が検出される。
【0037】そして、管理部100は、チャフ調節ボリ
ュームVRの設定開度情報、及び、層厚センサS10の
検出処理物量に基づいて、前記設定開度情報が前記最大
開度情報ではなく、且つ、前記検出処理物量が設定上限
量以上のときは、前記第1メッセージとして、図11に
示すように、チャフ開度を大に変更調節するための開度
情報を設定すべきメッセージ(第1シーブ警報)を表示
させ、並びに、前記設定開度情報が前記最大開度情報で
あり、且つ、前記検出処理物量が設定上限量以上のとき
は、前記第2メッセージとして、図12に示すように、
無段変速装置33を減速操作すべきメッセージ(第2シ
ーブ警報)を表示させるように構成されている。尚、メ
ータ用コントローラ7はメモリ7Aには、前記設定上限
量が予め設定されて記憶されている。
【0038】又、動力装置としてのエンジンEが作業装
置Dに相当し、そのエンジンEが、上述のように、手動
調節レバー44によって回転数が変更調節自在に構成さ
れている。回転数センサS5により検出されるエンジン
回転数が、運転者によって行われる実操作の操作情報に
相当する。株元センサS2と脱穀スイッチS7とがオフ
状態で、且つ、中立スイッチS12がオン状態のとき
は、エンジンEに対して負荷がかかっていない無負荷状
態である。又、株元センサS2と脱穀スイッチS7とが
オン状態で、且つ、中立スイッチS12と後進スイッチ
S13とがオフ状態のときは、脱穀部14及びクローラ
走行装置11が駆動されて、走行しながら穀稈を刈り取
る状態であり、エンジンEに対して刈り取り作業中の負
荷がかかっている刈り取り負荷状態である。又、株元セ
ンサS2がオフ状態で、脱穀スイッチS7がオン状態の
ときは、非刈り取り作業中の負荷がかかっている非刈り
取り負荷状態である。従って、株元センサS2、脱穀ス
イッチS7、中立スイッチS12及び後進スイッチS1
3から、エンジンEの運転情報として、エンジンEに作
業用の負荷がかかっている負荷状態か、負荷がかかって
いない無負荷状態かを検出する負荷状態検出手段Hが構
成される。
【0039】そして、管理部100は、回転数センサS
5及び負荷状態検出手段H夫々の検出情報に基づいて、
前記無負荷状態のときは、前記第1メッセージとして、
図10の(ロ)及び(ハ)に示すように、回転数センサ
S5にて検出された検出回転数を示す情報1aと、エン
ジンEの回転数を合わせるための目標回転数(セット用
回転数Nsに相当する)を示す情報1bとを表示させる
エンジン回転表示を行うように構成されている。並び
に、管理部100は、前記非刈り取り負荷状態で、且
つ、前記検出回転数が予め設定された非刈り取り作業用
適正回転数Nu未満のときは、前記第2メッセージとし
て、図13に示すように、エンジン回転数を増大させる
ように手動調節レバー44を操作すべきメッセージ(回
転数警報)を表示させるとともに、警報用ランプ39を
点灯させるように構成され、又、前記刈り取り負荷状態
で、且つ、前記検出回転数が予め設定された刈り取り作
業用適正回転数Nd未満のときは、前記第2メッセージ
として、図13に示すように、前記回転数警報を表示さ
せるとともに、警報用ブザー40を作動させるように構
成されている。
【0040】尚、メータ用コントローラ7はメモリ7A
には、非刈り取り作業用適正回転数Nuとして例えば2
000rpm、及び、刈り取り作業用適正回転数Ndと
して例えば2250rpm(=Ns−350rpm)の
各値が予め記憶されている。
【0041】次に、コンバイン側における各制御状態の
起動について、図14に示すメータ用コントローラ7で
の制御フローチャートに基づいて説明する。メインキー
がオン操作されて駆動電源がオンすると、フラグ等の初
期設定を行ってから、制御ユニット8との間での通信制
御処理、各センサの情報に基づく報知情報の管理、表示
画面1に対する表示制御処理、及び、前述の扱深さ調節
等の各作業制御処理を行う。尚、図示しないが、制御ユ
ニット8においても、報知情報の管理、表示制御処理を
除いて、同様の通信制御処理と作業制御処理を行う。
【0042】次に、図15〜図17に制御フローチャー
トに基づいて、メータ用コントローラ7による表示制御
について説明する。表示制御処理では、表示画面1に機
械各部の制御状態を示す稼働情報を図10に示すように
順次表示する。即ち、所定時間(2秒程度)経過までは
機種表示を行い、所定時間経過後は、システムが正常状
態になるまで異常表示を行い、次に、エンジンが始動し
て設定回転数(500rpm)以上になるまでアワーメ
ータを表示して待機する。エンジン回転数が500rp
mを超えると、前記作業条件が成立するまでは、脱穀ス
イッチS7がオフ状態のとき(即ち、無負荷状態のと
き)は、前記第1メッセージとして、前記エンジン回転
表示を行い、並びに、脱穀スイッチS7がオン状態の非
刈り取り負荷状態のときは、エンジン回転数を調べ、エ
ンジン回転数が前記非刈り取り作業用適正回転数Nu以
上のときは、前記エンジン回転表示を行い、前記非刈り
取り作業用適正回転数Nu未満のときは、前記第2メッ
セージとして、図13に示すように、前記回転数警報を
表示するとともに、警報用ランプ39を点灯させる。
【0043】前記作業条件が成立すると(即ち、刈り取
り負荷状態になると)、エンジン回転数を調べ、エンジ
ン回転数が前記刈り取り作業用適正回転数Nd未満のと
きは、前記第2メッセージとして、図13に示すよう
に、前記回転数警報を表示するとともに、警報用ブザー
40を作動させ、エンジン回転数が前記刈り取り作業用
適正回転数Nd以上のときは、以下のように表示する。
即ち、車速オートスイッチS14がオン状態(車速制御
が行われている)のとき、又は、車速オートスイッチS
14がオフ状態(車速制御が行われていない)ときで、
後述するシーブ警報表示制御の実行にもかかわらず前記
第1シーブ警報又は前記第2シーブ警報を表示する条件
が成立しないときは、エンジン負荷を表示する。
【0044】車速オートスイッチS14がオフ状態のと
きに実行されるシーブ警報表示制御について説明を加え
る。シーブ警報表示制御では、層厚センサS10の検出
処理物量を調べ、検出処理物量が前記設定上限量未満の
とき、又は、検出処理物量が前記設定上限量以上の状態
が設定時間経過するまでは、そのままリターンする。検
出処理物量が前記設定上限量以上の状態が設定時間経過
すると、チャフ調節ボリュームVRの設定開度情報を調
べ、その設定開度情報が前記最大開度情報ではないとき
は、前記第1メッセージとして、図11に示すように、
前記第1シーブ警報を表示し、前記設定開度情報が前記
最大開度情報であるときは、前記第2メッセージとし
て、図12に示すように、前記第2シーブ警報を表示す
る。尚、図16のフローチャートに示すように、前記第
1シーブ警報の表示は、チャフ調節ボリュームVRによ
り設定開度情報が所定量増大されるまで継続し、チャフ
調節ボリュームVRにより設定開度情報が所定量増大さ
れたことが判別されると、前記第1シーブ警報表示に代
えてエンジン負荷表示を行う。又、前記第2シーブ警報
の表示は、車速センサS6の検出情報に基づいて、車速
が所定量減速されたことが検出されるまで継続し、車速
が所定量減速されたことが検出されると、前記第2シー
ブ警報表示に代えてエンジン負荷表示を行う。
【0045】図10の(イ)はアワーメータ(稼働時
間)表示を示し、(ロ)と(ハ)は検出回転数を示す情
報(バーグラフ)1aとセット用回転数Nsを示す情報
(チェッカーマーク)1bとを表示させるエンジン回転
表示を示し、(ニ)は、1から4までの数字で表した負
荷レベル(数字が大きいほど負荷が大きい)表示を示
す。尚、各表示の左側には、燃料残量がバーグラフ表示
されている。
【0046】エンジン回転表示においては、エンジン回
転数が高くなるとバーグラフ1aが画面右方向に移動し
てエンジン回転数の大きさを表し、セット用回転数Ns
の位置(2600rpmの位置)を示すチェッカーマー
ク1bを上記バーグラフ1a部分の上側に表示するよう
に構成されている。
【0047】更に、エンジンEの検出回転数がセット用
回転数Nsから外れているときは、バーグラフ1aを画
像濃度が薄い状態(白黒の市松模様)で表示させる(図
10の(ハ))とともに、チェッカーマーク1bを点滅
させ、エンジンEの検出回転数がセット用回転数Nsに
一致しているときは、バーグラフ1aを画像濃度が濃い
状態(黒の塗りつぶし)で表示させる(図10の
(ロ))とともに、チェッカーマーク1bを連続点灯さ
せる。
【0048】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の実施形態においては、チャフ開度を調節
するための目標開度は、チャフ調節ボリュームVRによ
り補正された基準目標値(T)に、エンジン負荷による
第1補正値(L)と検出処理物量による第2補正値
(C)を加えることにより設定する場合について例示し
たが、前記目標開度の設定の仕方は種々変更可能であ
る。例えば、チャフ調節ボリュームVRにより補正され
た基準目標値(T)に、前記第1補正値(L)及び前記
第2補正値(C)のうちのいずれか一方を加えることに
より設定してもよい。あるいは、チャフ調節ボリューム
VRのみによって、前記目標開度を設定するようにして
もよい。この場合は、チャフ開度がエンジン負荷や層厚
センサS10の検出処理物量に基づいて自動調節される
のではなく、手動にて調節されることになる。
【0049】(ロ) 前記エンジン回転表示は、上記の
実施形態において例示した表示形態以外にも種々の表示
形態が可能である。例えば、検出回転数を示す情報とセ
ット用回転数Nsを示す情報とをディジタル表示しても
よい。
【0050】(ハ) 作業装置Dとして、上記の実施形
態において例示した選別装置BやエンジンE以外にも、
種々のものが適用可能である。そして、運転者の実操作
の情報や、作業装置Dの運転情報は、適用した作業装置
Dに応じて設定することができ、それらの情報を検出す
る手段も、適用した作業装置Dに応じて構成することが
できる。又、第1メッセージや第2メッセージとして表
示するメッセージも、適用した作業装置Dに応じて設定
することができる。
【0051】(ニ) 表示部としての表示画面1として
は、上記の実施形態において例示した液晶グラフィック
ディスプレイ以外にも、CRTディスプレイ等の画像表
示装置が利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】脱穀部の透視側面図
【図3】コンバインの動力伝達図
【図4】コンバインに備えた表示パネルの正面図
【図5】揺動選別板のチャフ開度を調節するための構成
を示す図
【図6】層厚センサの構成を示す図
【図7】エンジンの回転数を調節するための構成を示す
【図8】コンバインの制御構成のブロック図
【図9】目標開度を設定するためのグラフ
【図10】稼働情報を表示する表示画面の図
【図11】第1シーブ警報を表示する表示画面の図
【図12】第2シーブ警報を表示する表示画面の図
【図13】回転数警報を表示する表示画面の図
【図14】メイン制御のフローチャートを示す図
【図15】表示制御のフローチャートを示す図
【図16】表示制御のフローチャートを示す図
【図17】表示制御のフローチャートを示す図
【符号の説明】
1 表示部 24 揺動選別板 33 走行用変速装置 44 回転数調節手段 100 管理部 B 選別装置 D 作業装置 E 動力装置 H 負荷状態検出手段 S5 回転数検出手段 S10 処理物量検出手段 VR 開度情報設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 69/00 A01D 41/12 A01D 67/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者が読み取り可能にメッセージを表
    示する表示部と、 作業装置を適正運転状態に保つために操作すべき操作情
    報をメッセージとして前記表示部に表示させる管理部と
    が設けられたコンバインの表示式操作案内装置であっ
    て、 前記管理部が、前記作業装置を適正運転状態に保つため
    に初期に行うべき初期操作情報を第1メッセージとして
    前記表示部に表示させた後において、その第1メッセー
    ジに基づいて運転者によって行われる実操作の検出情報
    及び前記作業装置の運転情報に基づいて、運転者が次に
    行うべき次期操作情報を第2メッセージとして、前記第
    1メッセージに代えて前記表示部に表示させるように構
    成されているコンバインの表示式操作案内装置。
  2. 【請求項2】 走行用変速装置が人為操作自在に設け
    られ、 前記作業装置として、選別処理物を選別処理する選別装
    置が備えられ、 その選別装置は、それに備えられた揺動選別板の漏下開
    度が調節自在に構成され、 前記揺動選別板の漏下開度を調節するための開度情報を
    設定する開度情報設定手段が人為操作自在に設けられ、 前記作業装置の運転情報として、前記揺動選別板上の選
    別処理物の量を検出する処理物量検出手段とが設けら
    れ、 前記管理部は、運転者によって行われる実操作の操作情
    報としての前記開度情報設定手段の設定開度情報、及
    び、前記処理物量検出手段の検出処理物量に基づいて、
    前記設定開度情報が前記漏下開度を最大に設定すべき最
    大開度情報ではなく、且つ、前記検出処理物量が設定上
    限量以上のときは、前記第1メッセージとして、前記漏
    下開度を大に変更調節するための開度情報を設定すべき
    メッセージを表示させ、並びに、前記設定開度情報が前
    記最大開度情報であり、且つ、前記検出処理物量が設定
    上限量以上のときは、前記第2メッセージとして、前記
    走行用変速装置を減速操作すべきメッセージを表示させ
    るように構成されている請求項1記載のコンバインの表
    示式操作案内装置。
  3. 【請求項3】 前記作業装置としての動力装置が、人
    為操作式の回転数調節手段によって回転数が変更調節自
    在に構成され、 運転者によって行われる実操作の操作情報として、前記
    動力装置の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記作業装置の運転情報として、前記動力装置に作業用
    の負荷がかかっている負荷状態か、負荷がかかっていな
    い無負荷状態かを検出する負荷状態検出手段とが設けら
    れ、 前記管理部は、前記回転数検出手段及び前記負荷状態検
    出手段夫々の検出情報に基づいて、前記無負荷状態のと
    きは、前記第1メッセージとして、前記回転数検出手段
    にて検出された検出回転数を示す情報と、前記動力装置
    の回転数を合わせるための目標回転数を示す情報とを表
    示させ、並びに、前記負荷状態で、且つ、前記検出回転
    数が予め設定された作業用適正回転数未満のときは、前
    記第2メッセージとして、前記動力装置の回転数を増大
    させるように前記回転数調節手段を操作すべきメッセー
    ジを表示させるように構成されている請求項1記載のコ
    ンバインの表示式操作案内装置。
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