JP3447608B2 - 作業機械の制御装置 - Google Patents

作業機械の制御装置

Info

Publication number
JP3447608B2
JP3447608B2 JP08288999A JP8288999A JP3447608B2 JP 3447608 B2 JP3447608 B2 JP 3447608B2 JP 08288999 A JP08288999 A JP 08288999A JP 8288999 A JP8288999 A JP 8288999A JP 3447608 B2 JP3447608 B2 JP 3447608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
machine
value
switch
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08288999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000276218A (ja
Inventor
珠喜 中
繁樹 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP08288999A priority Critical patent/JP3447608B2/ja
Publication of JP2000276218A publication Critical patent/JP2000276218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3447608B2 publication Critical patent/JP3447608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械各部の動作状
態を検出する動作状態検出手段と、前記機械各部を作動
させるための作動用アクチュエータと、基準値記憶モー
ドにおいて、前記機械各部のうちで対象とする機械各部
が基準状態にあるときの前記動作状態検出手段の検出情
報に対応する基準値の情報を基準値記憶手段に記憶させ
る基準値記憶処理を実行し、且つ、通常制御モードにお
いて、前記動作状態検出手段の検出情報及び前記基準値
記憶手段の記憶情報に基づいて前記機械各部の実動作状
態を求めて、その実動作状態の情報に基づいて前記作動
用アクチュエータの作動を制御する通常制御処理を実行
する制御手段とが設けられた作業機械の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記作業機械の制御装置では、例えば作
業機械の一例である農作業用のコンバインにおいて、刈
取部や脱穀部等の機械各部の動作状態を検出する動作状
態検出手段である各種のセンサーの情報に基づいて、刈
取部や脱穀部等の動作を適切に制御するために、機械各
部を基準状態に動作させたときのセンサーの検出値を基
準値としてメモリに記憶させておき、実際の制御では、
各センサーの検出値を上記基準値の情報と対照させて機
械各部の実動作状態を的確に示す情報を求め、その実動
作状態の情報に基づいて電動モータ等の作動用アクチュ
エータの作動を制御して機械各部を動作させるようにし
ている。
【0003】そして、上記基準値の情報を記憶させる場
合に、従来では、例えば特開平10−91233号公報
に示されるように、対象とする機体各部が基準状態にな
るように、オペレータが手動スイッチ等にて機械各部を
手動操作する操作指令を入力すると、制御手段がその手
動操作指令に従ってアクチュエータを作動させて機械各
部を作動させ、その作動によって機体各部が基準状態に
なったとオペレータが判断すると、スイッチ等にて基準
値の記憶処理を指令して、制御手段にそのときのセンサ
ーの検出値に対応する基準値の情報を記憶させるように
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、オペレータが手動操作によって機体各部を
基準状態に動作させるとともに、基準状態になったこと
を判断して基準値の記憶処理を指令するようにしていた
ので、基準値記憶処理を行う場合に、オペレータの操作
負担が過大になるとともに、基準状態でない状態でオペ
レータが誤って記憶指令を指令すると、不適正な基準値
の情報が記憶されるおそれがあった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みて為されたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消さ
せるべく、基準値記憶処理を行う場合において、オペレ
ータの操作負担を極力軽減しながら、不適正な基準値の
情報が記憶されることを適切に防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、冒頭
に記載した作業機械の制御装置において、前記制御手段
は、前記基準値記憶モードにおいて、前記機械各部のう
ちで対象とする機械各部が基準状態になるように前記作
動用アクチュエータを自動的に作動させて、その作動に
よって前記対象とする機械各部が基準状態になったとき
の前記動作状態検出手段の検出情報を、前記基準値とし
て求めるように構成されている。つまり、基準値記憶モ
ードにおいて、対象とする機械各部が基準状態になるよ
うに、その機械各部を作動させるための作動用アクチュ
エータが自動的に作動され、そのアクチュエータの自動
作動によって対象とする機械各部が基準状態になったと
きの動作状態検出手段の検出情報に対応して、前記基準
値の情報が求められて前記基準値記憶手段に記憶され
る。又、前記作動用アクチュエータの自動作動を確認す
る確認情報を入力する手動式の入力手段が設けられ、前
記制御手段は、前記入力手段にて前記確認情報が入力さ
れた場合にのみ、前記作動用アクチュエータを自動作動
させるように構成されている。 つまり、作動用アクチュ
エータの自動作動を確認する確認情報を入力する手動式
の入力手段にてその確認情報が入力された場合には、作
動用アクチュエータが自動作動されるが、上記入力手段
にて上記確認情報が入力されない場合には、作動用アク
チュエータは自動作動されない。
【0007】従って、基準値記憶処理の対象となる機械
各部が自動的に基準状態になるように動作されるととも
に、機械各部が基準状態になったときの動作状態検出手
段の検出情報が基準値の情報として求められるので、従
来のように、オペレータが手動操作によって機体各部を
基準状態に動作させるとともに、基準状態になったこと
をオペレータが判断して記憶処理を指令するようなもの
では、オペレータの操作負担が過大になるとともに、基
準状態でない状態でオペレータが誤って記憶指令を指令
して不適正な基準値の情報が記憶されるおそれがあるの
に比べて、オペレータの操作負担を極力軽減しながら、
不適正な基準値の情報が記憶されることを適切に防止す
ることができる。又、オペレータ等は、対象となる機械
各部を基準状態になるようにするために作動用アクチュ
エータを自動作動させてもよい場合には、確認情報を入
力して作動用アクチュエータを自動作動させる一方、例
えば対象となる機械各部の状態が基準状態に動作させる
のに不適切な状態と判断すれば、適切な状態に直した
後、上記確認情報を入力して作動用アクチュエータを自
動作動させるようなことができるので、機械各部を上記
不適切な状態から無理に動作させて、適正な基準状態に
することができない等の不都合を未然に防止することが
できる。
【0008】請求項2によれば、請求項1において、前
記制御手段は、前記作動用アクチュエータを自動作動さ
せる場合に、その作動内容を表示手段に表示させるよう
に構成され、前記表示手段に前記作動用アクチュエータ
の作動内容を表示させた状態で、前記入力手段にて前記
確認情報が入力された場合にのみ、前記作動用アクチュ
エータを自動作動させるように構成されている。つま
り、機械各部が基準状態になるように作動用アクチュエ
ータを自動作動させる場合には、そのアクチュエータの
作動内容が表示手段に表示される。従って、オペレータ
等は上記作動内容の表示を見て、その表示された作動内
容に従って動作する機械各部について、例えば表示内容
通りに適正に動作するか否かを確認する等の適切な対応
を行うことができ、もって、請求項1の好適な手段が得
られる。
【0009】
【0010】
【0011】請求項によれば、請求項において、前
記制御手段は、前記機械各部が基準状態になったときの
前記動作状態検出手段の検出値が前記基準状態に対応す
る値として許容される許容範囲内であれば、そのときの
検出値を前記基準値として求め、且つ、前記機械各部が
基準状態になったときの前記動作状態検出手段の検出値
が前記許容範囲外であれば、その検出値を前記基準値と
して求めないとともに、その動作状態検出手段の検出値
が前記許容範囲外であることを前記表示手段に表示させ
るように構成されている。
【0012】つまり、機械各部が基準状態になったとき
の動作状態検出手段の検出値がその機械各部の基準状態
に対応する値として許容される許容範囲内である場合に
のみ、その動作状態検出手段の検出値が前記基準値とし
て求められるが、機械各部が基準状態になったときの動
作状態検出手段の検出値が前記許容範囲外であれば、そ
の動作状態検出手段の検出値が前記基準値として求めら
れず、且つ、その検出値が前記許容範囲外であることが
前記表示手段に表示される。従って、機械各部が基準状
態になったときの動作状態検出手段の検出値が上記許容
範囲内つまり正常値である場合には、その機械各部につ
いて適正な基準値を記憶させることができる一方、機械
各部が基準状態になったときの動作状態検出手段の検出
値が上記許容範囲外つまり異常値である場合には、その
異常値が基準値として記憶されないとともに、その検出
値の異常が表示されるので、その異常が表示された動作
状態検出手段や機械各部を点検・修理する等の適切な処
置をすることができ、もって、請求項の好適な手段が
得られる。
【0013】請求項によれば、請求項1〜3のいずれ
か1項において、2つの異なる操作状態に変更自在な手
動式の操作手段と、前記機械各部に対して電力供給をオ
ンオフするメインスイッチとが設けられ、前記制御手段
は、前記操作手段が前記2つの操作状態のうちの1つの
操作状態のときに前記メインスイッチがオフ状態からオ
ン状態に切り換えられるに伴って、前記基準値記憶モー
ドに起動されるように構成されている。
【0014】つまり、2つの異なる操作状態に変更自在
な手動式の操作手段がその2つの操作状態のうちの1つ
の操作状態のときに、機械各部に対して電力供給をオン
オフするメインスイッチがオフ状態からオン状態に切り
換えられるに伴って、前記制御手段が、前記基準値記憶
モードに起動される。従って、機械各部に対して電力が
供給されるときに、スイッチ等の手動式の操作手段によ
って的確に起動を指示しながら、機械各部に対する通常
の制御モードとは異なる特殊な基準値記憶モードに確実
に起動させることができ、もって、請求項1〜3のいず
れか1項の好適な手段が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を作業機械としての
農作業用のコンバインに適用した場合の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。コンバインは、図1及
び図2に示すように、左右一対のクローラ走行装置11
を備える機体Vの前部に、刈取昇降用シリンダM3によ
って横軸芯X周りに上下揺動操作自在な状態で刈取部1
2が付設され、その刈取部12の後方に、操縦部13、
刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀部14、脱穀部14から
供給される穀粒を貯溜するグレンタンク15、このグレ
ンタンク15内の穀粒を排出するためのアンローダ9等
が搭載されている。ここで、上記の機体V、走行装置1
1、刈取部12、操縦部13、脱穀部14、グレンタン
ク15、アンローダ9等が機械各部に相当する。
【0016】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、穀稈の引き起こし装置17、引き起こした穀稈の
株元を切断する刈り刃18、及び、先端側で刈取穀稈を
受け取って脱穀部14まで搬送する搬送装置19を備え
ている。刈取部12の機体Vに対する昇降位置を横軸芯
X周りでの揺動角度によって検出する刈取昇降位置セン
サS11がポテンショメータに構成されて設けられ、
又、刈取部12の地面からの高さを検出する超音波セン
サS1と、穀稈が触れるとオン作動して刈取り作業中で
あることを検出する株元センサS2とが設けられてい
る。超音波センサS1による地面からの高さ情報は、穀
稈を刈り取るときの刈高制御に用いられ、株元センサS
2の検出情報は制御起動条件の一つとして用いられる。
【0017】脱穀部14における扱深さを適正状態に維
持するために、前記搬送装置19にて株元側を挟持され
ている搬送穀稈の穂先位置を検出する穂先センサS3
(図7参照)が、稈長方向に一対(穂先側と株元側)設
けられ、この一対の穂先センサS3の検出情報に基づい
て、搬送装置19の搬送先端側を後端側に対して稈長方
向に揺動させて、一対の穂先センサS3の間に搬送穀稈
の穂先が位置する適正状態(つまり、株元側センサだけ
が穀稈を検出している状態)となるように調節される。
ここで、上記搬送装置19を揺動操作する電動モータ等
が、扱深さ調節用アクチュエータM1を構成し、又、上
記扱深さ調節用アクチュエータM1による扱深さ調節位
置を検出する扱深さ位置センサS12が、上記搬送装置
19の揺動操作量を検出する回転式のポテンショメータ
に構成されて設けられている(図7参照)。尚、上記一
対の穂先センサS3において、穂先側センサが穀稈を検
出し、株元側センサが穀稈未検出のときは、浮きワラを
検出していると判断されるので、浮きワラ警報が「入」
状態に設定されていれば、ブザー等にて警報する。
【0018】機体前方に向かって左から2番目の分草具
16には、複数個の分草具16の間に形成される穀稈搬
入経路に導入される穀稈列に対する機体Vの機体横方向
での位置を検出するために、縦軸芯周りに回動自在で且
つ機体横方向位置に復帰付勢された検出バーを備えた左
右一対の方向センサS10が付設されている。つまり、
検出バーが穀稈に接当して縦軸芯周りに回動する回動状
態によって、穀稈列に対する機体Vの機体横方向での位
置が検出される。そして、機体Vが穀稈列に沿って走行
するように、上記左右の方向センサS10の検出情報に
基づいて、左右のクローラ走行装置11に対する動力の
伝達を各別に断続操作するように左右の操向クラッチを
作動させる操向用シリンダ等が設けられ、この操向用シ
リンダ等が方向制御用アクチュエータM2を構成する
(図7参照)。ここで、各操向用クラッチはディーティ
駆動され、その操向用クラッチのオフ時間に対するオン
時間の比(ディーティ比)を大きい値にして旋回力を大
きくし、小さい値にして旋回力を小さくするように、旋
回力の大きさが変更設定自在に構成されている。
【0019】左右のクローラ走行装置11が、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されるととも
に、機体Vの水平状態に対する傾きを検出するローリン
グセンサS4が設けられ、このローリングセンサS4の
検出情報に基づいて、地面の傾きにかかわらず機体Vを
水平に維持したり、設定角度に維持するローリング制御
を可能にしている。以下、左右の各クローラ走行装置1
1の機体Vへの取付け構造を説明する。図3及び図4に
示すように、機体Vを構成する前後向き姿勢の主フレー
ム49aの下方に横向きフレーム49bを連結し、この
横向きフレーム49bで左右のトラックフレーム48を
連結固定している。このトラックフレーム48の前後端
夫々には駆動スプロケット47とテンションスプロケッ
ト46とが取付け固定され、又、各トラックフレーム4
8には、複数個の遊転輪体45を枢支した前後可動フレ
ーム44が相対上下動可能に装着され、遊転輪体45群
の中間位置にはトラックフレーム48に上下揺動可能に
遊転輪体43が支承されている。前後可動フレーム44
の前後位置には、トラックフレーム48に上下揺動可能
に枢支された前後ベルクランク41A,41Bの下端が
取付けられるとともに、前後ベルクランク41A,41
Bが連結ロッド42で連結され、かつ、後ベルクランク
41Bの上端には、機体Vをクローラ走行装置11の接
地部に対して昇降操作する昇降操作用の油圧式のローリ
ング用昇降シリンダ40が連結されている。ここで、上
記左右のローリング用昇降シリンダ40等が、ローリン
グ制御用アクチュエータM4を構成する(図7参照)。
これにより、左右のローリング用昇降シリンダ40を同
一方向に同量だけ伸縮作動させて、機体Vをクローラ走
行装置11の接地部に対して上昇又は下降させたり、あ
るいは、左右のローリング用昇降シリンダ40を異なる
作動量で伸縮作動させて、機体Vの左右傾斜姿勢を設定
姿勢にする等の操作ができる。
【0020】そして、左右の各クローラ走行装置11に
おいて、後ベルクランク41Bのトラックフレーム48
に対する揺動動作量を検出して、各クローラ走行装置1
1の接地部に対する昇降位置を検出するポテンショメー
タ式の各機体昇降センサ17a,17bが設けられ、
又、後ベルクランク41Bの揺動動作の両端位置にリミ
ットスイッチ51,52が設けられている。つまり、機
体がクローラ走行装置11の接地部に対して最も上昇し
た機体上限位置を検出する上限リミットスイッチ51
と、機体がクローラ走行装置11の接地部に対して最も
下降した機体下限位置を検出する下限リミットスイッチ
52とが設置され、これにより、後ベルクランク41B
ひいてはローリング用昇降シリンダ40が可動ストロー
ク端に達したかどうかを検出している。
【0021】前記アンローダ9は、先端部に下向き姿勢
の排出口9aを備え、基端側が横軸芯Z周りに油圧シリ
ンダ62によって上下揺動操作自在な状態で支持部10
に支持され、その支持部10が、旋回操作用の電動モー
タ63によって縦軸芯Y周りに旋回操作自在な状態で機
体Vに枢支されている。そして、上記支持部10の旋回
位置を検出するポテンショメータにて構成されたアンロ
ーダ位置センサS6と、上記アンローダ9の揺動角度を
検出するポテンショメータにて構成されたアンローダ昇
降センサS19とが設けられるとともに、上記油圧シリ
ンダ62や電動モータ63等にて、アンローダ制御用ア
クチュエータM5が構成されている(図7参照)。尚、
図2には、刈取作業中等においてアンローダ9を格納用
のホーム位置に操作した状態が示されている。
【0022】脱穀部14は、図5に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。扱室Aで脱穀された処理物のう
ち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網2
7から選別装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網2
7の後端部より選別装置Bに落下する。
【0023】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、処理物移送方向
に並置された複数個の帯板状部材が、チャフ開度調節用
モータM6によって水平軸芯周りに同時に角度を変える
ように揺動操作されて、隣接する帯板状部材の間隔(チ
ャフ開度という)が変更され、このチャフ開度を検出す
るポテンショメータ利用のチャフ開度センサS8(図7
参照)が設けられている。S15は、揺動選別板24上
の処理物の層厚を検出するシーブセンサである。トウミ
23は、揺動選別板24上の藁屑を吹き飛ばすためのも
のであり、後方側のファンケースカバー23aをトウミ
風力調節用モータM7にて開閉操作することにより、そ
の開度が大きいほど前方側への風力が小さくなるよう
に、揺動選別板24上の処理物に及ぼす風力(トウミ風
力という)が変更され、このファンケースカバー23a
の開度状態を検出して、トウミ風力を検出するトウミ風
力センサS9(図7参照)が設けられている。
【0024】選別装置Bについては、稲、麦、大豆等の
作物の種類、前記シーブセンサS15や後述の車速セン
サS16にて検出される処理物の量、湿気等の条件に応
じてチャフ開度及びトウミ風力を調節する制御(選別制
御)が行われる。尚、グレンシーブ30から漏下する穀
粒は揺動選別板24の下方に設けられた一番口25から
回収されてグレンタンク15に貯溜され、チャフシーブ
29の後端やグレンシーブ30の後端から落下する穀粒
と藁屑との混合物は二番口26から回収されて揺動選別
板24に還元される。
【0025】次に、動力伝達系を図6に示す。機体Vに
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ31を介
して脱穀部14に伝達されると共に、走行クラッチ32
及び無段変速装置33を介してミッション部34に伝達
される。ミッション部34に伝達された出力は、図示し
ない副変速装置によって高速、標準、及び倒伏のいずれ
のかの状態に切り換えられて、クローラ走行装置11に
伝達される。又、ミッション部34に伝達された出力の
一部は、刈取クラッチ35を介して刈取部12に伝達さ
れる。図において、S7は、脱穀クラッチ31の入切状
態を検出する脱穀スイッチであり、S16は、ミッショ
ン部34への入力回転数を計数して走行速度を検出する
ための車速センサであり、S20は、走行クラッチ32
が中立位置であるか等を検出するポテンショメータ式の
走行クラッチセンサである。
【0026】又、S5は、エンジンEのフライホイール
リングギアに磁界を作用させて、単位時間当りの歯数に
対応する周波数の正弦波を得る電磁ピックアップからな
るエンジン回転数センサである。ここで、エンジンEに
対する負荷が大きくなるほど、その回転数が低下するこ
とから、無負荷時のエンジン回転数からの回転数低下量
によって、エンジンEの負荷が判別される。そして、エ
ンジンEを適正負荷に維持するために、前記エンジン回
転数センサS5にて検出される回転数が適正回転数つま
り目標回転数に維持されるように、前記車速センサS1
6にて検出される走行速度が設定上限車速を超えない条
件で、無段変速装置33を変速操作するための変速用モ
ータM8を作動させる車速制御が実行される。ここで、
上記変速用モータM8が、車速制御用アクチュエータM
8を構成する(図7参照)。
【0027】又、前記操縦部13には、エンジンEを設
定回転数に上昇操作するためのアクセルレバーが設けら
れ、このアクセルレバーの操作位置を検出するアクセル
位置センサS18がポテンショメータに構成されて設け
られている(図7参照)。ここで、上記アクセルレバー
は、低回転側のアイドリング位置と最大回転数位置との
間で操作できるように構成され、エンジン始動時はアイ
ドリング位置に操作され、刈取作業を行うために走行開
始するときは、最大回転数位置よりも低回転側に設定さ
れる定格回転数位置まで上昇操作される。そして、図示
しないが、上記アクセル位置センサS18の検出情報に
基づいて、前記エンジンEに供給される燃料噴射量を調
整して、エンジン回転数をアクセルレバーの操作位置に
対応する回転数に制御するように構成されている。
【0028】前記操縦部13の右前方側には、刈取部1
2を手動で昇降操作する刈取昇降レバーと走行機体Vを
手動で左右に旋回操作するステアリングレバーとに兼用
構成された十字操作式の刈高操向レバー6が設けられて
いる。つまり、この刈高操向レバー6を後方側に揺動操
作すると刈取部12が上昇する一方、前方側に揺動操作
すると刈取部12が下降し、刈高操向レバー6を左側に
揺動操作すると機体Vが左旋回する一方、右側に揺動操
作すると機体Vが右旋回する。そして、この刈高操向レ
バー6の刈取昇降及び操向操作の各方向での揺動操作量
を検出するために、夫々ポテンショメータにて構成され
た刈取昇降操作検出センサS13及び操向操作検出セン
サS14が設けられている(図7参照)。
【0029】又、操縦部13の左前方側のパネルには、
各種の情報を表示するための表示部4が設けられてい
る。この表示部4には、図8に示すように、指示針式の
燃料メータ4a、指示針式のタコメータ4b、水温メー
タ4c、前記グレンタンク15内のモミの量を表示する
モミ表示部4d、及び、各種のメッセージやグラフ等を
表示する主表示部4eが設けられ、さらに、左右のウイ
ンカランプ4fや、充電(チャージ)、ブレーキ、オイ
ル、及びチェックの各種の警報ランプ4gや、前記副変
速装置の切換状態が高速、標準、倒伏及び中立のいずれ
の状態であるかを表示する副変速ランプ4hが設けられ
ている。上記主表示部4eは、ドットマトリックス式の
液晶グラフィックディスプレイで構成され、図では、エ
ンジンの負荷レベルを示すバーグラフを上側に、前記シ
ーブセンサS15にて検出される揺動選別板24上での
処理物量を示すバーグラフを下側に、夫々表示したもの
を例示している。
【0030】又、前記操縦部13の座席の左側脇には、
前述の各制御(扱深さ制御、刈高制御、ローリング制
御、方向制御、選別制御等)の起動・停止等の指令情報
を入力するために各制御に対応して設けられた制御入切
キー2や、扱深さを手動で深扱き側又は浅扱き側に夫々
調整する深扱きスイッチ3a及び浅扱きスイッチ3b
や、チェックスイッチ3c等を備えた操作部が設けられ
ている(図7参照)。尚、上記制御入切キーは、押し上
げ状態と押し下げ状態とに交互に切り換わる押しボタン
スイッチに構成されて、押し上げ状態では制御が停止さ
れ、押し下げ状態では制御が起動されるように構成され
ている。又、深扱きスイッチ3aと浅扱きスイッチ3b
とチェックスイッチ3cは、通常の押しボタンスイッチ
に構成されている。ここで、チェックスイッチ3cが、
2つの異なる操作状態、つまり、スイッチを押してアー
スに接続された状態(オン状態)と、スイッチを押さな
い状態(オフ状態)とに変更自在な手動式の操作手段と
して機能する。
【0031】次に、コンバインの制御構成を図7に示
す。マイクロコンピュータを利用して構成された制御ユ
ニット7が設けられ、この制御ユニット7に、前記各種
のセンサ類、即ち、超音波センサS1、株元センサS
2、穂先センサS3、ローリングセンサS4、エンジン
回転数センサS5、アンローダ位置センサS6、脱穀ス
イッチS7、チャフ開度センサS8、トウミ風力センサ
S9、方向センサS10、刈取昇降位置センサS11、
扱深さ位置センサS12、刈取昇降操作検出センサS1
3、操向操作検出センサS14、シーブセンサS15、
車速センサS16、左右の各機体昇降センサS17a,
17b、アクセル位置センサS18、アンローダ昇降セ
ンサS19、及び、走行クラッチセンサS20の検出情
報が入力され、又、前記制御入切キー2、前記深扱きス
イッチ3a及び浅扱きスイッチ3b、チェックスイッチ
3cからの各情報も上記制御ユニット7に入力されてい
る。
【0032】又、図示しない駆動電源から機械各部への
電力供給をオフするOFF位置(オフ状態)と、その電
力供給をオンするON位置(オン状態)と、エンジンE
を始動操作するための始動位置とに切り換え自在なキー
式のメインスイッチMWが設けられ、このメインスイッ
チMWの切換位置情報も、上記制御ユニット7に入力さ
れている。つまり、上記メインスイッチMWが、機械各
部への電力供給をオンオフするメインスイッチに相当す
る。
【0033】一方、制御ユニット7からは、前記表示部
4、扱深さ調節用のアクチュエータM1、方向制御用ア
クチュエータM2、刈高制御用アクチュエータM3、ロ
ーリング制御用アクチュエータM4、アンローダ制御用
アクチュエータM5、チャフ開度調節用及びトウミ風力
調節用の各電動モータM6,M7、車速制御用のアクチ
ュエータM8の夫々に対する駆動信号が出力されてい
る。又、制御ユニット7内には、EEPROM等からな
る不揮発性のメモリ7Aが備えられている。
【0034】以上において、上記アクチュエータ類M1
〜M8が、機械各部を作動させるための作動用アクチュ
エータに相当し、又、前記各種のセンサ類S1〜S20
が、機械各部の動作状態を検出する動作状態検出手段に
相当する。
【0035】そして、前記制御ユニット7を利用して、
後述の基準値記憶モード(以下、微調節モードと呼ぶ)
において、機械各部のうちで対象とする機械各部が基準
状態にあるときの各センサS1〜S20の検出情報に対
応する基準値の情報を、基準値記憶手段としての前記メ
モリ7Aに記憶させる基準値記憶処理を実行し、且つ、
後述の通常制御モードにおいて、各センサS1〜S20
の検出情報及び前記メモリ7Aの記憶情報に基づいて機
械各部の実動作状態を求めて、その実動作状態の情報に
基づいて前記アクチュエータ類M1〜M8の作動を制御
する通常制御処理を実行する制御手段100が設けられ
ている。
【0036】具体的には、以下に例示するようなもの
が、上記基準値の情報(以下、微調節データとも呼ぶ)
として記憶される。 (1)左右の各方向センサS10が機体横方向位置に復
帰している状態を基準状態としてそのときの各方向セン
サS10の検出値 (2)刈取部12を対象として基準状態として上限位置
に上昇させたときの刈取昇降位置センサS11の検出値 (3)アンローダ9を対象として基準状態として前記ホ
ーム位置に旋回させたときのアンローダ位置センサS6
の検出値 (4)機体Vを対象として基準状態として水平状態にし
たときのローリングセンサS4の検出値 (5)脱穀部14を対象として前記チャフ開度を基準状
態として全開状態と全閉状態とに操作したときのチャフ
開度センサS8の検出値 (6)脱穀部14を対象として、前記扱深さ位置を深扱
き側への最大位置(最深位置)と浅扱き側への最大位置
(最浅位置)とに操作したときの扱深さ位置センサS1
2の検出値 (7)操縦部13を対象として、前記アクセルレバーを
アイドリング位置、定格回転数位置、最大回転数位置に
夫々操作したときのアクセル位置センサS18の検出値 (8)操縦部13を対象として、前記走行クラッチ32
を中立位置(ニュートラル位置)に操作したときの走行
クラッチセンサS20の検出値
【0037】そして、前記制御手段100は、前記微調
節モードにおいて、機械各部のうちで対象とする機械各
部が基準状態になるように前記アクチュエータ類M1〜
M8を自動的に作動させて、そのアクチュエータ類M1
〜M8の自動作動によって前記対象とする機械各部が基
準状態になったときの各センサS1〜S20の検出情報
を、前記基準値として求めるように構成されている。こ
こで、前記チェックスイッチ3cが、上記アクチュエー
タ類M1〜M8の自動作動を確認する確認情報を入力す
る手動式の入力手段として機能し、前記制御手段100
は、前記アクチュエータ類M1〜M8を自動作動させる
場合に、その作動内容を前記主表示部4eに表示させる
(具体的には、作動内容を文章で表わしたメッセージを
表示させる)とともに、その主表示部4eに前記アクチ
ュエータ類M1〜M8の作動内容を表示させた状態で、
前記チェックスイッチ3cにて前記確認情報が入力され
た場合(具体的には、チェックスイッチ3cが押されて
オン状態に操作された場合)にのみ、前記アクチュエー
タ類M1〜M8を自動作させるように構成されている。
【0038】又、前記制御手段100は、前記機械各部
が基準状態になったときの前記各センサS1〜S20の
検出値が前記基準状態に対応する値として許容される許
容範囲内であれば、そのときの検出値を前記基準値とし
て求め、且つ、前記機械各部が基準状態になったときの
前記各センサS1〜S20の検出値が前記許容範囲外で
あれば、そのときの検出値を前記基準値として求めない
とともに、その各センサS1〜S20の検出値が前記許
容範囲外であることを前記主表示部4eに表示させるよ
うに構成されている。
【0039】さらに、前記制御手段100は、前記チェ
ックスイッチ3cが前記2つの操作状態のうちの1つの
操作状態(オン状態)のときに前記メインスイッチMW
がオフ状態からオン状態に切り換えられるに伴って、前
記微調節モードに起動されるように構成されている。
【0040】又、制御ユニット7は、チェックスイッチ
3cがオフ状態でメインスイッチMWがオフ状態からオ
ン状態に切り換えられた通常制御モードにおいて、各セ
ンサS1〜S20の検出情報を前記微調節データにて補
正して機械各部の実動作状態を求め、その実動作状態の
情報によって機械各部の動作状態を判断しながら、予め
設定・記憶された制御情報に基づいて、各アクチュエー
タ類M1〜M8等を駆動して、前述の各制御を実行す
る。
【0041】次に、前記微調節データを記憶させるため
制御構成について説明する。前記制御手段100は、微
調節モードにおいて、機械各部の全てについて前記微調
節データを設定する全設定処理と、機械各部のうちで選
択したものについて前記微調節データを個別に設定する
個別設定処理とを選択自在に構成されている。そして、
微調節データの設定処理の対象となる機械各部の識別情
報(具体的には、各センサの名称等)を切り換えて表示
する表示手段が、前記主表示部4eにて構成されるとと
もに、微調節データの設定を指示する設定指示手段が、
前記チェックスイッチ3cにて構成され、前記制御手段
100は、前記個別設定処理において、前記チェックス
イッチ3cによって前記設定が指示される(つまりチェ
ックスイッチ3cが押される)に伴って、主表示部4e
に表示されている機械各部について前記基準値の設定処
理を実行するように構成されている。
【0042】次に、上記微調節データの設定処理につい
て、図9及び図10に基づいて具体的に説明する。尚、
以下において、表示はすべて主表示部4eに表示され
る。微調節モードが起動されると、初期メッセージとし
て、設定モードに起動したことを表わす「設定機能起
動」と、「扱き深さスイッチで選択」の表示が2秒毎に
切換え表示される。つまり、ここでは、前記深扱きスイ
ッチ3aが図の「INC」で示す向きに表示を切り換え
るINCスイッチとして使用され、浅扱きスイッチ3b
が図の「DEC」で示す向きに表示を切り換えるDEC
スイッチとして使用される。又、前記チェックスイッチ
3cが図の「ENTER」で示す向きに表示を切り換え
るENTERスイッチとして使用されている。上記初期
メッセージの状態で、INCスイッチを押すと、「全微
調節」が表示されて全設定処理の状態になったことが示
される。さらに、INCスイッチを押すと、個別設定処
理を行う状態に移行して、以下、INCスイッチを押す
毎に、方向センサ微調節、刈取り位置微調節、アンロー
ダ位置微調節、機体昇降微調節、チャフ微調節、クラッ
チ微調節、アクセル微調節、扱き深さ微調節の各微調節
状態に順次切り換わる。上記扱き深さ微調節の状態か
ら、INCスイッチを押す毎に、浮きワラ警報設定、脱
穀選別ジャンパ設定、脱穀ロスジャンパ設定、車速制御
目標設定、方向制御出力設定の各制御データの設定処理
状態、及び、設定値確認状態に順次切り換わる。一方、
DECスイッチを押す毎に上記の各状態に逆向きに切り
換わる。
【0043】前記個別設定処理の内容について説明す
る。まず、方向センサ微調節の状態で、ENTERスイ
ッチを押すと、設定処理の対象となる左右の方向センサ
の各フリー値と、方向旋回レバーのニュートラル値が表
示される。ここで、各方向センサS10が機体横向きの
フリー状態に復帰し、又、刈高操向レバー6がニュート
ラル状態であることを確認して、ENTERスイッチを
押すと、左右の各方向センサS10の検出値、及び、前
記操向操作検出センサS14の検出値が微調節データと
して設定される。ただし、方向センサS10の検出値が
基準状態である上記フリー状態に対応する値として許容
される許容範囲内である場合、及び、操向操作検出セン
サS14の検出値が基準状態である上記ニュートラル状
態に対応する値として許容される許容範囲内である場合
には、夫々微調節データの設定を行うが、各センサの検
出値が上記許容範囲外であれば、微調節データの設定は
行わず、又、そのセンサの検出値が上記許容範囲外であ
ることを主表示部4eに表示させる。尚、以下説明する
他の各センサについても同様に、機械各部が基準状態に
なったときに各センサS1〜S20の検出値が基準状態
に対応する値として許容される許容範囲外の場合には、
そのセンサについて微調節データは設定せず、又、その
センサの検出値が許容範囲外であることを表示させる。
【0044】又、前記刈取り位置微調節の状態で、EN
TERスイッチを押すと、設定処理の対象となる刈取昇
降位置センサーの上限値と、刈取昇降レバーのニュート
ラル値が表示される。ここで、刈高操向レバー6がニュ
ートラル状態であることを確認して、ENTERスイッ
チを押すと、先ず、刈取部12が上限位置に位置したと
きの前記刈取昇降位置センサS11の検出値(上限値)
を微調節データとして設定するが、この場合、刈取昇降
用シリンダM3を自動作動させて刈取部12を上昇させ
る必要があるので、刈取昇降用シリンダM3を作動させ
る前に、「刈取部を上昇させる」旨のメッセージ(作動
内容)を表示し、これに対して、ENTERスイッチが
押されて確認情報が入力された場合にのみ、刈取昇降用
シリンダM3を自動作動させて上限位置まで上昇させ
る。そして、刈取昇降位置センサーの上限値が前記許容
範囲内であれば微調節データを設定するが、前記許容範
囲外であれば微調節データは設定せず、その刈取昇降位
置センサーの上限値が前記許容範囲外であることを表示
させる。尚、以下、説明を省略するが、アクチュエータ
類M1〜M8を自動作動させて機械各部を基準状態に動
作させる場合についても、同様に、機械各部が基準状態
になったときに各センサS1〜S20の検出値が基準状
態に対応する値として許容される許容範囲外の場合に
は、そのセンサについて微調節データは設定せず、又、
そのセンサの検出値が許容範囲外であることを表示させ
る。次に、刈高操向レバー6についての前記刈取昇降操
作検出センサS13の検出値(ニュートラル値)を微調
節データとして設定する。
【0045】又、前記アンローダ位置微調節の状態で、
ENTERスイッチを押すと、設定処理の対象となるア
ンローダのホーム検出と昇降の上限値が表示される。こ
こで、アンローダ9が前記ホーム位置に旋回しているこ
を確認して、ENTERスイッチを押すと、先ず、アン
ローダ9が前記ホーム位置に旋回したときの前記アンロ
ーダ位置センサS6の検出値が微調節データとして設定
される。次に、アンローダ9が上限位置に位置したとき
の前記アンローダ昇降センサS19の検出値(上限値)
を微調節データとして設定するが、この場合、油圧シリ
ンダ62を作動させてアンローダ9を上昇させる必要が
あるので、油圧シリンダ62を作動させる前に「アンロ
ーダを上昇させる」旨のメッセージ(作動内容)を表示
し、これに対して、ENTERスイッチが押されて確認
情報が入力された後、上限位置まで上昇作動させる。
【0046】又、前記機体昇降微調節の状態で、ENT
ERスイッチを押すと、設定処理の対象となるローリン
グセンサの水平値と、機体昇降位置として機体左側の下
限値と下限値及び機体右側の下限値と上限値が表示され
る。ここで、機体Vを水平状態にしてENTERスイッ
チを押すと、機体昇降微調節の処理が開始される。以
下、図13に示すフローチャートに従って説明する。先
ず、前記ローリングセンサS4の検出値が機体水平状態
に対応する微調節データとして設定される。ただし、こ
のときに、ローリングセンサS4の検出値が水平状態に
対応する許容範囲から外れている場合には、ローリング
センサS4についての上記水平状態についての微調節デ
ータの設定はせず、又、そのローリングセンサS4の異
常等を表示させる等の異常処理を実行して処理を終え
る。上記ローリングセンサS4の検出値が水平状態に対
する許容範囲内の場合には、次に、機体Vの左右各部が
上限位置及び下限位置に位置したときの前記左右の各機
体昇降センサS17a,17bの検出値(左右の各上限
値及び下限値)を微調節データとして設定する。この場
合、先に左右のローリング用昇降シリンダ40を作動さ
せて機体を上昇させるが、先ず「機体を上昇させる」旨
のメッセージを表示し、これに対して、ENTERスイ
ッチが押されて確認情報が入力された後、上限位置まで
上昇作動させて、上限側の機体左右の微調節データを設
定する。次に、「機体を下降させる」旨のメッセージを
表示し、これに対して、ENTERスイッチが押されて
確認情報が入力された後、下限位置まで下降作動させ
て、下限側の機体左右の微調節データを設定する。ただ
し、上昇作動及び下降作動において、所定時間が経過し
ても上限位置又は下限位置に達しないときは、ローリン
グ用昇降シリンダ40等の動作不良の可能性があるの
で、ローリングセンサS4についての上限値及び下限値
の微調節データの設定はせず、又、そのローリングセン
サS4の異常等を表示させる等の異常処理を実行して処
理を終える。
【0047】又、前記チャフ位置微調節の状態で、EN
TERスイッチを押すと、設定処理の対象となるチャフ
位置の全開値と全閉値が表示される。ここで、ENTE
Rスイッチを押すと、前記チャフ開度を全開位置と全閉
位置にしたときの前記チャフ開度センサS8の検出値
(全開値及び全閉値)が微調節データとして設定され
る。この場合、前記チャフ開度調節用モータM6を作動
させてチャフ開度を変更させる必要があるので、「チャ
フ開度を変更させる」旨のメッセージを表示し、これに
対して、ENTERスイッチが押されて確認情報が入力
された後、全開位置及び全閉位置に順次作動させる。
【0048】又、前記クラッチ微調節の状態で、ENT
ERスイッチを押すと、設定処理の対象となる走行クラ
ッチの位置検出についてニュートラル値が表示される。
ここで、走行クラッチ32を切り操作してニュートラル
状態にしてから、ENTERスイッチを押すと、前記走
行クラッチ32がニュートラル状態のときの前記走行ク
ラッチセンサS20の検出値が微調節データとして設定
される。
【0049】又、前記アクセル微調節の状態で、ENT
ERスイッチを押すと、設定処理の対象となるアクセル
位置について、アイドリング値、最大回転数値、定格回
転数が表示される。ここで、先ず、アクセルレバーをア
イドリング位置に操作してENTERスイッチを押す
と、そのときのアクセル位置センサS18の検出値が、
アイドリング値の微調節データとして設定され、次に、
アクセルレバーを最大回転数位置に操作してENTER
スイッチを押すと、そのときのアクセル位置センサS1
8の検出値が、最大回転数値の微調節データとして設定
され、次に、アクセルレバーを定格回転数位置に操作し
てENTERスイッチを押すと、そのときのアクセル位
置センサS18の検出値が、定格回転数値の微調節デー
タとして設定される。
【0050】又、前記扱き深さ微調節の状態で、ENT
ERスイッチを押すと、設定処理の対象となる扱き深さ
位置の最深値と最浅値が表示される。ここで、ENTE
Rスイッチを押すと、前記扱き深さを最深位置と最浅位
置にしたときの前記扱深さ位置センサS12の検出値
(最深値と最浅値)が微調節データとして設定される。
この場合、前記扱深さ調節用の電動モータ等を作動させ
て扱き深さを変更させる必要があるので、「扱き深さを
変更させる」旨のメッセージを表示し、これに対して、
ENTERスイッチが押されて確認情報が入力された
後、扱き深さを最深位置と最浅位置とに順次変更作動さ
せる。
【0051】次に、前記全設定処理について説明する
と、前記「全微調節」が表示された状態で、ENTER
スイッチを押すと、方向センサ、方向旋回レバー等の全
設定処理の対象が一覧表示される。そこで、ENTER
スイッチを押すと、方向センサ微調節から扱き深さ微調
節までの設定処理が、上記個別設定処理で説明したもの
と同じ内容で、表示されている順序で順次行われる。
【0052】次に、前記各制御データの設定処理につい
て説明する。まず、浮きワラ警報設定の状態で、ENT
ERスイッチを押すと、浮きワラ警報について現在の入
切状態が表示される。ここで、浮きワラ警報「切」の状
態でINCスイッチを押すと「入」状態に変わり、浮き
ワラ警報「入」の状態でDECスイッチを押すと「切」
状態に変わる。そして、最後に、ENTERスイッチを
押すと、そのとき表示されている状態で、浮きワラ警報
の入切状態が設定される。
【0053】又、脱穀選別ジャンパ設定の状態で、EN
TERスイッチを押すと、脱穀選別ジャンパについて現
在の入切状態が表示される。ここで、選別ジャンパ
「切」の状態でINCスイッチを押すと「入」状態に変
わり、選別ジャンパ「入」の状態でDECスイッチを押
すと「切」状態に変わる。そして、最後に、ENTER
スイッチを押すと、そのとき表示されている状態で、選
別ジャンパの入切状態が設定される。
【0054】又、脱穀ロスジャンパ設定の状態で、EN
TERスイッチを押すと、脱穀ロスジャンパについて現
在の入切状態が表示される。ここで、ロスジャンパ
「切」の状態でINCスイッチを押すと「入」状態に変
わり、ロスジャンパ「入」の状態でDECスイッチを押
すと「切」状態に変わる。そして、最後に、ENTER
スイッチを押すと、そのとき表示されている状態で、ロ
スジャンパの入切状態が設定される。
【0055】又、車速制御目標設定の状態で、ENTE
Rスイッチを押すと、エンジンの目標回転数についての
現在値が表示される。ここで、INCスイッチを押すと
目標回転数の値が増加し、DECスイッチを押すと目標
回転数の値が減少する。そして、最後に、ENTERス
イッチを押すと、そのとき表示されている回転数の値が
目標値として設定される。
【0056】又、方向制御出力設定の状態で、ENTE
Rスイッチを押すと、旋回力についての現在値が表示さ
れる。ここで、INCスイッチを押すと旋回力の値が増
加し、DECスイッチを押すと旋回力の値が減少する。
そして、最後に、ENTERスイッチを押すと、そのと
き表示されている値で旋回力が設定される。
【0057】次に、前記設定値確認の状態で、ENTE
Rスイッチを押すと、上述のように設定された微調節デ
ータ及び制御データの各設定値が、2秒毎に順次切換え
て表示される。ここで、微調節データが正常に設定され
たセンサ等については、その設定値が表示されるが、微
調節データが設定されなかったセンサ等については、そ
のセンサが異常であることが表示される。
【0058】そして、前記制御手段100は、前記微調
節モードで前記メインスイッチMWがオン状態からオフ
状態に切り換えられるに伴って、前記設定された微調節
データを前記メモリ7Aに記憶させた後、前記微調節モ
ードを終了する。
【0059】次に、コンバインの制御作動について、図
11〜図12に示すフローチャートに基づいて説明す
る。メインフロー(図11)では、メインスイッチMW
がオン操作されて制御がスタートし、設定時間(500
ms)が経過すると、前記チェックスイッチ3cのオン
オフ状態を検出して、チェックスイッチ3cがオン状態
であれば前記微調節モードに起動される。一方、チェッ
クスイッチ3cがオフ状態であれば、前記通常モードに
起動される。
【0060】上記微調節モード(図12)では、先ずI
NCスイッチ又はDECスイッチが押されるまで前記主
表示部4eに初期メッセージを表示し、INCスイッチ
又はDECスイッチが押されると、最初の設定機能項目
を表示する。そして、ENTERスイッチが押されるま
で、INCスイッチ又はDECスイッチが押される毎
に、各スイッチに対応して上記設定機能項目を切り換え
て表示し、ENTERスイッチが押されると、そのとき
の設定機能項目が、微調節データ設定機能か、制御用デ
ータ設定機能か、設定値確認機能のいずれであるかを判
断して、各機能の処理状態に移行する。
【0061】微調節データ設定の場合には、微調節デー
タ設定内容を表示し、ENTERスイッチが押される
と、前記全微調節データ又は個別微調節データの設定処
理を実行する。制御用データ設定の場合には、現在の設
定内容を表示し、INCスイッチ又はDECスイッチに
よる切換入力があると、それに従って設定内容を切り換
え、ENTERスイッチが押されると、制御用データ設
定の処理を終える。設定値確認の場合には、上記設定し
た微調節データと制御用データの各設定値を2秒間隔で
切り換え表示するとともに、この表示状態でENTER
スイッチが押されると、設定値確認の処理を終える。
【0062】そして、前記設定機能項目を表示して、I
NCスイッチ、DECスイッチ、及びENTERスイッ
チのいずれかの操作を待っているときに、メインスイッ
チMWがオフ操作されたか否かを判断して、メインスイ
ッチMWがオフ操作されている場合には、上記設定され
た各設定値を前記メモリ7Aに記憶させた後、設定モー
ドを終了する。
【0063】〔別実施形態〕上記実施形態では、例えば
前記機体昇降微調節において、ENTERスイッチを押
したときに、ローリングセンサS4の検出値が水平状態
に対応する許容範囲内であれば、直ちにそのローリング
センサS4の検出値を上記水平状態に対する基準値(微
調節データ)として設定したが、図14に例示するよう
に、ローリングセンサS4の検出値が水平状態に対応す
る許容範囲内の場合でも、そのローリングセンサS4の
検出値を上記水平状態に対する基準値(微調節データ)
として設定するか否かを確認するメッセージを表示し
て、それに対してENTERスイッチが押されて確認入
力がされた場合に、上記基準値の設定を行う(水平値記
憶フラグのセット)を行うようにしてもよい。そして、
基準値を設定しない場合は、INC又はDECスイッチ
が押されるとこのローリングセンサS4についての基準
値設定処理を終了する。
【0064】上記実施形態では、制御手段100が、作
動用アクチュエータM1〜M8の自動作動の内容を表示
して、それに対して確認情報が入力された場合にのみ、
アクチュエータM1〜M8を自動作動させるようにした
が、必ずしも、全てのアクチュエータM1〜M8につい
て、自動作動の内容を表示させ、且つ、確認情報の入力
を作動条件とする必要はない。例えば脱穀部14のチャ
フ位置のように、機械の外部からその動作状態が直接確
認できないようなものについては、その作動内容(チャ
フ位置を全開位置と全閉位置とに自動作動させる内容の
メッセージ)を表示するだけで、チャフ開度を変更作動
させたり、あるいは、作動内容を表示せずにチャフ開度
を変更作動させるようにしてもよい。
【0065】上記実施形態では、基準値の情報(微調節
データ)として、基準状態に操作したときの機械各部の
動作状態を検出する動作状態検出手段S1〜S20の検
出値そのものを記憶させるようにしたが、検出値そのも
のではなく、機械各部が基準状態にあるときに動作状態
検出手段から得られる標準の検出値つまり設計値と、機
械各部を基準状態に操作したときの実際の検出値との差
の情報を、基準値の情報として記憶させてもよい。又、
基準値を記憶させる対象となる機械各部は、上記実施形
態で説明したもの以外の機械各部であってもよい。
【0066】上記実施形態では、アクチュエータM1〜
M8を自動的に作動させて、機械各部(例えば刈取部1
2)が、基準状態(例えば上限位置と下限位置)になっ
たときの動作状態検出手段S1〜S20の検出情報を基
準値として記憶させる場合に、刈取部12が上昇操作さ
れて上限位置に達したときに上限値に対応する基準値を
求め、刈取部12が下降操作されて下限位置に達したと
きに下限値に対応する基準値を求めるようにしたが、こ
のように基準状態になるに伴って基準値を求めるのでは
なく、例えば、刈取部12が上昇位置と下限位置との間
で昇降させて、昇降位置の検出データを収集した後、そ
れらの検出データの全体を判断して、上限位置及び下限
位置の基準値として適切な値を求めるようにしてもよ
い。
【0067】上記実施形態では、本発明を、作業機械と
しての農作業用のコンバインに適用したものを例示した
が、コンバイン以外の農作業用の各種作業機械や、土木
作業用の建設機械等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの概略平面図
【図3】走行装置の機体昇降構造を示す側面図
【図4】走行装置の機体昇降構造を示す背面図
【図5】コンバインの脱穀部の側面透視図
【図6】コンバインの動力伝達図
【図7】制御構成のブロック図
【図8】表示部の正面図
【図9】基準値記憶処理を説明するフローチャート
【図10】基準値記憶処理を説明するフローチャート
【図11】制御作動のフローチャート
【図12】制御作動のフローチャート
【図13】制御作動のフローチャート
【図14】別実施形態での制御作動のフローチャート
【符号の説明】
3c 入力手段 3c 操作手段 4e 表示手段 7A 基準値記憶手段 100 制御手段 MW メインスイッチ M1〜M8 作動用アクチュエータ S1〜S20 動作状態検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−91233(JP,A) 特開 平4−304803(JP,A) 特開 平4−335816(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/00 - 23/02 G05B 11/00 - 13/02 A01D 41/00 - 41/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械各部の動作状態を検出する動作状態
    検出手段と、 前記機械各部を作動させるための作動用アクチュエータ
    と、 基準値記憶モードにおいて、前記機械各部のうちで対象
    とする機械各部が基準状態にあるときの前記動作状態検
    出手段の検出情報に対応する基準値の情報を基準値記憶
    手段に記憶させる基準値記憶処理を実行し、且つ、通常
    制御モードにおいて、前記動作状態検出手段の検出情報
    及び前記基準値記憶手段の記憶情報に基づいて前記機械
    各部の実動作状態を求めて、その実動作状態の情報に基
    づいて前記作動用アクチュエータの作動を制御する通常
    制御処理を実行する制御手段とが設けられた作業機械の
    制御装置であって、 前記制御手段は、前記基準値記憶モードにおいて、前記
    機械各部のうちで対象とする機械各部が基準状態になる
    ように前記作動用アクチュエータを自動的に作動させ
    て、その作動によって前記対象とする機械各部が基準状
    態になったときの前記動作状態検出手段の検出情報を、
    前記基準値として求めるように構成され、 前記作動用アクチュエータの自動作動を確認する確認情
    報を入力する手動式の入力手段が設けられ、 前記制御手段は、前記入力手段にて前記確認情報が入力
    された場合にのみ、前記作動用アクチュエータを自動作
    動させるように構成されている 作業機械の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記作動用アクチュエ
    ータを自動作動させる場合に、その作動内容を表示手段
    に表示させるように構成され、前記表示手段に前記作動
    用アクチュエータの作動内容を表示させた状態で、前記
    入力手段にて前記確認情報が入力された場合にのみ、前
    記作動用アクチュエータを自動作動させるように構成
    れている請求項1記載の作業機械の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記機械各部が基準状
    態になったときの前記動作状態検出手段の検出値が基準
    状態に対応する値として許容される許容範囲内であれ
    ば、そのときの検出値を前記基準値として求め、且つ、
    前記機械各部が基準状態になったときの前記動作状態検
    出手段の検出値が前記許容範囲外であれば、その検出値
    を前記基準値として求めないとともに、その動作状態検
    出手段の 検出値が前記許容範囲外であることを前記表示
    手段に表示させるように構成されている請求項2記載の
    作業機械の制御装置。
  4. 【請求項4】 2つの異なる操作状態に変更自在な手動
    式の操作手段と、前記機械各部に対して電力供給をオン
    オフするメインスイッチとが設けられ、 前記制御手段は、前記操作手段が前記2つの操作状態の
    うちの1つの操作状態のときに前記メインスイッチがオ
    フ状態からオン状態に切り換えられるに伴って、前記基
    準値記憶モードに起動されるように構成されている請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の 作業機械の制御装置。
JP08288999A 1999-03-26 1999-03-26 作業機械の制御装置 Expired - Fee Related JP3447608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08288999A JP3447608B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 作業機械の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08288999A JP3447608B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 作業機械の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000276218A JP2000276218A (ja) 2000-10-06
JP3447608B2 true JP3447608B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=13786849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08288999A Expired - Fee Related JP3447608B2 (ja) 1999-03-26 1999-03-26 作業機械の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3447608B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345626A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd 駆動輪速度補正方法及び装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7030353B2 (en) * 2003-12-31 2006-04-18 Symbol Technologies,Inc. Method and apparatus for controllably reducing power delivered by a laser projection display

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345626A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd 駆動輪速度補正方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000276218A (ja) 2000-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3506971B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP3447608B2 (ja) 作業機械の制御装置
JP3520013B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP2003009636A (ja) コンバイン
JP3447607B2 (ja) 作業機械の制御装置
KR100193456B1 (ko) 작업기계의 표시장치
JP3249722B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP3506974B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP3761378B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP3540967B2 (ja) コンバインの表示装置
JP2000276208A (ja) 作業機械の制御装置
JP3478911B2 (ja) 作業機械の制御装置
JP2907647B2 (ja) 作業機の表示装置
JP2002084864A (ja) 作業機械の表示装置
JP2644390B2 (ja) 作業機の操作装置
JP3310572B2 (ja) コンバインの表示式操作案内装置
JPH1075626A (ja) 作業機械の表示装置
JP3332739B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP2612384B2 (ja) 作業機の操作装置
JP3332738B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP2002065032A (ja) 作業機械の制御装置
JP3294104B2 (ja) コンバインの表示装置
JP3294103B2 (ja) 作業機械の表示装置
JP3397594B2 (ja) コンバインの制御装置
JPH1075628A (ja) 作業機械の負荷情報表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees