JP2612384B2 - 作業機の操作装置 - Google Patents

作業機の操作装置

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JP2612384B2
JP2612384B2 JP3107822A JP10782291A JP2612384B2 JP 2612384 B2 JP2612384 B2 JP 2612384B2 JP 3107822 A JP3107822 A JP 3107822A JP 10782291 A JP10782291 A JP 10782291A JP 2612384 B2 JP2612384 B2 JP 2612384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御装置が搭載
された作業機の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農機や建機の如き作業機の操作装置にあ
っては、複数の制御装置(例えば、エンジンの負荷状態
に応じて自動的に車速を増減する車速制御装置)が搭載
されている。従来、これらの制御装置の夫々に対する起
動及び停止を指示する指示手段や起動及び停止を表示す
る表示手段は操縦部に点在して配置される(例えば上記
車速制御装置の場合、その指示手段と表示手段とが一体
化された照光式スイッチを手動操作用のシフトレバーの
近くに設ける等、指示手段及び停止手段が手動操作に関
連する場所等に各別に設ける)と、各制御装置の起動及
び停止の指示や各制御装置の運転状況の把握が容易でな
いことから、上記起動及び停止の指示手段と表示手段と
を例えば操縦部の前方側箇所に集中して配置させてい
た。
【0003】つまり、例えば、相互に関連する複数の制
御装置を定められた順序で起動又は停止する場合、各制
御装置の指示手段と表示手段とが離れて点在している
と、先ず表示手段の位置に視線を移動してその制御装置
の運転状況を表示手段にて把握した後、指示手段の位置
に視線を移して指示手段を手で操作して起動又は停止を
指示することになるが、かかる操作を確実に且つ素早く
行うことは不慣れなオペレータにとって容易ではなく、
又、操作ミスが生じるおそれがあり、上記従来技術はこ
れらの不具合を解消させようとするものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業機
の運転を円滑に行うためには、上記各制御装置の運転状
況の把握とともに、エンジンの回転数や負荷状態等の作
業機の稼働情報についても、オペレータが把握する必要
がある。つまり、例えばエンジン回転数が適正範囲より
も低い過負荷状態では、その過負荷状態を把握して、オ
ペレータがエンジンの出力低下やエンジン停止等の不具
合を回避するための減速操作をする必要があるのであ
る。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、各制御装置の起動及び停止の
指示や運転状況の把握を行い易くしながら、同時に、作
業機の各種の稼働情報についても容易に確認できるよう
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の作業機の操作装
置は、複数の制御装置が搭載された作業機の操作装置で
あって、その特徴構成は、前記複数の制御装置の夫々に
対する起動及び停止を指示する指示手段と、その起動及
び停止を表示し、且つ横長状に形成された起動停止表示
手段と、その起動停止表示手段に対して前後方向に隣接
して配置されて、作業機の稼働情報を表示し、且つ横長
状に形成された稼働情報表示手段とが集中配備されてい
る点にある。
【0007】
【作用】複数の制御装置の夫々の起動及び停止を表示す
る起動停止表示手段と、作業機の稼働情報を表示する稼
働情報表示手段とが、夫々横長状に形成されるとともに
前後方向に隣接して配置され、これらの起動停止表示手
段及び稼働情報表示手段と、複数の制御装置の夫々に対
する起動及び停止を指示する指示手段とが集中配備され
ている。従って、オペレータは、ほぼ同じ視線で前後方
向に隣接配置された起動停止及び稼働情報の各表示手段
を見て、各制御装置の運転状況の把握と作業機の稼働情
報の確認とを行いながら、その同じ視線状態で起動・停
止の指示手段を手動操作して各制御装置の起動・停止を
指示することができる。
【0008】
【発明の効果】従って、各制御装置の運転状況の把握を
行い易く、不慣れなオペレータであっても各制御装置の
起動・停止の操作をミスなく確実に且つ素早くできるよ
うになると同時に、作業機の各種の稼働情報についても
容易に確認できて、例えば、その稼働情報の確認に基づ
いて適切な対応を行うことができるようになった。
【0009】
【実施例】以下、本発明をコンバインに適用した実施例
について、図面に基づいて説明する。作業機としてのコ
ンバインは、図4に示すように、左右一対のクローラ走
行装置11を備える。機体Vの前部には刈取部12が設
けられ、その刈取部12の後方に操縦部13、刈り取ら
れた穀稈を脱穀・選別する脱穀部14、脱穀部14から
供給される穀粒を貯溜するグレンタンク15が搭載され
ている。
【0010】刈取部12は、先端部に付設された分草具
16、圃場の穀稈を引き起こす引き起こし装置17、引
き起こした穀稈の株元を切断する刈り刃18、及び、刈
り取られた穀稈を脱穀部14まで搬送する搬送装置19
を備えている。又、刈取部12の地面からの高さを検出
する超音波センサS1、及び穀稈が触れるとオンになる
ことから刈取り作業中であることを検出する株元センサ
S2が設けられている。
【0011】超音波センサS1による地面からの高さ情
報は、穀稈を刈り取る高さの制御(刈高制御)に用いら
れる。又、株元センサS2から得られる刈取り作業中で
あることの検出情報は、後述する車速制御等を起動する
条件の一つとして用いられる。
【0012】又、刈取り条数に合わせて複数の分草具1
6が、刈取部12の先端部に並設されているが、それら
の複数の分草具16が植立穀稈の条間に適切に位置して
いるか否かを検出するための方向センサS3(図示せ
ず)が設けられている。方向センサS3の検出情報は、
機体Vの操向(方向制御)に用いられる。具体的には、
方向センサS3の左右に突出したセンサバーが共に植立
穀稈に触れなければ直進し、何れかのセンサバーが植立
穀稈に触れれば、その反対側に操向すべく左右のクロー
ラ走行装置11の駆動を制御する。
【0013】左右のクローラ走行装置11は、機体Vに
対して各別に昇降駆動できるように構成されている。こ
れによって、地面の傾きにかかわらず機体Vを水平に維
持したり、設定角度に維持する制御(ローリング制御)
を可能にしている。このために、機体Vの水平に対する
傾きを検出する傾きセンサS4が設けられている。
【0014】脱穀部14は、図6に示すように、扱胴2
1を収納する扱室A、刈取部12から供給される穀稈を
搬送するフィードチェーン22、トウミ23と揺動選別
板24とからなる選別装置B、穀粒回収用の一番口2
5、及び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番
口26等を備えている。
【0015】扱室Aで脱穀された処理物のうち単粒化し
たものは、扱室Aの下部に設けられた受網27から選別
装置Bに漏下し、それ以外の処理物は受網27の後端部
より選別装置Bに落下する。
【0016】選別装置Bの揺動選別板24は、トウミ2
3の上方に位置するグレンパン28、その後方に位置す
るチャフシーブ29、その下方に位置するグレンシーブ
30等からなる。チャフシーブ29は、処理物移送方向
に並置された複数個の帯板状部材が水平軸芯周りに同時
に角度を変えることにより、隣接する帯板状部材の間隔
(以下、チャフ開度という)が変更されるように構成さ
れている。
【0017】トウミ23は、揺動選別板24上の藁屑を
吹き飛ばすためのものであり、その風力は図6に示すよ
うに、ファンケースカバー23aの開度を変えることに
よって行われる。つまり、上記開度を大きくするほどそ
の開口部から逃げる風量が増加し、揺動選別板24上の
処理物に及ぼす風力(以下、トウミ風力という)が小さ
くなる。
【0018】選別装置Bについては、処理物の量、種
類、湿気等の条件に応じて上記のようにチャフ開度及び
トウミ風力を調節する制御(選別制御)が行われる。
尚、グレンシーブ30から漏下する穀粒は揺動選別板2
4の下方に設けられた一番口25から回収されてグレン
タンク15に貯溜され、チャフシーブ29の後端やグレ
ンシーブ30の後端から落下する穀粒と藁屑との混合物
は二番口26から回収されて揺動選別板24に還元され
る。
【0019】次に、動力伝達系を図5に示す。機体Vに
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ31を介
して脱穀部14に伝達されると共に、走行クラッチ32
及び無段変速装置33を介してクローラ走行装置11の
ミッション部34に伝達される。ミッション部34に伝
達された出力の一部は、刈取クラッチ35を介して刈取
部12に伝達される。尚、脱穀クラッチ31の入切状態
を検出する脱穀スイッチSW1が設けられている。
【0020】車速を増減するための無段変速装置33
は、シフトレバーによって手動操作されると共に電動モ
ータによって自動操作される。つまり、エンジン回転数
が変化したときに無段変速装置33を自動操作して走行
速度を増減する制御(車速制御)が行われる。エンジン
回転数は、エンジンEのフライホイールリングギアに磁
界を作用させて、単位時間当りの歯数に対応する周波数
の正弦波を得る電磁ピックアップからなる回転数センサ
S5によって検出される。以下、車速制御について説明
を加える。
【0021】エンジン回転数は、エンジン負荷が増加す
るほど低下する。そこで、エンジン回転数が最適なとき
は定速走行を行うが、負荷が大きくなりエンジン回転数
が低下すると、車速を下げて刈取り量即ち脱穀処理量を
減少させ、負荷を小さくする。逆に負荷が小さくなり、
エンジン回転数が最適回転数より高くなれば、車速を上
げて刈取り量即ち脱穀処理量を増加させる。但し、予め
操作パネル(後述)にて設定された最高車速より速くな
ることなない。車速は、ミッション部に設けられた車速
センサS6によって検出される。
【0022】以上に概略説明した各制御(刈高制御、方
向制御、ローリング制御、選別制御、車速制御)の他に
も、扱深制御等があるが説明を省略する。これらの制御
は、図2に示すように、制御手段Hが司る。制御手段H
はマイクロコンピュータを中心に構成され、そのプログ
ラムによって各制御を実現している。以下の説明におい
て便宜上、制御手段Hに各制御を行う制御装置が各別に
内蔵されているとみなす。
【0023】図2に示すように、既述したセンサ類S1
〜S6,SW1の検出情報が制御手段Hに入力され、制
御手段Hに内蔵された各制御装置は、各検出情報や各設
定値に基づいて、夫々に対応するアクチュエータ(油圧
制御の電磁弁等)M1〜M3や電動モータM4〜M6の
駆動を制御するように構成されている。
【0024】各制御装置の起動・停止を指令し、車速制
御における最高車速や刈高制御における刈取り高さ等の
パラメータ(以下、制御目標値という)を設定するため
の操作装置は、操縦部13のオペレータが見やすく操作
しやすい位置に設けられた操作パネルユニットC及び制
御手段Hで構成されている。
【0025】操作パネルユニットCは、図2に示すよう
に、表示部1,2、キー入力部3,4,5、及びMPU
(マイクロコンピュータ)部6からなり、制御手段Hと
の間でシリアル通信によりデータの授受を行っている。
【0026】表示部は図1に示すように、燃料残量やエ
ンジン回転数等を表示する主表示部1と多目的に使用さ
れる補助表示部2に分かれている。主表示部1は各表示
の専用セグメントを備える液晶ディスプレイであり、各
制御装置の起動・停止を表示する起動停止表示手段とし
ての下部セグメント1aと、作業機の稼働情報を表示す
る稼働情報表示手段としての上部セグメント1b〜1f
とを備え、それらの下部セグメント1aと上部セグメン
ト1b〜1fとが、共に横長状に形成されて、前後方向
に隣接して配置されている。補助表示部2は、96×3
2ドットで構成される液晶グラフィックディスプレイで
あり、主に各制御装置の制御目標値を表示する表示手段
として働く。
【0027】キー入力部は、起動・停止キー3、選択キ
ー4、及び変更キー5からなる。起動・停止キー3は、
前述の車速制御装置等の各制御装置に対する起動及び停
止を指示する指示手段に相当する。選択キー4及び変更
キー5は、各制御装置の制御目標値を設定するときに用
いられ、選択キー4が複数の制御装置のうちの一つを選
択する選択手段に相当し、変更キー5が制御目標値を増
減変更する変更手段に相当する。
【0028】表示部1,2、及びキー入力部3,4,5
は液晶ディスプレイモジュールとメンブレンキーボード
を組み合わせて一体に構成されている。言い換えれば、
指示手段、選択手段、変更手段、及び、表示手段が集中
配備されている。又、操作パネルユニットCの裏側には
表示部1,2及びキー入力部3,4,5の作動を制御す
るMPU部6が設けられている。
【0029】MPU部6は、本体の制御手段Hとのシリ
アル通信をも司り、キー入力データを制御手段Hに送信
する一方、制御手段Hから表示データを受信する。制御
手段Hは、キー入力データに基づいて、各制御装置の起
動・停止や制御目標値の変更を行う。
【0030】制御目標値の変更は、記憶手段としての内
蔵メモリ7に記憶された制御目標値を書きかえることに
より行われ、同時に、表示データが変更されてMPU部
6に送信される。従って、MPU部6及び制御手段H
が、選択手段4、変更手段5、表示手段2、及び記憶手
段7の作動を制御する処理手段に相当し、選択手段4、
変更手段5、表示手段2、記憶手段7、及び処理手段
(6,H)が制御目標値を設定する目標値設定手段に相
当する。
【0031】起動・停止キー3は、図1に示すように各
制御装置に対応する複数のキーを有し、各キーは起動及
び停止に兼用されている。つまり、作動中の制御装置に
対応するキーが押されると、その制御装置を停止させ、
停止中の制御装置に対応するキーが押されるとその制御
装置を起動させる。そして、各制御装置の運転状態(起
動又は停止)は制御手段Hのメモリ7に記憶され、主表
示部1の下部1aにある各セグメントを点灯又は消灯さ
せる。尚、各セグメントは、図1に示すように、各制御
装置に対応し、且つ、起動・停止キー3と同じ配列で横
一列に並んでいる。
【0032】選択キー4も、起動・停止キー3と同様
に、各制御装置に対応する複数のキーを有する。押され
たキーに対応する制御装置が補助表示部2による表示対
象、変更キー5による変更対象、メモリ7による記憶対
象として選択される。そして、変更キー5のうちのアッ
プキー5aが押されると制御目標値を増加させ、ダウン
キー5bが押されると制御目標値を減少させる。
【0033】車速制御装置の最高車速(制御目標値)の
変更設定を例にとって説明を加える。先ず、選択キー4
のうちの車速制御装置に相当するキー(ASC)が押さ
れると、図3(イ)に示すような表示が補助表示部2に
現れる。次にアップキー5aが押されると、最高車速を
示すバーグラフ表示が1レベル上がる。押し続ければバ
ーグラフ表示のレベルは上がり続け、アップキー5aか
ら指を離せば上昇が止まる。ダウンキー5bを押した場
合は同様にしてバーグラフで表示されるレベルが下が
る。
【0034】所定時間(約5秒)経過すると、バーグラ
フで表示されているレベルが新たな最高車速として確定
し、メモリ7の記憶データが更新される。同時に補助表
示部2の表示は選択キー4が押される前の通常表示に戻
る。この通常表示としては、図3(ロ)に示すように、
前述の選別装置Bの状態表示、即ちチャフ開度及びトウ
ミ風力のバーグラフ表示を行う。但し、車速や機体の水
平に対する傾き等、他の状態表示を行うこともできる。
【0035】この状態表示の切換のために、表示切換キ
ー5cが変更キー5のアップキー5aとダウンキー5b
の間に設けられている。表示切換キー5cを一回押す毎
に予め定められた順番で状態表示が切り替わる。又、ア
ップキー5aと表示切換キー5cを同時に押すと、逆順
で状態表示が切り替わる。これらの状態表示のためのデ
ータもメモリ7に記憶され、制御手段Hは、MPU部6
から送信されたキー入力データに基づいてメモリ7から
所定の状態表示データを読み出しMPU部6に送信す
る。
【0036】メモリ7は、バッテリーバックアップが為
されており、電源が切れてもその記憶データを長時間保
持する。電源が投入された時は補助表示部2は図3
(ロ)の表示になる。これによってオペレータは刈取り
作業開始前にチャフ開度及びトウミ風力の現在値を確認
し、必要ならば変更設定する。
【0037】図1において、主表示部1の下部1aに横
一列に配設された各制御装置の起動・停止表示用のセグ
メントについては既述したが、その上部の各表示につい
て説明を加える。1b,1c,1dは夫々燃料残量、冷
却水温、穀粒量を表示する縦積みバーグラフである。穀
粒量は、グレンタンク15内に設けられた4個の穀粒セ
ンサ(図示せず)の検出情報に基づいて5段階に表示さ
れる。
【0038】1eはエンジン回転数を10rpm単位で
数値表示する。1fは負荷状態のバーグラフ表示であっ
て、エンジン回転数が下がる程、即ちエンジン負荷が大
きくなるほど右向きのバーが長くなる。そして、バーの
長さが最大値の半分のときが適正負荷に相当するエンジ
ン回転数となるように、バーグラフのMIN値及びMA
X値を定め、化粧パネルの印刷によって適正負荷の左右
を一目で識別できるようにしている。
【0039】〔別実施例〕本発明の操作装置に備えられ
た表示部1、2の活用方法については、上記実施例の
他、種々のオプションが考えられる。先ず、主表示部1
のバーグラフ表示部1fによる負荷表示の方法について
の別実施例を下記に列記する。
【0040】エンジン負荷状態を、バーグラフで表示
させるのではなく、バーグラフの先端に相当するセグメ
ントのみを点灯させる。刈取り作業開始前にエンジン
回転数を適正回転数に設定する際のインジケータとして
用いることもできる。例えば、適正回転数になったとき
にバーグラフの一段目に相当するセグメントを点灯させ
る。もちろん、専用のインジケータランプを別途設けて
もよい。
【0041】起動・停止キー3の空きキー等を用いて
稲・麦切換キーを設け、刈取り対象が稲のときと麦のと
きで上記適正回転数を切換えるようにすれば、刈取り対
象が異なっても、適正回転数の設定操作や負荷状態表示
を共通にすることができる。通常はエンジン回転数が
高くなるほど右向きのバーが長くなるバーグラフ表示と
して用い、株元センサS2及び脱穀スイッチSW1がオ
ンのときに上記実施例で述べたようにエンジン負荷状態
を表示するように構成してもよい。
【0042】次に、補助表示部2の活用についての別実
施例を下記に列記する。電源投入時の補助表示部2の
表示を、実施例の様に特定の表示に固定するのではな
く、前回電源を切ったときの表示を再現するレジューム
表示としてもよい。又、内蔵メモリ7に記憶されている
各制御目標値を一定時間(2秒程度)毎に切り換えなが
ら、補助表示部2に表示させるようにしてもよい。これ
により、オペレータは電源投入後に各制御目標値をチェ
ックし、変更設定の必要なものを知ることができる。
【0043】メモリ7の記憶データをメイン電源の遮
断中も保持する方法としては、バッテリーバックアップ
に限らず、不揮発性メモリ(EEPROM等)を用いて
もよい。選別装置B等において処理物の詰まり状態が
発生したとき、エンジンEのオーバヒートが発生したと
き等に、それらの異常状態をオペレータに知らせるため
の警報表示に用いることもできる。つまり、制御手段H
が各センサ類からの情報に基づいて、異常状態を検出す
ると異常警報コードをMPU部6に送信し、MPU部6
は、予めパターン化された数種類のメッセージ表示デー
タの中からその異常警報コードに相当するものを読み出
して補助表示部2に優先表示させる。
【0044】上記警報表示と共にブザーやスピーカに
よる警報音を発するようにした場合、例えば表示切換キ
ー5cを押すことにより警報音を停止できる代わりに、
警報表示を点滅させるように構成してもよい。
【0045】図3(ハ)に示すように、刈取り部12
とクローラ走行装置11との相対位置をグラフィック表
示させれば、刈取り部12の現在設定位置が標準か、ク
ローラ走行装置11に対して左に変位しているか、或い
は右に変位しているかを実際の位置関係に近い表示で感
覚的に判断できるので、誤操作が少なくなり便利であ
る。具体的表示としては、図3(ハ)に示すように、あ
り得る三つの状態を並べて表示し、そのうちの現在状態
を反転表示してもよいし、現在状態のみを大きく表示さ
せてもよい。
【0046】コンバインの制御システム全体の自己診
断プログラムのための操作誘導や診断結果の表示として
用いてもよい。従来、制御手段に自己診断プログラムを
組み込んだとしても、操作誘導や診断結果の表示方法が
難点であったが、96×32ドットのグラフィック表示
機能を有する補助表示部2を用いれば、このような表示
は容易である。
【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る操作装置の平面図
【図2】同じく操作装置及び各制御装置のブロック図
【図3】同じく操作装置の補助表示部による表示例を示
す図
【図4】コンバインの側面図
【図5】コンバインの動力伝達図
【図6】コンバインの脱穀部の側面透視図
【符号の説明】
1 表示手段1a 起動停止表示手段 1b〜1f 稼働情報表示手段 3 指示手段
フロントページの続き (72)発明者 高原 一浩 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 河瀬 宗之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 上田 末蔵 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 溝口 隆雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 冨永 俊夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 中 珠喜 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 織田 信 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭54−168345(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御装置が搭載された作業機の操
    作装置であって、前記複数の制御装置の夫々に対する起
    動及び停止を指示する指示手段(3)と、その起動及び
    停止を表示し、且つ横長状に形成された起動停止表示手
    段(1a)と、その起動停止表示手段(1a)に対して
    前後方向に隣接して配置されて、作業機の稼働情報を表
    示し、且つ横長状に形成された稼働情報表示手段(1b
    〜1f)とが集中配備されている作業機の操作装置。
JP3107822A 1991-05-14 1991-05-14 作業機の操作装置 Expired - Lifetime JP2612384B2 (ja)

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Publication number Publication date
JPH04335819A (ja) 1992-11-24

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