JP4787710B2 - コンバインのエンジン制御装置 - Google Patents
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Description
前記制御手段が、前記目標回転速度指令手段により前記目標回転速度を指令することができない異常状態であることを判別し且つ前記作業状態検出手段の検出結果に基づいて前記中立スイッチがオフしているという条件と前記脱穀スイッチがオンしているという条件とが共に満たされることにより刈取作業状態であることを判別すると、前記エンジンの回転速度が予め設定された作業用の定格回転速度になるように前記回転速度調整手段を制御し、前記目標回転速度指令手段により前記目標回転速度を指令することができない異常状態であることを判別し且つ前記作業状態検出手段の検出結果に基づいて前記中立スイッチがオフしているという条件と前記脱穀スイッチがオンしているという条件のうちいずれかの条件が満たされていないことにより非刈取作業状態であることを判別すると、前記エンジンの回転速度が予め設定された非作業用のアイドリング回転速度になるように前記回転速度調整手段を制御する異常用代替処理を実行するように構成されている点にある。
以下、第1参考形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1R,1Lを備える機体Vの前部に、横軸心X周りに上下揺動操作自在な状態で刈取部1が付設され、その刈取部1の後方に、操縦部2、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀部3、脱穀部3から供給される穀粒を貯留するグレンタンク4、このグレンタンク4内の穀粒を排出するための穀粒排出用のアンローダ5等が搭載されて構成されている。
図5に示すように、操作パネルユニット38には、エンジンEの目標回転速度を指令する手動操作式の目標回転速度指令手段としての手動操作式のアクセル設定器40が備えられている。
つまり、本機制御ユニット11は、刈取作業状態においては、アクセル設定器40より目標回転速度が指令されているときはその目標回転速度をエンジン制御ユニット43に指令するように構成され、エンジン制御ユニット43は、本機制御ユニット11より目標回転速度が指令されると、回転速度センサS6にて検出されるエンジンEの回転速度が前記目標回転速度になるように電子ガバナ42を制御するように構成されている。
図6に示すように、本機制御ユニット11は、アクセル設定器40により目標回転速度を指令することができない異常状態であるか否かを判別する処理を実行する(ステップ1)。具体的には、操作パネルユニット38から通信にて伝えられるアクセル設定器40の出力電圧(指令値)に対応するデータが異常な値であるか否かにより前記異常状態であるか否かを判別する構成となっている。すなわち、前記本機制御ユニット11は、アクセル設定器40の出力電圧が調整操作に伴う変更範囲(0.5V〜4.5V)を外れて、0.5V未満の出力電圧や4.5Vを越える出力電圧に相当するデータが指令されている場合には、アクセル設定器40が例えば断線故障又は短絡故障を起こして、アクセル設定器40により目標回転速度を指令することができない異常状態であると判別するのである。
つまり、本機制御ユニット11は、通信線44を介して通信を行う各制御ユニットに対して定期的に通信を行いポーリング送信するが、それに対する応答を受信すると通信が正常に行われている状態であると判断するようになっている。そして、その応答が適正に受信できないときは相手側との間で通信が適正に行うことが出来ない通信異常と判別するようになっている。そこで、アクセル設定器40が備えられる操作パネルユニット38との間での通信異常が判別されると、アクセル設定器40により目標回転速度を指令することができない異常状態であると判別するのである。
図5に示すように、エンジンEを始動させるときは、エンジン始動スイッチSW2が入り操作される。そのとき、本機制御ユニット11は、エンジン始動スイッチSW2が操作されるに伴って、中立スイッチS9及び脱穀スイッチS8の検出結果に基づいて非作業状態であることを判別してエンジンEを始動させても安全な状態であることを確認すると、エンジン制御ユニット43にエンジン始動用の燃料供給状態にするように指令し、リレー49を切り換えてスタータモータ50を作動させてエンジンEを始動させる。
次に、本発明の実施形態を説明する。この実施形態では、前記制御手段Hによる制御構成が異なるが、それ以外の構成は第1参考形態と同じであるから、異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
図7に示すように、アクセル設定器40により目標回転速度を指令することができない異常状態であるか否かを判別する処理を実行する(ステップ11)。この異常処理の具体構成は第1実施形態のときと同じである。そして、前記異常状態でないことを判別すると、そのとき、中立スイッチS9及び脱穀スイッチS8の検出結果に基づいて非作業状態であるか否かを判別し、非作業状態でなければ、アクセル設定器40の出力電圧(指令値)に対応した目標回転速度をエンジン制御ユニット43に指令し、非作業状態であれば、アイドリング回転速度をエンジン制御ユニット43に指令する(ステップ12,13,14)。
次に、第2参考形態を説明する。この参考形態では、手動操作式の代用指令手段としての緊急用設定器が備えられる点、及び、制御手段Hの制御構成が異なるが、それ以外の構成は第1参考形態と同じであるから、異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
又、前記緊急用設定器52が、前記エンジン制御部としてのエンジン制御ユニット43に前記目標回転速度を指令するように構成され、前記本機制御ユニット11が、前記異常用代替処理として、前記異常状態であることを判別すると、前記エンジン制御ユニット43に、前記緊急用設定器52の指令情報に基づいて電子ガバナ42を制御すべく代替指令を指令するように構成され、前記エンジン制御ユニット43が、前記異常用代替処理として、前記代替指令が指令されると、前記エンジンの回転速度が前記緊急用設定器52にて指令される指令回転速度になるように電子ガバナ42を制御するように構成されている。
以下、別実施形態を列記する。
27 変速操作具
30 脱穀クラッチ
40 目標回転速度指令手段
42 回転速度調整手段
43 エンジン制御部
44 通信手段
E エンジン
H 制御手段
S6 回転速度検出手段
S8 脱穀スイッチ
S9 中立スイッチ
Claims (5)
- エンジンの目標回転速度を指令する手動操作式の目標回転速度指令手段と、前記エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記エンジンの回転速度を変更調整自在な回転速度調整手段と、前記回転速度検出手段の検出情報に基づいて前記エンジンの回転速度が前記目標回転速度になるように前記回転速度調整手段を制御する制御手段と、変速操作具が走行停止を指令する中立位置にあればオンとなり前記変速操作具が前記中立位置になければオフとなる中立スイッチと、脱穀クラッチが入状態であればオンとなり前記脱穀クラッチが切状態であればオフとなる脱穀スイッチとで構成される作業状態検出手段とが備えられたコンバインのエンジン制御装置であって、
前記制御手段が、
前記目標回転速度指令手段により前記目標回転速度を指令することができない異常状態であることを判別し且つ前記作業状態検出手段の検出結果に基づいて前記中立スイッチがオフしているという条件と前記脱穀スイッチがオンしているという条件とが共に満たされることにより刈取作業状態であることを判別すると、前記エンジンの回転速度が予め設定された作業用の定格回転速度になるように前記回転速度調整手段を制御し、前記目標回転速度指令手段により前記目標回転速度を指令することができない異常状態であることを判別し且つ前記作業状態検出手段の検出結果に基づいて前記中立スイッチがオフしているという条件と前記脱穀スイッチがオンしているという条件のうちいずれかの条件が満たされていないことにより非刈取作業状態であることを判別すると、前記エンジンの回転速度が予め設定された非作業用のアイドリング回転速度になるように前記回転速度調整手段を制御する異常用代替処理を実行するように構成されているコンバインのエンジン制御装置。 - 前記制御手段が、前記目標回転速度指令手段より指令される指令値が異常な値であれば前記異常状態であると判別するように構成されている請求項1に記載のコンバインのエンジン制御装置。
- 前記目標回転速度指令手段にて指令される前記目標回転速度が通信手段を介して指令されるように構成され、
前記制御手段が、前記通信手段が通信異常であれば前記異常状態であると判別するように構成されている請求項1に記載のコンバインのエンジン制御装置。 - 前記制御手段が、コンバインの運転状態を管理する運転状態管理部と、前記回転速度調整手段を制御するエンジン制御部とを備えて構成され、
前記目標回転速度指令手段から前記運転状態管理部に前記目標回転速度が指令されるように構成され、且つ、前記運転状態管理部が前記目標回転速度を前記エンジン制御部に指令するように構成され、
前記運転状態管理部が、前記異常用代替処理を実行するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインのエンジン制御装置。 - 前記制御手段が、コンバインの運転状態を管理する運転状態管理部と、前記回転速度調整手段を制御するエンジン制御部とを備えて構成され、
前記目標回転速度指令手段から前記運転状態管理部に前記目標回転速度が指令されるように構成され、且つ、前記運転状態管理部が前記目標回転速度を前記エンジン制御部に指令するように構成され、
前記エンジン制御部が、前記異常用代替処理を実行するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインのエンジン制御装置。
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