JPH0961984A - 自動ラボ処理システム - Google Patents

自動ラボ処理システム

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Publication number
JPH0961984A
JPH0961984A JP22013895A JP22013895A JPH0961984A JP H0961984 A JPH0961984 A JP H0961984A JP 22013895 A JP22013895 A JP 22013895A JP 22013895 A JP22013895 A JP 22013895A JP H0961984 A JPH0961984 A JP H0961984A
Authority
JP
Japan
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processing
unit
film
negative
negative film
Prior art date
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Pending
Application number
JP22013895A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文男 松本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼増プリントの依頼をターゲットとし、依頼
された写真処理の納期及び売価を確実に管理することが
でき、かつ、依頼された写真処理と、その料金の情報と
の一元化することによって引渡先のミスや請求金額のミ
スも防止する。 【解決手段】 焼増プリント専用の自動ミニラボシステ
ムは、現像済ネガフィルムの受付部50、1オーダ分を
束ねて順次プリンタ部56へ送り出すフィーダー部90
0、プリンタ部56、ペーパプロセッサ部58、袋詰め
機64と、コンベア式ストック部66と、で構成された
出荷部68、の5個のブロックに分かれている。これら
のブロックはそれぞれコントローラを備え予め定められ
たシーケンスによって制御されると共に管理コントロー
ラ70によって集中管理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像済写真フィル
ムの顧客からの受付から、プリント処理した後の現像済
写真フィルム及びプリントの返却までを、料金の授受と
共に自動的に処理する自動ラボ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影したネガフィルムを、DPE店に依
頼する場合、大きく分けて同時プリントと焼増プリント
との2種類がある。小規模DPE店では、フィルムプロ
セッサ、プリンタプロセッサを設備しており(ミニラ
ボ)、例えば、同時プリントの場合は、DPE店で受け
付けられたネガフィルム(撮影済)が、まず、フィルム
プロセッサによって現像処理されて画像が顕像化され、
次いでプリンタプロセッサによって印画紙へ焼付露光及
び印画紙の現像処理がなされるようになっている。一
方、焼増プリントの場合は、既に現像が完了しているた
め、プリンタプロセッサのみが使用される。
【0003】このようなミニラボでの処理は、比較的少
量の処理に適している。なお、参考として、ネガフィル
ムの現像やプリント処理等を大量処理する場合には、所
謂大ラボと称される現像所に集められ、ネガフィルムは
複数本長尺状に連結された状態で処理されるようになっ
ている。
【0004】前記ミニラボにおいて、顧客から処理(た
とえば、焼増プリント)を依頼されると、受付者は顧客
の要望(焼増しを所望するコマ、プリントサイズ等)を
聞いた上で、仕上がり日時、顧客の名前及び電話番号と
共に伝票に上記各種情報を記載する。伝票は通常2枚綴
りとされ、一方は顧客へ預かり証として渡し、他方はD
PE店で保管する。
【0005】上記写真処理(焼増処理)工程がすべて完
了すると、新しいDP袋に実際のプリント枚数及び単価
が手書き、又は印字された伝票が貼付けられる。DPE
店では、顧客が預かり証を持参して受取りにきた時点
で、DP袋に記載された金額をレジスターに打ち込み、
料金を請求する。顧客は請求された料金を支払って、D
P袋(当然、現像済のネガフィルムとプリントが収容さ
れている。)を受取る。
【0006】ところで、上記従来技術のシステムでは、
人手に頼る作業が多くあり、自動化による省人化のため
の以下に示すような提案が成されている。
【0007】第1は、街頭にDPE商品であるネガフィ
ルムやレンズ付フィルムを販売する自動販売機に撮影済
ネガフィルムを受付けする機能を持たせることが提案さ
れている(特願昭62−120597号、同62−12
0598号、同62−120599号及び特願平6−1
47858号)。
【0008】第2は、上記のような受付機と引渡機とを
一体又は独立させて設置することが提案されている(引
渡機として、特開平1−100688号公報参照)。
【0009】上記第1及び第2の従来技術は、顧客と直
接関わる商品受渡し処理を自動化した例である。
【0010】次に、第3は、ネガフィルムの現像処理
と、この現像されたネガフィルムを用いて印画紙へプリ
ント焼付・現像処理する一体型処理機が提案されている
(特願平7−19458号)。
【0011】このように、部分的に自動化を図ることが
提案されているが、現像済のネガフィルムの受付から、
焼増処理、引渡しまで、これらを組み合わせた完全自動
化されたミニラボシステムの構築例はない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記複数の従来技術を
組み合わせて装置の構成を試みると、装置の処理能力や
各処理工程間の処理速度の差で運用上大きな問題が生じ
る。すなわち、例えば、顧客は次々に現像済ネガフィル
ムを受付処理するものの、返却までにどれだけの時間が
かかるかが全く把握できない。また、顧客から仕上がり
状況の問い合わせがあった場合、迅速に引き渡すDP袋
等の検索、照合をとる必要があるが、このような集中管
理が確立していない。また、顧客は何時受取りにくるか
不明であり、受取りまで確実に保存し、保存した複数の
DP袋等の中から迅速に該当するDPE商品を検索しな
ければならない。
【0013】また、現像やプリント料金は、依頼された
ネガフィルムの種類や撮影枚数によって異なるため、受
付時に正確な料金を把握することができない。なお、焼
増プリントの場合には、比較的予測がつき易い。いずれ
にしても、引渡しには料金の授受を正確に行う必要があ
り、DPE処理状況に基づく情報を確実に把握しなけれ
ばならず、受付けたネガフィルムとDPE料金との照合
に関しては、上記従来技術では、明記されていない。
【0014】本発明は上記事実を考慮し、焼増プリント
の依頼をターゲットとし、依頼された写真処理の納期及
び売価を確実に管理することができ、かつ、依頼された
写真処理と、その料金の情報との一元化することによっ
て、引渡先のミスや請求金額のミスも防止することがで
きる自動ラボ処理システムを得ることが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、現像済写真フィルムの顧客からの受付から、プリン
ト処理した後の現像済写真フィルム及びプリントの返却
までを、料金の授受と共に自動的に処理する自動ラボ処
理システムであって、前記現像済写真フィルムを受付
け、種類の判別、当該写真フィルムを特定するIDの設
定、集積及び、前記IDと共にDP情報が記録された媒
体の発行、を行う受付部と、前記受付部から搬送される
現像済写真フィルムに記録された画像の印画紙への焼付
処理を行うプリンタ部と、焼付処理された印画紙への現
像処理を行うペーパプロセッサ部と、プリンタ部で焼付
処理に使用された写真フィルムとペーパプロセッサ部で
現像された印画紙プリントとを含む商品の返却を行う出
荷部と、前記受付部、プリンタ部、ペーパプロセッサ部
及び出荷部で構成される処理部の少なくとも処理開始と
終了の時期を各写真フィルムに付与されたIDに基づい
て集中管理する集中管理部とを有し、前記出荷部で前記
IDに基づいて各DP商品を照合し、受付時に発行した
媒体に記録されたIDから返却すべき商品を検索し、料
金の授受を条件に該商品を返却することを特徴としてい
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、集中管理部では、前記各処理の処
理開始時に、該処理部から送信される問い合わせ信号を
受け、該処理部及びこの処理部の次工程の処理部の処理
状況に基づいて、或いは常時各処理部の処理状況を監視
し、該処理部へ処理開始の適否を送信することを特徴と
している。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記写真フィルムの受付を、前回
受付けた写真フィルムに基づく処理が完了するまで待機
させ、写真フィルム1件毎に処理することを特徴として
いる。
【0018】請求項4に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記受付部と出荷部とで構成され
る商品受渡系を、前記プリンタ部、ペーパプロセッサ部
で構成される処理系と分離し、前記商品受渡系と処理系
とをオンライン又はインライン化することを特徴として
いる。
【0019】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4のいずれか1項記載の発明において、前記各
処理部において、異常があった場合、前記集中管理部を
介して、当該システムを管理する管理者へ通知すること
を特徴としている。
【0020】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、異常があった場合、さらに以後に
受付処理を自動停止することを特徴としている。
【0021】請求項1に記載の発明によれば、受付部、
プリンタ部、ペーパプロセッサ部及び出荷部の各処理部
を集中管理部によって集中管理する。すなわち、各処理
部の処理開始時及び処理終了時に各処理部から集中管理
部へ信号が送信され、集中管理部ではこの信号の受信に
よって、各処理の現在の処理状況を認識することができ
る。
【0022】受付部では、受付けた現像済写真フィルム
にIDを設定し(現像済写真フィルムは、通常6コマ毎
に切断されているが(以下、ピースネガという)、1オ
ーダで1つのIDを設定すればよい。)、顧客にこのI
Dが記録された媒体(例えば、磁気カード等)を渡して
おく。この媒体には、このIDと共に例えば、受付日、
仕上がり予定日時、見積料金等が記録されており、この
媒体が、従来の引渡伝票の代わりとなる。なお、従来の
引渡伝票を媒体として、上記情報をOCR(光学文字読
取)又はBCR(バーコード読取)等、マシンリーダブ
ルの形式で印字しておいてもよい。また、媒体として、
顧客が既に持っているクレジットカードや銀行のカード
を利用してもよい。これにより、IDをこのクレジット
カードや銀行のカードに付与されたものを利用すること
ができる。また、料金の授受を、銀行振込で行うことも
可能となる。さらに、プリペイドカードを発行するよう
にしてもよい。
【0023】ここで、顧客が媒体を持参して、自身が依
頼した写真フィルムによる商品を、仕上がり予定日時に
拘らず受取りにくることもある。従って、該写真フィル
ムの処理状況を確認する必要がある。この場合、媒体に
記録されたIDを読取る。集中管理部では、このIDを
キーワードとして、処理状況がリアルタイムに記録され
ているため、該処理状況を容易に認識することができ
る。
【0024】この処理状況によって、仕上がりが完了し
ていること、まだ仕上がり日時に至っていないこと、何
らかの原因で仕上がりが遅れていること等、現時点での
情報を顧客に報知することができる。
【0025】このように、集中管理部によって各処理部
での処理状況をIDに基づいて認識しているため、リア
ルタイムの情報を迅速に把握することができ、顧客に対
して迅速かつ正確に情報を伝えることができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、各処理部
では、例えば、処理の開始時と処理の終了時にIDと共
に集中管理部に送信することにより、集中管理部では、
各処理部での処理状況を認識している。ここで、各処理
部で処理を開始する際、処理を開始してよいか否かを集
中管理部に問い合わせする。
【0027】すなわち、該処理部及び/又は次工程の処
理部で処理か行われていると、各処理部の処理速度差に
よって、干渉する恐れがある。そこで、集中管理部で
は、前記問い合わせがあった場合に、該処理部及び/又
は次工程の処理部での処理状況を認識し、処理開始を許
可するか否かを判断する。
【0028】これにより、例えば、前記処理部及び/又
は次工程の処理部での処理が行われていない場合には、
処理開始を許可することができる。また、前記処理部で
の処理が行われておらず、次工程の処理部で処理中の場
合には、処理開始を不許可としてもよいし、この次工程
の処理開始時間から終了時間を予測して、処理開始の適
否を判断してもよい。
【0029】このように、少なくとも各処理部の処理開
始と処理終了とを認識することにより、各処理部を独立
したシーケンスで制御することができ、かつ連続処理を
行うことが可能となる。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、今回受付
けた例えば、1オーダ分の写真フィルム(複数のピース
ネガ)の処理を、前回受付けた写真フィルムの全処理が
終了するまで待機させる。すなわち、写真フィルム1本
毎に処理することにより、管理制御が簡単となり、各処
理部を単一のシーケンスとして制御することができる。
なお、1ピースネガ単位で処理するようにしてもよい。
【0031】この場合、作業効率は連続処理よりも低下
することは必定であるが、例えば、装置構成は簡略化さ
れ、制御も単純であるため、大量生産し、複数台並べて
街頭に設置することにより、全体としての処理効率を向
上することができる。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、各処理部
を商品受渡系と、処理系とに分離する。すなわち、受付
部と出荷部とを商品受渡系とし、プリンタ部、ペーパプ
ロセッサ部を処理系とする。
【0033】これらの系間の写真材料の搬送は、遠距離
であれば車両等による輸送手段によって行ってもよい
し、近距離であればコンベア等の搬送手段を用いてもよ
いが、この商品受渡系と、処理系とはオンラインでつな
がれており、処理状況は、前記請求項1と同様に集中管
理部によって管理され、顧客の対応には迅速に対処でき
る。
【0034】請求項5に記載の発明によれば、各処理部
において、ジャミング等の異常が発生した場合、この異
常は集中管理部へ報告される。この集中管理は、当該シ
ステムを管理する管理部門とオンライン化されており、
異常の報告を迅速に伝えることができる。なお、この報
告は管理本部で受けてもよいし、巡回カーを走行させて
おき、巡回カーの乗員に無線電話やポケベル等で知らせ
るようにしてもよい。
【0035】請求項6に記載の発明によれば、異常時に
は前記請求項5に記載した処理と同時に、装置として受
付を禁止するようにしているため、受付けたは良いが仕
上がり予定日時に仕上がらないといった不具合を解消す
ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1乃至図4には、本発明の実施
の形態に係る当該自動ミニラボシステムが準備された写
真材料自動販売機に示されている。
【0037】図1は、当該自動販売機の外観図であり、
正面上部には、この自動販売機の商品を示すウィンドウ
10が設けられている。このウィンドウ10には、ネガ
フィルム、レンズ付フィルムの各商品の表示がなされて
おり、これに並んで焼増プリント依頼が可能である旨の
表示がなされている。以下、便宜上焼増プリント依頼も
ネガフィルム、レンズ付フィルムと同様に商品という。
【0038】このウィンドウ10の下部には、それぞれ
の商品表示位置に対応して、操作ボタン12、14、1
6が設けられている。操作ボタン12を操作することに
より、焼増プリントを依頼することを指示し、操作ボタ
ン14を選択することにより、フィルムを購入すること
を指示し、さらに、操作ボタン16を操作することによ
り、レンズ付フィルムを購入することを指示することが
できるようになっている。
【0039】この内、フィルム及びレンズ付フィルム
は、それぞれ対応する料金を料金投入口18に投入した
後、それぞれ対応する操作ボタン14、16を操作する
ことにより、商品取出口20から対応する商品(フィル
ム、レンズ付フィルム)が排出されるようになってい
る。
【0040】なお、料金投入口18は、コイン投入口1
8A、紙幣投入口18B、返却レバー18Cが設けら
れ、表示部18Dに投入金額が表示されるようになって
いる。この料金投入口18には、図2に示されるように
料金判別機22が一体的に構成されており、投入金額は
迅速に計算され、表示部18Dに表示されるようになっ
ている。
【0041】一方、ウィンドウ10の商品の内、焼増プ
リントが操作ボタン12によって指定された場合には、
焼増プリント枚数によって料金が異なるため、最初に顧
客が持参したネガフィルム30(ピースネガ)を受け付
ける工程が実行されるようになっている。このネガフィ
ルム30の受付工程は、操作ボタン12、14の下方に
設けられたネガ挿入口26にネガフィルム30を挿入す
ることによって、実行が開始される。なお、この受付工
程含む以降の工程は後述する。
【0042】料金投入口18の下方には、焼増しが完了
したプリント32、及び受付時に挿入された現像済のネ
ガフィルム30が排出される返却口34が設けられてい
る。従って、操作ボタン12が操作された場合には、現
像済ネガフィルム30をネガ挿入口から挿入し、所定時
間経過後に返却口34から該現像済ネガフィルム30及
びプリント32を受け取ることができるようになってい
る。
【0043】前記商品取出口20及び返却口34の下方
は、テーブル36が形成されている。このテーブル36
の近傍には、カード発行受取機38のスリット状のカー
ド出入口40が設けられている。前記操作ボタン12が
操作され、焼増プリント依頼が選択されると、現像済ネ
ガフィルム30の受付け、及び該当する料金(概算)が
投入される代わりに、図3に示されるようなカード42
がカード発行受取機38で発行され、カード出入口40
から排出されるようになっている。
【0044】図3に示される如く、カード42は、図示
しない磁気記録層が設けられ、表面には、現像会社名が
印刷表示されると共に、このカードを特定するID番号
がバーコード44として印刷されている。
【0045】バーコードには、JAN/EAN(8桁、
13桁)、CODE39、2of5、INTERLEA
VED2of5、CODABAR(NW−7)、COD
E11、CODE93、CODE128等の形態があ
り、何れの形態へも変換可能であるが、本発明の実施の
形態では、JAN/EAN(13桁)形式を適用してい
る。
【0046】このカード42には、書換え可能なデータ
記録領域46が設けられており、前記磁気記録層に記録
されるデータの一部を人間が読取可能な文字又は数字に
よって記録されるようになっている。
【0047】本発明の実施の形態では、このデータ記録
領域44には、受付日時、仕上がり予定日時、見積金額
並びにフィルム種類が記録されるようになっている。
【0048】また、テーブル36には、モニタ部48が
設けられ、受付時又は返却時に様々なメッセージが表示
されるようになっている。また、このモニタ部48に
は、後述するスキャナ906(図4参照)で読み取った
ネガフィルム30上の画像を表示することができるよう
になっている。画像表示は、例えば、1ピースネガ毎、
すなわち6コマ毎表示され、顧客は、この表示画像を見
て焼増しすべき画像の指定、並びに焼増し枚数の指定を
行うことができるようになっている。
【0049】さらに、テーブル36には、上記、焼増し
すべきコマの指定、枚数指定並びに処理内容の項目を指
示するためのキー49が設けられている。処理内容と
は、新規受付、受取り、確認であり、これらをを選択的
に指示することができるようになっている。なお、この
キー49によって、処理種別を選択することができる
が、顧客はこの選択をしなくてもよく、ネガフィルム3
0をネガ挿入口26へ装填すれば新規受付け、カード4
2をカード挿入口40に挿入すれば受取け、と判断し、
処理をスタートすることが可能となっている。
【0050】図2には、受付から返却までの概略構成図
が示されている。本発明の実施の形態の自動ミニラボシ
ステムは、5個のブロックに分けられており、第1のブ
ロックは、撮影済ネガフィルム30を受付る受付部50
である。
【0051】第2のブロックは、受付けたネガフィルム
30(ピースネガ)をFIFO(先入れ、先出し)を基
本として後述するプリンタ部56へ送り出すフィーダー
部900である。
【0052】第3のブロックは、現像済ネガフィルム3
0に記録された各画像コマを焼付位置に位置決めして、
印画紙54へ焼き付けるプリンタ部56である。
【0053】第4のブロックは、画像が焼付けられた印
画紙54を現像処理し、各画像毎に切断して、プリント
32を作成すると共に、フィルム1本毎にソーティング
するペーパプロセッサ部58である。
【0054】最後に第5のブロックは、1オーダ分のプ
リント32をDP袋62を集積する集積部64と、DP
袋62を1単位毎に載置するテーブルをトラック状に形
成し、巡回させるコンベア式ストック部66と、で構成
された出荷部68である。
【0055】これらのブロックは、それぞれコントロー
ラを備えており、予め定められたシーケンスによって制
御されると共に、管理コントローラ70によって、集中
管理されるようになっている。
【0056】以下、各ブロック毎に構成を説明する。 [受付部50]図2及び図4に示される如く、受付部5
0では、現像済ネガフィルム30がネガ挿入口26に挿
入されると、フィルム有無検出兼フィルム種判別センサ
76(以下、単にフィルムセンサ76という)と対応す
るようになっている。このフィルムセンサ76は、ネガ
フィルム30の透過濃度を検出するセンサ部と、DXコ
ード(バーコード)を読取るセンサ部と、を備えてお
り、受付ユニットコントローラ78にその読取結果を送
信するようになっている。受付ユニットコントローラ7
8では、読み取られたデータに基づいて、ネガ挿入口2
6に挿入されたこと、並びにフィルムの種類(ネガ/ポ
ジ)を認識するようになっている。ここで、フィルムの
種類の認識は、周知の如く、DXコードを読み取ること
によって、フィルム種はもちろんフィルムメーカー名等
も認識でき、例えば、プリント時まで記憶しておき、プ
リンタのチャンネル切り換えの情報として再利用しても
よい。
【0057】ネガフィルム30の挿入がフィルムセンサ
76で検出されると、下流側搬送路に配置された2対の
搬送ローラ902、904が駆動を開始するようになっ
ている。
【0058】このフィルムセンサ76での判別と共に、
受付ユニットコントローラ78では、ネガフィルム30
を受付けたことを示す信号を管理コントローラ70へ出
力するようになっている。
【0059】受付けられたネガフィルム30は、ネガ挿
入口26の奥側に設けられた搬送路へ所定量(画像コマ
1〜2コマ分)搬送されたとき、ネガフィルム30上の
バーコードが読み取られ、ネガフィルム30の挿入が表
裏正しく行われているかを、判断するようにしている。
ネガフィルム30上のバーコードを読み取ってネガフィ
ルム30の表裏の判別を行う技術としては、本出願人が
特公平4−64055号(特開昭62−31840号)
で開示している。すなわち、バーコードを検出し、その
ビット状態からネガフィルム30の表裏を把握したり、
パターンマッチングや特徴抽出法による文字認識の手法
でネガフィルム30の表裏を把握することができる。
【0060】上記ネガフィルム30の表裏の適否を判別
すると、その判別結果に応じて挿入されたネガフィルム
30の搬送制御が決定されるようになっている。すなわ
ち、正常に(表裏正しく)挿入された場合は、ネガフィ
ルム30の搬送が継続され、全コマ(ピースネガの場合
6コマ)の画像がスキャニングされながら、フィーダー
部900へと送り出されるようになっている。
【0061】一方、異常に(表裏を誤って)挿入された
場合は、ネガフィルム30は戻され、表裏を正しくした
後、再挿入することを促すようなメッセージをモニタ部
48に表示するようになっている。
【0062】このフィーダー部900への搬送時に表裏
の判別結果は、該ネガフィルム30を特定するID及び
連番と共に記録される(制御上はフラグFのセット
(1)、リセット(0)で判別する)。このように表裏
反転結果を記録するのは、仮に顧客に何度も挿入をやり
直しをさせず、1回は挿入し直しを促したものの、依然
として表裏を誤って挿入した場合に装置内で、後述する
フィルム表裏反転機950によって反転処理を行うこと
ができるようにするためである。なお、フィーダー部9
00での積層を考慮した場合、ネガフィルム30の表裏
は合っていることがジャミング防止のため好ましく、装
置内での表裏反転は、あくまでもイレギュラー(顧客が
2回続けて表裏を誤って挿入したような場合)なときに
行うこととする。
【0063】なお、受付部50からフィーダー部900
へ送られたネガフィルム30は、ガイド板88によって
案内されるようになっている。このガイド板88は、受
付部50の搬送路に近い側がブラケット908を介して
水平軸910に軸支されている。この水平軸910を中
心に回転可能とされ、図4の実線位置(水平状態)及び
二点鎖線位置(鉛直状態)の2位置を取り得る構成とな
っている。
【0064】ガイド部88には、ビニール又は合成樹脂
性で成形された、可撓性薄肉プレート912(以下、単
にプレート912という)が敷設されている。このプレ
ート912は、ネガフィルム30が搬送されてきたとき
に、ネガフィルム30上に配置され、重しとなってネガ
フィルム30のカール癖を無くす役目を有している。こ
れにより、フィーダー部56へ搬送されるとき、及びガ
イド板88とベース部914との間に垂れ下がるとき
(後述)に変形したりジャミングを起こすことが防止さ
れる。
【0065】ガイド板88を通過したネガフィルム30
は、フィーダ本体ユニット915のネガフィルム挿入端
に位置するローラ対90に挟持搬送されることにより、
フィーダ本体ユニット915のベース部914へ載置さ
れるようになっている。ローラ対90は、ベース部91
4方向へ付勢されており、ベース部914の両端から立
設したガイド壁916に設けられた長孔918に支持さ
れており、順次ネガフィルム30が積層されるのに対応
して、ベース部914から離間されるようになってい
る。
【0066】ローラ対90の下流側には、フィルム有無
センサ920が設けられている。このフィルム有無セン
サ920でネガフィルムの先端を検出すると、ネガフィ
ルム30の先端が定盤922から立設したストッパ92
4に当接する長さL分搬送し、停止するようになってい
る。
【0067】ここで、ネガフィルム30の先端がストッ
パ924に到達する毎に前記ガイド板88が水平位置→
鉛直位置→水平位置への移動動作を行うように制御され
る。これにより、ネガフィルム30は、その後ろ側約半
分が、ガイド板88とベース部914との間の隙間に垂
れ下がり待機されることになる。この時点で、ガイド部
88への、次のネガフィルムの搬送が可能となる。
【0068】フィーダ部本体ユニット915のベース部
914上には、板ばね926が配置されている。板ばね
926のガイド板88側端部には、フランジ部926A
が幅方向に延長して設けられ、一対のガイド壁916に
掛け渡されている。板ばね926は、幅寸法がベース部
914の幅寸法よりも若干小さく、このフランジ部92
6Aから先端に掛けて徐々に傾斜され、先端はベース部
914に比較的弱い付勢力で当接している。このため、
ネガフィルム30の先端は板ばね926の付勢力によっ
てこの板ばね926とベース部914との間に挟持され
ることになる。また、次々と搬送されてくるネガフィル
ム30を順次積層でき、これに応じて板ばね926が撓
む(上方に移動する)ようになっている。
【0069】一対のガイド壁916の長手方向中央部に
は、上方に矩形状に突出したブラケット916Aが形成
されて、このブラケット916Aに設けられた同軸状の
円孔にシャフト928が挿通されている。
【0070】フィーダ部本体ユニット915は、このシ
ャフト928を中心に回転可能とされている。また、シ
ャフト928には、ねじりコイルばね930が取付けら
れており、その一端はブラケット916Aに、他端は図
示しないフレームに係止されている。これにより、フィ
ーダ部本体ユニット915はその先端が前記ストッパ9
24の下端よりも若干上方に位置してカム932によっ
て保持されている。
【0071】ここで、ストッパ924の下端には、スリ
ット孔936が設けられており、フィーダ部本体ユニッ
ト915を前記ねじりコイルばね930の付勢力に抗し
て、図示しない駆動手段の駆動力でカム932を回転さ
せ、下方に移動するように回転(図4の時計回り方向回
転)させると、最下層のネガフィルム30の先端がスリ
ット孔936に対向するようになっている。
【0072】ベース部914の先端の幅方向両端部に
は、矩形状の切欠部914Aが設けられ、これに対向す
る定盤922には矩形孔922Aが形成され、搬送ロー
ラ対938の一部が突出されており、フィーダ部本体ユ
ニット915が図4の時計回り方向回転したときに、ネ
ガフィルム30と当接するようになっている。
【0073】ここで、搬送ローラ対938を駆動する
と、最下層のネガフィルム30がスリット孔936を通
過して、フィルム表裏反転機950を介して次工程であ
るプリンタ部56へ送り出されるようになっている。な
お、フィルム表裏反転機950では、顧客に対して表裏
を直すように促したにも拘らず、表裏が誤って再挿入さ
れ、前記表裏の適否の判別で、反転が必要とされるネガ
フィルム30を検索し、反転させた後、プリンタ部56
へ送り出すようにしている。従って、基本的には、ネガ
フィルム30はフィルム表裏反転機950を単に通過す
るのみであり、顧客への煩わしさ(2回以上の入れ直
し)をなくすためのものとして装備している。 [プリンタ部56]プリンタ部56は、現像済ネガフィ
ルム30、すなわちストッパ924のスリット孔936
から出てくるネガフィルム30を挟持搬送する2個の搬
送ローラ対118、120が設けられている。これらの
搬送ローラ対118、120の間には、ネガキャリア1
22が設けられている。このネガキャリア122では、
ネガフィルム30に記録された画像コマを焼付位置に順
次位置決めするようにな間欠搬送制御がなされるように
なっている。
【0074】ネガキャリア122に設けられた焼付開口
124に対応して、その下方には光拡散筒126、色調
整フィルタ128及び光源130が配置されている。ま
た、焼付開口124の上方には、レンズ132及びブラ
ックシャッター134が配置されている。このブラック
シャッター134の上方にはマスク136によって保持
された印画紙54が配置されている。
【0075】光源130から照射された光は、焼付位置
に位置決めされた画像こまの画像を透過し、レンズ13
2を介してブラックシャッター134の開放時に印画紙
54上に結像され、焼付けられるようになっている。
【0076】印画紙54は、ロール状に巻き取られた状
態でマガジン138に収容され、このマガジン138か
ら逐次引き出されるようになっている。
【0077】ネガキャリア122の搬送方向上流側に
は、フィルム先端検出センサ140が設けられており、
上流側搬送ローラ対118から搬送されてくるネガフィ
ルム30の先端を検出するようになっている。このフィ
ルム先端検出センサ140でネガフィルム30を検出す
ると、プリンタプロセッサコントローラ142は、処理
の開始を適否を管理コントローラ70に問い合わせるよ
うになっている。ここで、管理コントローラ70から処
理OKの連絡を待って、焼付処理が開始されるようにな
っている。
【0078】また、ネガキャリア122の下流側に位置
する搬送ローラ対120の近傍には、ネガフィルム30
の後端を検出するフィルム後端検出センサ144が設け
られており、ネガフィルム30の後端の通過を検出して
いる。このフィルム後端検出センサ144でネガフィル
ム30の後端を検出すると、プリンタプロセッサコント
ローラ142では、処理の終了を管理コントローラ70
へ報告するようになっている。
【0079】一方、印画紙54を保持するマスク136
の下流側には、バーコード記録部146が設けられてい
る。このバーコード記録部146は、マスク136上で
画像が焼付けられた印画紙54の裏面に前記IDに対応
するバーコードが各画像に対応して、記録されるように
なっている。
【0080】このバーコードが記録された印画紙54
は、ペーパプロセッサ部58へ搬送されるようになって
いる。 [ペーパプロセッサ部58]ペーパプロセッサ部58
は、発色現像液漂白定着液リンス液がそれぞれ貯留され
た処理液槽148と乾燥部150とで構成されている。
【0081】発色現像槽では印画紙54を現像液に浸し
て現像処理を行う。現像処理された印画紙54は発色現
像部と隣接する漂白定着槽へ搬送される。漂白定着槽で
は印画紙54を定着液に浸して定着処理を行う。定着処
理された印画紙54は漂白定着槽に隣接するリンス槽へ
搬送される。リンス槽では印画紙54を洗浄水に浸して
水洗処理を行う。
【0082】水洗処理された印画紙54はリンス槽と隣
接する乾燥部150へ搬送される。乾燥部150は印画
紙54をローラに巻付け高温の空気にさらして乾燥させ
る。印画紙54は図示しない一対のローラに挟持され、
乾燥処理の終了した印画紙54を乾燥部150から一定
速度で排出させている。
【0083】乾燥部150の下流側にはカッタ部152
が配設されている。カッタ部152は、印画紙54に付
与されたカットマークを検知するカットマークセンサ1
54と印画紙54を切断するカッタ156とで構成さ
れ、印画紙54を画像コマ毎にカットし、ソータ部15
8によってネガフィルム1本毎に仕分けられるようにな
っている。
【0084】ペーパプロセッサ部58の挿入口160近
傍には、ペーパ先端検出兼バーコードセンサ162が設
けられており、挿入口160から挿入されてくる印画紙
54の先端を検出すると共に裏面に記録されたバーコー
ドを読み取るようになっている。このペーパ先端検出兼
バーコードセンサ162で印画紙54を検出すると、ペ
ーパプロセッサコントローラ164は、処理の開始を適
否を管理コントローラ70に問い合わせるようになって
いる。ここで、管理コントローラ70から処理OKの連
絡を待って、印画紙54の処理が開始されるようになっ
ている。
【0085】また、カッタ部152の近傍には、印画紙
54の後端を検出するペーパ後端検出センサ166が設
けられており、印画紙54の後端の通過を検出してい
る。このフィルム後端検出センサ166でネガフィルム
30の後端を検出すると、ペーパプロセッサコントロー
ラ164では、処理の終了を管理コントローラ70へ報
告するようになっている。 [出荷部68]前述した袋詰め機64の上方には、ネガ
フィルム集積部168が配設されている。ネガフィルム
集積部162では、プリント処理が終了した1オーダ分
のネガフィルム30(ピースネガ)が束ねられ、袋詰め
機64へと案内されるようになっている。
【0086】一方、ソータ部158によって1オーダ毎
に仕分けられたプリント32は、案内板172に案内さ
れ、かつ搬送ベルト174に載置されて袋詰め機64へ
を送り込まれるようになっている。
【0087】袋詰め機64では、DP袋62に1オーダ
分のネガフィルム30とプリント32とを袋詰めし、ホ
ッパー部176からコンベア式ストック部66へ落下さ
せるようになっている。
【0088】コンベア式ストック部66におけるDP袋
62が載置される各テーブル135は、図2の左右方向
を軸線とする軸を中心に回転可能とされ、通常は水平状
態を保持しながら、所定のトラックを巡回している。出
荷部ユニットコントローラ178では、各テーブル13
5を番地で記憶しており、DP袋62が載置される場合
には、この番地とDP袋62に付与されたIDとが対応
付けされるようになっている。
【0089】ここで、返却の指示があると、管理コント
ローラ70では、IDが出荷ユニットコントローラ17
8へ送信され、出荷ユニットコントローラ178では、
このIDから番地を検索し、この番地に該当するテーブ
ル135を返却口34に対応させ、このテーブル36を
軸を中心に回転させることにより、DP袋62を返却口
34へ滑落案内している。出荷部ユニットコントローラ
178では、DP袋62をテーブル135から滑落させ
た後は、DP袋62を返却したことを示す信号を管理コ
ントローラ70へ送信するようになっている。
【0090】以下に本発明の実施の形態の作用を図5乃
至図11のフローチャートに従い説明する。 〔受付・カード発行〕図5及び図6には、受付処理制御
ルーチンが示されている。
【0091】ステップ200では、テーブル36に設け
られたキー操作によって、焼増プリントの項目指示が何
かを判断する。すなわち、新規受付、受取り、確認の3
種のいずれか選択されたかを判断する。なお、これらの
選択指示がなくても、所定時間経過した後は、現像済ネ
ガフィルム30がネガ挿入口26に挿入されたことで新
規受付と判断し、カード42が挿入されたことで、受取
り(確認を含む)と判断することによって、顧客に余計
な操作を強いることがない。なお、図5のフローチャー
トでは、前記キー操作がなされたとして説明するが、ス
テップ200での選択が自動か手動かの違いであり、以
後の処理に大きな違いはない。
【0092】このステップ200で焼増プリントの新規
受付が選択されると、ステップ201へ移行してモニタ
部48にメッセージ(「現像済ネガフィルムを挿入して
下さい」)が表示される。なお、ネガフィルム30が挿
入されず、カード42が挿入された場合には、受取が選
択されたと判断すればよい。
【0093】次のステップ203で、ネガフィルム30
の挿入をフィルムセンサ76が確認すると、ステップ2
04へ移行してローラ対の駆動を開始する。これによ
り、ネガフィルム30は、ネガ挿入口26の奥へと搬送
される。
【0094】ここで、ネガフィルム30の搬送中にスキ
ャナ906によるスキャニグが開始される(ステップ2
05)。また、このとき、フィルムセンサ76で検出さ
れた情報から、フィルム種(カラー/白黒、ネガ/ポ
ジ)が判別され、次のステップ208において、その適
合性が判断される。すなわち、本機では、カラーネガ以
外は対応できないため、ステップ208で否定判定され
た場合には、ステップ209へ移行して、モニタ部48
にメッセージ(「このフィルムは対応できません」)を
表示し、次いでステップ210でローラ対902、90
4を反転させている。これにより、一旦挿入されたネガ
フィルム30は、ネガ挿入口26へ戻される。
【0095】次のステップ211では、ネガフィルム3
0がネガ挿入口26から引き抜かれたか否かを判断し、
肯定判定された場合はステップ200へ戻る。また、ス
テップ208で適合と判定された場合には、ステップ2
15へ移行する。ここで、ステップ215ではネガフィ
ルム30の挿入に表裏間違いがないかを判断するため、
ネガフィルム30に付されたバーコードを検出し、ステ
ップ217へ移行する。ステップ217での比較で、否
定判定(NG)された場合は、ステップ250へ移行し
て、受付時に表裏が反転していると判別された履歴(1
オーダ内)のDXコードと照合し、次のステップ252
で、一致するものがあるか否かを判定する。ここで、否
定判定の場合は、1オーダ内ではじめて挿入されたネガ
フィルム30であると認識し、ステップ254へ移行し
てメッセージ(「ネガフィルムの表裏を反転して入れ直
して下さい」)を表示し、次いでステップ256でロー
ラ対902、904を反転させる。これにより、挿入さ
れたネガフィルム30は、ネガ挿入口26へ戻される。
【0096】次のステップ258では、ネガフィルム3
0がネガ挿入口26から引き抜かれたことを判別すると
(肯定判定)、ステップ203へ戻る。
【0097】一方、ステップ252で肯定判定された場
合は、1オーダ内で2度目の表裏反転であり、これ以上
顧客に入れ直しをさせる煩わしさを解消すべく、ステッ
プ260へ移行してフラグFをセット(1)し、ステッ
プ221へ移行する。
【0098】このフラグFをセットすることによって、
後述するように送り出し制御時にフィルム表裏反転機9
50が動作し、ネガフィルム30の表裏を自動的に反転
させることができる(図7のステップ324、326参
照)。
【0099】次に、ステップ217で、肯定判定(O
K)された場合は、ステップ221へ移行する。
【0100】次のステップ221において、フィルム先
端検出センサ920でネガフィルム30の先端を検出す
ると、所定時間経過後搬送を停止する(ステップ22
3、225)。次いでステップ227では、ガイド板8
8を水平→鉛直→水平に1往復移動させ、ネガフィルム
30の後側がガイド板88とベース部914との間の隙
間に垂れ下がるようにする。これにより、ガイド板88
が空き、次のネガフィルム30の挿入が可能となる。
【0101】また、このとき、ネガフィルム30の先端
は、ストッパ924に当接しており、全コマの画像のス
キャニングが完了している。そこで、ステップ227で
は、この全ての画像コマ(6コマ)を所定の配列で表示
する。
【0102】次のステップ231では、モニタ部48に
メッセージ(「焼増するコマの指定とその枚数をキー操
作によって行って下さい」)を表示する。なお、このと
き、指示が所定時間ない場合には、全コマ各1枚が指定
されたものと判断し、処理を継続してもよい。
【0103】次のステップ233では、顧客によるキー
入力に基づいて、入力情報を解析し、ステップ235で
指示の終了を示すキーが操作されたと判断すると、ステ
ップ237へ移行して、モニタ部48にメッセージ
(「次のネガフィルムがありますか」)が表示され、顧
客のキー操作或いは所定時間ネガフィルム30の挿入を
待つことにより、同一顧客の焼増依頼が継続するか否か
を判断する。すなわち、ステップ239で次のネガフィ
ルム30が有ると判定された場合は、ステップ203へ
移行して、上記処理を繰り返す。また、無しと判定され
た場合は、ステップ212へ移行する。このとき、同一
顧客の同時依頼のネガフィルム30には同一のIDが設
定されると共に、同一ID内の複数のネガフィルム30
のそれぞれに連番が設定される。例えば、4本のピース
ネガの2本目は、ID番号の後に2/4となる。このI
Dは、受付順に連番であってもよいし、管理コントロー
ラ70に受付たことを送信したときに管理コントローラ
70で設定されて返信される番号であってもよい。
【0104】ステップ212では、前記解析情報に基づ
いて仕上がり予定日時と見積り額を演算し、次いでステ
ップ214へ移行して、この仕上がり日時及び見積り額
をモニタ部48へ表示する。次のステップ216では、
このモニタ部48にメッセージ(「全額又は内金を投入
して下さい」)を表示し、ステップ218へ移行する。
【0105】ステップ218では、金銭が投入されたか
否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ220へ
移行し、所定時間経過したか否かが判断される。このス
テップ220で否定判定の場合は、ステップ218、2
20を繰り返す。金銭が所定時間内に投入されないと、
ステップ220で肯定判定され、ステップ224で一旦
受付けたネガフィルム30順次排出する。
【0106】次いで、ステップ228へ移行してメッセ
ージ(「最初からやり直して下さい」)をモニタ部48
に表示し、ステップ200へ戻る。
【0107】次にステップ218で肯定判定、すなわち
金銭が投入されたと判断されると、ステップ230へ移
行して投入金額を判別し、次いでステップ232で投入
金額を表示し、ステップ234へ移行する。
【0108】ステップ234では、カード42のデータ
記録領域46に受付日時と共に前記仕上がり予定日時、
見積り金額、フィルム種類を記録すると共に1オーダ毎
に異なるIDをバーコード化して記録する。上記情報
は、カード42の磁気記録層に記録することが好まし
い。仮に、このカード42を再利用する場合、履歴とし
て磁気記録層に残しておくことができるからである。
【0109】次のステップ236では、カード42をカ
ード出入口40から排出し、ステップ200へ戻る。
【0110】顧客は、排出されたカード42を受取り、
通常、印字されている仕上がり日時にくることになる。
ここで、この仕上がり日時の印字が薄かったり、はっき
りしない場合、顧客はカードを挿入することにより、処
理状況を確認することができる。すなわち、テーブル3
6上のキー操作でに基づいてステップ200で確認が選
択たことを認識すると、ステップ200からステップ2
38へ移行する。
【0111】ステップ238では、メッセージ(「カー
ドを挿入して下さい」)がモニタ部48に表示され、ス
テップ240へ移行する。ステップ240では、カード
42が挿入されたか否かが判断され、否定判定の場合に
は、ステップ242へ移行して所定時間経過したか否か
が判断される。このステップ242で否定判定された場
合には、ステップ240へ移行し、ステップ240、2
42を繰り返す。
【0112】ここで、ステップ242で肯定判定、すな
わち所定時間経過したと判断されると、ステップ244
へ移行してメッセージ(「最初からやり直して下さ
い」)がモニタ部48に表示され、次いでステップ24
6でカード42が排出され、ステップ200へ戻る。
【0113】また、ステップ240、242の繰り返し
中にステップ240で肯定判定、すなわち、カード42
が挿入されたことを認識すると、ステップ248へ移行
してカード42を引き込み、まず、バーコード(ID)
を読み取る(ステップ250)。
【0114】ステップ250で読み取られたIDに基づ
いてステップ252では、処理状況を検索する。この処
理状況の検索は、管理コントローラ70へIDを送信す
ることにより、後述するID毎のファイルが展開され、
リアルタイムの処理状況を得ることができる。ステップ
254でこの処理状況をモニタ部48に表示することに
より、顧客は、現在の状況を認識することができる。モ
ニタ部48への表示後は、ステップ256へ移行してカ
ード42を排出し、ステップ200へ戻る。なお、モニ
タ部48への表示時間は予め定められた時間でもよい
し、カード42が抜き取られるまでとしてもよい。
【0115】次に、例えば、顧客がカード42に記載さ
れた仕上がり日時を見て、商品(仕上がりプリント等)
を受取るべく、テーブル38上のキー操作する。ステッ
プ200では、キー操作が受取りであると判断すると、
ステップ200からステップ258へ移行する。なお、
カード42を直接挿入されることによって、受取りと判
断することも可能である。この場合、メッセージは出
ず、挿入された時点でステップ266からスタートすれ
ばよい。
【0116】ステップ258では、メッセージ(「カー
ドを挿入して下さい」)がモニタ部48に表示され、ス
テップ260へ移行する。ステップ260では、カード
42が挿入されたか否かが判断され、否定判定の場合に
は、ステップ262へ移行して所定時間経過したか否か
が判断される。このステップ262で否定判定された場
合には、ステップ260へ移行し、ステップ260、2
62を繰り返す。
【0117】ここで、ステップ262で肯定判定、すな
わち所定時間経過したと判断されると、ステップ264
へ移行してメッセージ(「最初からやり直して下さ
い」)がモニタ部48に表示され、ステップ200へ戻
る。
【0118】また、ステップ260、262の繰り返し
中にステップ260で肯定判定、すなわち、カード42
が挿入されたことを認識すると、ステップ266へ移行
してカード42を引き込み、まず、バーコード(ID)
を読み取る(ステップ268)。
【0119】ステップ268で読み取られたIDに基づ
いてステップ270では、処理状況を検索する。この処
理状況の検索は、前述の如く、管理コントローラ70へ
IDを送信することにより、後述するID毎のファイル
が展開され、リアルタイムの処理状況を得ることができ
る。
【0120】次のステップ272では、得られた処理状
況により処理が完了しているか否かが判断され、否定判
定の場合には、ステップ274へ移行し、処理状況に応
じたメッセージ(「まだ、仕上がり日時になっていませ
ん」又は「○○の理由により仕上がり日時を○月×日に
変更いたします」等)をモニタ部48に表示して、ステ
ップ254へ移行する。
【0121】すなわち、仕上がり日時の勘違いも有り
得、また、仕上がり日時を過ぎていても処理の遅れで仕
上がっていない場合もある。このため、処理状況を確認
することによって、実際に返却できるか否かを判断して
いる。
【0122】ステップ272で肯定判定、すなわち処理
が完了していることが確認されると、ステップ276へ
移行して請求金額を読みだす。
【0123】次いで、ステップ278ではこの請求金額
Sと、最初に受け取った金額Uと、差額Xとをモニタ部
48に表示し、請求金額Sと、最初に受け取った金額U
とを比較する(ステップ280)。この比較の結果、S
<Uと判定された場合には、おつりが必要であり、ステ
ップ282へ移行してメッセージ(「X円のおつりで
す」)をモニタ部48に表示しステップ284へ移行す
る。また、S=Uと判定された場合は、ステップ282
を飛び越してステップ284へ移行する。
【0124】また、ステップ280で、S>Uと判定さ
れた場合には、ステップ286へ移行して、メッセージ
(「X円足りません差額料金を投入して下さい」)をモ
ニタ部48に表示し、ステップ288へ移行する。
【0125】ステップ288では、金銭が投入されたか
否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ290へ
移行し、所定時間経過したか否かが判断される。このス
テップ290で否定判定の場合は、ステップ288、2
90を繰り返す。金銭が所定時間内に投入されないと、
ステップ290で肯定判定され、ステップ291へ移行
してメッセージ(「最初からやり直して下さい」)をモ
ニタ部48に表示し、次いでステップ292へ移行して
カード42を排出して、ステップ200へ戻る。
【0126】次にステップ288で肯定判定、すなわち
金銭が投入されたと判断されると、ステップ293へ移
行して投入金額を判別し、次いでステップ294で当初
受け取った金額Uに再投入された金額Tを加算SH、ス
テップ278へ移行する。
【0127】料金不足の場合には、これを繰り返し、ス
テップ280でS=U又はS<Uと判定され、必要に応
じて所定のメッセージ(おつりがある場合)がなされた
後は、ステップ295において、カード42から読み取
られたIDに基づいて、出荷部68のコンベア式ストッ
ク部66のテーブル135の番地を検索し、ステップ2
96へ移行して該当するテーブル135を返却口34に
対応させる。次いで、ステップ297へ移行して、テー
ブル135を傾斜させ、DP袋62を滑落させる。
【0128】次のステップ298では、メッセージ
(「仕上がりプリントをお受取り下さい」)をモニタ部
48に表示し、所定時間経過後(ステップ299)にス
テップ200へ戻る。
【0129】以上が受付処理制御であり、顧客は依頼す
るネガフィルム30を挿入するか、受付後に発行される
カード42を挿入し、必要最小限の簡単なキー操作で、
焼増処理の新規受付、確認、受取ができる。 [送り出し(処理開始)]次に、図7に従い、フィーダ
ー部900の制御ルーチンを説明する。
【0130】ステップ300では、フィルム処理開始要
求信号を管理コントローラ70へ送信する。この送信に
よって、管理コントローラ70では、他のブロックの処
理状況に基づいて、OKならば、OK信号を出力する。
ステップ302では、このOK信号を受信したか否かが
判断され、肯定判定(OK信号受信)されると、ステッ
プ304へ移行する。
【0131】次のステップ304では、変数n、Nをク
リア(0)し、ステップ306へ移行する。ステップ3
06では、設定されたIDからフィーダー部900に積
層されている1オーダ分のネガフィルム(ピースネガ)
の枚数nを設定する。
【0132】次いでステップ308では、管理コントロ
ーラ70へIDと共に設定された枚数nを送信し、ステ
ップ310へ移行する。
【0133】ステップ310では、ベース部914を図
4の時計回り方向へ回転させ、先端部を下降し、積層さ
れたネガフィルム30の最下層をスリット孔936と対
向させる。また、このとき、搬送ローラ対938が最下
層のネガフィルム30と当接し、ステップ312におい
て搬送ローラ対938を駆動させることにより、この最
下層のネガフィルム30が搬送し、スリット孔936を
通過して次工程へ排出される。
【0134】ここで、次のステップ324では、受付時
に判別したネガフィルム30の表裏の適否を読み出す。
すなわち、フラグFがセットされているか否かを判断
し、セットされていると判別された場合には、ステップ
326へ移行して、フィルム表裏反転機950の作動を
指示し、ステップ328でフラグFをリセット(0)
し、ステップ314へ移行する。また、ステップ324
で否定判定された場合は、フィルム表裏反転機950の
作動を指示せずにステップ314へ移行する。
【0135】上記のようにフィルム表裏反転機950
は、作動が指示されると搬送されてくるネガフィルム3
0の表裏を反転してプリンタ部56へ送り出し、指示さ
れない場合はネガフィルム30をそのまま通過させる。
【0136】次のステップ314では、Nをインクリメ
ントし、次いでステップ316で、nとNとを比較す
る。ここで、n>Nと判定(ステップ316の否定判
定)された場合は、積層されているネガフィルム30が
残っていると判断され、ステップ318へ移行して、次
のネガフィルム30を排出してよいかを判断する。ここ
で、OKの場合には、ステップ304へ移行して上記処
理を繰り返す。
【0137】また、ステップ316でn≦Nと判定(ス
テップ316の肯定判定)された場合は、積層された1
オーダ分のネガフィルム30の排出が完了したと判断さ
れ、ステップ320へ移行して、ベース部914の先端
を上昇させ、原位置へ戻し、次いでステップ322へ移
行してつい次の処理がOKであることを示す信号を管理
コントローラ70へ送信して、このルーチンは終了す
る。[プリント処理]図8(A)には、プリンタ部56
における焼付処理ルーチンが示されている。
【0138】まず、ステップ500では、ネガフィルム
先端がネガキャリア122に到達したか否かが判断さ
れ、肯定判定されるとステップ502へ移行してプリン
ト要求信号を管理コントローラ70へ送信する。次のス
テップ504では、管理コントローラ70からOK信号
の返信があったか否かが判断され、肯定判定されるとス
テップ508へ移行して処理を開始することを管理コン
トローラ70へ送信し、ステップ510へ移行する。
【0139】ステップ510では、指定されたコマから
順番に焼付位置へ位置決めし、測光する(ステップ51
2)。次のステップ514では、この測光により、ネガ
画像の良否を判定し、OKの場合には、ステップ514
で否定判定され、ステップ516へ移行し、露光補正デ
ータを演算し、印画紙54を位置決めし、焼付処理がな
される(ステップ516、518、520)。
【0140】焼付処理が終了すると、ステップ522で
は、ID及びピースネガを特定する連番を印画紙54の
裏面側に各画像毎に印字し、ステップ524へ移行す
る。ステップ524では、最終指定コマか否かが判断さ
れ、否定判定の場合はステップ510へ戻り上記工程を
繰り返す。また、肯定判定の場合には、ステップ526
へ移行してネガフィルム30がネガキャリア122を離
れたか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ5
28へ移行して実質焼付処理枚数をIDと共に管理コン
トローラ70へ送信し、次いで、ステップ530で処理
が終了したことをIDと共に管理コントローラ70へ送
信して処理を終了する。なお、ステップ514でNGコ
マと判定された場合は、ステップ516、518、52
0、522を実行せず、ステップ524へ移行する。
【0141】この図8(A)のルーチンで処理されてい
るときは、図8(B)の割込ルーチンが実行されてい
る。すなわち、ステップ550、552、554で印画
紙54なくなったこと、ジャミングが発生したこと、光
学系が故障したことのいずれかを確認した場合には、ス
テップ550又は552又は554からステップ556
へ移行して、直ちに処理を中止し、ステップ558へ移
行して中止理由をIDと共に管理コントローラ70へ送
信する。 [ペーパ現像]図9には、印画紙54の現像処理ルーチ
ンが示されている。
【0142】ステップ600では、印画紙54の先端が
挿入口160を通過したか否かが判断され、肯定判定さ
れると、ステップ602へ移行して印画紙の現像処理要
求が管理コントローラ70へ送信される。次のステップ
604で管理コントローラ70からOKの返送があった
判断されると、ステップ606へ移行して、IDを読取
り、次いでステップ608で処理開始をIDと共に管理
コントローラ70へ送信する。
【0143】次のステップ610では、搬送系の駆動を
開始することにより、印画紙54は、各処理液槽へ浸漬
されて現像処理され、ついで乾燥処理が行われる。
【0144】次のステップ612では、ソートマークを
検出したか否かが判断され、肯定判定された場合には、
ステップ614で切断処理を行ってステップ616へ移
行し、否定判定された場合には、切断処理は行わずステ
ップ616へ移行する。
【0145】ステップ616では、カットマークが検出
されたか否かが判断され、肯定判定された場合はステッ
プ618で切断処理を行ってステップ620へ移行し、
否定判定された場合は、切断処理は行わずステップ62
0へ移動する。
【0146】ステップ620では所定の枚数(ネガフィ
ルム1本分)となったか否か判断され、肯定判定された
場合には、ステップ622でソータ部158を次段へ移
動し、次いでステップ624で処理終了をIDと共に管
理コントローラ70へ送信し処理は終了する。
【0147】ここで、ステップ620において、所定枚
数ではないと判定された場合には、ステップ626へ移
行し、印画紙54の先端検出から所定時間経過している
か否かが判断され、否定判定されると、ステップ612
へ戻り上記肯定を繰り返す。また、ステップ626で肯
定判定されると、ジャミング等を起こしている可能性が
あり、ステップ628へ移行して異常信号を出力し、次
いでステップ630で処理を中止する。 [出荷・引渡]図10には、商品(現像済ネガフィルム
30や仕上がりプリント)を集積し、顧客引き渡すため
の出荷ルーチンが示されている。
【0148】ステップ700では、ネガフィルム30の
先端が出荷部68の挿入口を通過したか否かが判断さ
れ、肯定判定されるとステップ702へ移行して出荷要
求信号が管理コントローラ70へ送信される。ステップ
704では、管理コントローラ70からOK信号の返送
があったか否かが判断され、肯定判定されると、ステッ
プ708へ移行して処理開始をIDと共に管理コントロ
ーラ70へ送信する。
【0149】次のステップ710では、ネガフィルム3
0が1オーダ分集積された時点で袋詰め機64へ案内す
る。
【0150】次のステップ720では、ソータ部158
から1オーダ分のプリント32を受取る。すなわち、ソ
ータ部158のビンを案内部172に対応させ、搬送ベ
ルト174によって袋詰め機64へ送り込む。
【0151】次のステップ722では、袋詰め処理がな
され、この袋詰め処理が終了すると、ステップ724へ
移行してDP袋62をコンベア式ストック部66の空テ
ーブル135上に載置する。
【0152】次のステップ726では、テーブルの番地
(コンベアNo.)をIDと共に管理コントローラ70
へ送信し、次いでステップ728で処理終了をIDと共
に管理コントローラ70へ送信して処理は終了する。 [管理コントローラ制御]図11には、管理コントロー
ラ70での管理制御ルーチンが示されている。
【0153】ステップ800では、異常信号を入力した
か否かが判断され、肯定判定された場合には、ステップ
802へ移行して管理本部へ緊急連絡する。この連絡を
受けて管理本部では、トラブルシューティングのための
オペレータを派遣すべく手配する。また、この緊急連絡
を、巡回カー等で巡回している車両に直接送信するよう
にしてもよいし、ポケベル機能を用いて、オペレータに
直接連絡してもよい。
【0154】ステップ800で否定判定された場合に
は、ステップ804へ移行して、新規のIDが入力した
か否かが判断され、肯定判定された場合には、ステップ
806へ移行して、新規IDに基づきファイルを作成
し、ステップ808へ移行する。また、ステップ804
で否定判定された場合には、ステップ806は飛び越し
てステップ808へ移行する。
【0155】ステップ808では、既に登録済のIDが
入力されたか否かが判断され、肯定判定された場合に
は、このIDに基づいて作成されたファイルをオープン
し(ステップ810)、ステップ812で処理状況、処
理内容を記録するか、出力してステップ814へ移行す
る。すなわち、新たに、処理が終了した場合には記録を
更新し、カード42で処理状況の確認等の場合にはこの
記録された情報が出力される。また、ステップ808で
否定判定された場合には、ステップ810、812は飛
び越してステップ814へ移行する。
【0156】ステップ814では、処理開始要求があっ
たか否かが判断され、あった場合には処理可能か否かを
現在の処理状況に基づいて判断し(ステップ816)、
処理可能な場合には、ステップ818へ移行して処理可
能通知を行い、処理不可の場合にはステップ820へ移
行して処理不可通知を行い、共にステップ830へ移行
する。
【0157】ステップ830では、プリント要求があっ
たか否かが判断され、あった場合には処理可能か否かを
現在の処理状況に基づいて判断し(ステップ832)、
処理可能な場合には、ステップ834へ移行して処理可
能通知を行い、処理不可の場合にはステップ836へ移
行して処理不可通知を行い、共にステップ838へ移行
する。
【0158】ステップ838では、印画紙現像要求があ
ったか否かが判断され、あった場合には処理可能か否か
を現在の処理状況に基づいて判断し(ステップ84
0)、処理可能な場合には、ステップ842へ移行して
処理可能通知を行い、処理不可の場合にはステップ84
4へ移行して処理不可通知を行い、共にステップ846
へ移行する。
【0159】ステップ846では、出荷要求があったか
否かが判断され、あった場合には処理可能か否かを現在
の処理状況に基づいて判断し(ステップ848)、処理
可能な場合には、ステップ850へ移行して処理可能通
知を行い、処理不可の場合にはステップ852へ移行し
て処理不可通知を行い、共にステップ800へ戻る。
【0160】なお、本発明の実施の形態では、新規受
付、確認、受取の処理を分け、顧客がこれらをキー49
によって選択することを主体として、説明したが、上記
説明の途中にも注記してあるとおり、顧客が何らキー操
作等を行わず、新規受付のときは、パトローネ24をパ
トローネ受付口26に装填し、受取りのときは、カード
42をカード出入口40に挿入することで、処理をスタ
ートするようにすれば、顧客への負担を軽減することが
できる。
【0161】また、本発明の実施の形態では、処理部を
5個のブロックに分け、各ブロック毎の処理開始及び収
容を管理したが、装置全体を1個のブロックとし、ネガ
フィルム1本毎に処理してもよい。
【0162】さらに、受付から出荷までの全工程を自動
化したが、受付と出荷、並びにそれ以外の2系統に分割
し、この系統間を人手(或いは所定の輸送手段)によっ
て運搬してもよい。但し、2系統間は、オンライン又は
インラインでつなぐことが必須であり、これによって、
処理状況を認識することができる。
【0163】また、カード42の紛失を考慮して、テン
キーを備えておきこのテンキーからID番号を入力でき
るようにしてもよい。この際、媒体としてクレジットカ
ードを使用しておけば、装置側でクレジットカードの暗
唱番号を記憶することができ、顧客は暗唱番号を入力す
ればよく、ID番号を覚える必要がなくなる。
【0164】また、ネガ挿入口26に開閉蓋を設け、ス
リット状の挿入口を保護するようにしてもよい。さら
に、本実施の形態では、フィルム表裏反転機950を補
助的に利用、すなわち、2回以上顧客にネガフィルム3
0の入れ直しをさせないために利用したが、最初からネ
ガフィルム30が表裏反転して挿入されてもそのまま受
付けるようにしてもよい。また、逆に、顧客に何度も入
れ直しを要求するようにしてもよい。
【0165】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自動ラボ
処理システムは、焼増プリントの依頼をターゲットと
し、依頼された写真処理の納期及び売価を確実に管理す
ることができ、かつ、依頼された写真処理と、その料金
の情報との一元化することによって、引渡先のミスや請
求金額のミスも防止することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコインミニラボシス
テムの外観図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るコインミニラボシス
テムの概略ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に適用されるカードの一例
を示す平面図である。
【図4】受付部及びフィーダー部の斜視図である。
【図5】受付処理ルーチンの確認及び受取を示すフロー
チャートである。
【図6】受付処理ルーチンの焼増処理新規受付を示すフ
ローチャートである。
【図7】受付部の動作ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図8】(A)はプリンタでの動作ルーチンを示すフロ
ーチャート、(B)は異常を検出するための割り込みル
ーチンを示すフローチャートである。
【図9】ペーパプロセッサでの動作ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図10】出荷動作ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】図5から図10までの処理と処理状況の連絡
を取り合い管理するための管理フローチャートである。
【符号の説明】
30 ネガフィルム 42 カード 50 受付部 54 印画紙 56 プリンタ部 58 ペーパプロセッサ部 68 出荷部 70 管理コントローラ 900 フィーダー部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像済写真フィルムの顧客からの受付か
    ら、プリント処理した後の現像済写真フィルム及びプリ
    ントの返却までを、料金の授受と共に自動的に処理する
    自動ラボ処理システムであって、 前記現像済写真フィルムを受付け、種類の判別、当該写
    真フィルムを特定するIDの設定、集積及び、前記ID
    と共にDP情報が記録された媒体の発行、を行う受付部
    と、 前記受付部から搬送される現像済写真フィルムに記録さ
    れた画像の印画紙への焼付処理を行うプリンタ部と、 焼付処理された印画紙への現像処理を行うペーパプロセ
    ッサ部と、 プリンタ部で焼付処理に使用された写真フィルムとペー
    パプロセッサ部で現像された印画紙プリントとを含む商
    品の返却を行う出荷部と、 前記受付部、プリンタ部、ペーパプロセッサ部及び出荷
    部で構成される処理部の少なくとも処理開始と終了の時
    期を各写真フィルムに付与されたIDに基づいて集中管
    理する集中管理部とを有し、 前記出荷部で前記IDに基づいて各商品を照合し、受付
    時に発行した媒体に記録されたIDから返却すべき商品
    を検索し、料金の授受を条件に該商品を返却することを
    特徴とした自動ラボ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記集中管理部では、前記各処理の処理
    開始時に、該処理部から送信される問い合わせ信号を受
    け、該処理部及びこの処理部の次工程の処理部の処理状
    況に基づいて、或いは常時各処理部の処理状況を監視
    し、該処理部へ処理開始の適否を送信することを特徴と
    する請求項1記載の自動ラボ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記写真フィルムの受付を、前回受付け
    た写真フィルムに基づく処理が完了するまで待機させ、
    写真フィルム1件毎に処理することを特徴とする請求項
    1記載の自動ラボ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記受付部と出荷部とで構成される商品
    受渡系を、前記プリンタ部、ペーパプロセッサ部で構成
    される処理系と分離し、前記商品受渡系と処理系とをオ
    ンライン又はインライン化することを特徴とする請求項
    1記載の自動ラボ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記各処理部において、異常があった場
    合、前記集中管理部を介して、当該システムを管理する
    管理者へ通知することを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか1項記載の自動ラボ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の発明において、異
    常があった場合、さらに以後に受付処理を自動停止する
    ことを特徴とする自動ラボ処理システム。
JP22013895A 1995-08-29 1995-08-29 自動ラボ処理システム Pending JPH0961984A (ja)

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JP22013895A JPH0961984A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 自動ラボ処理システム

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002122949A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Noritsu Koki Co Ltd プリント処理情報通知システム
JP2006053392A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Noritsu Koki Co Ltd 稼働情報通知方法と稼働情報通知システム
JP2006227283A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Fuji Photo Film Co Ltd 写真画像出力システム
JP2007184727A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Noritsu Koki Co Ltd プリント処理システム
JP2010117428A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Noritsu Koki Co Ltd 引渡システム

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