JP2007184727A - プリント処理システム - Google Patents

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裕文 内山
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Abstract

【課題】その課題は、自動モードで現像処理・スキャン処理を連続して行っている途中に、例えば、エラー発生や、割り込み処理(リプリントオーダの処理)をした場合に、スキャナーに自動挿入されず、ストッカーに排出されたフィルムをスキャン処理する際に、オーダ情報入力の煩雑さをなくして効率よくスキャン処理するプリント処理システムを提供することにある。
【解決手段】本発明に係るプリント処理システム1は、フィルムプロセッサFPと、フィルムスキャナーFSと、プリント作成装置PAを備え、オーダ情報の入力を受け付ける入力手段100と、少なくともオーダ情報のオーダ状態を当該オーダ情報と対応づけて格納手段に格納するオーダ情報管理手段300と、手動挿入してスキャン処理の開始を指示する手動スキャン実行指示手段302とフィルムスキャナーの処理状態を判断する処理状態判断手段303と、フィルムの手動挿入を許可する制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、未現像写真フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサと、現像済写真フィルムのコマの情報を画像データとして取得するフィルムスキャナーと、当該画像データに基づいて写真プリントを作成するプリント作成装置を備えるプリント処理システムに関する。より詳細には、現像処理とスキャン処理を自動で連続処理するプリント処理システムに関する。
未現像写真フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサと、現像済写真フィルムのコマの情報を画像データとして取得するフィルムスキャナーとを一体の装置として構成したものが公知である(特許文献1参照)。そして、このフィルムスキャナーで取得された画像データを通信手段で受信し、当該受信した画像データに基づいて写真プリントを作成するプリント作成装置をさらに具備したプリント処理システムがある。
上記のシステムにおいて、現像同時プリント処理(連続して現像処理・スキャン処理を自動で行う処理)をする場合、最初にオーダ情報を入力し、ついで未現像写真フィルムをフィルムプロセッサにセットし、現像処理を開始する。そして現像済写真プリントがガイド手段に案内されてフィルムスキャナーに自動挿入され、スキャン処理が行われる。
特開平11−234476号公報
しかし、上記システムにおける現像同時プリント処理中に、例えばスキャナーでのエラー発生等の理由で、現像されたフィルムがスキャナーに自動挿入されずにストッカーに排出される場合がある。このように現像処理されたフィルムがスキャナーに自動挿入されずにストッカーに排出されると、このフィルムに対応するオーダ情報がメモリから削除されてしまうように構成されていたため、手動操作でフィルムをスキャナーに挿入してスキャン処理する場合には、手動でスキャン処理を行う前にオーダ情報を再入力する必要があり、オペレータにとって大変煩雑な作業となっており改善が望まれていた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、自動モードで現像処理・スキャン処理を連続して行っている途中に、例えば、エラー発生や、割り込み処理(リプリントオーダの処理)をした場合に、スキャナーに自動挿入されず、ストッカーに排出されたフィルムをスキャン処理する際に、オーダ情報入力の煩雑さをなくして効率よくスキャン処理するプリント処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明に係るプリント処理システムは、
未現像写真フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサと、当該現像処理後の現像済写真フィルムのコマの情報を画像データとして取得するフィルムスキャナーと、当該画像データに基づいて写真プリントを作成するプリント作成装置を備えるプリント処理システムであって、
前記画像データの注文に関する情報であるオーダ情報の入力を受け付ける入力手段と、
少なくとも前記入力されたオーダ情報のオーダ状態を当該オーダ情報と対応づけて格納手段に格納するオーダ情報管理手段と、
オーダ状態に基づいて、現像済写真フィルムを前記フィルムスキャナーに手動挿入してスキャン処理の開始を指示する手動スキャン実行指示手段と、
手動スキャン実行指示手段で指示されたことに応じて、フィルムスキャナーの処理状態を判断する処理状態判断手段と、
処理状態判断手段の判断結果に基づいてフィルムの手動挿入を許可する制御部と、
を備え、
オーダ情報管理手段は、現像処理とスキャン処理を連動させて現像済写真フィルムをフィルムスキャナーに自動挿入してスキャン処理を行う予約モードの場合に、フィルムスキャナーに自動挿入されずスキャン処理されなかった現像済写真フィルムに対応するオーダ情報を選択待ちの状態として格納し、
手動スキャン実行指示手段は、前記選択待ち状態のオーダを選択した後、手動スキャン実行を指示することを特徴とする。
また、本発明の好適な実施形態として、制御部は、
処理状態判断手段の判断結果が、スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中である場合に、当該スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中のオーダのスキャン処理完了後にフィルムの手動挿入を許可することが好ましい。
また、別の本発明の好適な実施形態として、制御部は、
選択待ち状態のオーダのスキャン処理の場合に、フィルムプロセッサからフィルムスキャナーに現像済写真フィルムを自動挿入するためのガイド手段の位置を、当該フィルムが自動挿入されないように位置制御することが好ましい。
かかるプリント処理システムの作用・効果は次の通りである。すなわち、本システムは、未現像写真フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサと、現像済写真フィルムのコマの情報を画像データとして取得するフィルムスキャナーと、当該画像データに基づいて写真プリントを作成するプリント作成装置を備える。そして、連続してフィルムの現像処理、スキャン処理を行う場合に、フィルム毎にオーダ情報が入力され、次いで、当該オーダ情報に対応する未現像写真フィルムがセットされ、ローディングが開始される。
オーダ情報管理手段は、入力されたオーダ情報を少なくともこのオーダ情報のオーダ状態と対応づけて格納手段に格納する。オーダ状態は、例えば、システムの処理状態(例えば、処理待ち、スキャン処理中、スキャン処理の準備中(スキャン処理直前)、現像処理中、搬送中等)の情報を有する。また、オーダ情報管理手段は、さらに、モード(予約モード又は通常モード)、スキャナーにフィルムを挿入する形態の種類(自動挿入、手動挿入)等もオーダ情報に対応付けて管理することができる。
オーダ情報管理手段は、現像処理とスキャン処理を連動させて現像済写真フィルムをフィルムスキャナーに自動挿入してスキャン処理を行う予約モードの場合に、フィルムスキャナーに自動挿入されずスキャン処理されなかった現像済写真フィルムに対応するオーダ情報を選択待ちの状態として格納し管理する。選択待ち状態として管理されている場合、該当するオーダ情報は、そのまま保存される。
手動スキャン実行指示手段は、選択待ち状態のオーダを選択した後、手動スキャン実行を指示する。この指示により、処理状態判断手段がフィルムスキャナーの処理状態を判断する。この判断結果が、例えば、スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中である場合に、制御部は、当該スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中のオーダのスキャン処理完了後にフィルムの手動挿入を許可する。
また、制御部は、判断結果が、スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中でない場合にフィルムの手動挿入を許可する。
また、制御部は、選択待ち状態のオーダのスキャン処理の場合に、フィルムプロセッサからフィルムスキャナーに現像済写真フィルムを自動挿入するためのガイド手段の位置を、当該フィルムが自動挿入されないように位置制御する。
以上の構成によって、スキャナーエラー等の発生により、手動モードでのスキャンを余儀なくされる場合に於いても、オーダ情報を再設定する必要が無く、操作性の向上につながる。また、このときのオーダ状態を選択待ちの状態として、オーダ情報と対応づけて格納・管理するので、オーダリストとしてモニターに表示させた場合に、オペレータがシステムの近くに待機していなくても、モニターでオーダリストを確認することで、スキャナーエラー発生により、選択待ち状態のオーダが発生して、手動でスキャナーに挿入してスキャン処理する必要があることを簡単に知ることが出来る。
また、あとから、モニターで確認すれば、手動挿入してスキャン処理すべきオーダを簡単に確認できる。さらに、手動挿入処理中は、ガイド手段を常にストッカー側(排出側)に切り替えるように構成され、手動挿入によるスキャン処理中に、フィルムプロセッサから排出されるフィルムがガイド手段に案内されることで傷つくようなことがない。
本発明において、「オーダ」は、写真プリントを作成する場合の注文単位である。「1オーダ」は、フィルム1本分についてのプリント注文に係る画像データ群を指すものである。
また、「オーダ情報」は、フィルム1本分の注文に関するデータであり、例えば、プリント枚数、プリントサイズ、インデックスプリントの有無、メディアへの記録の有無等である。個々のコマ画像についての詳細な設定は、画像データとして取得された後にプリント作成装置側で実行できる。
また、「予約モード」は、現像処理とスキャン処理を連動させて現像済写真フィルムをフィルムスキャナーに自動挿入してスキャン処理を行うモードである。「通常モード」は、現像処理とスキャン処理を各々独立に動作させて現像済写真フィルムをフィルムスキャナーに手動挿入してスキャン処理を行うモードである。なお、以下において、予約モードを自動モードあるいは連続処理モードと称することがあるが同義である。また、通常モードを手動モードと称することがあるが同義である。
また、本発明において「プレジャッジ」は、画像データに基づいて写真プリントを作成する前に、適切な画質の写真プリントが作成されるか否かを判定する作業であり、より具体的には、プレジャッジ画面上で、コマ画像ごとに、色、濃度の補正値、シャープネス補正、赤目補正等の設定、プリント枚数の設定、プリントサイズの設定等を適宜設定するものである。以下、同様である。
本発明に係るプリント処理システムの好適な実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、フィルムプロセッサFPと、フィルムスキャナーFSで構成されるフィルム処理装置FAと、プリント作成装置PAを有するプリント処理システム1全体の外観構成を示す図である。なお、プリント処理システム1は、その他の装置(例えば、注文者用受付端末、記録媒体への書き込み・読み取り装置、インターネット受付可能なPC端末等)を有する構成でもよい。
<システムの全体構成>
図1において、フィルム処理装置FAは、未現像写真フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサFPと、現像済写真フィルムのコマの情報を光電変換により画像データとして取得するフィルムスキャナーFSとを上下位置に配置する。そして、フィルム処理装置FAは、フィルムプロセッサFPの排出部から排出された現像済写真フィルムをフィルムスキャナーFSの供給部に送る供給搬送系に対して、現像済写真フィルムの供給部に送り込む供給状態と、外部に送り出す排出状態とに切り換え可能な供給搬送機構Aとを備える。
このフィルム処理装置FAは、通信回線を介してプリント作成装置PAに接続される。プリント作成装置PAは、通信機能、オーダ管理・制御機能、画像処理機能、プリント作成機能を有し、コンピュータ、ディスプレイ等の表示手段、キーボード、マウス等のインターフェースとを備えている。この構成によりフィルム処理装置FAで取得した画像データは、通信回線を介してプリント作成装置PAに伝送され、このプリント作成装置PAにおいて印画紙等のプリント媒体にプリントされる。オーダ管理・制御機能は、画像データをオーダ単位に管理し、プリント作成の順序を設定できるように構成される。
なお、プリント作成装置PAは銀塩式の印画紙を用いるものに制限されず、インクジェット型、昇華型のものも適用できる。
本発明において、フィルムプロセッサFPに挿入する以前の写真フィルムを未現像写真フィルムと称し、フィルムプロセッサFPで現像処理した後の写真フィルムを現像済写真フィルムと称する。
<フィルムプロセッサ>
フィルムプロセッサFPは、図1、2に示すように、プロセッサ本体の前部にフィルム挿入部11を配置し、プロセッサ本体内部に現像処理部12、乾燥処理部13とを備え、プロセッサ本体の後部に排出部14を配置し、フィルム挿入部11から排出部14にわたって搬送機構15を形成している。プロセッサ本体の前部位置には各種情報を表示する液晶ディスプレイ16Aと複数の操作ボタン16Bを有したコントロールパネル16を備え、プロセッサ本体内部にフィルムプロセッサFP全体の制御を実現する制御ユニット17を備える。プロセッサ本体の上面には、排出部14から送りだされる現像済写真フィルムを受け止めるフィルムストッカー18が形成されている。
フィルム挿入部11には、開閉自在な蓋体11Aを備え、フィルムカートリッジCaに収容されたロール状の未現像写真フィルムをセットし、搬送機構15に受け渡す作動系(フィルム駆動機構11e)と、フィルムの後端を切断する切断ユニット11Bを備える。
また、フィルムの長さの情報を得るために、搬送機構15によって搬送されるフィルム先端及び後端の通過を検出するローディング検出手段11cを備える。ローディング検出手段11cは、例えば、一対の光学式センサ(受光式、投光式)、反射型センサ、レーザセンサ、その他の近接センサ、イメージセンサ等で構成できるが、一対の光学式センサ(受光式、投光式)が好ましい。フィルム長さは、ローディング検出手段11cがフィルム先端と後端のそれぞれを検出した時刻と搬送速度から算出される。
例えば、APSフィルムの現像処理の場合、カートリッジCaから引き出したフィルムの先端に粘着テープ等を用いてリーダLを取り付け、蓋体11Aを開放して、このリーダLが先行するようにフィルム挿入部11にカートリッジCaをセットする。次に、蓋体11Aを閉じた後、通常モードの場合に、コントロールパネル16の所定の操作ボタン16Bを操作することで制御ユニット17の制御によってフィルム搬送(ローディング)が開始され、現像処理部12での現像処理と、乾燥処理部13での乾燥処理の後に排出部14からリーダLを先頭にしてフィルムが排出される。ここで、リーダLは、樹脂製のフィルムと同程度の柔軟性を持つシート状であり、幅方向の一端には搬送用の複数のパーフォレーションが形成されている。なお、APSフィルムに制限されず、135フィルム等の現像処理も行えることはいうまでもない。
予約モード又は通常モードのいずれかに設定されている場合には、オーダ情報の入力完了後に、当該オーダ情報に対応する未現像写真フィルムをフィルムプロセッサFPにセットし、現像処理が開始されるように(ローディングが開始されるように)制御ユニット17によって制御される。具体的には、制御ユニット17は、ローディングを開始するようにフィルムプロセッサFPの各要素を制御する。フィルム駆動機構11eが、リーダL及びフィルムを圧着ローラで狭持しながら現像処理部12まで搬送し、ローディング検出手段11cが搬送されてきたリーダL及びフィルムの先端を検出すると、搬送機構部15が駆動され、リーダL及びフィルムを圧着ローラで挟持して、現像処理部側に搬送する。ここで、フィルム駆動機構11eと搬送機構15は、別駆動で動作する。ここで「ローディング」は、フィルムカートリッジCaからフィルムが搬送機構15によって引き出され、現像処理部12に搬送される動作を意味する。
現像処理部12は、発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有し、現像処理部12内部において搬送機構15は、リーダL及びフィルムを搬送する複数の圧着型のローラを備えている。また、乾燥処理部13は、現像処理部12から搬送されてきたフィルムを乾燥するブロワ13Aを備える。
搬送機構15は、搬送経路の各部に圧着ローラ15Aと、この圧着ローラ15Aを電動モータ(不図示)で同期駆動する駆動系を備える。
フィルムストッカー18は、排出部14からリーダLが排出される際に、フィルムスキャナーFSへフィルムを供給するための供給搬送機構A(ガイド手段に相当する)が、排出状態(フィルムスキャナーFSに供給できない状態、フィルムスキャンFSで直前のフィルムが未だスキャン処理されている状態)にある場合に、リーダL及びフィルムが送り込まれるように構成される。
<供給搬送機構>
図2、図4、図5に示すように、供給搬送機構A(ガイド手段に相当する)は、フィルムスキャナーFSとフルムプロセッサFPとの間の一対の中間フレーム30で挟まれる空間に配置される。軸体40を介して上下方向に揺動自在に支持したガイド板41(案内部材の一例)と、中間フレーム30に対して支持された回動軸50と一体的に揺動する揺動アーム51に支持されたチャッカーCと、これらを制御する制御ユニット31と、このチャッカーCから送り出されたリーダLを受け止めるリーダトレイ32とを有する。
ガイド板41は、リーダLの幅方向での両端部を圧着して搬送しうる幅に形成された下部ガイド板41Aと上部ガイド板41Bとを有し、リーダLとフィルムFとを送る遊転ローラ42と、圧着型の供給搬送ローラ43を備え、下部ガイド板41において搬送方向で供給搬送ローラ43より上流位置にはフィルムFの幅より充分に広い幅の開放空間41Sを形成してフィルムFが自重で下方に弛む現象を許す。
供給搬送ローラ43は、駆動ローラと圧着ローラとで構成され駆動ローラは搬送モータによって駆動される。フィルムFの搬送方向でガイド板41の下流側には第1センサS1を備え、この第1センサS1より更に下流側に固定刃46Aと、可動刃46Bと、可動刃46Bを作動させるカッターモータ46Cを備える。
ガイド板41は、フィルム搬送可能とする供給位置X1と(図4(a))、排出位置X2(図4(b))とに切り替え自在に構成される。
チャッカーCは、揺動アーム51の揺動端に備えた第2センサS2と、駆動ローラ52と、この駆動ローラ52に圧着する圧着ローラ53とで構成され、チャッカーCは回動軸50の回動によって図4(a)に示すチャック位置C1と、図4(b)に示す受け渡し位置C2とに切り替え自在に構成されるように、回動軸50を駆動する回動モータ54を中間フレーム30に備える。
チャッカーCを受け渡し位置C2にセットした場合には、このチャッカーCとガイド板41の搬送終端との中間に前方の開放するループ形成空間Zを形成しており、この空間にループストッカー33を備えて、送り出されたフィルムFを大きく弛ませてループ状に貯留できるようにしている。ここでのループ形成を第2ループ形成と称す。第1、2センサS1、S2は、光源(Sb)と受光素子(Sa)からなる一対の光学式センサで構成される。
フィルムプロセッサFPの制御ユニット17と、フィルムスキャナーFSの制御ユニット25と、供給搬送機構Aの制御ユニット31と、コンピュータ(CPU、メモリ等で構成される)とは、それぞれ相互に通信可能であり、現像処理されたフィルムのサイズ、長さの情報は、各制御ユニット、コンピュータに送信され、スキャン処理の有無の情報がコントロールパネル16又はコンピュータから供給搬送機構Aに伝送される。
フィルム処理装置FAでは、フィルム現像のみを行う場合には、供給搬送機構Aを排出位置X2に制御して、フィルムプロセッサFPの排出部14から排出されたフィルムをそのままフィルムストッカー18に送り出す。また、スキャンニングを行う必要がある場合、排出部14から排出されたフィルムを、供給搬送機構Aを供給位置X1に制御して、フィルムスキャナーFSに供給する。
<予約モード>
本発明においては、例えば、予約モードに設定することにより、フィルムストッカー18にフィルムが排出されないように、連続して現像処理・スキャン処理が実行されるように構成される。以下に、図面を用いてこの予約モードの動作について説明する。
供給搬送機構Aを供給位置X1に配置し、チャッカーCをチャック位置C1にセットする。ガイド板41を供給位置X1にセットした状態では供給搬送ローラ43、チャッカーCの駆動ローラ52とが駆動される。そして、排出部14からフィルムFが排出されると、ガイド板41に挿入され、遊転ローラ42から供給搬送ローラ43に送られ、搬送モータ44とチャッカーCとで更に搬送される。なお、図中、L(f)は、リーダL及びフィルムFを意味する。
供給搬送ローラ43とチャッカーCの搬送速度は等しく設定されているが、フィルムFに不必要な張力を作用させないように、供給搬送ローラ43とチャッカーCとの搬送速度は、排出部14から排出される搬送速度より少し低速に設定される。
上記のように供給搬送機構Aに導入されたリーダLの先端位置を第1センサS1と第2センサS2とが検出し、この検出タイミングと、供給搬送ローラ43、チャッカーCの各々によるリーダLの搬送速度とに基づいてリーダLの位置が取得される。リーダLの位置が取得された後、フィルムが設定量だけ搬送されたタイミングで、搬送停止し、カッター46でフィルム先端を切断し、リーダLを切り離し、この後、チャッカーCを駆動して、リーダLをリーダトレイ32に送り出し、更に、供給搬送ローラ43とチャッカーCとの駆動によってフィルムFの先端(切断後の先端)をチャッカーCでチャックされる位置まで搬送して停止する。
排出部14から排出される搬送速度より低速に設定され、また、リーダL切断時の停止等により、図5(a)に示すように下部ガイド板41Aに形成した開放空間41SからフィルムFをループ状に弛ませて速度差を吸収する。
図5(b)に示すように、回動モータ54の駆動により揺動アーム51を受け渡し位置C2にセットする。このセットの際には、供給搬送ローラ43を駆動することによりガイド板41からフィルムFを送り出し、この送りだし速度よりチャッカーCの移動速度が低速になるように揺動アーム51を作動させる。
受け渡し位置C2にセットした後、供給搬送ローラ43の駆動を継続的に行うことにより、図5(b)に示すように、ループ形成空間Zに対してフィルムFをループ状に弛ませ、ループストッカー33によって受け止める。このループ形成が第2ループである。
そして、排出部14からフィルム後端が排出されたことを第1センサS1が検出したタイミングをスキャンニングするタイミングとして、図5(c)に示すようにチャッカーモータ59を駆動することにより、チャッカーCの駆動ローラ52でフィルムFを送り出し、フィルムF先端をフィルムスキャナーFSのフィルムキャリア21の供給部21Aに送り込み、フィルムスキャナーFSにおいてフィルムFのコマ画像の情報を読み取る。
チャッカーCからフィルムFを送り出す際の搬送速度は、フィルムキャリア21でのフィルムFの搬送速度より低速に設定され、チャッカーCから過剰にフィルムFを送り出す不都合を回避し、フィルムFに過大な張力を作用させず、円滑にフィルムFを送り込める。
チャッカーCからフィルムFを送り出す制御を行い、送り出しが完了したことを第2センサS2での検出結果から判別した後には、チャッカーCをチャック位置C1にセットし、ガイド板41を排出位置X2にセットする。
<フィルムスキャナー>
フィルムスキャナーFSは、図1、2に示すように、スキャナー本体の下部にフィルムキャリア21を配置し、このフィルムキャリア21の下側に光源ユニット22を、フィルムキャリア21の上側にズームレンズ23と光電変換ユニット24とを配置している。スキャナー本体の内部に制御ユニット25を配置し、スキャナー本体の前面にスタートボタン26を備える。フィルムスキャナーFSは、フィルムプロセッサFPに固定されて一対の中間フレーム30の上端に支持され。排出部14の排出ブロック上部位置に配置されている。
フィルムキャリア21は、フィルムプロセッサFPの前部と同じ方向に現像済写真フィルムの供給部21Aを形成し、この供給部21Aからフィルムを後部側に搬送しながらスキャニングを行えるように構成される。なお、フィルムキャリア21にフィルムを送り出す前に、フィルムからリーダLを切り離す処理がなされる。
また、フィルムキャリア21は、搬送ローラ21Bを駆動する搬送モータ(不図示)と、フィルムの存否を判別する非接触型の存否センサSFと、フィルムの幅方向での端部にバーコード状に形成されたコード情報を取得するコードセンサ(不図示)とを備える。存否センサSFは、一対の光電式センサ(受光型(Sa)、投光型(Sb))とで構成されるのが好ましい。
光源ユニット22は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色の発光ダイオード(不図示)を有し、ズームレンズ23は、焦点距離の調節によって、フィルムのコマの情報を設定された拡大率で光電変換ユニット24の光電変換面に結像させる。この光電変換ユニット24は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に対応してCCD等の光電変換素子でなる3つのラインセンサ(不図示)を備える。
予約モードにおいては、フィルムプロセッサFPによる現像処理後の現像済写真フィルムが、供給搬送機構Aに案内されて、チャッカーCによってフィルムキャリア21に自動的にセットされ、スキャン処理が実行される。一方、通常モードにおいては、フィルムプロセッサFPによる現像処理後の現像済写真フィルムが、ストッカー18に排出される。排出されたフィルムにはリーダLが貼り合わされているので、オペレータが手動でリーダLをフィルムから切断する必要がある。フィルムスキャナーFSでは、オペレータによって手動でフィルムがフィルムキャリア21にセットされ、スキャン処理が実行される。ここでのフィルムは、ストッカー18に排出された現像済写真フィルム、リプリントでスキャン解像度を変更してスキャン処理させたい場合の現像済写真フィルム等が例示される。なお、通常、スキャン処理された画像データは、プリント作成装置PAに送信され、保存されているが、この画像データが削除された場合には、再度スキャン処理する必要があり、かかる場合においても、通常モードでスキャン処理を行う必要がある。
<プリント作成装置の機能ブロック構成>
入力手段100は、画像データの注文に関する情報であるオーダ情報の入力を受け付ける。例えば、モニター7に表示される操作画面(GUI)を参照しながら、キーボード、マウス等の入力操作部8を操作して、オーダ情報が入力されるように機能する。オーダ情報入力の際には、予約モードか通常モードかを選択して入力できるように構成される。
制御手段200は、入力されたオーダ情報に対応する未現像写真フィルムをフィルムプロセッサFPで処理するように制御する。例えば、予約モードにおいて、複数のオーダ情報を連続して入力できるように入力手段100を制御する。また、オーダ情報の入力は、一の未現像写真フィルム分のみを入力できるように制御する機能を有する。
また、制御手段200の機能としては、オーダ情報の入力後に、フィルムプロセッサFPにセットされた未現像写真フィルムの現像処理を開始するように制御できる。また、フィルムプロセッサFPに未現像写真フィルムがセットされた場合に、オーダ情報の入力が可能となるように制御できる。
オーダ情報管理手段300は、少なくとも入力されたオーダ情報のオーダ状態と当該オーダ情報を対応づけて格納手段に格納する。格納手段は、例えば、メモリ(以下、予約キュー300aと称す)等で構成される。
オーダ状態の情報は、少なくともシステムの処理状態の情報で構成される。また、オーダ情報管理手段300は、フィルム排出先の情報もオーダ情報に対応づけて予約キュー300aに格納するように構成してもよい。フィルム排出先の情報は、スキャナ(供給搬送機構Aに案内されてチャッカーCで挟持してフィルムキャリア21に自動でセットすることを意味する)、ストッカー(フィルムストッカー18に排出することを意味する)を識別する情報で構成される。さらに、オーダ情報管理手段300は、オーダ情報入力の際に設定されたモードを識別する情報(予約モード又は通常モード)及びフィルムスキャナーFSのスキャン処理においてフィルムを自動挿入するか、手動挿入するかを識別する情報等もオーダ情報に対応づけて予約キュー300aに格納するように構成してもよい(図8参照)。
オーダ情報管理手段300は、システムの処理状態を以下のように取得することができる。例えば、フィルムスキャナFSの制御ユニット25にスキャン処理中か否かを問い合わせることで実行される。また、スキャン処理直前か否かの判断は、供給搬送機構Aの制御ユニット31に、フィルムが第1センサS1で検出されているか否か、又は、排出部14に配置されたセンサ(不図示)でフィルムが排出されたことを検出したか否かを問い合わせることで実行される。また、現像処理中であるか否かの判断は、フィルムプロセッサFPの制御ユニット17に現像処理中か否か(或いはローディング中か否か)を問い合わせることで実行される。なお、上記のようにオーダ情報管理手段300が各処理主体に問い合わせする形態に限らず、各処理主体が各処理の開始・終了の情報を自動的にオーダ情報管理手段300に送信し、オーダ情報管理手段300が送信された情報を解析して、必要な情報を更新するように構成できる。
オーダ情報管理手段300は、現像処理とスキャン処理を連動させて現像済写真フィルムをフィルムスキャナFSに自動挿入してスキャン処理を行う予約モードの場合に、フィルムスキャナFSに自動挿入されずスキャン処理されなかった現像済写真フィルムに対応するオーダ情報を「選択待ち」の状態として格納し管理する。選択待ち状態として管理されている場合、該当するオーダ情報は、そのまま保存される。
手動スキャン実行指示手段302は、選択待ち状態のオーダを選択した後、手動スキャン実行を指示する。この指示により、処理状態判断手段303がフィルムスキャナーの処理状態を判断する。この判断結果が、例えば、スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中である場合に、モード切替手段304(制御部に相当する)は、当該スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中のオーダのスキャン処理完了後にフィルムの手動挿入を許可するようにフィルムスキャナーFSの制御ユニット25に指令する。
また、モード切替手段304(制御部に相当する)は、判断結果が、スキャン処理中でない場合又は自動挿入によるスキャン処理の準備中でない場合にフィルムの手動挿入を許可するようにフィルムスキャナーFSの制御ユニット25に指令する。
また、モード切替手段304(制御部に相当する)は、選択待ち状態のオーダのスキャン処理の場合に、フィルムプロセッサFPからフィルムスキャナーFSに現像済写真フィルムを自動挿入するためのガイド手段の位置を当該フィルムが自動挿入されないように、供給搬送機構Aを排出位置X2に位置制御するように制御ユニット31に指令する。例えば、供給搬送機構Aの位置を、予約キュー300aに記憶された排出先情報に応じて切り替えるように、制御ユニット31に指令を送信する。この指令を受信した制御ユニット31は、排出先情報に応じて供給搬送機構Aの位置を供給位置X1または排出位置X2に配置するように制御する。
また、モード切替手段304は、予約モード画面から通常モード画面へ又は通常モード画面から予約モード画面への切り替えを行う機能を提供する。モード画面表示手段301は、予約モード画面又は通常モード画面をモニター7に表示させるように機能する。
制御手段200、オーダ情報管理手段300、モード画面表示手段301、手動スキャン実行指示手段302、処理状態判断手段303、モード切替手段304の処理手順は、通常、ソフトウェアで構成され、かかるソフトウェアは、不図示のCPU、メモリ等のハードウェア資源と協働して動作するものであるが、専用回路、ファームウエア等を組み合わせて構成してもよい。当該ソフトウエアプログラムは、ROM等のメモリに予め格納されている。
<画像判定部の構成>
画像判定部4は、フィルム処理装置FAから取得した画像データに対する判定をオペレータが行なうための機能を提供し、かかる機能は主としてソフトウェアにより提供される。これは、画像データに基づいて写真プリントを作成する前に、適切な画質の写真プリントが作成されるか否かを判定するものであり、かかる作業をプレジャッジと称することとする。画像判定部4には、補正データの設定機能、プリントデータの設定機能、サムネイル画像の設定機能が主たる機能として設けられている。なお、プレジャッジは必ず行なわなければならないものではなく、プレジャッジを省略してプリント処理を行うことも可能である。なお、以下において、オーダーデータとは、1オーダに含まれる画像データ群と、プレジャッジにより設定された補正データ、プリントサイズ、プリント枚数などのプリントデータ、オーダを特定するデータ(オーダ識別ID、顧客の氏名、住所、会員IDなどのデータ)により構成される。オーダ情報は、プリントデータの一部を構成する。
<オーダ制御部の構成>
オーダ制御部5は、プリント処理すべき画像データをオーダ単位に管理する機能を提供する。オーダ登録部5aは、画像判定部4によりプレジャッジの終了したオーダーデータを記憶装置6に登録・保存する機能を有する。記憶装置6は概念的に、スプーラ6aと呼ばれる部分と、その他の記憶部6bとで構成される。プリント処理すべきオーダーデータは、すべてスプーラ6aに保存される。従って、スプーラ6aにオーダーデータを保存することでオーダの管理を行なうことができ、プリント処理の順番や割り込みなどの制御を行なうことができる。スプーラ6aと、記憶部6bは、いずれもハードディスクのような大容量記憶装置により構成することができるが、スプーラ6aと記憶部6bは、ハードウェア的に別々のハードディスクにより構成してもよいし、1つのハードディスクの記憶領域を分割して、スプーラ6aとして機能する領域と、それ以外の領域を形成してもよい。
プリント処理制御部5bは、プリント処理指令を後述する画像処理基板9(画像処理手段に相当する)に送信する。そして、この指令に従って、画像処理基板9は、オーダーデータに基づいて、画像処理を行う。
モニター7は、オーダ情報の入力操作画面表示以外に、その他の例えば、プレジャッジを行なうための画面やオーダ管理画面等を表示させるものであり、プリント処理等を行うために必要な画面を提供する。入力操作部8は、キーボードやマウス等により構成され、オーダ情報入力、プリント処理に必要なデータ入力や設定、各種指令を行うために用いられる。
画像処理基板9(画像処理手段に相当する)は、スプーラ6aから画像データと補正データを受け取り、補正データに基づいて画像データに対する画像処理を行い、写真プリントを作成するために用いられるプリント用画像データを生成する。画像処理基板9は、受信メモリ、処理回路部、展開メモリにより構成され、処理回路部において指定された画像処理が行なわれる。具体的には、補正データに基づく色・濃度の補正、設定されたプリントサイズに従ったデータの拡縮処理などである。
次に、図3に示すプリント処理部の構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン101には、写真感光材料(印画紙ともいう)であるペーパーがロール状に収容されている。ペーパーマガジン101は、2台を設置することができ、例えば、ペーパー幅の異なるペーパーを予めセットしておくことができる。ペーパーカッターは、ペーパーマガジン101から引き出された長尺状のペーパーを設定されたプリントサイズになるように切断する。
露光エンジン102aは、画像処理基板9の展開メモリから送信されてくるプリント用画像データを受け取り、このプリント用画像データに基づいて、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン102aとしては、特定の方式のものに限定されるものではなく、例えば、レーザーエンジン、CRTエンジン、PLZTエンジンなどを用いることができる。
裏印字手段102bは、ペーパーの裏面に、オーダ識別ID、コマナンバー、プリント処理済枚数、プリント要求枚数、補正テータ等をプリントする機能を有する。裏印字手段102bは、例えば、ドットインパクトプリンタ、熱転写式プリンタ、インクジェットプリンタ等で実現される。
現像処理部103は、画像が焼付露光されたペーパーの現像処理を行い、乾燥処理部104は、現像処理されたペーパーの乾燥処理を行なう。ペーパー排出部から仕上がりの写真プリントが装置本体外部に排出され、所定の集積装置(不図示)によりオーダ単位で集積される。
ペーパーセンサー106は、ペーパー排出部から排出されるペーパーを検出し、あるオーダの写真プリントが全て排出されたか否かを検出する。センサ制御部(不図示)は、ペーパーセンサー106の駆動制御を行なうと共に、ペーパーセンサー106からの信号を受信して解析する。
(実施形態1)
以下に、本発明の処理手順について図6のフローチャートを用いて説明する。オペレータはオーダ情報を入力する(オーダ予約)(S1)。本システムの予約キュー300aに入力されたオーダ情報が格納される(S2)。この際、モード設定も行われる。未現像写真フィルムをフィルムプロセッサFPにセットする前では、オーダ状態は、「挿入待ち(現像)」として管理される(S3)。図7(a)に示すように、オーダ#3が「挿入待ち(現像)」として管理されていることが分かる。図8(a)は、オーダ情報管理手段300で管理されるオーダ情報とオーダ状態の例を示す。なお図8(a)では、「処理待ち」となっているが、「挿入待ち(現像)」を意味する。
次いで、フィルムプロセッサFPにカートリッジCaを蓋体11Aを開けて挿入すると(S4)、カートリッジ検出手段11dがカートリッジCaを検出して、オーダ状態を「ローディング待ち」状態とする(S5)。次いで、蓋体11Aを閉じると(S6)、ローディングが開始され、オーダ状態を「ローディング中」とする(S7)。
そして、現像処理が開始され(S8)、オーダ状態が「現像処理中」になる(S9)。例えば、図7(a)に示すようにオーダ#2のオーダ状態が「現像処理中」であることが分かる。
そして、フィルムスキャナーFSにおいて、オーダ#1のスキャン処理エラーが発生すると(S10)、現像処理中のオーダ#2のフィルムをストッカー18に排出する(S11)。この際のオーダ状態を「排出中(下部ストッカー)」とし(S12)、排出完了後にオーダ状態を「選択待ち」にする(S13)。図7(b)に示すように、例えば、オーダ#2は「選択待ち」状態になる。
そして、オペレータは、フィルムスキャナーFSのエラーを復帰して(S14)、「選択待ち」状態のオーダ(ここではオーダ#2)のスキャン処理を実行させたい場合に、図7(b)に示すように「選択待ち」状態のオーダ#2を選択する(S15)。例えば、オーダ#2をダブルクリックして選択する。これにより、選択された「選択待ち」状態のオーダ#2のオーダ情報を予約キュー300aから読み出す(S16)。また、オーダ状態の「選択待ち」表示が強調表示(不図示)される(S17)。
そして、「選択待ち」状態のオーダ#2を選択した後、オペレータが、図7(b)に示すように、手動スキャン実行ボタン701を押下すると(S18)、オーダ状態が「挿入待ち(スキャナー)になる(S19)。そして、ストッカー18に排出されたオーダ#2の現像済写真フィルムをフィルムキャリア21に手動挿入すると(S20)、スキャン処理が開始され(S21)、オーダ状態が「プレスキャン中」、「本スキャン中」に順次切り換わる(S22、S23)。
次いで、スキャン処理で取得された画像データがプリント作成装置PAに送信され、プリント処理が開始されると(S24)、予約キュー300aから、オーダ#2のオーダ情報が削除される(S25)。図8(b)に示すように、例えば、オーダ#2のオーダ情報(プリントサイズ等)がNULLとなる。かかるオーダ情報削除処理は、オーダ情報管理手段300の機能による。
次に、図9を用いて、本発明の処理を具体的に説明する。今、予約モードでシステムが可動中であり、予約モード画面がモニター7に表示されている。図7(a)に予約モード画面の一例を示す。図7(a)に示すように、予約キュー300aに格納されているオーダ情報を読み出して予約オーダリストを画面中に構成する。画面下部には、手動スキャン実行ボタン701が表示される。予約モード画面は、予約キュー300aに格納されたオーダ情報のデータに基づいて、モード画面表示手段301の機能により提供される。図8に示すオーダ情報は、入力手段100によってオーダ情報が入力され、入力順序に従って予約キュー300aに格納される。なお、ここでは、複数のオーダ情報が格納されているが、1つのオーダ情報のみが格納されていてもよい。オーダ情報入力の際に、予約モードに設定すると、排出先はスキャナーに設定され、通常モードに設定すると、排出先はストッカーに設定される。オーダ状態として、システムの処理状態が管理され、画面上にシステムの処理状態(スキャン処理中、現像処理中、処理待ち)が表示される。図7(b)によれば、例えば、オーダ#2は、自動モードで、「選択待ち」状態であることが分かり、オーダ#3は、自動モードで、スキャン処理中であることが分かる。
「選択待ち」状態のオーダのスキャン処理を行わせる場合に、「選択待ち」状態のオーダを選択し、図7(b)に示す手動スキャン実行ボタン701を押下する(S30)。これに応じて、処理状態判断手段303は、「選択待ち」状態のオーダを手動挿入してスキャン処理できるか否かを判断する(S31)。ここで、例えば、オーダ#3のフィルムがスキャン処理中であると判断した場合、このオーダ#3においてスキャン処理中フラグをONにして(S32)、供給搬送機構Aを排出位置X2にセットする(S33)。図7(b)に示すようにオーダ#4のフィルムが既に現像処理中であれば、オーダ#4のフィルムはストッカー18に排出される。すなわち、次のオーダ#4のフィルムが自動的に供給搬送機構Aに挿入案内されて、フィルムスキャナーFSにセットされることを防止する。そして、オーダ#4のオーダ情報のオーダ状態は、「選択待ち」状態として記憶され、オーダ#4の現像済写真フィルムは、フィルムストッカー18に搬送されることになる。
処理状態判断手段303は、予約キュー300aから取得したオーダ状態を解析することで、上記判断を行う。なお、処理状態判断手段303は、予約キュー300aからオーダ状態を取得せずに、直接、フィルムプロセッサFP、フィルムスキャナーFS等に処理状態を問い合わせるように構成してもよい。
そして、オーダ#3のスキャン処理が完了したら、ステップS31で再度判断がなされ、ステップS34に行き、スキャン処理中フラグをOFFにする(S34)。そして、モード切替手段304は、手動挿入処理に切り換えることを意味する確認通知をモニター7に表示させ、オペレータの確認指示(例えば、OKボタンをクリック)で、手動挿入処理中フラグをONにする(S35)。これにより、通常モードに設定され、フィルムの手動挿入が許可される。なお、手動挿入処理に切り換えることを意味する確認通知をモニター7に表示させることなく手動挿入処理中フラグをONにしてもよい。
そして、モード切替手段304は、供給搬送機構Aの位置を排出位置X2にセットするように制御ユニット31に指令する(S36)。これにより、制御ユニット31は、供給搬送機構Aの位置を供給位置X1から排出位置X2に配置するように電磁ソレノイド48を制御する。
また、モード切替手段304は、フィルムプロセッサFPの制御ユニット17、フィルムスキャナFSの制御ユニット25に、通常モードに変更された旨の信号を送信する。これにより、フィルムプロセッサFPの制御ユニット17は、通常モードでの現像処理を実行し、フィルムスキャナFSの制御ユニット25は、通常モードでのスキャン処理を実行する。
なお、「選択待ち」状態のオーダ#2のフィルムを通常モードでスキャン処理する場合に、モード切替手段304は、予約キュー300aからオーダ#2の排出先情報を取得し、取得した排出先情報「ストッカー」を判断して、この判断結果(「ストッカー」)に応じて、供給搬送機構Aの位置を排出位置X2にセットするように制御ユニット31に指令するように構成してもよい。
そして、オペレータは、フィルムキャリア21に現像済写真フィルムを手動挿入してスキャン処理を実行する(S37)。
一方、上記ステップS31において、オーダ#3のスキャン処理が未だ行われていない場合、現像処理中である場合、又は供給搬送機構Aにフィルム先端が挿入され案内されていないと判断された場合、スキャン処理中フラグをOFFにして(S34)、手動挿入処理中フラグをONにする(S35)。これ以後の動作は上記と同様である。
以上、本発明によれば、自動モードで現像処理・スキャン処理を連続して行っている途中に、例えば、エラー発生や、割り込み処理(リプリントオーダの処理)をした場合に、スキャナーに自動挿入されず、ストッカーに排出されたフィルムを新たにスキャン処理する際に、オーダ情報入力の煩雑さをなくして効率よくスキャン処理するプリント処理システムを提供することができる。
<別実施形態>
上記実施形態において、オーダ情報がプリント作成装置PAで入力されるように構成したが、特にこれに制限されず、フィルムプロセッサFPのコントロールパネル16から入力できるように構成してもよい。
プリント処理システムの外観の一例を示す図 フィルム処理装置の一例を説明する図 プリント処理システムの機能を示すブロック図 供給搬送機構の一例を説明する図 連続処理の動作の一例を説明する図 処理手順を説明するフローチャート 予約モード画面を説明する図 予約キューに格納されるオーダ情報の一例を説明する図 処理手順を説明するフローチャート
符号の説明
FP フィルムプロセッサ
FS フィルムスキャナー
PA プリント作成装置
A 供給搬送機構
C チャッカー
Ca フィルムカートリッジ
SF 存否センサ
1 プリント処理システム
11 フィルム挿入部
11A 蓋体
11c ローディング検出手段
11d カートリッジ検出手段
11e フィルム駆動機構
12 現像処理部
13 乾燥処理部
14 排出部
15 搬送機構
16 コントロールパネル
17 制御ユニット
18 フィルムストッカー
21 フィルムキャリア
25 制御ユニット
31 制御ユニット
100 入力手段
200 制御手段
300 オーダ情報管理手段
300a 予約キュー
301 モード画面表示手段
302 手動スキャン実行指示手段
303 処理状態判断手段
304 モード切替手段(制御部に相当する)

Claims (3)

  1. 未現像写真フィルムの現像処理を行うフィルムプロセッサと、当該現像処理後の現像済写真フィルムのコマの情報を画像データとして取得するフィルムスキャナーと、当該画像データに基づいて写真プリントを作成するプリント作成装置を備えるプリント処理システムであって、
    前記画像データの注文に関する情報であるオーダ情報の入力を受け付ける入力手段と、
    少なくとも前記入力されたオーダ情報のオーダ状態を当該オーダ情報と対応づけて格納手段に格納するオーダ情報管理手段と、
    前記オーダ状態に基づいて、現像済写真フィルムを前記フィルムスキャナーに手動挿入してスキャン処理の開始を指示する手動スキャン実行指示手段と、
    前記手動スキャン実行指示手段で指示されたことに応じて、フィルムスキャナーの処理状態を判断する処理状態判断手段と、
    前記処理状態判断手段の判断結果に基づいてフィルムの手動挿入を許可する制御部と、
    を備え、
    前記オーダ情報管理手段は、現像処理とスキャン処理を連動させて現像済写真フィルムをフィルムスキャナーに自動挿入してスキャン処理を行う予約モードの場合に、フィルムスキャナーに自動挿入されずスキャン処理されなかった現像済写真フィルムに対応するオーダ情報を選択待ちの状態として格納し、
    前記手動スキャン実行指示手段は、前記選択待ち状態のオーダを選択した後、手動スキャン実行を指示することを特徴とするプリント処理システム。
  2. 前記制御部は、
    前記処理状態判断手段の判断結果が、スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中である場合に、当該スキャン処理中又は自動挿入によるスキャン処理の準備中のオーダのスキャン処理完了後にフィルムの手動挿入を許可する請求項1に記載のプリント処理システム。
  3. 前記制御部は、
    前記選択待ち状態のオーダのスキャン処理の場合に、フィルムプロセッサからフィルムスキャナーに現像済写真フィルムを自動挿入するためのガイド手段の位置を、当該フィルムが自動挿入されないように位置制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリント処理システム。
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