JP4288488B2 - 画像処理システム及び端末処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理データに基づいて露光用画像データを生成する露光用画像データ生成手段、及び、この露光用画像データに基づいて写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光部とを有する写真処理装置と、入力された画像データに対して画像処理を行う機能を有する画像処理部とを備えた端末処理装置と、1台又は複数台の前記写真処理装置と、1台又は複数台の前記端末処理装置とを接続するネットワーク手段とを備えた画像処理システム及びこのシステムに用いられる端末処理装置に関するものである。
かかる写真処理装置における、写真処理の概略手順を説明する。写真処理装置では、入力された画像データに対して適宜の画像処理を行い、この画像処理により得られた画像処理データに基づいて露光用画像データを生成する。入力される画像データの種類は種々のものがあり、ネガフィルムやポジフィルムのような写真フィルムをスキャニングすることで得られる画像データの他に、デジタルカメラの記憶メディア(スマートメディアTM、コンパクトフラッシュTM、メモリースティックTM等) やCD−R、MO等の記録媒体から入力される画像データがある。写真処理装置内に取り込まれた画像データに対しては種々の画像処理が施されるが、その代表的なものは色・濃度の補正である。
そのため、入力された画像データは、色・濃度のチェックを行うためにモニター画面に表示される。通常モニター画面には、複数枚の画像が表示され、オペレータは表示された画像を見ながら適切な色・濃度で写真プリントが作成されるか否かを判定する。適切な色・濃度ではプリントされないと判断した場合には、色の補正データや濃度の補正データを適宜入力する。写真処理装置に備えられた画像処理部では、上記のように得られた補正データと入力された画像データに基づいて露光用画像データを生成する。
露光用画像データは、露光エンジン(画像露光部を構成する) に転送されて、写真感光材料の乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジンは、露光用画像データに基づいて、露光光を走査することで画像を写真感光材料に形成させる機能を有する。露光エンジンとしては、例えば、レーザー光を走査することで画像を形成するレーザーエンジンが一例としてあげられる。画像が焼付露光された写真感光材料は、現像処理部に送り込まれ、現像処理及び乾燥処理が施された後、仕上がりの写真プリントとして装置外部に排出される。
以上のように写真処理装置では、入力された画像データに対して画像処理を行う機能と、生成された露光用画像データを用いてプリント作成を行う機能とが備えられているが、実質的に画像処理の作業と並行させてプリント作成処理を行うことができないという問題がある。すなわち、 仮に画像処理作業を行っている間もプリント作成処理を行わせようとすると、CPUに多大な負荷をかけてしまうことになるため、写真処理装置を操作するオペレータの作業がスムーズに行うことができなかったり、写真処理装置内部の制御が適切なタイミングでできなくなり、処理の信頼性が低下するという問題が生じる。したがって、実質的には、画像処理とプリント処理とを同時並行して行うことができず、そのために写真処理装置の稼働率が低下し、その結果、オペレータの作業効率も低下している。
一方、受付端末装置と写真処理装置とをネットワーク手段により接続した写真プリント作成システムが知られている(例えば、本出願人による下記特許文献1)。このシステムでは、写真プリントを作成する写真処理装置と、端末コンピュータとがネットワーク手段により接続されている。写真処理装置では、主に現像済み写真フィルムからの画像データが入力され、端末コンピュータからはデジタルカメラ等の記録媒体からの画像データが入力される。このように画像データの種類に応じて受付作業を分散させているので、受付処理に関する作業効率を上げることはできる。
上記端末コンピュータにより受け付けられた画像データは、写真処理装置に転送され写真プリントが作成されることになるが、画像処理作業については既に説明したように、写真処理装置で集中的に行われている。したがって、受付処理の効率は改善されてはいるが、画像処理とプリント処理の同時並行処理を行うことができないため、写真処理装置の稼働率が低下していることについては変わりがなかった。
そこで、写真処理装置で画像処理を集中的に行わずに、写真処理装置とネットワーク手段により接続された端末処理装置(端末コンピュータ)に画像処理機能を備えさせる構成が考えられる。すなわち、 写真処理装置のみで行われていた画像処理を分散して端末処理装置でも画像処理を行い、その結果得られたデータを写真処理装置に転送し、写真処理装置で写真プリントを作成するという構成である。
一般的に、写真処理装置において行われる画像処理(露光用画像データを生成する処理)は、ハードウェアを中核として構成される露光用画像データ生成手段により行われる。このハードウェアは、写真処理の機能に特化しており、高速で処理を行うことができる。したがって、プリント作成を高速で処理することができるので、顧客から大量の注文があった場合にも対応することができる。
一方、端末処理装置を構成する場合、汎用性のあるコンピュータ(パソコン)により構成することが好ましい。その場合、画像処理を行う機能もソフトウェアをインストールして備えさせることになるが、ソフトウェアによる画像処理は、システムの更新により容易に処理内容を変更できるものの、処理速度が遅いという問題がある。また、写真処理装置に設けられているような画像処理用のハードウェアは、画像処理用ソフトウェアに比べると高価であり、ネットワークに接続される端末処理装置のすべてにハードウェアを搭載することは経済的な面で問題がある。したがって、端末処理装置側としては、ソフトウェアとハードウェアの両方に対応できるような仕組みが必要とされる。
特開2003−241935号公報 (図1、図2等)
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、写真処理装置と端末処理装置がネットワーク接続された画像処理システムにおいて、システム全体でコスト面と処理速度の面のバランスを考慮して、画像処理機能を分散させることができる画像処理システム及び端末処理装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像処理システムは、
画像処理データに基づいて露光用画像データを生成する露光用画像データ生成手段、及び、この露光用画像データに基づいて写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光部とを有する写真処理装置と、
入力された画像データに対して前記露光用画像データを生成するための処理をソフトウェアにより行う機能と、前記処理をハードウェアにより行う機能のうち、少なくとも、ソフトウェアにより行う機能を有する画像処理部備えた端末処理装置と、
1台又は複数台の前記写真処理装置と、1台又は複数台の前記端末処理装置とを接続するネットワーク手段とを備えた画像処理システムであって、
前記端末処理装置は、
前記露光用画像データを生成するための処理を行うに際してハードウェアを使用した処理が可能か否かを判断する処理可否判断手段と、
この処理可否判定手段の判断結果に基づいて、前記露光用画像データを生成するための処理を、ハードウェアとソフトウェアのいずれにより行うかを指示する処理指示手段と、
この処理指示手段による指示に基づき、前記画像処理部による処理の結果得られた画像処理データを写真処理装置に転送するデータ転送手段とを備えていることを特徴とするものである。
この構成による画像処理システムの作用・効果を説明する。この画像処理システムは、1台以上の写真処理装置と1台以上の端末処理装置とがネットワーク手段により接続されている。写真処理装置には露光用画像データ生成手段及び画像露光部が設けられ、端末処理装置には画像処理部が設けられる。端末処理装置に入力された画像データは、端末処理装置に設けられた画像処理部にて露光用画像データを生成するための処理を行うことができる。このように構成することで、端末処理装置側で上記処理を集中的に行い、これと並行して写真処理装置では他のオーダーのプリント処理を行うことができる。端末処理装置で処理された結果得られた画像処理データは、写真処理装置に転送することでプリント作成を行うことができる。この画像処理データを受け取った写真処理装置では、このデータに基づいて写真プリントの作成を行うことができる
次に、端末処理装置側で行われる露光用画像データを生成するための処理の手順を説明する。端末処理装置では、上記処理を行うに際して、ハードウェアを使用した処理が可能か否かを判断する。例えば、端末処理装置に上記処理用のハードウェアが搭載されているか否かを判断する。ハードウェアがなければ、ソフトウェアによる処理が行われることになる。また、ハードウェアが搭載されていたとしても、処理の内容によってはできなかったり、バージョンの関係で処理ができないということもありうる。かかる観点から、ハードウェアによる処理が可能か否かを判断し、可能であれば、ハードウェアによる処理を行うように指令を与え、 可能でなければ、ソフトウェアによる処理を行うように指令を与える。いずれにせよ、ハードウェア又はソフトウェアを用いて、端末処理装置における処理を実行することができる。そして、処理の結果得られた画像処理データは、写真処理装置に転送されるので、写真処理装置でプリント処理を行わせることができる。
このようにソフトウェアしか搭載していないような端末処理装置の場合はソフトウェアにより処理を行うことができ、ハードウェアが搭載されている端末処理装置では、ハードウェアを用いて高速に処理を行うことができる。その結果、システム全体でコスト面と処理速度の面のバランスを考慮して、画像処理機能を分散させることができる画像処理システムを提供することができる。
本発明に係る前記画像処理データは、写真処理装置の前記露光用画像データ生成手段を経由せず、写真処理装置の前記画像露光部に転送されるべき露光用画像データであることが好ましい。
端末処理装置で露光用画像データを生成する場合、ハードウェアによるものであれば処理速度も速いので端末処理装置の負担が小さくてすむ。また、写真処理装置において行われるべき露光用画像データの生成が不要になるので、写真処理装置における負担も軽減することができる。
本発明において、端末処理装置におけるハードウェアによる前記処理は、露光用画像データを生成するに必要な処理の一部であり、画像処理データが写真処理装置に転送されることにより、前記露光用画像データ生成手段において残りの処理を行い、その結果、露光用画像データが生成されるように構成されていることが好ましい。
処理の内容によっては、端末処理装置で行った方がよいものと、写真処理装置で行ったほうがよいものがあると考えられる。例えば、写真処理装置に設けられた露光エンジンや現像処理液の特性に関する画像データの補正であれば、写真処理装置で行った方がよいと考えられる。そこで、必要な処理を端末処理装置と写真処理装置とで分担して行い、これにより、適切な処理を行うことができる。
本発明において、端末処理装置の前記ハードウェアに付随するファームウェアのバージョンをチェックし、更新が必要な場合に自動的にバージョンアップを行うファームウェア監視手段を備えていることことが好ましい。
ファームウェアはソフトウェアの一種であり、適宜バージョンアップが必要である。そこで、更新が必要な場合に自動的にバージョンアップを行うことで、端末処理装置における画像処理を適切に行うことができる。
上記ファームウェアの更新をするにあたり、バージョンアップすべきファームウェアはネットワークに接続されている写真処理装置からダウンロードされるように構成されていることが好ましい。
これにより、ネットワーク経由でバージョンアップすることができ、効率良くバージョンアップ処理を行うことができる。
上記課題を解決するため本発明に係る端末処理装置は、
画像処理データに基づいて露光用画像データを生成する露光用画像データ生成手段、及び、この露光用画像データに基づいて写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光部とを有する写真処理装置とネットワーク手段を介して接続される端末処理装置であって、
入力された画像データに対して前記露光用画像データを生成するための処理をソフトウェアにより行う機能と、前記処理をハードウェアにより行う機能のうち、少なくとも、ソフトウェアにより行う機能を有する画像処理部と、
前記露光用画像データを生成するための処理を行うに際してハードウェアを使用した処理が可能か否かを判断する処理可否判断手段と、
この処理可否判定手段の判断結果に基づいて、前記露光用画像データを生成するための処理を、ハードウェアとソフトウェアのいずれにより行うかを指示する処理指示手段と、
この処理指示手段による指示に基づき、前記画像処理部による処理の結果得られた画像処理データを写真処理装置に転送するデータ転送手段とを備えていることを特徴とするものである。かかる構成による作用・効果は、既に述べた通りである。
本発明に係る画像処理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、システムの概要を示す模式図である。
<画像処理システムの構成>
図1において、画像処理システムは写真処理装置1と端末処理装置2とがネットワーク3により接続されている。ネットワーク3に接続される写真処理装置1の台数は1台又は複数台であり、接続される台数は任意に設定することができる。同じく、ネットワーク3に接続される端末処理装置2の台数も1台又は複数台であり、接続される台数は任意に設定することができる。ネットワーク3は、例えば、イーサネットTMによるLANにより構築されるが、イーサネットTM以外のネットワーク3による接続であっても良い。また、ネットワーク3はインターネット4を介してサーバー5とも接続可能に構成されている。
これら写真処理装置1と端末処理装置2により構築される画像処理システムは、例えば、写真店内に設置されるものである。写真処理装置1と端末処理装置2とは、同じフロアーに設置される必要はなく、複数のフロアーに設置することができる。また、写真処理装置1や端末処理装置2の一部を距離的に離れた場所に設置してもよい。
次に、写真処理装置1の機能を簡単に説明する。写真処理装置1は、入力された画像データに基づいて、ペーパー(写真感光材料)の乳剤面に画像を焼付露光させ、写真プリントを作成することができる。写真処理装置1に入力される画像データとしては、写真処理装置1に対して直接的に入力されるものと、ネットワーク3を介して入力されるものがある。すなわち、 写真処理装置1では、少なくとも第1プリントモードと第2プリントモードとを選択的に設定することができる。
第1プリントモードでは、ネットワーク3との接続状態とは関係なく、写真処理装置1単独で写真処理を実行することができる。その代表的な処理として、スキャナー装置6により現像済み写真フィルムのコマ画像を読み取り、取得した画像データを用いて写真プリントを作成する処理があげられる。なお、スキャナー装置6を介して取得された画像データは、ただちに画像露光用として用いられるのではなく、種々の画像処理が行われた後、露光用画像データを生成し、この露光用画像データによりペーパーに対する画像の焼付露光がなされる。写真処理装置1には、画像処理を行うための第1画像処理部10(図2参照)が設けられている。
一方、第2プリントモードでは、ネットワーク3を介して転送されてくる画像データ(画像処理データ)が入力される。第1プリントモードの場合と同様に、この画像データに基づいて露光用画像データを生成し、写真プリントが作成される。第2プリントモードでは、ネットワーク3に接続されている端末処理装置2から画像データ(画像処理データ)が転送されてくる。
ここで、端末処理装置2の機能を簡単に説明する。端末処理装置2は、例えば、汎用のパソコンシステムにより構成することができる。端末処理装置2で取り扱う画像データは、デジタルカメラの記憶メディア(スマートメディアTM、コンパクトフラッシュTM、メモリースティックTM等) やCD−R、MO等の記録媒体に格納された画像データであり、これらの媒体から画像データを取得するためのドライブ装置が設けられている。
また、写真処理装置1と同様に、端末処理装置2にも画像処理を行うための第2画像処理部が設けられている。したがって、端末処理装置2から入力された画像データを写真処理装置1に転送する場合は、第2画像処理部で画像処理された結果得られた画像処理データが転送されることになる。詳しくは後述するが、端末処理装置2における画像処理は、ソフトウェアによるものが基本であるが、一部の端末処理装置2にはハードウェアにより構成される画像処理機能も搭載している。
本発明に係る画像処理システムは、インターネット4を介してサーバー5にも接続可能に構成されており、このサーバー5により、一般ユーザーからのプリント注文をオンラインで受けることができる。すなわち、 ユーザーは、自分のパソコンを使用して、写真プリントを作成したい画像データをサーバー5にアップロードする。写真店では、サーバー5にアップロードされている画像データを適宜のタイミングでダウンロードして、写真プリントを作成することができる。また、サーバー5には、オンラインアルバムをユーザーに対して提供する機能も有する。なお、ダウンロードした画像データは、例えば、端末処理装置2内に保存される。
<画像処理システムの機能ブロック構成>
<写真処理装置の機能ブロック構成>
次に、画像処理システムの主要な機能を図2及び図3のブロック図を用いて説明する。まず、図2により、写真処理装置1の主要な機能を説明する。
スキャナー装置6は、現像済みの写真フィルムに形成されているコマ画像から画像データを取得するための装置である。図示はしないが、画像データ読み取り用の光源やCCDラインセンサー等が設けられている。写真フィルム以外の媒体からも画像データを取得可能であり、そのための画像入力装置7が設けられている。画像入力装置7は、後述する端末処理装置2と同様に各種記録媒体に格納された画像データを取得することができる。スキャナー装置6や画像入力装置7を介して取得された画像データは、画像データ記憶部8に一旦記憶・保持される。なお、写真処理装置1には、画像入力装置7の機能はなくてもよい。同じ機能を端末処理装置2にも備えさせているからである。
第1画像処理部10は、画像データに対する画像処理を行う機能を有しており、ソフトウェアにより構成される。第1画像処理部10は、GUI11と、画像処理手段12と、ハード制御手段13により構成される。GUI11は、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスであり、モニター画面を通じて画像処理に関するデータ入力操作等を行うことができる。
画像処理を行うときの画面構成例を図4に示す。ここには、読み取られた画像のうち4枚分がモニター画面に表示されている。モニター画面に表示させる画像の枚数は4枚分でなく、例えば、6枚、8枚というように適宜設定することができる。オペレータは、このモニター画面を見ながら適切な色・濃度により写真プリントが作成されるか否かを判断することができる。このモニター画面において、図番51で示されるのが写真フィルム等から取得された画像データを表示させたものである。
図番52は、データ表示領域を示し、画像の平均濃度値、コマ番号、プリント枚数が表示されている。表示画像51の右上には別の表示領域53が設けられており、Y(イエロー) 、M (マゼンタ) 、C(シアン) の各色に対するキーボード16から入力した補正データと、同じく濃度の補正データが表示される。また、表示画像51の下側の表示領域54には、プリントサイズに関する情報が表示される。例えば、" P" はパノラマサイズを示している。表示領域55は、プリントチャンネルの名称を示している。プリントチャンネルについては後述する。
オペレータは、図4に示されるようなモニター画面を見て、色・濃度の補正を行なうべきであると判断した画像については、キーボード16により補正データを入力する。補正データを入力した場合は、入力した補正データに基づいて修正された画像が同じモニター画面にリアルタイムで表示される。したがって、オペレータは、修正後の画像を目視で確認しながら適切に画像処理を行うことができる。第1画像処理部10は、画像処理手段12の機能を有しており、キーボード16から入力された補正データに基づいて画像処理を行う画像処理手段12の機能により、画像処理された結果の画像が再度モニター画面に表示される。かかる補正データの入力はある程度試行錯誤的に行われるものであり、最終的に確定された補正データは、補正データ記憶部17に一旦記憶される。補正データは、個々の画像データに付随した形のデータとなる。なお、画像データ記憶部8と補正データ記憶部17とを合わせてデータ記憶部18と定義する。
また、モニター画面に表示される画像のサイズは、入力された画像データのサイズとは異なり、通常はサイズが小さくなったサムネイル画像が画面表示される。このサムネイル画像データを生成する処理も画像処理手段12の機能であり、モニター画面を見ながら行われる画像処理もサムネイル画像データに基づいて行われるものである。
補正データとしては、色・濃度の補正に関するものだけではなく、赤目補正、逆光補正、階調補正のような特殊な補正に関する補正パラメータも含まれる。また、プリント枚数についても、図4に示すモニター画面において修正入力することができ、このプリント枚数のデータも補正データに含まれる。
ハード制御手段13は、ハードウェアである画像処理基板20に対する制御を行う機能である。第1画像処理部10において画像処理された結果得られた画像処理データは、画像処理基板20に転送されて、露光用画像データが作成されることになる。ここで画像処理データは、少なくとも画像データと補正データにより構成されるものであり、画像データとしては、スキャナー装置6や画像入力装置7から取得された画像データをそのまま画像処理基板20に送信させることができる。
なお、第1画像処理部10で画像処理を行った場合、これを直ちに画像処理基板20に送ってプリント処理を行ってもよいが、あとで適当な時間帯に行うようにすることもできる。そこで、オーダデータ蓄積部9にデータを蓄積するように構成されている。オーダーの概念については、写真店において適宜設定することができるものであるが、例えば、写真フィルム1本、記録媒体1個を1オーダーとして扱うことができる。オーダデータ蓄積部9には、画像データと補正データが保存され、これらのデータにはオーダーIDが付与されオーダー単位で管理される。
また、第1画像処理部10で画像処理を行い、直ちにプリント処理を行うような場合であっても、データをオーダデータ蓄積部9に蓄積しておくようにしている。これは、一度プリント処理を行った場合でも、焼き直し処理や焼き増し処理を行うことがあるので、オーダデータとして保存しておくことが好ましい。画像データと補正データとを対応付けて保存しておけば、焼き直し処理等を行う場合に同じ画像処理を繰り返して行う必要がなく、画像処理を行った結果を補正データとして残しているので、再度活用することができる。なお、焼き直し処理とは、仕上がりの写真プリントの品質がよくない場合に、オペレータの判断で再度プリント処理を行うものをいい、焼き増し処理(リオーダー処理)とは、顧客からの依頼に応じて同じプリントの作成処理を行うものをいう。従って、プリント処理を行っても画像データや補正データを削除してしまうのではなく、前述したように、オーダデータ蓄積部9にデータを蓄積・保存する。
また、第1画像処理部10における画像処理やプリント処理を行う場合には、種々の設定データを予め設定しておく必要がある。設定データは、設定データファイル保存部14に保存される。設定データとしては、例えば、プリントチャンネルに関するデータがあげられる。プリントチャンネルとは、写真プリント作成のために使用するペーパーの種類(面質やメーカーなど)、プリントサイズ、画像データの取得元(デジタルカメラからのデータかネガフィルムからのデータか等)等を登録したものである。したがって、デジタルカメラから取得された画像データに基づいて、特定のプリントサイズの写真プリントを作成しようとする場合は、それに適したプリントチャンネルを選択する必要があり、そのためには、そのようなプリントチャンネルを予め設定しておく必要がある。その他の設定データとしては、画像処理作業でキーボードから補正データを入力する場合のキー操作1回あたりの変化量があげられる。例えば、キーボードの特定のキーを1回押すと、Y色が「+1」だけ変化するところを「+1.5」変化するように設定することもできる。
次に、画像処理基板20について説明する。画像処理基板20は、受信メモリ21と画像処理手段22と送信メモリ23とファームウェア24とが設けられている。画像処理基板20は、実際に露光用に使用される画像データを生成する機能を有する。受信メモリ21は、送信されてきた画像データ及び補正データを受け取る。画像処理手段22は、第1画像処理部10の画像処理手段12とは異なり、ハードウェアによるものである。補正データに基づいて、ファームウェア24による処理内容を設定することができ、これに基づいて露光用画像データを生成するための処理が行われる。以上のように、ハードウェアを中核として画像処理基板20が構成されているので、画像処理基板20による画像処理は高速に処理される。
この画像処理手段22において行われる画像処理は、補正データに基づいて行う色・濃度が補正された形の補正画像データを生成するだけでなく、作成するべきプリントサイズと同じサイズのデータとなるような拡大処理、あるいは、画像の縦横を変換する回転処理、必要に応じて行われる赤目補正や逆光補正等の特殊補正、仕上がりの写真プリントの色合いとモニター画面における色合いを合わせるためのカラーマッチング補正、現像処理液の種類や経時変化を考慮した補正等があげられる。また、JPEG等の圧縮ファイル形式の画像データをビットマップに展開する処理も行われる。画像処理手段22により処理された結果得られた露光用画像データは、送信メモリ23に送られる。
上記ファームウェア24は、ハードウェアである画像処理基板20に付随するソフトウェアの一種であり、適宜のタイミングでバージョンアップされ更新される。端末処理装置2にも写真処理装置1と同じような画像処理基板が搭載される場合、バージョンアップされたファームウェアが、写真処理装置1から端末処理装置2へと配布され、端末処理装置2の方も合わせて更新される。
画像処理基板20に送信されてくる画像処理データは、写真処理装置1の内部で作成されたものと、ネットワーク3を経由して送信されてくるものがある。そこで処理選択手段25を設けており、いずれか一方からの画像処理データを受け付けることができる。既に説明したように、写真処理装置1は第1プリントモードと第2プリントモードを選択的に設定することができ、第1プリントモードでは写真処理装置内部で生成した画像処理データを受け付け、第2プリントモードではネットワーク3からの画像処理データを受け付けてプリント処理を実行する。なお、処理選択手段25は、ソフトウェア的に機能を切り換えるものであり、図2では概念的に示すものである。モードの切り換えは、モニター15にモード設定画面を表示させ、いずれかのプリントモードを選択することができる。
次に、写真処理装置のプリンタプロセッサー部の構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン30には、写真感光材料である長尺状ペーパーがロールに巻き取られた形態で収容されている。ペーパーマガジン30は、写真処理装置1に複数台取り付けることもできる。これにより、ペーパーサイズの異なるものを複数種類予め用意しておくことができる。ペーパーマガジン30から引き出されたペーパーは、所定の搬送経路に沿って搬送されるように構成され、搬送経路途上に設けられたペーパーカッター31により、所定のプリントサイズに切断される。切断されたペーパーは、露光エンジン32(画像露光部に相当) に搬送される。露光エンジン32は、画像処理基板20の送信メモリ23から転送されてきた露光用画像データを用いて、ペーパーの乳剤面の画像を露光形成する。露光エンジン32は、一定速度で副走査方向に搬送されるペーパーに対して、露光光を主走査方向に走査することで潜像を形成させる。露光エンジン32としては、種々の構造のものを採用することができ、例えば、レーザーエンジン、PLZTエンジン、CRTエンジン等を採用することができる。
露光エンジン32により画像を焼付露光されたペーパーは、現像処理部33に送り込まれ画像処理が施された後、乾燥処理部34で乾燥処理が施され、ペーパー排出部35から仕上がりの写真プリントが装置外部に排出される。排出された写真プリントは、1オーダー単位で不図示の集積部に集積される。
<端末処理装置の機能ブロック構成>
次に、端末処理装置2の機能を図3のブロック図により説明する。写真処理装置1と同様に画像処理を行うための第2画像処理部40が設けられている。この第2画像露光部40は、ソフトウェアにより構成されるものであり、GUI41と、画像処理手段42(補正データを生成する手段に相当)と、ネットワーク制御手段43として機能するモジュールを備えている。このGUI41と画像処理手段42については、写真処理装置1の第1画像処理部10のGUI11及び画像処理手段12と同じ機能を有する。すなわち、 写真処理装置1と端末処理装置2では、ハード制御手段13とネットワーク制御手段43のモジュールを除いて同じソフトウェアを使用している。端末処理装置2において得られた画像処理データは、ネットワーク制御手段43(画像処理データをネットワークへ送出するデータ送出手段に相当)の機能に基づいて、ネットワーク3を経由して写真処理装置1に転送することができる。
写真処理装置1に使用される画像処理ソフトウェアは、一般に市販されている画像処理ソフトウェアとは異なり、写真処理に必要な機能が種々搭載されている。また、使い勝手の面においても、一般のソフトウェアに比べて改良がされている。一方、端末処理装置2は、パソコンで構成することができ、一般的な画像処理ソフトウェアを搭載することも考えられる。しかしながら、その場合、次のような問題がある。
写真処理装置1と端末処理装置2で画像処理ソフトウェアを異ならせると、複数種類のソフトウェアを習得しなければならず、無駄な作業が増えることになる。写真店では、アルバイトやパートタイマーの店員を雇うこともよくあり、ソフトウェアの種類が多いと、これらの店員に対する教育時間も増えてくるため、本来の写真処理に費やすべき作業時間を無駄に消費することにもなる。そこで、写真処理装置1と端末処理装置2で使用するソフトウェアをほぼ同一のものとすることで、余分にソフトウェアの使い方を習得するという無駄な作業を無くすことができる。したがって、端末処理装置2における画像処理の作業は、写真処理装置1で行う場合と全く同じ使い勝手とすることができる。
画像処理やその他の写真処理作業を行うため、モニター44とキーボード45が設けられている。また、設定データファイル保存部46には設定データファイルが保存されており、基本的にこのファイルは写真処理装置1に保存されている設定データファイルと同じものが使用される。これにより、写真処理装置1と端末処理装置2とで同じ条件下で画像処理等の作業を行うことができ、写真処理装置1と端末処理装置2のいずれで画像処理を行ったとしても、同じ品質の写真プリントが得られるようにしている。
画像入力装置47は、デジタルカメラの記憶メディアやその他の記録媒体から画像データを取得するための装置である。入力された画像データは、一旦画像データ記憶部48に記憶される。第2画像処理部40による画像処理の作業は、すでに写真処理装置1のところで説明したのと同じであり、モニター画面の構成例も図4と同じにすることができる。第2画像処理部40による画像処理により得られた補正データは、補正データ記憶部49に一旦保存される。画像データ記憶部48と補正データ記憶部49については、図2における画像データ記憶部8及び補正データ記憶部17と同じである。また、画像データ記憶部48及び補正データ記憶部49とを合わせてデータ記憶部58と定義する。
ここで補正データに関して、もう少し詳しく説明する。補正データには、色について補正を行った場合は、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色についての補正値が含まれることになる。補正をしなかった場合は、補正値0を示す補正データが生成される。濃度補正についても同様である。そのほかの補正データとしては、プリント枚数データ、プリントサイズのデータ、画像を回転処理するか否かのon/offデータと、回転処理する場合の回転角度データ、プリント位置を調整するデータ(水平方向と垂直方向の2つがある)、シャープネス補正データ、コントラスト補正データ、彩度補正データがある。また、赤目補正や逆光補正等の特殊補正を行った場合も補正データが作成される。特殊補正のように処理内容が複雑になる場合は、変換テーブルデータを補正データとして生成する。これらの補正データが保存されると共に、プリント処理を行う時は、これらの補正データが送信される。
以上のように、第2画像処理部40による画像処理で得られた画像処理データにより写真プリントが作成されることになるが、直ちにプリント処理を行う必要はなく、データを蓄積しておいて、後でプリント処理をまとめて行うようにすることもできる。そのために、オーダデータ蓄積部50が設けられており、ここにオーダデータを蓄積しておくことができる。これは、図2のオーダデータ蓄積部9の場合と同じである。すなわち、 画像データと種々の補正データが蓄積・保存され、焼き直し処理や焼き増し処理に容易に対応することができる。
保存されるデータは、画像データと補正データの他に、画像ファイル名や入力メディアのタイプ(種類)についても保存される。また、データはオーダー単位で管理するため、オーダーを特定するIDや、必要に応じて顧客情報も保存される。
端末処理装置2における画像処理機能は、ソフトウェアにより構成される第2画像処理部40を基本とするが、端末処理装置2を複数台設ける場合は、そのうちの何台か(1台でも良い)に、写真処理装置1に設けられているようなハードウェア(画像処理基板)を搭載する。この点は、後述する。
端末処理装置2では、写真処理装置1における稼動状況とは関係なく、画像処理作業を集中的に行うことができる。端末処理装置2で画像処理を行っている間も、写真処理装置1はこれとは切り離してプリント処理を行うことができるので、画像処理システム全体の処理効率が向上する。また、写真処理装置1の電源がOFFになっていたとしても、端末処理装置2だけで画像処理を行うことができる。例えば、写真処理装置1が稼動していない夜間にまとめて画像処理を行って、オーダデータを蓄積しておき、翌朝まとめてプリント作成処理を行うようにできるので、作業効率を高めることができる。
仮に、写真処理装置1でしか画像処理作業ができない場合は、画像処理を行いたいと思っても、他のオペレータが写真処理装置1を使用していた場合は、自分の作業ができないため、無駄な待ち時間が生じる。本発明によれば、そのような無駄な待ち時間が生じることはない。
プリント処理を行う場合は、画像処理データをデータ通信部55を介してネットワーク3に送出する。画像処理データは、ネットワーク3を経由して写真処理装置1に転送され、写真処理装置1の画像処理基板20で露光用画像データが生成され、これに基づいて写真プリントが作成される。
画像データ書き込み装置56は、CD−RやDVD等の記録媒体に画像データを書き込む装置である。この場合は、データ通信部55から出力される画像データは画像データ書き込み装置56へと転送される。画像データ書き込み装置56へ転送されるデータは、画像データと補正データではなく、補正データにより補正された補正画像データが転送されることになる。この補正画像データを生成する処理は、端末処理装置2においてソフトウェア的に行われる。この画像データ書き込み装置56は、複数設けられる端末処理装置2の全てに設けておく必要はなく、特定の端末処理装置2にのみ装備するようにしても良い。
<ハードウェアによる画像処理(端末処理装置)>
次に、画像処理基板20tについて説明する。画像処理基板20tは、ハードウェアによる画像処理部を構成し、写真処理装置1に設けられた画像処理基板20と同様に受信メモリ21tと、画像処理手段22tと、送信メモリ23tとを備えている。この画像処理基板20tは、写真処理装置1に設けられているものと同じものでもよいが、写真処理装置1とは異なり汎用的な機能を持たせておくことが好ましい。画像処理基板20tは、ソフトウェアと比べると高価であり、すべての端末処理装置2に設けるとコストアップになるので、特定の端末処理装置2にのみ設けておくことが好ましい。
このように、 特定の端末処理装置2については、ソフトウェアによる画像処理と、ハードウェアによる画像処理の両方を行うことができるが、基本的にはハードウェアを優先して使用できるように構成されている。そのために、図3に示すように画像処理部制御手段61が設けられている。処理可否判断手段61aは、画像処理を行うに際して、ハードウェアである画像処理基板20tを使用した画像処理が可能であるか否かを判断する。例えば、画像処理基板20tそのものが装着されていない場合は、ハードウェアによる画像処理は行うことができない。また、画像処理基板20tが装着されていても、画像処理の内容によってはハードウェアによる処理ができないこともある。例えば、テンプレート画像に写真画像をはめ込むような処理である。
処理指示手段61bは、処理可否判定手段61aの判断結果に基づいて、画像処理基板20tによる画像処理を行うか、ソフトウェア(第2画像処理部40)による画像処理を行うかを指示する。なお、処理の一部を画像処理基板20tで行い、残りの処理を第2画像処理部40で行うこともできる。
データ転送手段61cは、画像処理の結果得られた画像処理データを写真処理装置1に転送させる機能を有する。画像処理により露光用画像データが生成される場合には、これが画像処理データとして写真処理装置1に転送され、これを用いて露光エンジン32による画像形成が行われる。画像処理基板20tによりすべての画像処理が行われない場合は、残りの画像処理は写真処理装置1の画像処理基板20により最終的な画像処理が行われ、露光用画像データが生成される。すなわち、 補正データのうち一部の補正データを使用して画像処理が行われた場合、当該一部の補正データにより補正された補正画像データと、残りの補正データが画像処理データとして写真処理装置に転送される。
なお、この点はソフトウェア(第2画像処理部40)により画像処理を行う場合も同様であり、ソフトウェアによる画像処理の結果、露光用画像データが転送されることもあるし、補正画像データと残りの補正データ、画像データと補正データとが転送されることもある。
ファームウェア監視手段61dは、画像処理基板20tのファームウェア24tのバージョンを監視しており、バージョンが古くなっていれば、新しいバージョンのファームウェアをダウンロードする。新バージョンのファームウェア24tは、写真処理装置1からダウンロードすることができる。すなわち、 写真処理装置1に新しいファームウェアをインストールするようにしておき、写真処理装置1から各端末処理装置2にファームウェア等のソフトウェアを配布できるように構成している。
データ制御部57は、画像データをソフトウェアで処理するか、ハードウェアで処理するかによりデータの流れを制御する。すなわち、 データ記憶部58に記憶されている画像データは、データ制御部57の機能により、第2画像処理部40に引き渡しされるか、画像処理基板20tに引き渡しされる。
上述したデータ制御部57と、画像処理部制御手段60の機能については、ソフトウェアにより実現することができる。
<画像処理・プリント処理の手順>
次に、端末処理装置2で画像処理(図4に示すように、オペレータによりモニター画面を介して行う画像処理作業)を行い、これに基づいて写真処理装置1でプリント処理を行う場合の手順を図5のフローチャートにより説明する。
上記オペレータによる画像処理作業の後、次段階の画像処理(露光用画像データを生成するための画像処理)を開始する(#20)。開始は、端末処理装置2における適宜の操作により行われる。次に、画像処理をハードウェアで行えるか否かを判断する(#21)。ハードウェアによる処理ができない画像処理の場合は、ソフトウェアによる画像処理を行う(#28)。例えば、テンプレート合成(例えば、写真付きカレンダーや写真付き年賀状)に基づく画像処理の場合は、ソフトウェアにより行う方が好ましい。
次にハードウェアが装着されているか否かを判断する(#22)。画像処理基板20tが装着されていなければ、ハードウェアによる画像処理ができないので、ステップ#28に移行し、ソフトウェアによる画像処理を行う。画像処理基板20tが装着されている場合、ファームウェアの更新が必要か否かを判断する(#23)。ファームウェアの更新が必要な場合、新しいバージョンのファームウェアを写真処理装置1からダウンロードして、ファームウェアを更新する(#24)。その後、ハードウェアによる画像処理を行う(#25)。ハードウェアによる画像処理が完了した後、画像処理データを写真処理装置1に転送する(#26)。
転送される画像処理データの形態については、既に説明した通りである。写真処理装置1では、転送されてきた画像処理データに基づいて写真プリントの作成処理が行われる(#27)。転送された画像処理データが、露光用画像データに相当するデータであれば、これをそのまま露光エンジン32に転送させることができる。露光用画像データに相当するものでなければ、転送されてきた画像処理データを写真処理装置1の画像処理基板20に転送し、最終的な画像処理を行って露光用画像データを生成した後、露光エンジン32にデータを転送する。
<別実施形態>
(1) 本発明に係る写真処理装置は、画像処理部と画像露光部が一体化された装置でなくても良い。例えば、図1ではスキャナー装置6は写真処理装置本体と切り離された構造になっているが、これと同じように画像処理部と画像露光部とを切り離した構造としても良い。切り離した場合は、通信回線により接続がされる。
(2)端末処理装置は、汎用のコンピュータ(パソコン)により構成することができるが、これに限定されるものではなく、特定の機能に特化したコンピュータにより構成してもよい。
(3)ファームウェアの更新時期について、本実施形態では画像処理を行う場合に更新する構成を示しているが、端末処理装置2を立ち上げた時(電源を入れた時)に自動的に更新するような構成を採用することもできる。
システムの概要を示す模式図 写真処理装置の構成を示す機能ブロック図 端末処理装置の構成を示す機能ブロック図 画像処理作業を行う場合のモニター画面の構成例を示す図 画像処理及びプリント処理の手順を説明するフローチャート
符号の説明
1 写真処理装置
2 端末処理装置
3 ネットワーク
8 画像データ記憶部
10 第1画像処理部
11 GUI
12 画像処理手段
13 ハード制御手段
14 設定データファイル保存部
17 補正データ記憶部
20,20t 画像処理基板
22,22t 画像処理手段
24,24t ファームウェア
25 処理選択手段
32 露光エンジン
40 第2画像処理部
41 GUI
42 画像処理手段
43 ネットワーク制御手段
44 モニター
45 キーボード
46 設定データファイル保存部
47 画像入力装置
48 画像データ記憶部
49 補正データ記憶部
50 オーダデータ蓄積部
55 データ通信部
57 データ制御部
61 画像処理部制御手段
61a 処理可否判断手段
61b 処理指示手段
61c データ転送手段
61d ファームウェア監視手段

Claims (6)

  1. 画像処理データに基づいて露光用画像データを生成する露光用画像データ生成手段、及び、この露光用画像データに基づいて写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光部とを有する写真処理装置と、
    入力された画像データに対して前記露光用画像データを生成するための処理をソフトウェアにより行う機能と、前記処理をハードウェアにより行う機能のうち、少なくとも、ソフトウェアにより行う機能を有する画像処理部備えた端末処理装置と、
    1台又は複数台の前記写真処理装置と、1台又は複数台の前記端末処理装置とを接続するネットワーク手段とを備えた画像処理システムであって、
    前記端末処理装置は、
    前記露光用画像データを生成するための処理を行うに際してハードウェアを使用した処理が可能か否かを判断する処理可否判断手段と、
    この処理可否判定手段の判断結果に基づいて、前記露光用画像データを生成するための処理を、ハードウェアとソフトウェアのいずれにより行うかを指示する処理指示手段と、
    この処理指示手段による指示に基づき、前記画像処理部による処理の結果得られた画像処理データを写真処理装置に転送するデータ転送手段とを備えていることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記画像処理データは、写真処理装置の前記露光用画像データ生成手段を経由せず、前記画像露光部に転送されるべき露光用画像データであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 端末処理装置におけるハードウェアによる前記処理は、露光用画像データを生成するに必要な処理の一部であり、画像処理データが写真処理装置に転送されることにより、前記露光用画像データ生成手段において残りの処理を行い、その結果、露光用画像データが生成されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 端末処理装置の前記ハードウェアに付随するファームウェアのバージョンをチェックし、更新が必要な場合に自動的にバージョンアップを行うファームウェア監視手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. バージョンアップすべきファームウェアはネットワークに接続されている写真処理装置からダウンロードされるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 画像処理データに基づいて露光用画像データを生成する露光用画像データ生成手段、及び、この露光用画像データに基づいて写真感光材料に画像を焼付露光する画像露光部とを有する写真処理装置とネットワーク手段を介して接続される端末処理装置であって、
    入力された画像データに対して前記露光用画像データを生成するための処理をソフトウェアにより行う機能と、前記処理をハードウェアにより行う機能のうち、少なくとも、ソフトウェアにより行う機能を有する画像処理部と、
    前記露光用画像データを生成するための処理を行うに際してハードウェアを使用した処理が可能か否かを判断する処理可否判断手段と、
    この処理可否判定手段の判断結果に基づいて、前記露光用画像データを生成するための処理を、ハードウェアとソフトウェアのいずれにより行うかを指示する処理指示手段と、
    この処理指示手段による指示に基づき、前記画像処理部による処理の結果得られた画像処理データを写真処理装置に転送するデータ転送手段とを備えていることを特徴とする端末処理装置。
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