JP4140032B2 - 写真プリントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置と、その画像データ供給装置から供給される画像データに基づいて写真プリントを作製する写真プリント装置と、前記画像データ供給装置及び前記写真プリント装置の動作を管理するシステム制御装置とが設けられた写真プリントシステムに関する。
かかる写真プリントシステムは、例えばフィルム読取り装置等の画像データ供給装置から供給される画像データについて写真プリントを作製する装置であり、例えば下記特許文献1に記載のように、フィルム読取り装置にて読取った画像データをメモリに取り込み、更に、その画像データを写真プリント装置(下記特許文献1における「プリント部A」)に送ってプリント処理させる。
このように写真プリントの画像データの授受を行うについては、画像データ供給装置から写真プリントを作製するための画像データを取り込む場合における制御信号のやりとりを模式的に示す図8のように、システムの動作を管理するシステム制御装置において、システム管理の基本動作を実行するシステム制御プログラムと、画像データ供給装置との間で直接的に画像データや制御信号の授受を行う駆動プログラム(いわゆる、「ドライバ」に相当する)とが別プロセスで実行されている状態で、画像データの供給開始指示等の制御信号や画像データの授受を行うことが考えられている。
上述のようにデータの授受を行う場合、システムの複雑化回避や処理の高速化等のために、システム制御プログラム自体が前記駆動プログラムの実行プロセスとの間で通信を行うのではなく、前記駆動プログラムの実行プロセスとの通信のための通信プログラムを、いわゆるDLLと呼ばれるようなプロセス実行時に動的にリンクされる仕組みを利用して実装するのが一般的な考え方である。
図8で示すように、システム制御プログラムの実行プロセス(図8中で、「プロセス1」として示す)において、その実行プロセス内に前記通信プログラムを組み込んで、その通信プログラムによる処理を経由して、前記駆動プログラムの実行プロセス(図8中で、「プロセス2」として示す)との間でデータの授受を行う。
その通信プログラム中には、写真フィルムの読取り開始を指示し、それに伴って送信される画像データの受け取りが完了したときに、その旨を戻り値として返す関数(便宜上、「読取り指示関数」と称する)が実装される。
このデータのやりとりを、図8に従って具体的に説明すると、先ず、システム制御プログラムが、同一プロセス内で実行される通信プログラムに実装されている上記読取り指示関数を写真フィルムの駒番号を指定した状態で呼び出す。
呼び出された上記読取り指示関数は、前記駆動プログラムに対して指定された駒番号の画像の読み出しを指示する。
フィルム読取り装置は、この指示に従って駒画像を読取り、その読取った画像データをシステム制御装置に送る。
前記駆動プログラムは、この画像データの受け取りに伴って、前記通信プログラムに対してその旨の信号を送り、通信プログラムの読取り指示関数は戻り値として画像データの受け取りが完了した旨の信号を返す。
この処理を、図8に示すように、各駒画像について繰り返す。
この一連の処理において、システム制御プログラムの実行プロセスでは、関数呼び出しの形態で駒画像の読取りを指示し、戻り値として読取り完了を示す信号を受け取るため、前記読取り指示関数を呼び出してから読取りが完了するまでの間(図8において符号Cで示す期間)、他の処理の実行がブロックされて、システムの制御が写真フィルムの読取りに占有されてしまうことになる。
以上、写真フィルムの駒画像を読取るフィルム読取り装置の管理動作について説明したが、システム制御装置に対して外部接続されたハードディスク装置から駒画像の画像データを読み込む場合も、同様のシステム構成で画像データを取り込む。
更には、システム制御装置による写真プリント装置の管理動作においても、画像データの通信方向が上述の画像データ供給装置に対する管理動作と逆方向となるものの、基本的なシステム構成は画像データ供給装置に対する管理動作と同様に構成することが考えられている。
すなわち、システムの動作を管理するシステム制御装置において、システム管理の基本動作を実行するシステム制御プログラムと写真プリント装置と直接的に画像データや制御信号の授受を行う駆動プログラム(いわゆる、「ドライバ」に相当する)とが別プロセスで実行されている状態で、画像データやプリント動作開始指示等の制御信号の授受を行い、システム制御プログラム自体が前記駆動プログラム(写真プリント装置用)の実行プロセスとの間で通信を行うのではなく、前記駆動プログラムとの通信のための通信プログラムを、いわゆるDLLと呼ばれるようなプロセス実行時に動的にリンクされる仕組みを利用して実装するのである。
このような構成の写真プリント装置に対する管理動作においても、システム制御プログラムの実行プロセスでは、前記通信プログラムに実装される関数呼び出しの形態でプリント動作開始を指示し、戻り値としてプリント動作完了を示す信号を受け取るため、プリント動作の開始を指示する関数を呼び出してからプリント動作が完了するまでの間、他の処理の実行がブロックされて、システムの制御がプリント動作に占有されてしまうことになる。
特開2001−174938号公報
従って、上記構成では、システム制御装置から画像データ供給装置の動作を管理する場合であっても、あるいは、システム制御装置から写真プリント装置の動作を管理する場合であっても、その管理動作のためにシステムの制御が占有される期間が長くなり、システム制御装置の処理能力が低下して、他の処理の遅延を招く等の不都合ある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、画像データ供給装置あるいは写真プリント装置の動作を管理するシステム制御装置の処理能力を可及的に改善する点にある。
本出願の第1の発明は、写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置と、その画像データ供給装置から供給される画像データに基づいて写真プリントを作製する写真プリント装置と、前記画像データ供給装置及び前記写真プリント装置の動作を管理するシステム制御装置とが設けられた写真プリントシステムにおいて、前記システム制御装置は、前記画像データ供給装置の動作の管理を含むシステムの管理処理を実行するシステム制御プログラムと、前記画像データ供給装置に対して画像データの供給を指示し且つ前記画像データ供給装置から送られる画像データを受け取る処理を実行する供給装置駆動用プログラムとが備えられて、前記システム制御プログラムと前記供給装置駆動用プログラムが別プロセスで実行されるように構成され、前記システム制御プログラムは、それの実行プロセスにおいて、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスと通信するための通信プログラムを動的リンクによって組み込むように構成され、前記通信プログラムに、前記システム制御プログラムから呼び出されて、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスに対して画像データの供給開始指示を送信すると共に、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスから前記供給開始指示の受け取り確認が送られてきたときに、その旨の信号を戻り値として返す関数が実装され、前記供給装置駆動用プログラムは、前記供給開始指示を受けた旨の情報を記憶手段に記憶すると共に前記供給開始指示の受け取り確認を送り返す処理を、順次に入力される前記供給開始指示に対して行い、その後に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記画像データ供給装置に対する画像データの供給動作の指示と、供給される画像データの受け取りと、画像データの受け取り完了に伴う前記システム制御プログラムの実行プロセスに向けての受け取り完了信号の送信とを行うように構成されている。
すなわち、システム制御プログラムは、それの実行プロセスにおいて、供給装置駆動用プログラムと通信するための通信プログラムを動的リンクによって組み込み、画像データ供給装置に画像データの供給を開始させるときは、通信プログラムに実装されている関数を呼び出して供給装置駆動用プログラムの実行プロセスに対して画像データの供給開始指示を送信する。
供給装置駆動用プログラムは、前記供給開始指示を受け取ると、その供給開始指示を受けた旨の情報を記憶手段に記憶して、前記供給開始指示の受け取り確認を前記通信プログラムに送り返す。
前記通信プログラムは、供給装置駆動用プログラムの実行プロセスから前記受け取り確認を受け取ると、システム制御プログラムにおける前記通信プログラムの関数の呼び出し元にその旨の信号を戻り値として返し、制御をシステム制御プログラム側に戻す。
システム制御プログラムは、画像データの供給開始指示を前記通信プログラムの関数呼び出しという形態で実行しているために、その呼び出した関数から戻り値が返ってくるまでは他の処理がブロックされるのであるが、前記供給装置駆動用プログラムは前記供給開始指示を受けたことを記憶手段に記憶するだけで直ちに前記通信プログラムに応答するので、通信プログラムの関数を呼び出してから戻り値を得るまでの時間間隔が極めて短く、ごく短時間で制御が返ってきて、他の処理がブロックされる時間間隔が短くなる。
つまり、供給装置駆動用プログラムに、前記供給開始指示をため込んでいく、いわゆるキューイング機構に相当する機能を備えて、制御を直ちにシステム制御プログラムに返した後に、記憶保持している前記供給開始指示の情報に基づいて、順次に画像データを画像データ供給装置から取り込んでいくのである。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記通信プログラムは、前記供給装置駆動用プログラムから前記受け取り完了信号を受け取るに伴って、前記システム制御プログラムに実装されているコールバック関数を呼び出すように構成されている。
すなわち、システム制御プログラムは、画像データの供給開始を指示すると直ちに制御が戻ってくるので、そのままではその供給開始指示に基づく画像データの受け取りが完了したか否かを知り得ない。
システム制御プログラム側でこの画像データを受け取り完了を検知するためには、例えば定期的に画像データの受け取り状況をモニタする、というような手法も可能ではあるが、システム制御プログラムにかかる負担が大となって処理効率が低下してしまう。
そこで、画像データ供給装置からの画像データの受け取りが完了したときに実行させたい処理を記述した関数(コールバック関数)をシステム制御プログラムに実装して、そのコールバック関数へのポインタを通信プログラム側へ渡しておき、前記受け取り完了信号を受け取るというイベントの発生に伴って、通信プログラム側から前記コールバック関数を呼び出してもらうのである。
又、本出願の第3の発明は、上記第1の発明又は第2の発明の構成に加えて、前記画像データ供給装置が、写真フィルムの駒画像を読取るフィルム読取り装置にて構成され、前記写真フィルム読取り装置は、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスから画像データの供給動作を指示されるに伴って、写真フィルムの駒画像の読取りと読取った画像データの送出とを行うように構成されている。
すなわち、写真プリント装置で写真プリントを作製するための画像データの供給元として写真フィルムの駒画像を読取るフィルム読取り装置を備えるのである。
フィルム読取り装置にて写真フィルムの駒画像を読取って、その画像データをシステム制御装置に送信するという操作には比較的長い時間を要するのであるが、上述のように、システム制御プログラムは、写真フィルムの駒画像の読取り時間等に拘わらず直ちに制御を取り戻すことができる。
又、本出願の第4の発明は、写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置と、その画像データ供給装置から供給される画像データに基づいて写真プリントを作製する写真プリント装置と、前記画像データ供給装置及び前記写真プリント装置の動作を管理するシステム制御装置とが設けられた写真プリントシステムにおいて、前記システム制御装置は、前記写真プリント装置の動作の管理を含むシステムの管理処理を実行するシステム制御プログラムと、前記写真プリント装置に対して画像データを送信してその画像データによるプリント動作を指示するプリント装置駆動用プログラムとが備えられて、前記システム制御プログラムと前記プリント装置駆動用プログラムが別プロセスで実行されるように構成され、前記システム制御プログラムは、それの実行プロセスにおいて、前記プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスと通信するための通信プログラムを動的リンクによって組み込むように構成され、前記通信プログラムに、前記システム制御プログラムから呼び出されて、前記プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスに対してプリント動作の開始指示を送信すると共に、前記プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスから前記プリント動作の開始指示の受け取り確認が送られてきたときに、その旨の信号を戻り値として返す関数が実装され、前記プリント装置駆動用プログラムは、前記プリント動作の開始指示を受けた旨の情報を記憶手段に記憶すると共に前記プリント動作の開始指示の受け取り確認を送り返す処理を、順次に入力される前記プリント動作の開始指示に対して行い、その後に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記写真プリント装置に対する画像データの送信と、送信した画像データについて処理動作が完了したことを示す信号の受け取りと、その信号の受け取りに伴う前記システム制御プログラムの実行プロセスに向けての処理完了信号の送信とを行うように構成されている。
すなわち、システム制御プログラムは、それの実行プロセスにおいて、プリント装置駆動用プログラムと通信するための通信プログラムを動的リンクによって組み込み、写真プリント装置にプリント動作を開始させるときは、通信プログラムに実装されている関数を呼び出してプリント装置駆動用プログラムの実行プロセスに対してプリント動作の開始指示を送信する。
プリント装置駆動用プログラムは、前記プリント動作の開始指示を受け取ると、その開始指示を受けた旨の情報を記憶手段に記憶して、前記プリント動作の開始指示の受け取り確認を前記通信プログラムに送り返す。
前記通信プログラムは、プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスから前記受け取り確認を受け取ると、システム制御プログラムにおける前記通信プログラムの関数の呼び出し元にその旨の信号を戻り値として返し、制御をシステム制御プログラム側に戻す。
システム制御プログラムは、プリント動作の開始指示を前記通信プログラムの関数呼び出しという形態で実行しているために、その呼び出した関数から戻り値が返ってくるまでは他の処理がブロックされるのであるが、前記プリント装置駆動用プログラムは前記プリント動作の開始指示を受けたことを記憶手段に記憶するだけで直ちに前記通信プログラムに応答するので、通信プログラムの関数を呼び出してから戻り値を得るまでの時間間隔が極めて短く、ごく短時間で制御が返ってきて、他の処理がブロックされる時間間隔が短くなる。
つまり、プリント装置駆動用プログラムに、前記プリント動作の開始指示をため込んでいく、いわゆるキューイング機構に相当する機能を備えて、制御を直ちにシステム制御プログラムに返した後に、記憶保持している前記プリント動作の開始指示の情報に基づいて、順次に画像データを写真プリント装置に送信してプリント動作させるのである。
又、本出願の第5の発明は、上記第4の発明の構成に加えて、前記通信プログラムは、前記プリント装置駆動用プログラムから前記処理完了信号を受け取るに伴って、前記システム制御プログラムに実装されているコールバック関数を呼び出すように構成されている。
すなわち、システム制御プログラムは、写真プリントのプリント動作の開始を指示すると直ちに制御が戻ってくるので、そのままではその開始指示に基づく画像データのプリント動作が完了したか否かを知り得ない。
システム制御プログラム側でこの画像データを受け取り完了を検知するためには、例えば定期的にプリント動作の進行状況をモニタする、というような手法も可能ではあるが、システム制御プログラムにかかる負担が大となって処理効率が低下してしまう。
そこで、写真プリント装置がプリント動作を完了したときに実行させたい処理を記述した関数(コールバック関数)をシステム制御プログラムに実装して、そのコールバック関数へのポインタを通信プログラム側へ渡しておき、前記処理完了信号を受け取るというイベントの発生に伴って、通信プログラム側から前記コールバック関数を呼び出してもらうのである。
又、本出願の第6の発明は、上記第1〜第5の発明のいずれかの構成に加えて、前記システム制御装置が、パーソナルコンピュータにて構成されている。
すなわち、近年のパーソナルコンピュータの著しい高性能化に伴い、パーソナルコンピュータを高能力のシステム制御用途に使用することが可能となった。しかも、パーソナルコンピュータの高度に整備されたソフトウェア開発環境を利用してシステム制御のためのプログラムを開発できる。
上記第1の発明によれば、システム制御プログラムの実行プロセスにおいて前記通信プログラムを動的リンクにて組み込み、前記通信プログラムに実装された関数を呼び出すことで、画像データの供給開始を指示するという枠組みを維持して、システム構成が複雑化してしまうのを回避しながら、呼び出した関数からごく短時間で戻り値が返ってくる仕組みを組み込んで、直ちにシステム制御プログラム側に制御が戻るようにすることで、システム制御装置の処理能力を可及的に改善できるものとなった。
又、上記第2の発明によれば、画像データの受け取り完了時に、その情報が的確にシステム制御プログラム側に通知されることになり、特に駒画像の画像データが繰り返し供給される場合に、システム制御プログラム側で効率良くそれを検知できる。
又、上記第3の発明によれば、比較的長い時間を要するフィルム読取り装置の管理においても、システム制御プログラムは直ちに制御を取り戻して他の処理を実行することができるので、上記第1の発明を適用することが特に好適である。
又、上記第4の発明によれば、システム制御プログラムの実行プロセスにおいて前記通信プログラムを動的リンクにて組み込み、前記通信プログラムに実装された関数を呼び出すことで、写真プリントのプリント動作の開始を指示するという枠組みを維持して、システム構成が複雑化してしまうのを回避しながら、呼び出した関数からごく短時間で戻り値が返ってくる仕組みを組み込んで、直ちにシステム制御プログラム側に制御が戻るようにすることで、システム制御装置の処理能力を可及的に改善できるものとなった。
又、上記第5の発明によれば、プリント動作完了時に、その情報が的確にシステム制御プログラム側に通知されることになり、特に駒画像の画像データを繰り返しプリント動作する場合に、システム制御プログラム側で効率良くプリント動作の完了を検知できる。
又、上記第6の発明によれば、近年高性能化が著しいパーソナルコンピュータを高能力のシステム制御用途に使用して、高度に整備されたソフトウェア開発環境を活用することで、写真プリントシステムの装置コストの低減及びソフトウェア開発コストの低減が可能となった。
以下、本発明の写真プリントシステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する写真プリントシステムDPは、いわゆるデジタルミニラボ機として知られているものであり、図6のブロック図に示すように、現像処理済みの写真フィルムやメモリーカード,MOあるいはCD−R等から写真プリントを作製するための画像データを取り込んで露光用画像データを生成する画像入力装置IRと、画像入力装置IRにて生成した露光用画像データを印画紙1に露光処理して写真プリントを作製する写真プリント装置EPとから構成されている。
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図6に概略的に示すように、写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置ISとして写真フィルムの駒画像を読み取るフィルム読取り装置2(より具体的には、フィルムスキャナ2)が備えられ、更に、写真プリント装置EPやフィルムスキャナ2の動作を管理すると共に操作者に対するユーザインターフェースを備えるシステム制御装置SCとが備えられている。
システム制御装置SCは、パーソナルコンピュータにより構成され、メモリーリーダ,MOドライブ及びCD−Rドライブ等からなる外部入出力装置4を備えると共に、モニタ6aと操作卓6bとが接続されている。
モニタ6aには、各種の設定情報が表示される他、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像が表示される。
操作卓6bは、各種の動作の指示入力や、露光条件の手動設定等の情報の入力操作をするのに利用される。
〔フィルムスキャナ2の概略構成〕
フィルムスキャナ2は、写真プリントシステムDPの外観斜視図である図7に示すように、システム制御装置SCと同一筐体に設置され、図示を省略するが、赤色,緑色,青色の夫々に対応してCCDラインセンサを有するラインセンサユニットと、ハロゲンランプにて照明される写真フィルムの駒画像を前記CCDラインセンサの受光面上に結像するレンズと、写真フィルムをそれの長手方向に搬送する搬送機構を内蔵するフィルムマスクユニット5とを主要部として構成されている。
フィルムスキャナ2では、フィルムマスクユニット5に写真フィルムをセットした状態で、操作者が操作卓6bから写真フィルムの駒画像の読取りを指示入力すると、搬送機構により搬送される写真フィルムの駒画像がラインセンサユニッットにて読取られて、赤色、緑色、青色毎のデジタル画像データとしてシステム制御装置SCへ出力される。
〔システム制御装置SCの構成〕
システム制御装置SCには、図6に概略的に示すように、フィルムスキャナ2から入力された画像データに基づいて作製したときのプリント画像を予測する演算処理を実行するシミュレート演算装置7と、入力された画像データに基づいて、写真プリント装置EPを露光作動させるための露光用画像データを生成する画像処理装置8とが、拡張基板として搭載されている。
システム制御装置SCには、図1にブロック的に示すように、フィルムスキャナ2(画像データ供給装置IS)の動作の管理や、写真プリント装置EPの動作の管理を含むシステムの管理処理を実行するシステム制御プログラムPR1と、フィルムスキャナ2との間で直接的に制御情報の授受や画像データの授受を行ういわゆるドライバプログラムに相当する供給装置駆動用プログラムPR2(以下において、これを「スキャナ駆動用プログラムPR2」と称する)と、写真プリント装置EPとの間で直接的に制御情報の授受や画像データの授受を行ういわゆるドライバプログラムに相当するプリント装置駆動用プログラムPR3とが組み込まれ、更に、システム制御プログラムPR1の実行プロセスにおいて、スキャナ駆動用プログラムPR2と通信するための通信プログラムとしてスキャナ用通信プログラムDL1と、システム制御プログラムPR1の実行プロセスにおいて、プリント装置駆動用プログラムPR3と通信するための通信プログラムとしてプリント装置用通信プログラムDL2とが組み込まれている。
これらの各プログラムは、システム制御装置SCに組み込まれているマルチタスク及びマルチスレッドをサポートするオペレーティングシステム上で動作し、システム制御プログラムPR1,スキャナ駆動用プログラムPR2及びプリント装置駆動用プログラムPR3は夫々、別プロセスとして動作する。
又、スキャナ用通信プログラムDL1及びプリント装置用通信プログラムDL2は、いずれもいわゆるDLL(Dynamic Link Library)として作製されており、いずれもシステム制御プログラムPR1の実行プロセスにおいて動的リンクとして組み込まれる。
以下において、図1に模式的に示すように、スキャナ用通信プログラムDL1及びプリント装置用通信プログラムDL2を組み込んで実行されるシステム制御プログラムPR1の実行プロセスを「プロセス1」と称し、スキャナ駆動用プログラムPR2の実行プロセスを「プロセス2」と称し、更に、プリント装置駆動用プログラムPR3の実行プロセスを「プロセス3」と称する。
〔写真プリント装置EPの概略構成〕
写真プリント装置EPは、図6及び図7に示すように、筐体内部に、画像入力装置IRから受け取った露光用の画像データの画像を印画紙1上に露光形成する露光ユニット20と、露光ユニット20を制御する露光制御装置21と、露光ユニット20にて露光された印画紙1を現像処理する現像処理装置22と、筐体上面に配置された印画紙マガジン23から引き出された印画紙1を多数の搬送ローラ25等にて現像処理装置22へ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。露光ユニット20には、PLZT微小光シャッターをライン状に配列した露光ヘッド20aが備えられており、PLZT光シャッタ方式を採用している。
写真プリント装置EPの筐体外部には、現像処理装置22にて現像処理及び乾燥処理された印画紙1をオーダ毎に分類するためのソータ26と、現像処理装置22の排出口22aから排出された印画紙1をソータへ搬送するコンベア27とが設けられている。
更に、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン23から引き出された長尺の印画紙1を設定プリントサイズに切断するカッタ28が備えられている。
写真プリント装置EPの露光制御装置21,フィルムスキャナ2及びシステム制御装置SCは高速ネットワークNTにて接続されて、各種の制御情報の授受を行い、更に、フィルムスキャナ2とシステム制御装置SCとの間、及び、システム制御装置SCと露光制御装置21との間は、画像データ送受信用の高速データ通信ラインで接続されている。
〔画像データの読取り動作の説明〕
次に、写真フィルムの駒画像をフィルムスキャナ2にて読取って、システム制御装置SCのメモリに取り込む動作について、図2及び図3に示す処理フローに基づいて説明する。
図2及び図3では、システム制御プログラムPR1,スキャナ用通信プログラムDL1及びスキャナ駆動用プログラムPR2における処理を上方から下方に向かって時系列で示している。又、図2と図3とは、同一の丸付き数字の箇所で連続している。
操作者が、フィルムマスクユニット5に写真フィルムを装填して、操作卓6bから写真フィルムの駒画像の読取りを指示すると、システム制御プログラムPR1の実行プロセスすなわちプロセス1において図2の上端から写真フィルムの読取り開始を指示する処理が開始される。尚、この写真フィルムの読取り開始を指示するための処理と、その指示に基づいて写真フィルムの駒画像の読取りを完了した旨の通知を受け取る処理とは別スレッドで実行されるようにプログラムされており、便宜上、前者を「スレッド1」、後者を「スレッド2」と表記している。
システム制御プログラムPR1において上記スレッド1の処理が開始されると、システム制御プログラムPR1から読取り対象の駒画像の画像番号を指定した状態でスキャナ用通信プログラムDL1に実装したスキャン指示関数を呼び出すことで、駒画像単位で画像の読取りを指示する。このスキャン指示関数は、システム制御プログラムPR1から呼び出されて、スキャナ駆動用プログラムPR2の実行プロセスに対して指定した駒画像の読取り開始指示(換言すると、画像データの供給開始指示)を送信すると共にスキャナ駆動用プログラムPR2の実行プロセスから前記供給開始指示の受け取り確認が送られてきたときに、その旨の信号を戻り値として返す関数として実装されている。
従って、前記スキャン指示関数が呼び出されたスキャナ用通信プログラムDL1では、駒画像の画像番号を指定して、スキャナ駆動用プログラムPR2の実行プロセスすなわちプロセス2へスキャン指示を送る。
このスキャン指示を受けたスキャナ駆動用プログラムPR2のプロセス2では、その指示内容を記憶手段CMとしてのメモリ9に記憶し、直ちに、応答すなわち前記供給開始指示の受け取り確認をスキャナ用通信プログラムDL1に返す。
スキャナ用通信プログラムDL1はこの応答を受けて、その応答があった旨の信号を前記スキャン指示関数の戻り値としてシステム制御プログラムPR1へ返す。
以降、操作卓6bから読取りを指定された全駒画像(図2では画像番号「1」〜「N」を例示している)について繰り返す。
システム制御プログラムPR1では、前記スキャン指示関数を呼び出してからその戻り値が返ってくるまでの期間(図2中において符号Aで示す期間)は、他の処理の実行がブロックされて、制御が写真フィルムの読取りに占有されてしまうのであるが、スキャナ駆動用プログラムPR2では、前記スキャン指示の内容を記憶するだけで直ちに応答するので、前記他の処理がブロックされる期間は極めて短いものである。
一方、システム制御プログラムPR1側で、フィルムスキャナ2にて読取られた各駒画像の画像データ夫々をシステム制御装置SCが受け取ったことを検知するために、システム制御プログラムPR1にコールバック関数を実装している。
このコールバック関数に対応して、スキャナ用通信プログラムDL1に、スキャナ駆動用プログラムPR2から夫々の駒画像についてのスキャン完了通知が入力されると前記コールバック関数を呼び出す関数を実装しており、システム制御プログラムPR1は、前記コールバック関数へのポインタを指定した状態でそのコールバック関数を呼び出すための関数を予め呼び出してスレッド2として実行させている。
このような状況下で、スキャナ駆動用プログラムPR2は、読取り対象として指定された全ての駒画像についての前記スキャン指示の受け取りを完了すると、メモリ9に記憶保存した前記スキャン指示を順次に読み出して、読み出したスキャン指示に指定された画像番号の駒画像についての画像の読取り(すなわち、画像データの供給動作の指示)をフィルムスキャナ2に指示し、その指示に伴ってフィルムスキャナ2から送られてくる画像データを受け取る。
フィルムスキャナ2は、各駒画像の画像を読取って、その駒画像の画像データの送出を完了する毎にスキャナ駆動用プログラムPR2へ送出完了信号を送って応答する。
スキャナ駆動用プログラムPR2では、この送出完了信号を受け取ることによって、駒画像の画像データの受け取りを完了したことを確認すると、スキャナ用通信プログラムDL1へスキャン完了通知(すなわち、受け取り完了信号)を送信する。
スキャナ用通信プログラムDL1は、このスキャン完了通知を受け取ると、上述のように、前記コールバック関数を呼び出す。
このコールバック関数における具体的な処理としては、単に各駒画像の画像データを受け取ったことを登録するだけでも良いし、あるいは、受け取った画像データについて所定の処理を実行するようにシミュレート演算装置7及び画像処理装置8へ指示を出すような処理でも良い。
スキャナ駆動用プログラムPR2では、メモリ9に記憶されていた全ての前記スキャン指示について、画像データの取り込みが完了すると、次のスキャン指示を待機する状態に戻る。
〔写真プリントを作製させるための動作〕
次に、システム制御装置SCの画像処理装置8にて画像処理を完了して露光用の画像データを生成し、その露光用画像データにて写真プリント装置EPをプリント動作させる際の動作について、図4及び図5に示す処理フローに基づいて説明する。
図4及び図5では、図2及び図3と同様に、システム制御プログラムPR1,プリント装置用通信プログラムDL2及びプリント装置駆動用プログラムPR3における処理を上方から下方に向かって時系列で示している。又、同一の丸付き数字の箇所で連続している点についても図2及び図3と同様である。
フィルムスキャナ2等から供給された画像データについて画像処理装置8にて処理が完了すると、システム制御プログラムPR1の実行プロセスすなわちプロセス1において図4の上端からプリント動作の開始を指示する処理が開始される。尚、このプリント動作の開始を指示するための処理と、その指示に基づいてプリント動作を完了した旨の通知を受け取る処理とは別スレッドで実行されるようにプログラムされており、便宜上、前者を「スレッド3」、後者を「スレッド4」と表記している。
システム制御プログラムPR1において上記スレッド3の処理が開始されると、システム制御プログラムPR1からプリント装置用通信プログラムDL2に実装したプリント指示関数をプリント対象の画像データを特定した状態で呼び出すことで、画像のプリント動作を指示する。このプリント指示関数は、駒画像単位でシステム制御プログラムPR1から呼び出されて、プリント装置駆動用プログラムPR3の実行プロセスに対してプリント動作の開始指示を送信すると共にプリント装置駆動用プログラムPR3の実行プロセスから前記プリント動作の開始指示の受け取り確認が送られてきたときに、その旨の信号を戻り値として返す関数として実装されている。
従って、前記プリント指示関数が呼び出されたプリント装置用通信プログラムDL2では、プリント装置駆動用プログラムPR3の実行プロセスすなわちプロセス3へプリント指示を送る。
このプリント指示を受けたスキャナ駆動用プログラムPR2のプロセス2では、その指示内容を記憶手段CMとしてのメモリ9に記憶し、直ちに、応答すなわち前記プリント動作の開始指示の受け取り確認をプリント装置用通信プログラムDL2に返す。
プリント装置用通信プログラムDL2はこの応答を受けて、その応答があった旨の信号を前記プリント指示関数の戻り値としてシステム制御プログラムPR1へ返す。
以降、画像処理が終了した全駒画像(図4では画像番号「1」〜「N」を例示している)について繰り返す。
システム制御プログラムPR1では、前記プリント指示関数を呼び出してからその戻り値が返ってくるまでの期間(図4中において符号Bで示す期間)は、他の処理の実行がブロックされて、制御がプリント動作に占有されてしまうのであるが、プリント装置駆動用プログラムPR3では、前記プリント指示の内容を記憶するだけで直ちに応答するので、前記他の処理がブロックされる期間は極めて短いものである。
一方、システム制御プログラムPR1側で、各駒画像のプリント動作完了を検知するために、システム制御プログラムPR1にコールバック関数を実装している。
このコールバック関数に対応して、プリント装置用通信プログラムDL2に、プリント装置駆動用プログラムPR3から夫々の駒画像についてのプリント完了通知が入力されると前記コールバック関数を呼び出す関数を実装しており、システム制御プログラムPR1は、前記コールバック関数へのポインタを指定した状態でそのコールバック関数を呼び出すための関数を予め呼び出してスレッド4として実行させている。
このような状況下で、プリント装置駆動用プログラムPR3は、プリント対象として指定された全ての駒画像についての前記プリント指示の受け取りを完了すると、メモリ9に記憶保存した前記プリント指示を順次に読み出して、読み出したプリント指示に指定された画像番号の駒画像についての画像データを写真プリント装置EPの露光制御装置21へ送って、プリント動作を指示する。
写真プリント装置EPの露光制御装置21は、受け取った画像データに基づいて露光ユニット20を作動させてプリント処理し、その駒画像についてプリント処理が完了する毎にプリント装置駆動用プログラムPR3へ処理完了信号を送って応答する。尚、露光制御装置21に大容量のバッファメモリを備える場合は、露光ユニット20による現実のプリント処理の完了に先立って、前記バッファメモリにプリント装置駆動用プログラムPR3の実行プロセスから受け取った画像データの書込みが完了した時点で前記処理完了信号を送信するようにしても良い。
プリント装置駆動用プログラムPR3では、この処理完了信号による応答を受け取ると、スキャナ用通信プログラムDL1へプリント完了通知(すなわち、処理完了信号)を送信する。
プリント装置用通信プログラムDL2は、このプリント完了通知を受け取ると、上述のように、前記コールバック関数を呼び出す。
プリント動作の場合におけるこのコールバック関数における具体的な処理としては、単に各駒画像のプリント完了通知を受け取ったことを登録するだけでも良いし、あるいは、モニタ6aにその旨を表示させるような処理でも良い。
プリント装置駆動用プログラムPR3では、メモリ9に記憶されていた全ての前記プリント指示について処理が完了すると、次のプリント指示を待機する状態に戻る。
〔写真プリントシステムの全体動作〕
次に、上記構成の写真プリントシステムDPの全体動作を概略的に説明する。
操作者が写真フィルムの駒画像について写真プリントの作製を指示入力したときは、上述のようにしてシステム制御装置SCに写真フィルムの駒画像の画像データが取り込まれ、入力された画像データに基づいてシミュレート演算装置7が求めたシミュレート画像がモニタ6aに表示される。
操作者は、このモニタ6a上のシミュレート画像を観察して、適宜に操作卓6bから画像補正指示情報の入力操作を行う。
この画像補正指示情報を反映した状態で画像処理装置8にて露光用の画像データが生成され、上述のようにして露光制御装置21に送られてプリント処理される。
露光制御装置21は、印画紙搬送系PTから得られる印画紙1の搬送情報に基づいて、印画紙1の前端が所定の露光開始位置まで搬送されて来たことを検知すると、露光ユニット20の露光処理スピードに対応した速度で露光用画像データを露光ユニット20へ順次送信してプリント処理する。
露光ユニット20は、受け取った露光用画像データに基づいて露光ヘッド20aの各光シャッタを作動させて印画紙1にプリント画像の潜像を形成する。
露光ユニット20にて露光処理された印画紙1は、印画紙搬送系PTにて現像処理装置22へ搬送されて、各現像処理タンクを順次通過することにより現像され、現像処理された印画紙1は、更に乾燥処理された後に排出口22aからコンベア27上に排出され、ソータ26にてオーダー毎にまとめられる。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、写真プリント装置EPにて写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置ISとしてフィルム読取り装置(より具体的には、フィルムスキャナ2)を例示しているが、例えば、フィルム読取り装置やその他の画像データの供給元から受け取った画像データをハードディスク装置に記憶保存するデータ保存装置を画像データ供給装置ISとして本発明を適用しても良い。
(2)上記実施の形態では、フィルム読取り装置としてCCDラインセンサを備えたフィルムスキャナ2を例示しているが、写真フィルムの駒画像を読取るための具体的な構成は種々に変更可能であり、例えば、十分な解像度を有するものであれば、イメージセンサにて静止状態の写真フィルムの駒画像を読取るような構成でも良い。
(3)上記実施の形態では、写真プリント装置EPとして、PLZT光シャッタ方式の露光ユニット20を備える場合を例示しているが、例えばレーザ露光方式にする等、露光形式は種々に変更可能であり、更には、インクジェット式の写真プリント装置EPにも本発明を適用できる。
本発明の実施の形態にかかる処理構成をブロック図で示す図 本発明の実施の形態にかかる処理フローを示す図 本発明の実施の形態にかかる処理フローを示す図 本発明の実施の形態にかかる処理フローを示す図 本発明の実施の形態にかかる処理フローを示す図 本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムのブロック構成図 本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムの外観斜視図 従来の処理フローを示す図
符号の説明
DL1,DL2 通信プログラム
EP 写真プリント装置
IS 画像データ供給装置
PR1 システム制御プログラム
PR2 供給装置駆動用プログラム
PR3 プリント装置駆動用プログラム
SC システム制御装置
2 フィルム読取り装置

Claims (6)

  1. 写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置と、その画像データ供給装置から供給される画像データに基づいて写真プリントを作製する写真プリント装置と、前記画像データ供給装置及び前記写真プリント装置の動作を管理するシステム制御装置とが設けられた写真プリントシステムであって、
    前記システム制御装置は、前記画像データ供給装置の動作の管理を含むシステムの管理処理を実行するシステム制御プログラムと、前記画像データ供給装置に対して画像データの供給を指示し且つ前記画像データ供給装置から送られる画像データを受け取る処理を実行する供給装置駆動用プログラムとが備えられて、前記システム制御プログラムと前記供給装置駆動用プログラムが別プロセスで実行されるように構成され、
    前記システム制御プログラムは、それの実行プロセスにおいて、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスと通信するための通信プログラムを動的リンクによって組み込むように構成され、
    前記通信プログラムに、前記システム制御プログラムから呼び出されて、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスに対して画像データの供給開始指示を送信すると共に、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスから前記供給開始指示の受け取り確認が送られてきたときに、その旨の信号を戻り値として返す関数が実装され、
    前記供給装置駆動用プログラムは、前記供給開始指示を受けた旨の情報を記憶手段に記憶すると共に前記供給開始指示の受け取り確認を送り返す処理を、順次に入力される前記供給開始指示に対して行い、その後に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記画像データ供給装置に対する画像データの供給動作の指示と、供給される画像データの受け取りと、画像データの受け取り完了に伴う前記システム制御プログラムの実行プロセスに向けての受け取り完了信号の送信とを行うように構成されている写真プリントシステム。
  2. 前記通信プログラムは、前記供給装置駆動用プログラムから前記受け取り完了信号を受け取るに伴って、前記システム制御プログラムに実装されているコールバック関数を呼び出すように構成されている請求項1記載の写真プリントシステム。
  3. 前記画像データ供給装置が、写真フィルムの駒画像を読取るフィルム読取り装置にて構成され、
    前記写真フィルム読取り装置は、前記供給装置駆動用プログラムの実行プロセスから画像データの供給動作を指示されるに伴って、写真フィルムの駒画像の読取りと読取った画像データの送出とを行うように構成されている請求項1又は2記載の写真プリントシステム。
  4. 写真プリントを作製するための画像データを供給する画像データ供給装置と、その画像データ供給装置から供給される画像データに基づいて写真プリントを作製する写真プリント装置と、前記画像データ供給装置及び前記写真プリント装置の動作を管理するシステム制御装置とが設けられた写真プリントシステムであって、
    前記システム制御装置は、前記写真プリント装置の動作の管理を含むシステムの管理処理を実行するシステム制御プログラムと、前記写真プリント装置に対して画像データを送信してその画像データによるプリント動作を指示するプリント装置駆動用プログラムとが備えられて、前記システム制御プログラムと前記プリント装置駆動用プログラムが別プロセスで実行されるように構成され、
    前記システム制御プログラムは、それの実行プロセスにおいて、前記プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスと通信するための通信プログラムを動的リンクによって組み込むように構成され、
    前記通信プログラムに、前記システム制御プログラムから呼び出されて、前記プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスに対してプリント動作の開始指示を送信すると共に、前記プリント装置駆動用プログラムの実行プロセスから前記プリント動作の開始指示の受け取り確認が送られてきたときに、その旨の信号を戻り値として返す関数が実装され、
    前記プリント装置駆動用プログラムは、前記プリント動作の開始指示を受けた旨の情報を記憶手段に記憶すると共に前記プリント動作の開始指示の受け取り確認を送り返す処理を、順次に入力される前記プリント動作の開始指示に対して行い、その後に、前記記憶手段に記憶されている情報に基づいて、前記写真プリント装置に対する画像データの送信と、送信した画像データについての処理動作が完了したことを示す信号の受け取りと、その信号の受け取りに伴う前記システム制御プログラムの実行プロセスに向けての処理完了信号の送信とを行うように構成されている写真プリントシステム。
  5. 前記通信プログラムは、前記プリント装置駆動用プログラムから前記処理完了信号を受け取るに伴って、前記システム制御プログラムに実装されているコールバック関数を呼び出すように構成されている請求項4記載の写真プリントシステム。
  6. 前記システム制御装置が、パーソナルコンピュータにて構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の写真プリントシステム。
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