JP2006186432A - 写真処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】写真処理装置におけるオペレータの作業負担感を可及的に軽減する。
【解決手段】写真フィルムの画像を読取るフィルム読取り装置FRと、そのフィルム読取り装置にて読取った画像データを一時的に記憶保持するメモリMEと、前記メモリに記憶保持した画像データを画像処理する画像処理装置5と、前記画像処理装置5にて処理された画像データを出力処理する画像出力装置とが備えられた写真処理装置において、写真フィルム1本分の画像データのデータ量を推定できる情報を、写真フィルムのフィルム種毎に予め記憶保持しておき、写真フィルムの読取りの都度、1本分の写真フィルムの画像データを記憶保持するために前記メモリに確保して、必要な記憶容量以上の空き容量が前記メモリに存在すれば、複数本の写真フィルムの読取り画像データを連続して前記メモリMEへ記憶可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、写真フィルムの画像を読取るフィルム読取り装置と、そのフィルム読取り装置にて読取った画像データを一時的に記憶保持するメモリと、そのメモリへの画像データの記憶動作を管理する記憶動作管理装置と、前記メモリに記憶保持した画像データを画像処理する画像処理装置と、その画像処理装置による処理条件を入力操作するための入力操作手段と、前記画像処理装置にて処理された画像データを出力処理する画像出力装置とが備えられた写真処理装置に関する。
かかる写真処理装置は、写真フィルムの撮影画像をフィルム読取り装置にて読取って、画像処理装置にて高品質の画像データへと処理した後に、その画像処理後の画像データを例えば写真プリント装置にてプリント出力したり、あるいは、各種の記録媒体へ書込み処理する装置である。
従来、このような写真処理装置の一般的な構成として、写真フィルムの読取り動作から画像データの出力処理までを効率良く行うために、下記特許文献1にも記載のように、フィルム読取り装置にて読取られた画像データを記憶するためのメモリを2セット備えておき、一方のメモリに書込んだ画像データを画像処理している間に、他方のメモリに次の画像データをフィルム読取り装置から取込んで書込むという処理手順としており、更に、これら2セットのメモリ夫々の記憶容量を写真フィルム1本分にまで拡大して、写真フィルム1本単位で書込み先のメモリを切り換えて一層の高速化を図ることも考えられている。
このように、夫々のメモリが写真フィルム1本分の記憶容量を備えるように構成する場合、1本分の写真フィルムの画像データを記憶させるのに必要となる記憶容量は写真フィルムのフィルム種によって異なるため、必要となる記憶容量が最大となるフィルム種に適合させてメモリの記憶容量を設定している。
このように設定されたシステムでは、写真フィルム1本を作業単位として取扱い、通常は一人のオペレータが、フィルム読取り装置に写真フィルムを装填して写真フィルムの画像の読取りを開始させる作業と、メモリに記憶保持されている画像データについて画像処理装置による処理条件を設定する作業とを、写真フィルム1本毎に交互に繰り返す。
写真フィルム1本分のメモリを2セット備えることで、一方のメモリ側で画像処理装置による処理が完了していない状態で、他方のメモリに後続の写真フィルムの読取り画像データを書込むことができるので、上記のような作業過程において、装置の処理が完了するのをオペレータが待機する空き時間の発生を極力抑制することができ、処理能力を向上させることができる。
特開平10−150538号公報
しかしながら、上記従来構成では、全体としての処理効率は向上するものの、オペレータが画像処理装置の処理条件の設定作業と写真フィルムの読取りの開始作業とを交互に実行することを強制されるため、場合によっては、オペレータの作業負担感を過度に増大させてしまう不都合があった。
すなわち、フィルム読取り装置は複数のフィルム種に対応できるように構成されており、この複数のフィルム種としては、写真フィルムの規格上での長さが異なる複数のフィルム種や、更には、同じ規格の写真フィルムであっても、1本の写真フィルムを例えば6駒単位の複数のピースフィルムに切断して取り扱うことが慣例化しているような場合においては、元の1本の写真フィルムと各ピースフィルムとでフィルム種が異なる。
従って、写真処理装置において写真フィルムを処理するための作業時間も、そのフィルム種の相違によって長短が存在し、取り扱うフィルム種によっては、オペレータが画像処理装置の処理条件の設定作業と写真フィルムの読取りの開始作業とを頻繁に繰り返すことを強いることになるのである。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、写真処理装置におけるオペレータの作業負担感を可及的に軽減する点にある。
本出願の第1の発明は、写真フィルムの画像を読取るフィルム読取り装置と、そのフィルム読取り装置にて読取った画像データを一時的に記憶保持するメモリと、そのメモリへの画像データの記憶動作を管理する記憶動作管理装置と、前記メモリに記憶保持した画像データを画像処理する画像処理装置と、その画像処理装置による処理条件を入力操作するための入力操作手段と、前記画像処理装置にて処理された画像データを出力処理する画像出力装置とが備えられた写真処理装置において、前記記憶動作管理装置は、写真フィルム1本分の画像データのデータ量の推定値又は写真フィルム1本分の画像データのデータ量を特定するための基礎情報の推定値を、写真フィルムのフィルム種毎に予め記憶保持しておき、前記フィルム読取り装置による読取り動作の開始時に、読取り対象の写真フィルムのフィルム種を特定する入力情報と、前記データ量の推定値又は前記基礎情報の推定値に基づいて特定した記憶容量の記憶エリアを、前記フィルム読取り装置から受け取る1本分の写真フィルムの画像データを記憶保持するために前記メモリに確保するように構成され、且つ、必要な記憶容量以上の空き容量が前記メモリに存在すれば、複数本の写真フィルムの読取り画像データを連続して前記メモリへ記憶可能に構成されている。
すなわち、1本の写真フィルムの画像データをメモリへ取込む際に、各写真フィルムを一律に取り扱うのではなく、取り扱う写真フィルムのフィルム種毎にメモリに確保するべき記憶容量を推定し、その記憶容量の推定値によって実際にメモリに記憶エリアを確保するのである。
これによって、例えば写真フィルムの長さが短く、それほど記憶容量を必要としないフィルム種の写真フィルムが処理対象に含まれるときは、メモリの総記憶容量が従来と同程度であっても記憶容量に余裕を生み出すことができ、記憶容量の残量が許す限り後続の写真フィルムの読取り画像データを受け入れることが可能となる。
従って、オペレータは、長さの短い写真フィルムであれば、複数本をまとめて連続的にフィルム読取り装置にて画像を読取らせ、更に、それら複数本の写真フィルムの画像についての画像処理装置の処理条件の設定作業をまとめて実行するというような運用が可能となる。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記記憶動作管理装置は、フィルム読取り装置から出力された写真フィルム1本分の画像データを前記メモリに記憶保持させたときに、その写真フィルムの画像データの記憶保持のために確保していた記憶エリアの記憶容量のうち、画像データが書込まれなかった部分を、未使用のメモリとして開放するように構成されている。
すなわち、写真フィルム1本分の画像データのデータ量の推定値又は写真フィルム1本分の画像データのデータ量を特定するための基礎情報の推定値に基づいてメモリに確保した記憶エリアの記憶容量は、実際にフィルム読取り装置から受け取った画像データよりも大きい場合も少なくない。
このようなときに、画像データの記憶保持に利用されなかった部分を未使用のメモリとして開放することで、メモリを有効に活用することができる。
上記第1の発明によれば、オペレータは、長さの短い写真フィルムであれば、複数本をまとめて連続的にフィルム読取り装置にて画像を読取らせ、更に、それら複数本の写真フィルムの画像についての画像処理装置の処理条件の設定作業をまとめて実行するというような運用が可能となるので、写真処理装置におけるオペレータの作業負担感を可及的に軽減できるに至った。
又、上記第2の発明によれば、画像データの記憶保持に利用されなかった部分を未使用のメモリとして開放することで、後続の写真フィルムの読取り画像データの記憶に有効活用することができ、より多くの写真フィルムの読込みが可能となる。
以下、本発明の写真処理装置を写真プリントシステムとして構成した場合の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する写真プリントシステムDPは、いわゆるデジタルミニラボ機として知られているシステムであり、画像データを写真プリントとして出力処理する画像出力装置IPであるプリント装置EPと、写真フィルム等の各種のソースから画像データを取込んでプリント装置EPへ送る画像データを生成する画像入力装置IRとを主要部として構成されている。
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図2に概略的に示すように、写真フィルムの画像を読取るフィルム読取り装置FRであるフィルムスキャナ3と、パーソナルコンピュータにて構成される主制御装置4と、フィルムスキャナ3から入力された写真プリント作製用の画像データを画像処理する画像処理装置5とが備えられ、主制御装置4には、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や各種の制御用の情報を表示するモニタ4aと、操作卓4bと、マウス4cとが接続されている。操作卓4b及びマウス4cは、各種の制御情報の入力操作の他、画像処理装置5による処理条件(以下、「画像処理条件」と称する)を入力操作する入力操作手段IMとしての機能も備えている。
本実施の形態のフィルムスキャナ3は、詳細な説明は省略するが、写真フィルムを長手方向に搬送してラインセンサにてその画像を読取るように構成されており、写真フィルムの画像をズームレンズにてラインセンサ上に結像させる。
このズームレンズを備えることで、複数の規格のフィルム種の読取りに対応すると共に、ラインセンサ上の像の大きさを調整して指定されたプリントサイズに対して適切な画素数で画像データを出力するようにも構成されている。
尚、図示を省略しているが、主制御装置4には、CD−R/RWドライブやメモリーカードリーダ/ライタ等の各種のドライブを備えて、それらが対応する記録媒体から画像データを取込んでプリント装置EPにてプリント処理させたり、プリント処理させた画像データを記録媒体に記録して顧客に提供することができるように構成されている。
〔画像処理装置5の概略構成〕
画像処理装置5は、フィルムスキャナ3にて読取った画像データに基づいてプリント装置EPにてプリント処理させたときに高品質なプリント画像が得られるように画像処理するための専用の処理装置である。
画像処理装置5には、図1に示すように、画像データを一時的に記憶保持する入力バッファメモリ21と、入力バッファメモリ21から読み込んだ画像データに対して色補正等の画像処理を実行する補正処理回路22と、補正処理回路22にて画像処理が完了した画像データを一時的に記憶保持する出力バッファメモリ23と、入力バッファメモリ21に記憶されている画像の縮小画像を生成する縮小画像生成回路24と、入力バッファメモリ21に対するデータの読み書きを制御するメモリコントローラ25とが備えられる他、フィルムスキャナ3から送られてきた画像データを受け取るための送受信インターフェース26、及び、主制御装置4とデータ通信を行うための送受信インターフェース27が備えられている。
入力バッファメモリ21は、フィルムスキャナ3にて読取った画像データを一時的に記憶保持するためのメモリMEとして備えられており、本実施の形態では、このメモリMEが画像処理装置5に内蔵される場合を例示している。
主制御装置4側では、送受信インターフェース27と通信するために、通信用拡張基板31が主制御装置4の本体基板32に取り付けられている。
通信用拡張基板31上には、画像処理装置5側の送受信インターフェース27とデータ通信するための送受信インターフェース41と、送受信インターフェース41を介して入力された画像データを記憶する画像データ受信用の受信メモリ42とが備えられている。
〔プリント装置EPの全体構成〕
プリント装置EPは、図2に示すように、筐体内部に、画像形成装置EXと、画像形成装置EXにて画像が露光形成された印画紙2を現像処理する現像処理装置PPと、筐体上部側に設置された印画紙マガジン6から引き出された印画紙2を多数の搬送ローラ9等にて現像処理装置PPへ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。
図示を省略するが、プリント装置EPの筐体外部には、現像処理装置PPにて現像処理及び乾燥処理された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータが備えられており、現像処理装置PPから排出された印画紙2をそのソータへ搬送するためにコンベア8が配置されている。
更に、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン6から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ10が備えられている。
〔画像形成装置EXの構成〕
画像形成装置EXは、印画紙2上に露光画像を形成する画像形成ヘッド13と、画像形成ヘッド13を制御する露光制御装置14とを主要部として構成されている。
画像形成ヘッド13は、設定プリントサイズに切断された印画紙2の搬送経路の途中箇所を画像形成位置とするように取り付けられ、その画像形成位置において印画紙搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)でレーザビームを走査する。
画像形成ヘッド13から出射されるレーザビームは、露光制御装置14の制御によって、画像処理装置5から入力された画像データに基づいて強度変調されている。
印画紙搬送系PTにて搬送駆動される印画紙2に対して上述のように強度変調されたレーザビームが走査されることで、印画紙2上に画像が露光形成され、それが現像処理装置PPにて現像処理されると写真プリントとして仕上がる。
〔基本的なプリント動作〕
上記構成の写真プリントシステムDPによる基本的なプリント動作を、写真フィルムの読取り画像データに基づいて写真プリントを作製する場合について概説する。
写真フィルムの駒画像によって写真プリントを作製する際の処理過程は、写真フィルムの画像の読取り、読取った画像の画像処理装置5による処理条件の設定、確定した処理条件での画像データの補正処理、及び、プリント装置EPによるプリント処理に大別できる。
このうち、写真フィルムの読取りと読取った画像の処理条件の設定とは、主制御装置4の直接の管理下で実行される。
オペレータの作業としては、通常、写真フィルムの読取り作業と画像処理条件の設定作業とは交互に実行されるが、本実施の形態では、例えば6駒のピースネガフィルムのように写真フィルム1本当たりの画像データのデータ量が少ない写真フィルムを取り扱う場合では、写真フィルムの読取り作業等を複数本の写真フィルムに対して連続して行えるように構成している。
このため、主制御装置4は、写真フィルムの読取りと読取った画像の画像処理条件の設定とに関する処理を一連の処理フローに組み込むのではなく、2つの独立した処理として実行できるように組み込んでいる。
具体的には、主制御装置4は、図3に「フィルム読取り処理」として示すフローチャートのプログラムと図4に「プリント処理」として示すフローチャートのプログラムとが独立に並行して実行できるように組み込まれている。
図3の処理は写真フィルムの読取りを担当し、図4の処理は画像処理条件の設定以降を担当している。
先ず、図3の処理について説明する。
写真フィルムの読取り作業は、画像処理条件の設定作業や画像処理装置5での画像処理の進捗状況に拘わらず、随時に開始することができ、読取り対象の写真フィルムのフィルム種やプリントサイズを指定した状態で操作卓4b等から写真フィルムの読取りを指示入力すると図3の処理が起動する。
図3の処理が開始されると、先ず、その写真フィルム1本分の読取り画像データを入力バッファメモリ21に記憶するのに必要な記憶容量の推定値を算出し(ステップ#1)、画像処理装置5のメモリコントローラ25に対して、推定した記憶容量の記憶エリアを入力バッファメモリ21に確保するように要求する(ステップ#2)。
この記憶容量の推定値の算出のために、主制御装置4は、写真フィルム1本分の画像データのデータ量を特定するための基礎情報の推定値として、フィルムスキャナ3における写真フィルムの搬送方向でのフィルムの長さの情報の推定値を、フィルム種毎に予め記憶保持している。
この基礎情報の推定値として、例えばIX240フィルムのように写真フィルムの規格でフィルムの長さが決められているフィルム種については、その規格によって規定されている長さを記憶保持しており、例えば135フィルムのように写真フィルムの規格でフィルムの長さが決められていないフィルム種については、フィルムスキャナ3の仕様として許容している最大長さを記憶保持しており、更に、例えば135フィルムのように複数駒分の長さの短尺のフィルムに切断してピースフィルムとして取り扱われることが慣用化されているフィルム種では、そのピースフィルムの長さを記憶保持している。
本実施の形態の写真プリントシステムDPでは種々のプリントサイズでの写真プリントの作製に対応しており、プリントサイズによって写真フィルムの搬送横幅方向での画像の画素数が異なるので、上述のように、フィルムスキャナ3において、プリントサイズに応じて、ラインセンサ上の像の大きさをズームレンズによって設定して、写真フィルムの搬送横幅方向における画像の画素数を設定している。又、これと連動する形で、プリントサイズに応じて、写真フィルムの搬送方向での読取り解像度(搬送方向でのスキャンラインの並びの密度)を設定している。
従って、記憶容量の推定値の算出では、プリントサイズの情報も影響し、プリントサイズに応じた搬送横幅方向の画像の画素数と、読取り対象の写真フィルムのフィルム種を特定する入力情報によって読出した前記基礎情報の推定値(フィルムの長さの情報の推定値)と、プリントサイズに応じた写真フィルムの搬送方向での読取り解像度とから、必要な記憶容量の総量を算出する。
尚、各フィルム種の各プリントサイズ毎に算出した前記記憶容量の推定値を、写真フィルム1本分の画像データのデータ量の推定値として予め記憶保持しておき、フィルム種とプリントサイズとの情報に基づいて、直ちに記憶保持していたその推定値を使用するように構成しても良い。
メモリコントローラ25は、入力バッファメモリ21において未使用となっている記憶エリアにおいて、主制御装置4から要求された記憶容量を確保できるか否かを判別して、確保が可能であれば要求された記憶エリアを確保すると共に確保した旨を主制御装置4に報知し、未使用の記憶エリアの容量が要求された記憶容量に達しない場合は確保できなかった旨を主制御装置4に報知する。
主制御装置4は、要求した記憶エリアを確保できなかった旨をメモリコントローラ25から報知されたときは(ステップ#3)、指定された写真フィルムの読取りを行えない旨をモニタ4aへ表示し(ステップ#8)、要求した記憶エリアを確保できた旨をメモリコントローラ25から報知されたときは(ステップ#3)、フィルムスキャナ3へ写真フィルムの読取り指令を送信する(ステップ#4)。この読取り指令には、フィルム種を特定する情報やプリントサイズを特定するための情報も含まれる。
上記の読取り指令を受け取ったフィルムスキャナ3は、所定の位置に写真フィルムが装填されるに伴って、写真フィルムの読取りを開始し、読取った画像データを順次に画像処理装置5へ送っていく。
尚、要求した記憶エリアを確保できなかった旨をメモリコントローラ25から報知されたときに、ステップ#8の表示を行わず、フィルムスキャナ3に写真フィルムをセットした状態で読取りを実行しないままで待機しておき、記憶容量が確保でき次第に読取り動作を行わせるようにしても良い。
フィルムスキャナ3から送り出された画像データは、画像処理装置5の送受信インターフェース26を経て入力バッファメモリ21へ書込まれる。
主制御装置4は、フィルムスキャナ3から写真フィルム1本分の読取りと入力バッファメモリ21への読取り画像データの書込みとが完了したことを示す信号を受け取ると(ステップ#5)、メモリコントローラ25に対して、先にステップ#2で確保を要求した記憶エリアの中に、フィルムスキャナ3から送られてきた読取り画像データの記憶に使用されていない空きエリアが存在するか否かを問い合わせて(ステップ#6)、そのような空きエリアが存在すれば未使用のメモリとして開放することを要求する(ステップ#7)。
上述の図3を処理を繰り返し起動させることで、必要な記憶容量以上の空き容量が入力バッファメモリ21に存在する限り、画像処理装置5の処理状況に拘わらず、繰り返して複数本の写真フィルムの読取り作業を行える。
以上から、主制御装置4と画像処理装置5のメモリコントローラ25とは、入力バッファメモリ21(メモリME)への画像データの記憶動作を管理する記憶動作管理装置MMとして機能している。
次に、図4の処理について説明する。
図示を省略する初期画面がモニタ4aに表示された状態で、プリント処理するオーダー(写真フィルム1本に対応)を指定してプリント処理の開始を指示すると、図4の処理が起動する。
先ず、メモリコントローラ25に対して、入力バッファメモリ21に記憶保持されている指定されたオーダーの画像データについて、縮小画像生成回路24にて生成した縮小画像を送出するように要求する(ステップ#21)。
画像処理装置5では、1本の写真フィルムから各駒画像を切り出した後、その切り出した駒画像の縮小画像を縮小画像生成回路24にて生成しており、更に、写真フィルム1本分の画像データから求まる画像の濃度補正値も加味した上で各駒画像の濃度補正値を求めている。
主制御装置4からステップ#21の要求を受け取った画像処理装置5は、6駒分の画像の縮小画像を主制御装置4へ送出する。このとき、各駒画像の濃度補正値も併せて主制御装置4へ送られる。もちろん、写真フィルム1本分の駒画像全ての縮小画像をまとめて主制御装置4へ送り、主制御装置4側で、写真フィルム1本分の画像データも考慮した各駒画像の濃度補正値を求めるようにしても良い。
主制御装置4は、縮小画像生成回路24にて生成された6駒分の縮小画像を受け取ると(ステップ#22)、その縮小画像を用いて、図5に例示するような補正入力画面をモニタ4aに表示させる(ステップ#23)。
図5の補正入力画面では、受け取った縮小画像に対して補正処理を実行した画像をS1〜S6の6つ縮小画像表示エリアに表示すると共に、各縮小画像表示エリアに対応して、前記画像処理条件の一部である画像の色補正を指示入力するための色補正値入力欄51を表示し、更に、表示された6駒についてプリントの開始を指令するスタートボタン表示52等が表示される。
S1〜S6の6つ縮小画像表示エリアに表示される画像に適用される補正処理の処理条件は、フィルムスキャナ3にセットされた写真フィルムの種類に対して予め設定されている画像処理条件(前記濃度補正値による補正を含む)であり、画像処理装置5において実行されるものと同等の画像処理を縮小画像に対して実行している。これによって、S1〜S6の6つ縮小画像表示エリアには、仕上がりプリントをシミュレートしたシミュレート画像が表示されることになっている。
図5の補正入力画面上で、いずれかの画像を選択した状態で、操作卓4bから色補正値を入力操作すると(ステップ#24)、選択した画像の色補正値入力欄51の表示値がその入力値に更新される(ステップ#25)。
このような操作を、画面上の6駒について全て完了して、マウス4c等にてスタートボタン表示52を操作すると(ステップ#26)、表示されている各画像についての画像処理条件が確定することになり、その画像処理条件を画像処理装置5の補正処理回路22へ送出して、画像処理条件が確定した各画像についてプリント処理させるように指示し(ステップ#27)、更に、メモリコントローラ25に対して、その6駒の画像を入力バッファメモリ21から読出して補正処理回路22への送出が完了次第に、その6駒の画像を記憶保持していた記憶エリアを未使用の記憶エリアとして開放するように指示する(ステップ#28)。
この後、1オーダーの画像について全て完了するまで(ステップ#29)、後続の6駒について上述の操作を繰り返す。
画像処理装置5の補正処理回路22では、主制御装置4から送られてきた画像処理条件にて入力バッファメモリ21から受け取った画像データの画像処理を実行し、画像処理の完了した画像データは出力バッファメモリ23へ書込まれ、更に、プリント装置EPへ送られて印画紙2へプリント処理される。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、画像出力装置IPとしてプリント装置EPを例示しているが、画像データの出力処理の処理形態は種々に変更可能であり、例えば、画像データを各種の記録媒体へ書込み処理する書込み装置を画像出力装置IPとして用いても良い。
(2)上記実施の形態では、画像処理装置5として、フィルムスキャナ3の読取り画像データを画像処理する専用の装置として備える場合を例示しているが、画像処理装置5の機能を主制御装置4においてソフトウェア処理にて実現するように構成しても良い。
この場合は、主制御装置4のメインメモリを写真フィルムの読取り画像を記憶保持させるためのメモリMEとして利用できる。
本発明の実施の形態にかかる要部ブロック構成図 本発明の実施の形態にかかる写真処理装置の概略構成図 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるモニタの画面表示例を示す図
符号の説明
5 画像処理装置
FR フィルム読取り装置
IM 入力操作手段
IP 画像出力装置
ME メモリ
MM 記憶動作管理装置

Claims (2)

  1. 写真フィルムの画像を読取るフィルム読取り装置と、そのフィルム読取り装置にて読取った画像データを一時的に記憶保持するメモリと、そのメモリへの画像データの記憶動作を管理する記憶動作管理装置と、前記メモリに記憶保持した画像データを画像処理する画像処理装置と、その画像処理装置による処理条件を入力操作するための入力操作手段と、前記画像処理装置にて処理された画像データを出力処理する画像出力装置とが備えられた写真処理装置であって、
    前記記憶動作管理装置は、写真フィルム1本分の画像データのデータ量の推定値又は写真フィルム1本分の画像データのデータ量を特定するための基礎情報の推定値を、写真フィルムのフィルム種毎に予め記憶保持しておき、前記フィルム読取り装置による読取り動作の開始時に、読取り対象の写真フィルムのフィルム種を特定する入力情報と、前記データ量の推定値又は前記基礎情報の推定値に基づいて特定した記憶容量の記憶エリアを、前記フィルム読取り装置から受け取る1本分の写真フィルムの画像データを記憶保持するために前記メモリに確保するように構成され、且つ、必要な記憶容量以上の空き容量が前記メモリに存在すれば、複数本の写真フィルムの読取り画像データを連続して前記メモリへ記憶可能に構成されている写真処理装置。
  2. 前記記憶動作管理装置は、フィルム読取り装置から出力された写真フィルム1本分の画像データを前記メモリに記憶保持させたときに、その写真フィルムの画像データの記憶保持のために確保していた記憶エリアの記憶容量のうち、画像データが書込まれなかった部分を、未使用のメモリとして開放するように構成されている請求項1記載の写真処理装置。
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