JP2006166163A - 写真プリントシステム - Google Patents

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和彦 今西
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Abstract

【課題】タイリングプリント機能を有する写真プリントシステムにおいて、画質の低下を可及的に抑制しながら、画像の端縁の余白部分の発生を抑制する。
【解決手段】1つの画像を複数の部分画像に分割する画像処理装置IPと、前記複数の部分画像の夫々についてプリント処理するプリント装置EPとが備えられた写真プリントシステムにおいて、前記画像処理装置IPは、前記1つの画像上の指定領域に属するか否かによって前記部分画像のプリントのプリントサイズを変化させるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、1つの画像を複数の部分画像に分割する画像処理装置と、前記複数の部分画像の夫々についてプリント処理するプリント装置とが備えられた写真プリントシステムに関する。
かかる写真プリントシステムは、下記特許文献1にも記載のような、プリント装置の最大プリントサイズを超えるような大きなサイズでの画像のプリントを可能とする、いわゆる、タイリングプリントの機能を有するシステムである。
このようなタイリングプリントでは、1つの画像を複数の部分画像に分割する画像処理を行って、その分割した部分画像毎にプリントし、各部分画像のプリントをつなぎ合わせて1つの大きな画像を完成させる。
このタイリングプリントの作製においては、従来、各部分画像は同一のプリントサイズにてプリントされるのが一般的であった。
特開2001−239718号公報
1つの画像全体の画像サイズは、必ずしも部分画像のプリントのプリントサイズを想定して設定されているものではないので、前記1つの画像の端縁付近の部分画像を担当するプリントには、画像が形成されない余白部分が発生することが多く、このような余白部分はプリントロスとなって、部分画像を形成する印画紙等の画像形成対象部材の利用効率を低下させてしまう。
このような余白の発生は、部分画像のプリントのプリントサイズを小さくすることで抑制することが可能であるが、部分画像のプリントサイズをあまりに小さくすると、部分画像のプリントを1つの画像につなぎ合わせたときに、プリントの継ぎ目が多くなり過ぎて全体として画質が低下してしまうことになる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、画質の低下を可及的に抑制しながら、画像の端縁の余白部分の発生を抑制する点にある。
本出願の第1の発明は、1つの画像を複数の部分画像に分割する画像処理装置と、前記複数の部分画像の夫々についてプリント処理するプリント装置とが備えられた写真プリントシステムにおいて、前記画像処理装置は、前記1つの画像上の指定領域に属するか否かによって前記部分画像のプリントのプリントサイズを変化させるように構成されている。
すなわち、例えば画像の中央付近と画像の端縁付近のように、重要な領域と必ずしも重要でない領域とが存在する。
そこで、このような領域によって前記部分画像のプリントのプリントサイズを変化させることで、重要な領域ではプリントサイズを大きくし、必ずしも重要でない領域ではプリントサイズが小さくなるのを許容して、プリント全体の長さを調整し、端縁の余白の発生を抑制する。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記画像処理装置は、入力操作手段からの指示入力によって前記指定領域を設定変更するように構成されている。
すなわち、多くの場合、画像の重要な部分は中央付近に位置し、必ずしも重要でない部分は端縁付近に位置するので、プリントサイズを変化させる指定領域もこのような領域指定で固定化してしまうことも考えられるが、画像によっては必ずしもそのような配置にならない場合もある。
そこで、プリントサイズを変化させるための指定領域は、入力操作手段からの指示で変更できるようにしている。
又、本出願の第3の発明は、上記第1又は第2の発明の構成に加えて、モニタと、そのモニタへの表示状態を管理する表示管理装置とが設けられ、前記表示管理装置は、前記1つの画像を構成する全ての部分画像のプリントの端縁を識別可能なプリント端縁表示と、前記1つの画像の端縁を識別可能な画像端縁表示とを重ね合わせて前記モニタに表示するように構成されている。
従って、モニタの表示によって、複数の部分画像のプリント上に前記1つの画像がどのような位置に配置されるかを把握することができ、画像の端縁のプリントにおける余白の発生状況を的確に把握することができる。
又、本出願の第4の発明は、上記第3の発明の構成に加えて、前記表示管理装置は、前記プリント端縁表示及び前記画像端縁表示を表示する表示画面と同じ表示画面中に、前記部分画像のプリントサイズを変更させるためのデータを入力する入力欄を表示させ、その入力欄に対する入力データに応じて前記プリント端縁表示の表示を更新するように構成されている。
従って、部分画像の作製条件を設定変更すると、複数の部分画像のプリント上に前記1つの画像がどのような位置に配置されるかを示す表示がリアルタイムで更新されることになる。
又、本出願の第5の発明は、上記第1〜第4のいずれかの発明の構成に加えて、前記画像処理装置は、前記1つの画像を前記部分画像に分割する分割数として指示入力された値に基づいて、前記部分画像のプリントサイズを設定するように構成されている。
従って、前記1つの画像の分割数を指定すると、その分割数に対応したプリントサイズが自動的に設定される。
又、本出願の第6の発明は、上記第1〜第5のいずれかの発明の構成に加えて、前記プリント装置は、長尺の画像形成対象部材を指定された長さに切断して、個々の部分画像をプリント形成するための画像形成対象部材を作製するように構成され、前記画像処理装置は、前記長尺の画像形成対象部材の長手方向に沿う辺の長さを変化させることで、前記部分画像のプリントサイズを変化させるように構成されている。
すなわち、高能力のプリント装置では、例えばロール状の印画紙等の長尺の画像形成対象部材を設定された長さに切断して所定のプリントサイズとする形式のものが一般的であるが、この形式では、画像形成対象部材の切断長さを設定変更すれば、プリントサイズを広範囲で自由に変化させられることになる。
それを部分画像のプリントサイズを変化させるのにそのまま利用することで、1つの画像を複数のプリントサイズの部分画像に分割しても、同一の画像形成対象部材を使用したままで連続して部分画像のプリント処理が可能となる。
上記第1の発明によれば、画像の重要な領域ではプリントサイズを大きくし、必ずしも重要でない領域ではプリントサイズが小さくなるのを許容して、プリント全体の長さを調整し、端縁の余白の発生を抑制することで、画質の低下を可及的に抑制しながら、画像の端縁の余白部分の発生を抑制できるものとなった。
又、上記第2の発明によれば、プリントサイズを変化させるための指定領域は、入力操作手段からの指示で変更できるので、プリント対象の画像に応じて画質の低下を柔軟に抑制できる。
又、上記第3の発明によれば、モニタの表示によって、画像の端縁のプリントにおける余白の発生状況を的確に把握することができるので、画像の分割条件の設定作業を行い易くすることができる。
又、上記第4の発明によれば、部分画像の作製条件を設定変更すると、複数の部分画像のプリント上に前記1つの画像がどのような位置に配置されるかを示す表示がリアルタイムで更新されるので、画像の分割条件の設定作業を更に行い易くすることができる。
又、上記第5の発明によれば、前記1つの画像の分割数を指定すると、その分割数に対応したプリントサイズが自動的に設定されるので、画像の分割条件の設定作業をより一層行い易くすることができる。
又、上記第6の発明によれば、1つの画像を複数のプリントサイズの部分画像に分割しても、同一の画像形成対象部材を使用したままで連続して部分画像のプリント処理が可能となるので、プリント処理を効率的に行うことができる。
以下、本発明の写真プリントシステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する写真プリントシステムは、各種の画像保持メディアから取込んだ画像を写真プリントとしてプリント出力するシステムであり、いわゆるデジタルミニラボ機として知られているものである。
この写真プリントシステムDPは、図1のブロック図に示すように、現像処理済みの写真フィルムやメモリーカード,光磁気ディスクあるいはCD−Rメディア等から写真プリントを作製するための画像データを取込む画像入力装置IRと、画像入力装置IRにて取込んだ画像データに基づいて画像形成対象部材PSである印画紙2に画像をプリント処理するプリント装置EPとから構成されている。
上記構成の写真プリントシステムDPは、1画像で1枚の写真プリントを作製する通常のプリント機能の他に、いわゆるタイリングプリントの作製機能を備えており、1つの画像を縦横に分割して、マトリックス状に配列した複数の部分画像として、各部分画像毎に写真プリントを作製することができる。
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図1に概略的に示すように、写真フィルムの駒画像を読み取るフィルムスキャナ3と、メモリーリーダ/ライタ,光磁気ディスクドライブ及びCD−R/RWドライブ等の各種のドライブを備えてそれら各ドライブに対応するメモリーカード,光磁気ディスク及びCD−Rメディア等の記録媒体に対して画像データを読み書きする画像入出力装置4と、パーソナルコンピュータにて構成される制御装置5とが備えられ、制御装置5には、各種の制御用の情報や処理画像の編集画面等を表示するモニタ5aと、露光条件の手動設定等や制御情報の入力操作をするための操作卓5b及びマウス5cとが接続されている。モニタ5aへ表示画像データを送る制御装置5は、モニタ5aの表示状態を管理する表示管理装置DMとして機能する。
画像入出力装置4を備えることにより、フィルムスキャナ3の読取り画像のみならず、各記録媒体に記録保存されている画像データを取込んでプリント装置EPにてプリント処理させることができ、更に、プリント装置EPにてプリント処理させた画像データを各種の記録媒体へ書込んで、その記録媒体を顧客に提供することもできる。
又、制御装置5は、画像入力装置IRのみならず写真プリントシステムDP全体の管理をも行っている。
〔プリント装置EPの概略構成〕
図1に示すように、プリント装置EPは、筐体内部に、画像形成装置EXと、画像形成装置EXにて画像が露光形成された印画紙2を現像処理する現像処理装置PPと、筐体内に配置された印画紙マガジン7から引き出された印画紙2を多数の搬送ローラ8等にて現像処理装置PPへ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。
図示を省略するが、プリント装置EPの筐体外部には、現像処理装置PPにて現像処理及び乾燥処理された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータが備えられ、現像処理装置PPの排出口から排出された印画紙2をコンベア9にてソータへ搬送する。
印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン7から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ10と、印画紙2を複数の搬送列に振り分けるための振り分け装置11が備えられている。
画像形成装置EXは、印画紙2上に露光画像を形成する画像形成ヘッド12と、画像形成ヘッド12を制御する露光制御装置13とを主要部として構成されている。
画像形成ヘッド12は、設定プリントサイズに切断された印画紙2の搬送経路の途中箇所を画像形成位置とするように取り付けられ、その画像形成位置において印画紙搬送方向と直交する方向でレーザビームを走査する。
画像形成ヘッド12から出射されるレーザビームは、露光制御装置13の制御により、制御装置5から入力される画像データに基づいて強度変調されている。
印画紙搬送系PTにて搬送駆動される印画紙2に対して上述のように強度変調されたレーザビームが走査されることで、印画紙2上に画像が露光形成され、それが現像処理装置PPにて現像処理されると写真プリントとして仕上がる。
〔写真プリントの作製動作〕
次に、上記構成の写真プリントシステムDPによる写真プリントの作製動作を、いわゆるタイリングプリントのプリント処理をさせる場合について、画像入力装置IRの制御装置5が実行する図4乃至図6のフローチャートに基づいて概略的に説明する。
写真プリントの作製の対象となる画像データは、画像入出力装置4から制御装置5に取込まれているか、あるいは、フィルムスキャナ3にて読取られた写真フィルムの駒画像の画像データに所定の補正処理を施したものが制御装置5に取込まれている。
モニタ5aに表示されている初期設定画面において、タイリングプリントの作製処理の開始とを指示入力すると、図4の処理が開始される。
図4の処理が開始されると、図2に例示するようなタイリングプリント作製のための基本的なプリント設定を入力操作するための画面がモニタ5aに表示される(ステップ#1)。
図2の画面表示では、画像の仕上がりサイズ(複数の部分画像のプリントで構成する画像全体のサイズ)を入力するための仕上がりサイズ入力欄21と、部分画像のプリントのプリントサイズを入力するためのペーパーサイズ入力欄22と、1つの画像を構成する部分画像のプリント枚数を表示又は入力するためのプリント枚数表示欄23と、部分画像をプリント出力して並べたときの元の1つの画像の配置状態を示すプレビュー表示欄24と、プリント設定の入力操作が完了したときに次のステップに移行させるための「設定」ボタン表示25と、プリント設定の入力操作を中止して元の初期設定画面に復帰させるための「キャンセル」ボタン表示26とが表示されている。
本実施の形態では、1つの画像の範囲を主領域と周辺領域とに区分して、その主領域と周辺領域とで部分画像のプリントのプリントサイズが変化することを許容している。通常、この主領域には画像の重要な部分が指定され、周辺領域にはそれほど重要でない部分が指定されることを予定しており、デフォルトでは、画像の中心付近が前記主領域に指定され、その主領域の周囲が前記周辺領域に指定されている。詳しくは、後述するが、この主領域と周辺領域とは、図2の画面表示から位置変更できるように構成されている。
上記ペーパーサイズ入力欄22で指定するのは、前記主領域のプリントサイズであり、前記主領域に指定された範囲の画像を含む全ての部分画像のプリントは、ペーパーサイズ入力欄22で指定したプリントサイズにてプリント出力するように保証している。
一方、前記周辺領域では、前記1つの画像の端縁付近を担当する部分画像のプリントに余白が極力発生しないように、プリントサイズをペーパーサイズ入力欄22で指定したプリントサイズから変化することを許容している。
すなわち、前記1つの画像上の指定領域(前記主領域)に属するか否かによって部分画像のプリントのプリントサイズを変化させている。
ペーパーサイズ入力欄22の下方には、この周辺領域での部分画像のプリントのプリントサイズを表示する周辺プリントサイズ表示欄27が表示されている。尚、必ずしも、前記周辺領域を担当する部分画像のプリントの全てが周辺プリントサイズ表示欄27で表示されるプリントサイズになるわけではなく、前記周辺領域を担当する部分画像でも、ペーパーサイズ入力欄22で設定したプリントサイズとなる場合もある。
本実施の形態では、長尺ロール状の印画紙2をカッタ10にて切断することでプリントサイズが決まるので、ペーパーサイズ入力欄22でのプリントサイズの指定は、「幅(搬送横幅方向の長さ)」と「送り(カッタ10にて切断後の搬送方向の長さ)」とを指定し、前記周辺領域では、この「送り」の方の長さが前記主領域と異なってくる。すなわち、長尺の印画紙2の長手方向に沿う辺の長さを変化させることで、部分画像のプリントサイズを変化させるようにしている。
プリント装置EP用の印画紙ロールの紙幅は、一般に使用されるプリントサイズを想定して設定されているので、ペーパーサイズ入力欄22の「幅」の欄は、それらの入手可能な紙幅の値から、使用したいいずれかの紙幅を選択する。
「送り」の欄は、プリント装置EPにおいて処理可能な範囲で任意の値を設定できるが、取扱いの便宜上から一般に使用されるプリントサイズに一致する送り長さが設定されることが多い。
仕上がりサイズ入力欄21に顧客から指定された仕上がり画像サイズを入力した状態で、このペーパーサイズ入力欄22で前記主領域のプリントサイズが指定されると(ステップ#2)、その入力値に基づいて、各部分画像のプリントサイズを設定する(ステップ#3)。
本実施の形態では、印画紙ロールの紙幅に対応する「幅」については、その紙幅の値に固定しており、設定自由度の存在する「送り」の側については、仕上がりサイズ入力欄21の画像の「幅」の長さに、ペーパーサイズ入力欄22欄の「送り」の値のプリントを並べる形でプリントサイズを決め、プリント1枚分に満たない残りの部分について、「送り」の値を、その残った部分の長さに一致させたプリントサイズに設定する。残った部分の長さが、プリント装置EPにて処理可能な長さよりも短くなったときは、端部のプリントの「送り」の長さを延長してプリントサイズを設定して、残りの部分を吸収する。
仕上がりサイズとして「A2サイズ」を指定した場合を例示している図2では、仕上がりサイズの「幅」が「594mm」であるときに、「送り」が「127mm」のプリントを4枚並べて、残り部分を「送り」が「86mm」のプリントサイズとして設定している。
上述のように、この「送り」を「86mm」というプリントサイズに設定したプリントは前記周辺領域に位置する必要があり、上述のようにしてプリントサイズを求めたときに、前記主領域に位置するプリントが、ペーパーサイズ入力欄22の「送り」欄で指定したプリントサイズ以外の値のプリントサイズになってしまう場合は、ペーパーサイズ入力欄22の「送り」欄の入力値を変更するか、あるいは、前記主領域の位置又は範囲を変更するようにモニタ5aに案内表示される。
このようにしてプリントサイズが設定されると、プリント枚数表示欄23に、左右方向の枚数×上下方向の枚数の形態でプリント枚数、すなわち、前記1つの画像を部分画像に分割する分割数を表示すると共に、プレビュー表示欄24に、どのようにプリントサイズが設定されたかを表示する(ステップ#4)。
その表示態様としては、細線の実線A(外側の枠のみ)及び細線の破線Bにて示す各部分画像のプリントの端縁を識別するためのプリント端縁表示と、太線の実線Cにて枠表示する前記1つの画像(全体の画像)の端縁を識別するための画像端縁表示とを表示している。
図2では、説明を簡略化するために、部分画像のプリント間で画像の重なり部分は存在せず、且つ、各プリントの全体に部分画像がプリント形成される場合を示しているが、実際には、部分画像のプリント間で端縁部分の画像を一部重複させたり、いわゆるトンボをプリントするため等に使用する余白を各プリントに備える場合も多く、そのような場合では、細線の破線Bは実際のプリントの端縁よりも若干内方側に位置することになる。そのような場合でも、プリント端縁表示から、前記1つの画像(全体の画像)の端縁部分の画像を担当する部分画像のプリントにおいてどのような余白が発生するかを的確に把握できる。
図2の表示例では、上下方向の端縁部分のプリントで若干の余白が発生するが、画像端縁表示である太線の実線Cの左右の辺が、プリント端縁表示である細線の実線Aの左右の辺と重なり、左右方向の端縁部分では部分画像のプリントに余白が発生せず、しかも、そのような調整のためにプリントサイズが小さくなった部分画像のプリントは、画像の右端に位置して、目立たないようになっている。
画像の重要な部分を特定する前記主領域は、上述のように設定変更可能であり、実際の画像上で前記主領域を変更操作できるようにするために、プレビュー表示欄24の画像端縁表示(太線の実線C)に前記主領域を変更設定したい画像を表示させることができる。
プレビュー表示欄24の下方に備えられた「イメージ読込み」ボタン表示28をマウス5c等にて押し操作すると(ステップ#5)、ファイル選択画面にて表示させる画像を選択させた(ステップ#6)後、その選択された画像をプレビュー表示欄24に表示させる(ステップ#7)。このとき、表示された画像の端縁は、前記画像端縁表示として機能するので、太線の実線Cの枠表示は省略しても良い。
プレビュー表示欄24の下方に備えられた「領域変更」ボタン表示29をマウス5c等にて押し操作すると(ステップ#8)、前記主領域として設定されている範囲を示す矩形の主領域枠を太線の破線Dにて表示する。
この矩形の主領域枠は、主領域枠の各辺に対するマウス5cのドラッグ操作によって、移動、並びに、拡大及び縮小が可能であり、主領域枠を移動操作した情報は図4及び図5の処理上で取得できるように設定されている。
図4及び図5の処理では、前記主領域枠が移動操作されると、その移動操作後の前記主領域枠の位置情報によって前記主領域の範囲データを更新すると共に、その都度ステップ#3及びステップ#4と同様にしてプリントサイズを再設定し、その設定結果をプレビュー表示欄24に表示する(ステップ#11,#12)。すなわち、入力操作手段IMとして機能するマウス5cからの指示入力によって前記指定領域(前記主領域)を設定変更できるようになっている。
オペレータが所望通りにプリントサイズが設定されたのを確認して、その旨を操作卓5b等から指示入力すると(ステップ#13)、元の待機ループに戻る。
以上は、前記主領域を担当する部分画像のプリントのプリントサイズをオペレータが指定して、そのプリントサイズと画像の仕上がりサイズとから前記周辺領域を担当する部分画像のプリントサイズを設定するプリントサイズ指定優先の場合を説明したが、オペレータが前記1つの画像(全体の画像)を構成する部分画像のプリント枚数を指定して、それに基づいて各部分画像のプリントサイズを設定する機能も備えられている。
具体的には、プリント枚数表示欄23の下方に備えられた「プリント枚数優先」チェックボックス30にチェックを入れると(ステップ#14)、その時点でプリント枚数表示欄23に左右方向の枚数×上下方向の枚数の形態で入力されているプリント枚数(換言すると、前記1つの画像の部分画像への分割数)に従って各部分画像のプリントのプリントサイズが設定され(ステップ#15)、その設定されたプリントサイズによって、プレビュー表示欄24の前記プリント端縁表示や前記画像端縁表示の表示が更新される(ステップ#16)。
この「プリント枚数優先」でのプリントサイズの設定について簡単に説明すると、プレビュー表示欄24に表示する状態で、画像の高さ方向は、上記のプリントサイズ指定優先の場合と同様に、印画紙ロールの紙幅によって設定し、プリントサイズの幅(ペーパーサイズ入力欄22や周辺プリントサイズ表示欄27の「幅」に対応するもの)は、指定された上下方向の枚数で仕上がりサイズ入力欄21の「高さ」をカバーできる紙幅のうち最小のものを指定する。
画像の幅方向(プレビュー表示欄24の左右方向)でのプリントサイズ、すなわち、ペーパーサイズ入力欄22等の「送り」のサイズの設定は、例えば以下のようにして設定できる。
上記のようにして設定した紙幅に対応している標準的なプリントサイズ(例えば、紙幅が127mmの印画紙ロールでは、「127mm×89mm」,「127mm×169mm」あるいは「127mm×178mm」)を原則として使用すると共に、画像の幅方向(プレビュー表示欄24の左右方向)で両端のプリントについてのみ、上記の標準的なプリントサイズから変更可能とする条件の下で、指定された左右方向のプリント枚数で幅方向の両端で余白が発生しないようにプリントサイズを求めたときに、左右方向の両端のプリントのサイズ(「送り」のサイズ)が、プリント装置EPにて処理可能なサイズとなり、且つ、上記標準的なプリントサイズとの差が最も小さい値となるサイズを、ペーパーサイズ入力欄22の「送り」のサイズとして設定する。
そのような条件に適合するものが存在しないときは、上記のプリントサイズの制限条件を解除して、仕上がりサイズ入力欄21の「幅」の欄の入力値を、プリント枚数表示欄23の左右方向のプリント枚数で均等割りし、その結果の長さがプリント装置EPにて処理可能な送り長さであれば、ペーパーサイズ入力欄22の「送り」のサイズとして設定する。
このようにしてもプリント装置EPにて処理できない長さになるようであれば、プリント枚数表示欄23の入力値を変更するようにモニタ5aに案内表示する。
上記のように、前記プリント端縁表示や前記画像端縁表示等を表示するプレビュー表示欄24を表示する表示画面と同じ表示画面中に、ペーパーサイズ入力欄22やプリント枚数表示欄23の部分画像のようなプリントサイズを変更させるためのデータを入力する入力欄を表示させ、その入力欄に対する入力データに応じて前記プリント端縁表示の表示を更新することで、プリントサイズの設定条件を入力操作する度に、その結果をモニタ5aの表示で確認できるので、効率的に条件設定作業を行える。
以上のような操作によって所望通りにプリントサイズの設定が完了して、オペレータが「設定」ボタン表示25のマウス5c等にて押し操作すると(ステップ#17)、図6に「画像補正処理」として示す処理を実行する(ステップ#18)。
図6の「画像補正処理」では、図3に示す「調整画面」をモニタ5aに表示させる(ステップ#31)。この「調整画面」には、プリント対象の画像を表示する画像表示エリア41、色補正やコントラスト調整等の画像補正の入力操作をするための画像補正用ボタン群42、処理対象の画像データの取込みを指示入力するための「イメージ読込み」ボタン表示43、プリントの開始を指示する「プリント」ボタン表示44、及び、タイリングプリント作製処理の終了を指示入力する「終了」ボタン表示45等が表示される。
図3では、プリント対象の画像を表示した状態を図示しているが、図6の処理が起動した直後は、画像は表示されていない。もちろん、図6の処理の起動直後から先頭の画像を表示するようにしても良い。
図2の画面表示上で、「イメージ読込み」ボタン表示43がマウス5c等にて押し操作されると(ステップ#32)、制御装置5に取込まれている画像データの中から図6の処理プログラムに読み込む画像データを選択するための選択画面をモニタ5aに表示し、その画面で選択された1つの画像の画像データが読み込まれる(ステップ#33)。
読み込まれた1つの画像は、複数の部分画像に分割する画像処理が実行される(ステップ#34)。尚、ここでの部分画像への分割は、図2の画面表示において最終的に設定された各部分画像のプリントサイズに従って実行される。
従って、制御装置5は、1つの画像を複数の部分画像に分割する画像処理装置IPとして機能する。
上記のようにして部分画像が生成されると、その部分画像が画像表示エリア41に表示される(ステップ#35)。
この状態で、画像補正用ボタン群42がマウス5c等にて押し操作されると(ステップ#36)、操作されたボタン等に応じた画像処理が各部分画像に施されて(ステップ#37)、画像表示エリア41の表示画像が処理後の部分画像の画像データで更新される(ステップ#38)。
画像の色補正等の画像処理の設定等の作業を完了して、図3の画面表示において「プリント」ボタン表示44をマウス5c等にて押し操作すると(ステップ#39)、画像表示エリア41に表示している前記1つの画像を構成する全て部分画像を、各部分画像のプリントサイズを示す情報と共にプリント装置EPへ送ってプリント処理を開始させる(ステップ#40)。これによって、プリント装置EPでは、図2のペーパーサイズ入力欄22の「幅」欄で指定された紙幅の印画紙2を印画紙マガジン7から引出し搬送し、その長尺の印画紙2を、ペーパーサイズ入力欄22の「送り」欄あるいは周辺プリントサイズ表示欄27の「送り」欄で指定された長さにカッタ10にて切断して、夫々の印画紙2に対して部分画像毎にプリント処理して行く。
全ての部分画像についてプリント装置EPへの送信が完了すると、図3の画面表示を初期状態(画像表示エリア41に画像を表示していない状態)に戻して(ステップ#31)、上述の作業を他の画像について繰り返す。
タイリングプリントを作製したい全ての画像について作業を終了して「終了」ボタン表示45をマウス5c等にて押し操作すると(ステップ#41)、図6の処理を終了し、それに伴って図4及び図5の処理も終了して、初期設定画面に戻る。尚、図2の画面表示において「キャンセル」ボタン表示26を押し操作したときも(ステップ#19)、プリント処理の実行に移行せずに初期設定画面に戻る。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、部分画像のプリントサイズを変化させるについて、印画紙2の送り方向での切断長さを変化させて実現しているが、紙幅が異なる複数の印画紙ロールを前記1つの画像のプリント形成に利用して、プリントサイズの設定自由度をより大きいものとし、プリントサイズを画像の幅方向及び高さ方向の双方で変化させるように構成しても良い。
(2)上記実施の形態では、前記主領域を矩形の主領域枠(太線の破線D)にて設定する場合を例示しているが、前記主領域の形状や指定形態は種々に変更可能である。
(3)上記実施の形態では、プリント装置EPとして、レーザビーム露光式のプリント装置を例示しているが、他の露光形式のプリント装置でも良いし、インクジェットプリント形式のような露光によらないプリント装置でも本発明を適用できる。
画像形成対象部材PSもそれに応じて適宜に変更される。
本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムの概略ブロック構成図 本発明の実施の形態にかかるモニタの画面表示例を示す図 本発明の実施の形態にかかるモニタの画面表示例を示す図 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるフローチャート
符号の説明
5a モニタ
DM 表示管理装置
EP プリント装置
IM 入力操作手段
IP 画像処理装置
PS 画像形成対象部材

Claims (6)

  1. 1つの画像を複数の部分画像に分割する画像処理装置と、前記複数の部分画像の夫々についてプリント処理するプリント装置とが備えられた写真プリントシステムであって、
    前記画像処理装置は、前記1つの画像上の指定領域に属するか否かによって前記部分画像のプリントのプリントサイズを変化させるように構成されている写真プリントシステム。
  2. 前記画像処理装置は、入力操作手段からの指示入力によって前記指定領域を設定変更するように構成されている請求項1記載の写真プリントシステム。
  3. モニタと、そのモニタへの表示状態を管理する表示管理装置とが設けられ、
    前記表示管理装置は、前記1つの画像を構成する全ての部分画像のプリントの端縁を識別可能なプリント端縁表示と、前記1つの画像の端縁を識別可能な画像端縁表示とを重ね合わせて前記モニタに表示するように構成されている請求項1又は2記載の写真プリントシステム。
  4. 前記表示管理装置は、前記プリント端縁表示及び前記画像端縁表示を表示する表示画面と同じ表示画面中に、前記部分画像のプリントサイズを変更させるためのデータを入力する入力欄を表示させ、その入力欄に対する入力データに応じて前記プリント端縁表示の表示を更新するように構成されている請求項3記載の写真プリントシステム。
  5. 前記画像処理装置は、前記1つの画像を前記部分画像に分割する分割数として指示入力された値に基づいて、前記部分画像のプリントサイズを設定するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の写真プリントシステム。
  6. 前記プリント装置は、長尺の画像形成対象部材を指定された長さに切断して、個々の部分画像をプリント形成するための画像形成対象部材を作製するように構成され、
    前記画像処理装置は、前記長尺の画像形成対象部材の長手方向に沿う辺の長さを変化させることで、前記部分画像のプリントサイズを変化させるように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の写真プリントシステム。
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