JP2007226288A - 画像形成装置、データ記憶方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置において、ユーザに操作負担をかけずに、メモリカードに記憶されている画像データを、ユーザの基準で分類してストレージに保存できるようにする。
【解決手段】ストレージ1にアクセス可能である共に、メモリカード45から画像データを読み出しできる画像形成装置に、メモリカード45に格納されている画像データを、所定基準でグループ分けし、グループ毎に画像データを関連付けると共に、グループ毎に割り当てられた所定領域に、そのグループに関連付けられた画像データのサムネールが配置され、かつグループを分類するためのマーキングエリアが形成されたオーダーシートを作成して印刷する手段と、オーダーシートのマーキングエリアのマーキング状態を読み取り、読取結果を利用して、メモリカード45に格納されている画像データを分類して、ストレージ1に格納する手段と、を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置の技術に関する。
近年は、ホストコンピュータなしで可搬性の記録媒体(メモリカード)やデジタルカメラから画像データを取得して印刷するダイレクト印刷機能を備えるプリンタが普及してきている。ダイレクト印刷機能を備えるプリンタには、光記憶ディスクドライブやハードディスクドライブ(HDD)等のストレージを備えているものや、ストレージと接続可能に構成されているものがある。そして、ユーザは、デジタルカメラ等で撮影した画像データを、メモリカード等の小型の記憶媒体に格納されている画像データをUSBインタフェース等を介してプリンタに直接読み込ませて写真用紙等に印刷(ダイレクトプリント)するとともに、読み込ませた画像データをストレージに保存して一括管理することを行っている。
ところで、メモリカードに記憶されている複数の画像データをストレージに転送して保存する手法として、メモリカードごとに1つのフォルダをストレージ上に自動作成し、そのフォルダにメモリカード内の複数の画像データを全て一括保存する方法が知られている。この手法によれば、ユーザは、フォルダ作成等の面倒な操作をすることなく、メモリカード内の画像データを大容量のストレージに転送して管理することができる。しかし、メモリカードごとに1つのフォルダを作成して画像データを記憶させる手法は、メモリカード内の画像データの数が多い場合、ユーザが所望する画像データの検索に、多大の労力と時間を要するという問題を生じさせる。他方、そのような検索時の負担を軽減するために、画像データをストレージに保存する際に、ユーザが複数のフォルダを手動で作成して画像データを1つずつ手作業で分類するとなると、煩わしく面倒である。特に電子機器の操作が苦手なユーザには大きな負担を強いることになる。
このような課題を解決するための一例が特許文献1に開示されている。具体的には、特許文献1には、読み込んだデジタル画像データに付加されている撮影日時や読取日時等の時刻情報に基づいて、その撮影日時等の時刻が近接しているデジタル画像データをグループ化して複数のグループに分類し、そのグループごとにフォルダを作成してデジタル画像データを保存する画像読取保存装置が記載されている。
特開平2000−339344号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、以下の問題を有する。具体的には、特許文献1では、一定の範囲の撮影日時等で画像データを分類するという画一的な分類を行っている。そして、このような画一的な分類では、ユーザにとって検索し易い分類や意図した分類にならないことがある。例えば、特許文献1によれば、撮影された画像データを旅行等のイベント単位で分類して保存しておきたいと考えていても、撮影日時で画一的な分類がされてしまう。そのため、所望の画像データを検索する際に、その分類がほとんど役に立たない場合があり、結局多大な労力と時間を費やして所望の画像データを探すことになる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、外部記憶装置にアクセス可能な画像形成装置において、ユーザに操作負担をかけることなく、ユーザ個々の事情に合わせた分類基準で、外部から読み取った画像データを分類して外部記憶装置に保存できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、外部記憶装置にアクセス可能であって、可搬性の記録媒体から画像データを読み取って印刷を実行する画像形成装置に適用される。ここで、前記画像データには、画像データが作成された日時情報が含まれている。
そして、前記画像形成装置は、前記記憶媒体に格納されている画像データを読み出し、該画像データの日時情報を用いて該画像データを所定期間毎にグループ分けし、該グループ毎に画像データを関連付けると共に、該グループ毎に割り当てられた所定領域に、該グループに関連付けられた画像データのサムネールが配置され、かつ該グループを分類するためのマーキングエリアが形成されたオーダーシートを印刷するための印刷データを生成し、該生成した印刷データを用いて、オーダーシートを印刷するオーダーシート作成手段と、前記オーダーシートのマーキングエリアのマーキング状態を読み取り可能な読み取り手段と、前記読み取り手段を介して、前記オーダーシートを読取り、該読み取った前記オーダーシートのマーキングエリアのうち、マーキングされているマーキングエリア部分を前記グループの分類境界として、前記グループを再分類して、前記外部記憶装置に前記再分類されたグループ毎のフォルダを作成し、該各フォルダに、該フォルダに対応する再分類されたグループに関連付けられている画像データを格納するファイル分類手段と、を有する。
このように、第1の態様によれば、可搬性の記憶媒体に記憶されている複数の画像データを、画像データの日時情報を利用して自動的にグループ分けし、グループ毎に分類した画像データのサムネールを印刷したオーダーシートを作成することができる。そして、ユーザは、このオーダーシートに印刷されたサムネール一覧の各画像を観ながらマーキングエリアにマーキングをすることにより、視覚的に分類境界を設定して記憶媒体に保存されている画像データを分類して外部記憶装置に保存することができる。その結果、本実施形態によれば、外部記憶装置にアクセス可能な画像形成装置において、多数の画像データを分類して一括管理する際に、ユーザ個々の事情に合わせた分類基準で簡単かつ直感的に画像データを分類して保存することができるようになる。
また、前記画像形成装置であって、前記オーダーシート作成手段は、前記グループに関連付けられた画像データが複数ある場合、前記所定領域内に該画像データのサムネールが配置できるように、該サムネール画像の大きさを縮小した上で、前記サムネールが配置されたオーダシートを作成することとしてもよい。
このように構成することにより、可搬性の記憶媒体に記憶された画像データの枚数が多い場合でもオーダーシートの印刷枚数を抑えることができ、その結果、印刷コストの増加を防止することができる。
また、前記画像形成装置であって、前記所定領域内に該画像データのサムネールが配置できるように、該サムネール画像の大きさを縮小した上で、前記サムネールを配置する場合において、前記オーダーシート作成手段は、1のグループに所定数を超えた数の画像データが割り当てられないように前記グループ分けを行うこととしてもよい。
このようにするのは、以下の理由による。すなわち、1つのグループに所定数以上の画像データを割り当て、オーダーシート上に、サムネール画像を印刷するようにした場合、ユーザが画像データを判別することが困難になる。そのため、1つのグループに関連付ける画像データの数を所定枚数以内に制限するようにしている。
また、前記画像形成装置であって、前記オーダーシート作成手段は、前記オーダーシートであることを示す識別情報を前記読み取り手段が読み取りできる形式で示したオーダーシート識別表示を前記オーダーシートの所定の位置に印刷し、前記ファイル分類手段は、前記読み取り手段を介して、前記オーダーシートを読取る際、前記オーダーシートに前記オーダーシート識別表示が印刷されているか否かにより、当該読み取った情報が前記オーダーシートであるか否かを判断することとしてもよい。
このように構成することにより、オーダーシート以外の記録紙を読み取ってしまうことによるエラー発生等を未然に防止することができる。
また、本発明の第2の態様は、外部記憶装置にアクセス可能であって、可搬性の記録媒体から画像データを読み取って印刷を実行する画像形成装置が行うデータ記憶方法に適用される。ここで、前記画像形成装置は、原稿を読み取るスキャナ機能を備えていて、前記画像データには、画像データが作成された日時情報が含まれている。
そして、前記画像形成装置は、前記記憶媒体に格納されている画像データを読み出し、該画像データの日時情報を用いて該画像データを所定期間毎にグループ分けし、該グループ毎に画像データを関連付けると共に、該グループ毎に割り当てられた所定領域に、該グループに関連付けられた画像データのサムネールが配置され、かつ該グループを分類するためのマーキングエリアが形成されたオーダーシートを印刷するための印刷データを生成し、該生成した印刷データを用いて、オーダーシートを印刷するステップと、前記スキャナ機能により、前記オーダーシートを読取り、該読み取った前記オーダーシートのマーキングエリアのうち、マーキングされているマーキングエリア部分を前記グループの分類境界として、前記グループを再分類するステップと、前記外部記憶装置に前記再分類されたグループ毎のフォルダを作成し、該各フォルダに、該フォルダに対応する再分類されたグループに関連付けられている画像データを格納するステップと、を実行する。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
先ず、本発明の一実施形態が適用された画像形成装置の概略構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像形成装置の概略構成図である。本実施形態の画像形成装置は、文書、写真、書籍等の原稿を画像データとして読み取りその画像データを外部に出力するスキャナ機能と、ホストコンピュータなしで可搬性の記録媒体(メモリカード)45と直接接続して印刷する機能(ダイレクト印刷機能)とを備えた複合機である。また、画像形成装置は、USBコネクタ60を介してストレージ(外部記憶装置)1に接続可能に構成されていて、メモリカード45に記憶されているデジタルの画像データ(「写真データ」ということもある)を、後述する手法により分類してストレージ1に格納する機能を有する。さらに、画像形成装置は、メモリカード45に記憶されている写真データを分類するためのオーダーシートを生成して印刷する機能を有する。なお、メモリカード45に記憶されているデジタルの画像データには、印刷処理に利用する本画像データと、サムネールと、その画像データの日時情報(撮影日時等)とが含まれている。
なお、本実施形態では、ストレージ1の具体的な構成について特に限定しない。例えば、ストレージは、ハードディスク装置、DVD−ROMドライブとDVD−ROM等により構成される。また、ストレージ1は、画像形成装置の内部に内蔵されていてもかまわない。また、上記では、ストレージ1との接続をUSBコネクタ60により行うようにしているが、USBコネクタ60は、例示に過ぎない。
図示するように、画像形成装置は、装置全体の動作を制御して印刷のための様々な処理を行うコントローラ10と、操作パネル20と、印刷を実行するプリンタエンジン30と、メモリカード読書装置40と、文書、写真、書籍等の原稿を画像データとして読み取るスキャナエンジン50と、ストレージ1と接続するためのUSBコネクタ60とを備えている。
コントローラ10は、主制御装置であるCPU101と、プログラム等が記録されたROM102と、メインメモリとしてデータ等を一時的に格納するRAM103と、電源がOFFされても記憶内容を保持する不揮発性メモリ104と、操作パネル20等との入出力を制御するインタフェース105と、各装置間の通信経路となるシステムバス106とを有する。なお、インタフェース105には、各処理を専用に行うように設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いることができる。なお、不揮発性メモリ104には、CPU101がプログラムの実行に必要な各種データが記憶されている。
操作パネル20は、液晶ディスプレイ、操作ボタン等から構成され、ユーザから、印刷対象の写真データの選択を受け付けたり、印刷の実行要求を受け付けたりする。
プリンタエンジン30は、印刷ヘッドを備える印刷機構や、印刷用紙等の印刷メディアを給排紙する給排紙機構等により構成され、コントローラ10からの印刷データを用いて、印刷メディアに印刷処理を行う。また、印刷機構には、給排紙機構から給紙される印刷用紙の寸法(用紙幅)を検出するための紙幅検出センサ(PWセンサ)31が設けられている。なお、本実施形態では、プリンタエンジン30の具体的な構成について特に限定しない。例えば、画像形成装置がインクジェット方式のプリンタであれば、プリンタエンジン30は、インクを吐出する印刷ヘッドと、PWセンサ31と、印刷ヘッドおよびPWセンサ31等を搭載するキャリッジを駆動するキャリッジ駆動機構等からなる印刷機構と、印刷用紙の給排紙を行なう給排紙機構とを備えて構成される。
メモリカード読書装置40は、メモリカード45を挿入するためのカードスロット41を備えている。メモリカード読書装置40は、カードスロット41に挿入されたメモリカード45に記録された画像データを読み出し、コントローラ10に送る。また、コントローラ10の命令に従って、メモリカード45に記録されている画像データを削除したり、書き換える処理を行う。
スキャナエンジン50は、画像形成装置の原稿台(図示しない)に載置されている原稿を画像データとして読み取りその画像データをコントローラ10に送信する。スキャナエンジン50は、例えば、原稿に光を照射するランプと、原稿に照射した光の反射光(或いは透過光)を検出するCCD等からなるイメージセンサと、ランプやイメージセンサを搭載して原稿の副走査方向に移動するキャリッジ等により構成される。
次に、コントローラ10の特徴的な機能構成について図2のブロック図を参照して説明する。
図2は、本実施形態のコントローラ10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図示するように、コントローラ10は、パネル制御部110、画像処理部111、オーダーシート作成部112、読取部113、およびファイル分類部115を有する。
なお、各機能部は、ソフトウェアあるいはハードウェア的に実現することができる。例えば、上述したROM102に、パネル制御部110、画像処理部111、オーダーシート作成部112、読取部113、およびファイル分類部115の機能を実現するための各プログラムを格納しておく。そして、以下で示す、各機能部の機能は、CPU101が、ROM102に格納された各プログラムを実行することにより実現される。
パネル制御部110は、操作パネル20を介して入力されたユーザからの要求を解析し、その要求に応じた処理がなされるように、各機能部に命令する処理を行う。例えば、ユーザがカードスロット41にメモリカード45を挿入して、操作パネル20を操作して、後述するオーダシード300(図3参照)の作成要求を行ったとする。この場合、パネル制御部110は、操作パネル20を介して、ユーザからのオーダーシート作成要求を受け付けて、オーダーシート作成部112にオーダーシート300の作成を指示する。
画像処理部111は、メモリカード読書装置40を介して、メモリカード45に記憶されている写真データを読み出し、その読み出した写真データを印刷データに変換して、プリンタエンジン30に印刷処理を実行させる。
オーダーシート作成部112は、パネル制御部110を介して、ユーザからのオーダーシート作成要求を受け付けると、カードスロット41に挿入されているメモリカード45に記憶されている画像データに対するオーダーシートを作成して印刷する。具体的には、オーダーシート作成部112は、メモリカード45から入力可能な状態にある一連の画像データ群のサムネール画像の一覧を取得する。オーダーシート作成部112は、取得したサムネール画像を用いて、オーダーシートのイメージデータ(オーダーシートデータ)を作成する。オーダーシート作成部112は、オーダーシートデータを印刷データに変換して、プリンタエンジン30に印刷処理を実行させる。なお、オーダーシートを作成する処理は、後述する図5、6で詳細に示す。
読取部113は、オーダーシート読取要求を受け付けると、スキャナエンジン50を制御して、原稿台(図示しない)に搭載されているオーダーシートを読取り、解析するオーダーシート読取処理を実行する(オーダーシート読取処理は、後述する図7で詳細に示す)。なお、読取部113は、一般的なスキャナ機能も提供する。すなわち、読取部113は、パネル制御部110からの指示にしたがい、画像形成装置の原稿台に搭載されている原稿を画像データとして読み取る。そして、読取部113は、読み取った画像データを、インタフェース105を介して、ホストコンピュータ等の外部の装置に出力する。
ファイル分類部115は、読取部113のオーダーシート読取処理の読取結果を用いて、メモリカード45に記憶されている画像データをグループ分けして、ストレージ1に格納する(ファイル分類部115が行う処理は、後述する図8で詳細に示す)。
続いて、本実施形態の画像形成装置が作成するオーダーシートについて、図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態のオーダーシートの一例を模擬的に示した図である。
図示するように、オーダーシート300は、この用紙が「オーダーシート」であることを識別するためのオーダーシート識別用表示301と、画像形成装置が自動的にグループ分けした画像データのサムネールを印刷するための自動グループ領域310a〜rと、自動グループ領域310毎に設けられている分類用マーキングエリア320a〜pと、を備える。なお、分類用マーキングエリア320は、最後の自動グループ領域320(図示する例では、自動グループ領域310rの右側)に設けられていない。
オーダーシート識別用表示301は、例えば、バーコード等で構成されていて、当該用紙がオーダーシートであること、オーダーシートの総枚数、および何枚目のオーダーシートであるかを示すデータが含まれている。
自動グループ領域310a〜rには、メモリカード45内の画像エータ(写真データ)のサムネールが撮影時間順(或いはファイル作成日時順)に配置される。本実施形態では、画像形成装置が、所定の時間間隔以内に撮影された写真を、同一グループとして認識して(自動グループ化)、それらをまとめて1つの自動グループ領域310内に配置して印刷する。例えば、自動グループ領域310aには、1枚の「画像データAAのサムネール」が印刷されている。これは、メモリカード45には、「写真(画像データAA)」が撮影された日時から所定の時間間隔の間で撮影された写真が記憶されていないことを示している。自動グループ領域310cには、4枚の「画像データCC、DD、EE、FFのサムネール」が印刷されている。これは、メモリカード45には、所定の時間間隔で撮影された写真が4枚記憶されていることを示している。なお、本実施形態は、自動グループ化によるグループ内の最大写真枚数(16枚とする)を定めておいて、最大写真枚数を超えるとそれ以上は同じグループとして認識しないで、次のグループに分類することとする。このようにするのは、1つのグループに最大写真枚数を超える画像データを割り当て、サムネールを印刷するようにした場合、ユーザが印刷されたサムネールを判別することが困難になるためである。
分類用マーキングエリア320a〜pは、各自動グループ領域310の右側に配置されていて、ストレージ1に記憶させる画像データをグループ分けするために用いられる。
なお、図示するオーダーシート300は、以下の17のグループに自動グループ化されている。
自動グループ1…画像データAA
自動グループ2…画像データBB
自動グループ3…画像データCC、DD、EE、FF
自動グループ4…画像データGG
自動グループ5…画像データHH
自動グループ6…画像データII
自動グループ7…画像データJJ、KK、LL
自動グループ8…画像データMM
自動グループ9…画像データNN
自動グループ10…画像データA、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P
自動グループ11…画像データOO
自動グループ12…画像データPP
自動グループ13…画像データQQ
自動グループ14…画像データQ、R、S、T、U、V、W、X、Y、Z、a、b、c、d、e、f
自動グループ15…画像データg、h、i、j、k、l、m、n、o、p、x、y、v
自動グループ16…画像データRR、SS、TT、UU
自動グループ17…画像データVV
このように、所定の時間間隔で画像データ(写真データ)を自動的にグループ分けして、同じグループに属する画像データのサムネールを1つのグループ領域310内に配置するようにしたのは以下の理由による。すなわち、メモリカード45内に記憶されている画像データの枚数が多い場合に、1つのグループ領域310に1枚毎にサムネールを印刷していくようにすると、オーダーシートを印刷する枚数が多くなり、印刷コストを増加させてしまう。そのため、本実施形態では、同じグループに属する画像データのサムネールを1つのグループ領域310内に収まる大きさに縮小して配置するようして、印刷コストが増加することを防止している。
そして、ユーザは、印刷されたオーダーシート300を見て、イベントの区切りがあると判断した場合、その区切りの位置にある分類用ワーキングエリア320を鉛筆等で塗りつぶす(マーキングする)。ここで、オーダーシート300が実際にマーキングされた場合の例を図4に示す。
図4は、図3に示すオーダーシートがマーキングされた場合を例示した図である。
図示する例では、分類用マーキングエリア320e、320h、および320jがマーキングされている。そして、このマーキングは、図3に示した17の自動グループが、以下の4つのグループに再分類されることを示している。
グループ1:画像データAA、BB、CC、DD、EE、FF、GG、HH
グループ2:画像データII、JJ、KK、LL、MM
グループ3:画像データNN、A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P
グループ4:画像データOO、PP、QQ、Q、R、S、T、U、V、W、X、Y、Z、a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、k、l、m、n、o、p、x、y、v、RR、SS、TT、UU、VV
ユーザは、図4に示すように、グループ用ワーキングエリア320へのマーキングが終了すると、そのオーダーシートを画像形成装置の原稿台(図示しない)にセットして、操作パネル20に、オーダーシートの読み取り要求を入力する。画像形成装置は、スキャナ機能によりオーダーシートのデータを読み取り、その読み取ったデータを利用してメモリカード45内の画像データをグループ分けする。画像形成装置は、グループ毎にストレージ1にフォルダを作成して、各フォルダにグループ分けされた写真データを格納する。上記の例では、画像形成装置は、ストレージ1にグループ1〜4のフォルダをそれぞれ作成する。画像形成装置は、グループ1のフォルダに、「画像データAA、BB、CC、DD、EE、FF、GG、HH」を格納する。画像形成装置は、グループ2のフォルダに、「画像データII、JJ、KK、LL、MM」を格納する。画像形成装置は、グループ3のフォルダに、「画像データNN、A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P」を格納する。画像形成装置は、グループ4のフォルダに「画像データOO、PP、QQ、Q、R、S、T、U、V、W、X、Y、Z、a、b、c、d、e、f、g、h、i、j、k、l、m、n、o、p、x、y、v、RR、SS、TT、UU、VV」を格納する。
続いて、本実施形態の画像形成装置が行うオーダーシートを作成する処理について説明する。なお、以下では、オーダーシートを作成する処理を、メモリカード45に記憶されている画像データを自動的にグループ分けした自動グループリスト作成する処理と、オーダーシートを印刷する処理とに分けて説明する。
先ず、自動グループリストを作成する処理について図5を用いて説明する。
図5は、本実施形態の自動グループリスト作成処理のフローチャートである。以下のフローは、カードスロット41を介して、メモリカード45から一連の画像データ群を入力可能な状態において行われる処理である。そして、メモリカード45から一連の画像データ群を入力可能な状態において、ユーザがオーダーシート作成要求を行うと、オーダーシート作成部112が以下の処理ステップを実行する。なお、メモリカード45に記憶されている各画像データには、その画像データの日時情報(撮影日時やファイル作成日時等を示すデータ)が含まれている。
先ず、オーダーシート作成部112は、メモリカード読書装置40を介して、メモリカード45にアクセスする。オーダーシート作成部112は、メモリカード45内の各画像データに、時系列(撮影日時順、ファイル作成日時順等)の識別番号(1以上の整数)を関連付けた「ファイル識別番号リスト」を作成する(S1)。「ファイル識別番号リスト」は、例えばRAM103上に作成して保持すればよい。
次に、オーダーシート作成部112は、自動グループ化に用いる「リスト識別番号カウンタ」のカウント値「n(nは、1以上の自然数)」を「1(初期値)」に設定する。また、オーダーシート作成部112は、画像データを関連付ける自動グループを識別するために用いる「自動グループ識別番号カウンタ」のカウント値「m(mは、1以上の自然数)」を「1(初期値)」に設定する(S2)。
次に、オーダーシート作成部112は、メモリカード45内に処理対象の画像データがあるか否かを判定する(S3)。具体的には、オーダーシート作成部112は、S1で作成した「ファイル識別番号リスト」の中に、「リスト識別番号カウンタ」に設定されているカウント値「n」の識別番号を持つ画像データがあるか否かを判定する。そして、リスト識別番号カウンタに設定されているカウント値「n」の識別番号を持つ画像データがあればS4に進み、カウント値「n」の識別番号を持つ画像データがなければS12に進む。
S4では、オーダーシート作成部112は、メモリカード45から、「リスト識別番号カウンタ」に設定されているカウント値「n」の識別番号を持つ画像データの時間データを取得し、S5に進む。
S5では、オーダーシート作成部112は、前回の時間データを保持しているか否かを判定して、前回の時間を保持していればS6に進み、前回の時間データがなければS9に進む。
S6では、オーダーシート作成部112は、前回の時間データと、S4で取得した時間データ(今回取得した時間データ)との差異(時間間隔)を求めて、その時間間隔が所定値より大きければ、S8に進み、所定値より大きくなければS7の処理に進む。
S7では、オーダーシート作成部112は、自動グループ識別番号「m」の自動グループに関連付けた画像データの数が「最大写真枚数(例えば、「16」)」であるか否かを判定する。すなわち、オーダーシート作成部112は、「自動グループ識別番号カウンタ」に設定されているカウント値「m」の自動グループに関連付けた画像データの数をカウントし、そのカウントした数が「最大写真枚数」であるか否かを判定する。なお、「最大写真枚数」は、予め設定されている。そして、オーダーシート作成部112は、「最大写真枚数」であればS8に進む。一方、オーダーシート作成部112は、「最大写真枚数」未満であればS9に進む。
次に、S8の処理を説明する。S8では、オーダーシート作成部112は、「自動グループ識別番号カウンタ」のカウント値をインクリメントして、S9に進む。
S9では、オーダーシート作成部112は、識別番号「n」の画像データを自動グループ「m」に関連付けて、S10に進む。具体的には、「リスト識別番号カウンタ」に設定されているカウント値「n」の識別番号を、「自動グループ識別番号カウンタ」に設定されているカウント値「m」の「自動グループ識別番号」に関連付ける。
S10では、オーダーシート作成部112は、識別番号「n」の画像データの時間データを前回の時間データとして保存して(RAM103の所定領域に格納して)、S11の処理に進む。そして、S11では、オーダーシート作成部112は、「リスト識別番号カウンタ」をインクリメントして、S3の処理に戻る。
次に、S3で処理対象の画像データがないと判定された場合に進むS12の処理を説明する。S12では、オーダーシート作成部112は、上述したS1〜11の処理結果を利用して、自動グループ毎に画像データを関連付けた自動グループリストを作成する。自動グループリストは、自動グループ識別番号m毎に、関連付けた画像データの識別番号nが対応付けられている。なお、自動グループリストは、RAM103の所定領域に格納しておく。
続いて、本実施形態の画像形成装置が行うオーダーシート印刷処理について図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態のオーダーシート印刷処理のフローチャートである。なお、本処理ステップは、図5に示した処理フローにより自動グループリストが作成された後で行われる処理である。
先ず、オーダーシート作成部112は、パネル制御部110を介して、ユーザからのオーダーシート印刷要求を受け付ける。オーダーシート作成部112は、ユーザからのオーダーシート印刷要求を受け付けると、プリンタエンジン30を制御して印刷用紙を給紙する(S20)。
次に、オーダーシート作成部112は、正常に印刷用紙が給紙されたか否かを紙検出器(図示しない)の検出状態等から判定する(S21)。正常に印刷用紙の給紙がされなかった場合、給紙エラーをユーザに提示して当該手順を終了する。一方、正常に印刷用紙の給紙がされた場合にはS22の処理に進む。
S22では、オーダーシート作成部112は、図5の処理フローで作成した自動グループリストを用いて、図3に示すようなオーダーシートを作成し、プリンタエンジン30を制御してS20で給紙した印刷用紙にオーダーシートを印刷する(S22)。具体的には、オーダーシート作成部112は、自動グループリストおよびメモリカード45の画像データを用いて、自動グループ毎に分類した画像データのサムネールと、オーダーシート識別用表示301と、自動グループ毎の分類用マーキングエリア320とが設けられたオーダーシートのイメージデータを生成する。なお、オーダーシート作成部112は、同じグループに属する画像データのサムネールを1つのグループ領域310内に収まる大きさに縮小して配置したオーダーシートのイメージデータを生成する。
そして、オーダーシート作成部112は、生成したオーダーシートのイメージデータを印刷に必要な印刷データに変換してプリンタエンジン30に出力する。プリンタエンジン30は、オーダーシート作成部112からの印刷データを用いて、S20で給紙された印刷用紙に印刷を行う。
次に、オーダーシート作成部112は、プリンタエンジン30を制御して、S20で給紙した印刷用紙を排紙する(S23)。その結果、例えば、図3に例示するようなオーダーシート300が印刷される。
続いて、オーダーシート作成部112は、自動グループリストを参照して、S22で印刷されていない自動グループがあるか否かを判定し、印刷されていないグループがあればS20に戻る。一方、オーダーシート作成部112は、印刷されていないグループがなければ、その旨をパネル制御部110に通知して、S25の処理に進む。
S25では、パネル制御部110は、操作パネル20の液晶ディスプレイに、オーダーシート300の読み取り処理を行うか、中止するかの選択を促す画面を表示して(S25)当該手順を終了する。
続いて、図6の処理で印刷されたオーダーシート300を用いて、メモリカード45に記憶されている画像データを、ユーザが要求するフォルダにグループ分けした上で、ストレージ1に格納していく処理を説明する。
先ず、画像形成装置が行うオーダーシート読み取り処理について、図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態のオーダーシート読み取り処理のフローチャートである。なお、以下の処理は、上述した図6のS25により、操作パネル20の液晶ディスプレイ上に、オーダーシート300の読み取りを行うか中止するかの選択を促す画面が表示されている状態で開始される。また、以下のオーダーシート300は、ユーザにより、複数の分類用マーキングエリア320のいずれかにマーキングが施されているものとする。
先ず、パネル制御部110は、オーダーシート読取要求を受け付けたか否かを判定する(S30)。オーダーシート読取要求は、例えば、操作パネル20上に設けられたオーダーシート読み取りSW(図示しない)等の押下により受け付ける。パネル制御部110は、オーダーシート読取要求を受け付けていない場合、S40に進み、オーダーシート読取要求を受け付けた場合に、その旨を読取部113に通知してS31の処理に進む。
S40では、パネル制御部110は、オーダーシートの読取中止要求を受け付けたか否かを判定し、読取中止要求を受け付けると当該手順による処理を終了する。パネル制御部110は、オーダーシートの読取中止要求を受付けなければS30に処理に戻り、再度、上述したS30の判定を行う。なお、オーダーシートの読取中止要求は、例えば、操作パネル20上に設けられたオーダーシート読み取り中止SW(図示しない)の押下等により受け付ける。
次に、S30において、オーダーシート読取要求を受け付けた場合に進むS31の処理を説明する。S31では、読取部113が、オーダーシート読み取り処理を開始する。具体的には、読取部113は、スキャナエンジン50を制御して、オーダーシート識別用表示301を読み取り(S31)、読み取り対象の印刷用紙が「オーダーシート」なのか否かを判定する(S32)。判定の結果、「オーダーシート」ではないと判定した場合には、読取部113は、その旨をパネル制御部110に通知して、S41の処理に進む。一方、読取部113は、「オーダーシート」であると判定した場合、S33の処理に進む。なお、「オーダーシート」でないと判定される場合とは、例えば、所定の位置にオーダーシート識別用表示301が記録されていない等により、読取部113が、オーダーシート識別用表示301を正常に読み取ることができない場合をいう。
オーダーシートではないと判定された場合に進むS41では、パネル制御部110が、「オーダーシート」の読み取りエラーを表示するとともに再読込or中止の操作を受け付けるための表示画面(図示しない)を操作パネル20の液晶ディスプレイに表示して(S41)、S30へ戻る。
一方、S32において、オーダーシートであると判定された場合、すなわち、オーダーシート識別用表示301を正常に読み取ることができた場合に進むS33の処理を説明する。
S33では、読取部113は、オーダーシート300の各分類用マーキングエリア320を全て読み取り、そのマーキング状態を示すデータ(マーキング情報)を一時的にRAM103に保存する(S33)。マーキング情報とは、自動グループ毎に、マーキングエリアがチェック(マーキング)されているか否かを示すデータを対応付けたデータである。
次に、読取部113は、残りのオーダーシート300があるか否かを判定する(S34)。オーダーシート300が複数頁に渡るかどうか及び残りのオーダーシート300の有無は、オーダーシート識別用表示301に含まれている「オーダーシートの総頁数」及び「オーダーシートの頁番号」から特定することができる。読取部113は、残りのオーダーシート300があると判定した場合、その旨をパネル制御部110に通知して、S42の処理に進む。一方、読取部113は、残りのオーダーシート300がないと判定した場合、その旨をパネル制御部110に通知してS35の処理に進む。
S42では、パネル制御部110が、操作パネル20の液晶ディスプレイに、次の「オーダーシート」のセット要求と、読み込みor中止の操作選択と、を促す表示画面を表示して(S42)、S30の処理へ戻る。
次に、S34において、残りの「オーダーシート」がないと判定した場合に進むS35の処理を説明する。S35では、パネル制御部110は、操作パネル20の液晶ディスプレイ等に、「「ストレージ1への保存開始」or「保存中止」」の選択を促す表示画面を表示して(S35)、当該手順を終了する。
続いて、本実施形態のメモリカード45内の画像データをストレージ1に保存する処理について、図8を用いて説明する。
図8は、本実施形態のメモリカード内の画像データをストレージに保存する処理のフローチャートである。なお、以下のフローチャートは、図7に示したS35により、パネル制御部110が、操作パネル20の液晶ディスプレイに、「「ストレージ1への保存開始」or「保存中止」」の選択を促す表示画面を表示している状態において実行される処理である。
まず、パネル制御部110は、ユーザからの「保存中止」の要求を受け付けたか否かを判定し(S50)、「保存中止」の要求を受け付けた場合には、そのまま当該手順を終了する。一方、保存中止の要求を受け付けていない場合には、その旨をファイル分類部115に通知し、S51の処理に進む。なお、「保存中止」の要求は、操作パネル20を介して受け付ける。
S51では、ファイル分類部115は、処理対象の自動グループを特定するための「自動グループリスト識別番号カウンタ」のカウント値「m(mは、1以上の自然数)」に「1(初期値)」をセットする。また、ファイル分類部115は、ストレージ1上で画像データを分類するためのグループを特定するための「グループ識別番号カウンタ」のカウント値「M(Mは、1以上の自然数)」に「1(初期値)」をセットする。
つづいて、ファイル分類部115は、処理対象の自動グループがあるか否かを判定する(S52)。具体的には、ファイル分類部115は、自動グループリスト(図5のS12で作成)の中に、「自動グループリスト識別番号カウンタ」のカウント値「m」に対応する自動グループがあるか否かを判定する。そして、ファイル分類部115は、カウント値「m」に対応する自動グループ(カウント値「m」の自動グループ識別番号を持つ自動グループ)がある場合、S53の処理に進む。一方、ファイル分類部115は、カウント値「m」に対応する自動グループがない場合、S57の処理に進む。
S53では、ファイル分類部115は、自動グループリスト(図5のS12で作成)を参照して、カウント値「m」の自動グループ識別番号に対応付けられている識別番号「n」の画像データをカウント値「M」のグループ識別番号に関連付ける。
続いて、ファイル分類部115は、カウント値「m」の自動グループ識別番号「m」により特定される自動グループの分類用マーキングエリア320がチェックされているか否かを判定する(S54)。具体的には、ファイル分類部115は、図7のS33で保存しておいたマーキング情報を用いて、自動グループリスト識別番号「m」の自動グループの分類用マーキングエリア320がチェックされているか否かを判定する。そして、ファイル分類部115は、チェックされていればS55に進み、チェックされていなければS56の処理に進む。
S55では、ファイル分類部115は、「グループ識別番号カウントタ」のカウント値「M」をインクリメントし、S56の処理に進む。
S56では、ファイル分類部115は、「自動グループリスト識別番号カウンタ」のカウント値「m」をインクリメントしてS52の処理に戻る。そして、このS52〜S56までの手順を繰り返し実行した後、「自動グループリスト識別番号カウンタ」のカウント値「m」に対応する自動グループがない状態となると(S52でNo)、S57の処理を開始する。
S57では、ファイル分類部115は、フォルダ識別番号カウンタのカウント値「i(iは、1以上の整数)」に「1(初期値)」をセットする。
つづいて、ファイル分類部115は、フォルダ識別番号カウンタのカウント値「i」がグループ識別番号カウンタのカウント値「M」以下であるか否かを判定する(S58)。そして、ファイル分類部115は、フォルダ識別番号カウンタのカウント値「i」がグループ識別番号カウンタのカウント値「M」以下である場合、S59の処理に進む。ファイル分類部115は、フォルダ識別番号カウンタのカウント値「i」がグループ識別番号カウンタのカウント値「M」を超えていれば処理を終了する。
S59では、ファイル分類部115は、ストレージ1のディスク上にカウント値「i」の番号をフォルダ名とするフォルダを作成する(S59)。
つづいて、ファイル分類部115は、作成したフォルダ名「i」のフォルダに、グループ識別番号が「i」のグループに関連付けられている全ての画像データを保存し(S60)、「フォルダ識別番号カウンタ」のカウント値「i」をインクリメントし(S61)、ステップS58へ戻る。
そして、フォルダ識別番号カウンタのカウント値「i」がグループ識別番号カウンタのカウント値「M」を超えると、メモリカード45内の全ての画像データが、グループごとに各フォルダに分類されてストレージ1に保存されたことになる。
このように、本実施形態によれば、カードスロット41に挿入されたメモリカード45に保存されている複数の画像データ(写真データ)を、各写真データの日時情報(撮影日時等)を利用して自動的にグループ分けし、グループ毎に分類した画像データのサムネールを印刷したオーダーシート300を作成することができる。そして、ユーザは、このオーダーシート300に印刷されたサムネール一覧の各画像を観ながら分類用マーキングエリア320にマーキングをすることにより、視覚的に分類境界を設定してメモリカード45内の画像データを分類して保存することができる。それによって、CD−Rドライブやハードディスクドライブ等のストレージにアクセス可能な画像形成装置において、多数の画像データを分類して一括管理する際に、ユーザ個々の事情に合わせた分類基準で簡単かつ直感的に画像データを分類して保存することができるようになる。
また、本実施形態では、オーダーシート300にサムネールを表示する際、画像形成装置が各写真データの日時情報(撮影日時等)を利用して自動的にグループ分けするようにしている。そして、同じグループに複数の画像データが分類された場合には、そのサムネールを縮小して印刷するようにしている。そのため、本実施形態によれば、メモリカード45に保存対象のデータが多いときであっても、オーダシート300の枚数を抑えることができ、その結果、印刷コストの増加を防止することができる。
また、本実施形態によれば、従来のように画一的な分類ではなくユーザ個々の事情に合わせた分類基準で画像データを分類して保存することができるので、ユーザが望む分類に極めて近い分類がなされた状態で画像データが保存される。それによって、保存後にユーザがそのストレージから所望の画像データを検索することが容易になり、検索時の労力が低減されるとともに検索時間を短縮することができる。
さらに、ユーザは、最小限の操作と「オーダーシート」のマーキングを行うだけで、あとは画像形成装置が自動的に一連の写真データ群を分類して各フォルダに分けて保存してくれるので、多数の画像データを記憶媒体上で分類して一括管理する際に従来のような煩雑なパネル操作等が不要になり、利便性も向上する。
さらに、オーダーシート300を読み取る際には、オーダーシート300の所定の位置に予め記録してあるオーダーシート識別用表示301を検出して、読取り対象の用紙がオーダーシート300であることを確認してからマーキング状態を読み取るので、オーダーシート300以外の記録紙を読み取ってしまうことによるエラー発生等を未然に防止することができる。
続いて、本実施形態の画像形成装置の変形例について説明する。本実施形態の変形例は、上述した図7の「オーダーシート読取処理」を、プリンタエンジン30に設けられたPWセンサ31を利用して行うようにしたものである。したがって、変形例によれば、スキャナエンジン50を搭載していない画像形成装置にも本発明を適用できるようになる。以下、PWセンサ31を利用した「オーダーシート読取処理」について、図9および図10を用いて説明する。なお、変形例の画像形成装置は、上述した実施形態と同じ符号を用いる。
図9は、本実施形態の変形例のオーダーシート読取処理のフローチャートである。
図10は、PWセンサによるオーダーシートの読み取りを模式的に示した平面図である。
変形例の画像形成装置は、プリンタエンジン30のキャリッジ32に搭載されているPWセンサ31でオーダーシート300上を走査して、各マーキング欄の光反射率等からマーキング状態を読み取る。なお、オーダシート300は、スキャナエンジン50の原稿台に載置するのではなく、プリンタエンジン30が有する給排紙機構の給紙トレイ(図示しない)にセット(載置)しておくものとする。
先ず、パネル制御部110は、図7のS30と同じ手順にしたがい、オーダーシート読み取り要求を受け付けたか否かを判定する(S70)。パネル制御部110は、オーダーシート読み取り要求を受け付けていない場合、S90に進み、オーダーシート読み取り要求を受け付けた場合に、その旨を読取部113に通知してS71の処理に進む。なお、S90は、図7に示したS40と同じ処理であるためここでの説明は省略する。
S71では、読取部113は、オーダーシート読み取り要求を受け、プリンタエンジン30を制御して、給紙トレイにセットされた用紙を給紙する。
次に、読取部113は、オーダシート300が給紙されたか否かを判定する(S72)。具体的には、読取部113は、プリンタエンジン30を制御して、キャリッジ32を主走査方向Xへ移動させた場合に、PWセンサ31でオーダーシート識別用表示301を走査可能な位置まで、給紙した用紙を副走査方向Yへ搬送する(図10参照)。なお、このオーダーシート識別用表示301の副走査方向Yの位置は、例えば、オーダーシート300の様式、図示しない紙検出器からPWセンサ31までの副走査方向の物理的間隔及び紙検出器でオーダーシート300の先端を検出した時点を起点とする累積搬送量から特定することができる。
そして、読取部113は、キャリッジ32を主走査方向Xへ移動させてPWセンサ31でオーダーシート識別用表示301を走査して(図10の主走査X1)、オーダーシート識別用表示301の読み取りを行い、S71で給紙された用紙がオーダーシート300なのか否かを判定する(S72)。読取部113は、給紙した読み取り対象の用紙がオーダーシート300ではないと判定した場合にS91へ進み、オーダーシート300と判定した場合にS73へ進む。なお、S91の処理は、図7に示したS41と同じであるため説明を省略する。
S73では、読取部113は、次の分類用マーキングエリア320があるか否かを「オーダーシート」の様式から判定し、次の分類用マーキングエリア320があると判定した場合にはS74の処理に進む。一方、次の分類用マーキングエリア320がないと判定した場合S77の処理に進む。なお、ここでは、図10に示すオーダシート300が給紙されたものとする。そして、まだ、分類用マーキングエリア320の読取が行われていないため、S74に進むものとする。
S74では、読取部113は、プリンタエンジン30を制御して、PWセンサ34で分類用マーキングエリア320を読み取り可能な位置までオーダーシート300を搬送する。
次に、読取部113は、プリンタエンジン30を制御して、キャリッジ32を主走査方向Xへ移動させてPWセンサ31で走査線上の全ての分類用マーキングエリア320を走査して(図10の主走査X2)、各分類用マーキングエリア320のマーキング状態を読み取る(チェックの有無を検出)する(S75)。
読取部113は、S75により読み取ったマーキング状態を示すデータ(マーキング情報)を一時的にRAM103に保存し(S76)、S73の処理に戻る。その後、読取部113は、S73〜76の処理を繰り返して、分類用マーキングエリア320を読み取るための残りの主走査動作を繰り返して(図10の主走査X3〜X7)全ての分類用マーキングエリア320のマーキング状態を検出する。
そして、読取部113は、S73で、次のマーキングエリアがないと判定すると、すなわち、全ての分類用マーキングエリア320のマーキング状態を読み取ると、S77の処理を行う。
S77では、読取部113は、プリンタエンジン30を制御して、オーダーシート300を排紙する。なお、S78〜79の処理は、上述した図7のS34〜35と同じである。S80の処理は、上述した図7のS42と同じである。
このように、本実施形態の変形例によれば、スキャナ機能を有さない画像形成装置であっても、上述した実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態が適用された画像形成装置の概略構成図である。 本実施形態のコントローラの機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態のオーダーシートの一例を模擬的に示した図である。 図3に示すオーダーシートがマーキングされた場合を例示した図である。 本実施形態の自動グループリスト作成処理のフローチャートである。 本実施形態のオーダーシート印刷処理のフローチャートである。 本実施形態のオーダーシート読み取り処理のフローチャートである。 本実施形態のメモリカード内の画像データをストレージに保存する処理のフローチャートである。 本実施形態の変形例のオーダーシート読取処理のフローチャートである。 PWセンサによるオーダーシートの読み取りを模式的に示した平面図である。
符号の説明
1…ストレージ、10…コントローラ、20…操作パネル、30…プリンタエンジン、31…PWセンサ、32…キャリッジ、40…メモリカード読書装置、41…カードスロット、45…メモリカード、50…スキャナエンジン、60…USBコネクタ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…不揮発性メモリ、105…IF、106…システムバス、110…パネル制御部、111…画像処理部、112…オーダーシート作成部、113…読取部、115…ファイル分類部

Claims (5)

  1. 外部記憶装置にアクセス可能であって、可搬性の記録媒体から画像データを読み取って印刷を実行する画像形成装置において、
    前記画像データには、画像データが作成された日時情報が含まれていて、
    前記記憶媒体に格納されている画像データを読み出し、該画像データの日時情報を用いて該画像データを所定期間毎にグループ分けし、該グループ毎に画像データを関連付けると共に、該グループ毎に割り当てられた所定領域に、該グループに関連付けられた画像データのサムネールが配置され、かつ該グループを分類するためのマーキングエリアが形成されたオーダーシートを印刷するための印刷データを生成し、該生成した印刷データを用いて、オーダーシートを印刷するオーダーシート作成手段と、
    前記オーダーシートのマーキングエリアのマーキング状態を読み取り可能な読み取り手段と、
    前記読み取り手段を介して、前記オーダーシートを読取り、該読み取った前記オーダーシートのマーキングエリアのうち、マーキングされているマーキングエリア部分を前記グループの分類境界として、前記グループを再分類して、前記外部記憶装置に前記再分類されたグループ毎のフォルダを作成し、該各フォルダに、該フォルダに対応する再分類されたグループに関連付けられている画像データを格納するファイル分類手段と、を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記オーダーシート作成手段は、前記グループに関連付けられた画像データが複数ある場合、前記所定領域内に該画像データのサムネールが配置できるように、該サムネール画像の大きさを縮小した上で、前記サムネールが配置されたオーダシートを作成すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記オーダーシート作成手段は、1のグループに所定数を超えた数の画像データが割り当てられないように前記グループ分けを行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記オーダーシート作成手段は、前記オーダーシートであることを示す識別情報を前記読み取り手段が読み取りできる形式で示したオーダーシート識別表示を前記オーダーシートの所定の位置に印刷し、
    前記ファイル分類手段は、前記読み取り手段を介して、前記オーダーシートを読取る際、前記オーダーシートに前記オーダーシート識別表示が印刷されているか否かにより、当該読み取った情報が前記オーダーシートであるか否かを判断すること
    を特徴とした画像形成装置。
  5. 外部記憶装置にアクセス可能であって、可搬性の記録媒体から画像データを読み取って印刷を実行する画像形成装置が行うデータ記憶方法であって、
    前記画像形成装置は、原稿を読み取るスキャナ機能を備えていて、前記画像データには、画像データが作成された日時情報が含まれていて、
    前記記憶媒体に格納されている画像データを読み出し、該画像データの日時情報を用いて該画像データを所定期間毎にグループ分けし、該グループ毎に画像データを関連付けると共に、該グループ毎に割り当てられた所定領域に、該グループに関連付けられた画像データのサムネールが配置され、かつ該グループを分類するためのマーキングエリアが形成されたオーダーシートを印刷するための印刷データ生成し、該生成した印刷データを用いて、オーダーシートを印刷するステップと、
    前記スキャナ機能により、前記オーダーシートを読取り、該読み取った前記オーダーシートのマーキングエリアのうち、マーキングされているマーキングエリア部分を前記グループの分類境界として、前記グループを再分類するステップと、
    前記外部記憶装置に前記再分類されたグループ毎のフォルダを作成し、該各フォルダに、該フォルダに対応する再分類されたグループに関連付けられている画像データを格納するステップと、を実行すること
    を特徴とするデータ記憶方法。

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