JP2010117428A - 引渡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の顧客に連続して引渡す場合にも、引渡間違いを防止することができる引渡システムを提供する。
【解決手段】顧客から受け付けたオーダに係る画像プリントを顧客に引渡すために、収容部は画像プリントをオーダ毎に収容する。オーダ特定情報取得部は、画像プリントの引渡要求としてオーダ特定情報を取得する。送出部は、取得されたオーダ特定情報に対応する画像プリントを収容部から引渡口に送出する。この際、オーダ特定情報取得部は、送出部が画像プリントを送出してから所定時間が経過するまで、オーダ特定情報の取得を中止する。
【選択図】図13

Description

本発明は、顧客から受け付けたオーダに係る画像プリントを引渡す引渡システムに関する。
近年の写真処理機器の進歩に伴い、写真処理機器が小型化、低下価格化している。そのため、写真プリント店では、自身の店舗にミニラボと称せられる写真処理機器を設置し、ミニラボで顧客からのオーダを処理することにより、顧客に写真プリントを引渡すまでの時間を短縮することにより顧客の利便性を向上させると共に、独自性の高いプリント画像作り等により他店舗との差別化を図っている。
また、写真プリントのオーダを入力可能な受付装置を店舗に設置し、顧客自らが写真プリントのための画像データや写真プリントの枚数等のオーダ情報を入力可能にする店舗も増大している。このような受付装置を用いることで、店舗の省力化が図られている。
さらに、写真プリントを顧客に引渡す際の省略化や顧客の利便性の向上のために引渡機の設置も進んでいる。例えば、特許文献1のプリントシステムでは、注文を受付ける注文受付装置と、注文に係る写真プリントを行うプリント装置と、写真プリントの受渡しを行う受渡装置とを備え、受付装置は、注文確定時に受渡しに関する情報を表示している。
特許文献1の技術では、注文確定時に写真プリントの受渡し方法や受渡装置の設置場所等に関する情報が顧客に提示される。これにより、顧客は、店員の手を介すことなく写真プリントを受け取ることができる。
特開平2007−249827(段落番号0006−0008、図6)
特許文献1の受渡装置では、清算は受付時に完了しているため、顧客は受渡しに必要な情報を入力するだけで、写真プリントを受け取ることができる。そのため、複数の顧客が写真プリントを受け取りに来ている場合には、受渡しに必要な情報が連続して入力され、受渡し装置から複数の顧客の写真プリントが連続して排出されるため、受渡しの間違いが生じる可能性がある。特に、受渡しに必要な情報を入力する機器と写真プリントが排出される機器とが一体でない場合や、写真プリントが排出される機器が複数設置されている場合には、上述の問題が生じる可能性が高くなる。
本発明の課題は、上記実状に鑑み、複数の顧客に連続して引渡す場合にも、引渡間違いを防止することができる引渡システムを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の引渡システムは、顧客から受け付けたオーダに係る画像プリントを当該顧客に引渡す引渡システムであって、前記画像プリントをオーダ毎に収容する収容部と、前記オーダを特定可能な情報であるオーダ特定情報を取得するオーダ特定情報取得部と、取得された前記オーダ特定情報に対応する前記画像プリントを前記収容部から引渡口に送出する送出部と、を備え、前記オーダ特定情報取得部は、前記送出部が前記画像プリントを送出してから所定時間が経過するまで、前記オーダ特定情報の取得を中止する。
この構成では、顧客が画像プリントを受け取るために、受け取るべき画像プリントのオーダを特定可能な情報(以下、オーダ特定情報と称する)を入力すると、送出部によりオーダ特定情報に対応する画像プリントが引渡口に送出される。このとき、オーダ特定情報取得部は、送出部により画像プリントが送出されてから所定時間が経過するまでは、次のオーダ特定情報を取得することを中止している。これにより、異なる顧客が短い時間間隔で連続してオーダ特定情報を入力することが制限されるため、短い時間間隔で連続して画像プリントが送出されることがなく、画像プリントの引渡間違いを防止することができる。
また、本発明の引渡システムは、顧客から受け付けたオーダに係る画像プリントを当該顧客に引渡す引渡システムであって、前記画像プリントをオーダ毎に収容する収容部と、前記オーダを特定可能な情報であるオーダ特定情報を取得するオーダ特定情報取得部と、取得された前記オーダ特定情報を記憶するオーダ特定情報記憶部と、前記オーダ特定情報記憶部から一の前記オーダ特定情報を順次取得し、当該オーダ特定情報に対応する前記画像プリントを前記収容部から送出する送出部と、を備え、前記オーダ特定情報記憶部に前記一のオーダ特定情報以外のオーダ特定情報が記憶されている際に、前記送出部は、前記画像プリントを送出してから所定時間が経過するまで、前記オーダ特定情報記憶部から次の前記オーダ特定情報の取得を中止する。
この構成では、オーダ特定情報取得部により取得されたオーダ特定情報は、オーダ特定情報記憶部に一時記憶されるため、顧客は連続してオーダ特定情報を入力し、画像プリントの引渡しを要求することができる。一方、送出部は、オーダ特定情報記憶部から一のオーダ特定情報を順次取得し、そのオーダ特定情報に対応する画像プリントを送出する。このとき、オーダ特定情報記憶部に取得したオーダ特定情報以外のオーダ特定情報が記憶されていたとしても、送出部は、画像プリントを送出してから所定時間が経過するまでは、次のオーダ特定情報の取得を中止することで、他の顧客の画像プリントの送出を中止している。これにより、短い時間間隔で連続して画像プリントが送出されることを防止し、画像プリントの引渡間違いを防止することができる。なお、オーダ特定情報の入力順序と、画像プリントの送出順序を同じにすると、より的確に引渡間違いを防止することができ、好適である。
より的確に引渡間違いを防止するためには、先の画像プリントが受け取られた後に、後の画像プリントの送出を行うことが望ましい。そのため、本発明の引渡システムの好適な実施形態の一つでは、前記引渡口には、前記画像プリントの引渡完了を検知する引渡検知部が備えられ、前記所定時間は、前記引渡検知部により引渡完了が検知されるまでの時間である。
この構成では、引渡口に備えられた引渡検知部により、送出部により送出された画像プリントが引渡口から取り出されたこと、すなわち引渡完了が検知されるまでの時間が所定時間として設定されている。
画像プリントが取り出されたことの検知は、引渡口に手が差し込まれているか否かを判定することにより実現することができる。そのため、本発明の引渡システムの好適な実施形態の一つでは、前記引渡検知部は、前記顧客の手を検知する手検知手段を備え、前記引渡検知部は、前記手検知手段により手が検知された後、当該手が検知されなくなった際に、引渡完了を検知する。この構成では、引渡口に対する手の挙動を検知することで、画像プリントの取り出しを検知することができる。
また、引渡口に画像プリントがあるか否かを判定することでも、画像プリントが取り出されたことを検知することができる。そのため、本発明の引渡システムの好適な実施形態の一つでは、前記引渡検知部は、前記引渡口に前記画像プリントがあることを検知する画像プリント検知手段を備え、前記引渡検知部は、前記送出部により画像プリントが送出された後、当画像プリントが検知されなくなった際に、引渡完了を検知する。この構成では、画像プリント検知手段が、引渡口に画像プリントがあるか否かを検知するため、的確に画像プリントの取り出しの完了を検知することができる。
また、複数の引渡口が備えられている引渡システムにおいて、一のオーダ特定情報に対応する画像プリントが複数の引渡口から送出される場合には、引渡口から画像プリントが取り出されるタイミングがずれるため、画像プリントの引渡間違いが生じる可能性が高くなる。
そのため、本発明の引渡システムの好適な実施形態の一つでは、前記引渡口が複数備えられ、一の前記オーダ特定情報に対応する前記画像プリントが複数の前記引渡口から送出される際に、前記所定時間は、前記画像プリントが送出された全ての前記引渡口の前記引渡検知部が引渡完了を検知するまでの時間である。
この構成では、一のオーダ特定情報に対応する画像プリントが複数の引渡口に送出された際に、画像プリントが送出された全ての引渡口で引渡完了するまでの時間が所定時間とされるため、的確に引渡間違いを防止することができる。
以下に、本発明による引渡システムの実施形態を図面に基づき説明する。
〔システム構成〕
図1は、本実施形態における引渡システムを受付プリントシステムに接続したシステム(以下、これらをまとめて受付引渡システムと称する)の構成を表した図である。
引渡システムは、顧客から画像プリントの引渡要求を受け付ける引渡受付端末Fと、顧客に対して画像プリントを引渡す第1引渡装置E1、第2引渡装置E2および第3引渡装置E3(特に区別する必要のない場合には、引渡装置Eと総称する)とから構成されている。
一方、受付プリントシステムは、顧客からオーダを受付ける受付装置A、受付装置Aからの情報に基づき銀塩式の印画紙でなる画像形成媒体Pに画像を形成し画像プリントを行う銀塩プリンタB、画像データを記録紙でなる画像形成媒体PにプリントするインクジェットプリンタCおよびプリントされた画像形成媒体Pを処理袋Qに封入するエンベロッパDから構成されている。
受付端末A、銀塩プリンタB、インクジェットプリンタC、引渡装置Eは、互いに通信ネットワークLで接続されている。本実施形態では、通信ネットワークLは、有線LANを用いるが、無線LANや他の通信技術を用いても構わない。また、本実施形態では、第1引渡装置E1および第2引渡装置E2には、インクジェットプリンタCおよびエンベロッパDが接続されており、エンベロッパDは、後述するように、処理袋Qに封入したインクジェットプリンタCによりプリントされた画像形成媒体Pを対応する引渡装置Eの収容ユニット46(本発明における収容部の例)に自動装填する機能を有する。
一方、第3引渡装置E3にはインクジェットプリンタCおよびエンベロッパDは接続されておらず、銀塩プリンタBによりプリントされた画像形成媒体Pは、人為的操作により、処理袋Qへの封入、収容ユニット46への装填がなされる構成となっている。
〔受付装置〕
図2に示すように、受付装置Aは、上部の受付端末AUおよび下部の料金受領端末ADから構成されている。受付端末AUは、フラッシュメモリ等の半導体メモリからなる各種の半導体記録媒体から画像データを取得するための半導体ドライブ2、CD−R等のディスク型記録媒体から画像データを取得するディスクドライブ3、受付証R(図5参照)をプリントし排出する受付証プリンタ4、カメラ付き携帯電話等の機器に接続し画像データを取得するコネクタ5、および各種の表示を行うと共に顧客からの入力を可能にするタッチパネル6を表示面に形成したディスプレイ7を備えている。また、本体1の内部には、マイクロプロセッサを中核部材とし、各種制御を行う受付制御ユニット8(図6参照)を備えている。
さらに、図6に示すように、受付制御ユニット8は、顧客からのオーダ受付処理を行う受付部8A、受付けたオーダを特定可能な情報を生成するオーダ特定情報生成部8Bと、オーダに係る画像プリントが封入された処理袋Qを引渡す引渡装置Eを特定可能な情報(以下、引渡装置特定情報と称する)を生成する引渡装置特定情報生成部8Cと、オーダ特定情報、引渡装置特定情報をはじめとする引渡時に必要となる情報をプリントした受付証Rを作成する受付証作成部8Dとが備えられている。本実施形態では、受付部8A、オーダ特定情報生成部8B、引渡装置特定情報生成部8C、および受付証作成部8Dは、ソフトウェアにより構成されるが、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが協働する構成としても構わない。
なお、本実施形態では、オーダ特定情報はオーダ毎に排他的に割り当てられた数字を用い、引渡装置特定情報は、各引渡装置Eに排他的に割り振られた数字を用いるが、他の情報を用いても構わない。
一方、料金受領端末ADは、縦長姿勢のケース10の上部位置に備えられ、硬貨を受領する硬貨投入孔11Aを備えた硬貨受領器11、紙幣を受領する紙幣挿入孔12Aを備えた紙幣受領器12、およびケース10の下部位置に備えられ、釣銭を排出する釣銭排出口13Aを供えた釣銭排出器13を備えている。
〔銀塩プリンタ〕
図1に示すように、銀塩プリンタBは、暗箱構造のハウジング20を備え、ハウジング20の端部のコンソール21の上面にフィルムから画像データを取得するフィルムスキャナ22、各種情報を表示するディスプレイ23、ディスクドライブ24、キーボード25、マイクロプロセッサを中核部材とし、画像プリントに必要な各種処理を行う主制御ユニット26(図6参照)等を備えている。
また、ハウジング20の内部には、印画紙でなる画像形成媒体Pに露光を行う露光部(図示せず)、露光後の画像形成媒体Pの現像処理を行う現像部(図示せず)、および現像処理後の画像形成媒体Pの乾燥を行う乾燥部(図示せず)を備えている。一方、ハウジング20の外部には、乾燥後の画像形成媒体Pを搬送する搬送ベルト27、および搬送ベルト27により搬送される画像形成媒体Pをオーダ単位で仕分けるソータ28が備えられている。
〔インクジェットプリンタ〕
図3に示すように、インクジェットプリンタCは、ロール状に巻き取られた記録紙でなる画像形成媒体Pを搬送するように複数の圧着ローラ31が配置された搬送経路が形成され、搬送経路に沿って搬送される画像形成媒体Pに対して搬送方向(副走査方向)に直交する方向(主走査方向)に往復作動しながらインクを吐出するプリンタヘッド32、プリンタヘッド32により画像が形成された画像形成媒体Pをプリントサイズに切断するカッター33、およびマイクロプロセッサを中核部材とし、これらの動作を制御するプリント制御ユニット34(図6参照)を備えている。
〔エンベロッパ〕
図3に示すように、エンベロッパDは、インクジェットプリンタCによりプリントされた画像形成媒体Pを積み重ねて一時的に貯留し、貯留した画像形成媒体Pをオーダ単位で処理袋Qに封入する封入部36、封入部36により画像形成媒体Pが封入された処理袋Qを載置して挿入高さまで持ち上げ、水平向に移動させることにより挿入位置にセットするシフト機構37、挿入位置においてシフト機構37に載置されている処理袋Qを引渡装置Eに挿入するプッシャー38、およびマイクロプロセッサを中核部材とし、これらの動作を制御する封入制御ユニット39(図6参照)を備えている。
エンベロッパDでは、封入制御ユニット39が、インクジェットプリンタCから連続的に送られる画像形成媒体Pをオーダ単位で所定サイズの処理袋Qに挿入し、処理袋Qの挿入口を閉じることにより画像形成媒体Pの封入を行い、引渡装置Eの収容空間Sに挿入する制御を行う。
なお、本実施形態では、エンベロッパDは、処理袋Qに画像形成媒体Pを封入する構成としているが、処理袋Qに代えて箱状の容器に封入することや、処理袋を用いずに画像形成媒体Pに樹脂シートを巻きつけることによりパッケージ化する構成とすることもできる。
〔引渡受付装置〕
引渡受付装置Fは、図1に示すように、表示画面上に顧客等からの入力を可能にするタッチパネル51、各種情報を表示するディスプレイ52、受付証Rからオーダ特定情報を読取るバーコードリーダ53、スピーカ54、およびマイクロプロセッサを中核部材とし、これらの動作を制御する引渡受付制御ユニット55(図8参照)が備えられている。バーコードリーダ53により読取られたオーダ特定情報は、引渡装置Eに送信され、そのオーダ特定情報に対応する画像プリントが封入された処理袋Qが送出され、顧客に引渡される。なお、タッチパネル51は、ディスプレイ52の表面上に設置されている。
〔引渡装置〕
図1に示すように、引渡装置Eは、表示画面上に顧客等からの入力を可能にするタッチパネル42、顧客への各種情報を表示するディスプレイ43および顧客へのメッセージや警告音を発するスピーカ45が備えられている。また、図3から図4に示すように筐体41の下部には、処理袋Qに封入された画像形成媒体Pを顧客に引渡すための引渡口44が形成され、筐体41の背面にはエンベロッパDから送られる処理袋Qを受け入れる導入口41Hが形成されている。なお、タッチパネル42は、ディスプレイ43の表面上に設置されている。
筐体41の内部には、昇降作動する2つの収容ユニット46、および収容ユニット46を昇降させる電動型の昇降モータ46Mが備えられている。筐体41の後部には、収容ユニット46の収容空間Sに収容された処理袋Qを送出する送出プレート47、および送出プレート47(本発明における送出部の例)を出退駆動する電動型の出退モータ47Mが備えられ、筐体41の内部には、マイクロプロセッサにより構成され、これらの動作を制御する引渡制御ユニット48が備えられている。
収容ユニット46は、複数の支持プレート46Aを備えることにより、収容ユニット46の内部を区画し、複数の収容空間Sが形成されたラックとして構成される。また、2つの収容ユニット46は、左右に並列配置され、一方には2列の支持プレート46Aが備えられ、他方には1列の支持プレート46Aが備えられている。
収容ユニット46は、昇降モータ46Mからの駆動力がチェーンを介して伝達されることにより、ガイドレール(図示せず)に沿って昇降移動する。また、昇降時には、2つの収容ユニット46が互いに逆方向に昇降移動するように構成されており、これにより重量バランスを均衡させている。
また、収容ユニット46の昇降位置をセンサ(図示せず)により取得し、引渡制御ユニット48が、各収容空間Sと送出プレート47との位置関係および各収容空間Sと導入口41Hとの位置関係を把握できる構成となっている。さらに、引渡制御ユニット48は、収容空間Sと収容されている処理袋Qとオーダ特定情報との関係も管理している。
このような構成とすることにより、エンベロッパDから画像形成媒体Pが封入された処理袋Qを受け入れる場合には、処理袋Qが収容されていない収容空間Sを導入口41Hの位置に昇降移動させることができ、送出すべき処理袋Qが収容された収容空間Sが送出プレート47の位置に昇降移動させることができる。
〔受付、印刷処理〕
次に、本実施形態における、受付および印刷処理の流れを図7のフローチャートを用いて説明する。
顧客が画像プリントしたい画像データが記録された半導体記録媒体、ディスク型記録媒体もしくは携帯電話を受付端末AUの半導体ドライブ2、ディスクドライブ3に挿入もしくはコネクタ5に接続すると、受付部8Aは、これに記録されている画像データを取得し、ディスプレイ7に取得した画像データのサムネイル画像を表示する。このとき、受付部8Aは、画像データがEXIF(EXchangeable Image File)フォーマット等のサムネイル画像が含まれているフォーマットの場合には、そのサムネイル画像を使用し、RAWフォーマット等のサムネイル画像が含まれていないフォーマットの場合には、画像データからサムネイル画像を生成する。
顧客は、表示されたサムネイル画像を見ながら、タッチパネル6を介してプリントする画像を選択し、プリント枚数等のオーダ情報を入力する。入力されたオーダ情報は、受付部8Aにより取得される(#01)。
受付制御ユニット8は、画像プリントのサイズや使用する画像形成媒体Pの種類毎の画像プリントの単価やアルバムプリント等に必要な基本料金(以下、料金テーブルと称する)を保持しており、オーダ情報を取得すると、料金テーブルに基づき、取得したオーダ情報のプリント処理に必要な料金を計算し、その料金をディスプレイ7に表示する。表示された料金に対して、顧客が料金受領端末ADから料金の支払い処理を行うと(#02)、オーダ特定情報生成部8Bは受付けたオーダのオーダ特定情報を生成する(#03)。また、引渡装置特定情報生成部8Cは、オーダ情報のプリントサイズや画像形成媒体Pの種類等に基づき、このオーダの画像がプリントされた画像形成媒体Pを収容する引渡装置Eの引渡装置特定情報を生成する(#04)。なお、以降の処理では、オーダ特定情報および引渡装置特定情報は、オーダ情報に含められる。
受付証作成部8Dは、オーダ特定情報、受付装置特定情報、仕上がり予定日時、オーダの内容、領収額等が記載された受付証画像を作成し、受付証プリンタ4に対し受付証画像から受付証R(図5参照)を作成し、排出させる(#05)。
次に、受付制御ユニット8は、引渡装置特定情報により特定される引渡装置EがインクジェットプリンタCを備えているか否かを判定し、引渡装置EがインクジェットプリンタCを備えている場合には(#06のYes分岐、本実施形態では第1引渡装置E1または第2引渡装置E2)、受付制御ユニット8から特定された引渡装置Eに備えられているインクジェットプリンタCのプリント制御ユニット34に対して、画像データおよびオーダ情報が送られる(#07)。
画像データおよびオーダ情報を取得したインクジェットプリンタCでは、プリント制御ユニット34が、オーダ情報に基づきインクジェットプリンタCの各部を制御し、画像データをプリントに用いるプリントデータに変換し、記録紙からなる画像形成媒体P上に画像を形成することにより画像プリントを行う(#08)。
プリントされた画像形成媒体Pは、逐次エンベロッパDに送られる。なお、プリント制御ユニット34は封入制御ユニット39に対し、一のオーダに係る画像プリントの開始に先立ち、オーダ識別情報と画像プリントを開始する旨を、そのオーダの画像プリントが完了した際には、完了した旨およびオーダ情報を通知する。
プリント制御ユニット34からオーダ情報を取得したエンベロッパDの封入制御ユニット39は、画像プリントの開始の通知を取得してから、完了の通知を取得するまでに送られてきた画像形成媒体Pを処理袋Qに封入する(#09)。封入制御ユニット39は、封入が終了すると、その旨、およびオーダ情報を引渡装置Eの引渡制御ユニット48に通知する。
封入処理が完了した旨の通知を取得した引渡制御ユニット48では、処理袋Qが装填されていない収容空間Sを特定し(#10)、オーダ特定情報と特定した収容空間S、オーダ枚数、引渡枚数とを関連付けて記憶する(#11)。
さらに、引渡制御ユニット48は、特定した収容空間Sが導入口41Hの位置となるよう昇降モータ46Mを制御する。昇降動作が完了すると、その旨および収容空間Sの位置情報が引渡制御ユニット48から封入制御ユニット39に通知され、封入制御ユニット39は、位置情報に基づきシフト機構37を対応する導入口41Hまで移動し、プッシャー38を作動させ、処理袋Qを収容空間Sに装填する(#12)。
一方、引渡装置特定情報により特定される引渡装置EがインクジェットプリンタCを備えていない場合には(#06のNo分岐、本実施形態では第3引渡装置E3)、受付制御ユニット8から主制御ユニット26に対して、画像データおよびオーダ情報が送られる(#13)。
画像データおよびオーダ情報を取得した主制御ユニット26は、オーダ情報に基づき銀塩プリンタBの各部を制御し、画像データを印画紙からなる画像形成媒体P上に画像を形成することにより画像プリントを行う(#14)。銀塩プリンタBにおいても、インクジェットプリンタCにおけるプリント処理と同様に、画像データからプリントデータに変換された後に、画像形成媒体Pに画像がプリントされる。
銀塩プリンタBにより画像プリントが完了すると、人為的操作により、処理袋Qに封入され(#15)、第3引渡装置E3の収容空間Sに装填される(#16)。このとき、操作者は、タッチパネル42を操作し、装填する処理袋Qのオーダ特定情報を入力する。また、引渡制御ユニット48は、処理袋Qが装填された収容空間Sとオーダ特定情報とを関連付けて記憶する(#17)。
〔第1実施形態〕
以下に、図を用いて、本実施形態における引渡システムの第1実施形態を説明する。上述したように、本実施形態における引渡システムは、引渡受付端末Fおよび引渡装置Eから構成されている。図8に示すように、引渡受付装置Fは、マイクロプロセッサを中核部材とし、各種制御を行う引渡受付制御ユニット55を備えている。また、引渡受付制御ユニット55は、顧客による引渡しの受付操作の可否を管理する引渡受付管理部55Aおよびバーコードリーダ53により読取られたオーダ特定情報を取得するオーダ特定情報取得部55Bを備えている。本実施形態では、引渡受付管理部55Aおよびオーダ特定情報取得部55Bは、ソフトウェアにより構成されるが、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが協働する構成としても構わない。
また、引渡装置Eの引渡制御ユニット48には、引渡口44に送出された処理袋Qが顧客に引渡されたことを検知する引渡検知部48Aが備えられている。本実施形態では、引渡検知部48Aは、ソフトウェアにより構成されるが、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが協働する構成としても構わない。なお、本実施形態では、処理袋Qが顧客に引渡されたことの検知は以下の方法を用いるが、これに限定されるものではなく、他の方法を用いて構わない。
〔引渡しの検知方法1〕
処理袋Qが顧客に引渡されたことを検知する第1の方法では、図9に示すように引渡装置Eの引渡口44に、顧客の手を検知する手検知センサ61(本発明の手検知手段の例)が備えられている。本実施形態では、手検知センサ61は、赤外線発光部63Aと赤外線受光部63Bとから構成されており、赤外線受光部63Bからの信号が引渡検知部48Aに送られている。なお、手検知センサ61は、これに限定されるものではなく、他のセンサを用いても構わない。また、手検知センサ61の配置位置は送出された処理袋Qの影響が少ない位置、例えば、図9に示すような引渡口44の側面等が望ましい。
図10は、第1の方法による引渡しの検知の処理のフローチャートである。まず、後述の引渡処理により、処理袋Qが引渡口44に送出される(#21)と、赤外線発光部63Aから発光された赤外線が、赤外線受光部63Bで受光されているか否かを引渡検知部48Aが判定することにより、手のセンシングを行う(#22)。このとき、顧客が引渡口44に手を差し込むと、赤外線発光部63Aから発光された赤外線が手により遮られるため、赤外線受光部63Bは赤外線を受光できなくなると、引渡検知部48Aは手が差し込まれたと判断する(#23)。手のセンシングはそのまま継続され(#24)、顧客が処理袋Qを手にして、引渡口44から手を出すと、赤外線発光部63Aから発光された赤外線が赤外線受光部63Bにより受光される。このとき、引渡検知部48Aは、手が引き出されたと判断し(#25)、引渡しが完了したことを検知する(#26)。
〔引渡しの検知方法2〕
処理袋Qが顧客に引渡されたことを検知する第2の方法では、図11に示すように引渡装置Eの引渡口44に、送出された処理袋Qを検知する画像プリント検知センサ62(本発明の画像プリント検知手段の例)が備えられている。本実施形態では、画像プリント検知センサ62は、赤外線発光部63Aと赤外線受光部63Bとから構成されており、赤外線受光部63Bからの信号が引渡検知部48Aに送られている。なお、画像プリント検知センサ62は、これに限定されるものではなく、他のセンサを用いても構わない。また、画像プリント検知センサ62の配置位置は送出された処理袋Qが的確に検知できる位置、例えば、図11に示すような引渡口44の底面および天井面等が望ましい。
図12は、第2の方法による引渡しの検知の処理のフローチャートである。まず、後述の引渡処理により、処理袋Qが引渡口44に送出される(#31)と、赤外線発光部63Aから発光された赤外線が、赤外線受光部63Bで受光されているか否かを引渡検知部48Aが判定することにより、処理袋Qのセンシングを行う(#32)。このとき、赤外線発光部63Aから発光された赤外線が処理袋により遮られるため、赤外線受光部63Bは赤外線を受光できなくなっている。顧客が引渡口44から処理袋Qを取り出すと、赤外線発光部63Aから発光された赤外線が赤外線受光部63Bにより受光される。このとき、引渡検知部48Aは、処理袋Qが取り出されたと判断し(#33)、引渡しが完了したことを検知する(#34)。
〔引渡処理〕
以下に、本実施形態における引渡処理の流れを図13のフローチャートを用いて説明する。
顧客が、受付証Rに記載されているバーコードを引渡受付装置Fのバーコードリーダ53にかざすと、バーコードリーダ53により取得されたデータがオーダ特定情報としてオーダ特定情報取得部55Bにより取得される(#41)。これにより、バーコードが表すオーダ特定情報のオーダに係る画像プリントの引渡要求が受け付けられる。
取得されたオーダ特定情報は、オーダ特定情報取得部55Bから引渡制御ユニット48に送られ、引渡制御ユニット48は取得したオーダ特定情報と関連付けられている収容空間Sを特定する(#42)。さらに、引渡制御ユニット48は、昇降モータ46Mを制御することにより、特定した収容空間Sを送出プレート47の位置に移動させ(#43)、出退モータ47Mを制御し、送出プレート47を駆動させることにより、収容空間Sに収容されている処理袋Qを送出する(#44)。
処理袋Qが送出されると、その旨が引渡制御ユニット48から引渡受付管理部55Aに通知される。このとき、引渡受付管理部55Aは、オーダ特定情報取得部55Bに対し、次のオーダ特定情報の取得を中止させる(#45)。なお、このとき、ディスプレイ52に、引渡の受付処理を停止している旨のメッセージを表示させると好適である。
顧客が、引渡口44の処理袋を取り出すと、前述の方法により引渡検知部48Aが引渡完了を検知し(#46のYes分岐)、その旨を引渡受付管理部55Aに通知する。引渡完了通知を受理した(#47)引渡検知部48Aは、オーダ特定情報の取得を再開する(#48)。このとき、ディスプレイ52に、オーダ特定情報の入力(引渡受付)が可能な旨のメッセージを表示させると好適である。
〔第2実施形態〕
図14に本実施形態における引渡システムの機能ブロック図である。本実施形態では、引渡受付装置Fは、オーダ特定情報取得部55Bにより取得されたオーダ特定情報を一時記憶するオーダ特定情報記憶部55Cおよびオーダ特定情報記憶部55Cに記憶されているオーダ特定情報を管理するオーダ特定情報管理部55Dを備えている点、また、引渡装置Eはオーダ特定情報管理部55Dを介してオーダ特定情報を取得する点において第1実施形態と異なっている。なお、同様の機能部には同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、オーダ特定情報管理部55Dは、ソフトウェアにより構成されるが、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが協働する構成としても構わない。また、オーダ特定情報記憶部55Cは、半導体メモリ等により構成されている。なお、オーダ特定情報を取得した順序と、送出される画像プリントに対応するオーダ特定情報との順序は同一とすると引渡間違いが低減するため望ましい。したがって、本実施形態では、オーダ特定情報管理部55Dは、オーダ特定情報記憶部55CをFIFO(First In First Out)型のデータ構造として、オーダ特定情報を管理する。
次に、図15のフローチャートに基づき本実施形態の処理の流れを説明する。まず、顧客がバーコードリーダ53に受付証Rのバーコードをかざすことにより、オーダ特定情報取得部55Bによりオーダ特定情報が取得される(#51)。取得されたオーダ特定情報は、オーダ特定情報管理部55Dを介してオーダ特定情報記憶部55Cに記憶される(#52)。
本実施形態では、オーダ特定情報の取得及び記憶は、画像プリントの引渡動作とは関係なく行われるため、引渡装置Eの処理とは独立して、#51および#52の処理が繰り返される。
オーダ特定情報管理部55Dは、引渡装置Eが画像プリント送出可能状態であれば(#53のYes分岐)、オーダ特定情報記憶部55Cから、一のオーダ特定情報を取得して引渡制御ユニット48に送信し、そのオーダ特定情報をオーダ特定情報記憶部55Cから削除すると共に、引渡装置Eが画像プリント送出可能であるか否かを表すフラグ(以下
、フラグと称する)を偽にセットする(#54)。
なお、本実施形態において引渡装置Eが画像プリント送出可能状態にあるとは、システム起動以降に画像プリントが送出されていない状態または、送出された画像プリントの引渡しが完了している状態である。また、オーダ特定情報管理部55Dは、引渡装置Eが画像プリント送出可能状態であるか否かを管理している。具体的には、システム起動時に、引渡装置Eの画像プリント送出可能状態を表すフラグを真にセットし、引渡装置Eにオーダ特定情報を送信した際に、フラグを偽にセットする。また、引渡検知部48Aにより引渡完了通知を受理した際に、フラグを真にセットする。
一方、引渡装置Eが画像プリント送出可能状態ではない、すなわちフラグが偽の時には(#53のNo分岐)、フラグが真になるまで待機する。
オーダ特定情報を取得した引渡装置Eでは、第1実施形態の#42から#44の処理と同様に、オーダ特定情報に対応する画像プリントが封入された処理袋Qが収容されている収容空間Sが特定され、その収容空間Sに収容されている処理袋Qが送出される(#55〜#57)。
その後、引渡検知部48Aにより、引渡完了が検知されると(#58のYes分岐)、その旨がオーダ特定情報管理部55Dに通知される。引渡完了通知を受理した(#59)オーダ特定情報管理部55Dは、フラグを真にセットする(#60)。その後、上述の処理が繰り返される。
このように、本実形態では、顧客からのオーダ特定情報の取得、すなわち引渡しの受付は逐次行われるが、先に受け付けたオーダ特定情報に対応する画像プリントの引渡しが完了するまでは、後に受け付けたオーダ特定情報に対応する画像プリントの送出は停止される。これにより、画像プリントの引渡間違いを防止することができる。
なお、本実施形態では、オーダ特定情報記憶部55Cおよびオーダ特定情報管理部55Dを引渡受付装置Fに備えたが、引渡装置Eに備えても構わない。
〔第3実施形態〕
以下に、本発明による引渡装置の第3実施形態を説明する。上述の実施形態では、一のオーダ特定情報には一の処理袋Qが対応していたが、本実施形態では、一のオーダ特定情報に複数の処理袋Qが対応している。すなわち、引渡受付装置Fにおいて一のオーダ特定情報が取得されると、引渡装置Eから複数の処理袋Qが送出されることとなる。この場合に、上述の実施形態のように複数の引渡装置Eがあると、処理袋Qが異なる引渡装置Eから送出される可能性があり、引渡間違いが生じる可能性が高くなる。本実施形態では、このような場合の引渡間違いを回避するための処理を行っている。
本実施形態における引渡システムの機能部構成は、上述の実施形態と同様であるが、引渡完了の検知処理が異なっている。上述の実施形態では、一の引渡装置Eからの引渡完了通知により、画像プリントが顧客に引渡されたと判断していたが、本実施形態では、図16のフローチャートに示す処理により引渡しの完了を判断している。すなわち、図13の#47および図15の#59の処理が図16の処理に置き換えられる。
なお、本実施形態では、引渡受付制御ユニット55は、オーダ特定情報と引渡装置特定情報とが関連付けられて、ハードディスク等の磁気記録装置やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記録されている。顧客が、引渡受付装置のバーコードリーダ53にオーダ特定情報を読み込ませると、オーダ特定情報をキーに引渡装置特定情報を検索し、検索された引渡装置特定情報に対応する引渡装置Eにオーダ特定情報を送信する。上述したように、一のオーダ特定情報に対して複数の引渡装置特定情報が関連付けられている場合には、複数の引渡装置Eにオーダ特定情報が送信されることとなる。
オーダ特定情報を取得した各引渡装置Eは、上述の#42〜#44の処理を行い、オーダ特定情報に対応する処理袋Qを送出し、上述のいずれかの方法により処理袋Qが顧客に引渡されたことを判定する。その後、引渡受付制御ユニット55は、以下の処理を行う。
引渡受付制御ユニット55は、一の引渡装置Eから引渡完了通知を受理すると(#71)、オーダ特定情報を送信した全ての引渡装置Eから引渡完了通知を受理したか否かを判定する(#72)。引渡完了通知を受理していない引渡装置Eが存在する場合には(#72のNo分岐)、引渡完了通知が送られてくるまで待機している。一方、オーダ特定情報を送信した引渡装置Eから引渡完了通知を受理した場合には(#72のYes分岐)、全ての引渡装置Eの引渡しが完了したと判断し(#73)、次の顧客に対する引渡処理を可能とする(#48または#60)。
なお、複数の引渡装置Eから処理袋Qが送出される場合には、引渡受付装置Fのディスプレイ52に、送出される引渡装置Eが複数ある旨やその引渡装置Eの位置等を明示すると好適である。また、処理袋Qが送出された引渡装置Eのスピーカ45からメッセージや警告音を発することで、顧客に対して処理袋Qが送出された引渡装置Eを知覚させることもできる。この場合には、処理袋Qが引渡された際にスピーカ45からの音声等を停止させる。
さらに、一の引渡装置Eから処理袋Qが引渡された際に、処理袋Qが送出された引渡装置Eが他にもある場合には、処理袋Qを引渡した引渡装置Eのディスプレイ43に、他の引渡装置Eにも処理袋Qがある旨のメッセージ等を表示することも望ましい。
複数の引渡装置Eから処理袋Qが送出される場合には、顧客に対して上述のような処理により注意を促すことにより、処理袋Qの取り忘れを防止することができる。
〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態では、本発明の引渡システムは引渡受付装置Fと一の引渡口44を備えた複数の引渡装置Eとから構成されていたが、これに限定するものではない。引渡受付端末Fの機能部を引渡装置Eに備え、引渡受付装置Fを不要とする構成、各引渡装置Eが複数の引渡口44を備えた構成等、本発明の目的を達する限りにおいて、種々の構成変更が可能である。
(2)上述の実施形態では、引渡装置Eの引渡検知部48Aにより、画像プリントが封入された処理袋Qが引渡されたことを検知することにより、所定時間を決定する構成としたが、所定時間の決定方法はこれに限定されるものではなく、他の方法を用いても構わない。例えば、所定時間を固定時間として設定しておくことも可能である。この場合には、引渡検知部48Aを備える必要はないが、引渡装置Eまたは引渡受付装置Fにタイマを備え、処理袋Qを送出してから、またはオーダ特定情報を取得してからの経過時間をタイマにより計時し、経過時間が設定された固定時間に達した際に、オーダ特定情報の受付または次の画像プリントの送出処理を開始する構成となる。
(3)上述の実施形態に加え、引渡時にパスワードの入力を要求すると、さらに引渡間違いを防止することができる。この場合には、受付装置Aにおいて画像プリントのオーダに関する情報を入力する際に、顧客はパスワードを設定し、設定されたパスワードは、オーダ特定情報と関連付けられて、引渡制御ユニット48により管理される。引渡時には、顧客は、オーダ特定情報を読み込ませた後に、引渡受付装置Fのタッチパネル51または、引渡装置Eに備えられたタッチパネルを介してパスワードを入力すると、オーダ特定情報に対応する画像プリントが送出される構成となる。
(4)上述の実施形態では、オーダに係る画像プリントを顧客に引渡したが、引渡す商品は画像プリントに限定するものではなく、補正後の画像データを記録したCD−R等、他の商品としても構わない。
本発明の実施形態における受付引渡システムの全体構成を表す斜視図 本発明の実施形態における受付装置の斜視図 本発明の実施形態におけるインクジェットプリンタ、エンベロッパおよび引渡装置の横断面図 本発明の実施形態における引渡装置の構成の概要を表す斜視図 本発明の実施形態における受付証を表す図 本発明の実施形態における受付プリントシステムの機能要素を表す機能ブロック図 本発明の実施形態における受付、プリント処理の流れを表すフローチャート 本発明の第1実施形態における引渡システムの機能要素を表す機能ブロック図 本発明の実施形態における引渡装置の開口部に備えられた手検知センサを表す図 本発明の実施形態における手検知センサを用いた引渡完了の検知処理の流れを表すフローチャート 本発明の実施形態における引渡装置の開口部に備えられた画像プリント検知センサを表す図 本発明の実施形態における画像プリント検知センサを用いた引渡完了の検知処理の流れを表すフローチャート 本発明の第1実施形態における引渡処理の流れを表すフローチャート 本発明の第2実施形態における引渡システムの機能要素を表す機能ブロック図 本発明の第2実施形態における引渡処理の流れを表すフローチャート 本発明の第3実施形態における引渡完了判定の処理の流れを表すフローチャート
符号の説明
E、E1、E2、E3:引渡装置
48:引渡制御ユニット
48A:引渡検知部
61:手検知センサ(手検知手段)
62:画像プリント検知センサ(画像プリント検知手段)
63A:赤外線発光部
63B:赤外線受光部
44:引渡口
46:収容ユニット(収容部)
47:送出プレート(送出部)
F:引渡受付装置
55:引渡受付制御ユニット
55A:引渡受付管理部
55B:オーダ特定情報取得部
55C:オーダ特定情報記憶部
55D:オーダ特定情報管理部

Claims (6)

  1. 顧客から受け付けたオーダに係る画像プリントを当該顧客に引渡す引渡システムであって、
    前記画像プリントをオーダ毎に収容する収容部と、
    前記オーダを特定可能な情報であるオーダ特定情報を取得するオーダ特定情報取得部と、
    取得された前記オーダ特定情報に対応する前記画像プリントを前記収容部から引渡口に送出する送出部と、を備え、
    前記オーダ特定情報取得部は、前記送出部が前記画像プリントを送出してから所定時間が経過するまで、前記オーダ特定情報の取得を中止することを特徴とする引渡システム。
  2. 顧客から受け付けたオーダに係る画像プリントを当該顧客に引渡す引渡システムであって、
    前記画像プリントをオーダ毎に収容する収容部と、
    前記オーダを特定可能な情報であるオーダ特定情報を取得するオーダ特定情報取得部と、
    取得された前記オーダ特定情報を記憶するオーダ特定情報記憶部と、
    前記オーダ特定情報記憶部から一の前記オーダ特定情報を順次取得し、当該オーダ特定情報に対応する前記画像プリントを前記収容部から送出する送出部と、を備え、
    前記オーダ特定情報記憶部に前記一のオーダ特定情報以外のオーダ特定情報が記憶されている際に、前記送出部は、前記画像プリントを送出してから所定時間が経過するまで、前記オーダ特定情報記憶部から次の前記オーダ特定情報の取得を中止することを特徴とする引渡システム。
  3. 前記引渡口には、前記画像プリントの引渡完了を検知する引渡検知部が備えられ、
    前記所定時間は、前記引渡検知部により引渡完了が検知されるまでの時間であることを特徴とする請求項1または2記載の引渡システム。
  4. 前記引渡検知部は、前記顧客の手を検知する手検知手段を備え、
    前記引渡検知部は、前記手検知手段により手が検知された後、当該手が検知されなくなった際に、引渡完了を検知することを特徴とする請求項3記載の引渡システム。
  5. 前記引渡検知部は、前記引渡口に前記画像プリントがあることを検知する画像プリント検知手段を備え、
    前記引渡検知部は、前記送出部により画像プリントが送出された後、当画像プリントが検知されなくなった際に、引渡完了を検知することを特徴とする請求項3記載の引渡システム。
  6. 前記引渡口が複数備えられ、
    一の前記オーダ特定情報に対応する前記画像プリントが複数の前記引渡口から送出される際に、
    前記所定時間は、前記画像プリントが送出された全ての前記引渡口の前記引渡検知部が引渡完了を検知するまでの時間であることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の引渡システム。
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