JP2015005154A - 包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置 - Google Patents

包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015005154A
JP2015005154A JP2013130130A JP2013130130A JP2015005154A JP 2015005154 A JP2015005154 A JP 2015005154A JP 2013130130 A JP2013130130 A JP 2013130130A JP 2013130130 A JP2013130130 A JP 2013130130A JP 2015005154 A JP2015005154 A JP 2015005154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrapping coin
coin
wrapping
tray
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013130130A
Other languages
English (en)
Inventor
涼太 河崎
Ryota Kawasaki
涼太 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP2013130130A priority Critical patent/JP2015005154A/ja
Publication of JP2015005154A publication Critical patent/JP2015005154A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Coins (AREA)

Abstract

【課題】コストアップを抑えて、包装硬貨トレーがワゴン部にセットされる早期に包装硬貨トレー内の包装硬貨の金種及び本数の判別を可能とする。【解決手段】包装硬貨を複数本収納することができる包装硬貨トレーと、少なくとも包装硬貨トレー内の包装硬貨の画像を取得するイメージ読取素子と包装硬貨の有無を検知するセンサとを有し、包装硬貨トレーの側面を移動する包装硬貨読取部と、包装硬貨読取部の移動を制御し、イメージ読取素子によって取得される包装硬貨の画像データに基づいて包装硬貨トレー内の包装硬貨の金種の判別と前記センサの検知結果に基づいて包装硬貨トレーに装填された包装硬貨の本数を算出する処理部とを備える包装硬貨処理装置。【選択図】図3

Description

本発明は、包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置に関する。
本技術分野の背景技術として、特開平10−188069号公報(特許文献1)がある。この公報には、「複数本の棒金を径方向1列に配列して収納する棒金カセットを金種毎に専用に設ける。棒金カセット内の棒金の端面の中央部に対応してセンサ光を走査する第1のセンサを設ける。棒金カセット内の棒金の端面の中央部より周縁側の弦部分に対応してセンサ光を走査する第2のセンサを設ける。第1および第2のセンサを棒金カセットの棒金配列方向に沿って移動させる移動手段を設ける。移動手段による第1および第2のセンサの移動量を測定する移動量測定手段を設ける。収納する金種によって特定される第1および第2のセンサの少くとも一方の出力と移動量測定手段の出力に基づいて、棒金カセット内の棒金の本数および異金種を検知する制御手段を設ける。」と記載されている(要約参照)。
また本技術分野の別の背景技術として、特開2003−337969号公報(特許文献2)がある。この公報には、「装填された棒金端面の硬貨が見える側面を有する棒金カセットと、その側面に対向するように読み取り素子を設けたイメージ読み取り部と、そのイメージ読み取り部を棒金カセットの側面に沿って移動させる搬送部と、その読み取り素子による画像データにより棒金カセットに装填された棒金の金種情報と本数情報を得るデータ処理部と、そのデータ処理部のデータを管理する制御部とよりなることを特徴とする。」と記載されている(要約参照)。
特開平10−188069号公報 特開2003−337969号公報
特許文献1では、棒金カセット内の棒金(包装硬貨ともいう)の中心から外れた箇所に棒金検知センサのセンサ光を走査させて棒金を検出するため、棒金検知センサのオンオフにより棒金カセット内に収納されている棒金の本数を検知することができる。しかし、棒金カセット内に異金種の棒金が誤って収納されていてその異金種の棒金と適正金種の棒金との直径の差が小さい場合、棒金の弦部分の長さの差のみからでは異金種が収納されていることを正確に検知することは困難である。また、棒金カセット内に異金種の棒金が収納された場合、異金種の棒金が1本だけ収納されているような場合には、棒金カセット全体での媒体長にはあまり違いが現れない為、正確に金種を検出することができない恐れがある。
また特許文献2では、イメージ読み取り部を棒金カセットに沿って走査するためイメージ読み取りによる硬貨の画像情報を用いて、金種毎の棒金の特徴や装填状態を検知することができ、棒金の金種情報と本数情報を取得することが可能である。しかし、カセットの数が多くなってしまった場合(例えば、カセットが全部で28段の場合)、認識率を上げるために高精細な画像を取得すると、膨大なメモリが必要になってしまう。また、ある決められた時間内に処理を終えるためには、データ処理および認識処理を行うプロセッサを高価なものにする必要があるため、コストアップの要因となる。
そこで本発明は、コストアップを抑えて、処理時間の短縮を行い、包装硬貨トレー内の包装硬貨の金種及び本数の判別を可能とする包装硬貨処理装置を提供する。例えば、包装硬貨の本数を検知するセンサと低性能のカメラとプロセッサを搭載した包装硬貨処理装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、包装硬貨を複数本収納することができる包装硬貨トレーと、少なくとも包装硬貨トレー内の包装硬貨の画像を取得するイメージ読取素子と包装硬貨の有無を検知するセンサとを有し、包装硬貨トレーの側面を移動する包装硬貨読取部と、包装硬貨読取部の移動を制御し、イメージ読取素子によって取得される包装硬貨の画像データに基づいて包装硬貨トレー内の包装硬貨の金種の判別と前記センサの検知結果に基づいて包装硬貨トレーに装填された包装硬貨の本数を算出する処理部とを備える包装硬貨処理装置および当該包装硬貨処理装置を備える両替装置を有する。
本発明によれば安価なセンサを使用することで、棒金の画像を読取、認識処理を行うのに比べ、棒金の有無検知処理時間を短縮およびメモリ容量削減を行うことができる。そのため、コスト削減および処理時間の短縮を見込める。
包装硬貨処理装置を備えた自動両替機の構成図の例である。 自動両替機の制御ブロック図の例である。 包装硬貨処理装置の側面図の例である。 包装硬貨トレーとイメージ読取素子、本数センサの構成図の例である。 包装硬貨処理装置の側面図の例である。 包装硬貨処理装置の側面図の例である。 本数センサを用いた包装硬貨の本数カウント例を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、包装硬貨の販売や両替等に使用される自動両替機100の構成を示している。なお、図1は外観から確認可能な構成を実線、内部や背面にある構成を破線により示している。自動両替機100は、両替のための紙幣を投入できる紙幣投入口104と、紙幣投入口104に投入された紙幣を計数し収納する機能を有する紙幣処理機114と、利用者へ包装硬貨を放出し、利用者が包装硬貨を取り出し受取りできる包装硬貨出金口103と、包装硬貨を格納、繰り出し放出する包装硬貨処理機113を備えている。また、釣銭として利用者へ硬貨を放出し、利用者が硬貨を取り出し受取りできる硬貨出金口102と、釣銭用の硬貨を格納、繰り出し放出する硬貨処理機112を備えている。ここで、包装硬貨とは同一金種の硬貨を所定枚数(例えば50枚)重ねて紙やビニール等のシートで棒状(円柱状)に包装したものをいう。
自動両替機100はまた、自動両替機100を構成する各ユニットを制御する制御部110と、利用者への利用方法等のガイダンス表示、利用者が取扱手順に従い希望する取引内容等の選択入力に使用する操作表示部101と、係員による自動両替機100の保守時に案内表示及び操作の選択入力に供する係員操作表示部111を備えている。制御部110による各ユニットの制御については図2を参照して後述する。
図2は、自動両替機100の制御ブロック図を示している。自動両替機100は、自動両替機100の全体を制御する制御部110と、操作表示部101と、係員操作表示部111と、硬貨処理機112と、包装硬貨処理装置113と、紙幣処理機114とを備えて構成される。なお、硬貨処理機112.紙幣処理機114については、一般的な自動両替機に備えられる構成であるため説明は省略する。
包装硬貨処理装置113は、包装硬貨処理装置113内に装填された包装硬貨271の搬送制御や計数を指示するフィーダ部210と、複数の金種の包装硬貨271を包装硬貨トレー270を装填し、包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨の計数を行うワゴン部240を備えて構成される。
フィーダ部210は、後述するワゴン部240のイメージ制御部260から送信される情報に基づいて、プログラムを実行して包装硬貨271の金種の判定及び包装硬貨271の金種毎の本数の計算や包装硬貨処理装置113の各構成に制御信号を送信するCPU221と、制御部110やワゴン部240のイメージ制御部260との間で制御信号の送受信を行う通信部222と、包装硬貨払出部230の各機構を制御する包装硬貨払出部制御回路223と、包装硬貨読取部250を制御する包装硬貨読取部制御回路224とを搭載した制御基板211を有する。
また、フィーダ部210を構成する包装硬貨払出部230は、ワゴン部240にある包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨271を取り出すアーム部233とアーム部233により取り出された包装硬貨271を収納する収納部232とから構成される包装硬貨取込部231と、包装硬貨取込部231を包装硬貨処理装置113内を上下移動させるエレベータ機構234と、包装硬貨取込部231がエレベータ機構234の最上段に位置するときに利用者に包装硬貨を受け取らせる際に開放するシャッタ235とを有する。
ワゴン部240は、複数ある包装硬貨トレー270と包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨271を読み取る包装硬貨読取部250とから構成される。包装硬貨トレー270は包装硬貨を装填保管するトレーであり、構成の詳細については図4を用いて後述する。包装硬貨読取部250は、包装硬貨トレー270を照らすLED光源264と、包装硬貨の画像を取得するイメージ読取素子266と、包装硬貨の本数を検出する本数センサ268と、光源等を制御するイメージセンサ制御部260とを搭載している。
イメージセンサ制御部260は、LED照明制御回路263と、イメージ素子制御回路265と、本数センサ制御回路267と、イメージ読取素子266が取得した画像情報を記憶する記憶部269と、各部に制御信号を与えるCPU261、フィーダ部210と通信を行う通信部262と備える。LED照明制御回路263は包装硬貨読取部250に搭載されるLED光源264の明るさを制御し、イメージ素子制御回路265はイメージ読取素子266を制御し、本数センサ制御回路267は包装硬貨の本数を検出する本数センサ268を制御する。LED照明制御回路263の制御により、イメージ読取素子266が包装硬貨トレー270内の包装硬貨271の画像を取得する時に最適な明るさを実現する。
なお、ワゴン部240及び包装硬貨取込部250の機構については、図3を参照して詳述する。また、包装硬貨払出部230および包装硬貨読取部250は図示しないモータ等の駆動源と接続し、各制御回路の指令により駆動源から動力を得て駆動する。また、制御基板220とイメージ制御部260を1つにまとめ、処理部と総称することもできる。
上記構成において、ワゴン部240に包装硬貨トレー270を装填後、係員が係員操作表示部111を使用し、包装硬貨271の金種および包装硬貨数のカウントを実施すると、CPU221は包装硬貨読取部制御回路224を介して包装硬貨読取部250を包装硬貨トレー270に沿って走査させ、本数検知センサ268とイメージ読取素子266が各包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨271の端面の硬貨の形状や模様(硬貨イメージ)及びその周囲の構造(例えば柱の幅および数)をイメージ画像として読み取らせる。イメージ読取素子266により読取られたイメージ画像は画像データとして記憶部269に格納される。また、本数検知センサ268により取得された包装硬貨271の本数データも格納される。
CPU261は、記憶部269に順次格納された本数センサデータの2値化処理を行い、通信部262を介して包装硬貨トレー270各段の包装硬貨271の有無をCPU221に送信する。CPU221は、包装硬貨読取部250が包装硬貨トレー270を走査させた距離が分かるため、走査距離と本数センサ268による包装硬貨271の有無情報を確認し、包装硬貨271が包装硬貨トレー270の各段に何本装填されているかカウントする。
なお、本数センサ268は、例えば発光素子及び受光素子から成る光学センサであり、発光素子から出た光が包装硬貨トレー270内の包装硬貨の側面に当たって反射し、その反射光を受光素子が検知することで、包装硬貨の本数検出する。また、包装硬貨271の本数をカウントする方法について、詳細は後述する。
またCPU261は、記憶部269に順次格納された画像データを合成し、各トレーに装填された包装硬貨271の貨幣模様画像を作成する処理を実行し、包装硬貨271毎に作成された貨幣模様画像と金種判定用として記憶部269に予め保持された金種別の貨幣画像データ(テンプレート貨幣画像ともいう)を比較することにより、包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨271の金種を判定する処理を行う。判定結果は、イメージ制御部260のCPU261から、フィーダー部210のCPU221に送信される。CPU221は、包装硬貨トレー270内の同じ金種の包装硬貨の本数を計算してその累積数を算出する処理を行う。
図3は、包装硬貨処理装置113の側面図を示している。包装硬貨処理装置113は、図3に太線部で示す箱形の筺体280内に、複数の包装硬貨271を収納する包装硬貨トレー270が複数段にわたって装填されるワゴン部240と、ワゴン部240から包装硬貨271を取り込む包装硬貨取込部231を備え、払出しのために包装硬貨取込部231を昇降させるエレベータ機構234を備える包装硬貨払出部230とから構成される。なお、図3では包装硬貨271を20数本、包装硬貨トレー270を14段備える筐体280を図示しているが、図3に示す本数や段数に限らない事は言うまでもない。
包装硬貨トレー270は、後述する包装硬貨トレー装填口274側(図3の右側)から挿入されて、包装硬貨取出口275側(図3の左側)が低くなるように斜めの状態でワゴン部240に装填される。このため包装硬貨取出口275から包装硬貨271が1本ずつ取り出されると、包装硬貨トレー270内に残った包装硬貨271は自重により転がって包装硬貨取出口275側に送られ、自動的に次の包装硬貨271が繰出すことができるようになる。
包装硬貨取込部231は、図示しないエレベータ機構234によって上下方向に昇降可能な構造となっており、ワゴン部240に装填された複数の包装硬貨トレー270の各先端(包装硬貨取出口)に沿って昇降する。包装硬貨取込部231は半回転可能なアーム部233を備え、このアーム部233が回転駆動することによって、包装硬貨トレー270に収納された包装硬貨271を包装硬貨取出口275から一本ずつ取り出すことができる。そして、包装硬貨取込部231は包装硬貨トレー270から取り出した包装硬貨271を収納部232に収容する。
包装硬貨トレー270からの包装硬貨271の取り込みを終了すると、包装硬貨取込部231は最上位の位置まで移動する。この最上位の位置即ち筺体280の上面には、包装硬貨271を払い出すための払出口236が設置され、払出口236の開口部には開閉可能なシャッタ235が設けられている。払出口236のシャッタ235が開くと、利用者は収納部232に収容された包装硬貨271を取り出すことができる。利用者が収納部232から全ての包装硬貨271を取り出し終わると、包装硬貨271の出金動作が終わり、シャッタ235が閉られる。
イメージ読取素子266は、ワゴン部240の各段の包装硬貨トレー270内にある包装硬貨271の正面側(包装硬貨271の模様が確認できる側)に配置されてる。本数センサ268は、イメージ読取素子266に隣接して配されており、イメージ読取素子266と同様に包装硬貨トレー270内の包装硬貨の正面側に配置されている。係員が係員操作表示部111を使用し、包装硬貨271の金種および包装硬貨数をカウントする過程において、イメージ読取素子266および本数センサ268が包装硬貨トレー270に設けられたスリット272越しに包装硬貨271の端面の本数センサ値、硬貨のイメージ画像を読み取る。
イメージ読取素子266の近傍には、イメージ読み取りに必要な明るさを提供するためのLED光源264が配置され、イメージ読取素子266が画像を取得する際に十分な明るさとなるように、LED照明制御回路263がLED光源264を制御する。
ここで、図4を参照して包装硬貨トレー270の構造について詳細に説明する。図4は包装硬貨トレー270の側部に配置されるイメージ読取素子266やLED光源264、本数センサ268の配置関係についても示している。なお、図4には、包装硬貨トレー270が包装硬貨271をトレーの半分程度装填された状態を示している。
包装硬貨トレー270は、包装硬貨271が装填される包装硬貨装填口274と、包装硬貨271が取り出される包装硬貨取出口275と、複数の包装硬貨271を整列状態で収納する硬貨収納部を備えて構成される。包装硬貨271を装填(補充)する場合、係員は、包装硬貨トレー270の後方に設けられた包装硬貨装填口274に指定の包装硬貨271を装填する。硬貨収納部に収納された包装硬貨271は、包装硬貨トレー270の前方に設けられた包装硬貨取出口275から、包装硬貨取込部231のアーム部233により取り出される。
包装硬貨トレー270の側面(包装硬貨271の正面側)には、包装硬貨271の直径より高さの低いスリット272が設けられ、係員が包装硬貨271の側面の硬貨模様や包装硬貨の整列状態を確認できるようになっている。包装硬貨トレー270の側部に配置されたイメージ読取素子266によって、包装硬貨271の端面の硬貨イメージがイメージ画像として読み取られる。また、本数センサ268により本数が読み取られる。
包装硬貨トレー270は金種毎に異なった高さ形状となっており、ある包装硬貨トレー270には同一金種の包装硬貨が収納される。即ち、500円硬貨収納用の包装硬貨トレー270の高さが最も高く、10円硬貨や100円硬貨収納用の包装硬貨トレー270の高さはより低くなっている。
しかし、500円硬貨のように外形形状が大きく幅も広い包装硬貨を装填する包装硬貨トレー270には他の金種の包装硬貨(例えば100円包装硬貨)が誤って装填されることがある。逆に、1円硬貨のように外形形状が小さく幅も小さい包装硬貨を装填する包装硬貨トレー270には他の金種の包装硬貨が誤装填されることはない。本実施例によれば、イメージ読取素子266により取得された画像データを基に貨幣模様画像を合成し、その合成された貨幣模様画像と予め用意されたテンプレート貨幣画像と比較することにより、貨幣の金種を判別するこができる。そのため、例えば500円用の包装硬貨トレー270に他の金種の包装硬貨が誤って装填されたことを判別することができる。
本数センサ268は、包装硬貨トレー270内の包装硬貨の有無を検知し、CPU221は、包装硬貨の有無と走査距離を照らし合わせ、本数をカウントする。CPU261は、LED照明制御回路263およびイメージ素子制御回路265を起動して、該当の段のイメージ画像の取得を行う。
図7を使用して本数カウントの方法について説明する。包装硬貨トレー270内の包装硬貨271を走査方向に沿って移動した場合、センサの値703は、包装硬貨無しの場合は、レベルが低くなり、包装硬貨有りの場合は、レベルが高くなる。包装硬貨の有無判定の閾値701よりレベルが高い場合は包装硬貨有りとなり、2値化閾値701よりレベルが低い場合は包装硬貨無しとなる。
CPU221は、包装硬貨読取部の走査距離が分かるため、センサの値と照らし合わせることで、包装硬貨トレー270内に装填されている包装硬貨の数をカウントできる。例えば、100円の包装硬貨トレーにおいて、走査距離xの位置702で、センサの値が2値化閾値701より高い場合を説明する。CPU221は、予め記憶部269に記憶されているテンプレートと参照し、本数のカウントを行う。例えば、走査距離x702で包装硬貨ありとなる場合は、23本装填されているなどが挙げられる。なお、走査距離x702は、包装硬貨トレー270の目盛り273により算出するようにしてもよい。
CPU261は、合成された貨幣模様画像と、金種判定用として記憶部269に予め記憶されているテンプレート用の貨幣画像データと比較することで、包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨271ごとの金種を判定することができる。更にセンサを使用し、包装硬貨の金種ごとの本数を計数することができる。
このような金種判定により、1つの包装硬貨トレー270に装填された全ての包装硬貨271が全て同じ金種であると判断される場合は正常と判定する。一方、包装硬貨トレー270に装填された包装硬貨271のうち1本でも異金種が存在すると判定した場合、CPU261は、ある金種(本来装填されるべき金種)の包装硬貨271の装填された金種の情報(異常装填情報という)を、通信部212を介して制御基板を介して、CPU221へ転送する。またCPU221は、ある金種(本来装填されるべき金種)の包装硬貨271の装填された本数の情報と合わせて、通信部212を介して、制御部110へ転送する。
制御部110は、受信した異常装填情報を係員操作表示部111に表示(警告表示)する。表示内容としては更に、包装硬貨トレー270を引き出し、異金種の包装硬貨271を取り除いた後に包装硬貨トレー270を再度装填する旨の操作指示を表示してもよい。この表示は、再装填された包装硬貨トレー270内の硬貨が全て同じ金種であると判断されるまで、繰り返し行うことができる。なお、正常と判定した場合であっても、各金種とその本数を係員操作表示部111に表示するようにしてもよい。
以上説明したように実施例1は、安価なセンサを使用することで、画像を読取、認識処理を行うのに比べ、棒金の有無検知処理時間を短縮およびメモリ容量削減を行うことができる。そのため、コスト削減および処理時間の短縮を図ることができる。
次に本発明の第2の実施例について説明する。上記した実施例1の構成において、処理速度を早くするために走査速度を速くした場合、イメージ読取素子266を高精細および高速シャッターカメラを使用する必要になり、コストアップの要因となる。そこで実施例2では図5に示すように、安価な本数センサ268をイメージ読取素子266の進行方向側に隣接するように配置し、包装硬貨トレー270内の包装硬貨271の有無を検知する構成とする。
本数センサ268が包装硬貨271を検知しない場合は、包装硬貨処理装置250の走査速度を上げ、さらにイメージ画像の取得を行わない。本数センサ263が包装硬貨271を検地した場合は、LED照明制御回路263およびイメージ素子制御回路265を起動して、イメージ画像取得に最適な走査速度に変更し、包装硬貨271を検知した該当の段のイメージ画像の取得を行う。
このように、実施例2では、本数センサ268により包装硬貨271が有ると判断された場所から画像を取得するように制御することで、包装硬貨トレー270が空である部分の不要なイメージ画像の取得を行うことなく、必要な部分からのイメージ画像のみを取得して金種の判定処理等を行うことができる。即ち、CPU261による画像データの比較及び金種判定は、必要な部分のみについて順次行うので、CPU261の処理能力を比較的低いもの(低コストなもの)にすることができる。
また、包装硬貨トレー270が装填される部分のイメージ画像を取得するので、その画像データを取り込む記憶部269のメモリー容量を低減することができる。更に包装硬貨がトレーにない場合は、全ての段に包装硬貨がされている状態に比べ、処理時間を短縮することができ、画像処理の負荷低減をすることができる。
次に本発明の第3の実施例について説明する。上記した実施例1の構成において、包装硬貨読取部250は包装硬貨処理機113が有する全ての包装硬貨トレー270を一括で走査する構成であった。実施例3では図6に示すように、各段のイメージ読取素子266、本数センサ268、LED光源264が独立して走査することが可能な構成について説明する。
各段において、包装硬貨読取部250は、初期位置で包装硬貨トレー270の有無を検知することができる。包装硬貨トレー270の検出は、本数センサ268を使用し、発光素子から出た光が包装硬貨トレー270の側面に当てて反射させ、その反射光を受光素子が検知することで、包装硬貨トレー270の装填を検出する。係員が係員操作部111を使用し、包装硬貨271の金種および包装硬貨数をカウントを実施後、包装硬貨トレー270を装填すると包装硬貨読取部250が初期位置にある場合、包装硬貨トレー270についている初期位置マーク401を検知し、走査が始まる。
実施例2と同じように、安価な本数センサ268をイメージ読取素子266の進行方向側に隣接するように配置し、包装硬貨トレー270内の包装硬貨271の有無を検知する。
本数センサ268が包装硬貨271を検知しない場合は、包装硬貨読取部250の走査速度を上げ、さらにイメージ画像の取得を行わない。本数センサ268が包装硬貨271を検地した場合は、LED照明制御回路263およびイメージ素子制御回路265を起動して、イメージ画像取得に最適な走査速度に変更し、該当の段のイメージ画像の取得を行う。
このように、実施例3では包装硬貨271が有の場所から画像を取得するように制御することで、包装硬貨トレー270が空である部分の不要なイメージ画像の取得を行うことなく、必要な部分からのイメージ画像のみを取得して判定処理を行うことができる。即ち、CPU261による画像データの比較及び金種判定は、必要な部分のみについて順次行うので、CPU261の処理能力を比較的低いもの(低コストなもの)にすることができる。また、包装硬貨トレー270が装填される部分のイメージ画像を取得するので、その画像データを取り込む記憶部269のメモリー容量を低減することができる。
また、図5により示される実施例2の構成において、包装硬貨読取部250は14段同時に走査するため、全ての段に包装硬貨271がされている場合は処理時間の短縮や画像処理の負荷低減の効果が薄くなるが、図6が示す本実施例の構成のように装填した段の走査が各段独立して動作させることができるため、処理時間を短縮することができ、画像処理の負荷低減ができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100:自動両替機、101:操作表示部、102:硬貨出金口、103:包装硬貨出金口、104:紙幣投入口、110:制御部、111:係員操作表示部、112:硬貨処理機、113:包装硬貨処理機、114:紙幣処理機、210:フィーダ部、220:制御基板、221:CPU、222:通信部、223:包装硬貨払出部制御回路、224:包装硬貨読取部制御回路、230:包装硬貨払出部、231:包装硬貨取込部、232:収納部、233:アーム部、234:エレベータ機構、235:シャッタ、240:ワゴン部、250:包装硬貨読取部、260:イメージ制御部、261;CPU、262:津深部、263:LED照明制御回路、264:LED光源、265:イメージ素子制御回路、266:イメージ読取素子、267:本数センサ制御回路、268:本数センサ、269:記憶部、270:包装硬貨トレー、271:包装硬貨、272:スリット、273:目盛り、274:包装硬貨装填口、275:包装硬貨取出口、280:筐体、401:トレー初期位置マーク、402:包装硬貨読取部250の一部を正面から見た拡大図

Claims (8)

  1. 包装硬貨を複数本収納することができる包装硬貨トレーと、
    少なくとも前記包装硬貨トレー内の前記包装硬貨の画像を取得するイメージ読取素子と前記包装硬貨の有無を検知するセンサとを有し、前記包装硬貨トレーの側面を移動する包装硬貨読取部と、
    前記包装硬貨読取部の移動を制御し、前記イメージ読取素子によって取得される包装硬貨の画像データに基づいて前記包装硬貨トレー内の前記包装硬貨の金種の判別と前記センサの検知結果に基づいて前記包装硬貨トレーに装填された前記包装硬貨の本数を算出する処理部とを備えることを特徴とする包装硬貨処理装置。
  2. 請求項1に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨トレーは当該装置に複数設置され、
    前記イメージ読取素子及び前記センサは、前記複数の包装硬貨トレーに対し前記包装硬貨読取部内に複数設置され、
    前記処理部は、前記包装硬貨読取部を動作させ、複数の前記包装硬貨トレーを走査することを特徴とする包装硬貨処理装置。
  3. 請求項1に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記包装硬貨トレーは当該装置に複数設置され、
    複数の前記包装硬貨トレーに対し前記包装硬貨読取部は複数設置され、
    前記処理部は、複数の前記包装硬貨トレーのうち検知対象の前記包装硬貨トレーに対応する前記包装硬貨読取部を動作させ、走査することを特徴とする包装硬貨処理装置。
  4. 請求項1から4のいずれか1つに記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記センサは、前記イメージ読取素子よりも前記包装硬貨読取部の走査方向側に設置されていることを特徴とする包装硬貨処理装置。
  5. 請求項4に記載の包装硬貨処理装置であって、
    前記センサが前記包装硬貨トレーに装填されている包装硬貨を検知した場合、前記処理部は前記包装硬貨読取部の移動速度を前記包装硬貨の検知前の移動速度と比べて遅くすることを特徴とする包装硬貨処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の包装硬貨処理装置と、
    利用者に案内を表示する表示部と、
    前記包装硬貨処理装置と通信し、各部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記処理部によって判別された前記包装硬貨トレー内の該包装硬貨の金種及び包装硬貨の本数の情報を、前記表示部に表示するように制御することを特徴とする両替装置。
  7. 請求項6に記載の両替装置であって、
    前記処理部が、同一金種の包装硬貨が収納されるべき包装硬貨トレー内に異金種の包装硬貨が収納されていると判別した場合、前記制御部は包装硬貨の装填不良の旨を該表示部に表示することを特徴とする両替装置。
  8. 請求項6または7に記載の両替装置であって、
    前記処理部が、該包装硬貨トレーに収納された包装硬貨の金種と本数を正常に判別することが出来なかった場合、前記制御部は該包装硬貨トレーの装填作業のやり直しの旨を表示部に表示することを特徴とする両替装置。
JP2013130130A 2013-06-21 2013-06-21 包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置 Pending JP2015005154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013130130A JP2015005154A (ja) 2013-06-21 2013-06-21 包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013130130A JP2015005154A (ja) 2013-06-21 2013-06-21 包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015005154A true JP2015005154A (ja) 2015-01-08

Family

ID=52300992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013130130A Pending JP2015005154A (ja) 2013-06-21 2013-06-21 包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015005154A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113409511A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 劳雷尔银行机械株式会社 硬币包装机以及硬币包装机的控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07249139A (ja) * 1994-03-14 1995-09-26 Oki Electric Ind Co Ltd 棒金放出機
JP2001344631A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Nippon Conlux Co Ltd 硬貨識別方法および装置
JP2008192098A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 貨幣放出装置
JP2012256293A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 包装硬貨処理ユニット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07249139A (ja) * 1994-03-14 1995-09-26 Oki Electric Ind Co Ltd 棒金放出機
JP2001344631A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Nippon Conlux Co Ltd 硬貨識別方法および装置
JP2008192098A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 貨幣放出装置
JP2012256293A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 包装硬貨処理ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113409511A (zh) * 2020-03-17 2021-09-17 劳雷尔银行机械株式会社 硬币包装机以及硬币包装机的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5009002B2 (ja) 棒金保管庫
US8814040B2 (en) Automatic dealing machine and automatic dealing system
JP5033485B2 (ja) 物体検出装置、および包装硬貨検出装置
JP5893473B2 (ja) 貨幣処理装置
JP2015005154A (ja) 包装硬貨処理装置及び包装硬貨処理装置を備えた両替装置
JP4514886B2 (ja) 紙幣束投出装置
JP2019003709A (ja) 硬貨処理装置
EP0817135A1 (en) Sheet processing apparatus
JPH1186067A (ja) 貨幣放出装置および包装硬貨放出装置
JP3780723B2 (ja) 紙幣処理機の制御方法
JP6449597B2 (ja) 硬貨処理装置および貨幣処理システム
JP7052470B2 (ja) 媒体処理装置および媒体取引装置
JP6660831B2 (ja) 包装硬貨処理機、包装硬貨処理方法
JP5193696B2 (ja) 包装硬貨処理機
JP2020060940A (ja) 貨幣処理装置および貨幣処理システム
JP2020060938A (ja) 硬貨集積機構および硬貨処理装置
JP2014149763A (ja) 包装硬貨処理装置
JP2015225442A (ja) 両替機および両替方法
JP2012256293A (ja) 包装硬貨処理ユニット
JP2019016047A (ja) 紙葉類処理装置
JP5805946B2 (ja) 景品払出機および景品払出システム
JP5121568B2 (ja) 包装硬貨処理機
JP2012168672A (ja) 包装硬貨処理機、自動取引装置
JP6486764B2 (ja) 包装硬貨処理装置
JP6087000B2 (ja) 貨幣処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161220

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170123