JP2015225442A - 両替機および両替方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる両替機および両替方法を提供する。【解決手段】両替機10は、投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部46と、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出するよう投出部を制御する制御部22とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機およびこのような両替機による両替方法に関する。
従来から、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機として様々なタイプのものが知られている。例えば、特許文献1には、金融機関等に設置され、紙幣、包装硬貨(同一金種の硬貨を一定枚数だけ棒状にまとめて包装したもの)、バラ硬貨等の異なる形態の貨幣間で他の形態への両替が可能な自動両替機が開示されている。特許文献1に開示されるような自動両替機では、入金された貨幣の金額の範囲内で金種、形態(紙幣、包装硬貨、バラ硬貨)および数量を指定することによって所望の貨幣への両替を行うようになっている。
特開2001−134801号公報
特許文献1等に開示されるような従来技術の両替機を用いるにあたり、包装硬貨に対する認知度が低いような地域では、両替金として包装硬貨の払い出しが可能な両替機において利用者が両替金の構成(具体的には、両替金としての貨幣の金種毎の枚数)を設定する際に、同一金種の硬貨の枚数が包装硬貨として出金可能な枚数(例えば、50枚)に達しているにもかかわらず両替金の形態としてバラ硬貨を選択してしまう場合がある。このような場合には、両替機において両替金としての貨幣の出金処理に余分な時間がかかってしまい、また、利用者は包装硬貨ではなく多数のバラ硬貨を持ち帰ることとなるため労力を費やしてしまうという問題がある。
また、両替機として、先に両替金の構成を利用者が設定してから両替機に貨幣の入金を行うようなタイプのものがある。このようなタイプの両替機において大量の小額硬貨を最小構成枚数の紙幣や硬貨に両替する際に、利用者は両替機に投入される大量の小額硬貨の合計額を把握していない場合には、両替前の貨幣を両替機に入金する際にあとどれくらいの貨幣を入金すればよいかが一目でわからないという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、操作者により設定された両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出することにより、両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる両替機および両替方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、操作者により両替金の構成のみならず両替金の形態を設定することができ、この設定された両替金の構成および形態に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出することにより、両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる両替機および両替方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、両替金の構成が受け付けられた後に両替前の貨幣を機体内に受け付けるような後入金型両替処理を実行する際において両替金の合計金額である設定額のみならず入金額も出力することにより、操作者は入金額を容易に認識することができるようになり、両替前の貨幣を両替機に入金する際にあとどれくらいの貨幣を入金すればよいかが一目で分かるようになるため操作性を向上させることができる両替機および両替方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、入金額が設定額よりも大きい場合に、機体内に投入された貨幣のうち差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力することにより、操作者は差額分の貨幣について金種毎の枚数を認識することができるようになるため操作性を向上させることができる両替機および両替方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、入金額が設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と差額分の貨幣とを区別可能に機体外に投出することにより、操作者は両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを手作業で分ける必要がなくなるため操作性を向上させることができ、また、操作者が両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを混同してしまうことを防止することができる両替機および両替方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、両替金の合計金額である設定額のみならず設定額と入金額との差額も出力することにより、操作者は差額を容易に認識することができるようになるため操作性を向上させることができる両替機および両替方法を提供することにある。
本発明の両替機は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出するよう前記投出部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の両替機は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の形態を受け付ける両替金形態受付部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成および前記両替金形態受付部により受け付けられた両替金の形態に基づいて、両替金としての貨幣を機体外に投出するよう前記投出部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替機は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、前記設定額および前記入金額を少なくとも出力する出力部と、前記両替金構成受付部により両替金の構成が受け付けられた後に前記受入部により両替前の貨幣を機体内に受け付けるような後入金型両替処理を実行可能な制御部であって、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて前記投出部の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替機は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部と、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、機体内に投入された貨幣のうち前記差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替機は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部と、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と前記差額分の貨幣とを区別可能に機体外に投出するよう前記投出部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替機は、機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部と、前記設定額および前記差額を少なくとも出力する出力部と、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて前記投出部の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の両替方法は、両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の両替方法は、両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の形態を受け付ける工程と、受け付けられた両替金の構成および両替金の形態に基づいて、両替金としての貨幣を機体外に投出する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替方法は、両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、両替金の構成を受け付けた後に、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、前記設定額および前記入金額を少なくとも出力する工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替方法は、両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程であって、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記両替機の機体内に投入された貨幣のうち前記差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替方法は、両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程であって、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と前記差額分の貨幣とを区別可能に機体外に投出する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の更に他の両替方法は、両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する工程と、前記設定額および前記差額を少なくとも出力する工程と、受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の両替機および両替方法によれば、操作者により設定された両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出することにより、両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる。
本発明の他の両替機および両替方法によれば、操作者により両替金の構成のみならず両替金の形態を設定することができ、この設定された両替金の構成および形態に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出することにより、両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる。
本発明の更に他の両替機および両替方法によれば、両替金の構成が受け付けられた後に両替前の貨幣を機体内に受け付けるような後入金型両替処理を実行する際において両替金の合計金額である設定額のみならず入金額も出力することにより、操作者は入金額を容易に認識することができるようになり、両替前の貨幣を両替機に入金する際にあとどれくらいの貨幣を入金すればよいかが一目で分かるようになるため操作性を向上させることができる。
本発明の更に他の両替機および両替方法によれば、入金額が設定額よりも大きい場合に、機体内に投入された貨幣のうち差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力することにより、操作者は差額分の貨幣について金種毎の枚数を認識することができるようになるため操作性を向上させることができる。
本発明の更に他の両替機および両替方法によれば、入金額が設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と差額分の貨幣とを区別可能に機体外に投出することにより、操作者は両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを手作業で分ける必要がなくなるため操作性を向上させることができ、また、操作者が両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを混同してしまうことを防止することができる。
本発明の更に他の両替機および両替方法によれば、両替金の合計金額である設定額のみならず設定額と入金額との差額も出力することにより、操作者は差額を容易に認識することができるようになるため操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態による両替機の外観を示す斜視図である。 図1に示す両替機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図1等に示す両替機におけるバラ硬貨入出金装置の内部構成を示す側面図である。 図3に示すバラ硬貨入出金装置の内部構成を示す正面図である。 図1等に示す両替機におけるバラ紙幣入出金装置の内部構成を示す側面図である。 図1等に示す両替機における包装硬貨投出装置の内部構成を示す側面図である。 (a)〜(f)は、図1等に示す両替機の操作表示機構に表示される操作画面を示す図である。 (a)(b)は、図1等に示す両替機の操作表示機構に表示される操作画面を示す図である。 図1等に示す両替機において両替処理が行われるときの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図9は、本実施の形態による両替機の構成を示す図である。本実施の形態に係る両替機は、金融機関等のロビーに設置され、顧客自らが操作して行う両替処理に利用されるようになっている。より詳細には、本実施の形態に係る両替機は、両替処理として、入金される貨幣の金種に対して出金される貨幣の金種が低額となるような正両替処理、および入金される貨幣の金種に対して出金される貨幣の金種が高額となるような逆両替処理をそれぞれ行うことができるようになっている。なお、本実施の形態に係る両替機では、このような両替処理を行う際に、入金された貨幣から両替手数料を差し引いた金額の貨幣が出金されるような運用が行われる場合もある。また、本実施の形態に係る両替機は、入金された旧券と同一の合計金額または両替手数料が差し引かれた金額の新券が出金されたり、入金された損券と同一の合計金額または両替手数料が差し引かれた金額の正券が出金されたり、入金された流通券と同一の合計金額または両替手数料が差し引かれた金額の官封券(いわゆる新札)が出金されたりするようになっていてもよい。
〔両替機の全体構成について〕
まず、本実施の形態に係る両替機の全体構成について図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態による両替機の外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示す両替機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態による両替機10は、略直方体形状の外側筐体12を有しており、この外側筐体12の内部には、バラ硬貨入出金装置100、バラ紙幣入出金装置200および包装硬貨投出装置300が横方向に並ぶよう設けられている。これらのバラ硬貨入出金装置100、バラ紙幣入出金装置200および包装硬貨投出装置300はそれぞれ、他の装置から独立して外側筐体12の内部から手前側に水平方向に引き出して取り出すことができるようになっている。
また、両替機10の外側筐体12の前面には上部扉14および下部扉16がそれぞれ設けられている。上部扉14は図1に示す閉じた状態から上方に開くことができるようになっており、また、下部扉16は図1に示す閉じた状態から側方に開くことができるようになっている。
また、図2に示すように、本実施の形態による両替機10には、バラ硬貨入出金装置100、バラ紙幣入出金装置200および包装硬貨投出装置300にそれぞれ接続され、これらの各装置100、200、300の制御を行う制御装置20が設けられている。このような制御装置20による各装置100、200、300の制御方法については後述する。また、図1に示すように、両替機10の上部扉14には例えばタッチパネル等からなる操作表示機構40が設けられており、このような操作表示機構40は制御装置20に接続されている(図2参照)。操作表示機構40は、各装置100、200、300における貨幣の処理状況や在高等に係る情報を表示する表示部42と、操作者が制御装置20に様々な指令を入力するための操作部44とを兼ね備えたものとなっている。なお、両替機10においてタッチパネル等からなる操作表示機構40が設けられる代わりに、モニタ等からなる表示部と、キーボードや操作キー等からなる操作部とが別々に設けられるようになっていてもよい。
また、図1および図2に示すように、両替機10の制御装置20にはカードリーダ52、プリンタ54等が接続されている。カードリーダ52は、操作者が所有するIDカード等の読み取りを行うことにより当該操作者の認証を行うようになっている。また、プリンタ54は、各装置100、200、300における貨幣の処理状況や在高等に係る情報、あるいは操作者が行った両替処理に関する情報をレシート等に印字する印字部として機能するようになっている。このようなカードリーダ52へのカード挿入口やプリンタ54からのレシート投出口は両替機10の上部扉14において操作表示機構40の右隣に設けられている。
また、図示していないが、両替機10の前面に小型の棚を設けるようにしてもよい。このような棚を設けることにより、両替機10により両替処理を行いたい顧客等の操作者は、かばんや現金をこの棚に仮置きすることができ、操作者は両手を使って両替機10の操作を行うことが可能となるため操作者にとっての利便性を向上させることができる。
〔バラ硬貨入出金装置の構成について〕
次に、本実施の形態の両替機10におけるバラ硬貨入出金装置100の構成について図3および図4を用いて説明する。ここで、図3は、図1等に示す両替機10におけるバラ硬貨入出金装置100の内部構成を示す側面図であり、図4は、図3に示すバラ硬貨入出金装置100の内部構成を示す正面図である。
図3および図4に示すように、バラ硬貨入出金装置100は、略直方体形状の筐体102と、筐体102の外部から内部に硬貨を投入するための硬貨投入部110(図4参照)と、硬貨投入部110により筐体102の内部に投入された硬貨が送られて貯留されるとともに貯留された硬貨を1枚ずつ繰り出す貯留繰出機構130とを備えている。貯留繰出機構130は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜しており傾斜姿勢で回転させられる回転円盤132と、この回転円盤132の表面132bとの間に硬貨を貯留する硬貨貯留空間133を形成するカバー部材134とを有している。
また、筐体102内の上部において、貯留繰出機構130から繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送する入金搬送部120が設けられており、この入金搬送部120には、当該入金搬送部120により搬送される硬貨の金種、真偽、正損、新旧等の識別を行う識別部122が設けられている。図3に示すように、入金搬送部120には無端状ベルト120pが設けられている。無端状ベルト120pは複数のプーリに張架されており、一のプーリに取り付けられたモータにより無端状ベルト120pは図4における反時計回りの方向に循環移動させられるようになっている。また、この無端状ベルト120pには複数の突起部材(図示せず)が等間隔で設けられており、一の突起部材に硬貨が1枚引っ掛けられることにより、搬送面上で硬貨が1枚ずつ搬送させられるようになっている。
また、筐体102内において入金搬送部120の下方には複数(具体的には6つ)の収納繰出機構150が設けられている。各収納繰出機構150は、識別部122による硬貨の識別結果に基づいて、入金搬送部120に設けられた選別部124によりシュート126を介して当該入金搬送部120から硬貨が送られて収納されるようになっている。また、入金搬送部120には、リジェクト硬貨用の選別部であるリジェクト選別部127が設けられており、識別部122により偽貨(偽物の硬貨)であると判別された硬貨はこのリジェクト選別部127によりリジェクト硬貨用のシュート(図示せず)を介して後述する硬貨投出口172に送られるようになっている。また、図示していないが、硬貨投出口172とは別に、リジェクト硬貨を機体外に返却するための返却部(リジェクト部)が硬貨投出口172の近傍に設けられていてもよい。この場合には、識別部122により偽貨であると判別された硬貨はリジェクト硬貨としてこのリジェクト選別部127によりリジェクト硬貨用のシュートを介して返却部に送られるようになる。
また、各収納繰出機構150は、当該収納繰出機構150に収納された硬貨を1枚ずつ繰り出すようになっている。より詳細には、各収納繰出機構150は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜しており傾斜姿勢で回転させられる回転円盤152と、この回転円盤152の表面152bとの間に硬貨を収納する硬貨収納空間153を形成するカバー部材154とを有している。
また、バラ硬貨入出金装置100には、筐体102外へ硬貨を投出する硬貨投出口172が設けられており、筐体102内には、各収納繰出機構150から繰り出された硬貨を硬貨投出口172に搬送する出金搬送部170が設けられている。出金搬送部170は、各収納繰出機構150の下方に設けられ略水平方向に沿って延びる第1の出金搬送部分170aと、第1の出金搬送部分170aから送られた硬貨を硬貨投出口172に搬送する第2の出金搬送部分170bとを有している。また、出金搬送部170は、複数のプーリに張架された無端状ベルト170pから構成されている。そして、一のプーリに取り付けられたモータにより無端状ベルト170pは図4における時計回りおよび反時計回りの両方向に循環移動させられるようになっている。無端状ベルト170pには複数の突起部材(図示せず)が等間隔で設けられており、一の突起部材に硬貨が1枚以上引っ掛けられることにより、無端状ベルト170pにより硬貨が1枚以上ずつ搬送させられるようになっている。
本実施の形態のバラ硬貨入出金装置100では、入金搬送部120から出金搬送部170に硬貨を直接的に送るためのオーバーフローシュート125が各収納繰出機構150よりも装置手前側(すなわち、図3における左側)に設けられている。また、図3に示すように、入金搬送部120には、各収納繰出機構150に対応する各シュート126に送られる硬貨を選別する選別部124とは別に、オーバーフローシュート125に送られる硬貨を選別するオーバーフロー選別部123が設けられている。また、オーバーフローシュート125の下端部は出金搬送部170の無端状ベルト170pの上方に位置するようにした。このような構成により、入金搬送部120により搬送される硬貨のうちオーバーフロー選別部123により選別された硬貨はオーバーフローシュート125を通って出金搬送部170の無端状ベルト170p上に送られるようになる。
また、筐体102内において、出金搬送部170の下方にはオーバーフロー硬貨収納部180が設けられている。オーバーフロー硬貨収納部180は、例えば筐体102に対して着脱自在に設けられた回収ボックス等から構成されている。無端状ベルト170pが図4における時計回りの方向に循環移動することにより、出金搬送部170における第1の出金搬送部分170aからオーバーフロー硬貨収納部180に硬貨が送られるようになっている。そして、オーバーフロー硬貨収納部180が回収ボックスから構成されている場合には、当該回収ボックスに硬貨が収納された後、筐体102から回収ボックスを手前側に引き出すことにより、硬貨を回収ボックスごと回収することができるようになっている。
〔バラ紙幣入出金装置の構成について〕
次に、本実施の形態の両替機10におけるバラ紙幣入出金装置200の構成について図5を用いて説明する。図5は、図1等に示す両替機10におけるバラ紙幣入出金装置200の内部構成を示す側面図である。
図1および図5に示すように、バラ紙幣入出金装置200は略直方体形状の筐体202を有しており、この筐体202の前面(図5における右側の側面)には入金部252および出金部260が設けられている。入金部252には入金部カバー252aおよび紙幣繰出機構252bが設けられており、操作者がバラ紙幣入出金装置200へ少数枚の紙幣を入金する場合には、紙幣を積層状態で入金部252にセットした後、紙幣繰出機構252bにより紙幣を1枚ずつ筐体202内に繰り出すようになっている。また、多量の紙幣を入金する場合には、入金部カバー252aを上方に開いた状態で多量の紙幣を入金部252にセットした後、紙幣繰出機構252bにより紙幣を1枚ずつ筐体202内に繰り出すようになっている。また、バラ紙幣入出金装置200の筐体202内には搬送部264が設けられており、この搬送部264は、紙幣繰出機構252bにより筐体202内に繰り出された紙幣を1枚ずつ搬送するようになっている。搬送部264には識別部266が設けられており、紙幣繰出機構252bにより筐体202内に繰り出された紙幣は識別部266によりその金種、真偽、正損、新旧等が識別されるようになっている。
また、筐体202内において複数の収納繰出部270が設けられており、各収納繰出部270はそれぞれ搬送部264に接続されている。各収納繰出部270は、紙幣を金種別に収納するようになっている。より詳細には、識別部266による識別結果に基づいて、紙幣繰出機構252bにより筐体202内に繰り出された紙幣は搬送部264により各収納繰出部270に金種別に送られるようになっている。また、各収納繰出部270は、当該収納繰出部270に収納された紙幣を1枚ずつ搬送部264に繰り出すことができるようになっている。各収納繰出部270は、図5に示すような紙幣を1枚ずつ一対のテープ間に挟み込んだ状態で当該テープを紙幣とともに巻き取るテープリール式の収納繰出部であってもよく、あるいは、紙幣を積み重ねて収納するスタッカ式の収納繰出部(図示せず)であってもよい。
また、図5に示すように、筐体202内において、現金搬送カセット235が着脱自在に装着されるカセット装着部280が設けられている。カセット装着部280は搬送部264に接続されており、カセット装着部280に現金搬送カセット235が装着されたときに、搬送部264から現金搬送カセット235に紙幣を送ることができるとともに、現金搬送カセット235に収納された紙幣を搬送部264に繰り出すことができるようになっている。このような現金搬送カセット235を筐体202から外側に引き出すことにより、現金搬送カセット235ごと紙幣を回収することができるようになる。
また、出金部260には出金部シャッタ260aが設けられている。紙幣が出金部260に送られた後、操作者は出金部シャッタ260aを開くことにより、出金部260に集積された紙幣を取り出すことができるようになっている。または、出金完了後に自動で出金部シャッタ260aが開くようになっていてもよい。
〔包装硬貨投出装置の構成について〕
次に、本実施の形態の両替機10における包装硬貨投出装置300の構成について図6を用いて説明する。ここで、図6は、図1等に示す両替機10における包装硬貨投出装置300の内部構成を示す側面図である。
包装硬貨投出装置300は、機体内に収納された各金種の包装硬貨(同一金種の硬貨を一定枚数(例えば、50枚)だけ棒状にまとめてフィルムや包装紙等により包装したもの)を機体外に投出するものである。図6に示すように、包装硬貨投出装置300は、略直方体形状の筐体302と、筐体302内において鉛直方向に沿って並ぶよう設けられた複数(例えば6つ)の収納部310と、鉛直方向に移動可能となっている昇降部380とを有している。各収納部310には、収納された包装硬貨を1本ずつ底面312における高さレベルの低い箇所に近い側から投出する投出機構319が設けられている。また、昇降部380は、各収納部310の投出機構319により投出された包装硬貨が収納される包装硬貨収納部材382、および各収納部310の投出機構319により投出された包装硬貨を検知する投出包装硬貨検知部384を有している。また、筐体302の上面には、昇降部380が上方位置(図6における実線位置)にあるときに当該昇降部380の包装硬貨収納部材382に収納された包装硬貨を取り出すための包装硬貨投出口の開閉を行うシャッタ390が設けられている。また、包装硬貨投出装置300の上部には、各収納部310に設けられた投出機構319や昇降部380の制御を行う制御部370が設けられている。このような包装硬貨投出装置300の各構成要素の詳細について以下に説明する。
図6に示すように、各収納部310は、水平面に対して傾斜した底面312上に当該底面312の傾斜に沿って転がる方向(すなわち、図6における左下方向)でかつ複数積み重なるよう包装硬貨を収納するようになっている。ここで、「複数積み重なるよう包装硬貨を収納する」とは、収納部310に収納する包装硬貨の数量により、底面312上に複数段に積み重なるように収納される場合もあるし、底面312上に1段(1列)に並んだ状態で収納される場合もあるし、包装硬貨が1つであってもよい。また規則正しく整列状態で収納される場合もあれば、包装硬貨の方向は揃っていながらも不規則な状態で収納される場合も含んでいる。すなわち、複数段に包装硬貨を積み重ねて収納する事も可能であるという事を表現しており、必ずしも複数段に積まれて収納されることを限定するものではないし、必ずしも整列状態で収納されることを限定するものではない。
前述したように、各収納部310には、収納された包装硬貨を1本ずつ底面312における高さレベルの低い箇所に近い側から投出する投出機構319が設けられている。投出機構319は、収納部310の傾斜方向に直交する方向であって水平方向に延びる(すなわち、図6の紙面に直交する方向に延びる)軸心としての回転軸322を中心として図6における反時計回りの方向に回転する回転体320を有している。ここで、各回転体320には、収納部310に収納された包装硬貨を1本ずつ受け入れる凹部324が少なくとも2つ(図6に示す例では3つ)設けられている。また、投出機構319は、回転軸322を中心として回転体320を回転させる駆動部(図示せず)と、回転体320の回転位置を検知する回転位置検知部(図示せず)と、回転体320の上方に設けられ、収納部310に収納された包装硬貨が回転体320の凹部324に入らずに当該回転体320の上方を通って投出されることを防止するゲート部330とを有している。ここで、各投出機構319において、駆動部は、収納部310から包装硬貨が回転体320により投出される方向である正転方向(すなわち、図6における反時計回りの方向)および正転方向とは逆方向である逆転方向(すなわち、図6における時計回りの方向)の両方向に回転体320を回転させることができるようになっている。また、駆動部は、回転体320の回転速度を変化させることができるようになっている。
ゲート部330は、収納部310に収納された包装硬貨が回転体320の凹部324に入らずに当該回転体320の上方を通って投出されることを防止するようになっている。すなわち、図6に示すように、収納部310の上面と回転体320との間の隙間をゲート部330で塞ぐことにより、収納部310に大量の包装硬貨が収納されたときにこの収納部310の上面と回転体320との間の隙間から包装硬貨が昇降部380側に投出されてしまうことを防止することができるようになっている。
このような構成からなる投出機構319により収納部310に収納された包装硬貨を投出する動作について説明する。回転体320の回転位置における収納部310から包装硬貨が凹部324に受け入れられるべき収納位置に回転体320のある一つの凹部324が位置するときに、収納部310に収納された複数の包装硬貨のうち底面312における高さレベルの最も低い箇所に位置する1本の包装硬貨がスムーズに凹部324に受け入れられる。そして、駆動部により回転体320が図6における反時計回りの方向に回転させられると、当該回転体320は包装硬貨を昇降部380側に投出する投出位置に到達し、この投出位置において回転体320の凹部324から包装硬貨が投出されて昇降部380の包装硬貨収納部材382に送られるようになる。
昇降部380は図6における矢印に示すように各収納部310に設けられた投出機構319に向き合う位置およびシャッタ390の近傍の上方位置の間で昇降することができるようになっている。そして、各収納部310に収納された包装硬貨が投出機構319により投出される際に、昇降部380はこの投出機構319に向き合う位置に移動するようになる。また、前述したように、昇降部380は、各収納部310の投出機構319により投出された包装硬貨が収納される包装硬貨収納部材382、および各収納部310の投出機構319により投出された包装硬貨を検知する投出包装硬貨検知部384を有しており、各収納部310に収納された包装硬貨が投出機構319により投出されると、投出包装硬貨検知部384によりこの包装硬貨が検知された後、包装硬貨収納部材382に収納されるようになる。投出包装硬貨検知部384は例えば発光素子および受光素子を有する光センサ等からなり、投出機構319により投出された包装硬貨が昇降部380に送られると、発光素子と受光素子との間の光軸が当該包装硬貨により遮られることによってこの包装硬貨が検知されるようになっている。
〔両替機による両替処理について〕
次に、このような構成からなる両替機10による両替処理の詳細について述べる。まず、このような両替処理を行う制御装置20および両替処理において両替金の構成(具体的には、両替金としての貨幣の金種毎の枚数の構成)や両替金の形態(具体的には、両替金がバラ紙幣、バラ硬貨、包装硬貨のうちどの形態で両替機10から出金されるか)に係る情報等を受け付ける操作表示機構40の構成の詳細について図2を用いて説明する。
図2に示すように、本実施の形態では、制御装置20は制御部22、入金額計数部24、設定額算出部26および差額算出部28を含んでいる。制御部22は、バラ硬貨入出金装置100、バラ紙幣入出金装置200および包装硬貨投出装置300の各構成部材、ならびに操作表示機構40、カードリーダ52、プリンタ54等の各構成部材に指令信号を送ることによりこれらの構成部材の制御を行うようになっている。入金額計数部24は、バラ硬貨入出金装置100の筐体102内に投入された硬貨やバラ紙幣入出金装置200の筐体202内に投入された紙幣等の、両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数するようになっている。設定額算出部26は、後述する両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出するようになっている。差額算出部28は、設定額算出部26により算出された設定額と入金額計数部24により計数された入金額との差額を算出するようになっている。これらの入金額計数部24、設定額算出部26および差額算出部28の動作の詳細については後述する。
また、図2に示すように、本実施の形態では、操作表示機構40は、両替金構成受付部46および両替金形態受付部48を含んでいる。両替金構成受付部46は、両替金として両替機10から機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付けるようになっている。具体的には、操作表示機構40に図7(b)に示すような両替金の構成の入力画面が表示されたときに、操作者が紙幣および硬貨の各金種について両替金として出金されるべき紙幣や硬貨の枚数を当該操作表示機構40(の操作部44)で入力することにより、両替金構成受付部46は両替金の構成を受け付けるようになる。両替金形態受付部48は、両替金として両替機10から機体外に投出されるべき貨幣の形態を受け付けるようになっている。ここで、両替金としての貨幣の形態として、バラ硬貨、バラ紙幣および包装硬貨が挙げられる。具体的には、千円札を硬貨に両替するにあたり例えば両替金構成受付部46において両替金の構成が100枚の10円硬貨であるという情報が受け付けられた場合に、両替金形態受付部48により両替金の形態がバラ硬貨であるという情報が受け付けられたときにはバラ硬貨入出金装置100から100枚の10円のバラ硬貨が両替金として出金され、一方、両替金形態受付部48により両替金の形態が包装硬貨であるという情報が受け付けられたときには包装硬貨投出装置300から2本の10円の包装硬貨が両替金として出金されるようになる。
次に、このような構成からなる両替機10において両替処理が行われるときの動作について図9に示すフローチャートを用いて説明する。
両替機10が待機状態にあるときに、タッチパネル等の操作表示機構40には図7(a)に示すような待機画面が表示されるようになっている。図7(a)に示すように、操作表示機構40の待機画面には、「カードを挿入してください」というメッセージとともに、両替機10の前面におけるカードリーダ52へのカード挿入口の位置を示す画像が表示されるようになっている。また、このような操作表示機構40の待機画面では、出金可能な貨幣の金種が示されるようになっている。また、図7(a)では図示していないが、両替機10に対する認知が低いような操作者のために、両替処理の内容を紹介するようなプロモーション画面が操作表示機構40の待機画面で示されるようになっていてもよい。
そして、両替機10により両替処理を行いたい顧客等の操作者がIDカードをカード挿入口に差し込むと、カードリーダ52によってIDカードの読み取りが行われることにより当該操作者の認証が行われる(STEP1)。操作者の認証が行われると、操作表示機構40には図7(b)に示すような両替金の構成の入力画面(以下、両替金構成入力画面ともいう)が表示される(STEP2)。
本実施の形態では、制御部22は、両替金構成受付部46により両替金の構成を受け付けた後に両替前の貨幣をバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200に入金するような後入金型両替処理、および両替前の貨幣をバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200に入金した後に両替金構成受付部46により両替金の構成を受け付けるような先入金型両替処理のうち何れか一方の処理モードで両替処理を行うことができるようになっている。具体的には、操作表示機構40に図7(b)に示すような両替金構成入力画面が表示されているときに、両替金として両替機10から出金されるべき貨幣の金種毎の枚数を操作者がこの両替金構成入力画面で入力すると、制御部22は前者の後入金型両替処理を行うようになる。
より詳細には、図7(b)に示すように、両替金構成入力画面において紙幣および硬貨の各金種に対応して「+(プラス)」ボタン、「−(マイナス)」ボタンおよび枚数がそれぞれ表示されており、「+」ボタンおよび「−」ボタンが操作者により押下されると、当該金種について操作表示機構40に表示される枚数が増減される。ここで、「+」ボタンや「−」ボタンが連続的に押下された時間(長押し時間)に応じて操作表示機構40に表示される枚数の増減量が変化するようになる。例えば、「+」ボタンを連続的に0.1秒押下した場合には操作表示機構40に表示される枚数が1枚加算され、「+」ボタンを連続的に0.5秒押下した場合には操作表示機構40に表示される枚数が5枚加算され、「+」ボタンを連続的に1秒以上押下した場合には操作表示機構40に表示される枚数が10枚ずつ加算されるようになる。また、両替金構成入力画面において枚数自体を示す領域が操作者により押下されると、両替金構成入力画面には図7(c)に示すようなテンキーがポップアップ表示されるようになる。このようなポップアップ表示されるテンキーでは、両替金としての各金種の枚数を操作者は効率良く入力することができるようになる。
本実施の形態では、図7(b)に示すような両替金構成入力画面において操作者が入力した両替金の各金種の枚数の情報に基づいて、両替金構成受付部46は、両替金として両替機10から機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付けるようになる。また、設定額算出部26は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する。
また、このような両替金構成入力画面において、両替金として出金可能な貨幣の各金種の上限枚数が追加的に表示されるようになっていてもよい。この場合には、操作者は両替金の構成を入力する際に両替金として出金可能な貨幣の各金種の上限枚数を容易に認識することができるようになるため、両替金の構成を入力する際の操作性を向上させることができる。なお、この場合、両替金として出金可能な貨幣の各金種の上限枚数の値自体が両替金構成入力画面に表示されてもよく、あるいは両替金として出金可能な貨幣の各金種の上限枚数を示すグラフが両替金構成入力画面に表示されてもよい。
図7(b)に示すような両替金構成入力画面において操作者が両替金として出金されるべき貨幣の各金種の枚数を入力した後、「OK」ボタンを押下すると(STEP3の「NO」およびSTEP4)、操作表示機構40には図7(d)に示すような入金貨幣の種類の選択画面が表示される。このような選択画面において、操作者は入金貨幣の種類として紙幣のみ、紙幣および硬貨の両方、ならびに硬貨のみの3種類の中から一つを選択するようになる(STEP5)。そして、本実施の形態では、操作者が両替機10に両替前の貨幣を入金する際に、両替機10の各装置100、200、300のうち選択された入金貨幣の種類に対応する装置のみが稼働状態となる。具体的には、入金貨幣の種類として紙幣のみが選択された場合には、両替機10のうちバラ紙幣入出金装置200のみが稼働状態となり、一方、入金貨幣の種類として硬貨のみが選択された場合には、両替機10のうちバラ硬貨入出金装置100のみが稼働状態となる。また、入金貨幣の種類として紙幣および硬貨の両方が選択された場合には、両替機10のうちバラ硬貨入出金装置100およびバラ紙幣入出金装置200の両方が稼働状態となる。このように、操作者が選択した入金貨幣の種類に応じて稼働状態となる装置が決められるので、両替前の貨幣を両替機10に投入する際に全ての装置100、200、300が稼働状態となる場合と比較して消費電力の低減を図ることができるようになる。
図7(d)に示すような入金貨幣の種類の選択画面において操作者が入金貨幣の種類を選択すると(STEP5)、操作表示機構40には図7(e)に示すような貨幣の入金画面が表示されるようになる。具体的には、操作表示機構40には「貨幣を入金してください」というメッセージとともに、両替機10の前面における紙幣や硬貨の入金口の場所を矢印で示す画像が表示されるようになる。なお、図7(e)では、入金貨幣の種類として紙幣および硬貨の両方が選択された場合においてバラ硬貨入出金装置100の硬貨投入部110およびバラ紙幣入出金装置200の入金部252にそれぞれ目印としての矢印が付された画像が表示されるような態様が示されているが、入金貨幣の種類として紙幣のみまたは硬貨のみが選択された場合には、バラ硬貨入出金装置100の硬貨投入部110のみまたはバラ紙幣入出金装置200の入金部252のみに目印としての矢印が付された画像が表示されるようになる。
また、図7(e)に示すような貨幣の入金画面において、設定額、入金額および差額がそれぞれ表示されるようになる。ここで、貨幣の入金画面において表示される「設定額」とは、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成に基づいて設定額算出部26により算出された、両替金の合計金額である。また、貨幣の入金画面において表示される「入金額」とは、操作者により実際にバラ硬貨入出金装置100の硬貨投入部110やバラ紙幣入出金装置200の入金部252に投入されて識別部122や識別部266により識別された硬貨や紙幣の合計金額のことをいう。上述したように、このような入金額は入金額計数部24により計数されるようになっている。また、貨幣の入金画面において表示される「差額」とは、差額算出部28により算出された、設定額算出部26により算出された設定額と入金額計数部24により計数された入金額との差額のことをいう。このような貨幣の入金画面では、設定額は変化しないのに対し、入金額は操作者がバラ硬貨入出金装置100の硬貨投入部110やバラ紙幣入出金装置200の入金部252に硬貨や紙幣を投入する度に増えていき、それに伴い差額は徐々に減っていく。このように、本実施の形態では貨幣の入金画面において設定額のみならず入金額および差額がそれぞれリアルタイムで表示されるため、操作者は後入金型両替処理において両替前の貨幣を両替機10に入金する際にあとどれくらいの貨幣を入金すればよいかが一目で分かるようになり、操作性を向上させることができるようになる。
なお、図7(e)に示すような貨幣の入金画面では、設定額、入金額および差額の数値がそれぞれ表示されているが、このような態様に限定されることはない。操作表示機構40に表示される貨幣の入金画面において、設定額に対する入金額および差額の割合がそれぞれパーセント(%)で表示されるようになっていてもよく、あるいは、設定額、入金額および差額に対応するグラフが表示されるようになっていてもよい。また、この場合には、設定額、入金額および差額の数値を同時に表示させることにより、操作性をより向上させることができるようになる。また、貨幣の入金画面において入金額および差額の両方が表示される代わりに、入金額および差額のうち一方のみが表示されるようになっていてもよい。
そして、少なくとも設定額分の貨幣が両替機10に入金されると(STEP6の「YES」)、操作表示機構40には図7(f)に示すような両替金の構成が表示されるようになる(STEP7)。この際に、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある金種の硬貨の枚数が包装硬貨枚数(例えば、50枚)よりも大きい場合には、当該金種の硬貨について包装硬貨枚数分の硬貨に係る両替金の形態を包装貨幣とし、操作表示機構40において包装硬貨の本数を両替金の構成として表示させる。具体的には、図7(f)に示す例では、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成において10円硬貨の枚数が120枚であるときに、制御部22は、100枚分の10円硬貨については両替金の形態をバラ硬貨ではなく包装硬貨とし、このことにより2本の10円の包装硬貨および20枚の10円のバラ硬貨を両替金の構成としている。このように、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある金種の硬貨の枚数が包装硬貨枚数よりも大きい場合には、当該金種の硬貨について包装硬貨枚数分の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とすることにより、両替処理を行おうとする顧客等の操作者が包装硬貨を認知していない(すなわち、包装硬貨の概念を知らない)場合でも、両替機10から両替金として包装硬貨を出金させることができるようになる。
操作表示機構40に両替金の構成が表示されているときに、操作者が「OK」ボタンを押下することにより制御部22が承認指令を受け付けると(STEP11の「YES」)、操作表示機構40に表示された両替金の構成で両替機10の各装置100、200、300から両替金としての貨幣が払い出されるようになる(STEP14)。具体的には、操作表示機構40に図7(f)に示すような両替金の構成が表示されているときに操作者が「OK」ボタンを押下すると、バラ硬貨入出金装置100から20枚の10円硬貨が払い出され、バラ紙幣入出金装置200から10枚の千円札が払い出され、包装硬貨投出装置300から2本の10円の包装硬貨が払い出される。また、両替機10から両替金としての貨幣が払い出される際に、操作表示機構40には図8(a)に示すように「両替金を取り出してください」というメッセージ、および両替機10の前面において両替金としての貨幣が払い出される出金口の場所を矢印で示す画像が表示されるようになる。また、入金額が設定額よりも大きい場合には、両替金としての貨幣に加えて差額分の貨幣が両替機10から払い出される。このときに、差額分の貨幣がどのような形態で両替機10から払い出されるかについては後述する。
また、図7(f)に示すように操作表示機構40に両替金の構成が表示されているときに、操作者が両替金の構成を変えたい場合には、「OK」ボタンを押下する代わりに「修正」のボタンを押下する。この場合には、操作表示機構40の表示画面は、図7(b)に示すような両替金構成入力画面と類似の表示内容である両替金構成修正画面(図示せず)に切り替わり、このような両替金構成修正画面において両替金の構成を修正することができるようになる。なお、両替金構成修正画面では、両替金としての貨幣の形態も修正することができるようになる。具体的には、両替金の形態として包装硬貨をバラ硬貨に修正したり、あるいはバラ硬貨を包装硬貨に修正したりすることができるようになる。
制御部22がこのような後入金型両替処理を行う際に、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも小さい場合には、制御部22は、追加の貨幣をバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体内に投入することを求めるガイダンスを操作表示機構40に表示させるようになっている。また、このようなガイダンスが操作表示機構40に表示されても追加の貨幣がバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体内に投入されなかった場合には、制御部22は両替処理を中止し、バラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体内に投入された両替前の貨幣と同一の合計金額であって同じ金種の貨幣をバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出させてもよい。
また、制御部22は、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも小さい場合に、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成を、入金額計数部24により計数された入金額に合わせて自動的に変更するようになっていてもよい。
また、制御部22は、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも小さい場合に、両替金の構成を両替金構成受付部46により再び受け付けるようになっていてもよい。この場合には、操作表示機構40には図7(b)に示すような両替金構成入力画面が再び表示され、入金額計数部24により計数された入金額を上限として操作者は両替金として出金されるべき貨幣の金種毎の枚数を再び入力することができるようになる。
また、制御部22がこのような後入金型両替処理を行う際に、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合には、制御部22は、差額算出部28により算出された差額分の貨幣の構成(具体的には、差額分の貨幣の金種毎の枚数の構成)を自動的に設定するようになっている。この際に、制御部22は差額分の貨幣が最少構成枚数となるよう当該貨幣の金種構成を設定することが好ましい。あるいは、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、制御部22は差額分の貨幣の構成を両替金構成受付部46により再び受け付けることができるようになっていてもよい。この場合には、操作表示機構40には図7(b)に示すような両替金構成入力画面と類似の表示内容である差額構成入力画面(図示せず)が表示され、差額算出部28により算出された差額を上限として操作者は差額分の貨幣の金種毎の枚数を再び入力することができるようになる。
また、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、制御部22は、差額分の貨幣の構成ではなく入金額分の貨幣の構成を自動的に設定するようになっていてもよい。この際に、制御部22は入金額分の貨幣が最少構成枚数となるよう当該貨幣の金種構成を設定することが好ましい。あるいは、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、差額分の貨幣の構成ではなく入金額分の貨幣の構成を制御部22が両替金構成受付部46により再び受け付けることができるようになっていてもよい。この場合にも、操作表示機構40には図7(b)に示すような両替金構成入力画面が再び表示され、入金額計数部24により計数された入金額を上限として操作者は両替金の構成を再び入力することができるようになる。
また、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、制御部22は差額分の貨幣を釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出させるようにしてもよい。この場合、バラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体内に投入された両替前の貨幣の一部がそのままバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されてもよいし、あるいはバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200に既に収納されている貨幣のうち上記の差額と同一の合計金額の貨幣が釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されてもよい。
また、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合において差額分の貨幣が釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出される際に、両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とが区別可能にバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されることが好ましい。両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを区別可能にバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出するために、バラ硬貨入出金装置100およびバラ紙幣入出金装置200の各々において、貨幣を機体外に投出するための投出口が2つ以上設けられており、両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とが異なる投出口から投出されるようになっていてもよい。あるいは、バラ硬貨入出金装置100およびバラ紙幣入出金装置200の各々において貨幣を機体外に投出するための投出口の数は1つであるが、制御部22は、両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを異なるタイミングでバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出させてもよい。具体的には、両替金としての貨幣を先にバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出させた後、操作者が例えば操作表示機構40によって両替金としての貨幣の出金について承認指令を与えることにより、釣銭としての貨幣がバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されるようになっていてもよい。このように、両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを区別可能にバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出させることにより、操作者は両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを手作業で分ける必要がなくなるため操作性を向上させることができ、また、操作者が両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを混同してしまうことを防止することができるようになる。
また、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合において差額分の貨幣が釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出される際に、図8(b)に示すように、操作表示機構40において両替金の構成と差額分の貨幣の構成とが別々に表示されるようになっていてもよい。この場合には、操作者は操作表示機構40の表示画面を見ることにより、両替機10から出金された貨幣を、両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とに区別することができるようになる。
また、本実施の形態の両替機10では、両替処理を行おうとする顧客等の操作者が、両替金の構成を設定する前に両替機10に貨幣を入金したい場合には、まず両替機10に貨幣を入金し、その後に両替金の構成を設定するような先入金型両替処理を行うことができるようになっている。具体的には、操作者が所有するIDカードがカードリーダ52によって読み取られることにより当該操作者の認証が行われた後(STEP1)、操作表示機構40に図7(b)に示すような両替金構成入力画面が表示されているときに(STEP2)、操作者が操作表示機構40において「現金を先に計数」というボタンを押下することにより制御部22において貨幣を先に入金する旨の指示が受け付けられると(STEP3の「YES」)、操作表示機構40には図7(d)に示すような入金貨幣の種類の選択画面が表示される。このような選択画面において、上述した後入金型両替処理と同様に、操作者は入金貨幣の種類として紙幣のみ、紙幣および硬貨の両方、ならびに硬貨のみの3種類の中から一つを選択するようになる(STEP8)。このことにより、操作者が両替機10に両替前の貨幣を入金する際に、両替機10の各装置100、200、300のうち選択された入金貨幣の種類に対応する装置のみが稼働状態となる。
図7(d)に示すような入金貨幣の種類の選択画面において操作者が入金貨幣の種類を選択すると(STEP8)、操作表示機構40には貨幣の入金画面が表示されるようになる。具体的には、操作表示機構40には「貨幣を入金してください」というメッセージとともに、両替機10の前面における紙幣や硬貨の入金口の場所を矢印で示す画像が表示されるようになる。なお、この際に、両替金の構成は未だ決められていないため、操作表示機構40に表示される貨幣の入金画面では、入金額計数部24により計数される入金額のみがリアルタイムで表示されるようになる。
そして、操作者により両替前の貨幣が両替機10に入金されると(STEP9の「YES」)、制御部22は、入金額計数部24により計数された入金額に基づいて両替金の構成を自動的に演算する(STEP10)。この際に、貨幣の各金種の枚数の合計が最少となるよう、制御部22は両替金の構成を演算するようになっている。また、この際に、制御部22は、演算された両替金の構成におけるある金種の硬貨の枚数が包装硬貨枚数(例えば、50枚)よりも大きい場合には、当該金種の硬貨について包装硬貨枚数分の硬貨に係る両替金の形態を包装貨幣とする。また、制御部22により演算された両替金の構成は図7(f)に示すように操作表示機構40に表示される(STEP7)。この際に、両替金として出金される貨幣の形態も操作表示機構40に表示されるようになる。
操作表示機構40に図7(f)に示すような両替金の構成が表示されているときに、操作者が「OK」ボタンを押下することにより制御部22が承認指令を受け付けると(STEP11の「YES」)、操作表示機構40に表示された両替金の構成で両替機10から両替金としての貨幣が払い出されるようになる(STEP14)。このように、制御部22が、入金額計数部24により計数された入金額に基づいて出金貨幣の各金種の枚数の合計が最少となるよう両替金の構成を自動的に演算することにより、操作者は両替金として出金される貨幣の金種毎の枚数を入力する手間を省くことができ両替金の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに、両替機10から両替金として出金される貨幣の枚数が少なくなるため顧客等の操作者は両替金の持ち運びを容易に行うことができるようになる。
また、操作表示機構40に図7(f)に示すような両替金の構成が表示されているときに、制御部22が自動的に演算した両替金の構成を操作者が変更したい場合には、「OK」ボタンを押下する代わりに「修正」のボタンを押下する。この場合には、操作表示機構40の表示画面は上述した両替金構成修正画面に切り替わり、このような両替金構成修正画面において両替金の構成を修正することができるようになる。
上述したような先入金型両替処理は、入金される貨幣の金額や出金される貨幣の金種を操作者が前もって認識していない場合に適している。具体的には、例えば、所有する大量の硬貨を紙幣に両替する場合において、この入金される大量の硬貨の合計金額を操作者が分からない場合には、両替金の構成を入力する前に、まず大量の硬貨を両替機10に入金して当該硬貨の合計金額を確認し、両替金の構成としてこの入金硬貨の合計金額に見合った紙幣の金種毎の枚数を入力することが望ましいといえる。
また、制御部22がこのような先入金型両替処理を行う際に、制御部22が両替金の構成を自動的に演算する代わりに、操作者が操作表示機構40により両替金の構成を手動で入力することができるようになっていてもよい。操作者が両替金の構成を手動で入力したときに、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合には、差額算出部28は、入金額計数部24により計数された入金と設定額算出部26により設定された設定額との差額を算出する。そして、制御部22は、上述した後入金型両替処理が行われる場合と同様に、差額算出部28により算出された差額分の貨幣の構成(具体的には、差額分の貨幣の金種毎の枚数の構成)を自動的に設定する。この際に、制御部22は差額分の貨幣が最少構成枚数となるよう当該貨幣の金種構成を設定することが好ましい。あるいは、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、制御部22は差額分の貨幣の構成を両替金構成受付部46により再び受け付けることができるようになっていてもよい。この場合には、操作表示機構40には図7(b)に示すような両替金構成入力画面と類似の表示内容である差額構成入力画面(図示せず)が表示され、差額算出部28により算出された差額を上限として操作者は差額分の貨幣の金種毎の枚数を再び入力することができるようになる。
また、操作者が両替金の構成を手動で入力したときに、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、制御部22は、差額分の貨幣の構成ではなく入金額分の貨幣の構成を自動的に設定するようになっていてもよい。この際に、制御部22は入金額分の貨幣が最少構成枚数となるよう当該貨幣の金種構成を設定することが好ましい。あるいは、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、差額分の貨幣の構成ではなく入金額分の貨幣の構成を制御部22が両替金構成受付部46により再び受け付けることができるようになっていてもよい。この場合にも、操作表示機構40には図7(b)に示すような両替金構成入力画面が再び表示され、入金額計数部24により計数された入金額を上限として操作者は両替金の構成を再び入力することができるようになる。
また、操作者が両替金の構成を手動で入力したときに、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合に、制御部22は差額分の貨幣を釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出させるようにしてもよい。この場合、バラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体内に投入された両替前の貨幣の一部がそのままバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されてもよいし、あるいはバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200に既に収納されている貨幣のうち上記の差額と同一の合計金額の貨幣が釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されてもよい。また、入金額計数部24により計数された入金額が設定額算出部26により設定された設定額よりも大きい場合において差額分の貨幣が釣銭としてバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出される際に、両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とが区別可能にバラ硬貨入出金装置100やバラ紙幣入出金装置200の機体外に投出されてもよい。
以上のような構成からなる本実施の形態の両替機10およびこのような両替機10による両替方法によれば、両替金として両替機10の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成が両替金構成受付部46により受け付けられ、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の形態(具体的には、両替金における貨幣の形態がバラ硬貨および包装硬貨のうちどちらであるか)を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で両替機10の機体外に投出するようになっている。このように、顧客等の操作者により設定された両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出することにより、両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態の両替機10においては、上述したように、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある硬貨の枚数が包装硬貨枚数(例えば、50枚)よりも大きい場合には、当該硬貨について包装硬貨枚数分の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とするようになっている。この場合には、両替金としてバラ硬貨ではなく包装硬貨を両替機10の機体外に投出することができるようになるため、両替金としてバラ硬貨を受け取る場合と比較して操作者は両替金の持ち運びを容易に行うことができるようになる。
また、本実施の形態の両替機10においては、上述したように、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある硬貨の枚数が包装硬貨枚数よりも大きい場合には、当該硬貨について包装硬貨枚数の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とすることの許可を求めるガイダンス(例えば、図7(f)に示すような両替金の構成の表示画面)を操作表示機構40により出力し、両替金の形態を包装貨幣とする旨の許可指令を受け付けたときに(具体的には、図7(f)に示す画面において「OK」ボタンが押下されたときに)、包装硬貨枚数分の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とするようになっていてもよい。この場合には、両替金としての貨幣についてバラ硬貨を包装硬貨にするにあたり操作者の承認を求めるようになるため、操作者は両替金として包装硬貨が両替機10の機体外に投出されることを事前に認識することができるようになる。また、この場合には、操作者が包装硬貨を認知していないときに、包装硬貨を認知することができるようになる。
なお、本実施の形態の両替機10では、包装硬貨枚数の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とすることの許可を求めるガイダンスを出力する構成要素や許可指令を受け付ける構成要素は操作表示機構40に限定されない。すなわち、本実施の形態では、ガイダンスの「出力」は「操作表示機構40(の表示部42)に表示すること」を含んでおり、また、許可指令の「受け付け」は、「操作表示機構40(の操作部44)による入力」を含んでいるが、このような態様に限定されることはない。他の例として、包装硬貨枚数の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とすることの許可を求めるガイダンスを出力する構成要素や許可指令を受け付ける構成要素として、操作表示機構40以外のものが用いられてもよい。
また、本実施の形態の両替機10においては、上述したように、入金額および差額のうち少なくともいずれか一方を出力する出力部としてこれらの入金額や差額を表示する操作表示機構40が設けられている。このことにより、操作者は両替処理において両替前の貨幣を両替機10に入金する際にあとどれくらいの貨幣を入金すればよいかが一目で分かるようになり、操作性を向上させることができるようになる。
また、本実施の形態の両替機10においては、上述したように、入金額が設定額よりも大きい場合に、両替機10の機体内に投入された貨幣のうち差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力するようになっている(具体的には、図8(b)に示すように、操作表示機構40に差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成が表示されるようになっている)。このことにより、操作者は差額分の貨幣について金種毎の枚数を認識することができるようになるため操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態の両替機10においては、上述したように、制御部22は、入金額が設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と差額分の貨幣とを区別可能に両替機10から機体外に投出するようになっている。この場合には、操作者は両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを手作業で分ける必要がなくなるため操作性を向上させることができ、また、操作者が両替金としての貨幣と釣銭としての貨幣とを混同してしまうことを防止することができるようになる。
なお、本実施の形態による両替機10や両替方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、両替機10が待機状態にあるときに操作者が所有するIDカードがカードリーダ52によって読み取られることにより当該操作者の認証が行われた後、操作表示機構40に図7(b)に示すような両替金構成入力画面が表示されているときに、操作者は両替金として出金されるべき貨幣の金種の枚数のみならず形態(具体的には、両替金における硬貨がバラ硬貨および包装硬貨のうちどちらであるか)を入力することができるようになっていてもよい。この場合には、図7(b)に示すような両替金構成入力画面において、両替金構成受付部46により両替金の構成が受け付けられるとともに、両替金形態受付部48により、両替機10から両替金として機体外に投出されるべき貨幣の形態が受け付けられるようになる。そして、制御部22は、両替金としての貨幣を出金する際に、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成および両替金形態受付部48により受け付けられた両替金の形態に基づいて、両替金としての貨幣を両替機10の機体外に投出するようになる。この場合には、顧客等の操作者により入力された両替金の構成および形態に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出することにより、両替金としての貨幣の出金処理にかかる時間を短縮することができるとともに操作者が受け取る両替金としての貨幣の枚数を減らすことにより操作者にとっての利便性を向上させることができる。
また、この場合、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある硬貨の枚数が包装硬貨枚数(例えば、50枚)よりも大きく、かつ両替金形態受付部48により受け付けられた当該硬貨に係る両替金の形態がバラ硬貨である場合には、当該硬貨について包装硬貨枚数分の硬貨に係る両替金の形態をバラ硬貨から包装硬貨に変更するようになっている。この場合には、両替金としてバラ硬貨ではなく包装硬貨を両替機10の機体外に投出することができるようになるため、両替金としてバラ硬貨を受け取る場合と比較して操作者は両替金の持ち運びを容易に行うことができるようになる。
また、この場合、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある硬貨の枚数が包装硬貨枚数(例えば、50枚)よりも大きく、かつ両替金形態受付部48により受け付けられた当該硬貨に係る両替金の形態がバラ硬貨である場合には、当該硬貨について包装硬貨枚数の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とすることの許可を求めるガイダンスを操作表示機構40により出力し、両替金の形態を包装貨幣とする旨の許可指令を受け付けたときに、所定の枚数分の硬貨に係る両替金の形態を包装硬貨とするようになっていてもよい。この場合には、両替金としての貨幣についてバラ硬貨を包装硬貨にするにあたり操作者の承認を求めるようになるため、操作者は両替金として包装硬貨が両替機10の機体外に投出されることを事前に認識することができるようになる。
また、更なる変形例に係る両替機は、バラ硬貨入出金装置100、バラ紙幣入出金装置200、包装硬貨投出装置300に加えて、帯封紙幣投出装置を備えていてもよい。帯封紙幣投出装置は、機体内に収納された各金種の帯封紙幣(同一金種の紙幣を一定枚数(例えば、100枚)だけ積層状態にまとめて帯封紙等により包装したもの)を機体外に投出するものである。このような両替機では、両替金の形態としてバラ硬貨、バラ紙幣、包装硬貨のみならず帯封紙幣も用いることができるようになる。本発明では、包装硬貨のみならず帯封紙幣も「包装貨幣」に含まれるものとする。また、この場合には、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある紙幣の枚数が帯封紙幣枚数(例えば、100枚)よりも大きい場合には、当該紙幣について帯封紙幣枚数分の紙幣に係る両替金の形態を帯封紙幣とする。この場合には、両替金としてバラ紙幣ではなく帯封紙幣を両替機の機体外に投出することができるようになるため、両替金としてバラ紙幣を受け取る場合と比較して操作者は両替金の持ち運びを容易に行うことができるようになる。
また、このような変形例に係る両替機においては、制御部22は、両替金構成受付部46により受け付けられた両替金の構成におけるある紙幣の枚数が帯封紙幣枚数よりも大きい場合には、当該紙幣について帯封紙幣枚数の紙幣に係る両替金の形態を帯封紙幣にすることの許可を求めるガイダンスを操作表示機構40により出力し、両替金の形態を帯封紙幣とする旨の許可指令を受け付けたときに、帯封紙幣枚数分の紙幣に係る両替金の形態を帯封紙幣とするようになっていてもよい。この場合には、両替金としての貨幣についてバラ紙幣を帯封紙幣にするにあたり操作者の承認を求めるようになるため、操作者は両替金として帯封紙幣が両替機の機体外に投出されることを事前に認識することができるようになる。また、この場合には、操作者が帯封紙幣を認知していないときに、帯封紙幣を認知することができるようになる。
また、上記の説明では、両替金構成受付部46や両替金形態受付部48がタッチパネル等の操作表示機構40に設けられた態様について述べているが、このような態様に限定されることはない。両替金構成受付部46や両替金形態受付部48が操作表示機構40以外の構成部材に設けられていてもよい。あるいは、上述した両替機10にパーソナルコンピュータ等の外部端末が通信可能に接続されており、両替金構成受付部46や両替金形態受付部48がこの外部端末に設けられるようになっていてもよい。また、この際に、上記の様々なガイダンスは、操作表示機構40ではなく、あるいは操作表示機構40に加えて、外部端末のモニタに表示されるようになっていてもよい。
10 両替機
12 外側筐体
14 上部扉
16 下部扉
20 制御装置
22 制御部
24 入金額計数部
26 設定額算出部
28 差額算出部
40 操作表示機構
42 表示部
44 操作部
46 両替金構成受付部
48 両替金形態受付部
52 カードリーダ
54 プリンタ
100 バラ硬貨入出金装置
102 筐体
110 硬貨投入部
120 入金搬送部
120p 無端状ベルト
122 識別部
123 オーバーフロー選別部
124 選別部
125 オーバーフローシュート
126 シュート
127 リジェクト選別部
130 貯留繰出機構
132 回転円盤
132b 表面
133 硬貨貯留空間
134 カバー部材
150 収納繰出機構
152 回転円盤
152b 表面
153 硬貨収納空間
154 カバー部材
170 出金搬送部
170a 第1の出金搬送部分
170b 第2の出金搬送部分
170p 無端状ベルト
172 硬貨投出口
180 オーバーフロー硬貨収納部
200 バラ紙幣入出金装置
202 筐体
235 現金搬送カセット
252 入金部
252a 入金部カバー
252b 紙幣繰出機構
260 出金部
260a 出金部シャッタ
264 搬送部
266 識別部
270 収納繰出部
280 カセット装着部
300 包装硬貨投出装置
302 筐体
310 収納部
312 底面
319 投出機構
320 回転体
322 回転軸
324 凹部
330 ゲート部
370 制御部
380 昇降部
382 包装硬貨収納部材
384 投出包装硬貨検知部
390 シャッタ

Claims (31)

  1. 機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、
    両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、
    機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出するよう前記投出部を制御する制御部と、
    を備えた、両替機。
  2. 前記制御部は、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成におけるある金種の貨幣の枚数が所定の枚数よりも大きい場合には、当該貨幣について前記所定の枚数分の貨幣に係る両替金の形態を包装貨幣とする、請求項1記載の両替機。
  3. 前記制御部は、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成におけるある金種の貨幣の枚数が所定の枚数よりも大きい場合には、当該貨幣について前記所定の枚数分の貨幣に係る両替金の形態を包装貨幣とすることの許可を求めるガイダンスを出力し、両替金の形態を包装貨幣とする旨の許可指令を受け付けたときに、前記所定の枚数分の貨幣に係る両替金の形態を包装貨幣とする、請求項1記載の両替機。
  4. 機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、
    両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、
    機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の形態を受け付ける両替金形態受付部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成および前記両替金形態受付部により受け付けられた両替金の形態に基づいて、両替金としての貨幣を機体外に投出するよう前記投出部を制御する制御部と、
    を備えた、両替機。
  5. 前記制御部は、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成におけるある金種の貨幣の枚数が所定の枚数よりも大きく、かつ前記両替金形態受付部により受け付けられた当該金種の貨幣に係る両替金の形態がバラ貨幣である場合には、当該金種の貨幣について前記所定の枚数分の貨幣に係る両替金の形態をバラ貨幣から包装貨幣に変更する、請求項4記載の両替機。
  6. 前記制御部は、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成におけるある金種の貨幣の枚数が所定の枚数よりも大きく、かつ前記両替金形態受付部により受け付けられた当該金種の貨幣に係る両替金の形態がバラ貨幣である場合には、当該金種の貨幣について前記所定の枚数分の貨幣に係る両替金の形態を包装貨幣とすることの許可を求めるガイダンスを出力し、両替金の形態を包装貨幣とする旨の許可指令を受け付けたときに、前記所定の枚数分の貨幣に係る両替金の形態をバラ貨幣から包装貨幣に変更する、請求項4記載の両替機。
  7. 機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、
    両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、
    前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、
    機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、
    前記設定額および前記入金額を少なくとも出力する出力部と、
    前記両替金構成受付部により両替金の構成が受け付けられた後に前記受入部により両替前の貨幣を機体内に受け付けるような後入金型両替処理を実行可能な制御部であって、前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて前記投出部の制御を行う制御部と、
    を備えた、両替機。
  8. 前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部を更に備え、
    前記出力部は前記差額を更に出力するようになっている、請求項7記載の両替機。
  9. 前記出力部は表示部である、請求項7または8記載の両替機。
  10. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも小さい場合に、両替金の構成を自動的に変更するようになっている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
  11. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも小さい場合に、両替金の構成を前記両替金構成受付部により再び受け付けることができるようになっている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
  12. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも小さい場合に、追加の貨幣を機体内に投入することを求めるガイダンスを出力する、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
  13. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも小さい場合に、両替処理を中止して前記受入部により機体内に受け入れられた貨幣と同一の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣と同じ金種の貨幣を前記投出部により機体外に投出させる、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
  14. 前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部を更に備え、
    前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記差額分の貨幣の構成を自動的に設定するようになっている、請求項7記載の両替機。
  15. 前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部を更に備え、
    前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記差額分の貨幣の構成を前記両替金構成受付部により再び受け付けることができるようになっている、請求項7記載の両替機。
  16. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記入金額分の貨幣の構成を自動的に設定するようになっている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
  17. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記入金額分の貨幣の構成を前記両替金構成受付部により再び受け付けることができるようになっている、請求項7乃至9のいずれか一項に記載の両替機。
  18. 機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、
    両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、
    前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、
    機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、
    前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部と、
    前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、機体内に投入された貨幣のうち前記差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力する制御部と、
    を備えた、両替機。
  19. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、機体内に投入された貨幣のうち前記差額分の貨幣を釣銭としてそのまま前記投出部により機体外に投出させる、請求項18記載の両替機。
  20. 前記制御部は、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記両替機の機体内に既に収納されている貨幣のうち前記差額分の貨幣と同一の合計金額の貨幣を釣銭として前記投出部により機体外に投出させる、請求項18記載の両替機。
  21. 機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、
    両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、
    前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、
    機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、
    前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部と、
    前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と前記差額分の貨幣とを区別可能に機体外に投出するよう前記投出部を制御する制御部と、
    を備えた、両替機。
  22. 前記制御部は、両替金としての貨幣と前記差額分の貨幣とを異なるタイミングで前記投出部により機体外に投出させる、請求項21記載の両替機。
  23. 前記投出部は、両替金としての貨幣と前記差額分の貨幣とを異なる場所に投出するようになっている、請求項21記載の両替機。
  24. 機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として機体外に投出するような両替処理を行う両替機であって、
    両替前の貨幣を機体内に受け入れる受入部と、
    前記受入部により機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する入金額計数部と、
    機体外に両替金としての貨幣を投出するための投出部と、
    前記投出部により両替金として機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける両替金構成受付部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する設定額算出部と、
    前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する差額算出部と、
    前記設定額および前記差額を少なくとも出力する出力部と、
    前記両替金構成受付部により受け付けられた両替金の構成に基づいて前記投出部の制御を行う制御部と、
    を備えた、両替機。
  25. 前記出力部は前記入金額を更に出力するようになっている、請求項24記載の両替機。
  26. 両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、
    両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の形態を判断し、両替金としての貨幣を当該形態で機体外に投出する工程と、
    を備えた、両替方法。
  27. 両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、
    両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の形態を受け付ける工程と、
    受け付けられた両替金の構成および両替金の形態に基づいて、両替金としての貨幣を機体外に投出する工程と、
    を備えた、両替方法。
  28. 両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、
    両替金の構成を受け付けた後に、両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、
    前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、
    前記設定額および前記入金額を少なくとも出力する工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程と、
    を備えた、両替方法。
  29. 両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、
    両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、
    前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、
    前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程であって、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、前記両替機の機体内に投入された貨幣のうち前記差額分の貨幣の金種毎の枚数である釣銭の構成を出力する工程と、
    を備えた、両替方法。
  30. 両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、
    両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、
    前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、
    前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程であって、前記入金額が前記設定額よりも大きい場合に、両替金としての貨幣と前記差額分の貨幣とを区別可能に機体外に投出する工程と、
    を備えた、両替方法。
  31. 両替機の機体内に受け入れられた貨幣の合計金額以下の合計金額であって、受け入れられた前記貨幣とは異なる金種の貨幣を両替金として前記両替機の機体外に投出するような両替方法であって、
    両替金として前記両替機の機体外に投出されるべき貨幣の金種毎の枚数を含む両替金の構成を受け付ける工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金の合計金額である設定額を算出する工程と、
    両替前の貨幣を前記両替機の機体内に受け入れる工程と、
    前記両替機の機体内に受け入れられた両替前の貨幣の合計金額である入金額を計数する工程と、
    前記設定額と前記入金額とを比較して差額を算出する工程と、
    前記設定額および前記差額を少なくとも出力する工程と、
    受け付けられた両替金の構成に基づいて両替金としての貨幣を機体外に投出する工程と、
    を備えた、両替方法。
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