JPH095950A - 使用済みヒドロキノン現像剤の再利用および再利用されたヒドロキノン現像剤 - Google Patents

使用済みヒドロキノン現像剤の再利用および再利用されたヒドロキノン現像剤

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JPH095950A
JPH095950A JP8149364A JP14936496A JPH095950A JP H095950 A JPH095950 A JP H095950A JP 8149364 A JP8149364 A JP 8149364A JP 14936496 A JP14936496 A JP 14936496A JP H095950 A JPH095950 A JP H095950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、黒白写真現像のためのヒド
ロキノン現像剤を再利用することである。 【解決手段】 黒白写真現像のための使用済みヒドロキ
ノン現像剤を再利用するための方法は、現像剤の容積を
測定し、場合により現像剤を濾過し、そして現像剤を再
構成する工程からなり、これによって使用済み現像剤を
新しい現像剤と実質的に同じ組成および/または性能の
レベルに戻し、再利用された現像剤は、悪影響なしに黒
白写真材料を現像するのに使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
1.発明の分野 本発明は、使用済み現像剤を集め、再構成し、その中で
現像したフィルムに有害な影響なしに再使用できる、使
用済み写真現像剤の再利用方法に関する。
【0002】2.関連分野の詳述 写真現像剤は、当分野では良く知られている。露光され
たハロゲン化銀写真要素の現像は、現像、定着、洗浄お
よび場合により停止工程の多段階のプロセスからなる。
現像工程は、慣用的には現像主薬単独または一つまたは
それより多くの付加的な現像主薬を一緒に含む水性アル
カリ現像剤組成物(すなわち、現像剤)を用いて実施す
る。現像主薬の包括的なリストは、C.E.K. Mees, The T
heory ofThe Photographic Process、第14〜15章(1959
年校閲、編集)に記載されている。最も一般的に使用さ
れる現像主薬、特に黒白写真ハロゲン化銀要素を現像す
るためのものは、ヒドロキノンである。ヒドロキノンま
たは他の適切な現像主薬は、強力な銀還元剤として作用
し、潜像を含むハロゲン化銀粒子を還元し、現像された
写真画像が得られる。
【0003】ヒドロキノンをベースとする現像剤は、長
年好ましく使用されてきたが、しかし近年では、種々の
指針および規制が課せられ、これらの慣用の現像剤の使
用に影響を与えている。これは、ヒドロキノンおよび現
像剤を構成する他の成分に関連する毒性および環境への
危険性のため、並びに現像剤が一般にアルカリ性である
ためである。
【0004】使用済み写真現像剤の環境への放出を取り
巻く現在の環境への関心、および環境規制の高まりが予
想されることを考慮すると、使用された現像剤を再利用
することによって、使用済み現像剤排出物が環境中へ入
り込むのをなくすかまたは減少させることが非常に望ま
れている。再利用による明らかな環境への利益とは別
に、必要な原料物質の量を低減でき、環境規制に従うた
めのコストが減少することにより、使用済み現像剤の再
利用には経済的な利点もある。
【0005】しかしながら、再利用の主な障害は、再利
用した現像剤の写真材料の性能が、新しい現像剤の写真
材料の性能と同等または実質的に同等であるように、現
像剤を再構成(reconstitute)することができるかどう
かということである。慣用のヒドロキノンをベースとす
る現像剤は、ヒドロキノンのある種の酸化生成物(写真
材料の現像中に形成する)が、定量的に分析して、現像
剤から分離するのが困難な多量の暗色(ほとんど黒色)
のポリマー化合物を生じるため、一般的には再利用の見
込みは乏しい。現像剤中にこれらの望ましくない酸化生
成物が存在すると、スラッジが形成され、そしてその中
で現像する写真要素が汚染される一因となる。
【0006】上記環境およびコストの論争は、1993
年9月4日に提出された米国特許願第07/941,3
43号の同時係属出願である、1993年12月21日
に提出された米国特許願第08/170,595号に記
載されているように、アスコルビン酸およびその誘導体
を含む、再構成された使用済み現像剤の再利用に記載さ
れている。
【0007】しかしながら、ヒドロキノンは広く使用さ
れている現像主薬であり、そしてさらに写真用途では、
典型的にはアスコルビン酸現像剤は、例えばヒドラジン
含有フィルムの現像において、十分な感度、コントラス
トおよび画像品質を達成するにはヒドロキノン現像剤ほ
ど適切ではない。このように、また使用済みヒドロキノ
ン現像剤を再利用する必要性は大きい。
【0008】
【発明の概要】本発明によれば、 a) 新鮮な現像剤を使用して得られた使用済み現像剤の
容積Viを測定し、ここで新鮮な現像剤は、(1) ヒド
ロキシベンゼン化合物、ヒドロキシベンゼン化合物の誘
導体およびそれらの混合物からなる群より選ばれる現像
主薬、および(2) 亜硫酸塩濃度を0.65〜1.5モル
にする化合物からなる; b) 使用済み現像剤を分析し、pHおよび重要成分の濃
度を決定し、この重要成分は第一現像主薬、第二現像主
薬、臭化物、カブリ防止剤、亜硫酸塩およびアルカノー
ルアミンである、 c) a)およびb)の結果を基にして、再使用のために、 (1) Vmin=(Vi×Bi)/Ba (ここで、Vmin=再構成された現像剤の最小容積であ
り、VfはVminより大きいかまたは等しく、 Ba=再構成された現像剤中の臭化物の目標濃度 Bi=使用済み現像剤中の分析された臭化物濃度 である):の関係を基にして、再構成された現像剤の最
終的な容積Vfを決定し、(2) 水の容積Vwが0より大
きいかまたは等しくなり、特定の現像液の容積Vsが0
より大きいかまたは等しくなり、そしてVw+Vs=Vf
−Viであるように、使用済み現像剤を水および/また
は特別な現像剤で希釈し、(3) 等式 添加すべき重要成分の量=(Vf×CCa)−(Vi×C
i)−(Vs×CCs) (式中、CCa=重要成分の目標値 CCi=使用済み現像剤中の重要成分の分析された濃度 CCs=特定の現像剤中の重要成分の濃度、但し添加す
る重要成分の全量は0より大きいかまたは等しい):か
ら決定される目標濃度を達成するのに十分な量の重要成
分を添加し、(4) 等式 添加すべき非重要成分の量={(Vf−Vi)×NCa
−(Vs×NCs) (式中、NCa=非重要成分の目標値 NCs=使用済み現像剤中の非重要成分の濃度、但し添
加される非重要成分の全量は0より大きいかまたは等し
い):から決定される非重要成分の量を添加し(ここ
で、工程c)(1)、c)(2)、c)(3)およびc)(4)は
いずれの順序でも実施できる):ことからなる、使用済
み現像剤の再構成を行う:工程からなる、使用済み黒白
写真現像剤を再利用するための方法が提供される。 別の態様では、本発明は、上記方法により再利用するこ
とができる黒白写真現像剤からなる。さらに別の態様で
は、本発明は上記方法により製造された、再利用された
黒白写真現像剤からなる。
【0009】好ましい実施態様の詳述 本発明は、再利用された現像剤が新しい現像剤と実質的
に同等な性能を有するように、使用済み現像剤を分析
し、再構成して、使用済みヒドロキノンタイプの現像剤
を再利用するための方法である。また、本発明は、この
方法によって再利用することができる現像剤およびこの
方法で得られる、再利用された現像剤である。
【0010】現像剤 本方法の利益は、ヒドロキノンタイプの現像剤を含む現
像剤に関して得られる。ここでは、現像剤の用語は、一
般的な意味であり、本用途で後で特別に引用するような
ある種の部類の現像剤を包含する。例えば「新鮮な現像
剤」の用語は、新しく混合された、および/またはいず
れのフィルムを現像するのにも使用していない、および
/または高められた現像温度、すなわち約95°F〜1
10°Fで、長期間、すなわち約12時間までは保持さ
れていない現像剤を示している。新しい現像剤には、そ
れぞれ最初の出発濃度を有する成分が含まれる。本明細
書で使用している「使用済み現像剤」の用語は、写真フ
ィルムの現像に使用した、またはさもなければ新しいも
しくは未使用の現像剤と比べて現像活性が幾分失われて
いる現像剤を表している。また、「使用現像剤」(work
ing developer)も本明細書では引用されうる。使用現
像剤は、任意の所定時間、現像機(processor)中にあ
り、現像機中で写真材料を現像するのに使用するもので
ある。それは、新しい現像剤が使用済み現像剤になるの
に十分な量のフィルムを現像するのに、新しい現像剤を
使用する時間のある期間においてと理解される。再利用
に好ましい候補としては、現像剤はヒドロキノンタイプ
の現像主薬の存在によって現れる前記欠点の組み合わせ
のないようなものでなければならない。
【0011】現像剤には、ヒドロキノンおよび現像主薬
として使用するのに適した別のこのような化合物を含
む、ヒドロキシベンゼンをベースとする第一現像主薬が
含まれる。ヒドロキノンのある種の酸化生成物、例えば
ヒドロキノンモノスルホン酸およびヒドロキノンジスル
ホン酸は許容し得るものであり(上記のものとは異な
る)、それはこれらが現像中に形成される酸化生成物で
あり、現像剤を複雑なものにしているが、これらもまた
現像主薬であるからであるということに注意しなければ
ならない。これらの化合物は、本発明の目的では、重要
成分(critical component)であると考えられる。ま
た、現像剤には、第二現像主薬、カブリ防止剤、臭化
物、アルカノールアミンおよび酸化防止剤が含まれ、こ
れらは本発明の目的では、重要成分であると考えられ
る。また、現像剤のpHも重要であると考えられる。重
要成分または特徴は、その濃度が現像剤の性能にとって
重要であるもの、および/またはその濃度が貯蔵中にま
たは現像中のフィルム上での現像剤の物理的もしくは化
学的作用の結果、著しく変化するものである。非重要成
分は、いくらかの効力を有するものであるが、広い範囲
の濃度にわたって使用でき、貯蔵またはフィルムとの反
応によってあまり影響を受けないものである。
【0012】重要成分 第一現像主薬には、ヒドロキノン、ピロカテコール、メ
チルヒドロキノン、および現像主薬として使用するのに
適した他のヒドロキシベンゼン化合物が含まれるが、こ
れらに限定されない。第二現像主薬には、ピラゾリド
ン、N−メチル−p−アミノフェノール硫酸塩(メトー
ル)およびそれらの誘導体が含まれ、メトールが特に好
ましいが、これらに限定されない。カブリ防止剤は、現
像しない領域で最小濃度が形成されるのを避けるために
存在する。カブリ防止剤には、ベンゾトリアゾール、フ
ェニルメルカプトテトラゾール、ベンゾイミダゾール、
インダゾール、ニトロインダゾールおよびそれらの誘導
体が含まれ、単独でまたは混合物として使用されるが、
これらに限定されない。可溶性臭化物、特にアルカリ金
属臭化物もカブリ防止剤として使用される。臭化カリウ
ムおよび臭化ナトリウムが好ましい。
【0013】酸化防止剤、例えば亜硫酸塩は、典型的に
は防腐剤および/または促進用化合物として現像剤中に
存在する。亜硫酸塩がヒドロキノンの酸化を阻害するこ
とは、長い間知られてきた。Lazaridis、Hydroqinone Ox
idation in Lithographic Developers,20: 1 Photogra
phic Science and Engineering 21(Jan./Feb. 1976)
参照。ヒドロキノン現像剤中に典型的に使用されるより
も著しく高いレベルの亜硫酸塩が、ヒドロキノンの暗色
酸化生成物の形成速度を制限することがわかっている。
これらの暗色酸化生成物が形成するので、これまでヒド
ロキノンは再利用のための良い候補とはならなかった。
亜硫酸塩のモル濃度とヒドロキノンの酸化との間には関
連があり、ヒドロキノン現像剤中で典型的に観察され、
そして上記亜硫酸塩濃度が3倍〜4倍増加すると、ヒド
ロキノンの安定性(安定性とは酸化に対する耐性のこと
である)を10倍増加させることができることがわかっ
た。有用な化合物の例には、アルカリ金属亜硫酸塩、重
亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩およびカルボニル−重亜硫酸
塩付加物が含まれるが、これらに限定されない。好まし
い酸化防止剤は、重亜硫酸ナトリウムである。
【0014】現像強調剤(development enhancer)とし
て作用するアルカノールアミンは、本発明の重要成分で
ある。特に好ましいアルカノールアミンは、3−ジエチ
ルアミノ−1,2−プロパンジオール(DEAPD)で
ある。アルカノールアミンは、第一級、第二級または第
三級アミンを含むことができる。スラッジ防止剤(anti
-sludge agent)を現像剤に添加して、現像機のローラ
ー上の、またはフィルム上の望ましくない付着物を防
ぐ。好ましいスラッジ防止剤は、2−メルカプトベンゾ
チアゾール(2−MBT)である。
【0015】現像剤のpHは重要な特性であり、約9.
5〜12.5、好ましくは11.1〜11.6の範囲に調
節する。pHはアルカリ金属水酸化物または亜硫酸水素
ナトリウムを添加することによって調節する。亜硫酸水
素ナトリウムは上記のような酸化防止剤としても使用す
ることを考えると、本発明でpHを調節するには特に適
している。pHを調節するのに使用できる、当業者に知
られている他の物質が数多くある。
【0016】重要成分は上記定義した通りであるが、所
望の商業的な用途に応じて、本明細書で重要であるとし
て挙げていない幾つかの物質は、特定の用途では重要で
あると考えられるということに注意しておかなければな
らない。例えば、本発明の特許請求の範囲には、現像促
進剤が含まれていないが、これは、現像剤の活性を高め
るために、しばしば現像剤に配合される。しかしなが
ら、別の商業的な用途では、このような物質は重要成分
であると考えることができ、それ自体、本発明の範囲内
に帰属すると考えることができる。さらに、特定の用途
における非重要成分は、幾つかの別の用途では重要であ
ると考えることができ、そして代わりに特定の用途にお
ける重要成分は、幾つかの別の用途では、非重要である
と考えることができる。これによって、特定の写真用途
または現像剤の特定の性能が望まれる状況に関して柔軟
性が与えられる。新鮮な現像剤または使用現像剤として
表すかどうかにかかわらず、適切なヒドロキノン現像剤
には、以下の重要成分が含まれうる。
【0017】
【表1】
【0018】上表に挙げた化合物の部類は、重要成分で
ある。水は上記のような重要の厳密な定義を満たしてい
ないが、水は現像剤の機能にとって必要な存在であるの
で重要成分であると考えることができる。しかしなが
ら、水は後に記載するように、他の重要成分と同様には
取り扱うことはできないと考えられる。当然のことなが
ら、添加しうる非重要な(non-critical)別の成分が存
在する。
【0019】非重要成分 また、現像剤には、望ましいが、しかしながら現像剤の
性能にとって決定的でない多数の他の補助剤、例えば金
属イオン封鎖剤、膨潤制御剤、消泡剤および緩衝剤を含
ませることができる。このような補助剤は、当業者に良
く知られており、このリストは網羅しているものとして
考えるべきではない。少量の金属イオン封鎖剤(すなわ
ち、キレート剤)は、一般に現像剤を製造するのに使用
する水または化学薬品中およびフィルムに存在する微量
の金属イオン、例えば銅および鉄イオンを可溶状態にし
ておくのに使用する。好ましい金属イオン封鎖剤は、エ
チレンジアミン四酢酸(EDTA)のナトリウム塩であ
る。現像剤に添加しうる他の物質には、凍結防止剤、例
えばエチレングリコールおよびポリエチレングリコール
が含まれる。また、消泡剤、例えばDow Chemical Co.製
のシリコーン乳剤であるDow 2210を添加することもでき
る。
【0020】重要成分および非重要成分の両方を有す
る、典型的なそして好ましい、新しいまたは使用現像剤
は、以下からなる。 成 分 好ましい範囲 亜硫酸ナトリウム 85〜105 EDTAの三ナトリウム塩 3.0〜4.0 臭化カリウム 6.5〜8.5 ヒドロキノン 20.0〜30.0 メトール 1.5〜2.5 グルコノ−デルタ−ラクトン 0.75〜3.00 ベンゾトリアゾール 0.30〜0.60 フェニルメルカプトテトラゾール 0.04〜0.07 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.03〜0.06 3−ジエチルアミノ−1,2−プロパンジオール 25.0〜55.0 調節されたpH(pH装置中) 11.1〜11.6 水 合わせて1リッターにする
【0021】使用済み現像剤の回収 本発明の使用済み写真現像剤の再利用方法は、新しい現
像剤を使用するのと同じように使用することができるよ
うに、使用済み現像剤の容積を測定し、使用済み現像剤
を再構成する工程からなる。
【0022】使用済み現像剤は、慣用的には、現像機の
現像浴からパージした時に、例えば現像中、および/ま
たは自動補充中に、オフラインタンクに回収することが
できる。本発明では、使用済み現像剤は、再利用のため
十分な量が入手できるまで集める。本発明の方法では、
特定量の使用済み現像剤を再利用のために集める必要は
ないということを理解しておくべきである。本発明では
バッチ量で実施するのが好ましい。実際には、多くの異
なるフィルム現像機からの使用済み現像剤を、再利用の
ために同じ中心部位に集めることが予想される。
【0023】集めた使用済み現像剤に存在する粒子状物
質はすべて液体から分離するのが都合が良く、好ましい
と考えられる。使用済み現像剤には、種々の異質な粒子
物質、例えばゼラチン、銀の凝塊、毛、汚れ、ペーパー
クリップ等が含まれるのが普通である。液体現像剤から
粒子物質を分離するのは、いずれかの慣用の方法、例え
ばデカントまたは濾過によって実施することができる。
【0024】再構成 適当量の使用済み現像剤を集め、その容積を測定した
後、本方法の次の工程は、再利用のために現像剤を再構
成することからなる。「再構成」とは、使用済み現像剤
中の重要成分の濃度を調節し(すなわち、増加させるか
または減少させる)、再利用される現像剤の性能が、最
初の現像剤の性能と実質的に等しくなるように、このよ
うな成分の目標濃度を得ることである。再構成は、使用
済み現像剤の再製品化として記述することができる。
【0025】再構成は、補充のような慣用の方法とは区
別されることに留意しなければならず、後者は、例え
ば、定期的に新しい現像剤の量を現像機中にある使用現
像液に添加して、蒸発および/またはフィルムによる持
ち出しによる損失を埋め合わせるという確立されたやり
方のことである。また、使用現像液中に含まれる、幾つ
かの成分は、空気酸化を通して、および現像されるフィ
ルムとの反応によって、消費されることがある。慣用の
補充では、現像するフィルムの量および/または最後の
補充液の添加からの時間を基準にして、若干の新しい現
像剤を添加する。実際には、現像機中のセンシトメトリ
ーおよび化学パラメーターの制御を維持するためには、
典型的に添加する新鮮な現像剤の量は、現像機の現像剤
区画から持ち出される使用現像剤の容積と、蒸発により
失われた現像剤の容積との合計よりも大きくなければな
らない。補充プロセスで添加する新鮮な現像剤の容積
は、フィルムの持ち出しおよび蒸発によって失われる使
用現像剤の容積を超えているので、現像機の現像剤区画
は、典型的には、この過剰の現像剤があふれ管を通じて
流れ出るように取り付けられている。通常、このオーバ
ーフローは、下水管でまたは他の廃液処理法によって処
理される、使用済み現像剤である。本方法では、このオ
ーバーフローを再利用のために集める。
【0026】原則として、再利用のために、いずれの量
の使用済み現像剤を集めることもできるが、配列部位が
多いとしても多くの現像機から使用済み現像剤を集める
のが最も好ましい。集めた現像剤を合わせてマスターバ
ッチにし、重要成分を添加し、希釈することによって、
新しい現像剤と性能において同等または実質的に同等で
ある、再利用される現像剤に変換する。後文で示すよう
に、本発明で再利用された現像剤は、新鮮な現像剤を使
用するのと同じように、すなわち通常の現像処理中の使
用現像剤の補充のため、または現像機に初期充填するた
めに使用することができる。
【0027】分析工程は、再構成工程の前、または一部
として実施する。分析工程は、名称が示しているよう
に、増加すべきまたは減少すべき、種々の重要成分の濃
度を測定するために、使用済み現像剤を分析することか
らなる。pH測定は、分析工程の一部として含まれてい
る。使用する慣用の分析法には、滴定、抽出、表面張
力、分光学およびクロマトグラフィーが含まれるが、こ
れらに限定されない。特に、重要成分、すなわち現像主
薬(第一および第二の両方)、臭化物、亜硫酸塩、アル
カノールアミン、およびカブリ防止剤の濃度について、
使用済み現像剤を分析する。また、第一および第二現像
主薬は、全還元物質と称することができる。典型的に
は、非重要成分については、それらの濃度は一定のまま
であると考えられるので、分析は行わない。
【0028】分析結果を基にして、および再利用する特
定の現像剤に応じて、再構成工程には、濃度を増加させ
るためにある種の成分を添加することおよび/または濃
度を減少させるために使用済み現像剤を希釈することが
含まれる。現像剤についての、慣用の補充率を基準にす
ると、典型的な場合には、重要成分は、使用済み現像剤
中に、新鮮な現像剤の最初の出発濃度の約50〜150
%の量で存在する。ほとんどの場合、使用済み現像剤中
のこのような成分の濃度は、新鮮な現像剤中の最初の濃
度よりも低いと考えられる。新鮮な現像剤中の最初の出
発濃度よりも濃度が低いこれらの成分は、目標濃度に達
するのに十分な量で使用済み現像剤に添加する。しかし
ながら、使用現像剤の蒸発のため、例えば幾つかの重要
成分では、新鮮な現像剤の最初の出発濃度に比べて、濃
度が増加している可能性がありうる。新鮮な現像剤中の
最初の出発濃度よりも使用済み現像剤中での濃度が高い
成分は、希釈によって、その濃度を目標水準まで減少さ
せる。
【0029】例えば、臭化物は、新鮮な現像剤中でより
も使用済み現像剤中での濃度の方が高いことがある重要
成分であることが知られている。臭化物が増加するの
は、臭化銀粒子を含むフィルムを現像するために現像剤
を使用するためである。臭化物のより高い濃度を補正す
るためには、または高温現像による現像剤の蒸発損失を
補正するためには、使用済み現像剤を希釈する必要があ
りうる。臭化物イオン濃度を維持するのが重要なのは、
臭化物濃度が大きくなるにつれて、フィルムの現像がよ
り制限されるというその抑制効果のためである。使用済
み現像剤中の臭化物の濃度は、一般に現像剤中で現像す
るフィルムの混合比、すなわち全部または一部分臭化銀
粒子フィルムである、現像するフィルムの比率に依存し
ている。現像剤中で現像するすべてのフィルムが、例え
ば完全に塩化銀粒子フィルムである場合、その時は使用
済み現像剤は、現像するフィルムが一部分臭化銀を含む
使用済み現像剤における程度に希釈する必要はないこと
を理解しなければならない。使用済み現像剤中の臭化物
の濃度に影響を与えることができる別の因子は、現像さ
れた画像濃度の量、すなわち画像化されたフィルムの高
濃度および低濃度の比率である。
【0030】臭化物の濃度が使用済み現像剤中でより高
いような場合では、再構成工程には、使用済み現像剤を
希釈して(例えば、水を用いて)臭化物の濃度を目標レ
ベルまで下げることが含まれる。十分な水を使用済み現
像剤に添加して、臭化物をその目標値まで希釈し、これ
によって再構成された現像剤の最終的な容積に達する。
次いで、臭化物以外の重要成分のある量を添加し、再構
成された現像剤の最終的な容積を基にした目標濃度にす
る。ほとんどの用途に関しては、使用済み現像剤を再構
成するには添加および希釈の両方が必要である。これら
の状況では、希釈するのが必要な特定成分を含まない特
別な新鮮な現像剤(例えば、無臭化物現像剤)を処方
し、これを使用済み現像剤に添加して再構成された現像
剤の最終的な容積にすることによって、必要な添加およ
び希釈工程を合わせるのが好ましい。好ましい場合は、
水および特別な現像剤を合わせて使用し、使用済み現像
剤を希釈することができる。また、過剰量の水および/
または特別な現像剤を希釈工程で添加する場合があり、
この時は臭化物を添加して濃度を高め、目標値に戻す必
要がある。手近に十分な量があるように、多量の現像剤
が望まれる時は、臭化物を目標値ちょうどに希釈するの
に必要な最小量より多量の水および/または特別な現像
剤を添加してもよい。また、フィルムからの使用済み現
像剤中に入る汚染生成物は、希釈工程で計算されたちょ
うど最小量を使用することによって得られるよりも低い
レベルに、希釈するのが望ましいかもしれない。
【0031】望ましい希釈を達成するための再少量の容
積の再構成された現像剤は、以下の等式: Vmin=(Vi×Bi)/Ba (式中、Vmin=再構成された現像剤の最小容積 Vi=使用済み現像剤の容積 Bi=使用済み現像剤中の臭化物の分析された濃度 Ba=再構成された現像剤中の臭化物の目標濃度 である)に従って測定されたVminによって表すことが
できる。
【0032】再構成された現像剤の容積Vfは、Vmin
等しいかまたはそれより大きいように選ぶことができ
る。Vf=Vminである場合は、希釈によって臭化物は目
標濃度に達しているので臭化物を添加する必要はない。
しかしながら、VfがVminよりも大きい場合は、添加す
る臭化物の量は、他の重要成分に関して以下に記載した
のと同じ方法を使用して決定することができる。
【0033】使用済み現像剤の量をViからVfにするに
は、水の量Vw、および/または特別な現像剤の量Vs
添加する。VsおよびVwについての値を選択には、かな
りの許容範囲がある。しかしながら、VsおよびVfは、
以下の四つの条件をすべて満たすように選ばなければな
らない。 1.Vwは0より大きいかまたは等しい。 2.Vsは0より大きいかまたは等しい。 3.Vw+VsはVf−Viに等しい。 4.Vsは、特別な現像剤中に存在する重要成分および
非重要成分の濃度を考慮して、添加する各重要成分およ
び非重要成分の量(以下に計算するように)が0より大
きいかまたは等しいようにする。
【0034】各重要成分は、以下の等式に従って所望の
濃度に達するのに必要な量で添加する。本明細書では、
重要成分の添加は容積を変化させないと仮定している。 添加する重要成分の量=(Vf×CCa)−(Vi×C
i)−(Vs×CCs) (式中、CCa=重要成分の目標濃度 CCi=使用済み現像剤中の重要成分の分析された濃度 CCs=特別な現像剤中の重要成分の濃度 である)
【0035】また、非重要成分、例えば金属イオン封鎖
剤、膨潤制御剤等を使用済み現像剤に添加するのは望ま
しい。非重要成分の濃度は、現像剤中では一定であると
考えられるため、添加する量は以下の等式 {(Vf−Vi)×NCa}−(Vs×NCs) (式中、NCa=非重要成分の目標濃度 NCs=特別な現像剤中の非重要成分の濃度 である)から決定することができる。
【0036】前記のように、Vwおよび/またはVsの選
択には、かなりの許容範囲がある。一つの方法は、Vs
について0の最小値からVf−Viの最大値までのいずれ
かの値を選ぶことである。Vsを一旦選ぶと、VwはVw
=Vf−Vi−Vsとして計算される。Vsを選ぶこの方法
を使用する時、特別な現像剤の組成は、添加する重要お
よび非重要の両成分の計算された量(上記のように)が
0より大きいかまたは等しいように選ばなければならな
い。
【0037】しかしながら、さらに一般的には、特別な
現像剤を使用する場合、その組成すなわち各CCsおよ
びNCsの値はすでに選ばれている。その場合、Vsを選
ぶには別の方法を使用する。この方法では、添加する各
重要成分および非重要成分の量を0に設定する場合を除
いて、特別な現像剤の一連の「試験的な」容積を上記等
式から計算する。Vsについてのこれらの試験的な容積
を計算する等式は、 重要成分については、Vs={(Vf×CCa)−(Vi×
CCi)}/CCs 非重要成分については、Vs={(Vf−Vi)×NCa
/NCsである。
【0038】一般に、上記等式によって計算された試験
的なVs′は、等しくないと考えることができる。予め
設定された条件、すなわちVsは0より大きいかまたは
等しくなければならず、そして使用済み現像剤中に存在
する重要および非重要成分の濃度を考慮して添加する各
重要成分および非重要成分の量(適切な等式から計算さ
れた)は0より大きいかまたは等しい:を満足させなけ
ればならない。
【0039】Vsの最終的な選択は、0より大きいかま
たは等しくなければならないが、また上記計算された試
験的Vs′からの最も小さいVsの値より小さいかまたは
等しくなければならない。この範囲内のVsの値はいず
れも使用することができる。この方法でVsを選んだ
後、Vw=Vf−Vi−VsとしてVwを計算する。次いで
上記等式を使用して、添加する重要成分および非重要成
分の量を計算する。ある当業者は、使用済み現像剤のバ
ッチを再構成する時に、特別な現像剤を使用することに
よって最大の便益を得て、添加の数を最小にするよう
に、CCsおよびNCsの値を選ぶことができる。また、
ある当業者は、コンピューターを使用するとVs、Vw
minおよび添加する各重要および非重要成分の量の選
択が早くなることがわかるであろう。
【0040】本発明では、再利用された現像剤は、典型
的には新鮮な現像剤の最初の出発濃度に等しいかまたは
実質的に等しい重要成分の目標濃度を有することに注意
しなければならない。しかしながら、再利用された現像
剤の組成は、最初の新鮮な現像剤の組成と同一ではな
い。例えば、再利用された現像剤中には、新しい現像剤
中に見られない物質があるかもしれない。このような物
質には、新鮮な現像剤がフィルムに作用する現像プロセ
スから生じた酸化生成物、並びにフィルム自体から生じ
る汚染物質、ゼラチン、界面活性剤、色素等を含むこと
がある。
【0041】また、最初の現像剤の用途または組成によ
っては、一つまたはそれ以上の重要成分の濃度を、新鮮
な現像剤中の最初の濃度とは異なる、再利用された現像
剤中での目標に調節することが必要かもしれない。これ
は、最初の新鮮な現像剤の性能と実質的に同等の性能の
再利用された現像剤を得るためには、必要である。再利
用された現像剤および新鮮な現像剤中の成分の濃度は等
しいかまたは実質的に等しくできるが、重要な因子は、
再利用された現像剤の性能が、新しい現像剤の性能と等
しいかまたは実質的に等しいということである。本発明
により再利用された写真現像剤は、補充溶液としてまた
は現像機に最初に装填することを含めて、新鮮な現像剤
と同様に使用することができる。それらは、当業者に良
く知られている種々の現像装置および技術で使用されう
る。
【0042】
【実施例】以下の実施例は、説明するたものものであっ
て、特許請求の範囲を限定するものではない。 実施例1 以下の実施例は、ヒドロキノン含有再利用可能な現像
剤、再利用方法、および数回の現像サイクルを通した性
能の安定性の一つの態様を示している。以下の表に挙げ
た物質を一緒に混合して現像剤スラリーを製造した。
【0043】
【表2】
【0044】水酸化カリウムの45%水性溶液10kg
を、撹拌しながらスラリーに加え、次いで炭酸カリウム
の47%水性溶液3,160gを加えた。すべての成分
を溶解させた後、45%水性水酸化カリウム溶液で、p
Hを10.9に調節し、そして水を加えて容積を70リ
ッターに調節した。この新鮮な現像剤は、表および本実
施例中の以下の議論ではR0に相当する。R0現像剤の
ほかに、臭化カリウムを添加しない以外は上記表に記載
したような、臭化物を含まない特別の現像剤を製造し
た。この特別の現像剤は、本実施例の以下の議論および
表では、XBrに相当する。
【0045】E.I.du pont de Nemours and Company,Wi
lmington,DE(以下、DuPont)により販売されているH
T−26現像機の現像浴を約32リッターの現像剤R0
で満たした。現像剤R0の残り約48リッターを現像機
に付随する現像剤補充タンクに入れた。現像機の定着浴
をDuPontにより販売されているDLF定着剤で充たし、
ラベルの方向に従って混合した。定着浴を当分野で慣用
のやり方で補充した。当分野で慣用なように、現像機の
洗浄水タンクに新しい水を補充した。100°Fの現像
温度および45秒の現像時間で現像機を運転した。当分
野で慣用なように、補充タンクには、現像浴中の現像剤
が失われるに従って補充するための現像剤が含まれる。
現像剤の補充は、現像機のノブを設定することによっ
て、通常のやり方で制御する。ノブの設定は、現像する
フィルムの面積を基準にして、現像浴にポンプ輸送する
補充現像剤の量を制御する。定期的に、実際の補充速度
を調べた。通常は排水路に流れ落ちる現像浴からの使用
済み現像剤のオーバーフローを、容器中に集めた。集め
た使用済み現像剤をX1と表示した。X1を入れるオー
バーフロー収集容器が満たされた時に、これを別の容器
に置き換え、この新しい容器に集めた使用済み現像剤を
X2と表示した。X1と表示された使用済み現像剤を以
下に記載した方法によって、R1と表示された現像剤に
再構成した。
【0046】X2を入れるオーバーフロー収集容器が満
たされた時に、これを別の容器に置き換え、この新しい
容器に集めた使用済み現像剤をX3と表示した。X2と
表示された使用済み現像剤を、以下に記載した方法によ
って、R2と表示された現像剤に再構成した。この方法
を収集容器X3〜X6について繰り返し、これらをそれ
ぞれR3〜R6に再構成した。収集容器X6を収集容器
X7で置き換えた。X7を入れる収集容器が満たされた
時に、これを別の容器で置き換え、この新しい容器に集
められた使用済み現像剤をX8と表示した。
【0047】集めた使用済み現像剤X1〜X6を以下の
ようにして再構成した。使用済み現像剤を秤量し、濾過
した。次いで、使用済み現像剤からの試料を、pH、全
還元物質濃度、臭化カリウム濃度、亜硫酸ナトリウム濃
度およびカブリ防止剤濃度について、種々の技術を用い
て分析した。pH電極で、集めた使用済み現像剤のpH
を測定した。そのいずれもが活性現像主薬である、ヒド
ロキノン、その酸化誘導体(すなわち、ヒドロキノンモ
ノスルホン酸、ヒドロキノンジスルホン酸)およびメト
ールの全部の合計である、第一および第二現像主薬の全
部の濃度を、滴定によって測定した。第二の滴定を使用
して、臭化カリウム濃度を測定した。亜硫酸ナトリウム
濃度は、第三の滴定を使用して測定した。カブリ防止
剤、2−メルカプトベンゾチアゾール(2−MBT)、
メトール、ベンゾトリアゾール(BZT)、および1−
フェニル−5−メルカプトテトラゾール(PMT)の濃
度を、単一の高速液体クロマトグラフ分析(hplc)
を使用して同時に測定した。使用した分析技術は、当業
者によく知られている。第一の滴定により、ヒドロキノ
ン(およびその誘導体)およびメトールの濃度の合計が
わかる。hplcによりメトール単独の濃度がわかるの
で、メトールを再構成することができる。第一の滴定と
hplcとの差は、ヒドロキノンおよびその誘導体の濃
度であり、これによってそれらを再構成することができ
る。
【0048】使用済み現像剤の各バッチの分析結果およ
び以下の等式を基にして、ある量の特別な、臭化物を含
まない現像剤、XBrを使用済み現像剤に添加し、臭化
物レベルをその目標点まで低下させ、他の重要成分の各
量を、それらのそれぞれの濃度がそれらの目標点になる
のに必要なだけ添加した。 Vmin=(Vi×Bi)/Ba この場合、Vmin=Vf;Vs=(Vmin−Vi) 添加すべき重要成分=(Vf×CCa)−(Vi×CCi
−(Vs×CCs
【0049】本実施例に関する特定の値は、上記等式中
の一般的な用語に容易に関係付けることができ、例えば
sはXBrによって表される。現像剤XBrは、希釈
に使用するので、分析していない、非重要成分、例えば
EDTAおよびd−グルコノラクトンを、再構成する現
像剤のために補った。得られた、再構成された現像剤バ
ッチ、R1〜R6を再分析し、再構成された現像剤中の
すべての重要成分が目標濃度であるのを確実にする。上
記分析工程中と同じ方法を使用した。
【0050】使用済み現像剤X1〜X8について、表2
は分析結果および添加した成分の量を示している。表3
は、添加して得られた、再構成された現像剤の分析およ
び成分の目標レベルを示している。
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】補充タンク中のR0現像剤をすべて使用し
た時に、補充タンクを再構成された現像剤R1で再び満
たした。補充タンク中の再構成された現像剤R1をすべ
て使用した時に、補充タンクを再構成された現像剤R2
で再び満たした。この方法を、補充タンクが再構成され
た現像剤R6で最後に満たされるまで順次、繰り返し、
次いでこれをすべて使用した。
【0053】現像剤中で現像したフィルムは、BLF,Bri
ght Light Final フィルム;QOC,Quanta OneTM Camera
フィルム(ネガ型);およびQOS,Quanta OneTM Scann
erフィルム(ネガ型)であり、すべてDupont、Wilmingto
n,DE製である。QOCおよびQOSは、米国特許第4,
937,160号、同第5,013,844号、同第5,1
30,480号および同第5,190,847号に記載さ
れているようなヒドラジン化合物を含むハイブリッドフ
ィルムである。一日を基準にして、大きなフィルムのシ
ートをDmaxに露光し、現像時間45秒で現像機を通し
て現像した。「装填フィルム A」の条件は、1枚の2
4×24インチ(in.)(61×61cm)BLFフィルムシ
ートおよび1枚の20×24インチ(in.)(51×61c
m)QOCフィルムシートである。「Load Film B」の条
件は、2枚の24×24インチ(in.)(61×61cm)B
LFフィルムシートおよび2枚の20×24インチ(i
n.)(51×61cm)QOCフィルムシートである。QO
CおよびQOSフィルムのセンシトメトリー性能を試験
期間を通じてモニターし、補充溶液として再構成された
現像剤の性能を評価した。QOCフィルムおよびQOS
フィルムの両方を、EG&Gセンシトメーターで、中性
濃度1.5で、44AおよびCL50Bフィルター、並
びに2段階くさびの4番目のルート(4th root of 2ste
p wedge)を通して10-3秒間露光した。感度3.5、勾
配1.0〜3.0、そして足勾配(toe gradient)0.0
1〜0.5の焦点(正味濃度)を使用して、慣用的にセ
ンンシトメトリーを計算した。表4に現像したフィルム
の詳細、それらのセンシメトリー値、および補充条件を
記録した。足は、焦点間のステップの数として報告し
た。Dminは露光して現像したフィルムの最小濃度であ
り、Dmaxは最大濃度である。日は、新鮮な現像剤R0
で現像機を始動させた日からの連続する日数である。フ
ィルムの装填は、毎日の作業であるが、日数はセンシメ
トリー測定、補充の設定、または補充元の変更がなかっ
た日は記載していない。
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【0056】QOCフィルムのセンシトメトリー性能
は、試験期間を通じて一定であった。実施例は、約1.
00モルレベルの亜硫酸塩を含むヒドロキノンをベース
とする現像剤は、使用済み現像剤を重要成分で再構成す
ることによって再利用できることを示している。また、
実施例は、ヒドロキノンをベースとする現像剤では現像
工程により通常発生するポリマー副生物が最小となり、
使用済み現像剤の再利用の可能性に影響しないことを示
している。さらに、実施例は本発明によって再構成され
た現像剤が、再構成後、補充溶液として複数回使用でき
ることを示している。
【0057】実施例2 以下は、現像剤の処方、再利用工程および再利用した現
像剤で現像したフィルムのセンシメトリーの安定性の具
体例を示している実施例である。以下の化学薬品をスラ
リー中で混合することによって現像剤を製造した。
【表7】
【0058】水酸化カリウムの45%水性溶液7.5kg
を、このスラリーに撹拌しながら添加した。このスラリ
ーの成分が完全に溶解した後、水酸化カリウム45%水
性溶液でpHを11.0±0.1に調整し、水を添加して
容積を56.8リッターに調節した。この新しい現像剤
溶液を本実施例の表および議論ではR2−0と称する。
【0059】約19.0リッターの現像剤R2−0を、
DuPontにより販売されている37C現像機の現像
浴中に入れた。R2−0の残りを現像剤補充タンク中に
入れた。定着浴およびこの現像機の対応する補充系を、
DuPontにより販売されているDuCareTM DRF定着剤で満た
した。現像剤温度が100°Fで現像時間が45秒とな
るように現像機の条件を設定した。面積の50%を暗く
するように露光した現像したフィルムについて、補充系
を0.2〜0.5ml/インチ2(0.031〜0.078m
l/cm2)の範囲で放出するよう設定した。前記実施例中
のように、通常排水路に行く現像浴のオーバーフロー
を、まず分離した容器に集め、集めた使用済み現像剤を
X2−1と表示した。
【0060】X2−1を入れる容器が満たされたとき
に、これを次の分の使用済み現像剤を集めるのに使用す
る、X2−2と表示した別の容器と置き換えた。X2−
1を分析し、以下に記載したようにR2−1と表示され
た分に再構成した。同様に、X2−2の容器が満たされ
た時には、これをR2−2と表示された分に再構成し
た。X2−3〜X2−7と表示された使用済み現像剤の
分を逐次用いてこの方法を繰り返し、これらをそれぞれ
R2−3〜R2−7と表示された分に再構成した。 R2−0を含む補充タンクが空になった時、再構成され
た現像剤R2−1で再びこれを満たした。同様に、R2
−1補充液が消費されると、これをR2−2で置き換
え、逐次再構成された現像剤の部分でそのようにする。
このようにして、再構成された現像剤分で続けて、プロ
セスを安定した作動状態を維持した。
【0061】再構成すべき使用済み現像剤、すなわちX
2−1、X2−2等を秤量し、3ミクロンの粒子サイズ
のフィルター孔を通じて濾過した。次いで、現像剤を分
析した。pH電極でpHを測定した。現像主薬、ヒドロ
キノン、ヒドロキノンモノスルホン酸およびメトール
を、液体クロマトグラフ法を使用して測定した(各成分
の既知量で予め較正した)。臭化カリウム濃度は、標準
化された滴定法を使用して測定した。カブリ抑制剤、例
えば1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールは、液
体クロマトグラフ法で測定した(各成分の既知量で予め
較正した)。
【0062】使用済み現像剤の臭化カリウムの分析およ
び再構成された現像剤中の臭化カリウムの所望の濃度と
して7.5g/lをベースとして、再構成された現像剤
の最終的な容積を、実施例1で使用した等式を適用して
決定した。本実施例の再構成された現像剤の容積は、V
R2-n(式中、nは再構成された現像剤の特定のバッチに
相当する)としている。再構成された現像剤の容積は、
臭化物を目標濃度に希釈するのに十分な量の、臭化物を
含まない新しい現像剤(本実施例ではVnoBrと称する)
を、使用済み現像剤に添加することによって得られる。
また、分析結果および実施例1の等式を基にして、臭化
物以外の重要成分の濃度を求め、所望の目標濃度を達成
するのに十分な量で添加した。
【0063】表6は、集めた使用済み現像剤の量、分析
試験結果および再構成された現像剤中の成分の目標レベ
ルを示している。試験結果の単位は、g/lである。
【表8】
【0064】現像試験では、接着フィルム(Contacting
film)(BLDおよびBLF)、画像設定フィルム(Imagesetti
ng film)(CHCおよびCFR)およびハイブリッドフィルム
(Hybrid film)(Quanta-OneTM Camera, QOCおよびQuanta
-OneTM Scanner, QOS)として知られている高コントラ
ストを有するフィルムを含むフィルムの混合物を使用し
た。本実施例で示した現像剤は、同時に使用するすべて
のフィルムについて有用であるべきであるが、現像剤の
変化に最も敏感なのは,ハイブリッドフィルムQOCで
ある。以下の表7は、現像したQOCフィルムのセンシ
メトリーの詳細および一日に60〜100平方フィート
(5.58〜9.3m2)のフィルム(50%露光)を現
像したときの補充条件を記載している。
【0065】
【表9】
【0066】
【表10】 実施例1の場合のように、QOCフィルムのセンシトメ
トリー性能は、試験期間にわたって一定であった。
【0067】実施例3 以下の実施例は、再利用プロセスにあまり適していない
と考えられる慣用のヒドロキノン現像剤処方物を示して
いる。スラリー中で以下の化学薬品を一緒に混合するこ
とによって現像剤を製造した。
【表11】
【0068】このスラリーの成分を完全に溶解した後、
水酸化カリウム45%水性溶液でpHを11.0±0.1
に調整し、水を加えて容積を56.8リッターに調節し
た。この新しい現像剤溶液は、本実施例の表および議論
ではR3−0と称する。現像剤R3−0の約19リッタ
ーを、DuPont 37C現像機の現像浴に入れた。R3−0の
残りを現像剤補充タンクに入れた。本現像機の定着浴お
よび対応する補充系を、DuPontのDuCareTM DRF定着
剤で満たした。現像剤温度が100°Fで現像時間が4
5秒となるように現像機の条件を設定した。面積の50
%を暗くするように露光して現像したフィルムについ
て、補充系を0.2〜0.5ml/インチ2(0.031〜
0.078ml/cm2)の範囲で送るよう設定した。通常排
水路に行く現像浴のオーバーフローを、独立した容器に
入れ、集めた使用済み現像剤をX3−1と表示した。
【0069】X3−1が入っている容器が満たされたと
きに、これを次の分の使用済み現像剤を集めるのに使用
する別の容器で置き換え、X3−2と表示した。X3−
1を分析し、以下に記載したようにR3−1と表示され
た分に再構成した。同様に、X3−2の容器が満たされ
た時には、これをR3−2と表示された分に再構成し、
そして逐次使用済み現像剤分を用いて前述のようにし
た。R3−0を入れた補充タンクが空になった時、再構
成された現像剤R3−1で再びこれを満たした。同様
に、R3−1補充液がなくなると、これをR3−2で置
き換え、逐次再構成された現像剤の部分でそのようにし
た。このようにして、後続する再構成された現像剤分を
用いて、現像機を安定した作動状態を維持した。
【0070】再構成すべき使用済み現像剤分、すなわち
X3−1、X3−2等を秤量し、3ミクロンの粒子サイ
ズのフィルター孔を通じて濾過した。次いで、実施例2
に記載したように現像剤を分析した。使用済み現像剤の
臭化カリウムの分析を基にして、再構成された現像剤の
最終的な容積を実施例2と同じ等式および手法で決定し
た。しかしながら、本実施例の再構成された現像剤中の
臭化カリウムの目標濃度は、3.0g/lであった。臭
化物を含むフィルムを現像する時には、使用済み現像剤
の濃度が増加することが知られている。このように、再
構成された現像剤の容積は、臭化物を所望の濃度に希釈
するのに十分な量の、臭化物を含まない新しい現像剤、
noBrを、使用済み現像剤に添加することによって得ら
れる。また、分析結果を基にして、臭化物以外の重要成
分の濃度を求め、目標濃度を達成するのに十分な量で添
加した。
【0071】表9は、集めた使用済み現像剤の量、分析
試験結果、再構成された現像剤の最終的な容積および添
加すべき成分の目標レベルを示している。試験結果の単
位は、g/lである。
【表12】
【0072】現像試験では、接着フィルム(BLDおよ
びBLF)、画像設定フィルム(CHCおよびCFR)
および高コントラストハイブリッドフィルム(Quanta-O
neTMCamera, QOCおよびQuanta-OneTM Scanner, QOS)を
含むフィルムの混合物を使用した。本実施例で示した現
像剤は、同時に使用するすべてのフィルムについて有用
であるべきであるが、現像剤の変化に最も敏感なフィル
ムは、ハイブリッドフィルムQOCである。以下の表1
0は、現像したQOCハイブリッドフィルムのセンシメ
トリーの詳細および一日に60〜100平方フィート
(5.58〜9.3m2)のフィルム(50%露光)を現
像したときの補充条件を記載している。
【0073】
【表13】
【0074】上記実施例1および2の結果とは異なり、
この慣用の現像剤のセンシトメトリーデータは、試験期
間にわたって一定していない。QOCフィルムは、試験
期間の間にDmax、感度および勾配において著しい下ば
なれを示した。この下ばなれは、7/12付近で観察す
ることができる。この下ばなれは、慣用のヒドロキノン
現像剤は再利用には向いていないことを示している。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) 新規な現像剤を使用して得られた使
    用済み現像剤の容積Viを測定し、ここで新規な現像剤
    は、(1) ヒドロキシベンゼン化合物、ヒドロキシベン
    ゼン化合物の誘導体およびそれらの混合物からなる群よ
    り選ばれる現像主薬、および(2) 亜硫酸塩濃度を0.
    65〜1.5モルにする化合物からなる; b) 使用済み現像剤を分析し、pHおよび重要成分の濃
    度を決定し、この重要成分は第一現像主薬、第二現像主
    薬、臭化物、カブリ防止剤、亜硫酸塩およびアルカノー
    ルアミンである; c) a)およびb)の結果を基にして、再使用のために、 (1) Vmin=(Vi×Bi)/Ba (ここで、Vmin=再構成された現像剤の最小容積であ
    り、VfはVminより大きいかまたは等しく、 Ba=再構成された現像剤中の臭化物の目標濃度 Bi=使用済み現像剤中の臭化物の分析された濃度 である):の関係を基にして、再構成された現像剤の最
    終的な容積Vfを決定し、(2) 水の容積Vwが0より大
    きいかまたは等しくなり、特別な現像液の容積Vsが0
    より大きいかまたは等しくなり、そしてVw+Vs=Vf
    −Viであるように、使用済み現像剤を水および/また
    は特別な現像剤で希釈し、(3) 等式 添加すべき重要成分の量=(Vf×CCa)−(Vi×C
    i)−(Vs×CCs) (式中、CCa=重要成分の目標濃度 CCi=使用済み現像剤中の重要成分の分析された濃度 CCs=特別な現像剤中の重要成分の濃度、但し添加す
    る重要成分の全量は0より大きいかまたは等しい):か
    ら決定される目標濃度を達成するのに十分な量の重要成
    分を添加し、(4) 等式 添加すべき非重要成分の量={(Vf−Vi)×NCa}−
    (Vs×NCs) (式中、NCa=非重要成分の目標濃度 NCs=使用済み現像剤中の非重要成分の濃度、但し添
    加する非重要成分の全量は0より大きいかまたは等し
    い):から決定される非重要成分の量を添加し(ここ
    で、工程c)(1)、c)(2)、c)(3)およびc)(4)はい
    ずれの順序でも実施できる):ことからなる、使用済み
    触媒の再構成を行う:工程からなる黒白写真現像に使用
    するための使用済み現像剤を再利用するための方法。
  2. 【請求項2】 新鮮な現像剤は、0.65〜1.25Mの
    濃度の亜硫酸塩を含む、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 新鮮な現像剤は、0.7〜0.9Mの濃度
    の亜硫酸塩を含む、請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 使用済み現像剤を濾過して、再構成の前
    に粒子物質を除去する工程をさらに含む、請求項1の方
    法。
  5. 【請求項5】 再構成工程が、工程c)(1)〜c)(4)を
    任意の順序で実施した後に、再構成された現像剤を分析
    することをさらに含む、請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 再構成工程が、さらにpHを9.5〜1
    2.5に調節することを含む、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 Vsが0に等しい、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 Vwが0に等しい、請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の方法によって再利用すること
    ができる新しい現像剤。
  10. 【請求項10】 亜硫酸イオン 0.65〜1.50モル/L 臭化物イオン 0.01〜0.15モル/L 第一現像主薬(1つまたは複数) 0.10〜0.50モル/L 第二現像主薬(1つまたは複数) 0.001〜0.04モル/L カブリ防止剤 0.00001〜0.01モル/L スラッジ防止剤(1つまたは複数) 0〜0.002モル/L アルカノールアミン(1つまたは複数) 0.01〜0.50モル/L 調節したpH(pH装置内) 9.5〜12.5モル/L 水 1リッターにする からなる、請求項9の新鮮な現像剤。
  11. 【請求項11】 亜硫酸イオン 0.70〜1.00モル/L 臭化物イオン 0.05〜0.10モル/L 第一現像主薬(1つまたは複数) 0.20〜0.30モル/L 第二現像主薬(1つまたは複数) 0.005〜0.01モル/L カブリ防止剤 0.0001〜0.005モル/L スラッジ防止剤(1つまたは複数) 0.0001〜0.0005モル/L アルカノールアミン(1つまたは複数) 0.05〜0.25モル/L 調節したpH(pH装置内) 11.1〜11.6モル/L 水 1リッターにする からなる、請求項10の新鮮な現像剤。
  12. 【請求項12】 亜硫酸ナトリウム 85.0〜105g エチレンジアミン四酢酸の三ナトリウム塩 3.0〜4.0g 臭化カリウム 6.5〜8.5g ヒドロキノン 20.0〜30.0g メトール 1.5〜2.5g グルコノ−デルタ−ラクトン 0.75〜3.00g ベンゾトリアゾール 0.30〜0.60g フェニルメルカプトテトラゾール 0.04〜0.07g 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.03〜0.06g 3−ジエチルアミノ−1,2−プロパンジオール 25.0〜55.0g 調節されたpH(pH装置中) 11.1〜11.6g 水 1リッターにする からなる、請求項9の新鮮な現像剤。
  13. 【請求項13】 請求項1の方法によって製造された、
    再利用された黒白写真現像剤。
  14. 【請求項14】 亜硫酸イオン 0.65〜1.50モル/L 臭化物イオン 0.01〜0.15モル/L 第一現像主薬(1つまたは複数) 0.10〜0.50モル/L 第二現像主薬(1つまたは複数) 0.001〜0.04モル/L カブリ防止剤 0.00001〜0.01モル/L スラッジ防止剤(1つまたは複数) 0.00〜0.002モル/L アルカノールアミン(1つまたは複数) 0.01〜0.50モル/L 調節したpH(pH装置内) 9.5〜12.5モル/L 水 1リッターにする からなる、請求項13の再利用された現像剤。
  15. 【請求項15】 亜硫酸イオン 0.70〜1.00モル/L 臭化物イオン 0.05〜0.10モル/L 第一現像主薬(1つまたは複数) 0.20〜0.30モル/L 第二現像主薬(1つまたは複数) 0.005〜0.01モル/L カブリ防止剤 0.0001〜0.005モル/L スラッジ防止剤(1つまたは複数) 0.0001〜0.0005モル/L アルカノールアミン(1つまたは複数) 0.05〜0.25モル/L 調節したpH(pH装置内) 11.1〜11.6モル/L 水 1リッターにする からなる、請求項14の再利用された現像剤。
  16. 【請求項16】 亜硫酸ナトリウム 85.0〜105g エチレンジアミン四酢酸の三ナトリウム塩 3.0〜4.0g 臭化カリウム 6.5〜8.5g ヒドロキノン 20.0〜30.0g メトール 1.5〜2.5g グルコノ−デルタ−ラクトン 0.75〜3.00g ベンゾトリアゾール 0.30〜0.60g フェニルメルカプトテトラゾール 0.04〜0.07g 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.03〜0.06g 3−ジエチルアミノ−1,2−プロパンジオール 25.0〜55.0g 調節したpH(pH装置中) 11.1〜11.6g 水 1リッターにする からなる、請求項13の再利用された現像剤。
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