JPH0958251A - ダイヤル式ワイヤ駆動装置 - Google Patents

ダイヤル式ワイヤ駆動装置

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JPH0958251A
JPH0958251A JP24095495A JP24095495A JPH0958251A JP H0958251 A JPH0958251 A JP H0958251A JP 24095495 A JP24095495 A JP 24095495A JP 24095495 A JP24095495 A JP 24095495A JP H0958251 A JPH0958251 A JP H0958251A
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JP
Japan
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drum
wire
dial
drive device
leaf spring
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Pending
Application number
JP24095495A
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English (en)
Inventor
Minoru Shibata
実 柴田
Akiyoshi Nagano
昭義 永野
Katsuhiro Katagiri
勝広 片桐
Yoshio Sano
良男 佐野
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤルを回動させることによりワイヤを駆
動し、該ワイヤを介して空気調和装置用ダンパ等の被操
作部を操作するダイヤル式ワイヤ駆動装置において、装
置全体を少ない部品でコンパクトに構成する。 【解決手段】 自動車のコントロールパネルに、ダイヤ
ル3とドラム4とを同軸に設ける。ドラム4の外周の周
囲に規制壁5を形成し、その内周面に2つの凹部6を形
成する。ドラム4の外周に板ばね9を介してワイヤ8を
連結する。板ばね9に案内壁5の凹部6に係合する凸部
11を形成する。ダイヤル3でドラム4を回動させ、ド
ラム4の外周に板バネ9を巻付けたり反対に巻解いたり
して、ワイヤ8をドラム4の接線方向の双方向に駆動
し、該ワイヤ8を介して空気調和装置用ダンパの角度を
調節する。凸部11が規制壁5の2つの凹部6に選択的
に係合し、ドラム4を2つの回動位置に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤルを回動さ
せることによりワイヤを駆動し、該ワイヤを介して空気
調和装置用ダンパ等の被操作部を操作するダイヤル式ワ
イヤ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の自動車における空気調和
装置用ダンパのダイヤル式ワイヤ駆動装置を示してい
る。同装置は、自動車のコントロールパネル31に設け
たダイヤル32を手で回動させ、傘歯車33及び扇形の
傘歯車34を介して、奥へ延びるレバー35を軸36の
周りで揺動させ、レバー35の奥端に連結したワイヤ3
7を駆動して直線運動させ、ワイヤ37の先に連結され
た空気調和装置用ダンパ(図示略)の角度を調節するよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のダイ
ヤル式ワイヤ駆動装置によると、ダイヤル32の回動を
ワイヤ37の直線運動に変換するために、歯車33,3
4及びレバー35等の多数の部品が必要で、構成が複雑
化するとともに、特にレバー35によって装置全体の奥
行寸法Lが大きくなるという不具合があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、少ない部品でコ
ンパクトに構成でき、特に奥行寸法を小さくできるダイ
ヤル式ワイヤ駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第一の発明に係るダイヤル式ワイヤ駆動装置は、
ダイヤルと同軸上にダイヤルと共に回動するドラムを設
け、ドラムの外周にワイヤを巻付き得るように連結し、
ドラムの回動に伴ってワイヤがドラムの接線方向に駆動
されるように構成した。
【0006】また、第二の発明に係るダイヤル式ワイヤ
駆動装置は、ダイヤルと同軸上にダイヤルと共に回動す
るドラムを設け、ドラムの外周に該外周に巻付き得る板
バネを介してワイヤを連結し、ドラムの回動に伴ってワ
イヤがドラムの接線方向に駆動されるように構成した。
【0007】ここで、ドラムの外周の周囲にワイヤ又は
板バネの巻付き径の膨らみを規制する規制壁を設けるこ
とができる。ワイヤが反ドラム方向に引っ張られるよう
に付勢されている場合には、該規制壁は不要であるが、
そのように付勢されていない場合には、該規制壁を設け
ることが好ましい。また、ドラムを少なくとも2つの回
動位置に保持する保持手段を設けることが好ましい。こ
の保持手段としては、ドラム又は板バネと規制壁とに相
対的に設けた相互に係合する凸部と凹部との組み合わせ
を例示できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明を自動車の空
気調和装置用ダンパ(吹出口の切替、外気導入・内気循
環の切替、温度の調節等で使用されるダンパ)を操作す
るためのダイヤル式ワイヤ駆動装置に実施した第一実施
形態を示すものである。図1及び図2に示すように、自
動車のコントロールパネル1には軸2が回動可能に支持
され、軸2の前端にはダイヤル3が取着され、軸2の後
端にはダイヤルと共に回動するドラム4が取着されてい
る。コントロールパネル1の裏面において、ドラム4の
外周の周囲には後述する板バネ9の巻付き径の膨らみを
規制するC字形の規制壁5が隙間をおいて設けられ、そ
の内周面には2つの凹部6が所定の角度をおいて形成さ
れている。
【0009】図2及び図3に示すように、規制壁5の内
側において、ドラム4の外周には該外周に巻付き得る金
属製の板バネ9を介してワイヤ8が連結されている。ワ
イヤ8の先は空気調和装置用ダンパ(図示略)に接続さ
れているが、ワイヤ8はいずれの方向にも付勢されてい
ない。板バネ9には、ドラム4に掛止される折曲部10
と、規制壁5の凹部6に係合する1つの凸部11とが形
成されている。この凸部は、図4に示すようなV字形の
凸部12でもよい。
【0010】そして、このダイヤル式ワイヤ駆動装置
は、ダイヤル3によりドラム4を回動させ、ドラム4の
外周に板バネ9を巻付けたり反対に巻解いたりして、ワ
イヤ8をドラム4の接線方向の双方向に駆動し、該ワイ
ヤ8を介して空気調和装置用ダンパ(図示略)の角度を
調節する。同ダンパの角度が所定の角度になったとき
に、凸部11が規制壁5の2つの凹部6に選択的に係合
し、ドラム4を2つの回動位置に保持するようになって
いる。
【0011】ここで、ドラム4の外周から板バネ9を巻
解くときに、仮に規制壁5が無いとすると、該板バネ9
の巻付き径が膨らむだけでワイヤ8を押圧する方向に駆
動できない可能性があるが、本実施形態では規制壁5が
板バネ9の巻付き径の膨らみを規制するので、該板バネ
9がワイヤ8を確実に押圧して駆動する。
【0012】上記のように構成されたダイヤル式ワイヤ
駆動装置によれば、ドラム4がダイヤル3の回動をワイ
ヤ8の直線運動に変換するため、従来のような歯車やレ
バーを設ける必要がなく、装置全体を少ない部品でコン
パクトに構成でき、特に奥行寸法Lを大幅に小さくでき
る利点がある。
【0013】また、空気調和装置用ダンパを操作するワ
イヤ8は一般にたわみにくく、ドラム4の外周に直接に
は巻付きにくいが、本装置では、厚さ方向にたわみやす
い板バネ9を介してワイヤ8をドラム4の外周に連結し
ているので、該板バネ9がドラム4の外周に容易に巻付
き、ダイヤル3を一定の小さい力でスムーズに回動させ
ることができる。また、板バネ9は長さ方向には剛性が
高いので、ワイヤ8を確実に駆動できる。
【0014】また、ドラム4の保持手段が凹部6と凸部
11という簡単な構造で済み、特に凸部11が板バネ9
に形成されているため別部品を必要としない。また、ダ
イヤル3に近い箇所で凹部6と凸部11とが係合するの
で、操作時にダイレクトなダイヤル保持感を得ることが
できる。
【0015】次に、図5はダイヤル式ワイヤ駆動装置の
第二実施形態を示すもので、本実施形態では、ドラム4
の保持手段を構成する凸部14がドラム4の外周面に直
接形成されている点と、ドラム4がリム状に軽量に形成
されている点においてのみ、第一実施形態と相違してい
る。
【0016】次に、図6はダイヤル式ワイヤ駆動装置の
第三実施形態を示すもので、本実施形態では、たわみや
すいワイヤ8が使用され、該ワイヤ8の端部がドラム4
の外周に直接連結されている点と、ドラム4の外周にワ
イヤ8を抱持する周溝16が形成されている点と、規制
壁5にドラム4の接線方向に突出する直線ガイド17が
設けられている点においてのみ、第一実施形態と相違し
ている。なお、同図には、ドラム4の保持手段が図示さ
れていないが、必要に応じ、図2又は図5に示すような
凹部及び凸部を設ければよい。
【0017】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次のように、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)規制壁にワイヤ又は板バネに当接して回動するロ
ーラを設け、摩擦を低減すること。 (2)空気調和装置用ダンパの他にも、例えば、自動車
のボンネット開閉用の係止爪、燃料給油口カバー開閉用
の係止爪等の各種被操作部を操作するためのダイヤル式
ワイヤ駆動装置に実施すること。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係るダイヤル式ワイヤ駆動装置は、少ない部品でコンパ
クトに構成でき、特に奥行寸法を小さくできるという優
れた効果を奏する。
【0019】上記効果に加え、請求項2の発明に係るダ
イヤル式ワイヤ駆動装置によれば、ワイヤのたわみやす
さに拘らず、ダイヤルを一定の小さい力でスムーズに回
動させることができる。
【0020】また、請求項3の発明に係るダイヤル式ワ
イヤ駆動装置によれば、ドラムの外周からワイヤ又は板
バネを巻解くときに、該板バネの巻付き径の膨らみを規
制して、ワイヤを確実に駆動できる。
【0021】また、請求項4の発明に係るダイヤル式ワ
イヤ駆動装置によれば、ドラムが少なくとも2つの回動
位置に保持されるので、ダイヤルを回動させるときに感
触だけでその保持を認識することができる。
【0022】さらに、請求項5の発明に係るダイヤル式
ワイヤ駆動装置によれば、ドラムの保持手段が簡単な構
造で済み、別部品を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のダイヤル式ワイヤ駆動
装置を示す平断面図である。
【図2】同ワイヤ駆動装置のドラム及び規制壁を示す正
面図である。
【図3】同ワイヤ駆動装置のワイヤ及び板バネを示す斜
視図である。
【図4】同ワイヤ駆動装置の板バネの変更例を示す斜視
図である。
【図5】本発明の第二実施形態のダイヤル式ワイヤ駆動
装置を示す正面図である。
【図6】本発明の第三実施形態のダイヤル式ワイヤ駆動
装置を示す正面図である。
【図7】従来例のダイヤル式ワイヤ駆動装置を示す平断
面図である。
【符号の説明】
1 コントロールパネル 3 ダイヤル 4 ドラム 5 規制壁 6 凹部 8 ワイヤ 9 板バネ 11,12,14 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 勝広 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 佐野 良男 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤルを回動させることによりワイヤ
    を駆動し、該ワイヤを介して被操作部を操作するダイヤ
    ル式ワイヤ駆動装置において、前記ダイヤルと同軸上に
    ダイヤルと共に回動するドラムを設け、前記ドラムの外
    周にワイヤを巻付き得るように連結し、前記ドラムの回
    動に伴ってワイヤがドラムの接線方向に駆動されるよう
    に構成したことを特徴とするダイヤル式ワイヤ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 ダイヤルを回動させることによりワイヤ
    を駆動し、該ワイヤを介して被操作部を操作するダイヤ
    ル式ワイヤ駆動装置において、前記ダイヤルと同軸上に
    ダイヤルと共に回動するドラムを設け、前記ドラムの外
    周に該外周に巻付き得る板バネを介してワイヤを連結
    し、前記ドラムの回動に伴ってワイヤがドラムの接線方
    向に駆動されるように構成したことを特徴とするダイヤ
    ル式ワイヤ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ドラムの外周の周囲に、前記ワイヤ
    又は板バネの巻付き径の膨らみを規制する規制壁を設け
    た請求項1又は2記載のダイヤル式ワイヤ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ドラムを少なくとも2つの回動位置
    に保持する保持手段を設けた請求項1、2又は3記載の
    ダイヤル式ワイヤ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段が、前記ドラム又は板バネ
    と規制壁とに相対的に設けた互いに係合し得る凸部及び
    凹部である請求項4記載のダイヤル式ワイヤ駆動装置。
JP24095495A 1995-08-25 1995-08-25 ダイヤル式ワイヤ駆動装置 Pending JPH0958251A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087561A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Hi-Lex Corporation フットレスト操作装置及びフットレスト付車椅子
KR101418861B1 (ko) * 2008-03-17 2014-07-15 한라비스테온공조 주식회사 차량 공조장치용 컨트롤러의 케이블 연결장치
KR101467263B1 (ko) * 2008-08-20 2014-12-01 한라비스테온공조 주식회사 차량 공조장치용 컨트롤러의 케이블 연결장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101418861B1 (ko) * 2008-03-17 2014-07-15 한라비스테온공조 주식회사 차량 공조장치용 컨트롤러의 케이블 연결장치
KR101467263B1 (ko) * 2008-08-20 2014-12-01 한라비스테온공조 주식회사 차량 공조장치용 컨트롤러의 케이블 연결장치
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