JPH0642264Y2 - 調整摘みの回動構造 - Google Patents

調整摘みの回動構造

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JPH0642264Y2
JPH0642264Y2 JP6422391U JP6422391U JPH0642264Y2 JP H0642264 Y2 JPH0642264 Y2 JP H0642264Y2 JP 6422391 U JP6422391 U JP 6422391U JP 6422391 U JP6422391 U JP 6422391U JP H0642264 Y2 JPH0642264 Y2 JP H0642264Y2
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JP
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ratchet
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ball
knob
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津 木 一 夫 宇
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は調整摘みの操作性を向上
できるようにした調整摘みの回動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両用暖房装置において、吹出口
の選択や吹出温度を調整する場合、一般にコントロール
装置の調整摘みを回動操作して行なっており、この場合
の調整摘みの回動構造は、例えば実開昭64ー3929
号公報のように、調整摘みと同軸に歯車状の調整ブロッ
クを設け、該ブロックの凹溝にラチェットボールを係合
可能に付勢して、当該調整位置を保持するようにしてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の構
造は、凹溝とラチェットボールとの係合力によって、調
整摘みの回動抵抗を得ていたため、調整摘みの回動操作
時における回動抵抗が大きく変動して、操作フィーリン
グが悪く、しかもラチェットボールが凹溝に勢い良く係
合するために、手指で感じる衝撃が大きく、またその際
の衝突音が気になる等の不具合があった。
【0004】本考案はこのような問題を解決し、簡単な
構成で調整摘みの操作フィーリングを向上するととも
に、操作音を抑制できるようにした調整摘みの回動構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の調整
摘みの回動構造は、回動可能に支持した調整摘みと、複
数の凹溝を形成した調整ブロックと、ラチェットボール
を上記凹溝に係合可能に付勢したラチェットブロックと
を設け、これらブロックの何れか一方を調整摘みと同期
回動可能に設け、かつ他方のブロックを不動に設けた調
整摘みの回動構造において、上記回動側のブロック周面
に板バネを圧接する簡単な構成で、操作フィーリングの
向上と操作音の抑制を図れるようにしたことを特徴にし
ている。
【0006】
【実施例】以下、本考案を車両用暖房装置に適用した図
示実施例について説明すると、図1および図2において
1は車両のインストルメントパネル内部に設けたコント
ロール装置で、その基枠2に支持片3と調整ブロック4
が離間して配設され、それらの間に回動軸5が回転可能
に設けられている。
【0007】調整ブロック4の周面は大小異径の円弧状
の張出壁6,7で区画され、このうち上側に位置する大
径の張出壁6の内面には、複数の凹溝8が等間隔に形成
されており、これら張出壁6,7の端面に、例えば吹出
温度を表示したコントロールパネル9が取り付けられて
いる。
【0008】調整ブロック4内の回動軸5にはラチェッ
トブロック10が固定され、該ブロック10の外端部に
凹孔11が開口されている。上記凹孔11内にはスプリ
ング12とラチェットボール13が収容され、該ボール
13はスプリング12の復元力を介して外側に付勢さ
れ、前記凹溝8と係合可能にされている。
【0009】また、調整ブロック4内の張出壁6,7の
境界部には係合段部14が設けられ、該段部14,14
上に板バネ15が係止されている。板バネ15は、中央
部がラチェットブロック10の下端面と係合して、当該
部を下方へ若干撓ませて組み付けられ、その復元力をラ
チェットブロック10の下端面に作用させている。
【0010】回動軸5の一端は、コントロールパネル9
を貫通して外側へ突出し、その軸端部に調整摘み16が
固定され、また支持片3と調整ブロック4との間の回動
軸5にはベベルギヤ17が固定され、該ギヤ17に揺動
レバー18のギヤ部19が噛合している。
【0011】揺動レバー18は、基枠2に突設したボス
20の上端部に回動可能に支持され、そのギヤ部19と
他側端部にコントロールケーブル(図示略)の一端を接
続し、この他端をヒーターユニット内のドア(図示略)
に接続している。
【0012】図中、21はワッシャ、22はワッシャ2
1の外側からボス20の上端にねじ込んだビスである。
【0013】
【作用】このように構成した調整摘みの回動構造は、従
来のこの種の機構に板バネ10を新設するだけの簡単な
構造であるから、これを容易かつ安価に製作できる。ま
た、その組み付けに際しては、調整摘み16を固定する
回動軸5にラチェットブロック10を固定し、該ブロッ
ク10の凹孔11にスプリング12とラチェットボール
13とを収容し、ラチェットボール13をスプリング1
2を介して外側へ付勢させ、これを調整ブロック4の凹
溝8に係合可能に取り付ける。
【0014】そして、調整ブロック4内の下部に設けた
係合段部14,14間に板バネ15を掛け渡し、該バネ
15の中央部をラチェットブロック10の下端部周面に
係合させ、当該部を下方へ若干撓ませて組み付ければよ
い。
【0015】こうして組み付けた調整摘みの回動構造
は、ラチェットボール13がスプリング12を介して外
側に付勢され、これが調整ブロック4の一つの凹溝8と
係合しており、またラチェットブロック10の下端部周
面は板バネ15に軽く圧接されている。
【0016】このような状況の下で、例えばヒーターの
吹出温度調整に際して、調整摘み16を所定方向へ回動
操作すると、該摘み16を固定した回動軸5が一体に回
動し、更に該軸5に固定したラチェットブロック10と
ベベルギヤ17とが一体に回動する。
【0017】このうち、ラチェットブロック10が回動
すると、そのトルクによって、ラチェットボール13が
スプリング12を押し縮めながら凹溝8から離脱し、上
記ボール13が隣接の凹溝8の開口縁に移動したところ
で、スプリング12の復元力によって隣接の凹溝8と係
合する。
【0018】この場合、ラチェットブロック10の下端
部周面は、前述のように板バネ15に軽く圧接されてい
るから、その分調整摘み16の回動抵抗が増加し、調整
摘み16の回動変位を抑制するとともに、同動するラチ
ェットブロック10を精密に変位させる。したがって、
ラチェットボール13がラチェットブロック10の変位
に精密に追従し、ラチェットボール13が凹溝8の開口
縁に確実に移動したところで、凹溝8への係合を可能に
する。
【0019】それゆえ、従来のように調整摘みの回動抵
抗を、ラチェットボール付勢用スプリングのみで得てい
た結果、ラチェットボール13の拘束が不十分で、該ボ
ール13の挙動が不安定であったものに比べて、ラチェ
ットボール13が凹溝8へ係合する際の勢いが減衰さ
れ、その分係合時の衝撃や衝突音が抑制される。この効
果は、同時に板バネ15がラチェットブロック10を介
して、上記衝撃や衝突音を吸収することによって、一層
増進される。
【0020】また、調整摘み16の回動抵抗は、ラチェ
ットボール13が凹溝8に係合した場合でも、板バネ1
5によるラチェットブロック10への圧接によって、所
定大に維持されているから、前述した従来のものに比べ
て、調整摘み16の回動抵抗ないし操作トルクの変動幅
が図3のように小さく、良好な操作フィーリングが得ら
れる。
【0021】こうして、ラチェットボール13と凹溝8
との係脱作動が、調整摘み16の回動角度に応じて連続
的かつ交互に行なわれ、ラチェットボール13が所定の
凹溝8に係合したところで、調整摘み16ないしラチェ
ットブロック10の回動が停止され、当該調整位置が保
持される。
【0022】一方、前記ベベルギヤ17の回動に伴なっ
て、これと噛合する揺動レバー18が揺動し、その端部
に接続したコントロールケーブル(図示略)を引き動か
して、該ケーブルの他端に接続したヒーターユニット内
のドア(図示略)を開閉させ、温風量を加減する。
【0023】なお、上述した実施例では調整ブロック4
を固定側とし、ラチェットブロック10を回動摘み16
と同動可能にしているが、この反対に調整ブロック4を
回動摘み16と同動可能にしてもよい。
【0024】
【考案の効果】本考案の調整摘みの回動構造は以上のよ
うに、複数の凹溝を形成した調整ブロックと、ラチェッ
トボールを上記凹溝に係合可能に付勢したラチェットブ
ロックのうち、調整摘みと同期回動可能に設けた何れか
一方のブロック周面に板バネを圧接する簡単な構成で、
調整摘みの操作時における回動抵抗の変動幅を抑制し、
その操作フィーリングを向上できるとともに、ラチェッ
トボールと凹溝との衝突音を抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図2のAーA線に沿う断面図で若干拡大して図
示している。
【図3】本考案の操作力波形を従来例と比較して示す操
作力波形図である。
【符号の説明】
4 調整ブロック 8 凹溝 10 ラチェットブロック 13 ラチェットボール 15 板バネ 16 調整摘み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動可能に支持した調整摘みと、複数の
    凹溝を形成した調整ブロックと、ラチェットボールを上
    記凹溝に係合可能に付勢したラチェットブロックとを設
    け、これらブロックの何れか一方を調整摘みと同期回動
    可能に設け、かつ他方のブロックを不動に設けた調整摘
    みの回動構造において、上記回動側のブロック周面に板
    バネを圧接したことを特徴とする調整摘みの回動構造。
JP6422391U 1991-07-19 1991-07-19 調整摘みの回動構造 Expired - Lifetime JPH0642264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6422391U JPH0642264Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 調整摘みの回動構造

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JP6422391U JPH0642264Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 調整摘みの回動構造

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Publication Number Publication Date
JPH0587617U JPH0587617U (ja) 1993-11-26
JPH0642264Y2 true JPH0642264Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=13251893

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JP6422391U Expired - Lifetime JPH0642264Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 調整摘みの回動構造

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JP2006342916A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Pioneer Electronic Corp 駆動伝達先切替装置、駆動装置、ディスク装置、および接続切替装置
JP6761486B2 (ja) * 2017-01-20 2020-09-23 アルプスアルパイン株式会社 回転型操作装置、回転型操作装置の制御方法、及び回転型操作装置の制御プログラム

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Publication number Publication date
JPH0587617U (ja) 1993-11-26

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