JP3772036B2 - 扉開閉装置 - Google Patents

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典幸 栗川
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具等に設けられる扉体を開閉するための扉開閉装置に関し、特に、扉体の前後方向(扉体の厚み方向)の建て付け調整を容易にする扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この扉開閉装置は、家具や建具等に設けられるもので、家具等の固定枠及び扉体に取り付けて、扉体を自在に開閉するために不可欠な装置である。かかる装置は、固定枠側の第1係合部材、及び扉体側の第2係合部材、並びにこれらを連結するヒンジ部材で構成され、これらが協働することによって、扉体を自在開閉させることができる。そして、扉体を自在に、且つスムースに開閉することができるように、第1係合部材及び第2係合部材は、固定枠及び扉体にそれぞれ位置決めして固着される。
しかしながら、これらを位置決めして固着させても、建て付けの際、扉体が固定枠に対しうまく建て付けされない場合があり、これを調整する必要がある。
【0003】
かかる調整のうち、固定枠に対する扉体の前後方向の調整について、従来から行われている方法を説明する。ここで、前後方向とは、上述のように扉体の厚み方向を言い、図16〜18の矢印A1,B1方向である。
このような方法を実現する装置に特開平8−21143に開示されているものがある。
この装置の一つは、図16に示すように、固定枠100に取り付けられる羽根板(第1係合部材)101、及び扉体102に取付板(第2係合部材)103を介して取り付けられる羽根板(第2係合部材)104を備え、羽根板101及び104の端部(ヒンジ部材を兼ねる)をそれぞれ筒状に丸めて連接し、これら筒状内に軸ピン(ヒンジ部材)105を挿入してなるものである。この装置においては、予め、取付板103に形成された凹部106に板カム107を嵌挿配置させる一方、板カム107の回転軸108が羽根板104に形成された嵌挿孔109に嵌挿されており、羽根板104を固定ねじ110で取付板103に本締めする前に、回転軸108をドライバなどの工具(図示せず)で回転して取付板103に対する羽根板104の位置を調節することで、固定枠100に対する扉体102の前後方向の調整を行うことができる。但し、図16(A)は、当該装置の分解斜視図、同図(B)は、同図(A)の取付板の正面図である。
また、他の装置として、図17に示すようなものがあり、これは、取付板103に対する羽根板104の位置を調節する場合に、取付板103の凹部120にクランク121を嵌挿させる一方、このクランク121の先端に形成された作用部122が凹部120に形成された係止凹部123に嵌挿係止されており、羽根板104を固定ねじ110で取付板103に本締めする前に、羽根板104の嵌挿孔109に嵌挿されたクランク121の回転軸124をドライバなどの工具(図示せず)で回転して、取付板103に対する羽根板104の位置を調節することで、固定枠100に対する扉体102の前後方向の調整を行うことができるようにしたものである。但し、図17(A)は、当該装置の分解斜視図、同図(B)は、同図(A)の取付板の正面図である。
また更に、他の装置として、図18に示すようなものがあり、これは、取付板103に対する羽根板104の位置を調節する場合に、取付板103の凹部130にピニオンギヤ131を配置する一方、このピニオンギヤ131が凹部130に形成されたラック132に噛み合わされており、羽根板104を固定ねじ110で取付板103に本締めする前に、羽根板104の嵌挿孔109に嵌挿されたピニオンギヤ131の回転軸133をドライバなどの工具(図示せず)で回転して、取付板103に対する羽根板104の位置を調節することで、固定枠100に対する扉体102の前後方向の調整を行うことができるようにしたものである。但し、図18(A)は、当該装置の分解斜視図、同図(B)は、同図(A)の取付板の正面図である。
尚、図16〜18において、同一部材には同一符号が付されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような調整を行う従来装置にあっては、当該調整が完了した後、羽根板を取付板に固定する前、或いは固定している最中に、羽根板を介して付与される扉体等の重量により、例えば、上述した図16の例で言えば、取付板と板カムとの間にすべりが生じ、取付板に対する羽根板の調整位置に狂いが生じてしまうために、板カムの回転軸をドライバなどの工具で回転させて調整を行い、当該調整が完了した後で羽根板を取付板に固定したところで調整通りの建て付けができないことがある。
ところで、上述した図18のピニオンギヤとラックを用いて調節する例において、ピニオンギヤをラックに向けて付勢させる板ばね(同図中の符号134)が開示されており、かかる板ばねは、ピニオンギヤの回転力をラックに確実に伝達する目的で配設されたものと考えられるが、多少ともピニオンギヤとラックとの間のすべりを防止する機能、即ち、取付板に対する羽根板の調整位置に狂いが生じるのを防止する機能をも有すると推察できる。
【0005】
本発明の目的は、固定枠に対する扉体の前後方向の建て付け調整において、調整通りの建て付けができる扉開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る扉開閉装置は、固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びにこの取付プレートと一体となって枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、そして、枠ケースの穿設孔に回動自在に緩嵌される円筒部材と、前後方向に対し垂直方向に穿設された調整プレートの、例えば長円形状の作動孔に嵌挿される作動ピンと、これら円筒部材及び作動ピンを連結するアームとを有するクランク部材を備え、しかも、作動孔と作動ピンとの間の相対運動を阻止し、円筒部材を回動する場合には作動孔と作動ピンとの相対運動を可能にする静止機構を備えており、かかる装置によれば、クランク部材の円筒部材をドライバ等で回動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動させて調整しているときには静止機構の作動が解除され、調整が完了したら当該静止機構が作動して作動孔と作動ピンとの間の相対運動を阻止し、阻止した状態下で調整プレートを固定枠にビス等で固定できるようにしているために、調整通りに建て付けができる。
上記静止機構は、クランク部材の円筒部材を回動させているときは、上述の阻止状態が解除されるようなものであればよく、しかし、簡便なものが好ましい。例えば、後述するような請求項6に係る構成のものが好ましい。
尚、上記クランク部材は、上述のように第1係合部材を構成する固定枠側の枠ケース、取付プレート及び調整プレート間に介在させるものに限らず、第2係合部材を構成する扉体側のそれらに介在させるようにしたものであってもよいことは言うまでもない。
ところで、本装置は、枠ケース、取付プレート及び調整プレートの所謂三重構造をなしており、このような三重構造をなすものにおいては、ここでは言及しないが、前後方向の調整のみならず左右方向(扉体の横幅方向)の調整のための部材をも組み込める利点を有する。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る扉開閉装置は、固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに取付プレートと一体となって枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、そして、その一方の側面に円筒部材が立設された調整ピニオンであって、その円筒部材の一端が枠ケースの穿設孔に回動自在に緩嵌されるものと、上記調整プレートに歯刻される調整ラックであって、当該調整ピニオンに噛合して前後方向に移動するものとで構成される歯車機構を備え、しかも、調整ピニオンと調整ラックとの間の相対運動を阻止し、調整ピニオンを回動する場合にその相対運動を可能にする静止機構を備えており、かかる装置によれば、調整ピニオンの円筒部材をドライバ等で回動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動させて調整しているときには静止機構の作動が解除され、調整が完了したら当該静止機構が作動して調整ピニオンと調整ラックとの間の相対運動を阻止し、阻止した状態下で調整プレートを固定枠にビス等で固定できるようにしているために、調整通りに建て付けができる。
当該静止機構は、上述と同様に簡便なものが好ましく、後述するような請求項6に係る構成のものが好ましい。
【0008】
また、本発明の請求項3に係る扉開閉装置は、固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに取付プレートと一体となって枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、そして、調整プレートの穿設孔に回動自在に緩嵌される円筒部材と、当該円筒部材にその回転軸に偏心して突設され、前後方向に対し垂直方向に穿設された枠ケースの、例えば長円形状の作動孔に嵌挿される作動ピンとを有するクランク部材を備え、しかも、作動孔と作動ピンとの間の相対運動を阻止し、円筒部材を回動する場合に作動孔と作動ピンとの間の相対運動を可能にする静止機構を備えており、かかる装置によれば、クランク部材の円筒部材をドライバ等で回動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動させて調整しているときには静止機構の作動が解除され、調整が完了したら当該静止機構が作動して作動孔と作動ピンとの間の相対運動を阻止し、阻止した状態下で調整プレートを固定枠にビス等で固定できるようにしているために、調整通りに建て付けができる。本装置における静止機構もまた、簡便なものが好ましく、後述するような請求項7に係る構成のものが好ましい。
【0009】
また、本発明の請求項4に係る扉開閉装置は、固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに取付プレートと一体となって枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、そして、その側面に立設された円筒部材が枠ケースの穿設孔に回動自在に嵌挿される調整ピニオンと、その側面に立設された作動ピンが、前後方向に対し垂直方向をなす調整プレートのスリットを介して、前後方向に対し所定角方向、例えば60度方向に穿設された枠ケースの作動孔に嵌挿されるとともに、60度方向に歯刻された調整ラックとで構成される歯車機構を備えており、かかる装置によれば、上述のような静止機構を付加せずとも、取付プレートを介して付与される扉体等の重量を、上記作動孔と作動ピンとの間、及び調整ピニオンと調整ラックとの間で均衡させてこれらの間の相対運動を阻止し、阻止された状態下で調整プレートを枠ケースにビス等で固定できるために、調整通りに建て付けができる。
ところで、上記所定角の大きさは、扉体の重量等に抗すべき当該斜面の摩擦係数や当該ピニオン・ラックのモジュール、歯車ピッチに対応する調整プレートの移動量などに拠ることは言うまでもないが、少なくとも前後方向に対し45度を越えるようにし、とりわけ60度にするのが好ましい。
【0010】
また、本発明の請求項5に係る扉開閉装置は、固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに取付プレートと一体となって枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、固定枠に対し扉体を前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、そして、その側面に立設された円筒部材が枠ケースの穿設孔に回動自在に嵌挿される調整ピニオンと、その側面に立設された作動ピンが、前後方向に対し垂直方向をなす調整プレートの作動孔に嵌挿されるとともに、調整ピニオンに噛合する歯形が、調整ピニオンを包囲するように前後方向に対し所定角方向、例えば60度方向に穿設された穿設溝の溝壁に形成される調整ラックとからなる歯車機構を備えるもので、請求項4に係る装置に対して変形形態をなすものである。しかし、上述のような静止機構を付加せずとも調整通りに建て付けができることは同様であり、羽根板を介して付与される扉体等の重量を上記作動孔と作動ピンとの間、及び調整ラックと調整ピニオンとの間で均衡させてこれらの間の相対運動を阻止し、阻止された状態下で調整プレートを固定枠にビス等で固定できる。
ところで、上記所定角の大きさは、上述のように扉体の重量等に抗すべき当該斜面の摩擦係数などに拠ることは言うまでもなく、また、少なくとも前後方向に対し45度を越えるようにし、とりわけ60度にするのが好ましい。
【0011】
また、本発明の請求項6に係る扉開閉装置は、静止機構が、枠ケースの穿設孔から突出する円筒部材の一端に一体に形成された歯付き部と、枠ケースの穿設孔周りに形成され、当該歯付き部に係合する凹部と、円筒部材の外周に配設され、歯付き部を枠ケースの凹部に押圧させる付勢手段、例えばスプリングとからなるもので、上記請求項1に係るクランク部材の場合で説明すれば、その円筒部材をドライバ等でスプリングに抗して押圧しながら回動すると、枠ケースの凹部と歯付き部との係合が解除されて固定枠に対する扉体の前後方向の調整ができ、調整が完了したらドライバ等を押圧するのを止めると、スプリングによって歯付き部が枠ケースの凹部に係合して作動孔と作動ピンとの間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレートを固定枠にビス等で固定できるので、調整通りに建て付けができる。
ところで、歯付き部と凹部との係合方法は種々あり、例えば歯付き部としての歯付き座金を円筒部材の一端に取り付け、この歯付き座金とこれに係合する枠ケース面に形成された凹部とでかみ合いクラッチのようなものを構成してもよく、また、歯付き部の凸部と枠ケースの凹部とでスプライン嵌合、或いはセレーション嵌合によるかみ合いクラッチのようなものを構成してもよい。
また、本発明の請求項7に係る扉開閉装置は、静止機構が、枠ケースの作動孔から突出する作動ピンの一端に一体に形成された歯付き部と、枠ケースの作動孔周りに形成され、当該歯付き部に係合する凹部と、作動ピンの外周に配設され、歯付き部を前記枠ケースの凹部に押圧させる、例えばスプリングなどの付勢手段とからなるもので、請求項6に係る静止機構と同様に、作動孔と作動ピンとの間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレートを固定枠にビス等で固定できるので、調整通りに建て付けができる。この場合においても、歯付き部と凹部との係合方法は、各種のやり方があり、上述のようなかみ合いクラッチで構成してよいことはもちろんである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の第1例を図1〜4を参照して説明する。
本実施の形態に係る扉開閉装置1は、図1に示すように、固定枠2側の第1係合部材A、及び扉体(図示せず)側の第2係合部材B、並びにこれらを連結するヒンジ部材Cで構成され、これらが協働することによって、扉体を自在開閉させることができる。そして、扉体を自在に、且つスムースに開閉することができるように、かかる装置1は、第1係合部材A及び第2係合部材Bが、固定枠2及び扉体にそれぞれ上下に位置決めして固着され、これらを一組として用いるのが通常である。尚、同図の固定枠2には、第1係合部材Aを構成する後述の枠ケース3のみが固着されているところが示されている。
上記第1係合部材Aは、図2に示すように、固定枠2に固着される上述の枠ケース3、及び扉体にヒンジ部材Cを介して連結される取付プレート4、並びに、取付プレート4と一体となって、後述するように枠ケース3の底部3aの上面(所定面)を前後方向(図2(A)中の矢印A,B方向、以下の図面において同じ)に摺動し、固定枠2に対する扉体の前後方向の移動による調整後にビス5で固定枠2に固定される調整プレート6を備えている。
ところで、第2係合部材Bは、扉体にビスで固着される取付プレートで構成され、また、ヒンジ部材Cは、上記取付プレート4及び扉体に固着される取付プレートのそれぞれの端部を筒状に丸めて連接し、これら筒状内に軸ピン(図示せず)を挿入して構成されており、したがって、本実施の形態では、取付プレート4及び扉体に固着される取付プレートは、ヒンジ部材Cをも兼ねている。
【0013】
ここで、上記第1係合部材Aについて、図2を参照して詳細に説明する。但し、同図は、調整プレート6が摺動する前の中立状態にあるときの状態図であり、同図(B)は、同図(A)のP−P断面図である。
部材Aの枠ケース3は、扁平なU字型形状をなす部材であり、固定枠2の所定凹部(図示せず)に嵌合され、この部材の底部3aから立設する端部3bにおいてビス(図示せず)により固着される。そして、この底部3aの略中央に、後述する円筒部材8が緩嵌される穿設孔3cが設けられ、この穿設孔3c周りに、後述する歯付き座金13に係合する凹部15(図3(B)参照)が形成されており、また、上記穿設孔3cを隔てて上記ビス5が螺着される一対のネジ穴3d(図4参照)が設けられ、更に、この底部3aには、後述する左右調整ネジ7を取り付ける際の干渉防止のために、U字状の切欠部3eが設けられている。
【0014】
部材Aの調整プレート6は、扁平なL字型形状をなす板部材であり、この板部材の横板部6aには、略中央に長軸を前後方向とする長円形状の長孔が3つ、また、これら長孔と縦板部6bとの間に長軸を前後方向に対し垂直方向(図2(A)面上で、当該図面中の矢印A,B方向に対し直角方向、以下の図面において同じ)とする長円形状の作動孔6cが穿設されているとともに、上記切欠部3eの位置に合わせてU字状の切欠部6dが設けられている。そして、この横板部6aが、枠ケース3の底部3aの上面を前後方向に、その端部3bに設けられた溝3fに案内されて摺動するようになっており、このために、上記長孔のうち中央のものは、後述する円筒部材8が調整プレート6の摺動に伴って干渉しないように、また、他のものは、上記ビス5が調整プレート6の摺動に伴って干渉しないように長円形状に穿設されている。
【0015】
部材Aの取付プレート4は、上述のように端部が筒状に丸められた略矩形形状をなす板部材であり、この板部材には、略中央に長軸を前後方向とする長孔が3つ穿設されており、上記長孔のうち中央のものは、後述する円筒部材8が調整プレート6の摺動に伴って干渉しないように、また、他のものは、上記ビス5が調整プレート6の摺動に伴って干渉することなく枠ケース3に螺着されるように穿設されている。更に、この板部材には、上記切欠部6dの位置するところに後述の左右調整ネジ7が螺着するためのネジ穴4aが設けられ、また、この板部材の略中央には小孔4bが穿設されている。そして、取付プレート4は、この小孔4bに上記縦板部6bの突部を係合させ、上述した左右調整ネジ7の上部をネジ穴4aに螺着するとともに、その下方くびれ部を上記切欠部6dに挿入して調整プレート6を挟持することにより調整プレート6に固定され、調整プレート6と一体となって前後方向に移動できるようになっている。
【0016】
そして、この部材Aには、その上部8aが取付プレート4の上記長孔から突出され、その下部8bが枠ケース3の穿設孔3cに回動自在に緩嵌される円筒部材8と、調整プレート6の作動孔6cに嵌挿される作動ピン9と、これら円筒部材8の中部及び作動ピン9を連結するアーム10とを有するクランク部材11が備えられている。但し、本実施の形態のクランク部材11は、上部8aの上面にドライバ等で回動できるように十字形状の溝が刻設されたボルト形状の円筒部材8に、作動ピン9及びアーム10を結合して一体化した形態をなすものであるが、これに限るものでないことはもちろんである。
このようなクランク部材11において、上部8aをドライバ等で回動すると、アーム10も回動する一方、作動ピン9は作動孔6cを往復する。このとき、調整プレート6には作動ピン9を介して力が加えられ、この力の前後方向の分力により調整プレート6が上記底部3aの上面を前後方向に摺動するので、調整プレート6と取付プレート4とが一体となって前後方向に移動する。
【0017】
しかも、この部材Aには、図3に詳細に示すような、作動孔6cと作動ピン9との間の相対運動を阻止し、円筒部材8を回動する場合には上記相対運動を可能にする静止機構12が備えられている。この静止機構12は、枠ケース3の穿設孔3cから突出する円筒部材8の下部8bの一端に一体に形成された上述の歯付き座金(歯付き部)13と、枠ケース3の穿設孔3c周りに形成されて歯付き座金13に係合する上述の凹部15と、円筒部材8の外周で、且つ、上記アーム10と枠ケース3との間に介装されて歯付き座金13を枠ケース3の凹部15に押圧させるスプリング(付勢手段)14とから構成されており、歯付き座金13と凹部15とでかみ合いクラッチを構成する。
このような静止機構12において、調整前では歯付き座金13はスプリング14により枠ケース3に押圧されているが(同図(A))、円筒部材8をドライバ等でスプリング14に抗して押圧しながら回動すると、枠ケース3の凹部15と歯付き座金13との係合が解除されるため、即ちクラッチのかみ合いが解除されるため(同図(B))、調整プレート6を前後方向に摺動させて固定枠2に対する扉体の前後方向の調整ができ、調整が完了したら押圧するのを止めると、スプリング14により歯付き座金13が枠ケース3の凹部15に係合するため、即ちクラッチがかみ合うため(同図(A))、作動孔6cと作動ピン9との間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート6を枠ケース3にビス5で固定できるので、調整通りに建て付けができる。尚、同図において取付プレート4は省略されている。
【0018】
このような装置1によって、固定枠2に対する扉体の前後方向の調整をするやり方を図2〜4を参照して説明する。尚、説明の都合で、調整前には調整プレート6が図2(A)の中立状態にあるものする。但し、図4において取付プレート4等は省略されている。
まず、調整プレート6を矢印A方向に摺動させて図4(A)の状態になるように調整する場合は、クランク部材11の円筒部材8をドライバ等で押圧しながら反時計方向に回転すると、枠ケース3の凹部15と歯付き座金13との係合が解除されるとともに、調整プレート6には作動ピン9を介して矢印A方向の力が加えられ、調整プレート6がこの方向に摺動するので、調整プレート6と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動する。そして、同図(A)の状態で調整が完了する場合には、円筒部材8に対する押圧を止めると、スプリング14により歯付き座金13が枠ケース3の凹部15に係合するようになり、作動孔6cと作動ピン9との間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート6を枠ケース3にビス5で固定する。
【0019】
また、調整プレート6を矢印B方向に摺動させて図4(B)の状態になるように調整する場合は、円筒部材8を押圧しながら時計方向に回転すると、歯付き座金13の上記係合が解除されるとともに、調整プレート6には矢印B方向の力が加えられ、調整プレート6がこの方向に摺動するので、調整プレート6と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動し、同図(B)の状態で調整が完了する場合には、円筒部材8に対する押圧を止めると、歯付き座金13の上記係合により、作動孔6cと作動ピン9との間の相対運動が阻止され、この状態下で調整プレート6を枠ケース3にビス5で固定する。
このようなやり方で調整すれば、調整通りに建て付けができる。
【0020】
次に、本発明の実施の形態の第2例を図5及び6を参照して説明する。尚、これらの図において取付プレート4等は省略されている。
本実施の形態に係る扉開閉装置20は、上記クランク部材11に代えてクランク部材21を、また、上記静止機構12に代えて静止機構22を用いてなるものである。
最初に、本装置20の構成に関し、上述した第1例の装置1と異なるところのみを図5を参照して説明する。但し、図5(A)は、本装置20の部材Aの構成図、同図(B)は、同図(A)のQ−Q断面図である。
本装置20のクランク部材21は、後述する調整プレート26の穿設孔26aに回動自在に緩嵌される扁平な円筒部材23と、この円筒部材23にその回転軸に偏心して突設され、後述する枠ケース25の作動孔25aに嵌挿される作動ピン24とを備えるもので、このようなクランク部材21に対応させて、枠ケース25においては、上記枠ケース3の穿設孔3cに代えて、長軸を前後方向に対し垂直方向とする長円形状の作動孔25aが穿設され、この作動孔25a周りに静止機構22の歯付き座金13に係合する凹部27が形成されており、また、調整プレート26においては、上記調整プレート6の作動孔6cに代えて、円形の穿設孔26aが、上記調整プレート6の横板部6aに設けられた3つの長孔のうちの中央の長孔の位置に設けられている。そして、この穿設孔26aの円周端は、図5(B)に示すように上方に折曲されて突出し、ここに円筒部材23が緩嵌されるようになっている。
【0021】
一方、本装置20の静止機構22は、枠ケース25の作動孔25aから突出する作動ピン24の一端に一体に形成された上記歯付き座金13と、枠ケース25の作動孔25a周りに形成されて歯付き座金13に係合する上記凹部27と、作動ピン24の外周で、且つ、上記円筒部材23と枠ケース25との間に介装され、歯付き座金13を枠ケース25の凹部27に押圧させる上記スプリング14とから構成されている。
このような静止機構22において、調整前では歯付き座金13はスプリング14により枠ケース25に押圧されているが(図5(B))、円筒部材23の上面をドライバ等でスプリング14に抗して押圧しながら回動すると、枠ケース25の凹部27と歯付き座金13との係合が解除され、即ちクラッチのかみ合いが解除され、調整プレート26を前後方向に摺動させて固定枠2に対する扉体の前後方向の調整ができ、調整が完了したら押圧するのを止めると、スプリング14により歯付き座金13が枠ケース25の凹部27に係合する結果、即ちクラッチがかみ合う結果、作動孔25aと作動ピン24との間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート26を枠ケース25にビス5で固定できるので、調整通りに建て付けができる。
【0022】
次に、このような装置20によって、固定枠2に対する扉体の前後方向の調整をするやり方を図6を参照して説明する。但し、説明の都合で、調整前には調整プレート26が図5(A)の中立状態にあるものとする。
まず、調整プレート26を矢印A方向に摺動させて図6(A)の状態になるように調整する場合は、クランク部材21の円筒部材23をドライバ等で押圧しながら時計方向に回転すると、枠ケース25の凹部27と歯付き座金13との係合が解除されるとともに、調整プレート26には作動ピン24及び円筒部材23を介して矢印A方向の力が加えられ、調整プレート26がこの方向に摺動するので、調整プレート26と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動する。そして、同図(A)の状態で調整が完了する場合には、円筒部材23に対する押圧を止めると、スプリング14により歯付き座金13が枠ケース25の凹部27に係合するようになり、作動孔25aと作動ピン24との間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート26を枠ケース25にビス5で固定する。
【0023】
また、調整プレート26を矢印B方向に摺動させて図6(B)の状態になるように調整する場合は、円筒部材23を押圧しながら反時計方向に回転すると、歯付き座金13の上記係合が解除されるとともに、調整プレート26には矢印B方向の力が加えられ、調整プレート26がこの方向に摺動するので、調整プレート26と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動し、同図(B)の状態で調整が完了する場合には、円筒部材23に対する押圧を止めると、歯付き座金13の上記係合により、作動孔25aと作動ピン24との間の相対運動が阻止され、この状態下で調整プレート26を枠ケース25にビス5で固定する。
このようなやり方で調整すれば、調整通りに建て付けができる。
【0024】
ところで、クランク部材は、上述したように第1例や第2例に係るクランク部材11や21に限るものではなく、例えば図7に示すような形態のものであってもよい。但し、図7(B)は、同図(A)のR−R断面図である。
以下では、図7に係るクランク部材30、及びクランク部材30に対応した静止機構、並びにこれらに係合する枠ケース31及び調整プレート32を備えた装置について、第1例の装置1と異なるところのみを説明する。尚、同図において取付プレート4等は省略されている。
クランク部材30は、後述するアーム33の角穴に緩嵌される角部34a、及びこの角部34aに連設され、調整プレート32の丸穴に緩嵌される円筒部34bを有する円筒部材34と、調整プレート32を枠ケース31に固定する上記ビス5を構成要素とし(ビス5が上記作動ピン9を兼ねている)、当該ビス5及び円筒部材34を連結する上記アーム33とを備えたもので、アーム33には、基部33aに円筒部材34の角部34aが緩嵌される上述の角穴が穿設され、端部33bにビス5を挟持するU字状の切欠きが設けられている。尚、円筒部材34の角部34aの上面にドライバ等で回動できるように十字形状の溝が刻設されており、円筒部材34を回動すれば、アーム33はビス5の廻りに回動し、このとき、円筒部材34から調整プレート32に力が加えられ、この力の前後方向の分力により調整プレート32が枠ケース31の底部の上面を摺動する。
【0025】
このようなクランク部材30に対応させて、調整プレート32が上記調整プレート6と異なるところは、調整プレート6の作動孔6cに代えて、その略中央に円筒部34bが緩嵌される上記丸穴が、横板部6aの中央の長孔の位置に穿設されている点である。また、枠ケース31が上記枠ケース3と異なるところは、この底部の略中央に長軸を前後方向とする長円形状の長孔31aが、枠ケース3の穿設孔3cに代えて穿設されている点であり、この長孔31aから円筒部34bの一端が突出されて、この一端に上記歯付き座金13が一体に形成され、この歯付き座金13が枠ケース31の長孔31a周りに形成された凹部(図示せず)に係合するとともに、上記スプリング14は、円筒部34bの外周で、且つ、角部34aと枠ケース31との間に介装されている。
【0026】
このような装置で、図8(B)の状態から同図(A)の状態にする場合には、円筒部材34をドライバ等で押圧しながら時計方向に回転すると、調整プレート32には円筒部材34を介して矢印A方向の力が加えられ、調整プレート32がこの方向に摺動するので、調整プレート32と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動して同図(A)の状態になる。また、同図(B)の状態から同図(C)の状態にする場合には、円筒部材34を押圧しながら反時計方向に回転すると、調整プレート32には矢印B方向の力が加えられ、調整プレート32がこの方向に摺動するので、調整プレート32と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動して同図(C)の状態になる。そして、このような同図(A)や(C)の状態下で、本装置においても、静止機構により、ビス5とアーム33の切欠きとの間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート32を枠ケース31にビス5で固定することができるので、調整通りに建て付けができることは言うまでもない。ところで、当該静止機構が上記静止機構12と異なるところは、静止機構12の凹部15が円形孔の周り(穿設孔3c周り)に形成されているのに対し、当該静止機構のそれが長円形状孔の周り(長孔31a周り)に形成されている点のみである。
尚、図8(B)は、調整プレート32が調整前の中立状態にある場合を示し、同図(A)や(C)は、調整プレート32が前後方向に移動された状態にある場合をそれぞれ示す。
【0027】
また、上記静止機構のように、その凹部を長円形状の長孔31a周りに形成しなければならない場合には、当該静止機構に代えて、図9に示すような静止機構35を採用してもよい。尚、図9(B)は、同図(A)の静止機構35を矢印C方向から見た斜視図である。
静止機構35は、上述した歯付き座金13と長孔31a周りの凹部との係合によるかみ合いクラッチの代わりに、歯付き部としてのセレーション歯付き平板36を円筒部材34の一端に取り付け、この平板36とこれに係合する枠ケース31の長孔31aの内壁に形成されたセレーション歯刻部37(凹部)とでセレーション嵌合によるかみ合いクラッチを構成するようにしたものである。
かかる静止機構35においては、調整前では平板36はスプリング14により枠ケース31に押圧されているが、円筒部材34の上面をドライバ等でスプリング14に抗して押圧しながら回動すると、枠ケース31の歯刻部37と平板36との係合が解除され、即ちクラッチのかみ合いが解除され、調整プレート32を前後方向に摺動させて固定枠2に対する扉体の前後方向の調整ができ、調整が完了したら押圧するのを止めると、スプリング14により平板36が枠ケース31の歯刻部37に係合する結果、即ちクラッチがかみ合う結果、ビス5とアーム33の切欠きとの間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート32を枠ケース31にビス5で固定できる。したがって、調整通りに建て付けができることは上記静止機構を用いた場合と同様である。
【0028】
次に、本発明の実施の形態の第3例を図10及び11を参照して説明する。
本実施の形態に係る扉開閉装置40は、第1例に係る装置1のクランク部材11の代わりに歯車機構41を用いたものである。尚、図10及び11において、上記装置1の部材と同一のものには同一番号を付し、その説明は割愛する。また、これらの図において取付プレート4等は省略されている。
本装置40の第1係合部材Aは、固定枠2に固着される上記枠ケース3、及びヒンジ部材Cに連結される取付プレート4、並びに取付プレート4と一体となって、枠ケース3の底部3aの上面を前後方向に摺動し、固定枠2に対する扉体の前後方向の調整後にビス5(当該図面では図示せず)で固定枠2に固定される、上記調整プレート6とは異なる調整プレート42を備えている。
かかる調整プレート42は、調整プレート6と同様に扁平なL字型形状をなす板部材であるが、この板部材の横板部42aには、略中央に長手方向を前後方向とする矩形溝42bが、また、この矩形溝42bを隔てて長軸を前後方向とする一対の長円形状の長孔42c,42dがビス5の位置に合わせてそれぞれ穿設され、この横板部42aが、枠ケース3の底部3aの上面を前後方向に、その端部3bに設けられた溝3fに案内されて摺動するようになっており、更に、矩形溝42bの溝壁には、歯車機構41を構成する調整ラック43が歯刻され、かかる調整ラック43は、その下面の凹部45a内から立設された円筒部材44が枠ケース3の穿設孔3cに回動自在に緩嵌される歯車機構41の調整ピニオン45に噛合している。尚、調整ピニオン45において、その円筒部材44と反対側の上面にはドライバ等で回動できるように十字形状の溝が刻設されている。
【0029】
ところで、本装置40においても、調整ピニオン45と調整ラック43との間の相対運動を阻止し、円筒部材44を回動する場合には上記相対運動を可能にする静止機構12と同様な機能を有する静止機構46が備えられていることは言うまでもない。
この静止機構46は、枠ケース3の穿設孔3cから突出する円筒部材44の一端に一体に形成された上記歯付き座金13と、枠ケース3の穿設孔3c周りに形成された歯付き座金13に係合する上記凹部15と、円筒部材44の外周で、且つ、調整ピニオン45の凹部45aと枠ケース3との間に介装され、歯付き座金13を枠ケース3の凹部15に押圧させるスプリング14とから構成されるものであり、このような静止機構46において、図10(B)に示すように、調整前では歯付き座金13はスプリング14により枠ケース3に押圧されているが、調整ピニオン45の上面をドライバ等でスプリング14に抗して押圧しながら回動すると、枠ケース3の凹部15と歯付き座金13との係合が解除され、即ちクラッチのかみ合いが解除され、調整プレート42を前後方向に摺動させて固定枠2に対する扉体の前後方向の調整ができ、調整が完了したら押圧するのを止めると、スプリング14により歯付き座金13が枠ケース3の凹部15に係合する結果、即ちクラッチがかみ合う結果、調整ピニオン45と調整ラック43との間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート42を枠ケース3にビス5で固定できるので、調整通りに建て付けができる。
尚、図10(A)は、調整プレート42が摺動する前の中立状態にあるときの状態図であり、同図(B)は、同図(A)のS−S断面図である。
【0030】
このような装置40で、まず、調整プレート42を矢印A方向に摺動させて図11(A)の状態になるように調整する場合は、調整ピニオン45の上面をドライバ等で押圧しながら時計方向に回転すると、枠ケース3の凹部15と歯付き座金13との係合が解除されるとともに、調整プレート42には矢印A方向の力が加えられ、調整プレート42がこの方向に摺動するので、調整プレート42と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動する。そして、同図(A)の状態で調整が完了する場合には、調整ピニオン45の上面に対する押圧を止めると、スプリング14により歯付き座金13が枠ケース3の凹部15に係合する結果、即ちクラッチがかみ合う結果、調整ピニオン45と調整ラック43との間の相対運動が阻止され、阻止された状態下で調整プレート42を枠ケース3にビス5で固定する。
また、調整プレート42を矢印B方向に摺動させて同図(B)の状態になるように調整する場合は、調整ピニオン45の上面を押圧しながら反時計方向に回転すると、歯付き座金13の上記係合が解除されるとともに、調整プレート42には矢印B方向の力が加えられ、調整プレート42がこの方向に摺動するので、調整プレート42と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動し、同図(B)の状態で調整が完了する場合には、調整ピニオン45の上面に対する押圧を止めると、歯付き座金13の上記係合により、調整ピニオン45と調整ラック43との間の相対運動が阻止され、この状態下で調整プレート42を枠ケース3にビス5で固定する。
このようなやり方で調整すれば、調整通りに建て付けができる。
【0031】
次に、本発明の実施の形態の第4例を図12,13を参照して説明する。
本実施の形態に係る扉開閉装置50は、第3例に係る装置40の歯車機構41の代わりに歯車機構51を用いたものである。尚、同図において、上記装置1等の部材と同一のものには同一番号を付し(取付プレート4等は省略)、その説明は割愛する。但し、図12(A)は、本装置50の部材Aの構成図、同図(B)は、同図(A)のT−T断面図である。また、図13(B)は、調整プレートが調整前の中立状態にある場合を示し、同図(A)や(C)は、調整プレートが前後方向に移動された状態にある場合をそれぞれ示す。
本実施の形態においては、歯車機構51を構成する調整ラック52は、後述する調整プレート54とは別体の小板部材55で構成され、この小板部材55に、前後方向に対し所定角方向、本実施の形態では60度方向に歯刻されたものである点に特徴がある。
本装置50の第1係合部材Aは、固定枠2に固着される枠ケース53、及びヒンジ部材Cに連結される取付プレート4、並びに取付プレート4と一体となって、枠ケース53の底部3aの上面を前後方向に摺動し、固定枠2に対する扉体の前後方向の調整後にビス5で固定枠2に固定される調整プレート54を備えている。
【0032】
このような歯車機構51に対応した第1係合部材Aの枠ケース53及び調整プレート54について、上記装置1の枠ケース3及び調整プレート6とそれぞれ異なるところのみを説明する。
枠ケース53において、枠ケース3と異なるところは、この枠ケース53の低部3aに、その穿設孔3cに関し切欠部3eとは反対側に、前後方向に対し所定角方向、即ち、調整ラック52の歯刻方向に合わせて60度方向に長溝の作動孔53aが新たに穿設されている点である。また、調整プレート54において、調整プレート6と異なるところは、横板部6aの作動孔6cの代わりにスリット54aが当該作動孔6cとほぼ同じ位置に穿設されている点である。
【0033】
そして、この部材Aには、その側面に立設された円筒部材56が枠ケース53の穿設孔3cに回動自在に嵌挿される調整ピニオン57と、上述した小板部材55に歯刻された調整ラック52とで構成される上記歯車機構51が備えられ、この小板部材55の側面には、上記スリット54aを介して上記作動孔53aに嵌挿される作動ピン58が立設されている。尚、調整ピニオン57において、その円筒部材56の、穿設孔3cからの突出端が、抜け落ち防止のためカシメられており、また、ピニオン57の外径とほぼ等しい径の円板状のキャップ57aが、上記円筒部材56と反対側の上面に配設され(図12(B))、これにより、ラック52の抜け落ちが防止されるようになっており、このキャップ57aの上面にはドライバ等で回動できるように十字形状の溝が刻設されている。但し、当該キャップ57aは、図12(B)以外の図面においては省略されている。
このような歯車機構51において、小板部材55は、調整ピニオン57の回動に伴ってその作動ピン58が作動孔53aに案内されて往復するために、調整ラック52が調整ピニオン57と確実に噛み合って調整プレート54の上面を摺動する一方、上記作動ピン58が調整プレート54に対し力を付与するために、この力の前後方向の分力により調整プレート54がその底部3aの上面を前後方向に摺動する結果、調整プレート54と取付プレート4とが一体となって前後方向に移動する。
ところで、本装置50において、上述した静止機構12等を設けるには及ばないことは上述の通りであり、取付プレート4を介して付与される扉体等の重量を作動孔53aと作動ピン58との間、及び調整ピニオン57と調整ラック52との間で均衡させてこれらの間の相対運動を阻止し、阻止された状態下で調整プレート54を枠ケース53にビス等で固定できる。
【0034】
本装置50で、まず、図10(B)の中立状態にある調整プレート54を矢印A方向に摺動させて同図(A)の状態になるように調整する場合は、調整ピニオン57の上面をドライバ等で反時計方向に回転すると、調整プレート54に調整ラック52を介して矢印A方向の力が加えられ、調整プレート54がこの方向に摺動するので、調整プレート54と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動する。そして、同図(A)の状態で調整が完了する場合には、調整ピニオン57に対する上記回転を止め、調整プレート54を枠ケース53にビス5で固定する。
また、調整プレート54を矢印B方向に摺動させて同図(C)の状態になるように調整する場合は、調整ピニオン57の上面を時計方向に回転すると、調整プレート54には矢印B方向の力が加えられ、調整プレート54がこの方向に摺動するので、調整プレート54と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動し、同図(C)の状態で調整が完了する場合には、調整ピニオン57に対する上記回転を止め、調整プレート54を枠ケース53にビス5で固定する。このようなやり方で調整することにより、調整通りに建て付けができる。
【0035】
次に、本発明の実施の形態の第5例を図14,15を参照して説明する。尚、同図において上記装置1等の部材と同一のものには同一番号を付し(取付プレート4等は省略)、その説明は割愛する。
第5例に係る装置60は、上述した第4例に係る歯車機構51に対し変形形態をなす歯車機構61を備えている。
以下では、当該歯車機構61、並びにこの歯車機構61に対応した枠ケース62及び調整プレート63を備えた装置60について、装置50と異なるところのみを説明する。尚、図14(A)は、本装置60の部材Aの構成図、同図(B)は、同図(A)のU−U断面図である。また、図15(B)は、調整プレート63が調整前の中立状態にある場合を示し、同図(A)や(C)は、調整プレート63が前後方向に移動された状態にある場合をそれぞれ示す。
本装置60において、歯車機構61を構成する調整ラック64は、調整プレート63とは別体の小板部材65で構成され、この小板部材65に、歯刻方向が前後方向に対し所定角方向、本実施の形態では60度方向に歯刻されたものであり、しかも、これに噛合する調整ピニオン66とで内歯歯車機構を形成している点に特徴がある。
このような歯車機構61に対応して、部材Aの枠ケース62は、上記枠ケース53とほぼ同様な構造をなすが、その底部に調整ラック64の歯刻方向に合わせて上述のような作動孔53aに相当するものが穿設されていないところが異なる。また、調整プレート63も、上記調整プレート54とほぼ同様な構造をなすが、横板部54aのスリット54cに代えて作動孔63aが穿設されるとともに、調整ピニオン66の配設位置を基準としてこれと点対称の位置に、且つ、作動孔63aに平行に作動孔63bが穿設されているところが異なる。
【0036】
そして、この部材Aの歯車機構61は、その側面に立設された円筒部材67が枠ケース62の穿設孔3cに回動自在に嵌挿される調整ピニオン66と、この調整ピニオン66に噛合する歯形が、上記小板部材65に穿設された穿設溝68の溝壁68aに形成される上記調整ラック64で構成され、小板部材65の穿設溝68は、調整ピニオン66を包囲するように前後方向に対し上記60度方向に穿設されている。また、小板部材65の側面には、上記スリット63a,63bに嵌挿される作動ピン69a,69bがそれぞれ立設されている。尚、調整ピニオン66において、その円筒部材67の、穿設孔3cからの突出端が、抜け落ち防止のためカシメられており、また、ピニオン66の外径とほぼ等しい径の円板状のキャップ66aが、上記円筒部材67と反対側の上面に配設され(図14(B))、これにより、ラック64の抜け落ちが防止されるようになっており、このキャップ66aの上面にはドライバ等で回動できるように十字形状の溝が刻設されている。但し、当該キャップ66aは、図14(B)以外の図面においては省略されている。
このような歯車機構61において、小板部材65は、調整ピニオン66の回動に伴ってその作動ピン69a,69bがスリット63c,63dをそれぞれ往復するとともに、調整ピニオン66が穿設溝68の溝壁68bに沿って案内されるために、調整ラック64が調整ピニオン66と確実に噛み合って調整プレート63の上面を摺動する一方、上記作動ピン69a,69bが調整プレート63に対し力を付与するために、この力の前後方向の分力により調整プレート63が枠ケース62の底部3aの上面を前後方向に摺動する結果、調整プレート63と取付プレート4とが一体となって前後方向に移動する。
ところで、本装置60において、上述した静止機構12等を設けるには及ばないことは上記装置50と同様である。
【0037】
本装置60においては、まず、図11(B)の中立状態にある調整プレート63を矢印A方向に摺動させて同図(A)の状態になるように調整する場合は、調整ピニオン66の上面をドライバ等で反時計方向に回転すると、調整プレート63に調整ラック64を介して矢印A方向の力が加えられ、調整プレート63がこの方向に摺動するので、調整プレート63と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動する。そして、同図(A)の状態で調整が完了する場合には、調整ピニオン66に対する上記回転を止め、調整プレート63を枠ケース62にビス5で固定する。
また、調整プレート63を矢印B方向に摺動させて同図(B)の状態になるように調整する場合は、調整ピニオン66の上面を時計方向に回転すると、調整プレート63には矢印B方向の力が加えられ、調整プレート63がこの方向に摺動するので、調整プレート63と取付プレート4とは一体となってこの方向に移動し、同図(B)の状態で調整が完了する場合には、調整ピニオン66に対する上記回転を止め、調整プレート63を枠ケース62にビス5で固定する。このようなやり方で調整することにより、調整通りに建て付けができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の扉開閉装置によれば、固定枠に対する扉体の前後方向の建て付け調整において、調整通りの建て付けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る第1例の扉開閉装置の使用状態を示す斜視概略構成図である。
【図2】 図2の装置に係る第1係合部材Aの構成図である。
【図3】 図2の装置の静止機構の動作説明図である。
【図4】 図2の装置の動作説明図である。
【図5】 本実施の形態に係る第2例の扉開閉装置の第1係合部材Aの構成図である。
【図6】 図5の装置の動作説明図である。
【図7】 第1例の変形形態に係る扉開閉装置の第1係合部材Aの構成図である。
【図8】 図8の装置の動作説明図である。
【図9】 図5の装置の静止機構とは異なる静止機構を備えた装置に係る第1係合部材Aの構成図である。
【図10】 本実施の形態に係る第3例の扉開閉装置の第1係合部材Aの構成図である。
【図11】 図10の装置の動作説明図である。
【図12】 本実施の形態に係る第4例の扉開閉装置の第1係合部材Aの構成図である。
【図13】 図12の装置の動作説明図である。
【図14】 本実施の形態に係る第5例の扉開閉装置の第1係合部材Aの構成図である。
【図15】 図14の装置の動作説明図である。
【図16】従来の扉開閉装置の構成図である。
【図17】従来の扉開閉装置の構成図である。
【図18】従来の扉開閉装置の構成図である。
【符号の説明】
1,20,40,50,60 扉開閉装置
2 固定枠
3,25,31,53,62 枠ケース
3c,26a 穿設孔
4 取付プレート
6,26,32,42,54,63 調整プレート
6c,25a,53a,63a,63b 作動孔
8,23,34,44,56,67 円筒部材
9,24,58,69a,69b 作動ピン
10,33 アーム
11,21,30 クランク部材
12,22,35 静止機構
13 歯付き座金(歯付き部)
14 スプリング(付設手段)
15,27 凹部
36 セレーション歯付き平板(歯付き部)
37 セレーション歯刻部(凹部)
41,51,61 歯車機構
43,52(55),64(65) 調整ラック
45,57,66 調整ピニオン
54a スリット
68 穿設溝
68a 溝壁

Claims (7)

  1. 固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに該取付プレートと一体となって前記枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、前記固定枠に対し扉体を前記前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、前記枠ケースの穿設孔に回動自在に緩嵌される円筒部材と、前記前後方向に対し垂直方向に穿設された前記調整プレートの作動孔に嵌挿される作動ピンと、これら円筒部材及び作動ピンを連結するアームとを有するクランク部材を備え、前記作動孔と作動ピンとの間の相対運動を阻止し、前記円筒部材を回動する場合に前記相対運動を可能にする静止機構を備えてなることを特徴とする扉開閉装置。
  2. 固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに該取付プレートと一体となって前記枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、前記固定枠に対し扉体を前記前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、その側面に立設された円筒部材が前記枠ケースの穿設孔に回動自在に緩嵌される調整ピニオンと、前記調整プレートに歯刻され、前記調整ピニオンに噛合して前記前後方向に移動する調整ラックとで構成される歯車機構を備え、前記調整ピニオンと調整ラックとの間の相対運動を阻止し、前記調整ピニオンを回動する場合に前記相対運動を可能にする静止機構を備えてなることを特徴とする扉開閉装置。
  3. 固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに該取付プレートと一体となって前記枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、前記固定枠に対し扉体を前記前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、該調整プレートの穿設孔に回動自在に緩嵌される円筒部材と、該円筒部材にその回転軸に偏心して突設され、前記前後方向に対し垂直方向に穿設された前記枠ケースの作動孔に嵌挿される作動ピンとを有するクランク部材を備え、前記作動孔と作動ピンとの間の相対運動を阻止し、前記円筒部材を回動する場合に前記相対運動を可能にする静止機構を備えてなることを特徴とする扉開閉装置。
  4. 固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに該取付プレートと一体となって前記枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、前記固定枠に対し扉体を前記前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、その側面に立設された円筒部材が前記枠ケースの穿設孔に回動自在に嵌挿される調整ピニオンと、その側面に立設された作動ピンが、前記前後方向に対し垂直方向をなす前記調整プレートのスリットを介して、前記前後方向に対し所定角方向をなす前記枠ケースの作動孔に嵌挿されるとともに、前記調整ピニオンに噛合する歯形が前記所定角方向に形成される調整ラックとで構成される歯車機構を備えてなることを特徴とする扉開閉装置。
  5. 固定枠に固着される枠ケース、及び扉体に連結される取付プレート、並びに該取付プレートと一体となって前記枠ケースの所定面上を前後方向に摺動し、前記固定枠に対し扉体を前記前後方向に移動可能にする調整プレートを備え、その側面に立設された円筒部材が前記枠ケースの穿設孔に回動自在に嵌挿される調整ピニオンと、その側面に立設された作動ピンが、前記前後方向に対し垂直方向をなす前記調整プレートの作動孔に嵌挿されるとともに、前記調整ピニオンに噛合する歯形が、前記調整ピニオンを包囲するように前記前後方向に対し所定角方向に穿設された穿設溝の溝壁に形成される調整ラックとで構成される歯車機構を備えてなることを特徴とする扉開閉装置。
  6. 前記静止機構は、前記枠ケースの穿設孔から突出する前記円筒部材の一端に一体に形成された歯付き部と、前記枠ケースの穿設孔周りに形成され、前記歯付き部に係合する凹部と、前記円筒部材の外周に配設され、前記歯付き部を前記枠ケースの凹部に押圧させる付勢手段とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の扉開閉装置。
  7. 前記静止機構は、前記枠ケースの作動孔から突出する前記作動ピンの一端に一体に形成された歯付き部と、前記枠ケースの作動孔周りに形成され、前記歯付き部に係合する凹部と、前記作動ピンの外周に配設され、前記歯付き部を前記枠ケースの凹部に押圧させる付勢手段とからなることを特徴とする請求項3に記載の扉開閉装置。
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