JP3793853B2 - 車両用ウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用ウインドレギュレータとして、例えば図1に示すように、基部にギヤ2を取付け先端にローラ8を取付けたメインアーム1と、該メインアーム1に中央部を回動可能に取付けられ両端にローラ9,9′をそれぞれ取付けたサブアーム3とからなり、メインアーム1をドアインナパネルに固定したベースプレート4に軸5により軸着し、ローラ8と9を窓ガラス下縁部に設けた案内レール7に嵌入させると共に、ローラ9′をドアインナパネルに固定した案内レール7′に嵌入させ、ベースプレート4に組付けたピニオン6を回転させることにより、該ピニオン6に噛み合っているギヤ2を介してメインアーム1が軸5まわりに上下揺動し、それに伴ないサブアーム3も上下揺動して窓ガラスを昇降作動させるようにした所謂Xアーム式ウインドレギュレータが一般に用いられている。
【0003】
又、上記Xアーム式ウインドレギュレータから、サブアーム3及び案内レール7′とを省略し、メインアーム1の上下揺動のみで窓ガラスを昇降作動させるようにした所謂シングルアーム式ウインドレギュレータも従来より一般に用いられている。
【0004】
上記において、ピニオン6の回転駆動機構は、従来は図5に示すように、ドラム11を一体的に結合した駆動側シャフト10と、ピニオン6に一体的に結合され係合部12aを折曲形成したサポート12と、上記ドラム11の外周に巻装されるコイルスプリング13と、これらを組付けるカバー14とから構成される。上記ドラム11の一側部には切欠部が設けられ、コイルスプリング13はその両端折曲部がドラム11の切欠部11aの両側縁に係合した状態にてドラム11の外周に巻装され、上記駆動側シャフト10の先端部にピニオン6を遊嵌し、サポート12の係合部12aがドラム11の切欠部11a内に位置した状態とし、この状態にてこれらをカバー14内に組み込むことにより、コイルスプリング13の外周がカバー14の内周壁に弾接し、上記ドラム11の切欠部11aの両側縁とコイルスプリング13の両端折曲部との間及びコイルスプリング13の両端折曲部とサポート12の係合部12aの両側縁間にはそれぞれ遊隙が存在する状態とし、この状態にて該カバー14をベースプレート4に固定してピニオン6がメインアーム1のギヤ2と噛み合った状態とする。
【0005】
そして、ハンドルの回転操作或は電動モータの回転駆動により、駆動側シャフト10を回転させると、駆動側シャフト10及びそれと一体のドラム11が回転するが、左右何れの方向の回転であっても先ず切欠部11aの一方の側縁がコイルスプリング13の両端折曲部の何れか一方をコイルを巻き込む方向に押すことになるので、コイルスプリング13は巻き締められコイル径が小となって該コイルスプリング13外周とカバー14の内周壁との間のフリクションが減少し、その状態でサポート12の係合部12aを押し、該サポート12を介してピニオン6を回転駆動し、窓ガラスを昇降作動させることができる。
【0006】
逆に、ピニオン6側から入力する窓ガラスの重量荷重,車両振動等の荷重(回転力)に対しては、先ずサポート12の係合部12aがコイルスプリング13の両端折曲部の何れか一方をコイル径を広げる方向に押圧するので、コイルスプリング13外周とカバー14の内周壁との間のフリクションが増大し、そのブレーキ機能にてピニオン6の回転は防止されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなコイルスプリング13によるピニオンの逆転防止機構は、ハンドルによる手動操作のウインドレギュレータにおいては、車両走行中に全閉状態或は半開状態の窓ガラスが窓ガラス自体の重量荷重及び車両振動等によってずれ動くことがないよう保持するために必要なものである。
【0008】
しかし、電動モータの駆動により窓ガラスの開閉を行なうパワウインドレギュレータにおいては、窓ガラス側から入力する荷重に対してはウォームギヤ機構等よりなる減速機がピニオン6の回転をロックする機能をもっているので、上記コイルスプリング13によるピニオンの逆転防止機構は不要であが、手動操作のウインドレギュレータとパワウインドレギュレータとの部品を共用しコストダウンをはかるために、パワウインドレギュレータにおいてもコイルスプリング13によるピニオンの逆転防止機構を備えた手動操作のウインドレギュレータと全く同じものを使用しているのが現状である。
【0009】
ところが、パワウインドレギュレータであって上記ピニオンの逆転防止機構を備えたものにおいては、全閉状態から窓ガラスを開作動させようとしたとき、異音が発生することがある、という課題を有している。
【0010】
異音発生の原因を追及したところ、以下のことが判明した。
【0011】
即ち、窓ガラスを閉作動させて全閉状態としたとき、電動モータから閉方向のオーバトルクが入力すると、該オーバトルクによりアームやドアインナパネル等にたわみが生じ、該オーバトルクを解除してもそのアームやインナパネル等のたわみの反力がサポート12を介してコイルスプリング13の一端折曲部に入力することにより拡径されたコイルスプリング13にて逆転防止され、アームやインナパネル等がたわんだままの状態に保持される。次に電動モータを開方向に駆動させて窓ガラスを開けようとする場合、サポート12の係合部12aがコイルスプリング13の一端折曲部から離れて逆転防止機能が解除されると、その瞬間に上記アームやドアインナパネル等のたわみの反力が急激に解放され、そのアームやドアインナパネルのたわみの急激な戻りによって異音が発生することが判明した。
【0012】
本発明は、手動操作のウインドレギュレータとパワウインドレギュレータとの部品共用によるコストダウンというメリットを大きく阻害することなく、上記のような異音の発生を防止することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくともピニオンと、該ピニオンに噛み合うギヤをもったアームとをベースプレートに回転可能に取付け、該ピニオンを回転駆動させることによりアームが上下揺動して窓ガラスを開閉作動させるようになっている車両用ウインドレギュレータにおいて、上記ピニオンの回転駆動機構を、駆動側シャフトと、該駆動側シャフトに一体的に嵌合結合され外周部に第1の切欠部と第2の切欠部とを有するドラムと、上記ピニオンに一体的に嵌合結合され外周部に第1の係合部と第2の係合部とを折曲形成したサポートと、両端の折曲部が上記ドラムの第1の切欠部の両側縁に係合した状態で該ドラムの外周部に巻装されるコイルスプリングと、これらドラム,サポート及びコイルスプリングを組付けるカバーとから構成し、上記サポートは第1の係合部と第2の係合部が第1の切欠部内と第2の切欠部内にそれぞれ位置した状態でドラムに組付けられ、駆動側シャフトから回転力が入力したとき、ドラムの第1の切欠部の一方の側縁がコイルスプリングの一方の折曲部を押圧してコイルスプリングを縮径変形させた後、第2の切欠部の一方の側縁がサポートの第2の係合部の一方の側縁を押圧して回転させ、ピニオン側から窓ガラス開方向の回転力が入力したとき、サポートの第1の係合部は第2の係合部よりも小さくすることにより、該サポートの第1の係合部はコイルスプリングの両端の折曲部に当接しない状態で該サポートの第2の係合部の一方の側縁がドラムの第2の切欠部の一方の側縁を押圧して回転させようとし、ピニオン側から窓ガラス閉方向の回転力が入力したとき、サポートの第1の係合部の一方の側縁がコイルスプリングの一方の折曲部を押圧して該コイルスプリングを拡径変形させることにより、該コイルスプリングとカバーの内周面との間のフリクションを増大させるようにしたものである。
【0014】
上記により、窓ガラス閉作動時のパワユニットのオーバトルクにより、アームやドアインナパネル等にたわみが生じ、そのたわみ反力がピニオンにかかった状態で保持された場合、次の窓ガラス開作動に際し、保持されていたたわみ反力が一時に急激に解放されることはなく、パワユニットの開方向の駆動に伴って該たわみ反力は徐々に解放されるので、異音は全く発生しない。又、上記第2の係合部をもたず第1の係合部だけを有する手動操作用のサポートを用意しておき、サポートを取換えるだけで、ピニオン側から窓ガラス開方向の回転力が入力したとき、コイルスプリングを拡径変形させて逆転防止をはかる手動操作用のピニオン回転駆動機構を簡単に得ることができ、上記サポート以外の部品は全て共用できるので、部品共用によるコストダウンというメリットをほとんど損なうことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に付き図2〜図4を参照して説明する。
【0016】
図2は本発明にかかるピニオン6の回転駆動機構の一例を示すもので、駆動側シャフト10と、該駆動側シャフト10に一体的に嵌合組付けられたドラム11と、ピニオン6に一体的に嵌合組付けられたサポート12と、該ドラム11の外周部に巻装されたコイルスプリング13と、ベースプレート4に固着されこれらドラム11,サポート12,コイルスプリング13等を組付けるカバー14とにより、ピニオン6の回転駆動機構が構成されることは図3に示す従来のピニオン回転駆動機構と同じである。上記駆動側シャフト10は、電動モータと減速機とからなる従来より公知のパワユニット(図示省略)によって回転駆動されるものとする。
【0017】
従来の構成と異なる点は、ドラム11に第1の切欠部11aと第2の切欠部11bとを設け、サポート12に第1の係合部12aと第2の係合部12bとを折曲形成した点であり、ドラム11の第1の切欠部11aの両側縁にコイルスプリング13の両端折曲部13a,13bが係合した状態で、コイルスプリング13がドラム11の外周部に巻装され、またサポート12の第1の係合部12aと第2の係合部12bがドラム11の第1の切欠部11aと第2の切欠部11b内にそれぞれ位置した状態にて、サポート12がドラム11上に組付けられる。
【0018】
そして、駆動側シャフト10から回転力が入力された場合、図3(A)のように左方向(反時計方向)の回転力の入力時は、ドラム11の第1の切欠部11aの一方の側縁aがコイルスプリング13の一方の折曲部13aを反時計方向に押圧しコイルスプリング13を縮径させコイルスプリング13とカバー14の内周面とのフリクションを減少させた後、ドラム11の第2の切欠部11bの一方の側縁aがサポート12の第2の係合部12bの一方の側縁aに当接しこれを反時計方向に押圧することにより、該サポート12とそれに一体的に結合されたピニオン6とを回転させ、ピニオン6に噛み合っているギヤ2を介してメインアーム1を軸5回りに回動させ、窓ガラスを開作動させる。
【0019】
図3(B)のように、駆動側シャフト10から右方向(時計方向)の回転力が入力した場合は、ドラム11の第1の切欠部11aの他方の側縁bがコイルスプリング13の他方の折曲部13bを時計方向に押圧しコイルスプリング13を縮径させコイルスプリング13とカバー14の内周面とのフリクションを減少させた後、ドラム11の第2の切欠部11bの他方の側縁bがサポート12の第2の係合部12bの他方の側縁bに当接し時計方向に押圧することにより、該サポート12を介してピニオン6を回転させ、ギヤ2を介してメインアーム1を軸5回りに回動させ、窓ガラスを閉作動させる。
【0020】
ピニオン6側から例えば窓ガラスの重量荷重,車両の振動荷重等が回転力として入力した場合、図3(C)のようにそれが左回転(反時計方向)であると、サポート12の第2の係合部12bの他方の側縁bがドラム11の第2の切欠部11bの他方の側縁bに当接しこれを反時計方向に押圧する。このとき、サポート12の第1の係合部12aはその両側縁がコイルスプリング13の両端の折曲部13a,13bから離れた位置にあってコイルスプリング13を拡径させないので、コイルスプリング13とカバー14との間のフリクションの増大はなく、従って第2の係合部12bの他方の側縁bによって第2の切欠部11bの他方の側縁bが反時計方向に押圧されることで、ドラム11を介して駆動側シャフト10が反時計方向に回転されようとするが、その駆動側シャフト10の回転は図示しないパワユニットの減速機(通常ウォオームギヤ機構にて構成される)が有している逆転防止機能にてロックされ、窓ガラスが自身の重量荷重や車両の振動荷重等にて下方にずれ動くことはない。
【0021】
図3(D)のように、ピニオン6側から右方向(時計方向)の回転力が入力した場合は、サポート12の第1の係合部12aの一方の側縁aがコイルスプリング13の一方の折曲部13aを時計方向に押圧し該コイルスプリング13を拡径変形させることにより、該コイルスプリング13とカバー14の内周面との間のフリクションを増大させ、このブレーキ作用によってピニオン側から入力した時計方向の回転力はロックされ、車両の振動等により窓ガラスが上方へずれ動くことはない。この場合、サポート12の第1の係合部12aの一方の側縁aがコイルスプリング13の一方の折曲部13aを時計方向へ押圧している状態で、サポート12の第2の係合部12bの両側縁a,bはドラム11の第2の切欠部11bの両側縁a,bから離れた位置にあって、この第2の係合部12bからドラム11への回転力の伝達は行なわれない。
【0022】
このように、少なくとも窓ガラスを開く方向の回転力がピニオン6側から入力した場合、図3(C)に示すように、サポート12の第2の係合部12bの側縁bがドラム11の第2の切欠部11bの側縁bに当接することにより、第1の係合部12aの両側縁a,bが共にコイルスプリング13の折曲部13a,13bに当接せず、コイルスプリング13とカバー内周面との間にブレーキ作用を生じさせない構成としたことによって、窓ガラス開作動時の異音の発生をなくすることができるものである。
【0023】
即ち、窓ガラスを閉作動させて全閉状態としたとき、電動モータから閉方向のオーバトルクが入力すると、該オーバトルクによりアームやドアインナパネル等にたわみが生じ、そのたわみの反力はパワユニットの減速機のギヤ機構によって保持され、次にパワユニットを開方向に駆動させて窓ガラスを開けようとする場合、保持されていた上記アームやドアインナパネル等のたわみ反力が一時に急激に解放されることはなく、パワユニットの開方向の駆動に伴って該たわみ反力は徐々に解放されるので、異音は全く発生しない。
【0024】
上記のピニオン回転駆動機構を手動操作のウインドレギュレータに適用する場合は、図4に示すように、第2の係合部11bをもたず第1の係合部11aのみを折曲形成した手動用のサポート12′を用意しておき、図2,3のパワウインドレギュレータ用のサポート12の代わりに手動用のサポート12′を用いることにより、駆動側シャフト10から回転力が入力した場合は、コイルスプリング13を縮径変形させ、ピニオン側から回転力が入力した場合は、コイルスプリング13を拡径変形させてカバー14内周面との間のフリクションを増大させ、逆転を防止する、という従来通りの機能をもたせることができる。
【0025】
尚、本発明のピニオン回転駆動機構は、図1に示すようなXアーム式ウインドレギュレータに限らず、その他例えばシングルアーム式等の任意形式のウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構として適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1の係合部のみを折曲形成した手動用のサポートに対し、第1の係合部と第2の係合部とを折曲形成したパワウインドレギュレータ用のサポートを用意しておき、手動操作用のウインドレギュレータとパワウインドレギュレータとで上記2種類のサポートを適宜選択使用するだけのきわめて簡単な施策により、パワウインドレギュレータにて窓ガラス開作動時に発生する虞れがあった異音を完全に防止することができるものであり、上記サポートいがいの部品は全て手動操作用とパワウインドレギュレータ用とで共用とすることができ、部品共用によるコストダウンというメリットをほとんど損なうことがないことと相俟って、実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用すべきウインドレギュレータの一例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、パワウインドレギュレータ用のピニオン回転駆動機構部の縦断側面図である。
【図3】図2に示すピニオン回転駆動機構の作動状態を示す正面図で、(A)は駆動側シャフトから左回転方向の回転力が入力した場合、(B)は駆動側シャフトから右回転方向の回転力が入力した場合、(C)はピニオン側から左回転方向の回転力が入力した場合、(D)はピニオン側から右回転方向の回転力が入力した場合をそれぞれ示している。
【図4】手動操作用のウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構の一例を示すもので、(A)はピニオン回転駆動機構部の縦断側面図、(B)及び(C)はピニオン回転駆動機構の作動状態を示す正面図であり、(B)はピニオン側から左回転方向の回転力が入力した場合、(C)はピニオン側から右回転方向の回転力が入力した場合をそれぞれ示している。
【図5】従来のピニオン回転駆動機構部の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 メインアーム
2 ギヤ
3 サブアーム
4 ベースプレート
5 軸
6 ピニオン
7,7′ 案内レール
8 ローラ
9,9′ ローラ
10 駆動側シャフト
11 ドラム
11a 第1の切欠部
11b 第2の切欠部
12 サポート
12a 第1の係合部
12b 第2の係合部
13 コイルスプリング
14 カバー
Claims (2)
- 少なくともピニオンと、該ピニオンに噛み合うギヤをもったアームとをベースプレートに回転可能に取付け、該ピニオンを回転駆動させることによりアームが上下揺動して窓ガラスを開閉作動させるようになっている車両用ウインドレギュレータにおいて、
上記ピニオンの回転駆動機構を、駆動側シャフトと、該駆動側シャフトに一体的に嵌合結合され外周部に第1の切欠部と第2の切欠部とを有するドラムと、上記ピニオンに一体的に嵌合結合され外周部に第1の係合部と第2の係合部とを折曲形成したサポートと、
両端の折曲部が上記ドラムの第1の切欠部の両側縁に係合した状態で該ドラムの外周部に巻装されるコイルスプリングと、これらドラム,サポート及びコイルスプリングを組付けるカバーとから構成し、
上記サポートは第1の係合部と第2の係合部が第1の切欠部内と第2の切欠部内にそれぞれ位置した状態でドラムに組付けられ、
駆動側シャフトから回転力が入力したとき、ドラムの第1の切欠部の一方の側縁がコイルスプリングの一方の折曲部を押圧してコイルスプリングを縮径変形させた後、第2の切欠部の一方の側縁がサポートの第2の係合部の一方の側縁を押圧して回転させ、
ピニオン側から窓ガラス開方向の回転力が入力したとき、サポートの第1の係合部は第2の係合部よりも小さくすることにより、該サポートの第1の係合部はコイルスプリングの両端の折曲部に当接しない状態で該サポートの第2の係合部の一方の側縁がドラムの第2の切欠部の一方の側縁を押圧して回転させようとし、
ピニオン側から窓ガラス閉方向の回転力が入力したとき、サポートの第1の係合部の一方の側縁がコイルスプリングの一方の折曲部を押圧して該コイルスプリングを拡径変形させることにより、該コイルスプリングとカバーの内周面との間のフリクションを増大させるようにした、
ことを特徴とする車両用ウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構。 - 請求項1に記載の車両用ウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構において、駆動側シャフトは、電動モータと減速機とからなるパワユニットにて回転駆動されるものであることを特徴とする車両用ウインドレギュレータのピニオン回転駆動機構。
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JPH1193507A JPH1193507A (ja) | 1999-04-06 |
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- 1997-09-19 JP JP27189897A patent/JP3793853B2/ja not_active Expired - Fee Related
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