JPS6364580B2 - - Google Patents

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JPS6364580B2
JPS6364580B2 JP11824381A JP11824381A JPS6364580B2 JP S6364580 B2 JPS6364580 B2 JP S6364580B2 JP 11824381 A JP11824381 A JP 11824381A JP 11824381 A JP11824381 A JP 11824381A JP S6364580 B2 JPS6364580 B2 JP S6364580B2
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JP
Japan
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pulley
gear
wire
shaft
casing
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JP11824381A
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JPS5820885A (ja
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Publication date
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Priority to US06/341,141 priority patent/US4428542A/en
Priority to GB8201872A priority patent/GB2093908B/en
Priority to IT19294/82A priority patent/IT1152101B/it
Priority to DE19823204195 priority patent/DE3204195A1/de
Priority to FR8202175A priority patent/FR2500881B1/fr
Publication of JPS5820885A publication Critical patent/JPS5820885A/ja
Publication of JPS6364580B2 publication Critical patent/JPS6364580B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なワイヤの伸び自動吸収機構に関
する。さらに詳しくは、とくにウインドレギユレ
ータ用として好適なワイヤの伸び自動吸収機構に
関する。
従来より、建物や乗り物の窓ガラスを開閉させ
かつ任意の半開状態を保持しうるウインドレギユ
レータには、操作部の回転往復操作を窓ガラスの
直線往復動に変換するために、また操作部を任意
の位置に設置しうるように、窓ガラスに係止され
たワイヤを巻き取り送り出しを行なうワイヤ方式
の伝動装置が多く使用されている。このような伝
動装置は、伝動手段としてワイヤを用いるために
軽量であり機構が簡単であるといつた利点がある
反面、使用している途中にワイヤが伸びてくると
いうワイヤの特性に起因する欠点がある。このた
め駆動装置の往方向と復方向の回転駆動に対して
ワイヤに遊びが生じ、従動装置が正確に追従しな
いという欠点があり、さらに折り曲げの繰り返し
による切損やプーリからのはずれによる操作不能
があり、また従動装置の慣性力のためにとくに停
止時などに従動が不安定になるという欠点があ
る。
叙上の欠点を排除するために、通常前記ワイヤ
方式の伝動装置にはワイヤの伸びを吸収するため
にナツト・スクリユー方式あるいはランシヨンプ
ーリ方式などの張力調整機構が設けられている。
ところがこのようなワイヤの張力調整機構はワイ
ヤに伸びが生じたときに、その都度調整しなけれ
ばならず、さらに調整がめんどうであり、伝動装
置の取りつけ位置によつては調整がきわめて困難
であるという欠点がある。
近時、叙上の欠点を排除するために、2つのプ
ーリを同軸上に可回転に設け、各プーリにワイヤ
を互いに逆向きに巻きつけると共に、これらのプ
ーリ内面にそれぞれ互いに逆向きのラチエツト歯
が設けられ、かつ軸にこれらのラチエツト歯と係
合しうる爪をそれぞれ設け、軸をいずれか一方に
回転させるときは一方のラチエツト歯のみが爪と
係合してワイヤの伸びを吸収しうるようにした伝
動装置が提案されている(特公昭54−31143号公
報参照)。
しかしながら、このものは駆動時に力が爪に集
中するため、そのままでは強度上に問題がある。
そのため、各ラチエツト歯に係合される爪の数を
ふやす必要があるために、部品点数が多くなり、
かつ組立てが煩雑である。
しかもこのものは2つのプーリを同軸上に設け
るために、装置自体にかなりの厚さを必要とし、
自動車などのドアパネル内に収容されるウインド
レギユレータに使用するにはスペース上の制約が
ある。さらにパワーウインドにおけるモータとの
連絡において一層厚さを薄くする要求が強まつて
いる。
そこで本発明者らは、叙上の欠点を排除し、薄
くかつコンパクトなワイヤ駆動装置を提供すべく
鋭意研究を重ねた結果、2つのプーリを並列に配
列せしめ、これらをギヤでトルク伝動せしめると
きは叙上の目的を達成しうることを見出した。
すなわち本発明は、ケーシングと、該ケーシン
グに回転可能に設けられ、外周面上に第1のプー
リおよび第1のギヤが固定されてなる第1の軸
と、前記ケーシングに回転可能にかつ第1の軸と
並列に設けられ第2のギヤおよび第2のプーリが
嵌合されてなる第2の軸とからなり、第2のギヤ
もしくは第2のプーリのうち一方が第2の軸に固
定され他方が回転可能かつ軸方向にわずかに移動
しうるように嵌合され、第1のギヤと第2のギヤ
が歯合され、第2のギヤおよび第2のプーリの相
対する側面にたがいに歯合しあうラチエツト歯が
それぞれ刻設され、第2のプーリと第2のギヤが
たがいに押しあうように付勢されており、第1の
プーリおよび第2のプーリのそれぞれ外周面にワ
イヤ係止穴が穿設せられてなるワイヤの伸びを自
動的に吸収する機構を要旨とするものである。
以下図面を用いて本発明の機構を説明する。第
1図は本発明のワイヤの伸び自動吸収機構の一実
施例を示す断面図、第2図は第1図のX−X線断
面図、第3図は本発明の機構の作用を説明するた
めの概略斜視図、第4図は本発明の機構の他の実
施例を示す断面図である。
第1図において1aおよび1bはそれぞれケー
シング1の本体および蓋体であり両者で箱状のケ
ーシング1を構成する。2はケーシング1に回転
可能に設けられ、外周面に第1のプーリ3および
第1のギヤ4が固定されてなる第1の軸である。
5はケーシング1に回転可能にかつ第1の軸2と
並列に設けられ、第2のギヤ6および第2のプー
リ7が嵌合されてなる第2の軸である。第2のギ
ヤ6は第2の軸5に固定され、第2のプーリが回
転可能かつ軸方向にわずかに移動しうるように嵌
合される。第1のギヤ4と第2のギヤ6は、たが
いに歯合している。第2のギヤ6および第2のプ
ーリ7の対向する側面6aおよび7aにはたがい
に歯合しあうラチエツト歯6bおよび7bがそれ
ぞれ環状に刻設されている。
ラチエツト歯6bおよび7bの係合の向きは、
たとえば第3図に示されるように、第2のプーリ
7にワイヤを巻きとる方向に回転させるときは、
第2のギヤ6から第2のプーリ7へトルク伝達を
行なうような向きである。第1のプーリ3および
第2のプーリ7のそれぞれの外周面3dおよび7
dには、ワイヤ8の端部8aおよび8bが係止さ
れるようにそれぞれワイヤ係止穴3eおよび7e
が穿設される(第2図)。さらに第1図に示され
る実施例においては、第1の軸2の軸端にレバー
取付部2aが形成されており、レバー9を嵌着せ
しめている。
また第1の軸2などの駆動はモータ(図示され
ていない)によつても行ないうる。さらに本実施
例においては、レバー操作の停止時に外力の影響
を受けないように、またプーリから引き出される
ワイヤに一定の張力を積極的に付与するために、
ケーシングの蓋体1bとプーリの間隙にワツシヤ
バネ10を挿入し、プーリの回転に対してブレー
キをかけている。さらに第2のプーリ7に中空部
11を穿設し、ケーシングの蓋体1bにボス12
を突設し、前記中空部11の内壁11aおよび前
記ボス12の外周12aにそれぞれ両端が固定さ
れるうず巻バネ13を前記中空部11内に収容せ
しめる。このばあいにおいて、ワイヤ8の巻き取
り方向により従動装置の負荷が異なるときは、負
荷を軽くするようにうず巻バネ13の向きを設け
るのが好ましく、たとえばウインドレギユレータ
に本発明の機構を用いるばあい、窓ガラスをおろ
すときにバネ13を巻き込むようにすることによ
り窓ガラスの重みでワイヤの巻き込みがスムーズ
に行ないうると共に、逆に窓ガラスをあげるとき
にはスプリングの反撥力でワイヤを軽く巻くこと
ができ、それゆえ少ない労力で軽やかに操作でき
るというすぐれた利点を有する。
叙上のごとく構成される機構の作用を以下に説
明する。レバー9をA方向に回転させることによ
り、第1のプーリ3にワイヤ8が巻き取られ、従
動装置を作動せしめる。このときレバー9のトル
クは第1のギヤ4を介して第2のギヤ6をB方向
に回転せしめるが、ラチエツト歯6bおよび7b
はすべり方向であるため第2のプーリにはトルク
は伝わらない。このため第2のプーリ7はワイヤ
8が引き出される力すなわちワイヤ8の張力によ
つてのみ回転せられる。ワイヤ8に伸びが生じて
おり、ワイヤ8の張力が緩んでいるばあいは、レ
バー9、第1の軸2、第1のプーリ3、第1のギ
ヤ4および第2のギヤ6は回転するが、第2のプ
ーリ7はワツシヤバネ10やうず巻バネ13のブ
レーキ力により回転せず、ワイヤ8の張力がこれ
らのブレーキ力に拮抗してはじめて回転せられ
る。このようにしてワイヤ8の伸びが自動的に吸
収され張力が回復する。
レバー9をC方向に回転させるときは、第1の
軸2、第1のプーリ3および第1のギヤ4もC方
向に回転し、第2のギヤ6はD方向に回転せら
れ、ラチエツト歯6b,7bを介して第2のプー
リ7もD方向に第1のプーリと同期して回転せら
れる。このため、第2のプーリ7にワイヤ8が巻
き取られ、第1のプーリ3からワイヤ8が送り出
される。このばあいには第1のプーリ3からワイ
ヤ8の張力により引き出されないために、ワイヤ
8の伸びは吸収されない。
第1図において2点鎖線で示されるように第2
の軸5の軸端にレバー取付部5aを形成し、レバ
ー91を該取付部5aに固定してもよいことはも
ちろんである。
第4図において、第2の軸5の外周上には第2
のギヤ6が回転可能かつ軸方向にわずかに移動し
うるように嵌合され、第2のプーリ7が固定され
ている。なおレバー91は第2の軸5の軸端のレ
バー取付部5aに固定されているが、第1の軸に
取りつけてもよい。このように構成される実施例
の作用は、レバー91を回転して第2の軸をD方
向に回転させることにより、第2のプーリ7にワ
イヤ8が巻き取られ、従動装置が作動されるとと
もにワイヤ8が第1のプーリ3から引き出され
る。このときワイヤ8の伸びが吸収される。逆に
レバー91をB方向に回転させるときは、ラチエ
ツト歯6b,7bが係合方向であるため、第1の
プーリ3も第2のプーリ7と同期して回転され、
ワイヤ8を送り出す。このときはワイヤ8の伸び
は吸収されない。それゆえ本発明においてはレバ
ー9を一定方向に回転させたときのみワイヤの伸
びを吸収するように構成されているが、ワイヤの
伸びの発生状況から考えても本発明の構成で充分
である。
叙上のごとく本発明は巻き取りおよび送り出し
を行なうプーリを並列に配置しているため、全体
を薄くかつコンパクトに構成することができ、近
時自動車におけるドアパネルの薄型化の要求にも
合致しうるものである。またおのおののプーリに
対してワツシヤバネやうず巻バネといつたブレー
キ手段を設けることにより、作動を確実ならしめ
ることができる。
なお本発明の機構は自動車や建物における窓ガ
ラスの昇降に使用されるウインドレギユレータに
使用されるだけでなく、たとえば種々の産業機械
におけるワイヤを用いて遠隔操作などに使用しう
ることはもちろんであり、それゆえ本明細書の特
許請求の範囲はウインドレギユレータや種々の産
業機械におけるワイヤの伸び吸収機構をも含むも
のとして解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のワイヤの伸び自動吸収機構の
一実施例を示す断面図、第2図は第1図のX−X
線断面図、第3図は本発明の機構を説明するため
の概略斜視図、第4図は本発明の機構の他の実施
例を示す断面図である。 (図面の主要符号)、1:ケーシング、2:第
1の軸、2a:レバー取付部、3:第1のプー
リ、4:第1のギヤ、5:第2の軸、5a:レバ
ー取付部、6:第2のギヤ、6b:第2のギヤの
ラチエツト歯、7:第2のプーリ、7b:第2の
プーリのラチエツト歯、8:ワイヤ、10:ワツ
シヤバネ、13:うず巻バネ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケーシングと、該ケーシングに回転可能に設
    けられ第1のプーリおよび第1のギヤが固定され
    てなる第1の軸と、前記ケーシングに回転可能に
    かつ第1の軸と並列に設けられ第2のギヤおよび
    第2のプーリが嵌合されてなる第2の軸とからな
    り、第2のギヤまたは第2のプーリのうち一方が
    第2の軸に固定され他方が回転可能かつ軸方向に
    わずかに移動しうるように嵌合され、前記第1の
    ギヤと第2のギヤが歯合され、第2のギヤおよび
    第2のプーリの対向する側面にたがいに歯合しあ
    うラチエツト歯がそれぞれ該設され、第2のプー
    リと第2のギヤがたがいに押しあうように付勢さ
    れており、第1のプーリおよび第2のプーリのそ
    れぞれ外周面上にワイヤ係止穴が穿設せられてな
    るワイヤの伸び自動吸収機構。 2 第1の軸の一端にレバー取付部が設けられて
    なる特許請求の範囲第1項記載の機構。 3 第2の軸の一端にレバー取付部が設けられて
    なる特許請求の範囲第1項記載の機構。 4 前記第2のプーリ内に両端がそれぞれ第2の
    プーリおよびケーシングに固定されてなるうず巻
    バネを収容してなる特許請求の範囲第1項記載の
    機構。
JP11824381A 1981-02-27 1981-07-27 ワイヤの伸び自動吸収機構 Granted JPS5820885A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11824381A JPS5820885A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 ワイヤの伸び自動吸収機構
US06/341,141 US4428542A (en) 1981-07-27 1982-01-20 Wire-driving device for window regulator
GB8201872A GB2093908B (en) 1981-02-27 1982-01-22 Wire driving device for window regulator
IT19294/82A IT1152101B (it) 1981-02-27 1982-01-26 Dispositivo di comando a filo per regolatori di finestre
DE19823204195 DE3204195A1 (de) 1981-07-27 1982-02-06 Drahtantriebsvorrichtung
FR8202175A FR2500881B1 (fr) 1981-02-27 1982-02-10 Dispositif d'entrainement de cable pour regulateur de fenetre

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11824381A JPS5820885A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 ワイヤの伸び自動吸収機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5820885A JPS5820885A (ja) 1983-02-07
JPS6364580B2 true JPS6364580B2 (ja) 1988-12-13

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ID=14731774

Family Applications (1)

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JP11824381A Granted JPS5820885A (ja) 1981-02-27 1981-07-27 ワイヤの伸び自動吸収機構

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605985A (ja) * 1983-06-22 1985-01-12 株式会社城南製作所 自動車のワイヤ式ウインドレギユレ−タ
JPS6028178U (ja) * 1983-08-03 1985-02-26 株式会社 大井製作所 自動車用窓昇降装置
JPH0638911B2 (ja) * 1986-03-08 1994-05-25 日本セメント株式会社 非酸化物粉末の製造方法
JP2020066958A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 株式会社ミツバ 駆動ユニット

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JPS5820885A (ja) 1983-02-07

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