JP4431942B2 - クラッチ装置 - Google Patents
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Description
ところで、前記特許文献1のものは、電動モータの回転駆動を減速機構であるウォームホイールを介して出力する構成となっており、このものにおいて、停電時に手動によるシャッターカーテンの開閉ができるよう、開閉機と巻取りドラムとのあいだの動力伝動経路にクラッチ装置を設ける場合、クラッチ装置を、ウォームホイールと出力軸とのあいだに設けるようにしたものが知られている(特許文献2)。
請求項2の発明は、請求項1において、係合受け体の非作動位置から作動位置までの回転角度は、第二回転体当接面の凹部と凸部とを形成する回転角度を越えるように設定されているクラッチ装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、クラッチ装置には、第二回転体が所定の回転角度で回転したとき、第二回転体が反対方向に回転するのを規制する規制爪が設けられているクラッチ装置である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかにおいて、クラッチ装置は、建築用電動シャッターの開閉機に用いられているクラッチ装置である。
請求項2の発明とすることにより、クラッチ体の変位作動が確実となり、信頼性の高いクラッチ装置とすることができる。
請求項3の発明とすることにより、クラッチ体の変位作動が確実となり、信頼性の高いクラッチ装置とすることができる。
請求項4の発明とすることにより、シヤッター装置のコンパクト化を果せる。
図面において、1は建築用電動シャッター装置を構成するシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、躯体開口部天井側に配したシャッターケース2に回転自在に内装される巻取りドラム3に巻装されている。そしてシャッターカーテン1は、巻取りドラム3に連動連結された駆動装置4の駆動に基づいて、巻取りドラム3が正逆何れかに回転することに伴い、シャッターカーテン1の両側縁部が開口部左右両側部に立設されたガイドレール5に案内される状態で上下方向に移動し、これによって開口部の開閉を行うように構成されており、これらの基本構成は何れも従来通りとなっている。
前記軸支持部7aの外周には、駆動装置4を構成する従動側の第一スプロケット8が設けられるが、第一スプロケット8は筒状の軸芯部8aを備えて形成されており、該軸芯部8aが、軸支持部7a外周面に回転自在に嵌着するように設定されている。ここで、第一スプロケット8は、軸芯部8aの左端側(左側ブラケット7側)に位置して形成されており、該第一スプロケット7の右側部位に、軸芯部8aよりも大径の大径筒部8bが形成され、ここに、ステー3c左端部が連結されており、これによって、巻取りドラム3と第一スプロケット8とが一体に回転するように設定されている。
そして、第二スプロケット9と第一スプロケット8とのあいだにはチエン8cが懸け回されており、後述するように第二スプロケット9が回転することにより第一スプロケット8が回転し、これによって、巻取りドラム3が正逆何れかに回転するように設定されている。
ここで、出力軸13aの突出端部(先端部)は、筒端面12b側(右側)半部の外周に駆動側ギア歯13bが刻設されており、該駆動側ギア歯13bは、前記第二スプロケット9の右半部外周に形成された従動側ギア歯9bと同形状、同周期となるように刻設されており、このように形成された出力軸13aが本発明の駆動軸に相当している。また、出力軸13aの突出先端部13cは、駆動側ギア歯13b形成部位よりも左側に向けて突出形成されており、後述する電動モータMの組み込み状態において、突出先端部13cが第二スプロケット軸芯部9aの先端部筒孔に相対回転自在な状態で嵌入するように設定され、該嵌入状態において、駆動側ギア歯13bの先端と、第二スプロケット9側の従動側ギア歯9bの先端とが同芯、かつ、近接対向する位置関係となるように設定されている。
前記クラッチブラケット14は、前記ケース体筒端面12bに固定される円形平板状の本体部14aと、該本体部14aの外周縁部から、左側ブラケット7側に変位するよう折曲して外径側に延出するフランジ状の取付け片部14bとを備えて構成されている。そして、本体部14aには貫通孔14cが開設され、該貫通孔14cの内径は、ケース体筒端面12bの貫通孔12cの外径部位に突出状に形成されたガイド片部12dの外径よりも大径に形成されており、本体部貫通孔14c内径とガイド片部12d外径とのあいだに所定間隙が形成されるように設定されている。
一方、クラッチ体15と第一回転体16とは、第二回転体17の筒底部に第一回転体第一端面16bが対向するように内嵌されているとともに、第二回転体17は第一回転体16に対して相対回転自在となるように組み込まれている。さらに、クラッチ体15と第一回転体16とは、第二回転体17の筒内周面に沿って軸方向への変位が自在となるように設定されている。
また、第二回転体17の右端部外周面には、前記凹部17d、凸部17eの回転角度(90度)に対応する回転角度を存して、第二回転体17の前記所定の方向への回転は許容するが逆方向への回転を規制するべく回転方向基端側に段差が形成されたラチェット歯17f(本発明の係合体に相当する)が、周回り方向四箇所に位置して形成されている。
さらに、本体部18aには取付け片18cが一体に形成されており、該取付け片18cに下方に垂下する操作紐18dが連結され、該操作紐18dの引き操作に基づいて、本体部18aおよび第二回転体17が回転するように設定されている。
この固定状態において、クラッチ体15は、付勢弾機20の付勢力を受けてクラッチ続位置側に位置するように押圧されており、カバー体19の底片19aにより、第二回転体17の軸方向左側への移動を規制するように設定されている。また、カバー体底片19aには、筒内方に向けて規制爪19dが形成されており、該規制爪19dを第一回転体16に形成された切欠き溝16eに係合することにより、第一回転体16が回転規制を受けるように設定されている。
さらに、操作具18は、ラチェット爪18bが第二回転体17のラチェット歯17fに噛合した状態となっており、取付け片18cは、周回り方向二箇所の固定片19bのあいだをカバー体19の外周面に沿って変位するように設けられている。そして、これら固定片19bのうち、上側の固定片19bに係止する非作動位置から他方の固定片19bに係止する作動位置までのあいだを変位することにより、第二回転体17を所定の方向に、所定の回転角度で回転させるように設定されている。尚、取付け片18cの非作動位置と作動位置とのあいだの回転角度は、前記凹部16c、17dと凸部16d、17eとの前記回転角度(90度)を少し越えるように設定されており(本実施の形態では約120度)、これによって、第二回転体17が近接姿勢と離間姿勢とのあいだを変姿するために必要な所定回転角度を保証するように設定されている。
また、前記取付け状態において、第二スプロケット9である従動軸と、電動モータM側の出力軸13aである駆動軸とは、クラッチ装置Cを介して連動連結され、出力軸13aの突出先端部13cは、前述したように、第二スプロケット軸芯部9aの筒孔9dに回転自在な状態で内嵌しており、かつ、出力軸13aに形成された駆動側ギア歯13bの左側端面である先端面と、第二スプロケット9の従動側ギア歯9bの右側端面である突出端面とが互いに同芯状、かつ、近接対向状に配設され、クラッチ体15は、従動側ギア歯9bと駆動側ギア歯13bとの両軸、あるいは、従動側ギア歯9bに外嵌するように設定されている。
因みに、操作具18から引出された操作紐18dは、取付け片18cを非作動位置から作動位置までの回転ストロークを下方への引き操作で確保できるよう、クラッチブラケット14を左側ブラケット延長部7cに固定する螺子14dに係合させて下方に引出されるように構成されている。
尚、22は、クラッチ装置Cおよび電動モータMの取付け部位を覆う駆動部カバー体である。
まず、シヤッター装置の通常の使用状態において、クラッチ装置Cは動力続状態となっており、この状態では、図5(A)に示すように、クラッチ体15はクラッチ続位置に位置し、駆動側ギア歯13bと従動側ギア歯9bとの両者に噛合するするように設定されている。この状態において、第一、第二回転体16、17とは近接姿勢となっており、付勢弾機20の付勢力を受けて右方(駆動側ギア歯13b側)に向けて付勢されている。そして、電動モータMが駆動してモータ軸11が回転し、出力軸13aが減速された状態で回転した場合に、クラッチ体15は、出力軸(駆動軸)13aとともに第二スプロケット(従動軸)9を回転せしめている。
2 シャッターケース
3 巻取りドラム
7 左側ブラケット
7c 延長部
8 第一スプロケット
9 第二スプロケット
9b 従動側ギア歯
10 ヨーク
11 モータ軸
13 ウォームホイール
14 クラッチブラケット
15 クラッチ体
16 第一回転体
16c 凹部
17 第二回転体
17e 凸部
17f ラチェット歯
18 操作具
18c ラチェット爪
19 カバー体
20 付勢弾機
21 復帰弾機
Claims (4)
- 軸方向に隣接する駆動軸と従動軸とのあいだを断続切り換えするクラッチ装置は、筒状に形成され、両軸外周に回り止め状に外嵌するクラッチ続位置から軸方向に変位して何れか一方の軸外周に回り止め状に外嵌するクラッチ断位置まで変位自在なクラッチ体と、クラッチ体をクラッチ続位置に向けて付勢する付勢手段と、クラッチ体の外周に設けられ、クラッチ体のクラッチ続位置とクラッチ断位置とのあいだの変位をせしめる変位手段とを備えて構成するにあたり、前記変位手段は、クラッチ体が収容されるカバー体と、クラッチ体に、相対回転自在、かつ、クラッチ体とともに軸方向に移動自在な状態で外嵌し、軸方向一端面に凹部と凸部とが所定の回転角度を存して周回り方向交互に形成される第一回転体と、カバー体に対し軸方向への移動は規制されるが相対回転は自在に設けられ、前記第一回転体の一端面との当接面に、第一回転体一端面と同様の凹部と凸部とが形成された第二回転体と、第一回転体の回転規制をする規制部材と、第二回転体の外周面に形成された係合体と、該係合体に噛合して第二回転体の回転案内をする係合受け体と、該係合受け体に連繋され、第二回転体を前記所定の回転角度毎に一方向に回転せしめるべく係合受け体を非作動位置から作動位置にまで変位させる操作具と、作動位置に変位した操作具を非作動位置に復帰させる復帰弾機とを備え、操作具の操作に伴う第二回転体の前記所定角度毎の一方向回転に基づき、第一回転体および第二回転体は、互いの凹部凸部同士が対向する近接姿勢と互いの凸部同士が対向する離間姿勢との変姿を交互に行って、第一回転体をクラッチ体がクラッチ断位置とクラッチ続位置とに交互に変位するよう軸方向に交互に移動させる構成にして、一つの操作体を操作する毎に動力断、続状態に切換えるようにしたクラッチ装置。
- 請求項1において、係合受け体の非作動位置から作動位置までの回転角度は、第二回転体当接面の凹部と凸部とを形成する回転角度を越えるように設定されているクラッチ装置。
- 請求項1または2において、クラッチ装置には、第二回転体が所定の回転角度で回転したとき、第二回転体が反対方向に回転するのを規制する規制爪が設けられているクラッチ装置。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、クラッチ装置は、建築用電動シャッターの開閉機に用いられているクラッチ装置。
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JP2003282564A JP4431942B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | クラッチ装置 |
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JP2005048900A JP2005048900A (ja) | 2005-02-24 |
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JP2003282564A Expired - Lifetime JP4431942B2 (ja) | 2003-07-30 | 2003-07-30 | クラッチ装置 |
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JP (1) | JP4431942B2 (ja) |
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JP6180013B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2017-08-16 | 泉陽興業株式会社 | 観覧車 |
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2003
- 2003-07-30 JP JP2003282564A patent/JP4431942B2/ja not_active Expired - Lifetime
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