JP4885666B2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

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    • A01K89/017Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool motor-driven

Description

本発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールを回転駆動する駆動モータを備えると共に、リール本体の一側に設けた手動ハンドルの回転操作でスプールを巻取り駆動する手動・電動併用型の魚釣用電動リールに関する。
通常、魚釣用電動リールは、リール本体に設けられた駆動モータの回転駆動力を、遊星歯車機構(減速機構)を介してスプールに伝達するよう構成されている。一般的に、動力伝達経路には、スプールを釣糸巻取り状態と釣糸放出状態(スプールフリー状態)の両状態に切り換えるクラッチ機構が配設されている。また、リール本体には、駆動モータによる電動駆動だけではなく、手動操作でスプールの巻取り駆動ができるように手動ハンドルが設けられており、この手動ハンドルによって入力された巻取り駆動力は、前記動力伝達経路に設けられたクラッチ機構を介してスプールに伝達されるようになっている。
ところで、魚釣用電動リールでは、上記したように、スプールの動力伝達経路に遊星歯車を備えた遊星歯車機構が介在されているため、クラッチ機構を釣糸放出状態(スプールフリー状態)に切り換えても(クラッチOFF)、遊星歯車等の一部の歯車もスプールと一緒に連動回転してしまい、歯車の噛み合いによる回転摩擦抵抗が発生してフリー性能が劣り、仕掛けを速やかに繰出せない課題が残されていた。
そこで、このような課題を解決すべく、特許文献1には、駆動モータの駆動連結機構を手動ハンドルからスプールへの駆動連結機構中に直列に介在させ、手動ハンドル連結機構とスプールとの連結を遮断してスプールの回転摩擦抵抗を少なくした魚釣用電動リールが開示されている。
特開2002−145号
上記した特許文献1に開示されている魚釣用電動リールのクラッチ機構は、リール本体に設けられた切換部材(クラッチレバー)を操作することで、スプール軸上に設けられた動力伝達歯車を軸方向に移動させるよう構成されている。すなわち、動力伝達歯車のスプール側には、断面非円形状の係止部が形成されており、前記切換部材を操作することで動力伝達歯車を軸方向にスライドさせ、これにより、スプール、又はスプール一体のスプール軸に設けた係合部に、動力伝達歯車の係止部を係脱させて動力伝達状態(釣糸巻取り状態)と動力遮断状態(釣糸繰出し状態)に切り換えるよう構成されている。
ところが、上記した動力伝達歯車は、ハンドル側(駆動モータ側)から回転駆動力を伝達する歯車と噛み合った状態にあり、歯車同士が噛み合ったままで動力伝達歯車を軸方向に移動する構成のため、動力伝達歯車を傷付ける恐れがあり、また、噛合駆動音が大きくなる等の問題がある。
また、釣糸に重量のある仕掛けや錘を取り付けることで、噛合する歯車同士の回転方向の負荷が大きくなってしまい、クラッチをONからOFFに切り換え難くなってしまう。特に、歯車同士の噛合においては、噛み合い率が高く、噛み合い性能が良好で噛み合い駆動音が小さいはすば歯車を用いることが望ましいが、クラッチの切り易さ(動力伝達歯車の軸方向への移動の容易性)を考慮すると、はすば歯車を用いることができない。この場合、仮に、はすば歯車を用いたとしても、良好なクラッチ操作性を考慮すると、歯すじの捩れ角度を大きくすることはできず、噛み合い性能の向上には限界がある。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、駆動モータによるスプール巻取り駆動時の静音化が図れると共に、軽快なクラッチの切換操作が行なえる魚釣用電動リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用電動リールは、リール本体に回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられて前記スプールを回転駆動する駆動モータ及び手動ハンドルと、前記駆動モータ及び手動ハンドルによる回転駆動力を前記スプールに伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構を動力伝達状態と動力遮断状態に切り換えるクラッチ機構と、を有する構成において、前記動力伝達機構は、前記駆動モータの出力軸上に配設される遊星歯車機構と、この遊星歯車機構の遊星歯車が噛合する内歯を備え前記リール本体に回転自在に支持された第1回転体と、この第1回転体にベルトを介して駆動連結され前記リール本体に回転自在に支持される第2回転体と、この第2回転体の中心部分に軸方向移動可能に回り止め嵌合されてクラッチ機構により軸方向に移動するクラッチ作動部材と、を有し、前記クラッチ作動部材の一側に形成した係合部をスプールと一体回転する係止部に係脱して、前記動力伝達機構を、動力伝達状態と動力遮断状態に切換可能としたことを特徴とする。
上記した構成によれば、クラッチ機構によって動力伝達状態から動力遮断状態にする場合、駆動モータ側から第1回転体及びベルトを介して動力が伝達される第2回転体に対して、軸方向に移動可能で回り止め嵌合されたクラッチ作動部材が軸方向に移動して、スプールと一体回転する係止部から離れる。このため、クラッチ作動部材は、動力伝達部分である第2回転体から回転負荷が作用することなく、軸方向に摺動するため、クラッチ機構を軽快に切り換え操作することが可能となる。また、第1回転体と第2回転体との間は、歯車による噛合ではなく、ベルトによって動力伝達する構成としているため、クラッチ機構を作動させる際、歯面を損傷することはなく、更には、駆動時の静音化が図れるようになる。
なお、上記した構成において、クラッチ作動部材の係合部が係脱される係止部は、スプールと一体回転する部分に設けられたものであれば良く、スプール自体(例えば、スプールの側面領域)に形成したもの、或いは、スプールを回転支持するスプール軸の端部に形成したもの等であれば良い。
本発明によれば、駆動モータによるスプール巻取り駆動時の静音化が図れると共に、軽快なクラッチの切換操作が行なえる魚釣用電動リールが得られるようになる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1から図5は、本発明に係る魚釣用電動リールの一実施形態を示しており、図1は、内部構造を示した平面図、図2及び図3は、図1の主要部を拡大して示す図であり、図2は、動力伝達状態(クラッチON)を示す図、図3は、動力遮断状態(クラッチOFF)を示す図、図4は図1のA−A線に沿った方向から見た部分断面図、そして、図5は、図1のB−B線に沿った方向から見た部分断面図である。
本実施形態の魚釣用電動リール1は、左右のフレーム3a,3bに外側板4a,4bを取着して構成されるリール本体5を備えている。リール本体5を構成する一方の側板(右側板4b)側には、巻取り操作される手動ハンドル6が設けられており、リール本体5を構成する左右のフレーム3a,3b間には、釣糸が巻回されるスプール7が回転可能に支持されている。また、前記スプール7の前方側における左右のフレーム間には、駆動モータ8が保持されており、前記スプール7は、前記手動ハンドル6の巻取り操作、及び駆動モータ8の回転駆動によって、後述する動力伝達機構を介して釣糸巻取り方向に回転駆動される。
前記スプール7は、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部7aを備えており、その両端には、巻回される釣糸を規制するフランジ7b,7cが形成されている。また、スプール7は、スプール軸7sに固着されており、スプール軸7sの両端側が、各フレーム3a,3bに対して軸受10を介して支持されることで、フレーム間に回転可能に支持されている。さらに、スプール軸7sの右側板側の端部には、後述するクラッチ機構のクラッチ作動部材41の係合部41aが係脱されるように、断面非円形状の係止部7hが形成されている。この場合、係止部7hは、クラッチ作動部材41とスプール7が一体回転するように動力伝達部としての機能を備えたものであれば良く、例えば、断面非円形状の凹部、凸部、凹凸部等によって構成される。
前記スプール7には、動力伝達機構12を介して、前記手動ハンドル6及び駆動モータ8からの回転駆動力が入力されるようになっている。この場合、動力伝達機構12は、駆動モータ8の回転駆動を減速する遊星歯車機構15、及び動力伝達機構12における動力伝達を、動力伝達状態と動力遮断状態に切り換えるクラッチ機構18を備えた構成となっている。以下、これら動力伝達機構12、遊星歯車機構15及びクラッチ機構18の構成について説明する。
本実施形態の動力伝達機構12は、リール本体5の手動ハンドル6が装着される側の右フレーム4b側に集約して設置されており、前記手動ハンドル6を回転可能に支持するハンドル軸6a、ハンドル軸6aに装着される駆動歯車6b、駆動歯車6bに噛合すると共に前記遊星歯車機構15に連結される連結歯車20、遊星歯車機構15に噛合する第1回転体35、スプールに回転駆動力を与える第2回転体39、及び各回転体35,39間に巻回されるベルト50(歯付きベルトであることが好ましい)を備えている。
なお、前記連結歯車20は、後述する支持ケース80と右外側板4bとの間で、軸受21a,21bを介して回転自在に支持される支軸21に回り止め固定されている。また、前記ハンドル軸6aと駆動歯車6bとの間には、公知のドラグ機構9が配設されており、ハンドル軸6a上に設置されたドラグノブ9aを回転操作することで、スプール7の回転に所望の制動力が付与されるようになっている。
前記遊星歯車機構15は、遊星歯車によって駆動モータ8の回転駆動力を減速するように構成されており、駆動モータ8の駆動軸8aに並設される第1太陽歯車30及び第2太陽歯車31と、これらにそれぞれ噛合する第1遊星歯車32及び第2遊星歯車33を備えている。この場合、第1太陽歯車30は駆動軸8aに固定され、第2太陽歯車31は、フリー回転可能となっている。各遊星歯車32,33は、右フレーム3bに回転自在に支持された第1回転体35に形成される内歯35aに噛合している。そして、第1遊星歯車32を支持する第1キャリヤ32aは、前記第2太陽歯車31に連結固定され、前記第2遊星歯車33を支持する第2キャリヤ33aは、右外側板側に向けて突出する前記支軸21と一体化されて前記連結歯車20に連結固定されている。
前記ハンドル軸6aには、逆転防止機構6cが設けられており、駆動モータ8が回転駆動された際、手動ハンドル6の連動回転を阻止するようになっている。なお、本実施形態の逆転防止機構6cは、ハンドル軸6aに装着される逆転防止用ラチェットとして構成されているが、一方向クラッチによって構成しても良い。また、前記駆動モータ8の駆動軸8aの左側板側の突出部分には、手動ハンドル6を巻取り操作した際に空回りしないように、かつスプール7側に動力が伝達されるように一方向クラッチ8dが装着されている。
前記遊星歯車機構15に噛合する第1回転体35の回転駆動力は、前記スプール7と同軸上に設置され、リール本体である右フレーム3bに回転自在に支持された第2回転体39に伝達されるようになっており、両者間における回転駆動力の伝達は、動力伝達用のベルト50を介して行なわれるようになっている。すなわち、第1回転体35、及び第2回転体39の外周面には、夫々前記ベルト50の内側に連続形成される歯(凹部)50aが嵌り込む凹凸35e及び39eが形成されており、この部分にベルト50を巻回することで、動力伝達するように構成されている。
本実施形態における第2回転体39は、スプール側に円形の凹所39aが形成されており、その周壁の内面と右フレーム3bに突出形成された円筒部3dとの間に設置される軸受39bによって、右フレーム3bに回転可能に支持されている。すなわち、第2回転体39の支持部となる軸受39bの径方向内側に、クラッチ機構18のクラッチ作動部材41の係合部41aが重合して配設されるよう構成されている。
これにより、クラッチ係合部を有するスプール軸方向の短縮化が可能となり、リール本体5の小型・コンパクト化を図ることが可能となる。なお、上記した係合部41aは、少なくともその一部が軸受39bに対して重合していれば良い。すなわち、第2回転体39に凹所を形成し、この部分に係合部41aの少なくとも一部が位置するような構成であっても良い。
また、本実施形態では、右フレーム3bと右外側板4bとの間に、右フレーム3bに取着される支持ケース(セットプレート)80が設置されている。この支持ケース80の内部には、前記動力伝達機構12が収容されており、好ましくは、駆動音が大きい部材である遊星歯車機構15(遊星歯車32,33)、及びこれらが噛合する第1回転体35を収容するものであれば良く、更には、第2回転体39、及びベルト50が収容されている。このため、前記第1回転体35は、支持ケース80と、右フレーム3bとの間の収容空間内で、夫々軸受36a,36bを介して回転可能に支持されている。
前記クラッチ機構18は、スプール軸7sと同軸上で、右フレーム3b及び右側板4b間に配設される支軸40と、この支軸40を囲繞し一対の軸受42を介して右フレーム3b及び右側板4b間に回転可能、かつ軸方向に移動可能に設置されるクラッチ作動部材41と、このクラッチ作動部材41に係合する作動板44と、作動板44に係合してクラッチ作動部材41を軸方向に移動させるクラッチ切換部材45と、クラッチ切換部材45を駆動するスプール7の後方の側板4a,4b間に上下動可能に設けた操作レバー46とを備えている。なお、前記第2回転体39の中心部分には、クラッチ作動部材41が軸方向に移動可能で回り止め嵌合される。
前記クラッチ作動部材41のスプール側には、スプール軸7sに形成されている断面非円形状の係止部7hに嵌合する係合部41aが形成されている。係合部41aと係止部7hとは、係脱可能で上述したように断面非円形状の嵌合関係となっており、両者の嵌合時においては、クラッチ作動部材41が第2回転体39によって回転駆動することで、スプール7は、スプール軸7sを介して一体回転する。
前記作動板44は、クラッチ作動部材41の外周で支持プレート80の外側に配置された円周溝41cに係合されており、クラッチ作動部材41は常時スプール側に向けて付勢されている。この状態で、図2に示すように、クラッチ作動部材41の係合部41aは、スプール軸7sの係止部7hに嵌合されており、動力伝達状態となっている(クラッチON)。そして、操作レバー46を移動操作すると、前記クラッチ切換部材45及び作動板44を介して、クラッチ作動部材41は、右外側板4b側に向けてスライド駆動される。この状態でクラッチ作動部材41の係合部41aは、係止部7hから外れ、図3に示すように、動力伝達遮断状態となる(クラッチOFF)。
なお、クラッチOFF状態からクラッチON状態への復帰は、公知の復帰機構によって手動ハンドル6の巻取り操作、或いは操作レバー46の移動操作等によって成される。
次に、上記した動力伝達機構12による、手動ハンドル6及び駆動モータ8の駆動力の動力伝達経路について説明する。
手動ハンドル6を巻取り操作すると、その回転駆動力は、駆動歯車6b、連結歯車20及び支軸21(第2キャリヤ33a)を介して遊星歯車機構15に入力される。そして、遊星歯車機構15に入力された回転駆動力は、第2太陽歯車31、第1キャリヤ32a、及び一方向クラッチ8dによって固定状態にある第1太陽歯車30の回りを公転しながら自転する第1遊星歯車32を介して、減速された状態で第1回転体35に伝達される。
この第1回転体35の回転方向は、図4及び図5において、反時計回り方向であり、前記ベルト50を介して第2回転体39を、同様に反時計回り方向に回転させる。これにより、前記スプール7は、第2回転体39に回り止めされるクラッチ作動部材41を介して釣糸巻取り方向に回転駆動される。
一方、駆動モータ8を回転駆動すると、第1太陽歯車30は、図5において、時計回り方向に回転駆動され、この回転駆動力により、第1キャリヤ32aは時計回り方向に回転駆動される。このとき第2太陽歯車31も時計回り方向に回転駆動され、これに伴って第2キャリヤ33aも時計回り方向に回転駆動しようとするが、第2キャリヤ33aは、連結歯車20を介して、駆動歯車6bに装着された逆転防止機構6cによって時計回り方向に回転することはできず、結果として、第2遊星歯車33は反時計回り方向に自転する。これにより、第1回転体35は、各第2遊星歯車33の自転によって減速された状態で反時計回り方向に回転駆動される。
そして、第1回転体35の反時計回り方向の回転は、上記した手動ハンドル6の場合と同様、ベルト50を介して第2回転体39を反時計回り方向に回転させ、前記スプール7は、第2回転体39に回り止めされるクラッチ作動部材41を介して釣糸巻取り方向に回転駆動される。
上述したように、手動ハンドル6の巻取り操作、及び駆動モータ8の回転駆動によってベルト50を介して回転駆動力が入力される右フレーム3bに設けた軸受39bで支持された第2回転体39に対して、右フレーム3bと右側板4bに設けた一対の軸受42で支持されたクラッチ作動部材41を独自に軸方向に移動可能に回り止め嵌合したことで、クラッチの係脱操作を支障なく容易に行なうことが可能となる。すなわち、クラッチの係脱操作が行われている際、動力伝達機構12における歯車同士の噛合関係は維持されたままであることから、重い仕掛けや錘を取り付けて釣糸に大きな張力が作用し、スプール7を巻取り駆動するクラッチ係合部に負荷が加わっていても、歯面を傷付けることはなく、軽快なクラッチ切り操作が行なえるようになる。また、スプール7に対する動力伝達を歯車同士の噛合関係ではなく、ベルト50によって行なうことから、特に、駆動モータ8の駆動時における歯車噛合による騒音を減少して静音化することが可能となる。
また、上記した実施形態では、右フレーム3bと右外側板4bとの間に、支持ケース80を設置し、その内部に動力伝達機構12、特に、駆動音が大きい遊星歯車機構15(遊星歯車32,33)、及びこれらが噛合する第1回転体35、第2回転体39、ベルト50を収容しているため、スプール回転駆動時における騒音発生を大幅に抑制することが可能になる。もちろん、この支持ケース80の構造、設置態様等は適宜変形することが可能であり、それによって動力伝達機構12の支持方法や配置態様も適宜、変形することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、クラッチ機構におけるクラッチ作動部材41を、動力伝達系の動力伝達状態を維持した状態のまま移動させてクラッチをOFFできるように構成されていれば良く、上述した動力伝達機構、遊星歯車機構、クラッチ機構の構成、及びその配置態様については適宜変形することが可能である。また、上述した構成において、クラッチ作動部材41は、駆動モータ8の駆動及び手動ハンドル6の回転操作で回転し、外部の切換操作で軸方向に移動する構成であれば良く、支軸40に挿通されていない構成であっても良い。また、クラッチ作動部材41の係合部41aが係脱される係止部7hは、スプールと一体回転する部分に設けられたものであれば良い。
本発明に係る魚釣用電動リールの第1の実施形態を示しており、内部構造を示した平面図。 図1の主要部を拡大して示す図であり、動力伝達状態(クラッチON)を示す図。 図1の主要部を拡大して示す図であり、動力遮断状態(クラッチOFF)を示す図。 図1のA−A線に沿った方向から見た部分断面図。 図1のB−B線に沿った方向から見た部分断面図。
符号の説明
1 魚釣用電動リール
3a,3b フレーム
5 リール本体
6 手動ハンドル
7 スプール
7a 釣糸巻回胴部
7h 係止部
7s スプール軸
8 駆動モータ
12 動力伝達機構
15 遊星歯車機構
18 クラッチ機構
35 第1回転体
39 第2回転体
41 クラッチ作動部材
41a 係合部
50 ベルト

Claims (3)

  1. リール本体に回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられて前記スプールを回転駆動する駆動モータ及び手動ハンドルと、前記駆動モータ及び手動ハンドルによる回転駆動力を前記スプールに伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構を動力伝達状態と動力遮断状態に切り換えるクラッチ機構と、を有する魚釣用電動リールにおいて、
    前記動力伝達機構は、前記駆動モータの出力軸上に配設される遊星歯車機構と、この遊星歯車機構の遊星歯車が噛合する内歯を備え前記リール本体に回転自在に支持された第1回転体と、この第1回転体にベルトを介して駆動連結され前記リール本体に回転自在に支持される第2回転体と、この第2回転体の中心部分に軸方向移動可能に回り止め嵌合されてクラッチ機構により軸方向に移動するクラッチ作動部材と、を有し、
    前記クラッチ作動部材の一側に形成した係合部をスプールと一体回転する係止部に係脱して、前記動力伝達機構を、動力伝達状態と動力遮断状態に切換可能としたことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 前記リール本体の手動ハンドル側の側板内に、前記第1回転体、第2回転体及び両回転体を駆動連結する前記ベルトを収容する支持ケースを設置したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用電動リール。
  3. 前記第2回転体を回転自在に支持するリール本体の支持部の径方向内側に、前記クラッチ作動部材の係合部を重合配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用電動リール。
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