JPH0956956A - ミシンを用いた糸の縫い込み方法及びミシン - Google Patents

ミシンを用いた糸の縫い込み方法及びミシン

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JPH0956956A
JPH0956956A JP21213295A JP21213295A JPH0956956A JP H0956956 A JPH0956956 A JP H0956956A JP 21213295 A JP21213295 A JP 21213295A JP 21213295 A JP21213295 A JP 21213295A JP H0956956 A JPH0956956 A JP H0956956A
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sewing
needle
knot
sewing machine
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Hideo Aso
英夫 麻生
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンにより糸を縫い始めた際に、針に掛け
られた上糸が固定されていないことにより、目とび状態
や鳥の巣状態が生じるのを防止する。 【解決手段】 ミシンに結び目形成装置13を設ける。
結び目形成装置13は、上糸10に結び目を形成する結
び目形成部21と、上糸10を切断する切断部22とを
有する。そして、一連の縫製作業が終了し、布地12と
針14との間に上糸10が掛け渡された状態で、結び目
形成部21により上糸10に結び目を形成する。次い
で、結び目10のすぐ下で切断部22により上糸10を
切断し、上糸10の縫い始め側端部に結び目を設けた状
態とする。そして、再びミシンによる縫製を始めた場合
には、上糸10の縫い始め側端部が結び目11により布
地12の上面に掛止される。従って、上糸10の端部が
布地12の下側に引き込まれることがなく、目とび状態
や鳥の巣状態が生じるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製などに用いら
れるミシンを用いた糸の縫い込み方法及びミシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にミシンにおいては、上下動する針
の針孔に上糸を通した状態として、上下に重ねられた縫
合すべき布地に対して上記針を突き刺すことにより、上
記針孔に通された上糸が布地の上側から下側に通された
状態とし、この状態で、釜もしくはルーパにより、布地
の下側から上記上糸に下糸を絡ませるようになってい
る。そして、布地を送くりながら上述の針と、釜もしく
はルーパーとの動作を繰り返すことにより、上記上糸と
下糸とから一連の縫い目を形成し、布地同士を縫合する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にミシンにより布地を縫合する際には、最初の縫い目を
形成する際に以下に示すような問題点が生じていた。な
お、ここでは、図8(A)、(B)、(C)及び図9を
参照して、釜(図示略)を用いた場合を例にとって説明
する。
【0004】まず、図8(A)に示すように、縫合すべ
き2枚の布地1、2を重ねてミシンにセットするととも
に、針3の針孔3aに上糸4を通した状態とする。次
に、針3を下方に移動させて、針孔3aより深く針3を
2枚の布地1、2に突き刺し、次いで、針3を上方に移
動させて元の位置に戻すようにする。ここで、突き刺し
た針3が僅かに戻りかけた状態では、図8(B)に示し
ように、針3とともに布地1、2を上か下に貫通した状
態の上糸4にループ状の弛み4aが生じることになる。
【0005】この際に、釜を用いたミシンでは、釜の剣
先5を上記上糸4のループ状の弛み4aに引っかけて、
下糸(図9に図示)6を上糸4に絡ませて縫い目を形成
することになるが、最初に針3を布地に突き刺した状態
では、上糸4が単に針孔3aに通されただけで、上糸4
の縫い始め側端部4bが止められた状態となっていない
ので、剣先5を上糸4に引っかけて下糸6を絡ませよう
とした際に、図8(C)に示すように、上糸4の端部4
bが釜により布地1、2の下側に引き込まれた状態とな
る。
【0006】従って、上糸4に下糸6を絡み合わせるこ
とができず、図9に示すように、上糸4の最初に針3を
下降させた際に布地1、2に通された部分4cには、下
糸6が絡んでおらず、いわゆる目とび状態となる。ま
た、図8(C)に示すように下に垂れた状態となった上
糸4の端部4bは、実際には、図9に示す針板7の針3
が挿入される貫通孔7aから下に出た状態となっている
が、布地1、2が送られることにより、針板7と布地2
との間に挟まれるようにして引きずり出されていくこと
になる。
【0007】この際に、図9に示すように、上糸4の端
部4bは、針板7の貫通孔7aから同様に引きずり出さ
れる下糸6と絡み合うことになる。そして上糸4の端部
4bは、下糸6と絡み合った状態で、下糸6により布地
1、2に縫い付けられた状態となる。なお、図9におい
ては、比較的きれいに下糸6に上糸4の端部4bが絡ん
だ状態となっているが、実際には、上糸4の端部が複雑
に絡み合った状態となり、いわゆる鳥の巣状態となる。
【0008】すなわち、ミシンによる縫い始めの部分に
おいては、目とび状態が発生するとともに、布地1、2
の裏側が鳥の巣の状態となる問題が生じていた。このよ
うな問題は、基本的には、針孔3aに等された上糸4の
縫い始め側の端部4bが固定されていないことにより生
ずるのものである。
【0009】そこで、上糸4の端部4bを、例えば、ミ
シンの押さえ(図示略)の下に挟み込んだり、その他の
方法により、上糸4の端部4bを固定するようにすれ
ば、上糸4の端部4bが布地1、2の下側に引き込まれ
るのを防止し、上糸4の縫い始めの部分が目とび状態と
なるとともに鳥の巣状態となるのを防止することができ
る。
【0010】しかし、この場合には、端部4bが固定さ
れた上糸4の縫い始め側の部分が布地1、2の表側に比
較的長く延出した状態で残ってしまうので、布地1、2
の表側に延出した状態で残った上糸4の縫い始め側の部
分を取り除くために、糸つみ作業が必要となり、縫製作
業を煩雑なものとしてしまう。
【0011】また、上記問題は、針孔3aに通された上
糸4の端部4bを固定していないことにより生ずるもの
であり、上糸4と下糸6とを用い、各種の縫い方で縫製
を行う各種のミシンにおいて生じる可能性がある。ま
た、下糸6を用いないミシンにおいても、針3に掛けら
れた上糸4の縫い始め側端部が固定されていないことか
ら問題が生じる。
【0012】例えば、下糸を用いないミシンによる釦付
けに際して、以下のような問題が生ずる。すなわち、釦
付け糸切りミシンにおいては、最初に針を布地に刺す際
に、糸の端部の位置が糸調子において調整され、釦と布
との間に入るように調整されるが、糸の端部が固定され
ていないことにより、糸の端部の位置にばらつきが生
じ、糸の端部が釦の表側に出たり、布地の裏側に出たり
する可能性があった。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ミシンの針に掛けら
れた糸の縫い始め側端部が糸を縫い込むべき布地に掛止
されるようにして、針に掛けられた糸の縫い始め側端部
が固定されていないことにより生ずる問題を解消するこ
とできるミシンを用いた糸の縫い込み方法及びミシンを
提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ミシンを用いた糸の縫い込み方法は、ミシンを用いて該
ミシンの針に掛けられた糸を布等のシート状物に縫い込
むに際し、一連の上記糸の縫い込みを行う前に、上記針
により上記糸が上記シート状物に通された状態で上記糸
の縫い始め側端部が上記シート状物に掛止されるように
上記糸の縫い始め側の端部に掛止部を設けることを特徴
とする。
【0015】すなわち、上記針に掛けられた糸の縫い始
め側端部に掛止部を設けることにより、上記糸をシート
状物に最初に縫い込んだ際に、上記糸の端部がシート状
物の針を刺し込んだ側の面に掛止された状態となり、上
記糸の端部がシート状物に固定される。従って、上記糸
の端部の位置が一連の縫製作業毎にばらばらになるのを
防止することができる。
【0016】また、ミシンを用いて縫製を行う際に上糸
と、上糸に絡ませる下糸とを用いる場合には、針により
シート状物の上から下にループ状に通された上糸に下糸
を絡ませる際に、上糸の縫い始め側端部がシート状物の
下側に引き込まれるのを防止して、最初に針を刺し込ん
だ部分において、上糸と下糸とを絡ませることができ、
最初に針を刺し込んだ部分で目とび状態となるのを防止
することができる。
【0017】また、上糸の縫い始め側端部がシート状物
の下側に引き込まれるのを防止することにより、上糸の
縫い始め側部分と下糸が絡まって鳥の巣状態となるのを
防止することができる。なお、上記ミシンは、針に掛け
られた糸をシート状物に縫い込むことができるものなら
ば、どのようなミシンでも良く、例えば、下糸を用いな
いミシンや、上糸と下糸とを用いるとともに釜もしくは
ルーパーを用いるミシン等を用いることができる。ま
た、縫い方(縫い目の種類)についても特に限定される
ものではない。
【0018】また、上記掛止部は、例えば、一本の糸を
結んで結び目を形成し、該結び目を掛止部としても良い
し、例えば、ストッパーとなるような部材(金属、合成
樹脂、木、繊維など)を糸に接着もしくは係合すること
により、上記部材を掛止部としても良い。また、合成樹
脂を掛止部として用いる際には、溶解もしくは溶融した
ものを糸に付けて硬化させるものとしても良い。
【0019】さらに、合成樹脂が硬化していない状態
で、接着剤等のように粘着性を有するものならば、合成
樹脂を糸に付け、硬化する前の粘着性を有する状態で、
シート状物に糸を縫い付けるものとしても良い。また、
上記シート状物は、基本的には布地であるが、ミシンに
より縫合可能なものであれば、どのようなものでも良
く、例えば、布地以外にも革、合成樹脂シートなどを上
げることができる。
【0020】本発明の請求項2記載のミシンを用いた糸
の縫い込み方法は、上記針に掛けられる上糸と、該上糸
に絡ませる下糸とを用いるミシンにおいて、上記上糸と
下糸との上記シート状物への一連の縫い込みが終了した
際に、上記上糸の上記シート状物と上記針との間の部分
に上記掛止部として結び目を形成し、次いで、上記結び
目の近傍で、かつ、上記上糸の結び目と上記シート状物
との間の部分において上記上糸を切断し、次いで、再び
一連の縫い込みを行うことを特徴とする。
【0021】すなわち、ミシンにより一連の縫い込みが
終了し、上糸を切断する際に、シート状物と針との間に
掛け渡された状態の上糸のシート状物と針との間の部分
に結び目を形成し、該結び目の近傍(結び目よりシート
状物側の近傍)で糸を切断することにより、次の縫い込
みを行う際には、上糸の縫い始め側端部に上記掛止部と
して作用する結び目が形成されていることになる。従っ
て、上述のように上糸が布地の下側に引き込まれるのを
防止し、目とび状態及び鳥の巣状態となるのを防止する
ことができる。
【0022】また、ミシンによる一連の縫い込みが終了
した時点では、シート状物と針との間で糸が緩く張られ
た状態となっているので、容易に糸を捕捉して結び目を
形成することができる。なお、上記結び目の形成にあっ
ては、基本的に、周知の結び目を形成可能な装置を用い
て行う。また、切断も周知の糸を切断可能な装置を用い
て行う。
【0023】本発明の請求項3記載のミシンは、糸が掛
けられる針を有し、上記糸を布等のシート状物に縫い込
むものであり、上記針に掛けられた糸の近傍に配置さ
れ、かつ、上記針により上記糸が上記シート状物に通さ
れた状態で上記糸の縫い始め側端部が上記シート状物に
掛止されるように上記糸の縫い始め側の端部に掛止部を
設ける掛止部生成手段有することを特徴とする。
【0024】すなわち、掛止部生成手段により、ミシン
の針に掛けられた糸の縫い始め側端部に掛止部を設けて
から、シート状物に糸を縫い込むことができるので、糸
の縫い込みに際し、上記請求項1記載のミシンを用いた
糸の縫い込み方法と同様に作用を得ることになる。な
お、上記掛止部生成手段は、上述のように、シート状物
に掛止可能な掛止部を形成できるものならばどのような
ものでも良い。
【0025】また、上記掛止部生成手段として、以下の
ような周知の装置を用いることができる。例えば、糸に
結び目を形成する装置や、対象物に接着剤の付けられた
金属、合成樹脂、木材、繊維等の部材を貼り付ける装置
や、溶解もしくは溶融した合成樹脂を対象物に付着させ
る装置や、予め切り込み等の掛止部を設けた上記部材を
対象物に引っかける装置等を上記掛止部生成手段として
用いることができる。
【0026】本発明の請求項4記載のミシンは、上記針
に掛けられた上糸と、該上糸に絡ませる下糸とから縫い
目を形成するものであり、上記掛止部生成手段ととも
に、上記針に掛けられた糸の近傍に配置され、かつ、上
糸を切断する上糸切断手段を有し、上記掛止部生成手段
が、一連の上糸と下糸との上記シート状物への縫い込み
が終了した際に、上記上糸の上記シート状物と上記針と
の間の部分に結び目を形成し、上記上糸切断手段が、上
記結び目の近傍で、かつ、上記上糸の結び目と上記シー
ト状物との間の部分において上記上糸を切断することを
特徴とする。
【0027】すなわち、上記請求項2記載のミシンを用
いた糸の縫い込み方法に示されるように、一連の上糸と
下糸との布等のシート状物への縫い込みが終了した際
に、シート状物の最後の縫い目から針に至る上糸におい
て、上糸のシート状物と針との間の部分に、結び目形成
手段が結び目を形成し、次いで、上糸の上記結び目とシ
ート状物の間の部分の結び目近傍で、上糸切断手段が上
糸を切断することになる。
【0028】従って、上糸の縫い始め側端部に掛止部と
なる結び目が形成されるので、上記請求項2記載の構成
と同様に、縫い始めの部分が目とび状態及び鳥の巣状態
となるのを防止することができる。なお、上記掛止部生
成手段としては、上述のような装置を用いることがで
き、上記上糸切断手段としては、周知の切断装置を用い
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明のミシンを用いた糸の縫い
込み方法及びミシンの実施の形態の一例を図面を参照し
て説明する。図1は、この実施の形態の一例のミシンの
要部を示すものである。図1に示すように、この実施の
形態の一例のミシンにおいては、一般的なミシンの構成
に、上糸10に結び目11(図6等に図示)を形成する
とともに、形成された結び目11の布地12側の近傍で
上糸10を切断する結び目形成装置13を加えたもので
ある。
【0030】なお、一般的なミシンは、図1に示すよう
に、上糸10を布地に刺し込むための針14と、該針1
4を布地12に刺し込むために上下動させる針棒15
と、針14に上糸10を補給するとともに糸締めを行う
天秤16と、布地12の下側に刺し込まれた上糸10に
下糸(図7に図示)17を絡ませるための釜(図示略、
釜の剣先15を図6(b)に図示)と、布地12、すな
わち縫製物を移動する送り(図示略)と、布地12を載
置するためのベット18と、ベット18の送りや針14
が動作する部分である針板19と、布地12を針板19
上面に押さえて縫い位置を定める押さえ(図示略)と、
様々な縫製条件の中で上糸10と下糸17に適当な張力
を与え布地12の略中心で上糸10と下糸17とを交差
させるための糸調子20とを有する。
【0031】上記結び目形成装置13は、図2等に示す
ように、結び目11を形成するための結び目形成部(掛
止部生成手段)21と、上糸10を挟み込んで固定する
とともに形成された結び目11の下側(布地12側)で
上糸10を切断する切断部22(上糸切断手段)と、上
記結び目形成部21及び切断部22を駆動する駆動装置
(図示略)が内蔵されるとともに、結び目形成部21及
び切断部22を一体に前後動させる内筒23aが内蔵さ
れた本体部23と、該本体部23をミシンに固定する固
定部24と、上記駆動装置を制御して結び目形成部21
及び切断部22を制御する制御装置(図示略)とを有す
る。
【0032】上記結び目形成部21は、第一の糸捕捉爪
21aと第二の糸捕捉爪21bとを有し、これら第一及
び第二の糸捕捉爪21a、21bは、それぞれ細長い細
板状の形状を有するとともに、細板の先端よりわずか後
方に山状の切り欠き部21cが形成され、その先端部が
細板の一方の側縁側に向かって尖った爪部21dとされ
ている。
【0033】また、第一の糸捕捉爪21aと第二の糸捕
捉爪21bとは、第一の糸捕捉爪21aよりも第二の糸
捕捉爪21bがこれら第一及び第二糸捕捉爪21a、2
1bの長さ方向に沿って前方に突出した状態で重ねられ
ている。すなわち、第一の糸捕捉爪21aと第二の糸捕
捉爪21bとは、第二の糸捕捉爪21bが僅かに前方に
ずれた状態で重ねられている。
【0034】そして、第一の糸捕捉爪21aと第二の糸
捕捉爪21bとは、それぞれ本体部23の内筒23aに
対して前後動可能となっているとともに、第一の糸捕捉
爪21aと第二糸捕捉爪21bとは、その長さ方向に沿
った線を回転軸として一体に回転可能となっている。ま
た、第一の糸捕捉爪21a及び第二の糸捕捉爪21b
は、上記駆動装置の図示しないシリンダ装置により一体
に回転させられるとともに、それぞれが前後動するよう
になっている。
【0035】また、第一の糸捕捉爪21a及び第二の糸
捕捉爪21bの前後動及び回転は上記制御装置により制
御されるようになっている。上記切断部22は、図3に
示すように、固定刃22aと、該固定刃22aに軸支さ
れて固定刃22aの下面に沿って回動可能な回転刃22
bと、固定刃22aの上面に固定された糸押さえバネ2
2cとを有する。
【0036】上記固定刃22aは、その一方の側縁側に
刃が形成されている。また、上記回転刃22bは、上記
固定刃22aの一方の側縁に対向する側縁に刃が形成さ
れている。そして、切断部22においては、上記固定刃
22aの一方の側縁と、該一方の側縁に対向する回転刃
22bの側縁との間に配置された上糸10を切断するよ
うになっている。
【0037】また、上記糸押さえバネ22cは、細長い
細板状に形成されるとともに固定刃22aの長さ方向に
沿って固定刃22aに重ねられた状態で配置され、か
つ、糸押さえバネ22cの後端部が固定刃22aにビス
止めされている。また、上記糸押さえバネ22cの先端
部は、先端に向かうに連れて固定刃22aから離れるよ
うに反った状態とされている。
【0038】また、上記糸押さえバネ22cは、弾性を
有する部材からなっている。このような構成により、切
断部22の糸押さえバネ22cと固定刃22aとに向か
って上糸10を引き寄せた場合には、固定刃22aとの
間隔が拡げられた糸押さえバネ22cの端部において、
上糸10が糸押さえバネ22cと固定刃22aの間に入
るとともに、反った状態の糸押さえバネ22cの先端部
に案内されて上糸10が弾性を有する糸押さえバネ22
cと固定刃22aとの間に挟まれるようになっている。
【0039】そして、上糸10が固定刃22aと糸押さ
えバネ22cとの間に挟まれることにより、切断部22
は、上糸10を固定できるようになっている。上記本体
部23は、図示しないシリンダ装置が内蔵され、内筒2
3aを前後動させることができるようになっている。ま
た、内筒23aには上記駆動装置として、結び目形成部
21の第一の糸捕捉爪21aを前後動させるシリンダ装
置(図示略)と第二の糸捕捉爪21bを前後動させるシ
リンダ装置(図示略)とが内蔵されるとともに、第一及
び第二の糸捕捉爪21a、21bを一体に回転させるシ
リンダ装置が内蔵されている。
【0040】また、上記本体部23の内筒23a内に
は、切断部22の回転刃22bを回転駆動するためのシ
リンダ装置(図示略)が内蔵されている。また、上記本
体部23には、ミシン本体側に設けられた上記制御装置
から制御信号を上記本体部23の駆動装置に伝送する信
号線23b、23b、23c、23cが接続されてい
る。なお、信号線23b、23bは、本体部23に対す
る内筒23aの前後動及び内筒23aに対する第一及び
第二の糸捕捉爪21a、21bの前後動を制御する制御
信号の送信を行うものである。
【0041】また、信号線23c、23cは、第一及び
第二の糸捕捉爪21a、21bの回転及び切断部による
糸の切断を制御する制御信号の送信を行うものである。
次に、上述のような結び目形成装置13を有するミシン
を用いた糸の縫い込み方法、すなわち縫製方法について
説明する。まず、図2(a)に示すように、針14の針
孔14aに上糸10が通されるとともに上糸10が布地
(縫製物)12に縫い付けられた状態とする。
【0042】すなわち、一連の縫製作業が終了し、上糸
10が切られる前の段階とする。ここで、内筒23aを
本体部23に対して前進させ、図2(b)に示すよう
に、切断部22の固定刃22aと糸押さえバネ22cと
の間に上糸10を挟み込んで固定した状態とするととも
に、内筒23に対して結び目形成部21の第一の糸捕捉
爪21a及び第二の糸捕捉爪21bを前進させて、第一
及び第二糸捕捉爪21a、21bの切り欠き部21c、
21cに上糸を導くととともに、第一及び第二の糸捕捉
爪21a、21bを内筒23aに対して元の位置に後退
させることにより、上糸10を第一及び第二の糸捕捉爪
21a、21bの爪部21d、21dに掛けた状態とす
る。
【0043】また、図3(c)は、切断部22を上方か
ら見た状態を示すものであり、上述のように内筒23a
を前進させることにより、固定刃22aと糸押さえバネ
22cとの間に上糸10が挟み込まれた状態となるとと
もに、上糸10が固定刃22aと回転刃22bの間に上
糸10が配置された状態となる。次に、図3(d)に示
すように、第一及び第二の糸捕捉爪21a、21bを1
80度回転させることにより、第一及び第二の糸捕捉爪
21a、21bの爪部21d、21dに上糸10を巻き
付けてループ10aを形成する。
【0044】次に、図4(e)に示すように、第一の糸
捕捉爪21aを後退させるとともに第二の糸捕捉爪21
bを前進させ、第一及び第二の糸捕捉爪21a、21b
の爪部21d、21d同士の間を開く。次に、爪部21
d、21d同士の間を開いた状態で、図4(f)に示す
ように、さらに、第一及び第二の糸捕捉爪21a、21
bを回転させることにより、上糸10のループ10aよ
り上の部分(ループ10aより針14に近い部分)を爪
部21d、21d同士の間に入り込ませる。
【0045】次に、第一の糸捕捉爪21aを前進させる
とともに第二の糸捕捉爪21bを後退させ、爪部21
d、21d同士の間隔を狭め、上糸を爪部21d、21
d同士の間に挟んで固定する。次に、内筒23aを後退
させることにより、上糸10のループ10aから第一及
び第二の糸捕捉爪21a、21bを抜き出させるように
する。
【0046】この際には、図5(g)に示すように、第
一及び第二の糸捕捉爪21a、21bは、上述のように
上糸10のループ10aの上の部分を挟み込んだ状態な
ので、上糸10のループ10aの上の部分がループ10
aを通った状態となる。また、後退する第一及び第二の
糸捕捉爪21a、21bに挟まれて上糸10のループ1
0aの上の部分が引っ張られることにより、ループ10
aの部分が絞められてループ10aが狭まる。そして、
図5(h)に示すように、上糸10のループ10aより
上の部分が狭められたループ10aにより絞め付けられ
た状態となり、結び目11が形成される。
【0047】ここで、上糸10の結び目11の下の部分
を挟み込んだ状態の切断部22において、回転刃22b
を回転させて、固定刃22aに回転刃22bが重なるよ
うにすることで、上糸10の結び目11の下の位置(上
糸10の結び目11より布地12側の位置)で上糸10
を切断する。なお、結び目形成部21と切断部22と
は、極めて近接して配置されているので、図5(i)に
示すように、結び目11の近傍で上糸10が切断される
ことになる。
【0048】なお、図5(g)、(h)等においては、
結び目11の形成がわかりやすいように、ループ10a
の位置と上糸10の切断位置とを実際より離した状態で
図示した。そして、上述のように上糸10が切断される
ことにより、一連の縫製作業が終了し、次の縫製作業に
移ることになる。そして、図6(a)に示すように、ミ
シンに縫製すべき布地12(上側の布地12a、下側の
布地12b)をセットし、縫製を開始する。この際に
は、上述の処理により針14の針孔14aに通された上
糸10の縫い始め側端部に結び目11が形成された状態
となっている。
【0049】そして、針14を下方に移動することによ
り、図6(b)に示すように、針14が布地12に突き
刺さるとともに、針孔14aが布地12の下側に出て、
上糸10が布地12の上側から下側に通されることにな
る。この際には、上糸10の縫い始め側端部の結び目1
1が布地12上に掛止された状態となり、上糸10の縫
い始め側端部は、布地12上に残った状態となる。
【0050】そして、上下動する針14が上方に戻り始
めた際に、針14の下方への移動により下方に引っ張ら
れた上糸10にループ状の弛み10bが形成される。そ
して、針14が上方に戻り掛けて上糸10にループ状の
弛み10bが形成された段階で、例えば、釜の剣先15
がループ10bに掛けられ、釜によりループ10bに下
糸17が通され、上糸10に下糸17が絡ませられる。
【0051】この際に、釜により上糸10が引っ張れる
ことになるが、上糸10の縫い始め側端部は結び目11
により、布地12の上側に掛止された状態なので、上糸
10の縫い始め側端部が布地12の下に引き込まれるこ
とがない。従って、最初に針14を布地12に突き刺す
ことにより、布地12の下側に通された上糸10のルー
プ状の弛み10bに下糸17を絡ませようとした際に、
上糸10の縫い始め側端部が布地12の下側に引き込ま
れて、上糸10に下糸17を絡ませられない状態とな
り、目とび状態となるのを防止することができる。
【0052】そして、図6(c)に示すように確実に上
糸10に下糸17を絡ませて縫い始めの段階から上糸1
0と下糸17とにより縫い目を形成していくことができ
る。そして、布地12を送ると共に、針14と釜との上
述の動作を繰り返すことにより、図7に示すように、上
糸10と下糸17により布地12aと布地12bとが縫
合されることになる。
【0053】この際には、上述のように、上糸10の縫
い始め側部分が布地12の下側に抜けてしまうことがな
いので、下糸17と布地12の下側に抜けた上糸10の
縫い始め側部分が絡まって鳥の巣状態となることがな
い。すなわち、この発明の実施の形態の一例によれば、
ミシンにより縫い始めた際の最初の縫い目が目とび状態
となるのを防止することができるとともに、上糸10の
縫い始め側部分と下糸17とが絡まって鳥の巣状態とな
るのを防止することができる。
【0054】なお、上記発明の実施の形態の一例におい
ては、基本的に釜を用いて上糸10と下糸17とを絡ま
せることにより縫い目を形成するミシンにおいて、本縫
いを行う際を例として取り上げたが、ミシンは、釜では
なくルーパーを用いるものとして良い。また、上糸10
だけを用い、下糸17を用いないものとしても良い。
【0055】なお、下糸17を用いないミシンにおいて
は、従来から鳥の巣状態が発生することがないが、上糸
10の縫い始め側端部が布地12の裏側に引き抜かれた
り、表側に長く残ったりするように、上糸10の位置が
バラバラになるのを防止し、上糸10の縫い始め側端部
の位置を、布地12の表側に結び目11等の掛止部が出
ただけの状態に安定させることができる。
【0056】また、縫い方も本縫いに限られるものでは
なく、各種ミシンによって縫うことが可能な縫い方を用
いることができる。また、上糸10の端部を布地12に
掛止するための掛止部として、結び目11を用いたが、
掛止部は結び目に限られるものではない。例えば、上糸
10に掛止部となる部材を取り付けるものとしても良
い。この場合には、例えば、金属片、合成樹脂片、木
片、各種繊維等を上糸に接着したり、係合させたりする
ことにより、上糸に掛止部を設けるものとしても良い。
【0057】また、溶融状態もしくは溶解状態の合成樹
脂を上糸10に付け、合成樹脂を硬化させることによ
り、掛止部を設けるものとしても良い。また、接着材等
の粘着性を有する物質を上糸10に付け、これを掛止部
とし、粘着力により、上糸10の縫い始め側端部が布地
12の下側に抜けるのを防止するようにしても良い。
【0058】すなわち、ミシンにより上糸10を縫い込
む作業を行う際に、上糸10の縫い始め側端部に布地1
2を通過することが困難な掛止部を形成するものとすれ
ば良い。また、上記例においては、一連の上糸10と下
糸17との縫い込み作業が終了した時点で、結び目11
を形成し、結び目11の近傍で上糸を切断するものとし
たが、新たに上糸10の端部を針14の針孔14aに通
した際には、上糸10の端部を切断部22の糸押さえバ
ネ22cと固定刃22aとの間に挟み込み、次いで、上
述の一連の結び目11を形成する作業を行うことにより
対応することができる。
【0059】また、布地12の編み目の荒さによって
は、上糸10の端部に結び目11を設けても、上糸10
の端部が布地12の下側に引き抜かれてしまう可能性が
あるが、結び目形成部21により結び目11を形成する
際に、結び目11を形成する上述の動作を繰り返して結
び目11を大きくしたり、結び目11を形成するために
上糸10にループ10aを形成する際に、第一及び第二
の糸捕捉爪21a、21bを複数回回転させて、上糸1
0が複数回巻かれたループ10aを形成して結び目11
を大きくしたりして対応することができる。
【0060】
【発明の効果】本発明の上記請求項1記載のミシンを用
いた糸の縫い込み方法によれば、上記針に掛けられた糸
の縫い始め側端部に掛止部を設けることにより、上記糸
をシート状物に最初に縫い込んだ際に、上記糸の端部が
シート状物の針を刺し込んだ側の面に掛止された状態と
なり、上記糸の端部がシート状物に固定され、上記糸の
端部の位置が一連の縫製作業毎にばらばらになるのを防
止することができる。
【0061】また、ミシンが上糸と下糸を用いるものの
場合に、針に掛けられた上糸の縫い始め側端部がシート
状物の下側に引き込まれるのを防止することにより、上
糸の縫い始め側部分において目とび状態及び鳥の巣状態
が生じるのを防止することができる。本発明の上記請求
項2記載のミシンを用いた糸の縫い込み方法によれば、
上記上糸と下糸との上記シート状物への一連の縫い込み
が終了し、上記上糸が上記シート状物と上記針との間に
掛け渡された状態で結び目を形成するので、容易に糸を
捕捉して結び目を形成することができる。
【0062】また、上記上糸と下糸との上記シート状物
への一連の縫い込みが終了した時点で結び目を形成する
とともに、結び目の近傍で上糸を切断するので、再び、
糸の縫い込みを開始する際には、上糸の縫い始め側端部
に掛止部としての縫い目が形成された状態となっている
ので、上記請求項1記載のミシンを用いた糸の縫い込み
方法と同様に、上糸の縫い始め側部分において目とび状
態及び鳥の巣状態が生じるのを防止することができる。
【0063】本発明の上記請求項3記載のミシンによれ
ば、上記掛止部生成手段により、糸の縫い始め側端部に
掛止部を設けることができるので、上記請求項1記載の
ミシンを用いた糸の縫い込み方法と同様の優れた効果を
奏することができる。
【0064】本発明の上記請求項4記載のミシンによれ
ば、上記掛止部生成手段により、一連の上糸と下糸との
上記シート状物への縫い込みが終了した際に、上記上糸
の上記シート状物と上記針との間の部分に結び目を形成
し、上記上糸切断手段により、上記結び目の近傍で、か
つ、上記上糸の結び目と上記シート状物との間の部分に
おいて上記上糸を切断することができるので、上記請求
項2記載のミシンを用いた糸の縫い込み方法と同様の優
れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のミシンを示す要部
側面図である。
【図2】上記一例のミシンを用いた糸の縫い込み方法の
工程を説明するための上記ミシンの結び目形成装置の要
部側面図である。
【図3】上記一例のミシンを用いた糸の縫い込み方法の
工程を説明するための上記結び目形成装置の要部平面図
及び要部側面図である。
【図4】上記一例のミシンを用いた糸の縫い込み方法の
工程を説明するための上記結び目形成装置の要部側面図
である。
【図5】上記一例のミシンを用いた糸の縫い込み方法の
工程を説明するための上記結び目形成装置の要部側面図
である。
【図6】上記一例のミシンを用いた糸の縫い込み方法の
工程を説明するための上記ミシンの針の部分の側面図で
ある。
【図7】上記一例のミシンを用いた糸の縫い込み方法の
工程を説明するための上記ミシンの針の部分の側面図で
ある。
【図8】従来のミシンの針による糸の縫い込み方法を説
明するためのミシンの針の部分の側面図である。
【図9】従来のミシンの針による糸の縫い込み方法を説
明するためのミシンの針の部分の側面図である。
【符号の説明】
10 上糸 11 結び目(掛止部) 12 布地(シート状物) 13 結び目形成装置13 14 針 17 下糸 21 結び目形成部(掛止部生成手段) 22 切断部(上糸切断手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンを用いて該ミシンの針に掛けられ
    た糸を布等のシート状物に縫い込むに際し、一連の上記
    糸の縫い込みを行う前に、上記針により上記糸が上記シ
    ート状物に通された状態で上記糸の縫い始め側端部が上
    記シート状物に掛止されるように上記糸の縫い始め側の
    端部に掛止部を設けることを特徴とするミシンを用いた
    糸の縫い込み方法。
  2. 【請求項2】 上記針に掛けられる上糸と、該上糸に絡
    ませる下糸とを用いるミシンにおいて、上記上糸と下糸
    との上記シート状物への一連の縫い込みが終了した際
    に、上記上糸の上記シート状物と上記針との間の部分に
    上記掛止部として結び目を形成し、次いで、上記結び目
    の近傍で、かつ、上記上糸の結び目と上記シート状物と
    の間の部分において上記上糸を切断し、次いで、再び一
    連の縫い込みを行うことを特徴とする請求項1記載のミ
    シンを用いた糸の縫い込み方法。
  3. 【請求項3】 糸が掛けられる針を有し、上記糸を布等
    のシート状物に縫い込むミシンであって、 上記針に掛けられた糸の近傍に配置され、かつ、上記針
    により上記糸が上記シート状物に通された状態で上記糸
    の縫い始め側端部が上記シート状物に掛止されるように
    上記糸の縫い始め側の端部に掛止部を設ける掛止部生成
    手段有することを特徴とするミシン。
  4. 【請求項4】 上記針に掛けられた上糸と、該上糸に絡
    ませる下糸とから縫い目を形成するミシンであって、 上記掛止部生成手段とともに、上記針に掛けられた糸の
    近傍に配置され、かつ、上糸を切断する上糸切断手段を
    有し、 上記掛止部生成手段が、一連の上糸と下糸との上記シー
    ト状物への縫い込みが終了した際に、上記上糸の上記シ
    ート状物と上記針との間の部分に結び目を形成し、 上記上糸切断手段が、上記結び目の近傍で、かつ、上記
    上糸の結び目と上記シート状物との間の部分において上
    記上糸を切断することを特徴とする請求項3記載のミシ
    ン。
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