JPH0955033A - Cd−rドライブ装置 - Google Patents

Cd−rドライブ装置

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JPH0955033A
JPH0955033A JP7201084A JP20108495A JPH0955033A JP H0955033 A JPH0955033 A JP H0955033A JP 7201084 A JP7201084 A JP 7201084A JP 20108495 A JP20108495 A JP 20108495A JP H0955033 A JPH0955033 A JP H0955033A
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雅章 中川
Mikiyoshi Suzuki
幹芳 鈴木
Nobuhiko Ito
伸彦 伊藤
Hirokuni Hashimoto
裕邦 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−RディスクのPMA領域の再生エラー
が発生してもデータの記録及び再生を行なえるようにす
る。 【解決手段】 CPU1がパワーオン又はCD−Rディ
スク8挿入後のプログラム領域のトラックのアドレス情
報マウント処理時、CD−Rディスク8のPMA領域に
記録されているトラックのアドレス情報が再生エラーに
よって再生できなかったとき、CD−Rディスク8のリ
ードイン領域に記録されているTOC内のアドレス情報
に基づいて再生できなかったアドレス情報を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−Rディス
クのプログラム領域に対するデータの記録及び再生を行
なうCD−Rドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−Rドライブ装置は、CD−Rディ
スク(ライトワンスCD)上のプログラム領域と呼ばれ
るユーザデータエリアにトラック形式で各種のデータを
記録し、その記録したデータを再生する装置である。こ
のような、CD−Rドライブ装置では、トラックへのデ
ータ記録の終了時、もしくはトラックへのデータ記録
前、そのトラックのスタート時間,ストップ時間等のト
ラックのアドレス情報をディスク上の内周側に位置する
拡大記録領域(以下、「PMA領域」と称する)に書き
込むようにしている。
【0003】そして、このCD−Rドライブ装置は、任
意のCD−Rディスクが挿入された場合、そのCD−R
ディスクのPMA領域に存在するトラックのアドレス情
報をマウント(収集)することによってそのディスク上
の全トラックのアドレス情報を把握し、そのアドレス情
報に基づいてトラックへの追記録及び再生の準備を行な
う(例えば、特開平2−301073号公報参照)。
【0004】また、このようなCD−Rドライブ装置に
使用するCD−RディスクのPMA領域に5セクタ又は
10セクタ単位で1つのトラックのアドレス情報を記録
する規格がある。
【0005】従来のCD−Rドライブ装置では、ディス
ク挿入時のトラックのアドレス情報のマウント処理のと
き、PMA領域で再生エラーが発生して任意のトラック
のアドレス情報が再生できない場合、そのエラーセクタ
を検出した時点でPMA領域再生処理を終了するように
していた。そして、ディスクに存在する全トラックのア
ドレス情報を得ることができないため、そのディスクに
対してトラックの再生及び記録を禁止して使用不可とし
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなCD−Rドライブ装置では、PMA領域の再生が
できないためにディスクに対するデータの記録及びディ
スク上に記録されたデータの再生が不可能になり、貴重
なデータを利用できなくなったり、ディスクメディアの
メモリ領域を有効に活用できなくなったりするという問
題があった。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、CD−RディスクのPMA領域の再生エラーが
発生してもデータの記録及び再生を行なえるようにする
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、CD−Rディスクのプログラム領域に対
するデータの記録及び再生を行なうデータ記録/再生手
段を備えたCD−Rドライブ装置において、パワーオン
又はCD−Rディスク挿入後の上記プログラム領域のト
ラックのアドレス情報マウント処理時、上記CD−Rデ
ィスクのPMA領域に記録されている上記トラックのア
ドレス情報が再生エラーによって再生できなかったと
き、上記CD−Rディスクのリードイン領域に記録され
ているTOC内のアドレス情報に基づいて上記再生でき
なかったアドレス情報を生成する手段を設けたものであ
る。
【0009】また、上記データ記録/再生手段を備えた
CD−Rドライブ装置において、パワーオン又はCD−
Rディスク挿入後の上記プログラム領域のトラックのア
ドレス情報マウント処理時、上記CD−RディスクのP
MA領域に記録されている上記トラックのアドレス情報
が再生エラーによって再生できなかったとき、その再生
できなかったアドレス情報の前後に記録されているアド
レス情報に基づいて上記再生できなかったアドレス情報
を生成する手段を設けるとよい。
【0010】さらに、上記再生エラーで2トラック以上
連続するアドレス情報を再生できなかったとき、上記再
生できなかったアドレス情報のトラックの再生を禁止す
る手段と、その手段による再生の禁止を警告する手段を
設けるとよい。
【0011】また、上記再生エラーで上記PMA領域に
記録されている最後のアドレス情報が再生できなかった
とき、その再生できなかったアドレス情報に対応する上
記プログラム領域のトラックがブランクか否かを判断す
る手段と、その手段によってブランクと判断されたトラ
ックから追記録可能に上記PMA領域の上記再生できな
かったアドレス情報の後にトラック記録命令によるアド
レス情報を追記録する手段を設けるとよい。
【0012】さらに、上記ブランクか否かを判断する手
段によって、再生できなかったアドレス情報に対応する
上記プログラム領域のトラックがブランクでないと判断
されたとき、そのプログラム領域に対するトラックの追
記録を禁止する手段と、その手段による追記録の禁止を
警告する手段を設けるとよい。
【0013】さらにまた、新しいトラックに記録すると
き、上記再生できなかったトラックのアドレス情報が記
録されているセクタに再記録してそのセクタを再生不能
にする手段を設けるとよい。そしてまた、上記再生でき
なかったアドレス情報を生成する手段を、上記再生エラ
ーがデータ誤りが多くてエラー訂正できないデータエラ
ーのときに上記再生できなかったアドレス情報を生成す
る手段にするとよい。
【0014】この発明によるCD−Rドライブ装置は、
パワーオン又はCD−Rディスク挿入後のプログラム領
域のトラックのアドレス情報マウント処理時、PMA領
域に記録されているトラックのアドレス情報が再生エラ
ーによって再生できなかったとき、CD−Rディスクの
リードイン領域に記録されているTOC内のアドレス情
報に基づいて再生できなかったアドレス情報を生成する
ので、再生エラーによって再生できなかったトラックの
アドレス情報をTOC内のトラックアドレス情報が生成
できるので、PMA領域の任意のセクタが再生できなく
ても正しいトラックのアドレス情報を得ることができ、
そのCD−Rディスクに対してデータの追記録及び再生
を行なえる。
【0015】また、パワーオン又はCD−Rディスク挿
入後のプログラム領域のトラックのアドレス情報マウン
ト処理時、CD−RディスクのPMA領域に記録されて
いるトラックのアドレス情報が再生エラーによって再生
できなかったとき、その再生できなかったアドレス情報
の前後に記録されているアドレス情報に基づいて再生で
きなかったアドレス情報を生成するようにすれば、再生
できなかったトラックのアドレス情報をPMA領域から
得た前後のトラックのアドレス情報から生成できるの
で、CD−Rディスク上にTOCが記録されていない場
合でも正しいトラックのアドレス情報を得ることがで
き、そのCD−Rディスクに対してデータの追記録及び
再生を行なえる。
【0016】さらに、再生エラーで2トラック以上連続
するアドレス情報を再生できなかったとき、再生できな
かったアドレス情報のトラックの再生を禁止し、その再
生の禁止を警告するようにすれば、CD−Rディスクに
対する追記録を可能にしてプログラム領域の未記録スペ
ースを有効に使用することができ、2トラック以上連続
してアドレス情報を再生できなかったためにスタート時
間を特定できない結果発生するシステムエラー等の不具
合を回避することができる。
【0017】また、再生エラーでPMA領域に記録され
ている最後のアドレス情報が再生できなかったとき、そ
の再生できなかったアドレス情報に対応するプログラム
領域のトラックがブランクか否かを判断して、そのブラ
ンクと判断されたトラックから追記録可能にPMA領域
の再生できなかったアドレス情報の後にトラック記録命
令によるアドレス情報を追記録するようにすれば、プロ
グラム領域内のトラックが存在するべき領域がブランク
か否かを確認し、ブランクなら新しいトラックとしてデ
ータを記録することによりCD−Rディスクのプログラ
ム領域の未記録スペースを有効に使用することができ
る。
【0018】これは、CD−RディスクのPMA領域に
トラックのアドレス情報を記録してからプログラム領域
のそのトラックにデータを記録する場合、PMA領域に
トラックのアドレス情報を記録しただけでディスクをイ
ジェクトしたようなときには、PMA領域にトラックの
アドレス情報のみが記録され、プログラム領域のそのト
ラックにはデータが記録されていない状態になる。
【0019】このような状態のCD−Rディスクが挿入
されても、プログラム領域内のトラックが存在するべき
領域がブランクか否かを確認し、ブランクと判断された
ときには新しいトラックとしてデータを記録することが
できる。
【0020】さらに、再生できなかったアドレス情報に
対応するプログラム領域のトラックがブランクでないと
判断されたとき、そのプログラム領域に対するトラック
の追記録を禁止し、その追記録の禁止を警告するように
すれば、他のトラックに記録されているデータを正しく
再生することができ、アドレス情報が再生できないトラ
ックに記録されているデータを保存することができ、そ
のデータを後にバックアップすることができる。
【0021】さらにまた、新しいトラックに記録すると
き、再生できなかったトラックのアドレス情報が記録さ
れているセクタに再記録してそのセクタを再生不能にす
れば、新しいトラックにデータを記録する際に、再生エ
ラーとなるPMA領域内のセクタのアドレス情報が記録
されている可能性のあるセクタを再記録して再生不能に
するので、同じトラックのアドレス情報が2種類存在す
るような状態を回避することができ、アドレス情報のマ
ウント時に正しいトラックのアドレス情報を得ることが
できる。
【0022】そしてまた、再生エラーがデータ誤りが多
くてエラー訂正できないデータエラーのときに再生でき
なかったアドレス情報を生成するようにすれば、データ
の追記録の際、PMA領域の正しいアドレスにトラック
のアドレス情報を記録することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態の光ディスク装置である追記型情報記録再生装
置(「CD−Rドライブ装置」と称する)の構成を示す
ブロック図である。このCD−Rドライブ装置は、CP
U(USER MICRO CONTROLLER)1,フラッシュROM(F
LASH ROM)2,ホストインタフェース コントローラ(H
OST I/F CONTROLLER)3を備えている。
【0024】また、バッファマネジャ(BUFFER MANAGE
R)4,ダイナミックRAM(DRAM)5,サブコード オ
ペレーション コントローラ(SUBCODE OPERATION CONTR
OLLER)6,CD−ROMエンコーダ(CD−ROM EN
CODER)7,及びCD−ROMデコーダ(CD−ROM
DECODER)9も備えている。
【0025】さらに、オーディオ回路(AUDIO)10,
システムコントローラ(SYSTEM CONTROLLER)11,C
Dエンコーダ(CD ENCODER)12,CDデコーダ(C
D DECODER)13,サーボ回路(SERVO)14,スピン
ドルモータ コントローラ15,及びSCSIバス16
を備えている。このCD−Rドライブ装置は、光ディス
クであるCD−Rディスク8上のプログラム領域(PROG
RAM AREA)に形成されたトラックの複数のブロックに対
する情報(データ)の記録と再生を行なう。
【0026】CPU1は、このCD−Rドライブ装置の
全処理動作を制御する中央演算処理LSIである。すな
わち、パワーオン又はCD−Rディスク8挿入後のプロ
グラム領域のトラックのアドレス情報マウント処理時、
CD−Rディスク8のPMA領域に記録されているトラ
ックのアドレス情報が再生エラーによって再生できなか
ったとき、CD−Rディスク8のリードイン領域に記録
されているTOC内のアドレス情報に基づいて再生でき
なかったアドレス情報を生成する手段の機能を果たす。
【0027】また、パワーオン又はCD−Rディスク8
挿入後のプログラム領域のトラックのアドレス情報マウ
ント処理時、CD−Rディスク8のPMA領域に記録さ
れているトラックのアドレス情報が再生エラーによって
再生できなかったとき、その再生できなかったアドレス
情報の前後に記録されているアドレス情報に基づいて再
生できなかったアドレス情報を生成する手段の機能も果
たす。
【0028】さらに、再生エラーで2トラック以上連続
するアドレス情報を再生できなかったとき、再生できな
かったアドレス情報のトラックの再生を禁止する手段
と、その再生の禁止を警告する手段の機能も果たす。
【0029】また、再生エラーでPMA領域に記録され
ている最後のアドレス情報が再生できなかったとき、そ
の再生できなかったアドレス情報に対応するプログラム
領域のトラックがブランクか否かを判断する手段と、ブ
ランクと判断されたトラックから追記録可能にPMA領
域の前記再生できなかったアドレス情報の後にトラック
記録命令によるアドレス情報を追記録する手段の機能も
果たす。
【0030】さらに、再生できなかったアドレス情報に
対応するプログラム領域のトラックがブランクでないと
判断されたとき、そのプログラム領域に対するトラック
の追記録を禁止する手段と、その追記録の禁止を警告す
る手段の機能も果たす。
【0031】さらにまた、新しいトラックに記録すると
き、再生できなかったトラックのアドレス情報が記録さ
れているセクタに再記録してそのセクタを再生不能にす
る手段の機能も果たす。そしてまた、再生エラーがデー
タ誤りが多くてエラー訂正できないデータエラーのとき
に前記再生できなかったアドレス情報を生成する手段の
機能も果たす。
【0032】フラッシュROM2は、CPU1によって
電気的に情報を消去・書換可能な不揮発性メモリであ
る。ホストインタフェース コントローラ3は、SCS
Iバス16を介して接続されるホストコンピュータとの
情報通信を司るLSIである。バッファマネジャ4は、
ホストコンピュータから転送される情報及びCD−Rデ
ィスク8から読み出した情報をホストコンピュータへ転
送する制御処理を司るLSIである。
【0033】ダイナミックRAM5は、ホストコンピュ
ータから転送される情報及びCD−Rディスク8から読
み出してホストコンピュータへ転送する情報を一時的に
格納するバッファメモリである。サブコード オペレー
ション コントローラ6は、CD−Rディスク8上に記
録するサブコードを生成したり、CD−Rディスク8上
から読み出したサブコードをサブコードP,Q,R,
S,T,U,V,Wの各チャネルに分離する制御処理を
司るLSIである。
【0034】CD−ROMエンコーダ7は、CD−RO
MデータをCD−Rディスク8に記録する前に変調する
制御処理を司るLSIである。CD−Rディスク8は、
各種のデータを記録する記録媒体の光ディスクであり、
記録面上のプログラム領域に各種のデータを記憶するた
めの複数のトラックが形成されており、その各トラック
は複数のブロックから構成されている。また、CD−R
ディスク8の内周側には、各トラックのスタート時間,
ストップ時間等のトラックのアドレス情報を記録するP
MA領域が配置されている。
【0035】CD−ROMデコーダ9は、CD−Rディ
スク8から読み出したCD−ROMデータを復調する制
御処理を司るLSIである。オーディオ回路10は、C
D−Rディスク8に記録されたデータによる音楽又は音
声の再生の制御処理を司るLSIである。
【0036】システムコントローラ11は、図示を省略
した光ピックアップ等の機能部を制御してCD−Rディ
スク8に対する各種のデータの記録及び再生を行なう。
つまり、CD−Rディスク8のプログラム領域に形成さ
れたトラックの複数のブロックに対するデータの記録及
び再生を行なうデータ記録/再生手段に相当する。
【0037】CDエンコーダ12は、CD−Rディスク
8に記録するユーザデータとサブコードの情報をメディ
ア規格に合うように変調する制御処理を司るLSIであ
る。CDデコーダ13は、CD−Rディスク8から読み
出したデータをユーザデータとサブコードに分離して復
調する制御処理を司るLSIである。サーボ回路14
は、CD−Rディスク8に対してデータの記録及び再生
を行なうときのフォーカス,トラッキング等のサーボ系
の駆動制御処理を司るLSIである。
【0038】スピンドルモータ コントローラ15は、
CD−Rディスク8に対してデータの記録及び再生を行
なうときの回転制御を司る。SCSIバス16は、この
CD−Rドライブ装置とホストコンピュータとの間で各
種の情報を遣り取りするための通信線である。
【0039】図2は、この実施形態のCD−Rドライブ
装置に使用するCD−Rディスク8の物理フォーマット
の一例を示す図である。このCD−Rディスク8の記録
面21は、図中に斜線を施した部分を拡大して示すよう
に、最内周から最外周に向けてPCA領域(Power Cali
bration Area)22,PMA領域(Program Memory Are
a)23,リードイン領域(Lead-In Area)24,プロ
グラム領域(Program Area)25,リードアウト領域
(Lead-OutArea)26の各領域から構成されている。
【0040】PCA領域22は、データを記録するとき
の記録パワー(ライトパワー)を調整(キャリブレーシ
ョン)するために使用する領域である。PMA領域23
は、CD−Rディスクのトラックのアドレス情報を記録
する領域である。リードイン領域24は、セッション情
報を記録する領域である。プログラム領域25は、ユー
ザデータをトラック単位で記録する領域である。リード
アウト領域26は、セッションの最後を示す領域であ
る。
【0041】図3は、図2に示したCD−Rディスク8
のPMA領域23のトラック情報のフォーマットの一例
を示す図である。このフォーマット例は、オレンジブッ
クと呼ばれるCD−WO(CD−Rディスク)に関する
規格書であるレコーダブル・コンパクト・ディスク・シ
ステム・ディスクリプション(Recordable Compact Dis
c System Description:N.V.Philips and Sony Corpora
tion)に基づいている。
【0042】PMA領域23は、トラックにデータを記
録する前、又はトラックにデータを記録し終えた後、そ
のトラックに関する情報を記録するものである。そし
て、CD−Rディスク8はライトワンス(Write Once)
ディスクなので、その領域に再度書き込むことができな
い。
【0043】リードイン領域24は、TOC(Table of
Contents )の情報が記録される。TOCの情報の内容
を次に示す。 (イ)データが記録されているトラックナンバ,そのト
ラックのスタート時間,そのトラックが音声なのかデー
タなのかを示す情報,コピーライト情報 (ロ)プログラム領域の中でデータが記録されている最
初のトラックナンバ (ハ)プログラム領域の中でデータが記録されている最
後のトラックナンバ (ニ)リードアウト領域のスタートポジション
【0044】また、オプションで記録する内容を次に示
す。 (イ)スキップするインタバルの数(≦40) (ロ)スキップするトラックの数(≦21) (ハ)スキップするトラックナンバ (ニ)スキップするインタバルのスタート時間とストッ
プ時間
【0045】さらに、ハイブリッドディスクのときに記
録する内容を次に示す。 (イ)オプティマム・レコーディング・パワー(Optimu
m recording power )の推薦値 (ロ)ディスク・アプリケーション・コード(Disk App
lication Code ) これは限定使用(restricted use)か非限定使用(unre
stricted use)かを示す。もし限定使用のときは、それ
が通常目的(General Purpose)か特殊目的(Special P
urpose)かを示す。
【0046】(ハ)ハイブリッドディスクの最初のリー
ドインのスタートタイム ・ハイブリッドを表わすタグ ・ハイブリッドディスクの次に記録可能なプログラムエ
リアのスタートタイム ・ハイブリッドディスクの一番外側の記録可能なリード
アウトのスタートタイム ・CD−DA,CD−ROM,CD−I,CD−ROM
XA等のディスクタイプの種類
【0047】プログラム領域25は、複数のトラックN
o.1,No.2,No.3,………が形成され、その
各トラックはそれぞれ複数のブロックから構成されてお
り、各種のデータを記録する。そのブロックは最小単位
である。
【0048】次に、このCD−Rドライブ装置の処理に
ついて説明する。このCD−Rドライブ装置は、パワー
オン(電源投入)又はCD−Rディスク8の挿入後のプ
ログラム領域のトラックのアドレス情報マウント処理
時、CD−Rディスク8のPMA領域に記録されている
トラックのアドレス情報がデータ誤りが多くてエラー訂
正できないデータエラーによって再生できなかったと
き、リードイン領域にTOCが記録されていれば、その
リードイン領域に記録されているTOC内のアドレス情
報に基づいて再生できなかったアドレス情報を生成し、
記録及び再生の処理に移行する。
【0049】また、TOCが記録されていなければ、P
MA領域の再生できなかったアドレス情報の前後に記録
されているアドレス情報に基づいて再生できなかったア
ドレス情報を生成し、記録及び再生の処理に移行する。
【0050】さらに、再生エラーで2トラック以上連続
するアドレス情報を再生できなかったときには、再生で
きなかったアドレス情報のトラックの再生を禁止して、
その再生の禁止を警告するデータをホストコンピュータ
へ出力する。
【0051】さらにまた、再生エラーでPMA領域に記
録されている最後のアドレス情報が再生できなかったと
き、その再生できなかったアドレス情報に対応するプロ
グラム領域のトラックがブランクか否かを判断して、ブ
ランクの場合には、そのトラックから追記録可能にPM
A領域の再生できなかったアドレス情報の後にトラック
記録命令によるアドレス情報を追記録する。
【0052】また、再生できなかったアドレス情報に対
応するプログラム領域のトラックがブランクでない場合
には、そのプログラム領域に対するトラックの追記録を
禁止して、その追記録の禁止を警告するデータをホスト
コンピュータへ出力する。さらに、新しいトラックに記
録するときは、再生できなかったトラックのアドレス情
報が記録されているセクタに再記録してそのセクタを再
生不能にする。
【0053】次に、さらにこのCD−Rドライブ装置の
処理について説明する。このCD−Rドライブ装置は、
初期設定として再生エラー時でもデータの追記録を可能
にする。図4は、このCD−Rドライブ装置のトラック
情報マウントの処理を示すフローチャートである。
【0054】(1)トラック情報マウントの処理 ステップ(図中「S」で示す)1で、PMA領域にアク
セスしてPMAリードを開始し、ステップ2へ進んでト
ラック番号(トラックカウント)Nを初期値の「1」に
設定する。
【0055】その後、ステップ3へ進んで当該トラック
に対するPMA領域がブランク(データが記録されてい
ない)か否かを判断して、ブランクでなければステップ
4へ進んで当該トラックのアドレス情報を再生できたか
否かを判断する。そのステップ4の判断処理で当該トラ
ックのアドレス情報が再生エラーによって再生できなけ
れば、ステップ5へ進んでその再生エラーの内容がデー
タエラーか否かを判別する。
【0056】ステップ5の判別処理でデータエラーの再
生エラーならば、ステップ6へ進んで当該トラックに対
するデータエラーフラグ「1」をセットし、ステップ7
へ進んでトラックカウントNに1インクリメントし、ス
テップ3へ戻って次のトラックのアドレス情報を再生す
る一連の処理ループを繰り返す。
【0057】その処理ループの中でPMA領域の指定し
たトラックを再生し、所定数のブランクセクタを検出し
た時点でPMA領域の再生処理を終了させて、ステップ
11へ進んでTOC領域にアクセスしてTOCリードを
開始する。
【0058】その後、ステップ12へ進んでTOC領域
にTOCが記録されているか否かを判断して、TOC領
域にTOCが記録されていなければ、ステップ15へ進
んでTOC無しフラグ「1」をセットして、ステップ1
4へ進んで当該CD−Rディスクのトラック情報を生成
するトラック情報生成ルーチンを実行する。
【0059】ステップ12の判断処理でTOC領域にT
OCが記録されていれば、ステップ13へ進んでTOC
データとPMAデータとの比較ルーチンを実行し、ステ
ップ14へ進んで当該CD−Rディスクのトラック情報
を生成するトラック情報生成ルーチンを実行する。
【0060】一方、ステップ4の判断処理でPMA領域
の指定したトラックのアドレス情報を再生できたら、ス
テップ8へ進んでその指定トラックのアドレス情報を獲
得し、ステップ7へ進んでトラックカウントNを1イン
クリメントして、ステップ3へ戻ってPMA領域再生処
理を続行する。
【0061】また、ステップ5の判断処理で再生エラー
の内容がサーボエラー等のデータエラー以外の再生エラ
ーと判断したとき、ステップ9へ進んで追記録禁止フラ
グをセットして当該CD−Rディスクのプログラム領域
に対するデータの追記録を禁止し、ステップ10へ進ん
で再生禁止フラグをセットして、当該CD−Rディスク
のプログラム領域に記録されているデータの再生を禁止
し、このトラック情報マウント処理を終了する。
【0062】次に、上述のTOCデータとPMAデータ
との比較ルーチンの処理について詳述する。図5は、図
4に示したTOCデータとPMAデータとの比較ルーチ
ンの処理を示すフローチャートである。
【0063】(2)TOCデータとPMAデータとの比
較処理 この処理は、ステップ(図中「S」で示す)21でトラ
ックカウントNを初期値「1」にして、ステップ22へ
進んでデータエラーフラグが「1」にセットされている
か否かに基づいてPMA領域再生処理で当該トラックの
アドレス情報がデータエラーの再生エラーで再生できな
かったのか否かを判断する。
【0064】そのステップ22の判断処理で、データエ
ラーフラグが「1」でありアドレス情報がデータエラー
の再生エラーで再生できなかったと判断したら、ステッ
プ23へ進んでTOC領域のTOC情報をコピーし、T
OC領域に記録されているトラックのスタートアドレス
情報(スタート時間)から再生できなかった当該トラッ
クのスタートアドレス(スタート時間)とストップアド
レス(ストップ時間)を計算してアドレス情報を生成
し、ステップ24へ進んでその当該トラックに対するデ
ータエラーフラグ「1」をクリアして、ステップ25へ
進む。
【0065】ステップ25では指定したトラックがプロ
グラム領域に記録されている最終トラックか否かを判断
して、最終トラックでなければステップ26へ進んでト
ラックカウントNを1インクリメントして最初の処理に
戻り、次のトラック情報のTOCデータとPMAデータ
の比較処理を続ける。
【0066】そして、ステップ22の判断処理でデータ
エラーフラグが「0」であり指定したトラックのアドレ
ス情報が再生できていれば、ステップ27へ進んでTO
CデータとPMAデータの比較エラーか否かを判断し
て、比較エラーでなければステップ24へ進み、比較エ
ラーならステップ28へ進んで追記録禁止フラグをセッ
トしてプログラム領域へのデータの追記記録を禁止し、
ステップ29へ進んで再生禁止フラグをセットしてプロ
グラム領域に記録されているデータの再生を禁止する。
【0067】次に、上述したトラック情報生成ルーチン
の処理についてさらに詳述する。図6は、図4に示した
トラック情報生成ルーチンの詳しい処理を示すフローチ
ャートである。
【0068】(2)トラック情報生成処理 この処理は、ステップ(図中「S」で示す)31でTO
C無フラグが「1」にセットされているか否かに基づい
てTOC情報が記録されていないか否かを判断する。そ
のステップ31の判断でTOC無フラグが「0」であり
TOC情報が記録されていれば、この処理を終了する。
この場合は、PMA領域の再生できなかったアドレス情
報の前後のアドレス情報に基づいてその再生できなかっ
たアドレス情報を生成する処理を実行することになる。
【0069】ステップ31の判断でTOC無フラグが
「1」でありTOC情報が記録されていなければ、ステ
ップ32へ進んでトラックカウントNに初期値「1」を
設定して、ステップ33へ進んでデータエラーフラグが
「1」にセットされているか否かに基づいてPMA領域
再生時に指定トラックのアドレス情報が再生エラーだっ
たか否かを判断する。
【0070】ステップ33の判断でデータエラーフラグ
が「0」でありPMA領域再生時に指定トラックのアド
レス情報が再生エラーでなければ、ステップ39へ進ん
でトラックナンバNを1インクリメントしてステップ3
3へ戻り、次の指定トラックが再生エラーか否かを判断
処理を続ける。
【0071】ステップ33の判断でデータエラーフラグ
が「1」でありPMA領域再生時に指定トラックのアド
レス情報が再生エラーならば、ステップ34へ進んで指
定トラックがプログラム領域に記録されている最終トラ
ックか否かを判断して、最終トラックでなければステッ
プ35へ進んで次のトラックのデータエラーフラグが
「1」にセットされているか否かに基づいて次のトラッ
クのアドレス情報も再生エラーか否かを判断する。すな
わち、この処理で再生エラーによって連続する2トラッ
ク以上のアドレス情報が再生できなかったか否かを調べ
る。
【0072】ステップ35の判断でデータエラーフラグ
が「0」であり次のトラックのアドレス情報は再生エラ
ーでないならば、連続する2トラック以上のアドレス情
報が再生できなかったのではないと判断して、ステップ
36へ進んでそのトラックはプログラム領域に記録され
た最終トラックか否かを判断して、最終トラックでなけ
ればステップ35へ戻ってさらにその次のトラックにつ
いてのデータエラーフラグによる再生エラーの有無の判
断処理を続ける。
【0073】ステップ36の判断で次のトラックがプロ
グラム領域に記録された最終トラックなら、ステップ3
7へ進んで追記録禁止フラグをセットしてプログラム領
域に対するデータの追記録を禁止し、ステップ38へ進
んでトラックカウントNの値で示されるトラックナンバ
以降のトラックの再生禁止フラグをセットして、それら
のトラックのデータの再生を禁止する。
【0074】ステップ35の判断でデータエラーフラグ
が「1」であり次のトラックのアドレス情報も再生エラ
ーならば、ステップ40へ進んでデータエラートラック
が連続しているか否かを判断して、データエラートラッ
クが連続していなければステップ42へ進んでPMA領
域の再生できなかったトラック情報の前後のトラック情
報のスタートアドレス(スタート時間)及びストップア
ドレス(ストップ時間)に基づいて再生できなかったト
ラック情報を生成する。
【0075】ステップ40の判断で2トラック以上連続
するアドレス情報が再生できなかったとき、ステップ4
1へ進んでデータエラートラックの再生禁止フラグをセ
ットし、再生の禁止を警告するエラーコードをホストコ
ンピュータへ出力して再生禁止を警告する。そして、ス
テップ39へ進んでトラックカウントNを1インクリメ
ントして他のトラックの情報生成を続行する。
【0076】すなわち、このステップ41の処理は、2
トラック以上連続するアドレス情報を再生できなかった
とき、プログラム領域に対するトラックの追記録(デー
タの追記録)を可能にし、再生できなかったアドレス情
報のトラックの再生を禁止し、その再生の禁止を警告す
る処理である。
【0077】ステップ34の判断でプログラム領域に記
録された最終トラックなら、ステップ43へ進んでプロ
グラム領域のリードを行ない、ステップ44へ進んでそ
のトラックがブランクか否かを判断して、ブランクでな
ければステップ45へ進んで追記録禁止フラグをセット
し、プログラム領域に対するトラックの追記録を禁止
し、追記録の禁止を警告するエラーコードをホストコン
ピュータへ出力して追記録の禁止を警告する。
【0078】すなわち、このステップ45が再生できな
かったアドレス情報に対応するプログラム領域のトラッ
クがブランクでないとき、プログラム領域に対するトラ
ックの追記録を禁止し、その追記録の禁止を警告する処
理である。
【0079】ステップ44の判断でブランクなら、ステ
ップ46へ進んで再生できなかったアドレス情報の後に
トラック記録命令によるアドレス情報を追記録して、そ
のままプログラム領域の最終トラックへの追記録を可能
にし、ステップ47へ進んでその最終トラックの追記録
したアドレス情報の前のアドレス情報を記録したセクタ
に所定のデータを上書きして再記録して再生不能にす
る。
【0080】すなわち、上記のステップ46の処理がP
MA領域に記録されている最後のアドレス情報が再生で
きなかった場合、その再生できなかったアドレス情報に
対応するプログラム領域のトラックがブランクのとき、
そのブランクのトラックから追記可能にPMA領域の再
生できなかったアドレス情報の後にトラック記録命令に
よるアドレス情報を追記録する処理である。
【0081】また、上記ステップ47が新しいトラック
に記録するとき、再生できなかったトラックのアドレス
情報が記録されているセクタに再記録してそのセクタを
再生不能にする処理である。
【0082】次に、上述したトラック情報生成処理につ
いてさらに説明する。図7はそのトラック情報生成処理
の説明図である。図7の(a)に示すように、CD−R
ディスク8上のPMA領域のトラックNo.1〜No.
6までのアドレス情報が再生できた場合は正常なケース
である。図中では再生できたトラックには「○」印を付
している。
【0083】ところが、図7の(b)に示すように、C
D−Rディスク8のPMA領域のトラックNo.1〜N
o.6までのアドレス情報のうち、再生エラーによって
トラックNo.3のアドレス情報が得られなかったと
き、TOCが記録されていればそのTOC情報に基づい
てトラックNo.3のアドレス情報を生成する。図中で
は再生できなかったトラックには「×」印を付してい
る。
【0084】また、TOCが記録されていなければ、ト
ラックNo.2のストップアドレス(ストップ時間)と
トラックNo.4のスタートアドレス(スタート時間)
に基づいてトラックNo.3のスタートアドレス(スタ
ート時間)及びストップアドレス(ストップ時間)のア
ドレス情報を生成する。
【0085】さらに、図7の(c)に示すように、CD
−Rディスク8のPMA領域のトラックNo.1〜N
o.6までのアドレス情報のうち、再生エラーによって
トラックNo.3とNo.4の2トラック連続するアド
レス情報が再生できなかった場合、トラックNo.3の
ストップアドレスとトラックNo.4のスタートアドレ
ス(スタート時間)が識別できないので再生を禁止す
る。
【0086】次に、このCD−Rドライブ装置の効果を
列挙する。 (1)PMA領域の再生できなかったトラックのアドレ
ス情報をTOC内のトラックのアドレス情報から生成で
きるので、PMA領域の任意のセクタが再生できなくて
も正しいトラックのアドレス情報を得ることができ、そ
のCD−Rディスクに対して追記録及び再生を行なえ
る。
【0087】(2)また、TOC内にトラックのアドレ
ス情報が記録されていない場合でも、PMA領域の再生
できなかったトラックのアドレス情報の前後のアドレス
情報に基づいて、その再生できなかったトラックのアド
レス情報を生成するので、正しいトラックのアドレス情
報を得ることができ、そのCD−Rディスクに対して追
記録及び再生を行なえる。
【0088】(3)PMA領域から2トラック以上連続
してトラックのアドレス情報が再生できなかった場合、
そのCD−Rディスクに対する追記録を可能にし、再生
は禁止するので、ディスク上のプログラム領域の未記録
スペースを有効に使用することができ、再生時にスター
トアドレス(スタート時間)が分からないために発生す
るシステムエラーなどを防止することができる。
【0089】(4)PMA領域にトラックのアドレス情
報が記録されており、そのアドレス情報に対応するプロ
グラム領域のトラックにデータが記録されていない場
合、そのブランクのトラックからの追記録をすることが
でき、ディスク上のプログラム領域の未記録スペースを
有効に使用することができる。
【0090】(5)PMA領域のアドレス情報に対応す
るプログラム領域のトラックにデータが記録されている
場合、トラックの追記を禁止することができ、そのトラ
ックの他のトラックを正しく再生することができる。ま
た、アドレス情報の再生エラーによって再生できないト
ラックのデータを保存できるので、バックアップ等の処
理によって再び利用することができる。
【0091】(6)PMA領域にトラックのアドレス情
報が記録されており、そのアドレス情報に対応するプロ
グラム領域のトラックにデータが記録されていないと
き、そのブランクのトラックから追記録した場合、その
トラックについて複数のアドレス情報がPMA領域に記
録されることになるが、そのうちの不要なアドレス情報
については自動的に再生不能にするので、トラックのア
ドレス情報マウント時に正しいトラックのアドレス情報
を得ることができ、トラックの再生を正常に行なえる。
したがって、トラックのアドレス情報が再生できないと
きに、データを追記録することによってプログラム領域
に対して2重書きをしてしまう恐れがない。
【0092】(7)PMA領域の再生時にディスクの記
録溝にピックアップが追従できないトラック外れ等のサ
ーボエラーが発生して任意のトラックのアドレス情報が
得られない場合、プログラム領域にトラックを追記録で
きる状態でもPMA領域にそのトラックのアドレス情報
を記録することはできないので、上述の処理を行なわ
ず、データエラーの再生エラーのときにのみ上述の処理
を行なうことによってPMA領域の正しいアドレスにト
ラックのアドレス情報を記録することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るCD−Rドライブ装置によれば、CD−Rディスクの
PMA領域に対する再生エラーが発生してもデータの記
録及び再生を行なえるので、CD−Rディスクに記録し
た貴重なデータを無駄にすることなく、ディスクメディ
アのメモリ領域を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるCD−Rドライブ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したCD−Rドライブ装置に使用する
CD−Rディスクの物理フォーマットの一例を示す図で
ある。
【図3】図2に示したCD−RディスクのPMA領域の
トラック情報のフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1に示したCD−Rドライブ装置のトラック
情報マウントの処理を示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに示したTOCデータと
PMAデータとの比較ルーチンの処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】図4のフローチャートに示したトラック情報生
成ルーチンの処理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示したCD−Rドライブ装置のトラック
情報の生成処理の説明図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:フラッシュROM 3:ホストインタフェース コントローラ 4:バッファマネジャ 5:ダイナミックRAM 6:サブコード オペレーション コントローラ 7:CD−ROMエンコーダ 8:CD−Rディスク 9:CD−ROMデコーダ 10:オーディオ回路 11:システムコントローラ 12:CDエンコーダ 13:CDデコーダ 14:サーボ回路 15:スピンドルモータ コントローラ 16:SCSIバス 22:PCA領域 23:PMA領域 24:リードイン領域 25:プログラム領域 26:リードアウト領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 9558−5D G11B 20/18 572C 9558−5D 572F (72)発明者 橋本 裕邦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CD−Rディスクのプログラム領域に対
    するデータの記録及び再生を行なうデータ記録/再生手
    段を備えたCD−Rドライブ装置において、 パワーオン又はCD−Rディスク挿入後の前記プログラ
    ム領域のトラックのアドレス情報マウント処理時、前記
    CD−RディスクのPMA領域に記録されている前記ト
    ラックのアドレス情報が再生エラーによって再生できな
    かったとき、前記CD−Rディスクのリードイン領域に
    記録されているTOC内のアドレス情報に基づいて前記
    再生できなかったアドレス情報を生成する手段を設けた
    ことを特徴とするCD−Rドライブ装置。
  2. 【請求項2】 CD−Rディスクのプログラム領域に対
    するデータの記録及び再生を行なうデータ記録/再生手
    段を備えたCD−Rドライブ装置において、 パワーオン又はCD−Rディスク挿入後の前記プログラ
    ム領域のトラックのアドレス情報マウント処理時、前記
    CD−RディスクのPMA領域に記録されている前記ト
    ラックのアドレス情報が再生エラーによって再生できな
    かったとき、該再生できなかったアドレス情報の前後に
    記録されているアドレス情報に基づいて前記再生できな
    かったアドレス情報を生成する手段を設けたことを特徴
    とするCD−Rドライブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のCD−Rドライブ
    装置において、 前記再生エラーで2トラック以上連続するアドレス情報
    を再生できなかったとき、前記再生できなかったアドレ
    ス情報のトラックの再生を禁止する手段と、該手段によ
    る再生の禁止を警告する手段とを設けたことを特徴とす
    るCD−Rドライブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のCD−Rドライブ
    装置において、 前記再生エラーで前記PMA領域に記録されている最後
    のアドレス情報が再生できなかったとき、その再生でき
    なかったアドレス情報に対応する前記プログラム領域の
    トラックがブランクか否かを判断する手段と、該手段に
    よってブランクと判断されたトラックから追記録可能に
    前記PMA領域の前記再生できなかったアドレス情報の
    後にトラック記録命令によるアドレス情報を追記録する
    手段を設けたことを特徴とするCD−Rドライブ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のCD−Rドライブ装置に
    おいて、 前記ブランクか否かを判断する手段によって、再生でき
    なかったアドレス情報に対応する前記プログラム領域の
    トラックがブランクでないと判断されたとき、該プログ
    ラム領域に対するトラックの追記録を禁止する手段と、
    該手段による追記録の禁止を警告する手段とを設けたこ
    とを特徴とするCD−Rドライブ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のCD−Rドライブ装置に
    おいて、 新しいトラックに記録するとき、前記再生できなかった
    トラックのアドレス情報が記録されているセクタに再記
    録して該セクタを再生不能にする手段を設けたことを特
    徴とするCD−Rドライブ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    CD−Rドライブ装置において、 前記再生できなかったアドレス情報を生成する手段が、
    前記再生エラーがデータ誤りが多くてエラー訂正できな
    いデータエラーのときに前記再生できなかったアドレス
    情報を生成する手段であることを特徴とするCD−Rド
    ライブ装置。
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