JP3699243B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、追記可能なCD−R等の光ディスクに対して情報を記録及び再生する光ディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、追記可能なメディアであるCD−R等の光ディスクに情報を記録及び再生する光ディスク記録再生装置が注目されている。
例えば、CD−Rドライブでは、従来のCDやCD−ROMと同じフォーマットであるCD−Rディスクに対して照射するレーザ光のパワーを変えることによって情報の記録と再生を切り換えている。CD−Rディスクは、未記録領域への記録が一度のみ可能であり、一部記録済みでも未記録部分へは追記が可能であるメディアである。
【0003】
このような光ディスク記録再生装置は、CD−Rディスク等の光ディスクの記録面の円周方向に沿って設けられた溝上にピットと称する小孔を形成することによって情報を記録しており、そのピットの有無と長さによって情報の内容を異ならせている。
【0004】
また、再生時には、光ディスクの記録面上のピット部分にレーザ光を照射したときの反射光の大きさと、ピットが形成されていない部分(この部分を「スペース」と称する)にレーザ光を照射したときの反射光の大きさとの差に基づいて記録面上のどの位置(アドレス)を再生しているのかという情報を得ることができる。
【0005】
さらに、光ディスクの記録面の半径方向へあるアドレスから他のアドレスへ光ピックアップを移動させるとき、ピットとスペースとの反射光の大きさの差が所定の閾値以上の値であるときにはその位置のピット列の存在を確認し、光ピックアップがピット列を超したことを判定している。
なお、通常の記録では、光ディスク上のピットが占める領域とスペースが示す領域の割合は略同じになる。
【0006】
ところで、上述のような光ディスク記録再生装置では、光ディスクに記録した情報を消去する場合、消去対象の情報のヘッダにデリートフラグを書き込み、情報の読出時にデリートフラグを検出した情報の読み出しを禁止するようにしていた(例えば、特開平7−78341号公報参照)。
【0007】
しかし、上述の光ディスク記録再生装置は、光ディスク上の情報は記録されたままであり、擬似的に消去しているに過ぎないので、他の手段を用いれば再生することが可能であり、機密情報の消去としては不十分である。
【0008】
そこで、従来、光ディスク上の消去したい領域に他の情報を上書きすることにより、その領域に先に記録されていた情報を記録面上から無くしてしまって再生を不可能にする光ディスク記録再生装置が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような光ディスクの情報に上書きして消去する光ディスク記録再生装置では、その上書きのときにそれまでスペースだった個所に新たなピットを形成してしまうと、ピットとスペースの反射光の大きさの差(再生信号の差)が小さくなり、上書きした領域でピット列を正しく認識することができなくなる。
【0010】
したがって、光ディスクの記録面の上書きで情報を消去した領域を挟んで半径方向へあるアドレスから他のアドレスへ光ピックアップを移動させるとき、上書きした領域では光ピックアップがピット列をいくつ超えたかを正しくカウントすることができなくなり、記録面上の指定したアドレスに正しくアクセスできなくなるという問題が有った。
【0011】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、光ディスク上の情報を上書きで消去しても、その上書きした領域をまたいで光ピックアップを移動させるときに記録面上の正しいアドレスにアクセスできるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、追記可能な光ディスクの円周方向に沿って設けられた溝上にレーザ光を照射して小孔のピットを形成し、そのピットとピットが形成されていないスペースとの組み合わせによって情報を記録し、その記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、上記光ディスク上の指定された領域に記録されている情報に短いピットと長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きする上書き手段を設け、上記上書き手段に、上記指定された領域が上記光ディスク上に形成された情報の記録単位の境界に一致しているか否かを判断し、一致していないときには上記上書きを中止してエラー報告する手段を設けたものである。
【0013】
また、上記短いピットの長さを3チャネルビットにし、上記長いスペースの長さを11チャネルビットにするとよい。
【0015】
この発明の請求項1による光ディスク記録再生装置は、追記可能な光ディスクの円周方向に沿って設けられた溝上にレーザ光を照射して小孔のピットを形成し、そのピットとピットが形成されていないスペースとの組み合わせによって記録された情報の領域の消去が指定されたとき、その指定された領域に記録されている情報に短いピットと長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きすると共に、上記指定された領域が上記光ディスク上に形成された情報の記録単位の境界に一致しているか否かを判断し、一致していないときには上記上書きを中止してエラー報告する。
【0016】
このようにして、短いピットと長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きした領域は、先に記録された情報を完全に消去することができ、その領域のピットとスペースとの間の反射光の大きさの差(再生信号の差)をピット列を超えたことを判定可能な閾値以上の値に保つことができると共に、光ディスク上に記録された情報の記録単位を無視して消去情報を上書きすることを禁止し、光ディスクを規格外れにしてしまうことを防止できる。
【0017】
したがって、光ディスク上に記録された任意の領域の情報を上書きで完全に消去し、その上書きした領域をまたいで光ピックアップを移動させるときでも、記録面上の正しいアドレスにアクセスすることができると共に、光ディスク上の記録単位を変更してしまって情報の追記及び再生が不可能になることを防止することができる。
【0018】
また、この発明の請求項2による光ディスク記録再生装置は、上記短いピットの長さを3チャネルビットにし、上記長いスペースの長さを11チャネルビットにする。
【0019】
したがって、3チャネルビットのピットと11チャネルビットのスペースを標準で発生させる通常のEFM変調回路を用いて消去情報を容易に作成することができ、装置コストを大幅に低減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態の光ディスク記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【0023】
この光ディスク記録再生装置は、追記可能なディスクメディアである光ディスク10を回転させるモータ1と、半導体レーザを搭載して光ディスク10の記録領域にレーザ光Lを照射する光ピックアップ3と、その光ピックアップ3をその内部に設けられているシークモータと共同して光ディスク10の半径方向に移動させる粗動モータ2を備えている。
【0024】
また、モータ1の回転制御を行なう回転制御系4と、粗動モータ2の駆動制御を行なう粗動モータ制御系5と、光ピックアップ3の制御を行なう光ピックアップ制御系6と、光ピックアップ3によって読み取った情報の信号及び光ディスク10の記録領域に書き込む情報の信号を送受する信号処理系7と、上記各制御系及び処理系の制御と共にこの発明に係る処理を行なうコントローラ8等も備えている。
【0025】
さらに、コントローラ8は外部インタフェース9を介してホストコンピュータに接続されており、光ディスク10から読み取った情報をホストコンピュータへ送出し、光ディスク10に書き込む情報をホストコンピュータから受け取る処理も行なう。
【0026】
そして、光ディスク10をモータ1によって回転させながら光ピックアップ3をその光ディスク10の半径方向に移動させ、光ピックアップ3の半導体レーザからレーザ光Lを光ディスク10の記録面上の記録領域に照射させて情報の記録,再生,及び消去を行なう。
【0027】
この光ディスク記録再生装置は、コントローラ8の制御によって情報の記録時には、光ディスク10の記録領域に光ピックアップ3によって最適記録レーザパワーでレーザ光Lを照射し、光ディスク10上に各種情報を記録する。
また、情報の再生時には、光ディスク10の記録領域に光ピックアップ3によって再生レーザパワーでレーザ光Lを照射し、その反射光に基づいて記録領域に記録されている情報を再生する。
【0028】
さらに、情報の消去は、光ディスク10上のホストコンピュータから指定された既記録領域に対して最適記録レーザパワーでレーザ光Lを照射して、その既記録領域に所定の消去情報を上書き(二重書き)することによって既記録領域に記録されていた情報を消去する。
【0029】
すなわち、上記コントローラ8等が、追記可能な光ディスクの円周方向に沿って設けられた溝上にレーザ光を照射して小孔のピットを形成し、そのピットとピットが形成されていないスペースとの組み合わせによって情報を記録し、その記録された情報を再生する手段と、光ディスク上の指定された領域に記録されている情報に短いピットと長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きする上書き手段の機能を果たす。
【0030】
また、光ディスク上の指定された領域に記録されている情報に3チャネルビットからなる短いピットと11チャネルビットからなる長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きする上書き手段の機能も果たす。
さらに、上記指定された領域が光ディスク上に形成された情報の記録単位の境界に一致しているか否かを判断し、一致していないときには上記上書きを中止してエラー報告する手段の機能も果たす。
【0031】
図2は、この光ディスク記録再生装置で使用する追記可能なディスクメディアである光ディスク10の記録領域のフォーマットを示す説明図である。
光ディスク10の記録領域は、情報記録時の初期動作で最適記録パワーの調整を行なうためのテスト記録を行なうパワーキャリブレーション領域(PCA領域)11と、ホストコンピュータから送出されたユーザデータである情報を記録する複数のトラック14と、各トラック14の先頭アドレス及び終了アドレス等の目次情報(TOC)を含む光ディスクメディアに関する様々な情報を記録するリードイン領域13及びリードアウト領域15と、各トラック14の目次情報を一時的に保持するために記録する中間記録領域(PMA領域)12がある。
また、各トラック14は、それぞれのトラック自身の情報を記録するプレギャップ16と、ユーザデータである情報を記録するユーザデータ領域17とに分けられる。
【0032】
図3は、光ディスク10の記録領域の各トラックに対する記録単位であるパケットのフォーマットを示す説明図である。
光ディスク10の記録領域に形成された各トラック14を複数のパケット18に分割し、1トラック内の各パケット毎に情報を記録する。
【0033】
パケットについては、オレンジブックパート2バージョン2.0(Orange Book PartII Version 2.0)に詳細に規定されているので、ここでは簡単に説明する。
【0034】
各パケット18は、それぞれ一つ以上の再生可能なユーザデータブロックからなるユーザデータ領域21と、ユーザデータ領域21の前に設けた1つのリンクブロック(Link Block)19と4つのランインブロック(Run−In Block)20と、ユーザデータ領域21の後に設けた2つのランアウトブロック(Run−Out Block)22とからなる。
【0035】
図4は、光ディスク10上に記録するピットとスペースの説明図である。
光ディスク10上の記録領域には、レーザ光を照射して形成した小孔のピットとピットが形成されていないスペースとの組み合わせによって情報を記録しており、ピットとスペースの基本単位はチャネルビット(T)である。
【0036】
次に、この光ディスク記録再生装置の光ディスク上の指定領域に消去情報を上書きして消去する処理について説明する。
図5はその消去処理を示すフローチャートである。この処理は、コントローラ8が、ステップ(図中「S」で示す)1でホストコンピュータから光ディスク上の消去対象の領域指定と、その指定領域の消去の要求があると、ステップ2へ進んで光ディスク上の指定領域に記録されている情報に短いピットと長いスペースを組み合わせたパターンの消去情報を上書きし、この処理を終了する。
【0037】
このようにして、光ディスク10上の指定領域の情報を消去するとき、その指定領域に短いピットと長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きして消去するので、指定領域に記録されていた情報を完全に消去することができる。
さらに、情報消去後の指定領域はピットとスペースとの間の再生信号の差をピット列を超えたことを判定可能な閾値以上の値に保つことができ、光ピックアップをその指定領域をまたいで移動させても、記録面上の正しいアドレスにアクセスすることができる。
【0038】
ところで、上述の光ディスク記録再生装置では、短いピットと長いスペースのそれぞれの長さは任意に設定することができるが、そのために複雑な回路を設けなければならなくなると装置のコストが上昇してしまう。
【0039】
そこで、次に、通常の光ディスク記録再生装置の機能を用いて上述した情報の消去を実現するとよい。
一般的に、光ディスク記録再生装置では、光ディスク10に記録したい情報をEFM変調方式を用いて適切な信号に変換して記録し、光ディスク10から再生した信号を復調して元の情報に戻している(監修:尾上守夫、著作:村山登・小出博・山田和作・国兼真、ラジオ技術選書198「光ディスク技術」のP.185〜186,P.226を参照)。
【0040】
そのEFM変調方式では、8ビットの長さの情報を14ビットに変更し、長さが3チャネルビット(3T)を最短とし、11チャネルビット(11T)を最長とするピットとスペースの組み合わせで各種の情報を表わしている。このEFM変調方式ではピットとスペースの占める領域が略同じ割合になる。
【0041】
そこで、上述の光ディスク記録再生装置において、コントローラ8が、EFM変調方式を用いて3チャネルビット(3T)からなる短いピットと11チャネルビット(11T)からなる長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きするようにすれば、新たに追加する回路が比較的簡単になり、装置コストを上昇させずに済む。
【0042】
図6はその消去処理を示すフローチャートである。この処理は、コントローラ8が、ステップ(図中「S」で示す)11でホストコンピュータから光ディスク上の消去対象の領域指定と、その指定領域の消去の要求があると、ステップ12へ進んで光ディスク上の指定領域に記録されている情報に長さが3チャネルビット(3T)の短いピットと長さが11チャネルビット(11T)の長いスペースを組み合わせたパターンの消去情報を上書きし、この処理を終了する。
【0043】
図7は光ディスク10上の指定領域に上書きする3チャネルビットのピットと11チャネルビットのスペースの消去情報の説明図である。
光ディスク10上の指定領域に、EFM変調方式の最短ビットである3チャネルビットのピット(小孔が形成された部分)と、最長ビットである11チャネルビットのスペース(ピットが形成されていない部分)との組み合わせによる消去情報を記録する。
【0044】
通常のEFM変調方式では、ピットとスペースの長さの割合が同じであり、チャネルビット(クロック周波数)Tが最短で3チャネルビット(3T)から最長で11チャネルビット(11T)までの長さのピットとスペースで消去情報を記録する。その消去情報のピットとスペースの長さを任意に設定すると、EFM変調方式を実行するEFM変調回路に複雑な回路を加えなければならなくなり、装置コストが上昇する。
【0045】
そこで、通常のEFM変調回路で使用する最短の3チャネルビット(3T)と最長の11チャネルビット(11T)をそれぞれ消去情報の短いピットと長いスペースに割り当てるようにすれば、新たに追加する回路が比較的簡単にすることができ、装置のコストの上昇を抑えられる。
【0046】
このようにして、指定領域にEFM変調方式による最短ビット最長ビットを用いて3チャネルビットの短いピットと11チャネルビットの長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きして消去するので、指定領域に記録されていた情報を完全に消去することができる。
【0047】
さらに、情報消去後の指定領域はピットとスペースとの間の再生信号の差をピット列を超えたことを判定可能な閾値以上の値に保つことができ、光ピックアップをその指定領域をまたいで移動させても、記録面上の正しいアドレスにアクセスすることができる。
【0048】
そして、光ディスク記録再生装置で標準的に使用されているEFM変調方式による最短ビットと最長ビットをそれぞれ消去情報の短いピットと長いスペースに割り当てたので、指定領域に消去情報を上書きするための回路構成を比較的簡単にすることができ、装置コストの上昇を抑えることができる。
【0049】
次に、光ディスク10の各トラック14にユーザデータの情報を記録する最小単位はパケット18であり、各パケット18ではアクセス可能な最小単位の1ブロック毎にユーザデータの情報を記録しており、各トラック14と各パケット18の境界を無視して任意の領域で記録することはできない。
【0050】
もし、光ディスク10上の各トラック14と各パケット18の境界を無視した指定領域に消去情報を上書きしてしまうと、光ディスク10上の記録フォーマットに一貫性が無い規格外れのディスクになり、情報の追記及び再生ができなくなってしまう。
【0051】
そこで、コントローラ8が、ホストコンピュータから指定された領域が光ディスク10上に形成された情報の記録単位であるトラック及びパケットの境界に一致しているか否かを判断し、一致していないときには指定領域に対する消去情報の上書きを中止してホストコンピュータへエラー報告することにより、光ディスク10上のトラック及びパケット単位で情報を消去できるようにするとよい。
【0052】
図8はその消去処理を示すフローチャートである。この処理は、コントローラ8が、ステップ(図中「S」で示す)21でホストコンピュータから光ディスク上の消去対象の領域指定と、その指定領域の消去の要求があると、ステップ22へ進んで指定領域が光ディスク上に形成された情報の記録単位であるトラック及びパケットの境界に一致しているか否かを判断する。
【0053】
ステップ22の判断で一致するなら、ステップ23へ進んで光ディスク上の指定領域に記録されている情報に長さが3チャネルビット(3T)の短いピットと長さが11チャネルビット(11T)の長いスペースを組み合わせたパターンの消去情報を上書きし、この処理を終了する。
【0054】
ステップ22の判断で一致しないなら、ステップ24へ進んで指定領域に対する消去情報の上書きを中止し、外部インタフェースを介してホストコンピュータへエラー警告(エラー報告)し、この処理を終了する。
【0055】
このようにして、光ディスク10上に記録された情報の記録単位であるトラック及びパケットを無視した指定領域に消去情報を上書きすることを禁止し、光ディスク10上の記録単位を変更しないで任意の情報を消去することができる。
したがって、光ディスクを規格外れにしてしまうような消去処理を行なって、情報の消去後も追記及び再生が不可能になることを防止することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による光ディスク記録再生装置によれば、光ディスク上の情報を上書きで消去しても、その上書きした領域をまたいで光ピックアップを移動させるときに記録面上の正しいアドレスにアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の光ディスク記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した追記可能なディスクメディアである光ディスク10の記録領域のフォーマットを示す説明図である。
【図3】図1に示した光ディスク10の記録領域の各トラックに対する記録単位であるパケットのフォーマットを示す説明図である。
【図4】図1に示した光ディスク10上に記録するピットとスペースの説明図である。
【図5】図1に示した光ディスク記録再生装置が光ディスク上の指定領域に消去情報を上書きして消去する処理を示すフローチャートである。
【図6】図1に示した光ディスク記録再生装置が光ディスク上の指定領域に3チャネルビットのピットと11チャネルビットのスペースとからなる消去情報を上書きして消去する処理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した光ディスク10上の指定領域に上書きする3チャネルビットのピットと11チャネルビットのスペースの消去情報の説明図である。
【図8】図1に示した光ディスク記録再生装置が光ディスク上に形成された情報の記録単位に合致する指定領域にのみ消去情報を上書きして消去する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:モータ 2:粗動モータ
3:光ピックアップ 4:回転制御系
5:粗動モータ制御系 6:光ピックアップ制御系
7:信号処理系 8:コントローラ
9:外部インタフェース 10:光ディスク
11:PCA領域 12:PMA領域
13:リードイン領域 14:トラック
15:リードアウト領域 16:プレギャップ
17:ユーザデータ領域 18:パケット
19:リンクブロック 20:ランインブロック
21:ユーザデータ領域 22:ランアウトブロック
Claims (2)
- 追記可能な光ディスクの円周方向に沿って設けられた溝上にレーザ光を照射して小孔のピットを形成し、該ピットと該ピットが形成されていないスペースとの組み合わせによって情報を記録し、その記録された情報を再生する光ディスク記録再生装置において、
前記光ディスク上の指定された領域に記録されている情報に短いピットと長いスペースを組み合わせた消去情報を上書きする上書き手段を設け、
前記上書き手段に、前記指定された領域が前記光ディスクに形成された情報の記録単位の境界に一致しているか否かを判断し、一致していないときには前記上書きを中止してエラー報告する手段を設けたことを特徴とする光ディスク記録再生装置。 - 前記短いピットの長さを3チャネルビットにし、前記長いスペースの長さを11チャネルビットにした請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
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