JPH0952563A - バンパカバーの取付構造 - Google Patents

バンパカバーの取付構造

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Publication number
JPH0952563A
JPH0952563A JP20621795A JP20621795A JPH0952563A JP H0952563 A JPH0952563 A JP H0952563A JP 20621795 A JP20621795 A JP 20621795A JP 20621795 A JP20621795 A JP 20621795A JP H0952563 A JPH0952563 A JP H0952563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper cover
vehicle body
bumper
mounting
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP20621795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nakagawa
雅之 中川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication of JPH0952563A publication Critical patent/JPH0952563A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リーンホースに仮置きのための構造を設けるこ
とがなく、バンパカバーを仮置きすることができるとと
もに、リーンホースの強度を低下させることがないバン
パカバーの取付構造を提供することを目的とする。 【解決手段】バンパカバー6の左右両側部上端には、取
付け片9,10がそれぞれ設けられている。取付け片
9,10は、バンパカバー6の左右上端から内側で上方
に延びるように一体形成されている。取付け片9は、バ
ンパカバー6を仮置きしたときに、フェンダパネル2,
3にそれぞれ設けられた凹部11内に配置される。凹部
11は、それぞれ左右のターンランプ4の装着位置に形
成され、その凹部11にターンランプ4がそれぞれ装着
される。取付け片9,10は、樹脂製よりなるバンパカ
バー6の弾性力によってその凹部11内壁を車体1の中
心に向かってそれぞれ押圧し、車体1を左右両側方から
挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバンパカバーの取付
構造に係り、詳しくはバンパカバーを車体に組み付ける
際に仮置き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製のバンパカバーを車体に組付ける
際、作業性向上の為に、バンパカバーは車体に対して仮
置きされる。図5に示すように、バンパ用リーンホース
50の上面には切り起こし部51が形成され、この切り
起こし部51に対してバンパカバー52に一体形成され
たバンパリブ53が差し込まれて、バンパカバー52が
仮置きされる。次に、図6に示すように、仮置きされた
バンパカバー52は、車体に取着されたクロスメンバ5
4に対してネジ55によってネジ止めされたり、リーン
ホース50、フェンダパネル(図示せず)等に対して図
示しないボルトによってネジ止めされて車体に組付けさ
れるようになっている。
【0003】また、図7に示すように、リーンホース6
0上面にブラケット61を溶接等で取着し、そのブラケ
ット61にバンパカバー52のバンパリブ53を差し込
むことによってパンパカバー52を仮置きするようにな
っているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5,
6のリーンホース50では、リーンホース50上面に切
り起こし部51を形成するので、剛性が要求されるリー
ンホース50の強度が低下するという問題があった。ま
た、図7のリーンホース60では、ブラケット61をリ
ーンホース60に取着する必要があるので、ブラケット
61の分だけ部品点数が増加するという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はリーンホースに仮置きの
ための構造を設けることがなく、バンパカバーを仮置き
することができるとともに、リーンホースの強度を低下
させることがないバンパカバーの取付構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、バンパカバーを車体に取
着するためにリーンホースに支持させるためのバンパカ
バーの取付構造であって、前記バンパカバーには、車体
を挟持する取付け片を該バンパカバーと一体形成したこ
とを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のバンパカバーの取付け構造において、前記左右フェン
ダパネルにはその先端に凹部をそれぞれ形成し、前記取
付け片は、バンパカバーの弾性力によって前記凹部に当
接されて車体を挟持するようにしたことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のバンパカバーの取付構造において、前記凹部
は、左右フェンダパネルにそれぞれ取着するターンラン
プの装着位置に設定したことを要旨とする。
【0009】従って、請求項1に記載の発明によれば、
バンパカバーには取付け片が一体に形成され、その取付
け片によって車体が挟持される。また、請求項2に記載
の発明によれば、左右フェンダパネルの先端に凹部がそ
れぞれ形成され、取付け片は、バンパカバーの弾性力に
よって凹部に当接されて車体が挟持される。
【0010】また、請求項3に記載の発明によれば、凹
部は、左右フェンダパネルにそれぞれ取着するターンラ
ンプの装着位置に設定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図1〜図4に従って説明する。図2に示すよう
に、車体1の左右フェンダパネル2,3には、右折又は
左折を表示する方向支持灯としてのターンランプ4,5
が設けられている。また、車体1の前方下部には、樹脂
製のバンパカバー6が設けられている。
【0012】図1に示すように、バンパカバー6にはバ
ンパリブ7が設けられている。バンパリブ7は、左右方
向に沿ってバンパカバー6と一体形成され、バンパカバ
ー6の中央上部後端から後方に突出して形成されてい
る。バンパリブ7は、バンパカバー6を仮置きする時
に、車体1に固着されたリーンホース8上に載置され、
そのバンパリブ7によってバンパカバー6が支持される
ようになっている。
【0013】また、バンパカバー6の左右両側部上端に
は、取付け片9,10がそれぞれ設けられている。取付
け片9,10は、バンパカバー6と一体形成され、バン
パカバー6の左右上端から内側で上方に延びるように形
成されている。
【0014】図3,4に示すように、取付け片9は、バ
ンパカバー6を仮置きしたときに、フェンダパネル2に
それぞれ設けられた凹部11内に配置される。凹部11
は、それぞれ左右のターンランプ4の装着位置に形成さ
れ、その凹部11にターンランプ4がそれぞれ装着され
る。
【0015】尚、図3,4では左側のフェンダパネル2
に形成された凹部11のみを図示したが、左右のフェン
ダパネル2,3は車体1の中心から左右対称に形成され
ているので、右側のフェンダパネル3に形成された凹部
11の図を省略してある。そして、右側のフェンダパネ
ル3に対しても同様に、ターンランプ5の装着位置に凹
部11が形成され、その凹部11内に取付け片10が配
置されるようになっている。
【0016】取付け片9,10は、樹脂製よりなるバン
パカバー6の弾性力(特に収縮力)によってその凹部1
1内壁を車体1の中心に向かってそれぞれ押圧し、車体
1を左右両側方から挟持するようになっている。即ち、
バンパカバー6は、車体1の左右方向に対して取付け片
9,10によって左右同じ間隔で保持される。このと
き、バンパカバー6は、バンパカバー6を車体1に取り
つけるための好適な左右方向の所定の位置に保持される
ようになっている。従って、バンパカバー6は、仮置き
するだけで取付け片9,10によって自動的に車体1に
対して左右方向に位置合わせが行われるので、バンパカ
バー6の左右方向の位置合わせのための作業を省くこと
ができる。
【0017】図3に示すように、取付け片9は、フェン
ダパネル2の凹部11内壁に取着されたナット12に対
して、取付け片9(10)に形成された孔9a,10a
に挿通されたネジ13を螺合させることによってフェン
ダパネル2に組付けられるようになっている。そして、
従来と同様に、バンパカバー6は、図6に示すクロスメ
ンバ54に対してネジ55によってネジ止めされたり、
左右フェンダパネル2,3等に対して図示しないネジに
よってネジ止めされて車体1に組付けられる。そして、
凹部11は、取付け片9、ネジ13とターンランプ4と
が互いに係合しない深さに形成されている。
【0018】図4に示すように、取付け片9,10は、
車体1のエプロン14に形成されたエプロンフランジ1
5の先端よりも内側(図4において左側)に配置される
ように形成されている。エプロンフランジ15は、エプ
ロン14と車体1に設けられたラジエタサポート16と
を接合するために設けられている。
【0019】リーンホース8に仮置きされたバンパカバ
ー6は、その重心がリーンホース8よりも前方にあるた
め、バンパカバー6の自重によって前方に回動してリー
ンホース8より落下しようとする。このとき、バンパカ
バー6に一体形成された取付け片9,10は、エプロン
フランジ15先端よりも内側に配置されている。従っ
て、バンパカバー6が回動すると、取付け片9,10と
エプロンフランジ15とが係合するので、バンパカバー
6の回動が制限され、バンパカバー6がリーンホース8
から落下しない。その結果、リーンホース8には、従来
のリーンホース50のように切り起こし部51を形成す
る必要がないので、リーンホース8の強度が低下するこ
とはない。また、リーンホース8上面に対してブラケッ
ト61を固着する必要がないので、従来のリーンホース
60に比べて部品点数を少なくすることができるるとと
もに、ブラケット61を固着するための工程を省略する
ことができる。
【0020】また、取付け片9,10の後端9b,10
bは、車体1の外側(図4では右側)に向かってそれぞ
れ屈曲形成されている。バンパカバー6を仮置きすると
き、バンパカバー6を車体1の後方(図4において上
方)に向かって移動させる。すると、後端9b,10b
がエプロンフランジ15の先端と係合するので、エプロ
ンフランジ15は、バンパカバー6の弾性力に抗して取
付け片9,10を車体1の外側に向かって押し広げる。
さらにバンパカバー6を後方へ移動させると、取付け片
9,10は、エプロンフランジ15先端を乗り越えて、
バンパカバー6の弾性力によって凹部11内に配置さ
れ、凹部11内壁を押圧して車体1を挟持する。従っ
て、バンパカバー6を仮置きする場合に、取付け片9,
10をいちいち押し広げる必要がない。
【0021】上記したように、本形態によれば、以下の
ような作用及び効果を得ることができる。 バンパカバー6の左右両側上端に取付け片9,10を
それぞれ形成した。その取付け片9,10は、バンパカ
バー6が仮置きされたときに、フェンダパネル2,3に
形成された凹部11内に配置され、その凹部11内壁を
挟持してバンパカバー6を仮置き位置に保持するように
した。その結果、図5,6のリーンホース50のように
切り起こし部51を形成する必要がないので、リーンホ
ース8の強度が低下するのを防ぐことができる。また、
図7のリーンホース60に比べてブラケット61を取着
する必要がないので、部品点数を少なくすることができ
る。
【0022】取付け片9,10の後端9b,10bを
車体1の外側に向かって屈曲形成し、バンパカバー6を
仮置きする時に、その後端9b,10bがエプロンフラ
ンジ15先端と係合して取付け片9,10をバンパカバ
ー6の弾性力に抗して車体1の外側に押し広げるように
した。その結果、取付け片9,10をいちいち押し広げ
る必要がないので、バンパカバー6を容易に仮置きする
ことができる。
【0023】尚、本発明は上記形態の他、以下の態様で
実施するようにしてもよい。 1)上記形態では、取付け片9,10をエプロンフラン
ジ15と係合させてバンパカバー6を仮置きするように
したが、フェンダパネル2,3に形成した凹部11の前
端を車体1の外側に向かって屈曲形成し、その形成した
部分に対して取付け片9,10を係合させてバンパカバ
ー6を仮置きするようにしてもよい。
【0024】2)上記形態では、車体1の前方に設けた
バンパカバー6に具体化したが、後方のバンパカバーに
具体化して実施してもよい。 以上、本発明の実施の各形態について説明したが、各形
態から把握できる請求項以外の技術的思想について、以
下にそれらの効果とともに記載する。
【0025】イ)請求項1〜3に記載のバンパカバーの
取付構造において、車体に、仮置きされたバンパカバー
が前方に回動したときに、前記取付け片はエプロンフラ
ンジと係合してバンパカバーの回動を制限するようにし
たバンパカバーの取付構造。この構成によれば、バンパ
カバーが仮置き位置から脱落するのを防止することがで
きる。
【0026】ロ)請求項1〜3,上記イ)に記載のバン
パカバーの取付構造において、取付け片には孔が形成さ
れ、その孔に挿通されたネジによってバンパカバーをフ
ェンダパネルに取着するようにしたバンパカバーの取付
構造。この構成によれは、容易にバンパカバーをフェン
ダパネルに取着することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、リーンホースに仮置きのための構造
を設けることがなく、バンパカバーを仮置きすることが
可能となるとともに、リーンホースの強度を低下させる
ことがないバンパカバーの取付構造を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の一形態のバンパカバーの斜視図。
【図2】 一形態のバンパカバーの組付け時における部
分斜視図。
【図3】 バンパカバーの組付け時における縦断面図。
【図4】 バンパカバーの組付け時における平断面図。
【図5】 従来のバンパカバーの取付け構造を示す部分
斜視図。
【図6】 従来のバンパカバーの組付け時における縦断
面図。
【図7】 従来のバンパカバーの取付け構造を示す部分
斜視図。
【符号の説明】
1…車体、2,3…フェンダパネル、4,5…ターンラ
ンプ、6…バンパカバー、7…バンパリブ、8…リーン
ホース、9,10…取付け片、11…凹部、14…エプ
ロン、15…エプロンフランジ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパカバーを車体に取着するためにリ
    ーンホースに支持させるためのバンパカバーの取付構造
    であって、 前記バンパカバーには、車体を挟持する取付け片を該バ
    ンパカバーと一体形成したバンパカバーの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバンパカバーの取付け
    構造において、 前記左右フェンダパネルにはその先端に凹部をそれぞれ
    形成し、 前記取付け片は、バンパカバーの弾性力によって前記凹
    部に当接されて車体を挟持するようにしたバンパカバー
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のバンパカバーの
    取付構造において、 前記凹部は、左右フェンダパネルにそれぞれ取着するタ
    ーンランプの装着位置に設定したバンパカバーの取付構
    造。
JP20621795A 1995-08-11 1995-08-11 バンパカバーの取付構造 Pending JPH0952563A (ja)

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