JPH09512687A - システム校正付き電荷再分布アナログ−デジタル変換器 - Google Patents

システム校正付き電荷再分布アナログ−デジタル変換器

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JPH09512687A JP7528474A JP52847495A JPH09512687A JP H09512687 A JPH09512687 A JP H09512687A JP 7528474 A JP7528474 A JP 7528474A JP 52847495 A JP52847495 A JP 52847495A JP H09512687 A JPH09512687 A JP H09512687A
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Abstract

(57)【要約】 電荷再分布アナログーデジタル変換器。この変換器は、コンデンサアレイに並列に作動可能に接続されており且つ上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力に応答するオフセット補正回路、及びサンプリングコンデンサに並列に作動可能に接続されており且つ上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力に応答する利得補正回路を含んでいる。別の一般的な様相において、電荷再分布アナログーデジタル変換器のためのアナログーデジタル変換器校正方法であって、上記アナログーデジタル変換器の入力の入力オフセットを調節する段階及び上記アナログーデジタル変換器の利得オフセットを調節する段階を含む方法。これらの調節段階は次に、上記アナログーデジタル変換器に対して所定レベルの誤差に達するまで反復される。

Description

【発明の詳細な説明】 システム校正付き電荷再分布アナログーデジタル変換器 発明の分野 本発明はCMOS電荷再分布アナログーデジタル変換器(CMOS char ge restribution analog−to−digital co nverter)に関する。 発明の背景 相補形酸化金属半導体(CMOS:Complementary Metal lic Oxide Semiconductor))集積回路技術は比較的廉 価であり、これにより設計者は特定のデジタル論理回路及び特定のアナログ回路 を同一の集積回路に含めることが可能になる。この技術を用いて、設計者は、ア ナログ電圧を測定し、これを対応するデジタル電圧に変換するアナログーデジタ ル変換器を実施してきた。一般にCMOS技術を用いて精密な抵抗器を製造する のは困難なため、抵抗器の代わりにコンデンサを用いる電荷再分布の技術が特定 のCMOSアナログーデジタル変換器に用いられてきた。 図1について説明すると、電荷再分布の先行技術を用いるシングル6ビットア ナログーデジタル変換器回路は2進重みつきコンデンサC0−C5の配列を含ん でいる。これらのコンデンサは一方の端子を比較器CPの非反転入力(+)に共 通的に接続せしめており、この比較器入力は又、接地開閉器SAに接続されてい る。一連の配列スイッチS0−S5は個別にこれらのコンデンサの各々の他方の 端子をアース或いは入力ノードINのどちらかに接続することが出来る。入力ス イッチSBは、入力ノードを入力電圧Vinと基準電圧Vrefとの間で切り替 えることが出来る。 この回路はアナログーデジタル変換を3段階動作で実行する。第一は、これら のコンデンサの共通端子が接地開閉器SAによって接地されるサンプリング段階 であり、これらのコンデンサの各々の第二端子は配列スイッチS0−S5と入力 スイッチSBを経由して入力電圧に接続される。この第一段階の終わりにおいて 、 これらのコンデンサはまとめて、入力電圧に比例する電荷を蓄積する。 保持段階がこのサンプリング段階の後に続く。この保持段階では、これらのコ ンデンサの共通端子がもはや接地されないように共通スイッチSAが開き、これ らのコンデンサの第二端子が接地されるように一連のスイッチS0−S5が始動 する。この保持段階の期間中、比較器に与えられるこれらのコンデンサの第一端 子における電圧は入力電圧に等しくなる。 第三段階は、入力スイッチが入力ノードを基準電圧Vrefに接続する電荷再 分布段階であり、この回路はアナログ入力電圧のデジタル値を反復的に引き出す 。第一反復において、第一配列スイッチSOは配列COにおける最大コンデンサ (最上桁ビット或いは”MSB”に対応する)の第二端子をアースから基準電圧 に切り替える。これにより、比較器によって測定される電圧を基準電圧と入力電 圧との差のおよそ半分と等しく設定する分圧器が2つの実質的に等しいコンデン サの間に形成される。 比較器がこの第一の反復においてアースより高い電圧を検出した場合、第一コ ンデンサに対応するビット(MSB)がゼロに設定される(簡潔のために図示さ れていない比較器の出力を受ける論理回路において)。逆に、比較器入力におい て検出される電圧がアースより低い場合、ビットは1に設定される。すると、第 一配列スイッチS0はMSBコンデンサC0の第二端子を接地するが、比較によ ってゼロのデジタルビット値が生じた場合のみである。この回路は、最小桁ビッ ト(LSB)に対応するコンデンサC5が試験されるまで、これらの分圧器作動 を各々のコンデンサに対して連続的に反復する。この3段階変換プロセス全体は 次に第二サンプリング段階から再び開始することが出来る。 この回路の修正形では、比較器に供給される電圧は、アースから基準電圧だけ 上下に変化するのではなく、接地電圧から基準電圧の範囲にわたる。この修正は 、Vinを基準電圧の代替として供給する代わりに、Vinをサンプリングコン デンサを通してコンデンサの非反転入力に供給することにより達成することが出 来る。加うるに、コンデンサの反転入力はアースと基準電圧の半ばの電位に設定 される。異なった作動シーケンスにより、これらの型式の変換器はバイポーラ測 定を実施することが出来る。このシーケンスは、サンプリング段階中に基準電圧 に接続された最大コンデンサの第二端子から開始する。次に、回路は、第一配列 スイッチが、最大コンデンサをアースから基準電圧に切り替える代わりに、その 試験中に基準電圧からアースに切り替えることを除き、上記と同じ方法で各ビッ トを試験する。比較器がこれらの試験のどれかにおいて負電圧を検出した場合、 対応するビットは、上記のように1に設定される。その結果得られるデジタル値 は、最上桁ビットの値に応じて、負又は正となり得る1の補数である。基本的に 、この作動モードは最大コンデンサを用いて入力における電圧をコンデンサにレ ベルシフトする。 これらの先行電荷再分布技術は分割電圧供給を用いるシステムによる作動に好 適である。しかしながら、これらは、単一供給、特に単一低電圧供給を用いるシ ステムに最適ではない。 1976年11月発行のIBMテクニカルディスクロージャブレチン第19巻 第6号の「アナログーデジタル変換器のための適合基準電圧調節」において、Y .S.イー(Yee)は、オンチップ連続自己校正サブシステムを供給すること によりアナログーデジタル変換器の基準電圧を適合的に調節することを提案して いる。このサブシステムは変換器の主コンデンサ梯子の出力側に増幅器回路のフ ィードバック経路に第二の重みつけコンデンサ梯子(capacitor la dder)を与えている。この第二梯子は校正作動中に基準電圧の差を補償する ように調節される。これにより、アナログーデジタル変換器は精密基準電圧供給 なしに作動し、ポテンショメータ調節校正の必要性をなくすことが出来ると言わ れている。 しかしながら、イーのシステムは、利得とオフセット誤差の両方に対する校正 を可能にしない。 発明の要約 一般的に、本発明は電荷再分布アナログーデジタル変換器を特徴とする。この 変換器はコンデンサ配列に並列に作動可能に接続されており且つアナログーデジ タル変換器のサンプリング入力に応答するオフセット補正回路、及びサンプリン グコンデンサに並列に作動可能に接続されており且つアナログーデジタル変換器 のサンプリング入力に応答する利得校正回路を含んでいる。 別の一般的様相によると、本発明は、電荷再分布アナログーデジタル変換器の ためのアナログーデジタル変換器校正方法であって、アナログーデジタル変換器 の入力の入力オフセットの調節及びアナログーデジタル変換器の利得オフセット の調節を含む方法を特徴とする。これらの調節の段階は、アナログーデジタル変 換器に対して所定のレベルの誤差が達成されるまで反復される。 本発明は、電荷再分布アナログーデジタル変換器に対してオフセット及び利得 のオンチップ校正が実行され、その結果、付加的な外部回路を負担しなくても改 善された変換器の精度が得られるという利点がある。 この変換器の比較器の共通モード入力電圧は、非常に低く、基準電圧の四分の 一、或いは更に低くなり得る。この電圧は低いため、変換器の供給電圧が低い時 でも(例えば、5ボルトより低い、或いは更に3ボルトより低い)、比較器に供 給するスイッチングトランジスタのゲートは比較的高いゲートーソース電圧で駆 動され得る。これにより、より速い作動、より低いスイッチ漏れ、及びより低い スイッチ”オン”抵抗が可能となる。これは又、低下したフィードスルーキャパ シタンスを有し得る、より小さなスイッチングトランジスタの使用を可能にする 。 図面の簡単な説明 図1は、先行技術の電荷再分布の原理を示す単6ビットアナログーデジタル変 換器の略回路図であり、 図2は、本発明に係るCMOSアナログーデジタル変換器の一例のブロック図 であり、 図3は、図2の変換器のそのユニポーラモードの作動を示すタイミング図であ る。 図4は、図3においてラベル”4”によって示されているように、図3のタイ ミング図の最初の700ナノ秒を拡大時間尺度において表すタイミング図であり 、 図5は、本発明に係るアナログーデジタル変換器に用いられる事前充電(pr echarge)回路の略回路図であり、 図6は、変換サイクルの一部のための図5の事前充電回路の作動を示すタイミ ング図であり、 図7は、本発明に係る校正回路を含む第二アナログーデジタル変換器のブロッ ク図であり、 図8は、図7の変換器の制御レジスタのための制御ビットマップであり、 図9は、図7の回路におけるシステム信号及び変換器制御信号のための、シス テムオフセット校正が後に続くシステム利得校正のタイミング図であり、 図10は、図9において”10”で示された期間にわたる、拡大時間尺度で示 されている、図9の信号のサブセットを示すタイミング図であり、 図11は、図9と同じ尺度で示されている利得校正RAMビットの状態を示す タイミング図であり、 図12は、図9と同じ尺度で示されているオフセット校正中のオフセット校正 RAMビットを示すタイミング図であり、 図13は、図9に対して縮小された尺度で示されている図9−12の校正中の 主DAC配列制御を示すタイミング図であり、そして 図14は、拡大された時間尺度で示されている、図13において”14”で示 されている期間にわたる図3の信号を示すタイミング図である。 詳細な説明 図2に示されているように、本発明に係るアナログーデジタル変換器10の一 例はデジタルーアナログ変換器(DAC)12、トラック及び保持(track −and−hold)回路14、基準緩衝回路16、及びデジタル制御装置18 を含んでいる。DACは、2進重みつけコンデンサ20、22、24、26及び 28の配列から成る。図示されている実施例は、14個の斯かるコンデンサを用 いているが、本発明の原理はこの数に限定されるものではない。 配列中の第一コンデンサ20は、第二コンデンサ22のキャパシタンスの二倍 を有しており、第二コンデンサ22は第三コンデンサ24のキャパシタンスの二 倍を有している。このパターンは、最後のコンデンサ28を含んでいる残りのコ ンデンサに対して反復される。それ故、この最後のコンデンサは、配列中の第一 コンデンサのキャパシタンスの2n-1分の一のキャパシタンスを有している(こ こでnは配列中のコンデンサの数である)。配列中のコンデンサの各々の第一端 子はDAC共通ノードに接続されている。 第一コンデンサ20の第二端子は第一DACスイッチ32に接続されており、 第二コンデンサ22の第二端子は第二DACスイッチ34に接続されており、第 三コンデンサ24の第二端子は第三DACスイッチ36に接続されており、そし て第四コンデンサ26の第二端子は第四DACに接続されている。同様に、残り のコンデンサは各々、最後のコンデンサ28の第二端子が最後のDACスイッチ 40に接続されるように、第二端子を対応するDACスイッチに接続せしめてい る。 DACスイッチ32、34、36、38、40の各々は制御バス52からの対 応する制御ライン42、44、46、48、50に応答する。DACスイッチは 又、各々、第一出力を緩衝された基準電圧ノード102に且つ第二出力をアース 70に接続せしめている。”接地(ground)”とは絶対的な接地電位であ るである必要はなく、非接地電源ラインを参照することが出来ることに注意する 。 トラック及び保持(T/H)回路14は4つの入力端子を有しており、これら は接地端子70、正のアナログ入力端子72、負のアナログ入力端子74、及び 基準入力端子76を含んでいる。本実施例では、基準入力はアナログーデジタル 変換器集積回路の一つの供給電圧を受けるが、これは本発明にとって必要ではな い。第一入力スイッチ86が基準入力端子と共通入力ノード88の間に置かれて いる。第二入力スイッチ84が負のアナログ入力端子と共通入力ノードとの間に 置かれている。第三入力スイッチ82が正のアナログ入力端子と共通入力ノード との間に置かれている。第四入力スイッチ80が接地端子と共通入力ノードとの 間に置かれている。これらの入力スイッチの各々は一連のそれぞれのスイッチ制 御ライン81の一つに送られる制御信号に応答する。集合的には、これらの入力 スイッチは入力マルチプレクサとして機能する。 トラック及び保持回路14は又、共通入力ノード88とDAC共通ノード30 との間にサンプリングコンデンサ60を含んでいる。このコンデンサはDAC1 2の全キャパシタンスに等しいキャパシタンスCからLSBコンデンサ28のキ ャパシタンスに等しいキャパシタンスを引いたキャパシタンスを有している。第 一NMOSスイッチ64がDAC共通ノード30と緩衝された共通モード電圧ノ ード68との間の電気経路に接続されている。第二NMOSスイッチ66が緩衝 された共通モード電圧ノードと疑似配列コンデンサ(dummy array capacitor)78の第一端子との間の電気経路に接続されている。疑似 配列コンデンサはDAC12とサンプリングコンデンサ60を組み合わせたキャ パシタンス(即ち、4C)に等しいキャパシタンスを有しており、疑似配列コン デンサの第二端子70は接地されている。保持ライン116はデジタルCMOS 保持信号をこれら2つのNMOSスイッチのゲートに供給する。 アナログーデジタル変換器10は又、本出願と同一日に出願されており且つ本 明細書に参照として引用されている”低電圧CMOS比較器”の名称を有する共 出願に記載されている比較器等の、精密CMOS比較器であり得る比較器19を 含んでいる。この比較器はDAC共通ノード30に接続されている非反転入力9 0及び疑似配列コンデンサ78の第一端子に接続されている反転入力92を有し ている。この比較器は又、デジタル制御装置18に供給されるラッチ形入力出力 94を有している。 デジタル制御装置18は比較器の出力を受け、システム10の作動のための制 御信号96を供給するデジタル回路を含んでいる。例えば、制御装置はDAC制 御バス52、保持ライン116、スイッチ制御ライン81、及び校正制御ライン 53に制御信号を供給する。デジタル制御装置は又、変換値をマイクロプロセッ サ等の外部回路に通信するためのデジタルインターフェース回路を含んでいる。 デジタル制御装置の回路は、本明細書に記載されているような本発明の作動を達 成するために公知の素直な直列デジタル論理回路設計技術を用いて実施され得る 。 供給ノード30、接地70、及び緩衝された基準電圧ノード102との間には オフセット校正回路63が接続されている。この回路は、校正作動に用いられる 容量トリム配列(capacitive trim array)62とトリム スイッチ配列(trim switch array)58(制御装置18によ って制御される)を含んでいる。サンプリングコンデンサ60には又、トリム配 列が係合しており、これらの素子の校正については下記の第二の実施例の説明の 際により詳細に述べられる。 基準緩衝回路16は、基準入力端子76に応答してその出力102に緩衝され た基準電圧を供給する第一のフォロワ増幅器(follower amplif ier)98を含んでいる。この出力と接地70との間に配設されているオンチ ップ出力コンデンサ106は緩衝された電圧を平滑にする。このコンデンサは、 DAC配列中の最大コンデンサ20のキャパシタンスの10倍のキャパシタンス を有していることが好ましい。 入力緩衝回路16は又、基準入力端子76と接地70との間の第一及び第二抵 抗器108、110から構成されている分圧器100を含んでいる。第一抵抗器 108は、下記に述べるように、基準電圧を3つに分割するために第二抵抗器1 10の抵抗の2倍を有し得る。第二フォロワ増幅器104は第一及び第二分圧器 抵抗の間のノード112から分圧器の出力を受ける。第二フォロワ増幅器は緩衝 された共通モード電圧ノード68に接続された出力を有しており、この出力と接 地との間に第二出力コンデンサ114が配設されている。 図2−4を参照しながら動作原理を説明すると、トラック及び保持回路14が 先ず、信号サンプルを獲得し、デジタルーアナログ変換器12はこのサンプルを デジタル値に変換するのに用いられる。デジタル入力ピン上の信号の状態によっ て選択された2つの異なったサンプリングモードがある。第一のモードは、正の アナログ入力端子72と負のアナログ入力端子74との電圧差を負のアナログ入 力端子からの標識なしの電圧差として表現するユニポーラモード(unipol ar mode)である。第二のモードは、負のアナログ入力端子の電圧と正の アナログ入力端子の電圧との差を、ゼロ値が正のアナログ入力端子と負のアナロ グ入力端子が同等の電圧にあることを示す標識の値として表現するバイポーラモ ード(bipolar mode)である。 このユニポーラモードの作動は、DACスイッチ32、34、36、38、4 0の全てがそれらのそれぞれの配列コンデンサ20、22、24、26、28を 接地70に接続する捕捉位相(acqusition phase)から開始す る。この相の期間中、オンになっている第三入力スイッチ82は正のアナログ入 力端子72上で測定される正の電圧をサンプリングコンデンサ60の第一端子に 接続する。第一入力スイッチ86、第二入力スイッチ84、及び第四入力スイッ チ80は全てオフである。オンになっている第−NMOSスイッチ64はDAC 共通ノード30を緩衝された共通モード電圧ノード68に接続する。第二NMO Sスイッチ66もオンであり、これは疑似配列コンデンサ78を共通モード電圧 ノード68に接続する。比較器19の反転入力92と非反転入力90はそれ故、 この位相中は同じ共通モード電圧Vbに置かれる。Vbは第二フォロワ増幅器1 04と分圧器100によって発生する。 次に保持モードが保持ライン116から開始し、低状態に進む(段階200) 。これにより第一及び第二NMOSスイッチが両方共開かれ、信号電荷を比較器 入力90、92にトラッピング(捕捉、trap)する。次に、第三入力スイッ チ82が開かれ(段階202)、これにより、正のアナログ入力端子72(Ai np)をサンプリングコンデンサ60から断路する。 次に第一DACスイッチ32が第一DACコンデンサ20の第二端子を緩衝さ れた基準電圧出力102(Vrefd)に接続する(段階204)。非反転比較 器入力90における電圧V(ncp)は現時点では、 V(ncp)=Vb + Vrefd/2 (式1) の中間値を有している。 次の作動は、第二入力スイッチ84(段階206)を閉じることである。これ により、サンプリングコンデンサ60が負のアナログ入力電圧端子74(Ain m)に接続される。非反転比較器入力90の電圧は現時点になると電荷保存の原 理を適用することにより決定され得る。この電圧は以下の式で与えられる。 ここで、Ctot=4*C+Cp≒5*C (式3) ここで、Ctotは、DAC12のキャパシタンス(2C)、サンプリングコン デンサ60のキャパシタンス(2C)、及び比較器19の入力キャパシタンス等 のノード上の任意の(好ましくない)寄生キャパシタンスCpを含むDAC共通 ノード30上の全キャパシタンスである。デジタルビットbjはそれぞれ0又は 1の値を有している。反転入力92の電圧V(ncm)は以下の式で与えられる 。 Vncm = Vb (式4) 初期的には、非反転入力の電圧V(ncp)は、 の値を有する。 この作動モードでは、(Ainp−Ainm)の項の値の範囲は、 0乃至Vrefd それ故、V(ncp)の最小値は、 V(ncp) = Vb − Vrefd(C/Ctot) (式6) そして、V(ncp)の最大値は、 V(ncp) = Vb + Vrefd(C/Ctot) これらの結果は、電圧VbをVrefd(C/Ctot)と等しく設定するこ とにより比較器の入力電圧が接地よりも負にならないように防止できるこを示し ている。第二フォロワ増幅器104と分圧器100によって発生する共通モード 電圧Vbが理論的に基準電圧の1/5程も低くなり得ることが上記から明かであ る。しかしながら、ドリフト及び公差を説明するためには、この電圧を幾らか高 い電圧、例えば基準電圧の四分の一か三分の一に設定することが好ましい。 このより低い共通モード電圧を用いることにより、NMOSスイッチ64、6 6は、共通モード電圧がVrefd/2に設定されていた場合よりも比較的高い ゲートーソース電圧によって駆動され得る。これにより、より速い作動、より低 いスイッチ漏洩、及びより低いスイッチ”オン”抵抗が可能になる。これにより 又、低いフィードスルーキャパシタンス(feedthrough capac itance)を有し得るより小さなスイッチングトランジスタの使用が可能に なる。 第一DACコンデンサ20を緩衝された基準電圧ノード102に接続する第一 DACスイッチの始動のタイミング(段階204)により低下した共通モード電 圧Vbが与えられる。上記に与えられたように、この始動は、正のアナログ入力 端子72をサンプリングコンデンサから断路する第三入力スイッチ82の開(段 階202)の後で、しかも、サンプリングコンデンサを負のアナログ入力電圧端 子74に接続する第二入力スイッチ84の閉鎖(段階206)の前に行われる。 このタイミングにより、後の電荷再分布の期間中に比較器に与えられる電圧の範 囲がVb−Vrefd(C/Ctot)とVb+Vrefd(C/Ctot)と の間に配分される。 バイポーラモードの作動(図3及び4には図示されていない)は、その捕捉位 相が接地70に接続されているDACスイッチ32、34、36、38、40及 び緩衝された(buffered)基準電圧ノード102に接続されている第一 DACスイッチから開始し、これによりバイポーラ作動が可能になることを除き 、ユニポーラモードと同様である。次に、オンになっている第三入力スイッチ8 2は、正のアナログ入力端子72上の正の入力電圧をサンプリングコンデンサ6 0に接続する。第一入力スイッチ86、第二入力スイッチ84、及び第四入力ス イッチ80はオフになっている。オンになっている第一NMOSスイッチ64は 、DAC共通ノード30を緩衝された共通モード電圧ノード68に接続する。そ れ故、比較器90、92の両入力はこの位相中は同じ共通モード電圧Vbに置か れる。 この保持モードはデジタル制御装置18からの保持ライン116上の保持命令 の受領から開始する。これにより、NMOSスイッチ64、66は両方とも開き 、これにより信号電荷が比較器入力ノード上にトラッピングされる。次に、第三 入力スイッチ82が開き、正の入力端子72がサンプリングコンデンサ60から 断路される。次に第二入力スイッチ84が閉じ、これにより、サンプリングコン デンサ60が負のアナログ入力端子74に接続される。非反転比較器入力90の 電圧は現時点になると、電荷保存の原理を適用することにより決定される。この 電圧は、以下の式によって与えられる。 ここで、Ctot=4*C+Cp≒5*C (式8) 反転入力92の電圧は以下の式によって与えられる。 V(ncm) = Vb (式9) 初期的には、非反転入力の電圧V(ncp)は、 の値を有する。 この作動モードにおいて、(Ainp−Ainm)の項の値の範囲は、 ±Vrefd/2 それ故、V(ncp)の最小値は、 V(ncp) = Vb − Vrefd(C/Ctot) (式11) この結果は、ユニポーラモードに対して達成された結果と同じであり、これによ りVbを両モードに対して同じ低い電圧に設定することが出来る。 第二入力スイッチ84がどちらかのモードにおいて閉じられた後、DAC配列 がトラッピングされた電荷を測定するのに用いられる。図5について説明すると 、この測定は、より高い速度、より精密な作動、またはこの両方を達成するため にアナログーデジタル変換器10に置換され得る事前充電回路120と組み合わ されて実行されるのが好ましい。この事前充電回路において、2進重みつけコン デンサ20、22、24、26の幾つかは、二方向DACスイッチに接続される 代わりに、それぞれの三方向DACスイッチ132、134、136及び138 に接続されている。しかしながら、最後のコンデンサ28は、図2に関連して上 記に述べられたように二方向スイッチ40に接続されている。同様に、最後から 1つ前のコンデンサ(図示せず)は二方向スイッチに接続されている。 これらの三方向DACスイッチ132、134、136、138は、それらの それぞれのコンデンサの第二端子を緩衝された基準電圧ノード102、接地70 、或いは事前充電基準電荷ノード154のどれかに選択的に接続するように構成 されている。三方向DACスイッチ132、134、136及び138は、一対 の送信ゲート及び接地スイッチから成っており、且つ、事前充電制御バス152 の一部を形成する対応する制御ライン142、144、146及び148に応答 す る。事前充電回路120は、基準入力端子76から基準電圧を受け、これを事前 充電基準電圧ノード154に緩衝する第三フォロワ増幅器153を含んでいる。 このノードと接地70との間に配設されている事前充電出力コンデンサ156は 事前充電基準電圧を平滑する。このコンデンサは、DAC配列中の最大コンデン サ20のキャパシタンスの10倍のキャパシタンスを有していることが好ましい 。 動作原理を説明すると、事前充電基準電圧154は始めは、配列中の各コンデ ンサに大量の電荷を供給し、緩衝された基準電圧102は残りの電荷を供給する 。この作動により、基準電圧ノード102の分配を最少化し、その結果、その設 定時間が最小限になる。これにより、より速い変換、より精密な変換、或いはそ の両方がもたらされ得る。 事前充電回路の使用によって、緩衝された基準電圧ノード102上に外部コン デンサの必要性をなくすことも出来る。これにより、集積回路のコストとその周 辺回路のコストを減少することが出来る。そして、ボンド・ワイヤ或いは外部リ ードがないため、コンデンサの出力のインダクタンスは低くなり、これにより動 作速度が上昇する。更に、事前充電コンデンサ156はオンチップであるため、 その関連する寄生インダクタンスも低くなり、これにより事前充電速度が上昇す る。 図6は、バイポーラ或いはユニポーラ作動のどちらかのための第二最上桁ビッ トの試験のための事前充電回路120の動作を示すタイミング図である。この図 は、3つの最上桁ビットの3つのビット切り替え制御信号D1−D3、事前充電 信号、及び部分スイッチ制御電圧V(C6)及びV(C7)を示している。これ らは事前充電制御バス152上にスイッチ制御信号を生成するためにデジタル制 御装置18内で用いられる。 最上桁ビット試行時間(trial time)t1の終了点において、第二 コンデンサ22(第二最上桁ビットのための)は第一事前充電インターバルt2 にわたって事前充電する。このインターバルの間、第二の三方向スイッチ134 は第二コンデンサ22の第二端子上の電圧を事前充電基準電圧154に接続する 。第二の三方向スイッチを駆動する第二制御ライン144上の制御信号は最上桁 ビット切り替え信号D1の遅延形と事前充電信号との間の論理AND作動の結果 で ある。 事前充電インターバルの後、充電期間t3が開始され、ここで、第二の三方向 スイッチ134は緩衝された基準電圧102を第二コンデンサ22に接続する。 充電期間の終点において、第二ビットが比較器出力をラッチングすることにより 試験される。同様の様式で、第三コンデンサ24は更なる事前充電インターバル t5中に事前充電し、更なる事前充電期間t6中に更に充電し、次にその充電期 間中に試験される。このシーケンスはこれら2つの最低桁ビットが選択されるま で進行する。 典型的な事前充電期間は30ナノ秒であり、DACスイッチ/コンデンサ時定 数に依存する。この事前充電作動により、一般的に、これらのコンデンサが基準 電圧の約[プラス又はマイナス]10パーセント内に充電される。それ故、緩衝 された基準電圧ノード102はコンデンサ上の電圧をこの最後の10パーセント まで調節するのに十分な電流を供給するだけでよい。これにより、緩衝された基 準電圧ノード上の電圧は、事前充電なしの場合よりも少なく破壊されるだけであ る。それ故、これらのコンデンサはより速く充電することが出来、これにより、 より速い作動、より精密な作動、或いはその両方が可能になる。4つの最小桁ビ ットは、それらの小さなキャパシタンスが更なるオーバヘッド(overhea d)を許容しないため、事前充電されない。しかしながら、本発明はこの数に限 定されるものではない。 図7について説明すると、ここでは校正回路を含む発明に係るアナログーデジ タル変換器の第二実施例が与えられている。この回路310は、CMOS集積回 路において、図1−6と関連して述べられたように事前充電回路を含む上記のア ナログーデジタル変換器回路と組み合わされることが好ましい。しかしながら、 この実施例は、構造の説明やその校正回路の作動を簡潔にするために、ここでは 部分的に簡略化された変換器回路として与えられている。 本発明のこの様相に係る変換器310は入力マルチプレクサ312、デジタル ーアナログ変換器314、疑似配列コンデンサ316、比較器318、オフセッ トトリム配列回路320、利得トリム配列回路322、及び校正制御装置324 を含んでいる。校正制御装置はアナログーデジタル変換器のための制御回路の一 部であることが好ましい(図2のラベル18)。 入力マルチプレクサは、正のアナログ入力326、負のアナログ入力328、 基準入力330、及び接地入力332に応答する。マルチプレクサの出力336 はサンプリングコンデンサ334の第一端子に且つ利得トリム配列回路320の 第一端子に供給される。マルチプレクサは、図2に関連して上記に与えられてい るように、変換器のための制御回路によって制御される4つのスイッチから形成 される。アナログーデジタル変換器310に用いられている比較器318は、上 記の共出願に記載されている比較器等の精密CMOS比較器であり得る。 デジタルーアナログ変換器314は2進重みつけコンデンサ(binary− weighted capacitor)3381...338Nの配列を含んで おり、その各々は接地スイッチ3401...340Nのそれぞれ1つに与えられ る端子を有する。この端子は又、基準スイッチ3401...340Nのそれぞれ の1つに与えられており、これらのスイッチはそれぞれ基準電圧端子344から の基準電圧を供給することが出来る。この配列、サンプリングコンデンサ334 、利得トリム配列回路322、及びオフセットトリム配列回路320の合成キャ パシタンスは、接地と比較器318の反転入力との間の疑似配列コンデンサ31 6のキャパシタンスと一致することが好ましい。これらのコンデンサ(ノード3 46における)の全ての他方の端子はオフセットトリム配列回路320の第二端 子、利得トリム配列回路322の第二端子、サンプリングコンデンサ334の第 二端子、及び比較器318の非反転入力に与えられている。DACは図2又は5 に関連して述べられるように構成され得る。 比較器318の反転入力は共通モード電圧端子352に至る第一共通モードス イッチ348に応答し、比較器の非反転入力は同様に、これも又、共通モード電 圧端子に至る第二共通モードスイッチ350に応答する。この共通モード電圧端 子には、図2−4に関連して述べられているように共通モード電圧を供給し得る 。比較器のラッチ形デジタル出力は校正制御装置324に与えられる。 校正制御装置324は本明細書に述べられているアナログーデジタル変換器の 種々の作動を支配する連続制御信号354を供給するデジタル制御回路である。 例えば、この制御装置は、動作信号(actuation signal)を種 々のスイッチ340、342、348、350に供給し、入力選択信号をマルチ プレクサ312に供給し、且つ切り替え制御ワードを校正RAM362、372 に供給する。この制御装置は又、直列入力及び出力ラインを経由して外部回路に 且つ以下に述べられる制御レジスタ192とインターフェースする。このデジタ ル制御回路は、これも又、以下に述べられる所要シーケンスの出力信号が与えら れる素直な直列デジタル論理設計技術を用いて実施され得る。 オフセットトリム配列320は、デバイスの誤差を許すためにわずかな負の差 動非直線性で2進重みつけされているのが好ましいコンデンサ356の配列を含 んでいる。1つの実施例では、この配列は14個のコンデンサを含んでおり、6 個の最上桁ビットが2進案分されており、7番目のビットに非直線性が挿入され ており、残りの最小桁ビットも2進案分されている。各コンデンサは、比較器の 非反転入力に接続されている第一電極及びそれぞれの接地スイッチ358とそれ ぞれの入力スイッチ360の両方に接続されている第二電極を有している。各入 力スイッチは作動可能にそのそれぞれの第二コンデンサ電極をリード344上の 基準電圧に接続することが出来、各接地スイッチは作動可能にそれぞれの第二コ ンデンサ電極を接地に接続することが出来る。 各入力スイッチ360は、双方向スイッチを形成するために並列に結合されて いるNMOS及びPMOSデバイスから形成される。接地スイッチ358及び入 力スイッチ360は、オフセット校正RAM362のスイッチドライバ出力ライ ン(それぞれ、359及び361)上に与えられる制御ワードにおけるそれぞれ のビットに応答する。それ故、これらのスイッチは各第二コンデンサ電極を、R AMからのその対応する制御ビットの値に応じて、基準電圧の緩衝された形或い は接地のどちらかに接続することが出来る。その結果、オフセットトリム配列は デジタル的に制御された調節可能なコンデンサのように作用する。 利得トリム配列322は同様に、所定の非直線性で2進重みつけされているの が好ましいコンデンサ366の配列を含んでいる。各コンデンサはノード346 に(そして、斯くして、コンデンサ334を経由してマルチプレクサ312の出 力336に)接続可能な第一電極、及びそれぞれの接地スイッチ368とそれぞ れの入力スイッチ370の両方に接続可能な第二電極を有している。各接地スイ ッチは作動可能にそのそれぞれの第二コンデンサ電極を接地に接続することが出 来、各入力スイッチは作動可能にそのそれぞれの第二コンデンサ電極をマルチプ レクサ出力に接続することが出来る。これら2つの群のスイッチは利得校正RA M372のスイッチドライバ出力ライン369及び371上に与えられる制御ワ ードにおけるそれぞれのビットに応答する。それ故、オフセットトリム配列と同 様に、利得トリム配列はデジタル的に制御された調節可能コンデンサのように作 用する。 アナログーデジタル変換器310は幾つかの型式の校正を実施することが出来 る。これらの内の1つは、与えられたアナログ入力電圧に対するデジタル出力応 答特性の程度を調節する利得校正である。別の校正は、アナログーデジタル変換 器に対する所望”ゼロ”電圧を校正するオフセット校正である。 これらの型式の校正は両方とも、”デバイス校正”或いは”システム校正”の どちらかとして実施され得る。デバイス校正は基準入力330上の電圧に接続さ れた全規模電圧により且つ接地入力332に接続された”ゼロ”電圧によりデバ イスを校正する。他方で、システム校正は、ユーザ選択電圧値に対して変換器正 する。これらコンデンサ338の各々は又、図示されていない更なる校正回路を 用いてデバイスの誤差又はドリフトを補償するのにも用いられ得ることを注目す べきである。 校正動作を理解するには、変換プロセスのモデルを引き出すのが有用である。 上記の如く、測定される電圧に比例する電荷が先ずトラッピングされ、次にデジ タルーアナログ変換器を用いてこの電荷を逐次近似によって測定する電荷分布の 原理に従って変換が進行する。これらの変換の各々は信号捕捉位相中に選択され たマルチプレクサの正のアナログ入力326(Ainp)から開始する。比較位 相が次に続き、この期間中にマルチプレクサの負のアナログ入力328が選択さ れる。この型のシーケンスは、疑似差動サンプリングと呼ばれる。 比較位相中の比較器318の非反転入力の電圧は信号捕捉位相中の正のアナロ グ入力326上で検出される電圧と比較位相中の負の電圧入力328上で検出さ れる電圧との比較を表している。この電圧V(ncp)は電荷保存の原理を適用 することにより決定することが出来、以下の式で与えられる。 ここでCはDAC配列中の最大コンデンサのキャパシタンスであり、Ctotは 比較器318の非反転入力上の全キャパシタンスであり、Csはサンプリングコ ンデンサのキャパシタンスであり、そしてCosはオフセットトリム配列320 のキャパシタンスである。負の入力における電圧はノード352における共通モ ード電圧Vcmに等しく、デジタルビットbjは0又は1のどちらかの値を有す る。差動入力信号(Ainp−Ainm)は通常、ゼロから基準電圧端子344 における基準電圧(Vref)の範囲にある。 式12は以下のように書き換えることが出来る。 ここで、Cdacはデジタルーアナログ変換器314のコンデンサ配列の全キャ パシタンスである。電荷平衡点では、括弧内の上記の項は逐次近似によってゼロ になる。これは以下のように表現され得る。 Vref x Cdac- Cs x (Ainp - Ainm) + Vref x Cos = 0 (式13) この式はシステム校正プロセスを分析するのに用いることが出来る。通常の校正 シーケンスは、先ず主DACにおけるコンデンサ338を校正し、全デバイス利 得及びオフセット校正を実施することである。利得及びオフセットのシステム校 正がその後に続く。 システム利得校正において、所望の全規模電圧(Vfs)がマルチプレクサ3 12の正の電圧入力326に適用され、サンプリングコンデンサ334上の全規 模電圧をサンプリングすることにより校正が実施される。この動作の結果は、主 DACスイッチの全てが基準電圧Vrefに接続された状態で、DACの全規模 電圧に対して比較される。 次に、サンプリングコンデンサ334の有効値が、利得トリム配列322中の コンデンサ366とサンプリングコンデンサとの特定の並列結合が電荷平衡を達 成するまで、利得校正RAM372に値を反復的に充填することにより調節され る。この利得校正の期間中、マルチプレクサの負の電圧入力328上の電圧は共 通モード電圧Vcom(即ち、ユニポーラモードでは接地、バイポーラモードで はVref/2)であると仮定される。式13によると、校正シーケンス後の電 荷平衡式は以下の通である。 Vref x Cdac- Cs1 x (Vfs - Vcom) = 0 (式14) ここで、CdacfsはDAC配列の全規模キャパシタンスであり、Cs1は利 得校正後のサンプリングコンデンサの値である。オフセットトリム配列キャパシ タンスCosはこの動作中にゼロに設定される。 システムオフセット校正において、所望”ゼロ”電圧(Vz)がマルチプレク サ312の正のアナログ入力326に適用される。この校正は次に、サンプリン グコンデンサ上のこの所望”ゼロ”電圧をサンプリングし、これをDACの”ゼ ロ”規模電圧と比較することにより実施される。この比較の期間中、主DAC接 地スイッチ340の全ては、それらのそれぞれのコンデンサ338を接地するた めに閉じ、これにより、DACのキャパシタンスをゼロに等しく設定する。 次に、オフセットトリムアレイのキャパシタンス(Cos)が電荷平衡を達成 するように反復的に調節される。このオフセット校正(offset cali bration)中、マルチプレクサの負のアナログ入力328上の電圧が共通 モード電圧であると仮定される。式13によると、校正シーケンス後の電荷平衡 式は以下の通りである。 Vref x Cos1- Cs1 x (Vz - Vcom) = 0 (式15) ここで、Cos1は、オフセット校正後のオフセットトリムコンデンサの値であ る。 この校正のプロセスによりアナログーデジタル変換器310の移送機能が変化 する。第一利得及びオフセット校正後、変換器の電荷平衡式は以下の通りとなる 。 Vref x Cdac -Cs1 x (Ainp - Vcom) + Cs1 x (Vz - Vcom) = 0 (式16) 校正後の利得及びオフセット誤差を決定するには、Vfs或いはVzのどちらか を式16のAinpに置換して、DACのキャパシタンスの値を決定すればよい 。 ゼロオフセットの場合、DACのキャパシタンスはAinp=Vzの時にゼロと なるように要求された。ゼロ利得誤差の場合、DACのキャパシタンスは、Ai npが全スケール電圧(full scale voltage)に等しい時に DACの全スケール電圧に等しくなることが要求された。Ainpを式16のV zに等しくなるように設定することにより、電荷平衡点においてVref x Cdacはゼロに等しくなる。言い換えると、DACのキャパシタンスはゼロに 等しくなり、従ってオフセット誤差がない。 Ainpが次に式16において全スケール電圧Vfsに等しくなるように設定 されると、電荷平衡点において、 Vref x Cdac - Cs1 x (Vfs - Vz) = 0 Vref x Cdac - Vref x Cdacfs x (Vfs - Vz/Vfs - Vcom) = 0 Cdac = Cdacfs(1 - (Vz -Vcom)/(Vfs - Vcom)) (式17) DACのキャパシタンスがDACの全スケール(full scale)キャパシタンスに等 しくないため、利得誤差がある。全スケールの百分率としての利得誤差は以下の 式によって与えられる。 利得誤差(%) = (Vz - Vcom)/(Vfs - Vcom) x 100 (式18) 単利得及びオフセット校正を実施することにより、オフセット誤差が除去され るが、ある程度の利得誤差が依然として残る。しかしながら、初期オフセット誤 差がない場合、校正シーケンス後には利得誤差がない(即ち、Vz=Vcom) 。加うるに、”デバイス”校正においては、Vz及びVcomがゼロに等しく且 つVfsが基準入力330上の電圧に等しい状態で、単オフセット及び利得校正 によって、オフセット及び利得誤差の両方が除去される。これは、同じ電圧(0 ボルト)がサンプリングされ、両方の校正において比較されるために生じる。サ ンプリングコンデンサの値はオフセット校正中には影響を及ぼさず、その結果、 オフセットと利得校正の間には相互作用がない。 オフセット校正がその後に続く単システム利得校正の代わりに、このシーケン スはN回実施され得る。上記で実施された分析と同様の分析を用いると、一連の N校正シーケンス後にオフセット及び利得誤差が以下の式で与えられることが示 され得る。 オフセット誤差 = 0 利得誤差(%) = [(Vz - Vcom)/(Vfs - Vcom)]N x 100 (式19) この結果は、基本利得及びオフセット校正のシーケンスの反復された適用によ りシステム利得誤差が急速にゼロになることを示している。校正シーケンスが反 復されると、これらの入力の履歴(history)が編集され、誤差がゼロに近ずく。 これは、オフセット及び利得校正RAM362、372が校正の間でリセットさ れないために生じる。この誤差収束は、式19における括弧内の項を2-Xに置換 することによりより明確に示され得る。利得誤差は次に以下のようになる。 利得誤差(%)=2-NX x 100 (式20) この式によると、初期システムオフセット及び利得誤差が”xビットレベル”に ある場合、校正シーケンス後にこれらは、表1に示されるように低減する。 システムオフセット及び利得誤差は校正アレイ分解能及びシステムノイズによ って限定される。1つの実施例におけるシステム校正トリム範囲はオフセットと 利得の両方に対して全スケールの約±3%である。初期システムオフセット及び 利得誤差が例えば6ビットレベルにある場合、これらの誤差を12ビットレベル に低減するために、利得及びオフセット校正をそのシーケンスにおいて2回実施 すべきである。この校正シーケンスは、校正トリム範囲によって課せられる領域 内で一般2点システムを実施する。 図7について説明すると、制御レジスタ192は校正制御に使用するための5 つの制御ビット定位182、184、186、188、190を含むことが好ま しい。この集積回路を採用する設計者はこのレジスタに適切な命令コードを供給 して校正を実施することが出来、命令コードを十分な回数だけ再送して所望の誤 差レベルを達成し得る。 制御レジスタの最小桁ビット180は、校正作動を開始することにより論理” 1”に応答する。次の2つのビット182、184は4つの型の校正、即ち、利 得(コード11)、オフセット(コード01)、オフセットと利得の両方(コー ド10)、及び”全”(コード00)の間を選択するコードを受ける。この”全 ”校正は、DAC、オフセット誤差、及び利得誤差の校正を含んでいる。一般に 、全校正命令は他の命令程頻繁に必要とすべきではない。第四ビット186は、 校正がデバイス校正か或いはシステム校正かを選択する。第五ビット188は、 アナログーデジタル変換を開始することにより、論理”1”に応答する。このビ ットは、以下に述べられるように、複合校正作動における個別校正間の握手ビッ トの倍になる。最上桁ビット190は状態ビットであり、これはこの部分が校正 または変換を実施するのに使用中であるかを示している。残りのビットはチャン ネル選択及び電力管理に用いられ、本発明の一部分を形成しない。 図7−9について説明すると、システム校正シーケンス中のアナログーデジタ ル変換器310の作動がここで説明される。一般的に、アナログーデジタル変換 器と通信するように配線されるプロセッサ及び/又は他の周囲の回路はこの型の シーケンスを開始する。この周囲回路は今後”システム”と呼ばれる。 このシステムは、アナログ校正電圧を正のアナログ入力端子326に供給する ことによりシステム校正を開始する(パルス208)。システムは次に制御レジ スタ192において校正開始ビット180を主張し、”10”の校正型選択コー ドを制御レジスタ192の第二及び第三校正ビット定位182、184に置く。 この変換器は利得とシステムの校正の両方を選択する。変換器は制御レジスタに おいて使用中ビット(busy bit)190を主張することにより応答し(パルス21 2)、この使用中信号は、単利得校正が実施されている間に主張された状態を保 つ。このシステムは変換器の直列入力(図示せず)を経由して使用中ビットをポ ーリングすることによりこの校正の状態を監視する。 このシステムは使用中パルスの終点を検知することにより利得校正の完了を検 出する。このシステムは次に正のアナログ入力326から正の入力電圧を除去し 、これを負の校正電圧と置換する(レベル214)。このシステムは、この作動 のハンドシェキングビット(handshaking bit)として作用する開始変換ビット1 88を主張することによりこの電圧の存在を変換器に示す(パルス216)。ア ナログーデジタル変換器は使用中ビット190を再主張することにより応答し、 校正のオフセット部分を開始する。利得校正サイクルとおけるように、このシス テムはこの校正作動中に使用中ビットをポーリング(poll)する。 このオフセット校正作動は14個の連続サンプリング及び試験作動を含んでい る。これらのサンプリング作動は、漏洩によって導入され得た不正確さを避ける ために反復される。これにより、校正は比較的ゆっくりと作動することが出来、 これは比較器及び他の回路が十分なセトリングの時間を有するためであり、これ により、正確さを増すことが出来る。保持ライン352、マルチプレクサ312 の第二アナログ入力スイッチ、及びマルチプレクサの第三アナログ入力スイッチ は、それ故、この使用中の期間中に計14回トグル(toggle)される(それぞれ、 パルス列220、224、226)。これらのパルスは、図10に示されている ように、発明の第一実施例に関連して上記に述べられた変換シーケンスをたどる 。 図7及び11について説明すると、サンプリング作動の各々に記憶されている 変化が、利得校正中に利得校正アレイ322の1ビットにより試験される。この アレイ中の最上桁ビット(D14)は、MSBコンデンサとサンプリングコンデ ンサ334との並列結合上の電圧をDACの全スケール電圧と比較することによ り先ず試験される。サンプリングコンデンサ上の電圧がMSBコンデンサ上の電 圧より大きいと分かった場合、利得校正RAM72におけるMSBコンデンサに 対するビットは1に残される(レベル229)。トリムアレイのMSBコンデン サは、バイポーラ校正値を達成するために、バイポーラ様式で切り替えることが 出来ることに注意する。 この作動は次に、次に高い桁ビットに対して反復される。最上桁ビットコンデ ンサと第二の最上桁ビットコンデンサの結合によって供給される電圧がサンプリ ングコンデンサ334上の新しくサンプリングされた電荷より高い場合、利得制 御RAM372における第二最上桁ビットの定位はゼロに戻る(端230)。こ のプロセスは、最小桁ビットに至るまで、各ビットに対して反復される。図11 に示されている校正作動後、利得トリムアレイ322は、10 1011 01 10 0100の2進値を含む。 図7及び12について説明すると、オフセット校正は、校正がサンプリングコ ンデンサ上の所望”ゼロ”電圧をサンプリングし、これをDACの”ゼロ”電圧 と比較することによって実施されることを除いて、同様の反復プロセスを用いる 。図12に示されているオフセット校正作動の完了の際、オフセット校正RAM 362は、10 1011 0001 0011の2進値を含む。 図7及び13について説明すると、主DACスイッチは利得校正における比較 の期間中に基準電圧Vrefに接続される(パルス列232)ことが銘記され、 この作動は図14においてより詳細に図示されている。しかしながら、4つの最 小桁ビットはこの作動の一部としては切り替えられない(レベル234)。その 代わり、最小桁ビット(LSB)の16倍の値を有する代替コンデンサ(図示せ ず)が切り替えられる。この方法によって、校正の精度が改善されるが、これは 単一の大コンデンサを切り替えることは幾つかのより小さなコンデンサを切り替 えるよりも正確であるためである。又、これにより、主DACアレイの全キャパ シタンスが、アレイ中の最大コンデンサのキャパシタンスの2倍から最小桁ビッ トに対するコンデンサのキャパシタンスを引いた値ではなく、アレイ中の最大コ ンデンサの2倍に等しくなる。主DACアレイのキャパシタンスはそれ故、利得 校正中はサンプリングコンデンサのキャパシタンスに等しくなる。15番目のビ ットを用いてADC転送機能をLSBの半分だけオフセットすることを注意せよ 。 ”BITCLK”信号を用いて、この作動に対して主DACスイッチのスイッ チングを時制する。この内部信号は又、カウンタ(図示せず)に供給され、これ により、トリムアレイ中の試験されるビットに連続制御信号が発生される。 アナログーデジタル変換器集積回路はマルチチャンネル形で提供され得る。こ の形では、入力マルチプレクサはアナログ入力を更に多く、例えば合計8または 16のアナログ入力を有している。これらの入力は互いに参照させられ、対で用 いられ、或いはアース入力を参照として単独で用いることも出来る。 本発明の種々の実施例の中で示され述べられてきたが、斯かる実施例は例示の みに与えられており、付記された請求の範囲によって限定される本発明の範囲か ら逸脱することなく種々の変更及び修正が為され得ることが当業者には明白とな ろう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年4月30日 【補正内容】 英文明細書第8頁 第二NMOSスイッチ66が緩衝された共通モード電圧ノードと疑似アレイコ ンデンサ(dummy array capacitor)78の第一端子との 間の電気経路に接続されている。疑似アレイコンデンサはDAC12とサンプリ ングコンデンサ60を組み合わせたキャパシタンス(即ち、4C)に等しいキャ パシタンスを有しており、疑似アレイコンデンサの第二端子70は接地されてい る。保持ライン116はデジタルCMOS保持信号をこれら2つのNMOSスイ ッチのゲートに供給する。 アナログーデジタル変換器10はまた、精密CMOS比較器であり得る比較器 19を含んでいる。この比較器はDAC共通ノード30に接続されている非反転 入力90及び疑似アレイコンデンサ78の第一端子に接続されている反転入力9 2を有している。この比較器は又、デジタル制御装置18に供給されるラッチ形 入力出力94を有している。 デジタル制御装置18は比較器の出力を受け、システム10の作動のための制 御信号96を供給するデジタル回路を含んでいる。例えば、制御装置はDAC制 御バス52、保持ライン116、スイッチ制御ライン81、及び校正制御ライン 53に制御信号を供給する。デジタル制御装置は又、変換値をマイクロプロセッ サ等の外部回路に通信するためのデジタルインターフェース回路を含んでいる。 デジタル制御装置の回路は、本明細書に記載されているような本発明の作動を達 成するために公知の素直な直列デジタル論理回路設計技術を用いて実施され得る 。 供給ノード30、接地70、及び緩衝された基準電圧ノード102との間には オフセット校正回路63が接続されている。この回路は、校正作動に用いられる 容量トリムアレイ(capacitive trim array)62とトリ ムスイッチアレイ(trim switch array)58(制御装置18 によって制御される)を含んでいる。 英文明細書第17頁 本発明のこの様相に係る変換器310は入力マルチプレクサ312、デジタル ーアナログ変換器314、疑似アレイコンデンサ316、比較器318、オフセ ットトリムアレイ回路320、利得トリムアレイ回路322、及び校正制御装置 324を含んでいる。校正制御装置はアナログーデジタル変換器のための制御回 路の一部であることが好ましい(図2のラベル18)。 入力マルチプレクサは、正のアナログ入力326、負のアナログ入力328、 基準入力330、及び接地入力332に応答する。マルチプレクサの出力336 はサンプリングコンデンサ334の第一端子に且つ利得トリムアレイ回路320 の第一端子に供給される。マルチプレクサは、図2に関連して上記に与えられて いるように、変換器のための制御回路によって制御される4つのスイッチから形 成される。アナログーデジタル変換器310に用いられている比較器318は、 精密CMOS比較器であり得る。 デジタルーアナログ変換器314は2値加重コンデンサ(binary−we ighted capacitor)3381...338Nのアレイを含んでお り、その各々は接地スイッチ3401...340Nのそれぞれ1つに与えられる 端子を有する。この端子は又、基準スイッチ3401...340Nのそれぞれの 1つに与えられており、これらのスイッチはそれぞれ基準電圧端子344からの 基準電圧を供給することが出来る。このアレイ、サンプリングコンデンサ334 、利得トリムアレイ回路322、及びオフセットトリムアレイ回路320の合成 キャパシタンスは、接地と比較器318の反転入力との間の疑似アレイコンデン サ316のキャパシタンスと一致することが好ましい。これらのコンデンサ(ノ ード346における)の全ての他方の端子はオフセットトリムアレイ回路320 の第二端子、利得トリムアレイ回路322の第二端子、サンプリングコンデンサ 334の第二端子、及び比較器318の非反転入力に与えられている。DACは 図2又は5に関連して述べられるように構成され得る。 英文明細書第29頁 アナログーデジタル変換器集積回路はマルチチャンネル形で提供され得る。 この形では、入力マルチプレクサはアナログ入力を更に多く、例えば合計8また は16のアナログ入力を有している。これらの入力は互いに参照させられ、対で 用いられ、或いはアース入力を参照として単独で用いることも出来る。 請求の範囲 1.電荷再分布アナログーデジタル変換器において、 上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力に応答するサンプリングコ ンデンサ、 上記サンプリングコンデンサに作動可能に接続されているコンデンサアレイ、 上記コンデンサアレイに並列に作動可能に接続されており且つ上記アナログー デジタル変換器のサンプリング入力に応答するオフセット補正回路、 上記サンプリングコンデンサに並列に作動可能に接続されており且つ上記アナ ログーデジタル変換器のサンプリング入力に応答する利得補正回路 を含み、且つ 上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路の各々が一連のメモリ素子及び コンデンサアレイを含み、各々のアレイがそれぞれのスイッチに作動可能に接続 されている一連のコンデンサを含んでおり、上記利得補正回路の諸スイッチが上 記利得補正回路のメモリ素子にそれぞれ応答し、且つ上記オフセット補正回路の 諸スイッチが上記オフセット補正回路のメモリ素子にそれぞれ応答することを特 徴とする電荷再分布アナログーデジタル変換器。 2.削除 3.上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路の各々におけるアレイが所 定の非直線性を含む切り替えられた全体的に2値加重されたコンデンサ梯子を含 むことを特徴とする請求項1のアナログーデジタル変換器。 4.削除 5.上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力と上記サンプリングコ ンデンサとの間に入力マルチプレクサを更に含むことを特徴とする請求項1のア ナログーデジタル変換器。 6.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力、基準入力、及びアース 入力の中から選択するように作動可能であることを特徴とする請求項5のアナロ グーデジタル変換器。 7.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力及び別のサンプリング入 力の中から選択するように作動可能であることを特徴とする請求項5のアナログ ーデジタル変換器。 8.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力及び更なる複数のサンプ リング入力の中から選択するように作動可能であることを特徴とする請求項5の アナログーデジタル変換器。 9.制御レジスタを更に含み且つ上記利得補正回路及び上記オフセット補正回 路が上記制御レジスタに応答することを特徴とする請求項5のアナログーデジタ ル変換器。 10.上記サンプリングコンデンサ、上記コンデンサアレイ、上記オフセット 補正回路及び上記利得補正回路が単モノリシック半導体構造体内に配置されてい ることを特徴とする請求項1のアナログーデジタル変換器。 11.上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路が各々メモリ素子を含ん でおり、 上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路におけるアレイが各々、全体的 に2値加重されており、 上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力と上記サンプリングコンデ ンサとの間に入力マルチプレクサを更に含み、 上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力、基準入力、アース入力、及 び別のサンプリング入力に応答し、 上記コンデンサアレイに応答する比較器を更に含み、そして 制御レジスタを更に含み且つ上記利得補正回路及び上記オフセット補正回路の 諸メモリ素子が上記制御レジスタに応答することを特徴とする請求項1のアナロ グーデジタル変換器。 12.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力に且つ更なる複数のサ ンプリング入力に応答することを特徴とする請求項11のアナログーデジタル変 換器。 13.上記サンプリングコンデンサ、上記コンデンサアレイ、上記オフセット 補正回路及び上記変換器の利得補正回路が単モノリシック半導体構造体内に配置 されていることを特徴とする請求項11のアナログーデジタル変換器。 14.電荷再分布アナログーデジタル変換器において、 上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力手段に応答する容量デジタ ルーアナログ変換器であって上記サンプリング入力手段における電圧をサンプリ ングするための容量デジタルーアナログ変換器、 上記容量サンプリング手段に作動可能に接続されている容量デジタルーアナロ グ変換アレイ手段であって、蓄積された電荷量を試験するための容量デジタルー アナログ変換アレイ手段、 上記アナログーデジタル変換器のオフセットを補正するための手段であって、 上記容量デジタルーアナログ変換アレイ手段コンデンサアレイに並列に作動可能 に接続されており、且つ上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力手段 に応答する手段、 上記アナログーデジタル変換器の利得を補正するための手段であって、上記容 量サンプリング手段に並列に作動可能に接続されており、且つ上記アナログーデ ジタル変換器のサンプリング入力手段に応答する手段 を含み、 上記オフセット補正手段及び上記利得補正手段が各々、校正値を記憶するため の手段を含み、 上記オフセット補正手段及び上記利得補正手段が各々、それぞれの切り替えの ための手段に作動可能に接続されている一連の容量手段を含む容量アレイ手段を 含み、 上記利得補正手段の上記切り替え手段が上記利得手段の上記記憶手段のそれぞ れの素子に応答し、且つ 上記オフセット補正手段の上記切り替え手段が上記オフセット手段の上記記 憶手段のそれぞれの素子に応答することを特徴とする電荷再分布アナログーデジ タル変換器。 15.オフセットを補正する上記手段及び利得を補正する上記手段における上 記容量アレイ手段が各々、全体的に2値加重されており且つ所定の非直線性を含 んでいることを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 16.削除 17.上記サンプリング入力手段に応答して選択するための且つ上記サンプリ ング入力手段、基準入力手段、及びアース入力手段の間で選択するための手段を 更に含むことを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 18.上記選択手段が上記サンプリング入力手段に且つ更なる複数のサンプリ ング入力手段に応答することを特徴とする請求項17のアナログーデジタル変換 器。 19.校正命令を受けるための手段を更に含み且つ利得を補正するための上記 手段及びオフセットを補正するための上記手段が校正命令を受けるための上記手 段に応答することを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 20.上記容量サンプリング手段、上記容量デジタルーアナログ変換アレイ手 段、上記オフセット補正手段、及び上記利得補正手段が単モノリシック半導体構 造体内に配置されていることを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換 器。 21.上記オフセット補正手段及び上記利得補正手段における上記容量アレイ が各々、全体的に2値加重された容量アレイ手段を含み、 上記サンプリング入力手段に応答して選択するための且つ上記サンプリング入 力手段、基準入力手段、アース入力手段、及び別のサンプリング入力手段の間で 選択するための手段を更に含み、且つ 校正命令を受けるための手段を更に含み且つ上記利得補正手段及び上記オフセ ット補正手段が校正命令を受けるための上記手段に応答する ことを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 22.上記選択手段が上記サンプリング入力手段に且つ更なる複数のサンプリ ング入力手段に応答することを特徴とする請求項21のアナログーデジタル変換 器。 23.上記容量サンプリング手段、上記容量デジタルーアナログ変換アレイ手 段、上記オフセット補正手段、及び上記利得補正手段が単モノリシック半導体構 造体内に配置されていることを特徴とする請求項21のアナログーデジタル変換 器。 24.電荷再分布アナログーデジタル変換器のためのアナログーデジタル変換 器校正方法において、 ユーザ選択電圧範囲を限定する電圧を受ける段階、 上記ユーザ選択電圧範囲に基づく上記アナログーデジタル変換器の入力の入力 オフセットを調節する段階、 上記ユーザ選択範囲に基づく上記アナログーデジタル変換器の利得を調節する 段階、 上記アナログーデジタル変換器に対して所定のレベルの誤差に達するまで上記 の調節段階を反復する段階、及び 上記反復段階後に上記アナログーデジタル変換器を用いて容量ネットワークに よりサンプリングされた電荷を連続的に試験することによりアナログ電圧をデジ タル値に変換する段階 を含むことを特徴とするアナログーデジタル変換器校正方法。 25.上記調節段階が上記変換段階に用いられるキャパシタンスを調節するこ とにより実施されることを特徴とする請求項24の方法。 26.上記利得調節段階が上記変換段階で電荷をサンプリングするのに用いら れるサンプリングコンデンサの有効キャパシタンスを調節することにより実施さ れることを特徴とする請求項24の方法。 27.上記変換段階が電荷をコンデンサアレイにより試験する段階を含み且つ 上記利得調節段階が上記容量アレイと並列のキャパシタンスを調節することによ り実施されることを特徴とする請求項24の方法。 28.上記調節段階の少なくとも1つが校正値を記憶する段階を含み且つ上記 反復段階がその値を更新することを特徴とする請求項24の方法。 29.上記調節段階の各々がそれぞれの校正値を記憶する段階を含み且つ上記 反復段階がその値を更新することを特徴とする請求項24の方法。 30.上記調節及び反復段階が各々、複数の所定の校正命令の選択された1つ を校正命令レジスタに与えるそれぞれの段階に応答することを特徴とする請求項 24の方法。 31.削除 32.利得を調節し且つオフセットを上記アナログーデジタル変換器の電源電 圧を参照して調節する段階を更に含むことを特徴とする請求項31の方法。 33.上記変換段階が電荷再分布によって実施され、且つ上記調節段階が上記 電荷再分布に用いられているキャパシタンスを調節することにより実施され、上 記変換段階が電圧をサンプリングコンデンサでサンプリングする段階を含み且つ 利得を調節する上記段階が上記サンプリングコンデンサの有効キャパシタンスを 調節することにより実施され、上記変換段階が電荷をコンデンサアレイで試験す る段階を含み且つ上記利得調節段階が上記コンデンサアレイに並列のキャパシタ ンスを調節することにより実施され、上記調節段階の各々がそれぞれの校正値を 記憶する段階を含み、且つ上記反復段階がこれらの値を更新し、上記調節及び反 復段階が各々、複数の所定の校正命令の選択された1つを校正命令レジスタに与 えるそれぞれの段階に応答し、且つ利得を調節し且つオフセットを上記アナログ ーデジタル変換器の電源電圧を参照にして調節する段階を更に含むことを特徴と する請求項24の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 請求の範囲は以下の通り 1.電荷再分布アナログーデジタル変換器において、 上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力に応答するサンプリングコ ンデンサ、 上記サンプリングコンデンサに作動可能に接続されているコンデンサアレイ、 上記コンデンサアレイに並列に作動可能に接続されており且つ上記アナログー デジタル変換器のサンプリング入力に応答するオフセット補正回路、及び 上記サンプリングコンデンサに並列に作動可能に接続されており且つ上記アナ ログーデジタル変換器のサンプリング入力に応答する利得補正回路 を含む電荷再分布アナログーデジタル変換器。 2.上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路の各々がコンデンサアレイ を含むことを特徴とする請求項1のアナログーデジタル変換器。 3.上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路の各々が所定の非直線性を 含む切り替えられた全体的に2値加重されたコンデンサ梯子を含むことを特徴と する請求項1のアナログーデジタル変換器。 4.上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路の各々がメモリ素子及びコ ンデンサアレイを含んでおり、各々のアレイが、それぞれのスイッチに作動可能 に接続されている一連のコンデンサを含んでおり、 上記利得補正回路のスイッチが上記利得補正回路のメモリ素子に応答し、そし て 上記オフセット補正回路のスイッチが上記オフセット補正回路のメモリ素子に 応答することを特徴とする請求項1のアナログーデジタル変換器。 5.上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力と上記サンプリングコ ンデンサとの間に入力マルチプレクサを更に含むことを特徴とする請求項1のア ナログーデジタル変換器。 6.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力、基準入力、及びアース 入力の中から選択するように作動可能であることを特徴とする請求項5のアナロ グーデジタル変換器。 7.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力及び別のサンプリング入 力の中から選択するように作動可能であることを特徴とする請求項5のアナログ ーデジタル変換器。 8.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力及び更なる複数のサンプ リング入力の中から選択するように作動可能であることを特徴とする請求項5の アナログーデジタル変換器。 9.制御レジスタを更に含み且つ上記利得補正回路及び上記オフセット補正回 路が上記制御レジスタに応答することを特徴とする請求項5のアナログーデジタ ル変換器。 10.上記サンプリングコンデンサ、上記コンデンサアレイ、上記オフセット 補正回路及び上記利得補正回路が単モノリシック半導体構造体内に配置されてい ることを特徴とする請求項1のアナログーデジタル変換器。 11.上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路が各々メモリ素子を含ん でおり、 上記オフセット補正回路及び上記利得補正回路が各々、それぞれのスイッチに 作動可能に接続されている一連のコンデンサを含んでいる切り替えられた全体的 に2値加重されたコンデンサ梯子を含んでおり、 上記利得補正回路の諸スイッチが上記利得補正回路のメモリ素子に応答し、 上記オフセット補正回路の諸スイッチが上記オフセット補正回路のメモリ素子 に応答し、 上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力と上記サンプリングコンデ ンサとの間に入力マルチプレクサを更に含み、 上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力、基準入力、アース入力、及 び別のサンプリング入力に応答し、 上記コンデンサアレイに応答する比較器を更に含み、そして 制御レジスタを更に含み且つ上記利得補正回路及び上記オフセット補正回路の 諸メモリ素子が上記制御レジスタに応答することを特徴とする請求項1のアナロ グーデジタル変換器。 12.上記入力マルチプレクサが上記サンプリング入力に且つ更なる複数のサ ンプリング入力に応答することを特徴とする請求項11のアナログーデジタル変 換器。 13.上記サンプリングコンデンサ、上記コンデンサアレイ、上記オフセット 補正回路及び上記変換器の利得補正回路が単モノリシック半導体構造体内に配置 されていることを特徴とする請求項11のアナログーデジタル変換器。 14.電荷再分布アナログーデジタル変換器において、 上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力手段に応答する容量デジタ ルーアナログ変換器であって上記サンプリング入力手段における電圧をサンプリ ングするための容量デジタルーアナログ変換器、 上記容量サンプリング手段に作動可能に接続されている容量デジタルーアナロ グ変換アレイ手段であって、蓄積された電荷量を試験するための容量デジタルー アナログ変換アレイ手段、 上記アナログーデジタル変換器のオフセットを補正するための手段であって、 上記容量デジタルーアナログ変換アレイ手段コンデンサアレイに並列に作動可能 に接続されており、且つ上記アナログーデジタル変換器のサンプリング入力手段 に応答する手段、及び 上記アナログーデジタル変換器の利得を補正するための手段であって、上記容 量サンプリング手段に並列に作動可能に接続されており、且つ上記アナログーデ ジタル変換器のサンプリング入力手段に応答する手段 を含むことを特徴とする電荷再分布アナログーデジタル変換器。 15.オフセットを補正する上記手段及び利得を補正する上記手段が各々、所 定の非直線性を含む切り替えられた全体的に2値加重されたコンデンサ梯子手段 を含むことを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 16.オフセットを補正する上記手段及び利得を補正する上記手段が各々、校 正値を記憶するための手段を含み、 オフセットを補正する上記手段及び利得を補正する上記手段が各々、それぞれ の切り替え手段に作動可能に接続されている一連の容量手段を含む容量アレイ手 段を含んでおり、 利得を補正するための上記手段の上記切り替え手段が利得を補正するための上 記手段の上記記憶手段に応答し、且つ オフセットを補正するための上記手段の上記切り替え手段がオフセットを補正 するための上記手段の上記記憶手段に応答する ことを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 17.上記サンプリング入力手段に応答して選択するための且つ上記サンプリ ング入力手段、基準入力手段、及びアース入力手段の間で選択するための手段を 更に含むことを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 18.上記選択手段が上記サンプリング入力手段に且つ更なる複数のサンプリ ング入力手段に応答することを特徴とする請求項17のアナログーデジタル変換 器。 19.校正命令を受けるための手段を更に含み且つ利得を補正するための上記 手段及びオフセットを補正するための上記手段が校正命令を受けるための上記手 段に応答することを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 20.上記容量サンプリング手段、上記容量デジタルーアナログ変換アレイ手 段、上記オフセット補正手段、及び上記利得補正手段が単モノリシック半導体構 造体内に配置されていることを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換 器。 21.上記オフセット補正手段及び上記利得補正手段が各々、校正値を記憶す るための手段を含み、 オフセットを補正する上記手段及び利得を補正する上記手段が各々、それぞれ の切り替え手段に作動可能に接続されている一連の容量手段を含む全体的に2値 加重されたコンデンサ梯子手段を含み、 上記利得補正手段の上記切り替え手段が上記利得補正手段の上記記憶手段に応 答し、 上記オフセット補正手段の上記切り替え手段が上記オフセット補正手段の上記 記憶手段に応答し、 上記サンプリング入力手段に応答して選択するための且つ上記サンプリング入 力手段、基準入力手段、アース入力手段、及び別のサンプリング入力手段の間で 選択するための手段を更に含み、且つ 校正命令を受けるための手段を更に含み且つ上記利得補正手段及び上記オフセ ット補正手段が校正命令を受けるための上記手段に応答する ことを特徴とする請求項14のアナログーデジタル変換器。 22.上記選択手段が上記サンプリング入力手段に且つ更なる複数のサンプリ ング入力手段に応答することを特徴とする請求項21のアナログーデジタル変換 器。 23.上記容量サンプリング手段、上記容量デジタルーアナログ変換アレイ手 段、上記オフセット補正手段、及び上記利得補正手段が単モノリシック半導体構 造体内に配置されていることを特徴とする請求項21のアナログーデジタル変換 器。 24.電荷再分布アナログーデジタル変換器のためのアナログーデジタル変換 器校正方法において、 上記アナログーデジタル変換器の入力の入力オフセットを調節する段階、 上記アナログーデジタル変換器の利得オフセットを調節する段階、 上記アナログーデジタル変換器に対して所定のレベルの誤差に達するまで上記 の調節段階を反復する段階、及び 上記反復段階後に上記アナログーデジタル変換器を用いて容量ネットワークに よりサンプリングされた電荷を連続的に試験することによりアナログ電圧をデジ タル値に変換する段階 を含むことを特徴とするアナログーデジタル変換器校正方法。 25.上記調節段階が上記変換段階に用いられるキャパシタンスを調節するこ とにより実施されることを特徴とする請求項24の方法。 26.上記利得調節段階が上記変換段階で電荷をサンプリングするのに用いら れるサンプリングコンデンサの有効キャパシタンスを調節することにより実施さ れることを特徴とする請求項24の方法。 27.上記変換段階が電荷をコンデンサアレイにより試験する段階を含み且つ 上記利得調節段階が上記容量アレイと並列のキャパシタンスを調節することによ り実施されることを特徴とする請求項24の方法。 28.上記調節段階の少なくとも1つが校正値を記憶する段階を含み且つ上記 反復段階がその値を更新することを特徴とする請求項24の方法。 29.上記調節段階の各々がそれぞれの校正値を記憶する段階を含み且つ上記 反復段階がその値を更新することを特徴とする請求項24の方法。 30.上記調節及び反復段階が各々、複数の所定の校正命令の選択された1つ を校正命令レジスタに与えるそれぞれの段階に応答することを特徴とする請求項 24の方法。 31.上記調節段階及び上記反復段階がユーザ選択電圧範囲に対して実施され ることを特徴とする請求項24の方法。 32.デバイス利得を調節し且つデバイスオフセットを上記アナログーデジタ ル変換器の電源電圧を参照して調節する段階を更に含むことを特徴とする請求項 31の方法。 33.上記変換段階が電荷再分布によって実施され、且つ上記調節段階が上記 電荷再分布に用いられているキャパシタンスを調節することにより実施され、上 記変換段階が電圧をサンプリングコンデンサでサンプリングする段階を含み且つ 利得を調節する上記段階が上記サンプリングコンデンサの有効キャパシタンスを 調節することにより実施され、上記変換段階が電荷をコンデンサアレイで試験す る段階を含み且つ上記利得調節段階が上記コンデンサアレイに並列のキャパシタ ンスを調節することにより実施され、上記調節段階の各々がそれぞれの校正値を 記憶する段階を含み、且つ上記反復段階がこれらの値を更新し、上記調節及び反 復段階が各々、複数の所定の校正命令の選択された1つを校正命令レジスタに与 えるそれぞれの段階に応答し、上記調節段階及び上記反復段階がユーザ選択電圧 範囲に対して実施され、且つデバイス利得を調節し且つデバイスオフセットを上 記アナログーデジタル変換器の電源電圧を参照にして調節する段階を更に含むこ とを特徴とする請求項24の方法。
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