JPH09507946A - 記録担体内の情報を記録／読み込むためのディスク状記録担体、記録及び／又は読み込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 制御情報が記録されるディスク状記録担体（１）が開示される。前記制御情報は、前記記録担体の直径を示す直径情報を有する。情報記録及び／又は読み取り装置は、前記ディスク状記録担体（１）を回転的に駆動する駆動手段（２）を有する。前記装置は、前記記録担体に記録された前記制御情報に依存して該記録担体（１）の毎分の回転数を制御するための制御ループ（２，３，７，８，９）のループ利得を調節する制御ユニット（５）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 記録担体内の情報を記録／読み込むためのディスク状記録担体、記録及び／又は 読み込み装置 技術分野 本発明は、記録担体制御情報が記録される既定の直径を有するディスク状記録 担体に関する。 本発明は、ディスク状記録担体を回転的に駆動する駆動手段を有する装置であ って、該記録担体により運ばれる制御情報に依存して当該装置をセッティングす るセッティング手段と、動作が前記記録担体の直径に依存する部品とを有する情 報記録／読み込み装置に関する。 背景技術 冒頭の段落で述べたような形式の記録担体及び装置は、例えばヨーロッパ特許 公報EP-A0325329号(PHQ88002)から既知である。 前記公報において、装置は書込み可能形式の光学的記録担体中の情報を記録及 び読み込むために記述される。記録及び／又は読み込みの間、記録担体の回転速 度は、一定のある値で線走査速度を示す測定信号に依存して制御され、当該値で は線走査速度は一定である。この速度制御の動作は、前記記録担体の直径に依存 する。その事に関して、前記制御ループのループ利得及びこの様な制御の帯域幅 は、前記ディスクの質量な慣性モーメントにかなり依存し、そしてこの様に前記 ディスクの直径に強く依存する。 発明の開示 本発明の目的は、前記装置の動作に前記記録担体の直径の有害な影響が打ち消 される一方、異なる直径の記録担体を利用可能にする手段を供給することである 。 本発明の第１の特徴によると、冒頭の段落で述べた様な形式の記録担体は、制 御情報が直径を表す直径情報を含むことを特徴とする。 本発明の第２の特徴によると、冒頭の段落で述べた様な形式の装置は、セッテ ィング手段が、前記制御情報に依存して前記部品の直径依存動作を調節する手段 を含むことを特徴とする。 これらの手段は装置の動作を簡単な方法で記録担体の直径に最適に適合化でき るようにする。 図面の簡単な説明 本発明による記録担体及び装置の実施例が、当該実施例の有利さと共に第１図 及び第２図を参照してこれよりさらに説明される。 第１図は本発明による装置の実施例であり、第２図は本発明による記録担体を示 す。 発明を実施するための最良の形態 第１図は本発明による記録及び読み込み装置の実施例を示す。この図において 、参照番号１は従来の形式、例えば磁気又は光学的形式の円形ディスク状記録担 体を示す。駆動モータ２は、該記録担体１を前記記録担体１の中心とほぼ一致す る回転点２０の周りで回転させる。回転する前記記録担体１と反対側に、非接触 方法で記録担体内の情報を読み込み／書き込むための従来型の読み込み／書込み ヘッド３が配置される。前記ヘッド３は焦点レーザービームにより光学的記録担 体に情報を記録し又は読み込み可能とする光学ヘッドでもよい。前記記録担体１ は該記録担体１の直径を表す直径情報を含む制御情報を送る。好ましくは、従来 形式、例えば通例その制御情報がトラックのいわゆるリードイン領域に記録され るいわゆるコンパクトディスクのように、前記制御情報は、前記記録担体上の予 め決められた位置に記録される。略図的に、第２図は螺旋状トラック２１に情報 が記録される記録担体１の実施例を示す。前記トラックは破線で示されたいわゆ るリードイン領域２１ａを含む。前記リードイン領域２１ａ内に前記制御情報が 収容される。さらに前記トラック２１はプログラム情報を収容するプログラム領 域２１ｂを含む。前記記録担体１を再生する時、一般には前記リードイン領域２ １ａの制御情報が最初に読み込まれる。それから、前記制御情報の制御下、プロ グラム領域２１ｂ内のプログラム情報が読まれる。直径情報は記録担体１のリー ドイン領域内の制御情報の位置とは違う位置に記録されてもよいことは言うまで も ない。 前記直径情報は、例えばいわゆるサブコードに記録され、時間多重モードでプ ログラム情報と同時に記録されてもよい。 前記記録担体１はヨーロッパ特許公報0397238号に記載されたような書込み可 能な形式であってもよい。公報に記載された記録担体は記録用として事前に配置 されるトラックを有し、該トラックはデジタル制御情報に従って変調される周波 数で半径方向にウォッブルする周期的トラックを表す前記直径情報は、前記トラ ックのウォッブルの周波数を変調する前記制御情報内に含まれる。 第１図に示す装置はさらに従来型の信号復元ユニット４を有し、当該ユニット ４はヘッド３により作られる信号に応じて、該ヘッド３により走査される前記記 録担体１の一部に記録された情報を復元する。前記ユニット４によって復元され た情報は制御ユニット５に供給される。 この制御ユニットは前記記録担体上のアドレス又は位置によって決められる情 報を検索するための検索過程を制御する従来型の制御手段を有する。この目的の ため、当該制御ユニットは、前記記録担体１に関し半径方向に前記ヘッド３を移 動させるための移動ユニット６と結合される。 検索過程制御法それ自体は広く知られているので、詳細は説明しない。 前記装置は、さらに前記記録担体１の速度を制御するための制御手段を有する 。この制御手段は、実際の速度が所望の速度と一致するかどうかを示す測定信号 を駆動するためのユニット７を含む。このような測定信号は、例えば、前記記録 担体が走査される実際の線速度と所望の線速度との差を示す信号である測定信号 の取り出しが、前記ヨーロッパ特許公報EP-A0325329号で述べられているような やり方で取り出される。もし、実際の線速度が所望の線速度よりも遅いならば、 毎分の回転数が低すぎることを意味し、実際の線速度が速すぎるならば、毎分の 回転数が高すぎることを意味する。前記測定信号が数多くの方法で、例えば回転 速度計またはモータの軸に結合されたパルスディスクなどによって取り出される ことを指摘することは役に立つ。 ユニット７により作られた前記測定信号は、従来型の制御ユニット８、例えば 比例し、微分し、及び積分する働きの組み合わせである制御特性を持つ制御ユニ ットに印加する。前記制御ユニット８は、前記測定信号から前記記録担体を回転 させる前記モータ２のための制御信号を取り出す。この制御信号は、増幅回路９ を介し前記モータ２に印加される。 要素２，３，６，７，８及び９で形成される前記制御ループの帯域幅は、前記 制御ループのループ利得にかなり依存する。このループ利得は、前記回転点２０ に関し前記記録担体１の質量慣性モーメントに反比例する。同じ厚さや同じ部品 の記録担体では、この質量慣性モーメントは前記記録担体１の直径によってほぼ 完全に決められる。前記質量慣性モーメントは、その時前記記録担体の直径の第 三の力に比例する。 前記ループ利得を調節するため、前記増幅回路９は、該増幅回路９の利得を調 節することがそれ自体知られた手段を含む。前記制御ループ内の当該ループ利得 は、前記増幅回路９の利得を設定することで最適なレベルで維持されるので、利 得（Ｋ）と質量慣性モーメント（Ｊ）との商（Ｋ／Ｊ）がどの直径に対してもほ ぼ等しくなる。 所望の利得（Ｋ）を決定するために、前記制御ユニット５は、前記直径情報を 検索する及び従来と同じ様の読み込み手段を含む。その後、前記制御ユニット５ が直径情報読み取りからの利得の値を取り出し、該利得はこの取り出された値に セットされる。前記利得は、かなり多くの異なった方法で取り出される。例えば 、前記制御ユニット５のメモリは異なった直径に対して適切な利得値を蓄積する ことが可能である。しかしながら、代わりに前記制御ユニット５は直径情報の読 み込みに応じて利得値を計算することも可能である。 前に回転速度の制御の適合化は、直径情報に依存すると述べた。しかしながら 、回転速度の制御の動作だけでなく装置の他の部品の動作もまた前記記録担体の 直径に依存することに注意すべきである。例えば、半径方向に前記ヘッドを移動 させるための有効な動作領域は、前記記録担体の直径と大いに関連づけられる。 半径方向への前記ヘッド３の移動が制御されるとき、その時前記ディスクの直径 もまた重要なパラメタとなる。前記記録担体の直径にヘッド３の移動の制御を調 節することは、本発明の範囲内であることは言うまでもない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．記録担体制御情報が記録される既定の直径を持つディスク状記録担体におい て、前記制御情報が前記直径を表す直径情報を含むことを特徴とするディスク状 記録担体。 ２。請求項１に記載の記録担体において、前記制御情報が予め決められたアドレ ス又は位置で情報トラックに記録されることを特徴とする記録担体。 ３．ディスク状記録担体を回転的に駆動する駆動手段を有する装置であって、前 記記録担体上に収容される制御情報に依存して当該装置をセッティングするセッ ティング手段と、動作が前記記録担体の直径に依存する部品とを有する情報記録 及び／又は読み込み装置において、前記セッティング手段が前記制御情報に依存 して前記部品の前記直径依存動作を調節するための手段を含むことを特徴とする 情報記録及び／又は読み込み装置。 ４．請求項３に記載の装置において、制御手段が前記駆動手段により生じる回転 を制御し、前記セッティング手段が直径情報に依存して前記制御手段を調節する ために配されることを特徴とする装置。