JP2007095178A - 光ディスク装置及びそのオーバーライト制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる装置間において記録性能に不均一でも、記録品質を十分に確保して書換型光ディスクにオーバーライト可能な光ディスク装置と方法を提供する。
【解決手段】 書換型の光ディスクを所定の速度で回転駆動してオーバーライトが可能な光ディスク装置のオーバーライトを制御するため、書換型の光ディスク12に対してオーバーライトを行なう際、当該光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定し、当該光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであると判定された場合には、当該装置における最高速度(6x)で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、最高速度よりも低い速度(4x)で回転駆動しながら記録動作を行うことを特徴とする光ディスク装置のオーバーライト制御方法。
【選択図】 図6

Description

本発明は、書換型の光ディスクにオーバーライト可能な光ディスク装置に関し、特に、モデルや形式などが異なる装置で情報を記録した書換型光ディスクにオーバーライトする際の記録品質を確保することの可能な光ディスク装置に関する。
CDやDVD等、円板状の光情報記録媒体である光ディスクは、非接触、大容量かつ低コストで、高速にデータアクセスを可能とする情報記録媒体として、例えば、デジタルオーディオデータやデジタル動画データの記録/再生、更には、パーソナルコンピュータのデータ記録媒体として、幅広く利用されており、特に、近年においては、例えば、DVD±RWのような、所謂、書換型の光ディスクも広く利用されてきている。
ところで、特に、上述した書換型光ディスクでは、従来、ある光ディスク記録装置で記録、即ち、オーバーライト(以下、ICOW:InterChange Over Writeとも称する)した書換型光ディスクを、別の光ディスク記録装置でオーバーライトした場合、それら装置間での性能の不均一(ばらつき)により、ジッタ(Jitter)が低下してしまい、得られるデータのエラーレートが高くなってしまうと言う問題点があった。
そこで、例えば、以下の特許文献1によれば、装置の記憶部内に、複数の光ディスク記録装置のRIDコード(記録装置の識別情報)を、その記録条件(例えば、データの記録速度)と関連付けて記憶しておき、当該装置で書換型光ディスクにオーバーライトする際には、書換型光ディスクに残されているRIDコードを読み出して照合を行う光ディスク記録方法や装置が提案されている。そして、読み出したRIDコードを、予め記憶しておいた、自己の装置とは異なる他のRIDコードと一致した場合には、当該一致した他の光ディスク記録装置に関連付けて記憶した記録条件を使用して、元のデータを完全に消去して新たなデータをオーバーライトすることにより、ジッタの劣化によりエラーレートが高くなるの防止するものである。また、一方、読み出したRIDコードが、予め記憶しておいた複数の光ディスク記録装置のRIDコードと一致しない場合には、OPC(Optimum Power Control:最適記録パワー決定動作)を行なって、元のデータを完全に消去して新たなデータをオーバーライトする。
特開2004−310906号公報
以上のように、上記従来技術になる光ディスク記録方法や装置によれば、書換型光ディスクから読み出したRIDコードを利用することにより、元のデータを記録した装置の記録条件を特定し、もって、同様に予め登録された記録条件で記録実行を行うものである。
上記した従来技術のように、RIDコード(記録装置の識別情報)によって同様に予め登録された記録条件で記録実行を行うものでは、しかしながら、登録された同一モデル内の異なる光ディスク装置間において、その記録性能にばらつきがあった場合には、なお、オーバーライト(ICOW)時の記録品質を保証できないという問題点があった。
そこで、本発明では、上述した従来技術における問題点に鑑み、同一モデル内の異なる光ディスク装置間において記録性能にばらつきがあった場合にも、記録品質を十分に確保しながら、書換型光ディスクにオーバーライトすることの可能な光ディスク装置及びそのオーバーライト制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、まず、書換型の光ディスクを所定の速度で回転駆動するスピンドルモータと、前記スピンドルモータにより回転駆動される前記書換型の光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射して情報を記録する情報記録部と、前記書換型の光ディスクの情報記録面からのレーザ反射光により前記書換型の光ディスクの情報記録面の情報を再生する情報再生部と、前記スピンドルモータ、前記情報記録部、前記情報再生部の動作を制御するための制御部とを備えており、前記書換型の光ディスクに対してオーバーライトが可能な光ディスク装置であって、前記書換型の光ディスクに対してオーバーライトを行なう際、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定し、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであると判定された場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行う光ディスク装置が提供される。
更に、本発明では、前記に記載した光ディスク装置において、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、更に、当該光ディスクの種類に、オーバーライト時の減速設定の有無を判定し、当該オーバーライト時の減速設定が無い場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該オーバーライト時の減速設定が有る場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行う光ディスク装置が提供される。
また、本発明によれば、やはり上記の目的を達成するため、書換型の光ディスクを所定の速度で回転駆動してオーバーライトが可能な光ディスク装置のオーバーライトを制御するための方法であって、前記書換型の光ディスクに対してオーバーライトを行なう際、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定し、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであると判定された場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行う光ディスク装置のオーバーライト制御方法が提供される。
更に、本発明では、前記に記載した制御方法において、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、更に、当該光ディスクの種類に、オーバーライト時の減速設定の有無を判定し、当該オーバーライト時の減速設定が無い場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該オーバーライト時の減速設定が有る場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行う光ディスク装置のオーバーライト制御方法が提供される。
なお、本発明では、前記した光ディスク装置又はそのオーバーライト制御方法において、前記装置における高速度とは、当該装置における最高速度であることが好ましく、当該光ディスクの種類におけるオーバーライト時での減速設定の有無を、当該装置におけるErase Ratioの幅に基づいて決定することが好ましい。
加えて、本発明では、前記した光ディスク装置において、更に、前記決定されたオーバーライト時での減速設定の有無を予め記憶する手段を備えることが好ましく、または、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定する際、当該書換型の光ディスク上のRMD情報に基づいて実行することが好ましい。
以上のように、本発明によれば、同一モデル内の異なる光ディスク装置間において記録性能にばらつきがあった場合をも含め、装置が異なった場合においても、記録品質を十分に確保しながら、書換型光ディスクにオーバーライトすることの可能な光ディスク装置及びそのオーバーライト制御方法を提供することが可能となるという優れた効果を発揮する。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1は、本発明の一実施の形態になる光ディスク装置の全体構成を示す。
この図1において、符号11はスピンドルモータを示しており、このスピンドルモータ11の回転軸先端には、図示しないターンテーブル等の保持部材により、円盤状の情報記録媒体である光ディスク12が装着され、もって、所定の回転速度で回転駆動される。一方、光ピックアップ13が、このように所定の回転速度で回転駆動される光ディスク12の情報記録面(図の下面)に対向し、かつ、当該ディスクの半径方向に移動可能に設けられており、もって、光ピックアップ13は、ここでは図示しないが、その内部に備えた光源である半導体レーザからのレーザビームを、対物レンズを含む光学系を介して、上記光ディスク12の情報記録面へ照射し、更には、その反射光を受光して、もって、所謂、フォーカシング動作やトラッキング動作を行なうと共に、テスト信号や実記録信号を記録し、又は、再生する。
また、図中の符号14は、上記スピンドルモータ11に駆動電流を供給するための、所謂、スピンドルモータ制御用のドライバ回路であり、本例では、例えば、4倍速(4x)、6倍速(6x)の制御が可能である。また、図中の符号15は、上記光ピックアップ13の光源である半導体レーザに駆動電流を供給するためのレーザ制御用のドライバ回路である。なお、このレーザ制御用のドライバ回路15には、以下に述べるマイコン18からの制御信号と、テスト信号や外部(例えば、図示しないが、ホストコンピュータ等)から入力した実記録信号を信号処理して記録制御を行う記録回路16からの記録制御信号とが入力されている。
一方、上記光ピックアップ13によって検出されて出力される電気信号は、再生回路17において所定の再生処理が行われ、もって、所望の信号(例えば、ディジタルデータ)として再生されて、例えば、装置の外部へ出力される。なお、本発明では、上記再生回路17には、上記光ピックアップ13からの出力信号に基づいて、光ディスク12の一部(例えば、管理情報記録領域)に記録されるディスク情報及びRMD情報(Recording Management Data:記録装置の識別情報)を読み取るためのDisc情報&RMD情報読み取り回路171が設けられている。
加えて、上述した構成を備えた光ディスク装置を制御するための制御ユニットとして、所謂、マイクロコンピュータ(マイコン:MPU)18が設けられており、このマイコンからなる制御ユニット18は、上記再生回路17を介して各種の信号を入力し、もって、上記レーザ制御用のドライバ回路15に加え、上記スピンドルモータ制御用のドライバ回路14、更には、上記記録回路16に制御信号を出力する。また、このマイコン18は、その記憶装置として、EP−ROM又はFlash−ROM19を備えている。
なお、上記に述べた構成を備えた光ディスク装置によれば、既知の動作により、情報の記録及び再生動作を含めた光ディスク装置の所定の動作を達成することは、当業者であれば当然であろう。
例えば、外部からの記録開始命令により、装置内では、試し書き動作が開始される。制御ユニット(MPU)18はこの命令を上記スピンドルモータ制御用のドライバ14に伝え、このスピンドルモータ制御ドライバ14がスピンドルモータ11を回転することで、光ディスク12を所定速度(例えば、4倍速(4x)又は6倍速(6x))で回転させる。また、この時、制御ユニット(MPU)18はレーザ制御用のドライバ15に指示し、上記半導体レーザからのレーザビームの出力強度を、記録用のパワー又は消去用のパワーに制御しながら、テスト信号を光ピックアップ13に伝え、もって、光ディスク12の試し書き領域に記録し又は再生を行なう。その後、制御ユニット(MPU)18では、最適記録パワーを算出し、又は、最適消去パワーを算出し、その算出値をレーザ制御用のドライバ15に伝える。次に、制御ユニット(MPU)18は、レーザ制御ドライバ15に指示を与え、同時に、実記録信号を光ピックアップ13へに伝える。これにより、光ピックアップ13は、算出した最適記録パワー又は最適消去パワーで、記録又は消去、即ち、オーバーライト(ICOW)が可能となる。
ところで、実際の光ディスク装置では、異なるモデルの光ディスク装置間では当然のこと、同一モデル内の異なる光ディスク装置間において、その記録性能にばらつきがある。
例えば、添付の図2には、同一モデルの2つの製品(Set AとSet B)における、高速(6x)時における、自装置による、所謂、自己オーバーライト(ICOW)時の特性(Erase Ratio Margin)が示されている。
なお、ここで、グラフの横軸である(Erase Ratio)とは、添付の図3により説明するように、RW(書換型)光ディスクへオーバーライト(ICOW)する際にディスクへ照射されるレーザビーム(駆動電流)のパルス形状(RW Disc Pulseパターン)において、消去パワー(Pe:Erase Power)の最大出力(Pw:Peak Power)に対する比(=Pe/Pw[%])を示している。一方、その縦軸は、記録品質安定範囲(PISUM8:ジッタ特性を示す)を示している。なお、一般に、この縦軸に示したPISUM8の値が200以下において、記録品質が安定する範囲と言われている。
再び、上記図2に戻り、この特性図からも明らかなように、同一モデル内の装置では、記録品質安定範囲(Set A:23.4〜28.6%(範囲:1mW)、及び、Set B:24.7〜29.5%(範囲:0.9mW))の幅は、ほぼ同一となっているが、しかしながら、そのErase Ratio(横軸上の位置)は、それぞれ、異なっている。なお、この場合、同一の装置で自己オーバーライトする時には問題はないが、しかしながら、例えば、装置Set AによってRW(書換型)光ディスク上に記録したデータを、その後、装置Set Bによってオーバーライトしようとした場合には、それぞれの装置の記録品質安定範囲がErase Ratio(横軸上の位置)において異なるため、装置Set Bによって安定な品質で記録が行なえるErase Ratioは、装置Set Bの記録品質安定範囲が装置Set Aの記録品質安定範囲と重なる範囲(図に符号Wで示す)となり、これは、Erase Ratioの幅(マージン)が狭まってしまうことを意味する。
さらに、上記の事実は、モデルの異なる装置(製品)間では、より著しく現れる。例えば、添付の図4には、モデルの異なる装置により、高速(6x)でオーバーライトした場合の特性を示している。即ち、このグラフからも明らかなように、オーバーライトしようとする装置においてOPCが行なわれ、これにより得られた最適パワー(図のOPC Power)によれば、上記同一モデル内の装置で得られるよりもその幅は狭いが、一定の記録品質安定範囲を得ることは出来る。しかしながら、その最適パワーから僅かに外れた場合(図では、OPC Powerから−1mW低下したパワー(-1mW))には、記録品質安定範囲(PISUM8>200)にあるErase Ratioの幅は非常に狭くなってしまい(ほぼ点状)、これでは、安定に、高品質でのオーバーライト性能を得ることが出来ない。
しかしながら、上記の場合においても、記録速度を低下させて(例えば、4x)でオーバーライトした場合の特性が、添付の図5に示されており、これによれば、Erase Ratioの幅(マージン)が非常に広くなり、そのため、安定に、高品質なオーバーライト性能を得ることが出来ることが分かる。
そこで、本発明では、本発明者による上記に詳述した知見に基づき、即ち、書換型の光ディスクにオーバーライト可能な光ディスク装置においてオーバーライトする際、まず、他の装置で記録されたかを、当該光ディスク上のRMD情報を基に判断し、自装置で記録されたと判断された場合には、最高速度で記録することとした。一方、他の装置で記録されたと判断された場合には、当該光ディスクの種類毎に、オーバーライト(ICOW)時には減速して記録するか否かを、記憶装置であるEP−ROM又はFlash−ROM等に予め登録しておき、減速要求が登録されている光ディスクについては、最高速度で記録しないことにより、書換型の光ディスクへのオーバーライトに伴う問題を回避することを可能とした。なお、この場合、上述したように、各光ディスクの種類毎にErase Ratioの幅(マージン)を測定し、この幅(マージン)が十分に広いことを確認することにより、減速の要否を決定することが出来る。
そのため、本発明では、書換型光ディスクのID(ディスクID)毎に、予め、記録ストラテジ(パスル条件、Peak Power/Erase Ratio)を検証し、装置内の記憶装置(EP−ROM又はFlash−ROM等)に登録しておく。なお、この時同時に、オーバーライト(ICOW)時で減速して記録するか否かも登録しておく。
一方、ディスクを装置に装着した後、ホストより記録開始要求があった場合には、上記ディスクIDを装着したディスクから読み取り、上記記録ストラテジをセットする。そして、ディスクから同時に読み取ったRMD情報を基に、その情報が自装置によって記録されたディスクであるか否かを判断し、次のように場合分けして、記録を実行する。
1)自装置である⇒最高速度で記録を実施。
2)他装置で記録したディスクで、装置内に、ディスクIDと一致した減速登録の情報がある。⇒減速して記録
以上により、記録再生の安定化を図ることができる。
以上をより詳細に説明するため、上述した本発明の一実施の形態になる光ディスク装置における記録動作時の制御フローを、添付の図6に示す。
即ち、図にも示すように、例えばホストより記録開始要求により記録動作が開始すると、まず、装着したディスクのディスクIDを読み取り、これにより、予め登録されている記録ストラテジを光ディスク装置にセットする(ステップS11)。その後、装着したディスクのRMD情報を読み取る(ステップS12)。そして、この読み取ったRMD情報に基づいて、当該ディスクが、自装置で記録されたものであるか否かを判定する(ステップS13)。その結果、自装置で記録されたものである(Y)と判定された場合には、光ディスク装置の最高速度(上記の例では、6x)で記録を行ない(ステップS14)、もって、一連の制御フローを終了する。
一方、上記ステップS13の判定の結果、自装置で記録されたものでない(N)と判定された場合には、次に、当該ディスクに対するオーバーライト(ICOW)の際に減速して記録するか否かを、装置内の設定登録内容に基づいて判定する(ステップS15)。その結果、オーバーライト(ICOW)の際の減速が設定されていない(N)場合には、光ディスク装置の最高速度(上記の例では、6x)で記録を行ない(ステップS14)、一連の制御フローを終了する。これに対し、上記ステップS15の判定の結果、オーバーライト(ICOW)の際の減速が設定されている(Y)場合には、減速を行って(上記の例では、4xで)記録を実行し(ステップS16)、一連の制御フローを終了する。
このように、本発明になる光ディスク装置では、他装置で記録したディスクで、装置内に、ディスクIDと一致した減速登録の情報がある場合、最高速度で記録しない。即ち、記録速度を低下させることによってErase Powerマージンが広がることを利用して、登録された同一モデル内の異なる光ディスク装置間で記録性能のばらつきがあった場合でも、オーバーライト(ICOW)時の記録品質を確保できる。
本発明の一実施の形態になる光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の原理を説明するための同一モデルの2つの製品における、高速時での自己オーバーライト特性を示す図である。 上記図2に示す特性におけるErase Ratioを説明するための図である。 モデルの異なる装置により高速(6x)でオーバーライトした場合に得られるオーバーライト特性を示す図である。 モデルの異なる装置により低速(4x)でオーバーライトした場合に得られるオーバーライト特性を示す図である。 本発明の一実施の形態になる光ディスク装置の記録動作時の制御を示すフロー図である。
符号の説明
11…スピンドルモータ
12…光ディスク
13…光ピックアップ
14…スピンドルモータ制御用のドライバ回路
15…レーザ制御用のドライバ回路
16…記録回路
17…再生回路
171…Disc情報&RMD情報読み取り回路
18…マイコン

Claims (10)

  1. 書換型の光ディスクを所定の速度で回転駆動するスピンドルモータと、前記スピンドルモータにより回転駆動される前記書換型の光ディスクの情報記録面にレーザ光を照射して情報を記録する情報記録部と、前記書換型の光ディスクの情報記録面からのレーザ反射光により前記書換型の光ディスクの情報記録面の情報を再生する情報再生部と、前記スピンドルモータ、前記情報記録部、前記情報再生部の動作を制御するための制御部とを備えており、前記書換型の光ディスクに対してオーバーライトが可能な光ディスク装置であって、前記書換型の光ディスクに対してオーバーライトを行なう際、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定し、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであると判定された場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記請求項1に記載した光ディスク装置において、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、更に、当該光ディスクの種類に、オーバーライト時の減速設定の有無を判定し、当該オーバーライト時の減速設定が無い場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該オーバーライト時の減速設定が有る場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載した光ディスク装置において、前記装置における高速度とは、当該装置における最高速度であることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 前記請求1又は2に記載した光ディスク装置において、当該光ディスクの種類におけるオーバーライト時での減速設定の有無を、当該装置におけるErase Ratioの幅に基づいて決定することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 前記請求項4に記載した光ディスク装置において、更に、前記決定されたオーバーライト時での減速設定の有無を予め記憶する手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記請求項1に記載した光ディスク装置において、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定する際、当該書換型の光ディスク上のRMD情報に基づいて実行することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 書換型の光ディスクを所定の速度で回転駆動してオーバーライトが可能な光ディスク装置のオーバーライトを制御するための方法であって、前記書換型の光ディスクに対してオーバーライトを行なう際、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであるか否かを判定し、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものであると判定された場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行うことを特徴とする光ディスク装置のオーバーライト制御方法。
  8. 前記請求項7に記載した制御方法において、当該書換型の光ディスクの記録情報が自装置で記録したものでないと判定された場合には、更に、当該光ディスクの種類に、オーバーライト時の減速設定の有無を判定し、当該オーバーライト時の減速設定が無い場合には、当該装置における高速度で回転駆動しながら記録動作を行い、他方、当該オーバーライト時の減速設定が有る場合には、前記高速度よりも低い速度で回転駆動しながら記録動作を行うことを特徴とする光ディスク装置のオーバーライト制御方法。
  9. 前記請求項7又は8に記載した制御方法において、前記高速度とは、当該装置における最高速度であることを特徴とする光ディスク装置のオーバーライト制御方法。
  10. 前記請求7又は8に記載した制御方法において、当該光ディスクの種類におけるオーバーライト時での減速設定の有無を、当該装置におけるErase Ratioの幅に基づいて決定することを特徴とする光ディスク装置のオーバーライト制御方法。
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