JPH09500146A - 抗炎症剤としての3−アリール−2−イソオキサゾリン類 - Google Patents

抗炎症剤としての3−アリール−2−イソオキサゾリン類

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JPH09500146A JP7514932A JP51493295A JPH09500146A JP H09500146 A JPH09500146 A JP H09500146A JP 7514932 A JP7514932 A JP 7514932A JP 51493295 A JP51493295 A JP 51493295A JP H09500146 A JPH09500146 A JP H09500146A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ホスホジエステラーゼIV型(PDEIV)の選択的阻害剤である3−アリール−2−イソオキサゾリン化合物に関する。前記3−アリール−2−イソオキサゾリン類は、AIDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、ショック、アトピー皮膚炎、慢性関節リウマチ、及び骨関節炎の治療に有用である。また、本発明は、それらに有用な医薬組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 抗炎症剤としての3−アリール−2−イソオキサゾリン類 本発明は、ホスホジエステラーゼ(PDE)IV型の選択的阻害剤であり、A IDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性気道疾患、乾癬、アレルギー性鼻 炎、皮膚炎、及び他の炎症性疾患の治療に有用である、一連の3−アリール−2 −イソオキサゾリン化合物に関する。 また、本発明は、前記化合物の薬剤学的に許容することのできる塩;哺乳動物 (特にはヒト)におけるAIDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性気道疾 患、乾癬、アレルギー性鼻炎、及び皮膚炎の治療、炎症状態の治療、及びPDEIV の阻害に前記化合物を使用する方法;及びそれらに有用な医薬組成物に関する 。 本発明において治療することができる「炎症状態」には、これに限定されるわ けではないが、慢性閉塞性肺疾患、敗血症性ショック、アトピー皮膚炎、気管支 炎、慢性関節リウマチ、及び骨関節炎が含まれる。 サイクリックAMPが細胞内セカンドメッセンジャーである(E.W.Sut herland及びT.W.Rall,Pharmacol.Rev.,196 0,12,265)との認識から、ホスホジエステラーゼを阻害することが、調 節の標的、すなわち、疾患過程の範囲における治療的介在となっていた。また、 最近では、PDEの明確な分類が認識され(J.A.Beavo及びD.H.R eifsnyder,TiPS,1990,11,150)、それらの選択的阻 害が薬剤治療に進歩をもたらした(C.D.Nicholson,R.A.Ch alliss,及びM.Shahid,TiPS,1991,12,19)。ま た、特に、PDEIVの阻害が、気道平滑筋の弛緩(T.J.Torphy,Di rections for New Anti−Asthma Drugs ,S .R.O’Donnell及びC.G.A.Persson編集,1988,3 7,Birkhauser−Verlag)及び炎症性メディエーターの放出の 阻害を導くことができる[M.W.Vergheseら,J.Mol.Cell Cardiol. ,1989,12(Suppl.II),S61]ことが認識 された。従って、PDEIVを阻害するが、他のPDEタイプに対して弱い活性を 有する化 る化合物は、心臓血管効果又は抗血小板物質効果を引き起こすことなく、気道平 滑筋を弛緩させ、炎症性メディエーターの放出を阻害することができるであろう 。 或るイソオキサゾリンホスホン酸化合物が、免疫系の疾患の治療に有用である ことが開示されている(米国特許第5006515号明細書)。 或るカテコールジエーテルが、PDEIV阻害剤として有用であり、炎症性疾患 、AIDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性気道疾患、乾癬、アレルギー 性鼻炎、及び皮膚炎の治療に有用であることが開示されている(同時係属中であ る1992年12月2日出願の米国特許出願第07/984408号明細書:な お、前記出願は、本出願の譲受人に譲渡されている)。 或るピリミドン化合物が、抗うつ薬として有用であることが開示されている( Saccomanoら,ヨーロッパ特許出願第EPO247725A2号公報) 。同じピリミドン化合物が、喘息及び或る皮膚障害に有用であることが開示され ている(国際公開番号第WO91/07178号として1991年5月30日に 公開された国際特許出願第PCT/US90/02162号明細書)。発明の概要 本発明は、一連の3−アリール−2−イソオキサゾリン化合物、及び前記化合 物の薬剤学的に許容することのできる塩に関する。これらの新規化合物は、PD EIVの選択的阻害剤であり、従って、哺乳動物、特にはヒトの炎症状態、AID S、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性気道疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、 及び皮膚炎の治療に有用である。 本発明の化合物は、式(I) [式中、Y1及びY2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アルキル部分の 炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェニルアルキル基、アルキル部分の 炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェノキシアルキル基、炭素数3〜7 のシクロアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、−OR1 、及び−OR2からなる群から独立に選んだ基であり;ここで 場合により置換されるフェニルアルキル基の芳香族部分、及び場合により置換さ れるフェノキシアルキル基の芳香族部分は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数 1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、又はCF3で場合によりそれぞれ独立に 置換されており; R1は、炭素数1〜3のアルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、 又はトリフルオロメチル基であり; R2は、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、アルコ キシ部分の炭素数が3〜7でアルキル部分の炭素数が2〜4のアルコキシアルキ ル基、アルキル部分の炭素数が2〜6の、場合により置換されるフェノキシアル キル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェニルアル キル基、炭素数6〜9のビシクロアルキル基、又は場合により置換されるインダ ニル基であり;ここで 場合により置換されるフェニルアルキル基の芳香族部分、場合により置換される フェノキシアルキル基の芳香族部分、及び場合により置換されるインダニル基は 、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、又 はCF3で場合によりそれぞれ独立に置換されており; R3は、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキ シアルキル基、又はアルキル部分の炭素数が1〜3でアルコキシ部分の炭素数が 1〜3のアルコキシアルキル基であり; R4は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、−COOH、アルキル部分の炭 素数が1〜3でアルコキシ部分の炭素数が1〜3のアルコキシアルキル基、アル キルアミノ部分の炭素数が1〜3でアルキル部分の炭素数が1〜3のN−アルキ ルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノ部分の合計炭素数が2〜6でアルキ ル部分の炭素数が1〜3のN,N−ジアルキルアミノアルキル基であり;又は R3及びR4は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−CH2OCH2OC H2−を形成し;そして R5は、水素原子、−CHO、アミノ基、炭素数1〜3のアミノアルキル基、 炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシアルキル基、−(CH2b−COOR6、−C OR7、−(CH2mCO2H、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、−(CH2 qCONX23、−(CH2rSO2NX45、−(CH2sPO32、又は であり、ここで bは0又は1〜6の整数であり;m、n、q、r、s、及びtは、それぞれ独立 に0、1、2、3、又は4であり;R6及びR7は、それぞれ独立に炭素数1〜4 のアルキル基であり;X1は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、−O(炭 素数1〜4の)アルキル、又はアルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシフ ェニル基であり;X2、X3、X4、及びX5は、それぞれ独立に水素原子、又は炭 素数1〜3のアルキル基であり;そしてX6は、炭素数1〜3のアルキル基又は フェニル基であるが; 但し、R1が炭素数1〜3のアルキル基であり、R2が炭素数1〜3のアルキルで あり、R3が水素原子であり、そしてR4が水素原子である場合には、R5は−( CH2sPO32でないものとし; R4が−COOHである場合には、R5は−COOHでないものとし;そして Y1及びY2は、同時に水素原子であることができないものとする] で表わされる化合物、前記化合物のラセミ混合物、ラセミ−ジアステレオマー混 合物、及び光学異性体、並びに薬剤学的に許容することのできるそれらの塩であ る。 本発明の化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩の好ましいグルー プは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が−OR2で あってフェニル環の3位に結合する、式(I)で表わされる前記化合物である。 また、本発明の化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ま しいグループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2 が−OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2 が炭素数3〜7のシクロアルキル基、炭素数6〜9のビシクロアルキル基、又 はアルキル部分の炭素数が1〜6のフェニルアルキル基であり;R3が水素原子 又は炭素数1〜3のアルキル基であり;R4が水素原子又は炭素数1〜5のアル キル基であり;そしてR5が、−(CH2mCO2H、−CHO、−COCH3、 アミノ基、水酸基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシアルキル基、炭素数1〜3 のアミノアルキル基、又は (式中、X1は炭素数1〜4のアルキル基、又はアルコキシ部分の炭素数が1〜 4のアルコキシフェニル基であり、そしてnは0又は1〜3の整数である)であ る、式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2が 5−フェニルペンチル基であり;R3が水素原子であり;R4が水素原子又はメチ ル基であり;そしてR5が−(CH2SPO32(Sは0又は1である)である 、式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり; R2がシクロペンチル基であり;R3が水素原子であり;R4が水素原子であり; そしてR5が−(CH2SPO32(Sは0である)である、式(I)で表わさ れる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2が 4−フェニルブチル基、5−フェニルペンチル基、又はシクロペンチル基であり ;R3が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であり;R4が水素原子又は炭素 数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、−(CH2mCO2H、−CHO、 −COCH3、アミノ基、水酸基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシアルキル基 、炭素数1〜3のアミノアルキル基、又は (式中、X1は炭素数1〜4のアルキル基又はアルコキシ部分の炭素数が1〜4 のアルコキシフェニル基であり、そしてnは0又は1〜3の整数である)である 、式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2が 5−フェニルペンチル基であり;R3が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 であり;R4が水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、− (CH2mCO2H、−CHO、−COCH3、アミノ基、水酸基、炭素数1〜3 のモノ−ヒドロキシアルキル基、炭素数1〜3のアミノアルキル基、又は (式中、X1は炭素数1〜4のアルキル基又はアルコキシ部分の炭素数が1〜4 のアルコキシフェニル基であり、そしてnは0又は1〜3の整数である)である 、 式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2が 5−フェニルペンチル基であり;R3が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 であり;R4が水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、− (CH2mCO2H、−CHO、−COCH3、水酸基、炭素数1〜3のモノ−ヒ ドロキシアルキル基である、式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2が 5−フェニルペンチル基であり;R3が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基 であり;R4が水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、− (CH2mCO2Hである、式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に結合し、ここでR1がメチル基であり;R2が 5−フェニルペンチル基であり;R3が水素原子であり;R4が水素原子又は炭素 数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、−(CH2mCO2H(mは0であ る)である、式(I)で表わされる化合物である。 また、前記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩のより好ましい グループは、Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が− OR2であってフェニル環の3位に連結し、ここでR1がメチル基であり;R2が 5−フェニルペンチル基であり;R3が水素原子であり;R4が水素原子、メチル 基、エチル基、又はプロピル基であり;そしてR5が、−(CH2mCO2H(m は0である)である、式(I)で表わされる化合物である。 また、本発明の特に好ましい化合物は、(+)又は(−)−5−エチル−3− [4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソ オキサゾリン−5−カルボン酸である。その2種類のうち、(−)−5−エチル −3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)]−フェニル−2 −イソオキサゾリン−5−カルボン酸が、より好ましい化合物である。 語句「アルキル」には、直鎖及び分枝鎖の両方が含まれる。場合により置換さ れるフェニルアルキル基の芳香族部分、場合により置換されるフェノキシアルキ ル基の芳香族部分、及び場合により置換されるインダニル基は、置換基1個以上 で置換されていることができる。発明の詳細な説明 式(I)で表わされる本発明の化合物には、前記化合物のラセミ混合物、ラセ ミ−ジアステレオマー混合物、及び光学異性体、並びに薬剤学的に許容すること のできるそれらの塩が含まれる。前記で定義した式(I)で表わされる本発明の 化合物は、以下の反応工程により容易かつ一般的に調製される。 R5がカルボン酸である式(I)で表わされる化合物は、相当するアルキルエ ステル(R5はエチルエステルである)のメタノール溶液と無機塩基(例えば、 水酸化カリウム)の水溶液とを混合することにより合成することができる。反応 が実質的に完了するまで、その混合物を室温で撹拌する。当業者に周知の方法に 従って、その反応混合物を処理する。 R5がカルボキシメチル基(−CH2CO2H)である式(I)で表わされる化 合物は、以下の工程により合成される。すなわち、R5がヒドロキシメチル基( −CH2OH)である式(I)で表わされる化合物と塩化p−トルエンスルフォ ニルとを、不活性溶媒中で第三級アミン(例えば、トリエチルアミン)の存在下 、0℃〜50℃で反応させることにより、R5が−CH2OTsである式(I)で 表わされる化合物が得られ、得られた化合物とリチウム、ナトリウム、又はカリ ウムのシアン化物とを、不活性溶媒(例えば、DMSO)中、0℃〜100℃で 反応させることにより、R5が−CH2CNである式(I)で表わされる化合物が 得られ、得られた化合物を、水及びアルコール溶媒中の無機塩基(例えば、水酸 化カリウム)で室温〜100℃で加水分解することにより合成される。 R5がアルデヒドである式(I)で表わされる化合物は、R5が−CONH−ア ルキルである式(I)で表わされる相当化合物を、乾燥不活性溶媒(例えば、テ トラヒドロフラン)に溶解し、その溶液の温度を−65℃〜−78℃の間の温度 に下げ、続いて、ヘキサン中の水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL− H)3〜5当量を滴下することにより、合成することができる。反応混合物を約 −78℃に約30〜60分間維持し、次に、室温まで加温する。当業者に周知の 方法に従って、その反応混合物を処理する。得られたアルデヒド化合物を場合に より還元することにより、相当するアルコールを得ることができる。アルコール 溶媒にアルデヒド化合物を溶解し、水素化ホウ素ナトリウムで処理し、反応が実 質的に完了するまで混合物を室温で撹拌する。 R5が水酸基である式(I)で表わされる化合物は、相当するアシルオキシ誘 導体(例えば、R5が−OCOCH3)をアルコール溶媒に溶解し、その溶液をナ トリウムメトキシド約1.1当量で処理することにより、合成することができる 。反応が実質的に完了するまで(通常、約1時間である)、反応混合物を室温で 撹拌する。 R5がモノ−ヒドロキシアルキル基である式(I)で表わされる化合物は、R5 がアルキルエステルである相当するエステルを、以下の手順に従って水素化ジイ ソブチルアルミニウム(DIBAL−H)で還元することにより合成する。R5 がメチル又はエチルエステルである式(I)で表わされる化合物をTHFに溶解 し、約−78℃に冷却する。その冷たいTHF混合物に、ヘキサン中のDIBA L−H約2〜4当量を加える。その溶液を約−30℃まで加温し、次に、HCl の希釈溶液で急冷する。 また、R5がヒドロキシメチル基である式(I)で表わされる化合物は、R5が アルデヒドである式(I)で表わされる化合物を還元することにより合成される 。アルデヒド化合物をアルコール溶媒に溶解し、水素化ホウ素ナトリウムで処理 し、反応が実質的に完了するまで混合物を室温で撹拌する。更に、R5が1−ヒ ドロキシアルキル基[例えば、−CH(OH)アルキル]である式(I)で表わ される化合物は、R5がケトン部分(例えば、−COアルキル)である式(I) で表わされる相当化合物を、以下の手順に従って還元することにより合成される 。式(I)で表わされるケトン化合物をアルコール溶媒に溶解し、約0℃に冷却 し、そこに水素化ホウ素ナトリウムを添加する。泡が表われなくなるまでその混 合物を撹拌 し、続いて、室温で約1時間撹拌する。 式(I)で表わされる或る化合物は、以下の手順に従って合成される。不活性 溶媒(例えば、塩化メチレン)中のピリジン及びN−クロロスクシンイミドの混 合物に、式 [式中、Y1及びY2は、式(I)に関して前記で定義したとおりである]で表わ されるオキシムを添加する。その混合物を約2〜5時間、好ましくは2時間撹拌 する。混合物に、式 [式中、R3、R4、及びR5は、式(I)に関して前記で定義したとおりである ]で表わされる化合物を添加し、続いて、混合物にトリエチルアミンを添加し、 混合物を室温で更に約2時間撹拌する。当業者に周知の方法に従って、その反応 物を処理する。 R5がアミノメチル基である式(I)で表わされる化合物は、以下の手順に従 って合成される。メタノール及び水の混合物中に、式 [式中、Y1、Y2、R3、及びR4は、式(I)に関して前記で定義したとおりで ある]で表わされる化合物を溶解する。その混合物に無機塩基(例えば、水酸化 カリウム)を添加し、その反応混合物を室温で約12〜24時間、好ましくは1 6時間撹拌する。当業者に周知の方法に従って、その反応物を処理する。 R4が−COOHであり、そしてR5がアミノ基である式(I)で表わされる化 合物は、以下の手順に従って合成される。式 [式中、Y1、Y2、及びR3は、式(I)に関して前記で定義したとおりである ]で表わされる化合物とブロモトリメチルシランとを、約12〜24時間、好ま しくは16時間反応させる。溶解度が必要な場合には反応混合物にアセトニトリ ルを加え、反応が実質的に完了するまで、混合物を加熱還流する。当業者に周知 の方法に従って、その反応物を処理する。 R5が−(CH2sPO32である式(I)で表わされる化合物は、以下の手 順に従って合成される。臭化トリメチルシリル中の適当なホスホネートの溶液を 室温で約2時間撹拌する。混合物を蒸発させ、残さを水及び有機溶媒(例えば、 塩化メチレン)で希釈し、約2時間撹拌する。混合物を濾過し、水性無機塩基( 例えば、1N水酸化ナトリウム)で水層を塩基性にする。有機層を捨て、追加の 有機溶媒(例えば、塩化メチレン)で水層を洗浄する。水層を酸性にし、有機溶 媒(例えば、酢酸エチル)で抽出する。酢酸エチルを蒸発させることにより、所 望の化合物が得られる。 これまで概説した合成方法は、以下の実施例と併せて、本発明の化合物を調製 するのに使用した方法及び使用することのできる方法を説明するものである。 本開示により実施可能であることが当業者によって確認されるように、本発明 の或る化合物の薬剤学的に許容することのできる酸付加塩には、これに限定され るわけではないが、HCl、HBr、HNO3、H2SO4、H3PO4、CH3SO3 H、p−CH364SO3H、CH3CO2H、グルコン酸、酒石酸、マレイン 酸、及びコハク酸により形成される塩が含まれる。更に塩基性窒素原子を含む式 (I)で表わされる前記化合物の場合には、当然のことながら、通常の一酸付加 塩だけでなく二酸付加塩を形成することができる。本開示により実施可能である ことが当業者によって確認されるように、本発明の或る化合物の薬剤学的に許容 することのできるカチオン塩には、これに限定されるわけではないが、ナトリウ ム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニア塩、N,N’− ジベンジルエチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩(メグルミン塩)、エ タノールアミン塩、及びジエタノールアミン塩が含まれる。 本発明の化合物の合成に必要な出発材料及び試薬は、市販品として、あるいは 文献の方法に従って、あるいは以下の製造例に例示した方法によって、容易に入 手することができる。 PDEIVを阻害し、その結果として、炎症性疾患を治療する有効性を示す、前 記化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩の能力は、以下のイン・ビ トロアッセイにより示される。生物学的アッセイ(ヒト肺PDEIV pH7.4トリス/フェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)/スク ロースバッファー50ml中にヒト肺組織30〜40グラムを入れ、テクマール ティッシュマイザー[Tekmar Tissumizer(登録商標);テク マール社,7143ケンパーロード,シンシナティー,オハイオ州45249] を使用して最大速度で30秒間ホモジナイズする。ホモジネートを4℃で48, 000×gで70分間遠心する。上澄を0.22μmフィルターで2回濾過し、 pH7.4トリス/PMSFバッファーで予め平衡化したMono−Q FPL Cカラム(ファルマシアLKBバイオテクノロジー,800センテニアルアベニ ュー,ピスカタウェー,ニュージャージー州08854)にかける。流速1ml /分を用いてカラムにサンプルをかけ、続いて、流速2ml/分で次の洗浄及び 溶出を行なう。pH7.4トリス/PMSFバッファー中の段階的に増加するN aCl勾配を用いて、サンプルを溶出する。8ml画分を集めた。[3H]cA MP 加水分解及びその加水分解を阻害する公知の阻害剤[例えば、ロリプラム(ro lipram)]の能力によって測定される、PDEIV比活性に関して、画分を アッセイする。適当な画分をプールし、エチレングリコール(2mlエチレング リコール/酵素調製品5ml)で希釈し、使用するまで−20℃で保管する。 DMSO中に濃度10mMで化合物を溶解し、水で1:25に希釈する(40 0μM化合物,4%DMSO)。更に、4%DMSOで連続的に希釈することに より、所望の濃度に到達する。アッセイチューブの中のDMSO最終濃度は、1 %である。それぞれ2本ずつ、ガラスチューブ(12×75mm)に以下のもの を順番に加える(濃度はすべて、アッセイチューブ中の最終濃度である)。 i)化合物又はDMSO(1%,対照及びブランク用)25μl ii)pH7.5トリスバッファー25μl iii)[3H]cAMP(1μM) iv)PDEIV酵素25μl(ブランク用には、酵素を沸騰水の中で5分間予め インキュベートする) 反応チューブを振り、水浴(37℃)中に20分間置き、チューブを沸騰水の 中に4分間置くことにより反応を止めた。洗浄バッファー[0.1M4−(2− ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)/0.1 M塩化ナトリウム,pH8.5]0.5mlを、氷浴上で各チューブに加える。 各チューブの内容物を、洗浄バッファーで予め平衡化したAffi−Gel60 1カラム(バイオラッドラボラトリーズ,私書箱1229,85Aマーカスドラ イブ,メルビル,ニューヨーク州11747)(ボロネートアフニティーゲル、 ベッド容積1ml)にかける。[3H]cAMPを洗浄バッファー6mlで2回 洗浄し、続いて、0.25M酢酸4mlで[3H]5’AMPを溶出する。渦撹 拌の後、適当なバイアル中のシンチレーション流体3mlに溶出物1mlを加え 、渦撹拌し、[3H]をカウントする。 式: により%阻害を求める。[3H]5’AMPへの[3H]cAMPの特異的加水分 解の50%を阻害する化合物の濃度としてIC50を定義する。 炎症状態、AIDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性気道疾患、乾癬、 アレルギー性鼻炎、皮膚炎、及びその他の炎症性疾患の治療においてPDEIVを 阻害するためのヒトへの投与用には、前記化合物の経口投与量は、通常、平均的 成人患者(70kg)に対して1日当たり0.1〜500mgの範囲である。し たがって、典型的成人患者用には、個々の錠剤又はカプセルは、適当な薬剤学的 に許容することのできるビヒクル又は担体中に、活性化合物0.1〜50mgを 含む。錠剤又はカプセルを複数回投与することにより、投与必要量に到達するこ とができる。静脈内投与用の投与量は、典型的には、必要とされる単回投与当た り0.1〜10mgの範囲内である。鼻腔内又は吸入投与用には、投与量は、通 常、0.1〜1%(重量/容量)溶液として配合される。実際には、個々の患者 に対して最も適する実際の投与量を医師が決定することができ、それは、個々の 患者の年齢、体重、及び応答によって変動する。前記の投与量は平均的な場合の 例示であり、当然のことながら、個々の例では、より高い、あるいはより低い投 与量範囲が好ましいことがあり得る。これらのすべての投与量は、本発明の範囲 内である。 ヒト用に、式(I)で表わされる化合物を単独で投与することができるが、一 般的には、使用する投与経路及び標準的薬剤学的プラクティスに関して選んだ薬 剤学的希釈剤又は担体との混合物として投与することができる。例えば、賦形剤 (例えば、でんぷん又はラクトース)を含む錠剤の形状で、あるいは単独又は賦 形剤との混合物のいずれかである卵形体(ovales)又はカプセルで、ある いは香料又は着色剤を含む懸濁液又はエリキシル剤の形状で、前記化合物を経口 投与することができる。前記化合物は非経口的(例えば、静脈内、筋肉内、又は 皮下)に注射することができる。非経口投与用に、他の物質(例えば、溶液を等 張にするのに充分な塩又はグルコース)を含むことができる滅菌水溶液の形状で 、前記化合物は最適に使用される。局所投与用に、溶液、ローション、軟膏(o intments)、及び軟膏(salves)などの形状で、前記化合物は最 適に使用される。 従って、別の観点によれば、本発明は、式(I)で表わされる化合物、又は薬 剤学的に許容することのできるその塩を、薬剤学的に許容することのできる希釈 剤又は担体と一緒に含む、医薬組成物を提供する。 本発明は、PDEIVを阻害する必要のある哺乳動物に、式(I)で表わされる 化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩の有効量を投与することを含 む、前記哺乳動物においてPDEIVを阻害する方法を提供する。 更に、本発明は、炎症状態を治療する必要のある哺乳動物に、式(I)で表わ される化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩の抗炎症性量を投与す ることを含む、前記哺乳動物において炎症状態を治療する方法を提供する。 更に、本発明は、AIDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾 癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、又はショックを治療する必要のある哺乳動物に 、化合物又は薬剤学的に許容することのできるその塩の有効量を投与することを 含む、前記哺乳動物において、AIDS、喘息、関節炎、気管支炎、慢性閉塞性 肺疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、又はショックを治療する方法を提供 する。 本発明を以下の実施例により説明するが、本発明はその詳細に限定されるもの ではない。実施例1:3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェニ ル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン酸 製造例15の化合物1.00g(2.43mmol)、メタノール15ml及 び水5mlの混合物に、水酸化カリウム273mg(4.86mmol)を加え た。前記混合物を室温で一晩撹拌し、続いて、部分的に蒸発させることによりメ タノールを除去した。残さを水で容量が125mlになるように希釈し、6Nの 塩酸溶液で酸性化し、酢酸エチル(2×125ml)によって抽出した。一緒に した抽出物を、硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させ、油状物として標記の化合物 729mg(78%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.44−1.94(6H,m),2.64(2 H,t),3.66−3.70(2H,m),3.89(3H,s),4.02 (2H,q,J=7),5.18(1H,t,J=10),6.83(1H,d ,J=8),7.02(1H,dd,J=8,2),7.11−7.31(6H ,m)。 FABMS(m/e):384(M++1)。実施例2〜5 以下に示す化合物を、実施例1の手順に実質的に従って調製した。 実施例6:(+)−5−エチル−3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペン チルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン 実施例4の化合物1.03g(2.5mmol)と(R)−(+)−α−メチ ルベンジルアミン303mg(2.5mmol)との混合物をメタノール50m lに溶かし、溶媒を除去した。残留油は一晩冷却装置の中に放置しておくと結晶 化し、それをエーテル中でこねた。前記の固形物1.17gを、酢酸エチルから 4回再結晶化してふわふわとした白い固形物340mgを得た。 融点:144〜145℃。 [α]D:+26.3°(メタノール)。 前記の塩を、1Nの塩酸水溶液20mlと酢酸エチル40mlとの間で分配し た。有機層を、追加の1N塩酸水溶液(2×20ml)で洗浄し、硫酸マグネシ ウムで乾燥し、蒸発させ、固形物234mgを得た。ヘキサン−酢酸エチルから の再結晶化により標記の化合物192mgを得た。 融点:122〜124℃。 [α]D:+30.7°(CHCl3)。 C2429NO5に関する理論値:C,70.05;H,7.10;N,3.48 。 実測値:C,70.12;H,6.80;N,3.32 。実施例7:(−)−5−エチル−3−[4−メトキシ−3−(フェニルペンチル オキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン 酸 実施例6に記載した(R)−α−メチルベンジルアミン塩から得られる全ての 母液を一緒にし、濃縮し、酢酸エチル100mlと1N塩酸水溶液50mlとの 間で分配した。有機層を分離し、追加の1N塩酸水溶液(2×50ml)で洗浄 し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ、固形物722mg(1.75mmo l)を得た。前記固形物及び(S)−(−)−α−メチルベンジルアミン212 mg(1.75mmol)を酢酸エチル30mlに溶解し、ガラス棒でこするこ とにより結晶化が誘発され、塩605mgが生じた。酢酸エチルからの2回の再 結晶化によって純粋な塩483mgを得た。 融点:145〜146℃。 [α]D:−26.3°(メタノール)。 前記の塩を実施例6に記載されているように中和し、標記の化合物334mg を得た。 融点:122〜123℃。 [α]D:−31.0°(CHCl3)。 C2429NO5に関する理論値:C,70.05;H,7.10;N,3.48 。 実測値:C,70.02;H,6.85;N,3.36 。実施例8:(−)−3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ) ]フェニル−5−メチル−2−イソオキサゾリン−5−カルボキシアルデヒド 約−78℃の乾燥したTHF20ml中の製造例22の化合物290mg(0 . 579mmol)溶液に、ヘキサン中の1M水素化ジイソブチルアルミニウム溶 液1.74ml(1.74mmol)を、反応温度を約−65℃以下に維持する ような速度で滴下することにより加えた。約20分の攪拌の後、反応物を室温に まで加温した。ここでは薄層クロマトグラフィー分析により出発材料の存在が示 された。混合物を、再び約−78℃に冷やし、追加の1M水素化ジイソブチルア ルミニウム溶液0.580mlで処理し、次に室温まで加温した。1N塩酸水溶 液6mlを加え、酢酸エチル(50mlで2回)で有機層を抽出した。一緒にし た抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ、黄色の油状物246mgを得 た。酢酸エチル−ヘキサン(1:1)溶出液を用いたフラッシュクロマトグラフ ィーによる精製により、油状物として標記の化合物137mgを得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.28−1.93(6H,m),1.58(3 H,s),2.63(2H,t,J=7),3.06(1H,d,J=16), 3.66(1H,d,J=16),3.90(3H,s),4.03(2H,t ,J=7),6.83(1H,d,J=8),7.00(1H,d,J=8), 7.15−7.31(6H,m),9.65(1H,s)。 MS(m/e): 382(M++1)。 [α]D:−35.1°(CHCl3)。実施例9〜11 製造例22のアミドを以下に示すアミドで置き換える実施例8の手順に実質的 に従って、以下の化合物を調製した。 実施例12:5−ヒドロキシ−3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチ ルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン メタノール15ml中の製造例29の化合物500mg(1.26mmol) 溶液に、メタノール中の3Mナトリウムメトキシド0.50ml(1.50mm ol)溶液を加えた。室温で約1時間攪拌した後、混合物を蒸発し、残さを氷水 10mlで希釈した。混合物を6Mの塩酸水溶液で酸性化し、酢酸エチル(50 mlで2回)で抽出し、ブライン50mlで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、 蒸発させ、油状物307mgを得た。酢酸エチル−ヘキサン(1:1)溶出液を 用いたフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、標記の化合物307mg を得た。 融点:89〜91℃ C2025NO4に関する理論値:C,70.96;H,7.09;N,3.93 。 実測値:C,70.86;H,7.10;N,3.97 。実施例13:(+)−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ−3−(5− フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン 約−78℃に冷やした乾燥したTHF10ml中の製造例20の化合物300 mg(0.617)溶液に、ヘキサン中の1M水素化ジイソブチルアルミニウム 溶液1.85ml(1.85mmol)を滴下することにより加えた。約−78 ℃で約20分間撹拌した後、混合物を−20℃まで加温し、そして1Nの塩酸水 溶液4mlで急冷した。前記混合物を、濃縮し、酢酸エチル30ml中に溶解し 、水(30mlで2回)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させること により褐色の油状物200mgを得た。 メタノール3ml中の前記の油状物184mgの溶液を水素化ホウ素ナトリウ ム19mg(0.50mmol)で処理し、混合物を室温で約16時間攪拌した 。その混合物を1N塩酸水溶液で急冷し、部分的に蒸発してメタノールを除去し た。その残さを酢酸エチル(50mlで1回)で抽出し、有機層を分離し、水で 洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして褐色の油状物になるまで蒸発した。 酢酸エチル−ヘキサン(2:3)溶出液を用いたフラッシュクロマトグラフィー (シリカゲル10g)によって精製し、油状物として標記の化合物96mgを得 た。1 H−NMR(CDCl3):δ1.46−1.92(6H,m),2.62(3 H,t,J=8),3.18−3.39(2H,m),3.63−3.90(2 H,m),3.86(3H,s),4.80−4.85(1H,m),6.83 (1H,d,J=8), 7.02(1H,dd,J=8,2),7.12−7.33(6H,m)。 MS(m/e):370(M++1)。 [α]D:+58.0°(CHCl3)。実施例14:(−)−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ−3−(5− フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン 製造例20の化合物を製造例21の化合物に置き換える実施例13の手順に実 質的に従って標記の化合物を調製した。 [α]D:−60.0°(CHCl3)。実施例15:(+)−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ−3−(5− フェニルペンチルオキシ)]フェニル−5−メチル−2−イソオキサゾリン メタノール4ml中の実施例9の化合物200mg(0.524mmol)の 溶液を水素化ホウ素ナトリウム18mg(0.524mmol)で処理し、混合 物を室温で約16時間攪拌した。混合物を、1N塩酸水溶液で急冷し、部分的に 蒸発し、メタノールを除去した。残さを水50mlで希釈し、酢酸エチル(50 mlで2回)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させることにより油状 物194mgを得た。ヘキサン−エーテル(3:1)からの油の結晶化によって 、標記の化合物131mgを得た。 融点:76〜78℃。 [α]D:+34.7°(CHCl3)。 C2329NO4・1/4H2Oに関する 理論値:C,71.14;H,7.60;N,3.61。 実測値:C,71.51;H,7.72;N,3.71。実施例16:(−)−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ−3−(5 −フェニルペンチルオキシ)]フェニル−5−メチル−2−イソオキサゾリン 実施例9の化合物を実施例8の化合物に置き換える実施例15の手順に実質的 に従って、標記の化合物を調製した。 融点:86〜88℃。 [α]D:−38.2°(CHCl3)。 C2329NO4・1/4H2Oに関する 理論値:C,71.14;H,7.60;N,3.61。 実測値:C,71.51;H,7.72;N,3.71。実施例17:(+/−)−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ−3−( 5−フェニルペンチルオキシ)]フェニル−5−メチル−2−イソオキサゾリン 約−78℃に冷やしたTHF5ml中の製造例16の化合物200mg(0. 47mmol)の溶液に、ヘキサン中の1M水素化ジイソブチルアルミニウム溶 液1.03ml(1.03mmol)を滴下することにより加えた。混合物を約 0℃まで加温した。ここでは薄層クロマトグラフィー分析により出発材料の存在 が示された。再び約−78℃に冷やした後に、追加の、ヘキサン中の1M水素化 ジイソブチルアルミニウムの溶液1.03mlを加え、前記混合物を約−30℃ まで加温した。前記混合物を1N塩酸水溶液で急冷し、室温まで加温した後、酢 酸エチル(25mlで2回)で抽出した。一緒にした有機層を、硫酸マグネシウ ムで乾燥させ、蒸発させ、黄色の油状物199mgを得た。前記の油状物を酢酸 エチル−ヘキサン(3:2)溶出液を用いたフラッシュクロマトグラフィー(シ リカゲル15g)によって精製し、油状物163mgを得た、これを放置すると 自然に結晶化した。ヘキサン−エーテル(3:1)溶液による摩砕により標記の 化合物69mgを得た。 融点:67〜69℃。1 H NMR(CDCl3):δ1.39(3H,s),1.41−1.94(6 H,m),2.61(2H,t,J=8),2.96(1H,d,J=16), 3.44(1H,d,J=16),3.49−3.72(2H,m),3.85 (3H,s),4.00(2H,t,J=7),6.82(1H,d,J=9) ,6.99(1H,dd,J=2,9),7.14−7.32(6H,m)。 FABMS(m/e):384(M++1)。実施例18:(+)−5−エチル−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ −3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン 製造例20の化合物を製造例25の化合物に置き換える実施例13の手順に実 質的に従って、油状物として標記の化合物を調製した。1 H NMR(CDCl3):δ0.98(3H,t,J=7),1.52−1. 93(8H,m),2.35−2.70(1H,bd s),2.65(2H, t,J=7),3.06(1H,d,J=17),3.36(1H,d,J=1 7),3.60(1H,d,J=12),3.75(1H,d,J=12),3 .89(3H,s),4.04(2H,t,J=7),6.85(1H,d,J =8),7.04(1H,dd,J=2,8),7.18−7.35(6H,m )。 MS(m/e):397,362,310,91(base)。 [α]D:+20.1°(CHCl3)。実施例19:(−)−5−エチル−5−ヒドロキシメチル−3−[4−メトキシ −3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン 製造例20の化合物を製造例26の化合物に置き換える実施例13の手順に実 質的に従って、標記の化合物を油状物として調製した。 [α]D:−16.3°(CHCl3)。実施例20〜21 実施例9の化合物を以下で示すアルデヒドに置き換える実施例15の手順に実 質的に従って、以下の化合物を油状物として調製した。 実施例22〜28 アクリル酸エチルを以下で示すオレフィンに置き換える製造例15の手順に実 質的に従って、以下の化合物を得ることができる。 実施例29:5−アミノメチル−3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペン チルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン塩酸塩 実施例28の化合物250mg(0.538mmol)、メタノール5ml及 び水1mlの混合物を水酸化カリウム91mg(1.62mmol)で処理し、 室温で約16時間攪拌した。前記混合物を部分的に蒸発させることによりメタノ ールを除去し、残さを酢酸エチル50mlと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50 mlとで希釈した。有機層を分離し、追加の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50 mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして油状物となるまで蒸発した 。核磁気共鳴分析により小量の出発材料の存在が示されたので、先に記載したよ うに、KOH30mgを用いて、前記の油状物を再び処理した。処理後に、油状 物実施例29:5−アミノメチル−3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペン チルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン塩酸塩 実施例28の化合物250mg(0.538mmol)、メタノール5ml及 び水1mlの混合物を水酸化カリウム91mg(1.62mmol)で処理し、 室温で約16時間攪拌した。前記混合物を部分的に蒸発させることによりメタノ ールを除去し、残さを酢酸エチル50mlと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50 mlとで希釈した。有機層を分離し、追加の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50 mlで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして油状物となるまで蒸発した 。核磁気共鳴分析により小量の出発材料の存在が示されたので、先に記載したよ うに、KOH30mgを用いて、前記の油状物を再び処理した。処理後に、油状 物126mgが得られ、それをクロロホルム3mlの中の塩化水素ガスで処理し た。溶媒を蒸発させ、半固体の残さをエーテル中でこねて、標記化合物70mg を得た。 融点:106〜109℃。 C222823・HClに関する 理論値:C,63.78;H,7.00;N,6.76。 実測値:C,63.93;H,7.29;N,6.65。実施例30:5−アミノ−3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオ キシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン酸臭酸塩 製造例30の化合物50mg(0.094mmol)とブロモトリメチルシラ ン2mlとの混合物を室温で約16時間撹拌した。沈殿物が観察され、小量のア セトニトリルを加え、その混合物を加熱還流した。混合物を蒸発させ、残さをエ ーテルでこねて、標記の化合物57mgを得た。 融点:123〜127℃。1 H NMR(CD3OD):δ1.47−1.88(6H,m),2.64(2 H,t,J=7),3.82(1H,d,J=17),3.88(3H,s), 4.02(2H,t,J=8),4.29(1H,d,J=17),7.03( 1H,d,J=8),7.12−7.33(7H,m)。 FABMS(m/e):477,399。実施例31〜32:5−(1−ヒドロキシエチル)−3−[4−メトキシ−3− (5−フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリンのラセミ− ジアステレオマー 約0℃に冷やしたメタノール4ml中の実施例24の化合物360mg(0. 944mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム36.0mg(0.944 mmol)を加えた。泡が表われなくなった後、氷浴を取り除き、約1時間撹拌 を続けた。1N塩酸水溶液を過剰に加え、混合物を部分的に蒸発させてメタノー ルを除去した。残さを水50mlで希釈し、酢酸エチル(50mlで2回)で抽 出した。一緒にした酢酸エチル抽出物を、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ ることにより、油状物360mgを得た。これを、エーテル−ヘキサン(7:3 )及びエーテルを溶出液として用いたフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲ ル50g)によって分離した。極性が小さいジアステレオマー(Rf0.28, エーテル)を含有する分画を一緒にし、蒸発させ、ヘキサンから結晶化される油 状物31mgを得た。 融点:102〜103℃。 C2329NO4に関する理論値:C,72.04;H,7.62;N,3.65 。 実測値:C,72.22;H,7.57;N,3.41 。 極性が大きいジアステレオマー(Rf0.23、エーテル)を含有する分画を 一緒にし、蒸発させ、ヘキサンから結晶化される油状物117mgを得た。 融点:72〜74℃。 C2329NO4に関する理論値:C,72.04;H,7.62;N,3.65 。 実測値:C,72.26;H,7.57;N,3.50 。実施例33〜36 以下の化合物は、以下に示すエステルの鹸化により、実施例1の手順に実質的 に従って得ることができる。 実施例37:3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ)フェニル−2− イソオキサゾリン−5−カルボキシアルデヒド 約−78℃に冷やしたTHF5ml中の製造例31の化合物250mg(0. 750mmol)の溶液に、ヘキサン中の1M水素化ジイソブチルアルミニウム の溶液1.88ml(1.88mmol)を滴下した。前記混合物を約−78℃ で約30分間攪拌し、追加のメタノール3mlを添加することによって急冷した 。続いて、1N塩酸水溶液10mlを加えた後、混合物を室温にまで加温し、部 分的に蒸発させてTHF及びメタノールを除去した。残さを、酢酸エチル(50 mlで2回)で抽出し、一緒にした抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30 mlで2回)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させ、そして油状物 205mgを得た。酢酸エチル−ヘキサン(1:1〜3:1)溶出液を用いたフ ラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル50g)による油状物の精製により、 油状物として標記の化合物173mgを得た。NMRのスペクトルは、アルデヒ ドの部分的な水和を示した。1 H NMR(CDCl3):δ1.50−2.05(8H,m),3.20−3 .62(2.5H,m),3.83及び3.84(3H,two,s),4.6 6−4.85(1.5H,m),4.98−5.07(1H,m),6.84( 1H,d,J=8),7.04(1H,dd,J=2,8),7.35(1H, d,J=2),9.80(0.5H,s)。実施例38:3−[−3−(S)−(exo)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト −2−イルオキシ−4−メトキシ]フェニル−5−メチル−2−イソオキサゾリ ン−5−カルボキシアルデヒド 実施例8の手順に実質的に従って、製造例34の化合物の水素化ジイソブチル アルミニウム還元により、油状物として標記の化合物を調製した。1 H NMR(CDCl3):δ1.10−1.82(8H,m),1.56(3 H,s),2.25−2.50(1H,m),2.49(1H,d,J=1), 3.06(1H,d,J=17),3.65(1H,d,J=17),3.84 (3H,s), 4.11(1H,d,J=6),6.81(1H,d,J=8),6.98(1 H,dd,J=2,8),7.27(1H,d,J=2),9.67(1H,s )。 MS(m/e): 330(M++1)。 [α]D:−24.3°(CHCl3)。実施例39及び40 以下に示すアルデヒドの水素化ホウ素ナトリウムによる還元により、実施例1 5の手順に実質的に従って、油状物として以下の化合物を調製した。 実施例41:3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェ ニル−2−イソオキサゾリン−5−イルホスホン酸 臭化トリメチルシリル1ml中の製造例38の化合物50mgの溶液を、室温 で約2時間攪拌した。混合物を蒸発させ、残さを水4ml及び塩化メチレン3m lで希釈し、約2時間攪拌した。前記混合物を濾過し、水層を1N水酸化ナトリ ウム水溶液で塩基化した。有機層を分離し、水層を追加の塩化メチレン(15m lで2回)で洗浄した。その水層を1N塩酸水溶液で酸性化し、酢酸エチル(1 5mlで2回)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させることにより 油状物として標記の化合物42mgを得た。1 H NMR(DMSO−d6):d1.37−1.78(6H,m),2.58 (2H,t,J=7),3.57−3.77(2H,m),3.89(3H,s ),3.96(2H,t,J=7),4.61(1H,t,J=10),7.9 7(1H,d,J=8),7.08−7.26(7H,m)。 FABMS(m/e):420(M++1)。実施例42〜45 以下に示す製造例で得られる化合物を、出発材料として用いる実施例41の手 順と同様の手順で、以下の化合物を調製した。 製造例1:4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)ベンズアルデヒ ドオキシム イソバニリン25.0g(0.164mol)、5−フェニル−1−ペンタノ ール26.9g(0.164mol)、トリフェニルホスフィン64.5g(0 .246mol)及びTHF250mlの混合物をアゾジカルボン酸ジエチル4 2.8g(0.246mol)で滴下により処理した。前記混合物を約90℃で 約6時間加温し、次に、室温で一晩撹拌した。その溶媒を蒸発させ、残さを酢酸 エチル500mlで希釈し、水(400mlで1回)、1N水酸化ナトリウム溶 液(400mlで2回)、ブライン(400mlで1回)で洗浄し、硫酸マグネ シウムで乾燥させ、蒸発させ、褐色の油状物119gを得た。酢酸エチル−ヘキ サン(3:7)溶出液を用いたフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル75 0g)によって精製し、油状物として標記の化合物29.8g(61%)を得た 。1 H NMR(CDCl3):δ1.42−1.92(6H,m),2.61(2 H,t,J=7),3.91(3H,s),4.03(2H,t,J=7),6 .91(1H,d,J=8),7.10−7.40(m,7H),9.77(s ,1H)。 95%エタノール300ml中のアルデヒド29.8mg(0.100mol )の溶液に、水100mlの中の塩酸ヒドロキシルアミン13.7g(0.19 7mol)を加え、続いて重炭酸ナトリウム16.6g(0.197mol)を 小量づつ加えた(ガス発生!)。前記混合物を室温で約4時間攪拌し、蒸発によ りエタノールを除去した。残さを水250mlで希釈し、酢酸エチル(200m lで2回)で抽出した。一緒にした抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発さ せ、黄色の油状物を得た。これをヘキサン/エーテルから結晶化させることによ り標記の化合物15.0gを得た。 融点:65〜67℃。1 H NMR(CDCl3):δ1.46−1.93(6H,m),2.62(2 H,t,J=7),3.88(3H,s),4.02(2H,t,J=7),6 .99−7.62(m,6H),7.49(1H,s),8.04(1H,s) 。 ろ液からの2度目の回収として更に生成物2.00gを得た。 融点:67〜69℃。 また、ろ液の蒸発、及び酢酸エチル−ヘキサン(2:3)溶出液を用いたフラ ッシュクロマトグラフィーによる残さの精製により更に生成物4.18gを得た 。 融点:64〜66℃。製造例2〜4 製造例1の手順に実質的に従って、適当なアルコールとイソバニリンとを反応 させ、得られたアルデヒドと塩酸ヒドロキシルアミンとを縮合することにより、 油状物として以下の化合物を得た。 製造例5:2−酪酸メチレンエチル 2−ホスホノ酪酸トリエチル5.0g(0.019mol)、炭酸カリウム5 .5g(0.039mol)、37%ホルムアルデヒド水溶液6.2g(0.0 76)mol及び水15mlの混合物を約80℃で約45分間加熱した。室温ま で冷やした後、エーテル75mlを加えて有機層を分離し、ブライン(20ml で1回)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過した。蒸留によりエーテ ルを注意深く除去すると透明な油状物として標記の化合物2.1g(87%)を 得た。前記化合物は、これ以上の精製をしなくても直接用いることができる。1 H NMR(CDCl3):δ1.01(3H,t,J=7),1.24(3H ,t,J=7),2.26(2H,q,J=7),4.14(2H,q,J=7 ),5.45(1H,s),6.06(1H,s)。製造例6:2−メチルペンタン酸エチル 製造例5の手順に実質的に従って、2−ホスホノペンタン酸トリエチルを反応 させることにより、油状物として標記化合物を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.05(3H,t,J=7),1.28(3H ,t,J=7),1.41−1.53(2H,m),2.87(2H,q,J= 7),4.18(2H,q,J=7),5.49(1H,s),6.11(1H ,s)。製造例7:2−メチレン酪酸 エタノール95ml及び水40ml中の製造例5の化合物5.08g(39. 6mmol)の溶液に、固体の水酸化ナトリウム1.58g(39.6mmol )を加え、混合物を約2時間室温で攪拌した。追加の水酸化ナトリウム0.15 gを加え、更に約2時間攪拌を続けた。前記混合物を部分的に蒸発させてエタノ ールを除去し、残さを水20mlで希釈し、6Nの塩酸水溶液でpH2まで酸性 化した。酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ、油状物と して標記化合物2.49g(63%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.11(3H,t,J=7),2.34(2H ,q,J=7),5.66(1H,s),6.30(1H,s),11.78( 1H,bd s)。製造例8:2−メチレンペンタン酸 製造例7の手順に実質的に従って、製造例6によって得られる化合物の反応に より、油状物として標記の化合物を得た。1 H NMR(CDCl3):δ0.91(3H,t,J=7),2.40−2. 54(2H,m),2.26(2H,t,J=7),5.62(1H,s),6 .27(1H,s)。製造例9:(S)−(−)−(N−α−メチルベンジル)アクリルアミド 約0℃に冷やした塩化メチレン30ml中の塩化アクリロイル5.0g(0. 055mol)溶液に、()−(−)−α−メチルベンジルアミン7.1ml (6.7g,0.055mol)を滴下した。発熱の収まった後、トリエチルア ミン8.5ml(6.2g,0.061mol)を滴下し、その混合物を室温ま で加温した。更に約2時間攪拌し、蒸発により溶媒を除去し、残さを酢酸エチル 200mlに取り、1N塩酸溶液及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、 硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させることにより固形物を得た。ヘキサン−エ ーテル中でこねて、固体として標記の化合物7.8gを得た。 融点:97〜99℃。1 H NMR(CDCl3):δ1.50(3H,d,J=7),5.11−5. 21(1H,m),5.63(1H,dd,J=2,10),5.77(1H, bd s),6.06(1H,dd,J=10,13),6.26(1H,dd ,J=1,17),7.19−7.32(5H,m)。製造例10:(S)−(−)−(N−α−メチルベンジル)−2−メチルプロピ オンアミド THF100ml中のメタクリル酸5.00g(0.0581mol)溶液に ()−(−)−α−メチルベンジルアミン7.03g(0.058lmol) 、ヒドロキシベンゾトリアゾール7.84g(0.0581mol)及び1−( 3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩11.1g( 0.0581mol)を加えた。室温で約4時間攪拌し、蒸発させて溶媒を除去 し、残さを酢酸エチル200mlに取り、水(100mlで2回)、1N塩酸水 溶液(100mlで2回)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグ ネシウムで乾燥し、蒸発させることにより固形物を得た。ヘキサン−エーテル( 2:1)の中でこねて、白色固体として標記の化合物8.68gを得た。 融点:95〜98℃。1 H NMR(CDCl3):δ1.51(3H,d,J=7),1.93(3H ,s),5.09−5.19(1H,m),5.29(1H,s),5.65( 1H,s),5.95(1H,bd s),7.20−7.34(5H,m)。製造例11〜13 製造例10の手順に実質的に従って(R)−(+)−α−メチルベンジルアミ ンと適当な酸とを反応させることより、以下の化合物を得た。 製造例14:(N−トリフルオロアセチル)アリルアミン 約0℃に冷やしたピリジン100ml中のアリルアミン9.97g(0.17 5mol)溶液に、無水トリフルオロ酢酸37.2g(0.175mol)を滴 下により処理した。約2時間撹拌した後、蒸発により溶媒を除去した。残さを塩 化メチレン200mlに取り、1N塩酸水溶液(100mlで2回)及び飽和炭 酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させることに より油状物として標記の化合物18.9g(79%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ3.97(2H,t,J=5),5.20(1H ,s),5.27(1H,d,J=10),5.74−5.88(1H,m), 6.57(1H,bd s)。製造例15:3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェ ニル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン酸エチルエステル N−クロロスクシンイミド1.28g(9.57mmol)、ピリジン200 μl及び塩化メチレン200mlの混合物に、塩化メチレン15ml中の製造例 1の化合物2.00g(6.38mmol)溶液を加えた。約10分後に発熱が 観測され、室温で約2時間撹拌した後、アクリル酸エチル644mg(698μ l,6.38mmol)を加え、続いてトリエチルアミン966mg(1.33 ml,9.57mmol)を加えた。発熱が収まった後、その混合物を室温で約 2時間攪拌した。混合物を塩化メチレン250mlで希釈し、1N塩酸水溶液及 び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、油状物に なるまで蒸発した。酢酸エチル−ヘキサン(2:3)溶出液を用いたフラッシュ クロマトグラフィー(シリカゲル100g)によって精製し、油状物として標記 の化合物1.82g(69%)を得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.29(3H,t,J=7),1.40−1. 91(6H,m),2.60(2H,t,J=7),3.55−3.58(2H ,m),3.95(3H,s),3.99(2H,t,J=7),4.22(2 H,q,J=7),5.05−5.12(1H,m),6.79(1H,d,J =8),6.95−7.31(7H,m)。製造例16〜30 アクリル酸エチルを以下に示すオレフィンに置き換える製造例15の手順に実 質的に従って以下の化合物を調製した。 製造例31〜32 製造例1の化合物を製造例3の化合物に置き換え、そして、アクリル酸エチル を以下に示すオレフィンに置き換えた製造例15の手順に実質的に従って以下の 化合物を調製した。 製造例33〜34 製造例1の化合物を製造例4の化合物に置き換え、そして、アクリル酸エチル を以下に示すオレフィンに置き換えた製造例15の手順に実質的に従って以下の 化合物を調製した。 製造例35:3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルブチルオキシ)]フェニ ル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン酸エチルエステル 製造例1の化合物を製造例2の化合物に置き換えた製造例15の手順に実質的 に従って、油状物として本製造例の化合物を調製した。1 H NMR(CDCl3):δ1.31(3H,t,J=7),1.74−1. 94(4H,m),2.68(2H,t,J=7),3.57−3.61(2H ,m),3.87(3H,s),4.03(2H,t,J=6),4.25(2 H,q,J=7),5.12(1H,t,J=8),6.83(1H,d,J= 8),7.03(1H,d,J=8),7.16−7.35(6H,m)。製造例36:プロペニル−2−ホスホン酸ジメチル Benezraらの方法(Benezra,C.;Nseic,S.;Qur isson,G.Bull.Chem.Soc.Chim.Fr.,1967, 1140)により、以下に示すように標記の化合物を調製した。還流冷却器を備 えたフラスコの中に、アセトン37ml(29g,0.50mol)と亜リン酸 ジメチル46ml(55g,0.50ml)の混合物を入れ、続いて飽和ナトリ ウムメトキシドメタノール溶液3mlを加えた混合物を加えた。活発な発熱が起 こり、混合物を室温で約16時間攪拌した。多量の結晶の析出物が形成され、そ れをろ過し、エーテル−ヘキサン(1:1)で十分に洗浄し、1−ヒドロキシ− 1−メチルエチルホスホン酸ジメチル50gを得た。 融点:75〜77℃。 ピリジン25ml中の1−ヒドロキシ−1−メチルエチルホスホン酸ジメチル 6.00g(35.7mmol)溶液に、塩化チオニル8.56g(5.25m l、72.0mmol)を滴下により処理した。混合物を室温で16時間攪拌し 、蒸発させることにより溶媒を除去した。残さを水200mlで希釈し、酢酸エ チル(200mlで3回)で抽出した。一緒にした抽出物を硫酸ナトリウムで乾 燥し、蒸発させ、黄色の油状物4.12gを得た。これを、溶出液として酢酸エ チルを用いたフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル100g)によって精 製し、油状物として標記の化合物3.46gを得た。製造例37:2−メチル−1−プロペニル−3−ホスホン酸ジエチル 臭化メタリル5.0g(0.037mol)及び亜リン酸トリエチル15g( 0.087mol)の混合物を、約160℃で約5時間加熱した。粗製の反応混 合物を、酢酸エチル−ヘキサン溶出液を用いたフラッシュクロマトグラフィー( シリカゲル300g)による精製により、淡黄色の油状物として、標記の化合物 3.6g(50%)を得た。1 H NMR(CDCl3):d1.31(6H,t,J=7),1.87(3H ,d,J=3),2.56(2H,d,J=20),4.03−4.13(4H ,m),4.82−4.92(2H,m)。製造例38:3−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキシ)]フェ ニル−2−イソオキサゾリン−5−イルホスホン酸ジエチル N−クロロスクシンイミド1.02g(7.76mmol)、ピリジン0.0 5ml及び塩化メチレン30mlの混合物に、塩化メチレン10ml中の製造例 1の化合物2.00g(6.38mmol)を加えた。混合物を室温で約45分 間攪拌し、ビニルホスホン酸ジエチル1.05g(0.980ml,6.38m mol)を加え、続いて、トリエチルアミン0.777g(1.07ml,7. 66mmol)を加えた。発熱が起こり、混合物は暗黄色になった。室温で約2 時間攪拌し、混合物を塩化メチレンで150mlになるように希釈し、1N塩酸 水溶液(100mlで2回)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mlで 2回)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させ、黄色の油状物3.75 gを得た。溶出液として、酢酸エチル−ヘキサン(1:3)、酢酸エチル、及び メタノール−クロロホルム(1:9)を順次用いたフラッシュクロマトグラフィ −(シリカゲル150g)による精製により、油状物として、標記の化合物1. 09gを得た。1 H NMR(CDCl3):δ1.30(3H,t,J=7),1.34(3H ,t,J=7),1.40−1.90(6H,m),2.60(2H,t,J= 7),3.52−3.65(2H,m),3.95(3H,s),3.99(2 H,t,J=7),4.16−4.25(4H,m),4.80(1H,t,J =12), 6.80(1H,d,J=8),6.98−7.29(7H,m)。製造例39〜42 製造例38の手順に類似の、以下に示すオキシム及びオレフィンの反応により 、以下の一般的構造を有する化合物を得た。 39.R2は(CH25Phであり;R4はメチル基であり;R5はメチル基で あり;sは0であり;オキシムは製造例1の化合物であり;オレフィンは製造例 36の化合物である。 融点:91〜93℃。1 H NMR(CDCl3):d1.46−1.92(6H,m),1.64(3 H,d,J=15),2.62(2H,t,J=7),3.18(1H,dd, J=17及び19),3.75−3.88(10H,m),4.00(2H,t ,J=7),6.83(1H,d,J=8),7.00(1H,d,J=8,2 ),7.14−7.33(6H,m)。 40.R2は(CH25Phであり;R4は水素原子であり;R5はエチル基で あり;sは1であり;オキシムは製造例1の化合物であり;オレフィンはアリル ホスホン酸ジエチルである。1 H NMR(CDCl3):d1.32(3H,t,J=7), 1.34(3H,t,J=7),1.37−2.38(8H,m),2.61( 2H,t,J=7),3.22−3.52(2H,m),3.86(3H,s) ,4.00(2H,t,J=7),4.06−4.18(4H,m),4.82 −4.96(1H,m),6.82(1H,d,J=8),7.03(1H,d d,J=2,8),7.13−7.33(6H,m)。 41.R2は(CH25Phであり;R4はメチル基であり;R5はエチル基で あり;sは1であり;オキシムは製造例1の化合物であり;オレフィンは製造例 37の化合物である。1 H NMR(CDCl3):d1.30(3H,t,J=7),1.32(3H ,t,J=7),1.28−1.90(6H,m),2.30(2H,d,J= 19),2.61(2H,t,J=7),3.08(1H,d,J=17),3 .63(1H,d,J=17),3.86(3H,s),4.00(2H,t, J=7),4.00−4.18(4H,m),6.82(1H,d,J=8), 6.99(1H,dd,J=2,8),7.11−7.32(6H,m)。 42.R2はシクロペンチル基であり;R4は水素原子であり;R5はエチル基 であり;sは0であり;オキシムは製造例3の化合物であり;オレフィンはビニ ルホスホン酸ジエチルである。1 H NMR(CDCl3):d1.31(3H,t,J=7),1.35(3H ,t,J=7),1.50−2.00(8H,m),3.56−3.67(2H ,m),3.85(3H,s),4.17−4.25(4H,m),4.78− 4.82(2H,m),6.83(1H,d,J=8),7.02(1H,dd ,J=2,8),7.32(1H,d,J=2)。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年9月14日 【補正内容】 (補正された英文第40頁及び第40A頁の翻訳文) (補正後の請求の範囲) 1.式 [式中、Y1及びY2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アルキル部分の 炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェニルアルキル基、アルキル部分の 炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェノキシアルキル基、炭素数3〜7 のシクロアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、−OR1 、及び−OR2からなる群から独立に選んだ基であり;ここで 場合により置換されるフェニルアルキル基の芳香族部分、及び場合により置換さ れるフェノキシアルキル基の芳香族部分は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数 1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、又はCF3で場合によりそれぞれ独立に 置換されており; R1は、炭素数1〜3のアルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、 又はトリフルオロメチル基であり; R2は、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、アルコ キシ部分の炭素数が3〜7でアルキル部分の炭素数が2〜4のアルコキシアルキ ル基、アルキル部分の炭素数が2〜6の、場合により置換されるフェノキシアル キル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェニルアル キル基、炭素数6〜9のビシクロアルキル基、又は場合により置換されるインダ ニ ル基であり;ここで場合により置換されるフェニルアルキル基の芳香族部分、場 合により置換されるフェノキシアルキル基の芳香族部分、及び場合により置換さ れるインダニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基 、ハロゲン原子、又はCF3で場合によりそれぞれ独立に置換されており; R3は、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキ シアルキル基、又はアルキル部分の炭素数が1〜3でアルコキシ部分の炭素数が 1〜3のアルコキシアルキル基であり; R4は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、−COOH、アルキル部分の炭 素数が1〜3でアルコキシ部分の炭素数が1〜3のアルコキシアルキル基、 (補正された英文第40頁) アルキルアミノ部分の炭素数が1〜3でアルキル部分の炭素数が1〜3のN−ア ルキルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノ部分の合計炭素数が2〜6でア ルキル部分の炭素数が1〜3のN,N−ジアルキルアミノアルキル基であり;又 は R3及びR4は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−CH2OCH2OC H2−を形成し;そして R5は、水素原子、−CHO、アミノ基、炭素数1〜3のアミノアルキル基、 炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシアルキル基、−(CH2b−COOR6、−C OR7、−(CH2mCO2H、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、−(CH2 qCONX23、−(CH2rSO2NX45、−(CH2sPO32、又は であり、ここで bは0又は1〜6の整数であり;m、n、q、r、s、及びtは、それぞれ独立 に0、1、2、3、又は4であり;R6及びR7は、それぞれ独立に炭素数1〜4 のアルキル基であり;X1は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、−O(炭 素数1〜4の)アルキル、又はアルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシフ ェニル基であり;X2、X3、X4、及びX5は、それぞれ独立に水素原子、又は炭 素数1〜3のアルキル基であり;そしてX6は、炭素数1〜3のアルキル基又は フェニル基であるが; 但し、Y1及びY2は、同時に水素原子であることができないものとし、更に (1)R1が炭素数1〜3のアルキル基であり、R2が炭素数1〜3のアルキルで あり、R3が水素原子であり、そしてR4が水素原子である場合には、R5は−( CH2sPO32でないものとし; (2)R4が−COOHである場合には、R5は−COOHでないものとし; (3)Y1及びY2が、それぞれ独立に、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ 素原子、炭素数1〜6のアルキル基、−OR1、又は−OR2であり、ここでR1 が、炭素数1〜3のアルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、又は トリフルオロメチル基であり、R2が、炭素数1〜3のアルキル基、又はアルコ キシ部分の炭素数が3〜7でアルキル部分の炭素数が2〜4のアルコキシアルキ ル基であり、R3が水素原子であり、そしてR4が水素原子である場合には、R5 は−(CH2b−COOR6又は−(CH2mCO2H(bは0であり、R6は炭 素数1〜4のアルキル基であり、そしてmは0である)でないものとし; (補正された英文第40A頁) (4)Y1及びY2が、それぞれ独立に、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ 素原子、炭素数1〜6のアルキル基、−OR1、又は−OR2であり、ここでR1 が、炭素数1〜3のアルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、又は トリフルオロメチル基であり、R2が、炭素数1〜3のアルキル基、又はアルコ キシ部分の炭素数が3〜7でアルキル部分の炭素数が2〜4のアルコキシアルキ ル基であり、R3が水素原子であり、そしてR5が水素原子である場合には、R4 は−COOHでないものとし; (5)Y1及びY2が、それぞれ独立に、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ 素原子、又は炭素数1〜6のアルキル基であり、R3が水素原子であり、そして R4が水素原子である場合には、R5は−(CH2b−COOR6又は −(CH2mCO2H(bは0であり、R6は炭素数1〜4のアルキル基であり、 そしてmは0である)でないものとし;そして (6)Y1及びY2が、それぞれ独立に、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ 素原子、又は炭素数1〜6のアルキル基であり、R3が水素原子であり、そして R5が水素原子である場合には、R4は−COOHでないものとする] で表わされる化合物、前記化合物のラセミ混合物、ラセミ−ジアステレオマー混 合物、及び光学異性体、並びに薬剤学的に許容することのできるそれらの塩。 2.Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が−OR2であ ってフェニル環の3位に結合する、請求項1に記載の化合物。 3.R1がメチル基であり;R2が炭素数3〜7のシクロアルキル基、炭素数6〜 9のビシクロアルキル基、又はアルキル部分の炭素数が1〜6のフェニルアルキ ル基であり;R3が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であり;R4が水素原 子又は炭素数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、−(CH2mCO2H、 −CHO、−COCH3、アミノ基、水酸基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシ アルキル基、炭素数1〜3のアミノアルキル基、又は (式中、X1は、炭素数1〜4のアルキル基、又はアルコキシ部分の炭素数が1 〜4のアルコキシフェニル基であり、そしてnは0又は1〜3の整数である)で ある、請求項2に記載の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/41 ADY 9454−4C A61K 31/41 ADY AED 9454−4C AED 31/675 ABE 8314−4C 31/675 ABE C07D 261/08 9283−4C C07D 261/08 498/04 101 8415−4C 498/04 101 C07F 9/653 9450−4H C07F 9/653 9/6561 9450−4H 9/6561 Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 [式中、Y1及びY2は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、アルキル部分の 炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェニルアルキル基、アルキル部分の 炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェノキシアルキル基、炭素数3〜7 のシクロアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、−OR1 、及び−OR2からなる群から独立に選んだ基であり;ここで 場合により置換されるフェニルアルキル基の芳香族部分、及び場合により置換さ れるフェノキシアルキル基の芳香族部分は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数 1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、又はCF3で場合によりそれぞれ独立に 置換されており; R1は、炭素数1〜3のアルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、 又はトリフルオロメチル基であり; R2は、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数3〜7のシクロアルキル基、アルコ キシ部分の炭素数が3〜7でアルキル部分の炭素数が2〜4のアルコキシアルキ ル基、アルキル部分の炭素数が2〜6の、場合により置換されるフェノキシアル キル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の、場合により置換されるフェニルアル キル基、炭素数6〜9のビシクロアルキル基、又は場合により置換されるインダ ニル基であり;ここで 場合により置換されるフェニルアルキル基の芳香族部分、場合により置換される フェノキシアルキル基の芳香族部分、及び場合により置換されるインダニル基は 、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、又 はCF3で場合によりそれぞれ独立に置換されており; R3は、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキ シアルキル基、又はアルキル部分の炭素数が1〜3でアルコキシ部分の炭素数が 1〜3のアルコキシアルキル基であり; R4は、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、−COOH、アルキル部分の炭 素数が1〜3でアルコキシ部分の炭素数が1〜3のアルコキシアルキル基、アル キルアミノ部分の炭素数が1〜3でアルキル部分の炭素数が1〜3のN−アルキ ルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノ部分の合計炭素数が2〜6でアルキ ル部分の炭素数が1〜3のN,N−ジアルキルアミノアルキル基であり;又は R3及びR4は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−CH2OCH2OC H2−を形成し;そして R5は、水素原子、−CHO、アミノ基、炭素数1〜3のアミノアルキル基、 炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシアルキル基、−(CH2b−COOR6、−C OR7、−(CH2mCO2H、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、−(CH2 qCONX23、−(CH2rSO2NX45、−(CH2sPO32、又は であり、ここで bは0又は1〜6の整数であり;m、n、q、r、s、及びtは、それぞれ独立 に0、1、2、3、又は4であり;R6及びR7は、それぞれ独立に炭素数1〜4 のアルキル基であり;X1は、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、−O(炭 素数1〜4の)アルキル、又はアルコキシ部分の炭素数が1〜4のアルコキシフ ェニル基であり;X2、X3、X4、及びX5は、それぞれ独立に水素原子、又は炭 素数1〜3のアルキル基であり;そしてX6は、炭素数1〜3のアルキル基又は フェニル基であるが; 但し、R1が炭素数1〜3のアルキル基であり、R2が炭素数1〜3のアルキルで あり、R3が水素原子であり、そしてR4が水素原子である場合には、R5は−( CH2sPO32でないものとし; R4が−COOHである場合には、R5は−COOHでないものとし;そして Y1及びY2は、同時に水素原子であることができないものとする] で表わされる化合物、前記化合物のラセミ混合物、ラセミ−ジアステレオマー混 合物、及び光学異性体、並びに薬剤学的に許容することのできるそれらの塩。 2.Y1が−OR1であってフェニル環の4位に結合し、そしてY2が−OR2であ ってフェニル環の3位に結合する、請求項1に記載の化合物。 3.R1がメチル基であり;R2が炭素数3〜7のシクロアルキル基、炭素数6〜 9のビシクロアルキル基、又はアルキル部分の炭素数が1〜6のフェニルアルキ ル基であり;R3が水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であり;R4が水素原 子又は炭素数1〜5のアルキル基であり;そしてR5が、−(CH2mCO2H、 −CHO、−COCH3、アミノ基、水酸基、炭素数1〜3のモノ−ヒドロキシ アルキル基、炭素数1〜3のアミノアルキル基、又は (式中、X1は、炭素数1〜4のアルキル基、又はアルコキシ部分の炭素数が1 〜4のアルコキシフェニル基であり、そしてnは0又は1〜3の整数である)で ある、請求項2に記載の化合物。 4.R2が、シクロペンチル基、又はアルキル部分の炭素数が4若しくは5のフ ェニルアルキル基である、請求項3に記載の化合物。 5.R2が5−フェニルペンチル基である、請求項4に記載の化合物。 6.R5が、−(CH2mCO2H、−CHO、−COCH3、水酸基、又は炭素 数1〜3のモノ−ヒドロキシアルキル基である、請求項5に記載の化合物。 7.R5が−(CH2mCO2Hである、請求項6に記載の化合物。 8.R3が水素原子であり;R4が水素原子、又は炭素数1〜5のアルキル基であ り、そしてmが0である、請求項7に記載の化合物。 9.R4が水素原子、メチル基、エチル基、又はプロピル基である、請求項8に 記載の化合物。 10.前記化合物が(+)又は(−)−5−エチル−3−[4−メトキシ−3− (5−フェニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン−5−カル ボン酸である、請求項9に記載の化合物。 11.前記化合物が(−)−5−エチル−3−[4−メトキシ−3−(5−フェ ニルペンチルオキシ)]フェニル−2−イソオキサゾリン−5−カルボン酸であ る、請求項10に記載の化合物。 12.R1がメチル基であり;R2が5−フェニルペンチル基であり;R3が水素 原子であり;R4が水素原子又はメチル基であり;そしてR5が−(CH2SPO32(Sは0又は1である)である、請求項1に記載の化合物。 13.R1がメチル基であり;R2がシクロペンチル基であり;R3が水素原子で あり;R4が水素原子であり;そしてR5が−(CH2SPO32(Sは0である )である、請求項1に記載の化合物。 14.或る量の請求項1に記載の化合物及び薬剤学的に許容することのできる希 釈剤又は担体を含む医薬組成物。 15.ホスホジエステラーゼIVを阻害する量の請求項1に記載の化合物を、そ れを必要とする哺乳動物に投与することを含む、前記哺乳動物においてホスホジ エステラーゼIV型を阻害する方法。 16.抗炎症性量の請求項1に記載の化合物を、炎症状態の治療を必要とする哺 乳動物に投与することを含む、前記哺乳動物において炎症状態を治療する方法。 17.有効量の請求項1に記載の化合物を、AIDS、喘息、関節炎、気管支炎 、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、又はショックの治療を 必要とする哺乳動物に投与することを含む、前記哺乳動物においてAIDS、喘 息、 関節炎、気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、又は ショックを治療する方法。
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