JP2015530397A - 除草効果を有する3−フェニルイソオキサゾリン誘導体 - Google Patents

除草効果を有する3−フェニルイソオキサゾリン誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体及びそれの除草剤としての使用に関する。当該式(I)において、X2〜X6及びR1〜R3は、水素、ハロゲン及び有機基(例えば、置換されているアルキル)などの基を表す。W*は、カルボキシル、シアノ又はCHOを表す。【化1】

Description

本発明は、除草剤の技術分野、特に、有用な植物の作物の中の広葉雑草及びイネ科雑草を選択的に防除するための除草剤の技術分野に関する。
WO1999/05130A1には、5位がとりわけヒドロキシル基及びトリフルオロメチル基で置換されている、除草活性を有する3−フェニルイソオキサゾリン類が開示されている。WO2005/021516A1、WO1995/014680A1、WO2008/035315A1、WO2005/051931A1及びWO2005/021515A1には、それぞれ、とりわけ、フェニル環の3位及び4位がアルコキシラジカルで置換されている3−フェニルイソオキサゾリン−5−カルボン酸類、−カルボン酸エステル類及び−カルバルデヒド類が記載されている。これらの化合物は、薬理学的な活性を有する3−アリールイソオキサゾリン−5−カルボキサミド類を調製するための前駆物質として記載されている。「J. Med. Chem. 42 (1999) 2760」には、薬理学的活性物質として、以下の化合物が記載されている:3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル、3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル、3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸、及び、3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル。「Indian Journal of Chemistry, Section B: Organic Chemistry Including Medicinal Chemistry (1993), 32B(9), 938−41」には、化合物5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルが開示されている。「Izvestiya Akademii Nauk, Seriya Khimicheskaya (1996), (2), 426−429」には、化合物3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルが記載されている。下記CAS番号のもとで、以下の化合物は、それぞれ、既知である:
1326815−55−7: 3−(3−ブロモフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326814−80−5: 3−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326811−51−1: 3−(5−ブロモ−2−メトキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326813−57−3: 3−(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326814−71−4: 3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
1326810−45−0: 3−(3,4−ジクロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326815−81−9: 3−(2,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326813−44−8: 3−(4−クロロ−3−ニトロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326810−59−6: 3−(2−クロロ−5−ニトロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326814−16−7: 3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326815−03−5: 3−(3−フルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326810−73−4: 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326811−86−2: 3−(2,5−ジフルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326811−50−0: 3−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326813−45−9: 3−(4−フルオロ−3−メトキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326813−37−9: 3−[2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326811−79−3: 3−(3−メトキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326811−74−8: 3−(2,5−ジメトキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326814−78−1: 3−(3−メチルフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326813−55−1: 3−(2,5−ジメチルフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326815−05−7: 5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1326812−83−2: 5−メチル−3−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
1027426−25−0: 3−(3−シアノフェニル)−5−(エトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
1026410−22−9: 3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
1027205−06−6: 5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
231300−28−0: 3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
1026948−50−4: 3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸。
CAS番号によって知られている上記化合物の除草効果に関しては、これまで全く開示されていない。
国際特許出願公開第1999/05130A1号 国際特許出願公開第2005/021516A1号 国際特許出願公開第1995/014680A1号 国際特許出願公開第2008/035315A1号 国際特許出願公開第2005/051931A1号 国際特許出願公開第2005/021515A1号
J. Med. Chem. 42 (1999) 2760 Indian Journal of Chemistry, Section B: Organic Chemistry Including Medicinal Chemistry (1993), 32B(9), 938−41 Izvestiya Akademii Nauk, Seriya Khimicheskaya (1996), (2), 426−429
本発明の目的は、除草活性を有し、且つ、さらに、別の除草活性化合物を調製するための前駆物質としても適している、化合物を提供することである。
特定の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体が上記目的に特に良好に適しているということが分かった。本発明は、式(I)
Figure 2015530397
〔式中、
及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノであるか、又は、(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
又は、
とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、q個の炭素原子とp個の酸素原子から形成される飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員、4員又は5員の環を形成し;
は、フッ素、塩素、シアノ、(C−C)−アルキルカルボニルオキシ若しくはS(O)であるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、(C−C)−アルコキシ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−アルケニルカルボニル若しくは(C−C)−シクロアルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH、COOY、CN又はCHOであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択されるn個のヘテロ原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0又は1であり;
qは、3、4又は5である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体又はその塩を提供する[但し、
a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
c) 以下の化合物は除外される:
3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸、
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
アルキルは、いずれの場合にも特定されている数の炭素原子を有している、直鎖又は分枝鎖の飽和ヒドロカルビルラジカル、例えば、C−C−アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル,1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル及び1−エチル−2−メチルプロピルなどを意味する。
ハロゲンで置換されているアルキルは、基内の水素原子の一部又は全てがハロゲン原子で置き換えられていてもよい直鎖又は分枝鎖のアルキル基、例えば、C−C−ハロアルキル、例えば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−1,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル及び1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イルなどを意味する。
アルケニルは、いずれの場合にも特定されている数の炭素原子及びいずれかの位置に1つの二重結合を有している、直鎖又は分枝鎖の不飽和ヒドロカルビルラジカル、例えば、例えば、C−C−アルケニル、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル及び1−エチル−2−メチル−2−プロペニルなどを意味する。
アルキニルは、いずれの場合にも特定されている数の炭素原子及びいずれかの位置に1つの三重結合を有している、直鎖又は分枝鎖のヒドロカルビルラジカル、例えば、C−C−アルキニル、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル(又は、プロパルギル)、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、3−メチル−1−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、3−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル及び1−エチル−1−メチル−2−プロピニルなどを意味
アルコキシは、いずれの場合にも示されている数の炭素原子を有している、直鎖又は分枝鎖の飽和アルコキシラジカル、例えば、C−C−アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキソキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、1−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1−メチルプロポキシ及び1−エチル−2−メチルプロポキシなどを意味する。ハロゲンで置換されているアルコキシは、基内の水素原子の一部又は全てが上記で特定されているハロゲン原子で置き換えられていてもよい、いずれの場合にも特定されている数の炭素原子を有している、直鎖又は分枝鎖のアルコキシラジカル、例えば、C−C−ハロアルコキシ、例えば、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、1−クロロエトキシ、1−ブロモエトキシ、1−フルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ−1,2−ジフルオロエトキシ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ及び1,1,1−トリフルオロプロパ−2−オキシなどを意味する。
置換基の種類及びそれらが結合している様式に応じて、式(I)で表される化合物は、立体異性体として存在し得る。例えば、不斉に置換されている1以上の炭素原子及び/又はスルホキシドが存在している場合、エナンチオマー及びジアステレオマーが存在し得る。立体異性体は、その調製において得られた混合物から、慣習的な分離方法によって、例えば、クロマトグラフ分離プロセスによって、得ることができる。さらにまた、光学的に活性な出発物質及び/又は補助剤を使用する立体選択的反応を用いることによって、立体異性体を選択的に調製することも可能である。本発明は、式(I)には包含されるが具体的には定義されていない全ての立体異性体及びその混合物にも関する。しかしながら、単純化のために、たとえ式(I)が純粋な化合物と(適切な場合には)種々の比率を有する異性化合物の混合物の両方を意味しているとしても、以下においては、常に、「式(I)で表される化合物」について言及する。
上記で定義されている置換基の種類に応じて、式(I)で表される化合物は、酸性特性を有し、そして、塩を形成することができ、適切な場合には、内部塩を形成することもでき、あるいは、無機塩若しくは有機塩との付加体又は金属イオンとの付加体を形成することもがきる。
式(I)で表される化合物がヒドロキシル基、カルボキシル基又は酸性特性を誘導する別の基を有している場合、そのような化合物は、塩基と反応して、塩を形成することができる。適切な塩基は、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩及び炭酸水素塩、特に、ナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの水酸化物、炭酸塩及び炭酸水素塩、並びに、さらに、アンモニア、C−C−アルキル基を有する第1級アミン、第2級アミン及び第3級アミン、C−C−アルカノールのモノアルカノールアミン、ジアルカノールアミン及びトリアルカノールアミン、コリン及びクロロコリンである。
基がラジカルで多置換されている場合、このことは、当該基が上記ラジカルから選択される1以上の同一であるか又は異なっているラジカルで置換されていることを意味する。
以下で特定されている全ての式において、置換基及び記号は、特に異なって定義されていない限り、式(I)における定義と同じ定義を有する。化学式内の矢印は、当該分子の残りの部分に結合している位置を示している。
好ましいのは、式(I)〔式中、
及びRは、それぞれ、水素であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH又はCOOYであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
nは、0、1又は2である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体である[但し、
a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
c) 以下の化合物は除外される:
3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
特に好ましいのは、式(I)〔式中、
及びRは、それぞれ、水素であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
は、メチル又はエチルであり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH又はCOOYであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、0、1、2又は3であり;
nは、0、1又は2である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体である[但し、
a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
c) 以下の化合物は除外される:
3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
極めて特に好ましいのは、式(I)〔式中、
及びRは、それぞれ、水素であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
は、メチル又はエチルであり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH又はCOOYであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及びC−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、1、2又は3であり;
nは、0、1又は2である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体である[但し、
a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
c) 以下の化合物は除外される:
3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
上記で引用されている文書中に記載されている化合物は、薬理作用のみではなく、驚くべきことに、除草作用も有している。さらに、それらは、除草活性を有する3−フェニルイソオキサゾリン−5−カルボキサミド類及び3−フェニルイソオキサゾリン−5−チオアミド類を調製するための中間体として極めて適している。従って、本発明は、さらに、除草剤としての、式(Ia)で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用も提供する。従って、本発明は、さらに、除草活性を有する3−フェニルイソオキサゾリン−5−カルボキサミド類及び3−フェニルイソオキサゾリン−5−チオアミド類を調製するための中間体としての、式(Ia)で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用も提供する。
Figure 2015530397
式(Ia)において、ラジカル及び添え字は、以下のように定義される:
及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノであるか、又は、(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
又は、
とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、q個の炭素原子とp個の酸素原子から形成される飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員、4員又は5員の環を形成し;
は、フッ素、塩素、シアノ、(C−C)−アルキルカルボニルオキシ若しくはS(O)であるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、(C−C)−アルコキシ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−アルケニルカルボニル若しくは(C−C)−シクロアルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH、COOY、CN又はCHOであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択されるn個のヘテロ原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
nは、0、1又は2であり;
pは、0又は1であり;
qは、3、4又は5である。
好ましくは、除草剤及び中間体として適しているのは、式(Ia)〔式中、
及びRは、それぞれ、水素であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH又はCOOYであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、0、1、2、3、4又は5であり;
nは、0、1又は2である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体である。
さらに好ましくは、除草剤及び中間体として適しているのは、式(Ia)〔式中、
及びRは、それぞれ、水素であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
は、メチル又はエチルであり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH又はCOOYであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、0、1、2又は3であり;
nは、0、1又は2である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体である。
最も好ましくは、除草剤及び中間体として適しているのは、式(Ia)〔式中、
及びRは、それぞれ、水素であり;
は、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
は、メチル又はエチルであり;
は、水素又はRであり;
は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、Rであり;
は、COOH又はCOOYであり;
Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
(シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及びC−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
は、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
(C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
mは、1、2又は3であり;
nは、0、1又は2である〕
で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体である。
がCOOHである本発明の化合物は、当業者にとって自体公知の反応によって、例えば、スキーム1に示されている反応順序によって、調製することができる。
Figure 2015530397
スキーム1及び以下のスキームにおいて、(X)は、置換基X、X、X、X及びXを表している。そのような、適切な親双極子を用いたニトリルオキシドの1,3−双極子付加環化は、例えば、以下の総説に記載されている:「1,3 dipolar Cycloaddition Chemistry, Padwa (editor), Wiley, New York, 1984」、「Kanemasa and Tsuge, Heterocycles 1990, 30, 719」、及び「H. Feurer, Nitrones and Nitronates in Organic Synthesis, Second Edition, 1−129, Hoboken, New Jersey 2008」。
該付加環化は、当該双極子前駆物質を単離することなくワンポット反応で実施することが可能であるか、又は、当該双極子前駆物質を単離してワンポット反応で実施することが可能である。
イソオキサゾリン環系の4位及び5位が置換されている本発明化合物も、適切に1,2−二置換されているオレフィンを親双極子として使用することにより、同様に、1,3−双極子付加環化によって調製することができる。通常、この反応によって、ジアステレオマー混合物が生成されるが、そのジアステレオマー混合物は、カラムクロマトグラフィーによって分離させることができる。光学的に活性なイソオキサゾリン類は、適切な前駆物質若しくは最終生成物をキラルHPLCに付すことによって得ることが可能であり、及び、同様に、エナンチオ選択的な反応(例えば、エステル又はアミドの酵素的な切断)によっても得ることが可能であり、又は、Olssen(J. Org. Chem. 1988, 53, 2468)によって記載されているように、親双極子に対してキラル補助剤を使用することによっても得ることが可能である。本発明の酸(W=COOH)に加えて、それらの塩も特許請求されている。ここで、それらの塩は、無機塩基又は有機塩基を用いた反応を介する慣習的な経路(スキーム2)によって調製することができる。このスキームにおいて、「Me」は、金属カチオンを表している。
Figure 2015530397
がCOOHである本発明の化合物は、無水物若しくはニトリルを加水分解することにより、スキーム3aに示されている方法によって調製することも可能であり、又は、アルコール若しくはアルデヒドを酸化することにより、スキーム3bに示されている方法によって調製することも可能である。
Figure 2015530397
Figure 2015530397
がCOOYである本発明の化合物は、例えば、スキーム4に従い、鉱酸及び適切なアルコールを添加してWがCOOHである本発明化合物を変換することによって、又は、特定の酸ハロゲン化物を個々のアルコールと反応させることによって、又は、特定の酸をカップリング試薬とカップリングさせることによって、調製することができる。
Figure 2015530397
がCNである本発明の化合物は、例えば、スキーム5に従い、付加環化によって、又は、脱水剤を用いて、カルボキサミド又はアルドキシムから調製することができる(The Chemistry of the Cyano Group, pp. 92−96, pp. 1345−1390, Interscience, New York, 1970)。
Figure 2015530397
がCHOである本発明の化合物は、例えば、スキーム6に従い、カルボン酸、カルボン酸エステル、ハロゲン化カルボニル若しくはワインレブアミドを選択的に還元することによって、又は、アルコールを酸化するか若しくはビアセテートを加水分解することによって、調製することができる。
Figure 2015530397
本発明の化合物1を調製するための一般的な合成オプションは、ジハロホルモキシム(ジクロロホルモキシム: Wade, Peter A.; Singh, Shankar M.; Pillay, M. Krishna, Tetrahedron (1984), 40(3), 601−11、及び、ジブロモホルモキシム: DE 3612278)を用いた、スキーム7に記載されている付加環化と、それに続く、スズキカップリング(EP 0792870A1)又はスティル反応(WO 2004/029066A1)を用いたフェニル環の導入である。
Figure 2015530397
官能基Rの変換は、アルケン段階又はイソオキサゾリン段階において可能である。スキーム8には、本発明の種々の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の調製方法が記載されている。
Figure 2015530397
市販されている2−ブロモメチルアクリル酸メチルを塩基性条件下でアルコールと反応させて、2−アルコキシメチルアクリル酸メチルを生成させることが可能であり、次いで、この2−アルコキシメチルアクリル酸メチルをニトリルオキシドを介してクロロオキシムと反応させて、3−フェニル−5−メトキシメチルイソオキサゾリン類を生成させることができる。2−ブロモメチルアクリル酸メチルから出発し、例えば、有機金属試薬と反応させることによって、さまざまな2−アルキルアクリル酸エステルを調製することができる。そのような方法は、例えば、「Metzger, Albrecht;Piller, Fabian M.;Knochel, Paul;Chemical Communications, 2008, 44, pp. 5824−5826」に記載されており、そして、WO2006/33551からも知られている。
Chem. Ber., 1963, 96, 1373;Tanoury, G.J.;Chen, M.;Dong, Y.;Forslund, R. E.;Magdziak, D.;Organic Letters, 2008, 10, 185。
上記反応によって合成することが可能な式(I)の化合物及び/又はそれらの塩のコレクションは、並行的に調製することも可能であり、その場合、これは、手動で、部分的に自動化で、又は、完全に自動化で、実施することが可能である。例えば、生成物及び/若しくは中間体の反応、後処理又は精製の実施を自動化することが可能である。概して、これは、例えば、「Combinatorial Chemistry − Synthesis, Analysis, Screening (editor: Gunther Jung), Wiley, 1999」の第1〜34頁においてD.Tiebesによって記載された方法を意味するものと理解される。
反応及び後処理の並行的な実施に関しては、多くの市販されている機器、例えば、「Barnstead International, Dubuque, Iowa 52004−0797, USA」製の「Calypso reaction blocks」又は「Radleys, Shirehill, Saffron Walden, Essex, CB11 3AZ, England」製の反応ステーション又は「PerkinElmer, Waltham, Massachusetts 02451, USA」製の「MultiPROBE Automated Workstations」などを使用することが可能である。式(I)で表される化合物及びそれらの塩の並行精製又は調製の過程で生じる中間体の並行精製に関しては、利用可能な装置としては、クロマトグラフィー装置、例えば、「ISCO, Inc., 4700 Superior Street, Lincoln, NE 68504, USA」製のクロマトグラフィー装置などがある。
上記装置は、個々の作業段階が自動化されているモジュール式方法をもたらすが、作業段階の間では手動による操作を行わなければならない。これは、個々の自動化モジュールが例えばロボットによって操作される部分的に又は完全に一体化された自動化システムを用いて回避することができる。このタイプの自動化システムは、例えば、「Caliper, Hopkinton, MA 01748, USA」から購入することができる。
単一又は複数の合成段階の実施は、ポリマー担持試薬/スカベンジャー樹脂を使用することにより補助することができる。専門的な文献(例えば、「ChemFiles, Vol.4, No.1, Polymer−Supported Scavengers and Reagents for Solution−Phase Synthesis (Sigma−Aldrich)」)には、一連の実験プロトコルが記載されている。
ここに記載されている方法に加えて、式(I)で表される化合物及びそれらの塩は、固相担持方法(solid−phase supported method)によって部分的に又は完全に調製することが可能である。この目的のために、当該合成における個々の中間体若しくは全ての中間体、又は、対応する手順に適合させた合成における個々の中間体若しくは全ての中間体を、合成用樹脂に結合させる。固相担持合成方法は、技術文献、例えば、「Barry A. Bunin in “The Combinatorial Index”, Academic Press, 1998」及び「Combinatorial Chemistry − Synthesis, Analysis, Screening (editor: Gunther Jung), Wiley, 1999」に充分に記載されている。固相担持合成方法を使用することで、文献から知られている多くのプロトコルを実施することが可能となり、これらは、再度、手動で又は自動化された方法で行うことができる。該反応は、例えば、「Nexus Biosystems, 12140 Community Road, Poway, CA92064, USA」製のマイクロ反応器の中でIRORI技術を用いることによって、実施することができる。
固相又は液相のいずれにおいても、単一又は複数の合成段階の実施は、マイクロ波技術を使用することにより補助することができる。技術文献(例えば、「Microwaves in Organic and Medicinal Chemistry (editor: C.O. Kappe and A.Stadler), Wiley, 2005」)には、多くの実験プロトコルが記載されている。
ここに記載されている調製方法で調製することによって、式(I)で表される化合物及びそれらの塩が、ライブラリーと称される物質コレクションの形態で得られる。本発明は、式(I)で表される少なくとも2種類の化合物及びそれらの塩を含んでいるライブラリーも提供する。
本発明による式(I)で表される化合物(及び/又はそれらの塩)〔以下では、集合的に、「本発明の化合物」と称される〕は、広範囲の経済的に重要な単子葉及び双子葉の一年生有害植物に対して優れた除草効力を示す。該活性成分は、根茎、根株又は別の多年生器官から苗条を生じる、防除が困難な多年生有害植物も、良好に防除する。
本発明は、従って、望ましくない植物を防除する方法又は植物の成長を調節する方法、好ましくは作物植物内において、望ましくない植物を防除する方法又は植物の成長を調節する方法も提供し、ここで、該方法においては、本発明の1種類以上の化合物を、該植物(例えば、有害植物、例えば、単子葉雑草若しくは双子葉雑草、又は、望ましくない作物植物)に施用するか、又は、種子(例えば、穀粒、種子、又は、栄養繁殖器官、例えば、塊茎、若しくは、芽を有する苗条部分)に施用するか、又は、当該植物がそこで成長している地面(例えば、耕作地)に施用する。本発明の化合物は、例えば、植え付け前(適切な場合には、土壌に混和することによって)、発生前又は発生後に使用することができる。本発明の化合物によって防除することが可能な何種類かの代表的な単子葉雑草植物相及び双子葉雑草植物相の具体的な例は以下のとおりであるが、そのような記載は特定の種に限定することを意図するものではない。
以下の属の単子葉有害植物: アエギロプス属(Aegilops)、カモジグサ属(Agropyron)、ヌカボ属(Agrostis)、スズメノテッポウ属(Alopecurus)、セイヨウヌカボ属(Apera)、カラスムギ属(Avena)、ビロードキビ属(Brachiaria)、スズメノチャヒキ属(Bromus)、クリノイガ属(Cenchrus)、ツユクサ属(Commelina)、ギョウギシバ属(Cynodon)、カヤツリグサ属(Cyperus)、タツノツメガヤ属(Dactyloctenium)、メヒシバ属(Digitaria)、ヒエ属(Echinochloa)、ハリイ属(Eleocharis)、オヒシバ属(Eleusine)、スズメガヤ属(Eragrostis)、ナルコビエ属(Eriochloa)、ウシノケグサ属(Festuca)、テンツキ属(Fimbristylis)、アメリカコナギ属(Heteranthera)、チガヤ属(Imperata)、カモノハシ属(Ischaemum)、アゼガヤ属(Leptochloa)、ドクムギ属(Lolium)、ミズアオイ属(Monochoria)、キビ属(Panicum)、スズメノヒエ属(Paspalum)、クサヨシ属(Phalaris)、アワガエリ属(Phleum)、イチゴツナギ属(Poa)、ツノアイアシ属(Rottboellia)、オモダカ属(Sagittaria)、ホタルイ属(Scirpus)、エノコログサ属(Setaria)、モロコシ属(Sorghum)。
以下の属の双子葉雑草: イチビ属(Abutilon)、ヒユ属(Amaranthus)、ブタクサ属(Ambrosia)、アノダ属(Anoda)、カミツレ属(Anthemis)、アファネス属(Aphanes)、ヨモギ属(Artemisia)、ハマアカザ属(Atriplex)、ヒナギク属(Bellis)、センダングサ属(Bidens)、ナズナ属(Capsella)、ヒレアザミ属(Carduus)、カワラケツメイ属(Cassia)、ヤグルマギク属(Centaurea)、アカザ属(Chenopodium)、アザミ属(Cirsium)、セイヨウヒルガオ属(Convolvulus)、チョウセンアサガオ属(Datura)、ヌスビトハギ属(Desmodium)、エメキス属(Emex)、エゾスズシロ属(Erysimum)、トウダイグサ属(Euphorbia)、チシマオドリコソウ属(Galeopsis)、コゴメギク属(Galinsoga)、ヤエムグラ属(Galium)、フヨウ属(Hibiscus)、サツマイモ属(Ipomoea)、ホウキギ属(Kochia)、オドリコソウ属(Lamium)、マメグンバイナズナ属(Lepidium)、アゼトウガラシ属(Lindernia)、シカギク属(Matricaria)、ハッカ属(Mentha)、ヤマアイ属(Mercurialis)、ザクロソウ属(Mullugo)、ワスレナグサ属(Myosotis)、ケシ属(Papaver)、アサガオ属(Pharbitis)、オオバコ属(Plantago)、タデ属(Polygonum)、スベリヒユ属(Portulaca)、キンポウゲ属(Ranunculus)、ダイコン属(Raphanus)、イヌガラシ属(Rorippa)、キカシグサ属(Rotala)、ギシギシ属(Rumex)、オカヒジキ属(Salsola)、キオン属(Senecio)、セスバニア属(Sesbania)、キンゴジカ属(Sida)、シロガラシ属(Sinapis)、ナス属(Solanum)、ノゲシ属(Sonchus)、ナガボノウルシ属(Sphenoclea)、ハコベ属(Stellaria)、タンポポ属(Taraxacum)、グンバイナズナ属(Thlaspi)、シャジクソウ属(Trifolium)、イラクサ属(Urtica)、クワガタソウ属(Veronica)、スミレ属(Viola)、オナモミ属(Xanthium)。
本発明の化合物が発芽前に土壌表面に施用される場合、雑草の実生の出芽が完全に防止されるか、又は、雑草は、子葉期に達するまで成長するが、その後成長を停止し、そして最終的には、3〜4週間経過した後、枯死する。
該活性成分が植物の緑色の部分に発生後施用される場合は、その処理の後で成長は停止し、そして、当該有害植物は、施用時点における成長段階にとどまるか、又は、一定期間の後、完全に枯死し、その結果、このようにして、作物植物にとって有害である雑草との競合が、極めて早期に持続的に排除される。
本発明の化合物は単子葉雑草及び双子葉雑草に対して優れた除草活性を有しているが、経済的に重要な作物の作物植物、例えば、ラッカセイ属(Arachis)、フダンソウ属(Beta)、アブラナ属(Brassica)、キュウリ属(Cucumis)、カボチャ属(Cucurbita)、ヒマワリ属(Helianthus)、ニンジン属(Daucus)、ダイズ属(Glycine)、ワタ属(Gossypium)、サツマイモ属(Ipomoea)、アキノノゲシ属(Lactuca)、アマ属(Linum)、トマト属(Lycopersicon)、タバコ属(Nicotiana)、インゲンマメ属(Phaseolus)、エンドウ属(Pisum)、ナス属(Solanum)、ソラマメ属(Vicia)の双子葉作物の作物植物、又は、ネギ属(Allium)、アナナス属(Ananas)、クサスギカズラ属(Asparagus)、カラスムギ属(Avena)、オオムギ属(Hordeum)、イネ属(Oryza)、キビ属(Panicum)、サトウキビ属(Saccharum)、ライムギ属(Secale)、モロコシ属(Sorghum)、ライコムギ属(Triticale)、コムギ属(Triticum)、トウモロコシ属(Zea)〔特に、トウモロコシ属(Zea)、及び、コムギ属(Triticum)〕の単子葉植物の作物植物は、本発明の個々の化合物の構造及びその施用量に応じて、たとえ損傷を受けるとしても、ほんの僅かにしか損傷をうけない。このようなわけで、本発明化合物は、農業上有用な植物又は観賞植物などの作物植物における望ましくない植物の成長を選択的に制御するのに非常に適している。
さらに、本発明の化合物は(それらの個々の構造及び施用される施用量に応じて)、作物植物において優れた成長調節特性を有する。本発明の化合物は、植物の代謝を調節するように介入する。従って、本発明の化合物は、植物の成分に対して制御された影響を及ぼすために、並びに、例えば乾燥及び成長阻害を誘発することによって、収穫を促進するために、使用することができる。さらに、それらは、植物を枯死させることなく植物の望ましくない成長を全体的に制御及び阻害するのにも適している。植物の成長を阻害することは、例えばそれによって倒伏が低減され得るか又は完全に防止され得るので、多くの種類の単子葉作物及び双子葉作物に対して重要な役割を果たしている。
本発明の活性成分は、その除草特性及び植物成長調節特性によって、既知遺伝子組換え植物又は今後開発される遺伝子組換え植物の作物の中の有害な植物を防除するために用いることもできる。一般に、トランスジェニック植物は、特定の有利な特性に関して、例えば、特定の殺有害生物剤(特に、特定の除草剤)に対する抵抗性、植物病害又は植物病害を引き起こす生物(例えば、特定の昆虫類又は微生物、例えば、菌類、細菌類又はウイルス類)に対する抵抗性などに関して、注目すべきである。別の特別な特性は、例えば、収穫物の、量、質、貯蔵性、組成及び特定の成分などに関する。かくして、デンプン含有量が増大されているか若しくはデンプンの質が変性されているトランスジェニック植物、又は、収穫物の脂肪酸組成が異なっているトランスジェニック植物が知られている。特別なさらなる特性は、非生物的なストレス因子、例えば、熱さ、寒さ、渇水、塩及び紫外線などに対する耐性又は抵抗性であり得る。
好ましくは、有用な植物及び観賞植物〔例えば、穀類、例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、ソルガム及びアワ、イネ、キャッサバ並びにトウモロコシ、又は、テンサイ、ワタ、ダイズ、ナタネ、ジャガイモ、トマト、エンドウ及び他の野菜類の作物〕の経済的に重要なトランスジェニック作物において、本発明の式(I)で表される化合物又はその塩を使用する。
式(I)で表される化合物は、好ましくは、除草剤として、当該除草剤の植物毒性効果に対して抵抗性であるか又は組換え手段によって抵抗性にされた有用な植物の作物において、使用することができる。
既存の植物と比較して改質された特性を有する新規植物を生成させる慣習的な方法は、例えば、従来の育種法及び突然変異体の生成である。別法として、変更された特性を有する新規植物は、組換え法を用いて生成させることができる(例えば、EP 0221044、EP 0131624を参照されたい)。例えば、以下のことは、いくつかの場合において記載されている:
・ 植物体内で合成されるデンプンを改質することを目的とする作物植物の遺伝子組換え(例えば、WO 92/011376A、WO 92/014827A、WO 91/019806A);
・ グルホシネートタイプ(cf. 例えば、EP 0242236A、EP 0242246A)若しくはグリホセートタイプ(WO 92/000377A)若しくはスルホニル尿素タイプ(EP 0257993A、US 5,013,659)の特定の除草剤に対して抵抗性を示す、又は、「遺伝子スタッキング(gene stacking)」によってそれら除草剤の組合せ若しくは混合物に対して抵抗性を示す、トランスジェニック作物植物、例えば、「OptimumTMGATTM」(グリホセートALS耐性)の商品名又は名称を有するトランスジェニック作物植物、例えば、トウモロコシ又はダイズ;
・ 植物を特定の害虫に対して抵抗性を示すようにするバシルス・ツリンギエンシス毒素(Bt毒素)を産生することができるトランスジェニック作物植物(例えば、ワタ)(EP−A−0142924、EP−A−0193259);
・ 改変された脂肪酸組成を有するトランスジェニック作物植物(WO 91/013972A);
・ 新規成分又は二次代謝産物(例えば、耐病性を向上させる新規フィトアレキシンなど)を有する遺伝子組換えされた作物植物(EP 309862A、EP 0464461A);
・ より多い収穫量及びより高いストレス耐性を有する、光呼吸が低下した遺伝子組換え植物(EP 0305398A);
・ 薬学的に又は診断的に重要なタンパク質を産生するトランスジェニック作物植物(「分子ファーミング(molecular pharming)」);
・ より多い収穫量又はより優れた品質に関して注目すべきトランスジェニック作物植物;
・ 例えば上記で記載した新規特性の組み合わせに関して注目すべきトランスジェニック作物(「遺伝子スタッキング」)。
改質された特性を有する新規トランスジェニック植物を産生させために使用することが可能な多くの分子生物学的技術が、原則として知られている;例えば,以下のものを参照されたい:「I.Potrykus and G.Spangenberg (eds.), Gene Transfer to Plants, Springer Lab Manual (1995), Springer Verlag Berlin, Heidelberg」、又は、「Christou, “Trends in Plant Science” 1 (1996) 423−431」。
そのような組換え操作に関して、突然変異誘発又はDNA配列の組換えによる配列変更を可能にする核酸分子をプラスミドの中に導入することができる。標準的な方法を用いて、例えば、塩基交換を実施することが可能であり、配列の一部分を除去することが可能であり、又は、天然配列若しくは合成配列を加えることが可能である。DNA断片を互いに連結させるために、その断片にアダプター又はリンカーを加えることができる;例えば、以下のものを参照されたい:「Sambrook et al., 1989, Molecular Cloning, A Laboratory Manual, 2nd ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY」、又は、「Winnacker “Gene und Klone”, VCH Weinheim 2nd edition, 1996」。
遺伝子産物の活性が低下した植物細胞の生成は、例えば、少なくとも1の適切なアンチセンスRNAの発現によって、又は、コサプレッション効果を達成するためのセンスRNAの発現によって、又は、前記遺伝子産物の転写産物を特異的に切断する少なくとも1の適切に構築されたリボザイムの発現によって、達成することができる。この目的のために、最初に、存在している全てのフランキング配列を含む遺伝子産物の全コード配列を含んでいるDNA分子、又は、コード配列の一部分だけを含んでいるDNA分子(この場合、これらの部分は、細胞内においてアンチセンス効果をもたらすのに充分なほど長くなくてはならない)を使用することが可能である。さらにまた、遺伝子産物のコード配列と高度に相同性を有するが、それらと完全に同一なわけではないDNA配列を用いることもできる。
植物体内で核酸分子を発現させる場合、合成されたタンパク質は、植物細胞の任意の望ましい区画内に局在化させ得る。しかしながら、特定の区画内に局在化させるためには、例えば、特定の区画内に局在化することを保証するDNA配列にコード領域を連結させることが可能である。そのような配列は、当業者には知られている(例えば、以下のものを参照されたい:「Braun et al., EMBO J. 11 (1992), 3219−3227」、「Wolter et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85 (1988), 846−850」、「Sonnewald et al., Plant J. 1 (1991), 95−106」。さらにまた、そのような核酸分子は、植物細胞の細胞小器官内で発現させることも可能である。
トランスジェニック植物細胞は、完全な植物を生じさせるための既知技術によって再生させることができる。原則として、トランスジェニック植物は、任意の望ましい植物種の植物、即ち、単子葉植物と双子葉植物の両方であり得る。かくして、相同性の(=天然の)遺伝子若しくは遺伝子配列の過剰発現、抑制若しくは阻害又は非相同性の(=外来の)遺伝子若しくは遺伝子配列の発現によってその特性が変更されているトランスジェニック植物を得ることができる。
本発明の化合物(I)は、好ましくは、成長調節剤(例えば、2,4−D、ジカンバ)に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物の中で、又は、必須植物酵素(例えば、アセト乳酸シンターゼ(ALS)、EPSPシンターゼ、グルタミンシンターゼ(GS)又はヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD))を阻害する除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物の中で、又は、スルホニル尿素類、グリホセート類、グルホシネート類若しくはベンゾイルイソオキサゾール類及び類似した活性成分からなる群から選択される除草剤に対して抵抗性を示すトランスジェニック作物の中で、又は、これらの活性成分の任意の望ましい組合せに対して抵抗性を示すトランスジェニック植物の中で、使用することができる。
本発明の化合物は、特に好ましくは、グリホセート類とグルホシネート類の組合せ、グリホセート類とスルホニル尿素類又はイミダゾリノン類の組合せに対して抵抗性を示すトランスジェニック作物植物において使用することができる。本発明の化合物は、極めて特に好ましくは、「OptimumTMGATTM」(グリホセートALS耐性)の商品名又は名称を有するトランスジェニック作物植物(例えば、トウモロコシ又はダイズ)において使用することができる。
トランスジェニック作物の中で本発明の活性成分を使用する際には、別の作物の中で観察される有害な植物に対する効果が達成されるのみではなく、多くの場合、特定のトランスジェニック作物の中における施用に特異的な効果、例えば、防除可能な雑草の改変されたスペクトル又は特に拡大されたスペクトル、当該施用に使用し得る改変された施用量、好ましくは、そのトランスジェニック作物が抵抗性を示す除草剤との良好な組合せ可能性、並びに、そのトランスジェニック作物植物の成長及び収穫量に対する影響なども達成される。
従って、本発明は、さらにまた、トランスジェニック作物植物の中で有害な植物を防除するための除草剤としての、本発明の式(I)で表される化合物及び式(Ia)で表される化合物の使用も提供する。
本発明の化合物は、慣習的な製剤における水和剤、乳剤、散布可能溶液剤、散粉性製品(dusting product)又は顆粒剤の形態で使用することができる。従って、本発明は、さらにまた、本発明の化合物を含んでいる除草剤組成物及び植物成長調節性組成物も提供する。
本発明の化合物は、必要とされる生物学的及び/又は物理化学的パラメータに応じて、さまざまな方法で製剤することができる。可能な製剤としては、例えば、以下のものを挙げることができる:水和剤(WP)、水溶剤(water−soluble powders)(SP)、水溶性濃厚剤(water−soluble concentrates)、乳剤(EC)、エマルション剤(EW)、例えば、水中油型エマルション剤及び油中水型エマルション剤、散布可能溶液剤(sprayable solutions)、懸濁製剤(SC)、油性分散液剤又は水性分散液剤、油混和性溶液剤、カプセル懸濁製剤(capsule suspensions)(CS)、散粉性製品(dusting products)(DP)、種子粉衣性製品(seed−dressing products)、ばらまき用顆粒剤及び土壌施用用顆粒剤、微粒剤の形態にある顆粒剤(GR)、散布可能粒剤(sprayable granules)、被覆粒剤(coated granules)及び含浸粒剤(adsorption granules)、顆粒水和剤(WG)、水溶性粒剤(SG)、微量散布製剤、マイクロカプセル剤、並びに、蝋剤(waxes)。これらの個々の製剤型は原則として知られており、そして、例えば、以下のものに記載されている:「Winnacker−Kuchler, “Chemische Technologie” [Chemical Technology], Volume 7, C.Hanser Verlag Munich, 4th Ed. 1986」、「Wade van Valkenburg, “Pesticide Formulations”, Marcel Dekker, N.Y., 1973」、「K.Martens, “Spray Drying” Handbook, 3rd Ed. 1979, G. Goodwin Ltd. London」。
不活性物質、界面活性剤、溶媒及びさらなる添加剤などの欠くことのできない製剤助剤も知られており、そして、例えば、以下のものに記載されている:「Watkins, “Handbook of Insecticide Dust Diluents and Carriers”, 2nd ed., Darland Books, Caldwell N.J.」、「H.v.Olphen, “Introduction to Clay Colloid Chemistry”; 2nd ed., J.Wiley & Sons, N.Y.」、「C.Marsden, “Solvents Guide”; 2nd ed., Interscience, N.Y. 1963」、「McCutcheon’s “Detergents and Emulsifiers Annual”, MC Publ. Corp., Ridgewood N.J.」、「Sisley and Wood, “Encyclopedia of Surface Active Agents”, Chem. Publ. Co. Inc., N.Y. 1964」、「Schonfeldt, “Grenzflachenaktive Athylenoxidaddukte” [Interface−active Ethylene Oxide Adducts], Wiss. Verlagsgesell., Stuttgart 1976」、「Winnacker−Kuchler, “Chemische Technologie”, Volume 7, C. Hanser Verlag Munich, 4th ed. 1986」。
これらの製剤に基づいて、別の活性成分(例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、殺菌剤)との組合せ物や、さらに、薬害軽減剤、肥料及び/若しくは成長調節剤との組合せ物を、例えば、完成した製剤の形態で又はタンクミックスとして、調製することも可能である。適切な薬害軽減剤は、例えば、メフェンピル−ジエチル、シプロスルファミド、イソキサジフェン−エチル、クロキントセット−メキシル、ベノキサコル及びジクロルミドである。
水和剤は、水中で均質に分散させることが可能な調製物であり、そして、活性成分に加えて、希釈剤又は不活性物質とは別に、さらに、イオン性及び/又は非イオン性のタイプの界面活性剤(湿潤剤、分散剤)、例えば、ポリオキシエチル化アルキルフェノール、ポリオキシエチル化脂肪族アルコール、ポリオキシエチル化脂肪族アミン、脂肪族アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、アルカンスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、リグノスルホン酸ナトリウム、2,2’−ジナフチルメタン−6,6’−ジスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム又はオレオイルメチルタウリンナトリウム(sodium oleoylmethyltaurinate)なども含んでいる。水和剤を調製するためには、例えば、ハンマーミル、ブロワミル及びエアージェットミルなどの慣習的な装置の中で、該除草活性成分を微粉砕し、そして、同時に又はその後で、製剤補助剤と混合させる。
乳剤は、該活性成分を有機溶媒(例えば、ブタノール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド、キシレン又は比較的沸点が高い芳香族物質若しくは炭化水素など)又はそのような有機溶媒の混合物の中に溶解させ、イオン性及び/又は非イオン性のタイプの1種類以上の界面活性剤(乳化剤)を添加することによって調製する。使用される乳化剤は、例えば、以下のものであり得る:アルキルアリールスルホン酸カルシウム、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、又は、非イオン性乳化剤、例えば、脂肪酸ポリグリコールエステル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、脂肪族アルコールポリグリコールエーテル、プロピレンオキシド−エチレンオキシド縮合物、アルキルポリエーテル、ソルビタンエステル、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、又は、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
散粉性製品(dusting product)は、該活性成分を微粉砕された(finely distributed)固形物質(例えば、タルク、自然粘土、例えば、カオリン、ベントナイト及び葉ろう石、又は、珪藻土など)と一緒に粉砕することによって得られる。
懸濁製剤は、水性又は油性であることができる。それらは、例えば、商業用ビーズミルを用いて、そして、場合により界面活性剤(例えば、別の製剤型に関して既に上記で挙げられている界面活性剤)を添加して、湿式粉砕することによって調製することができる。
エマルション剤、例えば、水中油型エマルション剤(EW)は、例えば、水性有機溶媒を使用し、そして、場合により界面活性剤(例えば、別の製剤型に関して既に上記で挙げられている界面活性剤)を使用して、撹拌機、コロイドミル及び/又はスタティックミキサーを用いて調製することができる。
顆粒剤は、顆粒状の吸着性不活性物質の表面上に該活性成分を噴霧することによって、又は、担体物質(例えば、砂、カオリナイト)若しくは顆粒状の不活性物質の表面上に接着剤(例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム)若しくは鉱油を用いて活性成分濃厚物を塗布することによって、調製することができる。さらにまた、肥料顆粒を製造するための慣習的な方法で(必用に応じて、肥料との混合物として)、適切な活性成分を造粒することも可能である。
顆粒水和剤は、一般に、噴霧乾燥、流動床造粒、パン造粒、高速ミキサーを用いた混合、及び、固形不活性物質を用いない押出などの、慣習的な方法によって調製する。
パン粒剤、流動床粒剤、押出粒剤及び噴霧粒剤の製造に関しては、例えば、「“Spray−Drying Handbook” 3rd ed. 1979, G.Goodwin Ltd., London」、「J.E.Browning, “Agglomeration”, Chemical and Engineering 1967, pages 147 ff」、「“Perry’s Chemical Engineer’s Handbook”, 5th ed., McGraw−Hill, New York 1973, pp.8−57」に記載されている方法を参照されたい。
作物保護組成物の製剤に関するさらなる詳細については、例えば、「G.C.Klingman, “Weed Control as a Science”, John Wiley and Sons, Inc., New York, 1961, pages 81−96」及び「J.D.Freyer, S.A.Evans, “Weed Control Handbook”, 5th Ed., Blackwell Scientific Publications, Oxford, 1968, pages 101−103」を参照されたい。
該農薬製剤は、一般に、0.1〜99重量%、特に、0.1〜95重量%の本発明化合物を含有する。水和剤では、該活性化合物の濃度は、例えば、約10〜90重量%であり、100重量%までの残余は、慣習的な製剤成分からなる。乳剤では、該活性成分の濃度は、約1〜90重量%、好ましくは5〜80重量%であり得る。粉剤のタイプの製剤は、1〜30重量%の活性成分、好ましくは、通常、5〜20重量%の活性成分を含み;散布可能溶液剤は、約0.05〜80重量%、好ましくは、2〜50重量%の活性成分を含む。顆粒水和剤の場合は、該活性成分の含有量は、当該活性化合物が液体形態で存在しているか又は固体形態で存在しているかに部分的に依存し、及び、どのような造粒助剤、増量剤などが使用されるかに部分的に左右される。水中で分散可能な顆粒剤では、活性成分の含有量は、例えば、1〜95重量%、好ましくは10〜80重量%である。
さらに、活性成分の上記製剤は、場合により、それぞれの慣習的な粘着性付与剤、湿潤剤、分散剤、乳化剤、浸透剤、防腐剤、不凍剤、並びに、溶媒、増量剤、担体、並びに、色素、消泡剤、蒸発抑制剤、並びに、pH及び粘度に影響を及ぼす作用剤を含有する。
混合製剤中で又はタンクミックスの中で本発明化合物に対して使用可能な組合せ相手剤は、例えば、「Weed Research 26 (1986) 441−445」又は「“The Pesticide Manual”, 15th edition, The British Crop Protection Council and the Royal Soc. of Chemistry, 2009」及びそれらの中で引用されている文献に記載されている、例えば、アセト乳酸シンターゼ、アセチル−CoAカルボキシラーゼ、セルロースシンターゼ、エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ、グルタミンシンターゼ、p−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ、フィトエンデサチュラーゼ、光化学系I、光化学系II、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼなどを阻害することに基づく、例えば、既知活性成分である。本発明による化合物と組み合わせることが可能な既知除草剤又は既知植物成長調節剤の例としては、以下の活性成分(該化合物は、国際標準化機構(ISO)による「一般名」で示されているか、又は、化学名で示されているか、又は、コード番号で示されている)などを挙げることができ、そして、それらは、常に、酸、塩、エステル及び異性体(例えば、立体異性体及び光学異性体)などの全ての使用形態を包含する。
施用するために、商業用の形態にある製剤は、適切な場合には、慣習的な方法で希釈し、例えば、水和剤、乳剤、分散液剤及び顆粒水和剤の場合には、水で希釈する。粉剤のタイプの製剤、土壌施用用顆粒剤又はばらまき用顆粒剤及び散布可能溶液剤は、通常、施用前に別の不活性物質でさらに希釈することはない。
式(I)で表される化合物の必要とされる施用量は、外部条件(例えば、温度、湿度及び使用する除草剤の種類など)に応じて変わる。それは、広い範囲内で、例えば、0.001〜1.0kg/ha又はそれ以上の活性物質の範囲内で、変わり得る。しかしながら、それは、好ましくは、0.005〜750g/haである。
本発明の組成物には、付加的に、さらなる成分(例えば、界面活性剤など)も含有させることができる。有用な界面活性剤は、イオン特性若しくは非イオン特性を有する乳化剤及び/若しくは泡形成剤、分散剤又は湿潤剤であるか、又は、そのような界面活性剤の混合物である。これらの例は、以下のものである:ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸若しくはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコールの重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪酸の重縮合物若しくはエチレンオキシドと脂肪アミンの重縮合物、置換されているフェノール(好ましくは、アルキルフェノール又はアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(好ましくは、アルキルタウレート)、ポリエトキシ化アルコールのリン酸エステル若しくはポリエトキシ化フェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪エステル、並びに、硫酸アニオン、スルホン酸アニオン及びリン酸アニオンを含んでいる該化合物の誘導体、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフェート類、アリールスルホネート類、タンパク質加水分解物、リグノスルファイト廃液及びメチルセルロースなど。該活性成分のうちの1種類及び/又は該不活性担体のうちの1種類が水不溶性であり且つ施用が水で行われる場合は、界面活性剤を存在させることが必要である。界面活性剤の割合は、本発明組成物の5重量%〜40重量%である。着色剤、例えば、無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー(Prussian Blue)、並びに、有機染料、例えば、アリザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、並びに、微量栄養素、例えば、鉄塩、マンガン塩、ホウ素塩、銅塩、コバルト塩、モリブデン塩及び亜鉛塩などを使用することができる。
適切な場合には、付加的な別の成分、例えば、保護コロイド、結合剤、粘着剤、増粘剤、揺変性物質、浸透剤、安定化剤、金属イオン封鎖剤、錯化剤なども存在させることができる。一般的に、該活性成分は、製剤目的で一般的に使用される固体又は液体の任意の添加剤と組み合わせることが可能である。一般に、本発明による組成物及び製剤は、0.05〜99重量%、0.01〜98%重量%、好ましくは、0.1〜95重量%、さらに好ましくは、0.5〜90重量%の活性成分を含有し、最も好ましくは、10〜70重量%の活性成分を含有する。本発明による活性成分又は組成物は、そのままで使用することが可能であるか、又は、それらの個々の物理的及び/若しくは化学的特性に応じて、以下のようなそれらの製剤の形態若しくはその製剤から調製される使用形態で使用することが可能である:エーロゾル剤、カプセル懸濁液剤、冷煙霧濃厚剤(cold−fogging concentrate)、温煙霧濃厚剤(warm−fogging concentrate)、カプセル化粒剤、細粒剤、種子処理用フロアブル剤(free−flowing concentrate)、即時使用可能な溶液剤(ready−to−use solution)、散粉性粉剤、乳剤、水中油型エマルション剤、油中水型エマルション剤、大型粒剤、微粒剤、油分散性粉剤、油混和性フロアブル剤(free−flowing concentrate)、油混和性液剤、泡剤(foam)、ペースト剤、農薬粉衣種子、懸濁製剤(suspension concentrate)、サスポエマルション製剤、可溶性濃厚剤(soluble concentrate)、懸濁液剤(suspension)、噴霧粉剤(spray powder)、可溶性粉剤(soluble powder)、粉剤及び粒剤、水溶性顆粒剤又は錠剤、種子処理用水溶性粉剤、水和剤、活性成分が含浸されている天然生成物及び合成物質、並びに、さらに、ポリマー物質中にマイクロカプセル化されているもの及び種子用のコーティング物質中にマイクロカプセル化されているもの、並びに、さらに、ULV冷煙霧製剤(ULV cold−fogging formulation)及びULV温煙霧製剤(ULV warm−fogging formulation)。
上記製剤は、自体公知の方法で、例えば、当該活性成分を少なくとも1種類の慣習的な増量剤、溶媒又は希釈剤、乳化剤、分散剤及び/又は結合剤又は固着剤、湿潤剤、撥水剤、場合により、乾燥剤及び紫外線安定剤、並びに、場合により、染料及び顔料、消泡剤、防腐剤、第2の増粘剤、粘着性付与剤、ジベレリン類、並びに、別の加工助剤と混合させることによって、製造することができる。
本発明による組成物には、既に使用し得る状態にあって適切な装置を用いて植物又は種子に対して使用可能な製剤のみではなく、使用前に水で希釈することが必要な商業的な濃厚物も包含される。
本発明による活性成分は、それだけで存在し得るか、又は、その(商業規格)製剤中に、若しくは、そのような製剤から調製された使用形態中に、殺虫剤、誘引剤、不妊剤、殺細菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、成長調節剤、除草剤、肥料、薬害軽減剤若しくは情報化学物質などの別の(既知)活性成分との混合物として、存在し得る
上記活性成分又は組成物を用いた植物及び植物の部分の本発明による処理は、慣習的な処理方法によって、例えば、浸漬、散布、噴霧、潅漑、気化、散粉、煙霧、ばらまき、泡状化、塗布、拡散(spreading−on)、潅水(潅注(drenching))、点滴潅漑などによって、直接的に行うか、又は、該活性成分又は組成物を植物及び植物の部分の周囲、生息環境若しくは貯蔵空間に作用させることにより行い、また、繁殖器官(propagation material)の場合、特に種子の場合には、さらに、乾式種子処理、湿式種子処理、スラリー処理、外被化(incrustation)、1層以上の被膜のコーティングによっても行う。さらに、該活性成分を微量散布法(ultra−low volume method)によって使用することも可能であり、又は、該活性成分調製物/該活性成分自体を土壌中に注入することも可能である。
下記実施例によって、本発明について詳細に例証する。
A. 化学的実施例
1. 3−(2,3−ジフルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル(実施例No.2.1.056)の調製
この目的のために、25mLのジメチルホルムアミドの中に3.320g(21.13mmol)の2,3−ジフルオロベンズアルデヒドオキシムを最初に装入し、それに、2.822g(21.13mmol)のN−クロロスクシンイミドを添加し、その際、その添加中に、温度が79℃まで上昇する。次いで、その混合物を1時間40℃まで加熱し、スパチュラ先端量の追加のN−クロロスクシンイミドを添加する。15分後、その混合物を室温(RT)まで冷却し、次いで、3.618g(31.70mmol)のメタクリル酸エチル及び4.097g(31.70mmol)のN,N−ジイソプロピルエチルアミンを滴下して加える。RTまで冷却した後、その混合物をさらに15分間撹拌し、そのフラスコの内容物を50mLの水に添加する。その混合物を1M硫酸で酸性化し、メチルt−ブチルエーテルで繰り返し抽出する。その有機相を合して水で1回洗浄し、塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過する。その濾液を減圧下で濃縮する。これにより、6.06gの黄色の油状物が得られ、それを、酢酸エチル/ヘプタンの勾配を使用するシリカゲルクロマトグラフィーに付した。これにより、5.140g(90%)の無色の油状物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=1.31(t,3H);1.72(s,3H);3.33(d,1H);3.95(d,1H);4.36(q,2H);7.12(m,1H);7.23(m,1H);7.53(m,1H)。
2. 5−シアノ−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸イソプロピル(実施例No.2.2.475)の調製
1.00g(6.37mmol)の3,5−ジフルオロベンズアルデヒドオキシムを25mLのジクロロメタンに溶解させ、0℃まで冷却し、1.195g(9.55mmol)の2−シアノアクリル酸エチルを添加する。次いで、2.050g(6.37mmol)のヨードソベンゼンを添加し、その混合物をRTまで昇温させる。反応が終了した後、その溶液をチオスルフェート溶液を混合させ、酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで脱水する。シリカゲルを使用するクロマトグラフィーで精製した後、1.010g(54%)の所望の生成物が得られる。
H NMR[DMSO]:δ=1.30(t,3H);4.11(d,1H);4.32(q,2H);4.48(d,1H);7.48(m,3H)。
3. 3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−エチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル(実施例No.2.1.471)の調製
中間体: 3,5−ジフルオロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロリド
窒素下、20mLの乾燥DMFの中に19.000g(259.94mmol)の3,5−ジフルオロベンズアルデヒドオキシムを最初に装入し、510mg(3.81mmol)のN−クロロスクシンイミドを1番目に添加する。次に、その反応溶液の中に、反応温度が35℃に上昇するまで、気体塩酸を導入する。次いで、内部温度が40℃を超えないように、残りの1.990g(15.28mmol)のN−クロロスクシンイミドを計量供給する。RTまで冷却した後、氷水を添加し、その混合物をジエチルエーテルで希釈する。その有機相を氷水で2回抽出する。硫酸ナトリウムで脱水した後、溶媒を減圧下で除去する。これにより、3.177g(87%)の無色の固体が得られる。
2.000g(10.44mmol)の3,5−ジフルオロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロリドを117gのイソプロパノールに溶解させる。次いで、それに、1.606g(9.39mmol)の75%2−メチレンブタン酸エチルを添加し、その混合物を4.385g(52.20mmol)の炭酸水素ナトリウムと混合させ、室温で撹拌する。12時間経過した後、未溶解の物質を濾去し、その母液を濃縮し、酢酸エチル/ヘプタンを使用してシリカゲル上で分離させる。これにより、1.900g(61%)の所望の生成物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=1.00(t,3H);1.32(t,3H);2.06(q,2H);3.18(d,1H);3.88(d,1H);4.27(M,2H);6.85(m,1H),7.18(m,2H)。
4. 3−[3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸(実施例No.1.1.554)の調製
50mLのTHFの中に、3.878g(11.03mmol)の3−[3−クロロ−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチルを最初に装入し、33.1mL(33.079mmol)の1M水酸化ナトリウム溶液と一緒に、RTで16時間撹拌する。次いで、その混合物を、希硫酸を用いて酸性化し、塩化ナトリウム溶液を添加する。その混合物を酢酸エチルで繰り返し抽出する。これにより、酢酸エチル/ヘプタン混合物を使用するシリカゲルクロマトグラフィーで精製した後、2.323g(65%)の上記化合物が得られる。
H NMR[DMSO]:δ=1.58(s,3H);3.3(OH);3.32(d,1H);3.84(d;1H);7.61(m,1H);7.70(s,1H);7.78(m,1H)。
5. 3−メトキシ−3−オキソプロピル−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−エチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボキシレート(実施例No.2.6.486)の調製
中間体: 3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−エチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボニルクロリド
2.000g(7.84mmol)の3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−エチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸を50mLのジクロロメタンに溶解させ、それに、29.0mg(73.10mmol)のジメチルホルムアミドを添加する。次いで、その反応溶液を1.492g(11.76mmol)の塩化オキサリルと混合させ、RTで撹拌する。1時間経過した後、その反応混合物を回転蒸発によって濃縮し、さらに2回、トルエンと混合させ及び回転蒸発によって濃縮する。これにより、2.30g(97%)の上記カルボニルクロリドが得られる。これは、それ以上精製することなく反応させる。
5mLのジクロロメタンの中に200.0mg(0.73mmol)の3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−エチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボニルクロリドを最初に装入し、次いで、それに、221.86mg(2.19mmol)のトリエチルアミンを添加し、最後に、それに、5mLのジクロロメタンの中の91.3mg(0.88mmol)の3−ヒドロキシプロパン酸メチルを添加する。1時間経過した後、その反応溶液を回転蒸発によって濃縮し、ヘプタン/酢酸エチル混合物を使用してシリカゲル上で分離させる。これにより、134mg(51%)の上記化合物が無色の油状物として得られる。
H NMR[CDCl]:δ=0.99(t,3H);2.01−2.07(m,2H);2.72(t,2H),3.17(d,1H);3.68(s,3H);3.75(d,1H);4.41−4.53(m,2H);6.86(t,1H);7.18(d,2H)。
6. 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボニトリル(実施例No.3.417)の調製
50mLのDMFの中に0.700g(3.68mmol)の3,5−ジクロロベンズアルデヒドオキシムを最初に装入し、次いで、それに、0.516g(3.87mmol)のN−クロロスクシンイミドを添加し、その混合物をRTで4時間撹拌する。次いで、それに、0.371g(5.53mmol)のメタクリロニトリル及び0.559g(5.53mmol)のトリエチルアミンを添加し、その混合物をRTでさらに18時間撹拌する。その混合物を減圧下で回転蒸発によって濃縮し、分取HPLC(RP相)上で分離させる。これにより、110mg(12%)の所望の生成物が無色の油状物として得られる。
H NMR[CDCl3]:δ=[CDCl]1.91(s,3H);3.38(d,1H);3.80(d,1H);7.45(s,1H);7.52(s,1H)。
7. 4−ブロモ−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.1.470)の調製
1.000g(5.22mmol)の3,5−ジフルオロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロリドを20mLのイソプロパノールに溶解させ、次いで、それに、1121mg(6.26mmol)の3−ブロモ−2−メチルアクリル酸メチル及び1754.1mg(20.88mmol)の固体炭酸水素ナトリウムを添加する。その混合物をRTで2時間撹拌し、得られた粗製混合物を酢酸エチル/ヘプタンを使用するシリカゲルを用いて精製する。これにより、540mg(31%)の黄色の油状物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=D1=1.58(s,3H);3.82(s,3H);5.50(s,1H);D2=1.85(s,3H);3.72(s,3H);5.78(s,1H);6.8−7.5(m,3H)。
8. 3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−フルオロ−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.2.468)の調製
1.000g(5.22mmol)の3,5−ジフルオロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロリドを23mLのイソプロパノールに溶解させ、次いで、それに、1086.6mg(10.44mmol)の2−フルオロアクリル酸メチルを添加する。次いで、その混合物を2.192g(26.10mmol)の炭酸水素ナトリウムと混合させる。その混合物を40℃で1時間撹拌し、水の中に入れ、酢酸エチルで抽出して、固体形態にある1.230g(91%)の上記化合物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=3.65(dd,1H);3.96(s,3H);4.12(dd,1H);6.96(t,1H);7.22(d,2H)。
9. 5−(フルオロメチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸(実施例No.1.2.001)の調製
3.00g(11.14mmol)の5−(フルオロメチル)−3−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチルを150mLのTHFに溶解させ、RTで、0.543g(22.28mmol)の水酸化リチウムを添加する。20時間経過した後、その混合物を減圧下で回転蒸発によって濃縮する。その残渣をジクロロメタンと合し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で抽出する。次いで、その水相をpH1−2に調節し、その混合物を酢酸エチルで抽出する。これにより、2.530g(89%)の当該カルボン酸が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=3.56(d,1H);3.80(d,1H);4.71(d,1H);4.83(d,1H);7.18(m,1H);7.41(m,3H)。
10. 3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.2.1208)の調製
47.5gのDMFの中に1.500g(8.64mmol)の3−クロロ−4−フルオロベンズアルデヒドオキシムを最初に装入し、1.212g(9.07mmol)のN−クロロスクシンイミド、1.312g(12.96mmol)及び2.179g(12.96mmol)の2−(トリフルオロメチル)アクリル酸メチルを用いて環化させる。溶媒混合物として酢酸エチル/ヘプタンを使用するシリカゲル上で精製した後、1.300g(43%)の上記生成物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=1.52(8s,3H);3.74(d,1H);3.94(s,3H);4.03(d,1H);7.22(m,1H);7.58(m,1H);7.72(m,1H)。
11. 3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸(実施例No.1.2.1205)の調製
2.000g(6.14mmol)の上記エステル3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルを20mLのTHFに溶解させ、水の中の0.295g(7.37mmol)の水酸化ナトリウムを添加し、その混合物をRTで撹拌する。18時間経過した後、その溶媒を回転蒸発によって除去し、水を添加する。その混合物をジクロロメタンで1回洗浄し、その水相を希塩酸を用いて酸性化する。後者を、ジクロロメタンでさらに2回抽出する。その混合物を硫酸マグネシウムで脱水して、1.740g(85%)の当該カルボン酸が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=3.81(d,1H);4.00(d,1H);7.22(m,1H);7.58(m,1H);7.74(m,1H)。
12. 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.5.544)の調製
1.156g(6.08mmol)の3,5−ジクロロベンズアルデヒドオキシムを、47.5gのジメチルホルムアミドの中で、0.950g(7.30mmol)の2−(メトキシメチル)アクリル酸メチル、0.853g(6.39mmol)のN−クロロスクシンイミド及び0.923g(9.13mmol)のトリエチルアミンを用いて環化させる。シリカゲルクロマトグラフィーで精製した後、0.150g(7.34%)の上記化合物が黄色がかった油状物として得られる。
H NMR[CDCl]:δ=3.43(s,3H);3.50(d,1H);3.72(d,1H);3.80(mc,2H);3.82(s,3H);7.41(m,1H);7.55(s,2H)。
13. 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸(実施例No.1.5.544)の調製
100.0mg(0.31mmol)の3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルを5mLのTHFに溶解させ、2mLの水の中の40.0mg(0.47mmol)の水酸化ナトリウムを添加し、その混合物をRTで18時間撹拌する。溶媒を除去した後、その混合物を水で希釈する。その水相をジクロロメタンで洗浄し、次いで、その水相を希塩酸を用いて酸性化し、ジクロロメタンで再度洗浄する。後者ジクロロメタン相を脱水する。これにより、100mg(100%)の上記酸が無色の油状物として得られる。
H NMR[CDCl]:δ=3.48(s,3H);3.50(d,1H);3.72(8d,1H);3.85(q,2H);7.42(m,1H);7.55(m,2H)。
14. 3−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.5.498)の調製
10.0g(53.31mmol)の3−フルオロ−N−ヒドロキシ−5−メチルベンゼンカルボキシイミドイルクロリドを、方法Cに従って、7.631g(58.64mmol)の3−ヒドロキシ−2−メチレンブタン酸メチル及び22.390g(22.54mmol)の炭酸水素ナトリウムと一晩反応させる。その反応溶液を濾過した後、それを、シリカゲルクロマトグラフィーに付す。これにより、15.00g(95%)の上記化合物が油状物として得られる。
H NMR[CDCl]:δ=D1 1.20(d,3H);2.37(d,1H);2.38(s,3H);3.54(d,1H),3.69(d,1H);3.83(s,3H);4.33(m,1H);6.96(s,1H);7.23(s,1H);7.25(s,1H); D2 1.26(d,3H);2.18(d,1H);2.38(s,3H);3.60(d,1H);3.72(d,1H);3.83(s,3H);4.22(m,1H);6.93(s,1H);7.21(s,1H);7.25(s,1H)。
15. 3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸(実施例No.1.5.479)の調製
75mLのTHFの中の1.5g(5.26mmol)の3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルを、RTで、0.151g(6.31mmol)のLiOHを用いて加水分解する。1時間経過した後、減圧下で溶媒を除去し、塩酸を用いてpHを1−2とし、酢酸エチルで抽出する。これにより、1.50g(99%)の上記酸が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=D1 1.25(d,3H);1.36(d,1H);3.60(d,1H);3.70(d,1H);4.29(m,1H);6.91(t,1H);7.20(d,2H); D2 1.29(d,3H);1.42(d,1H);3.60(d,1H);3.69(d,1H);4.22(m,1H);6.91(t,1H);7.20(d,2H)。
16. 5−アセチル−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.4.462)の調製
この目的のために、2.000g(7.01mmol)の3−(3,5−ジフルオロフェニル)−5−(1−ヒドロキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルを、75mLのジクロロメタンの中で、6.048g(28.05mmol)のクロロクロム酸ピリジニウム及びモレキュラーシーブと一緒にRTで5時間撹拌する。その反応溶液をジエチルエーテルと一緒にSPEカートリッジを通して濾過し、回転蒸発によって濃縮する。これにより、固体形態にある2.000g(96%)の上記化合物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=2.44(s,3H);3.80(d,1H);3.86(s,3H);3.89(d,1H);6.90(m,1H);7.19(d,2H)。
17. 3−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−5−ビニル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.3.572)の調製
4.400g(15.76mmol)の3−(3−ブロモ−5−メチルフェニル)−5−(1−{[(トリフルオロメチル)−スルホニル]オキシ}エチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル〔対応するアルコールとトリフルオロメタンスルホン酸無水物とピリジンから調製されたもの(収率62%)〕を、600.29mg(3.94mmol)のDBUと一緒に、変換する。2日間経過した後、その反応混合物を水で希釈し、希塩酸を用いてpH4−5になるまで酸性化し、最後に、ジクロロメタンで抽出する。次いで、その混合物を酢酸エチル/ヘプタンを使用するシリカゲルクロマトグラフィーに付す。これにより、450mg(57%)の上記化合物が無色の油状物として得られる。
H NMR[CDCl]:δ=2.35(s,3H),3.35(d,1H);3.83(s,3H);3.93(d,1H);5.35(d,1H),5.55(d,1H);6.13(dd,1H);7.38(s,1H),7.42(s,1H);7.58(s,1H)。
18. 5−(1−クロロビニル)−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル(実施例No.2.3.473)の調製
730mg(2.58mmol)の5−アセチル−3−(3,5−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチルを20mLのジクロロメタンに溶解させ、1滴のDMFを添加し、その混合物を、マイクロ波オーブンの中で、590mg(2.84mmol)の五塩化リンと一緒に100℃で6時間加熱する。次いで、その反応混合物を温水(約35℃)とジクロロメタンの混合物に添加し、その温度で1時間撹拌する。その水相(pH2)を除去する。ジクロロメタン相を飽和炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水する。次いで、その混合物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘプタン)を使用するクロマトグラフィーに付す。これにより、固体形態にある230mg(25%)の上記化合物が得られる。
H NMR[CDCl]:δ=3.53(d,1H);3.88(s,3H);4.22(d,1H);5.55(s,1H);5.93(s,1H);6.90(m,1H);7.20(d,2H)。
上記化合物の調製と同様にして、及び、当該調製に関する一般的な詳説に従って、以下の表の中で特定されている化合物を得ることができる。それらの表の中で開示されている実施例のNMRデータは、慣習的な形態(δ値、水素原子の数、多重項分裂)で、又は、NMRピークリストとして、与えられている。NMRピークリスト法においては、選択された実施例のNMRデータは、NMRピークリストの形態(これは、各シグナルピークに対して、最初にδ値(ppm)を記載し、次いで、間隔で隔てられて、シグナル強度を記載している)で示されている。種々のシグナルピークに対するδ値/シグナル強度の数字の対は、セミコロンで互いに隔てられて記載されている。
使用されている略語は、以下の意味を有する:
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D1、D2は、2種類のエナンチオマーのラセミ化合物として存在しているジアステレオマー対のジアステレオマーを示している。
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B. 製剤実施例
1. 散粉性製品(dusting product)
散粉性製品は、10重量部の式(I)で表される化合物と90重量部の不活性物質としてのタルクを混合させ、及び、その混合物をハンマーミルの中で粉砕することによって得られる。
2. 分散性粉剤
水に容易に分散する水和剤は、25重量部の式(I)で表される化合物と64重量部の不活性物質としてのカオリン含有石英と10重量部のリグノスルホン酸カリウムと1重量部の湿潤剤及び分散剤としてのオレオイルメチルタウリンナトリウム(sodium oleoylmethyltaurate)を混合させ、及び、その混合物をピンディスクミル(pinned−disk mill)の中で摩砕することによって得られる。
3. 分散製剤(dispersion concentrate)
水に容易に分散する分散製剤は、20重量部の式(I)で表される化合物を6重量部のアルキルフェノールポリグリコールエーテル((登録商標)Triton X 207)と3重量部のイソトリデカノールポリグリコールエーテル(8EO)と71重量部のパラフィン系鉱油(沸点範囲:例えば、約255℃〜約277℃)と混合させ、及び、その混合物をボールミルの中で5ミクロン未満の粉末度になるまで摩砕することによって得られる。
4. 乳剤
乳剤は、15重量部の式(I)で表される化合物と75重量部の溶媒としてのシクロヘキサノンと10重量部の乳化剤としてのエトキシ化ノニルフェノールから得られる。
5. 顆粒水和剤
顆粒水和剤は、
75重量部の式(I)で表される化合物、
10重量部のリグノスルホン酸カルシウム、
5重量部のラウリル硫酸ナトリウム、
3重量部のポリビニルアルコール、及び、
7重量部のカオリン
を混合させ、その混合物をピンディスクミルの中で摩砕し、及び、得られた粉末を流動床の中で造粒液(granulating liquid)としての水をスプレーすることにより造粒することによって得られる。
顆粒水和剤は、さらにまた、コロイドミルの中で、
25重量部の式(I)で表される化合物、
5重量部の2,2’−ジナフチルメタン−6,6’−ジスルホン酸ナトリウム、
2重量部のオレオイルメチルタウリンナトリウム(sodium oleoylmethyltaurinate)、
1重量部のポリビニルアルコール、
17重量部の炭酸カルシウム、及び、
50重量部の水
を均質化及び前粉砕し、次いで、その混合物をビーズミルの中で摩砕し、及び、得られた懸濁液を噴霧塔の中で単一相ノズル(one−phase nozzle)を用いて噴霧及び乾燥させることによっても得られる。
C. 生物学的実施例
1. 有害な植物に対する発生前除草作用
直径9〜13cmのポット内の砂壌土の中に有害な単子葉植物及び双子葉植物の種子又は根茎片を配置し、土壌で被覆する。次いで、その被覆した土壌の表面に、乳剤又は散粉性製品として製剤された除草剤を、300〜800L/ha(変換)の散布水量の水性分散液又は水性懸濁液又は水性エマルションの形態で、種々の薬量で施用する。次いで、当該植物をさらに栽培するために、そのポットを、温室内の最適な条件下に維持する。該被験植物を温室内の最適な成育条件下に3〜4週間置いた後、本発明化合物の活性について視覚的に評価する。例えば、化合物No.1.1.054、1.1.2008、1.1.462、1.1.463、1.1.494、1.1.520、1.1.527、1.1.580、1.1.603、1.3.470、1.2.471、1.3.001、1.3.473、2.1.466、2.1.478、1.3.527、2.1.522、2.1.526、2.1.546、2.1.588、2.2.472、2.3.475、2.3.528、2.3.572、2.6.462、2.6.463、2.6.464、2.6.465、2.6.467、2.6.468、2.6.469、2.6.470、2.6.471、2.6.473、2.6.474、2.6.479、2.6.480、2.6.481、2.6.486、2.6.488、2.6.489、2.6.490、2.6.541、2.6.547、2.6.553、2.6.555及び2.6.561は、1ヘクタール当たり320gの施用量で、それぞれ、カラスムギ(Avena fatua)に対して少なくとも80%の効力を示した。
化合物No.1.1.471、1.1.519、1.1.540、1.1.580、1.3.476、1.3.571、1.3.644、2.1.523、2.1.524、2.1.532、2.1.569、2.2.530、2.3.527、2.3.534、2.6.545、2.6.548、2.6.549、2.6.550及び2.6.552は、1ヘクタール当たり320gの施用量で、それぞれ、ハコベ(Stellaria media)に対して少なくとも80%の効力を示した。
化合物No.1.1.566、1.3.474、2.1.531、2.6.475及び2.6.478は、1ヘクタール当たり320gの施用量で、それぞれ、ネズミムギ(Lolium multiflorum)に対して少なくとも80%の効力を示した。
2. 有害な植物に対する発生後除草作用
厚紙製ポット内の砂壌土の中に有害な単子葉植物及び双子葉植物の種子を配置し、土壌で被覆し、温室内で良好な成育条件下で栽培する。播種後2〜3週間経過した後、該被験植物を3葉期で処理する。当該植物の緑色の部分の表面に、水和剤又は乳剤として製剤された本発明の化合物を、600〜800L/ha(変換)の散布水量で噴霧する。該被験植物を温室内の最適な成育条件下に3〜4週間置いた後、本発明化合物の活性について視覚的に評価する。例えば、化合物No.1.1.2009、1.1.462、1.1.463、1.1.494、1.1.519、1.1.520、1.1.529、1.1.540、1.1.566、1.1.580、1.2.470、1.2.471、1.2.525、1.3.001、1.3.004、1.3.470、1.3.472、1.3.474,1.3.473、1.3.476、1.3.486、1.3.527、1.3.528、1.3.571、1.3.644、2.1.466、2.1.478、2.1.522、2.1.526、2.1.527、2.1.530、2.1.532、2.1.546、2.1.570、2.1.588、2.2.471、2.2.472、2.2.527、2.3.475、2.3.476、2.3.527、2.3.528、2.3.534、2.3.535、2.3.572、2.3.645、2.6.009、2.6.462、2.6.463、2.6.464、2.6.467、2.6.468、2.6.469、2.6.470、2.6.471、2.6.473、2.6.474、2.6.475、2.6.476、2.6.477、2.6.478、2.6.479、2.6.480、2.6.481、2.6.486、2.6.488、2.6.489、2.6.490、2.6.494、2.6.495、2.6.541、2.6.545、2.6.546、2.6.547、2.6.548、2.6.549、2.6.552、2.6.553、2.6.554、2.6.555及び2.6.561は、1ヘクタール当たり320gの施用量で、それぞれ、カラスムギ(Avena fatua)に対して少なくとも80%の効力を示した。
化合物No.1.1.2008、1.1.1211、1.1.527、1.1.502、1.1.925、1.2.002、1.2.528、2.1.523、2.1.524、2.1.531、2.1.670、2.2.475、2.6.465及び2.6.550は、1ヘクタール当たり320gの施用量で、それぞれ、オオイヌノフグリ(Veronica persica)に対して少なくとも80%の効力を示した。

Claims (22)

  1. 式(I)
    Figure 2015530397
    〔式中、
    及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノであるか、又は、(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    又は、
    とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、q個の炭素原子とp個の酸素原子から形成される飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員、4員又は5員の環を形成し;
    は、フッ素、塩素、シアノ、(C−C)−アルキルカルボニルオキシ若しくはS(O)であるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、(C−C)−アルコキシ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−アルケニルカルボニル若しくは(C−C)−シクロアルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、水素又はRであり;
    は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、Rであり;
    は、COOH、COOY、CN又はCHOであり;
    Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択されるn個のヘテロ原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mは、0、1、2、3、4又は5であり;
    nは、0、1又は2であり;
    pは、0又は1であり;
    qは、3、4又は5である〕
    で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体又はその塩[但し、
    a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
    b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
    c) 以下の化合物は除外される:
    3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸、
    3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
    5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
    3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
  2. 及びRが、それぞれ、水素であり;
    が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
    が、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素又はRであり;
    が、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、Rであり;
    が、COOH又はCOOYであり;
    Yが、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXが、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mが、0、1、2、3、4又は5であり;
    nが、0、1又は2である;
    請求項1に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体[但し、
    a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
    b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
    c) 以下の化合物は除外される:
    3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
    3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
    5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
    3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
  3. 及びRが、それぞれ、水素であり;
    が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
    が、メチル又はエチルであり;
    が、水素又はRであり;
    が、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、Rであり;
    が、COOH又はCOOYであり;
    Yが、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXが、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
    (C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mが、0、1、2又は3であり;
    nが、0、1又は2である;
    請求項1又は2に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体[但し、
    a) X及びXが両方とも置換されているか又は置換されていないアルコキシであることはなく;
    b) Rがメチルであり且つWがCOOHである化合物においては、Xは水素ではなく;及び、
    c) 以下の化合物は除外される:
    3−(3−シアノフェニル)−5−(イソプロポキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    5−(ブトキシメチル)−3−(3−シアノフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(メトキシメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(2−メトキシエチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸;
    3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3−シアノフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル;
    5−メチル−3−(3−ニトロフェニル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;
    3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸メチル;及び、
    3−(3−クロロフェニル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−5−カルボン酸エチル]。
  4. が、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]である;
    請求項3に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体。
  5. 除草剤組成物であって、除草活性を示す含有量の請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物を特徴とする、前記除草剤組成物。
  6. 製剤助剤と混合されている、請求項5に記載の除草剤組成物。
  7. 殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、殺菌剤、薬害軽減剤及び成長調節剤の群から選択される少なくとも1種類のさらなる殺有害生物活性物質を含んでいる、請求項5又は6に記載の除草剤組成物。
  8. 薬害軽減剤を含んでいる、請求項7に記載の除草剤組成物。
  9. 前記薬害軽減剤が、メフェンピル−ジエチル、シプロスルファミド、イソキサジフェン−エチル、クロキントセット−メキシル、ベノキサコル及びジクロルミドからなる群から選択される、請求項8に記載の除草剤組成物。
  10. さらなる除草剤を含んでいる、請求項7〜9のいずれかに記載の除草剤組成物。
  11. 望ましくない植物を防除するための、式(Ia)
    Figure 2015530397
    〔式中、
    及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノであるか、又は、(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    又は、
    とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、q個の炭素原子とp個の酸素原子から形成される飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員、4員又は5員の環を形成し;
    は、フッ素、塩素、シアノ、(C−C)−アルキルカルボニルオキシ若しくはS(O)であるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、(C−C)−アルコキシ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−アルケニルカルボニル若しくは(C−C)−シクロアルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、水素又はRであり;
    は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、Rであり;
    は、COOH、COOY、CN又はCHOであり;
    Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択されるn個のヘテロ原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mは、0、1、2、3、4又は5であり;
    nは、0、1又は2であり;
    pは、0又は1であり;
    qは、3、4又は5である〕
    で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  12. 及びRが、それぞれ、水素であり;
    が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
    が、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素又はRであり;
    が、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、Rであり;
    が、COOH又はCOOYであり;
    Yが、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXが、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mが、0、1、2、3、4又は5であり;
    nが、0、1又は2である;
    請求項11に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  13. 及びRが、それぞれ、水素であり;
    が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
    が、メチル又はエチルであり;
    が、水素又はRであり;
    が、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、Rであり;
    が、COOH又はCOOYであり;
    Yが、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であり;
    、X及びXが、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
    (C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mが、0、1、2又は3であり;
    nが、0、1又は2である;
    請求項11又は12に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  14. が、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]である;
    請求項13に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  15. 除草活性を有する3−フェニルイソオキサゾリン−5−カルボキサミド類及び3−フェニルイソオキサゾリン−5−チオアミド類を調製するための、式(Ia)
    Figure 2015530397
    〔式中、
    及びRは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノであるか、又は、(C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    又は、
    とRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、q個の炭素原子とp個の酸素原子から形成される飽和の又は部分的若しくは完全に不飽和の3員、4員又は5員の環を形成し;
    は、フッ素、塩素、シアノ、(C−C)−アルキルカルボニルオキシ若しくはS(O)であるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、(C−C)−アルコキシ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルキルカルボニル、(C−C)−アルケニルカルボニル若しくは(C−C)−シクロアルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、水素又はRであり;
    は、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、Rであり;
    は、COOH、COOY、CN又はCHOであり;
    Yは、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、酸素、硫黄及び窒素からなる群から選択されるn個のヘテロ原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXは、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    は、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mは、0、1、2、3、4又は5であり;
    nは、0、1又は2であり;
    pは、0又は1であり;
    qは、3、4又は5である〕
    で表される3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  16. 及びRが、それぞれ、水素であり;
    が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
    が、(C−C)−アルキル又は(C−C)−シクロアルキル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及びヒドロキシルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素又はRであり;
    が、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル若しくは(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、Rであり;
    が、COOH又はCOOYであり;
    Yが、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXが、それぞれ独立して、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル、(C−C)−アルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ、(C−C)−アルキニルオキシ若しくは(C−C)−アルキルカルボニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、SF、CONRSO、CONR、COR、CO、CONR、C(R)=NOR、NRCOR、NRCONR、NRCO、NRSO、NRSONR、OCONR、OSO、R、S(O)、SONR、OSONRであるか、又は、
    (C−C)−アルキル、(C−C)−シクロアルキル、(C−C)−アルケニル、(C−C)−アルキニル[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル及びシアノからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ、(C−C)−シクロアルコキシ、(C−C)−アルケニルオキシ若しくは(C−C)−アルキニルオキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mが、0、1、2、3、4又は5であり;
    nが、0、1又は2である;
    請求項15に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  17. 及びRが、それぞれ、水素であり;
    が、(C−C)−アルキル、(C−C)−アルコキシ−(C−C)−アルキル、ビニル、(C−C)−アルキニル、ハロ−(C−C)−アルキル又はハロ−(C−C)−アルケニルであり;
    が、メチル又はエチルであり;
    が、水素又はRであり;
    が、水素であるか、又は、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、Rであり;
    が、COOH又はCOOYであり;
    Yが、(C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素、塩素、臭素、シアノ、ヒドロキシル及びCOO−(C−C)−アルキルからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されており、並びに、n個の酸素原子で中断されている]であるか、又は、
    (シクロヘキサ−2−エン−1−オン)−3−イル、(プロパン−1−オール)−3−イル、(2,2−ジメチルプロパン−1−オール)−3−イル、(メチル 2,2−ジメチルプロパノエート)−3−イル、(メチル プロパノエート)−3−イル、(エチル プロパノエート)−3−イル、(エチル ブタノエート)−3−イル、(エチル(3R)−4,4,4−トリフルオロブタノエート)−3−イル、(ブタン−2−オン)−4−イル、(3−メチルブタン−2−オン)−4−イル、(ペンタ−3−エン−2−オン)−4−イル,((2S)−ジメチル ブタンジオエート)−2−イル、(ジメチル ペンタンジオエート)−3−イル、(メチル(2R)−2−メチルプロパノエート)−3−イル、4−メトキシカルボニルベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、5−メチルピリジン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イル及び(ブタン−1−オール)−4−イルからなる群から選択されるラジカルであり;
    、X及びXが、それぞれ独立して、水素、フッ素若しくは塩素であるか、又は、
    (C−C)−アルキル若しくは(C−C)−アルコキシ[ここで、これらは、それぞれ、フッ素、塩素、シアノ及び(C−C)−アルコキシからなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    が、水素、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であり;
    mが、0、1、2又は3であり;
    nが、0、1又は2である;
    請求項15又は16に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  18. が、フッ素、塩素、臭素、シアノであるか、又は、
    (C−C)−アルキル[ここで、該アルキルは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]であるか、又は、
    (C−C)−アルコキシ[ここで、該アルコキシは、フッ素及び塩素からなる群から選択されるm個のラジカルで置換されている]である;
    請求項17に記載の3−フェニルイソオキサゾリン誘導体の使用。
  19. 望ましくない植物を防除する方法であって、有効量の請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)で表される少なくとも1種類の化合物又は請求項11〜14のいずれかに記載の式(Ia)で表される少なくとも1種類の化合物又は請求項5〜10のいずれかに記載の除草剤組成物を、当該植物に施用すること又は当該望ましくない植生の生育環境に施用することを特徴とする、前記方法。
  20. 望ましくない植物を防除するための、請求項5〜10のいずれに記載の除草剤組成物の使用。
  21. 式(I)で表される化合物が有用な植物の作物の中の望ましくない植物を防除するために使用されることを特徴とする、請求項11〜14又は20のいずれかに記載の使用。
  22. 前記有用な植物が有用なトランスジェニック植物である、請求項21に記載の使用。
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QUAN, MIMI L. ET AL.: "Design and Synthesis of Isoxazoline Derivatives as Factor Xa Inhibitors. 2", JOURNAL OF MEDICINAL CHEMISTRY, vol. 42(15), JPN6017021286, 1999, pages 2760 - 2773, ISSN: 0003788954 *

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