JPH0948715A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH0948715A JPH0948715A JP7199935A JP19993595A JPH0948715A JP H0948715 A JPH0948715 A JP H0948715A JP 7199935 A JP7199935 A JP 7199935A JP 19993595 A JP19993595 A JP 19993595A JP H0948715 A JPH0948715 A JP H0948715A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歯周病原菌であるポルフィロモナス.ジンジ
バリス(Porphyromonasgingivalis)に対して、特異的
に抗菌力を示し、歯周病の予防及び治療に有効な口腔用
組成物を提供する。 【解決手段】 緑藻類のヒトエグサ属、アオサ属、アオ
ノリ属、ハネモ属、イワヅタ属、ミル属、褐藻類のマツ
モ属、オキナワモズク属、モズク属、コンブ属、カジメ
属、アラメ属、ワカメ属、レッソニア属、マクロシステ
ィス属、ヒバマタ属、アスコフィラム属、ヒジキ属、ダ
ービリア属、紅藻類のオゴノリ属、アマノリ属、マクサ
属、ヒラクサ属、オバクサ属、キリンサイ属、スギノリ
属、Iridaea属、ツノマタ属、ダルス属、イギス
属に属する海藻から選ばれる少なくとも1つ以上の海藻
抽出物が0.0001〜3重量%配合してなることを特
徴とする口腔用組成物。
バリス(Porphyromonasgingivalis)に対して、特異的
に抗菌力を示し、歯周病の予防及び治療に有効な口腔用
組成物を提供する。 【解決手段】 緑藻類のヒトエグサ属、アオサ属、アオ
ノリ属、ハネモ属、イワヅタ属、ミル属、褐藻類のマツ
モ属、オキナワモズク属、モズク属、コンブ属、カジメ
属、アラメ属、ワカメ属、レッソニア属、マクロシステ
ィス属、ヒバマタ属、アスコフィラム属、ヒジキ属、ダ
ービリア属、紅藻類のオゴノリ属、アマノリ属、マクサ
属、ヒラクサ属、オバクサ属、キリンサイ属、スギノリ
属、Iridaea属、ツノマタ属、ダルス属、イギス
属に属する海藻から選ばれる少なくとも1つ以上の海藻
抽出物が0.0001〜3重量%配合してなることを特
徴とする口腔用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯周病原菌である
ポルフィロモナス.ジンジバリス(Porphyromonasgingiv
alis:以下、「Pg」と称する)に対して、特異的に抗
菌力を示し、歯周病の予防及び治療に有効な口腔用組成
物に関する。
ポルフィロモナス.ジンジバリス(Porphyromonasgingiv
alis:以下、「Pg」と称する)に対して、特異的に抗
菌力を示し、歯周病の予防及び治療に有効な口腔用組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、口腔用殺菌剤として、クロルヘキ
シジン、セチルピリジニウムクロライドなどが用いられ
ており、これらの抗菌剤は、その抗菌スペクトルが広
く、しかも、強い抗菌力を有するのが特徴である。
シジン、セチルピリジニウムクロライドなどが用いられ
ており、これらの抗菌剤は、その抗菌スペクトルが広
く、しかも、強い抗菌力を有するのが特徴である。
【0003】一方、口腔の常在細菌は、体外からの細菌
が侵入しないようにバリアーの働きを備えているが、こ
の口腔に対して上述の抗菌スペクトルが広く、且つ強い
抗菌力を有する殺菌剤を用いると、口腔内の菌叢が変化
してバリアーの機能が弱まることがある。よって、口腔
内の菌叢を変化させずに口腔内の有害菌を殺菌すること
が望ましい。
が侵入しないようにバリアーの働きを備えているが、こ
の口腔に対して上述の抗菌スペクトルが広く、且つ強い
抗菌力を有する殺菌剤を用いると、口腔内の菌叢が変化
してバリアーの機能が弱まることがある。よって、口腔
内の菌叢を変化させずに口腔内の有害菌を殺菌すること
が望ましい。
【0004】他方、スギノリ目オゴノリ等の紅藻類植物
の水抽出物及びコンブ目アラメ、ヒバマタ目ヒジキ等の
褐藻類植物の水抽出物からなる群より選ばれる歯垢の生
成を効果的に抑制することができるグルコシルトランス
フェラーゼ阻害活性物質(特開平1−186813号公
報)、並びに、紅藻類フノリ属の熱水抽出物であるフノ
ラン、紅藻類スギノリ科等の熱水抽出物であるιーカラ
ギーナン、紅藻類Furcellaria fastigiataの熱水抽出物
であるファーセレラン等よりなる群から選択される多糖
類を有効成分とする虫歯菌歯牙付着阻害及び脱離のため
の口腔用組成物(特開平5−139979号公報)が知
られている。
の水抽出物及びコンブ目アラメ、ヒバマタ目ヒジキ等の
褐藻類植物の水抽出物からなる群より選ばれる歯垢の生
成を効果的に抑制することができるグルコシルトランス
フェラーゼ阻害活性物質(特開平1−186813号公
報)、並びに、紅藻類フノリ属の熱水抽出物であるフノ
ラン、紅藻類スギノリ科等の熱水抽出物であるιーカラ
ギーナン、紅藻類Furcellaria fastigiataの熱水抽出物
であるファーセレラン等よりなる群から選択される多糖
類を有効成分とする虫歯菌歯牙付着阻害及び脱離のため
の口腔用組成物(特開平5−139979号公報)が知
られている。
【0005】しかしながら、これら公報に開示の技術
は、海藻の抽出物である点で本発明と一部共通する点が
あるが、口腔内の菌叢を変化させずに口腔内の有害菌で
ある歯周病原菌であるPgに対して、特異的に抗菌力を
示すことは全く記載乃至示唆もされていない点で本発明
と根本的に異なるものである。
は、海藻の抽出物である点で本発明と一部共通する点が
あるが、口腔内の菌叢を変化させずに口腔内の有害菌で
ある歯周病原菌であるPgに対して、特異的に抗菌力を
示すことは全く記載乃至示唆もされていない点で本発明
と根本的に異なるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、口腔内の有害菌である歯周病
原菌に対して特異的な抗菌力を示す、歯周病の予防及び
治療に有効な口腔用組成物を提供することを目的とす
る。
鑑みなされたものであり、口腔内の有害菌である歯周病
原菌に対して特異的な抗菌力を示す、歯周病の予防及び
治療に有効な口腔用組成物を提供することを目的とす
る。
【0007】本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭
意検討を重ねた結果、特定の海藻抽出物の特定量が歯周
病原菌であるPgに対して特異的に強い抗菌力を示し、
且つ、口腔内の菌叢を破壊しないことを新規に見い出
し、それ故、口腔用組成物に抗歯周病菌活性成分として
当該海藻抽出物の特定量を配合することにより、口腔内
の菌叢を変化させることなく、特異的且つ効果的に歯周
病を予防及び治療できることを確認し、本発明を完成す
るに至ったのである。
意検討を重ねた結果、特定の海藻抽出物の特定量が歯周
病原菌であるPgに対して特異的に強い抗菌力を示し、
且つ、口腔内の菌叢を破壊しないことを新規に見い出
し、それ故、口腔用組成物に抗歯周病菌活性成分として
当該海藻抽出物の特定量を配合することにより、口腔内
の菌叢を変化させることなく、特異的且つ効果的に歯周
病を予防及び治療できることを確認し、本発明を完成す
るに至ったのである。
【0008】すなわち、本発明の口腔用組成物は、緑藻
類のヒトエグサ属、アオサ属、アオノリ属、ハネモ属、
イワヅタ属、ミル属、褐藻類のマツモ属、オキナワモズ
ク属、モズク属、コンブ属、カジメ属、アラメ属、ワカ
メ属、レッソニア属、マクロシスティス属、ヒバマタ
属、アスコフィラム属、ヒジキ属、ダービリア属、紅藻
類のオゴノリ属、アマノリ属、マクサ属、ヒラクサ属、
オバクサ属、キリンサイ属、スギノリ属、Iridae
a属、ツノマタ属、ダルス属、イギス属に属する海藻か
ら選ばれる少なくとも1つ以上の海藻抽出物が0.00
01〜3重量%配合してなることを特徴とする。
類のヒトエグサ属、アオサ属、アオノリ属、ハネモ属、
イワヅタ属、ミル属、褐藻類のマツモ属、オキナワモズ
ク属、モズク属、コンブ属、カジメ属、アラメ属、ワカ
メ属、レッソニア属、マクロシスティス属、ヒバマタ
属、アスコフィラム属、ヒジキ属、ダービリア属、紅藻
類のオゴノリ属、アマノリ属、マクサ属、ヒラクサ属、
オバクサ属、キリンサイ属、スギノリ属、Iridae
a属、ツノマタ属、ダルス属、イギス属に属する海藻か
ら選ばれる少なくとも1つ以上の海藻抽出物が0.00
01〜3重量%配合してなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明に用いられる海藻としては、例え
ば、緑藻類の、ヒトエグサ属ではヒトエグサ(Monostro
ma nitidum)、アオサ属ではアナアオサ(Ulva pertus
a)、オオアオサ(Ulva sublittoralis)、アオノリ属
ではスジアオノリ(Enteromorphaprolifera)、ハネモ
属ではハネモ(Bryopsis plumosa)、イワヅタ属では、
クビレヅタ(Caulerpa lentillifera)、ミル属ではミ
ル(Codium fragile)、褐藻類の、マツモ属ではマツモ
(Analipus japonicus)、オキナワモズク属ではオキナ
ワモズク(Cladosiphon okamuranus)、モズク属ではモ
ズク(Nemacystis decipiens)、コンブ属ではマコンブ
(Laminaria japonica)、カジメ属ではカジメ(Ecklon
ia cava)、アラメ属ではアラメ(Eisenia bicycli
s)、ワカメ属ではワカメ(Undaria pinnatifida)、レ
ッソニア属ではLessonia nigrescens 、マクロシスティ
ス属ではジャイアントケルプ(Macrocystis pyrifer
a)、ヒバマタ属ではヒバマタ(Fucus evanescens)、
アスコフィラム属ではAscophyllum nodosum、ヒジキ属
ではヒジキ(Hizikia fusiformis)、ダービリア属では
Durvillea antarctica、紅藻類の、オゴノリ属ではオゴ
ノリ(Gracilaria verrucosa)、アマノリ属ではアサク
サノリ(Porphyra tenera)、スサビノリ(Porphyra ye
zoensis)、マクサ属ではマクサ(Gelidium amansi
i)、ヒラクサ属ではヒラクサ(Beckerella subcostat
a)、オバクサ属ではPterocladia tenuis、キリンサイ
属ではEucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、スギノ
リ属ではGigartina chamissoi、Iridaea属ではI
ridaea pulchra、エゾツノマタ(別名クロハギンナンソ
ウ)(Iridaea cornucopiae)、ツノマタ属ではトチャ
カ(Chondrus crispus)、ツノマタ(Chondrus occella
tus)、ダルス属ではダルス(Rhodymeniapalmata)、イ
ギス属ではイギス(Ceramium kondoi)、アミクサ(Cer
amium boydenii)などを挙げることができる。
に説明する。本発明に用いられる海藻としては、例え
ば、緑藻類の、ヒトエグサ属ではヒトエグサ(Monostro
ma nitidum)、アオサ属ではアナアオサ(Ulva pertus
a)、オオアオサ(Ulva sublittoralis)、アオノリ属
ではスジアオノリ(Enteromorphaprolifera)、ハネモ
属ではハネモ(Bryopsis plumosa)、イワヅタ属では、
クビレヅタ(Caulerpa lentillifera)、ミル属ではミ
ル(Codium fragile)、褐藻類の、マツモ属ではマツモ
(Analipus japonicus)、オキナワモズク属ではオキナ
ワモズク(Cladosiphon okamuranus)、モズク属ではモ
ズク(Nemacystis decipiens)、コンブ属ではマコンブ
(Laminaria japonica)、カジメ属ではカジメ(Ecklon
ia cava)、アラメ属ではアラメ(Eisenia bicycli
s)、ワカメ属ではワカメ(Undaria pinnatifida)、レ
ッソニア属ではLessonia nigrescens 、マクロシスティ
ス属ではジャイアントケルプ(Macrocystis pyrifer
a)、ヒバマタ属ではヒバマタ(Fucus evanescens)、
アスコフィラム属ではAscophyllum nodosum、ヒジキ属
ではヒジキ(Hizikia fusiformis)、ダービリア属では
Durvillea antarctica、紅藻類の、オゴノリ属ではオゴ
ノリ(Gracilaria verrucosa)、アマノリ属ではアサク
サノリ(Porphyra tenera)、スサビノリ(Porphyra ye
zoensis)、マクサ属ではマクサ(Gelidium amansi
i)、ヒラクサ属ではヒラクサ(Beckerella subcostat
a)、オバクサ属ではPterocladia tenuis、キリンサイ
属ではEucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、スギノ
リ属ではGigartina chamissoi、Iridaea属ではI
ridaea pulchra、エゾツノマタ(別名クロハギンナンソ
ウ)(Iridaea cornucopiae)、ツノマタ属ではトチャ
カ(Chondrus crispus)、ツノマタ(Chondrus occella
tus)、ダルス属ではダルス(Rhodymeniapalmata)、イ
ギス属ではイギス(Ceramium kondoi)、アミクサ(Cer
amium boydenii)などを挙げることができる。
【0010】本発明物質を抽出する方法は、特に制限は
なく、通常の抽出法が採用され、水、親水性有機溶媒、
その他の有機溶媒等よりなる群から選ばれる単独あるい
は2種以上の任意の混合溶媒を使用して海藻から抽出す
ることができる。有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニ
トリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、クロロホルム、n−ヘキサン、ベンゼン等が挙げら
れる。これらの中でも、特に、クロロホルムメタノール
(2:1)溶媒(以下、「C-M」と称する。)を用いて抽出
することが好ましい。このC-Mによる抽出では、水等
の抽出に較べ、高い収率で本発明の目的である歯周病原
菌であるPgに対して特異的に強い抗菌力を示す有効成
分を抽出することができる。海藻原体と抽出溶媒との比
率は、海藻原体(乾燥物)/溶媒比が1/50〜1/2
の範囲、好ましくは1/20〜1/5の範囲が望まし
い。その他の抽出条件としては、抽出温度は特に制限は
ないが、好ましくは5〜80℃の範囲で、1〜24時
間、撹拌しながら行うのが好ましい。抽出pHは、極端
な酸性、極端なアルカリ性に傾かなければ、特に制限は
ない。
なく、通常の抽出法が採用され、水、親水性有機溶媒、
その他の有機溶媒等よりなる群から選ばれる単独あるい
は2種以上の任意の混合溶媒を使用して海藻から抽出す
ることができる。有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、
酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニ
トリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、クロロホルム、n−ヘキサン、ベンゼン等が挙げら
れる。これらの中でも、特に、クロロホルムメタノール
(2:1)溶媒(以下、「C-M」と称する。)を用いて抽出
することが好ましい。このC-Mによる抽出では、水等
の抽出に較べ、高い収率で本発明の目的である歯周病原
菌であるPgに対して特異的に強い抗菌力を示す有効成
分を抽出することができる。海藻原体と抽出溶媒との比
率は、海藻原体(乾燥物)/溶媒比が1/50〜1/2
の範囲、好ましくは1/20〜1/5の範囲が望まし
い。その他の抽出条件としては、抽出温度は特に制限は
ないが、好ましくは5〜80℃の範囲で、1〜24時
間、撹拌しながら行うのが好ましい。抽出pHは、極端
な酸性、極端なアルカリ性に傾かなければ、特に制限は
ない。
【0011】この抽出液は、そのまま用いても、あるい
は希釈液としたり、濃縮エキスとしてもよく、また凍結
乾燥などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調製
してもよい。乾燥粉末に調製した場合には、水または水
を含むメタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコールに予め溶解して用いるのが好ましい。
は希釈液としたり、濃縮エキスとしてもよく、また凍結
乾燥などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調製
してもよい。乾燥粉末に調製した場合には、水または水
を含むメタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコールに予め溶解して用いるのが好ましい。
【0012】ここで、上記海藻抽出物の配合量は、必須
成分である海藻抽出物を任意の濃度で配合できるが、通
常、各組成物全体の0.0001〜5重量%、好ましく
は0.01〜3重量%配合させることがよく、0.00
01%未満であると、満足な抗菌効果が発揮されない場
合があり、また、5重量%を越えると、口腔組成物の安
定性を損なう場合があり、好ましくない。
成分である海藻抽出物を任意の濃度で配合できるが、通
常、各組成物全体の0.0001〜5重量%、好ましく
は0.01〜3重量%配合させることがよく、0.00
01%未満であると、満足な抗菌効果が発揮されない場
合があり、また、5重量%を越えると、口腔組成物の安
定性を損なう場合があり、好ましくない。
【0013】本発明においては、海藻抽出物に加え、本
発明の効果を損なわない範囲で他の殺菌剤、例えば、α
ービサボロール、イソプロピルメチルフェノール、クロ
ルヘキシジン類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼ
ニウム、トリクロロカルバニリドなどを配合することが
できる。
発明の効果を損なわない範囲で他の殺菌剤、例えば、α
ービサボロール、イソプロピルメチルフェノール、クロ
ルヘキシジン類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼ
ニウム、トリクロロカルバニリドなどを配合することが
できる。
【0014】本発明の口腔用組成物は、抗歯周病菌活性
成分としての上記海藻抽出物の単一乃至複数配合してな
るものであり、使用形態としては、例えば、練り歯磨、
液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、洗口液、うがい用錠
剤、口腔用パスタ、トローチ、キャンディ、チュウーイ
ンガムなどとして好適に調製されるものである。
成分としての上記海藻抽出物の単一乃至複数配合してな
るものであり、使用形態としては、例えば、練り歯磨、
液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、洗口液、うがい用錠
剤、口腔用パスタ、トローチ、キャンディ、チュウーイ
ンガムなどとして好適に調製されるものである。
【0015】また、本発明の口腔用組成物は、その剤型
に応じ、上記必須成分に加えて、任意成分としてその他
の添加剤を配合することができる。歯磨類の場合は、例
えば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、
防腐剤、香料、着色剤、ファルネシルアセトン以外の各
種有効成分などを配合することができ、これらの成分を
水と混合することにより製造することができる。なお、
これらの成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲
で通常量とすることができる。ここで、研磨剤として
は、例えば、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリ
ケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2
リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アル
ミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼ
オライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が
好適に用いられる。
に応じ、上記必須成分に加えて、任意成分としてその他
の添加剤を配合することができる。歯磨類の場合は、例
えば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、
防腐剤、香料、着色剤、ファルネシルアセトン以外の各
種有効成分などを配合することができ、これらの成分を
水と混合することにより製造することができる。なお、
これらの成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲
で通常量とすることができる。ここで、研磨剤として
は、例えば、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリ
ケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2
リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アル
ミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼ
オライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が
好適に用いられる。
【0016】粘結剤としては、例えば、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタン
ガム、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼ
ラチン等が好適に用いられる。粘稠剤としては、例え
ば、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラ
クチット等が好適に用いられる。界面活性剤としては、
例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非
イオン性界面活性剤等を配合することができ、具体的に
は、ラウリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン
酸ナトリウム、N−アシルサルコシネート、N−アシル
グルタメ−ト、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−
アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロー
ルアマイド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート等が好適に用いられ
る。
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタン
ガム、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼ
ラチン等が好適に用いられる。粘稠剤としては、例え
ば、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラ
クチット等が好適に用いられる。界面活性剤としては、
例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非
イオン性界面活性剤等を配合することができ、具体的に
は、ラウリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン
酸ナトリウム、N−アシルサルコシネート、N−アシル
グルタメ−ト、2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−
アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロー
ルアマイド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート等が好適に用いられ
る。
【0017】甘味剤としては、例えば、サッカリンナト
リウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキ
シシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロ
カルコン、ペリラルチン等が好適に用いられる。防腐剤
としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、安息
香酸ナトリウム等が好適に用いられる。香料としては、
例えば、1−メントール、カルボン、アネトール、リモ
ネン等のテルペン類又はその誘導体等が好適に用いられ
る。着色剤としては、例えば、青色1号、黄色4号、二
酸化チタン、酸化アルミナ等が好適に用いられる。
リウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキ
シシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロ
カルコン、ペリラルチン等が好適に用いられる。防腐剤
としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、安息
香酸ナトリウム等が好適に用いられる。香料としては、
例えば、1−メントール、カルボン、アネトール、リモ
ネン等のテルペン類又はその誘導体等が好適に用いられ
る。着色剤としては、例えば、青色1号、黄色4号、二
酸化チタン、酸化アルミナ等が好適に用いられる。
【0018】各種有効成分としては、例えば、フッ化ナ
トリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、フッ
化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのフッ
化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性
リン酸化合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニ
ウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチー
ム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、
トラネキサム酸、イプシロアミノカプロン酸、酢酸dl-
トコフェノール、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロ
ロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳
酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、
ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリ
リン酸ナトリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ム
タナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコ
レステリン、ジヒドロコレステロール、クエン酸亜鉛、
トウキ、オウバク、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物、α−ビサボロール、クロル
ヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼ
トニウム、トリクロロカルバニリド等が好適に用いられ
る。
トリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、フッ
化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのフッ
化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性
リン酸化合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニ
ウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチー
ム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、
トラネキサム酸、イプシロアミノカプロン酸、酢酸dl-
トコフェノール、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロ
ロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳
酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、
ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリ
リン酸ナトリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ム
タナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコ
レステリン、ジヒドロコレステロール、クエン酸亜鉛、
トウキ、オウバク、チョウジ、ローズマリー、オウゴ
ン、ベニバナなどの抽出物、α−ビサボロール、クロル
ヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼ
トニウム、トリクロロカルバニリド等が好適に用いられ
る。
【0019】
【実施例】次に、実施例、試験例等により本発明を具体
的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、各例中の「%」はいずれも「重量
%」である。
的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、各例中の「%」はいずれも「重量
%」である。
【0020】製造例(海藻抽出物の製造) マコンブの乾燥物10gを20倍量のC-Mにて3時間
撹拌し、その上澄みを溶媒留去することにより、マコン
ブC-M抽出物352mgを得た。また、同様にして、マ
コンブ以外の海藻、すなわち、緑藻類のヒトエグサ、ア
ナアオサ、オオアオサ、スジアオノリ、ハネモ、クビレ
ヅタ、ミル、褐藻類のオキナワモズク、モズク、カジ
メ、アラメ、ワカメ、ジャイアントケルプ、Lessonia n
igrescens、ヒバマタ、Ascophyllum nodosum、ヒジキ、
Durvillea antarctica、紅藻類のオゴノリ、アサクサノ
リ、スサビノリ、マクサ、ヒラクサ、Pterocladia tenu
is、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Gigartin
a chamissoi、Iridaea pulchra、エゾツノマタ、トチャ
カ、ツノマタ、ダルス、イギス、アミクサについて、夫
々の抽出物を得た。さらに、他の溶媒、すなわち、水、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリ
コール、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、
アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、クロロホルム、n−ヘキサン、ベンゼンにつ
いても、上記と同様の方法で上記夫々の海藻類から抽出
物を得た。
撹拌し、その上澄みを溶媒留去することにより、マコン
ブC-M抽出物352mgを得た。また、同様にして、マ
コンブ以外の海藻、すなわち、緑藻類のヒトエグサ、ア
ナアオサ、オオアオサ、スジアオノリ、ハネモ、クビレ
ヅタ、ミル、褐藻類のオキナワモズク、モズク、カジ
メ、アラメ、ワカメ、ジャイアントケルプ、Lessonia n
igrescens、ヒバマタ、Ascophyllum nodosum、ヒジキ、
Durvillea antarctica、紅藻類のオゴノリ、アサクサノ
リ、スサビノリ、マクサ、ヒラクサ、Pterocladia tenu
is、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Gigartin
a chamissoi、Iridaea pulchra、エゾツノマタ、トチャ
カ、ツノマタ、ダルス、イギス、アミクサについて、夫
々の抽出物を得た。さらに、他の溶媒、すなわち、水、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリ
コール、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、
アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホル
ムアミド、クロロホルム、n−ヘキサン、ベンゼンにつ
いても、上記と同様の方法で上記夫々の海藻類から抽出
物を得た。
【0021】試験例(抗菌力試験) 上記製造例で得た夫々の海藻抽出物について、下記に示
す菌株と液体培地を使用して下記方法で抗菌力試験(MI
C[ppm]の測定)を行った。液体培地4mlが入った試験管
(13×100mm)に濃度を段階的に変えた被検抗菌剤液0.0
4mlを加え混合し、一昼夜前培養した各菌液0.04mlを添
加撹拌した。これを37℃で3日間嫌気培養の後550nmに
おける吸光度により菌の発育量を測定した。吸光度0.05
未満を有効とし、最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。
その結果を下記表1〜表3に示す。数値が低い程、抗菌
力が高いことを示す。使用菌株および液体培地組成 (1) 菌株:Porphyromonas gingivalis 381(Pg) 培地:トッド・ヘウィット・ブロス〔以下、「THB」と
称する。〕(3%)、ヘミン(3ppm),メナジオン(0.5pp
m) (2) 菌株:Fusobacterium nucleatum 1436(Fn) 培地:THB(3%)、L-システイン塩酸塩(0.05%) (3) 菌株:Actinomyces viscosus T14V(Av) 培地:THB(3%) (4) 菌株:Streptococcus mutans 6715(Sm) 培地:THB(3%)
す菌株と液体培地を使用して下記方法で抗菌力試験(MI
C[ppm]の測定)を行った。液体培地4mlが入った試験管
(13×100mm)に濃度を段階的に変えた被検抗菌剤液0.0
4mlを加え混合し、一昼夜前培養した各菌液0.04mlを添
加撹拌した。これを37℃で3日間嫌気培養の後550nmに
おける吸光度により菌の発育量を測定した。吸光度0.05
未満を有効とし、最小発育阻止濃度(MIC)を求めた。
その結果を下記表1〜表3に示す。数値が低い程、抗菌
力が高いことを示す。使用菌株および液体培地組成 (1) 菌株:Porphyromonas gingivalis 381(Pg) 培地:トッド・ヘウィット・ブロス〔以下、「THB」と
称する。〕(3%)、ヘミン(3ppm),メナジオン(0.5pp
m) (2) 菌株:Fusobacterium nucleatum 1436(Fn) 培地:THB(3%)、L-システイン塩酸塩(0.05%) (3) 菌株:Actinomyces viscosus T14V(Av) 培地:THB(3%) (4) 菌株:Streptococcus mutans 6715(Sm) 培地:THB(3%)
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】(表1〜表3の考察)上記表1〜表2に示
した本発明品の結果と表3の比較品の結果から明らかな
ように、本発明の海藻抽出物、すなわち、緑藻類のヒト
エグサ、アナアオサ、オオアオサ、スジアオノリ、ハネ
モ、クビレヅタ、ミル、褐藻類のマツモ、オキナワモズ
ク、モズク、カジメ、Lessonia nigrescens 、Macrosys
tis pyrifera、ヒバマタ、アラメ、マコンブ、ワカメ、
ヒジキ、Ascophyllum nodosum、Durvillea antarctic
a、紅藻類のオゴノリ、スサビノリ、マクサ、ヒラク
サ、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Gigartin
a chamissoi、Iridaea pulchra、トチャカ、ダルス、ア
ミクサの各水抽出物及びC-M抽出物は、口腔内の菌叢
であるFn、Av、Smを変化させることなく、特異的
且つ効果的に歯周病原菌であるPgに対して、特異的に
抗菌力を示すことが判る。特に、C-M(クロロホルム
メタノール(2:1)溶媒)を用いた海藻抽出物は、水抽出
物に較べ、高い収率で本発明の目的である歯周病原菌で
あるPgに対して特異的に強い抗菌力を示す有効成分を
抽出することができることが判る。
した本発明品の結果と表3の比較品の結果から明らかな
ように、本発明の海藻抽出物、すなわち、緑藻類のヒト
エグサ、アナアオサ、オオアオサ、スジアオノリ、ハネ
モ、クビレヅタ、ミル、褐藻類のマツモ、オキナワモズ
ク、モズク、カジメ、Lessonia nigrescens 、Macrosys
tis pyrifera、ヒバマタ、アラメ、マコンブ、ワカメ、
ヒジキ、Ascophyllum nodosum、Durvillea antarctic
a、紅藻類のオゴノリ、スサビノリ、マクサ、ヒラク
サ、Eucheuma cottonii、Eucheuma spinosum、Gigartin
a chamissoi、Iridaea pulchra、トチャカ、ダルス、ア
ミクサの各水抽出物及びC-M抽出物は、口腔内の菌叢
であるFn、Av、Smを変化させることなく、特異的
且つ効果的に歯周病原菌であるPgに対して、特異的に
抗菌力を示すことが判る。特に、C-M(クロロホルム
メタノール(2:1)溶媒)を用いた海藻抽出物は、水抽出
物に較べ、高い収率で本発明の目的である歯周病原菌で
あるPgに対して特異的に強い抗菌力を示す有効成分を
抽出することができることが判る。
【0025】実施例1(練歯磨の調製) 下記の処方にしたがって練歯磨を調製した。 炭酸カルシウム 50.00 % グリセリン 20.00 カラゲナン 0.50 カルボキシメチルセルロース 1.00 ラウリルジエタノールアマイド 1.00 ショ糖モノラウレート 2.00 香料 1.00 サッカリン 0.10 Durvillea antarctica C-M抽出物 0.20 水 残 100.00
【0026】実施例2(練歯磨の調製) 下記の処方にしたがって練歯磨を調製した。 第2リン酸カルシウム・2水和物 50.00 % グリセリン 20.00 カルボキシメチルセルロース 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 オキナワモズク C-M抽出物 0.15 同 水抽出物 0.05 水 残 100.00
【0027】実施例3(練歯磨の調製) 下記の処方にしたがって練歯磨を調製した。 水酸化アルミニウム 45.00 % ゲル化性シリカ 2.00 ソルビット 25.00 カルボキシメチルセルロース 1.00 ラウリル硫酸ナトリウム 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 Gigartina chamissoi C-M抽出物 0.10 同 水抽出物 0.20 水 残 100.00
【0028】実施例4(練歯磨の調製) 下記の処方にしたがって練歯磨を調製した。 沈降性シリカ 25.00 % グリセリン 25.00 ソルビット 25.00 ラウロイルポリグリセリンエステル 1.00 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.20 アミクサ C-M抽出物 0.10 水 残 100.00
【0029】実施例5(液状歯磨の調製) 下記の処方にしたがって液状歯磨を調製した。 水酸化アルミニウム 25.00 % グリセリン 40.00 ソルビット 15.00 カルボキシメチルセルロース 0.20 プロピレングリコール 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 モノラウリン酸デカグリセリル 1.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 Eucheuma spinosum C-M抽出物 0.10 同 水抽出物 0.10 水 残 100.00
【0030】実施例6(液状歯磨の調製) 下記の処方にしたがって液状歯磨を調製した。 沈降性シリカ 20.00 % グリセリン 25.00 ソルビット 35.00 キサンタンガム 0.20 プロピレングリコ-ル 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 モノラウリン酸デカグリセリル 2.00 香料 1.00 サッカリンナトリウム 0.10 Eucheuma cottonii C-M抽出物 0.10 水 残 100.00
【0031】実施例7(口腔用軟膏の調製) 下記の処方にしたがって口腔用軟膏を調製した。 流動パラフィン 15.00 % セタノール 10.00 グリセリン 20.00 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル 5.00 香料 0.50 サッカリンナトリウム 0.10 Ascophyllum nodosum C-M抽出物 0.20 水 残 100.00
【0032】実施例8(洗口液の調製) 下記の処方にしたがって洗口液を調製した。 エタノール 20.00 % 香料 1.00 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.30 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.10 サッカリンナトリウム 0.05 トチャカ C-M抽出物 0.20 水 残 100.00
【0033】実施例9(うがい用錠剤の調製) 下記の処方にしたがってうがい用錠剤を調製した。 炭酸水素ナトリウム 54.00 % クエン酸 17.00 無水硫酸ナトリウム 12.80 第2リン酸ナトリウム 10.00 ポリエチレングリコール 3.00 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.10 香料 2.00 オレイン酸 0.10 Lessonia nigrescens C-M抽出物 1.00 100.00
【0034】実施例10(トロ−チの調製) 下記の処方にしたがってトロ−チを調製した。 ブドウ糖 35.00 % パラチノース 35.00 アラビアゴム 6.00 香料 2.00 アラメ C-M抽出物 1.00 水 残 100.00
【0035】実施例11(キャンディの調製) 下記の処方にしたがってキャンディを調製した。 砂糖 50.00 % 水飴 33.00 有機酸 2.00 香料 0.20 Durvillea antarctica C-M抽出物 0.05 水抽出物 0.05 オゴノリ C-M抽出物 0.05 水 残 100.00
【0036】実施例12(チュ−インガムの調製) 下記の処方にしたがってチュ−インガムを調製した。 砂糖 53.00 % ガムベ−ス 20.00 グルコ-ス 10.00 水飴 16.00 香料 0.50 マクサ C- M抽出物 0.50 100.00
【0037】実施例13(チュ−インガムの調製) 下記の処方にしたがってチュ−インガムを調製した。 砂糖 55.00 % ガムベ−ス 20.00 コ−ンシロップ 12.00 水飴 12.30 香料 0.50 アラメ C- M抽出物 0.20 100.00
【0038】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、抗歯周病菌活
性成分として配合した特定量の海藻抽出物が歯周病原菌
のPgに特異的に抗菌活性を示し、且つ、口腔内の菌叢
を破壊せず、特異的且つ効果的に歯周病を予防及び治療
することができ、しかも、海藻抽出物は安全性が高いの
で、各種剤型の口腔用組成物に幅広く利用することがで
きる。
性成分として配合した特定量の海藻抽出物が歯周病原菌
のPgに特異的に抗菌活性を示し、且つ、口腔内の菌叢
を破壊せず、特異的且つ効果的に歯周病を予防及び治療
することができ、しかも、海藻抽出物は安全性が高いの
で、各種剤型の口腔用組成物に幅広く利用することがで
きる。
Claims (1)
- 【請求項1】 緑藻類のヒトエグサ属、アオサ属、アオ
ノリ属、ハネモ属、イワヅタ属、ミル属、褐藻類のマツ
モ属、オキナワモズク属、モズク属、コンブ属、カジメ
属、アラメ属、ワカメ属、レッソニア属、マクロシステ
ィス属、ヒバマタ属、アスコフィラム属、ヒジキ属、ダ
ービリア属、紅藻類のオゴノリ属、アマノリ属、マクサ
属、ヒラクサ属、オバクサ属、キリンサイ属、スギノリ
属、Iridaea属、ツノマタ属、ダルス属、イギス
属に属する海藻から選ばれる少なくとも1つ以上の海藻
抽出物が0.0001〜3重量%配合してなることを特
徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7199935A JPH0948715A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7199935A JPH0948715A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948715A true JPH0948715A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16416047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7199935A Pending JPH0948715A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948715A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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KR100871627B1 (ko) * | 2007-11-05 | 2008-12-02 | 신라대학교 산학협력단 | 파래 추출물을 포함하는 구강질환 예방 또는 치료용 조성물 |
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