JPH0946968A - バルブ用アクチュエータ - Google Patents

バルブ用アクチュエータ

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JPH0946968A
JPH0946968A JP18940995A JP18940995A JPH0946968A JP H0946968 A JPH0946968 A JP H0946968A JP 18940995 A JP18940995 A JP 18940995A JP 18940995 A JP18940995 A JP 18940995A JP H0946968 A JPH0946968 A JP H0946968A
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JP
Japan
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gear
shaft
motor
clutch
output shaft
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JP18940995A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Shimokawa
博康 下川
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸の手動操作を可能にしつつモータの回
転力を円滑に伝達し、耐久性とシール性を向上させる。 【解決手段】 モータ3の回転を伝達する回転力伝達機
構4の途中に設けられたクラッチ手段6を、第1ギヤユ
ニット12と、第1ギヤユニット12に噛み合う噛合位
置から軸線方向に移動して第1ギヤユニット12とは離
れる離間位置まで変位可能なクラッチギヤ13と、クラ
ッチギヤ13を噛合位置に押し付ける円錐コイルスプリ
ング21と、クラッチギヤ13を離間位置に変位させる
ことが可能な操作軸22と、操作軸22を前記クラッチ
ギヤ13より離れる方向に押し付けるコイルスプリング
23を備えると共に、操作軸22を操作するための孔を
ねじ27により液密に塞ぐ。また、出力軸5の他端5b
を、軸カバー30で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ用アクチュ
エータに関するものである。さらに詳しくは、停電時等
においてモータを制御バルブから切り離してこの制御バ
ルブを手動で操作することが可能なバルブ用アクチュエ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータや流体圧モータ等を備えるア
クチュエータを使用して、流体制御バルブを自動的に操
作することがある。しかしながら何らかのトラブルで前
記モータへの電力又は流体圧等の供給が断たれた場合に
は、流体制御バルブを手動で操作する必要がある。この
場合、流体制御バルブに連結されてこれを回転操作する
出力軸をモータから切り離し、操作力の低減とバルブ操
作の自由度を確保するのが一般的である。
【0003】従来、手動操作の為の機構を備えるバルブ
用アクチュエータとして、特開平5−332467号公
報に開示された発明がある。このアクチュエータでは、
図6に示すように、バルブを操作する出力軸101に固
定歯車102を取り付けると共に、軸方向に移動可能な
係合歯車103をばね104の弾性力をもって固定歯車
102に噛み合う位置に押し付け、モータ105の回転
力の伝達を可能にしている。
【0004】係合歯車103は、ノブ106に操作され
て軸方向に移動する。即ち、ケーシング107から突出
しているノブ106を押し込み操作すると、このノブ1
06に押された係合歯車103がばね104を押し縮め
ながら軸方向に移動して固定歯車102から離れる。し
たがって、モータ105やその回転力を伝達する複数の
歯車108,109等に対して出力軸101がフリーに
なり、小さな操作力で出力軸101及び図示しない制御
バルブを手動操作することが可能になる。
【0005】そして、制御バルブの手動操作を終了して
ノブ106から手を離すと、押し縮められていたばね1
04が係合歯車103を固定歯車102に噛み合う位置
に移動させ、同時にノブ106は係合歯車103に押し
上げられて元の位置に復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
バルブ用アクチュエータにおいては、係合歯車103を
移動させるノブ106の先端がこの係合歯車103と常
時接触しているので、アクチュエータの作動時に余分な
摩擦力が発生する。このため、回転力の円滑な伝達が妨
げられる虞がある。また、モータ105に余分な負荷が
かかると共に接触部分が摩耗するので、バルブ用アクチ
ュエータの耐久性が悪化する。さらに、ケーシング10
7からノブ106が突出しており、しかもこのノブ10
6は押し込み操作されるので、ケーシング107内のシ
ール性を維持し難いという問題もある。
【0007】本発明は、モータの回転力を円滑に伝達で
きると共に、耐久性とシール性に優れたバルブ用アクチ
ュエータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、ケーシング内にモータ及び回転力伝達機
構を液密に収容し、モータの回転を回転力伝達機構を介
してバルブ操作用の出力軸に伝達する一方、当該出力軸
を手動操作する場合には回転力伝達機構の途中に設けら
れたクラッチ手段を切断状態にしてモータと出力軸とを
切り離すことが可能なバルブ用アクチュエータにおい
て、クラッチ手段は、モータの回転を伝達する中間歯車
と、中間歯車に噛み合う噛合位置から軸線方向に移動し
て中間歯車とは離れる離間位置まで変位可能なクラッチ
ギヤと、該クラッチギヤを噛合位置に押し付ける第1弾
性部材と、ケーシングに摺動自在に支持されてクラッチ
ギヤを離間位置に変位させることが可能な操作軸と、該
操作軸とケーシング間に配置されて当該操作軸をクラッ
チギヤより離れる方向に押し付ける第2弾性部材を備え
ると共に、ケーシングに設けられた操作軸を操作するた
めの孔を蓋部材により液密に塞いで構成されている。
【0009】したがって、出力軸を手動操作する場合
は、蓋部材をケーシングから外して操作軸を押し込み操
作し、クラッチギヤを噛合位置から離間位置に変位させ
る。離間位置では、クラッチギヤは中間歯車から切り離
され、クラッチ手段は切断状態になってモータ側に対し
て出力軸がフリーになる。この状態で、バルブ操作用の
出力軸を手動で操作する。
【0010】この状態から操作軸の押し込み操作を解除
すると、第2弾性部材が操作軸を復帰させ、また、第1
弾性部材がクラッチギヤを噛合位置に変位させる。した
がって、クラッチギヤが中間歯車に噛み合い、クラッチ
手段は接続状態になってモータの回転を出力軸に伝え
る。また、操作軸が元の位置に復帰すると、その先端は
クラッチギヤから離れる。
【0011】この後、ケーシングに設けられた操作軸を
操作するための孔を蓋部材で塞ぎ、ケーシング内をシー
ルする。
【0012】また、本発明のバルブ用アクチュエータ
は、出力軸の手動操作端をケーシングに設けられた孔か
ら外方に突出させると共に、この孔を出力軸の手動操作
端とともに軸カバーで液密に覆うことが望ましい。
【0013】この場合、出力軸の手動操作を行うときに
は、軸カバーをケーシングから取り外すだけで出力軸の
手動操作端がケーシングの外方に露出する。一方、手動
操作を完了した後、軸カバーを取り付けるだけで出力軸
の操作端とケーシングの孔が塞がれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施例に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1及び図2は、本発明にかかるバルブ用
アクチュエータの一実施例を示している。なお、図1
は、回転力伝達機構4の各要素が同一断面上に列ぶよう
に展開して示している。このバルブ用アクチュエータ
(以下、単にアクチュエータと記す)1は、図5に示す
ように、例えば冷暖房機に組み込まれた液体制御バルブ
29をコントロールするものである。アクチュエータ1
は、ケーシング2内にモータ3及び回転力伝達機構4等
を気密に収容し、モータ3の回転を回転力伝達機構4を
介してバルブ操作用の出力軸5に伝達する。そして、出
力軸5を手動で操作する場合には、前記回転力伝達機構
4の途中に設けられたクラッチ手段6を切断状態にして
前記モータ3と前記出力軸5とを切り離す。
【0016】アクチュエータ1のケーシング2は、カバ
ー7及び下地板8より構成され、これらの間はOリング
36でシールされている。ケーシング2内は上地板9で
画されており、モータ3は上地板9に固定されている。
また、回転力伝達機構4は、モータ3の回転軸に固定さ
れたピニオン10と、出力軸5に固定されたドリブンギ
ヤ11と、直列的に噛み合ってピニオン10の回転をド
リブンギヤ11に伝達する5個のギヤユニット12〜1
6より構成されている。各ギヤユニット12〜16は大
径ギヤ12a〜16aとピニオン12b〜16bより構
成され、各ギヤユニット毎に大径ギヤとピニオンは一体
化されている。各ギヤユニット12〜16において、伝
達する回転力は大径ギヤ12a〜16aに入力し、ピニ
オン12b〜16bより出力される。したがって、各ギ
ヤユニット12〜16の列は、ピニオン10の回転を順
次減速しながらドリブンギヤ11に伝達する。各ギヤユ
ニット12〜16のうち、第2ギヤユニット13は支持
軸17に沿って移動可能なクラッチギヤとなっている。
一方、第2ギヤユニット13以外のギヤユニット12,
14〜16は、巻スリーブ18〜20に支えられて軸方
向に移動不能となっている。なお、図2に各ギヤユニッ
ト12〜16の位置関係を示す。
【0017】クラッチ手段6は、前述の第1ギヤユニッ
ト12及び第2ギヤユニット(以下、クラッチギヤとい
う)13と、該クラッチギヤ13をその噛合位置に押し
付ける第1弾性部材21と、ケーシング2に摺動自在に
支持されてクラッチギヤ13をその離間位置に変位させ
ることが可能な操作軸22と、操作軸22とケーシング
2間に配置されて操作軸22をクラッチギヤ13より離
れる方向に押し付ける第2弾性部材23より構成されて
いる。
【0018】第1ギヤユニット12は、クラッチギヤ1
3と噛み合ってモータ3の回転を伝達する中間歯車であ
る。また、クラッチギヤ13は、図3に詳しく示すよう
に、軸線方向に移動して第1ギヤユニット12に噛み合
う噛合位置(図中実線で示す位置)から第1ギヤユニッ
ト12とは離れる離間位置(図中二点鎖線で示す位置)
まで変位することができる。
【0019】第1弾性部材21は、例えば円錐コイルス
プリングである。第1弾性部材(以下、円錐コイルスプ
リングという)21は、クラッチギヤ13と、クラッチ
ギヤ13と同軸上に配置された第4ギヤユニット15と
の間に押し縮められながら設けられている。第4ギヤユ
ニット15は、巻スリーブ19で支えられており下地板
8側に退くことができない。したがって、円錐コイルス
プリング21は、クラッチギヤ13をこのクラッチギヤ
13と上地板9との間に配置されたスリーブ24に押し
付ける。このときのクラッチギヤ13の位置が前述した
噛合位置であり、クラッチギヤ13の大径ギヤ13aは
第1ギヤユニット12のピニオン12bに噛み合ってい
る。即ち、クラッチ手段6が接続状態になっている。
【0020】操作軸22は、カバー7及び上地板9に設
けられた摺動孔7a,9a内に挿入されて支持されてい
る。カバー7の摺動孔7aの周囲は、スリーブ状に成形
されてガイド部7bを構成している。両端が摺動孔7
a,9aで支持されており、且つガイド部7bで案内さ
れる操作軸22は、傾き方向にがた付くことなくスムー
ズに移動する。操作軸22が押し込まれて回転力伝達機
構4側に移動した場合、その先端がクラッチギヤ13を
第4ギヤユニット15側に移動させ、クラッチギヤ13
を第1ギヤユニット12より切り離す。このときのクラ
ッチギヤ13の位置が前述した離間位置であり、クラッ
チ手段6が切断状態になる。
【0021】操作軸22の先端近傍位置及びほぼ中央位
置には図示しない環状溝がそれぞれ形成されており、各
環状溝には第1及び第2のEリング25,26が嵌め込
まれている。中央側の第1のEリング25はカバー7と
上地板9との間に位置しており、第2弾性部材23のス
プリングシートとして機能する。第2弾性部材23は、
例えばコイルスプリング(以下、コイルスプリングとい
う)であり、操作軸22に嵌められかつ第1のEリング
25と上地板9との間に押し縮められて配置されてい
る。一方、先端側の第2のEリング26は、上地板9を
挟んで第1のEリング25の反対側に位置している。し
たがって、第2のEリングは、コイルスプリング23に
押し戻された操作軸22が上地板9の摺動孔9aから抜
けることを防止する。
【0022】カバー7に設けられた摺動孔7aは、蓋部
材であるねじ27で閉塞されている。カバー7とねじ2
7との間にはOリング28を挟み込んでおり、これによ
り、摺動孔7aはシールされている。操作軸22を押し
込み操作する場合には、ねじ27を外して行う。
【0023】なお、図5に示すように、アクチュエータ
1は流体制御バルブ29のハウジングにロックナット3
8で固定され、出力軸5の一端5aを弁体37に連結し
ている。したがって、出力軸5が回転すると、流体制御
バルブ29の弁体37が開閉操作される。一方、出力軸
5の操作端である他端5bは、図1に示すように、カバ
ー7に設けられた孔7cからケーシング2の外方に突出
している。そして、出力軸5の他端5bは、孔7cと共
に軸カバー30で覆われている。軸カバー30とカバー
7との間は、Oリング31でシールされている。出力軸
5を手動操作する場合には、軸カバー30を外して他端
5bを露出させる。
【0024】また、図4に示すように、出力軸5には、
回転角を検出するためのカムスリーブ32が嵌め込まれ
ている。カムスリーブ32の回転角をマイクロスイッチ
33で検出し、出力軸5の回転位置、即ち流体制御バル
ブ29弁体37の開度を認識する。
【0025】なお、図中符号34は、マイクロスイッチ
33及びモータ3に接続されているリード線である。リ
ード線34が貫通する孔は、グルメット35によりシー
ルされている。
【0026】以下、バルブ用アクチュエータ1の作動に
ついて説明する。
【0027】通常時において、クラッチ手段6は操作さ
れることなく接続状態になっている。モータ3の回転
は、ピニオン10→第1ギヤユニット12(大径ギヤ1
2a→ピニオン12b)→クラッチギヤ13(大径ギヤ
13a→ピニオン13b)→第3ギヤユニット14(大
径ギヤ14a→ピニオン14b)→第4ギヤユニット1
5(大径ギヤ15a→ピニオン15b)→第5ギヤユニ
ット16(大径ギヤ16a→ピニオン16b)→ドリブ
ンギヤ11→出力軸5へと伝達される。したがって、出
力軸5はモータ3により回転され、流体制御バルブ29
を操作する。この場合、操作軸22は、コイルスプリン
グ23に押し戻されてクラッチギヤ13から離れてい
る。したがって、操作軸22はクラッチギヤ13の回転
を妨げることがなく、モータ3の回転はスムーズに出力
軸5に伝達される。
【0028】一方、停電時等の流体制御バルブ29を手
動で操作する必要がある場合には、クラッチ手段6を切
断状態にするために、先ずねじ27を外して摺動孔7a
を露出させる。そして、操作軸22をコイルスプリング
23の弾性力に抗して奥に押し込み、クラッチギヤ13
を離間位置に変位させる。クラッチギヤ13は円錐コイ
ルスプリング21を押し縮めながら離間位置に変位し、
第1ギヤユニット12のピニオン12bから離れる。円
錐コイルスプリング21はその形状に起因して押し潰さ
れた場合はほぼフラットになり、クラッチギヤ13の変
位を妨げることはない。これによりクラッチ手段6が切
断状態になり、出力軸5がモータ3から切り離されてフ
リー状態になる。そして操作軸22を押し込んだままの
状態で軸カバー30をカバー7から外して出力軸5の他
端5bを露出させ、出力軸5の他端5bを手動で回して
流体制御バルブ29を手動操作する。
【0029】流体制御バルブ29の手動操作が完了した
後クラッチ手段6を接続するには、操作軸22の押し込
み操作を解除する。操作軸22はコイルスプリング23
に押し戻されてクラッチギヤ13から離れ、クラッチギ
ヤ13への押し付けを解除する。これにより、クラッチ
ギヤ13は円錐コイルスプリング21に押し戻されて噛
合位置に復帰し、第1ギヤユニット12と噛み合ってク
ラッチ手段6が接続状態になる。この場合、第1ギヤユ
ニット12とクラッチギヤ13との回転位置の関係によ
っては各歯の山の部分同士が当たってすぐには噛み合わ
ないこともある。しかしながら、次回のモータ3の作動
時に第1ギヤユニットが回転し始めて各歯の山の部分と
谷の部分とが一致すると、クラッチギヤ13は円錐コイ
ルスプリング21に押されて第1ギヤユニット12に噛
み合い、クラッチ手段6が接続状態になる。
【0030】この後、カバー7の摺動孔7aにねじ27
を装着し、摺動孔7aを気密に塞ぐ。また、出力軸5の
他端5bを覆う軸カバー30をカバー7に装着する。こ
れにより、ケーシング2内のシール性が良好に維持され
る。
【0031】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例においては、クラッチギヤ13と
第1ギヤユニット12の間で回転力の断続を行う構成と
したが、クラッチギヤ13と第3ギヤユニット14との
間で回転力の断続を行う構成でも良い。また、本実施例
では、第1ギヤユニット12と第2ギヤユニット13と
の間で回転力の断続を行う構成としたが、他のギヤユニ
ットの位置で回転力の断続を行う構成としても良い。ま
た、回転力伝達機構4の歯車列を構成するギヤ類の数
は、特に限定されるものではない。さらに、本実施例に
おいては、電動モータ3を動力源とするアクチュエータ
1に適用した場合について説明したが、動力源としては
電動モータ3に限るものではなく、例えば流体圧モータ
を使用しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、バルブ用アクチュエータを手動操作するたのクラッ
チ手段を、モータの回転を伝達する中間歯車と、中間歯
車に噛み合う噛合位置から軸線方向に移動して中間歯車
とは離れる離間位置まで変位可能なクラッチギヤと、該
クラッチギヤを噛合位置に押し付ける第1弾性部材と、
ケーシングに摺動自在に支持されてクラッチギヤを離間
位置に変位させることが可能な操作軸と、該操作軸とケ
ーシング間に配置されて当該操作軸をクラッチギヤより
離れる方向に押し付ける第2弾性部材を備えて構成し、
また、ケーシングに設けられた操作軸を操作するための
孔を蓋部材により液密に塞いでいるので、クラッチ手段
が接続状態になっておりモータの回転を伝達する場合
に、操作軸でクラッチギヤの回転を妨げることがなく、
したがって、回転力を円滑に伝達することができる。ま
た、クラッチギヤが操作軸に接触しながら回転すること
がないので、モータに余分な負荷がかかるのを防止する
と共に、接触部分が摩耗する虞が無い。このため、バル
ブ用アクチュエータの耐久性を向上させることが可能に
なる。さらに、操作軸を操作するための孔は蓋部材で塞
がれているので、操作軸の露出を防ぎ、ケーシング内の
シール性が向上する。
【0033】また、請求項2記載の発明は、出力軸の手
動操作端をケーシングに設けられた孔から外方に突出さ
せると共に、この孔を出力軸の手動操作端とともに軸カ
バーで液密に覆っているので、出力軸の露出を防いでケ
ーシング内のシール性がより向上する。また、軸カバー
を外すと出力軸の手動操作端が露出するので、手動操作
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバルブ用アクチュエータの一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1のバルブ用アクチュエータの各ギヤユニッ
トを下地板側からみた場合の位置関係を示す図である。
【図3】図1のバルブ用アクチュエータのクラッチ手段
を詳しく示す拡大断面図である。
【図4】図1のバルブ用アクチュエータのカムスリーブ
とマイクロスイッチを示す断面図である。
【図5】図1のバルブ用アクチュエータを流体制御バル
ブに連結した状態を示す部分断面図である。
【図6】従来のバルブ用アクチュエータの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 バルブ用アクチュエータ 2 ケーシング 3 モータ 4 回転力伝達機構 5 出力軸 5b 他端(操作端) 6 クラッチ手段 7c 孔 12 第1ギヤユニット(中間歯車) 13 クラッチギヤ 21 円錐コイルスプリング(第1弾性部材) 22 操作軸 23 コイルスプリング(第2弾性部材) 27 ねじ(蓋部材) 29 流体制御バルブ 30 軸カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内にモータ及び回転力伝達機
    構を液密に収容し、前記モータの回転を前記回転力伝達
    機構を介してバルブ操作用の出力軸に伝達する一方、当
    該出力軸を手動操作する場合には前記回転力伝達機構の
    途中に設けられたクラッチ手段を切断状態にして前記モ
    ータと前記出力軸とを切り離すことが可能なバルブ用ア
    クチュエータにおいて、前記クラッチ手段は、前記モー
    タの回転を伝達する中間歯車と、該中間歯車に噛み合う
    噛合位置から軸線方向に移動して前記中間歯車とは離れ
    る離間位置まで変位可能なクラッチギヤと、該クラッチ
    ギヤを前記噛合位置に押し付ける第1弾性部材と、前記
    ケーシングに摺動自在に支持されて前記クラッチギヤを
    前記離間位置に変位させることが可能な操作軸と、該操
    作軸と前記ケーシング間に配置されて当該操作軸を前記
    クラッチギヤより離れる方向に押し付ける第2弾性部材
    を備えると共に、前記ケーシングに設けられた前記操作
    軸を操作するための孔を蓋部材により液密に塞ぐことを
    特徴とするバルブ用アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記出力軸の手動操作端を前記ケーシン
    グに設けられた孔から外方に突出させると共に、この孔
    を前記出力軸の手動操作端とともに軸カバーで液密に覆
    うことを特徴とする請求項1記載のバルブ用アクチュエ
    ータ。
JP18940995A 1995-07-25 1995-07-25 バルブ用アクチュエータ Pending JPH0946968A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068559A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Mitsuba Corp 電動アクチュエータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068559A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Mitsuba Corp 電動アクチュエータ

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