JP2006239311A - 便座および便蓋の電動開閉装置 - Google Patents

便座および便蓋の電動開閉装置 Download PDF

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Kazuo Yoshimune
和夫 能宗
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Abstract

【課題】1台のモータによって便蓋と便座の開閉を行わせると共に、手動でも安全に開閉可能な便蓋および便座の電動開閉装置を提供すること。
【解決手段】単一の駆動モータ1に、ギアトレーン2などを介して連結した駆動軸3と、該駆動軸3に軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便座開閉従動軸4と、該便座開閉従動軸4と該駆動軸3との相対する係合面に形成し軸相互の回転力を規制する便座開閉側係止手段16と、前記駆動軸3および該便座開閉従動軸4と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便蓋開閉従動軸5と、該便蓋開閉従動軸5と前記駆動軸3との相対する係合面に形成し軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段17とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は便座および便蓋の電動開閉装置に関し、より詳しくは、人の位置をセンサーによって検知して便座および便蓋をモータによって自動開閉するとともに、適宜手動またはスイッチ操作によるモータ駆動で開閉する便座および便蓋の電動開閉装置に関する。
従来、人の位置をセンサーによって検出して、使用状態に応じて便蓋および便座をモータによって自動開閉するものが周知されているが、便蓋を開けて便座を閉じた状態と便蓋と便座をともに開いた状態が必要なため、いずれも便蓋を開けた後に便座を開くようにしている。
このため、多くの例では、便蓋を回動させる便蓋軸と便座を回動させる便座軸とを独立して設け、それぞれを個別に駆動する減速機構を備えた二つのモータを設けている。
また一つのモータで便蓋および便座を回動させる構成のものも提案され、例えば、特許文献1では、一つのモータによって駆動される一つの駆動軸に、一定範囲のみギア噛み合部を設けた二つの駆動ギアを担持させ、それぞれの駆動ギアには、二つの従動ギアをそれぞれ組み合わせるとともに、各従動ギアは、従動軸を介して便座、弁蓋を個別に開閉するようにしている。(特許文献1参照)。
また特許文献2では、一つのモータによって駆動される、送りねじ機構を有する駆動軸に駆動ギアをとりつけ、この駆動ギアに噛み合うように軸方向にずらして二つの従動ギアがセットされており、モータの回転によって軸方向に移動する駆動ギアによって、個別に従動ギアがかみ合って回転し、それぞれの従動ギアは従動軸を介して便座、便蓋を個別に開閉するようになっている。(特許文献2参照)。
特開2003-102647号公報 特開2004-81444号公報
ところが、減速機構を備えた二つの駆動モータで、便蓋を回動させる便蓋軸と便座を回動させる便座軸とを、それぞれ独立して駆動する従来例では、便蓋や便座を、複数の歯車を介して個別に駆動する二つの駆動モータが設けられているため、モータをはじめとして、部品点数が多くなるとともに、構造も複雑で大きなものとなり、コストも高くなるという問題があった。
また特許文献1に開示されている例では、便座や便蓋の開閉動作を、電動はなく手動で行なった場合、例えば、電動で便蓋を開いて用を足した後、手動で便蓋を閉じる場合には、手動により便蓋を閉める動作を入れると、便蓋のみが動作して駆動ギアが追従できない構造になっているので、次に電動で便蓋だけを開こうとしても便座も一緒に開いてしまう問題がある。
また、駆動軸と従動軸はギア結合のため、便座または便蓋が電動で動いているときに無理に手動で動きを止めたり、便座または便蓋になにか硬いものが挟まった時には、歯車をはじめ脆弱な部位に無理な力が加わるという問題もあった。
また特許文献2に開示されている例では、駆動ギアが回転しながら軸方向に移動して、従動ギアと噛み合うようになっているためにギアが円滑に噛み合いにくく、駆動ギアと従動ギアが干渉して異音が発生するという問題がある
また、電動で便蓋を開いて用を足した後、手動で便蓋を閉じる場合には、便座用の従動ギアと便蓋用の従動ギアが個別に自在に回転するようになっているので、次に電動で便蓋だけを開こうとしても、便座も一緒に開いてしまう問題がある。
さらに特許文献2に開示されている機構では、特許文献1と同じように、駆動軸と従動軸とはギア結合のため、便座または便蓋が電動で動いている時に無理に手動で動きを止めたり、便座または便蓋になにか硬いものが挟まった時には、歯車をはじめ脆弱な部位に過大な力が加わるという問題もある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、1台のモータによって、便蓋と便座の開閉動作を行なわせしめ、便座あるいは便蓋の開閉動作中に、外部から開閉を規制するような負荷が加わっても。その負荷を出来るだけ駆動モータに加わらないようにするとともに、電動とともに手動でも、便蓋と便座の開閉動作ができるようにした、構造が簡単な、便蓋および便座の開閉装置を提供することを解決すべき技術課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、便蓋と便座とをモータ駆動によって開閉する便座および便蓋の電動開閉装置において、動力としての単一の駆動モータと、該駆動モータの出力軸にギアトレーンなどを介して連結した駆動軸と、該駆動軸に軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸と該駆動軸との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転力を規制する便座開閉側係止手段と、前記駆動軸および該便座開閉従動軸と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸と前記駆動軸との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段とを備えたことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置としたことである。
また上記課題を解決するにあたり請求項2のように、前記便蓋開閉側係止手段は、前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸との相対する係合面相互に形成した穿設部に介挿した便蓋側突出部材押圧バネおよび便蓋側突出部材と、該便蓋開閉従動軸面に穿設され該便蓋側突出部材が該便蓋側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する便蓋側係止溝部と、前記便蓋側係止溝部に相対する前記駆動軸面に穿設され該便蓋側突出部材および該便蓋側突出部材を押圧する該便蓋側突出部材押圧バネが嵌装される便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部とを備えて、該便蓋開閉従動軸と前記駆動軸は便蓋側突出部材バネおよび便蓋側突出部材により係止されて一体的に回動するとともに、該便蓋開閉従動軸と該駆動軸の相互間に所定以上の回転トルクを付勢した時には前記便蓋側突出部材が前記該便蓋側突出部材押圧バネの押圧力に抗して前記便蓋側係止溝部側から前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部側に排除されて該便蓋開閉従動軸と該駆動軸の係止が解除されるように形成されるとともに、
前記便座開閉側係止手段は、前記駆動軸と前記便座開閉従動軸との相対する係合面相互に形成した穿設部に介挿した便座側突出部材押圧バネおよび便座側突出部材と、該便座開閉従動軸面に穿設され該便座側突出部材が該便座側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する便座側係止溝部と、前記便座側係止溝部に相対する前記駆動軸面に穿設され該便座側突出部材および該便座側突出部材を押圧する該便座側突出部材押圧バネが嵌装される便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部とを備えて、該便座開閉従動軸と前記駆動軸は便座側突出部材押圧バネおよび便座側突出部材により係止されて一体的に回動するとともに、該便座開閉従動軸と該駆動軸の相互間に所定以上の回転トルクを付勢した時には前記便座側突出部材が前記便座側突出部材押圧バネの押圧力に抗して前記便座側係止溝部側から前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部側に排除されて該便座開閉従動軸と該駆動軸の係止が解除されるように形成されることを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置としたことである。
また上記技術課題を解決するに当たり請求項3のように、前記便蓋と前記便座が閉じられた状態から該便蓋を開き始める時点では、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部と前記便蓋側係止溝部との回動方向における相対位置は、前記駆動軸面側の前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部に嵌装され前記便蓋側突出部材押圧バネで押圧された前記便蓋側突出部材が前記便蓋開閉従動軸面側の該便蓋側係止溝部に嵌合されて前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸面は係止されて一体的に回動し始めるように配設されまた、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部と前記便座側係止溝部との回動方向における相対位置は、前記駆動軸面側の該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネで押圧された前記便座側突出部材が前記便座開閉従動軸面側の該便座係止溝部から排除されて前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸は係止が解除されて一体的に回動しないよう状態となるようにに配設されるとともに、
前記便蓋の回動が進んで該便蓋を開き終った時点では、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部と前記便座側係止溝部との回転方向における相対位置は、前記駆動軸面側の該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネで押圧された前記便座側突出部材が前記便座開閉従動軸面側の該便座係止溝部に嵌合され始めて前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸は係止されて一体的に回動し始めるように配設されていることを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置としたことである。
また上記技術課題を解決するに当たり請求項4のように、前記便蓋側突出部材が前記便蓋側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する前記便蓋側係止溝部を前記駆動軸側に穿設しまた、該便蓋側係止溝部に相対して前記便蓋側突出部材および前記便蓋側突出部材押圧バネが嵌装される便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部を前記便蓋開閉従動軸側に穿設するとともに、
前記便座突出部材が前記便座側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する前記便座側係止溝部を前記駆動軸側に穿設しまた、該便座側係止溝部に相対して前記便座側突出部材および前記便座側突出部材押圧バネが嵌装される便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部孔部を前記便座開閉従動軸側に穿設したことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置としたことである。
また上記技術課題を解決するに当たり請求項5のように、前記駆動軸内に駆動軸と軸心を同一にして形成された円筒状の中空部と、該円筒状の中空部と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸と該円筒状の中空部との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転力を規制する便座開閉側係止手段と、前記駆動軸の円筒状の中空部および該便座開閉従動軸の外周面それぞれと軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸の外周面と前記駆動軸の円筒状の中空部との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段とを備えたことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置としたことである。
また上記技術課題を解決するに当たり請求項6のように、前記駆動軸は円筒状の外周面を備え、該駆動軸の外周面と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合する中空部を備えた便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸の中空部内周面と該駆動軸の円筒状の外周面との相対する各係合面に形成した軸相互間の回転力を規制する便座開閉側係止手段と、前記駆動軸の円筒状の外周面および該便座開閉従動軸の内周面それぞれと軸心を同一にして回転自在に摺接して係合する中空部を備えた便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸の中空部内周面と前記駆動軸の円筒状の外周面との相対する各係合面に形成した軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段とを備えたことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置としたことである。
請求項1〜請求項4記載の便座および便蓋の電動開閉装置においては、動力源としての単一の駆動モータと、該駆動モータの出力軸にギアトレーンなどを介して連結した前記駆動軸と、該駆動軸に軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した前記便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸と該駆動軸との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転力を規制する前記便座開閉側係止手段と、該駆動軸および該便座開閉従動軸と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した前記便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸と該駆動軸との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転を規制する前記便蓋開閉側係止手段とで構成されて、1台のモータ及び1系列のギアとレーンによって、便座および、便蓋をそれぞれ独立して開閉することできるようにしているため、部品点数が少なくなり、製造コストの低減、信頼性の向上が図れる。
さらに前記便座開閉側係止手段は、前記便座突出部材と前記便座側突出部材押圧バネと前記便座側係止溝部とを備えて、前記駆動軸と前記便座開閉従動軸とが、便座の開閉のための回動動作に伴って、容易に係止したり解除できるようにまた、前記便蓋開閉側係止手段は、前記便蓋突出部材と前記便座側突出部材押圧バネと前記便蓋側係止溝部とをそれぞれ備えて、該駆動軸と該便蓋開閉従動軸とが、便蓋の開閉のための回動動作に伴って、容易に係止したり解除できるようにそれぞれ構成されているので、手動で便蓋や便座を開閉させても、前記ギアトレーンを構成する歯車や駆動モータや軸受けなどの脆弱な部位に、無理な力が働いくことはない。
また請求項5〜請求項6に記載の便座および便蓋の電動開閉装置においては、前記駆動軸内に軸心を同一にして形成した中空部の内周面または、該駆動軸外周に軸心を同一にして形成した円筒外周面に、前記便座開閉従動軸および前記便蓋開閉従動軸を相対して直接摺接するように構成しているので、便座および便蓋の電動開閉装置の構造をコンパクトに形成することが出来る。
以下、本発明に係わる、実施の形態を、添付した図面を参照しつつ具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置の概略断面図、図5(a)〜(e)は、本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置における図1のA−A断面、B−B断面で、電動操作時の、便座と便蓋の開閉関係及び、便座開閉側係止手段と便蓋開閉側係止手段の動作を示す説明図で、図6(a)〜(e)は、本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置における図1のA−A断面、B−B断面で、手動操作時の、便座と便蓋の開閉関係及び、便座開閉側係止手段と便蓋開閉側係止手段の動作を示す説明図である。
なお図5(a)〜(e)及び、図6(a)〜(e)における、A−A断面とB−B断面は、便座開閉側係止手段による駆動軸と便座開閉従動軸及び、便蓋開閉側係止手段による駆動軸と便蓋開閉従動軸の回動方向における、便蓋側突出部材及び便蓋側突出部材による係止関係をそれぞれ示すもので、便座側突出部材押圧バネ及び、便蓋側突出部材押圧バネは省略している。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置は、図示しない便座と便座駆動把手18を介して一体的に連結されて、該便座の開閉を行う便座開閉従動軸4と、図示しない便蓋と便蓋駆動把手19を介して一体的に連結されて、該便蓋の開閉を行う便蓋座開閉従動軸5と、駆動モータ1からの駆動力を、該便座開閉従動軸4および該便蓋座開閉従動軸5に、それぞれ便座開閉側係止手段16および便蓋開閉側係止手段17とを介して伝達する駆動軸3ならびに、該駆動モータ1からの駆動力を、該駆動軸3に伝えるギアトレーン2を備えている。
前記駆動モータ1の出力軸は、前記ギアトレーン2を介して前記駆動軸3に連結され、図示しないが人体検知センサーやボタンスイッチなどの入力手段からの入力信号に基づいて動作する制御装置によって、該駆動モータ1が駆動されて、該ギアトレーン2を介して減速されて、該駆動軸3に駆動力を伝達する。
なお前記駆動モータ1は、前記ギアトレーン2を駆動させるものであれば種類を問わないが、特に超音波モータなどを用いると、該ギアトレーン2のギア数が減って、静かな駆動音とすることもできる。
前記ギアトレーン2は、駆動モータ1の回転数を減速するために駆動モータ1の出力軸にモータ軸側嵌合ギア2aによって連結するとともに、複数のギアを組み合わせて構成され、減速されて最終段側に駆動側ギア2bが配置されて、該駆動側ギア2bの前記駆動モータ1側との反対側側面には、該駆動側ギア2bと軸心を同一にした円筒状の中空部を備えた駆動軸3が固着されている。
なお前記駆動モータ1や、前記ギアトレーン2を支承する軸受機構などは、図示しない便器装着ユニット内に固定されて内蔵されている。
前記駆動軸3は、円筒状の中空部を有する管状に形成され、該円筒状の中空部内周面には、該駆動軸3と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合する前記便蓋開閉従動軸5および前記便座開閉従動軸4を、該便蓋開閉従動軸5および該便座開閉従動軸4の一部がそれぞれ摺接して係合されて内包する。
また該駆動軸3では、該便蓋開閉従動軸5面および便座開閉従動軸4面とそれぞれ相対する係合面においては、前記便蓋開閉側係止手段17および前記便座開閉側係止手段16をそれぞれ、該便蓋開閉従動軸5およびと該便座開閉従動軸4とともに介挿する、便蓋側係止溝部9および、便座側係止溝部8がそれぞれ穿設されている。
また該駆動軸3では、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15が穿設されている軸線方向に直角な同一外円周面において、該便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15とは離れて、回動方向に沿って便蓋回動窓部11が穿設され、図6(a)に示すように、便蓋を開口する時に、該便蓋と便蓋駆動把手19を介して一体となって回動する、前記便蓋開閉従動軸5の外周面に形成した駆動軸爪部10を当接させて、該便蓋開閉従動軸5の回動を付勢できるようになっている。
なお前記便蓋回動窓11が穿設されている前記駆動軸3において、該便蓋回動窓11の、該駆動軸3軸心に対する回動方向に穿設されている角度は、前記便蓋開閉従動軸5と便蓋駆動把手19を介して一体的に回動する便蓋の回動角度である約110度前後に、該駆動軸爪部10の該駆動軸3軸心に対する回動方向長さを加えた大きさに穿設されて、該便蓋開閉従動軸5の外周面に形成した該駆動軸爪部10を当接させて、便蓋を開く時に、該駆動軸3の回動を付勢できるようになっている。
前記便座開閉従動軸4は、円筒状の中空部を有する管状部材で形成され、円筒状の外周面の一部は、前記駆動軸3の中空部の内周面と回転自在に摺接して係合するとともに、該便座開閉従動軸4の円筒内周面は、前記便蓋開閉柔動軸5の外周面の一部と回転自在に摺接して係合しする。
また前記便座開閉従動軸4において、前記駆動軸3の中空部の内周面と回転自在に係合する外周面には、前記便座開閉側係止手段16の一部すなわち、前記便座側突出部材6が前記便座側突出部材押圧バネ12で押圧されて嵌合する、前記便座側係止溝部8が形成されている。
また前記便座開閉従動軸4は、便座駆動把手18と結合されて、図示しない便座と一体的に回動する。
前記便蓋開閉従動軸5は、径の異なる二段の中実軸として形成され、比較的径の大きい軸部は、前記駆動軸3の中空部と回転自在に摺接して係合し、比較的径の小さい軸部の一部は、前記便座開閉従動軸4の中空部と回転自在に係合するとともに、比較的径の小さい軸部の軸端側には、便蓋駆動把手18と結合されて、図示しない便蓋と一体的に回動する。
また前記便蓋開閉従動軸5において、前記駆動軸3の中空部の内周面の一部と回転自在に係合する比較的径の大きい軸部の外周面には、相対する該駆動軸3とともに前記便蓋開閉側係止手段17を介挿して形成する前記便蓋側係止溝部9が穿設されて、該便座側係止溝部では、前記便蓋側突出部材7が前記便蓋側突出部材押圧バネ13で押圧されて嵌合して、該駆動軸3と該便蓋開閉従動軸5を係止できるようになっている。
また前記便蓋開閉従動軸5においては、前記便蓋側係止溝部9が穿設されている該便蓋開閉従動軸5の軸線方向に直角な同一外周面に、爪状の前記駆動軸爪部10が形成されて、手動で便蓋を開く時に、前記駆動軸3に穿設された前記便蓋回動窓部11の回動方向の端部に、該駆動軸爪部10を当接させて、駆動軸3の回動を付勢するようになっている。
便蓋開閉側係止手段17は、前記駆動軸3の内周面と前記便蓋開閉従動軸5の外周面との相対する係合面相互に形成した穿設部に介挿した前記便蓋側突出部材押圧バネ13および便蓋側突出部材7と、該便蓋開閉従動軸面5の外周面に穿設され該便蓋側突出部材7が該便蓋側突出部材押圧バネ13で押圧されて嵌合する前記便蓋側係止溝部9と、該便蓋側係止溝部9に相対する前記駆動軸3の内周面に穿設され該便蓋側突出部材7および該便蓋側突出部材7を押圧する該便蓋側突出部材押圧バネ13が嵌装される前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15とを備えて、該便蓋開閉従動軸5と前記駆動軸3は、前記便蓋側突出部材押圧バネ13および前記便蓋側突出部材7により係止されて一体的に回動するとともに、該便蓋開閉従動軸5と該駆動軸3の相互間に所定以上の回転トルクを付勢した時には、前記便蓋側突出部材7が、前記便蓋側突出部材押圧バネ13の押圧力に抗して、前記便蓋側係止溝部9側から前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15側に排除されて、該便蓋開閉従動軸5と前記駆動軸3とを一体化する係止が、解除されるように形成されている
また前記便座開閉側係止手段16は、前記駆動軸3と前記便座開閉従動軸4との相対する係合面相互に形成した穿設部に介挿した前記便座側突出部材押圧バネ12および前記便座側突出部材6と、該便座開閉従動軸面4に穿設され該便座側突出部材6が、該便座側突出部材押圧バネ12で押圧されて嵌合する前記便座側係止溝部8と、該便座側係止溝部8に相対する前記駆動軸3面に穿設され該便座側突出部材6および該便座側突出部材6を押圧する該便座側突出部材押圧バネ12が嵌装される前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14とを備えて、該便座開閉従動軸4と前記駆動軸3とは、前記便座側突出部材押圧バネ12および前記便座側突出部材6により係止されて一体的に回動するとともに、該便座開閉従動軸4と該駆動軸3の相互間に所定以上の回転トルクを付勢した時には、前記便座側突出部材6が前記便座側突出部材押圧バネ12の押圧力に抗して、前記便座側係止溝部8側から、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14側に排除されて、該便座開閉従動軸4と前記駆動軸3とを一体化する係止が、解除されるように形成されている
次に、前記便蓋開閉側係止手段17における、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15と前記便蓋側係止溝部9との回動方向における相対位置および、前記便座開閉側係止手段16における、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14と前記便座側係止溝部8との回動方向における相対位置の関係は、以下のように構成される。
まず便蓋および便座が閉じられた状態から便蓋を開き始める時点では、図1及び、図5(a)に示すように,前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15と前記便蓋側係止溝部9との回動方向における相対位置は、前記駆動軸3側において、該便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装されて前記便蓋側突出部材押圧バネ13で押圧される前記便蓋側突出部材7が、前記便蓋開閉従動軸5側の該便蓋側係止溝部9に嵌合されて、該駆動軸3と該便蓋開閉従動軸5は係止されて、一体的に回動し始めるように、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15と前記便蓋側係止溝部9とが、それぞれ該駆動軸軸3の内周面と便蓋開閉従動軸5の外周面上に配設される。
また、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14と前記便座側係止溝部8との回動方向における相対位置は、前記駆動軸3側において、該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装されて該便座側突出部材押圧バネ12で押圧される前記便座側突出部材6が、前記便座開閉従動軸4側の該便座係止溝部8から排除されて該駆動軸3と該便蓋開閉従動軸4は係止が解除されて、一体的に回動しないよう状態となるように、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14と前記便座側係止溝部8とが、それぞれ該駆動軸軸3の内周面と便座開閉従動軸4の外周面上に配設される。
次に便蓋の回動が進んで便蓋を開き終った時点では、図1及び、図5(b)に示すように便座はまだ閉まったままであるが、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15と前記便蓋側係止溝部9との回動方向における相対位置は、前記駆動軸面3側において、該便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装されて該便蓋側突出部材押圧バネ13で押圧される前記便蓋側突出部材7が、前記便蓋開閉従動軸5側の該便蓋側係止溝部9への嵌合が終了する状態になるように配設される。
また、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14と前記便座側係止溝部8との回転方向における相対位置は、前記駆動軸3側において、該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装されて該便座側突出部材押圧バネ12で押圧される前記便座側突出部材6が前記便座開閉従動軸面4側の該便座係止溝部8に嵌合され始めて、前記駆動軸3と前記便座開閉従動軸4は係止されて、一体的に回動し始めるように配設される
ここで、本第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動装置における、電動時の動作を、図1および図5(a)〜(e)に基づいて説明する。
図5(a)は、便蓋21と便座22がともに閉じられた状態をまた、図5(b)は、便蓋21が開口し便座22が閉じられた状態をまた、図5(c)は、便蓋21と便座22がともに開口した状態をまた、図5(d)は、便蓋21と便座22がともに開口した状態から便座22を閉じた状態を示しまた、図5(e)は、図5(d)の状態から便蓋21を閉じた状態をそれぞれ示す。
図1、図5(a)に示すように、まず便蓋21、便座22がともに閉じられた状態では、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15と前記便蓋側係止溝部9との回動方向における相対位置および、前記便座開閉側係止手段16における、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14と前記便座側係止溝部8との回動方向における相対位置の関係は、上記したように、前記便蓋側突出部材7は、前記駆動軸3の該便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装された前記便蓋側突出部材押圧バネ13によって押圧されて、前記便蓋開閉従動軸5の該便蓋側係止溝部9に嵌合している状態にまた、前記便座側突出部材6は、該駆動軸3の該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装された前記便座側突出部材押圧バネ12によって押圧されているが、前記便座開閉従動軸4の該便座側係止溝部9から解除されて嵌合していないで該便座開閉従動軸4の外周面に摺接している状態にそれぞれある。
ここで人体検知センサーなどからの信号に基づき便蓋21を開く指令を、モータ制御装置に与えると前記駆動モータ1が回転し、前記ギアートレーン2を介して減速されて、前記駆動側ギア2bと軸心を同一にして一体となった前記駆動軸3が矢印のように反時計方向駆動し始めるが、前記便蓋開閉従動軸5と前記駆動軸3との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転を規制する前記便蓋開閉側係止手段17において、前記便蓋側便蓋側突出部材7は、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装された前記便蓋側突出部材押圧バネ13によって押圧されて、該便蓋開閉従動軸5の便蓋側係止溝部9に嵌合しているので、該便蓋開閉従動軸5は、該駆動軸3と一体的に係止されて、該駆動軸3と同じように反時計方向に回動して便蓋21は開いて行き、回動は便蓋21が所定の開口、たとえば約110度前後開口すると、図示しないが位置センサーが開口しきったことを検知して前記駆動モータ1が停止し、図(b)の状態になる。
一方便座開閉従動軸4は、便蓋21を開口するために上記のように、駆動軸3が矢印のように反時計方向駆動し始めても、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装された前記便座側突出部材押圧バネ12から押圧された前記便座側突出部材6が、上記したように、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部9に嵌合していないで該便座開閉従動軸4の外周面に摺接している状態にある。
したがって、駆動軸3が矢印のように反時計方向駆動し始めても、便座22の自重や回動抵抗によって、該便座側突出部材6は、該便座開閉従動軸4の外周面に押圧されたまま摺動するのみで該便座開閉従動軸4は回動することはないので、該便座開閉従動軸4と前記便座駆動把手18を介して一体的に連結された便座22は、閉じたままにあり、便座が開口し終わった時、便座と便蓋および、前記便蓋側突出部材7と前記便蓋側係止溝部8および、前記便座側突出部材6と前記便座側係止溝部9の相対位置関係は、図(b)の状態になる。
図(b)の状態は、前記駆動軸3の回動動作により便蓋21が開口し、便座22がまだ閉じている状態で、前記便蓋側突出部材7は前記便蓋開閉従動軸5の便蓋側係止溝部9に嵌合したままであるとともに、前記便座側突出部材6が、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部9に嵌合し始めた状態にある。
次にこの図(b)の便蓋21が開口し、便座22が閉じている状態から、次に便座22を開こうとする場合、たとえばリモコンスイッチなどからの信号に基づき、便座22を開く指令をモータ制御装置に与えると、前記駆動モータ1が回転し始め、前記ギアートレーン2を介して減速された前記駆動軸3が、矢印のように反時計方向駆動し始め、該駆動軸3の便座側突出部材6は、この状態では、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部8に嵌合しはじめているので、該便座開閉従動軸4が該駆動軸3と同じように反時計方向に回動して便座22は開いて行き、便座22が所定の開口、たとえば便座22の開く回動角度である約110度前後回動すると、図示しないが便座22に付設した位置センサーが、開口しきったことを検知して該駆動モータ1が停止し、図5(c)の状態になる。
一方前記便蓋開閉従動軸5側においては、便座22を開口するために上記のように、前記駆動軸3が矢印のように反時計方向駆動し始めると、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装され前記便蓋側突出部材押圧バネ13から押圧された前記便蓋側突出部材7は、便蓋が開口して所定の位置に当接して停止した状態にあるので、前記便蓋側突出部材押圧バネ13に抗して該便蓋開閉従動軸5の前記便蓋側係止溝部9から解除され、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15側に戻されて、該便蓋側係止溝部9とは嵌合していない状態にる。
したがって、前記駆動軸3が矢印のように反時計方向駆動し始めても、前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋開閉従動軸5の外周面に押圧されたまま摺動するのみで該便蓋開閉従動軸5は回動することはなく、便蓋21は所定の位置で開口したままで、図5(c)の状態になる。
便蓋21につづいて便座22も開口し終わった、図5(c)の状態では、前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋側突出部材押圧バネ13に押圧されているが、前記便蓋開閉従動軸5の前記便蓋側係止溝部9には嵌合していないで前記便蓋開閉従動軸5の外周面に摺接した状態にありまた、前記便座側突出部材6は、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装された前記便座側突出部材押圧バネ12に押圧されて、まだ前記便座開閉従動軸4の便座側係止溝部8に嵌合したままの状態にある。
つぎに、図5(c)の状態で例えば、人が用を足した後、便器から離れると、人体検知センサーからの信号に基づき、便座22を閉じる指令が、図示しないモータ制御装置に与えられると、前記駆動モータ1が回転しはじめ、該駆動モータ1の回転は前記ギアートレーン2を介して減速されて、駆動側ギア2bと軸心を同一にして一体に固着された円筒状の中空部を備えた駆動軸3が、矢印のように時計方向に駆動し始めるが、前記便座開閉側係止手段16においては、該駆動軸3の前記便座側突出部材6は、前記便座側突出部材押圧バネ12に押圧されて、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部8に嵌合して係止されているので、前記便座開閉従動軸4は、該駆動軸3と一体となって同じように、時計方向に回動して、便座22は閉じ始めて、この回動は便座22が閉じる図(d)の状態になるまで続く。
一方便蓋開閉従動軸5は、便座22を閉じるために上記のように、前記駆動軸3が矢印のように時計方向に回転し始めても、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装され前記便蓋側突出部材押圧バネ13から押圧された前記便蓋側突出部材5が、該便蓋開閉従動軸5に穿設された前記便蓋座側係止溝部9に嵌合していないで該便蓋開閉従動軸5に摺設した状態にあるので、該駆動軸3が矢印のように時計方向に回転し始めても、便蓋21の有する回動抵抗のため、該便蓋側突出部材7は、該便蓋開閉従動軸5の外周面に押圧されたまま摺動するのみで、便蓋開閉従動軸5は回動することはない。
したがってこの回動により便座22が開口し終わるまで、該便蓋開閉従動軸5と便蓋駆動把手を介して一体化されている便蓋21は開口したままで、この便座22が開口し終わった時の、便座22と便蓋21および、前記便蓋側突出部材7と前記便蓋側係止溝部8および、前記便座側突出部材6と前記便座側係止溝部9の相対位置関係は図5(d)のようになる。
すなわち、この便座22が閉じ便蓋21が開口した、図(d)の状態では、前記便座側突出部材6は、まだ前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部8に嵌合して、前記駆動軸3と該便座開閉従動軸4は係止された状態のままにあるとともに、前記便蓋座側突出部材7は、前記便蓋側突出部材押圧バネ13に押圧されて、前記便蓋開閉従動軸5に穿設された前記便蓋側係止溝部9に嵌合し始めた状態にある。
さらに図5(d)の状態から、前記駆動モータ1を時計方向に回転させていくと、該駆動モータ1の回転は、前記ギアートレーン2を介して減速されて、前記駆動側ギア2bと軸心を同一にして固着されて一体となった駆動軸3が、矢印のように時計方向に回転し、前記駆動軸3の前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋側突出部材押圧バネ13に押圧されて、前記便蓋開閉従動軸5に穿設された前記便蓋側係止溝部9に嵌合して係止されているので、該便蓋開閉従動軸5が該駆動軸3と一体となって、同じように時計方向に回動して便蓋21は閉じて行き、回動は、該便蓋開閉従動軸5と前記便蓋駆動把手19を介して一体化されている便蓋21が閉じる、図5(e)の状態になるまで続く。
一方前記便座開閉従動軸4は、便蓋21を閉じるために上記のように、前記駆動軸3が時計方向に回転し始めても、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装され便座側突出部材押圧バネ12から押圧された前記便座側突出部材6が、前記便蓋開閉従動軸5の便座側係止溝部8に嵌合していない状態にありまた、該便座開閉従動軸4と前記便蓋駆動把手を介して一体化されている便座22は、すでに閉口して所定の位置に当接した状態のままにあるので、前記便座側突出部材6は、該便座開閉従動軸4の外周面に押圧されたまま摺動するのみで、該便座開閉従動軸4は回動することはなく、したがって便座22は閉じたままの状態にある。
この便蓋21および便座22が閉じきった時点で、図示しない位置センサーによって検知された信号に基づきモータ駆動を停止する指令を、制御装置に与えて、前記駆動モータ1の回転駆動が停止する。
なお便座22および便蓋21が閉じた図5(e)の状態では、前記便座側突出部材6は、前記便座側突出部材押圧バネ12に押圧されて、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部8に嵌合した状態のままであるとともに、前記便蓋座側突出部材7は、前記便蓋側突出部材押圧バネ13に押圧されて、前記便蓋開閉従動軸5の前記便蓋側係止溝部9に嵌合し始めた状態にあり、これは同じように便座22および便蓋21が閉じた状態にある、図5(a)の状態と同じ状態なる。
つぎに、本第1実施形態に係わる、便座22および便蓋21の電動装置における、手動操作時の動作を、図1および図6(a)〜(e)に基づいて説明する。
ここで、図6(a)は、便蓋21と便座22がともに閉じられた状態をまた、図6(b)は、便蓋21が開口し便座22が閉じられたままの状態をまた、図6(c)は、便蓋21と便座22がともに開口した状態をまた、図6(d)は、便蓋21と便座22がともに閉じた状態を示しまた、図5(e)は、図6(d)の状態からの電動操作に向けて、モータ制御装置からの信号にもとづき前記駆動モータ1によって便蓋21及び便座22を閉じた状態のもと、前記駆動軸3を回動させて、該駆動軸と前記便蓋開閉従動軸5及び前記便蓋開閉従動軸5の係止関係を図6(a)の状態をそれぞれ示すものである。
手動操作は、停電時などの時を想定したもので、以下では、例えば便座22と便蓋21の最初の状態として、図6(a)に示すように便座22および便蓋21ともに閉じた状態から、手動で、便座22および便蓋21の開閉動作していく例で説明する。
図1、図6(a)に示すように、便蓋21、便座22がともに閉じられた状態では、前記便蓋側突出部材7は、前記駆動軸3に穿設された前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装され前記便蓋側突出部材押圧バネ13によって押圧されて、前記便蓋開閉従動軸5に穿設さえた前記便蓋側係止溝部9に嵌合して、該駆動軸3と該便蓋開閉従動軸5とは、一体的に係止されている状態にある。
また前記便座側突出部材6は、前記駆動軸3の前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネ12によって押圧されているが、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部9からは解除されて嵌合せず、該便座開閉従動軸4の外周面に摺接して摺動自在の状態にある。
また前記便蓋開閉従動軸5において、前記便蓋側係止溝部9が穿設されている軸線方向に直角な同一外円周面に形成された前記駆動軸爪部10は、図6(a)に示すように、相対して係合する該駆動軸3の内周面面に穿設されている前記便蓋回動窓部11の回動方向(反時計方向)端部に当接している状態にある。
この図6(a)に示す、便蓋21、便座22がともに閉じられた状態から、手動で便蓋21を開いていくと、便蓋21と便蓋駆動把手19を介して一体的に連結されている、前記便蓋開閉従動軸5が、矢印の反時計方向に回動し始めるが、この時前記便蓋側突出部材7は、駆動軸3に穿設され前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装された前記便蓋側突出部材押圧バネ13によって押圧されて、前記便蓋開閉従動軸5の前記便蓋側係止溝部9に嵌合して、駆動軸と一体的に係止された状態にありまた、前記便蓋開閉従動軸5の外周面に形成された前記駆動軸爪部10は、図6(a)に示すように、前記駆動軸3に穿設されている前記便蓋回動窓部11の回動方向(反時計方向)端部に当接しているので、該駆動軸3も便蓋開閉従動軸5と一体となって反時計方向に回動して、図6(b)の状態になる。
なお前記便蓋開閉従動軸5の外周面に形成された前記駆動軸爪部10は、必ずしも必要とするものではないが、ただこれがないと、前記便蓋開閉側係止手段17によって前記駆動軸3に係止された前記便蓋開閉従動軸5と、便蓋駆動把手19を介して一体となって回動する便蓋21を開いていく時に、前記便蓋開閉側係止手段17において、便蓋側突出部材押圧バネ13の押圧力が小さいと、前記便蓋側突出部材7が前記便蓋側係止溝部9から外れて該駆動軸3との係止が解除されてしまうことがあるので、該便蓋側突出部材押圧バネ13で押圧するバネ力を、大きくする必要がある。
ただ、この前記便蓋側突出部材押圧バネ13で押圧するバネ力を大きくすると、前記便蓋側突出部材7が、前記便蓋開閉従動軸5の外周面を摺動するときおよび、前記便蓋側係止溝部9から外れて解除するときに必要とする回動トルクがそれぞれ大きくなり、其の分、駆動モータ1の駆動トルクを大きくする必要がある。
一方、図6(a)に示す、便蓋21、便座22がともに閉じられた状態から、前記便座開閉従動軸4は、手動により便蓋を開口するために上記のように、前記駆動軸3が矢印のように反時計方向に駆動し始めても、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネ12から押圧された前記便座側突出部材6は、前記便座開閉従動軸4に穿設された前記便座側係止溝部9に嵌合していないで該便座開閉従動軸4の外周面に摺接した状態にあるので、便座の自重や回動抵抗のために、前記便座側突出部材6は、該便座開閉従動軸4の外周面に押圧されたまま摺動するのみで、該便座開閉従動軸4は回動することはなく、したがって該便座開閉従動軸4と前記便座駆動把手18を介して一体的に回動する便座は閉じたままで、この回動が停止した時点では、図(b)の状態になる。
図6(b)の状態は、上記の手動による、便蓋の開口のための回動動作により、便蓋が開口し、便座が閉じている状態を示し、前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋開閉従動軸5に穿設された前記便蓋側係止溝部9にまだ嵌合したままであるとともに、前記便座側突出部材6が、前記便座側突出部材押圧バネに押圧されて、前記便座開閉従動軸4に穿設された前記便座側係止溝部8に嵌合して、前記便座開閉従動軸4と前記駆動軸3が、一体的に係止され始めた状態にある。
次にこの図6(b)の便蓋が開口し、便座が閉じている状態から、手動で、便座を開いて行くと、便座と前記便座駆動把手18を介して一体的に連結されている、前記便座開閉従動軸4が、矢印のように反時計方向駆動し始めるが、前記便座便蓋側突出部材6は、前記駆動軸3に穿設された便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネ12によって押圧されて、前記便座開閉従動軸4の前記便座側係止溝部8に嵌合し、該駆動軸3と係止されているので、該駆動軸3も該便座開閉従動軸4と一体となって反時計方向に回動して、便座22が開口した時点では、図(c)の状態になる。
一方、前記便蓋開閉従動軸5は、手動により、便座を開口するために上記のように、前記駆動軸3が矢印のように反時計方向駆動し始めると、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部15に嵌装され前記便蓋側突出部材押圧バネ13から押圧された前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋開閉従動軸5と便蓋駆動把手を介して一体となって回動する便蓋21が開口して所定の位置に係止された状態にあるので、押圧する前記便蓋側突出部材押圧バネ13に抗して、前記便蓋開閉従動軸5の前記便蓋側係止溝部9から解除されるため、該駆動軸3と該便蓋開閉従動軸5とは係止が解除されて、嵌合していない状態になる。
したがって、前記駆動軸3が、矢印のように反時計方向駆動し始めても、前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋開閉従動軸5の外周面に押圧されたまま摺動するのみで、前記便座開閉従動軸5は回動することはなく、したがって便蓋21は所定の位置で開口したままで、図6(c)の状態になる。
便蓋21につづいて便座22が開いた、図6(c)の状態では、前記便蓋側突出部材7は、前記便蓋開閉従動軸5に穿設された前記便蓋側係止溝部9に嵌合してない状態にあるしまた、前記便蓋開閉従動軸5の外周面に形成された前記駆動軸回動爪部10は、前記駆動軸3に穿設されている前記便蓋回動窓部11の時計方向に端部に当接している状態にある。
また前記便座側突出部材6は、前記駆動軸3に穿設された前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネ12によって押圧されて、まだ前記便座開閉従動軸4に穿設された前記便座側係止溝部9に嵌合しているままの状態にある。
つぎに図6(c)の便蓋21と便座22が同時に開いた状態から、図6(d)の便蓋と便座が同時に閉じた状態にむけて、手動により、便蓋21と便座22を同時に閉じていくと、便蓋と前記便蓋駆動把手19を介して一体的に連結されている前記便蓋開閉従動軸5は、矢印の時計方向に回動し始めるが、前記便蓋側突出部材7は、該便蓋開閉従動軸5に穿設された前記便蓋側係止溝部9には嵌合していない状態にあり駆動軸に係止されて一体となって回動するようにはなっていないが、便蓋開閉従動軸5の外周面に形成された駆動軸爪部10は、前記駆動軸3に穿設されている前記便蓋回動窓部11の回動方向(時計方向)端部に当接しているので、該駆動軸3も一体となって、時計方向に回動して、図6(d)の状態になる。
一方前記便座開閉従動軸4は、手動により、便蓋21と便座22を同時に閉めるために、上記のように、前記駆動軸3が、矢印のように時計方向に駆動し始めると、前記便座押圧バネ・突出部材嵌装孔部14に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネ12から押圧された前記便座側突出部材6が、該便座開閉従動軸4に穿設された前記便座側係止溝部9に嵌合して係止されている状態にあるので、該駆動軸3とともに一体となって、時計方向に回動して、図6(d)の状態になる。
次にこの図6(d)の便座22と便蓋21が閉じた状態から、手動で、図6(b)の便蓋21を開き便座22を閉じた状態や、図6(c)の便蓋21と便座22が同時に開いた状態にむけては、それぞれ図6(b)や、図6(c)からわかるように、前記駆動軸3、前記便蓋開閉従動軸5 前記便座開閉従動軸4、前記便座開閉側係止手段16、前記便蓋開閉側係止手段17それぞれが、上記に説明したように動作することで再現される。
また手動によって、図6(b)の便蓋21を開き便座22を閉じた状態や、図6(c)の便蓋21と便座22が同時に開いた状態から、電動に切り替えて操作させる場合においても、前記駆動軸3、前記便蓋開閉従動軸5 前記便座開閉従動軸4、前記便座開閉側係止手段16、前記便蓋開閉側係止手段17それぞれの回動方向における位置関係は、手動時の状態を示す図6(b)と電動時の状態を示す図5(b)、手動時の状態を示す図6(c)と電動時の状態を示す図5(c)に示すようにそれぞれ、同じ位置関係になっているので、何ら問題なく電動による開閉操作は再現される。
ただし手動で、図6(d)の便座と便蓋が閉じた状態から、電動に切り替えて便蓋だけを開こうと操作させる場合には、図6(d)は、図6(a)すなわち図5(a)の便座と便蓋が閉じた状態とは、前記駆動軸3、前記便蓋開閉従動軸5 前記便座開閉従動軸4、前記便座開閉側係止手段16、前記便蓋開閉側係止手段17相互の位置関係は異なり、該駆動軸3の前記便座側突出部材6と、前記便座開閉柔動軸4の前記便座側係止溝部とが嵌合状態にあるため、便座も同時に動いてしまう。
したがって図6(d)の便座と便蓋が閉じた状態から、電動に切り替えて便蓋を開こうと操作させる場合には、あらかじめ前記駆動軸3を、便座と便蓋をあける時と逆の方向、すなわち時計方向に一度、回転させておいて、図6(a)すなわち図5(a)の便座と便蓋が閉じた状態と同じになるように、前記駆動軸3、前記便蓋開閉従動軸5 前記便座開閉従動軸4、前記便座開閉側係止手段16、前記便蓋開閉側係止手段17それぞれの位置関係に戻しておく必要があるが、この動作は、あらかじめ前記駆動モータ1の制御装置のプログラムにこのような動作を設定しておくことによって、なんら問題なく実現できる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は何ら前記の実施に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の変形例を含むものである。
本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置の概略断面図である。 本発明の第1変形実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置の概略断面図である。 本発明の第2変形実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置の概略断面図である 本発明の第3変形実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置の概略断面図である 本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置における図1のA−A断面、B−B断面で、電動操作時の、便座と便蓋の開閉関係及び、便座開閉側係止手段と便蓋開閉側係止手段の動作を示す説明図 本発明の第1実施形態に係わる、便座および便蓋の電動開閉装置における図1のA−A断面、B−B断面で、手動操作時の、便座と便蓋の開閉関係及び、便座開閉側係止手段と便蓋開閉側係止手段の動作を示す説明図。
符号の説明
1・・・駆動モータ
2・・・ギアトレーン
2a・・モータ軸側嵌合ギア
2b・・駆動軸側ギア
3・・・駆動軸
4・・・便座開閉従動軸
5・・・便蓋開閉従動軸
6・・・便座側突出部材
7・・・便蓋側突出部材
8・・・便座側係止溝部
9・・・便蓋側係止溝部
10・・駆動軸回動爪部
11・・便蓋回動窓部
12・・便座側突出部材押圧バネ
13・・便蓋側突出部材押圧バネ
14・・便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部
15・・便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部
16・・便座開閉側係止手段
17・・便蓋開閉側係止手段
18・・便座駆動把手
19・・便蓋駆動把手
30・・便座および便蓋の電動開閉装置

Claims (6)

  1. 便蓋と便座とをモータ駆動によって開閉する便座および便蓋の電動開閉装置において、動力としての単一の駆動モータと、該駆動モータの出力軸にギアトレーンなどを介して連結した駆動軸と、該駆動軸に軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸と該駆動軸との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転力を規制する便座開閉側係止手段と、前記駆動軸および該便座開閉従動軸と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸と前記駆動軸との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段とを備えたことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置。
  2. 請求項1に記載の便座および便蓋の電動開閉装置おいて、前記便蓋開閉側係止手段は、前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸との相対する係合面相互に形成した穿設部に介挿した便蓋側突出部材押圧バネおよび便蓋側突出部材と、該便蓋開閉従動軸面に穿設され該便蓋側突出部材が該便蓋側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する便蓋側係止溝部と、前記便蓋側係止溝部に相対する前記駆動軸面に穿設され該便蓋側突出部材および該便蓋側突出部材を押圧する該便蓋側突出部材押圧バネが嵌装される便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部とを備えて、該便蓋開閉従動軸と前記駆動軸は該便蓋側突出部材バネおよび該便蓋側突出部材により係止されて一体的に回動するとともに、該便蓋開閉従動軸と該駆動軸の相互間に所定以上の回転トルクを付勢した時には前記便蓋側突出部材が前記該便蓋側突出部材押圧バネの押圧力に抗して前記便蓋側係止溝部側から前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部側に排除されて該便蓋開閉従動軸と該駆動軸の係止が解除されるように形成されるとともに、
    前記便座開閉側係止手段は、前記駆動軸と前記便座開閉従動軸との相対する係合面相互に形成した穿設部に介挿した便座側突出部材押圧バネおよび便座側突出部材と、該便座開閉従動軸面に穿設され該便座側突出部材が該便座側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する便座側係止溝部と、前記便座側係止溝部に相対する前記駆動軸面に穿設され該便座側突出部材および該便座側突出部材を押圧する該便座側突出部材押圧バネが嵌装される便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部とを備えて、該便座開閉従動軸と前記駆動軸は該便座側突出部材押圧バネおよび該便座側突出部材により係止されて一体的に回動するとともに、該便座開閉従動軸と該駆動軸の相互間に所定以上の回転トルクを付勢した時には前記便座側突出部材が前記便座側突出部材押圧バネの押圧力に抗して前記便座側係止溝部側から前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部側に排除されて該便座開閉従動軸と該駆動軸の係止が解除されるように形成されることを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置
  3. 請求項2に記載の便座および便蓋の電動開閉装置において、
    前記便蓋と前記便座が閉じられた状態から該便蓋を開き始める時点では、前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部と前記便蓋側係止溝部との回動方向における相対位置は、前記駆動軸面側の前記便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部に嵌装され前記便蓋側突出部材押圧バネで押圧された前記便蓋側突出部材が前記便蓋開閉従動軸面側の該便蓋側係止溝部に嵌合されて前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸面は係止されて一体的に回動し始めるように配設されまた、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部と前記便座側係止溝部との回動方向における相対位置は、前記駆動軸面側の該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネで押圧された前記便座側突出部材が前記便座開閉従動軸面側の該便座係止溝部から排除され前記駆動軸と前記便蓋開閉従動軸は係止が解除されて一体的に回動しないよう状態となるようにに配設されるとともに、
    前記便蓋の回動が進んで該便蓋を開き終った時点では、前記便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部と前記便座側係止溝部との回転方向における相対位置は、前記駆動軸面側の該便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部に嵌装され前記便座側突出部材押圧バネで押圧された前記便座側突出部材が前記便座開閉従動軸面側の該便座係止溝部に嵌合され始めて前記駆動軸と前記便座開閉従動軸は係止されて一体的に回動し始めるように配設されていることを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置。
  4. 請求項1〜3記載にいずれか1項に記載の便座および便蓋の電動開閉装置において、前記便蓋側突出部材が前記便蓋側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する前記便蓋側係止溝部を前記駆動軸側に穿設しまた、該便蓋側係止溝部に相対して前記便蓋側突出部材および前記便蓋側突出部材押圧バネが嵌装される便蓋側押圧バネ・突出部材嵌装孔部を前記便蓋開閉従動軸側に穿設するとともに、
    前記便座突出部材が前記便座側突出部材押圧バネで押圧されて嵌合する前記便座側係止溝部を前記駆動軸側に穿設しまた、該便座側係止溝部に相対して前記便座側突出部材および前記便座側突出部材押圧バネが嵌装される便座側押圧バネ・突出部材嵌装孔部孔部を前記便座開閉従動軸側に穿設したことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置。
  5. 請求項1〜4記載にいずれか1項に記載の便座および便蓋の電動開閉装置において、前記駆動軸内に駆動軸と軸心を同一にして形成された円筒状の中空部と、該円筒状の中空部と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸と該円筒状の中空部との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転力を規制する便座開閉側係止手段と、前記駆動軸の円筒状の中空部および該便座開閉従動軸の外周面それぞれと軸心を同一にして回転自在に摺接して係合した便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸の外周面と前記駆動軸の円筒状の中空部との相対する各係合面に形成し軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段とを備えたことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置。
  6. 請求項1〜4記載にいずれか1項に記載の便座および便蓋の電動開閉装置において、前記駆動軸は円筒状の外周面を備え、該駆動軸の外周面と軸心を同一にして回転自在に摺接して係合する中空部を備えた便座開閉従動軸と、該便座開閉従動軸の中空部内周面と該駆動軸の円筒状の外周面との相対する各係合面に形成した軸相互間の回転力を規制する便座開閉側係止手段と、前記駆動軸の円筒状の外周面および該便座開閉従動軸の内周面それぞれと軸心を同一にして回転自在に摺接して係合する中空部を備えた便蓋開閉従動軸と、該便蓋開閉従動軸の中空部内周面と前記駆動軸の円筒状の外周面との相対する各係合面に形成した軸相互間の回転を規制する便蓋開閉側係止手段とを備えたことを特徴とする便座および便蓋の電動開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101485553B (zh) * 2008-01-18 2011-09-21 德昌电机(深圳)有限公司 自动翻盖装置
JP5736064B1 (ja) * 2014-01-22 2015-06-17 柏森 蕭 非連続回転の動力入力軸の入力を非同時駆動の二つの同軸出力に変換するクラッチ伝動装置

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