JP4617221B2 - 水抜き栓駆動ユニット - Google Patents
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回転シャフトを有する電動モータと、
上記水抜き弁体を駆動するために変位するロッド部と、
上記電動モータの本体に相対して回転しないように該電動モータ側に係止されたリングギア、該リングギアの内周側に配置されたサンギア、リングギア及びサンギアの径方向の間隙に配置されたプラネタリギア、該プラネタリギアを軸支すると共にプラネタリギアの回動に応じて回転するキャリアを含む遊星歯車を略同軸上に複数、配設してなり、上記回転シャフト側から取り込んだ回転運動を減速して出力する減速機と、
該減速機が出力する回転運動により回転する回転部材を含み、該回転部材の回転運動に応じて上記ロッド部を変位させる運動伝達機構と、
該運動伝達機構の回転部材の回転軸を中心として相対的に回転可能な状態で上記電動モータ及び上記減速機を収容するユニットハウジングと、
該ユニットハウジングの内部で、上記回転軸を中心として上記電動モータ及び上記減速機の本体を回転させるための手動操作部と、を有しており、
上記減速機は、上記略同軸上の一方の端部である入力端の遊星歯車のサンギアを介して上記回転シャフト側の回転運動を取り込み、他方の端部である出力端の遊星歯車のキャリアを介して上記運動伝達機構の回転部材を回転させると共に、
上記略同軸上で隣り合う2基の遊星歯車のうち上記入力端側に位置する遊星歯車のキャリアと上記出力端側に位置する遊星歯車のサンギアとが一体的に回転するように構成され、
上記手動操作部は、上記ユニットハウジングとの間の相対回転が規制された状態及び該相対回転が許容された状態を選択的に設定するためのクラッチ機構を含み、該クラッチ機構により上記ユニットハウジングとの間の相対回転が規制された状態においては、手動による回転操作が不可能である一方、
上記クラッチ機構により上記ユニットハウジングとの間の相対回転が許容された状態においては、手動による回転操作に応じて上記電動モータ及び上記減速機の本体を上記ユニットハウジングの内部で回転させ得ることを特徴とする水抜き栓駆動ユニットにある(請求項1)。
本発明の水抜き栓駆動ユニットは、シンプルな構造を有する優れた製品である。このようなシンプルな構造の水抜き栓駆動ユニットによれば、高い信頼性を実現でき、長期間に渡ってその優れた特性を発揮し得る。
この場合には、水抜き弁体を進退させることにより動作させるタイプの水抜き栓に対して上記水抜き栓駆動ユニットを適用することができる。
この場合には、水抜き弁体を回転させることにより動作させるタイプの水抜き栓に対して適用することができる。
上記各リングギアを一体部品として構成する場合には、当該リングギアの内周側にプラネタリギアやサンギア等を組み込むことにより上記減速機を一体的、かつ、コンパクトに構成することができる。そして、このように一体的に構成した減速機を用いれば、極めて作業効率良く上記水抜き栓駆動ユニットを組み立てることができる。さらに、上記のように一体化したコンパクトな減速機を用いれば、上記水抜き栓駆動ユニット全体をコンパクトに構成することができる。
この場合には、上記回転ハンドル、上記減速機及び上記回転モータを略同軸上に配置することで、上記水抜き栓駆動ユニットの構造をシンプルにできる。さらに、上記減速機、上記回転モータ及び上記回転ハンドルを略同軸上で順番に組み付けでき、その組み付け作業性を向上できる。
本例は、水道配管に設けた水抜き栓7を開閉するための水抜き栓駆動ユニット1に関する例である。この内容について、図1〜図8を用いて説明する。
本例の水抜き栓駆動ユニット1は、図1及び図2に示すごとく、水抜き栓7の水抜き弁体71を駆動するためのものである。
この水抜き栓駆動ユニット1は、回転シャフト21を有する電動モータ2と、水抜き弁体71を駆動するための略棒状のロッド部5と、回転シャフト21から伝達された回転運動をロッド部5に伝達するように構成した運動伝達機構3と、略同軸上に配設された複数組の遊星歯車41〜43を有してなり、隣り合う遊星歯車のうちの一方のキャリアと他方のサンギアとが一体的に回転し、かつ、各リングギア403が一体的に回転するように構成した減速機4と、電動モータ2及び減速機4の全体を回転可能な状態で収容するユニットハウジング11と、電動モータ2との相対回転を規制した手動操作部6とを有している。
さらに、手動操作部6は、ユニットハウジング11との間の相対回転を規制または許容するクラッチ機構65を有している。
以下に、この内容について詳しく説明する。
本例の水抜き栓7は、図2及び図7に示すごとく、水道配管の1次配管721と、家庭内の水道蛇口73に連結される2次配管722との間に介設する三方弁である。水抜き栓7は、筐体をなす栓ハウジング70と、軸方向に進退するように収容した水抜き弁体71とよりなる。栓ハウジング70は、水抜き弁体71の軸方向の2カ所に弁座701、702を有している。水抜き弁体71は、栓ハウジング70の弁座701、702にそれぞれ対応して、Oリングを備えた環状凸部711、712を有している。環状凸部711が弁座701を閉止するとき弁座702が開放され(図2に示す状態。)、環状凸部712が弁座702を閉止するとき弁座701が開放される(図7に示す状態。)ように構成してある。前者の場合には、1次配管721から2次配管722に至る流路が連通されると共に、排出口723に至る流路が閉止される。また、後者の場合には、1次配管721が閉止されると共に、2次配管722から排水口723に至る流路が連通され、2次配管722内の水道水を排出できる。
回転ハンドル61は、ユニットハウジング11の端部を被うようなカップ形状を呈している。ジョイント部62は、ユニットハウジング11の貫通穴110を貫通する軸部621と、該軸部621の端部をなすフランジ部622とよりなる。軸部621の端部は、回転ハンドル61の内周側の略中心に固定される。フランジ部622は、略円板状をなし、その周方向の数カ所に係合穴620を穿孔してなる。フランジ部622の各係合穴620は、上記モータハウジング20の端面に設けた凸部201及び、ユニットハウジング11の上記凸部119を収容(係合)し得るように形成してある。
手動操作部6を押し込まない状態で電動モータ2に動作電流を供給すると回転シャフト21が回転し、その回転運動がギア機構22を介して減速機4に入力される(図1に示す動作状態。)。減速機4では、まず、第1遊星歯車41のサンギア411が回転し、それに伴って、サンギア411の外周に配置したプラネタリギア412が回動する。プラネタリギア412が回動するに応じてキャリア414が回転し、該キャリア414と一体の部品をなす第2遊星歯車42のサンギア421が回転する。さらに、上記のような第1遊星歯車41と第2遊星歯車42との間の回転運動の伝達と同様、第2遊星歯車42から第3遊星歯車43に向けて回転運動が伝達され、該第3遊星歯車43のキャリア434の回転として出力される。
一方、例えば、キャリア434がそのまま静止する場合、すなわち、回転するリングギア403に対して相対的にキャリア434が回転する場合には、リングギア403と一体回転する電動モータ2について回転シャフト21の回転が生じることになる。
なお、本例では、3段の遊星歯車41〜43よりなる減速機4を用いたが、これに代えて、2基の遊星歯車を本例と同様に組み合わせた2段の遊星歯車よりなる減速機を採用することもできる。
本例は、実施例1の水抜き栓駆動ユニットを基にして、運動伝達機構3の構成を変更した例である。この内容について、図9〜図11を用いて説明する。
本例の運動伝達機構3は、図9に示すごとく、第3遊星歯車43のキャリア434と一体回転する回転部材35よりなる。そして、この回転部材35に対しては、ロッド部5を一体的に形成してある。また、図9におけるC−C断面は、図10に示すごとく、実施例1とは相違しており、略円形状を呈する継手部32の内周形状と、略円形状を呈する回転部材35の断面形状とを組み合わせてある。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
11 ユニットハウジング
2 電動モータ
20 モータハウジング
3 運動伝達機構
4 減速機
41 第1遊星歯車
42 第2遊星歯車
43 第3遊星歯車
5 ロッド部
6 手動操作部
65 クラッチ機構
Claims (5)
- 水抜き栓の水抜き弁体を駆動するための水抜き栓駆動ユニットであって、
回転シャフトを有する電動モータと、
上記水抜き弁体を駆動するために変位するロッド部と、
上記電動モータの本体に相対して回転しないように該電動モータ側に係止されたリングギア、該リングギアの内周側に配置されたサンギア、リングギア及びサンギアの径方向の間隙に配置されたプラネタリギア、該プラネタリギアを軸支すると共にプラネタリギアの回動に応じて回転するキャリアを含む遊星歯車を略同軸上に複数、配設してなり、上記回転シャフト側から取り込んだ回転運動を減速して出力する減速機と、
該減速機が出力する回転運動により回転する回転部材を含み、該回転部材の回転運動に応じて上記ロッド部を変位させる運動伝達機構と、
該運動伝達機構の回転部材の回転軸を中心として相対的に回転可能な状態で上記電動モータ及び上記減速機を収容するユニットハウジングと、
該ユニットハウジングの内部で、上記回転軸を中心として上記電動モータ及び上記減速機の本体を回転させるための手動操作部と、を有しており、
上記減速機は、上記略同軸上の一方の端部である入力端の遊星歯車のサンギアを介して上記回転シャフト側の回転運動を取り込み、他方の端部である出力端の遊星歯車のキャリアを介して上記運動伝達機構の回転部材を回転させると共に、
上記略同軸上で隣り合う2基の遊星歯車のうち上記入力端側に位置する遊星歯車のキャリアと上記出力端側に位置する遊星歯車のサンギアとが一体的に回転するように構成され、
上記手動操作部は、上記ユニットハウジングとの間の相対回転が規制された状態及び該相対回転が許容された状態を選択的に設定するためのクラッチ機構を含み、該クラッチ機構により上記ユニットハウジングとの間の相対回転が規制された状態においては、手動による回転操作が不可能である一方、
上記クラッチ機構により上記ユニットハウジングとの間の相対回転が許容された状態においては、手動による回転操作に応じて上記電動モータ及び上記減速機の本体を上記ユニットハウジングの内部で回転させ得るように構成されていることを特徴とする水抜き栓駆動ユニット。 - 請求項1において、上記運動伝達機構は、上記回転シャフトの回転運動を上記ロッド部の進退運動に変換するように構成してあることを特徴とする水抜き栓駆動ユニット。
- 請求項1において、上記運動伝達機構は、上記回転シャフトの回転運動を上記ロッド部の回転運動として伝達するように構成してあることを特徴とする水抜き栓駆動ユニット。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記減速機を構成する上記各遊星歯車は、同一の歯車仕様のものであり、上記各リングギアは、略円筒状を呈する一体部品として構成してあることを特徴とする水抜き栓駆動ユニット。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記減速機と上記回転モータとは、略同軸上に配置してあり、上記手動操作部は、上記減速機及び上記回転モータを配置した軸を中心にして回転する回転ハンドルを含むことを特徴とする水抜き栓駆動ユニット。
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