JP2523021B2 - パワ―ウインドレギュレ―タ - Google Patents

パワ―ウインドレギュレ―タ

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JP2523021B2
JP2523021B2 JP1178627A JP17862789A JP2523021B2 JP 2523021 B2 JP2523021 B2 JP 2523021B2 JP 1178627 A JP1178627 A JP 1178627A JP 17862789 A JP17862789 A JP 17862789A JP 2523021 B2 JP2523021 B2 JP 2523021B2
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Japan
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gear
regulator
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regulator arm
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秀幸 平間
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のウインドガラスをモータによって
開閉するようにしたパワーウインドレギュレータに関す
る。
〔発明の概要〕
例えばドアのインナパネルの開口に整合するようにパ
ワーウインドレギュレータのモータカバー等に雌ねじ孔
を形成しておき、この雌ねじ孔にボルトをねじ込むと、
パワーウインドレギュレータの駆動ギヤが軸線方向に移
動され、これによってこのギヤとレギュレータアームの
セグメントギヤとの噛合いが外れ、手で自由にガラスが
開閉できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えば自動車のドアの窓を構成する開口部にはウイン
ドガラスが開閉自在に取付けられている。このようなウ
インドガラスをパワーウインドレギュレータと連結する
と、釦操作のみによってウインドガラスの開閉が可能に
なる。従って運転しながらウインドガラスの開閉を行な
うことが可能になるとともに、運転席から遠い位置にあ
るウインドガラスをも自由に開閉できるようになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところがこのようにウインドガラスをパワーウインド
レギュレータと連結し、モータによって開閉するように
した場合には、モータあるいはモータからレギュレータ
アームに回転力を伝達する機構中に故障を生じた場合に
は、ウインドガラスが動かなくなる。従ってとくにウイ
ンドガラスが開いたままでパワーウインドレギュレータ
が故障した場合には、ウインドガラスを閉じることがで
きなくなる。
本発明はこのような問題点を鑑みてなされたものであ
って、ウインドレギュレータが故障した場合には、手で
自由にウインドガラスを開閉できるようにしたパワーウ
インドレギュレータを提供することを目的とするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、モータの回転を歯車列を介してレギュレー
タアームに伝達し、該レギュレータアームの回動によっ
てウインドガラスを開閉するようにしたパワーウインド
レギュレータにおいて、 前記レギュレータアームに取付けられており、前記レ
ギュレータアームに作用する回転モーメントを打消すバ
ランスばねと、 前記レギュレータアームに設けられているセグメント
ギヤと、 前記セグメントギヤと噛合っており、該セグメントギ
ヤを駆動することにより前記レギュレータアームを回動
させる駆動ギヤと、 前記駆動ギヤが固着されておりかつ非円形の係合部に
よって軸線方向に移動可能に前記歯車列の末端の従動歯
車と係合されているギヤ軸と、 前記ギヤ軸を軸線方向に押圧するボルトをねじ込むね
じ孔と、 をそれぞれ具備し、前記ねじ孔を通してボルトをねじ込
むと前記ギヤ軸に固着されている駆動ギヤが軸線方向に
移動されて前記セグメントギヤとの噛合いが外れるよう
にしたことを特徴とするパワーウインドレギュレータに
関するものである。
〔作用〕
従ってウインドレギュレータが故障した場合に、ねじ
孔にボルトをねじ込むと、歯車列の末端の駆動歯車と非
円形の係合部によって係合されているギヤ軸が軸線方向
に移動されるようになり、このギヤ軸に固着されている
駆動ギヤも同方向に移動され、このために駆動ギヤとセ
グメントギヤとの噛合いが外れる。従ってレギュレータ
が自由な状態になり、しかもレギュレータアームに作用
する回転モーメントがバランスばねによって打消される
ために、軽い操作力でウインドガラスを開閉できるよう
になる。
〔実施例〕
第4図は本発明の一実施例に係るパワーウインドレギ
ュレータの全体の構造を示すものであって、ウインドガ
ラスはレギュレータアーム10の先端側と連結されるよう
になっている。レギュレータアーム10はその支点の部分
を構成する支軸11によって回動可能に支持されるととも
に、この支軸11につる巻きばねから成るバランスばね12
が係止されるようになっている。またレギュレータアー
ム10の基端側にはセグメントギヤ13が固着されており、
このセグメントギヤ13が駆動ギヤ14と噛合うようになっ
ている。駆動ギヤ14はハウジング16の外側に配されてお
り、ハウジング16に保持されているモータ17によって回
転駆動されるようになっている。
モータ17から駆動ギヤ14までの駆動力の伝達機構につ
いて説明すると、第1図に示すようにモータ17の出力軸
にはウオーム18が固着されるとともに、このウオーム18
はウオームギヤ19に噛合うようになっている。そしてウ
オームギヤ19はハウジング16のスリーブ20の外周面によ
って回転可能に支持されている。またこのウオームギヤ
19はラバーケース21とピン22を介して連結されている。
ラバーケース21はその内側に緩衝ラバー23を保持してい
る。緩衝ラバー23には円板24が固着されており、この円
板24の中心部に形成されている長孔25(第3図参照)に
上記駆動ギヤ14のギヤ軸26が嵌合されている。なおギヤ
軸26も上記長孔25と同じように、その両側面がカットさ
れており、これによってギヤ軸26は軸線方向には摺動可
能であって、回転方向には拘束された状態で円板24に嵌
合されている。
円板24の外側部には第1図および第2図に示すように
ばね27が介装されるとともに、このばね27の他端はギヤ
軸26に固着されたばね受け28によって受けられるように
なっている。そしてばね受け28と対向するように配され
ているモータカバー29にはスリーブ30が溶接されて固着
されるとともに、このスリーブ30に雌ねじ孔31が形成さ
れている。雌ねじ孔31にはボルト33が挿通されるように
なっており、このボルト33によって上記ばね受け28を押
圧するようになっている。なおモータカバー29の内側に
は内張り34が張設されており、この内張り34には上記雌
ねじ孔31と整合するように円形の開口35が形成されてい
る。そしてこの開口35は通常シール材でシールされてい
る。
以上のような構成において、ボルト33は通常は雌ねじ
孔31から取外されるとともに、雌ねじ孔31と整合する内
張り34の開口35には上述の如くシールが施されており、
このためにばね受け28はボルト33によって押圧されるこ
となく、ばね27の弾性復元力によって第1図において左
方へ押されている。従ってこのばね受け28および駆動ギ
ヤ14はそれぞれ第1図において実線で示す位置にあり、
駆動ギヤ14がセグメントギヤ13に係合されている。すな
わち通常は駆動ギヤ14によってレギュレータアーム10に
固着されたセグメントギヤ13が駆動されるようになって
いる。
従って運転席の側部に設けられている図外の操作釦を
押圧すると、モータ17が回転され、その回転はウオーム
18、ウオームギヤ19、ピン22、ラバーケース21、緩衝ラ
バー23、円板24、ギヤ軸26の順に伝達され、これによっ
て駆動ギヤ14が回転駆動される。従って駆動ギヤ14によ
ってセグメントギヤ13が駆動され、第4図に示すレギュ
レータアーム10が支軸11を中心として回動されることに
なり、ウインドガラスの開閉が行なわれる。なおウイン
ドガラスが全開位置または全閉位置まで移動されると、
図外のスイッチによってモータ17が停止される。しかも
歯車列中に配されている緩衝ラバー23によって回転力が
緩衝されるために、ウインドガラスが停止位置で衝撃を
受けることがなくなる。
つぎにこのようなパワーウインドレギュレータが故障
した場合には、ウインドガラスが開いた状態または閉じ
た状態のままになってしまう。このような場合には雌ね
じ孔31と整合する内張り34の開口35を覆うシールを取外
して、ボルト33を例えばドライバによってモータカバー
29のスリーブ30の雌ねじ孔31に第1図において矢印で示
すようにねじ込む。そしてこのボルト33によってばね受
け28を押圧する。するとばね受け28は右方へ押されるこ
とになる。ばね受け28が取付けられているギヤ軸26は第
3図に示すように長孔25と整合されるように両側がカッ
トされた形状になっているために、軸線方向に移動され
ても円板24との間での回転方向の拘束は解除されない。
そしてボルト33によってばね受け28が押圧され、右方へ
ギヤ軸26が移動すると、駆動ギヤ14は第1図において鎖
線で示すようにセグメントギヤ13から外れることにな
る。従ってセグメントギヤ13は自由な状態になる。すな
わちレギュレータアーム13とパワーウインドレギュレー
タの歯車列との連結が解除される。
従ってこれによってレギュレータアーム10はフリーな
状態になり、手でウインドガラスを押したり引いたりす
ることにより、ウインドガラスの開閉が達成されること
になる。レギュレータアーム10の支軸11にはバランスば
ね12が係止されているために、このバランスばね12によ
ってウインドガラスの重量とバランスされるようになっ
ている。従ってほとんど力を加えなくても容易にウイン
ドガラスを手で開閉できるようになる。従ってとくにウ
インドガラスが開かれたままでウインドレギュレータが
故障したような場合においても、確実にウインドガラス
を閉じることが可能になる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、レギュレータアームに取付け
られており、レギュレータアームに作用する回転モーメ
ントを打消すバランスばねと、レギュレータアームに設
けられているセグメントギヤと、セグメントギヤと噛合
っており、該セグメントギヤを駆動することによりレギ
ュレータアームを回動させる駆動ギヤと、駆動ギヤが固
着されておりかつ非円形の係合部によって軸線方向に移
動可能に歯車列の末端の従動歯車と係合されているギヤ
軸と、ギヤ軸を軸線方向に押圧するボルトをねじ込むね
じ孔とをそれぞれ具備し、ねじ孔を通してボルトをねじ
込むとギヤ軸に固着されている駆動ギヤが軸線方向に移
動されてセグメントギヤとの噛合いが外れるようにした
ものである。
従ってねじ孔にボルトをねじ込むことによってギヤ軸
が軸線方向に移動され、このギヤ軸に固着されている駆
動ギヤとセグメントギヤとの噛合いが外れるようにな
り、ウインドガラスを手で自由に開閉することが可能に
なる。よってとくにウインドガラスが開かれた状態でパ
ワーウインドレギュレータが故障しても、手でウインド
ガラスを閉じることが可能になる。
このように駆動ギヤとセグメントギヤとの噛合いを外
して手でウインドガラスを開閉する際に、レギュレータ
アームに設けられているバランスばねによってこのレギ
ュレータアームに作用する回転モーメントが打消される
ために、手でウインドガラスを開閉する際に要する操作
力が非常に小さくなり、このために軽い力での簡単な操
作でウインドガラスの開閉が可能になる。
しかも本発明は、駆動ギヤが固着されているギヤ軸を
非円形の係合部によって歯車列の末端の従動歯車と軸線
方向に移動可能に係合されるようにしており、このギヤ
軸を移動させることによって、ギヤ軸に固着されている
駆動ギヤをレギュレータアームのセグメントギヤから外
すようにしているため、係合式のクラッチ機構が必要で
なく、部品点数がほとんど増加することがなく、構造が
簡潔でしかも低コストのパワーウインドレギュレータを
提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るパワーウインドレギュ
レータの駆動系の要部縦断面図、第2図は歯車の噛合い
を外すための機構を示す要部拡大斜視図、第3図は駆動
円板とギヤ軸との関係を示す要部正面図、第4図はウイ
ンドレギュレータの全体の構成を示す正面図である。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……レギュレータアーム 13……セグメントギヤ 14……駆動ギヤ 17……モータ 18……ウオーム 19……ウオームギヤ 24……円板 25……長孔 26……ギヤ軸 27……ばね 28……ばね受け 29……モータカバー 31……雌ねじ孔 33……ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転を歯車列を介してレギュレー
    タアームに伝達し、該レギュレータアームの回動によっ
    てウインドガラスを開閉するようにしたパワーウインド
    レギュレータにおいて、 前記レギュレータアームに取付けられており、前記レギ
    ュレータアームに作用する回転モーメントを打消すバラ
    ンスばねと、 前記レギュレータアームに設けられているセグメントギ
    ヤと、 前記セグメントギヤと噛合っており、該セグメントギヤ
    を駆動することにより前記レギュレータアームを回動さ
    せる駆動ギヤと、 前記駆動ギヤが固着されておりかつ非円形の係合部によ
    って軸線方向に移動可能に前記歯車列の末端の従動歯車
    と係合されているギヤ軸と、 前記ギヤ軸を軸線方向に押圧するボルトをねじ込むねじ
    孔と、 をそれぞれ具備し、前記ねじ孔を通してボルトをねじ込
    むと前記ギヤ軸に固着されている駆動ギヤが軸線方向に
    移動されて前記セグメントギヤとの噛合いが外れるよう
    にしたことを特徴とするパワーウインドレギュレータ。
JP1178627A 1989-07-11 1989-07-11 パワ―ウインドレギュレ―タ Expired - Lifetime JP2523021B2 (ja)

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