JPS6143908Y2 - - Google Patents

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JPS6143908Y2
JPS6143908Y2 JP1979181221U JP18122179U JPS6143908Y2 JP S6143908 Y2 JPS6143908 Y2 JP S6143908Y2 JP 1979181221 U JP1979181221 U JP 1979181221U JP 18122179 U JP18122179 U JP 18122179U JP S6143908 Y2 JPS6143908 Y2 JP S6143908Y2
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JP
Japan
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shaft
adapter
friction plate
collar
pinion
Prior art date
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JP1979181221U
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JPS56162771U (ja
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のスライド屋根又はウインド
レギユレータの駆動装置に関し、詳しくは自動車
のスライド可能な屋根のスライド用駆動モータ又
はウインドレギユレータの窓昇降用駆動モータに
連結される緊急時の手動切換用クラツチに係る。
自動車のスライド屋根01は、自動車の屋根に
設けられる開口02を開閉し得べく、その開口部
にスライド可能に設けられ、これを開閉するの
に、通常これに連結したギヤドケーブル03にピ
ニオンを噛合し、このピニオンをモータ04によ
つて駆動することは、よく知られるところであ
る。また、自動車のウインドレギユレータは第2
図に示す如く窓05にギヤドケーブル06を連結
し、ピニオンを介してモータ07により昇降駆動
されるか又は第3図に示す如く回動可能に軸支さ
れるアーム09の一端で支持する窓をアーム09
他端に設けた扇形ギヤ010とこれを噛合するピ
ニオンを介してモータ011によつて昇降駆動す
るもので、これ亦一般によく知られるところであ
る。
ところで上記の如きスライドルーフやウインド
レギユレータをモータによつて駆動するのに、何
等かの故障によつてモータが作動しなくなつた時
にモータによる駆動力伝達系を切断してこれを手
動によつて駆動し得べくモータとその被駆動系の
間に緊急の手動操作をし得べくモータ駆動系から
手動駆動系へ切換えるためのクラツチを設けるこ
とがある。通常この緊急時の手動操作切換クラツ
チは、モータに連結されるウオームに噛合するウ
オームホイールと被駆動系ギヤ部に噛合するピニ
オンの間に設けられるが、従来これはピニオンと
一体的に回転し得べくこれをその回転方向に固定
的に取付けるシヤフトにウオームホイールをその
回転がピニオンシヤフトに伝達されないようにそ
の回転方向に非固定に遊嵌し、このウオームホイ
ールに対して摩擦板を強く押し付けてこれと一体
的に回転し得る様皿ばね等ばね弾性体を設け、摩
擦板がピニオンシヤフトに一体的に回転し得べく
これにその回転方向に固定して取付てなるもので
あつたので、ピニオンをモータによつて駆動する
間は、ウオームホイールと摩擦板をその間の摩擦
によつて一体的に回転し得べく互いに強く密着す
るためにウオームホイール又はピニオンのいずれ
か若しくはその双方をその回転軸の方向に変位し
なければならなかつた。このためにウオームとウ
オームホイールの間又はピニオンと被駆動系ギヤ
部の間の噛合点がずれてしまい、噛合が浅くなつ
たり深くなつたりし、空転やかじりによる操作性
の底下や破損を生ずるという欠点があつた。
本考案は上記の如き欠点を解消せんとするもの
で、以下図面に示す実施例に従つて説明する。
第4図において、1はアームに固定される扇形
ギヤ(第3図010参照)又はギヤドケーブル
(第1図03又は第2図06参照)等の被駆動系
ギヤ部に噛合するピニオンでシヤフト2にこれと
一体的に回転し得べくその回転方向に固定的に取
付けられる。
3は、モータ(図示せず)回転軸に連結される
ウオームギヤであり、4は、ウオーム3に噛合す
るウオームホイールである。ウオームホイール4
は、シヤフト2にその回転方向に非固定に取付け
られる。5は、アダプタでシヤフト2にその回転
方向に非固定に取り付けられ、ウオームホイール
4に対してこれに係合する爪5′を有してホイー
ル4と一体的に回転し得べく設けられる。尚、爪
5′は緩衝材16を介してホイールに係合するの
がよい。6は摩擦質物6′が貼着されてなる摩擦
板で鋼材又は樹脂等適宜の材料によりなり、シヤ
フト2にこれと一体に回転すべくその回転方向に
固定的に取付けられる。7はバネ弾性を有してワ
ツシヤー8を介して摩擦板6をアダプタ5に密着
させてこれらが一体的に回転し得べく設けられる
皿バネである。9はシヤフト2に嵌められるカラ
で、下端をシヤフト2下端の外周面に螺合される
ナツト10によつて支持され上端面がアダプタ5
下面に接してこれを支持する。11はケースカバ
ー14に取付けられるブツシユで、シヤフト2上
部がこれに嵌まり、その上端にピニオン1が支持
される。12はケース13に取付けられるブツシ
ユで、その内壁面にカラ9が嵌められ、その外壁
面にホイール4が嵌められ、中間に形成される鍔
状の拡大径部12′でウオームホイール4を支持
する。
尚、シヤフト2下端面にはその下端面との係合
によりシヤフト2を手動で回動し得る手動駆動手
段例えば手動ハンドルクランク、ドライバ、硬貨
等を係合し得べく適宜に手動操作用係合部15を
形成する。
次に本考案の緊急クラツチの操作について説明
する。
スライド屋根又は窓等被駆動系がモータにより
駆動される間は、ナツト10は常に強く締め付け
られる。ナツト10をきつく締め付けると、ナツ
ト10に直接に支持されるカラ9がその支持する
アダプタ5のみを皿バネ7のバネ弾性に抗して押
し上げ、これを摩擦板6に強く押し付ける。この
間ウオームホイール4はそのシヤフト2に対する
位置を全く変えず、アダプタ5の爪5′はウオー
ムホイール4に深く嵌まつている。従つてこの状
態でモータを、作動させるとウオーム3を介して
ウオームホイール4が回転し、ホイール4が回転
するとこれに係合する爪5′を有するアダプタ5
が回転する。この時点でホイール4やアダプタ5
はシヤフト2にその回転方向に非固定であるため
にシヤフト2を回転するに到らないが、アダプタ
5が回転するとこれに強く密接する摩擦板6がそ
の間の摩擦によつて回転するので、この摩擦板6
をその回転方向に固定的に取付けるシヤフト2に
ここで始めて回転が伝達される。そこでシヤフト
2にその回転方向に固定的に取付けられピニオン
1に回転が伝達されこれによりモータによる駆動
力が被駆動部に位置される。
次にナツト10を緩めるとカラ9は、上記の逆
に下に下がり、従つてカラ9に保持されるアダプ
タ5は保持を失つてこれと共に下へ下がり摩擦板
6との接触関係が緩み、ナツト10を更に緩める
とついには互いにその回転力を伝達し合えなくな
る。ナツト10をこの状態にまで十分に緩めてシ
ヤフト2を手動で回転し得べくその下端面に形成
した係合部15に手動ハンドル又はドライバー、
硬貨その他シヤフト2をその下端面との係合のみ
によつて回転し得る適宜の手動駆動手段を係合し
てこれを回転操作すればピニオンを回転できるの
で、これにより被駆動部に駆動力を伝達すること
ができるものである。
従つて本考案では、何等かの故障で窓等を開閉
すべくスイツチを入れてもモータが作動せず窓、
スライド屋根等の開閉操作が出来ないとき、ナツ
ト10を十分緩めてやれば、これらを手動にて操
作することができる。
本考案の緊急手動切換クラツチはこのようにし
てなるので、手動と電動の切換時に随伴するウオ
ームホイール4又はピニオン1の変位が全くない
ので、それらが噛合する相手部材との噛合点を狂
わせることが全くない。また、ピニオンシヤフト
2下端面の手動操作用係合部は剥き出しに構成で
きるので、モータが作動し得ないときの緊急の手
動操作を極めて簡便にできる利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用スライド屋根部の説明図であ
り、第2,3図は自動車用ウインドレギユレータ
の説明図である。第4図は、本考案の緊急手動切
換クラツチである。 1はピニオン、2はピニオンシヤフト、3はウ
オーム、4はウオームホイール、5はアダプタ、
6は摩擦板、7は皿ばね、9はカラ、10はナツ
ト、15は係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被駆動系ギヤ部と噛合するピニオン1と一体に
    回転し得べく該ピニオン1をその回転方向に固定
    的に取付けるピニオンシヤフト2にモータ回転軸
    に取付けられるウオームギヤ3に噛合するウオー
    ムホイール4と該ホイール4に係合する爪5′を
    有し該ホイール4と一体に回転し得るアダプタ5
    を各々その回転方向に非固定に取付け、上記シヤ
    フト2下端部にナツト10を螺着し、該シヤフト
    2にカラ9を取付け、ナツト10にてカラ9を支
    持し、カラ9上端面にてアダプタ5を支持すると
    共に上記シヤフト2下端面に手動操作用係合部1
    5を形成し、上記アダプタ5の上面に接して摩擦
    板6と該摩擦板6の上側に接して該摩擦板6を該
    アダプタ5に押圧すべくバネ弾性体7を上記シヤ
    フト2にその回転方向に固定的に各々取付け、該
    ナツト10の締付け動作にてカラ9を介してアダ
    プタ5をシヤフト2に沿つて上昇させ、上記アダ
    プタ5を上記シヤフトと一体に回転し得べく上記
    摩擦板6に連結し、該ナツト10の緩め動作にて
    カラ9を介してアダプタ5をシヤフトに沿つて下
    降させアダプタ5と摩擦板6の間の上記連結を解
    き、上記係合部15に手動駆動手段を係合し上記
    シヤフト2を手動で回動し得るよう構成した手動
    操作切換クラツチを設けてなる自動車用窓駆動装
    置。
JP1979181221U 1979-12-28 1979-12-28 Expired JPS6143908Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979181221U JPS6143908Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979181221U JPS6143908Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56162771U JPS56162771U (ja) 1981-12-03
JPS6143908Y2 true JPS6143908Y2 (ja) 1986-12-11

Family

ID=29691617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979181221U Expired JPS6143908Y2 (ja) 1979-12-28 1979-12-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6143908Y2 (ja)

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009416A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 車両用開閉体の駆動装置

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JPH0623906B2 (ja) * 1984-01-10 1994-03-30 富士ゼロックス株式会社 カラ−複写機

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS56162771U (ja) 1981-12-03

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