JPH0946869A - 電柱用バンドの締付け器 - Google Patents

電柱用バンドの締付け器

Info

Publication number
JPH0946869A
JPH0946869A JP7197393A JP19739395A JPH0946869A JP H0946869 A JPH0946869 A JP H0946869A JP 7197393 A JP7197393 A JP 7197393A JP 19739395 A JP19739395 A JP 19739395A JP H0946869 A JPH0946869 A JP H0946869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
tightening
piece
metal fitting
utility pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7197393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2959752B2 (ja
Inventor
Yukio Itabashi
板橋幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IWABUCHI MECH KK
Iwabuchi Corp
Original Assignee
IWABUCHI MECH KK
Iwabuchi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IWABUCHI MECH KK, Iwabuchi Corp filed Critical IWABUCHI MECH KK
Priority to JP7197393A priority Critical patent/JP2959752B2/ja
Publication of JPH0946869A publication Critical patent/JPH0946869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2959752B2 publication Critical patent/JP2959752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電柱用バンドを緊締ボルトと緊締ナットを用
いて締付ける際、その予備工程として締付け操作を行え
る締付け器を提供する。 【構成】 断面コ字形の本体金具1の前端部片4側に、
電柱用バンド15に列設した適宜の透孔16に対する掛
止片12を設ける。また前記前端部片4に貫通せた緊締
ボルト25に前記バンドの頭端部22を係止する緊締ナ
ット24を螺合する。本体金具1の後端側には、電柱用
バンドに設けた前記透孔16の縁部等の受止縁を係脱す
る押圧片5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の透孔を一列に穿
設した長尺のバンド本体の前端部に設けた緊締部に組付
けた緊締ボルトの一端側を、前記バンド本体の前記透孔
に掛止して締付けるようにした電柱用バンドの締付け器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭54−18621号公報
所載の構造のものがある。該従来例は多数の透孔を一列
に穿設したバンド本体の尾端に仮止片を設け、該バンド
本体を電柱に巻付け作業者の腕力の範囲で該バンド本体
を引き締めつつ前記仮止片をバンド本体の適宜な透孔に
嵌挿して仮止めした後(この状態で手を離しても前記締
付状態が維持される)、基端側の緊締受金に組付けた緊
締ボルトの先端をバンド体の適宜の透孔に掛止し、しか
る後に該ボルトの尾端に螺合した緊締ナットを螺進する
ことにより、緊締受金と共にバンド体の基端部を引寄せ
るようにして電柱用バンドを電柱に締付けるようにした
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例は、屈曲
性に乏しく、復元力の強い鋼材を素材としたこの種の電
柱用バンドの装柱作業性の向上を目的として、バンド本
体の尾端に仮止片を設けることにより、該バンド本体を
電柱に巻付ける際、該バンド本体を引き締める(電柱面
または下側になるバンド面上を滑らせる)と同時に仮止
めしてしまうため、バンド体の締付け余長をある程度と
った上で、別途緊締ナットと緊締ボルトの螺合による最
終締付けが行えるので、前記ナットの螺合工程が短くて
済む(緊締ボルトを極端に長くしなくて済む)のであ
る。
【0004】しかしながら、同バンドにより電柱に装着
される装着物の形状によってはバンド体が、作業者の腕
力によるバンド体の引締め作業で上述のようなバンド体
のスムースな滑りのもと引き締めが意図するほどできな
い場合があり、締付け余長をかなり残したまま仮止めを
余儀なくされるので、その後緊締ナットを螺合締付けて
も、バンド体を完全に締付けきれない(余長を除き切れ
ない)事態が起こり易く、その際には一連の装柱作業を
再度やり直すこととなり、労力と時間を無駄にする。
【0005】本考案は斯様な欠点に着目して創案したも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】基本的には、断面コ字形
の本体金具の前端部片側に、電柱用バンドに列設した適
宜の透孔に対する掛止片を設け、前記前端部片に貫通せ
た緊締ボルトに、前記バンドの頭端部に係止して緊締ボ
ルトに対する回動が規制された緊締ナットを螺合すると
共に、本体金具の後端側には、電柱用バンドに設けた前
記透孔の縁部等の受止縁を係脱する押圧片を設けた構成
とし、前記本体金具の前端部片側の適所に、該本体金具
の内側方向にして突子を設け、この突子と前記前端部片
との間に掛止金具を挿入し、該掛止金具に設けた貫通孔
に緊締ボルトを貫通させると共に、掛止金具の本体金具
より突出する先端に掛止片を設けてより具体的な手段と
するのである。
【0007】
【作用】手作業による電柱に対するバンド巻付け作業の
当初時に、押圧片を電柱用バンドの受止縁に係止させる
ことによってある程度の締付け余長処理がなされ、そし
て、本体金具を押圧片によって受止縁を押圧するように
回動させると、バンドの引締めが行われ余長処理が増大
し、この時点で、掛止片を電柱に設けた透孔に掛止し
て、緊締ボルトを回動させると、緊締ナットはバンドの
頭端部を伴ってボルト頭部側すなわち本体金具の前端部
片側に移動し、バンドは電柱に締付けられる。
【0008】
【実施例】図面は本発明に係るバンド締付け器の実施例
を示し、図1は縦断面図、図2は一部欠截平面図、図3
は掛止片とバンドの関係を示す断面図、図4は緊締操作
開始時の側面図、図5は本体金具の一部欠截平面図、図
6は本体金具の断面図、図7は本体金具の正面図、図8
は掛止金具の正面図、図9は掛止金具の断面図、図10
は掛止金具の一部欠截平面図、図11は電柱用バンドの
一部の斜視図、図12は第二実施例の電柱用バンドの一
部の平面図、図13は第二実施例の緊締操作開始時の側
面図、図14は第三実施例の電柱用バンドの一部の平面
図、図15は第三実施例の緊締操作開始時の側面図であ
る。
【0009】図中、1は本体金具で、本体金具1は、上
部片2の両側に、ほぼ三角形状に下方に向けて突出する
部分片3a,3bを前端部と後端部に備えた側部片3,
3を相対して連設し、該側部片3,3と前記上部片2に
連設して前端部片4を配する一方、側部片3の部分片3
bに底部片を連設して押圧片5とした、断面コ形体で構
成したもので、前端部片4のほぼ中央には、やや縦長の
透孔6を設け、該透孔6の下側を、内側方向に凹入させ
て三角形状の係合突条7を縦設し、また、上部片2と側
部片3,3の前端部片4側には、前記係合突条7と同様
に本体金具1の内側方向にして突子8,8′,8′を設
け、該突子8,8′,8′と前端部片4との間を、掛止
金具9に対する挿入間隙10としたものである。
【0010】掛止金具9は、前記挿入間隙10と輪郭形
がほぼ一致する主体片11の下端中央に掛止片12を連
設し、主体片11には前記透孔6と一致する位置にして
やや縦長の貫通孔13を設け、この貫通孔13の下側に
前記係合突条7に係合する断面三角形状の係合部14を
縦設して構成したものである。
【0011】電柱用バンド15は、長手方向に沿う中央
に透孔16,16…を列設し、透孔16,16間の仲介
部片17,17…を外方向に突出させたバンド体18の
一端側を円曲状に屈曲させて屈曲部片19を設け、この
屈曲部片19にバンド体18の長手方向に沿わせて長い
長孔20を設け、両側には補強部片21,21を熔接し
てバンド頭部22と成し、このバンド頭部22側に対応
する他の一端側を尾端側と成し、該尾端部に、バンド体
18の長手方向に沿わせて設けた舌状片を前記仲介部片
より外方向に起立させて仮止部片23を設けて構成した
ものである。
【0012】しかして、緊締ナット24を係合して緊締
ボルト25に対する緊締ナット24の回動を規制する、
電柱用バンド15のバンド頭部22を本体金具1に後端
部側から挿入して係合し、本体金具1の前端部片4に設
けた透孔6と挿入間隙10に挿入して係合した掛止金具
9に設けた貫通孔13に順次貫通させた緊締ボルト25
の先端を、バンド頭部22に形成した長孔20を通じて
前記緊締ナット24に螺合することによって、本体金具
1、掛止金具9および電柱用バンド15は一体となり、
しかも、本体金具1は電柱用バンド15に対して、例え
ば、図4の矢印で示すように、バンド体18を電柱Dに
巻回した状態時における水平方向に緊締ナット24を中
心に回動自在に組付けられる。
【0013】そして、電柱用バンド15を電柱Dに巻回
して尾端部に設けた仮止片23を適宜の透孔16に係止
することによって巻回状態が保たれ、しかる後、電柱用
バンドの頭部22より内側(電柱面側)に突出させた状
態位置にした押圧片5を適宜の透孔16の縁部に当て、
該縁部を押圧するようにして(この時点で前記従来例程
度の余長処理ができる)、かつ、該縁部位置を支点とす
るようにして本体金具1を前方に回動させると(図4で
示す矢印方向)、前記縁部は、電柱面に沿って移動し、
この結果、電柱用バンドは電柱Dにより強く仮締めさ
れ、掛止片は適宜の透孔に係止される。そして、この時
点で、押圧片5を縁部より外して、緊締ボルト25を締
め付けると、緊締ナット24はバンド頭部22に係合し
て緊締ボルト25に対する回動が規制されているので、
バンド頭部22を伴って前端部片4方向に相対的に移動
し、電柱用バンド15は本締めされる。
【0014】なお、図12乃至図13は本発明の第二実
施例で、この第二実施例は、本体金具1の後端の部分片
3b,3bそのもの(底部片を連設していない)を一対
の押圧片(本体金具の後端両側に設けた)とし、一方、
電柱用バンドには、その長手方向両側に前記一対の押圧
片をそれぞれ係止する突起(透孔でも良い。請求項1で
いう受止縁を構成する)26を適宜間隔で連設したもの
である。
【0015】図14乃至図15は同第三実施例で、第三
実施例は第二実施例よりバンド幅が狭くてよいようにし
たもので、第二実施例と同様にした押圧片を電柱用バン
ド15の両側端に設けた係合切欠(請求項1でいう受止
縁を構成する)26′に係止するようにしている。
【0016】
【効果】本発明は上述の通りであるから、本体金具の回
動により押圧片で受止縁を押圧するからバンドの引締め
が行われ、最終の余長処理作業である緊締ボルトとナッ
トの必要螺合工程(締付け長さ)はごく短くて済み、そ
の分、本体金具を小さくすることができる。また、緊締
ボルトの掛止片は、電柱用バンドに設けた透孔に掛止す
る関係で、その幅が限られるため、同バンドの耐力とバ
ランスする強度を持たす為に相応の厚みを要することに
なるが、本発明においては、該掛止片を本体金具と別部
材としたので、本体金具を薄板で成形できるため加工が
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図。
【図2】一部欠截平面。
【図3】掛止片とバンドの関係を示す断面図。
【図4】緊締操作開始時の側面図。
【図5】本体金具の一部欠截平面図。
【図6】本体金具の断面図。
【図7】本体金具の正面図。
【図8】掛止金具の正面図。
【図9】掛止金具の断面図。
【図10】掛止金具の一部欠截平面図。
【図11】電柱用バンドの一部の斜視図。
【図12】第二実施例の電柱用バンドの一部の平面図。
【図13】第二実施例の緊締操作開始時の側面図。
【図14】第三実施例の電柱用バンドの一部の平面図。
【図15】第三実施例の緊締操作開始時の側面図。
【符号の説明】
1 本体金具 4 前端部片 5 押圧片 8 突子 9 掛止金具 10 挿入間隙 12 掛止片 15 電柱用バンド 16 透孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字形の本体金具の前端部片側に、
    電柱用バンドに列設した適宜の透孔に対する掛止片を設
    け、前記前端部片に貫通せた緊締ボルトに、前記バンド
    の頭端部に係止して緊締ボルトに対する回動が規制され
    た緊締ナットを螺合すると共に、本体金具の後端側に
    は、電柱用バンドに設けた前記透孔の縁部等の受止縁を
    係脱する押圧片を設けた、電柱用バンドの締付け器。
  2. 【請求項2】 本体金具の前端部片側の適所に、該本体
    金具の内側方向にして突子を設け、この突子と前記前端
    部片との間に掛止金具を挿入し、該掛止金具に設けた貫
    通孔に緊締ボルトを貫通させると共に、掛止金具の本体
    金具より突出する先端に掛止片を設けた、請求項1記載
    の電柱用バンドの締付け器。
JP7197393A 1995-08-02 1995-08-02 電柱用バンドの締付け器 Expired - Fee Related JP2959752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197393A JP2959752B2 (ja) 1995-08-02 1995-08-02 電柱用バンドの締付け器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197393A JP2959752B2 (ja) 1995-08-02 1995-08-02 電柱用バンドの締付け器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0946869A true JPH0946869A (ja) 1997-02-14
JP2959752B2 JP2959752B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=16373764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7197393A Expired - Fee Related JP2959752B2 (ja) 1995-08-02 1995-08-02 電柱用バンドの締付け器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2959752B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083998A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nitto Electric Works Ltd ポール用取付金具
JP2011244585A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Iwabuchi Corp 電柱用バンド
WO2012039186A1 (ja) 2010-09-24 2012-03-29 富士フイルム株式会社 印字方法および印字装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006083998A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nitto Electric Works Ltd ポール用取付金具
JP2011244585A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Iwabuchi Corp 電柱用バンド
WO2012039186A1 (ja) 2010-09-24 2012-03-29 富士フイルム株式会社 印字方法および印字装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2959752B2 (ja) 1999-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5590504A (en) Mounting devices
JPH0946869A (ja) 電柱用バンドの締付け器
JPH036109Y2 (ja)
JP2515614Y2 (ja) 電柱用足場
JP3712283B2 (ja) インストルメントパネルアッセンブリ
JPH0511371Y2 (ja)
JP2856070B2 (ja) スタッドボルト用クリップ
JPH0547107Y2 (ja)
JPH0215947Y2 (ja)
JPS603464Y2 (ja) カツトアウト取付金具
JP3043731U (ja) 足場板取付金具
JP2834251B2 (ja) コンクリート板用吊込み治具
JPH0547107U (ja) リップ溝型鋼連結装置
JPS632642Y2 (ja)
JP3016771U (ja) とも板フランジダクト間の締付け止め金具
JPH0339115Y2 (ja)
JPH034695Y2 (ja)
JPH0716891Y2 (ja) クランプ構造
JPH08175323A (ja) シートベルトリトラクタの仮止め構造
JPH0730858B2 (ja) ワイヤハーネスの保持具
JP3421850B2 (ja) カバークランプ用フックボルト取付補助具
JPH0610165Y2 (ja) クランプ
JPH10169208A (ja) 支柱用ロープ取付用具
JPH019235Y2 (ja)
JPH0733547Y2 (ja) 電柱用バンド

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees