JP2834251B2 - コンクリート板用吊込み治具 - Google Patents

コンクリート板用吊込み治具

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JP2834251B2 JP1278690A JP1278690A JP2834251B2 JP 2834251 B2 JP2834251 B2 JP 2834251B2 JP 1278690 A JP1278690 A JP 1278690A JP 1278690 A JP1278690 A JP 1278690A JP 2834251 B2 JP2834251 B2 JP 2834251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート板用吊込み治具に関し、一定
の形状を有するコンクリート板の吊込みを容易かつ迅速
に行なうことができるようにするものである。
(従来の技術) 既に組立ての完了した鉄骨構造に、床材若しくは天井
材として用いる一定の形状に規格化されたコンクリート
板(例えばALC床版)を搬入して施工する場合、あらか
じめ現場に設置したクライミングクレーン又はクレーン
車等で当該コンクリート板を吊り上げて所定位置にセッ
トするのが一般的であるが、その際従来は、単に複数本
のワイヤーを直接コンクリート板に巻き掛けて吊り上げ
るか、又は、コンクリート板の周端にあらかじめ穴を設
けてその穴にピンを差し込み、そのピンにワイヤーを引
掛けて吊り上げる等の手段が採られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、ワイヤーを直接巻き掛ける場合には、コンク
リート板を吊り上げたときに非常に不安定で危険である
のみならず、特にALC床版等の強度の弱いコンクリート
板においては、ワイヤーに締め付けられて周端が欠けて
損傷する場合が多かった。
また、ピンを介して吊り上げる場合には、そのような
不都合は回避されるものの、今度はピンの着脱やそのピ
ンとワイヤーとの係脱を繰返して行わなければならない
ので、作業上非常にめんどうであった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、非常に簡単かつ軽量な構
造であるにも拘わらず、ALC床版等のコクリート板を安
全かつ確実に挟持することができ、しかも極めて迅速の
作業性が得られるコンクリート板用吊込み治具を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明においては次の技術的
手段を講じた。
即ち、本発明は、左右平行に並ぶ一対の挟持部材2,2
と、該部材2,2から上方に立設されてそれら挟持部材2,2
を互いに離間した状態に保持して連結すべく門型に形成
された連結部材3と、前記挟持部材2,2間にその長手方
向に対して垂直に架設された引張部材4とから成り、該
引張部材4はその長手方向途中で分断されて2つの部材
12,13から成り、その部材12,13のうち一方の部材12の他
方の部材13側の端部には、それら各部材12,13が互いに
引き合う方向に締付ける締付金具15が設けられているこ
とを特徴とする。
また、本発明は、左右平行に並ぶ一対の挟持部材2,2
と、該部材2,2から上方に立設されてそれら挟持部材2,2
を互いに連結する連結部材3と、前記挟持部材2,2間に
その長手方向に対して垂直に架設された引張部材4とか
ら成り、該引張部材4はその長手方向途中で分断されて
2つの部材12,13から成り、その部材12,13は各先端部3
4,35において夫々ラップしてその幅方向に並べて設けら
れ、それら各先端部34,35は夫々ピン38,39を介して締付
レバー32で枢支連結されることにより該締付レバー32が
引張部材4に対して水平方向に締付回動自在に設けら
れ、前記挟持部材2からは、締付レバー32の反締付方向
への回動を阻止するストッパ40が延設されていることを
特徴とする。
(作 用) 本発明によれば、第1図に示す如く、一対の挟持部材
2,2の間にコンクリート板5を挟み込んでセットした
後、引張部材4の途中に設けた締付金具15を締付けるこ
とにより、挟持部材2,2が互いに近づく方向に引きよせ
られて、該部材2,2がコンクリート板5の側端面27を押
しつけてコンクリート板5を挟持することができる。
また、連結部材3が一対の挟持部材2,2を互いに離間
した状態で保持すべく門型に形成された部材よりなるの
で、治具1の装着時においては、その一対の挟持部材2,
2間にコンクリート板5を挿入するだけで治具1をコン
クリート板2に対して位置決めできるとともに、治具1
の離脱時においては、締付金具15を解除するだけで、一
対の挟持部材2,2が門型の連結部材3のバネ作用により
元の離反状態に戻ることになる。
また、第7図に示す如く、引張部材4に回動自在に設
けられた締付レバー32を、締付方向に回動することによ
り、同様に挟持部材2,2がコンクリート板5の側端面27
を押しつけてそれを挟持することができる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。
第1図乃至第4図は、本発明の第1実施例を例示す
る。図において、1はコンクリート板用吊込み治具であ
り、一対の挟持部材2,2と、該挟持部材2,2を連結する連
結部材3と、挟持部材2,2間に架設された一対の引張部
材4,4とから構成されている。
前記挟持部材2,2は、断面形状L字形を呈するアング
ル材より成り、コンクリート板5の幅よりやや大きい間
隔で左右平行に並べて配置され、その縦壁6の内面同志
が互いに向かい合うように下方開放状に設けられてい
る。連結部材3は、その長手方向の左右対称位置2カ所
で屈曲されて略台形状の門型に形成され、その脚部7,7
において前記縦壁6の中央に溶着され、平行な一対の挟
持部材2,2を互いに離間した状態に保持してそれらを連
結している。この連結部材3の上板部8には、中央にシ
ャックル9用の挿通孔10を有する連結板11が立設されて
いる。
前記引張部材4は、本実施例の場合、挟持部材2,2の
長手方向に対して垂直かつその両端に一対設けられ、該
挟持部材2,2と共に平面視方形のフレーム構造を呈して
いる。この引張部材4は、長手方向途中で分断されて2
つの部材12,13、即ち、長板状の第1部材12及び丸棒状
の第2部材13とから成り、それら各部材12,13はその一
端側において挟持部材2の上壁14の端部に夫々溶接固定
されている。そして、この両部材12,13はその中心線が
一致するように一直線上に設けられ、該中心線は挟持部
材2,2の長手方向と垂直となっている。
15は締付金具であり、第4図に示す如く、前記第1部
材12の第2部材13側の端部16に設けられている。この締
付金具15は、回動レバー17と係止金具18とから成り、回
動レバー17は前記端部16の上面から立設された取付板1
9,19に、ピン20を介して縦方向回動自在に枢着されてい
る。係止金具18は曲部21を介して平面視略U字状を呈す
る金具であり、そのU字状の間に前記回動レバー17を挟
み込むような格好で、リベット22を介して該レバー17に
対して回動自在に取付けられている。また、前記第2部
材13の第1部材12側端部は、上方に略垂直に屈曲されて
係止部23が形成され、前記掛止金具18がその曲部21にお
いて該係止部23に引っ掛かるようになっている。
また、24はクッションゴムであり、さらねじ25及びナ
ット26で締付けることにより、挟持部材2の縦壁6内面
の両端側に夫々設けられている。
このように構成された本実施例においては、非常に簡
単かつ強固にコンクリート板5を挟持することができ
る。即ち、第1図に示す如く、締付金具15をゆるめた状
態で挟持部材2,2間にコンクリート板5を上から挟み込
んでセットした後、その締付金具15を下方に回動して締
付けるだけで、引張部材4、即ち、第1及び第2部材1
2,13が互いに引き合うことによって挟持部材2に設けた
クッションゴム24がコンクリート板5の左右両側の側端
面27に強固に押しつけられ、コンクリート板5は当該吊
込み治具1によって挟持され、図外のクレーン等により
吊られて運搬される。その後、コンクリート板5を吊込
み治具1からはずしたいときには、締付金具15を上方に
回動して反締付状態にもどせばよく、コンクリート板5
の係脱いずれの場合においても、非常に簡単かつ迅速な
作業性が実現される。また、本実施例に係る吊込み治具
1によれば、該治具1の位置がコンクリート板5の長手
方向中央から少々ずれていても、吊り上げたときにコン
クリート板5が斜くことが少ないので、非常に安全であ
る。
また、第2図に示す如く、コンクリート板5の周端に
目地用の段差28が設けられている場合には、その段差28
によってできる空間29が挟持部材2の逃げ用空間となる
ため、隣接するコンクリート板5に干渉することなくH
鋼30等上の所定位置に正確に運び込むことができる。
第5図及び第6図は、本発明の第2実施例を示す。本
実施例が前記第1実施例と異なるところは、同図に示す
如く、連結部材3が1対設けられ、引張部材4は挾持部
材2,2の長手方向中央に1つ設けられ、また、締付金具1
5の回動レバー17を第1部材12の長さと略等しくした点
であり、その他は第1実施例と略同様である。尚、31は
アーチ板であり、その両端下方において前記各連結部材
3,3の上板部8に固着され、中央にはシャックル9用の
挿通孔10が設けられている。
本実施例においては、締付金具15が1つであるため、
コンクリート板5の係脱作業がより簡便となるのは勿論
のこと、回動レバー17の長さを長くしてあるので、締付
金具15が1つであっても少ない力でコンクリート板5を
より強固に挾持することができる。
第7図乃至第10図は、本発明の第3実施例を示す。本
実施例においては、挾持部材2,2の締付けは締付レバー
3により行われる。
即ち、本実施例における第1及び第2部材12,13はい
ずれも長板状とされ、第7図に示す如く、第1部材12は
一方の挾持部材2の上壁14中央に溶接固定され、第2部
材13は他方の挾持部材2の上壁14中央にピン33を介して
枢着されている。これらの部材12,13はその各先端部34,
35において夫々ラップしてその幅方向に並べて設けら
れ、それら各先端部34,35の下面には基板36,37が取付け
られている。また、各先端部34,35は夫々ピン38,39を介
して締付レバー32によって枢支連結されており、このこ
とによって、該レバー32は水平方向に締付回動自在とな
っている。
40はストッパであり、前記第1部材12が固着された上
壁14の略中央から、第7図における左上方向に傾斜して
延設され、その上面先端側にはカギ形の係止部材41が立
設されている。締付方向(即ち、第7図矢印方向)に締
付回動された締付レバー32は、第10図に示す如く、その
長手方向途中に設けられた切欠き42を介して当該係止部
材41によって係止され、反締付方向にもどるのを阻止さ
れる。尚、43は締付レバー32の下面に設けられたコロで
あり、コンクリート板5上をころがって締付レバー32の
水平方向の回動を容易ならしめるものである。
本実施例においても、他の実施例と略同様の作用効果
が得られるが、この場合は締付レバー32を水平方向に引
っ張ることにより締付けることができるので、作業する
者が力を加えやすく作業性がより向上する。
(発明の効果) 本発明によれば、一対の挾持部材2,2がコンクリート
板5の側端面27を左右から押しつけることにより、該コ
ンクリート板5を挾持することができるので、コンクリ
ート板5を傷つけることなく、しかも安全確実にそれを
吊込むことができる。また、吊込み治具1とコンクリー
ト板5との係脱は、締付金具15若しくは締付レバー32の
回動操作のみで足りるので、作業も簡単であり、非常に
迅速な作業性が得られる。
また、本発明によれば、連結部材3により離間した状
態に保持された平行な一対の挾持部材2,2間にコンクリ
ート板5を挿入するだけで治具1をコンクリート板2に
対して位置決めできるので、装着時における治具1のセ
ットを簡便に行えるとともに、締付金具15を解除するだ
けで一対の挾持部材2,2が門型の連結部材3のバネ作用
により元の離反状態に戻るので、コンクリート板2に対
する治具1の離脱も簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図
は吊込み治具及びコンクリート板の斜視図、第2図は同
正面図、第3図は同側面図、第4図は締付金具の斜視
図、第5図及び第6図は第2実施例を示し、第5図は吊
込み治具の正面図、第6図は同側面図、第7図乃至第10
図は第3実施例を示し、第7図は第8図A−A線断面平
面図、第8図は吊込み治具の正面図、第9図は締付レバ
ーの側面図、第10図は締付レバーとストッパの係合を示
す斜視図である。 2……挾持部材、3……連結部材、4……引張部材、12
……第1部材、13……第2部材、15……締付金具、32…
…締付レバー、34,35……先端部、38,39……ピン、40…
…ストッパ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右平行に並ぶ一対の挟持部材(2)
    (2)と、該部材(2)(2)から上方に立設されてそ
    れら挟持部材(2)(2)を互いに離間した状態に保持
    して連結すべく門型に形成された連結部材(3)と、前
    記挟持部材(2)(2)間にその長手方向に対して垂直
    に架設された引張部材(4)とから成り、該引張部材
    (4)はその長手方向途中で分断されて2つの部材(1
    2)(13)から成り、その部材(12)(13)のうち一方
    の部材(12)の他方の部材(13)側の端部には、それら
    各部材(12)(13)が互いに引き合う方向に締付ける締
    付金具(15)が設けられていることを特徴とするコンク
    リート板用吊込み治具。
  2. 【請求項2】左右平行に並ぶ一対の挟持部材(2)
    (2)と、該部材(2)(2)から上方に立設されてそ
    れら挟持部材(2)(2)を互いに連結する連結部材
    (3)と、前記挟持部材(2)(2)間にその長手方向
    に対して垂直に架設された引張部材(4)とから成り、
    該引張部材(4)はその長手方向途中で分断されて2つ
    の部材(12)(13)から成り、その部材(12)(13)は
    各先端部(34)(35)において夫々ラップしてその幅方
    向に並べて設けられ、それら各先端部(34)(35)はそ
    れぞれピン(38)(39)を介して締付レバー(32)で枢
    支連結されることにより該締付レバー(32)が引張部材
    (4)に対して水平方向に締付回動自在に設けられ、前
    記挟持部材(2)からは、締付レバー(32)の反締付方
    向への回動を阻止するストッパ(40)が延設されている
    ことを特徴とするコンクリート板用吊込み治具。
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