JPH051684Y2 - - Google Patents

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JPH051684Y2
JPH051684Y2 JP6799587U JP6799587U JPH051684Y2 JP H051684 Y2 JPH051684 Y2 JP H051684Y2 JP 6799587 U JP6799587 U JP 6799587U JP 6799587 U JP6799587 U JP 6799587U JP H051684 Y2 JPH051684 Y2 JP H051684Y2
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belt
bar
bars
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、物品と固定構造物との間をベルトで
緊締して物品の移動を阻止したり、物品に掛け回
したベルトを締付けて物品を固定するために使用
するためのベルト締具に関するものである。
(従来の技術) この種のベルト締め具としては、本件出願人が
先に出願した実願昭60−159840号出願に記載され
たものがある。このベルト締具は、本体、フツク
取付金具及び操作レバーを相互に回動自在に軸支
し、前記操作レバーに二本のバーを相互に離接可
能に懸架し、前記本体にはベルト支持部を形成し
たものである。而して、ベルトにテンシヨンが加
わると、そのテンシヨンにより両バーが相互に接
近する方向に摺動し、自由端側のベルトをその両
軸の間に挟圧することにより強固に固定するもの
である。
本考案等のベルト締具は、車輌や船舶に搭載し
た物品を締付けて使用することが多いのである
が、このような場合において、車輌や船舶の振動
や揺れによつてベルトのテンシヨンが常時変動す
るので、前記ベルト締具はこのような場合におい
てもベルトの緩みが生じることのない優れたもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、さらに激しい車輌や船舶への振動や
揺れにおいても、ベルトの緩みが生じることがな
く、ベルトをより強固に固定することができる優
れたベルト締具を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 而して本考案は、少なくともフツク取付金具と
操作レバーとを相互に回動自在に軸支し、前記操
作レバーの基部にスリツトを形成し、基部間に二
本のバーを前記スリツトに沿つて相互に離接可能
に懸架し、該バーにベルトを巻掛けて支持するよ
うにしたベルト締具において、前記バーの対向面
に互いに噛合う凹凸を形成し、該凹凸の突出部の
高さをベルトの厚みの約1/2としたことを特徴と
するベルト締具。
以下、本考案を図面に従つて説明する。図面に
おいて、1は、本体である。該本体1は、金属板
を曲げ加工してなる略「コ」字状の部材であつ
て、その中央の架橋部2には、本体1に対して後
述するベルト22を支持するためのベルト挿通口
3が形成されており、また本体1の両側板4,4
には、係止孔5,5が穿設されている。
6は、操作レバーであつて、蓋板7とその蓋板
7の両側縁に垂設された側板8,8とよりなる断
面略「コ」字状であり、その前記両側板8,8の
基部9,9間には、二本のバー10,11が懸架
されている。一方のバー11は、基部9,9に形
成されたスリツト12に沿つて他方のバー10に
対して離接する方向に摺動し得るようになつてお
り、前記他方のバー10は、その両端が前記操作
レバー6の両側板8,8に嵌着されて固定されて
いる。また前記側板9,9には、前記本体1の係
止孔5,5に係止する係止突起13,13が突設
されている。
そして、前記バー10,11は、図面に示すよ
うに断面略正方形状のものであるが、その両バー
10,11の互いに対向する面14,15には凹
凸が形成され、その両バー10,11の凹凸が互
いに噛みあうようにバー10,11の長さ方向に
沿つた筋状に形成されている。この凹凸の突出部
16の高さは、後述するベルト22の厚みの約1/
2になつている。前記突出部16の高さが、後述
するベルト22の厚みの1/2より小さいと、目的
とする効果が充分でなく、1/2より大きいと、車
輌や船舶の振動や揺れにより挟圧されたベルト2
2が損傷を受け易い。
また17は、フツク取付金具であつて、二つの
板状部材18,18よりなり、該板状部材18,
18の一端部においてフツク19をピン20によ
り回動自在に軸支し、他端部の間隔を拡げられて
いる。
而して、前記本体1の側板4,4の端末部、操
作レバー6の基部9,9及びフツク取付金具17
の前記板状部材18,18の他端部は、トラニオ
ンピン21,21により一体的に且つ相互に回動
自在に軸支されている。本体1、操作レバー6及
びフツク取付金具17は、図示するように単一の
トラニオンピン21,21により軸支しても良い
のであるが、本体1と操作レバー6と、及び操作
レバー6とフツク取付金具17とを、それぞれ別
個のトラニオンピンで軸支することも可能であ
る。
22は、ベルトであつて、その一端にはフツク
(図示せず)が取付けられている。該ベルト22
の自由端は、ベルト挿通口3から本体1内に挿入
され、前記一方のバー11を迂回し、前記他方の
バー10に巻回されてバー10とバー11との間
を通り、さらに前記一方のバー11と該バー11
を迂回しているベルト部分との間を通り、再度ベ
ルト挿通口3から先のベルト22の上側に引出さ
れている。
(作用) 次に、本考案のベルト締具の作用を説明する。
第4図は、ベルト22を締める前の解放状態を示
している。ベルト22及びフツク取付金具18に
取付けられたフツク19をそれぞれ物品及び固定
構造物に係止し、ベルト22の自由端を引張つて
長さを調節し、固定端側のベルト22をピンと張
つた状態にする。この状態でトラニオンピン2
1,21を回動軸として操作レバー6を図中右方
向に回動すると、バー10,11がトラニオンピ
ン21,21の下方から左方を経て上方に移動す
るので、固定端側のベルト22は強く引締められ
る。そして、操作レバー6の係止突起13,13
を本体1の係止孔5,5に係止して、操作レバー
6を本体1に対して支持する。この状態が第1図
乃至第3図に示されている。
而してこの状態においては、固定端側のベルト
22とバー11との間に自由端側のベルト22が
挟圧されると共に、ベルト22に加わつたテンシ
ヨンによつてバー11はスリツト12に沿つてバ
ー10に近付く方向に摺動し、バー10とバー1
1との間の自由端側のベルト22が両バー10,
11の対向面14,15の凹凸によつて屈曲せし
められ、かつ挟圧せしめられる。従つてベルト2
2はバー10とバー11との間及びバー11と該
バー11を迂回したベルトとの間の二ケ所におい
て挟圧され、且つバー10とバー11との間にお
いては互いに噛合つた凹凸によつて屈曲せしめら
れるので、振動やベルト22に加わるテンシヨン
の変動によつてベルト22が滑ることがなく、長
期間使用してもベルト22が緩むことがないので
ある。
また第1図乃至第3図の状態から操作レバー6
を操作して左方に回動させれば、再び第4図の状
態に戻り、ベルト22の締付が解除され、ベルト
22を緩めて容易に物品の固定を解くことができ
る。
(考案の効果) 従つて本考案によれば、構造が簡単であつて、
簡単な作業でベルト22の締付け及び解除を行な
うことができる。そして、ベルト22を締付けた
状態においては、前述したようにベルト22に損
傷を与えることなく、両バー10,11間の互い
に噛合つた凹凸によつて挟圧面積が増加し、かつ
屈曲せしめられるので、振動やベルト22に加わ
るテンシヨンの変動によつてベルト22が緩むこ
となく、長期間に亘つて安定した締付け状態を維
持することができる。
以上の説明においては、前記実願昭60−159840
号出願に記載されているベルト締具に適用したも
のとして説明しているが、この構造のものに限定
されるものではなく、本体1と操作レバー6と、
及び操作レバー6とフツク取付金具17とを、そ
れぞれ別個のトラニオンピンで軸支した構造のベ
ルト締具についても同様に適用することができ
る。
また本考案におけるバー10,11は、図面に
示すものにおいては前記他方のバー10が操作レ
バー6の基部9,9に固定されており、前記一方
のバー11が他方のバー10に対して離接方向に
摺動可能に取付けられているが、逆にバー11を
操作レバー6に固定し、バー10を摺動可能に取
付けてもよく、またバー10及びバー11を共に
摺動可能に取付けることも可能である。
また図面においては、フツク19はフツク取付
金具17に直接取付けられているが、側板8,8
とフツク19とをベルトやチエーンで結合するこ
ともできる。またフツク取付金具17にその一端
を直接結合したベルトを、フツクに固定したバー
に掛け、さらに他方のフツクにも同様に該フツク
に固定したバーに掛けた後、その自由端を本体か
ら挿入し操作レバーの両バーに巻き回すこともで
きる。この場合は、ベルトに二つのフツクを取り
付け、該フツクを物品及び固定構造物に引つ掛け
ることになり、その二つのフツクの間にはベルト
が二重に張り渡されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案のベルト締具を示すものであつ
て、第1図はベルト締付け状態における中央縦断
面図、第2図はその平面図、第3図は第1図にお
ける一部拡大断面図、第4図はベルトの締付を解
除した状態の中央縦断面図、第5図及び第6図は
本考案の他の実施例を示すベルト締付け状態にお
ける中央縦断面図である。 1……本体、3……ベルト支持部、6……操作
レバー、10,11……バー、14,15……対
向面、16……突出部、17……フツク取付金
具、22……ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくともフツク取付金具17と操作レバー6
    とを相互に回動自在に軸支し、前記操作レバー6
    の基部9,9にスリツト12を形成し、基部9,
    9間に二本のバー10,11を前記スリツト12
    に沿つて相互に離接可能に懸架し、該バー10,
    11にベルト22を巻掛けて支持するようにした
    ベルト締具において、前記バー10,11の対向
    面14,15に互いに噛合う凹凸を形成し、該凹
    凸の突出部16の高さをベルト22の厚みの約1/
    2としたことを特徴とするベルト締具。
JP6799587U 1986-05-06 1987-05-06 Expired - Lifetime JPH051684Y2 (ja)

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JP6788186 1986-05-06
JP6799587U JPH051684Y2 (ja) 1986-05-06 1987-05-06

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JP2006307873A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Ashimori Ind Co Ltd ベルト締具

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JP2006307873A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Ashimori Ind Co Ltd ベルト締具

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