JPH0121730Y2 - - Google Patents

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JPH0121730Y2
JPH0121730Y2 JP1986075008U JP7500886U JPH0121730Y2 JP H0121730 Y2 JPH0121730 Y2 JP H0121730Y2 JP 1986075008 U JP1986075008 U JP 1986075008U JP 7500886 U JP7500886 U JP 7500886U JP H0121730 Y2 JPH0121730 Y2 JP H0121730Y2
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bar
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operating lever
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、物品と輸送機との間をベルトで緊締
して物品を固定するために使用するためのベルト
締具の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のベルト締具としては、実開昭61
−49150号公報に示されたものが知られている。
このベルト締具はメインボデー、サブボデー及び
レバーを相互に回動自在に軸支し、前記レバーに
は2本の軸を固定し、サブボデーには案内部材を
形成したものである。そして一端にフツクを連結
したベルトの自由端を前記案内部材から挿入し、
レバーに固定した一方の軸を迂回し、他方の軸に
巻回して前記一方の軸と他方の軸との間を通し、
さらに前記一方の軸とこの一方の軸を迂回してい
るベルトとの間を通して前記案内部材から引き出
すのである。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のベルト締具は船舶等に搭載した物品(例
えば自動車)を締付けて固定するのに利用されて
いるが、重量の大なる物品(例えば大型自動車)
を船舶で輸送するに際し、海が荒れて船舶の揺れ
が激しい場合には物品を固定するのに要する摩擦
力が不足するうらみがあつた。
本考案は重量の大なる物品を輸送するに際し、
海が荒れて船舶の揺れが激しい場合であつても、
物品を強固に固定し、緩むことのないベルト締具
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案のベルト締具は、一端部にフツク3を連
結したフツク取付金具1の他端部に操作レバー5
の基部8をトラニオンピン17により回動自在に
軸支し、操作レバー5をフツク取付金具1に対し
一方に回動することによりベルト13を締付ける
と共に他方に回動することにより締付けを解除す
るようになしたベルト締具において、操作レバー
5の基部8,8間に固定バー9を固定し、基部
8,8に形成されたスリツト11に沿つて固定バ
ー9に対して離隔又は接近する方向に摺動可能に
摺動バー10を懸架し、固定バー9の軸線に対し
て垂直な断面内において略「コ」字状に成形され
た支持部材18を操作レバー5に対して回動自在
に支持し、該支持部材18にはベルト締付け状態
において固定バー9に巻回されたベルトに圧接さ
れる圧接部23を形成したことを特徴とするもの
である。
[実施例] 以下本考案の一実施例について図面を参照しつ
つ説明する。図面において、1はフツク取付け金
具である。フツク取付け金具1は二つの板状部材
2,2よりなり、板状部材2,2の一端部におい
てフツク3をピン4により回動自在に軸支し、他
端部の間隔を拡げられている。
5は操作レバーであつて、蓋板6とその蓋板6
の両側縁に垂設された側板7,7とよりなる断面
略「コ」字状であり、その側板7,7の基部8,
8間には、固定バー9及び摺動バー10が設けら
れている。固定バー9はその両端が操作レバー5
の基部8,8に嵌着されて固定されており、摺動
バー10は、基部8,8に形成されたスリツト1
1に沿つて固定バー9に対して離隔又は接近する
方向に摺動し得るようになつている。また操作レ
バー5の基部8,8には係止突起12,12が突
設されている。
図面において、操作レバー5における側板7,
7及びその基部8,8の間隔は、後述するベルト
13の幅よりも充分に大きいものとなつている
が、その基部8,8における固定バー9及び摺動
バー10が設けられている部分の付近は、内方に
絞つてベルト13の幅より若干大きい間隔の抑止
部14を形成している。
また図面においては、固定バー9及び摺動バー
10は断面略正方形状のものであるが、固定バー
9及び摺動バーの互いに対向する面15,16に
は凹凸が形成され、その凹凸が互いに噛合うよう
に形成されてい。そしてこの凹凸は固定バー9及
び摺動バー10の長さ方向に沿つた筋状に形成す
るのが良い。また固定バー9及び摺動バー10の
表面はサンドブラスト又はシヨツトブラストを施
して粗面に形成するのが好ましい。
而して、操作レバー5の基部8,8とフツク取
付け金具1の板状部材2,2の他端部とは、トラ
ニオンピン17,17により一体的に且つ相互に
回動自在に軸支されている。
18は支持部材である。支持部材18は金属製
で、固定バー9の軸線に対して垂直な面で切断し
た場合に略「コ」字状に成型されており、その一
端部両側縁に突設された軸支片19,19が操作
レバー5の基部8,8に穿設された軸止孔20,
20に嵌合され、操作レバー5に対して回動自在
に支持されている。また支持部材18の他端部に
は、長孔状のベルト支持部21が形成されてい
る。
さらに支持部材18の両側縁には、略「L」字
状の切込みによつて係止部22,22が形成され
ており、操作レバー5をベルト締付け方向に回動
したときに係止部22,22が係止突起12,1
2に係止するようになつている。また支持部材1
8の「コ」字状断面の固定バー9に近接した箇所
に圧接部23を形成し、ベルト締付け状態におい
て圧接部23が固定バー9に巻回されたベルト1
3に圧接されるようになつている。
13はベルトであつて、その一端にはフツク2
4が取付けられている。而してベルト13の固定
端は、ベルト支持部21から挿入され、操作レバ
ー5の摺動バー10を迂回し、固定バー9に巻回
されて固定バー9と摺動バー10との間を通り、
さらに摺動バー10と該摺動バー10を迂回して
いるベルト部分との間を通り、再度ベルト支持部
21から先のベルト13の上側に引出されてい
る。
次にその作用を説明する。第5図はベルト13
を締める前の解放状態を示している。操作レバー
5はトラニオンピン17,17を軸として、フツ
ク取付け金具1に対して図中左方に回動されてお
り、固定バー9及び摺動バー10はトラニオンピ
ン17,17の下方に位置している。この状態に
おいては摺動バー10は固定バー9よりもベルト
支持部21に近い側に位置しており、スリツト1
1に沿つて第5図中右方に摺動し、固定バー9と
摺動バー10との間が開き、ベルト13を固定バ
ー9の周囲を滑らせることにより固定端側及び自
由端側のベルト13の長さを自由に変えることが
できる。
そこで、ベルト13の固定端側端末のフツク2
4及びフツク取付け金具1に取付けられたフツク
3をそれぞれ物品及び輸送機(例えば船舶)に係
止し、ベルト13の自由端を引張つて長さを調節
し、固定端側のベルト13をピンと張つた状態に
する。この状態でトラニオンピン17を回動軸と
して操作レバー5を図中右方に回動すると、固定
バー9及び摺動バー10がトラニオンピン17,
17の下方から左方を経て上方に移動するので、
固定端側のベルト13は強く引締められる。そし
て操作レバー5の係止突起12,12を支持部材
18の係止部22,22に係止して、操作レバー
5を支持部材18に対して支持する。この状態が
第1図乃至第4図に示されている。
而してこの状態においては、固定端側のベルト
13と摺動バー10との間に自由端側のベルト部
分が挟圧されると共に、ベルト13に加わつたテ
ンシヨンによつて摺動バー10はスリツト11に
沿つて固定バー9に接近する方向に摺動し、固定
バー9と摺動バー10との間のベルト部分が固定
バー9及び摺動バー10の間に挟圧される。
固定端側のベルトと摺動バー10との間に自由
端側のベルト部分が挟圧されている箇所において
は、摺動バー10と自由端側のベルト部分との接
触面に摩擦力が発生し、かつ自由端側のベルトと
固定端側のベルト相互間にも摩擦力が発生してい
る。これらの摩擦力は固定端側のベルトが力Tの
方向へ引張られたときにベルトが移動しようとす
るのを阻止する。
固定バー9と摺動バー10の間に挟圧されたベ
ルト部分については、固定バー9とベルト13と
の接触面に摩擦力が発生し、摺動バー10とベル
ト13との接触面の間にも摩擦力が発生する。こ
れらの摩擦力はベルトが力Tの方向へ引張られた
ときにベルトが移動しようとするのを阻止する働
きをする。固定バー9の面15及び摺動バー10
の面16には凹凸が形成されているので、ベルト
が抜け出すのを阻止する作用は一層確実である。
さらに、固定バー9及び摺動バー10の表面にサ
ンドブラスト又はシヨツトブラストを施すことに
より、固定バー9及び摺動バー10と該バー9,
10に接する部分のベルト13との摩擦抵抗が増
大し、ベルト13の緩みを確実に阻止することが
できる。
ベルトが力Tの方向へ引張られると支持部材1
8が持ち上げられ、支持部材18に形成された圧
接部23がベルトに圧接されるので圧接部23と
ベルトとの接触面に摩擦力が発生し、この摩擦力
もベルトが力Tの方向へ引張られたときにベルト
が移動しようとするのを阻止する。
第7図はベルト13が締付状態にあるときの説
明図である。は外側のベルトと内側のベルトの
接触面に垂直方向に働く力である。は内側のベ
ルトと摺動バー10の接触面に垂直方向に働く力
である。は固定バー9を巻いているベルトと支
持部材18の圧接部23との接触線(Y点を通り
紙面に垂直な線分)に垂直方向に働く力である。
ベルト締付状態において、摺動バー10はベル
トに押し上げられてスリツト11に沿つて摺動
し、固定バー9との間にベルトを挟み込む。は
固定バー9とベルトの接触面に垂直方向に働く力
である。はベルトと摺動バー10の接触面に垂
直方向に働く力である。
第8図は、第7図と同様に、ベルトが締付状態
にあるときの説明図であり、力,,,及
びに基づいてそれぞれ摩擦力F1,F2,F3,F4
及びF5が発生しているところを示している。ベ
ルトが力Tで引張られたときに、摩擦力F1,F2
F3,F4及びF5はベルトが移動する(緩む)のを
阻止する力として働く。
物品の固定を解く場合には、第1図乃至第4図
の状態から操作レバー5を操作して再度左方に回
動させ、再び第5図の状態に戻してベルト13の
締付けを解除し、ベルト13を緩めて容易に物品
の固定を解くことができる。
[考案の効果] 本考案は、従来のベルト締具が利用している外
側のベルトと内側のベルトの接触面に発生する摩
擦力のほかに、摺動可能な摺動バー10を設け
ることにより該摺動バー10と固定バー9との間
にベルトを挟み込んでこの箇所に摩擦力F3及び
F4を発生せしめ、かつ支持部材18に圧接部
23を形成したことによりこの圧接部23をベル
トに圧接させて圧接部23とベルトとの接触線に
摩擦力F2を発生させることができるので、従来
のベルト締具よりも一層強い締付状態を得ること
が可能であり、重量の大きい物品を搭載した船舶
が荒海を航行するときでも物品の固定状態が緩む
ことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案のベルト締具を示すものであつ
て、第1図はベルト締付け状態における主要部の
中央縦断面図、第2図はその平面図、第3図は支
持部材を展開した平面図、第4図は第1図におけ
る−断面図、第5図はベルトの締付けを解除
した状態における主要部の中央縦断面図、第6図
は側面図、第7図及び第8図はベルトが締付状態
におるときに発生する力を示す説明図である。 1……フツク取付金具、3……フツク、5……
操作レバー、8……基部、9……固定バー、10
……摺動バー、11……スリツト、13……ベル
ト、17……トラニオンピン、18……支持部
材、23……圧接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部にフツク3を連結したフツク取付金具1
    の他端部に操作レバー5の基部8,8をトラニオ
    ンピン17により回動自在に軸支し、操作レバー
    5をフツク取付金具1に対し一方に回動すること
    によりベルト13を締付けると共に他方に回動す
    ることにより締付けを解除するようになしたベル
    ト締具において、操作レバー5の基部8,8間に
    固定バー9を固定し、基部8,8に形成されたス
    リツト11に沿つて固定バー9に対して離隔又は
    接近する方向に摺動可能に摺動バー10を懸架
    し、固定バー9の軸線に対して垂直な断面内にお
    いて略「コ」字状に成形された支持部材18を操
    作レバー5に対して回動自在に支持し、該支持部
    材18にはベルト締付け状態において固定バー9
    に巻回されたベルトに圧接される圧接部23を形
    成したことを特徴とするベルト締具。
JP1986075008U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0121730Y2 (ja)

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JPS6149150B2 (ja) * 1980-03-12 1986-10-28 Nitsusan Jidosha Kk

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