JPH0946138A - ミキサ - Google Patents

ミキサ

Info

Publication number
JPH0946138A
JPH0946138A JP7189224A JP18922495A JPH0946138A JP H0946138 A JPH0946138 A JP H0946138A JP 7189224 A JP7189224 A JP 7189224A JP 18922495 A JP18922495 A JP 18922495A JP H0946138 A JPH0946138 A JP H0946138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
fets
frequency
carrier
mixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7189224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3189633B2 (ja
Inventor
Mitsuo Ariga
光夫 有家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP18922495A priority Critical patent/JP3189633B2/ja
Priority to DE19629921A priority patent/DE19629921C2/de
Priority to US08/686,327 priority patent/US5686870A/en
Publication of JPH0946138A publication Critical patent/JPH0946138A/ja
Priority to US08/966,294 priority patent/US5973576A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3189633B2 publication Critical patent/JP3189633B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1441Balanced arrangements with transistors using field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C1/00Amplitude modulation
    • H03C1/52Modulators in which carrier or one sideband is wholly or partially suppressed
    • H03C1/54Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type
    • H03C1/542Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type comprising semiconductor devices with at least three electrodes
    • H03C1/547Balanced modulators, e.g. bridge type, ring type or double balanced type comprising semiconductor devices with at least three electrodes using field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1458Double balanced arrangements, i.e. where both input signals are differential
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/0043Bias and operating point
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/0084Lowering the supply voltage and saving power

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplitude Modulation (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧動作、正の単一電源で動作が可能で、
電力を消費しないミキサを提供することである。 【構成】 FETQ1 のドレインDには所定の電圧と、
所定の電圧に重畳された第1のデータ信号Ss1とが入力
され、そのゲートGには第1のキャリア信号Sc1が入力
されている。FETQ1 は、第1のデータ信号Ss1と、
第1のキャリア信号Sc1とを混合した第1の混合信号S
o1を生成する。FETQ2 のドレインDには所定の電圧
と、所定の電圧に重畳された第2のデータ信号Ss2とが
入力され、そのゲートGには第2のキャリア信号Sc2が
入力されている。FETQ2 は、第2のデータ信号Ss2
と、第1のキャリア信号Sc2とを混合した第2の混合信
号So2を生成する。コンデンサC5 は、FETQ1 ,Q
2 のソースSをそれぞれ直流的に接地から浮かし、交流
的に接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直交変調器等の各種変
調器、復調器、検波器、乗算器、周波数変換器等に用い
られるミキサに関し、より特定的には、相互に位相が1
80゜異なる一対のキャリア信号と、相互に位相が18
0゜異なる一対のデータ信号とを混合するミキサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のミキサを含む変調器の構
成を示す図である。図6において、変調器は、信号入力
端子I100 ,I200 ,I300 と、信号出力端子O100 ,
O200と、直流電源Eと、チョーク抵抗R100 ,R200
と、ダブルバランスドミキサ(以下、DBMと記す。)
100と、差動増幅器200と、定電流回路300とを
備えている。
【0003】信号入力端子I100 には、データ信号Ss
(例えば、周波数fs =50kHzの正弦波)が入力さ
れる。信号入力端子I200 には、データ信号Ss より周
波数の高い第1のキャリア信号Sc1(例えば、周波数f
c =1.5GHzの正弦波)が入力される。信号入力端
子I300 には、第1のキャリア信号Sc1と位相が180
゜異なる第2のキャリア信号Sc2が入力される。
【0004】DBM100は、4つのFETQ100 〜Q
400 を含む。差動増幅器200は、2つのFETQ500
,Q600 と、コンデンサC100 とを含む。定電流回路
300は、FETQ700 と、バイアス抵抗R300 とを含
む。DBM100と、差動増幅器200と、定電流回路
300とは、直列に接続されており、チョーク抵抗R10
0 ,R200 を介して直流電源Eにより給電されている。
【0005】次いで、図7を用いて、動作を説明する。
図7は図6の変調器の動作を示す波形図であり、特に図
7(a)は第1のキャリア信号Sc1および第2のキャリ
ア信号Sc2を示し、図7(b)は第1のデータ信号Ss1
および第2のデータ信号Ss2を示し、図7(c)は信号
出力端子O100 ,O200 から出力されるAM変調信号S
o を示している。
【0006】データ信号Ss は、信号入力端子I100 を
介して差動増幅器200のFETQ500 のゲートGに入
力されている。ここで、定電流回路300のFETQ70
0 によって、差動増幅器200のFETQ500 ,Q600
のソースSおよびドレインDにそれぞれ流れる電流の和
は、一定に規制されている。このため、FETQ500,
Q600 のドレインDから、相互に位相が180゜異なる
第1のデータ信号Ss1(図7(a)の実線参照)と、第
2のデータ信号Ss2(図7(a)の点線参照)とが、そ
れぞれ出力される。
【0007】第1のデータ信号Ss1は、DBM100の
FETQ100 ,Q200 のソースSにそれぞれ与えられ
る。第2のデータ信号Ss2は、FETQ300 ,Q400 の
ソースにそれぞれ与えられる。一方、第1のキャリア信
号Sc1(図7(b)の実線参照)は、FETQ100 ,Q
300 のゲートGにそれぞれ与えられている。また、第2
のキャリア信号Sc2(図7(b)の点線参照)は、FE
TQ200 ,Q400 のゲートGにそれぞれ与えられてい
る。
【0008】FETQ100 は、第1のキャリア信号Sc1
と、第1のデータ信号Ss1とを混合することにより、そ
のドレインDから周波数(fc ±fs )の側波帯成分を
含む混合信号So1を出力する。FETQ200 は、第2の
キャリア信号Sc2と、第1のデータ信号Ss1とを混合す
ることにより、そのドレインDから周波数(fc ±fs
)の側波帯成分を含む混合信号So2を出力する。FE
TQ300 は、第1のキャリア信号Sc1と、第2のデータ
信号Ss2とを混合することにより、そのドレインDから
周波数(fc ±fs )の側波帯成分を含む混合信号So3
を出力する。FETQ400 は、第2のキャリア信号Sc2
と、第2のデータ信号Ss2とを混合することにより、そ
のドレインDから周波数(fc ±fs )の側波帯成分を
含む混合信号So4を出力する。
【0009】混合信号So1と、混合信号So4とは、直接
結合され、合成されている。このため、信号出力端子O
100 から混合信号が出力される。また、混合信号So2
と、混合信号So3とは、直接結合され、合成されてる。
このため、信号出力端子O200から混合信号が出力され
る。したがって、信号出力端子O100 ,O200 には、平
衡なAM変調信号So が出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、携帯
電話の普及等により、低電圧動作、正の単電源で動作可
能な、低消費電力で小型のミキサの出現が望まれてい
る。
【0011】しかしながら、従来のミキサでは、他の回
路(差動増幅器、低電流回路)と直列接続されていた。
このため、ミキサを動作させるためには、DBM100
のFETQ100 〜Q400 を動作させるための電圧(例え
ば、1.5V)と、差動増幅器200のFETQ500 ,
Q600 を動作させるための電圧(例えば、1.5V)
と、定電流回路300のFETQ700 を動作させるため
の電圧(例えば、1.5V)と、バイアス抵抗R300に
電流が流れることにより発生する電圧降下(例えば、
0.5V)と、チョーク抵抗R100 ,R200 に電流が流
れることにより発生する電圧降下(例えば、0.5V)
とをそれぞれ加算した少なくとも5.5Vの直流電源E
を用意する必要がある。この結果、低電圧の下では、ミ
キサを動作させるのが困難であるという第1の問題点が
あった。
【0012】また、ミキサを動作させるために電流を必
要とするため、低消費電力に対応できないという第2の
問題点があった。
【0013】ところで、図6において、DBM100と
差動増幅器200との間にコンデンサをそれぞれ入れる
ことにより、DBM100と差動増幅器200とを直流
的に分離し、DBM100と差動増幅器200とにそれ
ぞれバイアス回路を設けてDBM100と差動増幅器2
00とを個別に給電することにより、DBM100を低
電圧動作させることが考えられる。また、小型化のため
にミキサをIC化し、DBM100と差動増幅器200
との間に挿入されるコンデンサをIC内部に形成するこ
とが考えられる。
【0014】しかしながら、この場合には、回路が複雑
化するだけでなく、DBM100と差動増幅器200が
直流的に並列に接続され、各々が電流を消費するため消
費電流が増え、却って消費電力が増大するという問題点
が発生する。また、IC内部に形成されるコンデンサの
容量値が通常は数10pFが限度であるので、データ信
号の周波数が低い場合に対応できないという問題点も発
生する。
【0015】本発明は、上述の技術的課題を解決し、低
電圧動作、正の単一電源で動作が可能で、電力を消費し
ないミキサを提供することを第1の目的とする。
【0016】また、IC化が容易で、データ信号の周波
数が低い場合での動作に対応できるミキサを提供するこ
とを第2の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
相互に位相が180゜異なる一対のキャリア信号と、相
互に位相が180゜異なる一対のデータ信号とを混合す
るミキサであって、そのドレインに所定の電圧と、当該
所定の電圧に重畳された各データ信号の一方とが入力さ
れ、かつそのゲートに各キャリア信号の一方が入力され
ることにより、当該各データ信号の一方と、各キャリア
信号の一方とを混合した第1の混合信号を生成する第1
のFET、そのドレインに所定の電圧と、当該所定の電
圧に重畳された各データ信号の他方とが入力され、かつ
そのゲートに各キャリア信号の他方が入力されることに
より、当該各データ信号の他方と当該各キャリア信号の
他方とを混合した第2の混合信号を生成する第2のFE
T、および第1および第2のFETのソースをそれぞれ
直流的に接地から浮かし、交流的に接地する第1の少な
くとも1個の容量素子を備える。
【0018】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、第1および第2のFETのドレイン間に
直列に接続され、各第1および第2の混合信号の周波数
ではローインピーダンスを、かつ各データ信号の周波数
ではハイインピーダンスを示し、当該第1の混合信号と
当該第2の混合信号とを合成することにより第3の混合
信号を生成する一対の第2の容量素子をさらに備える。
【0019】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の発明において、その一方が第1および第2のF
ETのドレインにそれぞれ接続され、混合信号の周波数
ではハイインピーダンス、かつデータ信号の周波数では
ローインピーダンスを示す一対のインダクタ素子をさら
に備える。
【0020】
【作用】請求項1に係る発明においては、第1および第
2のFETのそれぞれのドレインに所定の電圧を入力
し、第1の容量素子により、第1および第2のFETの
ソースをそれぞれ直流的に接地から浮かし、交流的に接
地するようにしている。これにより、所定の電圧がゲー
トに対してドレイン・ソースを正に確保できる低電圧で
よく、しかも第1および第2のFETに直流電流が流れ
ることがない。このため、第1および第2のFETの消
費電力が「0」になり、低電圧動作が可能になる。
【0021】請求項2に係る発明においては、一対の第
2の容量素子は、第1および第2の混合信号の周波数で
はローインピーダンスを、かつ各データ信号の周波数で
はハイインピーダンスを示すようにしている。これによ
り、一対の第2の容量素子の容量値は、混合信号の周波
数が準マイクロ波帯以上であれば小さくてよい。このた
め、IC化が容易になる。
【0022】請求項3に係る発明においては、一対のイ
ンダクタ素子は、混合信号(fc ±fm )の周波数では
ハイインピーダンス、かつデータ信号の周波数ではロー
インピーダンスを示すようにしている。これにより、一
対のインダクタ素子のインダクタンス値は、混合信号の
周波数が準マイクロ波帯以上であれば小さくてよい。こ
のため、IC化が容易になり、第1および第2の混合信
号がインダクタンス素子の他方側に流出するのを防止で
きる。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例の2つのミキサを含む
変調器の構成を示す回路図である。図1において、変調
器は、信号入力端子I1 ,I2 ,I3 と、信号出力端子
O1 ,O2 と、直流電源Eと、2つのチョーク抵抗R1
,R2 と、2つのバランスドミキサ(以下、BMと記
す)1,2と、差動増幅器3と、定電流回路4とを備え
る。
【0024】信号入力端子I1 には、データ信号Ss
(例えば、周波数fs =50kHzの正弦波)が入力さ
れる。信号入力端子I2 には、第1のキャリア信号Sc1
(例えば、周波数fc =1.5GHzの正弦波)が入力
される。信号入力端子I3 には、第1のキャリア信号S
c1と位相が180゜異なる第2のキャリア信号Sc2が入
力される。
【0025】BM1は、2つのFETQ1 ,Q2 と、3
つのコンデンサC1 ,C2 ,C5 と、2つのコイルL1
,L2 とを含む。BM2は、2つのFETQ3 ,Q4
と、3つのコンデンサC3 ,C4 ,C5 と、2つのコイ
ルL3 ,L4 とを含む。すなわち、BM1,2は、コン
デンサC5 を共有している。また、BM1,2は、協働
してダブルバランスドミキサを形成している。
【0026】コンデンサC5 は、各FETQ1 〜Q4 の
ソースSと接地との間に設けられており、各FETQ1
〜Q4 のソースSを直流的に浮かし、交流的に接地する
容量値(例えば、10pF)を有する。コンデンサC1
,C2 は、FETQ1 ,Q2のドレインD間に直列に接
続される。コンデンサC3 ,C4 は、FETQ3 ,Q4
のドレインD間に直列に接続される。各コンデンサC1
,C2 ,C3 ,C4 は、第1および第2の混合信号So
1,So2の周波数ではローインピーダンスを、かつ第1
および第2のデータ信号Ss1,Ss2の周波数fs ではハ
イインピーダンスを示す容量値(例えば、10pF)を
有する。コイルL1 ,L4 は、FETQ1,Q4 のドレ
インD間に直列に接続される。コイルL2 ,L3 は、F
ETQ2 ,Q3 のドレインD間に直列に接続される。コ
イルL1 ,L2 ,L3 ,L4 は、第1および第2の混合
信号So1,So2の周波数ではハイインピーダンスを、か
つ第1および第2のデータ信号Ss1,Ss2ではローイン
ピーダンスを示すインダクタンス値(例えば、10n
H)を有する。
【0027】差動増幅器3は、2つのFETQ5 ,Q6
と、コンデンサC6 とを含む。定電流回路4は、FET
Q7 と、バイアス抵抗R3 とを含む。差動増幅器3およ
び定電流回路4は、チョーク抵抗R1 ,R2 を介して直
流電源Eにより給電されている。なお、BM1,2、差
動増幅器3および定電流回路4は、コンデンサC5 を除
き、1つの基板上でIC化されている。
【0028】BM1,2と差動増幅器3および定電流回
路4とは、チョーク抵抗R1 ,R2を介して直流電源E
により給電されている。ここで、バイアス抵抗R3 で発
生する電圧降下(例えば、0.5V)と、チョーク抵抗
R1 ,R2 で発生する電圧降下(例えば、0.5V)
と、差動増幅器3のFETQ5 ,Q6 を動作させるため
の電圧(例えば、1.5V)と、定電流回路4のFET
Q7 を動作させるための電圧(1.5V)とすると、直
流電源Eは、4Vを給電する必要がある。一方、BM
1,2のFETQ1 〜Q4 を動作させるためには、その
ゲートGに対してそのドレインD・ソースSを正に確保
できる低電圧(例えば、1.5V以下)を直流電源Eか
ら給電できればよい。したがって、直流電源Eは、BM
1,2、差動増幅器3および定電流回路4を動作させる
ために、4Vを給電できれば十分である。
【0029】次いで、図2を用いて、動作を説明する。
図2は図1の変調器の動作を示す波形図であり、特に図
2(a)は第1のキャリア信号Sc1および第2のキャリ
ア信号Sc2を示し、図2(b)は第1のデータ信号Ss1
および第2のデータ信号Ss2を示し、図2(c)は信号
出力端子O1 ,O2 から出力されるAM変調信号Soを
示している。
【0030】直流電源Eから給電されると、差動増幅器
3および定電流回路4においては、チョーク抵抗R1 ,
R2 およびFETQ5 ,Q6 を介してFETQ7 および
バイアス抵抗R3 に一定の直流電流が流れる。一方、B
M1,2においては、直流電源Eから給電されると、コ
ンデンサC5 によりFETQ1 〜Q4 のソースSが直流
的にオープンにされているため、FETQ1 〜Q4 のド
レインDとソースSとがそれぞれ同電位になる。また、
コンデンサC5 により、直流的にオープンにされている
ため、FETQ1 〜Q4 に直流電流が流れることがな
い。したがって、FETQ1 〜Q4 の消費電力が「0」
になり、低電圧動作が可能になる。
【0031】データ信号Ss は、信号入力端子I1 を介
して差動増幅器3のFETQ5 のゲートGに入力されて
いる。ここで、定電流回路4のFETQ7 によって、差
動増幅器3のFETQ5 ,Q6 のソースSおよびドレイ
ンDにそれぞれ流れる電流の和は、一定に規制されてい
る。このため、FETQ5 ,Q6 のドレインDから、相
互に位相が異なる第1のデータ信号Ss1(図2(a)の
実線参照)と、第2のデータ信号Ss2(図2(a)の点
線参照)とが、それぞれ出力される。
【0032】第1のデータ信号Ss1は、BM1,2のコ
イルL1 ,L4 をそれぞれ介して、FETQ1 ,Q4 の
ドレインDにそれぞれ与えられる。第2のデータ信号S
s2は、コイルL2 ,L3 をそれぞれ介して、FETQ2
,Q3 のドレインDにそれぞれ与えられる。一方、第
1のキャリア信号Sc1(図2(b)の実線参照)は、F
ETQ1 ,Q3 のゲートGにそれぞれ与えられている。
また、第2のキャリア信号Sc2(図6(b)の点線参
照)は、FETQ2 ,Q4 のゲートGにそれぞれ与えら
れている。
【0033】FETQ1 は、第1のキャリア信号Sc1
と、第1のデータ信号Ss1とを混合することにより、そ
のドレインDから周波数(fc ±fs )の側波帯成分を
含む混合信号So1を出力する。FETQ2 は、第2のキ
ャリア信号Sc2と、第2のデータ信号Ss2とを混合する
ことにより、そのドレインDから周波数(fc ±fs )
の側波帯成分を含む混合信号So2を出力する。FETQ
3 は、第1のキャリア信号Sc1と、第2のデータ信号S
s2とを混合することにより、そのドレインDから周波数
(fc ±fs )の側波帯成分を含む混合信号So3を出力
する。FETQ4は、第2のキャリア信号Sc2と、第1
のデータ信号Ss1とを混合することにより、そのドレイ
ンDから周波数(fc ±fs )の側波帯成分を含む混合
信号So4を出力する。
【0034】混合信号So1と、混合信号So2とは、コン
デンサC1 ,C2 により合成されている。このため、信
号出力端子O1 から混合信号(So1+So2)が出力され
る。また、混合信号So3と、混合信号So4とは、コンデ
ンサC3 ,C4 により合成されている。このため、信号
出力端子O2 から混合信号(So3+So4)が出力され
る。したがって、信号出力端子O1 ,O2 間には、平衡
なAM変調信号が出力される。
【0035】なお、コンデンサC1 〜C4 は、第1およ
び第2のキャリア信号Sc1,Sc2の周波数fc ではロー
インピーダンスを、かつ第1および第2のデータ信号S
s1,Ss2の周波数fs ではハイインピーダンスを示す容
量値を有している。したがって、第1および第2のデー
タ信号Ss1,Ss2は、コンデンサC1 〜C4 に流れるこ
とはなく、確実にFETQ1 〜Q4 のドレインDに入力
される。また、コイルL1 〜L4 は、第1および第2の
混合信号So1,So2の周波数fc ではハイインピーダン
スを、かつ第1および第2のデータ信号Ss1,Ss2では
ローインピーダンスを示すインダクタンス値を有してい
る。したがって、第1および第2の混合信号So1,So2
等がコイルL1 〜L4 に流れることはない。また、コン
デンサC1 〜C4 の容量値およびコイルL1 〜L4 のイ
ンダクタンス値は混合信号の周波数が準マイクロ波帯以
上であれば小さくてよいため、IC化が容易である。
【0036】図3は、本発明の他の実施例の構成を示す
図である。図3のように、FETQ1 〜Q4 のゲートG
にローカル信号(位相差180゜)を入力し、FETQ
1 〜Q4 のドレインDに直流電圧VccとコンデンサC1
〜C4 を通してRF信号(位相差180゜)を入力し、
ドレインDからコイルL1 〜L4 を通じてRF周波数と
キャリア周波数の差の成分であるIF信号を得ることも
できる。C1 〜C4 はRF信号に対してローインピーダ
ンス、IF信号に対してハイインピーダンス、L1 〜L
4 はRF信号に対してハイインピーダンス、IF信号に
対してローインピーダンスである。IF信号周波数は、
ローカル信号周波数、RF信号周波数に比べて低い。こ
のように、ダウンコンバータのような使い方もできる。
【0037】ここで、本願発明者は、図4に示す回路で
BM1の性能を試験した。また、図5は、混合信号So1
のスペクトラム特性を示す図である。図5において、α
1,α2は混合信号So1の内の必要な信号成分(周波数
fc ±fs )を示し、β0 は混合信号So1の内の第1の
キャリア信号Sc1を示し、β1 〜β12は不要な高調波信
号成分をそれぞれ示している。したがって、搬送波抑圧
度40dB以上、不要波抑圧度40dB以上の良好な結
果が得られていることが解る。また、試験回路では、交
流的な接地を確実にとるために、6.8μFと12pF
をソース接地容量として用い、その他の部品は、低容量
・低インダクタンスのコンデンサC1 ,C2 ,コイルL
1 ,L2 を用いてBM1を構成しているので、IC化に
適しているのが解る。
【0038】なお、上述の実施例では、AM変調器とし
て実施したが、その他の各種変調器、復調器、検波器、
乗算器、周波数変換器、イメージリジェクトミキサ等と
して実施してもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、所定の電
圧がゲートに対してドレイン・ソースを正に確保できる
低電圧でよく、しかも第1および第2のFETに直流電
流が流れることがないので、第1および第2のFETの
消費電力が「0」になり、低電圧動作が可能になる。
【0040】請求項2に係る発明によれば、一対の第2
の容量素子の容量値が小さくてよいので、IC化が容易
になる。
【0041】請求項3に係る発明によれば、一対のイン
ダクタ素子のインダクタンス値が小さくてよいので、I
C化が容易になり、第1および第2の混合信号がインダ
クタンス素子の他方側に流出するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の2つのミキサを含む変調器
の構成を示す回路図である。
【図2】図1の変調器の動作を示す波形図である。
【図3】本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【図4】性能試験用のBM1の回路図である。
【図5】混合信号So1のスペクトラム特性を示す図であ
る。
【図6】従来のミキサを含む変調器の構成を示す図であ
る。
【図7】図6の変調器の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1,2…BM Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 …FET C1 ,C2 ,C3 ,C4 ,C5 …コンデンサ L1 ,L2 ,(L3 ,L4 )…コイル Ss1…第1のデータ信号 Ss2…第2のデータ信号 Sc1…第1のキャリア信号 Sc2…第2のキャリア信号 So1,So2(,So3,So4)…混合信号 D…ドレイン S…ソース G…ゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に位相が180゜異なる一対のキャ
    リア信号と、相互に位相が180゜異なる一対のデータ
    信号とを混合するミキサであって、 そのドレインに所定の電圧と、当該所定の電圧に重畳さ
    れた各前記データ信号の一方とが入力され、かつそのゲ
    ートに各前記キャリア信号の一方が入力されることによ
    り、当該各前記データ信号の一方と、各前記キャリア信
    号の一方とを混合した第1の混合信号を生成する第1の
    FET、 そのドレインに所定の電圧と、当該所定の電圧に重畳さ
    れた各前記データ信号の他方とが入力され、かつそのゲ
    ートに各前記キャリア信号の他方が入力されることによ
    り、当該各前記データ信号の他方と当該各前記キャリア
    信号の他方とを混合した第2の混合信号を生成する第2
    のFET、および前記第1および第2のFETのソース
    をそれぞれ直流的に接地から浮かし、交流的に接地する
    第1の少なくとも1個の容量素子を備える、ミキサ。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2のFETのドレイン
    間に直列に接続され、各前記第1および第2の混合信号
    の周波数ではローインピーダンスを、かつ各前記データ
    信号の周波数ではハイインピーダンスを示し、当該第1
    の混合信号と当該第2の混合信号とを合成することによ
    り第3の混合信号を生成する一対の第2の容量素子をさ
    らに備える、請求項1に記載のミキサ。
  3. 【請求項3】 その一方が前記第1および第2のFET
    のドレインにそれぞれ接続され、前記混合信号の周波数
    ではハイインピーダンス、かつ前記データ信号の周波数
    ではローインピーダンスを示す一対のインダクタ素子を
    さらに備える、請求項1または2に記載のミキサ。
JP18922495A 1995-07-25 1995-07-25 ミキサ Expired - Fee Related JP3189633B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18922495A JP3189633B2 (ja) 1995-07-25 1995-07-25 ミキサ
DE19629921A DE19629921C2 (de) 1995-07-25 1996-07-24 Mischer
US08/686,327 US5686870A (en) 1995-07-25 1996-07-25 Mixer
US08/966,294 US5973576A (en) 1995-07-25 1997-11-07 Mixer for mixing carrier signals and data signals

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18922495A JP3189633B2 (ja) 1995-07-25 1995-07-25 ミキサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0946138A true JPH0946138A (ja) 1997-02-14
JP3189633B2 JP3189633B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=16237662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18922495A Expired - Fee Related JP3189633B2 (ja) 1995-07-25 1995-07-25 ミキサ

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5686870A (ja)
JP (1) JP3189633B2 (ja)
DE (1) DE19629921C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512741A (ja) * 2008-02-18 2011-04-21 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ミキサ回路

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3189633B2 (ja) * 1995-07-25 2001-07-16 株式会社村田製作所 ミキサ
DE69903702T2 (de) * 1998-08-26 2003-07-03 Nippon Telegraph & Telephone Abgestimmter komplementärer Mischer
JP2001044858A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Nec Corp 送信ミキサおよび2帯域出力切り替え高周波送信回路
US6871057B2 (en) * 2000-03-08 2005-03-22 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Mixer circuit
US6687494B1 (en) * 2000-06-30 2004-02-03 International Business Machines Corporation Low power radio telephone image reject mixer
EP1184971A1 (en) * 2000-08-17 2002-03-06 Motorola, Inc. Switching mixer
NL1017773C2 (nl) * 2001-04-04 2002-10-07 Ericsson Telefon Ab L M Versterker-mixer inrichting.
KR100574470B1 (ko) * 2004-06-21 2006-04-27 삼성전자주식회사 전류증폭결합기를 포함하는 선형 혼합기회로
US7560936B1 (en) * 2007-04-24 2009-07-14 Integrated Device Technology, Inc. Method and apparatus for ground bounce and power supply bounce detection
CN113676138B (zh) * 2021-08-23 2023-04-18 电子科技大学 一种高杂散抑制的无源多本振混频器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL6811066A (ja) * 1967-10-19 1969-04-22
US3601715A (en) * 1969-10-30 1971-08-24 Northern Electric Co Transformerless double-balanced modulator apparatus
JPH0642614B2 (ja) * 1987-06-11 1994-06-01 株式会社日立製作所 ミクサ回路
GB2210224B (en) * 1987-09-18 1992-01-22 Marconi Co Ltd Mixer
JP2841978B2 (ja) * 1991-10-30 1998-12-24 日本電気株式会社 周波数逓倍・ミキサ回路
DE4206164C2 (de) * 1992-02-28 1994-12-08 Telefunken Microelectron HF-Mischstufe in Basisschaltung
JP3189633B2 (ja) * 1995-07-25 2001-07-16 株式会社村田製作所 ミキサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011512741A (ja) * 2008-02-18 2011-04-21 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド ミキサ回路

Also Published As

Publication number Publication date
US5686870A (en) 1997-11-11
DE19629921C2 (de) 1999-12-02
DE19629921A1 (de) 1997-01-30
JP3189633B2 (ja) 2001-07-16
US5973576A (en) 1999-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5680078A (en) Mixer
US6329864B2 (en) Semiconductor circuitry
JP3189633B2 (ja) ミキサ
US7589579B2 (en) Mixer circuit
JP3140871B2 (ja) I/q変調器および復調器
JP4536528B2 (ja) 差動用低雑音バイアス回路及び差動信号処理装置
US8476958B2 (en) Mixer circuit
JPS63260204A (ja) 集積結合回路
JP3736024B2 (ja) ダブルバランスドミキサ
US5734295A (en) Quadrature demodulator having active filters formed with emitter follower output stages
JP4163124B2 (ja) 周波数変換器
GB2306820A (en) Mixer
JP3191698B2 (ja) ミキサ装置
JP4152985B2 (ja) パルス変調回路
JP3407568B2 (ja) 不平衡−平衡変換回路
US6191638B1 (en) Mixer circuit including separated local (LO) terminal and intermediate frequency (IF) terminal
JPS63102503A (ja) 二重平衡変調回路
JPH11298255A (ja) ハーモニックミキサ回路
JPH0998067A (ja) 90度移相器
JPH06140839A (ja) 高周波ミキサ回路
JP2001111354A (ja) ダブルバランス形ミキサ回路
JPH0690117A (ja) 高周波ミキサ回路
JPS59193610A (ja) ミキサ回路
JPH04207210A (ja) ミキサ
JPH01500712A (ja) Rf(無線周波)信号のための直流オフセット回路網

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees